(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
楽曲データを再生すると共に、当該楽曲データの再生に合わせて歌詞データに基づく歌詞テロップを表示するように表示手段を制御することで、カラオケ楽曲の再生サービスを提供するカラオケ装置、及び、所定のソーシャルネットワーキングサービスを提供するSNSサーバ、に接続可能な歌詞置換サーバであって、
前記SNSサーバにより提供される、特定ユーザ及び前記カラオケ楽曲の歌手の少なくとも一方のウェブページ、に対する、投稿情報を含む投稿関連情報を取得する第1情報取得手段と、
前記第1情報取得手段により取得された投稿関連情報に関する第1単語の品詞を特定する第1品詞特定手段と、
前記第1品詞特定手段により特定された第1単語の品詞情報に基づき、各第1単語を、当該品詞情報に対応する品詞と共に登録した、前記特定ユーザ及び前記歌手の少なくとも一方の第1辞書、を生成する第1辞書生成手段と、
前記第1辞書を記憶する第1辞書記憶手段と、
利用認証された前記特定ユーザである利用認証ユーザにより前記カラオケ楽曲の予約操作が行われた場合に、当該カラオケ楽曲の第1歌詞データに基づく第1歌詞を構成する複数の第2単語に付加された品詞情報に基づき、当該複数の第2単語のうちの特定の第2単語を、前記予約操作を行った利用認証ユーザと前記予約操作に対応するカラオケ楽曲の前記歌手との少なくとも一方に関する前記第1辞書に登録された、前記特定の第2単語の品詞に適合する特定の前記第1単語、又は、特定の品詞に対応する特定の前記第1単語、と置換することで、対応する第2歌詞を生成する第1歌詞置換手段と、
前記第1歌詞置換手段により生成された第2歌詞データを前記カラオケ装置へ出力する第1出力手段と、
を有し、
前記第1情報取得手段は、
前記ウェブページに対する、投稿文章、投稿画像、及び投稿位置情報の少なくとも1つを含む前記投稿情報と、当該投稿情報に付加された付加位置情報及び付加時刻情報の少なくとも一方を含む付加情報と、を含む前記投稿関連情報を取得可能であり、
前記第1品詞特定手段は、
前記第1情報取得手段により前記投稿文章が取得された場合には、当該前記投稿文章に対し自然言語処理を行うことで、当該投稿文章を構成する前記第1単語の品詞を特定可能であり、
前記第1辞書生成手段は、
前記第1品詞特定手段により特定された第1単語の品詞情報と、前記情報取得手段により取得された、前記投稿位置情報又は前記付加位置情報、及び、前記付加時刻情報、の少なくとも一方と、に基づき、各第1単語を、当該品詞情報に対応する品詞と、当該投稿位置情報又は当該付加位置情報に対応する位置及び当該付加時刻情報に対応する時刻の少なくとも一方と、共に登録した、前記第1辞書、を生成可能であり、
前記第1歌詞置換手段は、
前記特定の第2単語を、前記利用認証ユーザの前記投稿関連情報に関する指定の第1単語に適合し、かつ当該指定の第1単語に対応付けられた位置及び時刻の少なくとも一方が近い前記第1単語が前記投稿関連情報に含まれる前記特定ユーザに関する前記第1辞書に登録された、前記特定の第1単語、と置換することで、前記第2歌詞を生成する
ことを特徴とする歌詞置換サーバ。
楽曲データを再生すると共に、当該楽曲データの再生に合わせて歌詞データに基づく歌詞テロップを表示するように表示手段を制御することで、カラオケ楽曲の再生サービスを提供するカラオケ装置に接続可能な歌詞置換サーバであって、
歌手の前記カラオケ楽曲の第1歌詞データを取得する第2情報取得手段と、
前記第2情報取得手段により取得された第1歌詞データに基づく第1歌詞に対し自然言語処理を行うことで、当該第1歌詞を構成する複数の第3単語の品詞を特定する第2品詞特定手段と、
前記第2品詞特定手段により特定された複数の第3単語の品詞情報に基づき、各第3単語を、当該品詞情報に対応する品詞と共に登録した、前記歌手の第2辞書、を生成する第2辞書生成手段と、
前記第2辞書を記憶する第2辞書記憶手段と、
利用認証された前記特定ユーザである利用認証ユーザにより前記カラオケ楽曲の予約操作が行われた場合に、当該カラオケ楽曲の前記第1歌詞を構成する複数の第2単語に付加された品詞情報に基づき、当該複数の第2単語のうちの特定の第2単語を、前記予約操作を行った利用認証ユーザに関連付けられた特定の前記歌手に関する前記第2辞書に登録された、前記特定の第2単語の品詞に適合する特定の前記第3単語、又は、特定の品詞に対応する特定の前記第3単語、と置換することで、対応する第2歌詞を生成する第2歌詞置換手段と、
前記第2歌詞置換手段により生成された第2歌詞データを前記カラオケ装置へ出力する第2出力手段と、
を有することを特徴とする歌詞置換サーバ。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0018】
まず、
図1を参照しつつ、本実施形態のホストサーバを備えたカラオケシステムの全体構成を説明する。
【0019】
図1に示すように、カラオケシステム1は、カラオケ装置10と、リモコン20と、ホストサーバ30(歌詞置換サーバ、コンピュータ)と、SNSサーバ40とを有する。
【0020】
カラオケ装置10とリモコン20とは、カラオケ楽曲の再生サービスを提供するカラオケ店舗等のカラオケルームKRに設置され、例えば無線又は有線によるLAN等のネットワークNW1を介し、互いに情報送受信可能に接続されている。また、カラオケ装置10及びリモコン20と、ホストサーバ30とは、上記ネットワークNW1と、例えばインターネット等のネットワークNW2とを介し、互いに情報送受信可能に接続されている。さらに、ホストサーバ30とSNSサーバ40とは、上記ネットワークNW2を介し、互いに情報送受信可能に接続されている。
【0021】
カラオケ装置10は、楽曲データとしてのMIDI(登録商標)データを再生すると共に、当該MIDIデータの再生に合わせて歌詞データに基づく歌詞テロップを表示させることで、カラオケ楽曲の再生サービスを提供する。このカラオケ装置10は、制御部11と、入力部12と、音源13と、音声制御部14と、通信制御部15と、大容量記憶装置16とを有する。また、カラオケ装置10には、マイク17、スピーカ18、及びモニタ19(表示手段)が、無線又は有線による回線により接続されている。
【0022】
制御部11は、図示しないCPUと、図示しないROMやRAM等のメモリとを備える。この制御部11のCPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMや大容量記憶装置16に記憶された各種プログラムを実行することで、カラオケ装置10全体の制御を行う。
【0023】
操作部12は、例えば複数のキーやスイッチ等から構成される。ユーザは、この操作部12又はリモコン20を用いて、カラオケ楽曲の予約操作等の各種操作を行うことができる。
【0024】
大容量記憶装置16は、例えばハードディスク等から構成され、各種情報を記憶する。この大容量記憶装置16は、複数のカラオケ楽曲のMIDIデータを記憶するMIDIデータ記憶部161と、複数のカラオケ楽曲の背景映像データを記憶する背景映像データ記憶部162と、複数のカラオケ楽曲の歌詞データを記憶する歌詞データ記憶部163とを備える。
【0025】
音源13は、上記MIDIデータ記憶部161から読み出されたMIDIデータを再生し、その再生による音声信号を音声制御部14へ出力する。
【0026】
マイク17は、ユーザによるカラオケ歌唱の音声を音声信号に変換し、その音声信号を音声制御部14へ出力する。
【0027】
音声制御部14は、音源13から出力された音声信号と、マイク17から出力された音声信号とを、合成・増幅し、その合成・増幅による音声信号をスピーカ18へ出力する。なお、上記音源13及びこの音声制御部14が、再生手段を構成する。以下適宜、これら音源13及び音声制御部14を、省略して「音源13等」という。
【0028】
スピーカ18は、音声制御部14から出力された音声信号を音声出力する。
【0029】
モニタ19は、例えば液晶ディスプレイ等から構成され、各種表示を行う。例えばモニタ19は、制御部11のCPUの制御により、音源13等によるMIDIデータの再生に合わせて、上記背景映像データ記憶部162から読み出された背景映像データに基づく背景映像、及び、上記歌詞データ記憶部163から読み出された歌詞データに基づく歌詞テロップ、等を表示することができる。なお、MIDIデータの再生に合わせて歌詞データに基づく歌詞テロップを表示するようにモニタ19を制御する制御部11のCPUが、表示制御手段として機能する。
【0030】
通信制御部15は、リモコン20やホストサーバ30との間で行われる情報通信の制御を行う。
【0031】
ホストサーバ30は、制御部31と、大容量記憶装置33と、通信制御部32とを有する。また、ホストサーバ30には、入力装置34及びモニタ35が、無線又は有線による回線により接続されている。
【0032】
制御部31は、図示しないCPU(演算手段)と、図示しないROMやRAM等のメモリとを備える。この制御部31のCPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMや大容量記憶装置33に記憶された各種プログラム(CPUに対し後述の
図12〜
図14のフローに示す各手順を実行させるための歌詞置換プログラムを含む)を実行することで、ホストサーバ30全体の制御を行う。
【0033】
入力装置34は、例えばキーボードやマウス等から構成され、各種入力を行うことが可能である。
【0034】
大容量記憶装置33は、例えばハードディスク等から構成され、各種情報を記憶する。この大容量記憶装置33は、複数のカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データ(後述)を記憶する歌詞データ記憶部331と、所定の替え歌サービスを享受可能に登録された複数の登録ユーザ(特定ユーザ)の辞書DC(第1辞書。後述の
図7〜
図10参照)を記憶する辞書記憶部332(第1辞書記憶手段)とを備える。
【0035】
モニタ35は、例えば液晶ディスプレイ等から構成され、各種表示を行う。
【0036】
通信制御部32は、カラオケ装置10やリモコン20、SNSサーバ40との間で行われる情報通信の制御を行う。
【0037】
SNSサーバ40は、所定のソーシャルネットワーキングサービス(社会的ネットワークをインターネット上で構築するサービス(ウェブページを含む)。例えば、facebook(登録商標)やmixi(登録商標),twitter(登録商標),LINE(登録商標)等。以下適宜、「SNS」という)を提供する。
【0038】
各ユーザは、適宜の操作端末(例えば、携帯電話や汎用PC、タブレットPC等)を用いて、SNSサーバ40により提供される自分又は他人のウェブページ上に、文章(1文字以上の文字列)や画像(静止画又は動画)、位置情報(地名)等を投稿することができる。なお、各ユーザのウェブページに対する投稿文章、投稿画像、及び投稿位置情報等の少なくとも1つを含む投稿情報には、例えば当該投稿情報の投稿時等の、位置情報及び時刻情報の少なくとも一方を含む情報が、自動的に(又は各ユーザの手動操作により)付加される場合がある。すなわち、投稿情報に位置情報及び時刻情報のいずれも付加されていない場合には、投稿情報のみから、投稿関連情報が構成され、投稿情報に位置情報及び時刻情報の少なくとも一方を含む情報が付加されている場合には、投稿情報と、当該投稿情報に付加された付加位置情報及び付加時刻情報の少なくとも一方を含む付加情報とから、投稿関連情報が構成される。
【0039】
図2〜
図5に、SNSサーバ40により提供される4人の登録ユーザ「ユーザA」「ユーザB」「ユーザC」「ユーザD」のウェブページに対する投稿関連情報の一例を示す。
【0040】
図2には、ユーザAに係わる投稿関連情報として、5つの投稿関連情報CA1,CA2,CA3,CA4,CA5を示している。
【0041】
図2に示す例では、投稿関連情報CA1には、投稿文章「餃子最高(*´艸`*) すぐおかわりした」と、当該投稿文章に付加された付加位置情報「うつのみや食堂」及び付加時刻情報「2013/3/1 12:20」とが含まれている。
【0042】
投稿関連情報CA2には、投稿文章「宇都宮に来たよ(・∀・)はにゃ」と、当該投稿文章に付加された付加時刻情報「2013/2/28 18:30」とが含まれている。
【0043】
投稿関連情報CA3には、投稿文章「佐藤一郎のライブ始まりました」と、当該投稿文章に付加された付加位置情報「東京ドーム」及び付加時刻情報「2013/2/26 18:00」とが含まれている。
【0044】
投稿関連情報CA4には、投稿文章「ビールおいしい」と、当該投稿文章に付加された付加位置情報「浜松町駅周辺」及び付加時刻情報「2013/2/23 20:40」とが含まれている。
【0045】
投稿関連情報CA5には、投稿位置情報「東京タワー」を表す記事「ユーザAさんは東京タワーにいます。」と、当該記事に付加された付加時刻情報「2013/2/16 11:25」とが含まれている。
【0046】
図3には、ユーザBに係わる投稿関連情報として、2つの投稿関連情報CB1,CB2を示している。
【0047】
図3に示す例では、投稿関連情報CB1には、投稿文章「寝坊した」と、当該投稿文章に付加された付加時刻情報「2013/2/25 8:25」とが含まれている。
【0048】
投稿関連情報CB2には、投稿文章「ギリギリ間に合った(^_^)v」と、当該投稿文章に付加された付加位置情報「東京都港区」及び付加時刻情報「2013/2/25 8:55」とが含まれている。
【0049】
図4には、ユーザCに係わる投稿関連情報として、2つの投稿関連情報CC1,CC2を示している。
【0050】
図4に示す例では、投稿関連情報CC1には、投稿文章「明日の握手会も行く」と、当該投稿文章に付加された付加位置情報「東京ドーム周辺」及び付加時刻情報「2013/2/26 21:40」とが含まれている。
【0051】
投稿関連情報CC2には、投稿文章「佐藤一郎かっこいい(≧∇≦)キャー♪」と、当該投稿文章に付加された付加位置情報「東京ドーム周辺」及び付加時刻情報「2013/2/26 21:35」とが含まれている。
【0052】
図5には、ユーザDに係わる投稿関連情報として、2つの投稿関連情報CD1,CD2を示している。
【0053】
図5に示す例では、投稿関連情報CD1には、投稿文章「代わりに高橋三郎の新曲買ったよ」と、当該投稿文章に付加された付加時刻情報「2013/2/28 18:25」とが含まれている。
【0054】
投稿関連情報CD2には、投稿文章「鈴木二郎の新曲売り切れだって(>_<)」と、当該投稿文章に付加された付加時刻情報「2013/2/28 18:10」とが含まれている。
【0056】
すなわち、本実施形態では、ホストサーバ30において、処理対象とするカラオケ楽曲の元歌の歌詞データ(第1歌詞データ)に基づく元歌の歌詞(第1歌詞)に対し、公知の適宜の自然言語処理(例えば形態素解析等)が行われる。これにより、当該元歌の歌詞を構成する複数の単語(第2単語。以下適宜、「被置換側単語」という)の品詞が特定されると共に、当該元歌の歌詞を構成する複数の文節の拍数(モーラ数)が特定される。
【0057】
品詞とは、例えば「動詞」「形容詞」「形容動詞」「名詞」「連体詞」「副詞」「接続詞」「感動詞」「助動詞」「助詞」等の、単語の文法的な性質による分類であり、この例ではいわゆる顔文字も「顔文字」という品詞の1つとする。
【0058】
拍数とは、一定の時間的長さをもった音の分節である拍(モーラ)の数である。
【0059】
ここで、例えば、
図6中に示す元歌の歌詞「ニューヨークで偶然出会った彼女」に対し、自然言語処理が行われる場合を考える。
【0060】
図6に示す例では、元歌の歌詞「ニューヨークで偶然出会った彼女」は、6つの被置換側単語「ニューヨーク」「で」「偶然」「出会っ」「た」「彼女」から構成され、「ニューヨーク」は名詞、「で」は助詞、「偶然」は副詞、「出会っ」は動詞、「た」は助動詞、「彼女」は名詞と特定されている。またこれと共に、元歌の歌詞「ニューヨークで偶然出会った彼女」は、4つの文節「ニューヨークで」「偶然」「出会った」「彼女」から構成され、「ニューヨークで」は6拍、「偶然」は4拍、「出会った」は4拍、「彼女」は3拍と特定されている。
【0061】
上記のようにして、カラオケ楽曲の元歌の歌詞データに基づく、元歌の歌詞中の各被置換側単語の品詞が特定されると共に、元歌の歌詞中の各文節の拍数が特定されると、当該元歌の歌詞データに基づく、元歌の歌詞中の各被置換側単語に品詞情報が付加されると共に、元歌の歌詞中の各文節に拍数情報が付加されることで、対応するデータ(以下適宜、「元歌の付加歌詞データ」という)が生成される。生成されたカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データは、上記歌詞データ記憶部331に記憶される。
【0062】
一方で、本実施形態では、ホストサーバ30において、SNSサーバ40から、処理対象とする登録ユーザに係わる投稿関連情報が取得される。そして、ホストサーバ30において、上記取得された登録ユーザに係わる投稿関連情報に関する単語(第1単語。以下適宜、「置換側単語」という)の読み及び品詞が特定される。登録ユーザに係わる置換側単語は、当該登録ユーザのSNS上での、例えば状況や趣味、嗜好、口癖等の、話題を反映した単語である。このとき、例えば、上記取得された投稿関連情報が投稿文章を含む場合には、投稿文章に対し公知の適宜の自然言語処理(例えば形態素解析等)が行われることで、当該投稿文章を構成する少なくとも1つの置換側単語の読み及び品詞が特定される。また例えば、上記取得された投稿関連情報が投稿画像を含む場合には、投稿画像に対し公知の適宜の画像処理が行われ、当該投稿画像の内容が判別されることで、その判別結果に対応する文章が得られ、その文章に対し上記同様の自然言語処理が行われることで、当該文章を構成する少なくとも1つの置換側単語の読み及び品詞が特定される。
【0063】
その後、ホストサーバ30において、少なくとも上記特定された少なくとも1つの置換側単語の読み情報及び品詞情報に基づき、各置換側単語が、少なくとも当該読み情報に対応する読み及び当該品詞情報に対応する品詞と共に登録された、登録ユーザの辞書DCが生成される。このとき、例えば、上記取得された投稿関連情報が投稿位置情報又は付加位置情報を含む場合には、投稿関連情報に関する置換側単語に対し、上記読み及び品詞に加え、当該投稿位置情報又は付加位置情報に対応する位置も対応付けられて、登録ユーザの辞書DCに登録される。また例えば、上記取得された投稿関連情報が付加時刻情報を含む場合には、投稿関連情報に関する置換側単語に対し、上記読み及び品詞に加え、当該付加時刻情報に対応する時刻も対応付けられて、登録ユーザの辞書DCに登録される。上記のようにして生成された登録ユーザの辞書DCは、上記辞書記憶部332に記憶される。
【0064】
図7〜
図10に、上記
図2〜
図5に示す4人の登録ユーザ「ユーザA」「ユーザB」「ユーザC」「ユーザD」に係わる投稿関連情報に基づき生成された、当該4人の登録ユーザ「ユーザA」「ユーザB」「ユーザC」「ユーザD」のそれぞれの辞書DCの一例を示す。
【0065】
図7には、上記
図2に示すユーザAに係わる投稿関連情報CA1〜CA5に基づき生成された、当該ユーザAの辞書DCの一例を示している。
【0066】
図7に示す例では、ユーザAの辞書DCには、上記投稿関連情報CA1に含まれる投稿文章「餃子最高(*´艸`*) すぐおかわりした」に基づく置換側単語「餃子」「最高」「(*´艸`*)」「すぐ」「おかわり」「し」「た」と、上記投稿関連情報CA2に含まれる投稿文章「宇都宮に来たよ(・∀・)はにゃ」に基づく置換側単語「宇都宮」「に」「来」「た」「よ」「(・∀・)はにゃ」と、上記投稿関連情報CA3に含まれる投稿文章「佐藤一郎のライブ始まりました」に基づく置換側単語「佐藤」「一郎」「の」「ライブ」「始まり」「まし」「た」と、上記投稿関連情報CA4に含まれる投稿文章「ビールおいしい」に基づく置換側単語「ビール」「おいしい」と、投稿関連情報CA5に含まれる投稿位置情報「東京タワー」に基づく置換側単語「東京タワー」とが登録されている。
【0067】
上記置換側単語「餃子」「最高」「(*´艸`*)」「すぐ」「おかわり」「し」「た」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、投稿関連情報CA1に含まれる付加位置情報に対応する位置「うつのみや食堂」、及び、投稿関連情報CA1に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/3/1 12:20」と共に登録されている。
【0068】
上記置換側単語「宇都宮」「に」「来」「た」「よ」「(・∀・)はにゃ」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、及び、投稿関連情報CA2に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/28 18:30」と共に登録されている。
【0069】
上記置換側単語「佐藤」「一郎」「の」「ライブ」「始まり」「まし」「た」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、投稿関連情報CA3に含まれる付加位置情報に対応する位置「東京ドーム」、及び、投稿関連情報CA3に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/26 18:00」と共に登録されている。
【0070】
上記置換側単語「ビール」「おいしい」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、投稿関連情報CA4に含まれる付加位置情報に対応する位置「浜松町駅周辺」、及び、投稿関連情報CA3に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/23 20:40」と共に登録されている。
【0071】
上記置換側単語「東京タワー」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、及び、投稿関連情報CA5に含まれる投稿位置情報に対応する位置「東京タワー」、及び、投稿関連情報CA5に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/16 11:25」と共に登録されている。
【0072】
図8には、上記
図3に示すユーザBに係わる投稿関連情報CB1,CB2に基づき生成された、当該ユーザBの辞書DCの一例を示している。
【0073】
図8に示す例では、ユーザBの辞書DCには、上記投稿関連情報CB1に含まれる投稿文章「寝坊した」に基づく置換側単語「寝坊」「し」「た」と、上記投稿関連情報CB2に含まれる投稿文章「ギリギリ間に合った(^_^)v」に基づく置換側単語「ギリギリ」「間に合っ」「た」「(^_^)v」とが登録されている。
【0074】
上記置換側単語「寝坊」「し」「た」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、及び、投稿関連情報CB1に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/25 8:25」と共に登録されている。
【0075】
上記置換側単語「ギリギリ」「間に合っ」「た」「(^_^)v」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、投稿関連情報CB2に含まれる付加位置情報に対応する位置「東京都港区」、及び、投稿関連情報CB2に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/25 8:55」と共に登録されている。
【0076】
図9には、上記
図4に示すユーザCに係わる投稿関連情報CC1,CC2に基づき生成された、当該ユーザCの辞書DCの一例を示している。
【0077】
図9に示す例では、ユーザCの辞書DCには、上記投稿関連情報CC1に含まれる投稿文章「明日の握手会も行く」に基づく置換側単語「明日」「の」「握手会」「も」「行く」と、上記投稿関連情報CC2に含まれる投稿文章「佐藤一郎かっこいい(≧∇≦)キャー♪」に基づく置換側単語「佐藤」「一郎」「かっこいい」「(≧∇≦)キャー♪」とが登録されている。
【0078】
上記置換側単語「明日」「の」「握手会」「も」「行く」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、投稿関連情報CC1に含まれる付加位置情報に対応する位置「東京ドーム周辺」、及び、投稿関連情報CC1に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/26 21:40」と共に登録されている。
【0079】
上記置換側単語「佐藤」「一郎」「かっこいい」「(≧∇≦)キャー♪」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、投稿関連情報CC2に含まれる付加位置情報に対応する位置「東京ドーム周辺」、及び、投稿関連情報CC2に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/26 21:35」と共に登録されている。
【0080】
図10には、上記
図5に示すユーザDに係わる投稿関連情報CD1,CD2に基づき生成された、当該ユーザDの辞書DCの一例を示している。
【0081】
図10に示す例では、ユーザDの辞書DCには、上記投稿関連情報CD1に含まれる投稿文章「代わりに高橋三郎の新曲買ったよ」に基づく置換側単語「代わりに」「高橋」「三郎」「の」「新曲」「買っ」「た」「よ」と、上記投稿関連情報CD2に含まれる投稿文章「鈴木二郎の新曲売り切れだって(>_<)」に基づく置換側単語「鈴木」「二郎」「の」「新曲」「売り切れ」「だって」「(>_<)」とが登録されている。
【0082】
上記置換側単語「代わりに」「高橋」「三郎」「の」「新曲」「買っ」「た」「よ」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、及び、投稿関連情報CD1に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/28 18:25」と共に登録されている。
【0083】
上記置換側単語「鈴木」「二郎」「の」「新曲」「売り切れ」「だって」「(>_<)」は、読み情報に対応する読み、品詞情報に対応する品詞、及び、投稿関連情報CD2に含まれる付加時刻情報に対応する時刻「2013/2/28 18:10」と共に登録されている。
【0084】
カラオケルームKRに入室した登録ユーザは、カラオケ装置10の操作部12又はリモコン20を用いて適宜の利用認証操作を行い、利用認証されることで、上記所定の替え歌サービスを享受可能なログイン状態となる。その後、ログイン状態となった登録ユーザ(利用認証ユーザ。以下適宜、「ログインユーザ」という)が、カラオケ装置10の操作部12又はリモコン20を用いて、替え歌機能を選択しつつカラオケ楽曲の予約操作を行うと、ホストサーバ30において、制御部31のCPUにより、上記歌詞データ記憶部331から、予約されたカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データが読み出されると共に、上記辞書記憶部332から、予約操作を行ったログインユーザの辞書DCが読み出される。そして、上記読み出された元歌の付加歌詞データに基づく元歌の歌詞中の特定の被置換側単語が、上記読み出された予約操作を行ったログインユーザの辞書DC内の、上記特定の被置換側単語の品詞に適合(一致でなくてもよい。以下同様)すると共に、上記特定の被置換側単語を含む文節の拍数に適合する、特定の置換側単語と置換されることで、対応する替え歌の歌詞(第2歌詞)が生成される。このとき、元歌の歌詞中の特定の被置換側単語のうちの少なくとも1つのが、予約操作を行ったログインユーザの辞書DC内の、特定の品詞(例えば顔文字等)に対応する特定の置換側単語と置換されてもよい。したがって、このようにして生成された替え歌の歌詞中には、予約操作を行ったログインユーザのSNS上で話題にされた内容を反映した単語が含まれることとなる。
【0085】
なお、辞書DC内の各置換側単語に対し出現数を対応付けておき、上記特定の被置換側単語との置換の際に、出現数の多い置換側単語が優先されるように置換が行われてもよい。また、上記特定の被置換側単語との置換の際に、辞書DC内の各置換側単語に対応付けられた時刻が参照され、カラオケ楽曲の再生サービスを受ける時間帯や曜日に合致する時刻に対応する置換側単語を用いて置換が行われてもよい。
【0086】
ここで、例えば、予約操作を行ったログインユーザを上記ユーザAとし、上記
図6中に示す元歌の歌詞「ニューヨークで偶然出会った彼女」中の特定の被置換側単語が、上記
図2に示すユーザAの辞書DC内の特定の置換側単語と置換されることで、対応する替え歌の歌詞が生成される場合を考える。
【0087】
図11に示す例では、元歌の歌詞中の「ニューヨーク(名詞)」「偶然(副詞)」「出会っ(動詞)」「彼女(名詞)」が、ユーザAの辞書DC内の「宇都宮(名詞)」「すぐ(名詞)」「来(動詞)」「餃子(名詞)」とそれぞれ置換されることで、替え歌の歌詞「宇都宮ですぐ来た餃子」が生成されている。
【0088】
上記のようにして生成された替え歌の歌詞データ(第2歌詞データ)は、カラオケ装置10へ送信(出力)される。その後、カラオケ装置10において、予約されたカラオケ楽曲のMIDIデータが音源16等により再生される際に、制御部11のCPUの制御により、音源16等によるMIDIデータの再生に合わせて、ホストサーバ30から受信(入力)された当該カラオケ楽曲の替え歌の歌詞データに基づく歌詞テロップがモニタ19に表示される。これにより、歌唱者(予約操作を行った登録ユーザ)は、カラオケ楽曲の元歌の歌詞中の単語が自分のSNS上で話題にされた内容を反映した単語に置換された歌詞による、替え歌を楽しむことができる。
【0089】
以下、
図12〜
図14を参照しつつ、上記手法を実現するために、ホストサーバ30の制御部31のCPUがROMや大容量記憶装置33に記憶された歌詞置換プログラムにより実行する制御手順を説明する。
【0090】
まず、
図12を参照しつつ、上記元歌の付加歌詞データの生成に関する制御手順を説明する。
【0091】
図12において、このフローに示す処理は、例えば所定の開始指示が入力されることで開始される。
【0092】
まず、ステップS10で、制御部31のCPUは、大容量記憶装置33から、処理対象とするカラオケ楽曲の元歌の歌詞データを取得する。なお、処理対象とするカラオケ楽曲の元歌の歌詞データが複数存在する場合には、このステップS10、後述のステップS20、後述のステップS30、及び後述のステップS40での処理は、各処理対象とするカラオケ楽曲の元歌の歌詞データごとに行われる。
【0093】
その後、ステップS20に移り、制御部31のCPUは、上記ステップS10で取得された元歌の歌詞データに基づく元歌の歌詞に対し自然言語処理を行う。これにより、制御部31のCPUは、当該元歌の歌詞を構成する複数の被置換側単語の品詞を特定すると共に、当該元歌の歌詞を構成する複数の文節の拍数を特定する。
【0094】
そして、ステップS30で、制御部31のCPUは、上記ステップS20での結果に基づき、上記ステップS10で取得された元歌の歌詞データに基づく元歌の歌詞中の、各被置換側単語に品詞情報を付加すると共に、各文節に拍数情報を付加することで、対応する元歌の付加歌詞データを生成する。
【0095】
その後、ステップS40に移り、制御部31のCPUは、上記ステップS30で生成されたカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データを、大容量記憶装置33の歌詞データ記憶部331に記憶させる。これにより、このフローに示す処理が終了される。
【0096】
次に、
図13を参照しつつ、上記登録ユーザの辞書DCの生成に関する制御手順を説明する。
【0097】
図13において、このフローに示す処理は、例えば所定の開始指示が入力されることで開始される。
【0098】
まず、ステップS110で、制御部31のCPUは、SNSサーバ40から、処理対象とする登録ユーザのウェブページに対する所定の期間範囲(例えば直近3ヶ月間等)の投稿関連情報を取得する。なお、処理対象とする登録ユーザが複数存在する場合には、このステップS110、後述のステップS120、後述のステップS130、及び後述のステップS140での処理は、各処理対象とする登録ユーザごとに行われる。このステップS110の手順が、情報取得手順に相当する。また、このステップS110の手順を実行する制御部31のCPUが、第1情報取得手段として機能する。
【0099】
その後、ステップS120に移り、制御部31のCPUは、上記ステップS110で取得された登録ユーザに係わる投稿関連情報に関する少なくとも1つの置換側単語の読み及び品詞を特定する。なお、登録ユーザに係わる投稿関連情報に関する少なくとも1つの置換側単語の読み及び品詞を特定する詳しい手法は、前述した通りである。このステップS120の手順が、品詞特定手順に相当する。また、このステップS120の手順を実行する制御部31のCPUが、第1品詞特定手段として機能する。
【0100】
そして、ステップS130で、制御部31のCPUは、上記ステップS120で特定された少なくとも1つの置換側単語の読み情報及び品詞情報と、上記ステップS110で取得された登録ユーザに係わる投稿関連情報中の特定の情報(投稿位置情報、付加位置情報、付加時刻情報)とに基づき、当該登録ユーザの辞書DCを生成する。なお、登録ユーザの辞書DCを生成する詳しい手法は、前述した通りである。このステップS130の手順が、辞書生成手順に相当する。また、このステップS130の手順を実行する制御部31のCPUが、第1辞書生成手段として機能する。
【0101】
その後、ステップS140に移り、制御部31のCPUは、上記ステップS130で生成された登録ユーザの辞書DCを、大容量記憶装置33の辞書記憶部332に記憶させる。これにより、このフローに示す処理が終了される。
【0102】
次に、
図14を参照しつつ、上記替え歌の歌詞の生成に関する制御手順を説明する。
【0103】
図14において、このフローに示す処理は、例えばホストサーバ30の電源がオンされることで開始される。
【0104】
まず、ステップS210で、制御部31のCPUは、替え歌の歌詞の作成指示が受信されたかどうかを判定する。替え歌の歌詞の作成指示は、ログインユーザが、カラオケ装置10の操作部12又はリモコン20を用いて、替え歌機能を選択しつつカラオケ楽曲の予約操作を行うことで、カラオケ装置10又はリモコン20から、ネットワークNW1,NW2を介し、ホストサーバ30へ送信される。替え歌の歌詞の作成指示が受信されるまでは、ステップS210の判定は満たされず、ループ待機し、替え歌の歌詞の作成指示が受信されたら、ステップS210の判定が満たされて、ステップS220に移る。
【0105】
ステップS220では、制御部31のCPUは、大容量記憶装置33の歌詞データ記憶部331から、上記予約操作に基づくカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データを読み出す。
【0106】
その後、ステップS230に移り、制御部31のCPUは、大容量記憶装置33の辞書記憶部332から、上記予約操作を行ったログインユーザの辞書DCを読み出す。
【0107】
そして、ステップS240で、制御部31のCPUは、上記ステップS220で読み出された元歌の付加歌詞データに基づく元歌の歌詞中の特定の被置換側単語を、上記ステップS230で読み出された予約操作を行ったログインユーザの辞書DC内の、上記特定の被置換側単語の品詞に適合すると共に、上記特定の被置換側単語を含む文節の拍数に適合する、特定の置換側単語と置換することで、対応する替え歌の歌詞を生成する。このステップS240の手順が、歌詞置換手順に相当する。また、このステップS240の手順を実行する制御部31のCPUが、第1歌詞置換手段として機能する。なお、このステップS240では、特定の被置換側単語を、当該特定の被置換側単語の品詞に適合する特定の置換側単語と置換することで、対応する替え歌の歌詞を生成してもよい。この場合、上記ステップS20では、複数の被置換側単語の品詞だけを特定し、上記ステップS30では、各被置換側単語に品詞情報を付加することで、対応する元歌の付加歌詞データを生成すればよい。またこの場合、上記ステップS120では、少なくとも1つの置換側単語の品詞だけを特定し、上記ステップS130では、少なくとも1つの置換側単語の品詞情報に基づき、登録ユーザの辞書DCを生成すればよい。
【0108】
その後、ステップS250に移り、制御部31のCPUは、上記ステップS240で生成された替え歌の歌詞データを、通信制御部32及びネットワークNW2,NW1を介し、カラオケ装置10へ送信する。このステップS250の手順が、出力手順に相当する。また、このステップS250の手順を実行する制御部31のCPUが、第1出力手段として機能する。
【0109】
以上説明したように、本実施形態においては、登録ユーザのSNS上での話題を反映した単語(置換側単語)を登録した辞書DCを生成する。そして、ログインユーザによりカラオケ楽曲の予約操作が行われた場合に、当該カラオケ楽曲の元歌の歌詞中の特定の被置換側単語を、予約操作を行ったログインユーザの辞書DC内の特定の置換側単語と置換することで、替え歌の歌詞を生成する。これにより、予約操作を行ったログインユーザ(歌唱者)がSNS上で話題にした内容の単語を、替え歌の歌詞中に登場させることができ、面白みのある替え歌を提供することができる。この結果、ユーザの興趣を向上することができる。
【0110】
また、本実施形態では特に、元歌の歌詞中の特定の被置換側単語を、予約操作を行ったログインユーザの辞書DC内の、上記特定の被置換側単語の品詞に適合すると共に、上記特定の被置換側単語を含む文節の拍数に適合する、特定の置換側単語と置換することで、替え歌の歌詞を生成する。これにより、予約操作を行ったログインユーザがSNS上で話題にした内容の単語を、元歌の歌詞の拍数に適合するように替え歌の歌詞中に確実に登場させることができ、歌い易く面白みのある替え歌を提供することができる。
【0111】
また、本実施形態では特に、登録ユーザのウェブページに対する投稿関連情報が投稿位置情報又は付加位置情報を含む場合には、投稿関連情報に関する置換側単語に対し、当該投稿位置情報又は付加位置情報に対応する位置も対応付けて、登録ユーザの辞書DCに登録する。また、登録ユーザのウェブページに対する投稿関連情報が付加時刻情報を含む場合には、投稿関連情報に関する置換側単語に対し、当該付加時刻情報に対応する時刻も対応付けて、登録ユーザの辞書DCに登録する。これにより、登録ユーザのウェブページ上に文章により位置情報や時刻情報が投稿されていない場合でも、位置情報に対応する単語(地名)や時刻情報に対応する時刻を、確実に登録ユーザの辞書DCに登録することができる。この結果、予約操作を行ったログインユーザがSNS上で話題にした地名を替え歌の歌詞中に確実に登場させたり、上記辞書DC内の置換側単語のうちのカラオケ楽曲の再生サービスを受ける時間帯や曜日に合致する時刻に対応する置換側単語を用いて置換を行うことで、当該時間帯や曜日に合致した内容の単語を替え歌の歌詞中に確実に登場させることができる。
【0112】
なお、上記では、カラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データの生成が予め行われており、ログインユーザがカラオケ楽曲の予約操作を行った際には、当該カラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データが既に記憶されている内容であったが、ログインユーザがカラオケ楽曲の予約操作を行った際に、その都度、当該カラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データを生成してもよい。また、上記では、登録ユーザの辞書DCの生成が予め行われており、ログインユーザがカラオケ楽曲の予約操作を行った際には、予約操作を行ったログインユーザの辞書DCが既に記憶されている内容であったが、ログインユーザがカラオケ楽曲の予約操作を行った際に、その都度、予約操作を行ったログインユーザの辞書DCを生成してもよい。これらの場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0113】
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
【0114】
(1)他のログインユーザの辞書も利用する場合
上記実施形態では、予約操作を行ったログインユーザ(歌唱者)の辞書DCに登録された置換側単語のみを置換対象としていたが、これに限られず、当該ログインユーザに同伴する他のログインユーザの辞書DCに登録された置換側単語も置換対象としてもよい。
【0115】
すなわち、本変形例では、ログインユーザが、カラオケ装置10の操作部12又はリモコン20を用いて、替え歌機能を選択しつつカラオケ楽曲の予約操作を行うと、ホストサーバ30において、制御部31のCPUにより、上記歌詞データ記憶部331から読み出された、予約されたカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データに基づく元歌の歌詞中の特定の被置換側単語が、予約操作を行ったログインユーザの辞書DCの内容、及び、当該ログインユーザに同伴する他のログインユーザの辞書DCの内容が登録された共通辞書内の、上記特定の被置換側単語の品詞に適合すると共に、上記特定の被置換側単語を含む文節の拍数に適合する、特定の置換側単語と置換されることで、対応する替え歌の歌詞が生成される。したがって、このようにして生成された替え歌の歌詞中には、予約操作を行ったログインユーザや当該ログインユーザに同伴する他のログインユーザのSNS上で話題にされた内容を反映した単語が含まれることとなる。
【0116】
なお、上記特定の被置換側単語との置換の際に、予約操作を行ったログインユーザに係わる置換側単語、及び、当該ログインユーザに同伴する他のログインユーザに係わる置換側単語が少なくとも1個ずつ用いられるように置換が行われてもよい。
【0117】
ここで、例えば、予約操作を行ったログインユーザを上記ユーザA、当該ユーザAに同伴する他のログインユーザを上記ユーザBとし、上記
図6中に示す元歌の歌詞「ニューヨークで偶然出会った彼女」中の特定の被置換側単語が、上記
図2に示すユーザAの辞書DCの内容、及び、上記
図3に示すユーザBの辞書DCの内容が登録された共通辞書内の特定の置換側単語と置換されることで、対応する替え歌の歌詞が生成される場合を考える。
【0118】
図15に示す例では、元歌の歌詞中の「ニューヨーク(名詞)」「偶然(副詞)」「出会っ(動詞)」「彼女(名詞)」が、上記共通辞書内の「宇都宮(名詞):ユーザAの辞書に由来」「ギリギリ(副詞):ユーザBの辞書に由来」「し(動詞):ユーザAの辞書に由来」「寝坊(名詞):ユーザBの辞書に由来」とそれぞれ置換されることで、替え歌の歌詞「宇都宮でギリギリした寝坊」が生成されている。
【0119】
上記のようにして生成された替え歌の歌詞データは、カラオケ装置10へ送信される。その後、カラオケ装置10において、予約されたカラオケ楽曲のMIDIデータが音源16等により再生される際に、制御部11のCPUの制御により、音源16等によるMIDIデータの再生に合わせて、ホストサーバ30から受信された当該カラオケ楽曲の替え歌の歌詞データに基づく歌詞テロップがモニタ19に表示される。これにより、歌唱者(予約操作を行った登録ユーザ)は、カラオケ楽曲の元歌の歌詞中の単語が自分や同伴者のSNS上で話題にされた内容を反映した単語に置換された歌詞による、替え歌を楽しむことができる。
【0120】
本変形例によれば、予約操作を行ったログインユーザ(歌唱者)に同伴する他のログインユーザがSNS上で話題にした内容の単語を、替え歌の歌詞中に確実に登場させることができ、より面白みのある替え歌を提供することができる。
【0121】
なお、上記では、予約操作を行ったログインユーザの辞書DCに登録された置換側単語と、当該ログインユーザに同伴する他のログインユーザの辞書DCに登録された置換側単語とを置換対象としていたが、予約操作を行ったログインユーザに同伴する他のログインユーザの辞書DCに登録された置換側単語のみを置換対象としてもよい。この場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0122】
(2)共通話題を持つ登録ユーザの辞書も利用する場合
上記実施形態では、予約操作を行ったログインユーザ(歌唱者)の辞書DCに登録された置換側単語のみを置換対象としていたが、これに限られず、当該ログインユーザと共通話題を持つ登録ユーザの辞書DCに登録された置換側単語も置換対象としてもよい。
【0123】
すなわち、本変形例では、ログインユーザが、カラオケ装置10の操作部12又はリモコン20を用いて、替え歌機能を選択しつつカラオケ楽曲の予約操作を行うと、ホストサーバ30において、予約操作を行ったログインユーザの辞書DC内の(又は投稿関連情報に含まれる)指定の置換側単語(例えばカラオケ楽曲の歌手名等)に適合する置換側単語が辞書DCに登録された(又は投稿関連情報に含まれる)登録ユーザ(以下適宜、「共通話題ユーザ」という)が検出される。そして、ホストサーバ30において、制御部31のCPUにより、上記歌詞データ記憶部331から読み出された、予約されたカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データに基づく元歌の歌詞中の特定の被置換側単語が、予約操作を行ったログインユーザの辞書DCの内容、及び、上記検出された共通話題ユーザの辞書DCの内容が登録された共通辞書内の、上記特定の被置換側単語の品詞に適合すると共に、上記特定の被置換側単語を含む文節の拍数に適合する、特定の置換側単語と置換されることで、対応する替え歌の歌詞が生成される。したがって、このようにして生成された替え歌の歌詞中には、予約操作を行ったログインユーザや当該ログインユーザに係わる共通話題ユーザのSNS上で話題にされた内容を反映した単語が含まれることとなる。
【0124】
なお、上記特定の被置換側単語との置換の際に、辞書DC内の各置換側単語に対応付けられた位置及び時刻の少なくとも一方が参照され、予約操作を行ったログインユーザに係わる置換側単語に対応付けられた位置に近い位置、及び、当該置換側単語に対応付けられた時刻に近い時刻、の少なくとも一方が対応付けられた、共通話題ユーザ(つまり、予約操作を行ったログインユーザと近い位置・時間帯に共通の話題をしたユーザ)に係わる置換側単語を用いて置換が行われてもよい。また、上記特定の被置換側単語との置換の際に、ネガティブな置換側単語を用いずポジティブな置換側単語を用いて置換が行われてもよい。
【0125】
ここで、例えば、予約操作を行ったログインユーザを上記ユーザA、当該ユーザAに係わる共通話題ユーザを上記ユーザC(ユーザAと共通話題:「佐藤一郎」)とし、上記
図6中に示す元歌の歌詞「ニューヨークで偶然出会った彼女」中の特定の被置換側単語が、上記
図2に示すユーザAの辞書DCの内容、及び、上記
図4に示すユーザCの辞書DCの内容が登録された共通辞書内の特定の置換側単語と置換されることで、対応する替え歌の歌詞が生成される場合を考える。
【0126】
図16に示す例では、元歌の歌詞中の「ニューヨーク(名詞)」「偶然(副詞)」「彼女(名詞)」が、上記共通辞書内の「握手会(名詞):ユーザCの辞書に由来」「すぐ(副詞):ユーザAの辞書に由来」「佐藤(名詞):ユーザA及びユーザCの辞書に由来」とそれぞれ置換されることで、替え歌の歌詞「握手会ですぐ出会った佐藤」が生成されている。
【0127】
上記のようにして生成された替え歌の歌詞データは、カラオケ装置10へ送信される。その後、カラオケ装置10において、予約されたカラオケ楽曲のMIDIデータが音源16等により再生される際に、制御部11のCPUの制御により、音源16等によるMIDIデータの再生に合わせて、ホストサーバ30から受信された当該カラオケ楽曲の替え歌の歌詞データに基づく歌詞テロップがモニタ19に表示される。これにより、歌唱者(予約操作を行った登録ユーザ)は、カラオケ楽曲の元歌の歌詞中の単語が自分や共通話題者のSNS上で話題にされた内容を反映した単語に置換された歌詞による、替え歌を楽しむことができる。
【0128】
本変形例によれば、予約操作を行ったログインユーザ(歌唱者)がSNS上で話題にした内容と同じような内容をSNS上で話題にした共通話題ユーザがSNS上で話題にした内容の単語を替え歌の歌詞中に確実に登場させることができ、面白みに加え意外性のある替え歌を提供することができる。
【0129】
なお、上記では、予約操作を行ったログインユーザの辞書DCに登録された置換側単語と、共通話題ユーザの辞書DCに登録された置換側単語とを置換対象としていたが、共通話題ユーザの辞書DCに登録された置換側単語のみを置換対象としてもよい。この場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0130】
(3)歌唱楽曲の歌手を話題にした登録ユーザの辞書も利用する場合
上記実施形態では、予約操作を行ったログインユーザ(歌唱者)の辞書DCに登録された置換側単語のみを置換対象としていたが、これに限られず、当該ログインユーザが予約した(歌唱する)カラオケ楽曲の歌手を話題にした登録ユーザの辞書DCに登録された置換側単語も置換対象としてもよい。
【0131】
すなわち、本変形例では、ログインユーザが、カラオケ装置10の操作部12又はリモコン20を用いて、替え歌機能を選択しつつカラオケ楽曲の予約操作を行うと、ホストサーバ30において、予約操作に対応するカラオケ楽曲の歌手の名称(歌手名)に適合する置換側単語が辞書DCに登録された(又は投稿関連情報に含まれる)登録ユーザ(以下適宜、「予約歌手話題ユーザ」という)が検出される。そして、ホストサーバ30において、制御部31のCPUにより、上記歌詞データ記憶部331から読み出された、予約されたカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データに基づく元歌の歌詞中の特定の被置換側単語が、予約操作を行ったログインユーザの辞書DCの内容、及び、上記検出された予約歌手話題ユーザの辞書DCの内容が登録された共通辞書内の、上記特定の被置換側単語の品詞に適合すると共に、上記特定の被置換側単語を含む文節の拍数に適合する、特定の置換側単語と置換されることで、対応する替え歌の歌詞が生成される。したがって、このようにして生成された替え歌の歌詞中には、予約操作を行ったログインユーザや当該ログインユーザに係わる予約歌手話題ユーザのSNS上で話題にされた内容を反映した単語が含まれることとなる。
【0132】
ここで、例えば、予約操作を行ったログインユーザを上記ユーザA、当該ユーザAに係わる予約歌手話題ユーザを上記ユーザD(予約操作に対応するカラオケ楽曲の歌手名:「鈴木二郎」)とし、上記
図6中に示す元歌の歌詞「ニューヨークで偶然出会った彼女」中の特定の被置換側単語が、上記
図2に示すユーザAの辞書DCの内容、及び、上記
図5に示すユーザDの辞書DCの内容が登録された共通辞書内の特定の置換側単語と置換されることで、対応する替え歌の歌詞が生成される場合を考える。
【0133】
図17に示す例では、元歌の歌詞中の「ニューヨーク(名詞)」「偶然(副詞)」「出会っ(動詞)」「彼女(名詞)」が、上記共通辞書内の「売り切れ(名詞):ユーザDの辞書に由来」「すぐ(副詞):ユーザAの辞書に由来」「買っ(動詞):ユーザDの辞書に由来」「餃子(名詞):ユーザAの辞書に由来」とそれぞれ置換されることで、替え歌の歌詞「売り切れですぐ買った餃子」が生成されている。
【0134】
上記のようにして生成された替え歌の歌詞データは、カラオケ装置10へ送信される。その後、カラオケ装置10において、予約されたカラオケ楽曲のMIDIデータが音源16等により再生される際に、制御部11のCPUの制御により、音源16等によるMIDIデータの再生に合わせて、ホストサーバ30から受信された当該カラオケ楽曲の替え歌の歌詞データに基づく歌詞テロップがモニタ19に表示される。これにより、歌唱者(予約操作を行った登録ユーザ)は、カラオケ楽曲の元歌の歌詞中の単語が自分や歌唱するカラオケ楽曲の歌手を話題にした者のSNS上で話題にされた内容を反映した単語に置換された歌詞による、替え歌を楽しむことができる。
【0135】
本変形例によれば、予約されたカラオケ楽曲の歌手をSNS上で話題にした予約歌手話題ユーザがSNS上で話題にした内容の単語を替え歌の歌詞中に確実に登場させることができ、面白みに加え意外性のある替え歌を提供することができる。
【0136】
なお、上記では、予約操作を行ったログインユーザの辞書DCに登録された置換側単語と、予約歌手話題ユーザの辞書DCに登録された置換側単語とを置換対象としていたが、予約歌手話題ユーザの辞書DCに登録された置換側単語のみを置換対象としてもよい。この場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0137】
また、上記では、予約操作に対応するカラオケ楽曲の歌手名に適合する置換側単語が辞書DCに登録された予約歌手話題ユーザに係わる置換側単語も置換対象とする内容であったが、上記予約歌手話題ユーザに係わる置換側単語に代え(又は加え)、予約操作に対応するカラオケ楽曲の名称(楽曲名)に適合する置換側単語が辞書DCに登録された登録ユーザ(以下適宜、「予約楽曲話題ユーザ」という)に係わる置換側単語も置換対象としてもよい。また、上記予約歌手話題ユーザや予約楽曲話題ユーザに係わる置換側単語に代え(又は加え)、予約操作を行ったログインユーザに関連付けられた特定の歌手(例えば、当該ユーザがSNS上で関連付けを行った歌手、当該ユーザが頻繁に歌唱するカラオケ楽曲の歌手、等)の名称に適合する置換側単語が辞書DCに登録された登録ユーザ(以下適宜、「関連付け歌手話題ユーザ」という)に係わる置換側単語も置換対象としてもよい。さらに、上記予約歌手話題ユーザや予約楽曲話題ユーザ、関連付け歌手話題ユーザに係わる置換側単語に代え(又は加え)、予約操作を行ったログインユーザに関連付けられた特定のカラオケ楽曲(例えば、当該ユーザがSNS上で関連付けを行ったカラオケ楽曲、当該ユーザが頻繁に歌唱するカラオケ楽曲、等)の名称に適合する置換側単語が辞書DCに登録された登録ユーザ(以下適宜、「関連付け楽曲話題ユーザ」という)に係わる置換側単語も置換対象としてもよい。これらの場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0138】
(4)歌唱歌手の辞書を利用する場合
以上では、SNSサーバ40から提供される登録ユーザのウェブページに関する投稿関連情報に基づき、登録ユーザの辞書DCを生成し、登録ユーザの辞書DCに登録された置換側単語を置換対象としていたが、これに限られない。すなわち、SNSサーバ40から提供される歌手のウェブページに関する投稿関連情報に基づき、歌手の辞書DCを生成し、歌手の辞書DCに登録された置換側単語を置換対象としてもよい。
【0139】
すなわち、本変形例では、ホストサーバ30において、SNSサーバ40から、処理対象とする歌手に係わる投稿関連情報が取得される。そして、ホストサーバ30において、上記取得された歌手に係わる投稿関連情報に関する置換側単語の読み及び品詞が特定される。歌手に係わる置換側単語は、当該歌手のSNS上での、例えば状況や趣味、嗜好、口癖等の、話題を反映した単語である。その後、ホストサーバ30において、少なくとも上記特定された少なくとも1つの置換側単語の読み情報及び品詞情報に基づき、各置換側単語が、少なくとも当該読み情報に対応する読み及び当該品詞情報に対応する品詞と共に登録された、歌手の辞書DCが生成される。上記のようにして生成された歌手の辞書DCは、上記辞書記憶部332に記憶される。
【0140】
そして、ログインユーザが、カラオケ装置10の操作部12又はリモコン20を用いて、替え歌機能を選択しつつカラオケ楽曲の予約操作を行うと、ホストサーバ30において、予約操作に対応するカラオケ楽曲の歌手が検出される。そして、ホストサーバ30において、制御部31のCPUにより、上記歌詞データ記憶部331から読み出された、予約されたカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データに基づく元歌の歌詞中の特定の被置換側単語が、上記検出された歌手の辞書DC内の、上記特定の被置換側単語の品詞に適合すると共に、上記特定の被置換側単語を含む文節の拍数に適合する、特定の置換側単語と置換されることで、対応する替え歌の歌詞が生成される。したがって、このようにして生成された替え歌の歌詞中には、予約操作に対応するカラオケ楽曲の歌手のSNS上で話題にされた内容を反映した単語が含まれることとなる。
【0141】
上記のようにして生成された替え歌の歌詞データは、カラオケ装置10へ送信される。その後、カラオケ装置10において、予約されたカラオケ楽曲のMIDIデータが音源16等により再生される際に、制御部11のCPUの制御により、音源16等によるMIDIデータの再生に合わせて、ホストサーバ30から受信された当該カラオケ楽曲の替え歌の歌詞データに基づく歌詞テロップがモニタ19に表示される。これにより、歌唱者(予約操作を行った登録ユーザ)は、カラオケ楽曲の元歌の歌詞中の単語が歌唱するカラオケ楽曲の歌手のSNS上で話題にされた内容を反映した単語に置換された歌詞による、替え歌を楽しむことができる。
【0142】
本変形例によれば、予約されたカラオケ楽曲の歌手がSNS上で話題にした内容の単語を替え歌の歌詞中に確実に登場させることができ、より面白みのある替え歌を提供することができる。
【0143】
なお、上記では、予約操作に対応するカラオケ楽曲の歌手の辞書DCに登録された置換側単語を置換対象としていたが、当該歌手の辞書DCに登録された置換側単語に加え、予約操作を行ったログインユーザに関する辞書DCに登録された置換側単語も置換対象としてもよい。この場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0144】
また、上記では、予約操作に対応するカラオケ楽曲の歌手の辞書DCに登録された置換側単語を置換対象とする内容であったが、当該歌手の辞書DCに登録された置換側単語に代え(又は加え)、予約操作を行ったログインユーザに関連付けられた特定の歌手(例えば、当該ユーザがSNS上で関連付けを行った歌手、当該ユーザが頻繁に歌唱するカラオケ楽曲の歌手、等)の辞書DCに登録された置換側単語を置換対象としてもよい。この場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0145】
(5)歌詞に登場する単語を登録した歌手の辞書を利用する場合
以上では、SNSサーバ40から提供される登録ユーザ又は歌手のウェブページに関する投稿関連情報に基づき、登録ユーザ又は歌手の辞書DCを生成し、登録ユーザ又は歌手の辞書DCに登録された置換側単語を置換対象としていたが、これに限られない。
【0146】
すなわち、本変形例では、ホストサーバ30において、制御部31のCPUが、処理対象とする歌手のカラオケ楽曲の元歌の歌詞データを取得する(第2情報取得手段としての機能)。そして、ホストサーバ30において、制御部31のCPUが、上記取得された元歌の歌詞データに基づく元歌の歌詞に対し、公知の適宜の自然言語処理(例えば形態素解析等)を行うことで、当該元歌の歌詞を構成する複数の単語(第3単語。以下適宜、「置換側単語」という)の読み及び品詞を特定する(第2品詞特定手段としての機能)。なお、このとき、複数の置換側単語の品詞のみを特定してもよい。歌手に係わる置換側単語は、当該歌手のカラオケ楽曲の元歌の歌詞に登場する単語である。
【0147】
その後、ホストサーバ30において、制御部31のCPUが、上記特定された複数の置換側単語の読み情報及び品詞情報に基づき、各置換側単語を、当該読み情報に対応する読み及び当該品詞情報に対応する品詞と共に登録した、歌手の辞書を生成し(第2辞書生成手段としての機能)、前述の辞書記憶部332(第2辞書記憶手段)に記憶させる。なお、このとき、上記において複数の置換側単語の品詞のみが特定されていた場合には、複数の置換側単語の品詞情報に基づき、各置換側単語を、当該品詞情報に対応する品詞と共に登録した、歌手の辞書を生成し、辞書記憶部332に記憶させればよい。
【0148】
そして、ログインユーザが、カラオケ装置10の操作部12又はリモコン20を用いて、替え歌機能を選択しつつカラオケ楽曲の予約操作を行うと、ホストサーバ30において、制御部31のCPUが、前述の歌詞データ記憶部331から、予約されたカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データを読み出すと共に、上記辞書記憶部332から、予約操作を行ったログインユーザに関連付けられた特定の歌手(例えば、当該ユーザがSNS上で関連付けを行った歌手、当該ユーザが頻繁に歌唱するカラオケ楽曲の歌手、等)の辞書を読み出す。そして、制御部31のCPUが、上記読み出された元歌の付加歌詞データに基づく元歌の歌詞中の特定の被置換側単語を、上記読み出された歌手の辞書DC内の、上記特定の被置換側単語の品詞に適合すると共に、上記特定の被置換側単語を含む文節の拍数に適合する、特定の置換側単語と置換することで、対応する替え歌の歌詞を生成し(第2歌詞置換手段としての機能)、その替え歌の歌詞データをカラオケ装置10へ送信する(第2出力手段としての機能)。なお、このとき、上記において複数の置換側単語の品詞のみが特定されていた場合には、特定の被置換側単語を、当該特定の被置換側単語の品詞に適合する特定の置換側単語と置換することで、対応する替え歌の歌詞を生成し、その替え歌の歌詞データをカラオケ装置10へ送信してもよい。したがって、このようにして生成された替え歌の歌詞中には、予約操作を行ったログインユーザに関連付けられた特定の歌手のカラオケ楽曲の歌詞中に登場する単語が含まれることとなる。
【0149】
その後、カラオケ装置10において、予約されたカラオケ楽曲のMIDIデータが音源16等により再生される際に、制御部11のCPUの制御により、音源16等によるMIDIデータの再生に合わせて、ホストサーバ30から受信された当該カラオケ楽曲の替え歌の歌詞データに基づく歌詞テロップがモニタ19に表示される。これにより、歌唱者(予約操作を行った登録ユーザ)は、カラオケ楽曲の元歌の歌詞中の単語が予め関連付けた歌手のカラオケ楽曲の歌詞中に登場する単語に置換された歌詞による、替え歌を楽しむことができる。
【0150】
本変形例においては、歌手のカラオケ楽曲の歌詞中に登場する単語(置換側単語)を登録した辞書を生成する。そして、ログインユーザによりカラオケ楽曲の予約操作が行われた場合に、当該カラオケ楽曲の元歌の歌詞中の特定の被置換側単語を、予約操作を行った利用認証ユーザに関連付けられた辞書内の特定の置換側単語と置換することで、替え歌の歌詞を生成する。これにより、予約操作を行ったログインユーザ(歌唱者)が好きな歌手やよく歌唱する歌手等のカラオケ楽曲の歌詞中に登場する単語を替え歌の歌詞中に登場させることができる。この結果、上記実施形態と同様、面白みのある替え歌を提供することができ、ユーザの興趣を向上することができる。
【0151】
(6)カラオケ装置が替え歌の歌詞の生成を行う場合
以上では、ホストサーバ30が替え歌の歌詞の生成を行う内容であったが、これに限られず、カラオケ装置10が替え歌の歌詞の生成を行ってもよい。
【0152】
すなわち、本変形例では、カラオケ装置10(コンピュータ)が、SNSサーバ40と前述のネットワークNW1,NW2を介し、互いに情報送受信可能に接続されている。また、カラオケ装置10は、制御部11のROM又は大容量記憶装置16に、制御部11のCPU(演算手段)に対し上記
図12〜
図14のフローに示す各手順に対応する各手順を実行させるための歌詞置換プログラムが記憶されており、大容量記憶装置16に、複数のカラオケ楽曲の元歌の付加歌詞データを記憶する歌詞データ記憶部と、複数の登録ユーザの辞書DCを記憶する辞書記憶部(第3辞書記憶手段)とが設けられている。そして、制御部11のCPUが、上記歌詞置換プログラムを実行することにより、上記
図12〜
図14のフローに示す各手順に対応する各手順を実行する。
【0153】
なお、上記ステップS110の手順に対応する手順を実行する制御部11のCPUが、第3情報取得手段として機能し、上記ステップS120の手順に対応する手順を実行する制御部11のCPUが、第3品詞特定手段として機能し、上記ステップS130の手順に対応する手順を実行する制御部11のCPUが、第3辞書生成手段として機能し、上記ステップS240の手順に対応する手順を実行する制御部11のCPUが、第3歌詞置換手段として機能し、上記ステップS250の手順に対応する手順を実行する制御部11のCPUが、第3出力手段として機能する。
【0154】
また、制御部11のCPUが実行する、上記ステップS110の手順に対応する手順が、情報取得手順に相当し、上記ステップS120の手順に対応する手順が、品詞特定手順に相当し、上記ステップS130の手順に対応する手順が、辞書生成手順に相当し、上記ステップS240の手順に対応する手順が、歌詞置換手順に相当し、上記ステップS250の手順に対応する手順が、出力手順に相当する。
【0155】
本変形例によれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本変形例の内容は、上記(2)〜(5)の変形例と同様の変形が可能である。
【0156】
(7)操作端末が替え歌の歌詞の生成を行う場合
以上では、ホストサーバ30又はカラオケ装置10が替え歌の歌詞の生成を行う内容であったが、これに限られず、例えば携帯電話やタブレットPC、リモコン20等の操作端末が替え歌の歌詞の生成を行ってもよい。
【0157】
すなわち、本変形例では、例えば携帯電話やタブレットPC、リモコン20等の操作端末(コンピュータ)が、SNSサーバ40と互いに情報送受信可能に接続されている。また、操作端末は、図示しない適宜のメモリに、図示しないCPU(演算手段)に対し上記
図12〜
図14のフローに示す各手順に対応する各手順を実行させるための歌詞置換プログラムが記憶されている。そして、操作端末のCPUが、上記歌詞置換プログラムを実行することにより、上記
図12〜
図14のフローに示す各手順に対応する各手順を実行する。
【0158】
なお、操作端末のCPUが実行する、上記ステップS110の手順に対応する手順が、情報取得手順に相当し、上記ステップS120の手順に対応する手順が、品詞特定手順に相当し、上記ステップS130の手順に対応する手順が、辞書生成手順に相当し、上記ステップS240の手順に対応する手順が、歌詞置換手順に相当し、上記ステップS250の手順に対応する手順が、出力手順に相当する。
【0159】
本変形例によれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本変形例の内容は、上記(2)〜(5)の変形例と同様の変形が可能である。
【0160】
なお、
図1中に示す矢印は、信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
【0161】
また、
図12〜
図14に示すフローチャートは、本発明を図示する手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
【0162】
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
【0163】
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。