特許第5973859号(P5973859)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アンリツ産機システム株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5973859-物品検査装置 図000002
  • 特許5973859-物品検査装置 図000003
  • 特許5973859-物品検査装置 図000004
  • 特許5973859-物品検査装置 図000005
  • 特許5973859-物品検査装置 図000006
  • 特許5973859-物品検査装置 図000007
  • 特許5973859-物品検査装置 図000008
  • 特許5973859-物品検査装置 図000009
  • 特許5973859-物品検査装置 図000010
  • 特許5973859-物品検査装置 図000011
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5973859
(24)【登録日】2016年7月22日
(45)【発行日】2016年8月23日
(54)【発明の名称】物品検査装置
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/418 20060101AFI20160809BHJP
   G06Q 50/04 20120101ALI20160809BHJP
   B65G 1/137 20060101ALI20160809BHJP
【FI】
   G05B19/418 Z
   G06Q50/04
   B65G1/137 A
【請求項の数】5
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2012-217065(P2012-217065)
(22)【出願日】2012年9月28日
(65)【公開番号】特開2014-71653(P2014-71653A)
(43)【公開日】2014年4月21日
【審査請求日】2015年9月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】302046001
【氏名又は名称】アンリツインフィビス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100072604
【弁理士】
【氏名又は名称】有我 軍一郎
(72)【発明者】
【氏名】野崎 隆次
(72)【発明者】
【氏名】上萬 直哉
(72)【発明者】
【氏名】谷口 英治
【審査官】 川東 孝至
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−280092(JP,A)
【文献】 特開平10−162076(JP,A)
【文献】 特開2012−243046(JP,A)
【文献】 特開2008−296202(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 19/418
B65G 1/137
G06Q 50/04
G06F 3/01
G06F 3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送手段(3)によって搬送される被検査物(W)の品質データを取得し、予め設定された基準値と前記品質データとを比較して前記被検査物の品質の良否を検査する物品検査装置において、
表示手段(6)と、
作業者ごとに前記作業者に対応して予め設定された少なくとも1つの表示形態の項目を記憶する記憶手段(7)とを備え、
前記表示手段が、指定された作業者を表示するとともに、前記記憶手段に記憶された前記表示形態の項目に従って、前記指定された作業者に対応した表示形態で表示することを特徴とする物品検査装置。
【請求項2】
前記作業者の表示は、作業者の名称および作業者の顔写真のうち少なくともいずれか1つからなることを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
【請求項3】
前記表示手段は、複数の作業者の表示をすることができ、
前記表示手段により表示された前記複数の作業者の中から、いずれかの作業者を選択することができる作業者選択手段(8)をさらに備え、
前記作業者選択手段が、前記作業者ごとに設定されたバーコード、前記作業者ごとに設定されたタグ、前記作業者ごとに設定された認証カードのいずれかに基づいて前記作業者を選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品検査装置。
【請求項4】
前記表示形態の項目は、言語を含むことを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
【請求項5】
前記作業者の名称は、日本語表記および英語表記を含む少なくとも2種類の表記からなることを特徴とする請求項2に記載の物品検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、生肉、魚、加工食品、医薬などの被検査物の品質を検査する物品検査装置に関し、特に、作業者が簡単に操作できるようにした物品検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、被検査物の品質を検査する物品検査装置として、重量選別機、X線異物検出装置、金属検出装置などの検査装置が知られている。
このような従来の重量選別機は、搬送される被検査物の質量を測定し、得られた測定値が基準範囲内にあるか否かを判定し、基準範囲内の良品とそれ以外の不良品とを選別している。また、従来のX線異物検出装置は、搬送される被検査物にX線を照射し、この照射したX線の透過量から被検査物中に異物が混入しているか否かを検出している。また、従来の金属検出機は、搬送ラインに交番磁界を発生させておき、交番磁界中を各品種の被検査物を通過させ、磁界を通過しているときの検波出力から金属が混入しているか否かを検出している。
【0003】
この種の物品検査装置に対して、多くの作業者が作業をすることができるので、作業経験の少ない作業者により不良品となった被検査物が良品の搬送路に混入してしまうことを防止したり、悪意ある作業者が、搬送路を覆うカバーを開けて被検査物を不正に工場の外に持ち出してしまうことを防止したりするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−296202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の物品検査装置においては、不良品の良品中への混入や、被検査物の不正な持ち出しを防止するなど、多くの作業者が作業する生産ラインの下で、不良品を適切に管理することはできるものの、作業者に対する作業性の考慮がまだ十分とはいえず、効率的な作業が促進できないという問題があった。
この物品検査装置に対して、多くの作業者が作業をすることができるので、作業経験が少ない者や作業経験の豊富な者、装置の操作内容を熟知している者や熟知していない者など、各作業者の操作レベルがそれぞれ異なっている。そのため、作業者によっては、面倒な作業が生じてしまうことがある。
特に、物品検査装置の表示が日本語表記でされた場合には、英語の得意な外国人には適さないので、作業の都度、英語表記に切り替える必要があり面倒な作業となってしまう。
また、装置の操作内容を熟知していない者に対応して装置の操作説明が表示されるガイダンスは、装置の操作内容を熟知している者には不要なので、ガイダンスのスキップなどの表示切替操作が面倒な作業となってしまう。また、各作業者によっては、文字サイズの大きさに好みがあり、文字サイズの選択のための表示切替操作も面倒な作業となってしまう。
このように、物品検査装置の表示画面に表示される表示形態を選択するのに手間が掛り、効率的な作業が促進できないという問題があった。
【0006】
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、表示画面に表示される表示形態の選択に手間が掛らず、作業を円滑に進めることができる物品検査装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る物品検査装置においては、上記課題を解決するため、(1)搬送手段によって搬送される被検査物の品質データを取得し、予め設定された基準値と前記品質データとを比較して前記被検査物の品質の良否を検査する物品検査装置において、表示手段と、作業者ごとに前記作業者に対応して予め設定された少なくとも1つの表示形態の項目を記憶する記憶手段とを備え、前記表示手段が、指定された作業者を表示するとともに、前記記憶手段に記憶された前記表示形態の項目に従って、前記指定された作業者に対応した表示形態で表示するよう構成する。
【0008】
以上の構成により、本発明に係る物品検査装置においては、表示画面に表示される表示形態の選択に手間が掛らず、作業を円滑に進めることができる。
すなわち、指定された作業者の表示および前記指定された作業者に対応した表示形態の項目が一覧のテーブルで表示されるので、作業者が自分に設定されている表示形態の項目を容易に把握することができる。
特に、作業者に対応して設定された表示形態の項目で、例えば、言語、文字サイズ、説明1および説明2などの項目が表示され、表示形態がその項目に従って表示されるようにすることができる。その結果、作業者は、いちいち表示項目ごとに表示形態を選択させられるという煩わしさから解放され、物品検査装置における作業を円滑に進めることができる。日本語に不慣れで英語が得意な外国人作業者に対しては、英語表記で表示するよう、予め設定することができるので、日本語、英語の表記の選択をする手間を省くことができる。
また、作業経験の少ない作業者に対しては、前述のような説明1および説明2を表示画面に表示するようにして作業の促進を図ることができる。他方、作業経験の豊富な作業者に対しては、前述のような説明1および説明2の表示を省略するようにして作業の促進を図ることができる。
【0009】
また、本発明に係る物品検査装置においては、(2)前記作業者の表示は、作業者の名称および作業者の顔写真のうち少なくともいずれか1つで構成してもよい。
【0010】
以上の構成により、本発明に係る物品検査装置においては、表示画面に、作業者の名称および作業者の顔写真のうち少なくともいずれか1つが表示されるので、物品検査装置で作業する者が誰であるかが他の作業者などの第三者が容易に把握することができ、作業者が誰であるかを探す必要が解消され、他の作業者の作業の効率化も促進される。
【0011】
また、本発明に係る物品検査装置においては、(3)前記表示手段は、複数の作業者の表示をすることができ、前記表示手段により表示された前記複数の作業者の中から、いずれかの作業者を選択することができる作業者選択手段をさらに備え、前記作業者選択手段が、前記作業者ごとに設定されたバーコード、前記作業者ごとに設定されたタグ、前記作業者ごとに設定された認証カードのいずれかに基づいて前記作業者を選択するようにしてもよい。
【0012】
以上の構成により、本発明に係る物品検査装置においては、表示手段に表示された作業者の表示に、複数の作業者が含まれていた場合、表示された複数の作業者の中から、いずれかの作業者を選択することができる作業者選択手段をさらに備えているので、簡単に作業者を選択することができる。
例えば、複数の作業者の表示および表示形態の項目が表示手段に表示された後、予め作業者に対応して設定されたバーコードを読み取って、予め記憶手段に記憶されたバーコードと照合することにより、該当する作業者を選択することができる。このバーコードにより作業者が選択されると、作業者に対応し決められた言語、文字サイズや説明1、説明2の扱いなどの表示形態の項目が、即実行されるよう構成することができ、表示形態の選択の必要がなくなる。
【0013】
また、作業者選択手段は、物品検査装置で作業する作業者の人体を通信媒体として、作業者に装着されたタグと、装置本体に設けられた通信手段との間で、通信を実行し、作業者に装着されたタグに記録されている作業者の名称としての名前を読み出し、予め記憶手段に記憶された作業者の名前と照合して、作業者を選択することも可能となる。人体を通信媒体とする通信手段が設けられた物品検査装置においても、通信を利用することができ、表示形態の選択の必要がなくなる。
【0014】
また、作業者選択手段は、物品検査装置で作業する作業者の所持する認証カードが、装置本体に設けられたカード挿入手段に挿入されたとき、認証カード内の作業者の名前と、予め記憶手段に記憶された作業者の名前と照合して、作業者を選択することもできる。その結果、認証カードによる認証システムが設けられた物品検査装置においても、認証システムを利用することができ、表示形態の選択の必要がなくなる。
【0015】
また、本発明に係る物品検査装置においては、(4)前記表示形態の項目は、言語を含むようにしてもよい。
【0016】
以上の構成により、本発明に係る物品検査装置においては、表示形態の項目に言語が含まれている場合、日本語、英語、ポルトガル語、中国語、スペイン語などのように複数言語に対応した表示を設定することができる。その結果、予め用意された多くの言語表記の中から一つの言語表記の選択をすることなく、作業者の理解し易い言語で、表示画面の内容が表示される。その結果、作業を円滑に進めることができる。
【0017】
また、本発明に係る物品検査装置においては、(5)前記作業者の名称は、日本語表記および英語表記を含む少なくとも2種類の表記で構成してもよい。
【0018】
以上の構成により、本発明に係る物品検査装置においては、作業者の名称の表記欄に、日本語表記および英語表記が併記され、表示画面に日本語および英語の双方が一度に表示されるので、多くの作業者が自己の名前などの名称が表示されていることを素早く把握することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る物品検査装置によれば、表示画面に表示される表示形態の選択に手間が掛らず、作業を円滑に進めることができる物品検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】実施形態に係る重量選別機を示す斜視図である。
図2】実施形態に係る重量選別機を示すブロック図である。
図3】実施形態に係る重量選別機の表示部におけるユーザーテーブルの表示例を示す平面図である。
図4】実施形態に係る重量選別機の表示部における他のユーザーテーブルの表示例を示す平面図である。
図5】実施形態に係る重量選別機の表示部における日本語表記、英語表記を併記した他のユーザーテーブルの表示例を示す平面図である。
図6】実施形態に係る重量選別機の表示部における日本語表記の表示例を示す平面図である。
図7】実施形態に係る重量選別機の表示部における英語表記の表示例を示す平面図である。
図8】実施形態に係る重量選別機の表示部の文字が小さい表示例を示す平面図である。
図9】実施形態に係る重量選別機の表示部の文字が大きい表示例を示す平面図である。
図10】実施形態に係る重量選別機の運転の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係る物品検査装置の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態)
図1図10は、本発明に係る物品検査装置を重量選別機1に適用した実施形態の一例を示している。
なお、本発明に係る物品検査装置は、実施形態に係る重量選別機1だけでなく、重量選別機1以外の他の装置で構成されていてもよい。例えば、搬送ラインに交番磁界を発生させておき、交番磁界中を各品種の被検査物を通過させ、磁界を通過しているときの検波出力から金属が混入しているか否かを検出する金属検出機で構成されていてもよい。また、搬送される被検査物にX線を照射し、この照射したX線の透過量から被検査物中に異物が混入しているか否かを検出するX線異物検出装置で構成されていてもよい。
【0022】
図1図2に示すように、重量選別機1は、装置本体2と、搬送手段としての搬送部3と、投受光部4と、選別部5により構成されている。
【0023】
重量選別機1は、生産ラインの一部を構成するベルトコンベアBCの後端部に設置され、所定間隔をおいて矢印A方向に順次搬送されてくる被検査物Wの質量を測定するよう構成されている。そして、測定により得られた測定値を後述する記録セクション12cに記録されている質量の上限基準値および下限基準値の双方と比較し、得られた測定値が基準範囲内にあるか否かを判定し、基準範囲内のものを良品とし、それ以外のものを不良品として選別するよう構成されている。
【0024】
装置本体2は、表示手段としての表示部6と、記憶手段としての記憶部7と、作業者選択手段としての選択部8と、電源部9、搬送制御部11と、重量選別部12と、重量選別機1の各種操作や各種設定を入力する操作部13と、これらの各部を収納する収納筐体14とを含んで構成される。
【0025】
表示部6は、図1に示すように、装置本体2の搬送部3側の上端部に設けられており、例えば、液晶ディスプレイなどのタッチパネルで構成される。
このタッチパネルは、表示と入力の2つの機能を備えており、表示部6の外部から入力された画像情報を液晶ディスプレイの画面に表示するとともに、作業者がその画面に表示された文字や絵などの点または領域に手で触れた際に、触れられた画面位置の情報を感知して外部へ情報信号として出力するよう構成されている。
【0026】
表示部6においては、作業者により重量選別機1に電源が投入された際、図3ないし図5に示すユーザーテーブルが表示されるようになっている。
【0027】
図3に示すユーザーテーブルは、作業者ごとに作業者に対応して予め設定された表示形態の項目を一覧にまとめたものであり、記憶部7に記憶されている。このユーザーテーブルは、作業者の表示および記憶部7に記憶されている表示形態の項目が同時に表示画面に表示されるようになっている。
この図3に示すユーザーテーブルの紙面に向かって左側の列は、単に作業者を示す整理番号(No.)が1ないし6で表示されているが、作業者を示すIDや記号などの識別表示であってもよい。
整理番号の右列には、作業者の表示に対応する作業者の名称としての名前が表示されており、上から順にNo.1「山田○子」、No.2「佐藤○雄」、No.3「山下○マイク」、No.4「鈴木○美」、No.5「田中○朗」、No.6「木下○マリア」となっている。
名前の右欄には順に、言語、文字サイズ、説明1、説明2および最終ログイン日が表示されている。なお、現在作業をしている作業者から、他の作業者に切り替えるときには、前述のようなユーザーテーブルの表示を実行しなくとも、その切り替えた新たな作業者に対応して設定されている表示形態で、自動的に表示形態を表示するようにしてもよい。
【0028】
言語は、日本語、英語、ポルトガル語となっているが、必要に応じて、他の言語表示がなされる。例えば、中国語、スペイン語などの言語が表示される。
文字サイズは、大、中、小と表示されているが、他の文字サイズを表示するようにしてもよい。例えば、ポイント活字の大きさを示す10ポイント程度から60ポイント程度の文字サイズを1ポイントないし数ポイントごとに設定して表示してもよい。
説明1は、重量選別機1の操作内容の説明であって、作業経験の少ない担当者向けの説明の表示となっている。この説明1は、いわゆるガイダンスやヘルプなどの操作や機能の内容の説明を表示画面に表示したもので、例えば、被検査物WにNG品が発生した場合の取扱方法や処置方法、記録データの回収方法などが含まれる。
【0029】
説明2は、説明1と同様、重量選別機1の操作内容の説明であって、作業経験の豊富な担当者や管理者向けの説明の表示となっている。この説明2は、説明1と同様、いわゆるガイダンスやヘルプなどの操作や機能の内容の説明を表示画面に表示したもので、例えば、検出感度変更方法、品種設定方法、装置の校正方法などの説明が含まれる。
最終ログイン日は、作業者が重量選別機1で最終に作業をした日が表示され、作業者ごとの重量選別機1の使用頻度の統計の参考などに使うことがてきる。
【0030】
図3に示すユーザーテーブルは、表示画面の名前の表示欄にタッチすると、重量選別機1でこれから作業する者の名前とその名前の者の属する担当者というグループ表示が表示画面の右上部分になされる。同時に、タッチ後の表示画面の表示が、ユーザーテーブルに示された表示形態の項目に従って表示されるようになっている。
例えば、No.1の作業者「山田○子」の場合、「山田○子」の表示部分をタッチすると、図3の右上部分に「山田○子」が表示され、その下側にグループ表示の「担当者」が表示される。また、図4の右上部分の「山田○子」に近接して、「山田○子」の顔写真を表示するようにしてもよい。この顔写真の表示により、重量選別機1で作業する者が誰であるかが他の作業者などの第三者に知らせることができる。この顔写真の表示は、図4の右上部分だけでなく、中央部分の表示がされていない領域に拡大して表示するようにしてもよい。
【0031】
実施形態に係る重量選別機1においては、ユーザーテーブルの名前の表示欄に、日本語で表示した場合について説明したが、他の言語表記によって表示してもよい。例えば、図5に示すように、名前の表示欄に、日本語表記および英語表記を上下に並べて表示するようにしてもよい。また、名前の表示欄に英語表記やポルトガル語などの他の言語表記で表示するようにしてもよい。
また、作業者の名称の表示欄の表示は、識別コードなどのIDであってもよく、グループ表示であってもよい。例えば、「日本人 初心者グループ」、「日本人 管理者グループ」、「ブラジル人 初心者グループ」などのグルーブ表示であってもよい。
【0032】
ユーザーテーブルに示された表示形態の項目が言語の場合、日本語では、例えば、図6に示すように、整理番号のNo.被検査物Wの品名、質量の基準値の表示欄の内、品名が日本語で「鮭おにぎり」のように表示される。他方、英語では、例えば、図7に示すように、整理番号のNo.被検査物Wの品名、質量の基準値の表示欄の内、品名が日本語と対応する英語の品名で「SYAKE ONIGIRI」のように表示される。したがって、日本語に不慣れな外国人作業者であっても、英語を理解する者であれば、品名を容易に把握することができる。なお、品名を上側を日本語で、下側を英語で併記するように表示してもよい。
【0033】
ユーザーテーブルに示された表示形態の項目が文字サイズの場合、文字サイズ小では、例えば、図8に示すように、表示画面の左側に上から順に計量値、最大値、最小値、平均値が比較的小さな文字で表示され、その右側には、上から順に、各値が、100.0g、108.5g、97.6g、102.3gのように表示される。この場合、表示画面に、文字サイズ大と比較して、より多くの情報を表示することができる。
他方、文字サイズ大では、例えば、図9に示すように、表示画面の中央部上側に計量値が示され、その下側に比較的大きな文字で100.0gと表示される。この場合、文字サイズ小と比較して、表示画面から比較的離れた距離からでも作業者が表示内容を読むことができる。
【0034】
この表示部6においては、被検査物Wの前述のような質量などの計量値を含む検査結果が表示されるとともに、他の必要な表示がなされる。例えば、被検査物Wの品種、測定範囲、測定速度、測定精度、検出感度、選択項目の待受け表示、重量選別機1に異常が発生した場合の警告や、点検要求などが必要に応じて表示される。
【0035】
記憶部7は、記録媒体の記録領域の一部で構成され、記憶部7には、表示部6に表示される前述のユーザーテーブルや、作業者の整理番号、作業者の識別記号などの作業者に関する情報が記憶されている。必要に応じて、記憶部7に記憶されているユーザーテーブルや記憶された情報が読み出されて活用される。
【0036】
選択部8は、前述のユーザーテーブルに表示されたNo.1「山田○子」、No.2「佐藤○雄」、No.3「山下○マイク」、No.4「鈴木○美」、No.5「田中○朗」、No.6「木下○マリア」の内、いずれの作業者が、重量選別機1の作業者になるかを選択するよう構成されている。前述のように、ユーザーテーブルに表示された各作業者の名前の領域をタッチすることで作業者を選択することができるが、これ以外の他の方法で選択するよう構成されている。他の方法として次の方法がある。例えば、ユーザーテーブルが表示部6に表示された後、予め作業者に対応して設定されたバーコードを読み取って、予め記憶部7に記憶されたバーコードと照合することにより、該当する作業者を選択することができる。
このバーコードにより作業者が選択されると、作業者に対応し決められた言語、文字サイズや説明1、説明2の扱いなどの表示形態の項目が、即実行されるようになっている。
【0037】
また、選択部8は、重量選別機1で作業する作業者の人体を通信媒体として、作業者に装着されたタグと、装置本体2に設けられた図示しない通信部との間で、通信を実行し、作業者に装着されたタグに記録されている作業者名を読み出し、予め記憶部7に記憶された作業者名と照合して、作業者を選択するようにしてもよい。
【0038】
また、選択部8は、重量選別機1で作業する作業者の所持する認証カードが、装置本体2に設けられた図示しないカード挿入部に挿入されたとき、認証カード内の作業者名と、予め記憶部7に記憶された作業者名と照合して、作業者を選択するようにしてもよい。
【0039】
電源部9は、収納筐体14に装着され、重量選別機1の各構成要素に電源を供給する公知の電源ユニットで構成されている。
【0040】
搬送部3は、図1に示すように、助走コンベア3aおよび秤量コンベア3bにより構成される。助走コンベア3aは2つのローラ3c、3dとこれらのローラに巻き付けられている無端状の搬送ベルト3eとを含んで構成される。秤量コンベア3bは2つのローラ3f、3gとこれらのローラに巻き付けられている無端状の搬送ベルト3hとを含んで構成される。
搬送部3は、ベルトコンベアBCから矢印A方向に流れてくる包装された生肉、魚、加工食品、医薬などの各種の被検査物Wを搬送するようになっている。搬送されてくる被検査物Wは助走コンベア3aにより、姿勢などが安定状態になり、秤量コンベア3bにより荷重センサに載荷され、さらに選別部5に搬送されるようになっている。
【0041】
投受光部4は、一対の投光部4aおよび受光部4bにより構成され、助走コンベア3aと秤量コンベア3bとの間に配置されている。例えば、投光部4aは搬送ベルト3hの装置本体2側に位置し、受光部4bは搬送ベルト3hの他の側面で投光部4aに対向するように位置し、被検査物Wが投光部4aおよび受光部4bの間を通過すると被検査物Wにより受光部4bが遮光され、被検査物Wが搬入されたことを検出するようになっている。
また、検出信号を後述する質量検出セクション12bおよび荷重センサ12aに出力するようになっている。
【0042】
選別部5は、選別機構部5aと、搬送コンベア5bとを含んで構成される。搬送コンベア5bは、ローラ5cおよびローラ5cに対向して配置される図示しないローラと、これらのローラに巻き付けられている無端状の搬送ベルト5dとを含んで構成される。
選別機構部5aは、例えば、押し出し型の選別機構により構成されている。選別機構部5aは、良品と不良品とを選別できるものであればよく、フリッパ機構、エアジェット機構およびドロップアウト機構などの何れかの選別機構で構成してもよい。
選別機構部5aは、上流の秤量コンベア3bから搬送される被検査物Wを搬送コンベア5bで矢印B方向に搬送している間に、後述する判定セクション12dの判定結果に基づいて被検査物Wに対して搬送ベルト5dの側面方向への押し出しやジェットエアーの吹き付けを行うようになっている。この選別機構部5aは、判定結果が不良品の被検査物Wを搬送ベルト5d上から排出し、判定結果が良品の被検査物Wと区別することにより選別を行っている。
【0043】
搬送制御部11は、図2に示すように、駆動モータ11aと、制御セクション11bとを含んで構成される。制御セクション11bは、検査結果に基づいて駆動モータ11aの駆動速度を調節できるようになっている。また、制御セクション11bは、重量選別機1が異常であることを認識する異常認識部13が重量選別機1に異常が発生したことの認識に基づいて駆動モータ11aを停止するようになっている。
【0044】
重量選別部12は、品質データを取得するための荷重センサ12aと、質量検出セクション12bと、記録セクション12cと、品質の良否を判定する判定セクション12dとを含んで構成される。
荷重センサ12aは、電磁平衡機構、差動トランス機構および歪ゲージ機構などの何れかのはかり機構で構成される。電磁平衡機構では、天びんの片側に被検査物W、もう片側におもりとなる分銅を載せる代わりに、電気の力、すなわち電磁力を加えて、天びんを釣り合わせるようになっている。被検査物Wの重さにより、釣り合わせるのに必要な電気の量が変化することを利用し、天びんが釣り合ったとき、荷重センサ12aに生ずる電流を検知し、この電流の大きさに応じた信号を出力するようになっている。
【0045】
電磁力は、投受光部4によって被検査物Wの秤量コンベア3bへの搬入が検知されてから所定時間tが経過したタイミングで加えられる。所定時間tは被検査物Wが秤量コンベア3bに搬入を開始してから秤量コンベア3bに完全に乗り移り、さらに荷重センサ12aから出力された信号が安定するまでに必要な時間で設定されている。例えば、所定時間tは、操作部13からの入力により設定された秤量コンベア3bの搬送速度(m/min)および被検査物Wの搬送方向である矢印B方向に沿った長さ(mm)などの基準に基づいて決定される。
【0046】
出力された信号は、質量検出セクション12bに入力され、質量検出セクション12bにおいて被検査物Wの質量が検出され、検出された質量は、質量信号として判定セクション12dに出力される。
【0047】
記録セクション12cは、記録媒体の記録領域の一部で構成され、被検査物Wの品種に対応した被検査物Wの選別に必要な情報(例えば、質量の上限基準値および下限基準値、助走コンベア3aおよび秤量コンベア3bの各速度(m/s)および搬送方向に沿った長さ(mm)、被検査物Wの搬送方向に沿った長さ(mm)秤量コンベア3bの搬出端から選別部5までの距離、被検査物Wの搬入間隔(mm)など)や荷重センサ12aによって取得された被検査物Wの品質データ、統計データ、アラーム来歴および点検来歴などのデータを記録するようになっている。
【0048】
判定セクション12dは、質量検出セクション12bから出力された被検査物Wの質量の信号を受け、記録セクション12cに予め記録されている質量の上限基準値および下限基準値を読み出し、被検査物Wの質量と上限基準値および下限基準値とを比較し上限基準値および下限基準値で決定される質量の許容範囲内に被検査物Wの質量が入っているか否かを判定する。判定した結果は、選別部5に出力される。さらに表示部6に出力され判定結果が表示され、記録セクション12cに出力され判定結果が記録されるようになっている。
【0049】
操作部13は、図1に示すように、表示部6とともに装置本体2の搬送部3側の上端部に設けられ、表示部6の表示画面の下側部分にタッチパネルとして形成してもよい。またタッチパネルとして表示した操作部13の左下側部分に「画面切換」の操作ボタンを表示し、この画面切換の操作ボタンをタッチすることにより表示部6の表示画面の一部に入力用のボタンからなる操作ボタンを表示してもよい。この操作ボタンから認証IDおよびパスワードなどの情報を入力することができる。
【0050】
この操作部13においては、被検査物Wの選別に必要な情報、例えば、助走コンベア3aおよび秤量コンベア3bの各速度(m/s)および搬送方向に沿った長さ(mm)、被検査物Wの搬送方向に沿った長さ(mm)、被検査物Wに対する許容範囲の上限値Gaと下限値Gb、秤量コンベア3bの搬出端から選別部5までの距離、被検査物Wの搬入間隔(mm)などの選別情報を判定セクション12d、質量検出セクション12bなどに設定させるよう操作ボタンなどの入力部位から入力できるようになっている。
【0051】
本発明の実施形態に係る重量選別機1においては、各構成部分を制御する図示しないCPUおよびこれらに構成要素を接続する構造で構成するようにしてもよい。例えば、重量選別機1における搬送部3、投受光部4、選別部5、表示部6、搬送制御部11、重量選別部12、操作部13などの各構成要素はCPUによって動作するよう構成してもよい。このCPUの指令に基づいて、装置本体2内に格納された各構成要素に対応するよう設けられた制御プログラムを実行し、各構成要素を動作させるよう構成してもよい。
【0052】
また、前述の各構成部分を制御する図示しないCPUおよびこれらに構成部分を接続する構造を、重量選別機1の外部に配置したパーソナルコンピュータ、いわゆるPCで構成するようにしてもよい。この場合、PCと重量選別機1との間はケーブルや無線通信で接続されるので、重量選別機1の装置本体2が、より小型化されるとともに、構成が簡単になる。また、PCにより複数の重量選別機1を制御することができ、生産工場のシステムが統一され、高い精度で高い作業効率が得られるようになる。
【0053】
次いで、重量選別機1に対する作業者の作業について図10のフローチャートを参照して説明する。
【0054】
図10に示すように、作業者により重量選別機1の電源が投入されると(S1)、重量選別機1は、各作業者に対応して予め設定され記憶部7に記憶された少なくとも1つの表示形態の項目と作業者の表示が含まれるテーブル、例えば、図3に示すユーザーテーブルを記憶部7から読み出して表示部6の表示画面に表示する(S2)。そして、ユーザーテーブルに表示された作業者「山田○子」、「佐藤○雄」、「山下○マイク」、「鈴木○美」、「田中○朗」、「木下○マリア」のいずれかの作業者が選択されるよう選択の待受け状態となる(S3)。
いずれかの作業者が選択されると(S4)、例えば、作業者「山田○子」が選択されると、図4に示す表示画面の右上部分に選択された作業者「山田○子」および「山田○子」の顔写真が表示される(S5)。さらに、「山田○子」の下側に「山田○子」が重量選別機1の担当者であることが表示される。この選択された作業者は、本発明に係る物品検査装置における指定された作業者に対応している。
【0055】
続いて、選択された作業者「山田○子」に対応して予め設定され記憶部7に記憶されたユーザーテーブルに基づいて、表示部6の表示画面が切り替わり、例えば、図4に示すユーザーテーブルに表示されているように、言語は図6に示すように日本語で表示され、文字サイズは図8に示すように小で表示される。作業者「山田○子」の場合は、説明1と説明2は予め不要とされているので、説明1と説明2の表示は省略される(S6)。
次いで、所定時間経過後に作業者「山田○子」の作業が終了したか否かが判断される(S7)。作業が終了していないと判断された場合には、さらに所定時間経過後に作業が終了したか否かが判断される(S7)。
【0056】
作業が終了したと判断された場合には、続いて、作業内容および作業結果が装置本体2に記録される(S8)。そして、他の作業項目の作業を行うか否かが判断される(S9)。例えば、作業者の表示部6へのタッチにより、他の作業を行うことが選択された場合には、ステップS7に進む。ステップS9で、他の作業項目を行うことが選択されなかった場合には、作業は終了する。
【0057】
以上説明したように、実施形態に係る重量選別機1は構成されているので、以下のような効果が得られる。
すなわち、実施形態に係る重量選別機1は、搬送部3によって搬送される被検査物Wの品質データを取得し、予め設定された基準値と品質データとを比較して被検査物Wの品質の良否を検査するよう構成されている。そして、表示部6と、作業者ごとに作業者に対応して予め設定された少なくとも1つの表示形態の項目である言語、文字サイズ、説明1および説明2が含まれるユーザーテーブルを記憶する記憶部7とを備え、表示部6が、作業者の名前および表示形態の項目とを表示するよう構成されている。
【0058】
その結果、実施形態に係る重量選別機1は、表示画面に表示される表示形態の選択に手間が掛らず、作業を円滑に進めることができるという効果が得られる。
すなわち、作業者の名前および前述のユーザーテーブルが表示画面に表示されるので、作業者が自分に設定されている表示形態の項目を容易に把握することができる。
特に、作業者に対応して設定された表示形態で言語、文字サイズ、説明1および説明2などの項目が表示されるので、作業者は、いちいち表示項目ごとに表示形態を選択させられるという煩わしさから解放され、重量選別機1における作業を円滑に進めることができる。日本語に不慣れで英語が得意な外国人作業者に対しては、英語表記で表示するよう、予め設定されるので、日本語、英語の表記の選択をする手間を省くことができる。
また、作業経験の少ない作業者に対しては、前述のような説明1および説明2を表示画面に表示するようにして作業の促進を図ることができる。他方、作業経験の豊富な作業者に対しては、前述のような説明1および説明2の表示を省略するようにして作業の促進を図ることができる。
また、表示画面には、作業者の名前および作業者の顔写真が表示されるので、作業者の名前および顔写真の表示により、重量選別機1で作業する者が誰であるかが他の作業者などの第三者が容易に把握することができ、作業者が誰であるかを探すか必要が解消され、他の作業者の作業の効率化も促進される。
【0059】
また、実施形態に係る重量選別機1は、表示部6に表示されたユーザーテーブルに、複数の作業者が含まれていた場合、表示された複数の作業者の中から、いずれかの作業者を選択することができる選択部8をさらに備えているので、簡単に作業者を選択することができる。
例えば、ユーザーテーブルが表示部6に表示された後、予め作業者に対応して設定されたバーコードを読み取って、予め記憶部7に記憶されたバーコードと照合することにより、該当する作業者を選択することができる。このバーコードにより作業者が選択されると、作業者に対応し決められた言語、文字サイズや説明1、説明2の扱いなどの表示形態の項目が、即実行されるようになっているので、表示形態の選択の必要がなくなる。
【0060】
また、選択部8は、重量選別機1で作業する作業者の人体を通信媒体として、作業者に装着されたタグと、装置本体2に設けられた図示しない通信部との間で、通信を実行し、作業者に装着されたタグに記録されている作業者名を読み出し、予め記憶部7に記憶された作業者名と照合して、作業者を選択することも可能となる。人体を通信媒体とする通信部が設けられた重量選別機1においても、通信を利用することができ、表示形態の選択の必要がなくなる。
【0061】
また、選択部8は、重量選別機1で作業する作業者の所持する認証カードが、装置本体2に設けられた図示しないカード挿入部に挿入されたとき、認証カード内の作業者名と、予め記憶部7に記憶された作業者名と照合して、作業者を選択することもできる。その結果、認証カードによる認証システムが設けられた重量選別機1においても、認証システムを利用することができ、表示形態の選択の必要がなくなる。
また、ユーザーテーブルの作業者の名前の表記欄に、日本語表記および英語表記を併記することにより、日本語および英語の双方が一度に表示されるので、多くの作業者がユーザーテーブルを容易に把握することができる。
【0062】
実施形態に係る重量選別機1においては、作業者ごとに作業者に対応して予め設定された少なくとも1つの表示形態の項目である言語、文字サイズ、説明1および説明2が含まれるユーザーテーブルを記憶部7に記憶して、表示部にそのユーザーテーブルを表示させるようにした場合について説明した。
しかしながら、本発明に係る物品検査装置においては、予め設定されたユーザーテーブル以外のユーザーテーブルを表示部に表示するようにしてもよい。
例えば、予め設定されたユーザーテーブルを、物品検査装置での作業中に、表示形態の項目を追加、削除したり、文字サイズの大きさを変更したりした場合に、追加、削除および変更後の新たなユーザーテーブルとして更新し、更新されたユーザーテーブルを記憶手段に記憶し、この新たなユーザーテーブルを表示手段に表示するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0063】
以上説明したように、本発明によれば、表示画面に表示される表示形態の選択に手間が掛らず、作業を円滑に進めることができる物品検査装置を提供することができ、広く物品の品質を検査する装置、例えば、各種の重量選別機、X線異物検出装置、金属検出装置などの品質を維持する検査装置に有用である。
【符号の説明】
【0064】
1 重量選別機(物品検査装置)
2 装置本体
3 搬送部(搬送手段)
4 投受光部
5 選別部
6 表示部(表示手段)
7 記憶部(記憶手段)
8 選択部(作業者選択手段)
9 電源部
11 搬送制御部
12 重量選別部
13 操作部
14 収納筐体
図1
図2
図10
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9