(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5970549
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】計器クラスタとダッシュボードとの一体化
(51)【国際特許分類】
B60K 37/00 20060101AFI20160804BHJP
B60K 35/00 20060101ALI20160804BHJP
G01D 11/30 20060101ALI20160804BHJP
B60R 11/02 20060101ALI20160804BHJP
【FI】
B60K37/00 Z
B60K35/00 A
G01D11/30 V
B60R11/02 C
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-523037(P2014-523037)
(86)(22)【出願日】2012年7月27日
(65)【公表番号】特表2014-522781(P2014-522781A)
(43)【公表日】2014年9月8日
(86)【国際出願番号】US2012048447
(87)【国際公開番号】WO2013016597
(87)【国際公開日】20130131
【審査請求日】2015年5月13日
(31)【優先権主張番号】13/191,723
(32)【優先日】2011年7月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514022017
【氏名又は名称】コンティネンタル オートモーティブ システムズ,インコーポレイティッド
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】エッカルト、 ワーナー
(72)【発明者】
【氏名】ブラウン、 アーサー エス.
(72)【発明者】
【氏名】ルーニー、 ジェレミー
(72)【発明者】
【氏名】ドゥルーリー、 ロバート
【審査官】
田中 将一
(56)【参考文献】
【文献】
特開平11−263149(JP,A)
【文献】
特開2005−084772(JP,A)
【文献】
特開2010−285135(JP,A)
【文献】
特開2002−356118(JP,A)
【文献】
特開2006−248323(JP,A)
【文献】
実開平01−068938(JP,U)
【文献】
特開平07−195960(JP,A)
【文献】
特開平03−273941(JP,A)
【文献】
特表2002−528041(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 35/00 − 37/06
B60R 9/00 − 11/06
G01D 11/00 − 13/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダッシュボードを含む車両のための計器クラスタアセンブリであって、
ダッシュボード内に取り付けることができるハウジングと、
前記ハウジング内に支持され、車両の動作を表す情報を伝達するための第1および第2のゲージと、
前記第1および第2のゲージよりも車両前方に配置され、完全に前記ハウジング内に支持されたヘッドアップディスプレイと
を含む計器クラスタアセンブリ。
【請求項2】
前記ハウジングが、前記ダッシュボードの上面に取り付けられるように構成された請求項1に記載の計器クラスタアセンブリ。
【請求項3】
前記ヘッドアップディスプレイが、前記第1および第2のゲージよりも車両前方に位置する視認面を含み、該視認面が、前記ハウジング内に支持された請求項2に記載の計器クラスタアセンブリ。
【請求項4】
前記視認面が、可動なパネルを含み、該パネルは、車両の運転者にとって視認可能な視認位置と、前記ハウジング内に配置される閉鎖位置との間を可動である請求項3に記載の計器クラスタアセンブリ。
【請求項5】
前記ヘッドアップディスプレイが、車両の動作パラメータを表す車両の運転者にとって視認可能な画像を生成するためのプロジェクタを含む請求項1に記載の計器クラスタアセンブリ。
【請求項6】
前記ハウジングが、前記第1および第2のゲージよりも車両前方に位置する開口を含み、該開口を通して前記プロジェクタが車両の動作パラメータを表す画像を放射する請求項5に記載の計器クラスタアセンブリ。
【請求項7】
計器クラスタアセンブリを車両のダッシュボードに設置する方法であって、前記計器クラスタアセンブリが取り付けられた最終的な状態について、
所望の最終的な可視上面を含まないダッシュボードアセンブリの開いた上面を画定するステップと、
計器クラスタアセンブリ上に所望の最終的な可視表面を画定するステップと、
少なくとも2つのゲージを共通のハウジング内に支持してなる前記計器クラスタアセンブリを、前記ダッシュボードの前記開いた上面に取り付け、前記計器クラスタアセンブリの前記可視表面が、前記ダッシュボードアセンブリの前記所望の最終的な可視表面の少なくとも一部分を画定するステップと、
前記計器クラスタアセンブリ内にヘッドアップディスプレイを取り付け、前記計器クラスタアセンブリが、前記少なくとも2つのゲージよりも車両前方に延びるハウジングを含み、前記ヘッドアップディスプレイの放射体が、前記少なくとも2つのゲージよりも車両前方において前記ハウジング内に支持されるステップと
を含む方法。
【請求項8】
車両の運転者による視認可能な視認位置と、視認できない閉鎖位置との間を移動するように前記ハウジング内にパネルを支持するステップを含む請求項7に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2011年7月27日付の米国特許出願第13/191,723号の優先権を主張する。
【0002】
本開示は、概して、自動車用の計器クラスタ(instrument cluster)に関する。より詳しくは、本開示は、車両のダッシュボードの一部分と、計器およびゲージの読み取り性を向上させるオルタネート表示装置(alternate display)とを含む自動車用の計器クラスタに関する。
【背景技術】
【0003】
車両の計器クラスタは、典型的には、車両のダッシュボードに設けられた空洞に設置される。ダッシュボードが、可視上面を提供するとともに、計器クラスタが取り付けられる空間を画定する。組み立ておよび製造の公差ゆえ、開口のサイズが大きくなり、結果として計器クラスタおよびダッシュボードの両者にとって、利用可能な空間が減少する。さらに、開口への計器クラスタの組み付けが、計器クラスタの背後へのアクセスが制限されるため、基本的に目視不可能である。
【0004】
さらに、運転者が運転中に行わなければならない焦点距離の変化を、小さくすることが望ましい。運転者は、車両の動作に関する情報を得るために、道路から計器クラスタへと定期的に焦点を合わせ直さなければならない。道路から計器クラスタへの焦点の合わせ直し、および道路への再度の焦点の合わせ直しに要する時間を、ヘッドアップディスプレイなどの装置および他の同様の装置によって減らすことができる。しかしながら、そのような装置は、計器クラスタとは別に設置される追加のハードウェアおよび物理的な構造を必要とし、製造および組み立てがさらに複雑になる。
【0005】
したがって、組み立てを簡単にでき、コストを下げることができ、車両の運転者への車両の動作情報の伝達を改善できる計器クラスタを提供することが望まれる。
【発明の概要】
【0006】
開示される計器クラスタアセンブリは、車両のダッシュボード内に取り付けられ、伝統的なゲージと、ゲージよりも車両前方に位置するオルタネート表示装置とを支持するただ1つのハウジングを含む。ダッシュボードは、仕上げされた可視表面をもたらすとともに、開示の計器ハウジングが取り付けられる空間を含む上面を含む。計器クラスタアセンブリは、完全に組み立てられた状態にあるときに完成した可視上面をもたらすようにダッシュボードの上面に対応する上面を含む。計器クラスタアセンブリは、第1および第2の伝統的なゲージと、ゲージよりも車両前方に取り付けられたオルタネート表示装置とを含む。オルタネート表示装置は、第1および第2のゲージの間に取り付けられ、第1および第2のゲージの間に運転者によって視認される仮想の画像を生成するバイビジョン表示装置(bi−vision display)を含むことができる。別の開示のオルタネート表示装置は、ゲージを支持する同じハウジング内に取り付けられたヘッドアップディスプレイを含む。ヘッドアップディスプレイは、車両の運転者による視認のために、投影された画像を表示するためのパネルを含むことができ、あるいは車両のフロントガラスなどの車両の別の構造体へと画像を投影することができる。
【0007】
ゲージおよびオルタネート表示装置は、重量および組み立て時間の削減ならびに容易な設置のために、共通のハウジング内に支持される。さらに、計器パネルアセンブリが、組み立てられた状態において可視上面をもたらすため、これまでは組み立て公差の補償に必要とされていた空間を、生産的に利用することができる。
【0008】
これらの特徴および本明細書に開示される他の特徴を、以下の説明および図面から最もよく理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A】典型的な計器クラスタアセンブリを含む典型的な車両のダッシュボードの概略図である。
【
図1B】典型的な計器クラスタアセンブリのための典型的な車両のダッシュボードの開口の概略図である。
【
図2】典型的な計器クラスタアセンブリの斜視図である。
【
図3】典型的な計器クラスタアセンブリの断面図である。
【
図4】典型的な計器クラスタアセンブリの仮想ディスプレイの概略図である。
【
図5】典型的な計器クラスタアセンブリの典型的なバイビジョン表示装置ユニットの概略図である。
【
図6】ヘッドアップディスプレイを含む典型的な計器クラスタアセンブリの斜視図である。
【
図7】
図6に示した計器クラスタの概略の断面図である。
【
図8】ヘッドアップディスプレイを含む別の典型的な計器クラスタアセンブリの斜視図である。
【
図9】
図8に示した計器クラスタの概略の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1Aおよび1Bを参照すると、車両のダッシュボードが、全体として10で指し示されており、仕上げされた可視表面をもたらす上面12を含んでいる。計器クラスタアセンブリ16の取り付けのために設けられた空洞20へと開く開口14が、上面12に画定されている。典型的な計器クラスタアセンブリ16が、完全に組み立てられた状態にあるときに完成した可視上面をもたらすように、ダッシュボード10の上面12に対応する上面24を含んでいる。電気接続部18が、空洞20に設けられ、計器クラスタアセンブリ16に位置する相手方の電気接続部に対応し、電力および車両の種々のシステムとの通信をもたらす。
【0011】
図2を参照すると、ここに開示の計器クラスタアセンブリ16は、第1のゲージ28および第2のゲージ30を含み、第1および第2のゲージ28、30は、両者の間に位置する開放空間32によって隔てられている。典型的な第1および第2のゲージ28、30は、円形であり、車両の動作状態を表す目盛り37が組み合わせられたそれぞれの正面35を含んでいる。この例では、第1のゲージ28が、エンジンの回転数を表す情報をもたらすタコメータである。第2のゲージ30は、冷却水の温度、油圧、または車両の動作状態を伝達するために所望される任意の他の動作パラメータなど、エンジンの動作パラメータの現在の状態について、視覚的表示をもたらすための目盛り37を含んでいる。第1および第2のゲージ28および30が、可動の針を含むアナログ式のゲージであってよく、あるいは特定の測定されたパラメータについて視覚的な表示を生成するデジタル式のゲージであってよいことは、本発明の想定の範囲内である。
【0012】
計器クラスタハウジング22の上面24において、第1および第2のゲージ28、30の間に開口26が位置している。ハウジング22は、開放空間32への開口26を含む可視の仕上げされた上面をもたらす上面24を含んでいる。開口26が、第3の情報表示装置42が配置される第1および第2のゲージ28、30の間の開放空間32を露出させている。この例では、第3の情報表示装置42が、車両の運転者からさらに遠く離れているように、第1および第2のゲージ28、30から後退させられている。
【0013】
第1および第2のゲージ28、30は、第1の共通の平面50(
図5)に配置され、第3の情報表示装置42は、第1の平面50から或る距離だけ後退させられている。この距離は、第1の平面50に位置するゲージ28、30が運転者により近く、第3の表示装置42が物理的にも仮想的にも第1の平面50ならびに第1および第2のゲージ28、30よりもさらに遠くに位置するように、典型的な運転者からの距離として画定される。
【0014】
理解される通り、車両の運転者は、車両の動作中にときどき、道路から計器クラスタ16のゲージ28、30へと焦点を変化させなければならない。運転者の快適さおよび車両の経路内の要素への反応の能力を改善するために、道路と計器クラスタアセンブリ16との間の焦点距離の差を小さくすることが望ましい。
【0015】
典型的な第3の表示装置42は、第3の表示装置42によってもたらされる情報と道路との間の焦点距離の差を小さくするために、第1および第2のゲージ28、30から後退させて設けられている。さらに、第3の情報表示装置42は、ハンドル54(
図5)を通しての視認またはハンドル越しの視認が改善されるように開放空間32に設置されている。
【0016】
典型的な第3の情報表示装置42は、仮想ディスプレイであり、すなわち運転者が実際に視認する像が、運転者の視線から外れた位置に配置された表示装置からの像を受け取る表面から反射されている。
【0017】
図3および4を参照すると、典型的な第3の情報表示装置42は、第1および第2のゲージ28、30と同じハウジング22内に支持され、回路基板44上に支持された電子表示装置34を含んでいる。この典型的な計器クラスタアセンブリ16は、共通のハウジング22内に支持されているため、ただ1つの回路基板44を、すべてのゲージ28、30の機能をサポートするために使用することができる。さらに、伝統的なゲージおよび仮想ディスプレイの両方を共通のハウジング22に含むことで、車両のダッシュボード内の空間を効率的に利用しつつ、組み立ておよび製造の要件が軽減される。
【0018】
典型的な第3の情報表示装置42は、反射/透過面36において仮想の画像38として視認することができる実際の画像40を放射する電子表示装置34を含む。典型的な表示装置34は、車両の速度の表示をもたらすが、典型的な表示装置34を、運転者が所望する任意の情報をもたらすように構成することができる。電子表示装置34の使用は、種々の選択可能な情報の表示をもたらすとともに、その情報の提示方法の選択も提供する。情報を、デジタルの形態で提示でき、グラフとして提示でき、あるいは伝統的なダイヤルゲージのデジタル表現として提示することができる。
【0019】
典型的な仮想ディスプレイ42は、透過面を通じて1つ以上の報知45の画像を照明するように設けることができる発光ダイオード48(LED)などの発光デバイスを支持する背後部46をさらに含む。用語「報知」は、実質的に照明された場合に限って視認可能な方向指示器およびエンジン警告灯などの画像を指して使用される。背後部46は、透過面36上に図式的に表示することができる報知画像に対応する多数の異なるLED48を収容することができる。さらに、透過面が種々の報知シンボルを含まなくてもよいように、図式的な表示を背後面46に設けてもよい。
【0020】
表示装置42は、第1および第2のゲージ28、30の間に運転者によって視認される仮想の像38を生成する。上面24の開口26が、表示装置42によって生成される仮想の像38の配置を運転者にとって所望の視認角度をもたらすように調節できるがゆえに、運転者により多くの視認の選択肢を提供する。
【0021】
図5を参照すると、バイビジョン表示装置42のユニットが、特定の運転者に合わせた視線52の調節が可能であるように、ハウジング22内に枢動可能に取り付けられている。この例では、電気モータ56が、バイビジョン表示装置42を所望の視線52をもたらすべく調節できるように、枢支点58に設けられている。しかしながら、所望の視線をもたらすべくバイビジョン表示装置の配置を調節するために直線アクチュエータまたは手動操作の機構などの他の駆動装置を利用することも、本発明の想定の範囲内である。
【0022】
典型的なバイビジョン表示装置42は、計器ハウジング22の上面24の開口26の下方の空間32に配置され、したがってヘッドアップディスプレイの特徴をもたらすために利用可能である。ヘッドアップディスプレイ(HUD)は、画像および道路の両方の眺めを実質的に同じ焦点距離にて運転者に提供する位置へと画像を投影する。典型的なHUD装置は、画像の位置をもたらすために計器クラスタから遠く離して取り付けられる装置を必要とする。この例の計器クラスタアセンブリ16は、計器クラスタアセンブリ16と一緒に単一のユニットとして取り付けることができるHUDディスプレイを含むことができる。
【0023】
図6および7を参照すると、典型的な計器パネルアセンブリ60が、ダッシュボード62の上面の上に取り付けられるハウジング64を含んでいる。ダッシュボード62は、上部の可視表面66を含み、計器パネルアセンブリ60が、対応する可視表面80を含んでいる。計器パネルアセンブリ60は、第1および第2のゲージ68、70をヘッドアップディスプレイアセンブリ72と一緒に支持する共通のハウジング64を含んでいる。ゲージおよびヘッドアップディスプレイ72の両方が共通のハウジング64内に支持されているため、組み立てが簡単になり、本来であれば別々の構造を一体化することができる。例えば、回路基板88が、ゲージ68、70およびヘッドアップディスプレイ72の両方を制御するためのコントローラ90を含むことができる。
【0024】
図示の例では、ヘッドアップディスプレイアセンブリ72が、図示の視認位置と、視認を提供しない閉鎖位置との間を移動することができるパネル74を含んでいる。プロジェクタ76が、ハウジング内に支持され、パネル74へと視認可能な画像82として反射される画像を開口84を通って放射する。ヘッドアップディスプレイ72に必要な全構造が、伝統的なゲージ68、70およびヘッドアップディスプレイ72の両方を同時に設置することができるよう、単一のハウジング64内に支持されている。
【0025】
図8および9を参照すると、別の典型的な計器クラスタアセンブリ92が、この例ではフロントガラス86など、車両の別の構造体へと反射させられる画像を放射するプロジェクタ76を含むヘッドアップディスプレイアセンブリ94を含んでいる。反射された画像82が、ゲージ68、70から車両の前方に大きく離れた位置に配置されているように見える画像をもたらす。車両の前方に見える画像82は、運転者がかなり手前のゲージ68、70へと車両内に視線を戻すことなく、道路に目を合わせたままでいられるように、運転者に求められる焦点の合わせ直しを抑えるために望ましい。
【0026】
したがって、ここに開示の計器パネルアセンブリは、すべてのゲージ構造を共通のハウジング内に取り付けることにより、設置の効率を改善する。さらに、ハウジングが、ダッシュボード内に画定された開口にではなく、ダッシュボードの上に取り付けられる。ダッシュボードの上への計器パネルアセンブリの取り付けは、組み付けの改善をもたらすだけでなく、組み立て公差を補償するために必要な無駄空間も少なくする。さらに、例示の計器パネルアセンブリは、組み立ての効率をさらに向上させるために、ダッシュボードの可視表面に対応する可視表面を含んでいる。
【0027】
典型的な実施の形態を開示したが、この開示の技術的範囲においていくつかの変更に想到できることを、当業者であれば理解できるであろう。その理由で、本発明の技術的範囲および内容を決定するために、以下の特許請求の範囲を検討しなければならない。