(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5976964
(24)【登録日】2016年7月29日
(45)【発行日】2016年8月24日
(54)【発明の名称】組立部材セットの構成部材の変形
(51)【国際特許分類】
A63H 33/08 20060101AFI20160817BHJP
【FI】
A63H33/08 A
【請求項の数】2
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-563078(P2015-563078)
(86)(22)【出願日】2013年8月30日
(65)【公表番号】特表2016-521584(P2016-521584A)
(43)【公表日】2016年7月25日
(86)【国際出願番号】RU2013000754
(87)【国際公開番号】WO2014196893
(87)【国際公開日】20141211
【審査請求日】2015年12月10日
(31)【優先権主張番号】2013126106
(32)【優先日】2013年6月7日
(33)【優先権主張国】RU
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514156552
【氏名又は名称】ソコロフ,ドミトリー アンドレイェヴィッチ
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】ソコロフ,ドミトリー アンドレイェヴィッチ
【審査官】
前地 純一郎
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2010/0330867(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00−37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
側辺の長さがaの倍数である矩形形状の平板部を有する基部と、前記基部上に配置された第1〜第4グループのいずれかの突出部によって形成される連結接続部とを有する、組立部材セットの構成部材であって、
第1グループの突出部は、前記基部の少なくとも一方の面に配置されており、高さが0.5aより高く、かつa以下であり、十字型の断面を有し、前記十字型の端部間の距離がaであり、
第2グループの突出部は、前記基部の少なくとも一方の面に配置されており、高さが0.5aであり、断面形状が正方形の管状であり、前記正方形の管の内面側の側辺の長さがaであり、
第3グループの突出部は、矩形形状の平板部を備え、前記平板部の長い方の中線が前記基部の端部に揃うように配置されており、前記平板部の両短辺に設けられた、幅がaで前記基部の端部からの突出長さが0.5a以下であるレッジ部をさらに備え、前記レッジ部の両端部は互いに対向するように曲げられ、当該両端部間の間隔はa以下であり、
第4グループの突出部は、前記基部の平板部における隣接する端部上に、前記端部と面一になるように配置された棚部を有する角部を備え、前記棚部の長さはaであり、幅は0.5a以下であり、前記各突出部は基部の縁に平行な相互に直交する線からなる直交グリッドに従って前記基部上に配置されており、前記直交グリッドにおける隣接する線同士の間隔は2aであり、前記基部の縁と隣接する前記直交グリッドの線との間隔は0.5aであり、
前記第1グループの突出部は前記直交グリッドの線の交差点に配置されており、
前記第2グループの突出部は前記直交グリッドのセルの対角線同士の交差点に配置されており、
前記第3グループの突出部は、前記第1グループの突出部同士の間で前記基部の端部と面一になるように配置されており、
前記第4グループの突出部は前記基部の角部に配置されていることを特徴とする組立部材セットの構成部材。
【請求項2】
少なくとも1つの側辺の長さがaであり、他の側辺の長さがaの倍数である矩形形状の平板部を有する基部と、前記基部上に配置された第1〜第3グループのいずれかの突出部によって形成される連結接続部とを有する、組立部材セットの構成部材であって、
第1グループの突出部は、前記基部の少なくとも一方の面に配置されており、高さが0.5aより高く、かつa以下であり、十字型の断面を有しており、前記十字型の端部間の距離がaであり、
第2グループの突出部は、矩形形状の平板部を備え、前記平板部の長い方の中線が前記基部の端部に揃うように配置されており、前記平板部の両短辺に設けられた、幅がaで前記基部の端部からの突出長さが0.5a以下であるレッジ部をさらに備え、前記レッジ部の両端部は互いに対向するように曲げられ、当該両端部間の間隔はa以下であり、
第3グループの突出部は、前記基部の平板部における隣接する端部上に、前記端部と面一になるように配置された棚部を有する角部を備え、前記棚部の長さはaであり、幅は0.5a以下であり、前記各突出部は基部の縁に平行な相互に直交する線からなる直交グリッドに従って前記基部上に配置されており、前記直交グリッドにおける隣接する線同士の間隔は2aであり、前記基部の縁と隣接する前記直交グリッドの線との間隔は0.5aであり、
前記第1グループの突出部は前記直交グリッドの線の交差点に配置されており、
前記第2グループの突出部は、前記第1グループの突出部同士の間で前記基部の端部と面一になるように配置されており、
前記第3グループの突出部は前記基部の角部に配置されていることを特徴とする組立部材セットの構成部材。
【発明の詳細な説明】
【0001】
〔技術分野〕
本発明は、組立部材セットの部材に関するものであり、より具体的には、組立玩具セットおよび組立パズルの両方に用いることができる組立部材セットの構成部材(組立要素)に関するものである。
【0002】
〔背景技術〕
従来、連結接続部が規則的に形成された平行六面体からなる基部を有する組立部材が「LEGO」社から発売されている(ロシア国特許第2150985号(2000年6月20日)参照)。
【0003】
しかしながら、上記の組立部材は、同一の組立部材同士で単一の接続形態しか許容されないように設計されているので、機能性が低いという問題がある。
【0004】
〔発明の概要〕
本発明の目的は、同一の構成部材を多様な連結方法で連結することのできる組立部材セットの構成部材を提供することにある。
【0005】
技術的成果には、提案する組立部材セットの構成部材を他の構成部材に連結する際の連結方法の選択肢が増加することにより、構成部材の機能的な可能性が増大することが含まれている。
【0006】
態様1にかかる組立部材セットの構成部材の技術的成果は、基部と連結接続部とを含む構成部材によって達成される。前記基部は側辺がaの倍数である矩形形状の平板からなる。前記連結接続部は、前記基部から突出する突出部によって形成されており、突出部の形状は4つのグループからなる。第1グループの突出部は、前記基部の少なくとも一方の面に配置されており、十字型の断面を有し、前記十字型の端部間の距離はaである。第1グループの突出部の高さは0.5aより高くa以下である。
【0007】
第2グループの突出部は、前記基部の少なくとも一方の面に配置されており、断面形状が正方形の管状であり、前記正方形の管の内面側の側辺の長さはaである。第2グループの突出部の高さは0.5aである。第3グループの突出部は、矩形形状の平板部を備え、前記平板部の中線が前記基部の端部に配置され、かつ前記平板部と前記基部の端部とが面一になるように配置されており、前記平板部の両短辺に沿って、幅がaで前記基部の端部からの突出長さが0.5a以下であるレッジ部を備えている。前記レッジ部の両端部は互いに対向するように曲げられ、当該両端部間の間隔はa以下である。
【0008】
第4グループの突出部は、前記基部の平板部の隣接する端部に、前記端部に面一になるように配置された、前記平板部に垂直な棚部を有する角部を備えている。前記棚部の長さはaであり、幅は0.5a以下である。全ての突出部は、基部の縁に平行で互いに直交する線からなる直交グリッドに従って前記基部上に配置されている。前記直交グリッドにおける隣接する線同士の間隔は2aである。また、前記基部の縁と隣接する前記直交グリッドの線との間隔は0.5aである。第1グループの突出部は、前記グリッドの交差点に配置されている。第2グループの突出部は前記直交グリッドのセルの対角線同士の交差点に配置されている。第3グループの突出部は、前記第1グループの突出部同士の間で前記基部の端部と面一になるように配置されている。第4グループの突出部は前記基部の角部に配置されている。
【0009】
態様2にかかる組立部材セットの構成部材の技術的成果は、基部と連結接続部とを含む構成部材によって達成される。前記基部は少なくとも1つの側辺がaであり、他の側辺がaの倍数である矩形形状の平板からなる。連結接続部は前記基部から突出する突出部によって形成されており、突出部の形状は3つのグループからなる。第1グループの突出部は、前記基部の少なくとも一方の面に配置されており、十字型の断面を有し、前記十字型の端部間の距離はaである。第1グループの突出部の高さは0.5aより高くa以下である。第2グループの突出部は、矩形形状の平板部を備え、前記平板部の中線が前記基部の端部に配置され、かつ前記平板部と前記基部の端部とが面一になるように配置されており、前記平板部の両短辺に設けられた、幅がaで前記基部の端部からの突出長さが0.5a以下であるレッジ部を備えている。前記レッジ部の両端部は互いに対向するように曲げられ、当該両端部間の間隔はa以下である。第3グループの突出部は、前記基部の平板部の隣接する端部に、前記端部と面一になるように配置された、前記平板部に垂直な棚部を有する角部を備えている。前記棚部の長さはaであり、幅は0.5a以下である。
【0010】
全ての突出部は基部の縁に平行な相互に直交する線からなる直交グリッドに従って前記基部上に配置されている。前記直交グリッドにおける隣接する線同士の間隔は2aである。また、前記基部の縁と隣接する前記直交グリッドの線との間隔は0.5aである。
【0011】
第1グループの突出部は前記直交グリッドの線の交差点に配置されている。第2グループの突出部は、前記第1グループの突出部同士の間で前記基部の端部と面一になるように配置されている。第3グループの突出部は前記基部の角部に配置されている。
【0012】
〔図面の簡単な説明〕
本発明について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、第1グループの突出部を示している。
【0014】
図2は、実施形態1にかかる組立部材の第2グループの突出部を示している。
【0015】
図3は、実施形態1にかかる構成部材の第3グループの突出部、および実施形態2にかかる構成部材の第2グループの突出部を示す図である。
【0016】
図4は、実施形態1にかかる構成部材の第4グループの突出部、および実施形態2にかかる構成部材の第3グループの突出部を示す図である。
【0017】
図5は、実施形態1に従って実装された、9個の第1グループの突出部と、4個の第2グループの突出部と、8個の第3グループの突出部と、4個の第4グループの突出部と、5a×5aのサイズを有する基部とを有する構成部材を示す図である。
【0018】
図6は、実施形態1に従って実装された、9個の第1グループの突出部と、4個の第2グループの突出部と、8個の第3グループの突出部と、4個の第4グループの突出部と、5a×5aのサイズを有する基部とを有する構成部材を示す等角投影図である。
【0019】
図7は、実施形態2に従って実装された、3個の第1グループの突出部と、4個の第2グループの突出部と、4個の第3グループの突出部と、5a×aのサイズを有する基部とを有する構成部材を示す図である。
【0020】
図8は、実施形態2に従って実装された、3個の第1グループの突出部と、4個の第2グループの突出部と、4個の第3グループの突出部と、5a×aのサイズを有する基部とを有する構成部材を示す等角投影図である。
【0021】
図9は、実施形態1に従って実装された基部の例を示す図である。
【0022】
図10は、実施形態1に従って実装された構成部材における第1グループの突出部と第4グループの突出部との接続状態を示す図である。
【0023】
図11は、実施形態1に従って実装された構成部材における第3グループの突出部同士の接続状態、および実施形態2に従って実装された構成部材における第2グループの突出部同士の接続状態を示す図である。
【0024】
図12は、実施形態1に従って実装された構成部材における第2グループの突出部と第3グループの突出部との接続状態を示す図である。
【0025】
図13は、実施形態1に従って実装された構成部材における第2グループの突出部、第3グループの突出部、および第4グループの突出部の接続状態を示す図である。
【0026】
図14は、実施形態1に従って実装された構成部材における第2グループの突出部と第4グループの突出部との接続状態を示す図である。
【0027】
図15は、実施形態1に従って実装された構成部材における3個の第3グループの突出部の接続状態、および実施形態2に従って実装された構成部材における3個の第2グループの突出部の接続状態を示す図である。
【0028】
図16は、実施形態1に従って実装された構成部材における2個の第1グループの突出部と2個の第3グループの突出部との接続状態を示している。
【0029】
図17は、実施形態1に従って実装された構成部材における1個の第2グループの突出部と2個の第3グループの突出部との接続状態を示している。
【0030】
図18は、実施形態1に従って実装された構成部材における2個の第2グループの突出部と1個の第3グループの突出部との接続状態を示す図である。
【0031】
図19は、実施形態2に従って実装された、
図16に示した2重の接続を用いた2個の構成部材の接続状態を示す図である。
【0032】
図20は、実施形態2に従って実装された、
図15に示した接続を用いた2個の構成部材の接続状態を示す図である。
【0033】
図21は、実施形態2に従って実装された、
図12に示した接続を用いた2個の構成部材の接続状態を示す図である。
【0034】
図22は、実施形態1に従って実装された1個の構成部材に、
図10に示した接続を用いて実施形態2に従って実装された他の構成部材を接続した状態を示す図である。
【0035】
図23は、実施形態1に従って実装された1個の構成部材に、
図13および
図17に示した接続を用いて実施形態2に従って実装された他の構成部材を接続した状態を示す図である。
【0037】
〔発明の実施例〕
本発明の実施形態1にかかる構成部材について、
図1〜
図6を参照しながら説明する。実施形態1にかかる構成部材は、それぞれ、突出部からなる連結部材を備えている。
【0038】
実施形態1にかかる構成部材は、平坦な矩形形状を有する基部1と、基部1上に配置された突出部からなる連結接続部とを備えている。基部1における前記矩形形状の側辺の長さはaの倍数である。また、前記突出部の形状は4つのグループのいずれかである。第1グループの突出部2(
図1,5,6,7,8,10,16参照)は、基部1の少なくとも一方の面に配置されている。第1グループの突出部2の高さH
1(
図1参照)は、0.5aよりも高く、a以下である。また、突出部2は、十字型の断面形状を有しており、十字型の一端部から他端部までの距離B
1はaである。実施形態1における第2グループの突出部3(
図2,5,6,10,12,13,14,17,18参照)もまた、基部1の少なくとも一方の面に配置されている。突出部3の高さH
2は0.5aである。突出部3は、断面形状が正方形である管状に形成されており、この管状の突出部3の内面側の一辺の長さはaである。実施形態1における第3グループの突出部4(
図3,5,6,7,8,11,12,13,15,16,17,18参照)は、当該突出部4の長い方の中線が基部1の端部に揃うように配置された矩形形状の板からなり、この矩形形状の板の両短辺に沿ってレッジ部5が設けられている。レッジ部5の幅B
3はaであり、基部1の端部から長さB
4だけ突出するように形成されている(
図3参照)。長さB
4は0.5a未満である。レッジ部5は互いに対向するように曲げられており、両レッジ部5間の距離はa以下である(
図3,5,6,7,8,11,12,13,15,16,17参照)。レッジ部5は間隔Δを隔てて互いに対向するように配置されており、レッジ部5の端部間の距離はa以下である(
図3参照)。実施形態1における第4グループの突出部6は、基部1の平面における隣接する端部上に、前記端部と面一になるように配置された棚部を有する角の形状を有している。棚部の長さLはaであり、幅B
5は0.5a以下である。突出部2,3,4,6は、基部1の縁に平行な相互に直交する直交グリッド7(
図5,7)に従って基部1上に配置される。直交グリッド7の隣接するライン間の距離B
6は2aであり、基部1の縁と直交グリッド7の隣接するラインとの間の距離B
7は0.5aである。実施形態1における前記第1グループの突出部2は、直交グリッド7の線同士の交差点に配置される。実施形態1における第2グループの突出部3は直交グリッド7のセルの対角線8同士の交差点に配置される(
図5参照)。実施形態1における第3グループの突出部4は、隣接する第1グループの突出部2同士の中間に基部1の端部と面一になるように配置される。実施形態1にかかる第4グループの突出部6は、基部1の角部に配置される。
【0039】
次に、実施形態2にかかる組立部材について説明する。
図1,3,4,7,8は、連結接続部を構成する突出部と、前記連結接続部を有する実施形態2にかかる組立部材の構成部材を示している。
【0040】
実施形態2にかかる構成部材は、平坦な矩形形状を有する基部1と、基部1上に配置された突出部によって形成された連結接続部とを備えている。基部1における前記矩形形状の少なくとも1つの側辺の長さはaであり、他の側辺の長さはaの倍数である。そして、連結接続部が前記基部1から突出する突出部によって形成されており、前記突出部の形状は3つのグループのいずれかである。実施形態2における第1グループの突出部2は、実施形態1にかかる突出部2と同じである。これら突出部2は、基部1の少なくとも一方の面に配置される。 突出部2の高さH
1は0.5aよりも高く、a以下である。また、突出部2は、十字型の断面形状を有しており、十字型の一端部から他端部までの距離B
1はaである。実施形態2における第2グループの突出部4は、実施形態1における第3グループの突出部4と同じである。突出部4は、当該突出部4の長い方の中線が基部1の端部に揃うように配置された矩形形状の板からなり、この矩形形状の板の両短辺に沿ってレッジ部5が設けられている。レッジ部5の幅B
3はaであり(
図8参照)、基部1の端部から0.5a以下の長さB
4だけ突出するように形成されている(
図3参照)。レッジ部5同士は、互いに間隔Δを隔てて対向するように配置されており、端部同士の距離はa以下である(
図3参照)。実施形態2における第3グループの突出部6は、実施形態1における第4グループの突出部6と同じである。突出部6は、基部1の平面における隣接する端部上に、前記端部と面一になるように配置された棚部を有する角の形状を有している。棚部の長さLはaであり、幅B
5は0.5a以下である。突出部2,4,6は、基部1の縁に平行な相互に直交する直交グリッド7に従って基部1上に配置されている。直交グリッド7の隣接するライン間の距離B
6は2aであり、基部1の縁と直交グリッド7の隣接するラインとの間の距離B
7は0.5aである。実施形態2の第1グループの突出部2は、直交グリッド7の線同士の交差点に配置されている。実施形態2にかかる第2グループの突出部4は、隣接する第1グループの突出部2同士の中間に基部1の端部と面一になるように配置される。実施形態2にかかる第3グループの突出部6は、基部1の角部に配置されている。
【0041】
連結接続部の突出部は、構成部材同士を連結する際の互いのより正確な位置決めのために、面取りや角丸めが施されていてもよく、傾斜面を備えていてもよい。また、基部1に、材料を節約するために様々な開口部が設けられていてもよい。例えば、実施形態1にかかる第2グループの突出部3の内側に開口部が形成されていてもよい(
図9参照)。
【0042】
基部1の連結接続部の突出部は、
図5および
図7に具体的に示されている。構成部材同士が互いに接続される場合、異なる構成部材の突出部が互いに連結される。連結は、突出部同士の密着および/または他の突出部同士の間に配置された時に生じる摩擦力に基づいて行われる。
【0043】
構成部材同士を接続する場合、異なるグループの突出部を任意の側面で同時に連結させることができ、複雑な立体モデル(3次元モデル)を形成することが可能になる(
図19〜
図23参照)。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【
図2】実施形態1にかかる組立部材の第2グループの突出部を示している。
【
図3】実施形態1にかかる構成部材の第3グループの突出部、および実施形態2にかかる構成部材の第2グループの突出部を示す図である。
【
図4】実施形態1にかかる構成部材の第4グループの突出部、および実施形態2にかかる構成部材の第3グループの突出部を示す図である。
【
図5】実施形態1に従って実装された、9個の第1グループの突出部と、4個の第2グループの突出部と、8個の第3グループの突出部と、4個の第4グループの突出部と、5a×5aのサイズを有する基部とを有する構成部材を示す図である。
【
図6】実施形態1に従って実装された、9個の第1グループの突出部と、4個の第2グループの突出部と、8個の第3グループの突出部と、4個の第4グループの突出部と、5a×5aのサイズを有する基部とを有する構成部材を示す等角投影図である。
【
図7】実施形態2に従って実装された、3個の第1グループの突出部と、4個の第2グループの突出部と、4個の第3グループの突出部と、5a×aのサイズを有する基部とを有する構成部材を示す図である。
【
図8】実施形態2に従って実装された、3個の第1グループの突出部と、4個の第2グループの突出部と、4個の第3グループの突出部と、5a×aのサイズを有する基部とを有する構成部材を示す等角投影図である。
【
図9】実施形態1に従って実装された基部の例を示す図である。
【
図10】実施形態1に従って実装された構成部材における第1グループの突出部と第4グループの突出部との接続状態を示す図である。
【
図11】実施形態1に従って実装された構成部材における第3グループの突出部同士の接続状態、および実施形態2に従って実装された構成部材における第2グループの突出部同士の接続状態を示す図である。
【
図12】実施形態1に従って実装された構成部材における第2グループの突出部と第3グループの突出部との接続状態を示す図である。
【
図13】実施形態1に従って実装された構成部材における第2グループの突出部、第3グループの突出部、および第4グループの突出部の接続状態を示す図である。
【
図14】実施形態1に従って実装された構成部材における第2グループの突出部と第4グループの突出部との接続状態を示す図である。
【
図15】実施形態1に従って実装された構成部材における3個の第3グループの突出部の接続状態、および実施形態2に従って実装された構成部材における3個の第2グループの突出部の接続状態を示す図である。
【
図16】実施形態1に従って実装された構成部材における2個の第1グループの突出部と2個の第3グループの突出部との接続状態を示している。
【
図17】実施形態1に従って実装された構成部材における1個の第2グループの突出部と2個の第3グループの突出部との接続状態を示している。
【
図18】実施形態1に従って実装された構成部材における2個の第2グループの突出部と1個の第3グループの突出部との接続状態を示す図である。
【
図19】実施形態2に従って実装された、
図16に示した2重の接続を用いた2個の構成部材の接続状態を示す図である。
【
図20】実施形態2に従って実装された、
図15に示した接続を用いた2個の構成部材の接続状態を示す図である。
【
図21】実施形態2に従って実装された、
図12に示した接続を用いた2個の構成部材の接続状態を示す図である。
【
図22】実施形態1に従って実装された1個の構成部材に、
図10に示した接続を用いて実施形態2に従って実装された他の構成部材を接続した状態を示す図である。
【
図23】実施形態1に従って実装された1個の構成部材に、
図13および
図17に示した接続を用いて実施形態2に従って実装された他の構成部材を接続した状態を示す図である。
【
図24】
図19に示した接続状態を示す図であり、異なる構成部材セットがより見やすくなるように
図19を修正しただけのものである。
【
図25】
図20に示した接続状態を示す図であり、異なる構成部材セットがより見やすくなるように
図20を修正しただけのものである。
【
図26】
図21に示した接続状態を示す図であり、異なる構成部材セットがより見やすくなるように
図21を修正しただけのものである。
【
図27】
図22に示した接続状態を示す図であり、異なる構成部材セットがより見やすくなるように
図22を修正しただけのものである。
【
図28】
図23に示した接続状態を示す図であり、異なる構成部材セットがより見やすくなるように
図23を修正しただけのものである。