(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5974762
(24)【登録日】2016年7月29日
(45)【発行日】2016年8月23日
(54)【発明の名称】カメラ取り付け誤差補正装置及びカメラ取り付け誤差補正方法
(51)【国際特許分類】
H04N 5/225 20060101AFI20160809BHJP
H04N 5/232 20060101ALI20160809BHJP
G06T 7/60 20060101ALI20160809BHJP
G01B 11/26 20060101ALI20160809BHJP
G01B 11/02 20060101ALI20160809BHJP
【FI】
H04N5/225 F
H04N5/232 Z
G06T7/60 150B
G01B11/26 H
G01B11/02 H
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-205353(P2012-205353)
(22)【出願日】2012年9月19日
(65)【公開番号】特開2014-59792(P2014-59792A)
(43)【公開日】2014年4月3日
【審査請求日】2015年7月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003997
【氏名又は名称】日産自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】角 省吾
(72)【発明者】
【氏名】菅原 大輔
【審査官】
佐田 宏史
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−011174(JP,A)
【文献】
特開2007−261463(JP,A)
【文献】
特開2010−219663(JP,A)
【文献】
手島 知昭、外4名,“単眼カメラを用いた車両の実時間蛇行検出手法”,電気学会論文誌C,日本,(社)電気学会,2009年 9月 1日,Vol.129, No.9,pp.1714-1723
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/225,5/232
G01B 11/00−11/30
G06T 1/00,7/00−7/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に取り付けられたカメラの取り付け誤差を補正するカメラ取り付け誤差補正装置であって、
車両の周辺に設置されたターゲットマーカーを前記カメラで撮像した撮像画像から前記ターゲットマーカーの第1方向の長さと前記第1方向と直交する第2方向の長さとを検出する長さ検出部と、
前記長さ検出部によって検出された前記ターゲットマーカーの第1方向の長さに基づいて前記カメラの第1方向への回転角の誤差を算出して補正し、前記ターゲットマーカーの第2方向の長さに基づいて前記カメラの第2方向への回転角の誤差を算出して補正する回転角誤差補正部と、
前記回転角誤差補正部によって前記カメラの回転角が補正された後に、前記長さ検出部によって検出された前記ターゲットマーカーの補正後の第1方向の長さと補正後の第2方向の長さとを取得して、前記ターゲットマーカーの第1方向の長さと第2方向の長さとの比率を表す長さ比率を算出する長さ比率算出部と、
前記長さ比率算出部によって算出された前記長さ比率に基づいて、前記カメラの取り付け高さの誤差を算出して補正する高さ誤差補正部と
を備えたことを特徴とするカメラ取り付け誤差補正装置。
【請求項2】
前記カメラは車両側方を撮像するサイドカメラであり、
前記回転角誤差補正部は、前記第1方向を車両と垂直な方向に設定して前記カメラのピッチ角の誤差を補正し、前記第2方向を車両と平行な方向に設定して前記カメラのヨー角の誤差を補正することを特徴とする請求項1に記載のカメラ取り付け誤差補正装置。
【請求項3】
車両に取り付けられたカメラの取り付け誤差を補正するカメラ取り付け誤差補正装置におけるカメラ取り付け誤差補正方法であって、
車両の周辺に設置されたターゲットマーカーを前記カメラで撮像した撮像画像から前記ターゲットマーカーの第1方向の長さと前記第1方向と直交する第2方向の長さとを検出し、
前記ターゲットマーカーの第1方向の長さに基づいて前記カメラの第1方向への回転角の誤差を算出して補正し、前記ターゲットマーカーの第2方向の長さに基づいて前記カメラの第2方向への回転角の誤差を算出して補正し、
前記カメラの回転角が補正された後に前記ターゲットマーカーの補正後の第1方向の長さと補正後の第2方向の長さとを取得して前記ターゲットマーカーの第1方向の長さと第2方向の長さとの比率を表す長さ比率を算出し、
前記長さ比率に基づいて前記カメラの取り付け高さの誤差を算出して補正する
ことを特徴とするカメラ取り付け誤差補正方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラの取り付け位置に生じた誤差を補正するカメラ取り付け誤差補正装置及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両に設置されたカメラの取り付け誤差を補正(キャリブレーション)する技術として、従来では特許文献1が開示されている。この特許文献1のカメラシステムでは、カメラのx軸方向のずれ量と、y軸方向のずれ量と、カメラの光軸周りの回転方向におけるずれ量とを検出して、カメラの取り付け誤差の補正を行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−17169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のカメラシステムでは、カメラのx軸方向の誤差と、y軸方向の誤差と、カメラの光軸周りの回転方向における誤差については補正できるが、カメラの高さ方向の誤差については補正することができないという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、カメラの高さ方向の誤差を補正することのできるカメラ取り付け誤差補正装置及びカメラ取り付け誤差補正方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両の周辺に設置されたターゲットマーカーをカメラで撮像した撮像画像からターゲットマーカーの第1方向の長さと第1方向と直交する第2方向の長さとを検出する。そして、ターゲットマーカーの第1方向の長さに基づいてカメラの第1方向への回転角の誤差を算出して補正し、ターゲットマーカーの第2方向の長さに基づいてカメラの第2方向への回転角の誤差を算出して補正する。この後にターゲットマーカーの補正後の第1方向の長さと補正後の第2方向の長さとを取得して第1方向の長さと第2方向の長さとの比率を表す長さ比率を算出し、この長さ比率に基づいてカメラの取り付け高さの誤差を算出して補正する。これにより、本発明は上述した課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、カメラの回転角を補正した後にターゲットマーカーの補正後の第1方向の長さと補正後の第2方向の長さとを検出し、これらに基づいて第1方向の長さと第2方向の長さとの比率を算出してカメラの取り付け高さの誤差を算出する。これにより、本発明ではカメラの高さ方向の誤差を補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置を搭載したカメラシステムの構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、本発明の一実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置によるカメラ取り付け誤差補正処理の処理手順を示すフローチャートである。
【
図3】
図3は、本発明の一実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置によるターゲットマーカーの座標の検出方法を説明するための図である。
【
図4】
図4は、本発明の一実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置によるターゲットマーカーの各方向の長さの算出方法を説明するための図である。
【
図5】
図5は、本発明の一実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置によって補正するカメラのピッチ角とヨー角を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を適用した一実施形態について図面を参照して説明する。
【0010】
[カメラ取り付け誤差補正装置の構成]
図1は、本実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置を搭載したカメラシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、カメラシステム1は、自車両の周囲の映像をカメラ3で撮像し、撮像された映像を画像処理ユニット2で画像処理することによって、例えば視点変換などを行った自車両周囲の映像をディスプレイ4に表示するシステムである。
【0011】
カメラシステム1は、車両に搭載されたシステムであり、カメラ3としてはフロントカメラ3a、運転席側サイドカメラ3b、リアカメラ3c及び助手席側サイドカメラ3dを備えている。また、カメラシステム1は、CANを介して、ステアリング角度センサ5とソナーシステム6に接続されている。ステアリング角度センサ5で検出されたステアリング角度は駐車支援を行う際に利用され、ソナーシステム6は車両の四隅に設置されたカメラ補助ソナーによって障害物を感知している。そして、画像処理ユニット2は、本実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置10を搭載しており、カメラ3の取り付け誤差を補正する。
【0012】
ここで、本実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置10は、長さ検出部11と、回転角誤差補正部12と、長さ比率算出部13と、高さ誤差補正部14とを備えている。
【0013】
長さ検出部11は、車両の周辺に設置されたターゲットマーカーをカメラ3で撮像し、撮像画像からターゲットマーカーの第1方向の長さと第1方向と直交する第2方向の長さとを検出する。
【0014】
回転角誤差補正部12は、ターゲットマーカーの第1方向の長さに基づいてカメラ3の第1方向への回転角の誤差を算出して補正し、ターゲットマーカーの第2方向の長さに基づいてカメラの第2方向への回転角の誤差を算出して補正する。
【0015】
長さ比率算出部13は、回転角誤差補正部12によって回転角が補正された後に長さ検出部11によって検出された補正後の第1方向の長さと補正後の第2方向の長さとを取得する。そして、ターゲットマーカーの第1方向の長さと第2方向の長さとの比率を表す長さ比率を算出する。
【0016】
高さ誤差補正部14は、長さ比率算出部13によって算出された長さ比率に基づいて、カメラ3の取り付け高さの誤差を算出して補正する。
【0017】
尚、カメラ取り付け誤差補正装置10は、マイクロコンピュータ、マイクロプロセッサ、CPUを含む汎用の電子回路と周辺機器から構成されている。そして、特定のプログラムを実行することにより、長さ検出部11、回転角誤差補正部12、長さ比率算出部13及び高さ誤差補正部14として動作する。また、本実施形態ではカメラ取り付け誤差補正装置10を画像処理ユニット2に搭載した場合を一例として説明するが、カメラ取り付け誤差補正装置10を独立した装置として構成してもよい。
【0018】
[カメラの取り付け誤差補正処理の手順]
次に、本実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置10によるカメラ取り付け誤差補正処理の手順を
図2のフローチャートを参照して説明する。
【0019】
図2に示すように、まずステップS101において、車両に取り付けられているカメラ3のうち運転席側サイドカメラ3bまたは助手席側サイドカメラ3dでターゲットマーカーの画像を撮像する。ただし、本実施形態ではサイドカメラ3b、3dで撮像する場合を一例として説明するが、フロントカメラ3aまたはリアカメラ3cで撮像してもよい。
【0020】
次に、長さ検出部11は、ステップS102においてカメラ3から伝送された撮像画像を受信し、ステップS103において撮像画像上に撮像されているターゲットマーカーの四隅の座標を検出する。
【0021】
ここで、
図3を参照してターゲットマーカーの四隅の座標の検出方法を説明する。
図3に示すように、ターゲットマーカー31の撮像された撮像画像を碁盤の目状に細分化して座標を割り当てることによって座標化し、ターゲットマーカー31の四隅A、B、C、Dが撮像されている位置の座標を検出する。ここでは四隅A、B、C、Dの座標をそれぞれ
図3に示すようにA(xa、ya)、B(xb、yb)、C(xc、yc)、D(xd、yd)とする。
【0022】
次に、ステップS104では、長さ検出部11が、
図4に示すように線分AB、BC、CD、DAの中点E、F、G、Hの座標を算出する。
【0023】
中点E、F、G、Hの座標は、それぞれ以下の式で算出することができる。
【0024】
E(xe、ye)=((xa+xb)/2、(ya+yb)/2)
F(xf、yf)=((xb+xc)/2、(yb+yc)/2)
G(xg、yg)=((xc+xd)/2、(yc+yd)/2)
H(xh、yh)=((xd+xa)/2、(yd+ya)/2)
次に、ステップS105において、長さ検出部11は、
図4に示すように中点E、F、G、Hの座標からターゲットマーカーの車両に垂直な方向(第1方向)の長さLと、ターゲットマーカーの車両に平行な方向(第2方向)の長さWを、以下の式で算出する。
【0025】
L=|ye−yg|
W=|xh−xf|
こうしてターゲットマーカーの各方向の長さL、Wが算出されると、ステップS106において回転角誤差補正部12がカメラ3の回転角の誤差が補正済みであるか否かを判定する。ここで、現在の処理が1回目の処理で回転角が補正済みでない場合にはステップS107へ進んで、回転角誤差補正部12はターゲットマーカーの各方向の長さL、Wの理想値L*、W*を読み出す。理想値L*、W*は既知のパラメーターとして予め記憶されており、例えば理想の状態でターゲットマーカーを撮像したマスター画像におけるターゲットマーカーの各方向の長さを理想値L*、W*として記憶している。
【0026】
次に、ステップS108において、回転角誤差補正部12は、ターゲットマーカーの各方向の長さL、Wの理想値に対する比率を表した長さ誤差ΔL、ΔWを算出する。長さ誤差ΔL、ΔWは、以下の式で算出することができる。
【0027】
ΔL=L/L*
ΔW=W/W*
次に、ステップS109において、回転角誤差補正部12はカメラ3の車両に垂直な方向の回転角、ここでは
図5(a)に示すピッチ角であり、このピッチ角の理想値pitch*を読み出す。同様に、カメラ3の車両に平行な方向の回転角、ここでは
図5(b)に示すヨー角であり、このヨー角の理想値yaw*を読み出す。理想値pitch*、yaw*は既知のパラメーターとして予め記憶されている。
【0028】
そして、ステップS110において、回転角誤差補正部12は、補正すべきピッチ角の値をピッチ角補正値Δpitchとして算出し、同様に補正すべきヨー角の値をヨー角補正値Δyawとして算出する。ピッチ角補正値Δpitch及びヨー角補正値Δyawは、それぞれ以下の式で算出することができる。
【0029】
Δpitch=pitch*×(1−ΔL)
Δyaw=yaw*×(1−ΔW)
そして、ステップS111において、回転角誤差補正部12は、算出したピッチ角補正値Δpitch及びヨー角補正値Δyawが、それぞれΔpitch=0、Δyaw=0となるようにカメラ3の画面補正を実施して、カメラ3の回転角の誤差を補正する。
【0030】
こうして回転角の誤差の補正が完了すると、ステップS101に戻って再びターゲットマーカーを撮像し、長さ検出部11によってステップS102〜105の処理が実行される。これにより、長さ検出部11はターゲットマーカーの補正後の各方向の長さL’、W’を算出する。
【0031】
そして、ステップS106において、回転角誤差補正部12がカメラ3の回転角の誤差が補正済みであるか否かを判定し、現在の処理が2回目の処理で補正済みの場合にはステップS112へ進む。
【0032】
ステップS112では、長さ比率算出部13が、ターゲットマーカーの補正後の各方向の長さL’、W’を取得して各方向の長さの比率を表す長さ比率D’を算出する。長さ比率D’は
D’=W’/L’
によって算出することができる。
【0033】
次に、ステップS113において、高さ誤差補正部14は、長さ比率D’の理想値D*を読み出す。理想値D*は既知のパラメーターとして予め記憶されており、各方向の長さの理想値L*、W*を用いて
D*=W*/L*
で表すことができる。
【0034】
次に、ステップS114において、高さ誤差補正部14は、長さ比率D’の理想値D*に対する比率を表した長さ比率誤差ΔDを算出する。この長さ比率誤差ΔDは
ΔD=D’/D*
によって算出することができる。
【0035】
次に、ステップS115において、高さ誤差補正部14は、カメラ3の取り付け高さの理想値h*を読み出す。理想値h*は既知のパラメーターとして予め記憶されている。
【0036】
次に、ステップS116において、高さ誤差補正部14は、補正すべきカメラの取り付け高さの誤差を高さ補正値Δhとして算出する。高さ補正値Δhは以下の式で算出することができる。
【0037】
Δh=h*×(1−ΔD)
そして、ステップS117において、高さ誤差補正部14は、算出した高さ補正値ΔhがΔh=0となるようにカメラ3の画面補正を実施し、カメラ3の取り付け高さの誤差を補正して本実施形態に係るカメラの取り付け誤差補正処理を終了する。
【0038】
尚、上述したカメラの取り付け誤差補正処理では、カメラの取り付け高さの誤差を補正する処理のみについて説明したが、本実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置10は、撮像画像から従来の取り付け誤差の補正を行うことも可能である。すなわち、従来でも補正されていたx軸方向の誤差、y軸方向の誤差及びカメラの光軸周りの回転方向における誤差を、ターゲットマーカーの撮像画像から補正できることは言うまでもないことである。
【0039】
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置10によれば、カメラの回転角を補正した後にターゲットマーカーの補正後の各方向の長さL’、W’を検出して長さ比率D’を算出し、カメラの取り付け高さの誤差を算出して補正する。これにより、従来から補正されていたx軸方向の誤差、y軸方向の誤差及びカメラの光軸周りの回転方向における誤差に加えてカメラの高さ方向の誤差を補正することが可能となる。
【0040】
また、本実施形態に係るカメラ取り付け誤差補正装置10によれば、サイドカメラを用いて第1方向を車両と垂直な方向に設定してカメラのピッチ角の誤差を補正し、第2方向を車両と平行な方向に設定してカメラのヨー角の誤差を補正している。これにより、従来から補正されていたx軸方向の誤差、y軸方向の誤差及びカメラの光軸周りの回転方向における誤差に加えてサイドカメラのピッチ角とヨー角の取り付け誤差を補正することができる。
【0041】
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0042】
1 カメラシステム
2 画像処理ユニット
3 カメラ
3a フロントカメラ
3b 運転席側サイドカメラ
3c リアカメラ
3d 助手席側サイドカメラ
4 ディスプレイ
5 ステアリング角度センサ
6 ソナーシステム
10 カメラ取り付け誤差補正装置
11 長さ検出部
12 回転角誤差補正部
13 長さ比率算出部
14 高さ誤差補正部