(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5969588
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】インプラント施術用ドリル
(51)【国際特許分類】
A61C 8/02 20060101AFI20160804BHJP
【FI】
A61C8/02
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-500992(P2014-500992)
(86)(22)【出願日】2012年3月20日
(65)【公表番号】特表2014-513606(P2014-513606A)
(43)【公表日】2014年6月5日
(86)【国際出願番号】KR2012001985
(87)【国際公開番号】WO2012128537
(87)【国際公開日】20120927
【審査請求日】2013年9月24日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0025532
(32)【優先日】2011年3月22日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513238280
【氏名又は名称】イノバイオサージ
【氏名又は名称原語表記】INNOBIOSURG
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】特許業務法人明成国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100096817
【弁理士】
【氏名又は名称】五十嵐 孝雄
(72)【発明者】
【氏名】ワン・ジェ−ウォン
【審査官】
石川 薫
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許第04820156(US,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0136898(US,A1)
【文献】
米国特許第06039568(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 8/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インプラント施術用ドリルにおいて、
ドリル連結部(10)と、前記ドリル連結部(10)の下部にドリル部(20)が位置した構造であり、
前記ドリル連結部(10)は、上部の一側に設けられたドリル上部(11)と、前記ドリル上部(11)の下部に形成されたドリル固定溝(12)と、前記ドリル固定溝(12)の下部に設けられたドリル連結胴体(13)で構成され、
前記ドリル部(20)は、円筒状であり、下部に行くほど直径が狭くなり、内部には空間部が形成されており、側面には一定の間隔で離隔されて内部空間部に貫通された多数の側面貫通部(22)と、前記多数の側面貫通部(22)の一側周縁に設けられた多数の側面骨切削カッタ(21)と、下部末端部に設けられた鋸歯状の下部骨切削カッタ(30)と、を含んで構成され、
前記側面貫通部(22)は、前記側面骨切削カッタ(21)に隣接すると共に前記側面骨切削カッタ(21)に対して垂直に配置され、前記側面骨切削カッタ(21)によって切削された歯槽骨の辺縁骨を、前記側面貫通部(22)を介して、前記ドリル部(20)の内部の空間部に導き、自家骨の採取を可能にし、
一回のドリリングによってテーパー型フィクスチャの植立口を形成する
ことを特徴とするインプラント施術用ドリル。
【請求項2】
インプラント施術用ドリルにおいて、
ドリル連結部(10)と、前記ドリル連結部(10)の下部にドリル部(120)が位置した構造であり、
前記ドリル連結部(10)は、上部の一側に設けられたドリル上部(11)と、前記ドリル上部(11)の下部に形成されたドリル固定溝(12)と、前記ドリル固定溝(12)の下部に設けられたドリル連結胴体(13)で構成され、
前記ドリル部(120)は、円筒状であり、下部に行くほど直径が狭くなり、内部には空間部が形成されており、側面には一定の間隔で離隔されて内部空間部に貫通された多数の側面貫通部(122)と、前記多数の側面貫通部(122)の一側周縁に設けられた多数の側面骨切削カッタ(121)と、下部末端部に設けられた鋸歯状の下部骨切削カッタ(130)と、を含んで構成され、
前記側面貫通部(122)は、前記下部骨切削カッタ(130)の垂直から一側面に曲げられた形状であり、
また、前記側面貫通部(122)は、前記側面骨切削カッタ(121)に隣接すると共に前記側面骨切削カッタ(121)に対して垂直に配置され、前記側面骨切削カッタ(121)によって切削された歯槽骨の辺縁骨を、前記側面貫通部(122)を介して、前記ドリル部(120)の内部の空間部に導き、自家骨の採取を可能にし、
一回のドリリングによってテーパー型フィクスチャの植立口を形成する
ことを特徴とするインプラント施術用ドリル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一方はインプラント施術用ハンドピースとの締結構造を有し、他方は内部が空いている円筒パイプの構造をしており、下部骨切削カッタと側面骨切削カッタとが共にあり、一回のドリリングにより歯槽骨の下部と側面とが同時に切削され、円筒状の自家骨の採取と共に、植立する際に、シリンダー型のインプラントより初期固定が容易であるテーパー型のインプラントフィクスチャの植立口の形成が可能であるインプラント施術用ドリルに関する。
【背景技術】
【0002】
近来、人工歯牙を植立するインプラント施術が速く普及されており、歯科における普遍的な施術となりつつある。
【0003】
インプラントを施術する際、一般的にはドリルを用いてフィクスチャが埋食される溝を歯槽骨にドリリングする作業が行われる。
【0004】
歯槽骨にインプラントフィクスチャ植立穴を形成することにおいて、過度な切削抵抗により小さな穴を形成し、順次に大きな穴を形成することで、最終のインプラントフィクスチャ植立穴を形成するよう、インプラント植立のために同じ長さの直径が小さなサイズを有するドリルから始まり、所望の直径のドリルまでの幾つかのドリルを繰り返して使用して歯槽骨を切削し、インプラント植立口を形成する問題点を解決するために、多くの研究が行われてきた。
【0005】
韓国登録特許公報第100759261号には、歯槽骨に穴を穿孔する際、歯槽骨の骨が収容される骨収容部が内部に形成されているドリル胴体;ドリル胴体の端部に形成され、ドリル胴体が回転する際、歯槽骨に穴(hole)を穿孔する複数の切削カッタ;及び、ドリル胴体の外周に歪み角度を有し、ドリル胴体の表面から陷沒して形成され、歯槽骨を穿孔する際に発生される歯槽骨の骨切れの排出を導く複数の骨排出路を含むインプラントドリルが公開されていることが分かる。
【0006】
一方、韓国登録特許公報第100985604号には、中空が形成されている円筒状の切削部、前記切削部の外周に着脱可能に中空が形成されているストッパ、前記切削部の一側端部に設けられたストッパ支持部、及び前記ストッパ支持部に設けられたシャンク部を含むドリルであって、前記切削部は、切削カッタ、前記切削カッタの下部に中空部が切削部の側面を通じて外部と疎通されるように形成された切削物排出口を含み、前記ストッパは、切削カッタを切削しようとする深さだけ露出させる縦方向の長さを有し、ストッパ支持部は、ストッパが縦方向に押されることを防止するための支持部を形成することを特徴とする上顎洞挙上術用中空型ドリルが公開されていることが分かる。
【0007】
さらに、韓国登録特許公報第100946269号には、一端部に歯槽骨を穿孔するためのカッタが設けられ、他端部に貫通孔が形成されている穿孔胴体;及び、穿孔胴体の貫通孔に向けて穿孔胴体の一端部に接近及び離隔可能に穿孔胴体に結合され、穿孔作業の際に歯槽骨の穿孔の深さを調節するロード胴体を含むインプラントドリルが記載されていることが分かる。
【0008】
尚、韓国公開特許公報第10-2010-0008095号には、インプラント施術のために歯槽骨を穿孔するインプラント施術用ドリルにおいて、端部に切削カッタ12が形成された中空管状のドリル胴体10;前記ドリル胴体10の下部に結合され、歯科用ハンドピースに装着される連結体20;前記ドリル胴体10内に挿入されて弾性支持され、外部に出沒する突出部材30;前記ドリル胴体10が歯槽骨に一定の深さだけ挿入されるように前記ドリル胴体10の外周面に交替可能に装着され、前記連結体20上に安着される中空管状のストッパ40;からなり、前記ストッパ40の中央部には、前記ストッパ40が一定の高さだけ圧縮可能にする収縮部42が形成されたことを特徴とするストッパが備えられたインプラント施術用ドリルが公開されていることが分かる。
【0009】
また、韓国公開特許公報第10-2009-0098428号には、切削部は、切削カッタ、前記切削カッタの下部に中空部が切削部の側面溝を通じて外部と疎通されるように形成された切削物排出口を含み、前記ストッパは、切削カッタを、切削しようとする深さだけ露出させる縦方向の長さを有し、ストッパ支持部は、ストッパが縦方向に押されることを防止するための支持部を形成することを特徴とする上顎洞挙上術用中空型ドリルが記載されていることが分かる。
【0010】
さらに、韓国登録実用新案公報第20-0323647号には、ドリルの本体部を、底面が開放されて開口部を有する円筒状に構成し、前記開口部の周縁を、ネジ山が繰り返される形態の基本カッタで構成し、前記本体部の円筒状の内部に、開口部側に直立する垂直カッタが形成されたインプラントドリルが公開されていることが分かる。
【0011】
尚、韓国登録実用新案公報第20-0230475号には、上下部が開口した円筒であり、側面に多数の貫通孔が形成されて締結部150を成し、下部の端部はテープが形成され、設定された深さまで穴が形成されれば、不均一面である歯牙喪失部位の上面と円滑な接触が可能になるようにし、これ以上の深さまで穴が形成されることを防止するストッパ100と;前記ストッパ100の側面に形成された締結部150に挿入され、ドリル本体400に前記ストッパ100を固定させる多数の締結部材200;を含んで構成され、前記歯牙喪失部位に正確な深さの穴を形成させることを助けるインプラント施術用ドリルストッパが記載されていることが分かる。
【0012】
さらに、韓国登録実用新案公報第20-0338095号には、チャック結合部、シャンク部、ドリル部を含む歯科用ストッパドリルにおいて、前記シャンク部とドリル部との間には、円周に沿ってシャンク部とドリル部との直径より大きく突出され、ドリルが所定の深さのみ溝を掘るようにするストッパが一体に形成されている歯科用ストッパドリルが公開されていることが分かる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
上記のような従来のインプラント施術用ドリルは、歯槽骨にインプラントフィクスチャ植立穴の形成において、過度な切削抵抗により小さな穴を形成し、順次に大きな穴を形成することで、最終のインプラントフィクスチャ植立穴を形成するために、
図5A〜
図5Fに示すように、インプラント植立のために同じ長さの直径が小さなサイズを有するドリルから始まり、所望の直径のドリルまでの幾つかのドリルを繰り返して使用して歯槽骨を切削し、インプラント植立口を形成してきた。
【0014】
しかし、第一に、ドリルの種類とドリリング回数が多くなることによって、施術が複雑になると共に、費用が高額になり、第二に、施術時間の長期化によって、患者の苦痛が酷くなると共に、施術者の不便が発生し、第三に、植立口だけ骨が切削され、骨切削が多くなり、第四に、既存のドリルは使用すべきドリルの個数が多くなると共に、製作費用が高額になり、繰り返して使用する際に、耐久性が弱くなる問題点が、本発明が解決しようとする課題である。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、上記のような問題点を解決するために案出したものであり、一回のドリリングによりテーパー型フィクスチャの植立口を形成するために、下部骨切削カッタと側面骨切削カッタにより歯槽骨の辺縁骨のみ切削し、小さな切削抵抗で一遍にテーパー型フィクスチャの植立穴を形成すると同時に、自家骨の採取が可能になるように、本発明は、ドリル部20は、円筒状であり、下部に行くほど直径が狭くなり、内部には空間部が形成されており、側面には一定の間隔で離隔されて内部空間部に貫通された多数の側面貫通部22と、前記多数の側面貫通部22の一側周縁に設けられた多数の側面骨切削カッタ21と、下部末端部に設けられた鋸歯状の下部骨切削カッタ30で構成されたインプラント用ドリルを提供することが本発明の課題解決の手段である。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、側面骨切削カッタ、垂直骨切削カッタ、及び中央通空によって切削される骨を最小化しており、簡単に脱着可能であり、一回のドリリングで植立口が完成され、最小限の骨切削によって付加的に自家骨の採取が可能であり、高い骨移植材の使用を低減することができ、一回のみのドリリングで施術時間を大幅に短縮することができ、施術の安全性を確保することができ、かつ、構造が簡単であるため、使用及び取り扱い上の便宜性を向上すると共に、大量の量産が可能であるため、製品の標準化及び経済的な普及を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明のインプラント施術用ドリルの全体図である。
【
図2】本発明のインプラント施術用ドリルの正面詳細図である。
【
図3】本発明のインプラント施術用ドリルの他の例示図である。
【
図4】本発明のインプラント施術用ドリルの使用状態図である。
【
図5】従来のインプラントドリルの使用状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
所望の長さのインプラント用ドリルを選択した後、駆動させる駆動ドリルの胴体に、選択されたインプラント用ドリルのドリル連結部10のドリル上部11とドリル固定溝12を用いて組み立てた後、ドリル本体を手術モーターのハンドピースに連結して電源をオンすると、駆動ドリルの回転によりインプラント用ドリルを回転させ、所望の深さだけドリル下部を用いてドリリングした後(
図4Aを参照)、植立口の中央に残っている突起状の歯槽骨をピンセットで取り除いて(
図4Bを参照)植立口を形成し、インプラントを施術した。
【0019】
上記のような目的を達成するために、本発明は、一方はインプラント施術用ハンドピースとの締結構造を有し、他方は内部が空いている円筒パイプの構造をしており、下部骨切削カッタと側面骨切削カッタとが共にあり、一回のドリリングにより歯槽骨の下部と側面とが同時に切削され、円筒状の自家骨の採取と共に、植立する際に、シリンダー型のインプラントより初期固定が容易であるテーパー型のインプラントフィクスチャの植立口の形成が可能であるインプラント施術用ドリルに関する。
【0020】
より詳細に説明すると、本発明は、ドリル連結部10と、前記ドリル連結部10の下部にドリル部20が位置した構造であり、前記ドリル連結部10は、上部の一側に設けられたドリル上部11と、前記ドリル上部11の下部に形成されたドリル固定溝12と、前記ドリル固定溝12の下部に設けられたドリル連結胴体13で構成され、前記ドリル部20は、円筒状であり、下部に行くほど直径が狭くなり、内部には空間部が形成されており、側面には一定の間隔で離隔されて内部空間部に貫通された(下部切削カッタの垂直に貫通)多数の側面貫通部22と、前記多数の側面貫通部22の一側周縁に設けられた多数の側面骨切削カッタ21と、下部末端部に設けられた鋸歯状の下部骨切削カッタ30で構成されたインプラント用ドリルに関する。
【0021】
本発明の側面貫通部22と側面骨切削カッタ21の個数は1〜10個であり、4個が適当である。
【0022】
本発明は、下部骨切削カッタと側面骨切削カッタにより歯槽骨の辺縁骨のみ切削し、小さな切削抵抗で一遍にテーパー型フィクスチャの植立穴を形成すると同時に、自家骨の採取が可能であるインプラントドリルである。
【0023】
施術方法は、通常のインプラント植立口の形成の際には、直径が小さなドリルで基礎植立口を形成し、次第に直径が大きいドリルを用いて歯槽骨を切削し、所望の大きさの植立口を形成して固定口(フィクスチャ)を植立していたが、本発明では、所望の直径のドリル10-1を選択して、ドリル本体(図示せず)に結合した後、ドリル本体を手術モーター(図示せず)の軸に連結した(ハンドピースに挟んだ)後、モーターに連結された軸に固定させて歯槽骨をドリリングすれば、円形の溝が形成され、ピンセットで円形の溝の内部に位置した歯槽骨を取り除いた後、インプラント(フィクスチャ)を植立して施術する方法である。
【0024】
取り除かれた歯槽骨は自家骨であり、インプラントの施術の際に必要である人工骨として使用可能である。
【0025】
本発明では、所望の直径のインプラント用ドリルを選択し、駆動ドリル本体(図示せず)に結合させた後、ドリル本体を手術モーター(図示せず)の軸に連結した(ハンドピースに挟んだ)後、モーターに連結された軸に固定させ、歯槽骨をドリリングする装置である。
【0026】
以下、図面を参考して説明すると、次の通りである。
【0027】
図1は、本発明のインプラント施術用ドリルの全体図であり、
図2A〜
図2Cは、本発明のインプラント施術用ドリルの正面詳細図であり、
図3は、本発明のインプラント施術用ドリルの他の例示図であり、
図4A〜
図4Cは、本発明のインプラント施術用ドリルの使用状態図であり、
図5A〜
図5Fは、従来のインプラントドリルの使用状態図であり、ドリル連結部10、ドリル上部11、ドリル固定溝12、ドリル連結胴体13、ドリル部20、120、側面骨切削カッタ21、121、側面貫通部22、122、下部骨切削カッタ30、130を示すものである。
【0028】
構造を説明すると、
図1及び
図2A〜
図2Cに示すように、本発明のインプラント施術用ドリルは、ドリル連結部10と前記ドリル連結部10の下部にドリル部20が位置した構造である。
【0029】
前記ドリル連結部10は、上部の一側に設けられたドリル上部11と、前記ドリル上部11の下部に形成されたドリル固定溝12と、前記ドリル固定溝12の下部に設けられたドリル連結胴体13で構成される。
【0030】
前記ドリル部20は、円筒状であり、下部に行くほど直径が狭くなり、内部には空間部が形成されており、側面には一定の間隔で離隔されて内部空間部に貫通された(下部切削カッタの垂直に貫通)多数の側面貫通部22と、前記多数の側面貫通部22の一側周縁に設けられた多数の側面骨切削カッタ21と、下部末端部に設けられた鋸歯状の下部骨切削カッタ30で構成されたインプラント用ドリルの構造である。
【0031】
他の本発明のインプラント施術用ドリルは、
図3に示すように、ドリル連結部10と、前記ドリル連結部10の下部にドリル部120が位置した構造である。
【0032】
前記ドリル連結部10は、上部の一側に設けられたドリル上部11と、前記ドリル上部11の下部に形成されたドリル固定溝12と、前記ドリル固定溝12の下部に設けられたドリル連結胴体13で構成される。
【0033】
前記ドリル部120は、円筒状であり、下部に行くほど直径が狭くなり、内部には空間部が形成されており、側面には一定の間隔で離隔されて内部空間部に貫通された多数の傾いた形状(下部切削カッタの垂直から一側面に曲げられた(ツイストした))の側面貫通部122と、前記多数の側面貫通部122の一側周縁に設けられた多数の傾いた形状の側面骨切削カッタ121と、下部末端部に設けられた鋸歯状の下部骨切削カッタ130で構成されたインプラント用ドリルの構造である。
【0034】
組立状態を説明すると、所望の長さのインプラント用ドリルを選択した後、駆動させる駆動ドリルの胴体に、選択されたインプラント用ドリルのドリル連結部10のドリル上部11とドリル固定溝12を用いて組み立てた後、使用方法は、上記のように組み立てた後、ドリル本体を手術モーターのハンドピースに連結して電源をオンすると、駆動ドリルの回転によりインプラント用ドリルを回転させ、所望の深さだけドリル下部を用いてドリリングした後(
図4Aを参照)、植立口の中央に残っている突起状の歯槽骨をピンセットで取り除いて(
図4Bを参照)植立口を形成し、インプラントを施術する方法である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
一方はインプラント施術用ハンドピースとの締結構造を有し、他方は内部が空いている円筒パイプの構造をしており、下部骨切削カッタと側面骨切削カッタとが共にあり、一回のドリリングにより歯槽骨の下部と側面とが同時に切削され、円筒状の自家骨の採取と共に、植立する際に、シリンダー型のインプラントより初期固定が容易であるテーパー型のインプラントフィクスチャの植立口の形成が可能であるインプラント施術用ドリルに関する。