特許第5969465号(P5969465)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5969465フレーム構造体のためのヒンジアセンブリ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5969465
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】フレーム構造体のためのヒンジアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   E05D 5/02 20060101AFI20160804BHJP
【FI】
   E05D5/02
【請求項の数】27
【全頁数】40
(21)【出願番号】特願2013-507998(P2013-507998)
(86)(22)【出願日】2011年4月14日
(65)【公表番号】特表2013-525645(P2013-525645A)
(43)【公表日】2013年6月20日
(86)【国際出願番号】US2011032411
(87)【国際公開番号】WO2011136934
(87)【国際公開日】20111103
【審査請求日】2014年3月17日
(31)【優先権主張番号】61/327,925
(32)【優先日】2010年4月26日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/086,619
(32)【優先日】2011年4月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】511119592
【氏名又は名称】ブランキング システムズ インク
【氏名又は名称原語表記】BLANKING SYSTEMS, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(72)【発明者】
【氏名】フランク イー. オットリンガー
【審査官】 家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】 欧州特許出願公開第02072727(EP,A1)
【文献】 実開昭50−117269(JP,U)
【文献】 米国特許第04854622(US,A)
【文献】 実開昭51−009168(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05D 1/00−9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第1のサイドフレーム部材と、内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第2のサイドフレーム部材と、を備えたフレーム構造体のためのヒンジアセンブリであって、
略平坦な内面、略平坦な外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、略平坦な前記内面及び略平坦な前記外面の間で、略平坦な前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第1要素と、
前記第1要素に枢動可能に接続され、略平坦な内面、略平坦な外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、略平坦な前記内面及び略平坦な前記外面の間で、略平坦な前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第2要素と、
前記第1要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸可能な第1のボルトと、
前記第2要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸可能な第2のボルトと、
前記第1のサイドフレーム部材の前記スロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で前記第1のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第1のナットと、
前記第2のサイドフレーム部材の前記スロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で前記第2のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第2のナットと、
を備えることを特徴とするヒンジアセンブリ。
【請求項2】
内面、外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、前記内面及び前記外面の間で前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第1要素と、
該第1要素に枢動可能に接続され、内面、外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、前記内面及び前記外面の間で前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第2要素と、
前記第1要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸する第1のボルトと、
前記第2要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸する第2のボルトと、
内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第1のサイドフレーム部材と、
内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第2のサイドフレーム部材と、
前記第1のサイドフレーム部材の前記スロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で前記第1のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第1のナットと、
前記第2のサイドフレーム部材のスロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で前記第2のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第2のナットと、
を備えることを特徴とするフレーム構造体のためのヒンジアセンブリ。
【請求項3】
それぞれのスロットが、第1及び第2の狭まる側壁によって画定され、前記側壁は、前記スロットが内部に延びる表面に対して鋭角である対応平面内に位置することを特徴とする請求項2に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項4】
前記第1及び第2の狭まる側壁は終端部を有し、それぞれのスロットは、前記第1及び第2の狭まる側壁の終端部から延び、終端部を有する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部によって更に画定されることを特徴とする請求項3に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項5】
それぞれのスロットが、前記第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の前記終端部から、前記スロットが内部に延びる表面の方に延びる、第1及び第2の内側に当接する広がり壁部によって更に画定され、前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部は終端部を有することを特徴とする請求項4に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項6】
それぞれのスロットを画定する、前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部が、略凹状の端壁によって相互接続されることを特徴とする請求項5に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項7】
それぞれのナットが、
第1の縁部及び第2の縁部を有し、かつ前記ナットが内部に受容される前記スロットを画定する前記第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である、略平坦な係合表面と、
前記係合表面の前記第1の縁部から延び、前記ナットが受容される前記スロットを画定する前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である、第1の当接する壁部と、
前記係合表面の前記第2の縁部から延び、端縁部を有し、前記係合表面と略垂直である、位置合わせ表面と、
前記位置合わせ表面の前記端縁部から延び、前記ナットが内部に受容される前記スロットを画定する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部のうちの他方と係合可能な第2の当接する壁部であって、終端部を有する、第2の当接する壁部と、
前記第2の当接する壁部の前記端縁部から延び、前記ナットが内部に受容される前記スロットを画定する前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部のうちの他方と係合可能な第3の当接する壁部であって、端縁部を有する、第3の当接する壁部と、を含むことを特徴とする請求項5に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項8】
それぞれのナットの前記ボルト受容孔が、前記ナットの前記係合表面に略垂直な軸に沿って延びることを特徴とする請求項7に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項9】
前記第1要素が、その前記外面から突出する第1のリップを備えたことを特徴とする請求項2に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項10】
前記第2要素が、その前記外面から突出する第2のリップを備えたことを特徴とする請求項9に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項11】
前記第1要素を前記第2要素に枢動可能に接続するためのピンを更に含むことを特徴とする請求項2に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項12】
内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第1のサイドフレーム部材と、内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第2のサイドフレーム部材と、を備えたフレーム構造体のためのヒンジアセンブリであって、
略平坦な内面、略平坦な外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、略平坦な前記内面及び略平坦な前記外面の間で、略平坦な前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第1要素と、
略平坦な内面、略平坦な外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、略平坦な前記内面及び前記外面の間で、略平坦な前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第2要素と、
前記第1要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸可能な第1のボルトと、
前記第2要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸可能な第2のボルトと、
前記第1のサイドフレーム部材の前記スロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で前記第1のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第1のナットと、
前記第2のサイドフレーム部材の前記スロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で前記第2のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第2のナットと、
前記第1要素を前記第2要素に枢動可能に接続するためのピンと、
前記第1要素の前記外面から延びる第1のリップと、
前記第2要素の前記外面から延びる第2のリップと、を備えることを特徴とするヒンジアセンブリ。
【請求項13】
内面、外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、前記内面及び前記外面の間で前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第1要素と、
内面、外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、前記内面及び前記外面の間で前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第2要素と、
前記第1要素を前記第2要素に枢動可能に接続するためのピンと、
前記第1要素の前記外面から延びる第1のリップと、
前記第2要素の前記外面から延びる第2のリップと、
前記第1要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸する第1のボルトと、
前記第2要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸する第2のボルトと、
内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第1のサイドフレーム部材と、
内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第2のサイドフレーム部材と、
前記第1のサイドフレーム部材の前記スロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で前記第1のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第1のナットと、
前記第2のサイドフレーム部材のスロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で前記第2のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第2のナットと、
を備えることを特徴とするフレーム構造体のためのヒンジアセンブリ。
【請求項14】
それぞれのスロットが、第1及び第2の狭まる側壁によって画定され、前記側壁は、前記スロットが内部に延びる表面に対して鋭角である対応面内に位置することを特徴とする請求項13に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項15】
前記第1及び第2の狭まる側壁は終端部を有し、それぞれのスロットは、前記第1及び第2の狭まる側壁の終端部から延び、終端部を有する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部によって更に画定されることを特徴とする請求項14に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項16】
それぞれのスロットが、前記第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の前記終端部から、前記スロットが内部に延びる表面の方に延びる、第1及び第2の内側に当接する広がり壁部によって更に画定され、前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部は終端部を有することを特徴とする請求項15に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項17】
それぞれのスロットを画定する、前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部が、略凹状の端壁によって相互接続されることを特徴とする請求項16に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項18】
それぞれのナットが、
第1の縁部及び第2の縁部を有し、かつ前記ナットが内部に受容される前記スロットを画定する前記第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である略平坦な係合表面と、
前記係合表面の前記第1の縁部から延び、前記ナットが受容される前記スロットを画定する前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である第1の当接する壁部と、
前記係合表面の前記第2の縁部から延び、端縁部を有し、前記係合表面に対して略垂直である位置合わせ表面と、
前記位置合わせ表面の前記端縁部から延び、前記ナットが内部に受容される前記スロットを画定する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部のうちの他方と係合可能な第2の当接する壁部であって、終端部を有する第2の当接する壁部と、
前記第2の当接する壁部の前記端縁部から延び、前記ナットが内部に受容される前記スロットを画定する前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部のうちの他方と係合可能な第3の当接する壁部であって、端縁部を有する第3の当接する壁部と、を含むことを特徴とする請求項16に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項19】
それぞれのナットの前記ボルト受容孔が、前記ナットの前記係合表面に対して略垂直な軸に沿って延びることを特徴とする請求項18に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項20】
内面、外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、前記内面及び前記外面の間で前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第1要素と、
前記第1要素に枢動可能に接続され、内面、外面及び内部を通るボルト受容孔を有し、該ボルト受容孔が、前記内面及び前記外面の間で前記外面に対して鋭角な孔軸に沿って延伸する第2要素と、
前記第1要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸する第1のボルトと、
前記第2要素の前記ボルト受容孔を通じて延伸する第2のボルトと、
内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第1のサイドフレーム部材と、
内部に延伸するスロットを備えた表面を有する第2のサイドフレーム部材と、
前記第1のサイドフレーム部材の前記スロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で第1の対のボルトの第1のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第1のナットと、
前記第2のサイドフレーム部材の前記スロット内に受容可能であるとともに、内部に、係合関係で前記第1の対のボルトの第2のボルトを受容するボルト受容孔を備えた第2のナットと、
を備えることを特徴とするフレーム接続体のためのヒンジアセンブリ。
【請求項21】
それぞれのスロットが、第1及び第2の狭まる側壁によって画定され、前記側壁は、前記スロットが内部に延びる表面に対して鋭角である対応平面内に位置することを特徴とする請求項20に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項22】
それぞれのスロットが、第1及び第2の外側に当接する広がり壁部によって更に画定され、前記第1の外側に当接する広がり壁部が、前記第1の狭まる側壁に対して略垂直であり、前記第2の外側に当接する広がり壁部が、前記第2の狭まる側壁に対して略垂直であることを特徴とする請求項21に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項23】
それぞれのスロットが、第1及び第2の内側に当接する広がり壁部によって更に画定され、前記第1の内側に当接する広がり壁部が、前記第2の狭まる側壁に対して略垂直であり、前記第2の内側に当接する広がり壁部が、前記第1の狭まる側壁に対して略垂直であることを特徴とする請求項22に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項24】
それぞれのスロットを画定する前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部が、端壁によって相互接続されることを特徴とする請求項23に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項25】
それぞれのナットが、
第1の縁部及び第2の縁部を有し、かつ前記ナットが内部に受容される前記スロットを画定する前記第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である、略平坦な係合表面と、
前記係合表面の前記第1の縁部から延び、前記ナットが受容される前記スロットを画定する前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である第1の当接する壁部と、
前記係合表面の前記第2の縁部から延び、端縁部を有し、前記係合表面と略垂直である、位置合わせ表面と、
前記位置合わせ表面の前記端縁部から延び、前記ナットが内部に受容される前記スロットを画定する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部のうちの他方と係合可能な第2の当接する壁部であって、終端部を有する第2の当接する壁部と、
前記第2の当接する壁部の前記端縁部から延び、前記ナットが内部に受容される前記スロットを画定する前記第1及び第2の内側に当接する広がり壁部のうちの他方と係合可能な第3の当接する壁部であって、端縁部を有する第3の当接する壁部と、を含むことを特徴とする請求項23に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項26】
前記第1要素が、その前記外面から突出する第1のリップを備え、前記第2要素が、その外面から突出する第2のリップを備えたことを特徴とする請求項20に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項27】
前記第1要素を前記第2要素に枢動可能に接続するためのピンを更に含むことを特徴とする請求項20に記載のヒンジアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2010年4月26日に出願された米国特許仮出願第61/327,925号の優先権を主張し、その全体は本明細書において参照により明示的に組み込まれる。
【0002】
本発明は、一般的に、自動装置等の構造的フレームアセンブリ、特に、繰り返し使用する際に機械的に接続されたままであるフレーム構造体のヒンジアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
周知のように、自動装置及び家具から建造物などに至る全てを含む様々な製品の構成に、構造フレームが使用される。構造フレームは典型的に、コーナー部品、接合部、又は結合により、一緒に結合される水平及び垂直フレーム部材を組み込む。構造フレームの内部を分離するために、及び/又は審美的に心地の良い外観を提供するために、パネルなどの被覆部材がフレーム部材に固定される場合がある。加えて、様々な構成要素が構造フレームに相互接続されて、構造フレームがその意図される目的のために使用されることを可能にする。例として、ドアの取り付けを容易にするために、構造フレームにヒンジが相互接続される場合がある。構造フレームが引き出しとして機能できるようにするために構造フレームのスライドに、スライダーが相互接続される場合がある。その意図される目的を容易にするために、他の種類の構成要素が構造フレームに相互接続され得ることが理解できる。
【0004】
典型的に、構造フレームの構成要素は摩擦によって一緒に保持される。例えば、水平及び垂直フレーム部材を一緒に固定するために、多くの場合においてナット及びボルトの組み合わせが使用される。しかしながら、構造フレームを一緒に保持するナット及びボルトの組み合わせは、振動及び/又は環境に晒されると、時間とともに緩くなることが多い。ナット及びボルトの組み合わせが緩くなると、構造フレームの一体性が劣化する恐れがある。更に、ナット及びボルトの組み合わせが緩くなると、それに伴ってフレーム部材及び構成要素が互いに対して回転することにより、構造フレームの位置合わせが劣化する。
【0005】
したがって、繰り返し使用する際に機械的に接続された状態が維持されるフレーム構造体のためのヒンジアセンブリを提供することが、本発明の主要な目的及び特徴である。
単純かつ容易に組み込むことができる、フレーム構造体のためのヒンジアセンブリを提供することが、本発明の更なる目的及び特徴である。
様々な用途に適合されるフレーム構造体のためのヒンジアセンブリを提供することが、本発明の更なる目的及び特徴である。
【0006】
本発明により、フレーム構造体のヒンジアセンブリが提供される。ヒンジアセンブリは、内面と、外面と、内部を通るボルト受容とを有し、このボルト受容は、内面と外面との間で外面に対して鋭角な軸に沿って延びる、第1のほぼ平坦なプレートを含む。第2のほぼ平坦なプレートは、第1のプレートに枢動可能に接続される。第2のプレートは、内面と、外面と、内部を通るボルト受容とを有する。ボルト受容は、内面と外面との間で外面に対して鋭角な軸に沿って延びる。
【0007】
ヒンジアセンブリはまた、第1のプレートのボルト受容を通じて延びる第1のボルトと、第2のプレートのボルト受容を通じて延びる第2のボルトと、を含んでもよい。第1の細長いフレーム部材は、内部に延びるスロットを備える表面を有し、第2の細長いフレーム部材は、内部に延びるスロットを備える表面を有する。第1のナットは、第1の細長いフレーム部材のスロット内に受容可能であり、内部にボルト受容を含む。ボルト受容は、係合関係で第1のボルトを受容するように適合される。第2のナットは、第2の細長いフレーム部材のスロット内に受容可能であり、内部にボルト受容を含む。第2のナットのボルト受容は、第2のボルトを係合関係で受容するように適合される。
【0008】
スロットはそれぞれ、第1及び第2の狭まる側壁によって画定される。側壁は、スロットが内部に延びる表面に対して鋭角である対応平面に存在する。第1及び第2の狭まる側壁は終端部を有し、それぞれのスロットは、第1及び第2の狭まる側壁の終端部から延び、終端部を有する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部によって更に画定される。それぞれのスロットはまた、第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の終端部から、スロットが内部に延びる表面の方に延びる、第1及び第2の内側に当接する広がり壁部によって画定されてもよい。第1及び第2の内側に当接する広がり壁部は、終端部を有する。それぞれのスロットを画定する、第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の終端部は、ほぼ凹状の端壁によって相互接続される。
【0009】
それぞれのナットは、第1の縁部及び第2の縁部を有し、かつナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である、ほぼ平坦な係合表面を含む。第1の当接する壁部は、係合表面の第1の縁部から延び、ナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である。位置合わせ表面は、係合表面の第2の縁部から延び、端縁部を有する。位置合わせ表面は、係合表面とほぼ垂直である。第2の当接する壁部は、位置合わせ表面の端縁部から延び、ナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部のうちの他方と係合可能である。第2の当接する壁部は、端縁部を有する。第3の当接する壁部は、第2の当接する壁部の端縁部から延び、ナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の他方と係合可能である。第3の当接する壁部は、端縁部を有する。それぞれのナットのボルト受容は、ナットの係合表面にほぼ垂直な軸に沿って延びることが想到される。第1のプレートは、その内面から突出する第1のリップを含んでもよく、第2のプレートは、その内面から突出する第2のリップを含んでもよい。ピンは、第1のプレートを第2のプレートに枢動可能に接続する。
【0010】
本発明の更なる態様により、ヒンジアセンブリはフレーム構造のために提供される。ヒンジアセンブリは、内面と、外面と、内部を通るボルト受容を有する、第1のほぼ平坦なプレートを含む。ボルト受容は、内面と外面との間で外面に対して鋭角な軸に沿って延びる。第2のほぼ平坦なプレートは、内面と、外面と、内部を通るボルト受容を有する。ボルト受容は、内面と外面との間で外面に対して鋭角な軸に沿って延びる。ピンは、第1のプレートを第2のプレートに枢動可能に接続する。第1のリップは、第1のプレートの内面から延び、第2のリップが第2のプレートの内面から延びる。
【0011】
スロットはそれぞれ、第1及び第2の狭まる側壁によって画定される。側壁は、スロットが内部に延びる表面に対して鋭角である対応平面に存在する。第1及び第2の狭まる側壁は終端部を有し、それぞれのスロットは、第1及び第2の狭まる側壁の終端部から延び、終端部を有する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部によって更に画定される。それぞれのスロットはまた、第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の終端部から、スロットが内部に延びる表面の方に延びる、第1及び第2の内側に当接する広がり壁部によって画定されてもよい。第1及び第2の内側に当接する広がり壁部は、終端部を有する。それぞれのスロットを画定する、第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の終端部は、ほぼ凹状の端壁によって相互接続される。
【0012】
それぞれのナットは、第1の縁部及び第2の縁部を有し、かつナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である、ほぼ平坦な係合表面を含む。第1の当接する壁部は、係合表面の第1の縁部から延び、ナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である。位置合わせ表面は、係合表面の第2の縁部から延び、端縁部を有する。位置合わせ表面は、係合表面とほぼ垂直である。第2の当接する壁部は、位置合わせ表面の端縁部から延び、ナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部のうちの他方と係合可能である。第2の当接する壁部は、端縁部を有する。第3の当接する壁部は、第2の当接する壁部の端縁部から延び、ナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の他方と係合可能である。第3の当接する壁部は、端縁部を有する。それぞれのナットのボルト受容は、ナットの係合表面にほぼ垂直な軸に沿って延びることが想到される。
【0013】
本発明の更なる態様により、ヒンジアセンブリはフレーム接続体のために提供される。ヒンジアセンブリは、内面と、外面と、内部を通るボルト受容を有する、第1のほぼ平坦なプレートを含む。ボルト受容は、内面と外面との間で外面に対して鋭角な軸に沿って延びる。第2のほぼ平坦なプレートは、第1のプレートに枢動可能に接続される。第2のプレートは、内面と、外面と、内部を通るボルト受容とを有する。ボルト受容は、内面と外面との間で外面に対して鋭角な軸に沿って延びる。第1のボルトは、第1のプレートのボルト受容を通じて延び、第2のボルトは、第2のプレートのボルト受容を通じて延びる。第1の細長いフレーム部材は、内部に延びるスロットを備える表面を有し、第2の細長いフレーム部材は、内部に延びるスロットを備える表面を有する。第1のナットは、第1の細長いフレーム部材のスロット内に受容可能であり、内部にボルト受容を含む。ボルト受容は、係合関係で第1の対のボルトの第1のボルトを受容するように適合される。同様に、第2のナットは、第2の細長いフレーム部材のスロット内に受容可能であり、内部にボルト受容を含む。第2のナットのボルト受容は、係合関係で第1の対のボルトの第2のボルトを受容するように適合される。
【0014】
スロットはそれぞれ、第1及び第2の狭まる側壁によって画定される。側壁は、スロットが内部に延びる表面に対して鋭角である対応平面に存在する。それぞれのスロットは、第1及び第2の外側に当接する広がり壁部によって更に画定される。第1の外側に当接する広がり壁部は、第1の狭まる側壁に対してほぼ垂直であり、第2の外側に当接する広がり壁部は、第2の狭まる側壁に対してほぼ垂直である。それぞれのスロットは、第1及び第2の内側に当接する広がり壁部によって更に画定される。第1の内側に当接する広がり壁部は、第2の狭まる側壁に対してほぼ垂直であり、第2の内側に当接する広がり壁部は、第1の狭まる側壁に対してほぼ垂直である。それぞれのスロットを画定する第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の終端部は、端壁によって相互接続される。
【0015】
それぞれのナットは、第1の縁部及び第2の縁部を有し、かつナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である、ほぼ平坦な係合表面を含む。第1の当接する壁部は、係合表面の第1の縁部から延び、ナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の一方と係合可能である。位置合わせ表面は、係合表面の第2の縁部から延び、端縁部を有する。位置合わせ表面は、係合表面とほぼ垂直である。第2の当接する壁部は、位置合わせ表面の端縁部から延び、ナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の外側に当接する広がり壁部のうちの他方と係合可能である。第2の当接する壁部は、端縁部を有する。第3の当接する壁部は、第2の当接する壁部の端縁部から延び、ナットが内部に受容されるスロットを画定する第1及び第2の内側に当接する広がり壁部の他方と係合可能である。第3の当接する壁部は、端縁部を有する。第1のプレートは、その内面から突出する第1のリップを含んでもよく、第2のプレートは、その内面から突出する第2のリップを含んでもよい。ピンは、第1のプレートを第2のプレートに枢動可能に接続する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本明細書に添付される図面は、上記の利点及び特徴が明確に開示される本発明の好ましい構成、並びに例示の実施形態に関する以下の記載から容易に理解される他の構成を例示する。
図面は以下の通りである。
図1】本発明に係るフレーム部材及び構成要素を組み込む、組み立てたフレームの第1の側面の等角図である。
図2】本発明に係るフレーム部材及び構成要素を組み込む、図1の組み立てたフレームの第2の側面の等角図である。
図3図1の線3−3に沿った、組み立てたフレームの拡大等角図である。
図4図3の線4−4に沿った、組み立てたフレームの断面図である。
図5図3の線5−5に沿った、組み立てたフレームの断面図である。
図6図2の直線6−6に沿った、組み立てたフレームの拡大等角図である。
図7図6の線7−7に沿った、組み立てたフレームの断面図である。
図8図6の線8−8に沿った、組み立てたフレームの断面図である。
図9】本発明係るフレーム部材の等角図である。
図10図9の線10−10に沿ったフレーム部材の断面図である。
図11図2の線11−11に沿った、組み立てたフレームの拡大等角図である。
図11A】本発明に係るナットの側面図である。
図11B図11Aのナットの第1側部の等角図である。
図11C図11Aのナットの第2側部の等角図である。
図12】本発明に係る第1及び第2の相互接続したフレーム部材を示す、図1の組み立てたフレームの一部の等角図である。
図13図12の第1及び第2の相互接続したフレーム部材の端面図である。
図14図12の線14−14に沿った第1及び第2の相互接続したフレーム部材の断面図である。
図15図12の線15−15に沿った第1及び第2の相互接続したフレーム部材の断面図である。
図16図2の線16−16に沿った、組み立てたフレームの拡大等角図である。
図17図16の線17−17に沿った、組み立てたフレームの等角図である。
図18図1の線18−18に沿った、組み立てたフレームの拡大等角図である。
図18A図18の線18A−18Aに沿った、組み立てたフレームの断面図である。
図18B】は図18の線18B−18Bに沿った、組み立てたフレームの断面図である。
図19】本発明に係るフレーム部材の別の実施形態の等角図である。
図20図19のフレーム部材の端面図である。
図21図20のフレーム部材の正面図である。
図22図19のフレーム部材の平面図である。
図23図19のフレーム部材の背面図である。
図24】別のフレーム部材に取り付けられた、本発明によるコーナー部品の等角図である。
図25図24のコーナー部品及びフレーム部材の端面図である。
図26図24の線26−26に沿ったコーナー部品及びフレーム部材の断面図である。
図27】本発明に係るコーナー部品の更なる実施形態の等角図である。
図28図27のコーナー部品の正面図である。
図29図27のコーナー部品の背面図である。
図30図28の線30−30に沿った本発明のコーナー部品の断面図である。
図31図27のコーナー部品の平面図である。
図32図27のコーナー部品の底面図である。
図33図27のコーナー部品の第1側部の側面図である。
図34図27のコーナー部品の第2側部の側面図である。
図35】本発明に係るコーナー部品の別の実施形態の等角図である。
図36図35のコーナー部品の正面図である。
図37図35のコーナー部品の背面図である。
図38図35のコーナー部品の平面図である。
図39図35のコーナー部品の底面図である。
図40図35のコーナー部品の第1側部の側面図である。
図41図35のコーナー部品の第2側部の側面図である。
図42】本発明に係るコーナー部品の更なる実施形態の等角図である。
図43図42のコーナー部品の正面図である。
図44図42のコーナー部品の背面図である。
図45図42のコーナー部品の平面図である。
図46図42のコーナー部品の底面図である。
図47図42のコーナー部品の第1側部の側面図である。
図48図42のコーナー部品の第2側部の側面図である。
図49】本発明に係るコーナー部品の更なる実施形態の等角図である。
図50図49のコーナー部品の正面図である。
図51図49のコーナー部品の背面図である。
図52図49のコーナー部品の平面図である。
図53図49のコーナー部品の底面図である。
図54図49のコーナー部品の第1側部の側面図である。
図55図49のコーナー部品の第2側部の側面図である。
図56】開いた構成における、本発明に係るヒンジの別の実施形態の等角図である。
図57図56のヒンジの端面図である。
図58図56のヒンジの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1を参照し、本発明に係る構成要素から構成されるフレームアセンブリが、符号10として示す。以降に記載されるように、本発明の構成要素は、様々な構成のフレームアセンブリを構成するために使用することができる。したがって、本実施形態におけるフレームアセンブリ10は、本発明に係るフレームアセンブリの一実施形態にすぎない。フレームアセンブリ10の他の構成が、本発明の範囲内で想到される。
【0018】
フレームアセンブリ10は、対向して離間している長手方向に延びる第1のサイドフレーム部材14及び第2のサイドフレーム部材16と、上方フレーム部材18と、下方フレーム部材20とによってそれぞれ画定されるドアフレーム12を含む。第1のサイドフレーム部材14は、コーナー部品26によって上方フレーム部材18及び下方フレーム部材20にそれぞれ、しっかりと相互接続される。同様に、第2のサイドフレーム部材16はそれぞれ、コーナー部品26により、上方のクロスフレーム部材18及び下方のクロスフレーム部材20に、それぞれしっかりと相互接続される。コーナー部品26は以下、左コーナー部品と称され、一方でコーナー部品24は以降、右コーナー部品と称される。用語「右」及び「左」は、各コーナー部品の下側のほぞ又はリップの位置を指す。左コーナー部品26は、本質的に右コーナー部品24の鏡像であることが理解され得る。以降に記載されるように、コーナー部品24及び26は、第1のサイドフレーム部材14及び第2のサイドフレーム部材16などのフレーム部材をそれぞれ、上方のクロスフレーム部材18及び下方フレーム部材20などのフレーム部材にしっかりと相互接続させるために使用される。
【0019】
記載される実施形態において、第1のサイドフレーム部材14、及び第2のサイドフレーム部材16と、上方フレーム部材18及び下方フレーム部材20は同一の構造であり、したがって、第1のサイドフレーム部材14の以下における説明は、第2のサイドフレーム部材16、上方フレーム部材18及び下方フレーム部材20を、これが本明細書においてあたかも完全に記載されたかのように説明するものと理解される。
【0020】
図1及び9〜10を参照し、第1のサイドフレーム部材14は、ほぼ正方形の構成を有し、長手方向軸に沿って延びる。第1のサイドフレーム部材14は、4つの面30a〜30dによって画定される。それぞれの面30a〜30dは、同一の構造であり、したがって、面30aの以下における記載は、面30b〜30dを、あたかもこれが本明細書において完全に記載されたかのようにして説明するものと理解される。第1のサイドフレーム部材14の面30aはそれぞれほぼ平坦であり、その全長に沿って延びるスロット32を内部に含む。スロット32は、面30aから第1側壁34及び第2側壁36まで角度38で延びる、第1側壁34及び第2側壁36それぞれによって画定される。角度38は、1°〜89°の範囲にあるが、好ましくは約30°〜約80°であり、最も好ましくは約65°であると想到される。スロット32は更に、第1の外側に当接する壁部42、及び第2の外側に当接する壁部44それぞれによって画定され、これらは第1側壁34の対応する端縁部34a及び第2側壁36の対応する端縁部36aから分かれている。第1の当接する壁部42は、第1側壁34と垂直であり、第2の当接する壁部44は第2側壁36と垂直である。第1の内側に当接する壁部46及び第2の内側に当接する壁部48はそれぞれ、互いから分かれて、第1の外側に当接する壁部42及び第2の外側に当接する壁部44のそれぞれの内縁部42a及び44aからそれぞれ延びる。凹状の端壁50は、それぞれ第1の内側に当接する壁部46の端縁部46aと、第2の内側に当接する壁部48の端縁部48aとの間に延びる。以下に記載される理由により、第1の外側に当接する壁部42は、第2の内側に当接する壁部48の面とほぼ平行な面に位置する。同様に、第2の外側に当接する壁部44は、第1の内側に当接する壁部46の面とほぼ平行な面に位置する。スロット32は以下に記載されるように、内部に捕捉されるナット104の形状と一致するように構成される。
【0021】
図19〜23を参照し、フレーム部材の別の実施形態は、符号51により示される。フレーム部材51は、一般的に正方形の構成を有し、長手方向軸に沿って延びる。より具体的に、フレーム部材51は、4つのほぼ平坦な面53a〜53d、並びに対向する第1端部55及び第2端部57それぞれにより画定される。フレーム部材51は、ユーザーが所望する任意の長さで製造されるものとして想定される。面53b及び53dはほぼ平坦であり、互いに平行である。面53cは、縁部59及び61において面53b及び53dと相互接続それぞれする。同様に、面53aはそれぞれ、縁部63及び65において面53b及び53dと相互接続し、その全長に沿って延びるスロット32(前述)を内部に含む。スロット32は、フレーム部材51の対応する端部55及び57の方に開口している。スロット32は、上述のように、内部に捕捉されるナット104の形状と一致するように構成される。
【0022】
図9〜10を再び参照し、第1のサイドフレーム部材14は、第1面30a及び第2面30bの連結部に形成され、その長さに沿って延びる第1棚部52を含む。第1棚部52は第1側壁54及び第2側壁56それぞれによって画定され、これらは互いに垂直であり、交差する。第1側壁54は縁部58において第1面30aと交差し、第2側壁56は縁部60において第2面30bと交差する。第2棚部62は、第2面30b及び第3面30cの接合点に形成され、第1のサイドフレーム部材14の長さに沿って延びる。第2棚部62は第2側壁64及び第2側壁66によって画定され、これらは互いに垂直であり、交差する。第1側壁64は縁部68において第2面30bと交差し、第2側壁66は縁部70において第3面30cと交差する。第3棚部72は、第3面30c及び第4面30dの接合部に形成され、第1のサイドフレーム部材14の長さに沿って延びる。第3棚部72は第1側壁74及び第2側壁76それぞれによって画定され、これらは互いに垂直であり、交差する。第1側壁74は縁部78において第3面30cと交差し、第2側壁76は縁部80において第4面30dと交差する。第4棚部82は、第4面30d及び第1面30aの接合部に形成され、第1のサイドフレーム部材14の長さに沿って延びる。第4棚部82は第1側壁84及び第2側壁86それぞれによって画定され、これらは互いに垂直であり、交差する。第1側壁84は縁部88において第4面30dと交差し、第2側壁86は縁部90において第1面30aと交差する。第1のサイドフレーム部材14は、その全長にわたって延びる複数の経路92a〜92dを含んでもよい。加えて、中央経路93は、その中央長手方向軸に沿って、第1のサイドフレーム部材14の全長を通じて延びる。以降に記載されるように、第1棚部52、第2棚部62、第3棚部72及び第4棚部82はそれぞれ、特定の状況下では任意である。
【0023】
図1及び42〜48を参照し、左コーナー部品26が、第1のサイドフレーム部材14を上方フレーム部材18及び下方フレーム部材20にそれぞれ相互接続する。各左コーナー部品26は、水平プレート部材94及び、直立、すなわち垂直プレート部材96によって画定されるL字型本体を含む。水平プレート部材94は、ほぼ平坦な上面95、ほぼ平坦な反対側の内面97、内側面101、及び端面1〜3を画定する。示される実施形態において、これらの面はそれぞれ、ほぼ平坦な形状である。直立、すなわち垂直プレート部材96はまた、水平プレート部材94の内面97と隣接するほぼ平坦な内面107、水平プレート部材94の上面95と隣接するほぼ平坦な外面109、水平プレート部材94の内側面101と隣接する内側面111、及び底面115を画定する。水平プレート部材94は、それを通って形成される一対の隣接する、上方に延びるボルト受容98及び113を有し、これらは水平プレート部材の内面97と上面95との間に延びる。各98及び113は、垂直プレート部材96が位置する平面とほぼ平行な軸を画定し、水平プレート部材94の下面に対して鋭角に配置される。鋭角は1°〜89°の範囲にあることが好ましいが、好ましくは約30°〜約80°であり、最も好ましくは約65°である。ボルト(図示されない)は水平プレート部材94において対応98及び113を通じて、上方のクロスフレーム部材18の第1面30aにおけるスロット32内に延びる。以降に記載されるように、ナット104は、上方のクロスフレーム部材18の第1面30aにおけるスロット32の終端部内に提供され、左コーナー部品26を上方のクロスフレーム部材18にしっかりと接続するように、対応ボルトのシャフト上でねじ付けされる。
【0024】
左コーナー部品26の直立、すなわち垂直プレート部材96はまた、その内面107からその外面109まで、それを通って形成される、隣接し、位置合わせされた外側に延びる一対のボルト受容105及び106を含み、これを通じて、対応ボルト(図示されない)が、第1のサイドフレーム部材14の第1面30aにおけるスロット32内に延びる。各105及び106は、垂直プレート部材94が位置する平面とほぼ平行な軸を画定し、並びに垂直プレート部材96の内面107に対して鋭角に配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。ナット104は、第1のサイドフレーム部材14の第1面30aのスロット32の終端部内に提供され、左コーナー部品26を第1のサイドフレーム部材14にしっかりと接続するために、対応ボルトのシャフト上でねじ付けされる。
【0025】
垂直プレート部材96は、そこから外側に突出するリップ114を有する。リップ114は、垂直プレート部材96の底面115と隣接する下面を有する。リップ114はその全長に沿って、垂直プレート部材96の外面109に対してほぼ90°で配置される。リップ114は、垂直プレート部材96の外面109にわたる全長に沿って延びる必要はないが、第1のサイドフレーム部材14の第1棚部52に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。同様に、水平プレート部材94は、そこから外側に突出するリップ116を有する。リップ116は、水平プレート部材94の端面103と隣接する端部表面を有する。リップ116は、その全長に沿って水平プレート部材94の外面95に対してほぼ90°で配置される。リップ116は、垂直プレート部材94の外面95にわたる全長に沿って延びる必要はないが、上方サイドフレーム部材18の第1棚部52に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。リップ116の外面120が、リップ114の外面122とほぼ隣接することが想到される。
【0026】
左コーナー部品26はまず、水平プレート部材94の内面97と、垂直プレート部材96の内面107との間に延びる、各第1ガセット126及び第2ガセット128を含む。第1ガセット126及び第2ガセット128はそれぞれ、互いに向き合う内面126a及び128a、並びに外面126b及び128bを含む。第1ガセット126の外面126bは、リップ116の外面120及びリップ114の外面122と隣接する。
【0027】
図11A〜11Cを参照し、左コーナー部品26を第1のサイドフレーム部材14及び上方のクロスフレーム部材18に相互接続させるために、ナット104が設けられる。各ナット104はそれぞれ、第1端面130、及び第2端面132によって画定される。第1端面130及び第2端面132はそれぞれ、全体的に凸面134によって離間する。ナット104の表面134は、外縁部136a及び内縁部136bを有する第1弓状部136を含む。第1平坦部140は、第1弓状部136の内縁部136bから、内縁部136bとほぼ平行な縁部142で終わる。表面134の第2平坦部144は、縁部142から延びて、縁部142とほぼ平行な縁部146で終わる。表面134の第2弓状部148は、縁部146から延び、端縁部148aで終わる。
【0028】
各ナット104は更に、第1端面130から第2端面132まで、かつ外縁部136aから縁部146まで延びる係合表面160を含む。係合表面160は、外縁部136aから延びて内縁部166で終わる第1の当接する壁部164によって画定される。中央の当接する壁部168は、内縁部166から延びて、端縁部169で終わる。中央の当接する壁部168は、凸面134の第2平坦部144が位置する平面とほぼ平行に位置する。以降に記載される理由のために、ねじ開口部170は、中央の当接する壁部168と、凸面134の第2平坦部144との間で、これらに対してほぼ垂直な対応軸に沿って延びる。中央の当接する壁部168と、凸面134の平坦部144との間に延びる開口部の数及び位置は、本発明の範囲から逸脱することなく変化してもよい。係合表面160は更に、中央の当接する壁部168の端縁部169から延びて、中央の当接する壁部168とほぼ垂直である位置合わせ表面176を含む。位置合わせ表面176は、内縁部178で終わる。以降に記載される理由のため、位置合わせ表面176が、スロット32の一部を画定する第1側壁34及び第2側壁36のうちの選択された一方と、摺動自在の境界面を形成すことが意図される。第2の当接する壁部182は、内縁部178から延びて、端縁部184で終わる。第2の当接する壁部182は、凸面134の第1平坦部140が位置する平面、及び中央の当接する壁部168が位置する平面とほぼ平行な平面内に位置する。第3の当接する壁部186は、第2の当接する壁部182の端縁部184と、表面134の第2弓状部148の端縁部148aとの間に延びる。第3の当接する壁部186は、凸面134の第2平坦部144が位置する平面、及び中央の当接する壁部168が位置する平面とほぼ平行な平面内に位置する。
【0029】
左コーナー部品26を第1のサイドフレーム部材14、及び上方のクロスフレーム部材18に相互接続するために、上方のクロスフレーム部材18の端部18aは、第1のサイドフレーム部材14の第1面30aに対して位置付けられる。左コーナー部品26は、水平プレート部材94の上面95が上方のクロスフレーム部材18の第1面30aに係合し、垂直プレート部材96の外面109が第1のサイドフレーム部材14の第1面30aと係合するように位置付けられる。リップ116は、上方のクロスフレーム部材18の第4棚部82に位置付けられ、リップ114は第1のサイドフレーム部材14の第1棚部52に位置付けられる。ボルト受容98及び113が、内部でねじ開口部170と軸方向に位置合わせされるように、ナット104は上方のクロスフレーム部材18のスロット32内に位置付けられる。ボルト190は、水平プレート部材94を通じてボルト受容98内に挿入され、ナット104のねじ開口部170内にねじ付けされる。ボルト190が、ナット104の対応するねじ開口部170内にねじ付けされる際、ナット102の中央の当接する壁部168が、当接する壁部42の方に引かれてこれと係合する。同様に、ナット104の第3の当接する壁部186は、第2の内側に当接する壁部48の方に引かれてこれと係合する。加えて、ナット102の各第1の当接する壁部164及び第2の当接する壁部182はそれぞれ、第2の外側に当接する壁部46及び第1の内側に当接する壁部44と摺動自在に係合する。同様に、ボルト受容106が内部でねじ開口部170と軸方向に位置合わせされるように、ナット104は第1のサイドフレーム部材14のスロット32内に位置付けられる。ボルト190は、水平プレート部材96を通じてボルト受容106内に挿入され、ナット104のねじ開口部170内にねじ付けされる。ボルト190が、ナット104の対応するねじ開口部170内にねじ付けされる際、ナット102の中央の当接する壁部168が、当接する壁部42の方に引かれてこれと係合する。同様に、ナット104の第3の当接する壁部186は、第2の内側に当接する壁部48の方に引かれてこれと係合する。加えて、ナット104の各第1の当接する壁部164及び第2の当接する壁部182はそれぞれ、第2の外側に当接する壁部46及び第1の内側に当接する壁部44と摺動自在に係合する。記載されるように、左コーナー部品26は第1のサイドフレーム部材14及び上方のクロスフレーム部材18を複数の平面において一緒に固定し、それによって第1のサイドフレーム部材14及び上方のクロスフレーム部材18が互いに対して旋回するのを防ぐ。
【0030】
同じ方法により、左コーナー部品26は、第1のサイドフレーム部材14を下方のクロスフレーム部材20に相互接続し(図6)、第2のサイドフレーム部材16を上方のクロスフレーム部材18、及び下方のクロスフレーム部材20に接続し、それによってドアフレーム12を形成するものとして理解することができる。第1のサイドフレーム部材14及び下方フレーム部材20など、第1フレーム部材及び第2フレーム部材を、互いに直角で相互接続させるために使用され得るコーナー部品の様々な別の実施形態を提供することが想到される。
【0031】
図24〜26を参照し、コーナー部品の別の実施形態が、符号225により示される。コーナー部品225は、水平プレート部材227、及び、直立、すなわち垂直プレート部材229によって画定されるL字型本体を含む。水平プレート部材227は、ほぼ平坦な下面231、ほぼ平坦な反対側の内面233、内側面、及び端面237を画定する。示される実施形態において、これらの面はそれぞれ、ほぼ平坦な形状である。直立、すなわち垂直プレート部材229はまた、水平プレート部材227の内面233と隣接するほぼ平坦な内面239、水平プレート部材227の上面231と隣接するほぼ平坦な外面241、水平プレート部材227の内側面と隣接する内側面、及び端面245を画定する。水平プレート部材227は、それを通って形成される、外側に延びるボルト受容247を有し、これはその内面233と下面231との間に延びる。247は、垂直プレート部材229が位置する平面とほぼ平行な軸を画定し、水平プレート部材227の内面233に対して鋭角で配置される。好ましくは鋭角は1°〜89°の範囲内にあるが、好ましくは約30°〜80°であり、最も好ましくは約65°である。図26に最も良好に見られるが、ボルト249は、水平プレート部材227の247を通じて、フレーム部材(例えば、下方フレーム部材20)の第1面30aのスロット32内に延びる。ナット104は、下方フレーム部材20の第1面30a内のスロット32の終端部内に提供され、コーナー部品225を下方フレーム部材20にしっかりと接続するために、ボルト249のシャフト上でねじ付けされる。
【0032】
上述のように、コーナー部品225の直立、すなわち垂直プレート部材229は、その内面239からその外面241にわたって形成される、外側に延びるボルト受容251を含み、これを通じて、対応ボルト(図示されない)がフレーム部材の面のスロット32内に延び得る。251は、垂直プレート部材227が位置する平面とほぼ平行な軸を画定し、並びに垂直プレート部材229の内面239に対して鋭角に配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。ナット104は、フレーム部材の面内のスロット32の終端部内にも提供され、コーナー部品225の垂直プレート部材229を、対応するフレーム部材にしっかりと接続するために、対応ボルトのシャフト上でねじ付けされてもよい。
【0033】
垂直プレート部材229は、そこから外側に突出するリップ253を有する。リップ253は、垂直プレート部材229の底面と隣接する下面を有し、それぞれ、その全長に沿って、垂直プレート部材229の外面241から延び、終端面259で終わる、第1の狭まる側壁255及び第2の狭まる側壁257によって画定される。
【0034】
リップ253は、垂直プレート部材229の外面241の全長に沿って延びる必要はないが、それぞれ、面から延びて、フレーム部材のスロット32の一部を画定する第1側壁34及び第2側壁36に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。同様に、水平プレート部材227は、そこから外側に突出するリップ261を有する。リップ261は、水平プレート部材227の端面237と隣接する端面を有し、それぞれその全長に沿って水平プレート部材227の下面231から延び、終端面267で終わる、第1の狭まる側壁263及び第2の狭まる側壁265によって画定される。リップ261は、水平プレート部材227の下面231にわたる全長に沿って延びる必要はないが、 それぞれ面から延びて、フレーム部材のスロット32の一部を画定する第1側壁34及び第2側壁36に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。
【0035】
左コーナー部品225はまた、各水平プレート部材227の内面233と、垂直プレート部材229の内面239との間に延びる、第1ガセット269及び第2ガセット271を含んでもよい。第1ガセット269、及び第2ガセット271はそれぞれ、互いに向き合う内面269a及び271a、並びに外面269b及び271bを含む。
【0036】
図27〜41を参照し、左コーナー部品の別の実施形態が、符号226により示される。それぞれの左コーナー部品226は、水平プレート部材228、及び直立、すなわち垂直プレート部材230によって画定されるL字型本体を含む。水平プレート部材228は、ほぼ平坦な上面232、ほぼ平坦な反対側の内面234、内側面236、及び端面238を画定する。示される実施形態において、これらの表面はそれぞれ、ほぼ平坦な形状である。直立、すなわち垂直プレート部材230はまた、水平プレート部材228の内面234と隣接するほぼ平坦な内面240、水平プレート部材228の上面232と隣接するほぼ平坦な外面242、水平プレート部材228の内側面236と隣接する内側面244、及び底面246を画定する。水平プレート部材228は、それを通って形成される、上方に延びるボルト受容248を有し、これはその内面234と上面232との間に延びる。248は、垂直プレート部材230が位置する平面とほぼ平行な軸を画定し、水平プレート部材228の下面に対して鋭角で配置される。鋭角は1°〜89°の範囲内にあるが、好ましくは約30°〜約80°であり、最も好ましくは約65°であることが想到される。ボルト(図示されない)が水平プレート部材228の248を通じて、フレーム部材の面内に形成されたスロット32に挿入され得ることが理解される。ナット104などのナット、又はそれを通る単一のねじ付きを有するナットが、フレーム部材18のスロット32内に提供され、左コーナー部品226をフレーム部材にしっかりと接続するために、ボルトが内部にねじ付けされることが理解され得る。
【0037】
左コーナー部品226の直立、すなわち垂直プレート部材230はまた、その内面240からその外面242まで、それを通って形成される、外側に延びるボルト受容250を含む。250は、垂直プレート部材228が位置する平面とほぼ平行な軸を画定し、並びに垂直プレート部材230の内面240に対して鋭角に配置される。鋭角は1°〜89°の範囲内にあるが、好ましくは約30°〜約80°であり、最も好ましくは約65°であることが想到される。ナット、例えばナット104又はそれを通る単一のねじ付きを有するナットが、フレーム部材のスロット32内に設けられてもよく、それによって左コーナー部品226をフレーム部材にしっかりと接続するように、ボルトがナットのねじ付き内にねじ付けできることが理解できる。
【0038】
垂直プレート部材230は、そこから外側に突出するリップ252を有する。リップ252は、垂直プレート部材230の底面246と隣接する下面を有する。リップ252は、その全長に沿って、垂直プレート部材230の外面242に対してほぼ90°で配置される。リップ252は、垂直プレート部材230の外面242にわたる全長に沿って延びる必要はないが、フレーム部材の棚部(例えば、第1のサイドフレーム部材14の棚部52)に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。同様に、水平プレート部材228は、そこから外側に突出するリップ254を有する。リップ254は、水平プレート部材228の端面238と隣接する端部表面を有する。リップ254は、その全長に沿って水平プレート部材228の上面232に対してほぼ90°で配置される。リップ254は、垂直プレート部材228の外面232にわたる全長に沿って延びる必要はないが 、フレーム部材の棚部(例えば、上方のクロスフレーム部材18の棚部52)に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。
【0039】
図49〜55を参照し、左コーナー部品の更なる実施形態が、符号326により示される。上記のように、左コーナー部品326は、第1のサイドフレーム部材14を上方のクロスフレーム部材18及び下方クロスフレーム部材20にそれぞれ相互接続することを意図される。各左コーナー部品326は、水平プレート部材294、及び直立、すなわち垂直プレート部材296によって画定されるL字型本体を含む。水平プレート部材294は、ほぼ平坦な上面295、ほぼ平坦な反対側の内面297、内側面301、及び端面303を画定する。内面297は、端縁部303に、内面297の縁部306からそこまでおよそ45°の角度で上方に延びる面取りされた面305によって相互接続されるが、他の角度も本発明の範囲内にあるものとして想到される。示される実施形態において、これらの表面はそれぞれ、ほぼ平坦な形状である。
【0040】
直立、すなわち垂直プレート部材296はまた、水平プレート部材294の内面297と隣接するほぼ平坦な内面307、水平プレート部材294の上面295と隣接するほぼ平坦な外面309、水平プレート部材294の内側面301と隣接する内側面311、及び底部の端縁部315を画定する。内面307は、端縁部315に、内面307の縁部316からそこまでおよそ45°の角度で下方に延びる面取りされた面317によって相互接続されるが、他の角度も本発明の範囲内にあるものとして想到される。示される実施形態において、これらの表面はそれぞれ、ほぼ平坦な形状である。
【0041】
水平プレート部材294は、それを通って形成される一対の隣接する、上方に延びるボルト受容298及び299を有し、これは水平プレート部材294の内面297と上面295との間に延びる。各298及び299は、垂直プレート部材296が位置する平面とほぼ平行な軸を画定し、水平プレート部材294の内面297に対して鋭角に配置される。鋭角は1°〜89°の範囲にあることが好ましいが、 好ましくは約30°〜約80°であり、最も好ましくは約65°であることが想到される。ボルト(図示されない)はそれぞれ、水平プレート部材294の対応298及び299を通じて、上方のクロスフレーム部材18の第1面30aのスロット32内に延びる。以降に記載されるように、ナット104は、上方のクロスフレーム部材18の第1面30a内のスロット32の終端部内に提供され、左コーナー部品326を上方のクロスフレーム部材18にしっかりと接続するように、対応ボルトのシャフト上でねじ付けされる。
【0042】
左コーナー部品326の直立、すなわち垂直プレート部材296は、その内面307からその外面309にわたって形成される、隣接し、位置合わせされた外側に延びる一対のボルト受容304及び308を含み、これを通じて、対応ボルト(図示されない)が、第1のサイドフレーム部材14の第1面30aのスロット32内に延びる。各304及び308は、垂直プレート部材294が位置する平面とほぼ平行な軸を画定し、並びに垂直プレート部材296の内面307に対して鋭角で配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。ナット104は、第1のサイドフレーム部材14の第1面30aのスロット32の終端部内に提供され、左コーナー部品326を第1のサイドフレーム部材14にしっかりと接続するために、対応ボルトのシャフト上でねじ付けされる。
【0043】
垂直プレート部材296は、そこから外側に突出するリップ314を有する。リップ314は、垂直プレート部材296の端縁部315と隣接する下面を有する。リップ314は、その全長に沿って、垂直プレート部材296の外面309に対してほぼ90°で配置される。リップ314は、垂直プレート部材296の外面309にわたる全長に沿って延びる必要はないが、第1のサイドフレーム部材14の第1棚部52に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。同様に、水平プレート部材294は、そこから外側に突出するリップ318を有する。リップ318は、水平プレート部材294の端面303と隣接する端部表面を有する。リップ318は、その全長に沿って水平プレート部材294の外面295に対して実質的に90°で配置される。
【0044】
リップ318は、垂直プレート部材294の外面295にわたる全長に沿って延びる必要はないが、上方側部フレーム部材18の第1棚部52に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。リップ318の外面320が、リップ314の外面322とほぼ隣接することが想到される。
【0045】
左コーナー部品326はまず、水平プレート部材294の内面297と、垂直プレート部材296の内面307との間に延びる、各第1ガセット326及び第2ガセット328を含む。第1ガセット326及び第2ガセット328はそれぞれ、互いに向き合う内面326a及び328a、並びに外面326b及び328bを含む。第1ガセット326の外面326bは、リップ318の外面320、及びリップ314の外面322と隣接する。
【0046】
したがって、記載されるコーナー部品の垂直及び水平プレート部材の全てが、コーナー部材225に関連して記載されたリップを使用できることが理解できる。このような実施形態において、リップ253及び261の狭まる壁部が、それぞれ面から延びて、フレーム部材のスロット32の一部を画定する第1側壁34及び第2側壁36にクランプ力をもたらすため、第1棚部52、第2棚部62、第3棚部72及び第4棚部82は不要である。
【0047】
図1〜5を参照し、離間した第1ヒンジ350及び第2ヒンジ352によりそれぞれ、ドアフレーム12をドア枠フレーム410に枢動可能に接続することが想到される。ドア枠フレーム410は、対向して離間している長手方向に延びる第1のサイドフレーム部材414、及び第2のサイドフレーム部材416と、上方のクロスフレーム部材418とによってそれぞれ画定される。第1のサイドフレーム部材414は、それぞれ上方プレート22及びコーナー部品26によって、上方のクロスフレーム部材418にしっかり相互接続される。同様に、第2のサイドフレーム部材16は、それぞれ上方プレート22及びコーナー部品26によって、上方のクロスフレーム部材418にしっかり相互接続される。記載される実施形態において、第1のサイドフレーム部材414、及び第2のサイドフレーム部材416、並びに上方のクロスフレーム部材418は互いに、かつ上記の第1のサイドフレーム部材14と同一の構造である。したがって、第1のサイドフレーム部材14の上記の説明は、各第1のサイドフレーム部材414及び第2のサイドフレーム部材416、並びにドア枠フレーム410の上方のクロスフレーム部材418を、これが本明細書において完全に記載されたかのように説明するものと理解される。
【0048】
ヒンジ350及び352は同一の構造であり、したがって、第1ヒンジ350の以降の記載は、第2ヒンジ352をこれが本明細書において完全に記載されたかのようにして説明するものと理解される。ヒンジ350は、第1枢動可能要素354及び第2枢動可能要素356をそれぞれ含む。第1枢動可能要素354は、ほぼ平坦な内面360、反対側のほぼ平坦な外面362、各第1側部363及び第2側部365、並びに端面364を有する壁部358を含む。図3〜4に最もよく見られるように、外面362及び端面364の交点366はほぼ弓状である。リップ368は壁部358、及び壁部358の端面364と隣接する外面から外側に突出する。より具体的に、リップ368は、壁部358の外面362に対して実質的に90°で、その全幅に沿って配置される。リップ368は、壁部358の外面362にわたる全長に沿って延びる必要はないが、ドアフレーム12の第1のサイドフレーム部材14の第1棚部52に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。
【0049】
壁部358は、その内面360からその外面362までそれを通って形成されるボルト受容369を更に含む。369は、壁部358の内面360に対して鋭角に配置された軸を画定する。鋭角は1°〜89°の範囲内にあるが、好ましくは約30°〜約80°であり、最も好ましくは約65°であることが想到される。ナット104などのナット、又はそれを通る単一のねじ付きを有するナットが、側部フレーム部材16のスロット32内に提供されてもよく、それによってヒンジ350の第1要素354をフレーム部材16にしっかりと接続するように、ボルトがナットのねじ付き内にねじ付けできることが理解できる。
【0050】
ヒンジ350の第1要素354の内面360及び外面362は、ほぼ円筒形部材370によって最初に接続される。より具体的に、円筒形部材370は、壁部358の内面360及び外面362とほぼ隣接する、ほぼ円筒形の外面372を含む。円筒形部材370は更に、壁部358の第1側部363とほぼ隣接する上面374、及び壁部358の第2側部365とほぼ隣接する下面376を含む。
【0051】
経路378は、円筒形部材370の上面374と下面376との間に延び、枢動ピン380の第1部分を受容するように適合される。
【0052】
第2枢動可能要素356は、ほぼ平坦な内面384、反対側のほぼ平坦な外面386、各第1側部388及び第2側部390、並びに端面392を有する壁部382を含む。図3〜5に最もよく見られるように、外面386及び端面392の交点394はほぼ弓状である。リップ396は壁部382、及び壁部382の端面392と隣接する外面から外側に突出する。より具体的に、リップ396は壁部382の外面386に対して実質的に90°で、その全幅に沿って配置される。リップ396は、壁部382の外面386にわたる全長に沿って延びる必要はないが、第1のサイドフレーム部材414の第1棚部52に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。
【0053】
壁部382は、その内面384からその外面386までそれを通って形成されるボルト受容397を更に含む。397は、壁部382の内面384に対して鋭角に配置された軸を画定する。鋭角は1°〜89°の範囲内にあるが、好ましくは約30°〜約80°であり、最も好ましくは約65°であることが想到される。ナット104などのナット、又は内部を通じた単一のねじ付きを有するナットが、側部フレーム部材414のスロット32内に提供されてもよく、それによってヒンジ350の第2要素356をフレーム部材414にしっかりと接続するように、ボルトがナットのねじ付き内にねじ付けできることが理解できる。
【0054】
ヒンジ350の第2要素356の内面384及び外面386は、ほぼ円筒形の部材398によって内部接続される。より具体的に、円筒形部材398は、壁部382の内面384及び外面386とほぼ隣接する、ほぼ円筒形の外面400を含む。円筒形部材398は更に、壁部382の第1側部388とほぼ隣接する上面402、及び壁部382の第2側部390とほぼ隣接する下面404を含む。経路406は、円筒形部材398の上面402と下面404との間に延び、第1要素354及び第2要素356が動作可能に互いに接続されるように、枢動ピン380の第2部分を受容するように適合される。ヒンジ350の第1要素354及び第2要素356は枢動ピン380を中心に枢動可能であり、それによって第1要素354の円筒形部材370の下面376が、第2要素の円筒形部材398の上面402と摺動自在の境界面を形成することが理解できる。第2ヒンジ352はまた、上記のドアフレーム12をドア枠フレーム410に相互接続させるために使用されてもよく、ドアフレーム12が、第1要素350及び第2要素352をそれぞれ、ドア枠フレーム410に対して枢動させることを可能にする。
【0055】
図56〜58を参照し、本発明によるヒンジの別の実施形態が一般的に、符号351によって指定される。ヒンジ351は、第1枢動要素353、及び第2枢動要素355をそれぞれ含む。第1枢動可能要素353は、ほぼ平坦な内面359、反対側のほぼ平坦な外面361、第1側部367及び第2側部383、並びに端面371を有する、壁部357を含む。外面361から外側に突出するリップ373は、それぞれ外面361からその全長に沿って延び、終端面379で終わる、第1の狭まる側壁375及び第2の狭まる側壁377によって画定される。リップ373は、外面361の全長に沿って延びる必要はないが、相互接続される際に、それぞれ面から延びてフレーム部材のスロット32の一部を画定する第1側壁34及び第2側壁36に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。
【0056】
壁部357は、その内面359からその外面361までそれを通って形成される離間したボルト受容381を更に含む。381は、壁部357の内面359に対して鋭角に配置された軸を画定する。鋭角は1°〜89°の範囲内にあるが、好ましくは約30°〜80°であり、最も好ましくは約65°であることが想到される。ナット、例えばナット104が、フレーム部材のスロット32内に設けられてもよく、それによって、ヒンジ351の第1要素353をフレーム部材にしっかりと接続するように、ボルトがねじ付き内にねじ付けされ得ることが理解され得る。
【0057】
ヒンジ351の第1要素353の内面359及び外面361は、ほぼ円筒形の部材383によって接続される。より具体的に、円筒形部材383は、壁部357の内面359及び外面361とほぼ隣接する、ほぼ円筒形の外面385を含む。円筒形部材383は更に、壁部357の第1側部367とほぼ隣接する上面385a、及び壁部357の第2側部383とほぼ隣接する下面387を含む。経路389は、円筒形部材383の上面385aと下面387との間に延び、枢動ピン(例えば、枢動ピン380)の第1部分を受容するように適合される。
【0058】
第2枢動可能要素355は、ほぼ平坦な内面393、反対側のほぼ平坦な外面395、各第1側部399及び第2側部411、並びに端面401を有する壁部391を含む。外面395から外側に突出するリップ403は、それぞれ外面395からその全長に沿って延び、終端面409で終わる、第1の狭まる側壁405及び第2の狭まる側壁407によって画定される。リップ403は、外面395の全長に沿って延びる必要はないが、相互接続される際に、それぞれ面から延びてフレーム部材のスロット32の一部を画定する第1側壁34及び第2側壁36に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。
【0059】
壁部391は、その内面393から外面395までそれを通って形成される離間したボルト受容413を更に含む。413は、壁部391の内面393に対して鋭角に配置された軸を画定する。鋭角は1°〜89°の範囲内にあるが、好ましくは約30°〜約80°であり、最も好ましくは約65°であることが想到される。ナット104などのナットが、フレーム部材のスロット32内に適用されてもよく、それによって、ヒンジ351の第2要素355をフレーム部材にしっかりと接続するように、ボルトがねじ付き内にねじ付けされ得ることが理解され得る。
【0060】
ヒンジ351の第2要素355の内面393及び外面395は、ほぼ円筒形の部材415によって相互接続される。より具体的に、円筒形部材415は、壁部391の内面393及び外面395とほぼ隣接する、ほぼ円筒形の外面417を含む。円筒形部材415は更に、壁部391の第1側部399とほぼ隣接する上面419、及び壁部391の第2側部411とほぼ隣接する下面421を含む。
【0061】
経路423は、円筒形部材415の上面419と下面421との間に延び、第1要素353及び第2要素355が動作可能に互いに接続されるように、枢動ピン(例えば、枢動ピン380)の第2部分を受容するように適合される。ヒンジ351の第1要素353及び第2要素355は枢動ピン380を中心に枢動可能であり、それによって第2要素355の円筒形部材415の下面421が、第1要素353の円筒形部材385の上面385aと摺動自在の境界面を形成することが理解され得る。
【0062】
図11を参照し、各上方プレート22は、ほぼ平坦な内面430、反対側のほぼ平坦な外面432、各第1側部434及び第2側部436、並びに各第1端部438及び第2端部440によって画定される。垂直リップ442は、内面430から外側に突出し、第1側部434に隣接する上面444、第2側部436に隣接する下面446、及び端部438に隣接する側面を有する。垂直リップ442は、その全幅に沿って、内面430に対して実質的に90°で配置される。垂直リップ442は、内面430にわたる全幅に沿って延びる必要はないが、第1のサイドフレーム部材414の棚部72に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びるのが好ましい。
【0063】
上方プレート22は更に、少なくとも1つの第2水平リップ450を含む。第1水平リップ450は、内面430から外側に突出し、第1側部434に隣接する上面454、第2端部440と隣接する下面(図示されない)及び端面を有する。第1水平リップ450は、上方のクロスフレーム部材418の第1棚部52に対して最大量のクランプ力をもたらすために、その長さの一部に沿って内面430に対して実質的に90°で配置される。
【0064】
上方プレート22はまた、その外面432からその内面430までそれを通って形成される、隣接し、位置合わせされて外側に延び、垂直に離間した、第1の対のボルト受容460及び462を含み、これを通じて各ボルト464及び466が、第1のサイドフレーム部材414の面30dのスロット32内に延びる。各460及び462は、外面432に対して鋭角に配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。ナット104は、第1のサイドフレーム部材414の第1面30dのスロット32の終端部内に提供され、上方プレート22を第1のサイドフレーム部材414にしっかりと接続するために、対応ボルトのシャフト上でねじ付けされる。
【0065】
その外面432からその内面430までそれを通って上方プレート22内に形成される、隣接し、位置合わせされて外側に延び、垂直に離間した、第2の対のボルト受容468及び470を含み、これを通じて各ボルト472及び474が、上方のクロスフレーム部材418の第1面30aのスロット32内に延びる。各468及び470は、外面432に対して鋭角に配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。ナット104は、上方のクロスフレーム部材418の第1面30aのスロット32の終端部内に提供され、上方プレート22を上方のクロスフレーム部材418にしっかりと接続するために、対応ボルトのシャフト上でねじ付けされる。
【0066】
図1〜2及び12〜15を参照し、以降に記載される支持構造500に、ドア枠フレーム410の第1のサイドフレーム414及び第2のサイドフレーム416をそれぞれ相互接続させることが想到される。支持構造500は、離間した管状支持体506及び508によって、それぞれ動作可能に接続された、離間し、長手方向に延びる第1支持フレーム部材502及び第2支持フレーム部材504を含む。第1支持フレーム部材502及び第2支持フレーム部材504はそれぞれ、同じ構造であり、したがって、第1支持フレーム部材502の以降における記載は、第2支持フレーム部材504を、これが本明細書において完全に記載されたかのようにして説明するものと理解される。
【0067】
第1支持フレーム部材502は、一般的に矩形の構成を有し、長手方向軸に沿って延びる。第1支持フレーム部材502は、各上方面512及び下方面514、並びに各第1側面516及び第2側面518によって画定される。上面512は、以降に記載されるように、その全長に沿って長手方向に延びる、中央に位置するスロット32を含む。同様に、下面514は、以降に記載されるように、その全長に沿って長手方向に延びる中央に位置するスロット32を含み、側面516は、以降に記載されるように、その全長に沿って長手方向に延びる中央に位置するスロット32を含み、第2側面518は、以降に記載されるように、その全長に沿って長手方向に延びる中央に位置するスロット32を含む。
【0068】
第1支持フレーム部材502は、内部に形成される複数の棚部520を含む。より具体的に、上面512及び第1側面516は第1棚部520で交差し、第1側面516及び下面514は第2棚部520で交差し、下面514及び第2側面518は第3棚部520で交差し、第2側面518及び上面512は第4棚部520で交差する。各棚部520は、構造が同一であり、それぞれ互いに垂直である第1側壁522及び第2側壁524によって画定される。第1側面516及び第2側面518はそれぞれ、内部に形成され、スロット32の反対側に位置する一対の溝525を更に含む。各溝525は同一の構造であり、垂直である内壁531によってそれぞれ相互接続される、平行な第1側壁527及び第2側壁529によって画定される。第1支持フレーム部材502はまた、その長手方向の全長に沿って、内部を通じた複数の経路526a〜526hを含んでもよい。
【0069】
管状支持体506を、第1支持フレーム部材502及び第2支持フレーム部材504の、各上面512及び下面14と相互接続させるため、フェースコネクタ528が設けられる。より具体的に、各フェースコネクタ528は、対応する管状支持体506及び508の端部を受容するように適合された、開放端部532を有するカラー530を含む。ほぼ矩形の壁部534は、カラー530の相対する端部536を閉じる内面537及び外面538を含む。取り付け壁部540は、外面538から横方向に延び、これとほぼ垂直である。取り付け壁部540は上面542及び反対側の下方に向く下面544によって一部が画定される。離間するガセット543は、取り付け壁部540の下面544と、壁部534の外面538との間に延びて、各フェースコネクタ528に強度及び安定性を提供する。垂直リップ546は、取り付け壁部540の上面542から上方に突出する。垂直リップ546は、その全幅に沿って、上面542に対して実質的に90°の角度で配置されることが想到される。垂直リップ546は上面542の全幅に沿って延びる必要はないが、各第1支持フレーム部材502又は第2支持フレーム部材504の対応する棚部520に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びることが好ましい。
【0070】
取り付け壁部540は更に、少なくとも1つの外側に延びる、内部に形成されるボルト受容550を含む。各ボルト受容550は、それを通って対応ボルト554を受容するため、下面544から上面542まで延びる。各550は、取り付け壁部540の下面544に対して鋭角で配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。各550は、内部を通る対応ボルト554を受容し、対応する各第1支持フレーム部材502及び第2支持フレーム部材504の上面又は下面512のスロット32内に突出するように適合されている。1)下方フレームコネクタ538を各対応する第1支持フレーム部材502、又は第2支持フレーム部材504接続し、かつ2)各第1支持フレーム部材502及び第2支持フレーム部材504の対応する端部520に対して垂直リップ546をクランプするために、ナット104がスロット32の終端部内に提供され、各ボルト554のシャフト上でねじ付けされる。
【0071】
動作中、フェースコネクタ528のカラー530は、管状支持体506の反対側の端部に固定される。第1フェースコネクタ528の取り付け壁部540の上面542は、第1支持フレーム部材502の下面514に隣接するように位置付けられ、それによって第1フェースコネクタ528の垂直リップ546は、第1支持フレーム部材502の第2棚部520に受容される。同様に、第2フェースコネクタ528の取り付け壁部540の上面542は、第2支持フレーム部材504の下面514に隣接するように位置付けられ、それによって第2フェースコネクタ528の垂直リップ546は、第2支持フレーム部材504の第3棚部520に受容される。第1のボルト554は、第1フェースコネクタ528の取り付け壁部540を通る550を通じ、第1支持フレーム部材502の下面514のスロット32内に挿入される。1)第1フェースコネクタ(first frame connector)538を第1支持フレーム部材502に接続し、かつ2)垂直リップ546を第1支持フレーム部材502の第2棚部520に対してクランプするために、スロット32の終端部内にナット104が提供され、第1のボルト554のシャフト上でねじ付けされる。第2のボルト554は、第2フェースコネクタ528の取り付け壁部540を通る550を通じ、第2支持フレーム部材504の下面514のスロット32内に挿入される。1)第2フェースコネクタ538を第2支持フレーム部材504に接続し、かつ2)垂直リップ546を第2支持フレーム部材504の第3棚部520に対してクランプするために、スロット32の終端部内にナット104が提供され、第2のボルト554のシャフト上でねじ付けされる。
【0072】
管状支持体508を第1支持フレーム部材502及び第2支持フレーム部材504の、各第1側面516及び第2側面518に相互接続させるため、側部コネクタ560が提供される。より具体的に、各側部コネクタ560は、対応する管状支持体508の端部を受容するように適合された、開放端部564を有するカラー562を含む。一般的に矩形の取り付け壁部566は、カラー562の第2の反対側の端部570を閉鎖する第1面568、及び第2の反対側の面572を含む。取り付け壁部566はカラー562から横方向に延び、取り付け壁部540の第2面572から外側に突出するリップ574を含む。リップ574はその全幅に沿って、第2面572に対して実質的に90°の角度で配置されることが想到される。リップ574は第2面572の全幅に沿って延びる必要はないが、各第1支持フレーム部材502又は第2支持フレーム部材504の対応する溝525に対して最大量のクランプ力をもたらすために、そのように延びることが好ましい。
【0073】
取り付け壁部566は更に、内部に形成される、離間した第1のボルト受容578及び第2のボルト受容580を含む。578及び580は、カラー562の相対する側部に位置付けられ、内部を通る対応ボルト582を受容するために第1面568から第2面570へと延びる。578及び580は、取り付け壁部566の第1面568に対して鋭角に配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。578及び580はそれを通って対応ボルト582を受容し、各第1支持フレーム部材502及び第2支持フレーム部材504の、各第1側面516及び第2側面518のスロット32内に突出するように適合される。1)各側部フレームコネクタ560を各対応する第1支持フレーム部材502、又は第2支持フレーム部材504接続し、かつ2)第1支持フレーム部材502及び第2支持フレーム部材504の対応する溝部525内にリップ574をクランプするために、ナット104がスロット32の終端部内に提供され、各ボルト582のシャフト上でねじ付けされる。
【0074】
動作中、側部コネクタ560のカラー562が、管状支持体508の相対する端部に固定される。第1側部コネクタ560のリップ574が、第1支持フレーム部材502の第1側面516の対応する溝525に受容されるようにして、第1側部コネクタ560の取り付け壁部566の第2面572が、第1支持フレーム部材502の第1側面516に隣接するように位置付けられる。同様に、第2フェースコネクタ528の第2側面518のリップ574が、第2支持フレーム部材504の対応する溝525に受容されるようにして、第2側部コネクタ560の取り付け壁部566の第2面572が、第2支持フレーム部材504の第2側面518に隣接するように位置付けられる。ボルト582は、第1側部コネクタ560の取り付け壁部566を通る578及び580を通じて、第1支持フレーム部材502の第1側面516のスロット32内に挿入される。1)第1側部コネクタ560を第1支持フレーム部材502に接続し、2)リップ574及び576を第1支持フレーム部材502の溝525内にクランプするため、スロット32の終端部内にナット104が提供され、ボルト582のシャフト上にねじ付けされる。同様に、ボルト582は第2側部コネクタ560の取り付け壁部566を通る578及び580を通じて、第2支持フレーム部材504の第2側面518のスロット32内に挿入される。1)第2側部コネクタ560を第2支持フレーム部材504に接続し、かつ2)第2支持フレーム部材504の対応する溝525内にリップ574をクランプするため、スロット32の終端部内にナット104が提供され、ボルト582のシャフト上でねじ付けされる。
【0075】
あるいは、図1〜2及び図16〜17を参照し、支持フレーム部材502及び504をそれぞれ、以降に記載される管状フレーム部材590と相互接続させることが想到される。管状フレーム部材590は、ほぼ円形の断面図を有し、長手方向軸に沿って延びる。管状フレーム部材590は、複数の周辺方向に離間した面(circumstantially space faces)592a〜592dによって一部を画定される。各面592a〜592dは、上記のように、その全長に沿って長手方向に延びる、中央に位置するスロット32を含む。面592aは、弓状壁部594によって面592dに相互接続され、面592bは弓状壁部594bにより面592cに相互接続され、面592cは、弓状壁部594cにより面592dに相互接続され、面592dは、弓状壁部594dにより面592aに相互接続される。肩部598は面592aと弓状壁部594aとの交点に形成され、肩部600は弓状壁部594aと面592dとの交点に形成され、肩部602は面592bと弓状壁部594bとの交点に形成され、肩部604は弓状壁部594bと面592cとの交点に形成され、肩部606は面592cと弓城壁部594cとの交点に形成され、肩部608は弓状壁部594cと面592dとの交点に形成され、肩部610は面592dと弓状壁部594dとの交点に形成され、肩部612は弓状壁部594dと面592aとの交点に形成される。
【0076】
図16〜17で最もよく分かるように、中央ハブ616は、その全長に沿って、管状リム618内に同心状に配置される。同様に、管状リム618は、その全長に沿って管状フレーム部材590の内に、同心状に配置される。中央ハブ616の外面616a、及び管状リム618の内面618bは、複数の周辺方向に離間した内部スポーク620によって相互接続される。管状リム618の外面618a、及び管状フレーム部材590の内面590aは、複数の周辺方向に離間した外部スポーク622によって相互接続される。外部スポーク622は、内部スポーク620と半径方向に位置合わせされている。図示される実施形態において、中央ハブ616、管状リム618、内部スポーク620及び外部スポーク622は、管状フレーム部材590に強度及び剛性をもたらすことが意図される。
【0077】
図示される実施形態において、管状フレーム部材590の面592b及び592dは、上記のコーナー26によって第1支持フレーム部材502の第2側面518に接続される。より具体的に、左コーナー部品26は、水平プレート部材94の上面95が、管状フレーム部材590の面592dに係合し、垂直プレート部材96の外面109が第1支持フレーム部材502の第2側面518に係合するようにして、位置付けられる。リップ116は、管状フレーム部材590の肩部610内に位置し、リップ114は、第1支持フレーム部材502の第2側面518の溝部525内に位置する。ナット104は、左コーナー部品26のボルト受容98及び113が、ナット104のねじ付き開口部170と軸方向に位置合わせされるようにして、管状フレーム部材の面592dのスロット32内に位置付けられる。ボルト190は、水平プレート部材94を通じてボルト受容98及び113内に挿入され、ナット104のねじ開口部170内にねじ付けされる。ボルト190が、ナット104の対応するねじ開口部170内にねじ付けされる際、ナット104の中央の当接する壁部168が、当接する壁部42の方に引かれてこれと係合する。
【0078】
同様に、ナット104の第3の当接する壁部186は、第2の内側に当接する壁部48の方に引かれてこれと係合する。加えて、ナット102の各第1の当接する壁部164及び第2の当接する壁部182はそれぞれ、第2の外側に当接する壁部46及び第1の内側に当接する壁部44と摺動自在に係合する。同様に、第2のナット104は、左コーナー部品26内のボルト受容105及び106が、第2のナット104のねじ付き開口部170と軸方向に位置合わせされるように、第1支持フレーム部材502の第2側面518のスロット内32に位置付けられる。ボルト190は、水平プレート部材96を通じてボルト受容105及び106内に挿入され、ナット104のねじ開口部170内にねじ付けされる。ボルト190が、ナット104の対応するねじ開口部170内にねじ付けされる際、ナット102の中央の当接する壁部168が、当接する壁部42の方に引かれてこれと係合する。同様に、ナット104の第3の当接する壁部186は、第2の内側に当接する壁部48の方に引かれてこれと係合する。加えて、ナット104の各第1の当接する壁部164及び第2の当接する壁部182はそれぞれ、第2の外側に当接する壁部46及び第1の内側に当接する壁部44と摺動自在に係合する。記載されるように、左コーナー部品26は、管状フレーム部材590の面592d、及び第1支持フレーム部材502の第2側面518を複数の平面で一緒に固定し、それによって管状フレーム部材590及び第1支持フレーム部材502が、互いに対して枢動することを防ぐ。同様に、右コーナー部品26は、管状フレーム部材590の面592b、及び第1支持フレーム部材502の第2側面518を複数の平面で一緒に固定し、それによって管状フレーム部材590及び第1支持フレーム部材502が、互いに対して枢動することを防ぐために使用される。
【0079】
管状支持フレーム部材590の面592a及び592cを、第1支持フレーム部材502の対応する上面512及び下面514にそれぞれ相互接続させるため、取り付けプレート630が提供される。各取り付けプレート630はほぼT字型であり、互いに対して垂直である、第1脚部632及び第2脚部634をそれぞれ含む。第1脚部632は、ほぼ平坦な内面636、反対のほぼ平坦な外面638、並びに第1側部640及び第2側部642それぞれによって画定される。リップ644は、第1側部640に隣接する位置において、内面636から実質的に90°の角度で下方に延びる。リップ644は、管状フレーム部材590の肩部598に対して最大量のクランプ力をもたらすために、好ましくは第1脚部632の全長にわたって延びることが想到される。
【0080】
第2脚部634は、第1脚部632の内面636と一致するほぼ平坦な内面646、第1脚部632の外面638と一致する、反対側のほぼ平坦な外面648、及び終端部650によって画定される。リップ652は、終端部650に隣接する位置において、内面646から実質的に90°の角度で下方に延びる。第1支持フレーム部材502の対応する棚部520に対して最大量のクランプ力をもたらすために、リップ652は第2脚部634の全長に沿って延びることが想到される。
【0081】
取り付けプレート630の第1脚部632は、その外面638からその内面636までそれを通って形成される、隣接し、位置合わせされて外側に延び、離間した第1の対のボルト受容656を含み、これを通じて対応ボルト658が、管状支持部材590の面592aのスロット32内に延びる。各656は、外面638に対して鋭角に配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。取り付けプレート630の第2脚部634もまた、その外面648からその内面646をまでそれを通って形成される、隣接し、位置合わせされて外側に延び、離間した第1の対のボルト受容660を含み、これを通じてボルト662は、第1支持フレーム部材502の上面512のスロット32内に延びる。各660は、外面648に対して鋭角に配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。
【0082】
管状支持部材590を第1支持フレーム部材502の上面512に接続するため、取り付けプレート630を管状支持部材590の面592aにしっかりと取り付けるように管状支持部材590の面592aのスロット32の終端部内にナット104が提供され、対応ボルト658のシャフト上にねじ付けされる。同様に、取り付けプレート630を第1支持フレーム部材502の上面512にしっかりと接続するため、第1支持フレーム部材502の上面512のスロット32の終端部内にナット104が提供され、対応ボルト662のシャフト上にねじ付けされる。管状支持部材590を第1支持フレーム部材502の下面514に接続するため、取り付けプレート630を管状支持部材590の面592cにしっかりと取り付けるように管状支持部材590の面592cのスロット32の終端部内にナット104が提供され、対応ボルト658のシャフト上にねじ付けされる。同様に、取り付けプレート630を第1支持フレーム部材502の下面514にしっかりと接続するため、第1支持フレーム部材502の下面514のスロット32の終端部内にナット104が提供され、対応ボルト662のシャフト上にねじ付けされる。
【0083】
図1〜2、及び図18〜18Bを参照し、様々な構成要素をフレームアセンブリ10にしっかりと相互接続させることが想到される。例として、符号670により示されるスライドが、フレーム部材672を通じて第2支持フレーム部材504に相互接続される。フレーム部材672は、上記の第1のサイドフレーム部材14と同一である。したがって、第1のサイドフレーム部材14の前の記載は、フレーム部材672を、これが本明細書において完全に記載されたかのようにして説明するものと理解される。
【0084】
示される実施形態において、フレーム部材672の面30cは、上記のコーナー26によって、第2支持フレーム部材504の上面512に接続される。より具体的に、左コーナー部品26は、水平プレート部材94の上面95が、第2支持フレーム部材504の面512に係合し、垂直プレート部材96の外面109がフレーム部材672の面30cに係合するようにして、位置付けられる。リップ116が第2支持フレーム部材504の第4棚部520に位置し、リップ114がフレーム部材672の第2棚部62に位置する。ナット104は、左コーナー部品26のボルト受容98が、ナット104のねじ付き開口部170と軸方向に位置合わせされるように、第2支持フレーム部材504の上面512のスロット32内に位置付けられる。ボルト190は、水平プレート部材94を通じてボルト受容98内に挿入され、ナット104のねじ開口部170内にねじ付けされる。ボルト190が、ナット104の対応するねじ開口部170内にねじ付けされる際、ナット102の中央の当接する壁部168が、当接する壁部42の方に引かれてこれと係合する。同様に、ナット104の第3の当接する壁部186は、第2の内側に当接する壁部48の方に引かれてこれと係合する。加えて、ナット102の各第1の当接する壁部164及び第2の当接する壁部182はそれぞれ、第2の外側に当接する壁部46及び第1の内側に当接する壁部44と摺動自在に係合する。同様に、第2のナット104は、左コーナー部品26内のボルト受容106が、第2のナット104のねじ付き開口部170と軸方向に位置合わせされるように、フレーム部材672の面30cのスロット32に位置付けられる。ボルト190は、水平プレート部材96を通じてボルト受容106内に挿入され、ナット104のねじ開口部170内にねじ付けされる。ボルト190が、ナット104の対応するねじ開口部170内にねじ付けされる際、ナット102の中央の当接する壁部168が、当接する壁部42の方に引かれてこれと係合する。同様に、ナット104の第3の当接する壁部186は、第2の内側に当接する壁部48の方に引かれてこれと係合する。加えて、ナット104の各第1の当接する壁部164及び第2の当接する壁部182はそれぞれ、第2の外側に当接する壁部46及び第1の内側に当接する壁部44と摺動自在に係合する。記載されるように、左コーナー部品26はフレーム部材672の面30c、及び第2支持フレーム部材504の上面512を複数の平面で一緒に固定し、それによってフレーム部材672、及び第2指示フレーム部材504が互いに対して枢動することを防ぐ。
【0085】
スライド670は、ほぼI字型の断面を有する細長いバー674を含む。バー674は、ほぼ平坦な内面676、ほぼ平坦な外面678、各第1側部680及び第2側部682、並びに相対する第1端部684及び第2端部686によって画定される。第1側部680及び第2側部682はそれぞれ、内部に対応する溝688及び690を含む。溝688及び690は、バー674の第1端部684から第2端部686まで長手方向に延び、共通の平面内に位置する。溝688はそれぞれ、そこから突出して側部680で終わる、第1の広がる側壁691及び第2の広がる側壁693を有する、凹面689によって画定される。
【0086】
同様に、溝690は、それぞれそこから突出し、側部682で終わる、第1の広がる側壁697及び第2の広がる側壁699を有する、凹面695によって画定される。
【0087】
バー674は更に、その外面678からその内面676までそれを通って形成される、複数の軸方向に位置合わせされ、外側に延び、離間したボルト受容692を含み、これを通じて対応ボルト694が支持部材672の面30aのスロット32内に延びる。各692は、外面678に対して鋭角に配置される。また、この鋭角は、1°〜89°の範囲であってもよいが、好ましくは約30°〜約80°、最も好ましくは約65°である。バー674を、フレーム部材672の面30aに相互接続するために、バー674の側部680は、フレーム部材672の面30aから突出するリップ701に対して位置付けられる。ナット104は、ボルト受容692が対応するナット104のねじ付き開口部170と軸方向に位置合わせされるように、フレーム部材672の面30aのスロット32内に位置付けられる。ボルト694は、バー674を通じてボルト受容692内に挿入され、ナット104の対応するねじ付き開口部170内にねじ付きされる。ボルト694が、ナット104の対応するねじ開口部170内にねじ付けされる際、ナット104の中央の当接する壁部168が、当接する壁部42の方に引かれてこれと係合する。同様に、ナット104の第3の当接する壁部186は、第2の内側に当接する壁部48の方に引かれてこれと係合する。加えて、ナット104の各第1の当接する壁部164及び第2の当接する壁部182はそれぞれ、第2の外側に当接する壁部46及び第1の内側に当接する壁部44と摺動自在に係合する。ナット104がボルト694上で締められる際、1)バー674がフレーム部材672に固定され、かつ2)バー674が再びリップ701に対してクランプされ、それによってバー674を複数の面においてフレーム部材672に固定する。
【0088】
1つ以上の、ほぼC字型の摺動要素700が、バー674上で摺動自在に受容される(図18)。それぞれの摺動要素700は、内面704及び外面706を有する、ほぼ矩形の基部702を含む。以降に記載されるように、ユーザーがフレーム部材672に沿って摺動させることを意図する机の引き出しなど、所望の物品に摺動要素700を相互接続させるために、複数の707が、摺動要素700の外面706内に提供される。摺動要素700の内面704及び外面706はそれぞれ、ほぼ平坦な側部708及び710によって相互接続される。脚部712及び714は、基部702の相対する端部716及び718において内面704から突出し、それぞれ対応する端部表面724及び726において終わる。脚部712は、基部716の端部716とほぼ同一平面上にある外面720と、基部702の内面704と交差し、これと垂直である内面722とを含む。同様に、脚部714は基部716の端部718とほぼ同一平面上の外面728と、基部702の内面704と交差し、これと垂直な内面730とを含む。摺動要素700は更に、脚部712及び714の対応する内面722及び730から延び、対応する端部表面736及び738でそれぞれ終わる、ガイド732及び734を含む。ガイド732及び734の端部表面736及び738はそれぞれ、基部702の内面704からそれぞれ広がる、ガイド表面740及び742により、脚部712及び714の内面722及び730に相互接続される。
【0089】
ガイド732の端部表面736及びガイド表面740は、バー674の第1側部680の溝688を画定する凹面689及び第1側壁691と摺動可能な境界面を形成する。同様に、ガイド734の端部表面738及びガイド表面742は、バー674の第2側部682の溝690を画定する凹面695及び第1側面697と摺動可能な境界面を形成する。記載されるように、ガイド732及び734は、バー674上に摺動要素700を保持し、その長さに沿って、バー674に沿った摺動要素700の運動をガイドする。
【0090】
本発明の実行の様々な形態が、本発明としてみなされる主題を具体的に指摘し、個別に請求する以下の請求項の範囲内にあるものとして想到される。
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