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特許5969934自動取引装置及び自動取引装置のシステム情報の復元方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5969934
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】自動取引装置及び自動取引装置のシステム情報の復元方法
(51)【国際特許分類】
   G07D 9/00 20060101AFI20160804BHJP
   G06Q 20/18 20120101ALI20160804BHJP
【FI】
   G07D9/00 451B
   G07D9/00 456B
   G07D9/00 451A
   G06Q20/18
【請求項の数】2
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2013-30799(P2013-30799)
(22)【出願日】2013年2月20日
(65)【公開番号】特開2014-160375(P2014-160375A)
(43)【公開日】2014年9月4日
【審査請求日】2015年2月4日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092152
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 毅巖
(72)【発明者】
【氏名】山本 英彦
【審査官】 大谷 謙仁
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−164209(JP,A)
【文献】 特開2013−084234(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07D 9/00
G06Q 20/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホストコンピュータと通信可能に接続され、取引処理を実行する自動取引装置において、
当該装置自身の動作環境に関するシステム情報を記憶する記憶部と、
当該装置を識別する識別情報が対応付けられて、前記システム情報を保持する前記ホストコンピュータに対して、前記識別情報に基づき検索させた前記システム情報の送信要求を通知し、前記ホストコンピュータから、前記識別情報を検索して確認したことを表す前記識別情報の確認通知を受信する送信要求部と、
前記送信要求に基づき前記ホストコンピュータから送信された前記システム情報を受け付けて、前記記憶部に前記システム情報を復元する復元部と、
前記ホストコンピュータに対して、前記記憶部が記憶している前記システム情報を圧縮し、前記識別情報を対応付けて、圧縮した前記システム情報を移転して、前記ホストコンピュータに前記システム情報を事前に保持させ、前記ホストコンピュータから前記システム情報の格納完了通知を受信し、また、前記記憶部が記憶している前記システム情報が更新されると、更新された前記システム情報を圧縮して、前記ホストコンピュータに移転する移転部と、
を有することを特徴とする自動取引装置。
【請求項2】
ホストコンピュータと通信可能に接続され、取引処理を実行する自動取引装置のシステム情報の復元方法において、
前記自動取引装置を識別する識別情報が対応付けられて、前記自動取引装置自身の動作環境に関する前記システム情報を保持する前記ホストコンピュータに対して、前記識別情報に基づき検索させた前記システム情報の送信要求を通知して、前記ホストコンピュータから、前記識別情報を検索して確認したことを表す前記識別情報の確認通知を受信し
前記送信要求に基づき前記ホストコンピュータから送信された前記システム情報を受け付けて、前記自動取引装置が有する、情報を記憶する記憶部に前記システム情報を復元し、
前記ホストコンピュータに対して、前記記憶部が記憶している前記システム情報を圧縮し、前記識別情報を対応付けて、圧縮した前記システム情報を移転して、前記ホストコンピュータに前記システム情報を事前に保持させ、前記ホストコンピュータから前記システム情報の格納完了通知を受信し、また、前記記憶部が記憶している前記システム情報が更新されると、更新された前記システム情報を圧縮して、前記ホストコンピュータに移転する、
ことを特徴とする自動取引装置のシステム情報の復元方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホストコンピュータと通信可能に接続され、取引処理を実行する自動取引装置及び当該自動取引装置のシステム情報の復元方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動取引装置(ATM(Automated Teller Machine))は、現在、金融機関に限らず、コンビニエンスストア、駅構内等の様々な場所に設置されて、ホストコンピュータと通信可能に接続されている。このような自動取引装置は、顧客から、振り込み、支払い等の取引処理にて利用されるキャッシュカード等の取扱媒体と共に暗証番号を受け付けると、ホストコンピュータに対して暗証番号の認証要求を通知する。ホストコンピュータは、当該要求に応じて、通知された暗証番号を適切に認証すると、自動取引装置は、顧客から指定された取引処理を実行することができる。
【0003】
また、自動取引装置は、各種情報の記憶に、記憶装置として、例えば、ハードディスクドライブ(HDD(Hard Disk Drive))が利用されている。自動取引装置を新たに設置する際には、HDDに対して、CD(Compact Disk)等の記録媒体からOS(Operation System)等が導入されて、個別の設定が行われる。また、自動取引装置のHDDには、所定の処理を実行するアプリケーションソフト、顧客の取引に関する取引ジャーナル、ログデータ等も記憶される。また、このようにしてHDDに導入されたOS、設定情報、アプリケーションソフト、取引ジャーナル、ログデータ等のシステムファイル(システム情報)はその後の顧客の取引案件等に伴い、更新を要する場合がある。自動取引装置では、HDDのシステムファイルの更新は、ホストコンピュータから受信した更新ファイルとの差分情報に基づいて行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
このように、様々な場所に設置される自動取引装置は無人であることが多いことから、OS等の初期導入時に利用されるCDを、セキュリティを考慮して、自動取引装置の設置先に保管することはできない。また、更新ファイルは、ホストコンピュータから配信される。したがって、自動取引装置のシステムファイルは、当該自動取引装置の記憶装置内のみに存在することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−210172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、自動取引装置の記憶装置であるHDDは、機械的機構を利用しているために、温度、湿度等の環境並びに外部からの衝撃等に起因して故障が生じてしまう恐れがある。
【0007】
自動取引装置において、当該記憶装置が故障し、新たに取り換えた記憶装置に対してシステムファイルを再度導入する等のシステムファイルの復元作業は、既述の通り、システムファイルが自動取引装置の(取り換え前の)記憶装置内のみに存在しているために、容易に行うことが難しく、例えば、半日から1日といった長時間を要する。
【0008】
また、自動取引装置は端末ごとに設定が異なる。このため、急な記憶装置の故障により自動取引装置に保守の担当者が駆けつけても、設定情報が不明な場合には、上記と同様に、復元作業には長時間を要する。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みて、システム情報の復元を容易に行うことができる自動取引装置及び自動取引装置のシステム情報の復元方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、ホストコンピュータと通信可能に接続され、取引処理を実行する自動取引装置において、当該装置自身の動作環境に関するシステム情報を記憶する記憶部と、当該装置を識別する識別情報が対応付けられて、前記システム情報を保持する前記ホストコンピュータに対して、前記識別情報に基づき検索させた前記システム情報の送信要求を通知し、前記ホストコンピュータから、前記識別情報を検索して確認したことを表す前記識別情報の確認通知を受信する送信要求部と、前記送信要求に基づき前記ホストコンピュータから送信された前記システム情報を受け付けて、前記記憶部に前記システム情報を復元する復元部と、前記ホストコンピュータに対して、前記記憶部が記憶している前記システム情報を圧縮し、前記識別情報を対応付けて、圧縮した前記システム情報を移転して、前記ホストコンピュータに前記システム情報を事前に保持させ、前記ホストコンピュータから前記システム情報の格納完了通知を受信し、また、前記記憶部が記憶している前記システム情報が更新されると、更新された前記システム情報を圧縮して、前記ホストコンピュータに移転する移転部と、を有する自動取引装置が提供される。
【0011】
また、上記目的を達成するために、上記の自動取引装置のシステム情報の復元方法が提供される。
【発明の効果】
【0012】
上記の自動取引装置及び自動取引装置のシステム情報の復元方法によれば、システム情報を容易に復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】第1の実施の形態における自動取引システムの概略図である。
図2】第2の実施の形態における自動取引システムの一例を示す図である。
図3】第2の実施の形態における自動取引システムのATMのハードウェア構成例を示す図である。
図4】第2の実施の形態における自動取引システムのホストコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
図5】第2の実施の形態における初期設定時及びメンテナンス時のATM及びホストコンピュータが備える機能を示す機能ブロック図である。
図6】第2の実施の形態におけるATMで実行される初期設定処理を示すフローチャートである。
図7】第2の実施の形態におけるATMで実行されるシステムファイル圧縮処理を示すフローチャートである。
図8】第2の実施の形態におけるATMで実行されるシステムファイル送信処理及びホストコンピュータで実行されるシステムファイル格納処理を示すフローチャートである。
図9】第2の実施の形態におけるATMで実行されるメンテナンス処理を示すフローチャートである。
図10】第2の実施の形態におけるシステムファイルの復元時のATM及びホストコンピュータが備える機能を示す機能ブロック図である。
図11】第2の実施の形態におけるATMで実行されるシステムファイル復元処理を示すフローチャートである。
図12】第2の実施の形態におけるATMで実行されるシステムファイル取得処理及びホストコンピュータで実行されるシステムファイル検索処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図面を参照して、実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
自動取引装置は、当該自動取引装置自身の動作環境に関するシステム情報を予め保持するホストコンピュータと通信可能に接続されており、当該システム情報の送信要求をホストコンピュータに送信する。自動取引装置は、当該送信要求に基づきホストコンピュータから受け付けた当該システム情報を記憶部に復元することができるものである。
【0015】
このような自動取引装置について、図1を用いて説明する。
図1は、第1の実施の形態における自動取引システムの概略図である。
なお、図1(A)は自動取引システムが備える構成を、図1(B)はこのような自動取引システムで実行される復元方法をそれぞれ表している。
【0016】
自動取引システム10は、図1(A)に示されるように、自動取引装置20と、当該自動取引装置20と通信可能に接続されているホストコンピュータ30とにより構成されている。
【0017】
自動取引装置20は、顧客からの操作入力に応じて取引処理を実行することができるものである。このような自動取引装置20は、記憶部21と、送信要求部22、復元部23、移転部24を備える。
【0018】
記憶部21は、情報を記憶する、例えば、HDDである。
送信要求部22は、自動取引装置20自身の動作環境に関するシステム情報を予め保持するホストコンピュータ30に対して、システム情報の送信要求を通知する。システム情報は、例えば、OS、所定の処理を実行するアプリケーションソフト、自動取引装置20ごとの設定情報、取引ジャーナル、ログデータ等を含むシステムファイルである。
【0019】
復元部23は、送信要求に基づきホストコンピュータ30から送信されたシステム情報を受け付けて、記憶部21にシステム情報を復元する。
移転部24は、ホストコンピュータ30に対して、事前に、記憶部21が予め記憶していたシステム情報を移転して、ホストコンピュータ30にシステム情報を保持させる。なお、移転部24は、記憶部21が予め記憶していたシステム情報をコピーして、当該コピーのシステム情報を移転する。
【0020】
また、ホストコンピュータ30は、自動取引装置20の取引処理等の管理を行うものである。このようなホストコンピュータ30は、記憶部31と、検索部32、情報送信部33、格納実行部34を備える。
【0021】
記憶部31は、予め、自動取引装置20のシステム情報Fを記憶している、例えば、HDDである。なお、記憶部31が記憶する自動取引装置20のシステム情報Fは、例えば、自動取引装置20から事前に移転されたものである。
【0022】
検索部32は、自動取引装置20の送信要求部22からの送信要求に基づき、送信対象のシステム情報を記憶部31から検索する。
情報送信部33は、検索部32が検索したシステム情報を自動取引装置20に送信する。
【0023】
格納実行部34は、自動取引装置20から移転されたシステム情報を記憶部31に格納する。
なお、少なくとも自動取引装置20の送信要求部22と、復元部23、移転部24並びにホストコンピュータ300の検索部32と、情報送信部33、格納実行部34は、自動取引装置20並びにホストコンピュータ30が備える図示しないCPU(Central Processing Unit)によって読み取りプログラムが実行されることにより、その処理機能が実現される。
【0024】
このような自動取引装置20及びホストコンピュータ30により実行されるシステム情報の復元方法について図1(B)を用いて説明する。
まず、ホストコンピュータ30に対して行われる自動取引装置20のシステム情報Fの移転について説明する。
【0025】
自動取引装置20の移転部24は、記憶部21に記憶されているシステム情報Fのコピーをホストコンピュータ30に移転する(ステップS1)。
ホストコンピュータ30は、自動取引装置20から移転されたシステム情報Fを受け付けて、記憶部31に保持させる(ステップS2)。
【0026】
このような自動取引装置20は、例えば、記憶部21に記憶するシステム情報Fがホストコンピュータ30との通信を通じて更新されるごとに、ステップS1,S2の処理により、自動取引装置20のシステム情報Fをホストコンピュータ30に移転する。これにより、自動取引装置20の記憶部21及びホストコンピュータ30の記憶部31には、共通するシステム情報Fが記憶されることになる。
【0027】
また、自動取引装置20の記憶部21に故障が生じて、新しい記憶部21に取り換える場合には、取り換えた後、自動取引装置20では、送信要求部22がホストコンピュータ30に対して、システム情報Fの送信要求を通知する(ステップS3)。
【0028】
ホストコンピュータ30は、当該送信要求に基づき、記憶部31からシステム情報Fの検索を行い(ステップS4)、システム情報Fを自動取引装置20に送信する(ステップS5)。
【0029】
自動取引装置20では、復元部23がホストコンピュータ30から送信されたシステム情報Fを記憶部21に復元する(ステップS6)。
上記の処理後、自動取引装置20では、記憶部21に復元したシステム情報Fが読み込まれる。自動取引装置20は、システム情報に基づいて、所定の動作を行うことができるようになる。
【0030】
なお、自動取引装置20の記憶部21のシステム情報Fは適宜圧縮された状態で、ホストコンピュータ30に移転されて、ホストコンピュータ30は圧縮した状態のシステム情報Fを記憶する。また、自動取引装置20は、圧縮した状態のシステム情報Fがホストコンピュータ30から送信されると、当該システム情報Fを適宜解凍して記憶部21に復元される。
【0031】
このように自動取引装置20は、当該自動取引装置自身の動作環境に関するシステム情報Fを予め保持するホストコンピュータ30と通信可能に接続されて、記憶部21を有しており、送信要求部22によりホストコンピュータ30に対して、システム情報Fの送信要求を通知し、復元部23により送信要求に基づきホストコンピュータ30から送信されたシステム情報Fが記憶部21に復元される。
【0032】
これにより、自動取引装置20の記憶部21に対するシステム情報を容易、かつ、確実に復元することができるようになる。
また、自動取引装置20は、記憶部21に記憶されているシステム情報Fが、例えば、更新されるごとに、移転部24により当該システム情報Fのコピーが、ホストコンピュータ30に移転される。このようにしてホストコンピュータ30は、自動取引装置20のシステム情報を保持することができるようになる。
【0033】
これにより、自動取引装置20の記憶部21とホストコンピュータ30の記憶部31とがそれぞれ記憶するシステム情報Fは常に同期され、自動取引装置20の記憶部21のシステム情報Fを復元すると常に最新のシステム情報Fが復元されるようになる。
【0034】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の自動取引装置の一例としてATMの場合についてより具体的に説明する。
【0035】
まず、自動取引システムについて、図2を用いて説明する。
図2は、第2の実施の形態における自動取引システムの一例を示す図である。
金融機関における自動取引システム100には、図2に示すように、複数のATM200(図2ではその内の1台を図示)が備えられ、各ATM200はホストコンピュータ300と金融系ネットワーク500を介して接続されている。
【0036】
ATM200の前面には、受付画面等を表示する表示部220aと、キャッシュカードが挿入/排出されるカード挿入/排出口40a、通帳が挿入/排出される通帳挿入/排出口50a、硬貨が入出金される硬貨入出金口60a、紙幣が入出金される紙幣入出金口70aが設けられている。
【0037】
ホストコンピュータ300には、外部記憶装置400が外付けされており、ホストコンピュータ300は外部記憶装置400に対して情報を記憶させ、または、記憶されている情報を取り出すことができる。
【0038】
次に、自動取引システム100のATM200のハードウェア構成について図3を用いて説明する。
図3は、第2の実施の形態における自動取引システムのATMのハードウェア構成例を示す図である。
【0039】
ATM200は、ATM200で実行される処理の制御を行う制御ユニット210と、ユーザからの操作入力を受け付け、並びに、受付画面等を表示する表示ユニット220を有する。また、キャッシュカードをカード挿入/排出口40aから挿入・排出するカード処理ユニット230と、通帳を通帳挿入/排出口50aから挿入・排出する通帳処理ユニット240、硬貨を硬貨入出金口60aから入出金する硬貨処理ユニット250、紙幣を紙幣入出金口70aから入出金する紙幣処理ユニット260を有する。
【0040】
制御ユニット210は、CPU210aと、RAM(Random Access Memory)210b、HDD210c、グラフィック処理部210d、入出力インタフェース210e、ホスト通信制御部210fを備えており、これらの各部はバス210gで相互に接続されている。
【0041】
CPU210aは、HDD210c等の記憶媒体に記憶された各種プログラムを実行することにより、このATM200全体を統括的に制御する。
RAM210bには、CPU210aに実行させるOS並びにプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM210bには、CPU210aによる処理に必要な各種データが格納される。
【0042】
HDD210cには、ATM200上のOSやアプリケーションのプログラムが格納される。また、HDD210cには、CPU210aによる処理に必要な各種情報が格納される。
【0043】
グラフィック処理部210dには、表示ユニット220が接続されている。グラフィック処理部210dは、CPU210aからの命令に従って所定の画面を表示ユニット220の表示部220aに表示させる。
【0044】
入出力インタフェース210eには、表示ユニット220の入力検知部220bと、カード処理ユニット230、通帳処理ユニット240、硬貨処理ユニット250、紙幣処理ユニット260が接続されている。また、入出力インタフェース210eは、可搬型記録媒体270への情報の書き込み、及び可搬型記録媒体270への情報の読み出しが可能な可搬型記録媒体インタフェースと接続可能になっている。入出力インタフェース210eは、バス210gを介してCPU210aからの制御信号を各ユニットに通知し、各ユニットからの信号を同様にCPU210aに通知する。
【0045】
ホスト通信制御部210fは、ATM200の管理等を行うホストコンピュータ300と金融系ネットワーク500を介して通信可能に接続されており、ホストコンピュータ300と信号の送受信を行う。
【0046】
続いて、その他の各ユニットについて説明する。
表示ユニット220は、表示部220aと入力検知部220bとを備え、グラフィック処理部210dと入出力インタフェース210eにそれぞれ接続されている。
【0047】
表示部220aは、グラフィック処理部210dからの画面情報に基づいて画面を表示する。
入力検知部220bは、表示部220aが表示する画面に対するユーザのタッチを検知する。なお、入力検知部220bが検知した画面のタッチ位置に表示されている取引内容が制御ユニット210のCPU210aで実行される。
【0048】
カード処理ユニット230は、カード挿入/排出口40aからユーザにより挿入されたキャッシュカードに対して情報の読み出し等の処理を実行する。また、カード処理ユニット230は、読み出し等の処理が完了したら、キャッシュカードを搬送させてカード挿入/排出口40aから排出してユーザに返却する。なお、カード処理ユニット230の詳細については後述する。
【0049】
通帳処理ユニット240は、通帳挿入/排出口50aからユーザにより挿入された通帳を所定位置まで搬送し、ユーザからの取引実行指示に応じて実行された取引の履歴等を通帳の頁に印字する。また、通帳処理ユニット240は、取引履歴等の記録が完了した通帳を搬送して、通帳挿入/排出口50aから排出して、ユーザに返却する。
【0050】
硬貨処理ユニット250及び紙幣処理ユニット260は、ATM200で実行した取引に応じて、当該取引の形式に基づく金額に対応する硬貨及び紙幣の入金または出金を硬貨入出金口60a及び紙幣入出金口70aに対して実行する。
【0051】
次に、ATM200が接続されているホストコンピュータ300のハードウェア構成について図4を用いて説明する。
図4は、第2の実施の形態における自動取引システムのホストコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
【0052】
ホストコンピュータ300は、CPU310aと、RAM310b、HDD310c、例えば、モニタ等の表示部500iが接続されたグラフィック処理部310d、キーボード、マウス等の入力部500j、可搬型記録媒体600に対する情報の読み出し及び書き込みが可能な可搬型記録媒体インタフェースが接続された入出力インタフェース310e、通信制御部310fをそれぞれ備えている。これらの各部はバス310gで相互にそれぞれ接続されている。
【0053】
さらに、ホストコンピュータ300では、入出力インタフェース310eに外部記憶装置400が接続されており、ホストコンピュータ300は、外部記憶装置400に対して、情報を記憶させ、また、記憶されている情報を取り出すことができる。
【0054】
なお、通信制御部310fは金融系ネットワーク500を介してそれぞれATM200のホスト通信制御部210fと通信を実行する。
次に、このような構成を有するATM200及びホストコンピュータ300が備える機能について説明する。
【0055】
まず、ATM200の初期設定時及びメンテナンス時のATM200及びホストコンピュータ300が備える機能について図5を用いて説明する。
図5は、第2の実施の形態における初期設定時及びメンテナンス時のATM及びホストコンピュータが備える機能を示す機能ブロック図である。
【0056】
まず、ATM200は、記憶部211と、入力受付部212、設定処理部213、圧縮処理部214、ファイル送信処理部215、送信部216、受信部217を有する。
記憶部211は、入力された情報、任意の処理により生成された情報等を記憶する。
【0057】
入力受付部212は、入出力インタフェース210eを介して、入力された情報を受け付ける。
設定処理部213は、記憶部211に対して、入力受付部212が受け付けたOSの導入、設定情報の保存等を行う。
【0058】
圧縮処理部214は、記憶部211に記憶されているシステムファイルを圧縮する。
ファイル送信処理部215は、ホストコンピュータ300に送信するために圧縮されたシステムファイルを出力する。
【0059】
送信部216は、ファイル送信処理部215から受け付けた圧縮されたシステムファイルをホストコンピュータ300に送信する。
受信部217は、ホストコンピュータ300から送信された情報を受信する。
【0060】
また、ホストコンピュータ300は、記憶部311と、更新ファイル配信処理部312、格納処理部313、受信部314、送信部315を有する。
記憶部311は、入力された情報、任意の処理により生成された情報等を記憶する。
【0061】
更新ファイル配信処理部312は、ATM200に対して、ATM200が保持するシステムファイルの更新ファイル(差分)の配信を行う。
格納処理部313は、ATM200から送信された圧縮されたシステムファイルを外部記憶装置400に対して格納させる。
【0062】
受信部314及び送信部315は、それぞれ、ATM200に対して情報を受信及び送信する。
このような機能を有するATM200により、例えば、ATM200を新たに設置する場合等により、ATM200で実行される初期設定処理について図6を用いて説明する。
【0063】
図6は、第2の実施の形態におけるATMで実行される初期設定処理を示すフローチャートである。
[ステップS110] 設定処理部213が、例えば、可搬型記録媒体270を介して入力受付部212が受け付けたOS、その他、必要なファイルを記憶部211に導入する。
【0064】
[ステップS120] 入力受付部212は、当該ATM200に対する初期設定を受け付ける。設定処理部213は、入力受付部212が受け付けた初期設定に関する情報を記憶部211に記憶させる。
【0065】
[ステップS130] 圧縮処理部214は、記憶部211に記憶されたOS、初期設定に関する情報等を含むシステムファイルを圧縮する。
[ステップS140] ファイル送信処理部215は、圧縮処理部214が圧縮したシステムファイルを送信部216からホストコンピュータ300に送信する。
【0066】
次いで、ATM200の圧縮処理部214で実行される図6のシステムファイル圧縮処理(ステップS130)の詳細について図7を用いて説明する。
図7は、第2の実施の形態におけるATMで実行されるシステムファイル圧縮処理を示すフローチャートである。
【0067】
なお、図7(A)はシステムファイル圧縮処理、図7(B)は図7(A)中で実行される圧縮処理のフローチャートをそれぞれ表している。
まず、システムファイル圧縮処理(図7(A))は以下の手順により実行される。
【0068】
[ステップS131] 圧縮処理部214は、記憶部211から圧縮対象となるファイルを選択する。
[ステップS132] 圧縮処理部214は、記憶部211において、対象ファイルの圧縮後の出力先のファイルを指定する。
【0069】
[ステップS133] 圧縮処理部214は、ステップS131で選択したファイルに対して圧縮処理を実行する。
さらに、ステップS133の圧縮処理(図7(B))では以下に示す手順の処理が実行される。
【0070】
[ステップS133a] 圧縮処理部214は、ステップS131で選択した対象ファイルを開封(オープン)する。
[ステップS133b] 圧縮処理部214は、ステップ133aで開封したファイルのうち、主力となるファイルを開封する。
【0071】
[ステップS133c] 圧縮処理部214は、対象ファイルから1レコード分を読み込む。
[ステップS133d] 圧縮処理部214は、対象ファイルの全ての読み込みが完了したか否かを判定する。
【0072】
次の処理は、全ての読み込みが完了していないことが判定されると、ステップS133eの処理が実行され、完了していることが判定されると、ステップS133gの処理が実行される。
【0073】
[ステップS133e] 圧縮処理部214は、ステップS133cで読み込んだ1レコードを圧縮する。
[ステップS133f] 圧縮処理部214は、ステップS133eで圧縮したレコードをステップS132で指定した出力先に書き込む。
【0074】
その後は、ステップS133cの処理が再び実行される。
[ステップS133g] 圧縮処理部214は、ステップS133aで開封した対象ファイルを閉じる。
【0075】
[ステップS133h] 圧縮処理部214は、ステップ133bで開封した主力となるファイルを閉じる。
次いで、ATM200のファイル送信処理部215で実行される図6のシステムファイル送信処理(ステップS140)の詳細について、ホストコンピュータ300で実行されるシステムファイル収納処理と共に、図8を用いて説明する。
【0076】
図8は、第2の実施の形態におけるATMで実行されるシステムファイル送信処理及びホストコンピュータで実行されるシステムファイル格納処理を示すフローチャートである。
【0077】
[ステップS141] ATM200のファイル送信処理部215は、当該ATM200自身の端末IDと共に、当該端末IDの確認要求を送信部216から、ホストコンピュータ300に送信する。
【0078】
[ステップS141a] ホストコンピュータ300の格納処理部313は、ATM200から受信部314を介して、端末IDの確認要求を受信する。
ホストコンピュータ300は、受信した端末IDを外部記憶装置400に登録する。
【0079】
[ステップS142a] ホストコンピュータ300の格納処理部313は、受信した端末IDが外部記憶装置400に登録完了したことを表す登録完了通知を送信部315からATM200に送信する。
【0080】
[ステップS142] ATM200のファイル送信処理部215は、ホストコンピュータ300から受信部217を介して、端末IDの登録完了通知を受信する。
[ステップS143] ATM200のファイル送信処理部215は、ファイル送信実行通知を送信部216からホストコンピュータ300に送信する。
【0081】
[ステップS143a] ホストコンピュータ300の格納処理部313は、ATM200から受信部314を介して、ファイル送信実行通知を受信する。
ホストコンピュータ300の格納処理部313は、外部記憶装置400にファイル受信に備えて待機させる。
【0082】
[ステップS144a] ホストコンピュータ300の格納処理部313は、送信部315からATM200に待機通知を送信する。
[ステップS144] ATM200のファイル送信処理部215は、ホストコンピュータ300から受信部217を介して、待機通知を受信する。
【0083】
[ステップS145] ATM200のファイル送信処理部215は、ステップS130で圧縮したシステムファイルのコピーを、送信部216からホストコンピュータ300に送信する。
【0084】
[ステップS145a] ホストコンピュータ300の格納処理部313は、ATM200から受信部314を介して受信した、圧縮したシステムファイルをステップS141aで登録した端末IDに対応付けて、外部記憶装置400に格納する。
【0085】
[ステップS146a] ホストコンピュータ300の格納処理部313は、圧縮したシステムファイルの格納完了通知を送信部315からATM200に送信する。
[ステップS146] ATM200のファイル送信処理部215は、ホストコンピュータ300からシステムファイルの格納完了通知を受信部217を介して受信して、圧縮したシステムファイルが格納されたことを確認する。
【0086】
以上の処理により、ATM200の記憶部211に記憶されたシステムファイル(コピー)が、外部記憶装置400に移転される。
次いで、このような機能を有するATM200により、例えば、ATM200の記憶部211に記憶されているシステムファイルを更新する場合等に、実行されるメンテナンス処理について図9を用いて説明する。
【0087】
図9は、第2の実施の形態におけるATMで実行されるメンテナンス処理を示すフローチャートである。
[ステップS210] 設定処理部213は、ホストコンピュータ300から受信部217を介して記憶部211に記憶されているシステムファイルに対する更新ファイルを受信する。
【0088】
設定処理部213は、当該更新ファイルを記憶部211に導入して、システムファイルを更新する。
[ステップS220] 設定処理部213は、ATM200自身のシステムを再起動する。
【0089】
[ステップS230] ATM200では、ステップS220で再起動後に、通常の取引処理を受け付ける。
以後、業務時間の間、ATM200は、顧客から取引の操作受付を受け付ける。
【0090】
[ステップS240] ATM200では、通常の取引処理を、例えば、業務の終了に伴って、終了する。
この後のステップS130,S140では、図6と同様に、更新されたシステムファイルを圧縮して、ホストコンピュータ300に当該圧縮したシステムファイルを送信する。
【0091】
以上の処理により、ATM200に導入されたシステムファイルが更新されても、更新されたシステムファイルのコピーが、外部記憶装置400に移転されて、ATM200と外部記憶装置400とにはそれぞれ同一内容のシステムファイルが記憶されるようになる。
【0092】
次いで、システムファイル復元時のATM200及びホストコンピュータ300が備える機能について図10を用いて説明する。
図10は、第2の実施の形態におけるシステムファイルの復元時のATM及びホストコンピュータが備える機能を示す機能ブロック図である。
【0093】
まず、ATM200は、図5で示した初期設定時及びメンテナンス時の機能に加えて、ファイル取得処理部218を備える。
ファイル取得処理部218は、送信部216からホストコンピュータ300に、ATM200自身の端末IDと共に、外部記憶装置400に記憶されている圧縮されたシステムファイルの送信要求を送信する。
【0094】
また、ホストコンピュータ300は、ファイル検索処理部316と共に、図5で示した初期設定時及びメンテナンス時で説明した受信部314及び送信部315とを備える。
ファイル検索処理部316は、ATM200から端末IDと共にシステムファイルの送信要求を受信部314を介して受信すると、外部記憶装置400から端末IDに基づきシステムファイルを検索する。また、ファイル検索処理部316は、検索したシステムファイルを送信部315からATM200に送信する。
【0095】
このような機能を有するATM200により、例えば、ATM200が有するHDD210c(記憶部211に対応)の故障に代わり、新たな記憶部211を設ける場合等に、実行されるシステムファイル復元処理について図11を用いて説明する。
【0096】
図11は、第2の実施の形態におけるATMで実行されるシステムファイル復元処理を示すフローチャートである。
例えば、ATM200のHDD210cに故障が発生して、オペレータが当該HDD210cを新たなHDD210cに取り換えて、OS並びにホストコンピュータ300への接続等を実行する初期アプリを導入すると、以下の処理が実行される。
【0097】
[ステップS310] ファイル取得処理部218が、送信部216を介して、ホストコンピュータ300との通信を接続する。
[ステップS320] ファイル取得処理部218が、ホストコンピュータ300から、外部記憶装置400に記憶されている圧縮したシステムファイルの取得処理を実行する。
【0098】
[ステップS330] ファイル取得処理部218は、ステップS320で取得した、圧縮されたシステムファイルを解凍する。
この後のステップS110,S120では、図6と同様に、設定処理部213が記憶部211に対してシステムファイルを導入し、初期設定をオペレータにより受け付けて、システムファイルの復元処理が終了する。
【0099】
次いで、ATM200のファイル取得処理部219で実行される図11のシステムファイル取得処理(ステップS320)の詳細について、ホストコンピュータ300で実行されるシステムファイル検索処理と共に、図12を用いて説明する。
【0100】
図12は、第2の実施の形態におけるATMで実行されるシステムファイル取得処理及びホストコンピュータで実行されるシステムファイル検索処理を示すフローチャートである。
【0101】
[ステップS321] ATM200のファイル取得処理部218は、当該ATM200自身の端末IDの確認要求を送信部216から、ホストコンピュータ300に送信する。
【0102】
[ステップS321a] ホストコンピュータ300のファイル検索処理部316は、ATM200から受信部314を介して端末IDの検索要求を受信すると、外部記憶装置400から当該端末IDを検索して、当該端末IDを確認する。
【0103】
[ステップS322a] ホストコンピュータ300のファイル検索処理部316は、端末IDの確認通知を送信部315からATM200に送信する。
[ステップS322] ATM200のファイル取得処理部218は、ホストコンピュータ300から受信部217を介して端末IDの確認通知を受信する。
【0104】
[ステップS323] ATM200のファイル取得処理部218は、送信部216からホストコンピュータ300に、端末IDに対応する圧縮したシステムファイルの送信要求を送信する。
【0105】
[ステップS323a] ホストコンピュータ300のファイル検索処理部316は、ATM200から受信部314を介して端末IDに対応する圧縮したシステムファイルの送信要求を受信すると、当該端末IDに基づき圧縮したシステムファイルに関して外部記憶装置400を検索する。
【0106】
[ステップS324a] ホストコンピュータ300のファイル検索処理部316は、端末IDに対応する圧縮したシステムファイルを送信部315からATM200に送信する。
【0107】
[ステップS324] ATM200のファイル取得処理部218は、ホストコンピュータ300から受信部217を介して圧縮したシステムファイルを受信する。
[ステップS325] ATM200のファイル取得処理部218は、圧縮したシステムファイルを記憶部211に一時的に保管する。
【0108】
以上の処理により、ATM200の取り換えられたHDD210c(記憶部211に対応)にシステムファイルが復元される。
この後、図11のフローチャートにおいてステップS330から順次処理が実行される。
【0109】
このようにATM200では、当該ATM200自身の動作環境に関するシステムファイルを予め保持させたホストコンピュータ300と通信可能に接続されて、記憶部211を有しており、ファイル取得処理部218によりホストコンピュータ300に対して、システムファイルの送信要求を通知し、送信要求に基づきホストコンピュータ300から送信されたシステムファイルが記憶部211に復元される。
【0110】
これにより、ATM200の記憶部211に対するシステムファイルを容易、かつ、確実に復元することができるようになる。
また、ATM200は、記憶部211に記憶されているシステムファイルが、例えば、更新されるごとに、ファイル送信処理部215により当該システムファイルのコピーが、事前に、ホストコンピュータ300に送信される。
【0111】
これにより、ATM200の記憶部211とホストコンピュータ300の記憶部311とにはそれぞれ同一内容のシステムファイルが記憶され、ATM200の記憶部211のシステムファイルを復元すると常に最新のシステムファイルに復元されるようになる。
【0112】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、コンピュータが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
【0113】
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto - Optical disk)等がある。半導体メモリには、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のフラッシュメモリがある。
【0114】
上記プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータに格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0115】
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム若しくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0116】
また、プログラムで記述された処理の一部または全てを、電子回路に置き換えることが可能である。例えば、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路で実現してもよい。
【0117】
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0118】
10 自動取引システム
20 自動取引装置
21,31 記憶部
22 送信要求部
23 復元部
24 移転部
30 ホストコンピュータ
32 検索部
33 情報送信部
34 格納実行部
F システム情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12