(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5969215
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】縦型ブラインド
(51)【国際特許分類】
E06B 9/36 20060101AFI20160804BHJP
【FI】
E06B9/36 A
E06B9/36 E
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-23390(P2012-23390)
(22)【出願日】2012年2月6日
(65)【公開番号】特開2013-159982(P2013-159982A)
(43)【公開日】2013年8月19日
【審査請求日】2014年11月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000134958
【氏名又は名称】株式会社ニチベイ
(74)【代理人】
【識別番号】100101856
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 日出夫
(74)【代理人】
【識別番号】100097250
【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子
(72)【発明者】
【氏名】矢田 幸裕
【審査官】
仲野 一秀
(56)【参考文献】
【文献】
特開平5−237031(JP,A)
【文献】
特開平10−54186(JP,A)
【文献】
特開2003−250692(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/24−9/388
A47H 1/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドレール(10)の下方でヘッドレールに沿って吊下げられた複数のルーバー(14,14a)を有する縦型ブラインドにおいて、
ヘッドレールの両側端部に配置される端部ルーバー(14a)のうち、少なくとも一方の端部ルーバーは、他のルーバー(14)がヘッドレールに対して略平行になるように回転した状態になったときに、ヘッドレールに対して垂直な角度で保持されるようにし、ルーバーを展張した状態において、少なくとも一方の前記端部ルーバーとそれに隣合うルーバーとの間の距離(P2、P3)が、他の隣合うルーバー同士の間の距離(P1)に比べて小さくなるようにしたことを特徴とする縦型ブラインド。
【請求項2】
少なくとも一方の前記端部ルーバーは、常にヘッドレールに対して垂直な角度に保持されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の縦型ブラインド。
【請求項3】
少なくとも一方の前記端部ルーバーの幅寸法を、他のルーバーの幅寸法と比べて大きく設定したことを特徴とする請求項1または2に記載の縦型ブラインド。
【請求項4】
少なくとも一方の前記端部ルーバーの幅方向の中心位置を、ヘッドレールの軸方向中心線から奥側にオフセットさせたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の縦型ブラインド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、縦型ブラインドに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の縦型ブラインドとして、ヘッドレール内を移動可能に配列された複数のキャリアの各々からルーバーを吊下げ、各キャリアにルーバーに鉛直軸回りの回転を伝達する回転伝達機構を設け、全ルーバーがヘッドレールに対して略平行になるように回転した状態(全閉状態ともいう)で縦型ブラインドが設置された開口部の遮蔽を行い、全ルーバーがヘッドレールに対して略垂直になるように回転した状態(全開状態ともいう)で開口部を非遮蔽とするものが一般的に知られている。
【0003】
このような一般的な縦型ブラインドでは、全開状態で外から室内が丸見えになってしまうので、これを改善したものとして特許文献1で提案されたものも知られている。この特許文献1に示されるものは、ヘッドレール内を移動可能に配列された複数のキャリアの各々からルーバーを吊下げ、1つおきのキャリア(第1キャリアという)のみにルーバーに鉛直軸回りの回転を伝達する回転伝達機構を設け、第1キャリアに吊下げられたルーバーが全開状態で、回転伝達機構が設けられていないキャリア(第2キャリアという)に吊下げられたルーバーが、両隣の第1キャリアに吊下げられたルーバー同士の間の隙間をほぼ塞ぐ状態を保持するようにして、丸見えになるのを防いでいる。また、第1キャリアに吊下げられたルーバーが全閉状態になると、第2キャリアに吊下げられたルーバーも一緒に全閉状態になると共に、ヘッドレールに対して垂直な方向から見て、隣合う第1キャリアに吊り下げられたルーバー同士の間で形成される隙間がないようにして、縦型ブラインドを設置した開口部の遮蔽を行うようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−54186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のようにいずれの縦型ブラインドにおいても、ルーバーが全閉状態になったときに、縦型ブラインドを設置した開口部を遮蔽して、室内に光が入り込むことを防止するようになっている。しかしながら、ルーバーが全閉状態になっても、端部ルーバーと開口部を形成する窓枠との間に前後の隙間があるため、縦型ブラインドの側方から光漏れが発生するという問題がある。この隙間は、ヘッドレールを窓枠に当接する状態で施工したとしてもキャリアの中心軸と窓枠との間の距離分として、不可避なものである。
【0006】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、縦型ブラインドの両側端部からの光漏れの発生を防止するとともに開口部の断熱性能を高めることができる縦型ブラインドを提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、
本発明は、ヘッドレールの下方でヘッドレールに沿って吊下げられた複数のルーバーを有する縦型ブラインドにおいて、
ヘッドレールの両側端部に配置される端部ルーバーのうち、少なくとも一方の端部ルーバーは、他のルーバーがヘッドレールに対して略平行になるように回転した状態になったときに、ヘッドレールに対して垂直な角度で保持されるようにしたことを特徴とする。
【0008】
さらに、少なくとも一方の前記端部ルーバーが、常にヘッドレールに対して垂直な角度に保持されるようにしたことを特徴とする。
【0009】
さらに、ルーバーを展張した状態において、少なくとも一方の前記端部ルーバーとそれに隣合うルーバーとの間の距離が、他の隣合うルーバー同士の間の距離に比べて小さくなるようにしたことを特徴とする。
【0010】
さらに、少なくとも一方の前記端部ルーバーの幅寸法を、他のルーバーの幅寸法と比べて大きく設定したことを特徴とする。
【0011】
さらに、少なくとも一方の前記端部ルーバーの幅方向の中心位置を、ヘッドレールの軸方向中心線から奥側にオフセットさせたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ルーバーがヘッドレールに対して略平行になるように回転して全閉状態になったときに、ヘッドレールの側端部に位置する端部ルーバーがヘッドレールに対して垂直な角度で保持されるようになっているため、縦型ブラインドの側方からの光漏れの発生を防止することができる。
【0013】
端部ルーバーとそれに隣合うルーバーとの間の距離を、他のルーバー同士の間の距離と比べて小さくなるようにすることで、垂直な状態に保持された端部ルーバーと全閉状態にある隣合うルーバーとの間の隙間を塞ぐことができる。
【0014】
端部ルーバーの幅寸法を他のルーバーの幅寸法と比べて大きくする、あるいは端部ルーバーの幅方向の中心位置をヘッドレールの軸方向中心線から奥側にオフセットさせることによって、端部ルーバーと窓枠等とを限りなく接近させることができるため、縦型ブラインドの側方からの光漏れを一層確実に防止するとともに窓枠等との隙間を低減することによって開口部の断熱性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の第1の実施形態における縦型ブラインドのルーバーの全閉状態を表しており、(a)はルーバーだけの平面図、(b)は全体正面図である。
【
図2】本発明の第1の実施形態における縦型ブラインドのルーバーの全開状態を表しており、(a)はルーバーだけの平面図、(b)は全体正面図である。
【
図3】第1の実施形態の縦型ブラインドのコントロールユニット側端部付近の平面図である。
【
図4】第1の実施形態の縦型ブラインドのルーバーの全閉状態でのコントロールユニット側端部付近の正面図であり、ヘッドレールの前面側を省略した図である。
【
図5】第1の実施形態の縦型ブラインドのルーバーの全閉状態でのエンドカバー側端部付近の正面図であり、ヘッドレールの前面側を省略した図である。
【
図6】第1の実施形態の縦型ブラインドのルーバーの全開状態でのコントロールユニット側端部付近の正面図であり、ヘッドレールの前面側を省略した図である。
【
図7】第1の実施形態の縦型ブラインドのルーバーの全閉状態を表し、(a)は隣合うルーバーと端部ルーバーとを見た側面図であり、(b)は端部ルーバーのみを見た側面図である。
【
図8】第2の実施形態の縦型ブラインドのルーバーの全閉状態でのコントロールユニット側端部付近の正面図であり、ヘッドレールの前面側を省略した図である。
【
図9】第2の実施形態の縦型ブラインドのルーバーの全閉状態でのエンドカバー側端部付近の正面図であり、ヘッドレールの前面側を省略した図である。
【
図10】第2の実施形態の縦型ブラインドのルーバーの全開状態でのコントロールユニット側端部付近の正面図であり、ヘッドレールの前面側を省略した図である。
【
図11】第3の実施形態の縦型ブラインドのルーバーを表し、(a)はルーバーの全閉状態において、隣合うルーバーと端部ルーバーとを見た側面図であり、(b)はルーバーの全開状態において、隣合うルーバーと端部ルーバーとを見た側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
図1ないし
図7に第1の実施形態を示す。この縦型ブラインドは、ブラケット9により窓枠11等に固定されるヘッドレール10を有しており、ヘッドレール10を長手方向にスライド可能に複数のキャリア12が配列されており、各キャリア12には、フック13を介してルーバー14が吊下げられている。
【0018】
図5に示すように、複数のキャリア12の中で先頭にあるキャリアはマスタキャリア12aとなっている。そして、隣合うキャリア12同士は、スペーサ15によって決まる所定間隔を最大間隔として離間または接近可能に、マスタキャリア12aを先頭にして連結されている。マスタキャリア12aとこれに隣合うキャリア12とを連結するスペーサ15a、及び後述するコントロールユニット10aに隣合う端部キャリア12bとこれに隣合うキャリア12とを連結するスペーサ15aは、他のスペーサ15よりも長さ寸法が短く構成される。これにより、ルーバー14をヘッドレール10に亘って配置した展張状態において、
図4及び
図5に示すように、マスタキャリア12aと端部キャリア12bから吊下げられて両側端部に配設される端部ルーバー14aとこれらにそれぞれ隣合うルーバー14との間の距離P2は、他の互いに隣合うルーバー14同士の間の距離P1と比べて小さくなっており、距離P2はルーバー14の幅寸法の1/2の寸法にキャリア12の幅寸法の1/2の寸法を加えた寸法程度の大きさに設定されている。
【0019】
ヘッドレール10内には、キャリア12を移動させるキャリア移動機構と、ルーバー14を回転させるルーバー回転機構とが配設される。
【0020】
キャリア移動機構は、操作コード18を有する。操作コード18の一端はマスタキャリア12aに連結され、他端は、ヘッドレール10内をヘッドレール10の一端部にあるコントロールユニット10aへと導かれて、コントロールユニット10aから垂下された後、転回して再びヘッドレール10内に導入されて、さらにヘッドレール10の他端部にあるエンドカバー10bへと導かれた後、エンドカバー10bで転回して、ヘッドレール10内を導かれて、マスタキャリア12aに連結される。
【0021】
コントロールユニット10aから導出された操作コード18の二重部分の一方を引くと、マスタキャリア12aが操作コード18に牽引されて、ヘッドレール10内をいずれか一方へ移動し、操作コード18の二重部分の他方を引くと、マスタキャリア12aが操作コード18に牽引されて、ヘッドレール10内をいずれか他方へ移動する。マスタキャリア12aの移動により、後続のキャリア12がマスタキャリア12aの移動に応じてスペーサ15を介して次々と牽引されていくと、ルーバー14、14aを展張状態にすることができる。一方、マスタキャリア12aの移動により、マスタキャリア12aがキャリア12を押出していくと、ルーバー14、14aを畳込状態にすることができる。このように操作コード18を操作することにより、ルーバー14、14aを展張したり畳み込んだりすることができる。
【0022】
ルーバー回転機構は、ヘッドレール10内で長手方向に延びて回転可能に軸支された回転軸24と、コントロールユニット10a内に配設される図示していないギヤを介して回転軸24に連結される操作棒26とから構成されており、操作棒26はヘッドレール10の一端から垂下されている。各キャリア12には、回転軸24と噛み合う回転伝達機構が内設されており、回転伝達機構は、回転軸24の回転をキャリア12のフック13に伝達して、ルーバー14を回転可能である。但し、この例の場合、マスタキャリア12aとコントロールユニット10aに隣合う端部キャリア12bには、回転伝達機構が設けられておらず、回転軸24の回転は伝達されない構成となっており、これらのフック13は、端部ルーバー14aが常にヘッドレール10に対して垂直な角度を保持するように構成されている。
【0023】
この垂直な角度を保持する構成としては、ばねといった付勢手段を用いてフック13及び端部ルーバー14aがヘッドレール10に対して垂直な角度を保持する方向に付勢するようにしてもよく、または、フック13及び端部ルーバー14aを完全に回転不能にして、マスタキャリア12a及び端部キャリア12bに対して回転をロックしてもよい。
【0024】
以上のように構成された縦型ブラインドは、
図1、
図4及び
図5に示すように、ルーバー14の展張時にルーバー14を閉じる方向に操作棒26を回転操作すると、回転軸24が対応する逆方向に回転し、回転伝達機構を介してフック13がルーバー14を閉じる方向に回転する。両端部ルーバー14a以外のルーバー14はヘッドレール10に対して略平行になるまで回転して全閉状態になるが、マスタキャリア12a及び端部キャリア12bには回転軸24の回転が伝達されないため、操作棒26の回転操作中も両端部ルーバー14aだけは、ヘッドレール10に対して垂直な角度に保持される。
【0025】
これによって、両端部ルーバー14a以外のルーバー14によって、縦型ブラインドが設置された開口部を遮蔽して開口部から光が入り込むことを防止するとともに、両端部ルーバー14aの端部が窓枠または壁面11に近接して両者の間の隙間が低減されて、縦型ブラインドの側方からの光漏れの発生を防止するとともに開口部の断熱性能を高めることができる。
【0026】
また、
図7(a)に示すように、ルーバー14は端部ルーバー14aの幅方向中央位置に位置しており、端部ルーバー14aはこれに隣合うルーバー14に近接して配置されている。これにより、端部ルーバー14aとこれに隣合うルーバー14との間の隙間が塞がれ、縦型ブラインドの側方からの光漏れをより確実に防止することができる。
【0027】
ルーバー14を開く方向に操作棒26を回転操作すると、回転軸24が回転し、回転伝達機構を介してフック13がルーバー14を開く方向に回転する。これにより、
図2、
図3、
図6及び
図7(b)に示すように、ルーバー14がヘッドレール10に対して垂直になるまで回転すると全開状態にすることができる。一方、マスタキャリア12a及び端部キャリア12bには回転軸24の回転が伝達されないため、操作棒26の回転操作中も両端部ルーバー14aはヘッドレール10に対して垂直な角度にそれぞれ保持される。
【0028】
尚、以上の実施形態では、両端部キャリア14aがヘッドレール10に対して常に垂直な角度を形成するように保持されていたが、これに限るものではなく、両端部キャリア14aは他のキャリア14と連動して回転するものの、他のキャリア14と90度異なる角度または異なる速度で回転するように構成してもよい。これによって、他のキャリア14が全閉状態において、両端部キャリア14aをヘッドレール10に対して垂直な角度を形成するように保持するようにすることもできる。
【0029】
また、以上の実施形態では、両端部キャリア14a以外は、操作棒26の回転操作に応じて一動に回転したが、これに限るものではなく、特開平10−54186号公報に記載されるように、ルーバー14が1つおきに操作棒26の回転操作に応じて回転するようにしてもよい。
【0030】
(第2の実施形態)
次に、
図8ないし
図10を用いて第2の実施形態を説明する。第2の実施形態においては下記の構成が第1の実施形態と異なっており、その他の構成は第1の実施形態と同様であるため、同様の構成に関しては説明を省略するとともに、第1の実施形態と共通する部材には同じ符号を付すものとする。
【0031】
第2の実施形態では、端部ルーバー14aをマスタキャリア12a及び端部キャリア12bに設けるのではなく、コントロールユニット10a及びエンドカバー10bの下面の側端部に設けたフック13にそれぞれ吊下げるものであり、端部ルーバー14aはヘッドレール10に対して常に垂直な角度に保持されている。そして、マスタキャリア12a及び端部キャリア12bも回転伝達機構を備えており、回転軸24の回転がフック13にそれぞれ伝達されるようになっている。展張した状態で、マスタキャリア12aのフック13の回転軸と隣り合う端部ルーバー14aとの間の距離P3、及び端部キャリア12bのフック13の回転軸と対応する端部ルーバー14aとの間の距離P3は、他の互いに隣合うルーバー14同士の間の距離P1と比べて小さくなっており、距離P3は距離P1の1/2より若干大きい大きさに設定されている。
【0032】
図8及び
図9に示すように、ルーバー14が全閉状態のとき、端部キャリア12bから吊り下げられたルーバー14とマスタキャリア12aから吊り下げられたルーバー14の側端部はそれぞれコントロールユニット10a及びエンドカバー10bの下方まで張り出しており、端部ルーバー14aにそれぞれ近接した状態となっている。
【0033】
これにより、端部ルーバー14aの端部が窓枠または壁面11に近接する位置まで配設されるとともに、端部ルーバー14aとこれに隣合うルーバー14との間の隙間が塞がれるため、縦型ブラインドの側方からの光漏れを防止するとともに開口部の断熱性能を高めることができる。また、ヘッドレール10の長さ方向全長に亘ってルーバー14が配設されるため、ヘッドレール10の長さ寸法分で窓を覆うことができる。このため、ヘッドレール10を窓枠11を超えて側方に突出させて配置する必要がないため、ヘッドレール10の長さ寸法が窓枠11の幅寸法と同程のものを用いることができるので、縦型ブラインドを小型化することができる。
【0034】
また、ルーバー14を開く方向に操作棒26を回転操作すると、回転軸24が回転し、回転伝達機構を介してフック13がルーバー14を開く方向に回転する。これにより、
図10に示すように、ルーバー14がヘッドレール10に対して垂直になるまで回転すると、全開状態にすることができる。
【0035】
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、
図11に示すように、ヘッドレール10の取付位置と窓枠または壁面11との間の距離が大きい場合に対応したものであり、両端部ルーバー14aの幅寸法を他のルーバー14の幅寸法よりも大きくし、
図11(a)に示すように、両端部ルーバー14aの幅方向中心位置をフック13より窓枠(壁面)11側にオフセットさせている。これにより、ルーバー14が全閉状態のときは、
図11(a)に示すように、ルーバー14はヘッドレール10の軸方向中心線上にヘッドレール10に対して略平行に位置するのに対し、端部ルーバー14aの奥側は窓枠(壁面)11側に突出しており、窓枠11に限りなく接近させられている。このため、端部ルーバー14aと窓枠(壁面)11との間の隙間からの光漏れをより一層確実に防止するとともに開口部の断熱性能を高めることができる。
【0036】
また、
図11(b)に示すように、ルーバー14が全開状態のときは、両端部ルーバー14aは、手前側が他のルーバー14と面一となるとともに、奥側が他のルーバー14より窓枠11側に突出するように配設されており、見た目にも違和感はない。
【0037】
その他の構成は、第1及び第2の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0038】
尚、以上の各実施形態においては、両端部ルーバー14aをヘッドレール10に対して垂直な角度に保持されるようにしたが、どちらか一方の端部ルーバー14aのみとしてもよい。例えば、一方側の側方に窓枠に対して直交する他の壁面等があって、端部ルーバー14aと窓枠(壁面)11との隙間が他の壁面等によって遮蔽される場合には、一方の端部ルーバー14aのみをヘッドレール10に対して垂直な角度に保持されるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0039】
10 ヘッドレール
14 ルーバー
14a 端部ルーバー
P1、P2、P3 ルーバー間の距離