特許第5971007号(P5971007)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ スズキ株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5971007-車体後部の構造 図000002
  • 特許5971007-車体後部の構造 図000003
  • 特許5971007-車体後部の構造 図000004
  • 特許5971007-車体後部の構造 図000005
  • 特許5971007-車体後部の構造 図000006
  • 特許5971007-車体後部の構造 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5971007
(24)【登録日】2016年7月22日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】車体後部の構造
(51)【国際特許分類】
   B62D 25/08 20060101AFI20160804BHJP
【FI】
   B62D25/08 M
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-165831(P2012-165831)
(22)【出願日】2012年7月26日
(65)【公開番号】特開2014-24441(P2014-24441A)
(43)【公開日】2014年2月6日
【審査請求日】2015年6月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002082
【氏名又は名称】スズキ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【識別番号】100096769
【弁理士】
【氏名又は名称】有原 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100107319
【弁理士】
【氏名又は名称】松島 鉄男
(74)【代理人】
【識別番号】100114591
【弁理士】
【氏名又は名称】河村 英文
(74)【代理人】
【識別番号】100125380
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 綾子
(74)【代理人】
【識別番号】100142996
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 聡二
(74)【代理人】
【識別番号】100154298
【弁理士】
【氏名又は名称】角田 恭子
(74)【代理人】
【識別番号】100166268
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 祐
(74)【代理人】
【識別番号】100170379
【弁理士】
【氏名又は名称】徳本 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100161001
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 篤司
(72)【発明者】
【氏名】望月 晋栄
(72)【発明者】
【氏名】大石 浩二
【審査官】 田合 弘幸
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−131784(JP,A)
【文献】 特開2000−072043(JP,A)
【文献】 特開2009−120078(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 25/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リヤランプハウスパネル及びバックパネルを備えた車体後部に閉断面構造で周回しているバックドア開口部が設けられ、該バックドア開口部は、上部よりも下部が車両後方に位置するように、斜めに傾斜して配置されている車体後部の構造において、
前記バックドア開口部の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部には、車両幅方向に沿って延びるテールエンドメンバが連結され、
前記テールエンドメンバの左右両側には、前記閉断面構造の下側角部よりも外方へ延出する膨出部が設けられ、該膨出部は、前記リヤランプハウスパネル及び前記バックパネルに接合され
前記リヤランプハウスパネルの一部は、後面及び側面を有する形状に形成され、前記テールエンドメンバの膨出部は、少なくとも上面、後面及び側面を有する形状に形成されており、前記膨出部の上面と前記リヤランプハウスパネルの側面とは、連続的に繋がって配置されているとともに、前記膨出部の後面と前記リヤランプハウスパネルの後面とは、連続的に繋がって配置されていることを特徴とする車体後部の構造。
【請求項2】
前記テールエンドメンバの膨出部の車体外側部分は、車体後部の外側パネル構造部材を構成するクォータパネルに接合されていることを特徴とする請求項1に記載の車体後部の構造。
【請求項3】
前記テールエンドメンバの膨出部には、車室内空気の出入り口部品が配置され、前記膨出部の後面には、前記出入り口部品の連通孔が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体後部の構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特にバックドアを備えたハッチバック式車両の車体後部の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の中には、バックドアを備えたハッチバック形式の自動車があり、このタイプの車両の車体後部には、バックドアにより開閉される周回構造のバックドア開口部が設けられている。
従来、このような車両の車体後部では、バックドア開口部を閉断面構造とすることによって、捩じり剛性の確保がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−61982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の車体後部の構造においては、車体捩じり剛性がバックドア開口部の周回閉断面構造に依存しているので、バックドア開口部の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部の剛性が十分ではなかった。また、従来の車体後部の構造において、バックドア開口部が斜めに傾斜して配置され、上部よりも下部が車両後方に位置している場合は、左右一対のリヤサスペンションの片側から上向きの荷重が掛かると、周回閉断面構造に対して斜めに作用することになり、周回閉断面構造の部分が左右両側で車両前後方向へ歪むように変形して、車体最後部のピラー(Dピラー)が倒れるおそれがあった。
【0005】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、テールエンドメンバの連結によってバックドア開口部の周回閉断面構造の左右下側角部の剛性を向上させることができ、周回閉断面構造の部分が左右両側で歪むような車体の捩じり変形を低減させ、車両の操縦安定性及び乗り心地性能を改善することが可能な車体後部の構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、リヤランプハウスパネル及びバックパネルを備えた車体後部に閉断面構造で周回しているバックドア開口部が設けられ、該バックドア開口部は、上部よりも下部が車両後方に位置するように、斜めに傾斜して配置されている車体後部の構造において、前記バックドア開口部の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部には、車両幅方向に沿って延びるテールエンドメンバが連結され、前記テールエンドメンバの左右両側には、前記閉断面構造の下側角部よりも外方へ延出する膨出部が設けられ、該膨出部は、前記リヤランプハウスパネル及び前記バックパネルに接合され、前記リヤランプハウスパネルの一部は、後面及び側面を有する形状に形成され、前記テールエンドメンバの膨出部は、少なくとも上面、後面及び側面を有する形状に形成されており、前記膨出部の上面と前記リヤランプハウスパネルの側面とは、連続的に繋がって配置されているとともに、前記膨出部の後面と前記リヤランプハウスパネルの後面とは、連続的に繋がって配置されている。
【0008】
さらに、本発明において、前記テールエンドメンバの膨出部の車体外側部分は、車体後部の外側パネル構造部材を構成するクォータパネルに接合されている。
【0009】
そして、本発明において、前記テールエンドメンバの膨出部には、車室内空気の出入り口部品が配置され、前記膨出部の後面には、前記出入り口部品の連通孔が設けられている。
【発明の効果】
【0010】
上述の如く、本発明に係る車体後部の構造は、リヤランプハウスパネル及びバックパネルを備えた車体後部に閉断面構造で周回しているバックドア開口部が設けられ、該バックドア開口部は、上部よりも下部が車両後方に位置するように、斜めに傾斜して配置されているものであって、前記バックドア開口部の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部には、車両幅方向に沿って延びるテールエンドメンバが連結され、前記テールエンドメンバの左右両側には、前記閉断面構造の下側角部よりも外方へ延出する膨出部が設けられ、該膨出部は、前記リヤランプハウスパネル及び前記バックパネルに接合されているので、バックドア開口部の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部の剛性向上を図ることができる。また、本発明の車体後部の構造では、バックドア開口部の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部がテールエンドメンバによって連結されているので、左右一対のリヤサスペンション等のうち、片側のリヤサスペンションから上向きの荷重が掛かった場合でも、周回閉断面構造の部分が左右両側で車両前後方向へ歪むのを低減でき、車体捩じり変形などを抑えることができる。しかも、テールエンドメンバの膨出部が閉断面構造の下側角部よりも外方へ延出しているので、周回閉断面構造の下側角部の捩じり変形などの荷重を受けることが可能となり、周回閉断面構造の部分が左右で歪むのをより一層低減させることができる。したがって、本発明の車体後部の構造を適用した車両においては、操縦安定性を向上させることができるとともに、乗り心地性能を改善することができる。
また、本発明に係る車体後部の構造は、前記リヤランプハウスパネルの一部は、後面及び側面を有する形状に形成され、前記テールエンドメンバの膨出部は、少なくとも上面、後面及び側面を有する形状に形成されており、前記膨出部の上面と前記リヤランプハウスパネルの側面とは、連続的に繋がって配置されているとともに、前記膨出部の後面と前記リヤランプハウスパネルの後面とは、連続的に繋がって配置されているので、周回閉断面構造の下側角部が捩じり変形するときなどに生じる荷重を当該下側角部からテールエンドメンバの膨出部へ円滑に伝達して分散することができ、局所的な荷重の集中を抑えることができる。
【0012】
さらに、本発明において、前記テールエンドメンバの膨出部の車体外側部分は、車体後部の外側パネル構造部材を構成するクォータパネルに接合されているので、周回閉断面構造の下側角部からの荷重をテールエンドメンバの膨出部を介してクォータパネルなどの外側パネル構造部材に伝達して荷重の拡散を図ることができ、より一層の効果を奏することができる。
【0013】
そして、本発明において、前記テールエンドメンバの膨出部には、車室内空気の出入り口部品が配置され、前記膨出部の後面には、前記出入り口部品の連通孔が設けられているので、車室内空気の出入り口部品を配置するための空間を別途に用意することなく、テールエンドメンバの膨出部を利用でき、スペースの有効利用を図ることができる。しかも、車体後部の外側パネル構造部材の角部は、車室内荷室スペースの後端に隣接して配置することが可能となり、短距離で出入り口部品と連絡することができる。また、車室内空気のコントロールが簡単になり、必要な空気経路面積を設定するだけで済むので、出入り口部品であるベンチレート部品などの構造を簡素化でき、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態に係る構造が適用される車両の車体後部を車両斜め後方から見た斜視図である。
図2図1におけるX部を拡大して示す斜視図である。
図3図2において、テールエンドメンバを取り除いた状態を示す斜視図である。
図4】本発明の実施形態に係る構造が適用される車両の車体後部を示す側面図である。
図5図1におけるX部において、サイドボディアウタパネルを取り除いた状態を示す斜視図である。
図6図5のA−A線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1図6は本発明の実施形態に係る車体後部の構造を示すものである。
【0016】
本発明の実施形態の構造が適用される車両は、図1図5に示すように、バックドア(図示せず)を備えたハッチバック形式の自動車であり、この車両の車体後部1には、バックドア(図示せず)により開閉され、閉断面構造で周回しているバックドア開口部2が設けられている。このバックドア開口部2の車両幅方向の左右両側部分と、該左右両側部分から上方へ向かって立ち上がる車両上下方向の立ち上がり部分は、最後部のピラー部(Dピラー部)3として構成されている。しかも、バックドア開口部2の上面は、図4の鎖線で示すように、上部よりも下部が車両後方に位置するように、斜めに傾斜して配置されている。
そして、ピラー部3は、バックドア開口部2の閉断面構造の下側角部Cに配置されるリヤランプハウスパネル4及びリヤランプハウスインナパネル5と、該リヤランプハウスパネル4の上部に連結配置され、車両上下方向に沿って延びるサイドボディエクステンションパネル6とを備えており、これらリヤランプハウスパネル4及びサイドボディエクステンションパネル6のそれぞれは、図示しない内外側のピラーインナパネル及びピラーアウタパネル等と互いに接合することによって、閉断面形状に形成されている。車体外側のリヤランプハウスパネル4と車体内側のリヤランプハウスインナパネル5とは、重なり部分が複数箇所でスポット溶接により接合されている。
【0017】
ピラー部3の上端部間には、図1図4に示すように、バックドア開口部2の左右上側角部に接合されるルーフバックメンバ部7が車両幅方向に沿って配設されており、このルーフバックメンバ部7は、内側のルーフバックインナメンバと外側のルーフバックアウタメンバとを互いに接合することによって構成されている。また、ピラー部3の下端部間には、バックドア開口部2の閉断面構造の左右下側角部Cに接合されるバックパネル部8が車両幅方向に沿って配設されており、このバックパネル部8は、内側のバックインナパネルと外側のバックアウタパネルとを互いに接合することによって構成されている。そして、バックパネル部8の後面側には、車両幅方向に沿って延在するリヤバンパメンバ9の左右両端部がリヤクラッシュボックス10を介して取付けられている。
なお、本実施形態の車体後部1には、リヤフロアパネル11、クォータパネルエクステンションパネル12、リヤホイルハウスインナパネル13等が車室内側に配設され、外側パネル構造部材を構成するクォータパネル14、リヤホイルハウスアウタパネル15、サイドボディアウタパネル16、リヤサドメンバ17等が車室外側に配設されている。
【0018】
一方、本実施形態のバックドア開口部2の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部Cには、図1図2及び図4図6に示すように、バックドア開口部2の下部側の位置で、バックパネル部8の後面側に配置され、かつ車両幅方向に沿って延びるテールエンドメンバ18が連結されている。このテールエンドメンバ18の左右両側には、閉断面構造の下側角部Cよりも外方へ延出し、内部が空洞となっている膨出部19が設けられており、該膨出部19は、リヤランプハウスパネル4及びバックパネル部8のバックアウタパネルにそれぞれ接合されている。そのため、テールエンドメンバ18の左右両側部分は、車両幅方向に延びる中間部分よりも上下長さなどが大きく形成されている。
【0019】
本実施形態のリヤランプハウスパネル4は、リヤランプハウスインナパネル5と相俟って、閉断面構造の下側角部Cを覆うことが可能な大きさ及び形状に形成されている。しかも、リヤランプハウスパネル4の上部は、ピラー部3と対応する形状に屈曲形成されており、ピラー部3と重なり合う後面4a及び側面4bを有している。
また、テールエンドメンバ18の膨出部19は、少なくとも上面19a、後面19b及び側面19cを有する膨らんだ形状に形成されており、これら上面19a、後面19b及び側面19cの周囲には、リヤランプハウスパネル4及びバックパネル部8と接合するための接合フランジが形成されている。しかも、膨出部19の上面19aとリヤランプハウスパネル4の側面4bとは、連続的に繋がって配置されているとともに、膨出部19の後面19bとリヤランプハウスパネル4の後面4aとは、連続的に繋がって配置されている。このような配置関係により、閉断面構造の下側角部Cが捻じり変形するときに生じる荷重は、下側角部Cからテールエンドメンバ18の膨出部19へと連続して円滑に流れながら伝達され、局所的な荷重の集中が抑えられるようになっている。
【0020】
また、本実施形態の車体後部1では、図5及び図6に示すように、テールエンドメンバ18の膨出部19の車体外側部分がリヤランプハウスパネル4を間に置いてクォータパネル14の中間部分に重ねられ、3枚合わせでスポット溶接により接合されている。これにより、閉断面構造の下側角部Cにおける構成部材の接合強度が高められるとともに、当該下側角部Cからの荷重を膨出部19を介してクォータパネル14などの外側パネル構造部材に伝達されように構成されている。
そのため、クォータパネル14は、サイドボディアウタパネル16の内側に間隔を空けて配置され、車両前後方向へ沿って延在しており、クォータパネル14の後端部14aは、車両幅方向へ直角に折り曲げられ、リヤランプハウスパネル4の前側中間面に重ねられるように形成されている。また、リヤランプハウスパネル4の車体外側部分は、サイドボディアウタパネル16に接合されている。
【0021】
さらに、本実施形態の構造におけるテールエンドメンバ18の膨出部19には、図1図2及び図5に示すように、図示しない車室内空気の出入り口部品(ベンチレート部品等)が配置されている。このため、膨出部19の後面19bには、当該出入り口部品へ連通する複数個の連通孔20が設けられている。これによって、本実施形態の車体後部1には、車室内空気の出入り口部品を配置するための空間を別途に設ける必要がなくなり、テールエンドメンバ18の膨出部19内の空洞を利用することでベンチレート部品を配置することが可能となる。しかも、車体後部1の外側パネル構造部材の角部は、車室内荷室スペースの後端に隣接して配置することにより、短距離で出入り口部品と連絡することが可能となり、車室内空気のコントロールが簡単になり、ベンチレート部品の構造の簡素化が実現可能となる。
【0022】
このように、本発明の実施形態に係る車体後部1の構造においては、傾斜配置されたバックドア開口部2の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部Cに、車両幅方向に沿って延びるテールエンドメンバ18が連結され、このテールエンドメンバ18の左右両側に閉断面構造の下側角部Cよりも外方へ延出する膨出部19が設けられ、膨出部19は、下側角部Cに配置したリヤランプハウスパネル4及びバックパネル部8に接合されているので、バックドア開口部2の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部Cの剛性を向上させることができる。
【0023】
また、本実施形態の車体後部1の構造では、バックドア開口部2の左右両側に位置する閉断面構造の下側角部Cが膨出部19を有するテールエンドメンバ18によって相互に連結されているので、左右一対のリヤサスペンション等のうち、片側のリヤサスペンションから図4の矢印Fで示すような上向きの荷重が掛かり、閉断面構造のバックドア開口部2に対して斜めに作用した場合でも、閉断面構造の下側部分などが左右両側で車両前後方向へ歪むのを確実に低減でき、車体後部1の捩じり変形などを抑えることができる。しかも、テールエンドメンバ18の膨出部19が閉断面構造の下側角部Cよりも外方へ膨らんで延出しており、閉断面構造の下側角部Cの捩じり変形などによって生じた荷重を膨出部19が受けることになるので、閉断面構造のバックドア開口部2の部分が左右で歪むのをより一層低減させることができる。したがって、本実施形態の車体後部1の構造を車両に適用すれば、操縦安定性の向上を図り、乗り心地性能の改善を実現することができる。
【0024】
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
【符号の説明】
【0025】
1 車体後部
2 バックドア開口部
3 ピラー部
4 リヤランプハウスパネル
4a 後面
4b 側面
5 リヤランプハウスインナパネル
8 バックパネル部
14 クォータパネル
18 テールエンドメンバ
19 膨出部
19a 上面
19b 後面
19c 側面
20 連通孔
C 下側角部
図1
図2
図3
図4
図5
図6