特許第5969875号(P5969875)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5969875データ生成システムおよびデータ生成方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5969875
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】データ生成システムおよびデータ生成方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/44 20060101AFI20160804BHJP
   G05B 19/042 20060101ALI20160804BHJP
   H01L 21/027 20060101ALI20160804BHJP
【FI】
   G06F9/06 620A
   G05B19/042
   H01L21/30 562
【請求項の数】8
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2012-216144(P2012-216144)
(22)【出願日】2012年9月28日
(65)【公開番号】特開2014-72307(P2014-72307A)
(43)【公開日】2014年4月21日
【審査請求日】2015年6月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000207551
【氏名又は名称】株式会社SCREENホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100105935
【弁理士】
【氏名又は名称】振角 正一
(74)【代理人】
【識別番号】100105980
【弁理士】
【氏名又は名称】梁瀬 右司
(74)【代理人】
【識別番号】100136836
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 一正
(72)【発明者】
【氏名】古田 智靖
【審査官】 多胡 滋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−015968(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 9/44
G05B 19/042
H01L 21/027
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板処理装置の仕様に対応して前記基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータを生成するデータ生成システムであって、
互いに異なる複数の仕様および互いに異なる複数のコンフィグレーションデータを階層構造化して記憶するとともに、仕様とコンフィグレーションデータとの階層間での関連を示す関連情報を記憶する記憶部と、
前記基板処理装置の仕様を取得する仕様取得部と、
前記仕様取得部が取得した仕様に対応するコンフィグレーションデータを前記関連情報に基づいて前記複数のコンフィグレーションデータから選択し、前記仕様取得部で取得した仕様を有する基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータを生成するデータ生成部と、
を備えるデータ生成システム。
【請求項2】
請求項1に記載のデータ生成システムであって、
前記記憶部は、前記複数の仕様をさらに階層構造化して記憶するとともに、階層間での仕様の関連を示す関連情報を記憶するデータ生成システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のデータ生成システムであって、
前記複数の仕様と前記複数のコンフィグレーションデータとの階層構造を表示する表示部をさらに備えるデータ生成システム。
【請求項4】
請求項3に記載のデータ生成システムであって、
前記表示部は、前記仕様取得部が仕様を取得すると、前記仕様取得部に取得された当該仕様と当該仕様に関連するコンフィグレーションデータとの階層構造のみを選択的に表示するデータ生成システム。
【請求項5】
請求項3に記載のデータ生成システムであって、
前記複数のコンフィグレーションデータから一の選択を受け取るデータ選択部をさらに備え、
前記表示部は、前記データ選択部がコンフィグレーションデータの選択を受け取ると、前記データ選択部に受け取られたコンフィグレーションデータと当該コンフィグレーションデータに関連する仕様との階層構造のみを選択的に表示するデータ生成システム。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか一項に記載のデータ生成システムであって、
前記データ生成部は、前記仕様取得部が取得した仕様に対応するコンフィグレーションデータが前記記憶部に含まれないとき、当該仕様に対応するコンフィグレーションデータの編集を許容するデータ生成システム。
【請求項7】
請求項6に記載のデータ生成システムであって、
前記データ生成部は、編集された当該コンフィグレーションデータと、当該コンフィグレーションデータおよび前記仕様取得部が取得した仕様の関連情報とを前記記憶部に書き込むデータ生成システム。
【請求項8】
基板処理装置の仕様に対応して前記基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータを生成するデータ生成方法であって、
予め互いに異なる複数の仕様および互いに異なる複数のコンフィグレーションデータを階層構造化した階層化情報と、仕様とコンフィグレーションデータとの階層間での関連を示す関連情報とを含むナレッジデータベースを生成する工程と、
前記基板処理装置の仕様に対応するコンフィグレーションデータを前記関連情報に基づいて前記ナレッジデータベースから選択する工程と、
選択されたコンフィグレーションデータを、前記基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータとする工程と
を備えるデータ生成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、基板処理装置の仕様に対応して基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータを生成するデータ生成システムおよびデータ生成方法に関するものである。なお、基板処理装置には、基板に対してエッチング、現像、洗浄および乾燥などの処理を施す装置が含まれる。また、当該基板には、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板などの各種基板が含まれる。
【背景技術】
【0002】
半導体装置や液晶表示装置などの電子部品を製造するために種々の基板処理装置が提供されている。基板処理装置は受注設計生産型の製品であり、同一機種であっても製品毎にハードウエアや機構などが異なっていることが多い。そこで、基板処理装置を制御するためのソフトウエアを生成するにあたっては、例えば特許文献1に記載されているように、コンフィグレーションデータを生成している。つまり、ソフトウエアの中心となるコンピュータプログラムを種々の基板処理装置について共通化する一方、コンフィグレーションによってコンピュータプログラムの個々の機能を、各装置の仕向け地、ユーザー要求、製品仕様などに応じて切り替える。ここで、「製品仕様」は製品を構成する構成部品と各部品の機能によって決定されるものである。そして、「製品仕様」ならびに「仕向け地」および「ユーザー要求」を含めたものを本明細書では、単に「仕様」と称する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2007−523407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、製品数の増大にしたがって仕様数も多くなり、それに応じてコンフィグレーションデータに含まれる設定項目も膨大な数になっている。そのため、次のような問題が発生している。最初の問題点は、データ生成にかなりの工数を要することである。また、データ生成時の記述ミスが生じ易く、データの正当性を判断することも難しくなってきている。その結果、現状では高品質なコンフィグレーションデータの生成には高度な専門性が要求される。
【0005】
このような問題を解消するためには、既に生成されているコンフィグレーションデータをナレッジマネージメントすることが考えられる。しかしながら、基板処理装置のソフトウエア開発に適合するナレッジマネージメントは皆無であった。
【0006】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、基板処理装置の仕様に対応して当該基板処理装置を動作させるための高品質なコンフィグレーションデータを少ない作業工数で生成するデータ生成技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の一態様は、基板処理装置の仕様に対応して基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータを生成するデータ生成システムであって、互いに異なる複数の仕様および互いに異なる複数のコンフィグレーションデータを階層構造化して記憶するとともに、仕様とコンフィグレーションデータとの階層間での関連を示す関連情報を記憶する記憶部と、基板処理装置の仕様を取得する仕様取得部と、仕様取得部が取得した仕様に対応するコンフィグレーションデータを関連情報に基づいて上記複数のコンフィグレーションデータから選択し、仕様取得部で取得した仕様を有する基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータを生成するデータ生成部と、を備える。
【0008】
また、この発明の他の態様は、基板処理装置の仕様に対応して基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータを生成するデータ生成方法であって、予め互いに異なる複数の仕様および互いに異なる複数のコンフィグレーションデータを階層構造化した階層化情報と、仕様とコンフィグレーションデータとの階層間での関連を示す関連情報とを含むナレッジデータベースを生成する工程と、基板処理装置の仕様に対応するコンフィグレーションデータを関連情報に基づいてナレッジデータベースから選択する工程と、選択されたコンフィグレーションデータを、基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータとする工程とを備える。
【0009】
なお、本明細書での「ナレッジ」とは、データの対応関係を決定する知見の総体を意味している。例えば「基板処理装置においてA機能を実現するために当該基板処理装置はXユニットを必要とする」という知見や「Xユニットを使用する場合には関連する部品a、bが必要である一方、部品cは不要である」という知見、「X国のY工場に納入する基板処理装置はZ1要求は選択可能であるが、Z2要求は安全規格上、選択できない」という知見等がナレッジであり、上記関連情報がナレッジに相当する。また、仕様およびコンフィグレーションデータとともに上記関連情報を含んだデータベースが「ナレッジデータベース」に相当する。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明では、コンフィグレーションデータが基板処理装置の仕様に関連付けて階層構造化されている。このように仕様とコンフィグレーションデータとがソフトウエアの開発作業者(以下「作業者」という)に分かりやすい形でナレッジデータベース化されている。また、当該ナレッジデータベースには、仕様とコンフィグレーションデータとの階層間での関連を示す関連情報が含まれている。そして、基板処理装置の仕様に対応するコンフィグレーションデータが関連情報に基づいてナレッジデータベースから選択される。したがって、データ生成時における作業者の工数および記述ミスを削減することができる。また、データの正当性を判断することも容易なものとなる。その結果、高品質なコンフィグレーションデータを少ない作業工数で生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明にかかるデータ生成システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
図2図1のデータ生成システムに記憶されるナレッジデータベースの構造を概念的に示す図である。
図3】ナレッジデータベースに含まれる仕向け地データ層の一例を示す図である。
図4】ナレッジデータベースに含まれるユーザー要求データ層の一例を示す図である。
図5】ナレッジデータベースに含まれる製品仕様データ層の一例を示す図である。
図6】ナレッジデータベースに含まれる関連情報テーブルの一例を示す図である。
図7図1に示すデータ生成システムの動作を示すフローチャートである。
図8図1に示すデータ生成システムの動作を示すフローチャートである。
図9図1に示すデータ生成システムにより生成されたコンフィグレーションデータの一例を示す図である。
図10】本発明にかかるデータ生成システムにおける順方向の見える化機能を概念的に示す図である。
図11】本発明にかかるデータ生成システムにおける順方向の見える化機能を概念的に示す図である。
図12】本発明にかかるデータ生成システムにおける逆方向の見える化機能を概念的に示す図である。
図13】本発明にかかるデータ生成システムにおける逆方向の見える化機能を概念的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明にかかるデータ生成システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。データ生成システム1は、基板処理装置の仕様に対応して同装置を動作させるためのコンフィグレーションデータを生成するシステムサーバー100と、WEBブラウザが搭載されたクライアント端末200とを有している。これらシステムサーバー100とクライアント端末200とは、通信ネットワーク300、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の標準規格化された通信プロトコールを使用したインターネットを介して通信可能となっている。
【0013】
クライアント端末200は、端末本体210と、液晶ディスプレイなどの表示部220と、キーボードやマウスなどを有する操作部230とを備えている。端末本体210には、制御ユニット211と、システムサーバー100との間で通信を行うための通信I/F212とが内蔵されている。制御ユニット211はCPU(Central Processing Unit)およびメモリなどを有するコンピュータを主体とし、予めメモリに記憶されているプログラムにしたがってWEBブラウザを起動し、システムサーバー100で作成される表示情報を表示部220に映し出す。なお、図1に示すデータ生成システム1では、システムサーバー100に対して2台のクライアント端末200が設けられているが、クライアント端末200の台数はこれに限定されるものではなく、任意である。
【0014】
システムサーバー100は、制御ユニット110と、クライアント端末200との間で通信を行うための通信I/F120と、ナレッジデータベースを記憶する記憶部130とを備えている。
【0015】
図2図1のデータ生成システムに記憶されるナレッジデータベースの構造を概念的に示す図である。なお、図2中の符号CDはコンフィグレーションデータを意味しており、その他の図面においてもコンフィグレーションデータを適宜「CD」と略して表示する。
【0016】
ナレッジデータベースは、4つのデータ層131〜134および3つのテーブル135〜137(図1)を有している。これらのデータ層のうちコンフィグレーションデータ層134は記憶部130に記憶された複数のコンフィグレーションデータにより形成されている。残りのデータ層131〜133はコンフィグレーションデータを生成するために必要な、基板処理装置の各種仕様に関するデータにより形成されている。本実施形態では、コンフィグレーションデータの生成対象となる基板処理装置の仕様として、「仕向け地」、「ユーザー要求」および「製品仕様」の3種類が設定されている。これら仕向け地、ユーザー要求および製品仕様に関連するデータはそれぞれ仕向け地データ層131(図3)、ユーザー要求データ層132(図4)および製品仕様データ層133(図5)に分けて記憶部130に記憶されている。このようにデータ生成システム1は上記仕様に関するデータを階層的に保持している。データ生成システム1は、選択可能な仕様データを表示して作業者に選択させたり、作業者により指定された仕様データと整合する別の仕様データを自動的決定して連鎖的に表示したりすることにより、作業者と協働してコンフィグデータを生成する。詳細は後述する。
【0017】
仕向け地には、例えば図3に示すように、基板処理装置を設置する国、会社や工場などが含まれている。図3の仕向け地データ層131には複数の仕向け地データが二段階に構造化されて格納されている。例えば、ID1「米国」には、「親仕向け地ID1」の値を持つID4「X社」およびID5「Y社」が関連付けられている。さらに、このID5「Y社」には、「親仕向け地ID5」の値を持つID6「Y社Y1工場」およびID7「Y社Y2工場」が関連付けられている。したがって、仕向け地データ層131を参照することで、1つの仕向け地データに関連する1ないし複数の仕向け地データを自動的に特定することができる。なお、「米国」→「Y社」→「Y社Y1工場」「Y社Y2工場」、という上層階層から下層階層に関連付けをたどっていくだけでなく、「Y社Y2工場」→「Y社」→「米国」という下層階層から上層階層に関連付けをたどっていくことも可能である。
【0018】
ユーザー要求データ層132は、基板処理装置に関してユーザーから寄せられる典型的な要求をユーザー要求データとして格納したものである。これは図4に示すように、例えば、「通常一種類の薬液で処理するところを、二種類の薬液で処理したい」あるいは、「軸の駆動途中で変速させることにより、ウエハ洗浄能力を高めたい」といった内容である。本データ層132に格納されたデータも階層構造化されており、各ユーザー要求データの関連性が把握できるようになっている。例えば、ID2の「軸の駆動途中の変速」の実現にはID3の「軸の低速駆動」が不可欠なため、ID2のユーザー要求とID3のユーザー要求とは親要求−子要求の関係で関連付けられている。つまり、親要求が無効なままで子要求を有効にすることはできないようになっている。このようにユーザー要求データを階層構造化することにより、1つのユーザー要求を選択するだけで、当該ユーザー要求に関連する1ないし複数のユーザー要求を自動的に設定することができる。
【0019】
また、仕向け地毎にユーザー要求が異なっていることも多い。そこで、本実施形態では、仕向け地に関連するデータが、ユーザー要求に関連するデータの上位に位置付けられ、仕向け地データ層131とユーザー要求データ層132とが階層構造化された状態で記憶部130に記憶されている。
【0020】
さらに、例えば図6(a)に示すように、仕向け地とユーザー要求とを関連付けた情報が仕向け地−ユーザー要求関連情報テーブル(以下、単に「上位テーブル」という)135にまとめられ、記憶部130に記憶されている。例えば、図6(a)のID1の行に示されるように、仕向け地ID4(図3のID4「X社」)に対してはユーザー要求ID2が関連付けられている。したがって、作業者によって仕向け地ID4が選択された場合には、要求ID2のユーザー要求データが有効になる。また、仕向け地ID7(図3のID7「Y社Y2工場」)に対してはユーザー要求ID3が関連付けられている。したがって、作業者によって仕向け地ID7が選択された場合には、要求ID3のユーザー要求データが有効になる。このように、仕向け地が指定されると、上位テーブル135に基づいてユーザーが要求する内容を自動的に決定する事が可能となっている。
【0021】
ユーザー要求が決まれば、それに対応する製品仕様をある程度(あるいは、ある範囲)で決定することが可能であることが、経験的に知られている。そこで、本実施形態では、ユーザー要求に関連するデータが製品仕様に関連するデータの上位に位置付けられ、「ユーザー要求データ層132」と「製品仕様データ層133」とが階層構造化された状態で記憶部130に記憶されている。製品仕様データ層133では、製品(基板処理装置)がどのような部品で構成されており、それぞれの部品がどのような機能を持っているかという事項がオプションの部品・機能を含めてデータベース管理されている。
【0022】
図5は本実施形態で採用している製品仕様データ層の一例を示している。特に、同図(a)は製品仕様データ層を説明するためのクラス図であり、ソフトウエア工学におけるオブジェクトモデリングのために標準化した仕様記述言語である統一モデリング言語(UML:Unified Modeling Language)にしたがって記載されている。図5(a)において、符号133a〜133cはそれぞれ「品目クラス」、「部品クラス」および「機能クラス」である。品目クラス133aは製品の構成要素である部品の型であり、複数の部品や機能を持つことができ、属性として「名称」を有している。本実施形態では、同図(b)に示すように、基板処理装置を構成する品目の名称として「半導体洗浄装置」、「スピン処理ユニット」等が含まれる。また、部品クラス133bは製品の構成要素であり、属性として「名称」、「親品目」、「型品目」および「選択種別(必須、オプション)」を有する。本実施形態では、同図(c)に示すように、品目を親として持ち、名称が「製品001」、「ユニット001」等である部品が含まれている。機能クラス133cは属性として「名称」、「親品目/機能」および「選択種別(必須、オプション)」を有する。本実施形態では、同図(d)に示すように、品目または機能を親として持ち、名称が「機能001」、「機能002」等である機能が含まれている。
【0023】
製造仕様データ層133では、基板処理装置で採用される可能性のある部品や機能の相互関係や、必須/オプションの区別が規定されている。製造仕様データ層133では、部品テーブル(図5(c))に示されるように、品目と部品とが関連付けられている。例えば、半導体洗浄装置(ID1、名称:「製品001」)に対しては2種類のスピン処理ユニット、すなわち、「ユニット001」(ID6)および「ユニット002」(ID7)が関連づけられている。ID6の選択種別列にあるように「ユニット001」は必須要素であるが、「ユニット002」はオプション要素である。また、スピン処理ユニット(ID2)には「デバイス001(ID8、名称:モーター)」と「デバイス002(ID9、名称:モーター)」がそれぞれオプション部品として関連付けられている。さらに、機能テーブル(図5(d))に示すように、製造仕様データ層133では、品目と機能とが関連付けられている。例えば、半導体洗浄装置に対しては「機能001」が必須要素として関連付けられている。また、この「機能001」には「機能002」がオプション機能として関連付けられている。このように機能テーブルはデータを多層構造で保持している。
【0024】
また、図6(b)に示すように、ユーザー要求と製品仕様とを関連付けた情報がユーザー要求−製品仕様関連情報テーブル(以下、単に「中位テーブル」という)136にまとめられ、記憶部130に記憶されている。例えば、ID1の行に示されるように、要求ID1が「有効」である場合には、仕様ID5(図5(C)に示す「製品001」)と仕様ID7(「ユニット002」)の組み合わせを製品仕様として採用するように設定されている。同様に、ID2の行に示されるように、要求ID2が「有効」である場合には、仕様ID5(「製品001」)と仕様ID6(「ユニット002」)と仕様ID8(「デバイス001」))の組み合わせを製品仕様として採用するように設定されている。また、ID3の行に示されるように、要求ID2が「有効」である場合には、仕様ID5(「製品001」)と仕様ID6(「ユニット002」)と仕様ID9(「デバイス002」))の組み合わせを製品仕様として採用しないように設定されている。このように、ユーザー要求と中位テーブル136に基づいて製品仕様を自動的に決定する事が可能となっている。
【0025】
さらに、製品仕様が決まると、それに対応するコンフィグレーションデータを自動決定することが可能である。そこで、製品仕様に関連するデータがコンフィグレーションデータの上位に位置付けられ、「製品仕様データ層133」と「コンフィグレーションデータ層134」が階層構造化された状態で記憶部130に記憶されている。また、製品仕様とコンフィグレーションデータとを関連付けた情報が製品仕様−コンフィグレーションデータ関連情報テーブル(以下、単に「下位テーブル」という)137にまとめられ、記憶部130に記憶されている。したがって、製品仕様と下位テーブル137に基づいてコンフィグレーションデータを自動的に決定する事が可能となっている。
【0026】
本実施形態では例えば図2に示すように、仕向け地、ユーザー要求、製品仕様およびコンフィグレーションデータの順序で階層構造化するとともに、仕向け地−ユーザー要求関連情報、ユーザー要求−製品仕様関連情報および製品仕様−コンフィグレーションデータ関連情報に基づいて各仕様およびコンフィグレーションデータを関連付けている。
【0027】
図1に戻ってデータ生成システム1の構成説明を続ける。制御ユニット110は、CPUおよびメモリなどを有するコンピュータを主体とし、予めメモリに記憶されているプログラムにしたがって、表示制御部111、仕様取得部112、データ生成部113および選択データ取得部114として機能する。制御ユニット110では、WWW(World Wide Web)サーバープログラムが作動しており、メモリに記憶されている表示情報をクライアント端末200のWEBブラウザから閲覧可能となっている。
【0028】
表示制御部111は上記表示情報を制御してWEBブラウザに表示される表示内容を切り替える。例えば作業者がクライアント端末200のWEBブラウザを操作してナレッジデータベースの全体表示を要求すると、表示制御部111は記憶部130に記憶されているデータ層131〜134およびテーブル135〜137に基づいて、例えば図2に示すようにナレッジデータベースを階層的に図表化した表示情報を作成する。これによって、WEBブラウザにより図2に示すような図表が表示部220に表示される。なお、図2はナレッジデータベースを概念的に示す図であり、概念理解の容易化のために、各データ層におけるデータ数ならびに各関連情報の数を大幅に絞り込んだ状態を示している。また必要に応じて、仕様取得部112で取得した仕様に関連するデータや情報のみを図表化した表示(図10)、あるいは選択データ取得部114で取得したコンフィグレーションデータに関連するデータや情報のみを図表化した表示(図12)に切り替えることが可能となっている。このようにナレッジデータベースの一部をピンポイントで視覚化する、いわゆるデータベースの見える化については、後で詳述する。
【0029】
仕様取得部112は、作業者がクライアント端末200より入力した仕様に関する情報を取得し、その仕様情報をデータ生成部113に与える。また、選択データ取得部114は、作業者がクライアント端末200より選択したコンフィグレーションデータに関する情報を取得し、その選択データ情報をデータ生成部113に与える。
【0030】
データ生成部113は、仕様取得部112から受け取った仕様に対応するコンフィグレーションデータをナレッジデータベースに基づいて生成する。また、データ生成部113は、データ生成機能の他に、ナレッジデータベースの見える化機能も併せて有している。以下、図1に示すデータ生成システム1によるコンフィグレーションデータの生成方法について図7ないし図9を参照しつつ説明した後で、上記見える化機能について図10および図12を参照しつつ説明する。
【0031】
図7および図8図1に示すデータ生成システムの動作を示すフローチャートである。ある仕向け地に設置する基板処理装置に適合するコンフィグレーションデータを生成する場合、作業者はデータ生成システム1のクライアント端末200を介してコンフィグレーションデータの生成を指示する。すると、データ生成システム1では、システムサーバー100が通信ネットワーク300を介して上記クライアント端末200と双方向通信しながらクライアント端末200と協働して上記基板処理装置に適合するコンフィグレーションデータを生成する。
【0032】
データ生成作業が開始されると、仕向け地を選択するのに適した画面、例えば図7の右上部に示したような仕向け地の選択用画面221がWEBブラウザによって表示部220に表示され、作業者による仕向け地の入力・編集を許可する(ステップS1)。選択用画面221では、仕向け地が国、会社および工場の順序で段階的に表示されており、当該表示にしたがって仕向け地を国レベルから工場レベルに容易に絞り込み可能となっている。例えば仕向け地として「Y2工場」をWEBブラウザで選択すると、同選択用画面221に示すように、選択された「Y2工場」ならびにこれに関連する「Y社」および「米国」が明るく表示される(なお、同図の選択用画面221ではハッチング表示されている)。
【0033】
ここで、データ生成の対象となっている基板処理装置の仕向け地が既に選択用画面221に表示されているときには、上記例示のように作業者は操作部230のマウス等を操作して仕向け地を選択する。一方、選択用画面221にデータ生成の対象となっている基板処理装置の仕向け地が表示されていないときには、作業者はWEBブラウザにより新規の仕向け地を追加し、または既存の仕向け地を変更する。
【0034】
こうして基板処理装置の仕向け地がWEBブラウザで選択または入力されると、システムサーバー100に当該仕向け地が取得される(ステップS2)。そして、上位テーブル135に含まれる仕向け地−ユーザー要求関連情報にしたがって各要求の有効・無効が自動的に設定される(ステップS3)。
【0035】
また、例えば図7の右中央に示すユーザー要求の設定用画面222がWEBブラウザに表示され、作業者によるユーザー要求の編集が可能となっている(ステップS4)。
【0036】
ユーザー要求の設定用画面222には、記憶部130に記憶されてナレッジ化されたユーザー要求(例えば要求A、子要求A−、要求B、子要求B−、B−)が表示され、各要求に対して有効・無効が自動設定されている。同図の設定用画面222では、有効化された要求または子要求がハッチング表示されている。
【0037】
次に、記憶部130に記憶されていないユーザー要求が存在する、つまりナレッジ化されていない非ナレッジのユーザー要求がある場合(ステップS5で「YES」の場合)について説明する。例えば、「Y2工場」(仕向け地データ層131)と「ユーザー要求A」(ユーザー要求データ層132)とが関連づけられていないとする。この場合、ステップ1で「Y2工場」が選択されると、仕向け地−ユーザー要求関連情報に基づき、「ユーザー要求A」は自動的に無効となるため、ユーザー要求の設定用画面222で「ユーザー要求A」は明るく表示されない。しかし、特注対応等で、「Y2工場」向けに「ユーザー要求A」を選ぶ必要が生じた場合には、作業者はステップS5で「YES」を選択する。すると、ユーザー要求の設定用画面222上でユーザー要求の追加や変更などの編集が受け付けられるようになる(ステップS6)。作業者はこの画面222上でマウス操作等の編集作業を行うことにより、現状無効の要求Aを有効にすることができる。但し、親要求Aが無効なままで子要求A−だけを有効にする編集はできない。この編集により、ステップS2で取得された要求Aと上位階層データとの関連付け(「Y2工場」→「要求A」→「子要求A−」)を示す関連性情報が生成される。上記関連性情報はコンフィグレーションデータ設定完了まで暫定的に保持されるデータであり、仕向け地−ユーザー要求関連情報テーブル135には反映されないデータである。なお、このような非ナレッジのデータに対する編集・暫定保持動作については、後で説明する非ナレッジの製品使用やコンフィグレーションデータについても同様である。
【0038】
ステップS5で非ナレッジのユーザー要求がないと判断された、またはステップS6での編集が完了すると、中位テーブル136に含まれるユーザー要求−製品仕様関連情報にしたがって各製品仕様の採用・不採用が自動的に設定される(ステップS7)。また、例えば図8の右上部に示す製品仕様の設定用画面223がWEBブラウザによって表示部220に表示され、作業者による製品仕様の編集が可能となっている(ステップS8)。同図の設定用画面223では、採用された製品仕様(製品、ユニット、サブユニット、機能)がハッチング表示されている。
【0039】
製品仕様の設定用画面223には、記憶部130に記憶されてナレッジ化された製品仕様が表示され、各製品仕様に対して採用・不採用が自動設定されている。ここで、記憶部130に記憶されていない製品仕様が存在する、つまりナレッジ化されていない非ナレッジの製品仕様がある(ステップS9で「YES」)場合、ユーザー要求の場合と同様に、WEBブラウザによる製品仕様の追加や変更などの編集が受け付けられる(ステップS10)。
【0040】
ステップS9で非ナレッジの製品仕様がないと判断された、またはステップS10での編集が完了すると、下位テーブル137に含まれる製品仕様−コンフィグレーションデータ関連情報に対応するコンフィグレーションデータが選択的に抽出され、WEBブラウザによって表示部220に表示される(ステップS11)。ここで、記憶部130に記憶されていないコンフィグレーションデータが存在する、つまりナレッジ化されていない非ナレッジのコンフィグレーションデータがある(ステップS12で「YES」)場合、ユーザー要求の場合と同様に、WEBブラウザによるコンフィグレーションデータの追加や変更などの編集が受け付けられる(ステップS13)。
【0041】
ステップS12で非ナレッジのコンフィグレーションデータがないと判断された、またはステップS13での編集が完了することで、データ生成の対象となっている基板処理装置に適合する、例えば図9に示すようにXML(Extensible Markup Language)形式のコンフィグレーションデータが完成する。そして、データ生成システム1は当該コンフィグレーションデータを出力する(ステップS14)。なお、本実施形態では、コンフィグレーションデータがXML形式で記述されるため、XMLデータベースを用いている。
【0042】
以上のように、本実施形態では、図2に示すように、基板処理装置の仕様として仕向け地、ユーザー要求および製品仕様が設定されるとともに、これらとコンフィグレーションデータが関連付けられて4階層に構造化されている。このように仕様とコンフィグレーションデータとが作業者に分かりやすい形でナレッジデータベース化されている。しかも、当該ナレッジデータベースには、仕向け地データ層、ユーザー要求データ層、製品仕様データ層およびコンフィグレーションデータの階層間での関連を示す3つの関連情報(ナレッジ)が含まれている。そして、これらの関連情報にしたがって基板処理装置の仕様に対応するコンフィグレーションデータをナレッジデータベースから選択する。したがって、データ生成時における作業者の工数および記述ミスを削減することができる。また、データの正当性を判断することも容易なものとなる。その結果、高品質なコンフィグレーションデータを少ない作業工数で効率的に生成することができる。
【0043】
また、データ生成中に非ナレッジのデータが存在する毎に、WEBブラウザにより当該データを編集し、ナレッジデータベースに追加することが可能となっている。また、関連情報についても非ナレッジデータと同様に、適宜編集されてナレッジデータベースに追加される。このため、当該編集追加を繰り返していくことでナレッジデータベースが成長してデータ生成をより簡易に、しかもより高精度に行うことが可能となる。
【0044】
ところで、上記実施形態では、4つのデータ層および3つの関連情報によりナレッジデータベースを構成しているため、受注設計生産型の業態においてもデータ構造の理解が容易化されている。つまり、上位データ層でのデータ選択がその下のデータ層中のデータに直接的または派生的に与える影響を直観的に理解可能となっている。しかしながら、上記したように開発が進むにしたがってデータや関連情報が追加される。そのため、ナレッジデータベースが複雑化することは否めず、編集が困難となることもある。
【0045】
また、上位データ層でのデータ選択は下位データ層に対して連鎖的な影響を与え、しかも当該影響が直下のデータ層のみならず、さらに下位に位置するデータ層にも及ぶことがある。さらに、下位データ層でのデータ選択が上位のデータ層にどのような影響を与えるかという点を、データ生成時に考慮するのが望ましいこともある。このように、ある階層におけるデータ選択がどの階層のデータに影響を与えるかを理解することはデータ生成において重要であるが、データ数の増大にしたがって当該理解にはスキルが必要となってくる。
【0046】
そこで、図1のデータ生成システム1は2種類の見える化機能、つまり(1)上位データ層でのデータ選択が下位データ層に与える順方向の影響を視覚化する機能と、(2)逆に、下位データ層でのデータ選択が上位データ層に与える逆方向の影響を視覚化する機能とを備えている。これによって、スキルを有さない作業者であっても、ある階層におけるデータ選択が他の階層のデータにどのように影響を与えるかを直観的に理解可能となっている。
【0047】
図10図1のデータ生成システムにおける順方向の見える化機能を概念的に示す図である。このデータ生成システム1では、作業者がクライアント端末200の操作部230を操作して順方向の見える化機能を実行すると、システムサーバー100の制御ユニット110は予めメモリに記憶されている順方向見える化プログラムにしたがって動作する。より詳しくは、作業者が見える化を希望するデータ(例えば図10では仕向け地データ層中の仕向地E)がWEBブラウザで選択されると、当該選択データおよび当該選択データにより影響を受ける下位データ層のデータのみが表示部220に表示される(図10)。これにより選択データを起点に順方向に及ぶ影響が表示部220に表示された図表から直観的に、かつ容易に理解することができる。なお、図10に示す一例では、仕向け地を選択しているが、ユーザー要求データ層や製品仕様データ層のデータを選択すると、これを起点として順方向に及ぶ影響が表示部220に表示される。
【0048】
また、本画面において、各種仕様変更を行うこともできる。例えば、作業者によって仕向け地を仕向け地Eから仕向け地Bに変更したとする。この場合、図11に示すように、仕向け地データ層131より下位のデータ層が順番に書き換えられると共に、見える化プログラムによってユーザー要求データ層132における仕様変更の連鎖的影響が作業者に直観的に示される。また、図7のステップS6で説明したようなユーザー要求や製品仕様の設定変更も本画面において行うことができ、その場合にも図11のような連鎖的影響を作業者に直観的に理解させることができる。
【0049】
図12図1のデータ生成システムにおける逆方向の見える化機能を概念的に示す図である。このデータ生成システム1では、作業者がクライアント端末200の操作部230を操作して逆方向の見える化機能を実行すると、システムサーバー100の制御ユニット110は予めメモリに記憶されている逆方向見える化プログラムにしたがって動作する。より詳しくは、順方向と正反対の向きの見える化が実行される。つまり、作業者が見える化を希望するデータ(例えば図12ではコンフィグレーションデータ層中のコンフィグレーションデータB)がWEBブラウザで選択されると、当該選択データおよび当該選択データにより影響を受ける上位データ層のデータのみが表示部220に表示される(図12)。これにより選択データを起点に逆方向に及ぶ影響が表示部220に表示された図表から直観的に、かつ容易に理解することができる。なお、図12に示す一例では、コンフィグレーションデータを選択しているが、ユーザー要求データ層や製品仕様データ層のデータを選択すると、これを起点として逆方向に及ぶ影響が表示部220に表示される。
【0050】
なお、本画面においても各種仕様変更、ユーザー要求や製品使用の設定を変更することが可能である。たとえば、作業者がマウス等によりコンフィグレーションデータをデータBからデータEに変更すると、逆方向見える化プログラムは図12の画面を図13の画面に変更する。
【0051】
コンフィグレーションデータEを起点に逆方向にたどっていくと、コンフィグレーションデータBのときは不要だった、製品仕様Eが必要になることがわかる。また、ユーザー要求Bに対応していないことも分かる。コンフィグレーションデータを作成・編集する作業者は、図13の画面を参照することにより、コンフィグレーションデータの修正が上流側にどのような変更を及ぼすかを直観的に理解することができる。
【0052】
以上のように、見える化機能を設けたことによって、スキルを有さない作業者であっても、ある階層の選択データが他の階層のデータにどのように影響を与えるかを直観的に理解することができる。したがって、作業者は正確に項目設定を行うことができる。また、見える化機能によって関連情報の正誤や抜け等を判断し易くなり、関連情報の更新を適切に行うことが可能となっている。さらに、見える化機能によって表示部220に表示される図表を、ナレッジデータベースに設定されているデータを微調整する際の参考として用いることができる。これによってナレッジデータベースのブラッシュアップを効率的に行うことができる。
【0053】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、コンフィグレーションデータがXML形式で記述されているが、データ形式はこれに限定されるものではなく、CSV(Comma Separated Values)形式やINI形式などの他の形式であってもよい。また、コンフィグレーションデータがCSV形式やINI形式であれば、リレーショナルデータベースを用いるのが好適であるが、データベースの種類は上記したXMLデータベースやリレーショナルデータベースに限定されるものではなく、これもデータ形式と同様に、任意である。
【0054】
また、上記実施形態では、クライアント端末200を設け、当該クライアント端末200でWEBブラウザを起動して各種データ選択やデータ編集などを行っているが、クライアント端末200は本発明の必須構成ではない。つまり、システムサーバー100に表示部や操作部を装備させてシステムサーバー100で全処理を実行するように構成してもよい。
【0055】
また、上記実施形態では、基板処理装置の仕様として仕向け地、ユーザー要求及び製品仕様を設定し、これら3種類の仕様を階層構造化して記憶しているが、基板処理装置の仕様の種類や階層数については任意である。ただし、基板処理装置の仕様を2種類あるいは4種類以上で構成する場合には、上記実施形態と同様に、階層間での仕様の関連を示す関連情報を作成し、記憶部130に記憶しておく必要がある。
【0056】
さらに、上記実施形態では、ステップS6等で生成した、非ナレッジ化されていない関連性情報を暫定的に保持するだけで恒久的な情報として記憶することはなかった。しかし、本情報を、仕向け地−ユーザー要求関連情報テーブル135等のテーブルに恒久的な情報として反映させるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0057】
この発明は、基板処理装置の仕様に対応して基板処理装置を動作させるためのコンフィグレーションデータを生成するデータ生成技術全般に適用することができる。
【符号の説明】
【0058】
1…データ生成システム
100…システムサーバー
110…制御ユニット
111…表示制御部
112…仕様取得部
113…データ生成部
114…選択データ取得部
130…記憶部
131…仕向け地データ層
132…ユーザー要求データ層
133…製品仕様データ層
134…コンフィグレーションデータ層
135…仕向け地−ユーザー要求関連情報テーブル
136…ユーザー要求−製品仕様関連情報テーブル
137…製品仕様−コンフィグレーションデータ関連情報テーブル
220…表示部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
図12
図13