【文献】
NEC,Scenario: Energy awareness with PDN connection state and processing reduction,S2-122313,フランス,3GPP,2012年 5月15日,paragraph 2,3
【文献】
Ericsson, ST Ericsson, Cisco, Tekelec,ADC rule handling as PCEF enhancement,S2-112283,フランス,3GPP,2011年 5月11日,paragraph 3.2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記UEが前記第1の命令情報に従って前記少なくとも1つのベアラのための第1のポリシーを設定するステップであって、前記第1のポリシーが、前記少なくとも1つのベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローの前記データ送信を停止または開始するために使用される、設定するステップと、
前記UEが前記第1のポリシーに従って前記少なくとも1つのトラフィックフローの前記データ送信を停止または開始するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記P-GWが前記第1の命令情報に従って前記UEの少なくとも1つのベアラの前記データ送信を停止または開始することを可能にするために、前記UEが前記第1の命令情報を前記P-GWに送信する前記ステップは、
アプリケーションサーバAS、またはアプリケーション機能AFが、第1の指定されたデータパケットから前記第1の命令情報を取得し、前記第1の命令情報に従ってポリシーおよび課金ルール機能PCRFとのアプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装することを可能にするために、前記第1の指定されたデータパケットを前記ASまたは前記AFに転送するように前記P-GWをトリガすることと、前記P-GWがポリシーおよび課金ルール更新メッセージに従って前記UEの少なくとも1つのベアラの前記データ送信を停止または開始することを可能にするために、前記ポリシーおよび課金ルール更新メッセージを前記P-GWに送るように前記PCRFをトリガすることとを行うために、前記UEがプリセットチャネルを通して前記第1の指定されたデータパケットを前記P-GWに送るステップであって、前記ポリシーおよび課金ルール更新メッセージが、前記データ接続をクローズまたはオープンするために使用されるアクセス制御ポリシーを含む、送るステップ
を含む、請求項1または2に記載の方法。
前記第1の命令情報が第2の命令情報を含み、前記第2の命令情報が、特定のトラフィックフローの前記データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、
前記第2の命令情報が、前記特定のトラフィックフローの識別情報および前記特定のトラフィックフローに対応するアプリケーションプログラムの情報のうちのいずれか1つまたは複数を含み、前記特定のトラフィックフローの前記識別情報が、前記特定のトラフィックフローのソースインターネットプロトコルIPアドレス、ターゲットIPアドレス、ソースポート番号、ターゲットポート番号およびプロトコルタイプのうちのいずれか1つまたは複数を含み、前記特定のトラフィックフローに対応する前記アプリケーションプログラムの前記情報が、アプリケーションプログラム識別子、アプリケーションプログラム名およびアプリケーションプログラムシリアル番号のうちのいずれか1つまたは複数を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
パケットデータネットワークゲートウェイP-GWがユーザ機器UEによって送信された第1の命令情報を受信するステップ(S201)であって、前記第1の命令情報が、モバイルネットワークを通したデータ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される、受信するステップ(S201)と、
前記P-GWが前記第1の命令情報に従って前記モバイルネットワークを通した前記UEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するステップ(S202)と
を含む、データ接続管理のための方法。
前記第1の命令情報が第2の命令情報を含み、前記第2の命令情報が、特定のトラフィックフローの前記データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、
前記第2の命令情報が、前記特定のトラフィックフローの識別情報および前記特定のトラフィックフローに対応するアプリケーションプログラムの情報のうちのいずれか1つまたは複数を含み、前記特定のトラフィックフローの前記識別情報が、前記特定のトラフィックフローのソースインターネットプロトコルIPアドレス、ターゲットIPアドレス、ソースポート番号、ターゲットポート番号およびプロトコルタイプのうちのいずれか1つまたは複数を含み、前記特定のトラフィックフローに対応する前記アプリケーションプログラムの前記情報が、アプリケーションプログラム識別子、アプリケーションプログラム名およびアプリケーションプログラムシリアル番号のうちのいずれか1つまたは複数を含む、請求項6から9のいずれか一項に記載の方法。
前記第2の指定されたデータパケットが第2の命令情報を含み、前記第2の命令情報が、特定のトラフィックフローの前記データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、
前記第2の命令情報が、前記特定のトラフィックフローの識別情報および前記特定のトラフィックフローに対応するアプリケーションプログラムの情報のうちのいずれか1つまたは複数を含み、前記特定のトラフィックフローの前記識別情報が、前記特定のトラフィックフローのソースIPアドレス、ターゲットIPアドレス、ソースポート番号、ターゲットポート番号およびプロトコルタイプのうちのいずれか1つまたは複数を含み、前記特定のトラフィックフローに対応する前記アプリケーションプログラムの前記情報が、アプリケーションプログラム識別子、アプリケーションプログラム名およびアプリケーションプログラムシリアル番号のうちのいずれか1つまたは複数を含む、請求項11または12に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下で、添付の図面と組み合わせて本発明の実装形態のさらなる詳細な説明を与える。
【0014】
図1を参照すると、
図1は、本発明の一実施形態によって提供されるデータ接続管理のための方法の一実施形態のフローチャートである。データ接続管理のための方法は以下を含む。
S101:UEが第1の命令情報を取得し、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
S102:P-GW(Packet Data Network Gateway、PDN GW、パケットデータネットワークゲートウェイ)が第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始することを可能にするために、UEが第1の命令情報をP-GWに送信する。
【0015】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、UEは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第1の命令情報を取得し、UEは、P-GWが第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始することを可能にするために、第1の命令情報をネットワーク側のP-GWに送信し、このようにして、UEは、サービス要件またはユーザ需要に従ってデータ接続をクローズまたはオープンすることを判断し得、データ接続がクローズであるとき、データパケットはモバイルネットワークを通して送信されず、それによって、ユーザによって知覚されない状態でのバックグラウンドデータトラフィックの消費によって生じる追加料金を回避することができ、サービスを実行する必要があるとき、ユーザは、サービス処理を実行するために、クローズのデータ接続を開始する。このようにして、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、UEのトラフィックが効果的に制御され得、したがって、ユーザの追加コストが低減され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0016】
図2を参照すると、
図2は、本発明の一実施形態によって提供されるデータ接続管理のための方法の別の実施形態のフローチャートである。データ接続管理のための方法は以下を含む。
S201:P-GWがUEによって送信された第1の命令情報を受信し、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
S202:P-GWが第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。
【0017】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、P-GWは、UEによって送信された、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第1の命令情報を受信し、P-GWは、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始し、このようにして、UEは、サービス要件またはユーザ需要に従ってデータ接続をクローズまたはオープンすることを判断し得、データ接続がクローズであるとき、データパケットはモバイルネットワークを通して送信されず、それによって、ユーザによって知覚されない状態でのバックグラウンドデータトラフィックの消費によって生じる追加料金を回避することができ、サービスを実行する必要があるとき、ユーザは、サービス処理を実行するために、クローズのデータ接続を開始する。このようにして、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、UEのトラフィックが効果的に制御され得、したがって、ユーザの追加コストが低減され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0018】
図3を参照すると、
図3は、本発明の一実施形態によって提供されるデータ接続管理のための方法のまた別の実施形態のフローチャートである。この実施形態では、UEがデータ接続をクローズまたはオープンするとき、UEは、データ接続のクローズまたはオープンを実装することをシグナリング様式でネットワーク側のP-GWに通知し、UEによって送られるデータ接続更新要求は第1の命令情報を含み、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0019】
データ接続管理のための方法は以下を含む。
S301:UEが第1の命令情報を取得し、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0020】
この実施形態では、EPSネットワークにアタッチされたUEはアタッチメント状態を維持し、UEがデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装するとき、UEは第1の命令情報を取得し、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0021】
詳細には、ユーザは、データ接続をクローズまたはオープンする処理を実装するようにUEをトリガし得、たとえば、ユーザは、UE上のアプリケーションプログラムを実行するかまたは動作させることによって、UEがデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装することを可能にし、アプリケーションプログラムはUEの内蔵アプリケーションプログラム(たとえば、UE動作システムの内蔵ソフトウェアまたは機能)であり得、また、UE上に追加としてインストールされたアプリケーションプログラムであり得、UEは第1の命令情報を取得し、UEはまた、構成されたポリシーに従ってデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装し得、たとえば、構成されたポリシーが、UE待機(たとえば、スクリーンオフ)の場合にはデータ接続をクローズすること、および非待機(たとえば、スクリーンオン)の場合にはデータ接続をオープンすることであるとき、UEは、ポリシーに従ってデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装する。
【0022】
この実施形態では、UEはまた、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのための第1のポリシーを設定し得、第1のポリシーは、少なくとも1つのベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止または開始するために使用され、UEは、第1のポリシーに従って少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止または開始する。
【0023】
S302:UEがデータ接続更新要求をMME(Mobility Management Entity、モビリティ管理エンティティ)に送り、データ接続更新要求は第1の命令情報を含む。
【0024】
このステップにおいて、UEは、eNB(evolved Node B、発展型ノードB)を通してデータ接続更新要求をMMEに送り、データ接続更新要求は、詳細には、サービス要求(Service Request)メッセージ、またはトラッキングエリア更新要求(TAU(tracking area update、トラッキングエリア更新)Request)メッセージなどであり得る。
【0025】
第1の命令情報は、データ接続更新要求タイプの形態でデータ接続更新要求中に存在し得、詳細には、データ接続更新要求タイプは、データ接続をクローズすること、またはデータ接続をオープンすることであり得る。
【0026】
S303:MMEが、データ接続更新要求から第1の命令情報を取得し、S-GW(Serving Gateway、サービングゲートウェイ)を通してベアラ変更要求をP-GWに送り、ベアラ変更要求は第1の命令情報を含む。
【0027】
このステップにおいて、MMEは、データ接続更新要求を受信し、データ接続更新要求から第1の命令情報を取得し、第1の命令情報を含むベアラ変更要求をS-GWに送り、S-GWはベアラ変更要求をP-GWに転送する。
【0028】
ベアラ変更要求は、詳細には、ベアラ変更要求(Modify Bearer Request)メッセージ、またはベアラ変更コマンド(Modify Bearer Command)メッセージであり得る。
【0029】
詳細には、データ接続更新要求タイプがデータ接続をクローズすることであり、すなわち、第1の命令情報が、詳細には、データ接続をクローズするように命令するために使用されるとき、ベアラ変更要求は、詳細には、中断通知(Suspend Notification)メッセージなどであり得る。データ接続更新要求タイプがデータ接続をオープンすることであり、すなわち、第1の命令情報が、詳細には、データ接続をオープンするように命令するために使用されるとき、ベアラ変更要求は、詳細には、再開通知(Resume Notification)メッセージなどであり得る。
【0030】
S304:P-GWが、ベアラ変更要求から第1の命令情報を取得し、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。
【0031】
このステップにおいて、ベアラ変更要求から第1の命令情報を取得した後に、P-GWは、現在採用されているプリセットポリシーに従って、PCRF(Policy and Charging Rules Function、ポリシーおよび課金ルール機能)とのポリシー更新処理を実装すべきかどうかを判断し、詳細には、P-GWが動的PCC(Policy and Charging Control、ポリシーおよび課金制御)ポリシーを現在採用している場合、P-GWは、PCRFとのポリシー更新処理を実装する必要があり、P-GWは、更新されたポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始し、P-GWが、動的PCCを現在採用していないが、静的PCCのようなポリシーを採用しているか、または事業者などのポリシーに従ってPCC対話を必要としていない場合、P-GWは、PCRFとのポリシー更新処理を実装する必要がなく、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を直接停止または開始する。
【0032】
P-GWがPCRFとのポリシー更新処理を実装することは、詳細には、
P-GWが、IP-CAN(Internet Protocol-Connectivity Access Network、インターネットプロトコル接続性アクセスネットワーク)セッション変更指示(Indication of IP-CAN Session Modification)メッセージをPCRFに送ることであって、IP-CANセッション変更指示メッセージが第1の命令情報を含む、送ること、
PCRFが、IP-CANセッション変更指示メッセージから第1の命令情報を取得し、第1の命令情報に従って対応するポリシー更新を実装し、IP-CANセッション変更確認応答(Acknowledge of IP-CAN Session Modification)メッセージをP-GWに送ることであって、IP-CANセッション変更確認応答メッセージがポリシー更新処理の後のアクセス制御ポリシーを含む、送ること
を含む。詳細なフローは以下の通りである。
【0033】
第1の命令情報が、データ接続をクローズするように命令するために使用されるとき、PCRFは、第1のアクセス制御ポリシーを取得するために、第1の命令情報に従ってアクセス制御処理を実装し、第1のアクセス制御ポリシーは、UEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止するようにP-GWに命令するために使用され、PCRFは第1のIP-CANセッション変更確認応答メッセージをP-GWに送り、第1のIP-CANセッション変更確認応答メッセージは第1のアクセス制御ポリシーを含む。第1のアクセス制御ポリシーは、詳細には、トラフィックフロークローズ命令(たとえば、gating controlがクローズとして設定される)、またはデータパケット送信停止命令であり得る。
【0034】
第1の命令情報が、データ接続をオープンするように命令するために使用されるとき、PCRFは、第2のアクセス制御ポリシーを取得するために、第1の命令情報に従ってアクセス制御処理を実装し、第2のアクセス制御ポリシーは、UEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始するようにP-GWに命令するために使用され、PCRFは第2のIP-CANセッション変更確認応答メッセージをP-GWに送り、第2のIP-CANセッション変更確認応答メッセージは第2のアクセス制御ポリシーを含む。第2のアクセス制御ポリシーは、詳細には、トラフィックフローオープン命令(たとえば、gating controlがオープンとして設定される)、またはデータパケット送信開始命令であり得る。
【0035】
P-GWがPCRFとのポリシー更新処理を実装した後、P-GWは、IP-CANセッション変更確認応答メッセージを受信し、IP-CANセッション変更確認応答メッセージ中に含まれる、ポリシー更新処理の後のアクセス制御ポリシーに従って、UEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。
【0036】
このステップにおいて、P-GWが第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始することは、
P-GWが第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始すること、あるいは、
P-GWが第1のアクセス制御ポリシーまたは第2のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始すること、あるいは、
P-GWが第1の命令情報と第1のアクセス制御ポリシーとに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止するか、または、P-GWが第1の命令情報と第2のアクセス制御ポリシーとに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始すること
を含む。
【0037】
P-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止することは、詳細には、
P-GWがUEのすべてのベアラ上のデータ送信を停止すること、または、
P-GWがUEの特定のベアラ上のデータ送信を停止すること
をさらに含む。好ましくは、P-GWはまた、UEの少なくとも1つのベアラ中のデフォルトベアラを除く他のベアラを削除すること、または少なくとも1つのベアラ中のデフォルトベアラを除く少なくとも1つの指定されたベアラを削除することを行うためにベアラ削除処理を実装し得、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラ中の削除されないベアラのデータ送信を停止する。このようにして、P-GWがUEの少なくとも1つのベアラ中の削除されないベアラのデータ送信を停止した後、P-GWが、その後、UEの新しいダウンリンクデータパケットを受信した場合、P-GWは、ダウンリンクデータパケットを直接廃棄し、ベアラ更新フローまたはベアラセットアップフローを実装しないことがある。P-GWが第1の命令情報に従って少なくとも1つのベアラ中の削除されないベアラのデータ送信を停止することは、P-GWが第1の命令情報に従って、削除されないベアラのための第2のポリシーを設定することであって、第2のポリシーが、削除されないベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止するために使用される、設定することと、P-GWが第2のポリシーに従って少なくとも1つのデータフローのデータ送信を停止することとを含む。
【0038】
P-GWがベアラ削除処理を実装することは、
P-GWがS-GWを通してベアラ削除要求(Delete Bearer Request)メッセージをMMEに送ることと、MMEがEPSベアラコンテキスト非アクティブ化要求(Deactivate EPS Bearer Context Request)メッセージをUEに送ることと、UEがEPSベアラコンテキスト非アクティブ化受入れ(Deactivate EPS Bearer Context Accept)メッセージをMMEに送ることと、MMEが、ベアラ削除処理を完了するために、S-GWを通してベアラ削除応答(Delete Bearer Response)メッセージをP-GWに送ることと
を含む。
【0039】
この実施形態では、UEはまた、P-GWによって開始された、少なくとも1つのベアラ中のベアラの一部を削除するようにとのベアラ削除要求を受信し得、UEは、第1の命令情報に従って少なくとも1つのベアラ中の削除されないベアラのための第2のポリシーを設定し、第2のポリシーは、削除されないベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止するために使用され、UEは、第2のポリシーに従って少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止する。
【0040】
P-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始することは、詳細には、
P-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を可能にし、その後、P-GWが、少なくとも1つのベアラのダウンリンクデータ送信を完了するために、受信したダウンリンクデータパケットに従ってベアラセットアップフローまたはベアラ更新フローを開始し得ることと、P-GWが、アップリンクデータパケットを受信したときにそれを転送し、UEのための新しいベアラをセットアップすることを可能にすることと
を含む。
【0041】
この実施形態において、P-GWが第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始することは、
P-GWが第1の命令情報に従って少なくとも1つのベアラのための第3のポリシーを設定し、第3のポリシーが、削除されないベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を開始するために使用される、設定することと、
P-GWが第3のポリシーに従って少なくとも1つのデータフローのデータ送信を開始することと
を含む。
【0042】
S305:P-GWがS-GWを通してベアラ変更応答をMMEに送る。
【0043】
このステップにおいて、第1の命令情報、第1のアクセス制御ポリシーおよび第2のアクセス制御ポリシーのうちの1つまたは2つの命令に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始した後に、P-GWは、P-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始したことをS-GWおよびMMEに通知するために、S-GWを通してベアラ変更応答をMMEに送る。
【0044】
ベアラ変更応答は、詳細には、ベアラ変更応答(Modify Bearer Response)メッセージ、ベアラ更新要求(Update Bearer Request)メッセージ、中断確認応答(Suspend Acknowledge)メッセージまたは再開確認応答(Resume Acknowledge)メッセージなどであり得る。
【0045】
S306:MMEがデータ接続更新応答をUEに送る。
【0046】
このステップにおいて、データ接続更新応答は、詳細にはトラッキングエリア更新受入れ(TAU Accept)メッセージであり得、MMEは、P-GWがUEのデータパケットの送信を停止または開始する処理を完了したことをUEに通知するために、トラッキングエリア更新受入れ(TAU Accept)メッセージを通してデータ接続更新応答をUEに送る。
【0047】
あるいは、MMEは、eNBに通知するために、初期コンテキストセットアップ要求(Initial Context Setup Request)メッセージを通してデータ接続更新応答をeNBに送り、eNBは、P-GWがUEのデータパケットの送信を停止または開始する処理を完了したことをUEに通知するために、無線ベアラセットアップ要求(Radio Bearer Request)メッセージを通してデータ接続更新応答をUEに送る。
【0048】
この実施形態では、UEがデータ接続をクローズする処理を実装するとき、UEは、上述のS302〜S306中の任意の瞬間にアップリンクデータパケットの送信を停止し得るか、あるいはS302の前またはS306の後にアップリンクデータパケットの送信を同じく停止し得る。UEがデータ接続をオープンする処理を実装するとき、アップリンクデータパケットが現在送られる必要がある場合、UEは、S306の後にアップリンクデータパケットを送る必要がある。
【0049】
この実施形態の一実装形態では、第1の命令情報は第2の命令情報を含み、第2の命令情報は、特定のトラフィックフローのデータ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、すなわち、第2の命令情報は、データ接続の一部をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、対応して、P-GWは、第2の命令情報、第1のアクセス制御ポリシーおよび第2のアクセス制御ポリシーのうちの1つまたは2つの命令に従ってUEの特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。
【0050】
UEが特定のトラフィックフローのデータ接続をクローズまたはオープンするとき、第1の命令情報は第2の命令情報を含み、すなわち、データ接続更新要求タイプを含むことに基づいて、第1の命令情報は特定のトラフィックフローの関係情報の第2の命令情報をさらに含む。データ接続更新要求タイプは、データ接続をクローズすること、またはデータ接続をオープンすることであり、第2の命令情報によって示される特定のトラフィックフローの関係情報は、特定のトラフィックフローの識別情報、および特定のトラフィックフローに対応するアプリケーションプログラムの情報のうちのいずれか1つまたは複数を含む。
【0051】
特定のトラフィックフローの識別情報は、特定のトラフィックフローのソースIP(Internet Protocol、インターネットプロトコル)アドレス、ターゲットIPアドレス、ソースポート番号、ターゲットポート番号およびプロトコルタイプのうちのいずれか1つまたは複数を含み、特定のトラフィックフローに対応するアプリケーションプログラムの情報は、アプリケーションプログラム識別子(Application ID)、アプリケーションプログラム名およびアプリケーションプログラムシリアル番号のうちのいずれか1つまたは複数を含む。
【0052】
特定のトラフィックフローが複数のトラフィックフローであるとき、特定のトラフィックフローの関係情報は、対応して、複数のトラフィックフローの関係情報の組合せを含む。
【0053】
この実施形態では、第1の命令情報が、第2の命令情報を含み、特定のトラフィックフローのデータ接続をクローズするように命令するとき、特定のトラフィックフローが、専用ベアラ(Dedicated Bearer)を採用することによってデータパケットを送信する場合、P-GWが第2の命令情報に従ってUEの特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止することは、
P-GWが、特定のトラフィックフローに対応する専用ベアラを削除するためにベアラ削除処理を実装し得ることと、
P-GWが、第1の命令情報および/または第1のアクセス制御ポリシーに従って、UEの削除の後に残っているベアラのための制限ポリシーを設定することであって、制限ポリシーが、特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を禁止するために使用される、設定することと
を含み、本発明の実施形態では、「/」は「または」を表す。
【0054】
UEの削除の後に残っているベアラは、TFT(Traffic Flow Template、トラフィックフローテンプレート)で構成されないベアラ、たとえばデフォルトベアラ(Default Bearer)、クローズでないトラフィックフローのデータを送信するための専用ベアラなどを含む。制限ポリシーは、特定のトラフィックフローの関係情報を含むデータパケットフィルタであり得る。
【0055】
P-GWは、設定された制限ポリシーに従って、UEの削除の後に残っているベアラ上の、クローズである、第2の命令情報によって命令された特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止する。
【0056】
この場合、P-GWが、その後、UEのクローズの特定のトラフィックフローを除く他のトラフィックフローのダウンリンクデータパケットを受信した場合、P-GWは、他のクローズでないトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのダウンリンクデータ送信を完了するために、他のトラフィックフローのダウンリンクデータパケットに従ってベアラセットアップフローまたはベアラ更新フローを開始し得る。
【0057】
P-GWが、UEの削除の後に残っているベアラに関する制限ポリシーを設定する、たとえば、特定のトラフィックフローの関係情報を含むデータパケットフィルタを設定する場合、UEが特定のトラフィックフローのデータ接続のオープンを実装する、すなわち、第2の命令情報が、特定のトラフィックフローをオープンするように命令するとき、P-GWは、オープンになるべき特定のトラフィックフローの関係情報をP-GWが消去することを可能にするために制限ポリシーを更新し、特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始する。UEがすべてのトラフィックフローのデータ接続のオープンを実装する場合、P-GWは、制限ポリシーを消去し、すべてのトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始する。制限ポリシーの上述の更新または消去は、詳細には、P-GWが、デフォルトベアラと専用ベアラとを含む、設定された制限ポリシーをもつベアラに関する制限ポリシーを更新または消去することであり得る。
【0058】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、UEは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第1の命令情報を取得し、UEは第1の命令情報をネットワーク側のP-GWに送信し、P-GWは、第1の命令情報および/または第1のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止するか、あるいは、P-GWは、第1の命令情報および/または第2のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始し、このようにして、UEは「常時オン」であることが不要であり、すなわち、UEが使用状態にないとき、UEはデータ接続のクローズを実装し、対応するネットワーク側P-GWはUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止し、その結果、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、端末のトラフィックが効果的に制御され得、したがって、データトラフィックおよびユーザの追加コストが節約され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0059】
図4を参照すると、
図4は、本発明の一実施形態によって提供されるデータ接続管理のための方法のまた別の実施形態のフローチャートである。この実施形態では、UEがデータ接続をクローズまたはオープンするとき、UEは、データ接続のクローズまたはオープンを実装することをシグナリング様式でネットワーク側のP-GWに通知し、UEによって送られるベアラリソース変更要求メッセージは第1の命令情報を含み、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0060】
データ接続管理のための方法は以下を含む。
S401:UEが第1の命令情報を取得し、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0061】
S401は、上述の実施形態のS301と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、S301の関係する説明を指し得る。
【0062】
S402:UEがベアラリソース変更要求メッセージをMMEに送り、ベアラリソース変更要求メッセージは第1の命令情報を含む。
【0063】
このステップにおいて、UEはeNBを通してベアラリソース変更要求メッセージをMMEに送り、ベアラリソース変更要求メッセージは第1の命令情報を含む。
【0064】
S403:MMEが、ベアラリソース変更要求メッセージから第1の命令情報を取得し、S-GWを通してベアラリソースコマンド(Bearer Resource Command)メッセージをP-GWに送り、ベアラリソースコマンドメッセージは第1の命令情報を含む。
【0065】
S404:P-GWが、ベアラリソースコマンドメッセージから第1の命令情報を取得し、PCRFとのポリシー更新処理を実装する。
【0066】
このステップにおいて、ベアラリソースコマンドメッセージから第1の命令情報を取得した後に、P-GWは、現在採用されているプリセットポリシーに従って、PCRF(Policy and Charging Rules Function、ポリシーおよび課金ルール機能)とのポリシー更新処理を実装すべきかどうかを判断し、詳細には、P-GWが動的PCC(Policy and Charging Control、ポリシーおよび課金制御)ポリシーを現在採用している場合、P-GWは、PCRFとのポリシー更新処理を実装する必要があり、P-GWは、更新されたポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始し、P-GWが、動的PCCを現在採用していないが、静的PCCのようなポリシーを採用しているか、または事業者などのポリシーに従ってPCC対話を必要としていない場合、P-GWは、PCRFとのポリシー更新処理を実装する必要がなく、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を直接停止または開始する。
【0067】
P-GWがPCRFとのポリシー更新処理を実装するプロセスは、上述の実施形態のS304におけるポリシー更新処理のプロセスと同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、S304の関係する説明を指し得る。
【0068】
S405:P-GWが、P-GWによって受信された第1の命令情報および/またはポリシー更新処理の後のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。
【0069】
このステップにおいて、P-GWは、PCRFによって送られたIP-CANセッション変更確認応答メッセージを受信し、IP-CANセッション変更確認応答メッセージ中に含まれる、ポリシー更新処理の後のアクセス制御ポリシーに従って、UEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。
【0070】
詳細には、P-GWは、アクセス制御ポリシーに従ってUEのすべてのベアラ上のデータ送信を停止または開始し得るか、あるいは、P-GWは、第1の命令情報および/または第1のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止するか、あるいは、P-GWは、第1の命令情報および/または第2のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始する。
【0071】
P-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止することは、詳細には、
P-GWがUEのすべてのベアラ上のデータ送信を停止すること、または、
P-GWがUEの特定のベアラ上のデータ送信を停止すること
をさらに含む。好ましくは、P-GWはまた、UEの少なくとも1つのベアラ中のデフォルトベアラを除く他のベアラを削除すること、または少なくとも1つのベアラ中のデフォルトベアラを除く少なくとも1つの指定されたベアラを削除することを行うためにベアラ削除処理を実装し、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラ中の削除されないベアラのデータ送信を停止し得る。P-GWがベアラ削除処理を実装するプロセスは、
図3に対応する方法実施形態におけるベアラ削除処理のプロセスと同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、上述の実施形態の関係する説明を指し得る。
【0072】
この実施形態では、P-GWはベアラ削除処理を実装し、UEの少なくとも1つのベアラ中のデフォルトベアラを除く他のベアラを削除したか、または少なくとも1つのベアラ中のデフォルトベアラを除く少なくとも1つの指定されたベアラを削除した後に、P-GWはまた、更新された設定をUEに送るためにベアラ更新フローを実装し得る。詳細には、P-GWはS-GWを通してベアラ更新要求(Update Bearer Request)メッセージをMMEに送り、MMEは、ベアラ更新要求メッセージを受信し、EPS(Evolved Packet System、発展型パケットシステム)ベアラコンテキスト変更要求(Modify EPS Bearer Context Request)メッセージ、またはダウンリンクNAS(Non Access Stratum、非アクセス層)トランスポート(Downlink NAS Transport)メッセージをUEに送り、UEは、EPSベアラコンテキスト変更要求メッセージまたはダウンリンクNASトランスポートメッセージを受信し、EPSコンテキスト変更受入れ(Modify EPS Bearer Context Accept)、またはアップリンクNASトランスポート(Uplink NAS Transport)メッセージをMMEに送り、MMEは、EPSコンテキスト変更受入れメッセージまたはアップリンクNASトランスポートメッセージを受信し、ベアラ更新フローを完了するために、S-GWを通してベアラ更新応答(Update Bearer Response)メッセージをP-GWに送る。
【0073】
P-GWがUEのデータパケット送信を開始するプロセスは、
図3に対応する方法実施形態における、P-GWがUEのデータパケット送信を開始する処理プロセスと同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、上述の実施形態の関係する説明を指し得る。
【0074】
この実施形態の一実装形態では、第1の命令情報は第2の命令情報を含み、第2の命令情報は、特定のトラフィックフローのデータ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、すなわち、第2の命令情報は、データ接続の一部をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、対応して、P-GWは、第2の命令情報を含む第1の命令情報に従ってUEの特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。第2の命令情報の関係する説明は、
図3に対応する方法実施形態における第2の命令情報の関係する説明と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、上述の実施形態の関係する説明を指し得る。
【0075】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、UEは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第1の命令情報を取得し、UEは第1の命令情報をネットワーク側のP-GWに送信し、P-GWは、第1の命令情報および/または第1のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止するか、あるいは、P-GWは、第1の命令情報および/または第2のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始し、このようにして、UEは「常時オン」であることが不要であり、すなわち、UEが使用状態にないとき、UEはデータ接続のクローズを実装し、対応するネットワーク側P-GWはUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止し、その結果、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、端末のトラフィックが効果的に制御され得、したがって、データトラフィックおよびユーザの追加コストが節約され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0076】
図5を参照すると、
図5は、本発明の一実施形態によって提供されるデータ接続管理のための方法のまた別の実施形態のフローチャートである。この実施形態では、UEがデータ接続をクローズまたはオープンするとき、UEは、データ接続のクローズまたはオープンを実装することを、プリセットチャネルを通してデータパケット様式でネットワーク側のP-GWに通知し、UEによって送られる第1の指定されたデータパケットは第1の命令情報を含み、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0077】
データ接続管理のための方法は以下を含む。
S501:UEが第1の命令情報を取得し、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0078】
S501は、上述の実施形態のS301と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、S301の関係する説明を指し得る。
【0079】
S502:UEがプリセットチャネルを通して第1の指定されたデータパケットをP-GWに送り、第1の指定されたデータパケットは第1の命令情報を含む。
【0080】
このステップにおいて、UEは、データ接続のためにUEとP-GWとの間にセットアップされたプリセットチャネル、たとえば、GTP(General packet radio service Tunnel Protocol、汎用パケット無線サービストンネルプロトコル)チャネル(詳細には、PDP(Packet Data Protocol、パケットデータプロトコル)チャネル、またはベアラ(Bearer)と呼ばれることがある)を通して第1の指定されたデータパケットをP-GWに送り、第1の指定されたデータパケットは第1の命令情報を含み、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0081】
S503:P-GWが、第1の指定されたデータパケットから第1の命令情報を取得し、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。
【0082】
このステップでは、P-GWは、第1の指定されたデータパケットを受信し、第1の指定されたデータパケットから第1の命令情報を取得し、次いで、P-GWは、場合によっては、PCRFとのポリシー更新処理を実装することを含めて、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始し、詳細には、P-GWが第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するプロセスは、上述の実施形態のS304と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、S304の関係する説明を指し得る。
【0083】
場合によっては、P-GWは、ベアラ削除処理およびベアラ更新処理をも実装し得、これらの処理は、詳細には、
図3および
図4に対応する方法実施形態の関係する説明を指し得、本明細書では冗長的に繰り返されない。
【0084】
この実施形態の一実装形態では、第1の命令情報は第2の命令情報を含み、第2の命令情報は、特定のトラフィックフローのデータ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、すなわち、第2の命令情報は、データ接続の一部をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、対応して、P-GWは、第2の命令情報を含む第1の命令情報に従ってUEの特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。第2の命令情報の関係する説明は、
図3に対応する方法実施形態における第2の命令情報の関係する説明と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、上述の実施形態の関係する説明を指し得る。
【0085】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、UEは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第1の命令情報を取得し、UEは、プリセットチャネルを通して第1の命令情報をネットワーク側のP-GWに送信し、P-GWは、第1の命令情報および/または第1のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止するか、あるいは、P-GWは、第1の命令情報および/または第2のアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始し、このようにして、UEは「常時オン」であることが不要であり、すなわち、UEが使用状態にないとき、UEはデータ接続のクローズを実装し、対応するネットワーク側P-GWはUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止し、その結果、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、端末のトラフィックが効果的に制御され得、したがって、データトラフィックおよびユーザの追加コストが節約され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0086】
図6を参照すると、
図6は、本発明の一実施形態によって提供されるデータ接続管理のための方法のまた別の実施形態のフローチャートである。この実施形態では、UEがデータ接続をクローズまたはオープンするとき、UEは、データ接続のクローズまたはオープンを実装することを、プリセットチャネルを通してデータパケット様式でネットワーク側のP-GWに通知する。UEによって送られる第2の指定されたデータパケットは、詳細には第1の命令情報であり、第2の指定されたデータパケットは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第1のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第2のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットは、詳細には、データ接続をクローズするように命令するために使用され、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第3のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第4のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットは、詳細には、データ接続をオープンするために使用される。
【0087】
データ接続管理のための方法は以下を含む。
S601:UEが第2の指定されたデータパケットを取得し、第2の指定されたデータパケットは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0088】
このステップにおいて、第2の指定されたデータパケットは詳細には第1の命令情報であり、第1の命令情報、すなわち、第2の指定されたデータパケットは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0089】
実際的適用例では、EPSネットワークにアタッチされたUEはアタッチメント状態を維持し、UEがデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装するとき、UEは第2の指定されたデータパケットを取得し、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第1のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第2のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットは、詳細には、データ接続をクローズするように命令するために使用され、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第3のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第4のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットは、詳細には、データ接続をオープンするために使用される。
【0090】
詳細には、ユーザは、データ接続をクローズまたはオープンする処理を実装するようにUEをトリガし得、たとえば、ユーザは、UE上のアプリケーションプログラムを実行するかまたは動作させることによって、UEがデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装することを可能にし、アプリケーションプログラムはUEの内蔵アプリケーションプログラム(たとえば、UE動作システムの内蔵ソフトウェアまたは機能)であり得、また、UE上に追加としてインストールされたアプリケーションプログラムであり得、UEは第1の命令情報を取得し、UEはまた、構成されたポリシーに従ってデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装し得、たとえば、構成されたポリシーが、UE待機(たとえば、スクリーンオフ)の場合にはデータ接続をクローズすること、および非待機(たとえば、スクリーンオン)の場合にはデータ接続をオープンすることであるとき、UEは、ポリシーに従ってデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装する。
【0091】
この実施形態では、UEはまた、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのための第1のポリシーを設定し得、第1のポリシーは、少なくとも1つのベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止または開始するために使用され、UEは、第1のポリシーに従って少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止または開始する。
【0092】
S602:UEがプリセットチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをP-GWに送る。
【0093】
このステップにおいて、UEは、データ接続のためにUEとP-GWとの間にセットアップされたプリセットチャネル、たとえば、GTPチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをP-GWに送り、第2の指定されたデータパケットは、それのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号の対応する値に従ってデータ接続をクローズまたはオープンするように命令することを実現する。
【0094】
S603:P-GWが、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報を取得し、データ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を対応して停止または開始する。
【0095】
このステップにおいて、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第1のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第2のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットはデータ接続をクローズすることに対応し、その場合、P-GWは、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続クローズ情報を取得し、P-GWは、データ接続クローズ情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止する。
【0096】
第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第3のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第4のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットはデータ接続をオープンすることに対応し、その場合、P-GWは、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続オープン情報を取得し、P-GWは、データ接続オープン情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始する。
【0097】
P-GWがデータ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するプロセスは、上述の実施形態のS304における、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するプロセスと同様であり、詳細には、S304の関係する説明を指し得、データ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報のアクションおよび機能は、
図3に対応する上述の方法実施形態における第1の命令情報のアクションおよび機能と同様である。
【0098】
場合によっては、P-GWは、ベアラ削除処理およびベアラ更新処理をも実装し得、これらの処理は、詳細には、
図3および
図4に対応する方法実施形態の関係する説明を指し得、本明細書では冗長的に繰り返されない。
【0099】
この実施形態の一実装形態では、第2の指定されたデータパケットは第2の命令情報を含み、第2の命令情報は、特定のトラフィックフローのデータ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、対応して、P-GWは、第2の指定されたデータパケットに従ってUEの特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。第2の命令情報の関係する説明は、
図3に対応する方法実施形態における第2の命令情報の関係する説明と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、上述の実施形態の関係する説明を指し得る。
【0100】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、UEは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第2の指定されたデータパケットを取得し、第2の指定されたデータパケットは、詳細には第1の命令情報であり、UEはプリセットチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをネットワーク側のP-GWに送信し、P-GWは、第2の指定されたデータパケットに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始し、このようにして、UEは「常時オン」であることが不要であり、すなわち、UEが使用状態にないとき、UEはデータ接続のクローズを実装し、対応するネットワーク側P-GWはUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止し、その結果、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、端末のトラフィックが効果的に制御され得、したがって、データトラフィックおよびユーザの追加コストが節約され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0101】
図7を参照すると、
図7は、本発明の一実施形態によって提供されるデータ接続管理のための方法のまた別の実施形態のフローチャートである。この実施形態では、UEがデータ接続をクローズまたはオープンするとき、UEは、ネットワーク側のP-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するように、データ接続をクローズまたはオープンする対応する処理を実装することを、プリセットチャネルを通してデータパケット様式でネットワーク側のAS(Application server、アプリケーションサーバ)/AF(Application Function、アプリケーション機能)に通知し、UEによって送られる第1の指定されたデータパケットは第1の命令情報を含み、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0102】
S701:UEが第1の命令情報を取得し、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0103】
S701は、上述の実施形態のS301と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、S301の関係する説明を指し得る。
【0104】
S702:UEがプリセットチャネルを通して第1の指定されたデータパケットをAS/AFに送り、第1の指定されたデータパケットは第1の命令情報を含む。
【0105】
このステップにおいて、UEは、データ接続のためにUEとP-GWとの間にセットアップされたプリセットチャネル、たとえば、GTPチャネルを通して第1の指定されたデータパケットをP-GWに送り、P-GWは第1の指定されたデータパケットをAS/AFに転送し、第1の指定されたデータパケットは第1の命令情報を含み、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0106】
S703:AS/AFが、第1の指定されたデータパケットから第1の命令情報を取得し、第1の命令情報に従ってPCRFとのアプリケーションサービス情報更新処理を実装する。
【0107】
このステップにおいて、AS/AFは第1の指定されたデータパケットを受信し、第1の指定されたデータパケットから第1の命令情報を取得し、第1の命令情報は、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0108】
AS/AFは、第1の命令情報に従ってPCRFとのアプリケーションサービス情報更新処理を実装し、詳細には、AS/AFは、第1の命令情報に従ってサービスセッションにおいてサービス情報を更新し、第1の命令情報がデータ接続をクローズするように命令する場合、AS/AFは、いずれかのサービス情報を除外するようにサービス情報を更新するか、またはすべてのサービス情報を無効になるように設定し、第1の命令情報がデータ接続をオープンするように命令する場合、AS/AFは、AS/AFに関係するUEのサービス情報を含むようにサービス情報を更新するか、または既存のサービス情報を有効になるように設定する。AS/AFは、P-GWがデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装することが可能になるように、PCRFが更新されたサービス情報に従ってポリシー更新処理を実装することを可能にするために、更新されたサービス情報を含むセッション情報変更要求メッセージをPCRFに送る。
【0109】
S704:アプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装した後に、PCRFがポリシーおよび課金ルール更新メッセージをP-GWに送り、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージは、データ接続をクローズまたはオープンするために使用されるアクセス制御ポリシーを含む。
【0110】
このステップにおいて、アプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装した後に、PCRFは更新完了応答をAS/AFに送り得る。
【0111】
さらに、アプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装した後に、PCRFはポリシーおよび課金ルール更新(Policy and Charging Rules Provision)メッセージをP-GWに送り、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージは、データ接続をクローズまたはオープンするために使用されるアクセス制御ポリシーを含み、詳細な処理プロセスは、
図3および
図4に対応する方法実施形態の関係する説明を指し得、本明細書では冗長的に繰り返されない。
【0112】
S705:P-GWがポリシーおよび課金ルール更新メッセージに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。
【0113】
このステップにおいて、P-GWは、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージ中の対応するアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始し、詳細な処理プロセスは、
図3および
図4に対応する方法実施形態の関係する説明を指し得、本明細書では冗長的に繰り返されない。
【0114】
P-GWは、ベアラ削除処理および/またはベアラ更新処理をも実装し得、これらの処理は、詳細には、
図3および
図4に対応する方法実施形態の関係する説明を指し得、本明細書では冗長的に繰り返されない。
【0115】
この実施形態では、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージを受信した後に、P-GWはまた、P-GWがポリシーおよび課金ルール更新メッセージを受信したことをPCRFに通知するために、ポリシーおよび課金ルール確認応答(Policy and Charging Rules Ack)メッセージをPCRFに送り得る。
【0116】
この実施形態の一実装形態では、第1の命令情報は第2の命令情報を含み、第2の命令情報は、特定のトラフィックフローのデータ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、すなわち、第2の命令情報は、データ接続の一部をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、この時に、ステップS703において、AS/AFは、第2の命令情報中の特定のトラフィックフローに従ってサービス情報を更新し、詳細には、第2の命令情報が、特定のトラフィックフローのデータ接続をクローズするように命令するために使用されるとき、AS/AFは、特定のトラフィックフローのサービス情報を除外するようにサービス情報を更新するか、または特定のトラフィックフローのサービス情報を無効になるように設定し、第2の命令情報が、特定のトラフィックフローのデータ接続をオープンするように命令する場合、AS/AFは、特定のトラフィックフローのサービス情報を含むようにサービス情報を更新するか、または特定のトラフィックフローのサービス情報を有効になるように設定する。AS/AFは、P-GWがデータ接続をクローズまたはオープンする処理を実装することが可能になるように、PCRFが、更新されたサービス情報に従ってポリシー更新処理を実装して、第1のアクセス制御ポリシーまたは第2のアクセス制御ポリシーを取得することを可能にするために、更新されたサービス情報を含むセッション情報変更要求メッセージをPCRFに送る。対応して、P-GWは、第1の命令情報および/または第1のアクセス制御ポリシーに従ってUEの特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止するか、あるいは、P-GWは、第1の命令情報および/または第2のアクセス制御ポリシーに従ってUEの特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始する。第2の命令情報の関係する説明は、
図3に対応する方法実施形態における第2の命令情報の関係する説明と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、上述の実施形態の関係する説明を指し得る。
【0117】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、UEは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第1の命令情報を取得し、UEは、ネットワーク側のP-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始することが可能になるように、AS/AFが、データ接続をクローズまたはオープンする対応する処理を実装することを可能にするために、プリセットチャネルを通して第1の命令情報をネットワーク側のAS/AFに送信し、このようにして、UEは「常時オン」であることが不要であり、すなわち、UEが使用状態にないとき、UEはデータ接続のクローズを実装し、対応するネットワーク側P-GWはUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止し、その結果、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、端末のトラフィックが効果的に制御され得、したがって、データトラフィックおよびユーザの追加コストが節約され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0118】
図8を参照すると、
図8は、本発明の一実施形態によって提供されるデータ接続管理のための方法のまた別の実施形態のフローチャートである。この実施形態では、UEがデータ接続をクローズまたはオープンするとき、UEは、ネットワーク側のP-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するように、データ接続のクローズまたはオープンを実装することを、プリセットチャネルを通してデータパケット様式でネットワーク側のAS/AFに通知する。UEによって送られる第2の指定されたデータパケットは、詳細には第1の命令情報であり、第2の指定されたデータパケットは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第1のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第2のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットは、詳細には、データ接続をクローズするように命令するために使用され、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第3のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第4のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットは、詳細には、データ接続をオープンするために使用される。
【0119】
データ接続管理のための方法は以下を含む。
S801:UEが第2の指定されたデータパケットを取得し、第2の指定されたデータパケットは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される。
【0120】
S801は、上述の実施形態のS601と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、S601の関係する説明を指し得る。
【0121】
S802:UEがプリセットチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをAS/AFに送る。
【0122】
このステップにおいて、UEは、データ接続のためにUEとP-GWとの間にセットアップされたプリセットチャネル、たとえば、GTPチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをP-GWに送り、P-GWは第2の指定されたデータパケットをAS/AFに転送し、第2の指定されたデータパケットは、それのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号の対応する値に従ってデータ接続をクローズまたはオープンするように命令する。
【0123】
S803:AS/AFが、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報を取得し、データ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報に従ってPCRFとのアプリケーションサービス情報更新処理を実装する。
【0124】
このステップにおいて、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第1のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第2のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットはデータ接続をクローズすることに対応し、その場合、AS/AFは、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続クローズ情報を取得し、
第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第3のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第4のプリセット値であるとき、第2の指定されたデータパケットはデータ接続をオープンすることに対応し、その場合、AS/AFは、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続オープン情報を取得し、
AS/AFがデータ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報に従ってPCRFとのアプリケーションサービス情報更新処理を実装するプロセスは、上述の実施形態のS703における、第1の命令情報に従ってPCRFとのアプリケーションサービス情報更新処理を実装するプロセスと同様であり、詳細には、S703の関係する説明を指し得、データ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報のアクションおよび機能は、
図7に対応する方法実施形態における第1の命令情報のアクションおよび機能と同様である。
【0125】
S804:アプリケーションサービス情報更新処理を実装した後に、PCRFが、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージを生成し、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージをP-GWに送る。
【0126】
S804は、上述の実施形態のS704と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、S704の関係する説明を指し得る。
【0127】
S805:P-GWがポリシーおよび課金ルール更新メッセージに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始する。
【0128】
S805は、上述の実施形態のS705と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、S705の関係する説明を指し得る。
【0129】
P-GWは、ベアラ削除処理および/またはベアラ更新処理をも実装し得、これらの処理は、詳細には、
図3および
図4に対応する方法実施形態の関係する説明を指し得、本明細書では冗長的に繰り返されない。
【0130】
この実施形態の一実装形態では、第2の指定されたデータパケットは第2の命令情報を含み、第2の命令情報は、特定のトラフィックフローのデータ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用され、対応して、P-GWは、第2の指定されたデータパケットおよび/または第1のアクセス制御ポリシーに従ってUEの特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止するか、あるいは、P-GWは、第2の指定されたデータパケットおよび/または第2のアクセス制御ポリシーに従ってUEの特定のトラフィックフローの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始する。第2の命令情報の関係する説明は、
図3に対応する方法実施形態における第2の命令情報の関係する説明と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、上述の実施形態の関係する説明を指し得る。
【0131】
この実施形態では、S802において、UEは、第2の指定されたデータパケットを指定されたAS/AFのみに送ること、または第2の指定されたデータパケットを複数のAS/AFにそれぞれ送ることを選択し得、第2の指定されたデータパケットを受信したAS/AFは後続の処理を実装する。第2の指定されたデータパケットが第2の命令情報を含むとき、UEは、特定のトラフィックフローに対応するAS/AFのみに第2の命令情報を送り得る。
【0132】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、UEは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第2の指定されたデータパケットを取得し、第2の指定されたデータパケットは、詳細には第1の命令情報であり、UEは、ネットワーク側のP-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始することが可能になるように、AS/AFが、データ接続をクローズまたはオープンする対応する処理を実装することを可能にするために、プリセットチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをネットワーク側のAS/AFに送信し、このようにして、UEは「常時オン」であることが不要であり、すなわち、UEが使用状態にないとき、UEはデータ接続のクローズを実装し、対応するネットワーク側P-GWはUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止し、その結果、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、端末のトラフィックが効果的に制御され得、したがって、データトラフィックおよびユーザの追加コストが節約され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0133】
図9を参照すると、
図9は、本発明の一実施形態によって提供されるユーザ機器UEの一実施形態の第1の構造概略図であり、UEは、
第1の命令情報を取得するように構成された、取得モジュール901であって、第1の命令情報が、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される、取得モジュール901と、
パケットデータネットワークゲートウェイP-GWが第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始することを可能にするために、第1の命令情報をP-GWに送信するように構成された、送信モジュール902と
を含む。
【0134】
取得モジュール901は、詳細には、S101およびS301の関係する説明を指し得、送信モジュール902の機能は、詳細には、S102の関係する説明を指し得る。取得モジュール901および送信モジュール902の機能は、詳細には、第1のプロセッサによって達成され得る。
【0135】
一実装形態では、取得モジュール901と送信モジュール902とを含むことに基づいて、UEは、
第1の命令情報に従って少なくとも1つのベアラのための第1のポリシーを設定するように構成された、設定モジュールであって、第1のポリシーが、少なくとも1つのベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止または開始するために使用される、設定モジュール、
第1のポリシーに従って少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止または開始するように構成された、送信制御モジュール
をさらに含み得る。
【0136】
設定モジュールおよび送信制御モジュールの機能は、詳細には、S301の関係する説明を指し得る。
【0137】
別の実装形態では、取得モジュール901と送信モジュール902とを含むことに基づいて、UEは、
P-GWによって開始されたベアラ削除要求を受信し、少なくとも1つのベアラ中のベアラの一部を削除するように構成された、削除モジュール、
第1の命令情報に従って少なくとも1つのベアラ中の削除されないベアラのための第2のポリシーを設定するように構成された、ポリシー設定モジュールであって、第2のポリシーが、削除されないベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止するために使用される、ポリシー設定モジュール、
第2のポリシーに従って少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止するように構成された、送信停止モジュール
をさらに含み得る。
【0138】
削除モジュール、ポリシー設定モジュールおよび送信停止モジュールの機能は、詳細には、S304の関係する説明を指し得る。
【0139】
設定モジュール、送信制御モジュール、削除モジュール、ポリシー設定モジュールおよび送信停止モジュールの機能は、上記プロセッサ中の第2のプロセッサによって達成され得る。
【0140】
また別の実装形態では、送信モジュール902は、
図10に示すように第1の送信ユニット9021を含む。
図10は、本発明の一実施形態によって提供されるユーザ機器UEの一実施形態の第2の構造概略図である。
【0141】
第1の送信ユニット9021は、モビリティ管理エンティティMMEが、サービス要求メッセージ、トラッキングエリア更新要求メッセージまたはベアラリソース変更要求メッセージから第1の命令情報を取得し、サービングゲートウェイS-GWを通して第1の命令情報をP-GWに送信することを可能にするために、サービス要求メッセージ、トラッキングエリア更新要求メッセージまたはベアラリソース変更要求メッセージをMMEに送るように構成される。
【0142】
第1の送信ユニット9021の機能は、詳細には、S302〜S303およびS402〜S403の関係する説明を指し得る。
【0143】
第1の送信ユニット9021の機能は、詳細には、第1の送信機によって達成され得る。
【0144】
また別の実装形態では、送信モジュール902は、
図11に示すように第2の送信ユニット9022を含む。
図11は、本発明の一実施形態によって提供されるユーザ機器UEの一実施形態の第3の構造概略図である。
【0145】
第2の送信ユニット9022は、プリセットチャネルを通して第1の指定されたデータパケットをP-GWに送るように構成され、第1の指定されたデータパケットは第1の命令情報を含む。
【0146】
第2の送信ユニット9022の機能は、詳細には、S502の関係する説明を指し得る。
【0147】
第2の送信ユニット9022の機能は、詳細には、第2の送信機によって達成され得る。
【0148】
また別の実装形態では、送信モジュール902は、
図12に示すように第3の送信ユニット9023を含む。
図12は、本発明の一実施形態によって提供されるユーザ機器UEの一実施形態の第4の構造概略図である。
【0149】
第3の送信ユニット9023は、アプリケーションサーバAS/アプリケーション機能AFが、第1の指定されたデータパケットから第1の命令情報を取得し、第1の命令情報に従ってポリシーおよび課金ルール機能PCRFとのアプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装することを可能にするために、第1の指定されたデータパケットをAS/AFに転送するようにP-GWをトリガすることと、P-GWがポリシーおよび課金ルール更新メッセージに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始することを可能にするために、アプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装した後にポリシーおよび課金ルール更新メッセージをP-GWに送るようにPCRFをトリガすることとを行うために、プリセットチャネルを通して第1の指定されたデータパケットをP-GWに送るように構成され、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージは、データ接続をクローズまたはオープンするために使用されるアクセス制御ポリシーを含む。
【0150】
第3の送信ユニット9023の機能は、詳細には、S702の関係する説明を指し得る。
【0151】
第3の送信ユニット9023の機能は、詳細には、第3の送信機によって達成され得る。
【0152】
また別の実装形態では、送信モジュール902は、
図13に示すように、第4の送信ユニット9024または第5の送信ユニット9025を含む。
図13は、本発明の一実施形態によって提供されるユーザ機器UEの一実施形態の第5の構造概略図である。
【0153】
第4の送信ユニット9024は、P-GWが、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続クローズ情報を取得し、データ接続クローズ情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止することを可能にするために、プリセットチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをP-GWに送るように構成され、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスは第1のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号は第2のプリセット値であり、
第5の送信ユニット9025は、P-GWが、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続オープン情報を取得し、データ接続オープン情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始することを可能にするために、プリセットチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをP-GWに送るように構成され、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスは第3のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号は第4のプリセット値である。
【0154】
第4の送信ユニット9024および第5の送信ユニット9025の機能は、詳細には、S602の関係する説明を指し得る。
【0155】
第4の送信ユニット9024の機能は、詳細には、第4の送信機によって達成され得、第5の送信ユニット9025の機能は、詳細には、第5の送信機によって達成され得る。
【0156】
また別の実装形態では、送信モジュール902は、
図14に示すように、第6の送信ユニット9026または第7の送信ユニット9027を含む。
図14は、本発明の一実施形態によって提供されるユーザ機器UEの一実施形態の第6の構造概略図である。
【0157】
第6の送信ユニット9026は、AS/AFが、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続クローズ情報を取得し、データ接続クローズ情報に従ってPCRFとのアプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装することを可能にするために、第2の指定されたデータパケットをAS/AFに転送するようにP-GWをトリガすることと、P-GWがポリシーおよび課金ルール更新メッセージに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止することを可能にするために、アプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装した後にポリシーおよび課金ルール更新メッセージをP-GWに送るようにPCRFをトリガすることとを行うために、プリセットチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをP-GWに送るように構成され、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージは、データ接続をクローズするために使用されるアクセス制御ポリシーを含み、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスは第1のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号は第2のプリセット値であり、
第7の送信ユニット9027は、AS/AFが、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続オープン情報を取得し、データ接続オープン情報に従ってPCRFとのアプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装することを可能にするために、第2の指定されたデータパケットをAS/AFに転送するようにP-GWをトリガすることと、P-GWがポリシーおよび課金ルール更新メッセージに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を開始することを可能にするために、アプリケーションサービス情報更新プロシージャを実装した後にポリシーおよび課金ルール更新メッセージをP-GWに送るようにPCRFをトリガすることとを行うために、プリセットチャネルを通して第2の指定されたデータパケットをP-GWに送るように構成され、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージは、データ接続をオープンするために使用されるアクセス制御ポリシーを含み、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスは第3のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号は第4のプリセット値である。
【0158】
第6の送信ユニット9026および第7の送信ユニット9027の機能は、詳細には、S802の関係する説明を指し得る。
【0159】
第6の送信ユニット9026の機能は、詳細には、第6の送信機によって達成され得、第7の送信ユニット9027の機能は、詳細には、第7の送信機によって達成され得る。
【0160】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、UEは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第1の命令情報を取得し、UEは、P-GWが第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始することを可能にするために、第1の命令情報をネットワーク側のP-GWに送信し、このようにして、UEは「常時オン」であることが不要であり、すなわち、UEが使用状態にないとき、UEはデータ接続のクローズを実装し、対応するネットワーク側P-GWはUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止し、その結果、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、端末のトラフィックが効果的に制御され得、したがって、データトラフィックおよびユーザの追加コストが節約され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0161】
図15を参照すると、
図15は、本発明の一実施形態によって提供されるパケットデータネットワークゲートウェイP-GWの一実施形態の第1の構造概略図であり、P-GWは、
ユーザ機器UEによって送信された第1の命令情報を受信するように構成された、受信モジュール101であって、第1の命令情報が、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される、受信モジュール101と、
第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するように構成された、制御モジュール102と
を含む。
【0162】
受信モジュール101および制御モジュール102の機能は、それぞれS201およびS202の関係する説明を指し得る。受信モジュール101および制御モジュール102の機能は、詳細には、第3のプロセッサによって達成され得る。
【0163】
一実装形態では、受信モジュール101は、
図16に示すように第1の受信ユニット1011を含む。
図16は、本発明の一実施形態によって提供されるパケットデータネットワークゲートウェイP-GWの一実施形態の第2の構造概略図である。
【0164】
第1の受信ユニット1011は、モビリティ管理エンティティMMEによってサービングゲートウェイS-GWを通して送信された第1の命令情報を受信するように構成され、第1の命令情報は、UEによって、サービス要求メッセージ、トラッキングエリア更新要求メッセージまたはベアラリソース変更要求メッセージを通してMMEに送られ、第1の命令情報は、MMEによって、サービス要求メッセージ、トラッキングエリア更新要求メッセージまたはベアラリソース変更要求メッセージから取得される。
【0165】
第1の受信ユニット1011の機能は、詳細には、S304およびS404の関係する説明を指し得る。
【0166】
第1の受信ユニット1011の機能は、詳細には、第1の受信機によって達成され得る。
【0167】
別の実装形態では、受信モジュール101と制御モジュール102とを含むことに基づいて、P-GWは、
図17に示すように応答送信モジュール103をさらに含む。
図17は、本発明の一実施形態によって提供されるパケットデータネットワークゲートウェイP-GWの一実施形態の第3の構造概略図である。
【0168】
応答送信モジュール103は、P-GWが第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始した後に、第1の命令情報がUEによってサービス要求メッセージまたはトラッキングエリア更新要求メッセージを通してMMEに送られたとき、P-GWがUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始したことをUEに通知するためにMMEがベアラ変更応答に従ってUEにデータ接続更新応答を送ることを可能にするために、S-GWを通してベアラ変更応答をMMEに送るように構成される。
【0169】
応答送信モジュール103の機能は、詳細には、S305〜S306の関係する説明を指し得る。
【0170】
応答送信モジュール103の機能は、詳細には、第4のプロセッサによって達成され得る。
【0171】
また別の実装形態では、受信モジュール101は、
図18に示すように第2の受信ユニット1012を含む。
図18は、本発明の一実施形態によって提供されるパケットデータネットワークゲートウェイP-GWの一実施形態の第4の構造概略図である。
【0172】
第2の受信ユニット1012は、UEによってプリセットチャネルを通して送信された第1の指定されたデータパケットを受信するように構成され、第1の指定されたデータパケットは第1の命令情報を含む。
【0173】
第2の受信ユニット1012の機能は、詳細には、S503の関係する説明を指し得る。
【0174】
第2の受信ユニット1012の機能は、詳細には、第2の受信機によって達成され得る。
【0175】
上述の実装形態に基づいて、制御モジュール102は、
第1の命令情報に従ってポリシーおよび課金ルール機能PCRFとのポリシー更新処理を実装し、ポリシー更新処理の後にPCRFによって送られたアクセス制御ポリシーを受信し、第1の命令情報および/またはアクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するように構成された、第1の制御ユニット
を含む。
【0176】
第1の制御ユニットの機能は、詳細には、S304、S405およびS503の関係する説明を指し得る。
【0177】
第1の制御ユニットの機能は、詳細には、第5のプロセッサによって達成され得る。
【0178】
また別の実装形態では、
図19に示すように、受信モジュール101は第3の受信ユニット1013を含み、対応して、制御モジュール102は第1の転送ユニット1021と第2の制御ユニット1022とを含む。
図19は、本発明の一実施形態によって提供されるパケットデータネットワークゲートウェイP-GWの一実施形態の第5の構造概略図である。
【0179】
第3の受信ユニット1013は、UEによってプリセットチャネルを通して送信された第1の指定されたデータパケットを受信するように構成され、第1の指定されたデータパケットは第1の命令情報を含む。
【0180】
第1の転送ユニット1021は、アプリケーションサーバAS/アプリケーション機能AFが、第1の指定されたデータパケットから第1の命令情報を取得し、第1の命令情報に従ってPCRFとのアプリケーションサービス情報更新処理を実装することを可能にするために、第1の指定されたデータパケットをAS/AFに転送するように構成される。
【0181】
第2の制御ユニット1022は、アプリケーションサービス情報更新処理の後にPCRFによって生成されたポリシーおよび課金ルール更新メッセージを受信し、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するように構成され、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージは、データ接続をクローズまたはオープンするために使用されるアクセス制御ポリシーを含む。
【0182】
第3の受信ユニット1013、第1の転送ユニット1021および第2の制御ユニット1022の機能は、詳細には、S703の関係する説明を指し得る。
【0183】
第3の受信ユニット1013の機能は、詳細には、第3の受信機によって達成され得、第1の転送ユニット1021および第2の制御ユニット1022の機能は、詳細には、第6のプロセッサによって達成され得る。
【0184】
また別の実装形態では、
図20に示すように、受信モジュール101は第4の受信ユニット1014を含み、対応して、制御モジュール102は情報取得ユニット1023と第3の制御ユニット1024とを含む。
図20は、本発明の一実施形態によって提供されるパケットデータネットワークゲートウェイP-GWの一実施形態の第6の構造概略図である。
【0185】
第4の受信ユニット1014は、UEによってプリセットチャネルを通して送信された第2の指定されたデータパケットを受信するように構成される。
【0186】
情報取得ユニット1023は、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報を取得するように構成され、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第1のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第2のプリセット値である場合、第2の指定されたデータパケットは、データ接続をクローズすることに対応し、ならびに、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第3のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第4のプリセット値である場合、第2の指定されたデータパケットは、データ接続をオープンすることに対応する。
【0187】
第3の制御ユニット1024は、データ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を対応して停止または開始すること、あるいは、データ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報に従ってPCRFとのポリシー更新処理を実装し、PCRFによって送られたアクセス制御ポリシーを受信し、アクセス制御ポリシーに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始することを行うように構成される。
【0188】
第4の受信ユニット1014、情報取得ユニット1023および第3の制御ユニット1024の機能は、詳細には、S603の関係する説明を指し得る。
【0189】
第4の受信ユニット1014の機能は、詳細には、第4の受信機によって達成され得、情報取得ユニット1023および第3の制御ユニット1024の機能は、詳細には、第7のプロセッサによって達成され得る。
【0190】
また別の実装形態では、
図21に示すように、受信モジュール101は第5の受信ユニット1015を含み、対応して、制御モジュール102は第2の転送ユニット1025と第4の制御ユニット1026とを含む。
図21は、本発明の一実施形態によって提供されるパケットデータネットワークゲートウェイP-GWの一実施形態の第7の構造概略図である。
【0191】
第5の受信ユニット1015は、UEによってプリセットチャネルを通して送信された第2の指定されたデータパケットを受信するように構成される。
【0192】
第2の転送ユニット1025は、AS/AFが、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスおよび/またはターゲットポート番号に従ってデータ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報を取得し、データ接続クローズ情報またはデータ接続オープン情報に従ってPCRFとのアプリケーションサービス情報更新処理を実装することを可能にするために、第2の指定されたデータパケットをAS/AFに転送するように構成され、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第1のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第2のプリセット値である場合、第2の指定されたデータパケットは、データ接続をクローズすることに対応し、ならびに、第2の指定されたデータパケットのターゲットアドレスが第3のプリセット値であり、および/またはターゲットポート番号が第4のプリセット値である場合、第2の指定されたデータパケットは、データ接続をオープンすることに対応し、
第4の制御ユニット1026は、アプリケーションサービス情報更新処理の後にPCRFによって生成されたポリシーおよび課金ルール更新メッセージを受信し、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージに従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始するように構成され、ポリシーおよび課金ルール更新メッセージは、データ接続をクローズまたはオープンするために使用されるアクセス制御ポリシーを含む。
【0193】
第5の受信ユニット1015、第2の転送ユニット1025および第4の制御ユニット1026の機能は、詳細には、S803〜S805の関係する説明を指し得る。
【0194】
第5の受信ユニット1015の機能は、詳細には、第5の受信機によって達成され得、第2の転送ユニット1025および第4の制御ユニット1026の機能は、詳細には、第8のプロセッサによって達成され得る。
【0195】
また別の実装形態では、制御モジュール102は、
少なくとも1つのベアラ中のデフォルトベアラを除く他のベアラを削除すること、または少なくとも1つのベアラ中のデフォルトベアラを除く少なくとも1つの指定されたベアラを削除することを行うためにベアラ削除フローを実装するように構成された、ベアラ削除ユニットと、
第1の命令情報に従って少なくとも1つのベアラ中の削除されないベアラのデータ送信を停止するように構成された、第5の制御ユニットと
を含む。
【0196】
第5の制御ユニットは、
第1の命令情報に従って削除されないベアラのための第2のポリシーを設定するように構成された、設定サブユニットであって、第2のポリシーが、削除されないベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を停止するために使用される、設定サブユニット、
第2のポリシーに従って少なくとも1つのデータフローのデータ送信を停止するように構成された、停止サブユニット
を含む。
【0197】
また別の実装形態では、P-GWは、
P-GWが、少なくとも1つのベアラ中のデフォルトベアラを除く他のベアラを削除するためにベアラ削除処理を実装した後に、ベアラ更新フローを実装するように構成された、ベアラ更新モジュール
をさらに含む。
【0198】
また別の実装形態では、制御モジュール102は、
第1の命令情報に従って少なくとも1つのベアラのための第3のポリシーを設定するように構成された、設定ユニットであって、第3のポリシーが、削除されないベアラ中の少なくとも1つのトラフィックフローのデータ送信を開始するために使用される、設定ユニットと、
第3のポリシーに従って少なくとも1つのデータフローのデータ送信を開始するように構成された、開始ユニットと
を含み得る。
【0199】
ベアラ削除ユニット、第5の制御ユニット、設定サブユニット、停止サブユニット、ベアラ更新モジュール、設定ユニットおよび開始ユニットの機能は、詳細には、S304およびS405の関係する説明を指し得る。
【0200】
ベアラ削除ユニット、第5の制御ユニット、設定サブユニット、停止サブユニット、ベアラ更新モジュール、設定ユニットおよび開始ユニットの機能は、詳細には、第9のプロセッサによって達成され得る。
【0201】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、P-GWは、UEによって送信された、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第1の命令情報を受信し、P-GWは、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始し、このようにして、UEは「常時オン」であることが不要であり、すなわち、UEが使用状態にないとき、UEはデータ接続のクローズを実装し、対応するネットワーク側P-GWはUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止し、その結果、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、端末のトラフィックが効果的に制御され得、したがってユーザの追加コストが低減され得る。
【0202】
図22を参照すると、
図22は、本発明の一実施形態によって提供されるデータ接続管理のためのシステムの一実施形態の構造概略図である。データ接続管理のためのシステムは、ユーザ機器UE90とパケットデータネットワークゲートウェイP-GW10とを含み、ユーザ機器UEの機能は、
図9に対応する装置実施形態におけるUEの機能と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、上述の実施形態の関係する説明を指し得、パケットデータネットワークゲートウェイP-GWの機能は、
図10に対応する装置実施形態におけるP-GWの機能と同様であり、したがって、本明細書では冗長的に繰り返されず、詳細には、上述の実施形態の関係する説明を指し得る。
【0203】
UE90とP-GW10とを含むことに基づいて、データ接続管理のためのシステムは、eNB、MME、S-GWおよびPCRFをさらに含み得、eNB、MME、S-GWおよびPCRFの機能は、詳細には、すべての上述の実施形態の関係する説明を指し得、本明細書では冗長的に繰り返されない。
【0204】
さらに、データ接続管理のためのシステムはAS/AFをさらに含み得、AS/AFの機能は、詳細には、
図7および
図8に対応する方法実施形態の関係する説明を指し得、本明細書では冗長的に繰り返されない。
【0205】
この実施形態では、UEがデータ接続のクローズまたはオープンを実装するとき、UEは、データ接続をクローズまたはオープンするように命令するために使用される第1の命令情報を取得し、UEは第1の命令情報をネットワーク側のP-GWに送信し、P-GWは、第1の命令情報に従ってUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止または開始し、このようにして、UEは「常時オン」であることが不要であり、すなわち、UEが使用状態にないとき、UEはデータ接続のクローズを実装し、対応するネットワーク側P-GWはUEの少なくとも1つのベアラのデータ送信を停止し、その結果、UEの「常時オン」によって引き起こされるバックグラウンドデータトラフィックの消費が回避され得、端末のトラフィックが効果的に制御され得、したがって、データトラフィックおよびユーザの追加コストが節約され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0206】
本明細書中の実施形態は漸進的様式で説明されており、各実施形態において強調されることは他の実施形態との相違点であり、実施形態間で同等または類似の部分は互いを指し得ることに留意されたい。装置実施形態について、それらは基本的に方法実施形態と同様であり、したがって簡単に説明されており、関係する部分は方法実施形態の説明の部分を指し得る。
【0207】
本明細書では、第1、第2などのような関係語は、あるエンティティまたは動作を別のエンティティまたは動作と区別するために使用されるものにすぎず、必ずしも、これらのエンティティまたは動作間に実際の関係または順序が存在することを要求または暗示するとは限らないことに留意されたい。その上、「含む(include)」、「含む(comprise)」という用語、または他の異形は、一連のファクタを含むプロセス、方法、物体または装置が、それらのファクタのみを含むのではなく、明示的にリストされない他のファクタをも含むか、あるいはこのプロセス、方法、物体または装置の固有のファクタをさらに含むように、非排他的包含をカバーするものである。より限定された条件がない場合、「〜を含む」という文によって限定されるファクタは、それらのファクタを含むプロセス、方法、物体または装置が追加の同等のファクタをも有する可能性を除外しない。
【0208】
上述の実施形態におけるステップの全部または一部は、ハードウェアによって、または関係するハードウェアに命令するプログラムによって実装され得、プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得、上述の記憶媒体は、読取り専用メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどであり得ることを、当業者は理解されよう。
【0209】
上記の説明は、本発明を限定するものではなく、本発明の好ましい実施形態であるにすぎない。本発明の原理内で行われる変更、等価置換、改善などは本発明の保護範囲に包含されるべきである。