【課題を解決するための手段】
【0023】
一般的な打抜き/折目付け/エンボス加工業界における上述した不都合は、本発明の概念の範囲をいかなるようにも限定するようには意図していない。それらは、単に、既存の状況を例示するために提示されている。
【0024】
特に、本開示は、新規な表面接着ルール技術(surface−adhesive−rule technology)(SART)に対する新規なシステム、装置および方法を提供する。新規な表面接着ルール技術(SART)では、ルールを、ダイの本体の表面に付着させることができる。したがって、本体に溝を形成し、ダイの本体のトレンチ内部にルールを正確に配置しかつ打ち込む必要がない。例示的な実施形態では、表面は平滑であり得るが、代替実施形態では、表面は平滑でなくてもよいことが理解されよう。たとえば、表面に対して、きさげ加工、レーザ燃焼等を施すことができる。表面接着ルール技術(SART)のルールは、種々の異なるタイプのルールを含むことができる。例示的なタイプとしては、切断ルール、折目付けルール、エンボス加工ルール等を挙げることができる。以降、本開示の明細書、図面および特許請求の範囲を通して、切断ルール、折目付けルール、エンボス加工ルール等という用語を同義で使用する場合がある。本開示は、ルールという用語を、上記群に対する代表的な用語として使用する場合がある。
【0025】
新規な表面接着ルール技術(SART)により、1つの機械によって、完全な表面接着ルールダイの製造が、その表面接着ルール(SAR)の作製とともに可能になる。したがって、有利には、SARTを利用することにより、種々の会社間の複雑な作業の必要が軽減される。さらに、表面接着ルール技術(SART)の別の利点は、それが完全に自動であってたとえばコンピュータによって制御され得るということである。したがって、ダイの製造において熟練した職人(専門家)が不要である。さらに、表面接着ルール技術(SART)により、表面接着ルールダイに関するレイアウトおよびすべての情報を、コンピュータまたはCDROM、フラッシュディスク等の他の記憶媒体に格納することができるため、倉庫の空間に対する必要が軽減される。したがって、新規な表面接着ルール技術(SART)により、有利に、低コスト、使用の容易性、環境へのやさしさ、ならびに完全な表面接着ルールダイおよびカウンタダイの製造に対するリードタイムの短縮が可能になる。
【0026】
本開示に記載する実施形態のうちのいくつかを含む例示的な実施形態では、表面接着ルール技術(SART)の表面接着ルール(SAR)を、可撓性材料から作製することができる。可撓性材料は、液体またはゲル状材料であり得る。可撓性材料は、1種または複数種の異なるタイプのポリマーかまたはさらには異なるタイプのポリマーの種々の組合せを含むことができる。使用することができる例示的なポリマーとしては、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリウレタン、アクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等を挙げることができる。さらに、可撓性材料は1種または複数種の添加剤を含むことができる。これらの添加剤としては、限定されないが、シリカ、セラミックス、金属、種々の繊維、種々の充填材等を挙げることができる。
【0027】
例示的な実施形態では、表面接着ルール(SAR)の可撓性材料は、いくつかの層(副層(co−layer))を含むことができる。各層を、種々の材料から作製することができる。各層はまた、異なる形状、断面、幅を有すること、異なるポリマータイプおよび/または添加剤を含むこと等も可能である。各層は、必要な属性が異なることが可能である。たとえば、下方の層は、より優れた接着属性がある必要がある可能性があり、最高層は、より弾性属性がある必要がある可能性がある等である。
【0028】
開示する新規な表面接着ルール(SAR)は、ボール紙の切断/折目付け/エンボス加工操作中の表面接着ルールに対する1つまたは複数の方向における高圧力の押圧力(たとえば1トン〜10トン)の圧力および苛酷な操作に耐えるのに十分に強い、持続可能性、堅固さ、内部結合力、頑強性および/または耐用年数を有することができる。
【0029】
SARの可撓性材料(液体またはゲル状材料)は、追加の属性(属性)を有することができる。例示的な属性としては、表面接着ルールダイの本体(SARD)表面上にSARを描画している間に、必要な表面接着ルール(SAR)の輪郭を保存する可撓性材料の能力を挙げることができる。そこでは、保存必要な表面接着ルール(SAR)の輪郭は、たとえば数秒間から数時間の期間、可撓性材料がSARとして堆積(描画される)際に通過するノズルのオリフィスの輪郭から±数パーセント内(5パーセントから15パーセントの間)である。他の例示的な実施形態、保存必要な表面接着ルール(SAR)の輪郭は、たとえば数分間から数10分間、輪郭の形状から±10パーセント〜30パーセントであり得る。
【0030】
表面接着ルール(SAR)を描画している間に、必要なSARの輪郭を保存する能力を、可撓性材料の属性によって達成することができる。限定されないが、チキソトロピー、擬塑性、硬度、高粘度等の可撓性材料の例示的な属性。必要な表面接着ルール(SAR)の輪郭を保存することができるために必要な属性を、成分の組成によって達成することができる。成分の例示的な組成は、限定されないが、シリカ、充填材等の7パーセント〜50パーセントの添加剤を含むことができる。他の例示的な実施形態では、添加剤の範囲は、10パーセント〜30パーセントであり得る。成分の組成の他の例示的な実施形態は、60パーセント〜85パーセントのポリマーを含むことができる。限定されないが、SPF918、ポリウレタン等の例示的なポリマー。さらに他の実施形態では、上述したものの組合せを用いることができる。
【0031】
他の例示的な属性としては、可撓性、粘性、結合力、脆性、粘着性、直立、拡散能力、必要な厚さ等を挙げることができる。SARDの上にSARを描画することは、以下の動作を含む可能性がある。すなわち、SARを生成し、SARを配置し、SARをSARDの本体の表面に付着させることである。SARの描画を、連続動作で、分割動作で、かつ/または両方の動作の組合せで行うことができる。SARの成分の可撓性材料およびそれらの比が、可撓性材料の種々の属性に影響を与える可能性がある。例示的な成分としては、種々のポリマー、シリカ、セラミックス、充填材、繊維等を挙げることができる。種々の成分の組合せの例示的な比は、UV硬化(すなわち表1および表2参照)に対するものと熱硬化(すなわち表3、表4および表5を参照)に対するものとがあり得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、SARの可撓性材料は、熱可塑性ポリマー、熱硬化性ポリマー、金属、それらの組合せ等であり得る。例示的な可撓性材料は、硬度が60ショアA〜99ショアA、好ましくは80ショアA〜99ショアAであるポリウレタン、またはポリプロピレン等を含むことができる。任意選択的に、堆積する(描画される)材料の粘度は、1,000cpsと145,000cpsとの間、好ましくは17,000cpsと80,000cpsとの間等であり得る。
【0033】
さらにいくつかの実施形態では、SARは切断SARであり得る。これらの実施形態によれば、SARの縁を、たとえば切断のために適合された鋭利な縁を形成するためにフライス加工(きさげ加工)することができる。フライス加工を、機械的機器または光学的機器によって行うことができる。これらの実施形態では、SARは、硬度が85ショアA以上または35ショアD以上であり得る。使用することができる例示的な材料は、ガラス繊維、炭素繊維、ケブラー繊維、またはシリカ、金属、カーボンブラック等のような充填材が加えられたポリマーである。
【0034】
例示的な実施形態では、SAR(表面接着ルール)の輪郭/形状は、種々の属性を含むことができる。SAR断面の例示的な属性は、広い基部、非対称の形状、円錐形状、直線形状およびそれらの種々の組合せであり得る。SARの形状および属性を、種々の必要なパラメータに従って確定することができる。これらのパラメータとしては、限定されないが、表面接着ルールダイ(SARD)のレイアウト、種々のSAR間の距離、強烈な力がSARに打ち当る方向、接着要件等を挙げることができる。SART(表面接着ルール技術)により、SARは、必要な場合に非標準サイズを有することができることが可能である。
【0035】
本開示に記載する実施形態のうちのいくつかを含む例示的な実施形態では、表面接着ルールダイ(SARD)の本体を、可撓性フィルムから作製することができる。可撓性フィルムは、1種または複数種のポリマーを含むことができる。使用することができる例示的なポリマーとしては、限定されないが、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネートおよび/またはこれらのポリマーまたは他のポリマーの組合せが挙げられる。さらに、可撓性フィルムは、1種または複数種の添加剤を含むことができる。これらの添加剤としては、限定されないが、シリカ、セラミックス、金属、種々の充填材等を挙げることができる。可撓性フィルムの例示的な実施形態は、いくつかの層(副層)を含むことができる。各層を、異なる材料から構成することができる。
【0036】
表面接着ルールダイ(SARD)の本体を、可撓性フィルム以外の材料からなる基板に関連付け、接続し、または接合することができる。限定されないが金属、木材等の材料。さらに、表面接着ルールダイ(SARD)の本体は、平坦形状、円柱形状または他のあらゆる形状であり得る。さらに、SARDの本体は、その形状をたとえば平坦から円柱状に変化させることができ、それによりたとえばドラムに巻き付けることができるように、可撓性であり得る。
【0037】
SARDの本体の可撓性フィルムは、ボール紙の切断/折目付け/エンボス加工操作中に1つまたは複数の方向に約数トンの押圧力(たとえば1トン〜10トン)であり得る圧力および苛酷な操作に耐えるために十分強い、持続可能性、堅固さ、内部結合力、頑強性および/または耐用年数を有することができる。他の例示的な実施形態では、SARDの本体を、可撓性フィルム以外の材料および/またはそれらの組合せから作製することができる。さらに、表面接着ルール技術により、表面接着ルールの周囲に排出(反発)ゴムを必要としない作業が可能になる。有利には、種々の実施形態のこの態様は、時間、金およびゴム材料を節約する。
【0038】
表面接着ルール技術は、新規な可撓性表面接着ルールカウンタダイ(surface−adhesive−rule counter die)を含むことができる。SARCD本体は、可撓性カウンタフィルムを含むことができる。可撓性カウンタフィルムは、1つまたは複数のタイプのポリマーを含むことができる。使用することができる例示的なポリマーとしては、限定されないが、ポリウレタン、EPDM(エチレンポリプロピレンジエンモノマーゴム)、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、アクリルゴム、シリコーンゴム、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)等を挙げることができる。さらに、可撓性カウンタフィルムは、1種または複数種の添加剤を含むことができる。これらの添加剤としては、限定されないが、シリカ、セラミックス金属、充填材、さまざまな繊維、スリップ剤、カーボンブラック、タルク等を挙げることができる。可撓性カウンタフィルムの例示的な実施形態は、いくつかの層を含むことができる。各層を、異なる材料から作製することができる。
【0039】
表面接着ルールカウンタダイ(SARCD)の本体を、可撓性カウンタフィルム以外の材料に関連付け、接合し、接続することができる。これらの材料としては、限定されないが、金属、木材、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、スポンジ材料(連続気泡または独立気泡)等を挙げることができる。たとえば、可撓性カウンタフィルムを、スポンジ材料に関連付け、接合し、または接続することができ、スポンジ材料を、その他方の側でPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムベース等に関連付け、接合し、または接続することができる。さらに、表面接着ルールカウンタダイ(SARCD)の本体は、平坦、円柱状または他のあらゆる形状であり得る。さらに、SARCDの本体は、その形状をたとえば平坦から円柱状に変化させることができ、それによりたとえばドラムに巻き付けることができるように、可撓性であり得る。可撓性カウンタフィルムは、圧力および苛酷な操作に耐えるように十分強い持続可能性、堅固さ、内部結合力、頑強性および/または耐用年数を有することができる。表面接着ルールカウンタダイ(SARCD)を、SARCD本体として、かつ/またはドラムもしくは平坦な基部に関連付け、接合され、または接続されるSARCD本体として、提供/販売することができる。非限定的な例として、成形、コーティング、グリッパによる取付等により平坦な基部またはドラム基部に関連付けられるSCARD本体。
【0040】
可撓性カウンタフィルムは追加の属性を有することができる。これらの追加の属性の例としては、限定されないが、可撓性、必要な厚さ、弾力性、必要な硬度、寸法安定性、摩擦係数、持続可能性、内部結合力、頑強性、耐用年数、スポンジ属性、耐摩耗性等を挙げることができる。例示的な表面接着ルールカウンタダイ(SARCD)は、厚さが数mm(非限定的な例として1.1mm〜3.7mm)で、硬度が数10ショア(非限定的な例として20ショア〜70ショア)のポリウレタンからなる可撓性カウンタフィルムから構成される本体を有することができる。
【0041】
可撓性カウンタフィルムの例示的な実施形態を、いくつかの層から構成することができる。可撓性カウンタフィルムの各層を、種々の成分から作製することができ、またはそれら各層は種々の成分を含むことができる。さらに、可撓性カウンタフィルムの各層は、異なる属性を有することができる。非限定的な例として、最低層すなわち底部層を、摩擦係数が高い、粘着性がある、親和性がある、かつ/またはある程度の堅固さを含む属性を有する材料から構成することができる。さらに、可撓性カウンタフィルムの最上層すなわち最上部層を、高弾力性を有する、ある程度の可撓性を有する、かつ/または耐摩耗性がある属性を有する材料から構成することができる。
【0042】
さらに、可撓性カウンタフィルムの中間層を、スポンジ性または圧縮等を提供する属性を有する材料から構成することができる。いくつかの例示的な実施形態では、可撓性カウンタフィルムを、事前に定義された密度の1種または複数種の異なる繊維を含む格子から構成することも可能である。格子の例示的な繊維としては、限定されないが、金属繊維、炭素繊維等を挙げることができる。他の例示的な実施形態では、可撓性カウンタフィルムに切欠きを形成することができる。切欠きを、限定されないがレーザ等の種々の方法で作成することができる。
【0043】
SARCD可撓性カウンタフィルムの成分およびそれらの比は、可撓性フィルムの種々の属性に影響を与える可能性がある。例示的な成分としては、限定されないが、種々のポリマー、シリカ、セラミックス、充填材、繊維等を挙げることができる。
【0044】
表面接着ルール技術(SART)は、可撓性表面接着ルールカウンタダイの本体(SARCD)に新規な表面を提供することができる。例示的な実施形態では、可撓性SARCDの本体の表面はブランク面であり得る。ブランク面を、トレンチまたはパターン/レイアウトのない面として定義することができる。可撓性カウンタフィルムは、それが関与するSAR(表面接着ルール)に適合するようなものであり得る。この特性には、カウンタダイにおけるトレンチの形成に必要な資源および時間に対する必要が軽減するという利点がある。
【0045】
さらに、可撓性表面接着ルールカウンタダイ(SARCD)の本体の表面は、ダイ(SARDおよびSARCD)が互いから分離した(弾力性属性)後にブランク面に戻ることができる。したがって、可撓性SARCDを、種々の表面接着ルールダイ(SARD)に使用することができる。さまざまな実施形態で採用することができるこの特性によってもまた、SARCDに対するコストおよび製造時間が低減する。他の例示的な実施形態では、SARCD材料は、プレスによりパターン/レイアウトを記憶することができ、この属性を、たとえば熱可塑性材料を用いて達成することができる。
【0046】
代替的な例示的実施形態では、可撓性SARCD本体の表面は、1つまたは複数のトレンチを含むことができる。トレンチを、種々の異なる技法を用いて生成することができる。トレンチを生成する例示的な技法は、レーザ、凹状の絞り加工、押出成形、噛みきり(gnawing)、成形、コーティング等を含むことができる。SARCDを、種々の異なる技法を用いて生成することも可能である。SARCDを生成する技法としては、限定されないが、成形、コーティング、プレス/射出成形、それらの組合せ等を挙げることができる。SARCDを生成する種々の技法に関するさらなる情報については、
図16〜
図18の説明に関連して後に開示する。
【0047】
表面接着ルール技術(SART)により、使用者は、ボール紙に精密な折目を生成することができる。これは、本出願人により実験的に試験され検証された。SARTを使用することによって達成される折目は、現業界標準を超え、したがって、新しくかつより高度な(精密な)標準をもたらすことができる。さらに、SARTにより、前処理されたボール紙の折目の表面の品質が向上する。これらの改善は、たとえば、層亀裂(ply−crack)の数および重大度を大幅に低減することを含むことができる。したがって、SARTは、現業界能力および標準を超えるレベルで機能する。
【0048】
さらに、SARTにより、作製される包装の新たな形状がより高い美的品質で可能になる。これもまた、本出願人により実験的に試験され検証された。SARTにより、使用者は、ボール紙に対する、新しくかつ異なる形状の折目付け/切断/エンボス加工、および折目付け/切断/エンボス加工の異なる位置合せをもたらすことができる。たとえば、SARTにおり、前処理された折目付けをはるかに精緻化することができ、層亀裂が低減し、ボール紙の引裂けが低減する等が可能になる。
【0049】
SARDの本体の可撓性フィルムおよび/またはSARCDの本体の可撓性カウンタフィルムは、部屋パラメータの変化に対して、かつより広い範囲の部屋パラメータにわたって比較的影響されない可能性がある。たとえば、SARDの本体および/またはSARCDの本体は、限定されないが温度、湿度、光等の部屋パラメータが変化する時、または広範囲のこれらのパラメータにわたって一貫した結果を提供する。
【0050】
本開示の例示的な実施形態では、表面接着ルール(SAR)を、接着により可撓性表面接着ルールダイの本体の表面に接合することができる。例示的な接着技法としては、限定されないが、SARと可撓性SARD本体の表面との間に介在接着材を用いることを挙げることができる。使用される介在接着材としては、限定されないが、DOW社のadcote 811、MORCHEM社の238A+触媒等を挙げることができる。接着の他の例示的な実施形態を、SARおよび可撓性SARDの本体材料の表面の接着属性によって達成することができる。さらに他の例示的な実施形態では、これらの2つの組合せとともに他の技法を実施することができる。接着属性としては、限定されないが、エポキシ、オリゴマー、シリコーンアクリレートオリゴマー、接着促進剤、光開始剤を挙げることができる。
【0051】
本開示の例示的な実施形態は、表面接着ルールダイ(SARD)をその表面接着ルール(SAR)を同時に生成しながら作製する過程の間に、可撓性SARDの本体の表面にSARを接合する方法およびシステムを提供する。表面接着方法およびシステムは、1つまたは複数の接着前処理方法およびシステム、1種または複数種の接着物質、接着物質の1回または複数回の接着拡散/積層、1つまたは複数の硬化技法、1つまたは複数の接着後処理等を含むことができる。
【0052】
利用される表面接着方法およびシステムのタイプを、種々のパラメータに基づいて確定することができる。これらのパラメータとしては、限定されないが、SAR材料、SARDの本体の表面の材料、SAR材料とSARDの本体の表面の材料の組合せ、表面接着ルール技術(SART)の時間要件等を挙げることができる。
【0053】
種々の前処理を、SARを描画する前に行うかまたは適用することができる。描画の前に適用することができる例示的な前処理としては、限定されないが、種々の下塗り剤および下塗り技法、オゾンシャワー、高圧電気コード、電子ビーム、プラズマ、火炎処理等を挙げることができる。例示的な実施形態では、可撓性SARDの本体をUV光で照射することを、たとえば表面接着ルール(SAR)を積層し付着させる前に前処理として行うことができる。
【0054】
例示的な実施形態では、介在接着材を、SARを積層する前に、可撓性SARD本体の表面上に配置し、拡散させ、噴霧し、コーティングし、塗装し、または他の方法で配置することができる。代替実施形態では、介在接着材を、SARの描画中に、可撓性SARDの本体の表面上に配置し、拡散させ、噴霧し、塗装しまたは他の方法で配置することができる。介在接着材を、種々の方法およびシステムで可撓性SARDの本体の表面上に配置し、拡散させ、噴霧し、塗装し、または他の方法で配置することができる。例示的な方法およびシステムは、誘導機構に関連しまたはそれによって制御される付与ヘッドにより介在接着材を拡散させることであり得る。
【0055】
新規な表面接着ルール技術(SART)により、完全な表面接着ルールダイ(SARD)を、その複数の表面接着ルール(SAR)を同時に描画しながら自動的に生成することができる。表面接着ルール技術のシステムおよび方法の例示的な実施形態は、ルール描画器(rule−drawer)を含むことができる。
【0056】
ルール描画器は、可撓性表面接着ルールダイ(SARD)の表面の所望の位置に表面接着ルール(SAR)を自動的に描画するように動作することができる。ルールを描画するプロセスは、以下の動作のうちの1つまたは複数を含むことができる。すなわち、SARを生成し、SARを配置し、SARをSARDの本体の表面上に付着させる。SARの描画を、連続動作で、分割動作で、種々の他の技法とともに両方の動作の組合せで行うことができる。
【0057】
ルール描画器の例示的な実施形態は、1つまたは複数の描画ヘッド、コントローラおよび誘導機構を含むことができる。描画ヘッドは、誘導機構に関連する自動描画ヘッドであり得る。誘導機構は、コントローラの制御下で、たとえば、描画ヘッドの要素を種々の位置までかつ種々の方向に移動させるように動作することができる。誘導機構は、機械的アーム、1つまたは複数のレール等であり得る。コントローラは、たとえば、誘導機構と同様に描画ヘッドを制御することができる。たとえば、コントローラは、誘導機構に対し、描画ヘッドを所望の位置まで移動させ、描画を開始するように描画ヘッドをトリガさせるように動作することができる。
【0058】
コントローラは、コンピュータと一体的であってもよく(ソフトウェア、ファームウェア等。ソフトウェアを、読み/書きハードディスク、CDROM、フラッシュメモリ、ROMまたは他のメモリあるいは記憶装置等のコンピュータ可読媒体において具現化することができる。あるタスクを実行するために、ソフトウェアプログラムを、必要に応じて適切なプロセッサにロードすることができる)、または、コントローラをたとえばコンピュータによって操作してもよい。コンピュータに一体的であるコントローラの非限定的な例として、コンピュータにジョブ記述書をロードすることができる。ジョブ記述書は、表面接着ルール(SAR)のタイプ、ボール紙のタイプおよび厚さ、表面接着ルールダイ(SARD)のレイアウト等を含むことができる。SARDのレイアウトは、たとえば各SARの配置およびそのタイプを含むことができる。SARDのレイアウトに従って、コントローラは、ルール描画器の誘導機構に対して、SARDの本体上にSARを描画するように命令しかつ自動的に制御することができる。コントローラは、表面接着ルール技術(SART)の他のモジュールを制御することができる。したがって、本開示の例示的な実施形態は、自動直接コンピュータ−ダイ(direct−computer−to−die)(DCTD)表面接着ルール技術(SART)をもたらす上述した新規な方法およびシステムを含むことができる。
【0059】
SARTのコンピュータは、格納されたルックアップテーブルをさらに含むことができる。格納されたルックアップテーブルは、種々の情報を含むことができる。例示的な情報としては、限定されないが、必要なボール紙厚さによる表面接着ルールの輪郭に関する情報、必要なボール紙長、ボール紙の摩擦係数(COF)、必要なボール紙に対する可撓性材料の必要な成分に関する情報、必要な機能(切断/折目付け/エンボス加工)に対する可撓性材料の必要な成分に関する情報、SARの輪郭、ノズルタイプ等を挙げることができる。
【0060】
例示的な実施形態では、ルール描画器の1つまたは複数の描画ヘッドは、カートリッジを含むことができる。本明細書は単一の描画ヘッドについて言及する場合があるが、さまざまな実施形態では、2つ以上の描画ヘッドを利用することができることを理解するべきである。描画ヘッドのカートリッジは可撓性材料を含むことができる。描画ヘッドは、1つまたは複数の事前定義されたオリフィス形状を有するノズルをさらに備えることができる。オリフィス形状を、たとえば表面接着ルール(SAR)の必要な輪郭に従って選択することができる。描画ヘッドは、圧力アクチュエータをさらに備えることができる。圧力アクチュエータを用いて、可撓性材料をカートリッジから、かつノズルのオリフィスを介してダイの本体の表面の必要な位置に向かって分配することができ、それにより表面接着ルールおよびダイを生成することができる。
【0061】
さまざまな実施形態で採用される圧力アクチュエータは、種々のタイプであり得る。圧力アクチュエータの例示的なタイプとしては、限定されないが、エアポンプアクチュエータ、スクリューポンプアクチュエータ、ピストンアクチュエータ、電気ポンプアクチュエータ、はめば歯車アクチュエータ、噴射アクチュエータ等を挙げることができる。圧力アクチュエータの例示的な実施形態は、1つまたは複数のタイプのアクチュエータの組合せを含むことができる。たとえばルール描画器の1つまたは複数のモジュールに関連する1つまたは複数の圧力アクチュエータがあり得る。例示的な実施形態では、圧力アクチュエータは、吸引能力または同様の機能を有することができる。
【0062】
描画ヘッドのノズルは、1つまたは複数のオリフィスを有することができる。オリフィスは、表面接着ルールの輪郭/形状を決めることができ、またはオリフィスを、所望の輪郭/形状を得るように選択することができる。オリフィスを、ノズルの底部に、ノズルの側部に、ノズルの縁に、または複数の位置の組合せ等に配置することができる。例示的な実施形態では、ノズルを、描画ヘッドから迅速かつ容易に分解しまたは取り外すことができ、描画ヘッドに異なるノズルを組み込むかまたは取り付けることができる。ノズルおよび/またはオリフィスの内側に、可撓性材料をはじくかまたははね返すように作用するコーティングを施すことができる。有利には、この特性は、オリフィスの部分的かまたは完全な詰まりまたは閉塞を防止するのに役立つことができる。オリフィスの形状および位置を、種々の基準に従って確定することができる。例示的な基準としては、限定されないが、SARのSARDの本体の表面への接着要件、使用される描画終端技法、必要な表面接着ルールの輪郭等を挙げることができる。
【0063】
SARの描画中、たとえばコントローラからのコマンドに従って、ノズルを、SARDの本体の表面から事前に定義された角度および高さに配置することができる。ノズルの角度および高さを、種々の基準に従って確定することができる。例示的な基準としては、限定されないが、オリフィスの位置、SARの可撓性材料、隣接するSARからの距離等を挙げることができる。例示的な実施形態では、角度および高さを、SARの描画中に変更することができる。例示的な実施形態では、可撓性材料を、たとえば角の近くでオリフィスから「吐出する」ように噴射することができる。
【0064】
カートリッジを、種々の技法で実施することができる。カートリッジの例示的な実施形態は、所定の容積容量(たとえば30cc〜800ccの容積)の円柱形状であり得る。代替実施形態では、カートリッジは、たとえばノズルのオリフィスの形状に類似する事前定義された形状であり得る。さらに、例示的な実施形態では、カートリッジを、カートリッジに可撓性材料を事前定義された時点で、連続的にかつ/または必要な場合に装填することができる、より大型の容積の容器に関連付けることができまたはそこから供給することができる。例示的な実施形態では、混合器をカートリッジに関連付けることができる。混合器は、カートリッジ内部の可撓性材料を事前定義された時点で、連続的にかつ/または必要な時に混合することができる。混合器は、たとえばヒータをさらに備えることができる。
【0065】
カートリッジの内側に、可撓性材料をはじくかまたははね返すように作用するコーティングを施すことができる。有利には、この特性により、ノズルに向かう可撓性材料の流れが促進される。例示的な実施形態では、SARの描画時、または種々のSARの生成時等に、1つまたは複数のカートリッジが合わせて機能することができる。多コンパートメントカートリッジの例示的な実施形態は、可撓性材料の1種または複数種の成分を別個に含むことができる。代替実施形態では、各コンパートメントは、たとえば副層の異なる層に対して異なる可撓性材料を含むことができる。
【0066】
代替実施形態では、副層を段階的に生成することができる。いくつかの実施形態では、カートリッジのバンクを利用して種々の成分および可撓性材料を収容することができ、コントローラまたはルール描画器が混合されるべき1種または複数種の成分、または特定の要件に応じてノズルから噴出されるべき種々の材料を選択するように動作することができることを理解するべきである。たとえば、カートリッジは、付与されている材料に対して種々の特性を提供することができるさまざまな添加剤を含むことができる。特定の用途において急速乾燥が必要である場合、添加剤を、こうした特性を提供することができるカートリッジから引き出すことができる。同様に、種々の着色を利用することができ、種々のレベルの粘性等を、カートリッジからの特定の添加剤または物質の体積を制御するコントローラによって、リアルタイムに得ることができる。いくつかの実施形態では、加熱要素を利用して、カートリッジの中身を所望の温度まで加熱することも可能である。
【0067】
カートリッジは、結合器をさらに含むことができる。例示的な実施形態では、結合器は、たとえば種々の成分および/または可撓性材料を結合することができる。結合器は、結合された材料を排出することができる溝穴または開口部を備えることができる。たとえばルール描画器のコントローラは、たとえば各成分の量を制御することができる。これを、カートリッジからの開放弁のサイズ、カートリッジに加えられる圧力の量等を調整することによりカートリッジからの流量を制御する等、種々の方法によって達成することができる。
【0068】
例示的な実施形態では、描画ヘッドは、1つまたは複数の接着剤カートリッジと、接着物質を必要な場所に拡散させる/噴霧することができる接着剤ノズルとを備えることができる。
【0069】
例示的な実施形態では、たとえばルール描画器のコントローラは、SAR描画プロセスの位置および段階に対して、ルール描画器の誘導機構の速度を制御し同期させることに関与することができる。たとえば、表面接着ルールの描画の開始時、誘導機構の速度は、表面接着ルールの描画の中間における速度より低速であり得る。
【0070】
いくつかの実施形態では、コントローラは、SAR描画プロセスの位置および段階に従って、圧力アクチュエータによって可撓性材料に加えられるべき圧力の大きさを制御しかつ同期させることに関与することができる。たとえば、表面接着ルールの描画の開始時、表面接着ルールの描画の中間において加えられる圧力より低い圧力を加えることができる。
【0071】
例示的な実施形態では、コントローラは、可撓性材料の流動指数に従って、圧力アクチュエータによって加えられる圧力の大きさと、誘導機構の速度をと制御しかつ/または同期させることに関与することができる。流動指数は、たとえば所定圧力で所定の時点でノズルのオリフィスから排出される可撓性材料の量であり得る。流動指数に対し、可撓性材料の種種の属性によって影響を与えることができる。限定されないが、粘度、厚さ、粘着性、粒子のサイズ、これらの属性のいずれかの組合せおよび他の属性等の属性。
【0072】
例示的な実施形態では、誘導機構は、1つまたは複数の軸において複数の方向に移動することができる。たとえば、誘導機構は、X軸、Y軸および/またはZ軸に沿った複数の方向に移動することができる。代替実施形態では、誘導機構は、X軸およびY軸等、2つの軸のみに沿って移動することができる。表面接着ルール技術の例示的な実施形態は、プロセス中にSARDの本体が関連するコンベヤをさらに備えることができる。コンベヤは、たとえば、1つまたは複数の軸に沿って複数の方向にかつ/または円形方向に移動することができる。コントローラは、たとえば、コンベヤの移動の速度および方向を制御することができる。代替実施形態では、表面接着ルール技術は、SARDを配置することができるドラムをさらに備えることができる。コントローラは、たとえばドラムの移動の速度および方向を制御することができる。さらに、描画ヘッドを移動させる移動誘導機構およびSARDを移動させる機構の組合せを採用することができることが理解されよう。たとえば、誘導機構は、コンベアがSARDをY軸上で複数の方向に移動させる間に、描画ヘッドをX軸上で複数の方向に移動させることができる。他の組合せも予期される。
【0073】
本開示の例示的な実施形態は、種々の硬化技法をさらに実施することができる。硬化技法としては、限定されないが、温度処理、光硬化(UV、IR、可視光)、化学硬化等を挙げることができる。いくつかの例示的な実施形態では、可撓性材料は、熱硬化性ポリマーを含むことができ、それを、たとえば加熱によって硬化させることができる。別法としてまたはさらに、可撓性材料は、熱可塑性ポリマーを含むことができ、可撓性材料の硬化を、たとえば材料を冷却させることによって達成することができる。いくつかの可撓性材料は、たとえばUV照射によって硬化を可能にする光開始剤成分を含むことができる。他の例示的な実施形態では、材料を、それ自体で冷却するかまたは硬化させることができる。さらに他の例示的な実施形態では、可撓性材料を、電子ビームによって硬化させることができる。
【0074】
本開示の例示的な実施形態は、硬化エネルギー源から(たとえばカートリッジおよびノズルに)まだ配置されていない可撓性材料を隔離する方法および装置を備えることができる。たとえば硬化時に、硬化エネルギー源とカートリッジ/ノズルとの間に仕切りを配置することができる。
【0075】
いくつかの例示的な実施形態では、ルール描画器は、流れ中断器をさらに備えることができる。流れ中断器は、受動的、能動的または両方の組合せであり得る。流れ中断器を、装置、方法または両方の組合せとして実施することができる。流れ中断器は、表面接着ルールの描画中、必要な時に可撓性材料の排出を停止/休止させることができる。コントローラは、流れ中断器の動作を制御することができる。流れ中断器の例示的な実施形態を、種々のシャッタとして実施することができる。1つまたは複数のシャッタがあり得る。シャッタを、ルール描画器の1つまたは複数のモジュールに関連付けることができる。例示的なシャッタとしては、限定されないが、ナイフ、エアナイフ、プラグ、ストッパ等を挙げることができる。
【0076】
流れ中断器の例示的な実施形態は、たとえば圧力アクチュエータが可撓性材料の排出を停止している間に、ノズルがその中心の周囲で急速に回転する方法を含むことができる。本方法は、必要な終了の瞬間に可撓性材料の破断/切断を加速させる(脆性特性)いくつかの成分を追加することをさらに含むことができる。例示的な成分としては、限定されないが、シリカ、気泡、水滴等を挙げることができる。他の実施形態は、吸引動作を実施することができる。
【0077】
表面接着ルール技術(SART)は、自己維持清掃機構をさらに備えることができる。自己維持清掃機構は、たとえば清掃材料を格納する追加のカートリッジ等、ルール描画器の一部であり得る。他の例示的な実施形態では、自己維持清掃機構は、ルール描画器の外部であり得る。自己維持清掃機構は、事前定義された時点でかつ/または必要な時に動作することができる。
【0078】
表面接着ルール技術(SART)の他の例示的な実施形態を、磁力を用いて実施することができる。ダイを構成する例示的な方法を、磁力によりSARをSARDの本体に接合することによることができる。いくつかの実施形態では、磁性材料の小さい部片を、SARDの本体に堆積させ、磁力によってそれに引き寄せることができる。磁性材料と本体との間に接着剤を追加することができる。堆積した磁性材料の部材の例示的なサイズは、たとえば各辺が約1mmであり得る。材料の部片を、SARの所望のレイアウトを形成するように互いに隣接して堆積させることができる。いくつかの実施形態では、SARD本体は、たとえば所望のレイアウトに対してのみ磁力を含むことができる。材料の部片と本体との間の例示的な剥離強度は、約13gr/mm
2であり得る。
【0079】
SART(表面接着ルール技術)のさらに他の例示的な実施形態を、低表面張力の材料でSARDの本体の表面をコーティングすることによって実施することができ、SARが形成される位置は、高表面張力の材料でコーティングされる。可撓性材料を、ダイの本体の上に堆積させることができる。SARの位置における高表面張力の材料により、可撓性材料は、低表面張力の領域から高表面張力の領域まで合体することができる。この特性により、所望の位置に表面接着ルールが生成される。任意選択的に、材料を、高表面張力の領域を包囲する領域にのみ堆積させてもよい。いくつかの実施形態では、その後、SARを硬化させかつ/またはダイに付着させることができる。
【0080】
特に定義しない限り、本明細書で用いるすべての技術的用語および/または科学的用語は、本開示が関連する技術分野における当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有している。用語の定義または意味に矛盾がある場合、本明細書内で提示される定義が根拠となるべきであるように意図されている。さらに、本明細書を通して提示される材料、方法および例は、単に例示的なものであり、必ずしも限定するように意図されてはいない。
【0081】
本明細書において「一実施形態」または「実施形態」と言及する場合、それは、その実施形態に関連して記載されている特定の特徴、構造または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれてことを意味し、「一実施形態」または「実施形態」に対する複数の言及が、必ずしも同じ実施形態またはすべての実施形態を指しているものと理解されるべきではない。
【0082】
本開示の実施形態の方法および/またはシステムの実施態様は、選択されたタスクを手動で、自動で、またはそれらの組合せで実行するかまたは完了することを含むことができる。さらに、本開示の方法および/またはシステムの実施形態の実際の装置および機器によって、いくつかの選択されたタスクを、ハードウェアによって、ソフトウェアによって、あるいはファームウェアによって、またはそれらの組合せによって、オペレーティングシステムの使用があってもなくても実施することができる。ソフトウェアを、読み/書きハードディスク、CDROM、フラッシュメモリ、ROM等のコンピュータ可読媒体で具現化することができる。いくつかのタスクを実行するために、ソフトエアプログラムを、必要に応じて適切なプロセッサにロードするかまたは適切なプロセッサによってアクセスすることができる。
【0083】
本開示のこれらの態様および他の態様は、添付の図面および詳細な説明を鑑みて明らかとなろう。上記要約は、本開示の各あり得る実施形態またはすべての態様を要約するようには意図されておらず、本開示の他の特徴および利点が、添付の図面および添付の特許請求の範囲とともに実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって明らかとなろう。
【0084】
さらに、当業者に対して発明の概念を例示するために、特定の実施形態を詳細に説明しているが、こうした実施形態には、さまざまな変更形態および代替形態が可能である。したがって、図面および書かれている説明は、本発明の概念の範囲をいかなるようにも限定するようには意図されていない。
【0085】
本開示の例示的な実施形態は、図面とともに以下の詳細な説明からより十分に理解されかつ評価されるであろう。