(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5975732
(24)【登録日】2016年7月29日
(45)【発行日】2016年8月23日
(54)【発明の名称】背負式作業機
(51)【国際特許分類】
F04D 29/62 20060101AFI20160809BHJP
F04D 25/02 20060101ALI20160809BHJP
F04D 29/66 20060101ALI20160809BHJP
F04D 29/08 20060101ALI20160809BHJP
【FI】
F04D29/62 F
F04D25/02 Z
F04D29/66 L
F04D29/08 E
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-117921(P2012-117921)
(22)【出願日】2012年5月23日
(65)【公開番号】特開2013-245570(P2013-245570A)
(43)【公開日】2013年12月9日
【審査請求日】2014年11月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000137292
【氏名又は名称】株式会社マキタ
(74)【代理人】
【識別番号】100064724
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷 照一
(72)【発明者】
【氏名】高橋 雄志
【審査官】
柏原 郁昭
(56)【参考文献】
【文献】
実公昭48−5247(JP,Y1)
【文献】
特開2011−127541(JP,A)
【文献】
米国特許第6125503(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 29/62
F04D 25/02
F04D 29/08
F04D 29/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業者が背負う背負フレームと、
同背負フレームに振動抑制手段を介して搭載した原動機により駆動されるファンの回転によって吸引した空気を噴出するブロワユニットと、
同ブロワユニットの通風ダクトに連通して空気を吸引または放出させる通風管とを備え、
作業者が前記通風管を把持して使用する背負式作業機であって、
前記通風管の基端部を前記通風ダクトの開口端部に対して浮動的に組付けて連通させた状態にて同通風管を前記背負フレームに支持させたことを特徴とする背負式作業機。
【請求項2】
前記通風ダクトの開口端部と前記通風管の基端部との間には、前記ブロワユニットの振動が前記通風管に加わらないように漏風を防ぐシールを介装したことを特徴とする請求項1に記載の背負式作業機。
【請求項3】
前記シールとして柔軟なスポンジ材を使用したことを特徴とする請求項2に記載の背負式作業機。
【請求項4】
前記背負式作業機は前記通風ダクトに前記通風管を連通させて空気を噴出させる背負式ブロワである請求項1〜3の何れか1項に記載の背負式作業機。
【請求項5】
前記背負式作業機は前記通風ダクトに前記通風管を連通させて空気を吸引する背負式集塵機である請求項1〜3の何れか1項に記載の背負式作業機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、背負式ブロワまたは背負式集塵機等の原動機により駆動されるファンの回転によって吸引した空気を噴出するブロワユニットを、作業者が背負う背負フレームに振動抑制手段を介して搭載した背負式作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1にはこの種の背負式作業機である背負式ブロワが開示されている。この背負式ブロワは、原動機により駆動されるファンの回転によって吸引した空気を噴出させるブロワユニットを、作業者が背負う背負フレームに振動抑制手段を介して搭載し、該ブロワユニットの噴出ダクトに空気を放出させる送風管を連結し、この送風管を作業者が把持して使用するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4769685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の背負式ブロワにおいては、ブロワユニットは背負フレームに振動抑制手段を介して搭載されているので、作業者の背中にはブロワユニットの振動が伝わりにくい。しかし、作業者が把持する送風管は振動源であるブロワユニットに連結されているので、作業者はブロワユニットによって振動する送風管を把持することにより疲労する難点があった。これに対処するため、送風管には作業者が把持するグリップより基端側に蛇腹部を設けているが、蛇腹部の曲げ剛性には限度があるのでブロワユニットからの振動を抑えきれなかった。
【0005】
本発明の目的は、上記課題に対処するため、作業者が把持する送風管にブロワユニットの振動が伝わらない背負式ブロワ等の背負式作業機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、作業者が背負う背負フレームと、背負フレームに振動抑制手段を介して搭載した原動機により駆動されるファンの回転によって吸引した空気を噴出するブロワユニットと、ブロワユニットの通風ダクトに連通して空気を吸引または放出させる通風管とを備え、作業者が通風管を把持して使用する背負式作業機であって、
通風管の基端部を通風ダクトの開口端部に対して浮動的に組付けて連通させた状態にて通風管を背負フレームに支持させたことを特徴とする背負式作業機を提供するものである。
【0007】
上記のように構成した背負式作業機は、ブロワユニットの振動が通風ダクトから通風管に伝達せず、作業者が通風管を把持して使用しても疲れにくくなる。
【0008】
上記のように構成した背負式ブロワにおいて、ブロワユニットの通風ダクトの開口端部と通風管の基端部との間には、ブロワユニットの振動が通風管に加わらないように漏風を防ぐシールを介装した場合には、通風管から吸引または噴出する風量の減少を抑えることができる。
【0009】
上記のように構成した背負式作業機において、シールとして柔軟なスポンジ材を使用した場合には、シールの加工を容易にすることができる。
【0010】
上記のように構成した背負式作業機においては、通風ダクトに通風管を連通させて空気を噴出させたときには背負式ブロワとして使用でき、通風ダクトに通風管を連通させて空気を吸引させたときには背負式集塵機として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の背負式作業機の第1実施形態である背負式ブロワの斜め後方から見た斜視図である。
【
図2】
図1の背負式ブロワの斜め前方から見た斜視図である。
【
図3】噴出ダクトに送風管の基端部を浮動的に組付けた断面図である。
【
図4】(a)〜(d)は噴出ダクトに送風管の基端部を浮動的に組み付けた変形例を示す断面図である。
【
図5】(a)は噴出ダクトと送風管の基端部との間にシールを介装した第2実施形態の背負式ブロワの断面図であり、(b)は(a)のA−A線における断面図である。
【
図6】噴出ダクトと送風管の基端部との間にゴムシートよりなるシールを介装したときの断面図である。
【
図7】本発明の背負式作業機の第3実施形態である背負式集塵機の概略図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の背負式作業機である背負式ブロワの実施形態を添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1及び
図2に示したように、背負式ブロワ10は、作業者が背負う背負フレーム11に原動機21により駆動されるファンの回転によって吸引した空気を噴出するブロワユニット20を振動抑制手段(コイルスプリング23、マウント)を介して取付け、ブロワユニット20の噴出ダクト(通風ダクト)24に空気を放出させる送風管(通風管)30を連通したものである。
図3に示したように、この背負式ブロワ10においては、送風管30の基端部は背負フレーム11に支持アーム13を介して支持されて噴出ダクト24の開口端部に浮動的に組付けられて連通され、ブロワユニット20の振動が送風管30に伝達しないようにしたものである。
【0013】
以下に、この背負式ブロワ10の構成について詳述する。背負フレーム11は作業者がブロワユニット20を背負って運ぶためのものである。背負フレーム11は、垂直に延びて作業者の背中に当たる背当部11aと、背当部11aの下部から後方に延びる台座部11bとからなるL字形をしている。背負フレーム11の背当部11aには作業者が背負うための一対のショルダーストラップ12,12が取り付けられている。背負フレーム11の右側部には送風管30を支持する支持アーム13が固定されている。
【0014】
ブロワユニット20は、原動機21により駆動される遠心式のファン(図示省略)の回転によって吸引した空気を噴出させるものである。本実施形態の原動機21はエンジンを採用しているが、電動モータであってもよい。ファンはボリュートケース22内に収容されており、ボリュートケース22にはファンを回転させる原動機21が一体的に組み付けられている。
【0015】
ブロワユニット20は、振動抑制手段を介して背負フレーム11に搭載されている。ブロワユニット20の下部には振動抑制手段を構成するコイルスプリング23が背負フレーム11の台座部11bとの間に介装されており、ブロワユニット20の前側には振動抑制手段を構成するゴム材よりなるマウント(図示省略)が背当部11aとの間に介装されている。
【0016】
ボリュートケース22には、前側に空気の吸引口(図示省略)が設けられており、右側部に筒状をした空気の噴出ダクト24が一体的に設けられている。筒状の噴出ダクト24の先端部には径の大きな拡径部24aが設けられており、噴出ダクト24の拡径部24aには支持アーム13を介して背負フレーム11に支持された送風管30の基端部が浮動的に挿入されて組み付けられている。
【0017】
送風管30は、作業者が把持してブロワユニット20から噴出された空気を放出させるものである。送風管30は、ブロワユニット20の噴出ダクト24に浮動的に連通されたエルボ部31と、エルボ部31の先端に連結された可撓性の蛇腹部よりなるフレキシブル部32と、フレキシブル部32の先端に連結された真直に延びる真直部33とからなる。
【0018】
エルボ部31の基端部には環状溝31aが形成されており、環状溝31aには支持アーム13の先端の環状部13aが摺動回転可能かつ軸線方向に移動を規制された状態で嵌合されている。エルボ部31が支持アーム13に支持された状態で、エルボ部31の基端部は噴出ダクト24の拡径部24aの内周面に対して軸線方向及び半径方向に離間している。噴出ダクト24の拡径部24aと送風管30のエルボ部31の基端部との間は、ブロワユニット20の振動によって噴出ダクト24の拡径部24aが送風管30のエルボ部31の基端部に接触しない間隔となっている。
【0019】
真直部33には送風管30を把持するためのグリップ34が取り付けられており、グリップ34にはブロワユニット20の原動機21の出力を操作するスロットレバー35が設けられている。
【0020】
上記のように構成した背負式ブロワ10の作動を説明する。作業者は、ブロワユニット20の原動機21を起動させてから、背負フレーム11を背負って右手に送風管30のグリップ34を把持し、スロットレバー35を操作しながら送風管30の真直部33の先端の放出口から空気を放出させる。このとき、ブロワユニット20は原動機21の駆動及びファンの回転により振動するが、ブロワユニット20はコイルスプリング23及びマウントにより弾発的に背負フレーム11に搭載されているので、ブロワユニット20の振動は背負フレーム11に伝達されにくい。
【0021】
送風管30は、ブロワユニット20の振動が伝達されにくい背負フレーム11に支持アーム13を介して支持され、エルボ部31の基端部をブロワユニット20の噴出ダクト24に浮動的に組み付けて連通されている。これにより、ブロワユニット20が振動しても、ブロワユニット30の噴出ダクト24は送風管30に対して相対的に移動して振動するだけである。よって、送風管30にはブロワユニット20の振動が噴出ダクト24から伝わらなく、作業者は送風管30のグリップ34を把持して作業をしても疲れにくくなる。
【0022】
上記の実施形態においては、ブロワユニット20の噴出ダクト24の拡径部24aに送風管30のエルボ部31の基端部を隙間を設けて浮動的に挿入しているが、
図4(a)〜(d)に示したように、種々の変形例を用いることができる。
図4(a)に示した変形例では、噴出ダクト24の先端部の拡径部24aを廃して、送風管30のエルボ部31の基端部に拡径部31bを形成し、エルボ部31の基端部の拡径部31bに噴出ダクト24の先端部を浮動的に挿入して連通させてもよい。また、
図4(b)に示した変形例では、噴出ダクト24の先端部の拡径部24aを廃して、噴出ダクト24の先端部とエルボ部31の基端部を軸線方向に隙間を設けて連通させてもよい。また、
図4(c)に示したように、噴出ダクト24の先端部の拡径部24aを縮径部24bに代え、噴出ダクト24の先端部の縮径部24bをエルボ部31の先端部に浮動的に挿入して連通させてもよい。さらに、
図4(d)に示したように、噴出ダクト24の先端部の拡径部24aを廃して、送風管30のエルボ部31の基端部に縮径部31cを形成し、噴出ダクト24の先端部にエルボ部31の基端部の縮径部31cを浮動的に挿入して連通させてもよい。
【0023】
(第2実施形態)
図5に示したように、第2実施形態の背負式ブロワ10の主な特徴は、噴出ダクト24と送風管30の基端部との間に漏風を防ぐための筒状のスポンジよりなるシール36を介装したものである。シール36は、本実施形態ではポリウレタン製の筒状のスポンジであり、噴出ダクト24からの振動が送風管30に伝達しない弾性係数としたものである。シール36は、振動が伝達しない弾性係数とするために、100kg/m
3以下、好ましくは30kg/m
3以下の密度としている。なお、振動が伝達されにくいようにスポンジの密度を低くしたときには、シール36の軸線方向を長くして漏風を防止すればよい。
【0024】
ここで、スポンジよりなるシール36の軸線方向の長さは以下のように決定される。まず、一定の長さt(m)のスポンジを用いて、風速V(m)を変化させた場合の圧力損失P(kPa)の変化を、スポンジの特性として予め評価する。PとVとの関係は、P=αV
2…(式1)で関係が求められた。また、一定の風速Vにおいてスポンジの長さt(m)を種々変化させた場合の傾きαは、tとαの比例式で表される。すなわち、α=βt…(式2、βは定数)となった。上記の2式より、t=P/βV
2…(式3)となる。ここで、スポンジ配置位置において最大の圧力が掛かる状態、例えば、噴出ダクト24の先端が絞られた状態でのスポンジ配置位置の圧力をPmaxとする。また、噴出ダクト24の開口端部の風量をQo、断面積をSoとし、スポンジの断面積をSs、スポンジを通じての許容漏風量を1%(スポンジを通じての風量Qs=Qo×0.01)とすると、スポンジでの風速Vs=Qs/Ssとなる。このPmax、Vsを式3に代入すると、漏風量を1%以下とするのに必要なスポンジの軸線方向の長さtを求めることができる。
【0025】
シール36は、送風管30のエルボ部31の基端部の外周面に接着されている。スポンジよりなるシール36の外周面には樹脂製のスリーブ37が接着されており、このスリーブ37はシール36が噴出ダクト24の拡径部24aの内周面との摩擦による摩耗を防ぐためのものである。なお、この実施形態では、シール36を送風管30のエルボ部31の基端部の外周面に接着したが、シール36を噴出ダクト24の拡径部24aの内周面に接着してもよい。
【0026】
このように構成した背負式ブロワ10においては、噴出ダクト24から噴出する空気が噴出ダクト24と送風管30との間から漏れるのを防ぐことができ、送風管30の先端から放出される風量の減少を抑えることができる。送風管30の真直部33の先端に風圧を高くするために径を細くしたアタッチメントを接続したときには、送風管30内の圧力が高くなって噴出ダクト24と送風管30との間から漏風しやすくなる。噴出ダクト24と送風管30の基端部との間にシール36を介装したことで、アタッチメントを接続したときでも漏風を防止することができる。なお、この第2実施形態の背負式ブロワ10では、上述した第1実施形態の各変形例を採用し、噴出ダクト24と送風管30の基端部との間にシール36を介装してもよい。
【0027】
上記の実施形態においては、噴出ダクト24と送風管30の基端部との間にスポンジ製のシール36を介装したが、
図6に示したように、噴出ダクト24と送風管30の基端部との間に薄肉のゴムシートよりなるシール36Aを介装してもよい。シール36Aは基端を噴出ダクト24の拡径部24aに接着させ、先端側に向けて径が細くなる円錐台形状をしたものである。噴出ダクト24と送風管30の基端部との軸線方向の間から空気が漏れていないときには、
図6(a)に示したように、シール36Aの先端が送風管30の基端部に当接しない。噴出ダクト24と送風管30の基端部との軸線方向の間から空気が漏れると、
図6(b)に示したように、シール36Aの周面が風を受け、シール36Aの先端部が送風管30の基端部の外周面に当接して、噴出ダクト24と送風管30の基端部との間から漏風が防止される。なお、シール36Aは薄肉であるので、シール36Aの先端部が一時的に送風管30の基端部の外周面に当接しても、ブロワユニット20の振動が送風管30に伝達しない。
【0028】
本願においては、従来の周知のシール構造とは異なり、上記のスポンジ製のシール36、および、ゴムシートよりなるシール36Aのいずれにおいても、噴出ダクト24および送風管30の径方向に、これらを固定するための荷重が加わっていない。つまり、本実施形態においても、送風管30は噴出ダクト24に対して浮動的に連通している。
【0029】
(第3実施形態)
次に、本発明の背負式作業機の他の実施形態である背負式集塵機10Aについて説明する。背負式集塵機10Aは、
図7に示したように、背負フレーム11に上記の背負式ブロワ10と同様に振動抑制手段を介して搭載した原動機21により駆動されるファンの回転によって吸引した空気を噴出するブロワユニット20と、ブロワユニット20の吸気ダクト(通風ダクト)25に連通して空気を吸引させる吸気管(通風管)30Aとを備え、吸気管30Aの基端部を背負フレーム11に支持アーム13を介して支持し、吸気管30Aの基端部を吸気ダクト25の開口端部に対して浮動的に組付けて連通させたものである。
【0030】
この背負式集塵機10Aにおいては、吸気管30Aの先端から落ち葉等を吸引するときに、上述した背負式ブロワの実施形態と同様に、吸気管30Aにはブロワユニット20の振動が吸気ダクト25から伝わらなく、作業者は吸気管30Aのグリップ34Aを把持して作業をしても疲れにくくなる。なお、この場合には、上述した実施形態の各変形例のように吸気ダクト25と吸気管30Aとを連通させてもよい。また、吸気ダクト25と吸気管30Aとの間にシール36,36Aを介装させてもよい。
【0031】
なお、上記の第1〜第3実施形態においては、浮動的に連通する通風ダクトと通風管とが相対的に回転可能な例を示したが、通風ダクトと通風管が相対的に回転しない形態であっても、当然に振動を作業者に伝達しないという効果を発揮することができる。
【0032】
また、上記の第1〜第3実施形態においては、通風管のグリップにスロットレバーを配置したものである。本発明はこれに限られるものでなく、背負式作業機の左側部にスロットレバーを別に設け、作業者が左手でスロットレバーを操作し、右手でグリップまたは通風管を直接把持してしようするものであっても、通風管への振動を低減できる。
【符号の説明】
【0033】
10…背負式作業機(背負式ブロワ)、10A…背負式作業機(背負式集塵機)、11…背負フレーム、20…ブロワユニット、21…原動機(エンジン)、24…通風ダクト(噴出ダクト)、25…通風ダクト(吸気ダクト)、30…通風管(送風管)、30A…通風管(吸気管)、36,36A…シール。