【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI INSTITUTE OF MATERIA MEDICA, CHINESE ACADEMY OF SCIENCES
【文献】
DENG,J. et al,EUR.J.MED.CHEM.,2011年,Vol.46,pp.71-76
【文献】
CAO,M.H. et al,CHINESE CHEMICAL LETTERS,2011年,Vol.22,pp.443-446
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【図面の簡単な説明】
【0085】
【
図1】
図1は、本発明による実施例において単回投与後のICRマウスの血漿におけるDPPIV活性である。
【
図2】
図2は、本発明による実施例において単回投与後のICRマウスの血漿におけるDPPIV活性である。
【
図3】
図3は、本発明による実施例において単回投与後のICRマウスの血漿におけるDPPIV活性である。
【
図4】
図4は、本発明による実施例において単回投与後のICRマウスの血漿におけるDPPIV活性である。
【
図5】
図5は、本発明による実施例において単回投与後のICRマウスの血漿におけるDPPIV活性である。
【
図6】
図6は、本発明による実施例において単回投与後のICRマウスの血漿におけるDPPIV活性である。
【0086】
【
図7】
図7は、本発明による実施例において単回投与後の経口ブドウ糖負荷曲線および曲線下面積である。
【
図8】
図8は、本発明による実施例において単回投与後の経口ブドウ糖負荷曲線および曲線下面積である。
【
図9】
図9は、本発明による実施例において単回投与後の経口ブドウ糖負荷曲線および曲線下面積である。
【
図10】
図10は、本発明による実施例において単回投与後の経口ブドウ糖負荷曲線および曲線下面積である。
【
図11】
図11は、本発明による実施例において各投与量でDC291009を単回投与後の経口ブドウ糖負荷曲線および曲線下面積である。
【
図12】
図12は、本発明による実施例において各投与量でDC291009を単回投与後の経口ブドウ糖負荷曲線および曲線下面積である。
【
図13】
図13は、本発明による実施例においてラットの胃灌流および静脈注射によってDC291407を投与後の代謝物M1の血漿濃度-時間曲線で、ここで、Aはラットの20mg/kgのDC291407を胃灌流後の代謝物M1の血漿濃度-時間曲線で、Bは10mg/kgのDC291407を静脈注射後の代謝物M1の血漿濃度-時間曲線である。
【0087】
具体的な実施形態
以下の実施例では、例を挙げて本発明をさらに説明する。これらの実施例は本発明を説明するためのものだけで、何らかに本発明を制限することがない。実施例における全てのパラメーターおよび他の説明は、別途に説明しない限り、いずれも質量に基づいたものである。
【0088】
サンプルの分析データは、以下の機械で測定される。核磁気共鳴は、GEMINI-300型、Bruker AMX-400型およびINVOA-600型の核磁気共鳴装置で測定され、内部標準をTMS(テトラメチルシラン)と、化学シフトの単位をppmと、結合定数の単位をHzとする。質量分析は、Finnigan MAT-711型、MAT-95および LCQ-DECA型の質量分析装置とIonSpec 4.7 Tesla質量分析装置で測定される。
【0089】
カラムクロマトグラフィーは、シリカゲル200-300メッシュ(青島海洋化工社製)を使用する。TLCシリカゲル板は、煙台化工社製のHSGF-254型の薄層クロマトグラフィーの既製板である。石油エーテルの沸点範囲は60-90℃である。紫外線ランプを使用し、ヨウ素で呈色する。特に説明しない限り、以下の実施例で使用される常用の試薬、薬品は、いずれも国薬グループから購入される。実験で使用される試薬および溶媒は、いずれも反応の具体的な様子によって扱う。
【0090】
実施例1:化合物1の合成
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0091】
化合物1-2の合成:
化合物1-1(2g、10.2mmol)を50mlのTHFに溶解させ、窒素保護下で-78℃で15分間撹拌した後、6.1mlの2.5M(15.3mmol)のn-ブチルリチウムのn-ヘキサン溶液を滴下し、-78℃に保ったままで1時間撹拌した後、NFSI(N-フルオロベンゼンスルホンイミド)(6.42g、20.4mmol)のTHF(10ml)溶液を滴下し、-78℃で15分間撹拌した後、室温にして30分間撹拌し、50mlの飽和塩化アンモニウムを入れ、酢酸エチルで抽出し、カラムクロマトグラフィーで分離して白色固体1.56gを得た。
白色固体を氷酢酸40mlに溶解させ、NaI(4.3g、29mmol)を入れて80℃で2時間反応させ、反応液を氷水に入れ、30分間撹拌し、大量の固体が析出し、吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥して産物1-2(1.34g)を得て、収率が71%であった。MS:187.0[M+H]
+。
【0092】
化合物1-3の合成:
化合物1-2(1.34g、7.2mmol)を20mlの塩化ホスホリルに溶解させ、一晩還流し、反応液を200mlの氷水混合物に入れ、30min撹拌し、大量の固体が析出し、吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥して産物1-3(1.12g)を得て、収率が69.7%であった。MS:224.9[M+H]
+。
【0093】
化合物1-4の合成:
化合物1-3(1.12g、5.0mmol)を20mlのTHFに溶解させ、25mlの1Mの水酸化ナトリウム溶液を入れ、窒素保護下で一晩撹拌し、THFを蒸発して除去し、1Mの塩酸溶液を入れてpH値を7に調節し、大量の固体が析出し、吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥して産物1-4(0.97g)を得て、収率が95%であった。MS:206.9[M+H]
+。
【0094】
化合物1-5の合成:
化合物1-4(0.97g、4.75mmol)をDMEとDMFの混合溶媒40ml(体積比2:1)に溶解させ、0℃で60%のNaH(0.247g、6.18mmol)を入れ、30分間撹拌した後、1gの無水臭化リチウムを入れ、室温にして15分間撹拌し、さらに2-シアノ臭化ベンジル1gを入れ、70℃で一晩反応させ、100mlの水を入れ、大量の固体が析出し、吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥して産物1-5(1.37g)を得て、収率が90%であった。MS:322.0[M+H]
+。
【0095】
化合物1-6の合成:
化合物1-5(1.37g、4.3mmol)を1,4-ジオキサンに溶解させ、(R)-3Bocアミノピペリジン(0.946g、4.73mmol)を入れ、1.5mlのDIPEA(N,N-ジイソプロピルエチルアミン)を入れ、120℃で1時間撹拌し、酢酸で抽出し、溶媒を回転乾燥し、カラムクロマトグラフィーで分離して化合物1-6(1.87g)を得て、収率が90%であった。MS:484.0[M+H]
+。
【0096】
化合物1の合成:
化合物1-6(1.87g、3.87mmol)をDCM 40mlに溶解させ、15mlのTFAを入れ、室温で4時間撹拌し、溶媒を回転乾燥し、残留物を50mlの酢酸エチルに溶解させ、炭酸カリウムの飽和溶液で洗浄し、塩化ナトリウムの飽和溶液で洗浄し、溶媒を回転乾燥し、カラムクロマトグラフィーで分離して(DCM:CH
3OH=5:1)化合物1(1.32g)を得て、収率が90%であった。MS:384.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.03(1H,d,J=8) ,7.20(1H,d,J=8.2),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) , 7.62(1H,d,J=7.2) 。
【0097】
実施例2:化合物2の合成
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1における化合物1-1を化合物2-1に替え、合成方法は実施例1を参照し、合成して化合物2を得た。MS:384.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.03(1H,d,J=8) , 7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) , 7.62(1H,d,J=7.2) , 7.75(1H,d,J=8.2) 。
【0098】
実施例3:化合物3の合成
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1における化合物1-2の合成で用いられたNFSIをNBS(N-ブロモスクシンイミド)に替え、ほかは実施例1の合成方法を参照し、合成して化合物3を得た。MS:446.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.03(1H,d,J=8) ,7.14(1H,s),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) , 7.62(1H,d,J=7.2) 。
【0099】
実施例4:化合物4の合成
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0100】
化合物4-2の合成:
化合物4-1(4g)と尿素(10g)を100mlナスフラスコに入れ、均一に混合した後、180℃に加熱して4時間反応させ、100mlの水を入れ、大量の固体が析出し、吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥して産物4-2(3.5g)を得て、収率が81.7%であった。MS:169.0[M+H]
+。
【0101】
化合物4-3の合成:
3.5gの化合物4-2を60mlの氷酢酸に溶解させ、臭素6.66gを入れ、24時間還流し、反応液を氷水に入れ、大量の固体が析出し、吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥して産物4-3(4.1g)を得て、収率が80%であった。MS:248.9[M+H]
+。
化合物4-4から化合物4までの合成は実施例1の合成方法を参照し、合成して化合物4を得た。MS:446.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.03(1H,d,J=8) , 7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) , 7.62(1H,d,J=7.2) , 7.68(1H,s) 。
【0102】
実施例5:化合物5の合成
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1における化合物1-2の合成で用いられたNFSIをヨウ素に替え、ほかは実施例1の合成方法を参照し、合成して化合物5を得た。MS:492.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.03(1H,d,J=8) ,7.16(1H,s),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) , 7.62(1H,d,J=7.2) 。
【0103】
実施例6:化合物6の合成
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0104】
化合物6-2の合成:
化合物1-1(2g、10.2mmol)を100mlのCCl
4に溶解させ、ビス(トリフルオロアセチルオキシ)ヨードベンゼン(5.2g、12.2mmol)、ヨウ素(5.7g、22.4mmol)を入れ、室温で一晩撹拌し、溶媒を回転乾燥し、カラムクロマトグラフィーで分離して化合物7-2(1.2g)を得て、収率が36.7%であった。MS:322.9 [M+H]
+。
化合物6-3から化合物6までの合成は実施例1を参照し、合成して化合物6を得た。MS:492.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.03(1H,d,J=8),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8),7.62(1H,d,J=7.2),7.69(1H,s) 。
【0105】
実施例7:化合物7の合成
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0106】
化合物7-2の合成:
化合物7-1(2g、10.2mmol)を100mlのCCl
4に溶解させ、ビス(トリフルオロアセチルオキシ)ヨードベンゼン(5.2g、12.2mmol)、ヨウ素(5.7g、22.4mmol)を入れ、室温で一晩撹拌し、溶媒を回転乾燥し、カラムクロマトグラフィーで分離して化合物7-2(1.2g)を得て、収率が36.7%であった。MS:322.9 [M+H]
+。
【0107】
化合物7-3の合成:
化合物7-2(1.2g、3.72mmol)をNMPとDMFの混合溶媒(25ml、1:1)に溶解させ、10%CuI、10% o-フェナントロリン、KF(0.42g、0.745mmol)を入れ、60℃で24時間反応させ、抽出し、カラムクロマトグラフィーで分離して化合物7-3(0.68g)を得て、収率が69%であった。MS:265.0 [M+H]
+。
化合物7-4から化合物7までの合成は実施例1の合成方法を参照し、合成して化合物7を得た。MS:434.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s),7.03(1H,d,J=8),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8),7.62(1H,d,J=7.2) ,7.76(1H,s)。
【0108】
実施例8:化合物8の合成
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0109】
化合物8-2の合成:
化合物8-2の合成は化合物4-2の合成を参照する。
【0110】
化合物8-3の合成:
化合物8-2(10g、59.5mmol)を30mlの0℃の硫酸と硝酸の混合液(1:1)に入れ、0℃に保ったまま30分間反応させた後、室温にして2時間撹拌し、反応液を氷水に入れ、30分間撹拌し、大量の固体が析出し、吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥して産物8-3(6.8g)を得て、収率が53.6%であった。MS:213.9[M+H]
+。
【0111】
化合物8-4の合成:
化合物8-3(6.8g、31.9mmol)を40mlの塩化フェニルホスホン酸に溶解させ、180℃で4時間反応させ、反応液を氷水に入れ、30分間撹拌し、大量の固体が析出し、吸引濾過し、カラムクロマトグラフィーで分離して化合物8-4(3g)を得て、収率が39.3%であった。MS:238.9[M+H]
+。
化合物8-5から化合物8までの合成は実施例1の合成方法を参照し、合成して化合物8を得た。MS:400.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s),7.03(1H,d,J=8) ,7.15(1H,s),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8),7.62(1H,d,J=7.2)。
【0112】
実施例9:化合物9の合成
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
化合物9の合成は化合物8の合成を参照し、合成して化合物9を得た。MS:400.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.03(1H,d,J=8),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8),7.62(1H,d,J=7.2) ,7.68(1H,s)。
【0113】
実施例10:化合物10の合成
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
化合物10の合成は化合物8の合成を参照し、合成して化合物10を得た。MS:434.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m),3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s),7.03(1H,d,J=8),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8),7.62(1H,d,J=7.2)。
【0114】
実施例11:化合物11の合成
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0115】
化合物11-2の合成:
化合物11-1(1g、4.9mmol)を無水メタノール30mlに溶解させ、4当量のNaOMeを入れ、2時間還流し、反応させた後、30mlの水を入れ、大量の固体が析出し、吸引濾過して化合物11-2(0.95g)を得て、収率が99%であった。MS:197.1[M+H]
+。
NFSIをヨードメタンに替え、化合物1-2の合成を参照し、化合物11-3を得た。
化合物11-7の合成は、化合物1-5の合成を参照する。
【0116】
化合物11-8の合成:
化合物11-7(500mg、1.6mmol)を20mlの四塩化炭素に溶解させ、1.5当量のNBS(N-ブロモスクシンイミド)、触媒量の過酸化ベンゾイルを入れ、一晩還流し、反応させた後、塩化メチレンで抽出し、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィーで分離して化合物11-8(250mg)を得て、収率が40%であった。MS:393.9 [M+H]
+。
【0117】
化合物11-9の合成:
上述化合物11-8をアセトニトリルに溶解させ、2eqの酢酸ナトリウム、触媒量の18-クラウンを入れ、5時間還流し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィーで分離して白色固体(化合物11-9、170mg)を得て、収率が72%であった。MS:374.1 [M+H]
+。
【0118】
化合物11-10の合成:
化合物1-6の合成を参照する。
【0119】
化合物11-11の合成:
化合物11-10(200mg、0.372mmol)をメタノールに溶解させ、2当量の10%水酸化ナトリウム水溶液を入れ、10分間撹拌し、酢酸エチルで抽出し、蒸発して乾燥し、泡沫状固体11-11(180mg)を得て、収率が98%であった。MS:496.2 [M+H]
+。
【0120】
化合物11-12の合成:
化合物11-11(180mg)を20mlのアセトンに溶解させ、氷浴で2.7Mのジョーンズ試薬2.5当量を滴下し、滴下後室温で1時間撹拌し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、蒸発して乾燥し、泡沫状固体(化合物11-12、166mg)を得て、収率が90%であった。MS:510.2 [M+H]
+。
【0121】
化合物11-13の合成:
化合物11-12(166mg)を20mlのトルエンに溶解させ、1.5当量のジフェニルリン酸アジドを入れ、1時間還流し、5mlの水を入れ、さらに1時間還流し、酢酸エチルで抽出し、カラムクロマトグラフィーで分離して化合物11-13(109mg)を得て、収率が70%であった。MS:481.2 [M+H]
+。
【0122】
化合物11-14の合成:
化合物11-13(109mg)を5mlのDMFに溶解させ、1.5当量のヨードメタン、2当量の炭酸セシウムを入れ、室温で一晩撹拌し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、蒸発して乾燥し、化合物11-14(96mg)を得て、収率が85%であった。MS:495.2 [M+H]
+。
化合物11の合成は化合物1の合成を参照し、合成して化合物11を得た。MS:395.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.73(3H,s),2.88(2H,m),3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s),6.50(1H,s),7.03(1H,d,J=8),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8),7.62(1H,d,J=7.2)。
【0123】
実施例12:化合物12の合成
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
ヨードメタンをヨードエタンに替え、化合物11の合成を参照し、合成して化合物12を得た。MS:409.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.14(3H,t) ,1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.75(2H,m) ,2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,6.50(1H,s),7.03(1H,d,J=8) , 7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) , 7.62(1H,d,J=7.2) 。
【0124】
実施例13:化合物13の合成
【化62】
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ヨードメタンをヨードベンゼンに替え、同時に反応液に触媒量のPd
2(dba)
3(トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム)、Xantphos(4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン)および2当量のCsCO
3を入れ、化合物11の合成を参照し、合成して化合物13を得た。MS:457.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,6.60(1H,s),7.03(9H,m)。
【0125】
実施例14:化合物14の合成
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
ヨードメタンを臭化ベンジルに替え、化合物11の合成を参照し、合成して化合物14を得た。MS:470.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),4.98(2H,s) ,5.52(2H,s) ,6.60(1H,s),7.03(9H,m)。
【0126】
実施例15:化合物15の合成
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0127】
化合物15-1の合成:
化合物11-11(200mg)をテトラヒドロフランに溶解させ、1.1当量のメタンスルホニルクロリド、1.2当量のトリエチルアミンを入れ、室温で30分間撹拌した後、2Mメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液を入れ、室温で4時間撹拌し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィーで分離して化合物15-1(164mg)を得て、収率が80%であった。MS:509.2 [M+H]
+。
化合物15の合成は実施例1における化合物1の合成を参照し、合成して化合物15を得た。MS:409.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.78(3H,s),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),3.52(2H,s),5.52(2H,s) ,6.50(1H,s),7.03(1H,d,J=8),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8),7.62(1H,d,J=7.2)。
【0128】
実施例16:化合物16の合成
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
メチルアミンのテトラヒドロフラン溶液をジメチルアミン塩酸塩に替え、化合物15の合成方法を参照し、化合物16を合成した。MS:423.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.78(6H,s) ,2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),3.52(2H,s),5.52(2H,s) ,6.50(1H,s),7.03(1H,d,J=8) ,7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) ,7.62(1H,d,J=7.2) 。
【0129】
実施例17:化合物17の合成
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
メチルアミンのテトラヒドロフラン溶液をベンジルアミンに替え、化合物15の合成方法を参照し、化合物17を合成した。MS:485.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),3.52(2H,s),4.98(2H,s) ,5.52(2H,s),6.60(1H,s),7.03(9H,m)。
【0130】
実施例18:化合物18の合成
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
化合物18の合成は実施例11の合成方法を参照し、合成して化合物18を得た。MS:395.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.73(3H,s) ,2.88(2H,m),3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s),7.03(1H,d,J=8), 7.15(1H,s), 7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) , 7.62(1H,d,J=7.2) 。
【0131】
実施例19:化合物19の合成
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
実施例18の合成方法を参照し、合成して化合物19を得た。MS:409.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.14(3H,t) ,1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.70(2H,m) ,2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.03(1H,d,J=8) , 7.15(1H,s) , 7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) , 7.62(1H,d,J=7.2)。
【0132】
実施例20:化合物20の合成
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
実施例18の合成方法を参照し、合成して化合物20を得た。MS:470.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m), 2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),4.98(2H,s) ,5.52(2H,s) ,7.13(10H,m)。
【0133】
実施例21:化合物21の合成
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
o-シアノ臭化ベンジルをo-クロロ臭化ベンジルに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物21を得た。MS:455.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.13(1H,d,J=5.6) , 7.21(1H,t,J=5.6),7.36(1H,t,J=5.6) , 7.52(1H,d,J=4.8) , 7.68(1H,s) 。
【0134】
実施例22:化合物22の合成
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
o-シアノ臭化ベンジルをp-クロロ臭化ベンジルに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物22を得た。MS:455.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) ,7.3(4H,m) ,7.70(1H,s) 。
【0135】
実施例23:化合物23の合成
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
o-シアノ臭化ベンジルをp-メトキシ臭化ベンジルに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物23を得た。MS:451.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),3.62(3H,s),5.52(2H,s) ,6.8(2H,d,J=3.6) ,7.2(2H,d,J=3.6) ,7.70(1H,s) 。
【0136】
実施例24:化合物24の合成
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
o-シアノ臭化ベンジルをp-メチル臭化ベンジルに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物24を得た。MS:435.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.34 (3H,s) ,2.67(1H,m),2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s) , 7.1(4H,m) ,7.80(1H,s) 。
【0137】
実施例25:化合物25の合成
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
R-3Bocアミノピペリジンを2-Bocアミノエチルアミンに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物25を得た。MS:406.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ2.76(2H,t) ,3.1(2H,t),5.52(2H,s),7.03(1H,d,J=8),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) ,7.62(1H,d,J=7.2),7.68(1H,s)。
【0138】
実施例26:化合物26の合成
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
R-3BocアミノピペリジンをR-3Bocアミノピロリジンに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物26を得た。MS:432.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.69(1H,m),1.94(1H,m),2.52(1H,m),2.65(1H,m),2.75(2H,m),3.1(1H,m),5.52(2H,s),7.03(1H,d,J=8),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8),7.62(1H,d,J=7.2),7.68(1H,s)。
【0139】
実施例27:化合物27の合成
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
実施例4における化合物4-1を化合物27-1に替え、化合物27-2、27-3、27-4、27-5、27-6、27はそれぞれ化合物4-2、4-4、4-5、4-6、4-7、4の合成方法を参照し、合成して化合物27を得た。MS:420.1[M+H]
+。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 7.69-7.60 (m, 2H), 7.52-7.31 (m, 2H), 5.56-5.52 (m, 1H), 5.44-5.40 (m, 1H), 3.35-3.25 (m, 3H), 3.02-2.85 (m, 5H), 2.74-2.68 (m, 3H), 2.21 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 2.02-1.97 (m, 2H), 1.64-1.58 (m, 3H) 。
【0140】
実施例28:化合物28の合成
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
化合物28の合成は、化合物11-11を原料として、化合物1-6の反応を参照して化合物1を得て、合成して化合物28を得た。MS:396.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m), 2.88(2H,m) ,3.21(1H,m),3.39(1H,m),3.89(2H,s),5.52(2H,s) ,6.50(1H,s),7.03(1H,d,J=8) , 7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8) , 7.62(1H,d,J=7.2) 。
【0141】
実施例29:化合物29の合成
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
R-3Bocアミノピペリジンを2-アミノエタノールに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物29を得た。MS:406.9[M+H]
+。
【0142】
実施例30:化合物30の合成
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
R-3BocアミノピペリジンをN
1メチルN
2BOCエチレンジアミンに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物30を得た。MS:420.0[M+H]
+。
【0143】
実施例31:化合物31の合成
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
R-3Bocアミノピペリジンをt-ブチル[(2-フェニルアミノ)エチル]カーバメートに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物31を得た。MS:482.0[M+H]
+。
【0144】
実施例32:化合物32の合成
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
R-3BocアミノピペリジンをR-3-Bocアミノシクロヘプチルアミンに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物32を得た。MS:460.0[M+H]
+。
【0145】
実施例33:化合物33の合成
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
R-3Bocアミノピペリジンをピペリジン-3-カルボン酸エチルに替え、化合物4の合成方法を参照し、合成して化合物33を得た。MS:503.0[M+H]
+。
【0146】
実施例34:化合物34の合成
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1-2を化合物34-2に替え、化合物1の合成方法を参照し、合成して化合物34を得た。MS:464.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m),3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.52(2H,s),7.03(1H,d,J=8),7.31(1H,t,J=8),7.46(1H,t,J=8),7.62(1H,d,J=7.2)。
【0147】
実施例35:化合物35の合成
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1-2を化合物35-2に替え、化合物1の合成方法を参照し、合成して化合物35を得た。MS:523.9[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m),3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.59(2H,s),7.08(1H,d,J=8),7.36(1H,t,J=8),7.42(1H,t,J=8),7.67(1H,d,J=7.2)。
【0148】
実施例36:化合物36の合成
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1-2を化合物36-2に替え、化合物1の合成方法を参照し、合成して化合物36を得た。MS:418.0[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m),3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.59(2H,s),7.04(1H,d,J=8),7.33(1H,t,J=8),7.40(1H,t,J=8),7.61(1H,d,J=7.2)。
【0149】
実施例37:化合物37の合成
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1-2を化合物37-2に替え、化合物1の合成方法を参照し、合成して化合物37を得た。MS:402.1[M+H]
+。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3):δ1.25(1H,m),1.67(1H,m),1.76(1H,m),1.96(1H,m),2.67(1H,m),2.88(2H,m),3.21(1H,m),3.39(1H,m),5.59(2H,s),7.07(1H,d,J=8),7.35(1H,t,J=8),7.42(1H,t,J=8),7.65(1H,d,J=7.2)。
【0150】
実施例38:化合物38の合成
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0151】
化合物38-1の合成:
化合物11-12(100mg)をDMFに溶解させ、1.5当量のヨードメタン、2当量の炭酸セシウムを入れ、室温で1時間撹拌し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、蒸発して乾燥し、化合物38-1の粗製品100mgを得た。
化合物38の合成は、化合物1の合成方法を参照し、合成して化合物38を得た。
1H-NMR (CDCl
3-d
3): δ= 7.761(s, 1H), 7.610(d, 1H), 7.493(t, 1H), 7.320(t, 1H), 7180(d,1H), 5.500(quartet, 2H), 3.895(s,3H), 3.680(d,2H), 3.355(m,1H), 3.010(m,2H), 2.150(m, 1H), 1.894(m,2H), 1.644(m, 1H); LC-MS m/z 424.1 [M+H]
+。
【0152】
実施例39:化合物39の合成
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
化合物11-12(100mg、0.237mmol)を塩酸エチルエーテル20mlに溶解させ、室温で1時間撹拌し、蒸発して乾燥し、化合物39(70mg)を得て、収率が80%であった。MS:410.1 [M+H]
+。
【0153】
実施例40:化合物40の合成
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
化合物11-12(100mg)を10mlのDCMに溶解させ、1.5当量のシクロプロピルアミン、2当量のEDCI、3.5当量のHOBt、触媒量のDMAPを入れ、室温で一晩撹拌し、塩化メチレンで抽出し、カラムクロマトグラフィーで分離して化合物40-1(75mg)を得て、収率が70%であった。MS:549.2 [M+H]
+。
化合物40の合成は化合物1の合成の最後の工程を参照し、化合物40を得た。MS:449.2[M+H]
+。
【0154】
実施例41:化合物41の合成
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
化合物40の合成におけるシクロプロピルアミンをベンジルアミンに替え、化合物40の合成を参照し、化合物41を得た。MS:499.2[M+H]
+。
【0155】
実施例42:化合物42の合成
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
化合物40の合成におけるシクロプロピルアミンをフェニルアミンに替え、化合物40の合成を参照し、化合物41を得た。MS:485.1[M+H]
+。
【0156】
実施例43:化合物43の合成
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
化合物28の合成を参照し、化合物43を得た。
1H NMR(CDCl
3): δ 7.64(m, 2H), 7.52(t, J = 7.6HZ, 1H), 7.37(t, J = 7.6HZ, 1H), 7.23(m, 1H), 5.25-5.72(m, 2H), 4.72(m, 2H), 3.51(m, 2H), 3.31(m, 3H), 1.95(m, 2H), 1.75(m, 1H), 1.56(m, 1H); LC-MS m/z 396.1 [M+H]
+。
【0157】
実施例44:化合物44の合成
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
化合物39の合成方法を参照し、合成して化合物44を得た。MS:410.1[M+H]
+。
【0158】
実施例45:化合物45の合成
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0159】
化合物45-1の合成:
化合物18-10(100mg)を20mlのアセトニトリルに溶解させ、1.5当量の二炭酸ジ-t-ブチル、1.5当量の炭酸アンモニウム、1.5当量のピリジンを入れ、室温で一晩撹拌し、酢酸エチルで抽出し、1M塩酸で洗浄し、水で洗浄し、蒸発して乾燥し、カラムクロマトグラフィーで分離して白色の泡沫状固体45-1(80mg)を得て、収率が81%であった。MS:509.1 [M+H]
+。
化合物45の合成は化合物1の合成方法を参照し、合成して化合物45を得た。MS:409.1[M+H]
+。
【0160】
実施例46:化合物46の合成
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
化合物40の合成におけるシクロプロピルアミンをピリジン-2-メチレンアミンに替え、化合物40の合成方法を参照し、化合物46を得た。MS:450.1[M+H]
+。
【0161】
実施例47:化合物47の合成
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
化合物46の合成におけるピリジン-2-メチレンアミンをフェニルアミンに替え、化合物46の合成を参照し、化合物47を得た。MS:484.2[M+H]
+。
【0162】
実施例48:化合物48の合成
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
化合物46の合成におけるピリジン-2-メチレンアミンをベンジルアミンに替え、化合物46の合成を参照し、化合物48を得た。MS:499.2[M+H]
+。
【0163】
実施例49:化合物49の合成
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
化合物7の合成における2-ブロモメチルベンゾニトリルを3-ブロモメチル-2-シアノ安息香酸に替え、化合物7の合成を参照し、化合物49を得た。MS:478.1[M+H]
+。
【0164】
実施例50:化合物50の合成
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
化合物7の合成における2-ブロモメチルベンゾニトリルを3-ブロモメチル-2-シアノベンズアミドに替え、化合物7の合成を参照し、化合物50を得た。MS:477.1[M+H]
+。
【0165】
実施例51:化合物51の合成
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
化合物7の合成における2-ブロモメチルベンゾニトリルを2-ブロモメチル-5-ヒドロキシベンゾニトリルに替え、化合物7の合成を参照し、化合物51を得た。MS:450.1[M+H]
+。
【0166】
実施例52:化合物52の合成
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
化合物7の合成におけるR-3Bocアミノピペリジンを4-Bocピペラジンに替え、化合物7の合成を参照し、化合物52を得た。MS:420.1[M+H]
+。
【0167】
実施例53:化合物53の合成
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
化合物27-2を化合物53-2に替え、化合物27の合成方法を参照し、合成して化合物53を得た。MS:406.2[M+H]
+。
【0168】
実施例54:化合物54の合成
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
化合物18の合成におけるメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液をピペリジン-4-カルボン酸メチルに替え、化合物18の合成を参照し、化合物54を得た。MS:521.2[M+H]
+。
【0169】
実施例55:化合物55の合成
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
化合物18の合成におけるメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液をモルホリンに替え、化合物18の合成を参照し、化合物55を得た。MS:465.2[M+H]
+。
【0170】
実施例56:化合物56の合成
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
化合物18-8を得た後、化合物1の合成を参照し、化合物56を得た。MS:465.2[M+H]
+。
【0171】
実施例57:化合物57の合成
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
化合物57の合成は化合物38の合成を参照し、化合物57を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 8.52(s, 1H), 7.65(dd, J =7.6HZ, 1H), 7.50(m, 1H), 7.36(m, 1H), 7.18(d, J =8HZ, 1H), 5.25-5.72(m, 2H), 3.91(s, 3H), 3.71(m, 1H), 3.60(m, 1H), 3.39(m, 2H), 3.22(m, 1H), 2.30(m, 1H), 2.00(m, 1H) , 1.82(m, 1H) , 1.57(m, 1H); LC-MS m/z 424.1 [M+H]+。
【0172】
実施例58:化合物58の合成
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
化合物46の合成におけるピリジン-2-メチレンアミンをグリシンエチル、化合物46の合成方法を参照し、合成して化合物58を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 8.55(m, 1H), 7.60(m, 1H), 7.48(m, 1H), 7.32(m, 1H), 7.12(m, 1H), 5.43(m, 2H), 4.20(m, 4H), 3.20(m, 2H), 3.05(m, 1H), 2.87(m, 2H), 2.00(m, 1H), 1.76(m, 1H), 1.65(m, 1H) , 1.35(m, 1H) , 1.26(m, 3H); LC-MS m/z 495.2 [M+H]+。
【0173】
実施例59:化合物59の合成
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをバリンメチルに替え、化合物58の合成を参照し、化合物59を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 9.42(d, J =8.8HZ, 1H), 8.61(s, 1H), 7.66(dd, J =7.6HZ, 1H), 7.53(m, 1H), 7.37(m, 1H), 7.16(d, J =8HZ, 1H), 5.55(m, 2H), 4.88(m, 1H), 3.76(s, 3H), 3.55(m, 1H), 3.25(m, 2H), 2.98(m, 2H), 2.05(m, 1H) , 1.90(m, 1H) , 1.66(m, 1H), 1.50(m, 1H), 1.01(m, 6H); LC-MS m/z 523.2 [M+H]+。
【0174】
実施例60:化合物60の合成
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをエタノールアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物60を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 8.57(m, 1H), 7.62(m, 1H), 7.51(m, 1H), 7.35(m, 1H), 7.17(m, 1H), 5.43(m, 2H), 3.75(m, 2H), 3.60(m, 2H), 3.3(m, 2H), 3.12(m, 2H), 2.80(m, 1H) , 2.05(m, 1H) , 1.72(m, 2H) , 1.52(m, 1H); LC-MS m/z 453.2 [M+H]+。
【0175】
実施例61:化合物61の合成
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをメチルアミン塩酸塩に替え、化合物58の合成を参照し、化合物61を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 8.56(m, 1H), 7.62(m, 1H), 7.51(m, 1H), 7.35(m, 1H), 7.17(m, 1H), 5.45(m, 2H), 3.48(m, 1H), 3.33(m, 1H), 3.19(m, 2H), 2.99(s, 3H), 2.86(m, 1H) , 2.03(m, 1H) , 1.86(m, 1H) , 1.70(m, 1H), 1.491(m, 1H); LC-MS m/z 423.2 [M+H]+。
【0176】
実施例62:化合物62の合成
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをチロシンメチルに替え、化合物58の合成を参照し、化合物62を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 9.32(m, 1H), 8.57(m, 1H), 7.50(m, 2H), 7.31(m, 1H), 7.14(m, 1H), 6.75(m, 4H), 5.30(m, 3H), 3.73(m, 3H), 3.20(m, 6H), 2.86(m, 1H), 1.98(m, 1H), 1.65(m, 2H) , 1.44(m, 1H); LC-MS m/z 587.2 [M+H]+。
【0177】
実施例63:化合物63の合成
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをジメチルアミン塩酸塩に替え、化合物58の合成を参照し、化合物63を得た。MS:437.2 [M+H]
+。
【0178】
実施例64:化合物64の合成
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルを4-メチルベンジルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物64を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 9.19(m, 1H), 8.62(m, 1H), 7.63(m, 1H), 7.50(m, 1H), 7.30(m, 3H), 7.15(m, 3H), 5.49(s, 2H), 4.60(d, J = 6.4HZ, 2H), 3.02(m, 2H), 2.85(m, 1H), 2.55(m, 2H), 1.85(m, 1H) , 1.65(m, 1H) , 1.50(m, 1H) , 1.33(m, 1H); LC-MS m/z 499.2 [M+H]+。
【0179】
実施例65:化合物65の合成
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをシクロプロピルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物65を得た。MS:449.2 [M+H]
+。
【0180】
実施例66:化合物66の合成
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルを2-フェニルグリシンメチルに替え、化合物58の合成を参照し、化合物66を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 9.85(d, J =6.6HZ, 1H), 8.58(s, 1H), 7.64(d, J =7.8HZ, 1H), 7.50(m, 3H), 7.35(m, 4H), 7.16(m, J =6.9HZ, 1H), 5.54(m, 2H), 5.29(m, 1H), 3.76(s, 3H), 3.46(m, 1H), 3.20(m, 1H), 3.01(m, 1H) , 2.85(m, 2H) , 1.98(m, 1H) , 1.81(m, 1H), 1.55(m, 2H); LC-MS m/z 557.2 [M+H]+。
【0181】
実施例67:化合物67の合成
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをフェニルアラニンメチルに替え、化合物58の合成を参照し、化合物67を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 9.31(m, 1H), 8.62(m, 1H), 7.51(m, 2H), 7.29(m, 5H), 7.07(m, 2H), 5.46(m, 2H), 5.28(m, 1H), 3.79(m, 3H), 3.22(m, 4H), 3.02(m, 1H), 2.91(m, 2H) , 1.92(m, 3H) , 1.47(m, 1H); LC-MS m/z 571.2 [M+H]+。
【0182】
実施例68:化合物68の合成
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをp-トリフルオロメチルベンジルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物68を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 9.31(m, 1H), 8.62(m, 1H), 7.51(m, 6H), 7.35(m, 1H), 7.14(m, 1H), 5.50(m, 2H), 4.75(m, 2H), 3.11(m, 2H), 2.90(m, 1H), 2.66(m, 2H), 1.85(m, 1H) , 1.65(m, 1H) , 1.55(m, 1H), 1.36(m, 1H); LC-MS m/z 567.2 [M+H]+。
【0183】
実施例69:化合物69の合成
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをモルホリンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物69を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 7.91(s, 1H), 7.62(d, J =7.6HZ, 1H), 7.53(m, 1H), 7.35(m, 1H), 7.23(d, J =7.6HZ, 1H), 5.50(m, 2H), 3.6(m, 11H), 3.07(m, 1H), 2.95(m, 1H), 2.10(m, 1H), 1.83(m, 2H) , 1.61(m, 1H); LC-MS m/z 479.2 [M+H]+。
【0184】
実施例70:化合物70の合成
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルを4-メチルピペラジンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物70を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 7.96(s, 1H), 7.59(d, J =7.6HZ, 1H), 7.51(m, 1H), 7.34(m, 1H), 7.24(d, J =8.0HZ, 1H), 5.40(m, 2H), 3.30(m, 10H), 3.07(m, 2H), 2.82(m, 1H), 2.54(s, 3H), 2.02(m, 1H), 1.78(m, 2H) , 1.62(m, 1H); LC-MS m/z 492.2 [M+H]+。
【0185】
実施例71:化合物71の合成
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをエチルアミン塩酸塩に替え、化合物58の合成を参照し、化合物71を得た。MS:437.2 [M+H]
+。
【0186】
実施例72:化合物72の合成
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをイソプロピルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物72を得た。MS:451.2 [M+H]
+。
【0187】
実施例73:化合物73の合成
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをシクロプロピルメチルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物73を得た。MS:463.2 [M+H]
+。
【0188】
実施例74:化合物74の合成
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルを2-メトキシエチルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物74を得た。MS:467.2 [M+H]
+。
【0189】
実施例75:化合物75の合成
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルを3-メトキシプロピルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物75を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 8.98(m, 1H), 8.60(m, 1H), 7.68(m, 1H), 7.55(m, 1H), 7.38(m, 1H), 7.16(m, 1H), 5.54(s, 2H), 3.52(m, 4H), 3.41(m, 1H), 3.34(m, 3H), 3.21(m, 1H), 3.12(m, 1H), 2.91(m, 1H) , 2.78(m, 1H), 2.04(m, 1H),1.85(m, 1H), 1.36(m, 1H); LC-MS m/z 481.2 [M+H]+。
【0190】
実施例76:化合物76の合成
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをピロリジンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物76を得た。MS:463.2 [M+H]
+。
【0191】
実施例77:化合物77の合成
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをn-ブチルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物77を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 8.84(m, 1H), 8.60(m, 1H), 7.66(m, 1H), 7.53(m, 1H), 7.38(m, 1H), 7.16(m, 1H), 5.56(s, 2H), 3.50(m, 3H), 3.20(m, 2H), 2.92(m, 2H), 2.01(m, 2H), 1.63(m, 3H), 1.45(m, 3H) , 0.96(m, 3H); LC-MS m/z 465..2 [M+H]+。
【0192】
実施例78:化合物78の合成
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをイソペンチルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物78を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 8.85(m, 1H), 8.60(m, 1H), 7.66(m, 1H), 7.53(m, 1H), 7.38(m, 1H), 7.16(m, 1H), 5.55(m, 2H), 3.52(m, 2H), 3.35(m, 1H), 3.15(m, 2H), 2.91(m, 1H), 2.77(m, 1H), 2.01(m, 1H) , 1.85(m, 1H), 1.71(m, 2H), 1.54(m, 2H), 1.40(m, 1H), 0.95(m, 6H); LC-MS m/z 479..2 [M+H]+。
【0193】
実施例79:化合物79の合成
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをイソブチルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物79を得た。MS:465.2 [M+H]
+。
【0194】
実施例80:化合物80の合成
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをシクロヘキシルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物80を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 8.82(d, J =8.1HZ, 1H), 8.58(s, 1H), 7.66(d, J =7.5HZ, 1H), 7.53(m, 1H), 7.38(m, 1H), 7.14(d, J =7.5HZ, 1H), 5.55(m, 2H), 3.98(m, 1H), 3.40(m, 1H), 3.19(m, 2H), 2.91(m, 2H), 2.05(m,4H), 1.75(m, 4H) , 1.45(m, 3H), 1.25(m, 3H); LC-MS m/z 491..2 [M+H]+。
【0195】
実施例81:化合物81の合成
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルを4-アミノヘキサヒドロピランに替え、化合物58の合成を参照し、化合物81を得た。MS:493.2 [M+H]
+。
【0196】
実施例82:化合物82の合成
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルを3-アミノメチルプロピレンオキシドに替え、化合物58の合成を参照し、化合物82を得た。MS:479.2 [M+H]
+。
【0197】
実施例83:化合物83の合成
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0198】
化合物83-1の合成:
化合物45-1(100mg)を8mlのDMFに溶解させ、1.2当量のトリクロロトリアジンを入れ、室温で1時間撹拌し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、蒸発して乾燥し、化合物83-1の粗製品(95mg)を得た。
化合物83の合成は化合物1の合成を参照し、化合物83を得た。MS:391.1[M+H]
+。
【0199】
実施例84:化合物84の合成
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
化合物18-11を得た後、化合物1の合成を参照し、化合物84を得た。MS:381.1[M+H]
+。
【0200】
実施例85:化合物85の合成
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
化合物85-1の合成:
化合物18-11(100mg)をテトラヒドロフランに溶解させ、1.1当量のメタンスルホニルクロリド、1.2当量のトリエチルアミンを入れ、室温で1時間撹拌し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、蒸発して乾燥し、化合物85-1の粗製品100mgを得た。
化合物85の合成は化合物1の合成を参照し、化合物85を得た。MS:459.1[M+H]
+。
【0201】
実施例86:化合物86の合成
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
化合物85-1の合成におけるメタンスルホニルクロリドを塩化アセチルに替え、化合物85の合成を参照し、化合物86を得た。MS:423.2[M+H]
+。
【0202】
実施例87:化合物87の合成
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
化合物15-1の合成におけるメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液をS-3-ヒドロキシテトラヒドロフランに替え、化合物15の合成を参照し、化合物87を得た。MS:466.2[M+H]
+。
【0203】
実施例88:化合物88の合成
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをアラニンエチルに替え、化合物58の合成を参照し、化合物88を得た。MS:509.2 [M+H]
+。
【0204】
実施例89:化合物89の合成
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをアミノ酪酸エチルに替え、化合物58の合成を参照し、化合物89を得た。MS:523.2 [M+H]
+。
【0205】
実施例90:化合物90の合成
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルを2-メタンスルホニルエチルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物90を得た。MS:515.2 [M+H]
+。
【0206】
実施例91:化合物91の合成
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをプロリンメチルに替え、化合物58の合成を参照し、化合物91を得た。MS:521.2 [M+H]
+。
【0207】
実施例92:化合物92の合成
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルをS-2-カルボニル-4-アミノテトラヒドロフランに替え、化合物58の合成を参照し、化合物92を得た。MS:493.2 [M+H]
+。
【0208】
実施例93:化合物93の合成
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58の合成におけるグリシンエチルを3-ヒドロキシプロピルアミンに替え、化合物58の合成を参照し、化合物93を得た。MS:467.2 [M+H]
+。
【0209】
実施例94:化合物94の合成
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
化合物15-1の合成におけるメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液をベンジルアルコールに替え、化合物15の合成を参照し、化合物94を合成した。MS:486.2[M+H]
+。
【0210】
実施例95:化合物95の合成
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
化合物15-1の合成におけるメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液をモルホリンに替え、化合物15の合成を参照し、化合物95を合成した。MS:465.2[M+H]
+。
【0211】
実施例96:化合物96の合成
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
化合物96の合成は化合物56の合成を参照し、化合物96を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.632(d, 1H), 7.482(t, 1H), 7.327(t, 1H), 7.167(s, 1H), 7.080(d,1H), 5.515 (quartet, 2H), 5.267(s,2H), 3.365(t,1H), 3.204(s,1H), 3.055(m,1H), 2.893(m, 1H), 2.357(m,1H), 2.108(s, 3H), 2.022(m,1H), 1.781(m,1H), 1.576(m,2H); LC-MS m/z 438.2[M+H]+。
【0212】
実施例97:化合物97の合成
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
合成経路:
【化164】
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化合物97の合成は化合物45の合成を参照し、化合物97を得た。MS:409.1[M+H]
+。
【0213】
実施例98:化合物98の合成
【化165】
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合成経路:
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
化合物98-1の合成:
化合物11-7(1g)を四塩化炭素に溶解させ、2.5当量のNBS(N-ブロモスクシンイミド)、触媒量の過酸化ベンゾイルを入れ、一晩還流し、塩化メチレンで抽出し、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィーで分離し、化合物98-1(740mg)を得て、収率が51%であった。MS:471.8 [M+H]
+。
化合物98の合成は化合物1の合成を参照し、化合物98を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.603(m, 1H), 7.499(m, 1H), 7.369(s, 1H), 7.324(t, 1H), 7.184(d, 1H), 6.820(m, 1H), 5.485(quartet, 2H),5.293(s,1H), 3.594(m, 2H), 3.270(m, 1H), 3.022(m, 1H), 2.908(m,2H), 2.105(m, 1H), 1.825(m, 2H), 1.603(m,1H); LC-MS m/z 538.0[M+H]+。
【0215】
実施例99:化合物99の合成
【化167】
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化合物40の合成におけるシクロプロピルアミンをグリシンメチルに替え、化合物40の合成を参照し、化合物99を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.756(s, 1H), 7.630(d, 1H), 7.537(t, 1H), 7.368(t, 1H), 7.218(d, 1H), 5.442(quartet, 2H), 4.114(s, 2H), 3.730(s, 3H), 3.590(d, 1H), 3.493(d, 1H), 3.323(d, 1H), 3.180(m, 2H), 2.958(m, 1H), 2.096(s,1H), 1.820(d,1H), 1.690(d.1H); LC-MS m/z 481.2[M+H]+。
【0216】
実施例100:化合物100の合成
【化168】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルをバリンメチルに替え、化合物99の合成を参照し、化合物100を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.812(s, 1H), 7.540(d, 1H), 7.469(t, 1H), 7.277(t, 1H), 7.194(d, 1H), 5.450(quartet, 2H), 4.593(quartet, 1H), 3.723(s, 3H), 3.608(d, 1H), 3.344(d, 1H), 3.000(m, 2H), 2.280(m, 1H), 2.100(s,1H), 1.880(d,1H), 1.910(m,1H); 1.797(s,1H), 0.980(t,6H), 0.900(d,1H); LC-MS m/z 523.2 [M+H]+。
【0217】
実施例101:化合物101の合成
【化169】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルをチロシンメチルに替え、化合物99の合成を参照し、化合物101を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.580(d, 1H), 7.548(s, 1H), 7.479(t, 1H), 7.315(t, 1H), 7.258(s, 1H), 7.153(d,1H), 6.940(d,2H), 6.710(d,2H), 5.400(quartet, 2H), 4.861(quartet, 1H), 3.711(s, 3H), 3.495(d, 1H), 3.410(s, 1H), 3.200(m, 2H), 3.100(m, 2H), 2.946(m,1H), 2.028(s,1H), 1.742(s,2H); 1.600(s,1H); LC-MS m/z 587.2 [M+H]+。
【0218】
実施例102:化合物102の合成
【化170】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルをフェニルアラニンメチルに替え、化合物99の合成を参照し、化合物102を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.733(s, 1H), 7.540(d, 1H), 7.439(t, 1H), 7.214(m, 7H), 5.410(quartet, 2H), 4.930(quartet, 1H), 3.677(s, 3H), 3.620(d, 2H), 3.390(s, 1H), 3.210(m, 2H), 3.007(s, 1H), 2.941(s,1H), 2.071(s,1H), 1.947(s,1H); 1.771(s,1H), 1.538(s,1H); LC-MS m/z 571.2 [M+H]+。
【0219】
実施例103:化合物103の合成
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをp-トリフルオロメチルベンジルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物103を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.792(s, 1H), 7.528(d, 1H), 7.445(m, 5H), 7.260(t, 1H),7.154(d,1H), 5.354(quartet, 2H), 4.549(s, 2H), 3.518(s, 2H), 3.340(s.1H), 3.014(s, 1H), 2.889(s, 1H), 2.009(s, 1H), 1.830(s, 1H), 1.717(s,1H), 1.532(s,1H); LC-MS m/z 567.2[M+H]+。
【0220】
実施例104:化合物104の合成
【化172】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルをメチルアミン塩酸塩に替え、化合物99の合成を参照し、化合物104を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.684(s, 1H), 7.625(d, 1H), 7.530(t, 1H), 7.363(t, 1H), 7.210(d, 1H), 5.440(quartet, 2H), 3.587(d, 1H), 3.471(m, 1H), 3.305(m, 1H), 3.177(m,2H), 2.912(s,3H), 2.105(d, 1H), 1.789(m, 1H), 1.680(m,2H); LC-MS m/z 423.2[M+H]+。
【0221】
実施例105:化合物105の合成
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをジメチルアミン塩酸塩に替え、化合物99の合成を参照し、化合物105を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.600(d, 1H), 7.484(t, 1H), 7.403(s, 1H), 7.314(t, 1H), 7.161(d, 1H), 5.490(quartet, 2H), 3.538(d, 2H), 3.279(m, 1H), 3.140(d, 6H), 3.026(s,1H), 2.948(t,1H), 2.069(s, 1H), 1.850(s, 2H), 1.600(m,1H); LC-MS m/z 437.2[M+H]+。
【0222】
実施例106:化合物106の合成
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをシクロプロピルメチルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物106を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.710(s, 1H), 7.650(d, 1H), 7.535(t, 1H), 7.374(t, 1H), 7.170(d, 1H), 5.487(quartet, 2H), 3.450(d, 2H), 3.274(d, 2H), 3.160(s, 1H), 2.987(m,1H), 2.902(t,1H), 2.036(s, 1H), 1.794(s, 1H), 1.667(m,1H), 1.553(d,1H), 1.084(s,1H), 0.540(m,2H), 0.278(m,2H); LC-MS m/z 463.2[M+H]+。
【0223】
実施例107:化合物107の合成
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをピロリジンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物107を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.620(d, 1H), 7.529(s, 1H), 7.492(t, 1H), 7.327(t, 1H), 7.121(d, 1H), 5.495(t, 2H), 3.740(t, 3H), 3.450(d, 1H), 3.264(m, 1H), 3.084(d,1H), 2.962(t,1H), 2.872(m,1H), 2.864(t, 1H), 1.970(m, 5H), 1.790(m,1H), 1.600(m,2H); LC-MS m/z 463.2[M+H]+。
【0224】
実施例108:化合物108の合成
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをピペリジンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物108を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.644(d, 1H), 7.504(t, 1H), 7.344(t, 1H), 7.310(s, 1H), 7.116(d, 1H), 5.523(quartet, 2H), 3.630(s, 4H), 3.390(d, 1H), 3.249(s, 1H), 3.088(d,1H), 2.940(m,2H), 2.013(m,1H), 1.824(s, 1H), 1.650(d, 8H); LC-MS m/z 477.2[M+H]+。
【0225】
実施例109:化合物109の合成
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルを2-フルオロベンジルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物109を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.632(s, 1H), 7.572(d, 1H), 7.453(t, 1H), 7.385(t, 1H), 7.298(t, 1H), 7.192(m,1H), 7.094(t,1H), 7.035(t,1H), 6.966(t,1H), 5.542 (t, 2H), 4.595(d, 2H), 3.436(d, 1H), 3.253(s, 1H), 3.012(m, 2H), 2.815(d,1H), 1.991(s,1H), 1.719(s,1H), 1.566(s, 2H); LC-MS m/z 517.2[M+H]+。
【0226】
実施例110:化合物110の合成
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルを2-クロロベンジルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物110を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.666(s, 1H), 7.584(d, 1H), 7.440(m, 2H), 7.308(m, 2H), 7.179(m, 2H), 7.105(d,1H), 5.442 (t, 2H), 4.635(d, 2H), 3.409(d, 1H), 3.203(s, 1H), 3.052(d, 1H), 2.928(t,1H), 2.824(t,1H), 1.967(s,1H), 1.717(s, 1H), 1.532(m,2H); LC-MS m/z 533.1 [M+H]+。
【0227】
実施例111:化合物111の合成
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルを2-メトキシエチルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物111を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.590(d, 2H), 7.458(t, 1H), 7.303(t, 1H), 7.058(d, 1H), 5.421 (s, 2H), 3.497(m,3H), 3.309(m, 5H), 3.040(m, 2H), 2.755(m, 2H), 1.927(m, 1H), 1.710(m, 1H), 1.589(m, 1H), 1.341(m, 1H); LC-MS m/z 467.2[M+H]+。
【0228】
実施例112:化合物112の合成
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルを3-メトキシプロピルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物112を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.695(d, 1H), 7.646(s, 1H), 7.568(t, 1H), 7.411(t, 1H), 7.178(d,1H), 5.525 (s, 2H), 3.567(m,5H), 3.406(m, 3H), 3.169(m, 2H), 2.903(m, 2H), 2.045(m,1H), 1.918(m,2H), 1.816(m,1H), 1.699(m,1H), 1.481(m, 1H); LC-MS m/z 481.2[M+H]+。
【0229】
実施例113:化合物113の合成
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをエチルアミン塩酸塩に替え、化合物99の合成を参照し、化合物113を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.697(t, 2H), 7.570(t, 1H), 7.568(t, 1H), 7.413(t, 1H), 7.175(d,1H), 5.521 (s, 2H), 3.416(m,3H), 3.157 (m, 2H), 2.889(m, 2H), 2.040(m,1H), 1.811(m,1H), 1.682(m,1H), 1.445(m,1H), 1.270(s, 3H); LC-MS m/z 437.2 [M+H]+。
【0230】
実施例114:化合物114の合成
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルを1,1-ジオキソチオモルホリンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物114を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.664(d, 1H), 7.542(t, 1H), 7.422(s, 1H), 7.384(t, 1H), 7.172(d,1H), 5.495 (t, 2H), 4.192(s,4H), 3.425(d, 1H), 3.079(m,5H), 2.903(m, 3H), 2.021(m,1H), 1.811(m,1H), 1.670(m,1H), 1.491(m,1H); LC-MS m/z 527.1 [M+H]+。
【0231】
実施例115:化合物115の合成
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをイソプロピルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物115を得た。MS:451.2 [M+H]
+。
【0232】
実施例116:化合物116の合成
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをイソブチルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物116を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.713(s, 1H), 7.555(d, 1H), 7.473(t, 1H), 7.296(t, 1H), 7.158(d,1H), 5.426 (t, 2H), 3.576(d,1H), 3.482(s, 1H), 3.201(m,3H), 3.020(m, 1H), 2.854(m,1H), 2.82(m,1H), 1.905(m,1H), 1.762(s,2H), 1.583(s,1H), 0.915(d,6H); LC-MS m/z 465.2[M+H]+。
【0233】
実施例117:化合物117の合成
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをn-ブチルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物117を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.713(s, 1H), 7.564(d, 1H), 7.483(t, 1H), 7.307(t, 1H), 7.183(d,1H), 5.434 (quartet, 2H), 3.577(m,2H), 3.373(m, 3H), 3.044(m,1H), 2.898(m, 1H), 2.092(s,1H), 1.833(d,2H), 1.587(m,3H), 1.354(m,2H), 0.881(t,3H); LC-MS m/z 465.2[M+H]+。
【0234】
実施例118:化合物118の合成
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをモルホリンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物118を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.620(d, 1H), 7.505(t, 1H), 7.368(s, 1H), 7.340(t, 1H), 7.172(d,1H), 5.498 (quartet, 2H), 3.721(s,8H), 3.486(m, 2H), 3.197(m,1H), 3.064(m, 1H), 2.954(m,1H), 2.058(m,1H), 1.821(m,2H), 1.616(m,1H); LC-MS m/z 479.2[M+H]+。
【0235】
実施例119:化合物119の合成
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをシクロヘキシルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物119を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.673(s, 1H), 7.568(d, 1H), 7.483(t, 1H), 7.304(t, 1H), 7.169(d,1H), 5.446 (quartet, 2H), 3.864(s,1H), 3.540(m, 2H), 3.261(m,1H), 3.026(s, 1H), 2.877(m,1H), 2.060(m,1H), 1.948(s,2H), 1.789(m,4H), 1.610(d,2H), 1.338(m,4H), 1.162(m,1H); LC-MS m/z 491.2 [M+H]+。
【0236】
実施例120:化合物120の合成
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルを3-トリフルオロメチルベンジルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物120を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.693(s, 1H), 7.597(s, 1H), 7.520(d, 2H), 7.425(t, 2H), 7.332(t,1H), 7.284(d,1H), 7.140(d,2H), 5.368 (m, 2H), 4.576(s,1H), 3.522(s,2H), 3.292(s, 1H), 2.987(s,1H), 2.853(s, 1H), 2.010(s,1H), 1.761(d,1H), 1.519(s,1H); LC-MS m/z 567.2[M+H]+。
【0237】
実施例121:化合物121の合成
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルをイソペンチルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物121を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.673(s, 1H), 7.572(d, 1H), 7.483(t, 1H), 7.310(t, 1H), 7.168(d,1H), 5.442 (quartet, 2H), 3.501(m,2H), 3.410(quartet,2H), 3.219(s, 1H), 3.047(s,1H), 2.872(s, 1H), 2.067(s,1H), 1.773(s,2H), 1.610(m,2H), 1.500(quartet,2H), 0.890(d,6H); LC-MS m/z 479.2 [M+H]+。
【0238】
実施例122:化合物122の合成
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルを4-メチルベンジルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物122を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.645(s, 1H), 7.520(d, 1H), 7.420(t, 1H), 7.264(t, 1H), 7.194(d,2H), 7.110(d,1H), 7.010(d,2H), 5.390 (quartet, 2H), 4.469(s,2H), 3.482(m,2H), 3.244(m, 1H), 2.936(s,1H), 2.828(s, 1H), 2.218(s,3H), 2.004(s,1H), 1.738(m,2H), 1.510(s,1H); LC-MS m/z 513.2[M+H]+。
【0239】
実施例123:化合物123の合成
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99の合成におけるグリシンメチルを2-ヒドロキシエチルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物123を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.580(d, 2H), 7.459(t, 1H), 7.288(t, 1H), 7.080(d, 1H), 5.400 (quartet, 2H), 3.669(m,2H), 3.452(m,2H), 3.317(m, 1H), 3.094(m,2H), 2.845(quartet, 2H), 1.923(m,1H), 1.705(s,1H), 1.575(m,1H), 1.401(m,1H); LC-MS m/z 453.2[M+H]+。
【0240】
実施例124:化合物124の合成
【化192】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルを4-ヒドロキシメチルピペリジンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物124を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.690(d, 1H), 7.580(m, 1H), 7.417(t, 1H), 7.328(s, 1H), 7.231(d,1H), 5.524 (quartet, 2H), 4.130(quartet,1H), 3.794(s,5H), 3.500(m,1H), 3.354(m,1H), 3.164(m, 1H), 3.068(quartet,1H), 2.940(t, 1H), 2.106(m,1H), 1.856(m,4H), 1.680(m,2H), 1.271(m,3H); LC-MS m/z 507.2 [M+H]+。
【0241】
実施例125:化合物125の合成
【化193】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルをL-プロリンメチルに替え、化合物99の合成を参照し、化合物125を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ=7.600(d, 2H), 7.490(m, 1H), 7.321(t, 1H), 7.139(d, 1H), 5.484 (t, 2H), 4.637(quartet,1H), 3.900(m,2H), 3.735(s,3H), 3.535(d,1H), 3.392(m, 1H), 3.084(m,2H), 2.917(t, 1H), 2.280(m,1H), 2.078(m,4H), 1.800(m,1H), 1.623(m,2H); LC-MS m/z 521.2[M+H]+。
【0242】
実施例126:化合物126の合成
【化194】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルを2-メタンスルホニルエチルアミンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物126を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.705(s, 1H), 7.680(d, 1H), 7.570(t, 1H), 7.402(t, 1H), 7.221(d,1H), 5.494 (quartet, 2H), 3.918(t,2H), 3.452(m,4H), 3.377(m,1H), 3.171(m,2H), 3.057(s, 3H), 3.078(d,1H), 1.849(m, 1H), 1.696(m,2H); LC-MS m/z 515.1 [M+H]+。
【0243】
実施例127:化合物127の合成
【化195】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルをS-2-カルボニル-4-アミノテトラヒドロフランに替え、化合物99の合成を参照し、化合物127を得た。MS:493.2 [M+H]
+。
【0244】
実施例128:化合物128の合成
【化196】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルをL-プロリノールに替え、化合物99の合成を参照し、化合物128を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.638(d, 1H), 7.554(s, 1H), 7.510(t, 1H), 7.348(t, 1H), 7.145(d,1H), 5.494 (quartet, 2H), 4.402(s,1H), 3.736(m,5H), 3.410(d,1H), 3.289(s,1H), 3.137(m, 1H), 3.000(m,2H), 2.068(m, 3H), 1.834(m,3H), 1.633(s,2H); LC-MS m/z 493.2[M+H]+。
【0245】
実施例129:化合物129の合成
【化197】
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化合物99の合成におけるグリシンメチルを4-ピペリジンカルボン酸エチルに替え、化合物99の合成を参照し、化合物129を得た。
1H-NMR (CDCl3-d3): δ= 7.628(d, 1H), 7.500(t, 1H), 7.337(m, 2H), 7.145(d,1H), 5.506 (quartet, 2H), 4.143(quartet,2H), 3.454(m,2H), 3.373(s,1H), 3.093(m,4H), 2.934(m,1H), 2.590(m, 1H), 2.009(m,3H), 1.743(m, 5H), 1.251(t,3H); LC-MS m/z 549.2206[M+H]+。
【0246】
実施例130:化合物130の合成
【化198】
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化合物15-1の合成におけるメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液を2-メタンスルホニルエチルアミンに替え、化合物15の合成を参照し、化合物130を合成した。MS:501.2[M+H]
+。
【0247】
実施例131:化合物131の合成
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
化合物15-1の合成におけるメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液を2-メトキシエタノールに替え、化合物15の合成を参照し、化合物131を合成した。MS:454.2[M+H]
+。
【0248】
実施例132:化合物132の合成
【化200】
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化合物15-1の合成におけるメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液をシクロプロピルアミンに替え、化合物15の合成を参照し、化合物132を合成した。MS:435.2[M+H]
+。
【0249】
実施例133:化合物133の合成
【化201】
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化合物85の合成におけるメタンスルホニルクロリドをp-トルエンスルホニルクロリドに替え、化合物85の合成を参照し、化合物133を得た。MS:535.2[M+H]
+。
【0250】
実施例134:化合物134の合成
【化202】
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化合物11の合成におけるヨードメタンをブロモアセトフェノンに替え、化合物11の合成を参照し、化合物134を得た。MS:499.2[M+H]
+。
【0251】
実施例135:化合物135の合成
【化203】
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合成経路:
【化204】
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【0252】
化合物135-1の合成:
化合物11-11(100mg)を10mlの塩化メチレンに溶解させ、1.1当量のデス・マーチン酸化剤を入れ、室温で2時間撹拌し、塩化メチレンで抽出し、水で洗浄し、蒸発して乾燥し、カラムクロマトグラフィーで分離し、化合物135-1(80mg)を得て、収率が80%であった。MS:494.2[M+H]
+。
【0253】
化合物135-2の合成:
化合物135-1(80mg)を塩化メチレンに溶解させ、窒素保護下で-78℃でジエチルアミノ三フッ化硫黄を入れ、ゆっくり室温に温度を上昇させ、一晩撹拌し、反応液を飽和氷炭酸水素ナトリウムに入れ、15分間撹拌した後、塩化メチレンで抽出し、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィーで分離し、化合物135-2(56mg)を得て、収率が67%であった。MS:516.2[M+H]
+。
化合物135の合成は化合物1の合成を参照し、化合物135を得た。MS:416.1[M+H]
+。
【0254】
実施例136:化合物136の合成
【化205】
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合成経路:
【化206】
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化合物136の合成は化合物135の合成を参照し、化合物136を得た。
1H NMR(CDCl3): δ 8.05(s, 1H), 7.66(m, 1H), 7.51(m, 1H), 7.36(m, 1H), 6.85-7.13(m, 2H), 5.52(m, 2H), 3.42(m, 1H), 3.26(m, 1H), 3.15(m, 1H), 2.96(m, 2H), 2.01(m, 1H), 1.79(m, 1H), 1.62(m, 2H); LC-MS m/z 416.1 [M+H]+。
【0255】
実施例137:化合物137の合成
【化207】
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合成経路:
化合物99の合成におけるグリシンメチルを3,3-ジフルオロアゼチジンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物137を得た。LC-MS m/z 485.1 [M+H]+。
【0256】
実施例138:化合物138の合成
【化208】
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合成経路:
化合物99の合成におけるグリシンメチルを3,3-ジフルオロテトラヒドロピロリジンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物138を得た。LC-MS m/z 499.2 [M+H]+。
【0257】
実施例139:化合物139の合成
【化209】
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合成経路:
化合物99の合成におけるグリシンメチルを4.4-ジフルオロピペリジンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物139を得た。LC-MS m/z 513.2 [M+H]+。
【0258】
実施例140:化合物140の合成
【化210】
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合成経路:
化合物99の合成におけるグリシンメチルを3,3-ジフルオロピペリジンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物140を得た。LC-MS m/z 513.2 [M+H]+。
【0259】
実施例141:化合物141の合成
【化211】
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合成経路:
化合物99の合成におけるグリシンメチルを4-フルオロピペリジンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物141を得た。LC-MS m/z 495.2 [M+H]+。
【0260】
実施例142:化合物142の合成
【化212】
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合成経路:
化合物99の合成におけるグリシンメチルを3-フルオロアゼチジンに替え、化合物99の合成を参照し、化合物142を得た。LC-MS m/z 467.2 [M+H]+。
【0261】
実施例143:化合物143の合成
【化213】
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合成経路:
化合物99の合成におけるグリシンメチルをアラニンエチルに替え、化合物99の合成を参照し、化合物143を得た。LC-MS m/z 509.2 [M+H]+。
【0262】
実施例144:化合物144の合成
【化214】
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合成経路:
化合物99の合成におけるグリシンメチルをアミノ酪酸エチルに替え、化合物99の合成を参照し、化合物143を得た。LC-MS m/z 523.2 [M+H]+。
【0263】
実験実施例
実験例1:体外活性実験
スクリーニング方法:ジペプチジルペプチダーゼIV(DPP IV)活性スクリーニング、ジペプチジルペプチダーゼ7(DPP 7)、ジペプチジルペプチダーゼ8活性スクリーニング(DPP 8)およびジペプチジルペプチダーゼ9(DPP 9)活性スクリーニング。
装置:マイクロプレートリーダー(PerkinElmer, USA)。
材料:ヒト由来DPP IV、本実験室でバキュロウイルス発現システムBac-to-Bac(GIBCO社から購入)によって通常の実験技術に従って発現し、精製して得たプロテアーゼDPP IVの細胞外断片(aa29-766)。ヒト由来DPP 8、本実験室でバキュロウイルス発現システムBac-to-Bac(GIBCO社から購入)によって通常の実験技術に従って昆虫細胞において発現して得たもの。ヒト由来DPP 9、本実験室でバキュロウイルス発現システムBac-to-Bac(GIBCO社から購入)によって通常の実験技術に従って昆虫細胞において発現して得たもの。基質Ala-Pro-AMC、GL Biochem (Shanghai) Ltd.によって合成されたもの。
【0264】
活性測定の原理:DPP IV、DPP 8及びDPP 9は、特異的にAla-Pro-AMCを加水分解して産物のAMCを生成し、AMCが355nmの紫外線によって励起されて460nmの発光が生じ、単位時間内の波長460nmの蛍光値の線形変化を動的に測量し、DPPIV活性を算出した。実験において、シタグリプチン(CAS:486460-32-6、既存技術によって通常の実験技術に従って合成したもの、参照文献:Journal of Medicinal Chemistry 48 (2005) 141-151.)、陽性薬物であるアログリプチン(3mg/kg、CAS:850649-62-6、既存技術によって通常の実験技術に従って合成したもの、参照文献:Journal of Medicinal Chemistry 50 (2007) 2297-2300.)、陽性薬物であるLAF237(15mg/kg、ビルダグリプチン、CAS:274901-16-5、既存技術によって通常の実験技術に従って合成したもの、参照文献:Journal of Medicinal Chemistry 46 (2003) 2774-2789.)を対照化合物として使用した。
【0265】
サンプルの処理:サンプルをDMSOで溶解させ、低温で保存し、DMSOの体系内の最終濃度を活性測定に影響を与えない範囲内にした。
最初のスクリーニングにおいて、単一の濃度条件、例えば20μg/mLで、サンプルの活性を測定した。一定の条件で活性を表したサンプルに対し、例えば抑制率%Inhibitionが50よりも大きい場合、活性と投与量の依存関係、即ちIC50値を測定し、サンプルの活性をサンプルの濃度に対して非線形フィットを行って得られ、計算用のソフトウエアはGraphpad Prism 4で、フィット用のモデルはsigmoidal dose-response (varible slope)で、多くの阻害剤のスクリーニングモデルでは、フィット曲線の底部と頂部を0と100とした。一般的に、各サンプルは測定においていずれも複数の穴(n≧2)を設け、結果では標準偏差(Standard Deviation、SD)または標準誤差(Standard Error、SE)で示す。
【0266】
実験結果:
化合物の活性の結果は、表1の通り、本発明の化合物は優れたDPPIV抑制活性を有することを示す。
【表2-1】
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【0267】
【表2-2】
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【0268】
【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
実験例2:体内におけるDPPIVを抑制する活性の研究
動物:ICRマウス(8-10週齡、性別:雄、体重25g-30g、上海SLAC実験動物中心から購入)。
手順:ICRマウスを一晩禁食させ、被験化合物(3mg/kg)、陽性薬物であるアログリプチン(3mg/kg)、陽性薬物であるLAF237(15mg/kg)を経口投与し、同時に、溶媒群を空白対照とし、それぞれ経口投与前、投与後30、60、2h、4h、6h、8hと240hでマウスの眼窩叢静脈から採血し、抗凝固薬で処理されたEppendorf管(旗衆実業(上海)有限公司)に入れ、遠心した後血漿を取り、DPPIV活性を測定した。
結果:DPP IV体外活性と選択性の測定結果によって、合計23種の化合物を選択してICRマウス体内DPP IV活性実験を行い、実験結果を
図1、
図2、
図3、
図4、
図5及び
図6に示す。単回投与後、DC系誘導体は、ICRマウスの血漿DPP IV活性を顕著に低下させ、中でも、DC291004、DC291005、DC291009、DC291010、DC291402、DC291405、DC291407、DC291408、DC291411、DC291041及びDC291422(3 mg)の11種の化合物は、体内血糖降下機能が市販薬のアログリプチン(3mg)と同等で、市販薬のビルダグリプチン(LAF237、15mg)よりも優れた。
【0270】
実験例3:体内血糖降下作用
単回経口投与による正常ICRマウスにおける急性血糖降下作用
動物:ICRマウス(8-10週齡、性別:雄、体重25-30g、上海SLAC実験動物中心から購入)。
手順:
1、実験前の2日の動物の摂食状況を記録し、各動物の毎日の摂食量を算出した。
2、動物を一晩禁食させた(毎日の食量の1/3、約2g)。
3、2日目に血糖を測定し、血糖によって動物を無作為に8匹ずつ、4群に分けた。それぞれ溶媒対照群(0.5%メチルセルロース、MC)、化合物テスト群(3mg/kg)、陽性薬物アログリプチン対照群(3mg/kg)、陽性薬物LAF237対照群(15mg/kg)とした。
4、胃灌流投与(1匹/min)し、6hr後血糖を測定し、体重に応じてブドウ糖(2.5g/kg)を胃灌流投与し、糖投与後30min、60min、90min、120minの時の血糖値を測定した。
結果:ICRマウスの血漿中DPP IV体内活性の測定結果によって、合計20種の化合物を選択してICRマウス体内の経口ブドウ糖負荷(OGTT)実験を行い、実験結果を
図7、
図8、
図9、
図10、
図11及び
図12に示す。単回投与後、DC系誘導体は、投与量に依存してICRマウスの耐糖能を顕著に改善し、中でも、DC291004、DC291009、DC291402、DC291407、DC291411、DC291034及びDC291036の7種の化合物は、体内血糖降下機能が市販薬のアログリプチンと同等であった(
図7〜10)。同時に、化合物DC291009及びDC291407の複数の投与量の単回投与の経口ブドウ糖負荷実験を行ったところ、化合物DC291009及びDC291407は、体内血糖降下機能が市販薬のアログリプチンと同等であった(
図11〜12)。
【0271】
実験例4:安全性評価の研究実験方法
体重28-34gの雄の正常ICRマウス(上海SLAC実験動物中心から購入)を、無作為体重設計によってモデル群と投与群に4匹ずつ分けた。群分け後、同じ時刻に各化合物を100mg/kgの投与量で1回胃灌流投与し、そのご各群を連続で1週間観察し、マウスの摂食量と体重を測定した。
【0272】
実験結果:
【表3】
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表2から、正常対照群と比べ、ICRマウスにDC291407 (100mg/kg)の単回投与の2日後、退場が対照群に対して顕著な有意差(p<0.05)が現れ、投与後7日まで続いた(即ち、実験終了)ことがわかったが、この間体重が低下せず、30.0g程度に維持し、正常対照群および他の投与群と体重差が大きくなかったので、DC291407が体重に影響しないと推測された。他の各群と正常対照群の間に顕著な有意差がなかった。
【0273】
【表4】
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表3から、薬物の投与量が多かったので、投与後1日で各群のマウス摂食量が顕著に低下し、その後回復し始め、投与後7日で投与前のレベルにほぼ回復したことがわかった。
【0274】
【表5】
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表4から、投与7日後、各群の薬物投与ICRマウスの肝臓指数と脾臓指数はいずれもある程度高くなったが、DC29147群は脾臓指数が正常対照群に対して有意差があった以外、他の各群はいずれも有意差がなかったことがわかった。DC291407及びDC291004群は、腎臓指数が正常対照群と差が大きくなく、DC291411及びDC291009群は、腎臓指数が正常対照群よりも低かったが、いずれも有意差がなかったことがわかった。
実験結論
実験結果では、DC291407(100mg/kg)を投与した後、投与後2日から7日の体重はいずれも正常対照群に対して有意差があったが、その値は各群と差が大きくないので、実際に無意義の可能性がある。そして、投与7日後、脾臓指数が正常対照群に対して顕著に高くなったが、その値も他の各群と差が大きくないので、生物学意義が顕著ではない。他の各投与群DC291004(100mg/kg)、DC291009(100mg/kg)及びDC291411(100mg/kg)では、投与後の7日中正常対照群に対し、体重と臓器指数はいずれも有意差がなく、肝臓指数と脾臓指数はすこし高くなった。このように、DC291407、DC291004、DC291009及びDC291411は、本実験でいずれも顕著な急性毒性が現れなかった。
【0275】
実験例5:薬物動態学研究
LC-MS/MS法で測定したラットのDC291407の胃灌流と静脈注射による投与後の代謝物M1(4071001)、代謝物M2(407002)及び代謝物M3(407003)の血漿中濃度
図13に示すように、健康Sprague-Dawley(SD)ラット(上海SLAC実験動物中心から購入)にDC291407を20mg/kg胃灌流投与した後、血漿中は主に加水分解代謝物M1(具体的にDC291407の脱メチル産物)で、さらに投与後1h内にサンプルに比較的に低濃度のM2(具体的にアセチル化されたM1)(20ng/mlよりも低い)が検出され、血漿中に元の化合物と代謝物M3(具体的にアセチル化されたDC291407)が検出されなかった。
ラットにDC291407を10mg/kg静脈注射した後、血漿中は主に加水分解代謝物M1で、さらに比較的に低濃度の元の化合物とM2が検出され、血漿中に代謝物M3が検出されなかった。
投与量を標準化した後、代謝物M1のAUCで計算すると、ラットにDC291407を20mg/kg胃灌流投与した後の絶対生物的利用能が22.1%である。
使用されたLC/MS/MS装置は、アジレント社の6460トリプル四重極LC/MSシステムである。
【0276】
具体的な投与方案は、以下の通りである。
体重180-220 gの雄の健康Sprague-Dawley(SD)ラット6匹を無作為に2群に分け、それぞれ胃灌流および静脈注射によって被験化合物を投与したが、具体的に以下の表に示す。
【表6】
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6.7%DMSO/6.7%ツイン80/86.6%生理食塩水で配合した。
試験前、12h断食し、水を自由に飲ませた。薬物を投与してから2h後、一緒に食事をさせた。
採血の時点およびサンプルの処理:
胃灌流投与:投与後0.25、0.5、1.0、2.0、3.0、4.0、6.0、8.0および24h。
静脈投与:投与後5 min、0.25、0.5、1.0、2.0、4.0、6.0、8.0および24h。以上の設定した時点でラットの眼球後静脈叢から静脈血0.3mlを取り、ヘパリンで処理した試験管に置き、11000 rpmで5 min遠心し、血漿を分離し、-20℃の冷蔵庫で冷凍した。
【0277】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【0280】
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
表5〜表12から以下のことがわかった。
ラットに胃灌流によって20 mg/kgのDC291407を投与した後、血漿中は主に加水分解代謝物M1で、さらに投与後1h内にサンプルに比較的に低濃度のM2(20ng/mlよりも低い)が検出され、血漿中に元の化合物と代謝物M3が検出されなかった。ラットにDC291407を10mg/kg静脈注射した後、血漿中は主に加水分解代謝物M1で、さらに比較的に低濃度の元の化合物とM2が検出され、血漿中に代謝物M3が検出されなかった。
投与量を標準化した後、代謝物M1のAUCで計算すると、ラットにDC291407を20mg/kg胃灌流投与した後の絶対生物的利用能が22.1%で、半減期が5.63時間で、AUCが9860 ng・h/mLである。