特許第5975415号(P5975415)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5975415
(24)【登録日】2016年7月29日
(45)【発行日】2016年8月23日
(54)【発明の名称】モリンガ発酵液の製造方法
(51)【国際特許分類】
   A23L 5/00 20160101AFI20160809BHJP
   A23L 2/38 20060101ALI20160809BHJP
   A23L 2/52 20060101ALI20160809BHJP
   A23L 33/10 20160101ALI20160809BHJP
【FI】
   A23L5/00 J
   A23L2/38 C
   A23L2/00 F
   A23L33/10
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2012-279305(P2012-279305)
(22)【出願日】2012年12月21日
(65)【公開番号】特開2014-121289(P2014-121289A)
(43)【公開日】2014年7月3日
【審査請求日】2014年10月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】512330695
【氏名又は名称】松本 マサ子
(74)【代理人】
【識別番号】240000039
【弁護士】
【氏名又は名称】弁護士法人 衞藤法律特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松本 マサ子
【審査官】 柴原 直司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−075390(JP,A)
【文献】 特開平10−179099(JP,A)
【文献】 特開平10−028567(JP,A)
【文献】 国際公開第98/001042(WO,A1)
【文献】 特表2005−521649(JP,A)
【文献】 モリンガを使って枝豆を育ててみました 【実験結果】, [online], (2007.09.15), 『モリンガ』を知ったらあなたはきっと・・♪ 【モリンガほんぽ】, [2015.08.13検索], インターネット, <URL:http://dflow2010.blog3.fc2.com/blog-entry-43.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L 5/00−35/00
A23L 2/00−2/40
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
PubMed
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モリンガの新芽と,黒砂糖,ブドウ糖,及びガラクトオリゴ糖の中から選択される少なくとも一種の糖と,乳酸菌とビフィズス菌の混合物からなり,前記新芽の重量1に対し,前記糖を1から2倍,前記乳酸菌と前記ビフィズス菌の混合物を0.0002倍の重量比で混和し,株式会社赤塚製のパイロゲン(登録商標)(商品名)を加えて,30から40℃の温度で15から20日の期間発酵させることを特徴とするモリンガ発酵液の製造方法。
【請求項2】
モリンガの新芽及び/又は茎を乾燥して粉末加工したパウダーと,黒砂糖,ブドウ糖,及びガラクトオリゴ糖の中から選択される少なくとも一種の糖と,乳酸菌とビフィズス菌の混合物からなり,前記パウダーの重量1に対し,前記糖を18から30倍,前記乳酸菌と前記ビフィズス菌の混合物を0.0002倍の重量比で混和し,さらに株式会社赤塚製のパイロゲン(登録商標)(商品名)と,前記糖に対して重量比1.5倍となるように水を加えて,30から40℃の温度で10日間発酵させることを特徴とするモリンガ発酵液の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,モリンガを原料とした発酵液に関する。
【背景技術】
【0002】
モリンガ(Moringa)はワサビノキ科に属する常緑樹であり,アフリカやインドなど,熱帯地域に広く分布する植物である。モリンガは,その驚異的な成長速度と,栄養価の高さに特徴を有する植物であり,海外においては,食用や薬として用いられてきた。
日本において,熱帯性植物であるモリンガを栽培することは困難であり,栽培できたとしてもビニールハウスなどの温度管理が必要な施設が必要となるため,モリンガの栽培は限定的な地域に限られている。しかしながら,モリンガの有用性は極めて高いことから,日本における知名度も徐々に上がってきており,モリンガを利用した技術も開示されている(特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−160466
【特許文献2】特開2006−057034
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者は,熊本に在住しながら,熱帯植物であるモリンガの栽培を行い,その栽培に成功している先駆者である。
発明者は,モリンガの持つ驚異的な成長速度や栄養価の高さに着目し,そのモリンガの持つ力を,日常的に身近に利用できないかと考えていた。
【0005】
上記事情を背景として本発明では,モリンガの持つ力を,日常的に身近に利用できるモリンガ発酵液の開発を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者は,鋭意研究の結果,モリンガを原材料とし,その抽出過程に糖などを用いたモリンガ発酵液に想到し,本発明を完成させた。さらに発明者は,本発明のモリンガ発酵液の効果を確認し,人の健康を促進する効果を有するのみならず,驚くべきことに,農作物の育成促進の効果があることも見出し,本発明を完成させたものである。
本発明は,以下の構成からなる。
【0007】
本発明の第一の構成は,モリンガ,糖,菌を混和し,静置し発酵させることにより得られることを特徴とするモリンガ発酵液である。
【0008】
本発明の第二の構成は,前記菌が,ビフィズス菌,乳酸菌のいずれか又は複数から選択されることを特徴とする第一の構成に記載のモリンガ発酵液である。
本発明の第三の構成は,前記糖が,黒砂糖,ブドウ糖,ガラクトオリゴ糖のいずれか又は複数から選択されることを特徴とする第一又は第二の構成に記載のモリンガ発酵液である。
本発明の第四の構成は,材料としてさらに,米酢,リンゴ酢,柿酢,梅酢などの酢を混和して得られることを特徴とする第一から第三の構成に記載のモリンガ発酵液である。
【0009】
本発明の第五の構成は,静置する期間が,15から30日であることを特徴とする第一から第四の構成に記載のモリンガ発酵液である。
本発明の第六の構成は,抽出作業の際の温度が,30から40度で行われることを特徴とする第一から第五の構成に記載のモリンガ発酵液である。
【0010】
本発明の第七の構成は,前記モリンガが,モリンガの葉またはモリンガ根であることを特徴とする第一から第六の構成に記載のモリンガ発酵液である。
本発明の第八の構成は,前記モリンガが,モリンガの茎および葉を乾燥させ,粉末加工したパウダーであることを特徴とする第一から第六の構成に記載のモリンガ発酵液である。
【0011】
本発明の第九の構成は,人の健康促進のための飲料として用いられることを特徴とする請求項1から8に記載のモリンガ発酵液である。
本発明の第十の構成は,農作物育成促進のために用いられることを特徴とする請求項1から8に記載のモリンガ発酵液である。

【発明の効果】
【0012】
本発明により,モリンガの持つ力を,日常的に身近に利用できるモリンガ発酵液の提供が可能となった。
本発明のモリンガ発酵液によれば,その発酵液を容易に保管することが可能であり,これを希釈などして用いることにより,その発酵液の態様に応じた種々の効果を得ることができる。すなわち,モリンガ発酵液を希釈して飲用することにより,身体が疲れにくくなる,便臭が改善されるなど,人の健康を促進する効果を有する。これに加え,モリンガ発酵液を希釈して農地に散布することにより,農作物の育成が促進されるなど,優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】原材料として用いたモリンガの育成状況を示した図
図2】葉を主たる材料としたモリンガを示した図
図3】葉を主たる材料としたモリンガを漬けている様子を示した図
図4】葉を主たる材料としたモリンガの発酵の様子を示した図
図5】葉を主たる材料としたモリンガの発酵液を示した図
図6】モリンガパウダーを示した図
図7】モリンガパウダーを主たる材料としたモリンガの発酵の様子を示した図
図8】モリンガパウダーを主たる材料としたモリンガの発酵液を示した図
図9】モリンガパウダー発酵液の希釈液を農地に播いた後の土壌の様子を示した図
図10】モリンガパウダー発酵液の希釈液を農地に播いた後の土壌の様子を示した図
図11】モリンガパウダー発酵液の希釈液を農地に播いた後の土壌の様子を示した図
図12】モリンガパウダー発酵液の希釈液を農地に播いた際のゴーヤの育成の様子を示した図
図13】モリンガパウダー発酵液の希釈液を農地に播いた際のかぼちゃの育成の様子を示した図
図14】根ごと採取したモリンガを示した図
図15】根を切り取ったモリンガを示した図
図16】皮をむいたモリンガの根を示した図
図17】根を主たる材料としたモリンガを付けている様子を示した図
図18】根を主たる材料としたモリンガの発酵液を示した図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下では,本発明のモリンガ発酵液について説明を行うが,本発明の内容は,当然のことながら,以下の内容に限定されるものではない。
【0015】
本発明においてモリンガとは,ワサビノキ科に属する熱帯性常緑樹として定義される。好ましくは,図1に示す,モリンガ・オレイフェラ・ラム(Moringa oleifera Lam)を用いることができる。
【0016】
本発明において用いるモリンガは,後述する糖や菌に漬けられ,発酵作業が行われる。この発酵作業により,モリンガ中に含まれる成分が発酵液中に溶解・抽出されるものである。この発酵液中へのモリンガ成分の溶解・抽出が可能な限り,モリンガは,種々の態様で原材料として用いることができる。
【0017】
一つの態様として,モリンガの葉もしくはモリンガ根を主たる材料として用いる態様が挙げられる。モリンガの栄養成分は葉や根の部分に多く含まれていることから,モリンガの葉や根を主たる材料として用いることにより,モリンガの高い栄養成分の抽出,並びに抽出された栄養成分を用いた発酵が可能となるため,モリンガの効果を,効率高く享受できるという効果を有する。加えて,後述する乾燥パウダーを用いる手法と比較して,モリンガの乾燥やパウダー化を行う必要がないため,発酵液の製造時間を短縮できるという効果を有する。
【0018】
モリンガの葉を主たる材料として用いる場合,モリンガの茎から,枝ごと葉を採取し(図2),それを一定程度(例えば,3から5cm程度)の大きさに刻んで材料として用いればよい(図3)。
この場合の重量比については,モリンガ材料の重量1に対し,糖を1から2倍程度,菌を乾燥重量として0.0002程度の重量比で加えればよい。一例を挙げると,モリンガ材料10kgに対し,黒砂糖11kg,乳酸菌とビフィズス菌の混合物2g,発酵作業を行えばよい。また,発酵作業を促進させるために,適宜,水等を加えてかまわない。
モリンガの根を主たる材料として用いる場合,モリンガの根を集め(図15),これの皮をむいたもの(図16)を適宜刻んで,材料として用いればよい。重量比については,モリンガの葉と同様の重量比で発酵作業を行うことができる。
【0019】
別の態様として,モリンガを茎ごと用いて乾燥を行い,パウダー化したものを材料として用いる態様が挙げられる。これにより,パウダー自体が保存可能となるため,モリンガ発酵液の製造時期が限定されず,利便性が向上するという効果を有する。加えて,液自体への接触面積が上がることから,モリンガ成分の抽出効率の向上が期待できるという効果を有する。
この場合の重量比については,モリンガ材料の重量1に対し,糖を1から30倍程度,菌を乾燥重量として0.0002程度の重量比で加えればよい。一例を挙げると,モリンガ材料100から200gに対し,黒砂糖3kg,乳酸菌とビフィズス菌の混合物20g,水を35L加えて,発酵作業を行えばよい。
【0020】
本発明において用いる菌は,糖の発酵および水への溶解が可能であり,かつ,人体への有害性が低い菌である限り特に限定する必要はなく,種々の菌を用いることができる。好ましくは,ビフィズス菌,もしくは乳酸菌を用いることができる。
【0021】
本発明において用いる糖は,水に溶解し液体に粘度を与えるとともに,菌の基質となり発酵を促し,かつ,人体への有害性が低い糖である限り特に限定する必要はなく,種々の糖を用いることができる。好ましくは,黒砂糖,ブドウ糖,ガラクトオリゴ糖などが挙げられ,最も好ましくは黒砂糖を用いることができる。
【0022】
本発明において用いる水は,特に限定する必要はないが,発酵作業の際,糖が高濃度で含まれ栄養価の高い状態となるため,雑菌の繁殖などを排除するために,ろ過等の処置がなされた無菌的な水を用いることが好ましい。
【0023】
本発明においては,さらに材料として,米酢,リンゴ酢,柿酢,梅酢などの酢を用いることができる。これにより,酢酸発酵を促し,発酵効率を向上させる効果を有する。
【0024】
本発明においては,材料を混和して,静置することにより発酵作業を行う。
静置の時間については,発酵が促される程度の十分な時間とする必要があり,添加するモリンガ,糖,菌の種類や量,発酵温度に応じて,適宜,調整することができる。好ましくは,十分な発酵が期待できる15から30日程度,より好ましくは15から20日程度,発酵を行うことができる。
【0025】
発酵を行う際の温度について,発酵が可能な限り特に限定する必要はないが,用いる菌の至適温度を考慮して温度を選択する必要がある。あまり温度が低いと発酵が進まないことから,好ましくは25から40℃程度,より好ましくは30から40℃程度の発酵温度とすることができる。
【0026】
これら一連の発酵作業により作製された発酵液は,希釈して飲料として用いたり,農地に播くなどして用いたりすればよい。
飲料として用いる場合は,モリンガ発酵液を数倍程度に希釈して用いればよい。これにより,身体が疲れにくくなる,便臭が改善されるなど,人の健康を促進する効果を得ることができる。
また,農地に散布して用いる場合は,モリンガ発酵液を数十倍に希釈して用いればよい。これにより,農作物自体の大きさが大きくなる,農薬を用いない,若しくは農薬が少なくても虫がつかないなど,農作物の育成を促進する効果を得ることができる。
【実施例】
【0027】
以下,実施例を用いて,本発明を詳しく説明するが,当然のことながら,本発明は,実施例の内容に限定されるものではない。
【0028】
<<実施例1,新芽を使ったモリンガ発酵液>>
モリンガの幹から生えたばかりの葉(以下,「新芽」)を用いて,発酵液の作製,その効果を確認することを目的として行った。
【0029】
<作製方法>
1.モリンガの新芽(約10kg,図2参照),黒砂糖(約11kg),パイロゲン(約10mL,株式会社赤塚)をポリエチレン製のバケツに加え,35℃に保ち,20日間抽出作業を行った(図3図4)。
なお,パイロゲンについては,下記を原材料とするものを用いた。

ブドウ糖果糖液糖,米酢,ハチミツ,果実加工酢(リンゴ酢,柿酢,梅酢),リンゴ果汁,梅抽出加工液(梅酢,梅エキス),ガラクトオリゴ糖,クエン酸,ビタミンC,リンゴ酸,甘味料(ステビア),香料,ビタミンB,ビタミンB

2.抽出作業終了後,バケツ容器内の液をろ過することにより,ろ過液を得た(以下,「新芽液」,図5)。
3.新芽液の外観は,黒褐色の液体であった。
【0030】
<評価方法>
新芽液20ccに対し,100ccの水で割って,適宜,飲用することにより,評価を行った。
【0031】
<結果>
試飲者にアンケートを行ったところ,下記の評価が得られた。

・お通じが良くなった。
・お肌の調子が良くなった。
・立ちくらみが取れた。
・身体が疲れにくくなった。
・身体が軽くなった。
・頻尿が良くなった。
・冷え性が良くなった。
・便の臭いが取れた。
【0032】
<<実施例2,モリンガパウダーを使ったモリンガ発酵液>>
新芽に加え,モリンガの幹自体も原材料として用い,これを乾燥後,パウダー化したものから発酵液を作成し,その効果を確認することを目的として行った。
【0033】
<作製方法>
1.モリンガを幹ごと採取,乾燥し,粉末加工したパウダー(以下,「モリンガパウダー」,図6参照)を作製した。
2.モリンガパウダー(約100g),黒砂糖(約2kg),パイロゲン(約10mL,株式会社赤塚),水35Lをポリエチレン製のバケツに加え,35℃に保ち,10日間,抽出作業を行った(図7)。
3.抽出作業終了後,発酵液を得た(以下,「パウダー液」,図8参照)。
4.パウダー液の外観は,緑の液体であった。
【0034】
<評価方法>
パウダー液を約100倍に希釈し,農地に散布することにより,評価を行った。
【0035】
<結果>
1.パウダー液の希釈液を農地に散布した後,白い綿のようなものが現われた(図9から11)。
2.この後,農作物の生育を確認したところ,農薬を用いなくとも,農作物は良好な生育を示した。加えて,農作物自体の大きさも,大きなものが得られ,良好な生育が確認された(図12,13)。
【0036】
<<実施例3,モリンガ根を使ったモリンガ発酵液>>
モリンガの根を原材料として用いて発酵液を作製し,発酵液が得られるかどうかを確認することを目的として行った。
【0037】
1.モリンガを根から採取,根を切り取り,皮をむいたものを作製した(図14から16)。
2.上記のモリンガ根(約10kg,図2参照),黒砂糖(約11kg),パイロゲン(約10mL,株式会社赤塚)をポリエチレン製のバケツに加え,35℃に保ち,20日間抽出作業を行った(図17)。
3.抽出作業終了後,発酵液を得た(以下,「根液」,図18参照)。
4.根液の外観は,黒の液体であった。
5.根液を希釈して飲用したところ,新芽液と同様の味であった。また,モリンガの新芽と比較しても,モリンガの根の栄養素は遜色無いと考えられ,その効果は新芽液と同等の効果が期待できる。


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図14
図15
図16
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図18