(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5972039
(24)【登録日】2016年7月22日
(45)【発行日】2016年8月17日
(54)【発明の名称】車両用の情報表示装置
(51)【国際特許分類】
B60R 16/02 20060101AFI20160804BHJP
B60K 35/00 20060101ALI20160804BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20160804BHJP
G01D 7/00 20060101ALI20160804BHJP
【FI】
B60R16/02 650J
B60R16/02 640K
B60R16/02 630L
B60K35/00 Z
G09G5/00 510H
G09G5/00 510A
G09G5/00 530T
G01D7/00 K
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-107071(P2012-107071)
(22)【出願日】2012年5月8日
(65)【公開番号】特開2013-233851(P2013-233851A)
(43)【公開日】2013年11月21日
【審査請求日】2015年3月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】313004724
【氏名又は名称】ユニキャリア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084375
【弁理士】
【氏名又は名称】板谷 康夫
(74)【代理人】
【識別番号】100121692
【弁理士】
【氏名又は名称】田口 勝美
(74)【代理人】
【識別番号】100125221
【弁理士】
【氏名又は名称】水田 愼一
(72)【発明者】
【氏名】栗野 竜輔
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 大介
【審査官】
佐々木 訓
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−083808(JP,A)
【文献】
特開2010−013060(JP,A)
【文献】
特開2005−081969(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 16/02
B60K 35/00
G01D 7/00
G09G 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に備えられ、その走行情報を含む各種情報画面を表示する表示パネルと、
前記表示パネルの表示を切換える表示切換ボタンと、
前記表示切換ボタンの一定時間よりも短い時間の押下(以下、短押しという)に応じて前記走行情報を含む各種情報画面を順に切換えて前記表示パネルに表示する制御部と、を備えた車両用の情報表示装置において、
前記表示パネルに表示させるためのメンテナンス用の車両情報を検出する検出部を備え、
前記制御部は、前記走行情報を含む情報画面の表示中に前記表示切換ボタンが前記一定時間以上押下(以下、長押しという)された場合にメンテナンス用の車両情報を含んでいない一時表示画面を前記表示パネルに表示し、前記一時表示画面が表示されている状態で前記表示切換ボタン又はその他の特定のボタンが長押しされた場合に前記メンテナンス用の車両情報を含むメンテナンス情報画面を前記表示パネルに表示させる、ことを特徴とする車両用の情報表示装置。
【請求項2】
前記車両の走行モードを切換える走行切換ボタンを備え、
前記制御部は前記走行切換ボタンの短押しに応じて走行モードを切換え、
更に、前記制御部は、前記一時表示画面が表示された状態で前記特定のボタンとして走行切換ボタンが長押しされた場合に前記メンテナンス情報画面を前記表示パネルに表示させる、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用の情報表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記メンテナンス情報画面の表示中に、前記表示切換ボタン又はその他の特定のボタンの押下に応じて、車両の故障個所を示す故障履歴情報を含む複数のメンテナンス情報画面を順に切換えて前記表示パネルに表示する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用の情報表示装置。
【請求項4】
前記一時表示画面が日時の表示画面であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の車両用の情報表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両、特にフォークリフト等の荷役車に搭載される情報表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フォークリフト等の荷役車には、操作ボタンの押下に応じて、運搬している荷役の重量、移動速度、バッテリ残量等の各種情報を順に切換えて表示画面に表示する情報表示装置が備えられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数の操作ボタンの押下に応じて表示パネルに各種情報画面を切換えて表示する情報表示装置が示されている。
【0004】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−117508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
荷役車等の車両においては、定期的にサービスマンによる保守が行われる。保守は、サービスマンが予め定められているメンテナンス用の車両情報を含むメンテナンス情報画面を表示パネルに表示させて行う。メンテナンス情報画面は、一般ユーザによって恣意的に設定値が変更されるのを防ぐため、一般ユーザが容易に見ることができないようにすることが望ましい。そのためメンテナンス情報画面は、例えば移動速度等の走行情報の表示画面を表示させる場合とは明らかに異なる、特別な操作によって表示されるようにしている。
【0007】
そこで、メンテナンス情報画面を表示させるのに、例えば、タッチパネル式テンキーを用いて暗証番号の入力を要件とするものがある。しかしながらこのようにすると、装置の複雑化を招き、更には、暗証番号の管理が必要になるためサービスマンによる円滑な保守作業に支障を生じる虞がある。一方で、メンテナンス情報画面を表示するのに要する操作を余りに簡単にすると、一般ユーザがメンテナンス情報画面を見る虞が高くなってしまう。
【0008】
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、一般ユーザがメンテナンス情報画面を見ることを防ぎつつも、サービスマンは非常に簡単な操作でメンテナンス情報画面を表示する車両用の情報表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、車両に備えられ、その走行情報を含む各種情報画面を表示する表示パネルと、前記表示パネルの表示を切換える表示切換ボタンと、前記表示切換ボタンの一定時間よりも短い時間の押下(以下、短押しという)に応じて前記走行情報を含む各種情報画面を順に切換えて前記表示パネルに表示する制御部と、を備えた車両用の情報表示装置において、前記表示パネルに表示させるためのメンテナンス用の車両情報を検出する検出部を備え、前記制御部は、前記走行情報を含む情報画面の表示中に前記表示切換ボタンが前記一定時間以上押下(以下、長押しという)された場合にメンテナンス用の車両情報を含んでいない一時表示画面を前記表示パネルに表示し、前記一時表示画面が表示されている状態で前記表示切換ボタン又はその他の特定のボタンが長押しされた場合に前記メンテナンス用の車両情報を含むメンテナンス情報画面を前記表示パネルに表示させることを特徴とする。
【0010】
前記車両は、前記車両の走行モードを切換える走行切換ボタンを備え、前記制御部は前記走行切換ボタンの短押しに応じて走行モードを切換え、更に、前記制御部は、前記一時表示画面が表示された状態で前記特定のボタンとして走行切換ボタンが長押しされた場合に前記メンテナンス情報画面を前記表示パネルに表示させることが好ましい。
【0011】
前記制御部は、前記制御部は、前記メンテナンス情報画面の表示中に、前記表示切換ボタン又はその他の特定のボタンの押下に応じて、車両の故障個所を示す故障履歴情報を含む複数のメンテナンス情報画面を順に切換えて前記表示パネルに表示することが好ましい。
【0012】
前記一時表示画面が日時の表示画面であることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の車両用の情報表示装置によれば、表示切換ボタンの短押しによって情報画面を順に切換えて表示する場合において、一般ユーザが何らかの拍子にメンテナンス情報画面を表示する際に行う表示切換ボタンの長押しを行った場合、メンテナンス用の車両情報を含んでいない一時表示画面を先ず表示し、かかるボタン操作がメンテナンス情報画面を表示するための操作の1つであることを一般ユーザが認知することを防ぐ。その一方で、一次表示画面の表示後に表示切換ボタン又はその他の特定のボタンを長押しする、という全部で僅か2回のボタン操作によってメンテナンス情報画面を表示することができ、サービスマンが暗証番号を入力する等の手間を省く。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】(a)は実施形態に係る車両用の情報表示装置を備えた車両の左側面図、(b)は情報表示装置及び操作ボタンを示す正面図。
【
図2】(a)は同情報表示装置において走行情報画面を表示している表示パネルの正面図、(b)は燃費状況確認のための情報画面を示す図、(c)は稼働時間を一覧表示する情報画面を示す図。
【
図4】同情報表示装置と駆動制御装置のブロック図。
【
図5】(a)〜(d)は操作ボタンの押下に応じて表示パネルに表示される情報画面を示す図。
【
図6】操作ボタンの押下に応じて処理される制御のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態に係る情報表示装置は、基本動作として、表示切換ボタンの一定時間よりも短い時間の押下(以下、短押し)に応じて順に各種情報画面を表示パネルに表示する。情報表示装置は、ボタンを一定時間以上押下(以下、長押し)する操作を、同一ボタン又は異なる特定のボタンについて2度行うことによって、メンテナンス用の車両情報を含むメンテナンス情報画面を表示パネルに表示する。ボタンの1度目の長押し時にはメンテナンス用の車両情報を含んでいないカレンダー等の一時表示画面を表示する。これによって、かかるボタン操作がメンテナンス情報画面を表示するための操作の1つであることを一般ユーザが認知することを防ぐ。同時に僅か2回のボタン操作によってメンテナンス情報画面を表示できる構成を採用して、サービスマンが暗証番号を入力する等の手間を省く。
【0016】
図1(a)は実施形態に係る情報表示装置を備えたバッテリ駆動のフォークリフトである車両1の左側面図である。車両1は、ハンドル2下側の点線で囲んで示す領域に車両用の情報表示装置3を備えている。
図1(b)は情報表示装置3の表示パネル4と、表示パネル4に表示する情報画面を切換えるための操作ボタン5と、を示す。
【0017】
図2(a)は、表示パネル4の正面図である。表示パネル4は、文字及び図形を含む種々の情報画面を表示できる高解像度ディスプレイである。
図2(a)において、表示パネル4は、走行情報を含む走行情報画面6を示している。走行情報画面6は、走行速度(km/h)表示部6a、バッテリ残量表示部6b、日時表示部6c、荷重計(t)表示部6d、SC(Speed-Control:速度制限)スイッチがオンのときに表示される「亀印」表示部6eを含んでいる。
図2(b)は1時間当たりのバッテリの消費電流量を示す燃費状況確認のための情報画面6f、(c)は稼働時間(アワーメータ)を一覧表示する情報画面6gを示す。
【0018】
図3は、操作ボタン5の正面図である。操作ボタン5は、5つのボタン5a〜5eを備えている。「SPE」ボタン5aは、一定時間(例えば3秒)よりも短い時間短押しすることによって、車両1の駆動トルクを強(Super-mode)→中(Power-mode)→弱(Economy-mode)に順に設定するための走行切換ボタンである。「亀印」ボタン5bは、SCスイッチであり、オンすることによって車両1の最高速度の制限を行うためのボタンである。「MODE」ボタン5cは、表示パネルの表示を切換えるための表示切換ボタンであり、短押しすることによって走行情報画面6→情報画面6f→情報画面6gの順に表示パネル4に表示する。「+」ボタン5d及び「−」ボタン5eは、メンテナンス情報画面及びその他の設定画面(図示せず)に表示される項目の選択又は設定値の増減を行うのに用いる。
【0019】
図4は、車両1の備える情報表示装置3と、車両1の前進後退及びフォークの昇降等を行う駆動装置7と、のブロック図を示す。情報表示装置3は表示制御部8aを備えており、駆動装置7は駆動制御部8bを備えている。表示制御部8aと駆動制御部8bとは、無線通信によってデータのやり取りを行う。本実施形態では、表示制御部8aと駆動制御部8bとを点線で1つにまとめたものを制御部8として扱う。
【0020】
情報表示装置3は、表示制御部8aと、表示パネル4と、操作ボタン5と、例えば輝度調節ボタン等のその他の操作部9とを備えている。操作ボタン5は、前述したように、5つのボタン5a〜5eを備えている。表示制御部8aは、CPU8cと、表示処理プログラムを記録しているROM8dと、作業領域として用いられるRAM8eとを備えている。表示制御部8aのCPU8cは、表示処理プログラムを実行し、操作ボタン5の操作に応じて表示パネル4の表示を切換える。また、CPU8cは、表示する情報画面の内容に応じて、走行情報等を駆動装置7から無線通信によって取得し、表示パネル4に表示する。
【0021】
駆動装置7は、駆動制御部8bと、フォークリフトを昇降するリフト昇降機10と、フォークの仰角を変えるフォーク仰角調整機11と、移動速度を変えるリフト走行用駆動部12とを備えている。駆動制御部8bは、CPU8fと、駆動トルク可変プログラム等の走行及び荷積みに関するプログラムを記憶しているROM8gと、作業領域として用いられるRAM8hとを備えている。更に、駆動装置7は、ハンドル2の他にアクセル及びブレーキ等を含む操作部13と、移動速度計及び荷重計を含む検出部14と、充電式のバッテリ電源15とを備えている。バッテリ電源15は、情報表示装置3の表示制御部8aにも給電を行う。
【0022】
図5(a)〜(d)は、表示パネル4に走行情報画面6が表示されている場合において、操作ボタン5のボタンを操作してメンテナンス情報画面A又はBを表示する手順を図解するものである。
図5(a)は走行情報画面6を示し、
図5(b)は予め定めた車両のメンテナンス情報を含んでいない一時表示画面16を示し、
図5(c)はメンテナンス情報画面Aを示し、
図5(d)はメンテナンス情報画面Bを示す。一時表示画面16は日時を表すカレンダー画面である。メンテナンス情報画面Aは予め定めたメンテナンス情報を含む画面であり、メンテナンス情報画面Bは故障履歴情報を示す画面である。メンテナンス情報画面Bの「JYU」の列は重大な故障を起こした日付及びエラーコードを示し、「CYU」の列は中程度の故障を起こした日付及びエラーコードを示す。
【0023】
メンテナンス情報画面Aは、検出部14によって検出された走行速度及び荷物の重さ等の情報の他、メンテナンスに必要な情報、例えばバッテリ電源15の劣化の程度を調べるための各部の出力電圧、内部温度等の情報を示す。メンテナンス情報画面Aでは、より多くの情報を表示するため、項目名はA〜Oと示されており、A〜Oの項目の横にその数値が示されている。次の表1は、A〜Oの項目の数値の意味を表す。サービスマンは、例えば項目Eのトルクセンサ出力電圧(V)に基づいて、駆動部のモータの劣化の程度を知ることができる。メンテナンス情報画面Aにおいて、「+」ボタン5d、「−」ボタン5eの操作によってA〜Oの項目を選択し、より詳しい情報を表示する構成を採用しても良い。
【0025】
図6は、情報表示装置3の表示制御部8aのCPU8cが実行する表示処理プログラムのフローチャートである。特に示す場合を除き、各ステップの処理はCPU8cが実行する。フォークリフト始動に伴う電源投入後、ステップS1で、検出部14等の初期設定を行う。ステップS2で、表示パネル4に走行情報画面6(
図5(a))を表示させる。ステップS3で、操作ボタン5の押下を待機する。「MODE」ボタン5cが長押しされた場合(ステップS3でYes)、表示パネル4に一時表示画面16(
図5(b))を表示させる(ステップS4)。一時表示画面16は、ユーザに「亀印」ボタン5bを押下して元の走行情報画面6に戻ることを促す記載又は表示を備えても良い。
【0026】
「MODE」ボタン5cが短押しされた場合(ステップS3でNo)、走行情報画面6(
図5(a))→情報画面6f(
図2(b))→情報画面6g(
図2(c))を順に切換えて表示パネル4に表示させる(ステップS5)。
【0027】
ステップS4で一時表示画面16が表示された場合において、「亀印」ボタン5bが押下された場合(ステップS6でYes)、ステップS2に戻り走行情報画面6(
図5(a))を表示パネル4に表示させる。
【0028】
「亀印」ボタン5bは押下されず(ステップS6でNo)、「SPE」ボタン5aが長押しされた場合(ステップS7でYes)、メンテナンス情報画面A(
図5(c))を表示する(ステップS8)。
【0029】
ステップS7で「SPE」ボタン5aが長押しされた場合以外は(ステップS7でNo)、ステップS6に戻り、ボタンが押下されるのを待機する。ステップS8でメンテナンス情報画面A(
図5(c))を表示パネル4に表示させた後、「SPE」ボタン5aが長押し又は短押しされた場合(ステップS9でYes)、メンテナンス情報画面B(
図5(d))に表示を切換える(ステップS10)。例えば、メンテナンス情報画面が3枚以上ある場合、この「SPE」ボタン5aの押下に応じてメンテナンス情報画面を順に切換えて表示パネル4に表示する。「亀印」ボタン5bが長押し又は短押しされた場合(ステップS11でYes)、ステップS4に戻り一時表示画面(
図5(b))を表示パネル4に表示させる。
【0030】
CPU8aは、以上の表示処理を実行することによって、一般ユーザが誤ってメンテナンス情報画面Aを表示させることを防ぎ、かつ、サービスマンは僅か2回のボタン操作で確実にメンテナンス情報画面Aを表示することができる。このことは、例えば、車両走行中にサービスマンがわき見運転することを極めて有効に防ぐ。
【0031】
情報表示装置3の変形例として、CPU8aは、ステップS7において「SPE」ボタン5aの代わりに「MODE」ボタン5cが長押しされた場合に、メンテナンス情報画面Aを表示パネル4に表示しても良い。更に、CPU8aは、ステップS3、S7での「MODE」ボタン5cの2度の長押しが、「MODE」ボタン5cから指先を離すことなく、連続して(例えば6秒以上)された場合にメンテナンス情報画面Aを表示パネル4に表示しても良い。一般ユーザは、表示画面が変われば一度操作ボタン5の押下を止めると考えられる。「MODE」ボタン5cを2回分続けて長押しする変形例の場合、一般ユーザが誤ってメンテナンス情報画面Aを表示させることをより有効に防ぐことができる。
【0032】
なお、本発明は、上記実施形態に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々変形が可能である。例えば車両1の駆動装置7はバッテリ駆動に限定されず、内燃機関によって駆動されるもの、又は、ハイブリッド駆動されるものでもよい。また、表示パネル4の画面切換処理は、CPU8aによるソフトウェア処理によって実施したが、FPGA等のプログラム可能な制御装置(PLD)を用いて実施しても良い。または、表示パネル4の画面切換処理は、操作ボタン5の操作に応じて対応する情報画面を表示するハードウェア回路を用いて実施しても良い。また、表示パネル4と操作ボタン5は、タッチパネルを用いて同一画面に表示しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明の情報表示装置を搭載する車は、荷役車に限定されず、走行中に、そのリアルタイムの走行情報を含むメンテナンス情報を表示し確認する必要のある車両、例えば、自動車、電気自動車、電車、二輪車等に搭載することができる。
【符号の説明】
【0034】
1 車両
3 情報表示装置
4 表示パネル
5 操作ボタン
5a 「SPE」ボタン(走行切換ボタン)
5c 「MODE」ボタン(表示切換ボタン)
6 走行情報画面
7 駆動装置
8 制御部
12 リフト走行用駆動部
13 操作部
14 検出部
15 バッテリ電源
16 一時表示画面
A、B メンテナンス画面