特許第5967810号(P5967810)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5967810
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月10日
(54)【発明の名称】遠心バレル研磨機
(51)【国際特許分類】
   B24B 31/033 20060101AFI20160728BHJP
【FI】
   B24B31/033
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-136338(P2012-136338)
(22)【出願日】2012年6月15日
(65)【公開番号】特開2014-620(P2014-620A)
(43)【公開日】2014年1月9日
【審査請求日】2015年4月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】396019631
【氏名又は名称】株式会社チップトン
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】特許業務法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大脇 五郎
【審査官】 須中 栄治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−205449(JP,A)
【文献】 特開昭57−156164(JP,A)
【文献】 特開2001−071254(JP,A)
【文献】 特開昭51−142194(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B24B31/033
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽軸を中心として相対回転するターレットと、
前記ターレットを回転駆動する公転用駆動手段と、
前記ターレットの偏心位置に相対回転可能に設けた複数のバレル槽と、
前記バレル槽と一体回転可能な遊星ロータとを備えた遠心バレル研磨機であって、
前記太陽軸を回転可能に支持する支持部材と、
前記太陽軸を回転駆動する自転用駆動手段と、
前記太陽軸に一体回転可能に設けた太陽ロータと、
前記太陽ロータの回転力を減速して前記遊星ロータに伝達する回転力伝達手段とを備え、
前記回転力伝達手段は、
前記ターレットに固定された減速用支持軸と、
前記減速用支持軸に相対回転し得るように取り付けられ、前記遊星ロータに噛み合わされた小径ギヤと、
ピッチ径が前記小径ギヤよりも大きく、前記小径ギヤに一体回転し得るように結合され、前記減速用支持軸に相対回転し得るように取り付けられ、前記太陽ロータに噛み合わされた大径ギヤとを備えていることを特徴とする遠心バレル研磨機。
【請求項2】
前記自転用駆動手段が、
前記ターレット及び前記バレル槽の下方に配された自転用モータと、
前記自転用モータの出力軸に一体回転可能に設けた自転用駆動プーリと、
前記太陽軸に一体回転可能に設けた自転用従動プーリと、
前記自転用駆動プーリと前記自転用従動プーリとの間に掛け渡された自転用ベルトとを備えて構成されていることを特徴とする請求項1記載の遠心バレル研磨機。
【請求項3】
前記自転用駆動手段が、
前記太陽軸の軸方向における端部に配置されて、前記太陽軸に直結された自転用モータを備えていることを特徴とする請求項1記載の遠心バレル研磨機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠心バレル研磨機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、太陽軸を中心として回転するターレットと、ターレットを回転駆動する公転用駆動手段と、ターレットの偏心位置に相対回転可能に設けた複数のバレル槽と、バレル槽と一体回転可能な遊星ロータと、太陽軸と同心に設けた太陽ロータと、太陽ロータを回転駆動する自転用駆動手段と、太陽ロータの回転力を遊星ロータに伝達する回転力伝達手段とを備えた遠心バレル研磨機が開示されている。この遠心バレル研磨機では、公転用駆動手段によりターレットを回転させてバレル槽と遊星ロータを公転させるとともに、自転用駆動手段により太陽ロータの回転力が遊星ロータに伝達されて遊星ロータが自転する。これにより、バレル槽が遊星回転して研磨が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭62−251066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の遠心バレル研磨機では、太陽軸が固定され、太陽ロータがラジアルベアリングを介して太陽軸に回転可能に支持されている。そのため、太陽ロータの外径(ピッチ径)は、ラジアルベアリングの厚さ寸法分だけ大きくなる。太陽ロータが大径になることは、太陽ロータの回転力を減速して遊星ロータに伝達しようとする場合に、太陽ロータと遊星ロータとの回転速度差が小さくなり、遊星ロータの回転速度を充分に遅くできなくなることを意味する。
【0005】
太陽ロータを大径にしながら、遊星ロータ回転速度を充分遅くするためには、遊星ロータを大径にすれば良いのである。しかし、そうすると、遊星ロータの材料コストがアップしたり、遊星ロータの重量が増してバレル槽と遊星ロータを連結する遊星軸が偏心し易くなる等の不具合を来す原因となる。そのため、遊星ロータを大径化することは好ましくない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、太陽ロータの小径化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための手段として、本発明は、
太陽軸を中心として相対回転するターレットと、
前記ターレットを回転駆動する公転用駆動手段と、
前記ターレットの偏心位置に相対回転可能に設けた複数のバレル槽と、
前記バレル槽と一体回転可能な遊星ロータとを備えた遠心バレル研磨機であって、
前記太陽軸を回転可能に支持する支持部材と、
前記太陽軸を回転駆動する自転用駆動手段と、
前記太陽軸に一体回転可能に設けた太陽ロータと、
前記太陽ロータの回転力を減速して前記遊星ロータに伝達する回転力伝達手段とを備え、
前記回転力伝達手段は、
前記ターレットに固定された減速用支持軸と、
前記減速用支持軸に相対回転し得るように取り付けられ、前記遊星ロータに噛み合わされた小径ギヤと、
ピッチ径が前記小径ギヤよりも大きく、前記小径ギヤに一体回転し得るように結合され、前記減速用支持軸に相対回転し得るように取り付けられ、前記太陽ロータに噛み合わされた大径ギヤとを備えているところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0007】
この構成によれば、太陽軸の外周と太陽ロータの内周との間にラジアルベアリンクが不要なので、太陽ロータの外径を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施例1の遠心バレル研磨機の概略構成図
図2】実施例2の遠心バレル研磨機の概略構成図
図3参考例1の遠心バレル研磨機の概略構成図
図4参考例2の遠心バレル研磨機の概略構成図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の遠心バレル研磨機は、
前記自転用駆動手段が、
前記ターレット及び前記バレル槽の下方に配された自転用モータと、
前記自転用モータの出力軸に一体回転可能に設けた自転用駆動プーリと、
前記太陽軸に一体回転可能に設けた自転用従動プーリと、
前記自転用駆動プーリと前記自転用従動プーリとの間に掛け渡された自転用ベルトとを備えて構成されていてもよい。
この構成によれば、自転用モータをターレット及びバレル槽の下方に配置したので、太陽軸の延長線上に自転用モータを配置した場合に比べて、太陽軸の軸方向に関して小型化することができる。
【0010】
本発明の遠心バレル研磨機は、
前記自転用駆動手段が、
前記太陽軸の軸方向における端部に配置されて、前記太陽軸に直結された自転用モータを備えていてもよい。
この構成によれば、プーリの間にベルトを掛け渡す構造のものに比べて部品点数が少なくて済む。また、ベルトの交換や張力調整等のメンテナンスも不要である。
【0011】
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1を参照して説明する。本実施例1の遠心バレル研磨機Aは、太陽軸10を中心として一対のターレット11を回転させ、ターレット11の偏心位置に配した複数のバレル槽12を遊星回転させることによって、研磨を行うようにしたものである。遠心バレル研磨機Aは、太陽軸10を回転駆動することでバレル槽12を自転させるための自転用駆動手段15と、ターレット11を回転駆動するための公転用駆動手段21と、バレル槽12と一体回転可能な遊星ギヤ28(本発明の構成要件である遊星ロータ)と、太陽軸10に一体回転可能に設けた太陽ギヤ29(本発明の構成要件である太陽ロータ)と、太陽ギヤ29の回転力を遊星ギヤ28に伝達するための減速機構30(本発明の構成要件である回転力伝達手段)とを備えている。
【0012】
太陽軸10は、床面に設置した支持部材13により、軸線を水平に向けた状態で回転可能に支持されている。支持部材13は、一対の軸受板14を備えており、太陽軸10の両端部が軸受板14に貫通された状態で支持されている。太陽軸10を回転させるための自転用駆動手段15は、ターレット11及びバレル槽12の下方に配置した自転用モータ16と、自転用モータ16の自転用出力軸17(本発明の構成要件である出力軸)に一体回転可能に設けた自転用駆動プーリ18と、太陽軸10の一方(図1における右側)の端部10Eに一体回転可能に設けた自転用従動プーリ19と、自転用駆動プーリ18と自転用従動プーリ19との間に掛け渡した自転用Vベルト20(本発明の構成要件である自転用ベルト)とを備えて構成されている。自転用モータ16の回転力は、この自転用駆動手段15により太陽軸10に伝達される。
【0013】
ターレット11は、太陽軸10の軸方向に間隔を空けて一対設けられている。一対のターレット11は、太陽軸10に相対回転し得るように支持されている。ターレット11を回転駆動するための公転用駆動手段21は、ターレット11及びバレル槽12の下方に配置した公転用モータ22と、公転用モータ22の公転用出力軸23に一体回転可能に設けた公転用駆動プーリ24と、一対のターレット11のうち太陽軸10の軸方向において自転用従動プーリ19とは反対側のターレット11の外周に設けた公転用従動プーリ25と、公転用駆動プーリ24と公転用従動プーリ25との間に掛け渡した公転用Vベルト26とを備えて構成されている。公転用モータ22の回転力は、この公転用駆動手段21により一対のターレット11に伝達される。
【0014】
バレル槽12は、両ターレット11の間において太陽軸10(ターレット11の回転中心)から偏心した位置に配されている。バレル槽12の両端面からは一対の遊星軸27が、太陽軸10と平行に突出している。遊星軸27は、ターレット11に貫通された状態で、ターレット11に対して相対回転し得るように支持されている。一対の遊星軸27のうち、太陽軸10の軸線方向において自転用従動プーリ19が配置されている側と同じ側の遊星軸27には、遊星ギヤ28が、バレル槽12及び遊星軸27と一体回転し得るように固着されている。
【0015】
太陽軸10の一方(軸方向において自転用従動プーリ19が配置されている側)の端部10Eには、太陽ギヤ29が、一体に回転し得るように取り付けられている。太陽軸10と太陽ギヤ29を一体回転させるための手段としては、太陽軸10の外周と太陽ギヤ29の内周とに形成したキー溝(図示省略)を連結キー(図示省略)で結合する周知の結合手段を用いることができる。太陽軸10と太陽ギヤ29には、上記の自転用駆動手段15を介すことによって自転用モータ16の回転力が伝達される。そして、太陽ギヤ29に伝達された回転力は、減速機構30を介すことによって遊星ギヤ28に伝達されるようになっている。
【0016】
減速機構30は、減速用支持軸31と、小径ギヤ32と、大径ギヤ33とを備えて構成されている。減速用支持軸31は、一方のターレット11から突出しており、太陽軸10及び遊星軸27と平行をなして固定されている。小径ギヤ32と大径ギヤ33は、ボルト36により一体回転し得るように結合された状態で、減速用支持軸31に相対回転し得るように取り付けられている。小径ギヤ32は遊星ギヤ28に噛み合わされている。小径ギヤ32のピッチ径は遊星ギヤ28のピッチ径よりも小さい。大径ギヤ33は太陽ギヤ29に噛み合わされている。大径ギヤ33のピッチ径は、小径ギヤ32のピッチ径よりも大きい。したがって、太陽ギヤ29(太陽軸10)の回転力は、大径ギヤ33と小径ギヤ32を介すことにより、減速されて遊星ギヤ28に伝達される。
【0017】
本実施例1の遠心バレル研磨機Aは、太陽軸10を回転可能に支持するともとに、太陽軸10と一体回転する太陽ギヤ29を設け、この太陽軸10と太陽ギヤ29の回転力を遊星ギヤ28に伝達するようになっている。つまり、太陽軸10の外周と太陽ギヤ29の中心孔の内周との間には、太陽軸10と太陽ギヤ29を相対回転させるためのラジアルベアリングが不要となっている。したがって、太陽ギヤ29の外径寸法(ピッチ径)は、ラジアルベアリングを介して太陽軸10と太陽ギヤ29を相対回転させる場合に比べると、小さくすることができる。
【0018】
太陽ギヤ29を小径にできるということは、太陽ギヤ29の回転力を減速して遊星ギヤ28に伝達する場合において、遊星ギヤ28のピッチ径(外径)を大きくしなくても、太陽ギヤ29と遊星ギヤ28との回転速度差を拡げて、遊星ギヤ28の回転速度を充分に遅くできることを意味する。遊星ギヤ28を大径にせずに済むので、遊星ギヤ28の材料コストアップを回避できるとともに、遊星ロータの重量増に起因してバレル槽12と遊星ギヤ28を連結する遊星軸27が偏心することも回避できることに繋がる。
【0019】
また、本実施例1の遠心バレル研磨機Aは、自転用駆動手段15が、ターレット11及びバレル槽12の下方に配された自転用モータ16と、自転用モータ16の自転用出力軸17に一体回転可能に設けた自転用駆動プーリ18と、太陽軸10に一体回転可能に設けた自転用従動プーリ19と、自転用駆動プーリ18と自転用従動プーリ19との間に掛け渡された自転用Vベルト20とを備えている。このように自転用モータ16をターレット11及びバレル槽12の下方に配置したことにより、太陽軸10の延長線上に自転用モータ16を配置する場合に比べると、太陽軸10の軸方向に関して小型化が実現されている。
【0020】
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2を図2を参照して説明する。本実施例2の遠心バレル研磨機Bは、太陽軸10と太陽ギヤ29を回転駆動するための自転用駆動手段40を上記実施例1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0021】
本実施例2の自転用駆動手段40は、自転用モータ41を備えて構成されている。自転用モータ41は、太陽軸10の軸方向における一方(軸方向において太陽ギヤ29が配置されている側)の端部10Eにおいて、支持部材13を構成する軸受板14を挟んで太陽ギヤ29とは反対側に配置されている。自転用モータ41は減速用ギヤボックス42を備えており、減速用ギヤボックス42内に配した出力軸(図示省略)が太陽軸10に直結されている。この自転用モータ41の回転力は、直接、太陽軸10に伝達され、太陽軸10の回転力が、減速機構30を介して遊星ギヤ28とバレル槽12に伝達される。本実施例2によれば、プーリの間にベルトを掛け渡す構造のものに比べると、部品点数が少なくて済む。また、ベルトの交換や張力調整等のメンテナンスも不要である。
【0022】
参考例1
次に、本発明の参考例1図3を参照して説明する。本参考例1の遠心バレル研磨機Cは、太陽軸10の回転力をバレル槽12に伝達するための手段を、上記実施例1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0023】
太陽軸10には、太陽プーリ50(本発明の構成要件である太陽ロータ)が一体回転するように取り付けられている。太陽軸10と太陽プーリ50を一体回転させるための手段としては、太陽軸10の外周と太陽プーリ50の内周とに形成したキー溝(図示省略)を連結キー(図示省略)で結合する周知の結合手段を用いることができる。太陽プーリ50は、自転用従動プーリ19とターレット11との間に配置されている。バレル槽12と一体回転する遊星軸27には、遊星プーリ51(本発明の構成要件である遊星ロータ)が一体回転するように取り付けられている。遊星プーリ51の外径は、太陽プーリ50の外径よりも大きい。そして、太陽プーリ50と遊星プーリ51との間には、減速用Vベルト52(本発明の構成要件である回転力伝達手段)が掛け渡されている。
【0024】
太陽軸10に伝達された回転力は、太陽プーリ50と減速用Vベルト52と遊星プーリ51を介すことにより、減速されてバレル槽12に伝達される。本参考例1では、太陽軸10と太陽プーリ50を一体回転させるようにしたので、太陽軸10の外周と太陽プーリ50の中心孔の内周との間には、太陽軸10と太陽プーリ50を相対回転させるためのラジアルベアリングが不要となっている。したがって、太陽プーリ50の外径寸法は、ラジアルベアリングを介して太陽軸と太陽プーリを相対回転させる場合に比べると、小さくすることができる。
【0025】
参考例2
次に、本発明の参考例2図4を参照して説明する。本参考例2の遠心バレル研磨機Dは、上記参考例1の遠心バレル研磨機Cにおいて、太陽軸10と太陽プーリ50を回転駆動するための自転用駆動手段60を、実施例2の自転用駆動手段40と同じ構成としたものである。その他の構成については上記参考例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0026】
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1,2において、減速機構を設けずに、太陽ギヤと遊星ギヤを直接噛み合わせてもよい。
<参考例>
(1)上記参考例1,2において、太陽プーリと遊星プーリとの間に、プーリとベルトを用いた減速手段を介在させる構成も考えられる。
(2)上記参考例1,2では、太陽プーリの外径を遊星プーリの外径よりも小さくしてバレル槽の公転速度よりも自転速度を遅くしたが、これに限らず、太陽プーリの外径を遊星プーリの外径と同じ寸法にしてバレル槽の公転速度と自転速度を同じ速度にする構成や、太陽プーリの外径を遊星プーリの外径よりも大きくしてバレル槽の公転速度より自転速度を速くする構成も考えられる。
【符号の説明】
【0027】
A,B,C,D…遠心バレル研磨機
10…太陽軸
11…ターレット
12…バレル槽
13…支持部材
15,40…自転用駆動手段
16,41…自転用モータ
17…自転用出力軸(出力軸)
18…自転用駆動プーリ
19…自転用従動プーリ
20…自転用Vベルト(自転用ベルト)
21…公転用駆動手段
27…遊星ギヤ(遊星ロータ)
29…太陽ギヤ(太陽ロータ)
30…減速機構(回転力伝達手段)
50…太陽プーリ(太陽ロータ)
51…遊星プーリ(遊星ロータ)
52…減速用Vベルト(回転力伝達手段)
図1
図2
図3
図4