(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5970938
(24)【登録日】2016年7月22日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】無線表示器取付具及び無線表示システム
(51)【国際特許分類】
B65G 1/137 20060101AFI20160804BHJP
A47F 5/00 20060101ALI20160804BHJP
【FI】
B65G1/137 E
A47F5/00 E
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-101587(P2012-101587)
(22)【出願日】2012年4月26日
(65)【公開番号】特開2013-227145(P2013-227145A)
(43)【公開日】2013年11月7日
【審査請求日】2015年3月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000145068
【氏名又は名称】株式会社寺岡精工
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】特許業務法人 英知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】井上 祐一
【審査官】
大谷 光司
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−014383(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2002/0146282(US,A1)
【文献】
特開2002−315660(JP,A)
【文献】
特開2012−020655(JP,A)
【文献】
特開2009−247183(JP,A)
【文献】
特開平08−340602(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47F5/00
B65G1/137
H02J50/00−50/90
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線表示器に電磁誘導により非接触で電力を供給する無線表示器取付具であって、
帯状のケースの長手方向に沿い且つ該ケースの短手方向の端部に所定長さの電源線が配線収容される収容部と、前記帯状のケースの長手方向に沿い且つ短手方向の略中央位置に該ケースを取り付ける取り付け面とを備え、その電源線の両側端に他の電源線との接続を行う接続端子を備え、更に、前記ケースは無線表示器が装着される空間を備え、前記収容部は前記取り付け面と直交する方向に所定の距離離れて位置することを特徴とする無線表示器取付具。
【請求項2】
前記無線表示器は、該ケースの長手方向と直交する方向に該ケースの外側へ突出していることを特徴とする請求項1記載の無線表示器取付具。
【請求項3】
無線表示器に電磁誘導により非接触で電力を供給する無線表示器取付具であって、
帯状のケースの長手方向に沿い且つ該ケースの短手方向の端部に所定長さの電源線が配線収容される収容部と、前記帯状のケースの長手方向に沿い且つ短手方向の略中央位置に該ケースを取り付ける取り付け面とを備え、その電源線の両側端に他の電源線との接続を行う接続端子を備え、更に、前記ケースは無線表示器が装着される空間を備え、前記収容部は前記取り付け面と直交する方向に所定の距離離れて位置し、
前記無線表示器は、該ケースの長手方向と直交する方向に該ケースの外側へ突出し、
前記取り付け面と前記無線表示器とは所定の距離離れて位置することにより所定の空間を備えることを特徴とする無線表示器取付具。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項記載の無線表示器取付具及び無線表示器からなる無線表示
システムにおいて、
前記無線表示器は内部にループコイルを有し、
前記無線表示器取付具が備える前記電源線がターンのコイルを構成することで、前記電磁誘導により前記無線表示器のループコイルへ電力の供給を行うことを特徴とする無線表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線表示器を取り付け支持する取付具に関し、更に詳しくは取り付けられる無線表示器に対して非接触で電力を供給する給電機構を備えた無線表示器取付具及びそれを用いた無線表示
システムに関する。
【背景技術】
【0002】
物流センターなどの倉庫では、搬入される多種多様の物品を配送先毎に仕分ける作業が行われる。物品は棚に陳列されており、その棚には無線通信可能な無線表示器が物品毎に対応付けて設けられている。
例えば、ピッキング指示データが管理装置から対応する無線表示器に送信されると、ピッキングする数量が無線表示器の表示部に表示される。作業員は表示部に表示された数量に従ってピッキング作業を行う。
ところで、前記無線表示器はバッテリーを備えた充電タイプが一般的で、所定時間駆動した後は一度無線表示器を棚から取外して充電し、充電後、棚に取り付けて使用する。従って、棚のレイアウトの変更などに対しても自由に取り付け位置を変更できるが、充電の管理などに手数を要するという問題を有する。
【0003】
そこで、最近はレール状の取付具に無線表示器を取り付け、その無線表示器に非接触で電力を供給することが試みられている(例えば、特許文献1参照)。この方式によれば、無線表示器に非接触で電力を供給できることで、上記した充電タイプと同様に、任意の位置に無線表示器を配置することができる。しかし、通常、前記無線表示器は倉庫などの多段の棚に配置されるので、その為のレール状の取付具も各段の棚に多数必要となる。そして、各取付具に取り付けられる無線表示器に非接触で電力を供給するための電源線は、長く連続したものが各段の取付具に亘って張り巡らされて配線される。
その為、店のレイアウト変更により、棚の位置や段数が変わった場合、前記電源線は連続している為、レイアウトの変更に対応して電源線の配線をやり直さなければならず、前記取付具の数を減らしたり、設置位置を変更する等の作業を迅速に行うことができないという問題を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表平9−510304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、電源線の配線をやり直したりすることなく、取付具の配置レイアウトの変更に容易に対応することが可能な無線表示器取付具
及び無線表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する為に本発明の無線表示器取付具は、無線表示器に電磁誘導により非接触で電力を供給する無線表示器取付具であって、帯状のケースの長手方向に沿い且つ該ケースの
短手方向
の端部に所定長さの電源線が配線収容
される収容部と、前記帯状のケースの長手方向に沿い且つ短手方向の略中央位置に該ケースを取り付ける取り付け面とを備え、その電源線の両側端に他の電源線との接続を行う接続端子を備え、更に、前記ケースは無線表示器が装着される空間を備え
、前記収容部は前記取り付け面と直交する方向に所定の距離離れて位置することを特徴とする。
前記ケースに配線収容された電源線に接続端子を介して接続される他の電源線としては、同じ構造の他の無線表示器取付具の電源線、或いは該無線表示器取付具の電源線間を接続してターンのコイルを構成する為の電源線と接続端子を備えた折り返し終端部材、又は電源線と接続端子を備えた交流電流を出力する始端部材などが挙げられる。
前記ケースにおける無線表示器が装着される空間は、例えば断面略コの字形のレール形状として、無線表示器を該取付具の長手方向の側端部からスライドして装着、或いは前方から押し込んで装着する等、その形態は任意である。
【0007】
上記手段によれば、無線表示器が装着される取付具は、無線表示器に電磁誘導により非接触で電力を供給する電源線を一体に備え、その電源線の端部には、該取付具、終端部材、始端部材等の電源線と電気的に接続し得る接続端子を備えている為、無線表示器の配置レイアウトに応じて取付具を増減接続して配置レイアウトに対応することができる。
【0008】
前記ケースの長手方向に沿い且つ幅方向に間隔をおいて配線収容される電源線の本数は1本とし、1個乃至複数個の無線表示器取付具、終端部材、及び始端部材の各電源線の接続で構成されるコイルは1ターンでもよいが、複数ターン、例えば2ターンのコイルとし、電磁誘導により生じる起電力を倍増するようにしてもよい。その場合、起電力はコイルのターン数に比例する。コイルのターン数を複数とする場合は、その複数ターンのコイルは連続した1本の配線(一筆書きの配線)となるように電源線端部に接続端子を取り付ける。
【0009】
また、無線表示器が取り付けられる棚は、磁性体の金属製、或いは非磁性体の合成樹脂製等、種々存在するが、金属製の棚である場合は前記無線表示器取付具に配線される電源線が前記棚に近接した場合、鉄損が生じる。その為、鉄損によるロスを少なくするため、無線表示器取付具のケースに対する電源線の収容位置は、該取付具の取り付け面から所定の距離だけ離して配置する。
【0010】
また、前記取付具におけるケースに対する複数本の電源線の配置方向は、該取付具の取り付け面と直角に交差する方向(鉛直方向)に沿い重ねて配置してもよい。その場合、無線表示器が装着される空間は前記電源線間に区画形成され、該空間に無線表示器を装着することで該無線表示器が取付具の表面から突出する量(出っ張り)を少なくすることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の無線表示器取付具
乃至無線表示システムは、無線表示器に電磁誘導により非接触で電力を供給する電源線を一体に備え、その電源線の端部には、該取付具、終端部材、始端部材の電源線と電気的に接続し得る接続端子を備えている為、無線表示器の配置レイアウトウトに応じて取付具を増減接続することで、容易に電磁誘導による非接触の電力供給ラインを備えた無線表示器取付具を配置することができる。従って、店舗等で使用する棚が減った場合でも、その不要になった棚に取り付けられていた無線表示器取付具を取り除き、残った取付具相互を接続することで電源線の配線作業を完了することができる。それにより、棚のレイアウトの変更等に対する電源線の配線替えなどを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明に係る無線表示器取付具の概略を示す模式図。
【
図2】(a)は無線表示器取付具に無線表示器が取り付けられた状態を示す正面図、(b)は(a)図の(X)−(X)線に沿える一部切欠拡大断面図。
【
図3】無線表示器取付具に終端部材と始端部材を接続した場合の電源線の結線状態を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
一般的に、物流センター等で搬入される多種多様の物品を配送先毎に仕分ける作業を行う場合、物品が陳列されている棚に、無線通信可能な無線表示器が物品毎に対応付けて設けられている。そして、その無線表示器は、物品を取る数量を指示するピッキング指示データを管理装置から受信して、ピッキング指示データとして表示部に表示する。
【0014】
前記無線表示器はそれ自身電源(バッテリー)を備えず、外部から電磁誘導により非接触で電力の供給を受けて作動するもので、本発明に係る無線表示器取付具は前記無線表示器を保持する支持機能と、無線表示器に電磁誘導により非接触で電力を供給する電力供給機能とを併せ持ったものである。
以下、本発明に係る無線表示器取付具の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は無線表示器取付具Aを接続した無線表示器取付装置の概略を示し、複数個(図示例は6個)の無線表示器取付具Aが、該無線表示器取付具A同士の接続、及び該無線表示器取付具A相互を接続する接続部材Dを介して直列に接続配置され、その直列に接続された一方端の無線表示器取付具Aに終端部材Bが、直列に接続された他方端の無線表示器取付具Aに始端部材Cが、それぞれ接続されて、無線表示器Eに電磁誘導により非接触で電力を供給する給電ラインが構成されている。
【0016】
前記無線表示器取付具Aは、合成樹脂材で成形されたレール状のケース1と、そのケース1の長手方向に沿い且つ該ケース1の幅方向に間隔をおいて電源線2,2’が配線収容されて構成されている。
【0017】
前記ケース1は、
図2(b)に示すように、合成樹脂材で断面略コ字形のレール状に形成され、幅方向(長手方向と直交する方向)の両側壁1a,1b(図面では上下)の内側には前記電源線2,2’を配線収容する収容部3が、前記側壁1a,1bを連結する背壁1cから該側壁1a,1bに沿って平行に形成されている。そして、前記収容部3は電源線2(又は2’)を挿入収容するための開口3aが前記側壁1a,1bと対向する面に形成されている。
【0018】
前記収容部3は複数本の電源線(図示例は2本)を側壁1a,1bに沿って並列的に収容し得るように形成され、その両収容部3と背壁1cとで無線表示器Eが装着される空間4が区画形成されている。
また、前記側壁1a,1bの先端側内面には前記空間4に装着される無線表示器Eを係着保持する係止部5が形成されている。
【0019】
前記係止部5は、無線表示器Eの筐体の外側面に形成された凸条が嵌入する凹溝が前記側壁1a,1bの内側面に沿いケース1の全長に亘って形成されている。それにより、無線表示器Eはケース1の長手方向の側端からスライド挿入、又は該ケース1の長手方向の任意の箇所における前面側(側壁1aと側壁1bとの間)から押し込んで係着保持できるようになっている。尚、前記凸条と凹溝の形成は図示例と逆に形成されていてもよい。
【0020】
また、前記収容部3を区画する背壁1cは、当該無線表示器取付具Aを棚の前面に取り付けた場合、前記収容部3が棚の前面(取付面)から所定の距離L(例えば、5mm程度)だけ離れるように、側壁1a,1bの後端から離れて形成されている。但し、当該無線表示器取付具Aを棚等に固定するための固定部6が前記背壁1cの幅方向の略中央部に膨出形成されている。尚、前記固定部6を棚などの前面に固定する方法としては、図示するように前記固定部6をビスで固定する方法、或いは固定部6を両面接着テープで固定する方法等、何れでもよい。
【0021】
前記ケース1の側壁1a,1bに沿って形成した収容部3に配線収容する電源線2、2’は、導電性の線材をビニル材で被覆した周知の電線で、該電線は前記ケース1の長手方向の両側端より突出する長さに形成されて、必要とするターン数(図示例は2ターン)を構成する本数(図示例は2本)が収容されている。
そして、前記電源線2,2’の両側端部には本無線表示器取付具Aの電源線を直列に接続する、或いは本無線表示器取付具Aの端部に接続される終端部材B、始端部材C、或いは本無線表示器取付具A相互の電源線を接続する接続部材Dとの接続を可能とする接続端子7が取り付けられている。
【0022】
前記接続端子7は、本無線表示器取付具Aの電源線2,2’に前記終端部材B、始端部材C、或いは接続部材Dの各電源線を接続した時、その接続された電源線は一筆書きでターンのコイルを確立するように前記電源線の取付が行われている。即ち、本無線表示器取付具A相互の接続はストレート結線で連結され、終端部材Bの接続によって無線表示器取付具Aの電源線2,2’が折り返し連結され、始端部材Cの接続によって電源線2,2’間に交流電流を出力し、且つ電源線が折り返し連結されるようにする。始端部材Cは電源ユニット12に接続される。
【0023】
図3は、無線表示器取付具Aを3個直列に接続し、その無線表示器取付具Aの一方端部に終端部材Bを、他方端部に始端部材Cを接続した時の電源線相互の結線状態を示し、前記無線表示器取付具Aのケース1には電源線2,2’としてそれぞれ2本(a,b)、(c,d)づつ配線収容された形態を示している。
そして、前記無線表示器取付具A相互はそれぞれの電源線2(a,b)、2’(c,d)が接続端子7を介してストレート結線され、無線表示器取付具Aの一方端部には終端部材Bが接続されて前記電源線2と電源線2’が接続される。即ち、前記終端部材Bは無線表示器取付具Aの電源線2の(a)と電源線2’の(c)を、電源線2の(b)と電源線2’の(d)をそれぞれ接続して折り返す。また、無線表示器取付具Aの他方端部には始端部材Cが接続されて前記電源線2と電源線2’が接続され、電源線2の(a)と電源線2’の(d)との間に交流電療を出力し、電源線2の(b)と電源線2’の(c)を接続して折り返す。それにより、無線表示器取付具Aに終端部材B、始端部材Cが接続されて形成される配線は一筆書きの配線で、2ターンのコイルが実現される。
【0024】
前記無線表示器取付具Aのケース1に配線収容される電源線は1本づつ(1ターン)でもよいが、電磁誘導の法則より、起電力はコイルのターン数に比例するようになっている。従って、ターン数を2倍にすると起電力は倍増する。
【0025】
前記無線表示器取付具Aに取り付けられる無線表示器Eは、前記無線表示器取付具Aより電磁誘導によって給電を受け、それによって電気的表示手段が作動するもので、
図2(a)に示すように、ケース8の内部に前記無線表示器取付具Aの電源線2,2’との間で電磁誘導によって電力の供給を受けるためのループコイル9が収容配置され、ケース8の表面には表示部10、完了ボタン11等が設けられている。前記表示部10としては、例えば、セグメント表示、或いは液晶表示など、何れでもよい。
前記無線表示器Eの使用例としては、例えば、物品を摘み取る数量を指示するピッキング指示データを管理装置(図示省略)から受信して表示部10に表示し、表示された数量の物品を摘み取りピッキング作業が終了した際は完了ボタン11の押し下げ操作により、前記ピッキング指示データにて指示された数量を実績数量として前記管理装置へ送信する。
【0026】
上記実施の形態に示すように無線表示器取付具Aは、所定長さのケースに、該取付具に装着される無線表示器に非接触の電磁誘導によって電力を供給する電源線が配線収容され、且つ、その電源線の両側端に接続端子が取り付けられているので、無線表示器の配置レイアウトに応じて無線表示器取付具を接続することで、給電のための配線と無線表示器を支持するための支持手段の取付を簡単に行うことができる。従って、無線表示器の配置レイアウトに応じて取付具を増減接続して配置レイアウトに容易に対応することができる。
そして、前記ケースに配線収容される電源線を複数本とした場合、形成されるコイルのターン数も複数となり、結果、電磁誘導の法則より起電力はターン数に比例する。よって、無線表示器を設置する環境(金属製の棚等)に左右されない電力の供給を簡単に行うことができる。
また、前記電源線を収容する収容部は該無線表示器取付具の取付面から所定距離離れるように配置されている為、該無線表示器取付具の取付面が金属製の棚等であっても鉄損のロスを少なくすることができる。
【0027】
また、前記収容部に収容される複数本の電源線はケースの背面に沿って平行に並べることなく、ケースの取付面と略直角に交差する方向、即ち、ケースの背面から前方に向け略直角に起立突出する側壁に沿って重ねて配置したことで、無線表示器を装着する空間を、前記電源線が収容される収容部相互間に形成することができる。それにより、前記電源線と無線表示器のループコイルとの間で行われる電磁誘導を効率よく行わせることができる。
【0028】
そして、前記無線表示器取付具の電源線に対して接続可能な接続端子を備えた終端部材、及び始端部材を組み合わせることで、無線表示器の配置レイアウトに応じた配線を、無線表示器取付具の増減によって簡単に行うことができる。
【0029】
本発明に係る無線表示器取付具は図示した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更可能である。
(1)実施の形態では、給電用の電源線が2本づつ収容された2ターンの例を示したが、これに限らず、電源線を1本づつ収容した1ターン、或いは電源線を3本づつ収容した3ターン等何れでもよく、求める起電力に応じて適宜決定することができる。
(2)実施の形態では、無線表示器取付具を棚等の取付面に固定する固定手段としてネジ止めの例を示したが、これに限らず、例えば、両面接着テープを用いて固定する方法、取付面に掛け止め片等を介して取り付ける方法等、任意である。
【符号の説明】
【0030】
A…無線表示器取付具 B…終端部材
C…始端部材 D…接続部材
E…無線表示器 1…ケース
2,2’…電源線 3…電源線の収容部
4…空間 7…接続端子