【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、重合直後に2乃至10mmの大きさを有するペレット形態を有し、樹脂全体の重量に対して300ppm以下の残留溶媒含有量を有するポリアリーレンスルフィドを提供する。
【0010】
本発明は、また、ジヨード芳香族化合物と硫黄化合物を含む反応物を重合反応させる段階;および前記重合された結果物を120乃至160℃で1乃至2時間乾燥する段階を含む、前記のようなポリアリーレンスルフィドを製造する方法を提供する。
【0011】
本発明において、前記反応物は、硫黄化合物100重量部に対して1乃至20重量部の重合停止剤を追加的に含むことができる。
【0012】
また、前記重合停止剤は、ジフェニルスルフィド(diphenyl sulfide)、ジフェニルエーテル(diphenyl ether)、ビフェニル(biphenyl)、ベンゾフェノン(benzophenone)、モノヨードアリール化合物(monoiodoaryl compound)、ベンゾチアゾール(benzothiazole)類、ベンゾチアゾールスルフェンアミド(benzothiazolesulfenamide)類、チウラム(thiuram)類、ジチオカルバメート(dithiocarbamate)類、およびジフェニルジスルファイドからなる群より選択される1種以上とすることができる。前記ジヨード芳香族化合物は、ジヨード化ベンゼン、ジヨード化ナフタレン、ジヨード化ビフェニル、ジヨード化ビスフェノール、およびジヨード化ベンゾフェノンからなる群より選択される1種以上とすることができる。
【0013】
また、本発明において、前記溶融重合反応させる段階は、温度180乃至250℃および圧力50乃至450torrの初期反応条件下で温度上昇および圧力降下を行って、最終反応条件である温度270乃至350℃および圧力0.001乃至20torrに変化させて、1乃至30時間重合反応を行う段階を含むことができる。前記重合反応は、ニトロベンゼン系触媒の存在下で行われることが好ましい。
【0014】
本発明は、また、前記ポリアリーレンスルフィドを成型して製造される製品を提供する。
【0015】
以下、本発明について、さらに詳細に説明する。
【0016】
本発明の発明者らは、優れた物性の発現および保持が可能なポリアリーレンスルフィドに関する研究を重ねて本発明を完成した。
【0017】
従来の製造方法では、N−メチルピロリドン(NMP)のような有機溶媒の存在下で、ジクロロ芳香族化合物と硫化ナトリウムなどを重合反応させてポリアリーレンスルフィドを製造し、このような重合反応後に、塩化ナトリウム(NaCl)およびオリゴマー(oligomer)を除去するための洗浄および乾燥などの過程を経て、粉末状態のポリアリーレンスルフィドを得た。しかし、このような粉末状態のポリアリーレンスルフィドは、以後の成型工程または使用中にアウトガスを相当量発生させて、最終製品に生産時、物性が良くないことがある。また、上記方法によれば、ポリアリーレンスルフィド中に残留する残留反応物または残留有機溶媒などによるポリアリーレンスルフィドの分解により、機械的物性をはじめとする高分子の物性低下が観察された。また、従来の方法は、アウトガスによって射出物の表面に染みが生じたり、モールドの表面に汚染物が生成したりするなどの問題点があって、このような射出物の表面の染みおよび汚染物の生成を防止するためには、射出工程を止めて、射出モールドを度々清掃しなければならなかった。また、アウトガスが臭いを招くことで、作業空間の環境を汚染させるという短所があった。
【0018】
この時、このような従来工程を通して製造されたポリアリーレンスルフィド内に含まれている残留溶媒としては、水分(水)、フェノール(phenol)、N−メチルピロリドン(NMP)、およびブチロラクトン(Butyrolactone)などがある。反面、本明細書の全体において、残留溶媒とは、水分(水)と有機溶媒を含む概念と定義する。特に、本発明ではN−メチルピロリドン(NMP)を含まない。
【0019】
一方、本発明者らは、上記のような従来の問題点に鑑みて、重合後の乾燥工程や、成型工程、または製品に適用して使用する時に、重合直後と比較して同等以上の優れた物性を示すことができるポリアリーレンスルフィドに関して研究を進めてきた。そのうち、本発明者らは重合されたポリアリーレンスルフィドが粉末形態でない一定の大きさのペレット形状を有していて、重合された樹脂内に含まれている残留溶媒の含有量が300ppm以下のポリアリーレンスルフィドの場合、優れた物性の発現および保持が可能であることを見つけた。
【0020】
このようなポリアリーレンスルフィドは、以下に述べる製造方法によって製造できるが、既存のように別途の有機溶媒を反応媒質として用いることなく、単量体を含む反応物を重合した後、短時間乾燥することによって容易に得ることができる。つまり、従来に知られた重合方法によって重合されたポリアリーレンスルフィドが、重合直後に粉末形態を有することとは異なって、本発明の上述した具体例によるポリアリーレンスルフィドは、重合直後に一定水準以上の大きさを有するペレット形態を有するようになる。また、このようなポリアリーレンスルフィドは重合時に反応媒質として有機溶媒を用いないだけでなく、重合直後に一定の大きさのペレット形状を有することで、相対的に空気と接触する表面積が小さくて、乾燥後空気からの水分吸収量なども大きくないので、残留溶媒含有量が非常に低く現れる。
【0021】
また、このようなポリアリーレンスルフィドは、成型時または成型製品の使用中、アウトガスの発生量が少ないだけでなく、樹脂内に含まれている残留有機溶媒に起因するポリアリーレンスルフィドの分解およびこれに伴う物性の低下も少ない。
【0022】
このような本発明の一具体例によるポリアリーレンスルフィドは、重合直後に2乃至10mmの大きさ(平均粒径)を有し、好ましくはペレット形態を有し、樹脂全体の重量に対して300ppm以下の残留溶媒含有量を有する。
【0023】
このように、本発明で提供するポリアリーレンスルフィドは、重合直後にペレット形状を有し、残留有機溶媒の含有量も300ppm以下と極少量であるので、比較的に小さい比表面積を有し、これによって乾燥工程における所要エネルギーおよび時間を短縮させることができる。それだけでなく、本発明のポリアリーレンスルフィドは、残留する有機溶媒の含有量も極少量であって、樹脂の乾燥、あるいは成型や使用中、残留溶媒による樹脂内の起泡形成、およびこれに伴うアウトガスの発生および物性の低下現象が少ない。
【0024】
ここで、本明細書の全体で明示的な記載がない限り、上記「重合直後」とは「単量体を含む反応物を重合および短時間の乾燥(140℃から160℃までの温度で1時間乃至2時間乾燥)を通じて準備された樹脂」と定義し、以降の別途の溶融加工または成型工程を経る前のことを意味する。
【0025】
そして、上記で「ペレット形態の大きさ」とは、重合直後のポリアリーレンスルフィドが有するペレット形態の長さ、幅、厚さ、または直径などの長さに関する多様な測定値の中で最も大きい値と定義することができる。一方、このような「ペレットの大きさ」は、「重合直後」に得られたペレット形態の樹脂に対する平均粒径を測定する方法によって算出でき、このような平均粒径の測定のために、例えば、後述する実験例に示されているようにバーニアカリパス(Vernier Calipers)を利用して測定した後、算出できる。
【0026】
また、本発明において、残留溶媒は、水および有機溶媒を含むことができるが、本発明の重合される特性上、重合溶媒として有機溶媒を用いないため、上記残留溶媒は大部分水である。したがって、上記300ppm以下の残留溶媒含有量のうち上記有機溶媒の含有量は0乃至0.1ppmであり、残量は水分(水)含有量でありうる。最も好ましくは、本発明のポリアリーレンスルフィドは有機溶媒含有量が0ppmでありうる。
【0027】
そして、このようなポリアリーレンスルフィドは、数平均分子量が3,000乃至1,000,000であり、好ましくは3,000乃至50,000でありうる。また、このようなポリアリーレンスルフィドは、数平均分子量に対する重量平均分子量と定義される分散度が2.0乃至4.0で、比較的に均一な分散度を有するポリアリーレンスルフィドでありうる。
【0028】
このような数平均分子量、および/または分散度値を有するポリアリーレンスルフィドは、分子量または溶融粘度によって多様な製品形態に製作されて応用できる。
【0029】
上述した具体例によるポリアリーレンスルフィドは優れた熱的安定性を示し、融点(Tm)が265乃至320℃、好ましくは268乃至290℃、さらに好ましくは270乃至285℃である。このように高い範囲で融点(Tm)を確保することによって、本発明のポリアリーレンスルフィドは、エンジニアリングプラスチックに適用時、高強度および向上した耐熱性などの優れた性能を発揮することができる。
【0030】
そして、上述した具体例によるポリアリーレンスルフィドは、40重量%のガラス繊維とコンパウンディング後、140℃温度でモールドを維持させた後射出した時、射出した試片の表面に肉眼で観察される染みが殆どない特徴がある。上記で「染み」とは、試片の表面の本来の生地に他の色や点などが混ざった跡などと定義される。
【0031】
また、このようなポリアリーレンスルフィドの熱的特性は、使用中または成型前後にも大きい変化なしに維持されて、優れた熱安定性が要求される発熱家電製品、LEDランプソケット、およびモータインシュレータなどの製品の成型分野に有用に用いることができる。
【0032】
そして、上述した具体例によるポリアリーレンスルフィドは、引張強度値も従来の樹脂を射出した場合より高く現れる。また、このようなポリアリーレンスルフィドの機械的特性は、成型前後または使用中にも大きい変化なしに維持されて、高い機械的強度が要求される自動車用部品、電子機器のハウジング、およびCDレーザーピックアップスライディングハウジングなどの成型分野に有用に用いることができる。
【0033】
一方、本発明の他の具体例によって、ジヨード芳香族化合物と硫黄化合物を含む反応物を重合反応させる段階;および前記重合された結果物を120乃至160℃で1乃至2時間乾燥する段階を含む、上述した具体例によるポリアリーレンスルフィドを製造する方法を提供する。
【0034】
このような製造方法においては、反応媒質として有機溶媒などを用いず、単量体を含む反応物が重合されてポリアリーレンスルフィドが製造される。したがって、重合反応後に有機溶媒を除去するなどの工程を行う必要がなく、また、粉末形態でないペレット形態のポリアリーレンスルフィドを別途の加工や成型工程なしに直ちに得ることができる。
【0035】
上記ペレット形態のポリアリーレンスルフィドは、空気接触面積が小さくて、水分を含む残留溶媒含有量が非常に低いという特徴がある。特に、本発明は、重合後ポリアリーレンスルフィドの乾燥工程を最適化して、上記低い残留溶媒含有量を有する一定の大きさのペレット形態のポリアリーレンスルフィドを得ることができる。
【0036】
一方、本発明は、重合反応させる段階で反応物に追加的に重合停止剤を含むことができる。この時、重合停止剤の含有量の範囲は、硫黄化合物100重量部に対して1乃至20重量部で含まれる。重合停止剤の含有量が1重量部未満であれば、重合停止剤の添加による効果が微々たるものであり、20重量部を超える場合、過度に分子量が低いポリアリーレンスルフィドが製造されうる。
【0037】
上記重合停止剤は、重合される高分子に含まれるヨード基を除去して重合を中止させることができる化合物であれば、その構成の限定はないが、好ましくは、ジフェニルスルフィド(diphenyl sulfide)、ジフェニルエーテル(diphenyl ether)、ビフェニル(biphenyl:or diphenyl)、ベンゾフェノン(benzophenone)、モノヨードアリール化合物(monoiodoaryl compound)、ベンゾチアゾール(benzothiazole)類、ベンゾチアゾールスルフェンアミド(benzothiazolesulfenamide)類、チウラム(thiuram)類、ジチオカルバメート(dithiocarbamate)類、およびジフェニルジスルファイドからなる群より選択される1種以上とすることができる。さらに好ましくは、上記重合停止剤は、ヨードビフェニル(iodobiphenyl)、ヨードフェノール(iodophenol)、ヨードアニリン(iodoaniline)、ヨードベンゾフェノン(iodobenzophenone)、2− メルカプトベンゾチアゾール(2−mercaptobenzothiazole)、2,2’−ジチオビスベンゾチアゾール(2,2’−dithiobisbenzothiazole)、N−シクロヘキシルベンゾチアゾール−2−スルフェンアミド(N−cyclohexylbenzothiazole−2−sulfenamide)、2−モルホリノチオベンゾチアゾール(2−morpholinothiobenzothiazole)、N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアゾール−2−スルフェンアミド(N,N−dicyclohexylbenzothiazole−2−sulfenamide)、テトラメチルチウラムモノスルフィド(tetramethylthiuram monosulfide)、テトラメチルチウラムジスルフィド(tetramethylthiuram disulfide)、亜鉛ジメチルジチオカルバメート(Zinc dimethyldithiocarbamate)、亜鉛ジエチルジチオカルバメート(Zinc diethyldithiocarbamate)、ジベンゾチアジルジスルファイド(Dibenzothiazyl Disulfide:同意語benzothiazyl Disulfide)、およびジフェニルジスルファイド(diphenyl disulfide)からなる群より選択される1種以上とすることができる。
【0038】
さらに好ましくは、上記重合停止剤は、ジフェニルスルフィド(diphenyl suldife)、ジフェニルエーテル(diphenyl ether)、ジベンゾチアジルジスルファイド(Dibenzothiazole Disulfide)、またはビフェニル(biphenyl)とすることができ、このような重合停止剤は、フェニルの間の作用基が電子ドナー(electron donor)と機能して、重合反応の反応性がさらに高く現れる。
【0039】
一方、このようなポリアリーレンスルフィドの重合反応に使用可能なジヨード芳香族化合物は、ジヨード化ベンゼン(diiodobenzene;DIB)、ジヨード化ナフタレン(diiodonaphthalene)、ジヨード化ビフェニル(diiodobiphenyl)、ジヨード化ビスフェノール(diiodobisphenol)、およびジヨード化ベンゾフェノン(diiodobenzophenone)からなる群より選択される1種以上を使用することができるが、これに限定されず、これら化合物にアルキル基(alkylgroup)やスルホン基(sulfone group)などが置換基として結合しているか、またはアリール化合物に酸素や窒素などの原子を含む形態のジヨード芳香族化合物も使用することができる。この時、上記ジヨード芳香族化合物は、ヨード原子が結合した位置によって種々のジヨード化合物の異性体(isomer)があるが、この中で最も好ましいものは、パラジヨード化ベンゼン(pDIB;p−diiodobenzene)、2,6−ジヨードナフタレン、またはp、p’−ジヨードビフェニルのように、分子の両端に最も遠い距離で対称的にヨードが結合している化合物を使用することができる。
【0040】
そして、本発明で使用可能な硫黄化合物の形態には制限がない。通常、硫黄は常温で原子8個が連結された環形態(cyclooctasulfur;S8)で存在するが、そうでなくても商業的に使用可能な固体または液体状態の硫黄であれば、どんな形態でも差し支えない。
【0041】
また、本発明において、ジヨード芳香族化合物は、硫黄化合物100重量部に対して1000乃至1400重量部で使用することができる。上記ジヨード芳香族化合物の含有量が1000重量部未満であれば、副反応が発生する問題があり、1400重量部を超えれば、反応基を所望する温度まで加熱するのが困難である問題がある。
【0042】
一方、このような重合段階において、ジヨード芳香族化合物、硫黄化合物、および重合停止剤を含む反応物を重合が開始できる条件であれば、その重合反応条件はその構成の限定がない。好ましくは、重合段階は、昇温減圧反応条件下で行うことができるが、この場合、温度180乃至250℃および圧力50乃至450torrの初期反応条件で温度上昇および圧力降下を行って、最終反応条件である温度270乃至350℃および圧力0.001乃至20torrに変化させて、1乃至30時間行うことができる。
【0043】
このような昇温減圧条件下で重合反応を行う場合、熱的安定性が優秀なこととなり、リサイクルのために溶融する場合にも溶融粘度の変化率が0以上となって、機械的物性がリサイクル前と比べて同等以上となる。
【0044】
また、本発明によれば、重合前に各反応物に対する溶融混合段階を追加的に行うことができる。このような溶融混合は、上述した反応物が全て溶融混合できる条件であれば、その構成の限定はないが、好ましくは、130℃乃至200℃の温度で行うことができる。
【0045】
このように重合前に溶融混合段階を行うことで、溶融重合反応がさらに容易に行える。
【0046】
一方、上述した具体例によるポリアリーレンスルフィドの製造方法において、重合反応はニトロベンゼン系触媒の存在下で行える。また、上述のように、重合反応前に溶融混合段階を経る場合、上記触媒は溶融混合段階で追加可能である。重合反応において、ニトロベンゼン系触媒の存在下でポリアリーレンスルフィドを重合する場合、無触媒下で重合する場合よりも高い融点を有するポリアリーレンスルフィドを製造することができるという事実を発見した。ポリアリーレンスルフィドの融点が低い場合、製品の耐熱性に問題があるため、耐熱性が必要なポリアリーレンスルフィドの製造のためにはニトロベンゼン系触媒の存在下で重合反応を行うことができる。ニトロベンゼン系触媒の種類としては、1,3−ジヨード−4−ニトロベンゼン、または1−ヨード−4−ニトロベンゼンなどが挙げられるが、上述した例に限定されることではない。
【0047】
そして、上述した方法によって製造されたポリアリーレンスルフィドは、溶融重合直後に2乃至10mmの大きさ(平均粒径)を有するペレット形態を有し、樹脂全体の重量に対して300ppm以下の残留溶媒含有量を有する。
【0048】
また、このような方法によって製造されたポリアリーレンスルフィドの数平均分子量、数平均分子量に対する重量平均分子量と定義される分散度、融点、水および有機溶媒を含む残留溶媒の含有量、引張強度などの特性は、上述したポリアリーレンスルフィドの具体例で言及したことと同一である。
【0049】
本発明は、また、上記ポリアリーレンスルフィドを成型して製造される製品を提供し、上記製品は成型品、フィルム、シート、または繊維形態とすることができる。本発明のポリアリーレンスルフィドは、射出成型、押出成型などの方法によって各種成型品に加工して利用することができる。成型品としては、射出成型品、押出成型品、ブロー成型品とすることができる。射出成型する場合の金型温度としては、結晶化の観点から、30℃以上が好ましく、60℃以上がより好ましく、80℃以上がさらに好ましい。また、試験片の変形の観点から、射出成型時の金型温度は、190℃以下が好ましく、170℃以下がより好ましく、160℃以下がさらに好ましい。また、これら成型品は、電気・電子部品、建築部材、自動車部品、機械部品、日用品などとして利用することができる。そして、これら射出成型品は、ガラス繊維(glass fiber)または無機充填剤(mineral filler)などのような充填物と共にコンパウンディングされた後成型することができる。この時、前記充填物の包含量は限定されないが、ポリアリーレンスルフィド樹脂の優れた物性を保持しながらも、引張強度などの機械的強度などを高めるために、全体コンパウンディング組成物内に10乃至70重量%、好ましくは30乃至65重量%の含有量で含むことができる。その他に、成型品には通常使用される滑剤や酸化安定剤などの添加剤を含むことができ、その種類と含有量が限定されることではない。
【0050】
上記成型品がフィルム、またはシートとして提供される場合、未延伸、1軸延伸、2軸延伸などの各種フィルム、及びシートに製造することができる。上記成型品が繊維である場合は、未延伸糸、延伸糸、超延伸糸など各種繊維にして、織物、編物、不織布(スポンボンド、メルトブロー、ステープル)、ロープ、ネットとして利用することができる。