特許第5969768号(P5969768)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5969768
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】長尺体の回転支持装置
(51)【国際特許分類】
   B65H 18/04 20060101AFI20160804BHJP
   B65H 16/04 20060101ALI20160804BHJP
【FI】
   B65H18/04
   B65H16/04
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-17525(P2012-17525)
(22)【出願日】2012年1月31日
(65)【公開番号】特開2013-155006(P2013-155006A)
(43)【公開日】2013年8月15日
【審査請求日】2014年10月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000102980
【氏名又は名称】リンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101188
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 義雄
(72)【発明者】
【氏名】杉下 芳昭
【審査官】 田中 尋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−201527(JP,A)
【文献】 特開2004−149285(JP,A)
【文献】 特開2002−012347(JP,A)
【文献】 特開2004−203557(JP,A)
【文献】 特開2008−189432(JP,A)
【文献】 特開2009−040583(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0234316(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 16/00−19/30,21/00−21/02,
75/00−75/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のフレームに支持されるとともに、ベース軸心を回転中心として当該フレームに対して相対回転可能に設けられた回転ベースと、この回転ベース側に一端部が回動可能に支持され、他端部が前記ベース軸心に対して離間接近する方向に変位可能に設けられた変位手段と、前記ベース軸心の延出方向に移動可能に設けられ、前記変位手段の他端部が接触した状態で当該他端部の変位距離を調整可能に設けられた間隔変更手段と、巻き取られた長尺体の一方の側端が当接可能なガイド面を有するガイド手段とを備え、前記回転ベースの相対回転により、前記変位手段に直接又は間接的に長尺体を巻き付けて、当該長尺体を巻き取り又は繰り出す回転支持装置であって、
前記ガイド面は、前記ベース軸心から離れるに従って前記変位手段における他端部から一端部に向かう方向に傾斜する傾斜面とされ、
前記変位手段回りに巻き取られる前である巻き取り途中の前記長尺体の他方の側端または、前記変位手段から繰り出された後である繰り出し途中の前記長尺体の他方の側端に当接し、当該長尺体に対して前記ガイド面に接近する方向の力を付与可能な第2付勢手段を備えていることを特徴とする長尺体の回転支持装置。
【請求項2】
前記変位手段の他端部が前記ベース軸心に接近する方向の力を磁性によって付与可能な第1付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の長尺体の回転支持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺体の回転支持装置に係り、更に詳しくは、長尺体の巻き崩れを防止することができる長尺体の回転支持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、長尺体を巻き取り可能な巻取装置が広く利用されており、かかる巻取装置としては、例えば、特許文献1及び2に開示されている。特許文献1の巻取装置は、モータを介して回転する回転ベースと、この回転ベースの外側で当該回転ベースと共に回転することにより長尺体を巻き取る複数の変位手段と、回転ベースに設けられて変位部材の自由端位置を調整可能な間隔変更手段と、変位手段の基端側に設けられて巻き取られる帯状手段の側端が当接可能なガイド手段とを備えている。同文献では、間隔変更手段を介して変位手段の自由端を回転ベースから離間する方向に回動変位することで、巻き取られた長尺体(以下「巻取体」という)における変位手段の基端部側の巻取径(以下「基端側径」という)を、同変位手段の自由端部側の巻取径(以下「自由端側径」という)よりも小さくし、巻取体をガイド手段側に片寄らせる姿勢(以下「異径巻取姿勢」という)として当該巻取体の巻き崩れを防止できるようになっている。
【0003】
特許文献2の巻取装置は、巻取体を支持する回転ベースと、この回転ベースの基端側に設けられたガイド手段と、回転ベースを水平な位置と傾斜した位置とで変位可能に支持する支持手段とを備えた装置を開示している。同文献では、支持手段により回転ベースを傾斜して巻取体を傾斜姿勢に保つことで、巻取体をガイド手段側に片寄らせて当該巻取体の巻き崩れを防止できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−201527号公報
【特許文献2】特開2008−189432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1にあっては、長尺体の巻取量が少ないうちは、異径巻取姿勢を維持できるものの、長尺体の巻取量が多くなると、異径巻取姿勢を維持できなくなってしまう。これは、ガイド部材が変位しないことで、長尺体の伸びや縮み等によって、巻取体における基端側径を自由端側径よりも小さく維持することができなくなることに起因する。このため、長尺体の巻取量が多くなると、巻き崩れが発生し易くなる、という不都合がある。
【0006】
ここで、特許文献2では、巻取体の巻き崩れの発生を抑制できるが、ガイド手段を傾斜するために、支持手段が回転ベースや、当該回転ベースを回転させるモータ等も回動変位することが必要となる。このため、変位させる部材が多くなって構造が複雑になるばかりでなく、装置全体が大型化する、という不都合を招来する。
【0007】
[発明の目的]
本発明の目的は、構造の簡略化を図ることができ、巻取体の巻き崩れを抑制することができる長尺体の回転支持装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、本発明は、所定のフレームに支持されるとともに、ベース軸心を回転中心として当該フレームに対して相対回転可能に設けられた回転ベースと、この回転ベース側に一端部が回動可能に支持され、他端部が前記ベース軸心に対して離間接近する方向に変位可能に設けられた変位手段と、前記ベース軸心の延出方向に移動可能に設けられ、前記変位手段の他端部が接触した状態で当該他端部の変位距離を調整可能に設けられた間隔変更手段と、巻き取られた長尺体の一方の側端が当接可能なガイド面を有するガイド手段とを備え、前記回転ベースの相対回転により、前記変位手段に直接又は間接的に長尺体を巻き付けて、当該長尺体を巻き取り又は繰り出す回転支持装置であって、
前記ガイド面は、前記ベース軸心から離れるに従って前記変位手段における他端部から一端部に向かう方向に傾斜する傾斜面とされ、
前記変位手段回りに巻き取られる前である巻き取り途中の前記長尺体の他方の側端または、前記変位手段から繰り出された後である繰り出し途中の前記長尺体の他方の側端に当接し、当該長尺体に対して前記ガイド面に接近する方向の力を付与可能な第2付勢手段を備える、という構成を採っている。
【0009】
本発明において、前記変位手段の他端部が前記ベース軸心に接近する方向の力を磁性によって付与可能な第1付勢手段を備える、という構成も好ましくは採用される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ガイド面がベース軸心から離れるに従って変位手段における他端部から一端部に向かう方向に傾斜する傾斜面とされるので、長尺体の巻取量が多くなっても、異形巻取姿勢を維持することができ、巻取体の巻き崩れを防止することができる。しかも、回転ベース等を変位する必要をなくすことができ、構造の簡略化、装置全体のコンパクト化を図ることが可能となる。
【0012】
更に、第1付勢手段を設けることで、間隔変更手段による変位手段の回動変位を円滑に行うことができ、巻取体の抜き取り作業に支障が生じることを防止することが可能となる。
【0013】
また、第2付勢手段を設けることで、長尺体を積極的にガイド手段側に付勢することができ、異形巻取姿勢を形成し易くできる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】実施形態に係る回転支持装置の概略側面断面図。
図2】前記回転支持装置の正面図。
図3】変位手段の変位要領の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」は、図1を基準として用いる。
【0016】
図1図3において、回転支持装置10は、略鉛直面内に位置する板状をなすフレーム11と、このフレーム11の背面(左面)側に設けられた駆動機器としての回動モータDMと、この回動モータDMの出力軸DM1に連結されて回転可能な回転ベース12と、この回転ベース12の外周に設けられた板状のガイド手段13と、一端部15Aと他端部15Bとを有し、当該一端部15Aがガイド手段13を介して回転ベース12の周方向90°間隔で支持された4体の変位手段15と、回転ベース12に支持された間隔変更手段16とを備えて構成されている。
【0017】
前記回転ベース12は、ガイド手段支持部12Bと、当該ガイド手段支持部12Bの右側に連なる雄ねじによって構成された間隔変更手段支持部12Cとからなり、ガイド手段支持部12Bの左側に設けられたカップリンブCPによって、回動モータDMの出力軸DM1に連結されている。これにより、回転ベース12は、回動モータDMの作動によって、ベース軸心12Aを回転中心としてフレーム11に対して相対回転可能となっている。
【0018】
前記ガイド手段13は、略円盤状に形成され、そのガイド面(右面)13Aには、巻き取られる長尺体BLの一方の側端(左端)が当接し、当該ガイド面13Aに揃うように長尺体BLの巻き取りが行えるようになっている。ガイド面13は、ベース軸心12Aから離れるに従って変位手段15における他端部15Bから一端部15Aに向かう方向に傾斜する傾斜面、即ち、右側に膨出する略円錐側面により形成され、図1のように断面視で、ベース軸心12Aと直交する面VFより左方向に角度α傾いている。
【0019】
前記各変位手段15は、一端部15Aがガイド手段13の凹部28の底部で回転軸25Aによって回動可能に支持されるとともに、他端部15Bがベース軸心12Aに対して離間接近する方向に変位可能に設けられたシャフト25と、シャフト25の他端部15B側であって、間隔変更手段16の外周面に当接して回転可能に設けられたボール回転体26とをそれぞれ備えている。変位手段15は、凹部28の中で第1付勢手段としてのばね部材29によって他端部15Bがベース軸心12Aに接近する方向に付勢されている。
【0020】
前記間隔変更手段16は、右端側を形成する摘み部31と、この摘み部31の左端に連なって左方に向かって直径が縮径するテーパ部32と、テーパ部32の外周面に形成されてボール回転体26の一部を受容する受容手段33とを備えている。また、間隔変更手段16の内部には、回転ベース12の雄ねじ12Cに螺合する雌ねじ16Aが形成され、回転ベース12に対する間隔変更手段16のねじ込み量を調整することで、当該間隔変更手段16がベース軸心12Aの延出方向に移動可能となっている。
【0021】
前記受容手段33は、テーパ部32の外周面に螺旋状に延びる溝により形成され、その左右方向の送りピッチが回転ベース12の間隔変更手段支持部12Cにおける雄ねじの左右方向の送りピッチと同一に設定されている。受容手段33は、変位手段15の他端部15Bすなわちボール回転体26の形状に応じて断面視円弧状に形成され、当該円弧に沿ってボール回転体26と受容手段33とが線接触するようになっている。受容手段33は、変位手段15毎に1本ずつ形成、つまり、テーパ部32に4本並んで形成されている。各受容手段33の右側の端部には、移動制限手段34がそれぞれ形成されている。移動制限手段34は、ボール回転体26を受容する球面に沿う形状を備えた窪みにより形成され、その深さが受容手段33の溝深さより深く設定されてボール回転体26が嵌り込み可能となっている。移動制限手段34は、ボール回転体26が嵌り込んだときに、間隔変更手段16に意図的な外力を付与しない限り、その嵌り込んだ状態を維持し、これにより、間隔変更手段16の回転を困難にして各変位手段15の他端部が不用意に変位することを抑制可能となっている。
【0022】
ここで、ボール回転体26と間隔変更手段16とは磁性によって付着した状態を維持可能、つまり、変位手段15の他端部15Bがベース軸心12Aに接近する方向の力を磁性によって付与可能に設けられている。ボール回転体26と間隔変更手段16とが磁性によって付着可能な限りにおいて、磁石となる部材は適宜変更可能であり、例えば、ボール回転体26を磁石とし、間隔変更手段16を鉄としたり、その反対にボール回転体26を鉄とし、間隔変更手段16を磁石としたり、これら両方を磁石としてもよい。また、シャフト25を磁石により構成することでボール回転体26が磁力を発揮するようにしてもよい。ここにおいて、前述した磁力を発揮する何れかの部材によっても第1付勢手段が構成される。
【0023】
また、フレーム11の表面(右面)面側には、第2付勢手段36が設けられている。第2付勢手段36は、フレーム11の表面から突出する軸受37と、この軸受37に回転軸38を介して回転可能に設けられた押え部材39とを備えている。押え部材39には、回転軸38周りに押え部材付勢手段としての巻きばね40を収容する穴39Aが形成され、当該巻きばね40は、一端が軸受37に固定され、他端が押え部材39に固定されることで、押え部材39の自由端側が左側に向かう方向に付勢する。押え部材39は、回転ベース12周りに巻き取られる前の長尺体BLの他方の側端(右端)に接触可能に設けられ、長尺体BLを積極的にガイド面13Aに当接させるようになっている。
【0024】
次に、本実施形態の回転支持装置10による長尺体BLの巻き取り方法を説明する。
【0025】
巻き取りを行う準備として、間隔変更手段16の受容手段33に各変位手段15のボール回転体26を磁性によって付着させ、図1に示されるように、移動制限手段34にボール回転体29が受容されるよう、間隔変更手段16を回転操作して移動させる。これにより、シャフト25が仮想線VLに対して角度β傾いた状態となる。角度βは、角度αと同じでもよいし小さくてもよいし、大きくてもよい。
【0026】
この状態で、シャフト25に長尺体BLのリード端を接着テープや接着材等の固定手段によって固定した後、回動モータDMを作動することにより、長尺体BLがシャフト25周りに直接巻き取られる。この巻き取りによって巻き取られた長尺体BLは巻取体となり、当該巻取体における変位手段15の基端部(一端部15A)側の巻取径である基端側径D1を、変位手段15の自由端部(他端部15B)側の巻取径である自由端側径D2よりも小さくし、巻取体をガイド手段13側に片寄らせる姿勢、即ち、異径巻取姿勢を常に維持し、たとえ長尺体BLの巻き取量が多くなったとしても当該巻取体の巻き崩れを防止できるようになっている。このとき、第2付勢手段36の押え部材39により、長尺体BLがガイド面13Aに接近するように付勢することで、異径巻取姿勢を更に維持し易くなる。
【0027】
所定量の長尺体BLの巻き取りによって形成された巻取体を回転支持装置10から抜き取るときは、間隔変更手段16を回転操作して当該間隔変更手段16を右方向に移動させる。これにより、変位手段15が回動変位され、図3に示されるように、シャフト25が仮想線VLより角度γ傾いた状態となる。このとき、変位手段15の他端部15B間の距離は、同一端部15A間の距離より小さくなることにより、巻取体の内周面と変位手段15との間に隙間が形成され、抜き取り作業に支障が生じることがない。
【0028】
従って、このような実施形態によれば、ガイド面13Aがベース軸心12Aから離れるに従って変位手段15における他端部15Bから一端部15Aに向かう方向に傾斜する傾斜面とされるので、長尺体BLの巻取量が多くなっても、異形巻取姿勢を維持することができ、巻取体の巻き崩れを防止することができる。しかも、ガイド手段13や、回転ベース12、回動モータDMが傾斜するように変位させなくてもよいので、従来に比べて構造を簡略にしたり、装置全体を小型にすることが可能となる。
【0029】
更に、ばね部材29や磁性によって受容手段33とボール回転体26との付着を維持できるので、間隔変更手段16の操作により変位手段15を円滑に回動変位でき、受容手段33とボール回転体26とが不用意に離れることを抑制可能となる。これにより、巻取体の抜き取り時に、その内周面と変位手段15との隙間を大きく確保でき、抜き取り作業に負担が生じることを回避することが可能となる。
【0030】
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【0031】
例えば、前記実施形態では、回転支持装置として長尺体BLを巻き取るものを例示したが、回転支持装置としては、予め巻回されている長尺体BLを繰り出すものであってもよい。
更に、前記実施形態では、変位手段15に長尺体BLを直接巻き付けて当該長尺体BLを巻き取ったが、変位手段15に筒状の巻き芯を装着し、当該変位手段15に長尺体BLを巻き付けて間接的に長尺体BLを巻き取ってもよい。
【0032】
更に、テーパ部32における受容手段33の形成を省略したり、ボール回転体26を設けずに、変位手段15の他端部15Bが直接間隔変更手段16に接触する構成としたりしてもよい。
また、第1付勢手段、押え部材付勢手段としてはゴムや樹脂等の弾性部材や、板ばね等の他のものを採用することができる。
【0033】
また、前記変位手段15の設置数は、3体以下又は、5体以上にする等、適宜増減してもよい。更に、ガイド手段13は、複数に分割して形成してもよい。
【0034】
また、間隔変更手段16の移動機構は、雄ねじ及び雌ねじ16Aのねじ機構を省略して間隔変更手段16をベース軸心12Aの延出方向に直線的にスライドするタイプとしたり、モータ、エアシリンダ等の駆動機構を駆使して自動で進退するタイプとしたりしてもよい。
更に、回動モータDMを設けることなく手動で回転ベース12を回転させてもよい。
また、長尺体BLとしては、帯状の接着シートや帯状の接着シートが仮着されていた剥離シート、その他、紙、布、鋼板、ベルト、樹脂、木板などであってもよく、長尺の糸、紐、針金、コード、チューブ、ホースなどであってもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエタ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
【符号の説明】
【0035】
10 回転支持装置
11 フレーム
12 回転ベース
12A ベース軸心
13 ガイド手段
13A ガイド面
15 変位手段
16 間隔変更手段
BL 長尺体
図1
図2
図3