(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記測定モジュールは、全地球測位システムGPSモジュール、重力センサ、ジャイロスコープ、加速度センサ、近接センサ、及びカメラのモジュールの1又は任意の組み合わせを備える請求項9に記載の端末。
前記インターフェースモジュールはさらに、前記ネットワークデバイスによって送信された通知要求を受信するように構成され、前記通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び前記速度情報を通知するように指示するために使用され、
前記インターフェースモジュールはさらに、通知応答を前記ネットワークデバイスに送信するように構成され、前記通知応答は、前記端末が前記通知要求を受信すること、及び/又は前記通知要求によって指示された通知動作が実行されるか否かを示すために使用される、請求項9〜12のいずれか一項に記載の端末。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、及び利点をより明確にするために、本発明の実施形態における技術的解決策を以下に明確かつ十分に本発明の添付図面を参照して説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てというよりはむしろ一部である。本発明の実施形態に基づいて創造的な努力なしに当業者によって取得される他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内であるものとする。
【0014】
本願において説明される技術的解決策は、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標), Global System for Mobile
Communications)、符号分割多元接続(CDMA, Code Division Multiple Access)システム、時分割多重アクセス(TDMA, Time Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標), Wideband Code Division Multiple Acces
s)システム、周波数分割多元接続(FDMA, Frequency Division Multiple
Access)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA, Orthogonal Frequency-Division Multiple Access)システム、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS, General Packet Radio Service)システム、ロングタームエボリューション(LTE, Long Term Evolution)システム、及び他のこれらのタイプの通信システムといった現在の2G及び3G通信システム及び次世代通信システムのような様々な通信システムに適用されてもよい。
【0015】
これらの適用における端末、つまり、ユーザ装置は、無線端末又は有線端末であってもよい。前記無線端末は、音声及び/又はデータ接続をユーザに提供するデバイス、無線接続機能を有する携帯用デバイス、又は無線モデムに接続された別の処理デバイスを参照してもよい。前記無線端末は、無線アクセスネットワーク(例えばRAN, Radio Access Network)を介して1又は2以上のコアネットワークと通信してもよい。前記無線端末は、携帯電話(“セルラー”フォンとも呼ばれる)のような携帯端末であってもよく、かつ携帯端末を有するコンピュータは、無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換する例えばポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、又は車両搭載型モバイル装置であってもよい。例えば、それは、パーソナル通信サービス(PCS, Personal Communication Service)システム、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL, Wireless Local Loop)ステーション、又はパーソナルデジタルアシスタント(PDA, Personal Digital Assistant)であってもよい。前記無線端末はさらに、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入局(Subscriber Station)、モバイルステーション(Mobile Station)、携帯端末(Mobile)、遠隔ステーション(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザデバイス(User Device)、又はユーザ装置(User Equipment)と呼ばれてもよい。
【0016】
本願におけるネットワークデバイスは、例えば、基地局又は無線ネットワーク制御装置(Radio Network Controller, RNC)のような無線アクセスネットワーク(Radio Access Network, RAN)において独立して展開されるデバイスであってもよく、又は無線アクセスネットワーク上の前述のデバイスにおける機能モジュールであってもよい。
【0017】
前記ネットワークデバイスは、例えばアクセスポイントのような基地局であってもよい。前記基地局は、アクセスネットワークにおけるエアインターフェースでの1又は2以上のセクタを介して無線端末と通信するデバイスを指すことができる。前記基地局は、受信された無線(over-the-air)フレーム及びIPパケットを相互に変換し、かつ無線端末と、アクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして機能するように構成されてもよく、前記アクセスネットワークの残りの部分は、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを含んでもよい。前記基地局は、エアインターフェースの属性の管理を調整してもよい。例えば、前記基地局は、GSM(登録商標)又はCDMAにおける基地局(BTS, Base トランシーバ Station)であってもよく、又はWCDMA(登録商標)における基地局(NodeB)であってもよく、かつさらにLTEにおける進化型NodeB(NodeB, eNB, 又はe-NodeB,
evolved Node B)であってもよく、本願では限定しない。
【0018】
さらに、用語の“システム”及び“ネットワーク”は、本願において同様の意味で頻繁に使用されてもよい。本願における用語“及び/又は”は、関連オブジェクトを説明するための対応関係のみを説明しており、3つの関係が存在する可能性があることを表している。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合を表している。つまり、Aのみが存在する場合、A及びBの両方が存在する場合、Bのみが存在する場合を表している。さらに、本願における文字“/”は、一般的には関連オブジェクトの間の“又は”の関係を示している。
【0019】
図1は、本発明の実施形態に基づくサービス制御方法のフローチャートである。
図1に示されるように、前記方法は、以下のステップを含む。
【0020】
S101:端末は、前記端末とネットワークとの間のインタラクションのサービス状態、及び/又は前記端末の移動速度を測定する。
【0021】
S102:前記端末は、測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報を、ネットワークデバイスに通知する。その結果、前記ネットワークデバイスは、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成する。
【0022】
可能な実装方式として、前記端末は、前記端末と前記ネットワークとの間のインタラクションの前記サービス状態、及び/又は前記端末の前記移動速度を能動的に測定してもよく、かつそのサービス状態情報、及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに能動的に通知してもよい。
【0023】
別の可能な実装方式として、前記端末はさらに、前記ネットワークデバイスによって要求される前記サービス状態及び/又は前記速度を測定してもよく、かつ前記測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに通知してもよい。
【0024】
例えば、前記端末は、前記ネットワークデバイスによって送信された通知要求を受信してもよく、前記通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知するように指示するために使用されてもよい。任意に、前記端末は、通知応答を前記ネットワークデバイスに送信してもよく、前記通知応答は、前記端末が前記通知要求を受信すること、及び/又は前記通知要求によって指示された通知動作が実行されるか否かを表すために使用される。
【0025】
前記端末は、そのサービス状態及び/又は速度を、前記ネットワークデバイスによって送信された前記通知要求を受信した後に測定してもよい。任意に、前記端末の前記サービス状態情報は、以下の情報の1又は任意の組み合わせを含んでもよく、つまり、前記端末の少なくとも1のサービスの開始情報、前記端末の少なくとも1のサービスの停止情報、及び前記端末の少なくとも1のサービスのデータ量情報の1又は任意の組み合わせを含んでもよい。前記端末は、サービスモジュールを使用することによって、サービスの全てのタイプのサービス状態を測定してもよい。任意に、端末の前記速度情報は、例えば、全地球測位システム(Global Positioning System, GPS)、重力センサ、ジャイロスコープ、加速度センサ、近接センサ、及びカメラのような端末の速度測定モジュールを使用することによって測定されてもよい。異なるタイプの端末が速度を測定するための異なるモジュールを有することは理解でき、従って端末における速度測定機能を有するモジュールは、ここでひとつずつ記載しない。
【0026】
任意に、前記端末は、前記測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに周期的に通知してもよい。
【0027】
任意に、前記端末はさらに、イベントトリガリング方式で、前記測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに通知してもよい。つまり、トリガ条件が満たされる場合、前記端末は、前記測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに通知してもよい。前記トリガ条件は、以下の1又は任意の組み合わせを含んでもよい。つまり、前記端末の少なくとも1つのサービスが開始されること、前記端末の少なくとも1つのサービスが停止されること、及び前記端末のレートが設定閾値を超えることの1又は任意の組み合わせを含んでもよい。端末が実際の要件に基づいてトリガ条件を設定してもよいことは理解されうる。
【0028】
任意に、前記端末によって、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知するためのサイクル又はトリガ条件は、前記ネットワークデバイスによって決定されてもよく、かつ前記ネットワークデバイスは、前記通知要求で前記サイクル又は前記トリガ条件の情報を搬送する。
【0029】
前記端末が前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報をネットワークデバイスに通知した後、前記ネットワークデバイスは、前記端末の前記サービス状態情報に基づいて、又は前記サービス状態情報及び前記速度情報に基づいて前記端末のCDRXパラメータを構成する。前記ネットワークデバイスはさらに、端末の速度情報に基づいて、例えば接続された間欠受信(Connected Discontinuous Reception, CDRX)パラメータ、サウンディング(sounding)パラメータ、チャネル品質インジケータ(Channel quality indicator, CQI)パラメータ、及び周波数選択性チャネルのような前記端末のネットワークパラメータを構成してもよく、ネットワークスループットを改善し、かつ端末エネルギー消費量を減少させることができる。前記CDRXパラメータは、CDRX休眠サイクル(dormancy cycle)であってもよい。
【0030】
任意に、前記端末はさらに、前記ネットワークデバイスによって送信された停止通知要求を受信してもよく、前記停止通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知することを停止するよう指示するために使用される。前記停止通知要求を受信した後、前記端末は、前記サービス状態及び/又は前記速度を測定することを停止してもよく、その結果、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を、ネットワークデバイスに通知することを停止する。
【0031】
実施形態において提供されたサービス制御方法、端末、及びネットワークデバイスに基づいて前記端末は、そのサービス状態情報、及び/又は速度情報をネットワークデバイスに通知することができ、かつ前記ネットワークデバイスは、前記情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成することができ、それによって、ネットワークスループットを改善し、かつ端末エネルギー消費量を減少させることができる。
【0032】
図2は、本発明の別の実施形態に基づくサービス制御方法のフローチャートである。
図2に示されるように、前記方法は、以下のステップを含む。
【0033】
S201:ネットワークデバイスは、端末によって通知された、前記端末とネットワークとの間のインタラクションのサービス状態情報及び/又は端末の移動速度情報を受信する。
【0034】
S202:前記ネットワークデバイスは、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成する。
【0035】
可能な実装方式として、前記ネットワークデバイスは、通知要求を前記端末に送信してもよく、前記通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知するように指示するために使用され、その結果、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を測定し、かつ通知するよう前記端末をトリガすることができる。
【0036】
任意に、前記通知要求を端末に送信した後、前記ネットワークデバイスは端末によって送信された通知応答を受信してもよく、前記通知応答は、前記端末が前記通知要求を受信すること、及び/又は前記通知要求によって指示された通知動作が実行されるか否かを表すために使用される。
【0037】
任意に、前記ネットワークデバイスは、前記端末に対して前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知するためのサイクル又はトリガ条件を決定してもよく、かつ前記通知要求で前記サイクル又はトリガ条件を搬送してもよく、その結果、前記端末を、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知するようトリガする。
【0038】
前記端末によって通知された前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を受信した後、前記ネットワークデバイスは端末のネットワークパラメータを構成してもよい。任意に、ネットワークデバイスが前記サービス状態情報、又は端末によって通知された前記サービス状態情報及び前記速度情報を受信した場合、前記ネットワークパラメータは、接続された間欠受信CDRXパラメータであってもよく、かつ、もしネットワークデバイスが前記端末によって通知された速度情報を受信した場合、前記ネットワークパラメータは、以下の1又は任意の組み合わせを含んでもよく、つまり、接続された間欠受信CDRXパラメータ、サウンディングパラメータ、チャネル品質インジケータCQIパラメータ、及び周波数選択性チャネルの1又は任意の組み合わせを含んでもよい。
【0039】
可能な実装方式として、端末エネルギー消費量を節約するために、ネットワークデバイスは、端末によって通知された速度情報に基づいて前記端末の前記CDRXパラメータを動的に構成してもよい。前記ネットワークはさらに、端末によって通知された速度情報に基づいて端末に対して十分な周波数選択性チャネル及びCQIパラメータを構成することができ、周波数選択アルゴリズムのパフォーマンスを保証することができる。
【0040】
別の可能な実装方式として、前記ネットワークデバイスはさらに、前記速度情報に基づいて端末の速度を決定し、静止状態における前記端末のサウンディングサイクルを増加させ、かつ第1設定閾値を超える速度を有する前記端末のサウンディングサイクルを減少させる。従って、長いサウンディングサイクルが休止端末のために構成され、その結果、同一のベースバンド処理リソースを有するさらに多くのビームフォーミング(Beam Forming, BF)ユーザをサポートすることができ、又はサウンディング帯域幅を改善するとともにBFパフォーマンスを改善することができる。さらに、一定の閾値(第1設定閾値)を超える速度を有する端末については、これらのユーザのためのBFゲインはなく、かつ長いサウンディングサイクル及び小さいサウンディング帯域幅が割り当てられ(TA測定のみをサポートするために使用されてもよい)、その結果、サウンディングリソース消費量を節約することができる。
【0041】
さらに別の可能な実装方式として、前記ネットワークデバイスはさらに、速度情報に基づいて前記端末の速度を決定し、第2設定閾値よりも小さい速度を有する前記端末のCDRXパラメータ又は前記休止端末のCDRXパラメータを増加させ、かつ前記第2設定閾値よりも大きい速度を有する前記端末のCDRXパラメータを減少させるか又は前記CDRXパラメータを0に設定してもよい。つまり、長いCDRXパラメータは、低速度又は休止端末のために構成されてもよく、かつ短いCDRXパラメータは、高速度端末のために使用されてもよく、さらに、前記端末はCDRX状態を終了するように制御されてもよい。
【0042】
さらに別の可能な実装方式として、前記ネットワークデバイスはさらに、速度情報に基づいて前記端末の速度を決定し、かつ第3設定閾値よりも大きい速度を有する前記端末の前記周波数選択性チャネルを構成してもよい。つまり、前記端末に対して周波数選択性チャネルを構成するために、周波数選択アルゴリズムが低速度端末のために開始されてもよく、共通スケジューリングアルゴリズムが高速度端末に適合されてもよい。
【0043】
前述の第1設定閾値、第2設定閾値、及び第3設定閾値は、特定の要件に基づいて設定されてもよく、前述の閾値は、同一であっても又は異なっていてもよい。
【0044】
別の可能な実装方式として、前記ネットワークデバイスが端末によって通知された前記サービス状態情報及び前記速度情報に基づいて端末のネットワークパラメータを構成するシナリオでは、もし前記速度情報に基づいてネットワークデバイスによって決定された端末のCDRXパラメータが第1パラメータである場合、かつ、前記サービス状態情報に基づいて決定された端末のCDRXパラメータが第2パラメータである場合、前記ネットワークデバイスは、前記第1パラメータと前記第2パラメータとの間の小さい値に端末のネットワークパラメータを構成してもよい。
【0045】
別の可能な実装方式として、前記ネットワークデバイスは、端末によって通知された異なるサービス状態情報に基づいて異なるCDRXパラメータを構成してもよい。例えば、160ms CDRXサイクルがインスタントメッセンジャー(Instant Messenger, IM)サービスのために構成されてもよく、かつ320ms CDRXサイクルがGmailサービスのようなEメールのために構成されてもよく、その結果、端末エネルギー消費量を節約することができる。
【0046】
任意に、ネットワークデバイスはさらに、前記端末のネットワークパラメータを調整するために実際の要件に基づいて端末に停止通知要求を送信し、かつ前記停止通知要求を使用することによって、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知することを停止するよう端末に指示してもよい。
【0047】
実施形態において提供されるサービス制御方法に基づいて、端末はそのサービス状態情報、及び/又は速度情報をネットワークデバイスに通知することができ、かつ前記ネットワークデバイスは、前記情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成することができ、特に、例えば端末のCDRXパラメータ、サウンディングパラメータ、チャネル品質インジケータCQIパラメータ、及び周波数選択性チャネルのような前記端末のネットワークパラメータを構成することができ、それによってネットワークスループットを改善し、かつ端末エネルギー消費量を減少させることができる。
【0048】
図3は、本発明のさらに別の実施形態に基づくサービス制御方法のフローチャートである。
図3に示されるように、この実施形態は、実施シナリオを提供し、端末及びネットワークデバイスは、サービス制御方法を実施するために相互作用する。前記方法は以下のステップを含む。
【0049】
S301:前記ネットワークデバイスは、通知要求を前記端末に送信する。前記通知要求は、サービス状態情報、及び/又は速度情報を通知するよう前記端末に指示するために使用される。
【0050】
この実施形態の実施シナリオにおいて、前記端末はUEであり、かつ前記ネットワークデバイスはeNBであり、前記UEは正常に登録されており、かつ前記UEとパケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gateway, PGW)との間にデフォルトベアラが正常に確立される。
【0051】
実施シナリオにおいて、前記UEと前記eNBとの間にデータチャネルが確立され、前記eNBによってUEに送信される通知要求は、ネットワークアクセスサーバ(Network Access Server, NAS)メッセージ(ハートビートサービスタイプクエリ及びオープンリクエスト(UE apptype request)メッセージ)であってもよく、ここでNASメッセージは、前記端末に前記サービス状態情報を通知するよう要求するために新たに定義されたメッセージであってもよい。NASメッセージを受信した後、無線リソース制御プロトコル(Radio Resource Control, RRC)層は、NAS層にNASメッセージを送信し、次いでNASメッセージを、NAS層を介してアプリケーション層(Application, APP)にメッセージを送信する。
【0052】
別の実施シナリオにおいて、前記eNBによってUEに送信される通知要求はさらに、前記速度情報を通知するよう前記端末に要求するための、端末レート通知要求(UE Rate Report Request)であってもよい。同様に、NASメッセージを受信した後、RRC層は、NASメッセージをNAS層に送信し、次いで前記NASメッセージをAPP層にNAS層を介して送信する。
【0053】
S302:前記端末は、通知応答を前記ネットワークデバイスに送信する。ここで、前記通知応答は、前記端末が前記通知要求を受信すること、及び/又は前記通知要求によって指示された通知動作が実行されるか否かを表すために使用される。
【0054】
前記端末がUE apptype requestメッセージを受信するシナリオにおいて、前記端末が前記UE apptype requestを正常に受信し、かつ前記端末の前記サービス状態の測定の構成を実行し始める
とともに前記構成に基づいて前記測定を実行することを表すために、前記端末はサービスタイプクエリ及びオープン応答(UE apptype Response)メッセージをネットワークデバイスに送信してもよい。
【0055】
同様に、前記端末がUE Rate Report Requestメッセージを受信するシナリオにおいて、前記端末は、端末レート通知応答(UE Rate Report Response)メッセージを前記ネットワークデバイスに送信してもよい。
【0056】
S303:前記端末は、前記端末とネットワークとの間のインタラクションのサービス状態、及び/又は前記端末の移動速度を測定する。
【0057】
S304:前記端末は、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を前記ネットワークデバイスに通知する。
【0058】
前記端末が端末の前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を受信した後、プライベートNASメッセージフォーマットが、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を使用することによってNAS層に形成されてもよく、かつUE apptype通知NASメッセージを使用することによってネットワークデバイスに通知されてもよい。
【0059】
S305:前記ネットワークデバイスは、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成する。
【0060】
S306:前記ネットワークデバイスは、停止通知要求を前記端末に送信する。前記停止通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知することを停止するよう指示するために使用される。
【0061】
S307:前記端末は、通知停止応答を前記ネットワークデバイスに送信する。前記通知停止応答は、前記端末が前記停止通知要求を受信することを表すために使用される。
【0062】
前記ネットワークデバイスが、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報に基づいて、前記端末のネットワークパラメータを構成するプロセスについては、
図2に示される実施形態の関連する説明を参照されたく、詳細はここでは省略する。
【0063】
実施形態において提供されるサービス制御方法に基づいて、端末は、サービス状態情報及び/又は速度情報をネットワークデバイスに通知し、かつ前記ネットワークデバイスは、前記情報に基づいて、前記端末のネットワークパラメータの構成することができ、特に、例えば前記端末のCDRXパラメータ、サウンディングパラメータ、チャネル品質インジケータCQIパラメータ、及び周波数選択性チャネルのような端末のネットワークパラメータを構成することができ、それによって、ネットワークスループットを改善し、かつ端末エネルギー消費量を減少させることができる。
【0064】
図4は、本発明の実施形態に基づく端末の概略的構造図である。
図4に示されるように、前記端末は、インターフェースモジュール11を備え、さらに、測定モジュール12及びサービスモジュール13の少なくとも1つを備える。ここで、前記サービスモジュール13は、前記端末とネットワークとの間のインタラクションのサービス状態を測定するように構成され、前記測定モジュール12は、前記端末の移動速度を測定するように構成され、かつ前記インターフェースモジュール11は、測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報をネットワークデバイスに通知するように構成され、その結果、前記ネットワークデバイスは、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成することができる。
【0065】
任意に、前記測定モジュール12は、以下のモジュールの1又は任意の組み合わせを備えてもよい。つまり、全地球測位システムGPSモジュール、重力センサ、ジャイロスコープ、加速度センサ、近接センサ、及びカメラのモジュールの1又は任意の組み合わせを備えてもよい。
【0066】
任意に、前記サービスモジュール12によって測定されたサービス状態情報は、以下の情報の1又は任意の組み合わせを含んでもよい。つまり、前記端末の少なくとも1のサービスの開始情報、前記端末の少なくとも1のサービスの停止情報、及び前記端末の少なくとも1のサービスのデータ量情報の1又は任意の組み合わせを含んでもよい。
【0067】
任意に、前記インターフェースモジュール11は、前記測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに周期的に通知し、又はトリガ条件が満たされる場合、測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報をネットワークデバイスに通知するように構成されてもよい。
【0068】
任意に、前記トリガ条件は以下の1又は任意の組み合わせを含んでもよい。つまり、前記端末の少なくとも1つのサービスが開始されること、前記端末の少なくとも1つのサービスが停止されること、及び前記端末のレートが設定閾値を超えることの1又は任意の組み合わせを含んでもよい。
【0069】
任意に、前記インターフェースモジュール11はさらに、前記ネットワークデバイスによって送信された通知要求を受信するように構成されてもよく、前記通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知するよう指示するために使用される。
【0070】
任意に、前記インターフェースモジュール11はさらに、通知応答を前記ネットワークデバイスに送信するように構成されてもよく、前記通知応答は、前記端末が前記通知要求を受信すること、及び/又は前記通知要求によって指示された通知動作が実行されるか否かを表すために使用される。
【0071】
任意に、前記インターフェースモジュール11はさらに、前記ネットワークデバイスによって送信された停止通知要求を受信するように構成されてもよく、前記停止通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知することを停止するよう指示するために使用される。
【0072】
それに対応して、前記サービスモジュール13はさらに、前記端末の前記サービス状態を測定することを停止するように構成されてもよく、かつ前記測定モジュール12は、前記端末の速度を測定することを停止するように構成されてもよい。
【0073】
図5は、実施形態に基づく端末のモジュール間のインタラクションのフローチャートである。
図5に示されるように、この実施形態は、測定を実行するためにインターフェースモジュールが測定モジュールを制御するプロセスを提供する。該プロセスは、特に以下のステップを含む。
【0074】
S501:前記インターフェースモジュールは、ネットワークデバイスによって送信された通知要求を受信する。
【0075】
前記インターフェースモジュールは、アイドル(idle)状態の初期状態を有する端末においてレジデントダンプ(resident Dump)モジュールであってもよい。前記アイドル状態において、前記インターフェースモジュールは、例えばeNBのような前記ネットワークデバイスによって送られた前記通知要求を受信してもよい。ここで前記通知要求は、プライベートNASメッセージであってもよい。NASメッセージを処理した後、前記インターフェースモジュールは、アイドル状態に戻ってもよい。
【0076】
S502:前記インターフェースモジュールは、開始及び測定指示メッセージを前記測定モジュールに送る。
【0077】
S503:前記測定モジュールが開始され、かつ前記端末の移動速度を周期的に測定する。
【0078】
前記測定モジュールは、測定状態に入ってもよく、かつ開始及び測定指示メッセージを示すプライベートNASを解決する。前記開始及び測定指示メッセージは、周期的な測定のサイクル長を含んでもよい。
【0079】
S504:前記測定モジュールは、前記端末の速度情報を前記インターフェースモジュールに周期的に通知する。
【0080】
S505:前記インターフェースモジュールは、前記端末の速度情報を前記ネットワークデバイスに、周期的に又はトリガ条件が満たされるときに通知する。
【0081】
前記測定モジュールによって通知された端末の速度情報を受信した後、前記インターフェースモジュールは通知処理状態に入ってもよく、かつプライベートNASメッセージを使用して端末の速度情報を前記ネットワークデバイスに、周期的に又はトリガ条件が満たされるときに通知してもよい。
【0082】
S506:前記インターフェースモジュールは、前記ネットワークデバイスによって送信された停止通知要求を受信する。
【0083】
S507:前記インターフェースモジュールは、開始及び測定停止指示メッセージを前記測定モジュールに送る。
【0084】
S508:前記測定モジュールは終了する。
【0085】
S509:前記測定モジュールは、前記測定モジュールが正常に終了したことを前記インターフェースモジュールに通知する。
【0086】
S510:前記インターフェースモジュールは、通知停止応答を前記ネットワークデバイスに通知する。
【0087】
図6は、別の実施形態に基づく端末のモジュール間のインタラクションのフローチャートである。
図6に示されるように、この実施形態は、インターフェースモジュールが測定を実行するためにサービスモジュールを制御するプロセスを提供する。特に以下のプロセスを含む。
【0088】
S601:前記インターフェースモジュールは、ネットワークデバイスによって送信された通知要求を受信する。
【0089】
S602:前記インターフェースモジュールは、開始及び測定指示メッセージを前記サービスモジュールに送る。
【0090】
S603:前記サービスモジュールが開始され、かつ前記端末とネットワークとの間のインタラクションのサービス状態を周期的に測定する。
【0091】
S604:前記サービスモジュールは、前記端末のサービス状態情報を前記インターフェースモジュールに周期的に通知する。
【0092】
S605:前記インターフェースモジュールは、前記端末の前記サービス状態情報を前記ネットワークデバイスに、周期的又はトリガ条件が満たされるときに通知する。
【0093】
S606:前記インターフェースモジュールは、前記ネットワークデバイスによって送信された停止通知要求を受信する。
【0094】
S607:前記インターフェースモジュールは、開始及び測定停止指示メッセージを前記サービスモジュールに送る。
【0095】
S608:前記サービスモジュールは、前記端末の前記サービス状態情報を測定することを停止する。
【0096】
S609:
前記サービスモジュールは、前記測定モジュールが正常に終了したことを前記インターフェースモジュールに通知する。
【0097】
S610:前記インターフェースモジュールは、通知停止応答を前記ネットワークデバイスに通知する。
【0098】
S601からS610のプロセスは、S501からS510のプロセスと同様であり、S501からS510の関連する説明を参照されたく、詳細はここでは省略する。
【0099】
前記実施形態において提供される端末は、本発明の実施形態において提供されるサービス制御方法に対応し、かつ該サービス制御方法を実行するためのデバイスである。前記端末が前記サービス制御方法を実行する特定のプロセスについては、
図1及び
図3に示される方法の実施形態を参照されたく、詳細はここでは省略する。
【0100】
実施形態において提供される端末は、そのサービス状態情報及び/又は速度情報をネットワークデバイスに通知することができ、かつ前記ネットワークデバイスは、前記情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成することができ、それによって、ネットワークスループットを改善し、かつ端末エネルギー消費量を減少させることができる。
【0101】
図7は、本発明の実施形態に基づくネットワークデバイスの概略的構造図である。
図7に示されるように、前記ネットワークデバイスは、インターフェースモジュール21及び構成モジュール22を備える。ここで、前記インターフェースモジュール21は、端末によって通知された前記端末とネットワークとの間のインタラクションのサービス状態情報及び/又は前記端末の移動速度情報を受信するように構成される。さらに、前記構成モジュール22は、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報に基づいて、前記端末のネットワークパラメータを構成するように構成される。
【0102】
任意に、前記インターフェースモジュール21が、前記端末によって通知されたサービス状態情報、又は前記サービス状態情報及び前記速度情報を受信する場合、前記ネットワークパラメータは、接続された間欠受信CDRXパラメータである。さらに、前記インターフェースモジュール21が、前記端末によって通知された前記速度情報を受信する場合、前記ネットワークパラメータは、以下の1又は任意の組み合わせを含んでもよく、つまり、CDRXパラメータ
、サウンディングパラメータ、チャネル品質インジケータCQIパラメータ、及び周波数選択性チャネルの1又は任意の組み合わせを含んでもよい。
【0103】
任意に、前記構成モジュール22は特に、前記速度情報に基づいて前記端末の速度を決定し、静止状態における前記端末のサウンディングサイクルを増加させ、かつ第1設定閾値を超える速度を有する前記端末のサウンディングサイクルを減少させるように構成されてもよく、又は、
前記速度情報に基づいて前記端末の速度を決定し、第2設定閾値よりも小さい速度を有する前記端末若しくは休止端末のCDRXパラメータ増加させ、かつ前記第2設定閾値よりも大きい速度を有する前記端末のCDRXパラメータを減少させ若しくは前記CDRXパラメータを0に設定するように構成されてもよく、又は、
前記速度情報に基づいて前記端末の速度を決定し、かつ第3設定閾値よりも大きい速度を有する前記端末の前記周波数選択性チャネルを構成するように構成されてもよい。
【0104】
任意に、前記構成モジュール22は特に、前記端末の前記サービス状態情報に基づいて前記端末の前記CDRXパラメータを構成するように構成されてもよい。
【0105】
任意に、前記構成モジュール22は特に、前記速度情報に基づいて決定された端末のCDRXパラメータが第1パラメータであり、かつ、前記サービス状態情報に基づいて決定された前記端末のCDRXパラメータが第2パラメータである場合、前記端末のネットワークパラメータを第1パラメータと第2パラメータとの間の小さい値に構成する。
【0106】
任意に、前記インターフェースモジュール21はさらに、通知要求を前記端末に送信するように構成されてもよく、前記通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知するように指示するために使用される。
【0107】
任意に、前記インターフェースモジュール21さらに、前記端末によって送信された通知応答を受信するように構成されてもよく、前記通知応答は、前記端末が前記通知要求を受信すること、及び/又は前記通知要求によって指示された通知動作が実行されるか否かを表すために使用される。
【0108】
任意に、前記インターフェースモジュール21さらに、停止通知要求を前記端末に送信するように構成されてもよく、前記停止通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知することを停止するよう指示するために使用される。
【0109】
前記実施形態において提供されたネットワークデバイスは、本発明の実施形態において提供されたサービス制御方法に対応し、かつ該サービス制御方法を実行するためのデバイスである。前記ネットワークデバイスがサービス制御方法を実行する具体的なプロセスについては、
図2及び
図3に示される方法の実施形態を参照されたく、詳細はここでは省略すする。
【0110】
前記実施形態において提供されるネットワークデバイスに基づいて、端末はサービス状態情報及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに通知することができ、かつ前記ネットワークデバイスは、前記情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成することができ、特に、例えば前記端末のCDRXパラメータ、サウンディングパラメータ、チャネル品質インジケータCQIパラメータ、及び周波数選択性チャネルのような端末のネットワークパラメータを構成することができ、それによって、ネットワークスループットを改善し、かつ端末エネルギー消費量を減少させることができる。
【0111】
図8は、本発明の別の実施形態に基づく端末の概略的構造図である。
図8に示されるように、前記端末は、
図1及び
図3において提供されるサービス制御方法を実施するために使用されてもよい。前記端末は、測定器31と、プロセッサ32と、トランシーバ33とを備えてもよい。
【0112】
前記測定器31は、前記プロセッサ32の制御の下、前記端末とネットワークとの間のインタラクションのサービス状態及び/又は前記端末の移動速度を測定し、測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報を、前記プロセッサ32に送信するように構成される。
【0113】
前記プロセッサ32は、前記サービス状態及び/又は前記速度を測定するために前記測定器31を制御し、前記測定器31によって測定された前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報をネットワークデバイスに通知するためにトランシーバ33を制御するように構成される。
【0114】
さらに、前記トランシーバ33は、前記プロセッサ32の制御の下、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を前記ネットワークデバイスに通知するように構成され、その結果、前記ネットワークデバイスは、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成することができる。
【0115】
任意に、前記測定器31は、以下のモジュールの1又は任意の組み合わせを備えてもよく、つまり、全地球測位システムGPSモジュール、重力センサ、ジャイロスコープ、加速度センサ、近接センサ、及びカメラの1又は任意の組み合わせを備えてもよい。
【0116】
任意に、前記サービス状態情報は、以下の情報の1又は任意の組み合わせを含んでもよく、つまり、前記端末の少なくとも1のサービスの開始情報、前記端末の少なくとも1のサービスの停止情報、及び前記端末の少なくとも1のサービスのデータ量情報の1又は任意の組み合わせを含んでもよい。
【0117】
任意に、前記プロセッサ32は特に、前記測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに周期的に通知するために前記トランシーバ33を制御し、又はトリガ条件が満たされる場合、前記測定されたサービス状態情報及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに通知するために前記トランシーバ33を制御するように構成されてもよい。
【0118】
任意に、前記トリガ条件は、以下の1又は任意の組み合わせを含んでもよく、つまり、前記端末の少なくとも1つのサービスが開始されること、前記端末の少なくとも1つのサービスが停止されること、及び前記端末のレートが設定閾値を超えることの1又は任意の組み合わせを含んでもよい。
【0119】
任意に、前記トランシーバ33はさらに、前記ネットワークデバイスによって送信された通知要求を受信し、かつ前記通知要求を前記プロセッサ32に送信するように構成されてもよく、前記通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知するように指示するために使用される。
【0120】
それに対応して、前記プロセッサ32はさらに、前記通知要求に基づいて前記サービス状態及び/又は前記速度を測定するために測定器31を制御するように構成されてもよく、かつ通知応答を前記ネットワークデバイスに送信するために前記トランシーバ33を制御するようにさらに構成されてもよく、前記通知応答は、前記端末が前記通知要求を受信すること及び/又は前記通知要求によって指示された通知動作が実行されるか否かを表すために使用される。
【0121】
前記トランシーバ33はさらに、前記プロセッサ32の制御の下、通知応答を前記ネットワークデバイスに送信するように構成されてもよい。
【0122】
任意に、前記トランシーバ33はさらに、前記ネットワークデバイスによって送信された停止通知要求を受信し、前記停止通知要求をプロセッサ32に送信するように構成されてもよく、前記停止通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知することを停止するよう指示するために使用される。
【0123】
それに対応して、前記プロセッサ32はさらに、前記停止通知要求に基づいて、前記端末の前記サービス状態を測定することを停止するために測定器31を制御するように構成されてもよく、かつ前記測定器31はさらに、前記プロセッサ32の制御の下、状態情報及び/又は前記端末の速度を測定することを停止するように構成されてもよい。
【0124】
前記実施形態において提供された端末は、本発明の実施形態において提供されたサービス制御方法に対応し、かつ該サービス制御方法を実行するためのデバイスである。前記端末が前記サービス制御方法を実行する具体的なプロセスについては
図1及び
図3に示される方法の実施形態を参照されたく、詳細はここでは省略する。
【0125】
前記実施形態において提供される端末は、そのサービス状態情報及び/又は速度情報をネットワークデバイスに通知することができ、かつ前記ネットワークデバイスは、前記情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成することができ、それによって、ネットワークスループットを改善し、かつ端末エネルギー消費量を減少させることができる。
【0126】
図9は、本発明の別の実施形態に基づくネットワークデバイスの概略的構造図である。
図9に示されるように、前記ネットワークデバイスは、トランシーバ41及びプロセッサ42を備える。
【0127】
前記トランシーバ41は、端末によって通知された前記端末とネットワークとの間のインタラクションのサービス状態情報及び/又は前記端末の移動速度情報を受信するように構成される。
【0128】
また、前記プロセッサ42は、サービス状態情報及び/又は速度情報に基づいて、前記端末のネットワークパラメータを構成するように構成される。
【0129】
任意に、もし前記トランシーバ41が前記端末によって通知された前記サービス状態情報、又は前記サービス状態情報及び前記速度情報を受信する場合、前記ネットワークパラメータは、接続された間欠受信CDRXパラメータであってもよく、かつ、
もし前記トランシーバ41が前記端末によって通知された前記速度情報を受信する場合、前記ネットワークパラメータは、以下の1又は任意の組み合わせを含んでもよく、つまり、CDRXパラメータ
、サウンディングパラメータ、チャネル品質インジケータCQIパラメータ、及び周波数選択性チャネルの1又は任意の組み合わせを含んでもよい。
【0130】
任意に、前記プロセッサ42は特に、前記速度情報に基づいて前記端末の速度を決定し、静止状態における前記端末のサウンディングサイクルを増加させ、かつ第1設定閾値を超える速度を有する前記端末のサウンディングサイクルを減少させるように構成されてもよく、又は
前記速度情報に基づいて前記端末の速度を決定し、第2設定閾値よりも小さい速度を有する前記端末のCDRXパラメータ又は休止端末のCDRXパラメータを増加させ、かつ前記第2設定閾値よりも大きい速度を有する前記端末のCDRXパラメータを減少させ又は前記CDRXパラメータを0に設定するように構成されてもよく、又は
前記速度情報に基づいて前記端末の速度を決定し、かつ第3設定閾値よりも大きい速度を有する前記端末の前記周波数選択性チャネルを構成するように構成されてもよい。
【0131】
任意に、前記プロセッサ42は特に、前記端末のサービス状態情報に基づいて、前記端末の前記CDRXパラメータを構成するように構成されてもよい。
【0132】
任意に、前記プロセッサ42は、もし前記速度情報に基づいて決定された端末のCDRXパラメータが第1パラメータである場合、かつ、前記サービス状態情報に基づいて決定された端末のCDRXパラメータが第2パラメータである場合、前記端末のネットワークパラメータを前記第1パラメータと第2パラメータとの間の小さい値に構成するように構成されてもよい。
【0133】
任意に、前記トランシーバ41はさらに、通知要求を前記端末に送信するように構成されてもよく、前記通知要求は、前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知するよう前記端末に指示するために使用される。
【0134】
任意に、前記トランシーバ41はさらに、前記端末によって送信された通知応答を受信するように構成されてもよく、前記通知応答は、前記端末が前記通知要求を受信すること及び/又は前記通知要求によって指示された通知動作が実行されるか否かを表すために使用される。
【0135】
任意に、前記トランシーバ41はさらに、停止通知要求を前記端末に送信するように構成されてもよく、前記停止通知要求は、前記端末に前記サービス状態情報及び/又は前記速度情報を通知することを停止するよう指示するために使用される。
【0136】
前記実施形態において提供されたネットワークデバイスは、本発明の実施形態において提供された前記サービス制御方法に対応し、かつ該サービス制御方法を実行するためのデバイスである。前記ネットワークデバイスが前記サービス制御方法を実行する具体的なプロセスについては
図2及び
図3に示される方法の実施形態を参照されたく、詳細はここでは省略する。
【0137】
前記実施形態において提供される前記ネットワークデバイスに基づいて、端末は、そのサービス状態情報及び/又は速度情報を前記ネットワークデバイスに通知することができ、かつ前記ネットワークデバイスは、前記情報に基づいて前記端末のネットワークパラメータを構成することができ、特に、例えば前記端末のCDRXパラメータ、サウンディングパラメータ、チャネル品質インジケータCQIパラメータ、及び周波数選択性チャネルのような端末のネットワークパラメータを構成することができ、それによって、ネットワークスループットを改善し、かつ端末エネルギー消費量を減少させることができる。
【0138】
便利にかつ簡潔に説明することを目的として、上記の機能モジュールの一部のみが示されているということは当業者によって明確に理解され得る。必要に応じて、実際の適用において、上述の機能は実装のために異なる機能モジュールに割り当てられることが可能である。すなわち、装置の内部構造は、上述の機能の全て又は一部を実装するために異なる機能モジュールに分割される。前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスは、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたく、詳細はここでは省略する。
【0139】
本願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方式で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明した装置の実施形態は単なる例示である。例えば、モジュールやユニット部は、単なる論理的機能部であり、かつ実際の実装における他の部分であってもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素が、別のシステムに組み合わされ又は統合されてもよく、又はいくつかの特徴が無視され又は実行されなくてもよい。さらに、描写されあるいは説明された相互接続若しくは直接接続又は通信接続は、いくつかのインタフェースを介して実装されてもよい。装置又はユニットとの間の間接接続又は通信接続は、電気的に、機械的に、又は他の形式で実装されてもよい。
【0140】
別の部分として説明されるユニットは、物理的に別々であってもなくてもよく、かつユニットとして表示される部分は、物理的にユニットであってもなくてもよく、1つの位置に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分散されてもよい。前記ユニットの一部又は全ては、実際の必要に応じて選択され、実施形態の解決策の目的を達成してもよい。
【0141】
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、又はそれぞれのユニットは物理的に単独で存在してもよく、又は2又は3以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。前記統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実装されてもよく、又はソフトウェア機能ユニットの形式で実装されてもよい。
【0142】
前記統合されたユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形式で実装されるとともに販売され、又は独立した製品として使用されるとき、前記統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本質的に、本願の技術的解決策、又は従来技術に貢献する一部、又は技術的解決策の全て又は一部は、ソフトウェア製品の形式で実装されてもよい。前記ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、かつコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってもよい)又はプロセッサに指示し、本願の実施形態において説明された方法のステップの全て又は一部を実行するための幾つかの命令を含む。前述の記憶媒体は、例えば、USBフラッシュメモリ、リムーバブルハードディスク、読出し専用メモリ(ROM, Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM, Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができる任意媒体を含む。
【0143】
前述の実施形態は、本願を限定することよりはむしろ本願の技術的解決策を説明することを意図しているだけである。本願は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者は、本願の実施形態の技術的解決策の精神及び範囲から逸脱しないで、前述の実施形態に説明された技術的解決策をさらに修正し、又はその幾つかの技術的特徴に均等な置換を行うことができるということは理解すべきである。