(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5970923
(24)【登録日】2016年7月22日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】電動パワーステアリング装置
(51)【国際特許分類】
B62D 5/04 20060101AFI20160804BHJP
【FI】
B62D5/04
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-85474(P2012-85474)
(22)【出願日】2012年4月4日
(65)【公開番号】特開2013-216109(P2013-216109A)
(43)【公開日】2013年10月24日
【審査請求日】2015年3月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001247
【氏名又は名称】株式会社ジェイテクト
(72)【発明者】
【氏名】稗田 貴仁
(72)【発明者】
【氏名】北本 弘
【審査官】
飯島 尚郎
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−174097(JP,A)
【文献】
特開2006−027340(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動モータと、
前記電動モータの径方向および回転軸線方向の外側に一体的に設けられ、前記電動モータを駆動制御する制御装置と、
前記電動モータに前記回転軸線方向に隣接して設けられ、前記電動モータの動力を転舵機構に伝達する伝達機構と、を備え、
前記制御装置は、前記回転軸線方向に前記電動モータのモータハウジングの反前記伝達機構側の底面外側に設けられ、制御回路部を備えた制御基板と、
前記モータハウジングの外周面の外側に設けられ、駆動回路部を備えたパワーモジュールと、
前記径方向において、前記パワーモジュールと前記モータハウジングとの間に配置され、前記パワーモジュールが当接した状態で、前記回転軸線方向において、前記パワーモジュールと前記伝達機構の伝達機構ハウジングとの間に配置され、前記伝達機構ハウジングに当接して設けられた、前記パワーモジュールの発熱を放出する放熱部材と、を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記パワーモジュールは、前記制御基板に電気的に接続されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記電動モータと、前記制御装置と、を覆うカバーは、前記伝達機構ハウジングに固定されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動パワーステアリング装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電動パワーステアリング装置(EPS)には、電動モータと電動モータを駆動制御する制御装置とを組み合わせたものがある。このような電動パワーステアリング装置として、制御装置を電動モータと一体構成としたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動パワーステアリング装置は、電動モータと、電動モータの回転を減速して電動モータの動力を操舵装置に伝える伝達機構としての減速機構と、電動モータの回転軸線方向に関して、電動モータの上部に積層状態に配置された回路基板が組み付けられた制御装置とで構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−345211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記電動パワーステアリング装置において、制御装置を電動モータ上部にヒートシンクを介して配置した場合、制御装置のパワー回路基板に実装されたスイッチング素子等の発熱は、ヒートシンクからモータハウジングを通して減速機構のギヤハウジングへ伝わる。このため、モータハウジングによる熱伝導性の確保が見込めないと、制御装置の放熱ができない場合がある。また、スイッチング素子を含むパワー回路基板やヒートシンク部の大型化により、電動モータの外形が大きくなり車両への搭載性が低下する場合がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電動モータと制御装置を一体化し、小型で放熱性に優れた電動パワーステアリング装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電動モータと、前記電動モータの
径方向および回転軸線方向の外側に一体的に設けられ、前記電動モータを駆動制御する制御装置と、前記電動モータに
前記回転軸線方向に隣接して設けられ、前記電動モータの動力を転舵機構に伝達する伝達機構と、を備え、前記制御装置は、前記回転軸線方向に前記電動モータの
モータハウジングの反前記伝達機構側の底面外側に設けられ、制御回路部を備えた制御基板と、前記
モータハウジングの外周
面の外側に設けられ、駆動回路部を備えたパワーモジュールと、
前記径方向において、前記パワーモジュールと前記モータハウジングとの間に配置され、前記パワーモジュールが当接した状態で、前記回転軸線方向において、前記パワーモジュールと前記伝達機構の伝達機構ハウジングとの間に配置され、前記伝達機構ハウジングに当接して設けられた、前記パワーモジュールの発熱を放出す
る放熱部材と、を備えたことを要旨とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記パワーモジュールは、前記制御基板に電気的に接続されることを要旨とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、前記電動モータと、前記制御装置とを覆うカバーは、前記伝達機構ハウジングに固定されることを要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明によれば、制御装置の駆動回路部を有したパワーモジュールを電動モータの外周部に配置し、電動モータのハウジング
(モータハウジング)とパワーモジュールとの間にパワーモジュールの発熱を放出する放熱部材をパワーモジュールに一体的に設け、放熱部材を伝達機構のハウジング
(ギヤハウジング)に当接させるので、パワーモジュールの熱は、放熱部材を介して質量の大きい伝達機構のギヤハウジングへ直接放出され、その結果、制御装置のパワーモジュールの放熱性が確保される。
【0010】
請求項2に係る発明によれば、制御装置の制御基板は、モータハウジングの上部外側に固定され、パワーモジュールと電気的に接続されるので、配線が容易でノイズの影響も低減できる。
【0011】
請求項3に係る発明によれば、電動モータと制御装置を覆うカバーは、ギヤハウジングに固定されるので、電動パワーステアリング装置の小型化が図られるとともに、電動モータと制御装置とは一体化された状態でギヤハウジングに組付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図。
【
図2】本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す軸方向縦断面図。
【
図3】
図2をA−A方向から見た電動モータの上部断面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を、電動パワーステアリング装置に具体化した一実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、ステアリングホイール2の回転に連動して転舵輪3を転舵する転舵機構4と、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構5とを備えている。ステアリングホイール2と転舵機構4とは、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して機械的に連結されている。中間軸7は、ステアリングシャフト6と転舵機構4とを連結している
【0014】
本実施形態では、操舵補助機構5がステアリングシャフト6にアシスト力(操舵補助力)を与えるコラムアシストタイプの電動パワーステアリング装置1を例にして説明する。ステアリングシャフト6は、直線状に延びている。また、ステアリングシャフト6は、ステアリングホイール2に連結された入力軸8と、中間軸7に連結された出力軸9とを含む。入力軸8と出力軸9とは、トーションバー10を介して同一軸線上で相対回転可能に連結されている。すなわち、ステアリングホイール2に一定値以上の操舵トルクが入力されると、入力軸8および出力軸9は、互いに相対回転しつつ同一方向に回転するようになっている。
【0015】
ステアリングシャフト6の周囲に配置されたトルクセンサ11は、入力軸8および出力軸9の相対回転変位量に基づいて、ステアリングホイール2に入力された操舵トルクを検出する。トルクセンサ11の操舵トルク検出結果は、制御装置(以下、ECUという)12に入力される。また、車速センサ23からの車両の車速検出結果が同じくECU12に入力される。
【0016】
転舵機構4は、ピニオン軸13と、転舵軸としてのラック軸14とを含むラックアンドピニオン機構から構成されている。ラック軸14の各端部には、タイロッド15および図示しないナックルアームを介して転舵輪3が連結されている。ピニオン軸13は、中間軸7に連結されている。ピニオン軸13は、ステアリングホイール2の操舵に連動して回転するようになっている。ピニオン軸13の先端(
図1では下端)には、ピニオン16が連結されている。
【0017】
ラック軸14は、車両の左右方向に沿って直線状に延びている。ラック軸14の軸方向の途中部分には、上記ピニオン16に噛み合うラック17が形成されている。このピニオン16およびラック17によって、ピニオン軸13の回転がラック軸14の軸方向移動に変換される。ラック軸14を軸方向に移動させることで、転舵輪3を転舵することができる。
【0018】
ステアリングホイール2が操舵(回転)されると、この回転が、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して、ピニオン軸13に伝達される。そして、ピニオン軸13の回転は、ピニオン16およびラック17によって、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。操舵補助機構5は、操舵補助用の電動モータ18と、電動モータ18の出力トルクを転舵機構4に伝達するための伝達機構としての減速機構19とを含み、本実施形態では、減速機構19として、ウォームギヤ機構が用いられている。すなわち、減速機構19は、駆動ギヤ(伝達機構の駆動側部材)としてのウォーム軸20と、このウォーム軸20と噛み合う従動ギヤ(伝達機構の従動側部材)としてのウォームホイール21とを含み、伝達機構のハウジングとしてのギヤハウジング22内に収容されている。なお、
図1に示す電動モータ(以下、ブラシレスモータという)18は、3相巻線を有するブラシレスモータが用いられている。
【0019】
ウォーム軸20は、ブラシレスモータ18によって回転駆動される。また、ウォームホイール21は、ステアリングシャフト6とは同行回転可能に連結されている。ウォームホイール21は、ウォーム軸20によって回転駆動される。ブラシレスモータ18がウォーム軸20を回転駆動すると、ウォーム軸20によってウォームホイール21が回転駆動され、ウォームホイール21およびステアリングシャフト6が同行回転する。そして、ステアリングシャフト6の回転は、中間軸7を介してピニオン軸13に伝達される。ピニオン軸13の回転は、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。すなわち、ブラシレスモータ18によってウォーム軸20を回転駆動することで、転舵輪3が転舵されるようになっている。
【0020】
ブラシレスモータ18は、ECU12によって回転駆動制御される。ECU12は、トルクセンサ11からのトルク検出結果、車速センサ23からの車速検出結果等に基づいてブラシレスモータ18を制御する。具体的には、ECU12では、操舵トルクと目標アシスト量との関係を車速毎に記憶したマップを用いて目標アシスト量を決定し、ブラシレスモータ18の発生するアシスト力を目標アシスト量に近づけるように制御する。
【0021】
次に、
図2は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装1置の概略構成を示す軸方向縦断面図、
図3は、
図2をA−A方向から見たブラシレスモー18の上部断面図である。
【0022】
図2に示すように、ブラシレスモータ18は、モータハウジング24と、このモータハウジング24内に収容されたロータ34およびステータ35を含む。ロータ34は、回転軸27の外周に同行回転可能に取り付けられた環状のロータコア39と、ロータコア39の外周に同行回転可能に取り付けられた、例えば、環状の永久磁石からなるロータマグネット38とを有している。ロータマグネット38には、複数の磁極が周方向に並べて配置されている。これらの磁極は、ロータ34の周方向に関して、N極およびS極が交互に入れ替わるように配置されている。
【0023】
ステータ35は、モータハウジング24の内周に固定されている。ステータ35は、モータハウジング24の内周に固定されたステータコア37と、複数のコイル36とを含む。ステータコア37は、ステータコア37の環状の図示しないヨークと、このヨークの内周から径方向内方へ突出する複数の図示しないティースとを含む。各コイル36は対応するティースに巻回されている。
【0024】
また、各ティースに巻回された上記コイル36は、図示しないバスバーと接続されている。バスバーは、各コイル36と電流印加線との接続部に用いられ導電接続材であり、各コイル36に、図示しない電力供給源からの電力を配電するための配電部材として機能する。
【0025】
ブラシレスモータ18の回転軸27は、モータハウジング24によって保持された軸受41およびギヤハウジング22によって保持された図示しない軸受によって、回転可能に支持されている。上記軸受は、いずれも公知のシール軸受により構成されている。上記の構成により、回転軸27は、ハウジングとしてのギヤハウジング22、およびモータハウジング24に収容され、対応する軸受を介して、支持されている。
【0026】
次に、ブラシレスモータ18とギヤハウジング22に回転軸方向上方に延出するECUカバー25との間にECU12を収容するためのECU収容部40が形成されている。ECU収容部40には、ECU12の一部を構成する制御基板29および複数(例えば、本実施形態では2個)のパワーモジュール28が収容され保持されている。
【0027】
パワーモジュール28には、ブラシレスモータ18を駆動するためのパワー回路(駆動回路部)の少なくとも一部(例えば、FETなどのスイッチング素子)や電源回路部30の一部(例えば、電源リレー)が実装されている。パワーモジュール28は、片面に上記パワー回路部品が実装された、例えば、アルミ板の多層基板からなり、制御基板29に複数の端子(ピン)が挿入され半田付けにより接続されている。また、パワーモジュール28の裏側壁面のアルミ部分は、ヒートシンク(放熱部材)26に熱伝導可能に面接触して配置されている。このヒートシンク26の回転軸方向底面は、ギヤハウジング22の上部端面に当接して放熱経路を形成している。また、ヒートシンク26は、ギヤハウジング22との接触面に隙間のない状態でギヤハウジング22に、例えば、ねじ止めにより固定されている。
【0028】
制御基板29には、パワー回路を制御する制御回路(制御回路部)が実装されている。その制御回路には、パワー回路の各FET(スイッチング素子)を制御するドライバ部と、このドライバ部を制御するCPU(マイコン)とを含む。制御基板29は、モータハウジング24の上部外側に、回転軸方向に関して、ねじで固定されている。さらに、ECUカバー25は、ECU12の制御基板29、パワーモジュール28およびブラシレスモータ18を覆ってギヤハウジング22の上部端面に、ねじにより固定されている。
【0029】
また、電源回路部30を構成する電源平滑用コンデンサ31や電源平滑用コイル32等が外部から直流電源を供給する電源コネクタ33とともに、制御基板29に各端子が接続され制御基板29上で配線されている。
【0030】
次に、上記のように構成された本発明の実施形態である電動パワーステアリング装置1の作用および効果について説明する。
【0031】
上記構成によれば、ECU(制御装置)12は、ブラシレスモータ(電動モータ)18とECUカバー25で形成されるECU収容部40に収容されている。ブラシレスモータ18の外周部にパワー回路(駆動回路部)を有する複数のパワーモジュール28が配置され、モータハウジング24とパワーモジュール28との間にパワーモジュール28のFET等スイッチング素子の発熱を放出するヒートシンク(放熱部材)26が配設されている。ヒートシンク26は、回転軸方向底部を減速機構(伝達機構)19のギヤハウジング22の上部端面に当接し、例えば、ねじ止めによって隙間がない状態で固定されている。制御回路部を有するECU12の制御基板29は、モータハウジング24の上部外側に、ねじで固定され、パワーモジュール28および電源回路部30と電気的に接続されている。さらに、ブラシレスモータ18とECU12とを覆うECUカバー25は、ギヤハウジング22にねじで固定されている。
【0032】
これにより、パワーモジュール28から発生する熱は、ヒートシンク26を通して質量の大きい減速機構19のギヤハウジング22へ直接放出される。その結果、ECU12の発熱部分の放熱性が確保される。また、ヒートシンク26の必要質量も低減するため小型化できる。さらに、パワーモジュール28の制御基板29への配線が容易で配線距離も短くできるのでインピーダンスが減少し、ノイズの影響も低減できる。電動パワーステアリング装置1の小型化が図られるとともに、ブラシレスモータ18とECU12とは、一体化組付けされた後にギヤハウジング22に組付けが可能となる。また、ブラシレスモータ18の回転軸径方向または軸方向の小型化を図ることができるため、車両への搭載性が向上する。
【0033】
以上のように、本実施形態によれば、ブラシレスモータとECUを一体化し、小型で放熱性に優れた電動パワーステアリング装置を提供できる
【0034】
以上、本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
【0035】
上記実施形態では、ECU12のパワーモジュール28や電源回路部30の各部品をモータハウジング24の外周にギヤハウジング22内の円形のスペースに設置し制御基板29上で配線するようにしたが、ノイズ等による影響を低減できれば、金属製のバスバー等を用いてインサート成形によりギヤハウジング22上に実装するようにしてもよい。
【0036】
上記実施形態では、本発明を、コラムアシストタイプの電動パワーステアリング装置1に適用する例を示したが、操舵補助機構5がピニオン軸13にアシスト力を与える構造のピニオンアシストタイプや、操舵補助機構5がラック軸14にアシスト力を与える構造のラックアシストタイプに適用することも可能である。
【0037】
また、上記実施形態では、ブラシレスモータ18とECU12を電動パワーステアリング装置1に適用する場合を示したが、これに限定されるものでなく、同様のブラシレスモータ18を用いた他の装置(例えば、電動オイルポンプ装置等)に適用してもよい。さらに、電動モータとしてブラシレスモータ18を用いる例について説明したが、これに限らず、他のモータを用いてもよい。
【0038】
なお、ロータコア39の外周に固定されるロータマグネット38としては、セグメント磁石などのその他の永久磁石であってもよい。また、ステータコア37は、例えば、軟磁性材料を含む粉末材料によって形成された圧粉体であってもよい。軟磁性材料としては、鉄、フェライト、パーマロイ等を例示することができる。
【符号の説明】
【0039】
1:電動パワーステアリング装置、2:ステアリングホイール、3:転舵輪、
4:転舵機構、5:操舵補助機構、6:ステアリングシャフト、7:中間軸、
8:入力軸、9:出力軸、10:トーションバー、11:トルクセンサ、
12:ECU(制御装置)、13:ピニオン軸、14:ラック軸:、15:タイロッド、
16:ピニオン、17:ラック、18:ブラシレスモータ(電動モータ)、
19:減速機構(伝達機構)、20:ウォーム軸、21:ウォームホイール、
22:ギヤハウジング、23:車速センサ、24:モータハウジング、
25:ECUカバー、26:ヒートシンク(放熱部材)、27:回転軸、
28:パワーモジュール、29:制御基板、30:電源回路部、31:平滑コンデンサ、
32:平滑コイル、33:電源コネクタ、34:ロータ、35:ステータ、
36:コイル、37:ステータコア、38:ロータマグネット、39:ロータコア、
40:ECU収容部、41:軸受