特許第5977253号(P5977253)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5977253流体ベースの製品分配のための方法及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5977253
(24)【登録日】2016年7月29日
(45)【発行日】2016年8月24日
(54)【発明の名称】流体ベースの製品分配のための方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   B65G 47/46 20060101AFI20160817BHJP
   B65G 51/01 20060101ALI20160817BHJP
【FI】
   B65G47/46 Z
   B65G51/01
【請求項の数】16
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-548428(P2013-548428)
(86)(22)【出願日】2011年12月22日
(65)【公表番号】特表2014-507351(P2014-507351A)
(43)【公表日】2014年3月27日
(86)【国際出願番号】US2011066933
(87)【国際公開番号】WO2012094172
(87)【国際公開日】20120712
【審査請求日】2014年12月8日
(31)【優先権主張番号】12/986,860
(32)【優先日】2011年1月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508280450
【氏名又は名称】コンアグラ フーズ ラム ウエストン,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100102819
【弁理士】
【氏名又は名称】島田 哲郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100153084
【弁理士】
【氏名又は名称】大橋 康史
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100133008
【弁理士】
【氏名又は名称】谷光 正晴
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム トーマス ホケット
(72)【発明者】
【氏名】フレデリック ディー.ウェブ
(72)【発明者】
【氏名】マイケル クリストファー メットカルフ
(72)【発明者】
【氏名】ロナルド アール.ハフ
(72)【発明者】
【氏名】チャールズ デニオ カークブライド
(72)【発明者】
【氏名】グレッグ ロバート ランビール
(72)【発明者】
【氏名】デイブ ハフォード
【審査官】 葛原 怜士郎
(56)【参考文献】
【文献】 欧州特許第01478221(EP,B1)
【文献】 特開昭62−269817(JP,A)
【文献】 米国特許第04024822(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01C 7/08
A23N 12/00
B03B 5/00,5/60
B65G 47/34−47/51,51/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品を分配するための径方向分配システムであって、
当該径方向分配システムのベース部から当該径方向分配システムの上部へと延在する内部通路であって、製品が当該径方向分配システムの当該内部通路に入るのを可能とするように前記ベース部において流入口を有する内部通路と、
製品が前記内部通路から出るのを可能とするように前記上部において前記内部通路周りに径方向に配置された複数の開放部と、
該複数の開放部の少なくともいくつかと関連した複数のゲート部材であって、開放位置であって製品が当該ゲート部材と関連した前記開放部を通して移動することを可能とする開放位置と閉止位置であって製品が当該ゲート部材と関連した前記開放部を通して移動することを制限する閉止位置との間で移動するように構成されたゲート部材と、を具備し、
前記ゲート部材は、前記径方向分配システムの前記上部に結合しており、前記ゲート部材が前記閉止位置にあるときに、製品が前記ゲート部材を通過するように構成されていることを特徴とする径方向分配システム。
【請求項2】
前記内部通路を少なくとも部分的に覆う流体収集領域であって、前記内部通路から吐出された流体を収集するように構成された流体収集領域を更に具備する請求項1に記載の径方向分配システム。
【請求項3】
前記複数の開放部の少なくともいくつかから延在する分配流路を画成する複数の製品案内部材であって、流体が当該製品案内部材を前記流体収集領域へと通過するのを可能とするように、前記流体収集領域に亘り延在する多孔質部を有する製品案内部材を更に具備する請求項2に記載の径方向分配システム。
【請求項4】
前記製品案内部材の前記多孔質部が、ワイヤーケージ部材を具備する請求項2に記載の径方向分配システム。
【請求項5】
前記製品案内部材が、前記開放部から径方向に延在するにつれて曲がっている請求項2に記載の径方向分配システム。
【請求項6】
前記内部通路が、前記流入口における第1の断面積と、前記開放部近傍の位置における第2の断面積であって、前記第1の断面積よりも大きな第2の断面積と、を有する請求項1に記載の径方向分配システム。
【請求項7】
前記内部通路が、その長さに沿った断面において略円筒状である請求項6に記載の径方向分配システム。
【請求項8】
前記ゲート部材が、他の前記ゲート部材の位置に関係なく、前記開放位置と前記閉止位置との間で独立して操作可能な請求項1に記載の径方向分配システム。
【請求項9】
製品を分配する方法であって、
流体及び製品を、径方向分配システムの下部における流入口を通して前記径方向分配システムの内部通路へと案内することと、
前記流体及び製品を、前記内部通路を通して前記内部通路の上部へと案内することと、
前記流体及び製品を、前記内部通路の前記上部における複数の開放部を通して複数の製品案内部材へと輸送することと、
複数のゲート部材を設けることであって、それぞれ1つの前記開放部と関連し、且つ、開放位置であって前記製品が当該ゲート部材と関連した前記開放部を通して流れることを可能とする開放位置と、閉止位置であって当該ゲート部材と関連した前記開放部を通る製品の流れを制限する閉止位置との間で可動な複数のゲート部材を設けることと、
前記ゲート部材が前記閉止位置にあるときに、前記ゲート部材を通過させて製品を流すことと、
前記製品が前記製品案内部材に亘り移動するときに、前記流体の少なくとも一部を前記製品から分離することと、を含む方法。
【請求項10】
前記内部通路が、前記流入口から前記上部へと拡大する断面積を有し、前記内部通路を通して前記内部通路の前記上部へと前記流体及び製品を案内する作用が、前記流入口から前記上部へと移動するときに前記内部通路を流れる前記流体の速度を減ずることを含む請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記流体の前記部分を前記製品から分離する作用が、前記製品を、多孔質である前記製品案内部材の一部に亘り案内することと、
流体が前記製品案内部材の前記多孔質部を流体収集領域へと通過することを可能とすることと、を含む請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記製品を前記流体を有する製品蓄積タンクへと輸送することと、
前記流体及び製品を前記製品蓄積タンクから前記径方向分配システムへとポンプ輸送することと、
前記流体を前記流体収集領域から前記製品蓄積タンクへと輸送することと、を更に含む請求項11に記載の方法。
【請求項13】
製品を分配するためのシステムであって、
流体内に製品を受容するための製品蓄積タンクと、
径方向分配装置であって当該径方向分配装置の下部における流入口と該流入口から当該径方向分配装置の上部へと延在する内部通路とを有する径方向分配装置であって、当該径方向分配装置の前記上部において径方向に離間された複数の開放部を有する径方向分配装置と、
前記製品蓄積タンクと前記径方向分配装置の前記流入口との間で延在する第1の流体流路と、
前記径方向分配装置の前記上部において前記開放部から径方向に延在する複数の製品案内部材と、
前記径方向分配装置に結合され、前記複数の開放部の少なくともいくつかと関連した複数のゲート部材であって、開放位置であって製品が当該ゲート部材と関連した前記開放部を通して移動するのを可能とする開放位置と、閉止位置であって製品が当該ゲート部材と関連した前記開放部を通して移動するのを制限する閉止位置と、の間で移動するように構成された複数のゲート部材と、を具備し、
前記ゲート部材は、該ゲート部材が前記閉止位置にあるときに、製品が前記ゲート部材を通過するように構成されていることを特徴とするシステム。
【請求項14】
流体が前記製品案内部材から吐出されたときに前記流体を受容する流体収集領域と、
該流体収集領域と前記製品蓄積タンクとの間で延在する第2の流体流路と、を更に具備する請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記流体収集領域が、少なくとも部分的に前記径方向分配装置の前記内部通路を覆う請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
流体及び製品を前記製品蓄積タンクから前記径方向分配装置の前記流入口へと輸送するように構成されたポンプを更に具備する請求項13に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2011年1月7日に出願された米国特許出願公開第12/986860号明細書の利益と優先権を主張し、ここで、その全体が組み込まれる。
【0002】
本願の開示は、食品(article)分配システム及びこれを用いる方法を目的とする。
【背景技術】
【0003】
様々な食品又は製品は、それらの食品又は製品を1又は複数の後工程へと輸送又は移動させるためのリニア分配システムへと供給されることが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、こうしたリニア分配システムには多くの欠点がある。例えば、リニア分配システムは、コンベヤーに沿った様々な位置において一連のゲートを概して有する。しかしながら、これらのゲートはコンベヤーの長さに沿って分離されているため、製品は、一度に1つのゲートに供給されるのみである。つまり、製品がコンベヤーへと輸送されるとき、案内される製品は、遭遇する第1の開放されたゲートに入る。リニアコンベヤーに沿って配置されたゲートへと製品を順次的に供給するこの方法は、処理可能状態にある(available)後工程の効率を低下させ得る一方で、同時に分配システムの設置面積の要求を大きくし得る。
【0005】
更に、製品がコンベヤーに沿って第1のゲートへと案内される間、他のゲートの後工程は、第1の開放されたゲートが製品で満たされるまで停止され、或いは、スタンバイモードに入り得る。これらの梱包工程がオンライン状態に戻され、或いは、再起動されたとき、より規則的に稼働する機械よりも故障(jam)又はその他困難な状況となる可能性がある。
【0006】
更に、上流ゲートが常に製品を供給するため、最初に、それらのゲートに関連した工程は、さらに下流ラインに関連した工程よりもかなり多くの製品を受容する傾向がある。従って、時間が経過すると、梱包工程は不均衡な使用を受容し、様々な早さで消耗する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施形態において、製品を分配するための径方向分配システムは、内部通路と、内部通路周りに径方向に配置された複数の開放部と、を有する。内部通路は、ベース部から径方向分配システムの上部へと延在し、ベース部において、製品が内部通路に入るのを可能とする流入口を有する。複数の開放部は、製品が内部通路から出るのを可能とするため、上部において、内部通路の周りに径方向に配置される。複数のゲート部材は、複数の開放部の少なくともいくつかと関連する。ゲート部材は、開放位置であって製品がゲート部材と関連した開放部を通して移動するのを可能とする開放位置と、閉止位置であって製品がゲート部材と関連した開放部を通して移動するのを制限する閉止位置と、の間で移動するように構成される。
【0008】
ある実施形態において、流体収集領域が設けられる。流体収集領域は、少なくとも部分的に内部通路を多い、内部通路から流体を収集するように構成される。他の実施形態において、複数の製品案内部材は、複数の開放部の少なくともいくつかから延在する分配流路を画成する。製品案内部材は、流体が製品案内部材を流体収集領域へと通過することを可能とするために、流体収集領域に亘り延在する多孔質部を有することができる。製品案内部材の多孔質部は、ワイヤーケージ部材を具備することができる。製品案内部材は、開放部から径方向に延在するにつれて曲げられることもできる。
【0009】
ある実施形態において、内部通路は、流入口における第1の断面積と、開放部近傍の位置における第2の断面積であって第1の断面積よりも大きな第2の断面積と、を有することができる。内部通路は、その長さに沿った断面において略円筒状ともされ得る。
【0010】
ある実施形態において、ゲート部材は、他のゲート部材の位置に関係なく、開放位置と閉止位置との間で独立して操作され得る。ゲート部材は、径方向分配システムの上部に結合され得る。ゲート部材は、ゲート部材が閉止位置にあるとき、流体の経路がゲート部材を通ることを可能とするように構成されることもできる。
【0011】
別の実施形態において、製品を分配する方法が設けられる。その方法は、流体及び製品を径方向分配システムの下部における流入口を通して径方向分配システムの内部通路へと案内することと、流体及び製品を内部通路を通して内部通路の上部へと案内することと、を含む。流体及び製品は、内部通路の上部における複数の開放部を通して複数の製品案内部材へと輸送され得る。流体の少なくとも一部は、製品が製品案内部材に亘り移動するときに製品から分離され得る。
【0012】
ある実施形態において、1又は複数のゲート部材は、開放部と関連させて設けられ得る。ゲート部材は、開放位置であって製品がゲート部材と関連した開放部を通して流れるのを可能とする開放位置と、閉止位置であってゲート部材と関連した開放部を通る製品の流れを制限する閉止位置と、の間で可動とされ得る。少なくとも1つのゲート部材は、ゲート部材と関連した開放部を通る製品の流れを制限するために閉止され得る。ある実施形態において、内部通路は、流入口から上部へと拡大する断面積と、流体及び製品を内部通路を通して内部通路の上部へと案内する作用であって、流入口から上部へと移動するときに内部通路を通過する流体の速度を減ずることを含む作用と、を有することができる。
【0013】
ある実施形態において、製品から流体の部分を分離する作用は、多孔質であり且つ流体が製品案内部材の多孔質部を流体収集領域へと通過することを可能とする製品案内部材の一部に亘り、製品を案内することを含む。他の実施形態において、方法は、製品を流体を含む製品蓄積タンクへと輸送することと、流体及び製品を製品蓄積タンクから径方向分配システムへとポンプ輸送することと、流体を流体収集領域から製品蓄積タンクへと輸送することと、を含む。
【0014】
別の実施形態において、製品を分配するためのシステムが設けられる。システムは、製品を流体内に受容するための製品蓄積タンクと、径方向分配装置と、第1の流体流路と、複数の製品案内部材と、を有する。装置は、装置の下部における流入口と、流入口から装置の上部へと延在する内部通路と、を有する。装置は、装置の上部において、複数の径方向に離間された開放部も有する。第1の流体流路は、製品蓄積タンクと径方向分配装置の流入口との間で延在する。複数の製品案内部材は、装置の上部における開放部から径方向に延在する。
【0015】
ある実施形態において、システムは、流体が製品案内部材から吐出されたときに流体を受容するための流体収集領域と、流体収集領域と製品蓄積タンクとの間で延在する第2の流体流路と、を有する。別の実施形態において、流体収集領域は、少なくとも部分的に装置の内部通路を覆うことができる。更にポンプが設けられることができ、製品蓄積タンクから装置の流入口へと流体及び製品を輸送するように構成され得る。
【0016】
ある実施形態において、複数のゲート部材は、複数の開放部の少なくともいくつかと関連することができる。ゲート部材は、開放位置であって製品がゲート部材と関連した開放部を通して移動するのを可能とする開放位置と閉止位置であって製品がゲート部材と関連した開放部を通して移動するのを制限する閉止位置との間で移動するように構成され得る。
【0017】
個々で説明された実施形態の前述した且つ他の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な説明から、より明らかとなり、添付図面を参照して、より理解される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】様々な後工程領域へと製品を分配するための、流体ベースの分配システムの概略図を示す。
図2】流体ベースの分配システムの上面図を示す。
図3図2の線3−3に沿った、図2に示された流体ベースの分配システムの断面図を示す。
図4図2に示された流体ベースの分配システムの斜視図を示す。
図5図2に示された流体ベースの分配システムの側面図を示す。
図6】そこで分配された例示的流体及び製品を備えた図4の流体ベースの分配システムを示す。
図7】流体ベースの分配システムの別の実施形態の斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下の詳細な説明は、実質的に例示的なものであり、本発明に係る範囲、適用性又は構成を、いかなる方法であれ限定しようとするものではない。本発明に係る範囲から逸脱することなく、ここで説明される要素の機能及び構成において説明される実施形態についての様々な変形例がなされてもよい。
【0020】
本願及び特許請求の範囲において用いられるように、単数形「1つの(a、an)」及び「その(the)」は、文脈が明らかに他のことを指示しない限り、複数形を含む。更に、「含む(includes)」は、「具備する(comprises)」を意味する。更に、「結合された(coupled)」及び「関連した(associated)」は、電気的に、電磁的に、及び/又は、物理的に、(例えば機械的に又は化学的に)結合され又は連結されたことを概して意味し、正反対の詳細な記載のない(absent specific contrary language)結合されたアイテム又は関連したアイテム間の中間要素の存在を除外しない。
【0021】
開示された方法の例示的実施形態の操作は、特に説明の都合上順序通り説明され得るが、当然のことながら、開示された実施形態は、特に開示された順序以外の操作の順序も包含する。例えば、順次的に説明された操作は、ある場合において、再構成されてもよく、或いは、同時に実行されてもよい。更に、1つの特定の実施形態と関連して提供された記載及び説明は、その実施形態に限定しようとするものではなく、開示された任意の実施形態に適用されてもよい。
【0022】
更に、簡易化のため、添付された図面は、開示されたシステム、方法及び装置が、他のシステム、方法及び装置との組合せにおいて使用され得る様々な方法を示すものではない(当業者が、この開示に基づいて容易に認識可能)。更に、説明は、「製造する(produce)」及び「設ける(provide)」といった用語を用いることもある。これらの用語は、実行される実際の作用の、高度の抽象化である。これらの用語に対応する実際の作用は、特定の実施形態によって変化させることができ、この開示に基づくことができ、当業者によって容易に認識可能である。
【0023】
以下で説明されるような分配システムは、工程のために1つの位置から別の位置へと製品を移動させるために機能する。効率を上げるため、比較的複数の処理工程と同等に製品を分配可能な分配システムを有すると好適となる。更に、ローラーキャリア処理工程は、しばしば停止され、或いは、一時的に操作不能となることがあるため、製品を一の処理工程から他の処理工程へと再度案内することにより、動的に、こうした工程の必要に応じる分配システムを設けることも好適である。ここで説明された径方向分配システムは、製品が、複数の処理工程又はコンベヤーへと同時に案内されることを可能とし、必要に応じて、製品を蓄積し且つ/又は製品を休止している処理工程から再度案内することが有効となる。
【0024】
図1は、流体ベースの物品分類及び分配システム100を示す。いくつかの実施形態において、システムは、製品蓄積タンク102と、径方向分配システム104と、製品が製品蓄積タンク102から径方向分配システム104へと移動可能な流体輸送経路106と、を具備する。製品蓄積タンク102は、製品108が輸送され得る、水のような流体110の体積を有するタンクを具備し得る。ある実施形態において、製品108は、丸ごとのポテト及びスイートポテトを含む。しかしながら、当然のことながら、他の食品も、ここで説明された流体ベースの物品分類及び分配システムを用いて同様に分配され得る。
【0025】
最初に製品108は、製品蓄積タンク102へと輸送され得る。製品108は、任意の公知の方法で製品蓄積タンク102へと輸送され得る。従って、例えば、製品108は、製品108を製品選択ゾーン(図示せず)から製品蓄積タンク102へと運ぶコンベヤー112で輸送され得る。図1に示されたように、製品108は簡易的に、概して落下のときに製品に生じる損傷を防ぐ流体110を有する製品蓄積タンク102へと落とされる。それとは別に、他の方法(例えばコンベヤー102)も、製品供給ゾーンから製品108が落下する距離を減ずるために使用され得る。例えば、スライド又は滑走台、或いは、他のこうした輸送機構は、製品蓄積タンク102に入る製品108の速度を減ずるために利用され得る。
【0026】
製品蓄積タンク102は、その中の製品108の目的の量を収集し蓄積するために、十分に大きくされ得る。製品108が製品蓄積タンク102に蓄積されるとき、製品108のいくつかは、製品蓄積タンク102から流体輸送経路106へと引き出されることができる。流体輸送経路106は、流体輸送経路106に沿って流体110が製品108を運べるように、十分に大きな断面積を有するパイプ又は他の管路を具備することができる。従って、例えば、より大きな径の製品は、より大きな径のパイプを必要とし得る。ポンプ114は、流体110を、流体110内の製品108と共に、製品蓄積タンク102からポンプ輸送するために提供され得る。製品108が、流体輸送経路106へとポンプ輸送されるとき、径方向分配システム104へと向かう矢印116の方向に運ぶ。
【0027】
径方向分配システム104は、流体輸送経路106と流体連通された開放部(流入口)118を具備する。内部通路120は、開放部118から径方向分配システム104へと延在する。流体110が、開放部118内へと内部通路120まで流れるとき、製品108は、同様に開放部118内へと内部通路120まで運ばれる。内部通路120内の1又は複数の開放部122は、製品108が、内部通路120から出て、複数の分配流路124へと流れることを可能とする。
【0028】
更に流体110は、内部通路120を通して、開放部122からポンプ輸送される。流体110が、開放部122から出るとき、流体は、矢印128によって示される流体収集領域126へと流れる。流体110は、流体収集領域126から戻り、流体輸送経路130を通して矢印132で示される方向に、製品蓄積タンク102へと戻される。従って、流体ベースの物品分類及び分配システム100における流体110は、製品108を製品蓄積タンク102から径方向分配システム104へと輸送する閉ループ輸送システムとして作用し、次いで、付加的製品の製品蓄積タンク102から径方向分配システム104への輸送における再利用ために再循環される。
【0029】
内部通路から出た製品108は、複数の分配流路124へと流れる。これらの分配流路124は、製品108を、付加的工程のために所定の方向に案内する。例えば、図1に示されたように、製品108は、2軸押出機のような1又は複数の付加的輸送装置134へと案内することができ、次いで、切断機136によって任意の目的の形状へと切断する。次いで、分配流路124へと下流に案内され且つ切断機136によって切断された製品108は、袋詰めされ且つ/又は更なる工程に処される。
【0030】
再び図1について参照すると、流体輸送経路106が製品蓄積タンク102と径方向分配システム104との間の、任意のベンド又は湾曲を有する範囲で、好適には、流体輸送経路106は、開放部118近傍においては比較的直管である。流体110(及び製品108)を、開放部118に案内する前に、流体輸送経路106の比較的直管区分を設けることによって、流体110の流れにおける乱流が低減され、製品の、より効率的且つ一定の、径方向分配システム104への輸送が提供される。ある実施形態において、流体輸送経路106は、径方向分配システム104の開放部118から、少なくとも半径の2倍の長さで延在する比較的直管区分を具備する。
【0031】
図1は、システムを示すが、流体と流体によって径方向分配システムへと運ばれる製品とを流すためのポンプを使用する。しかしながら、当然のことながら、他のシステム及び方法も流体を径方向分配システムへと流すために使用され得る。例えば、ポンプの代わりに、流体は、ここで説明されたように、製品を分配するために必要な流体(例えば水)の量を径方向分配システムへと提供することができる重力式流路システムを用いて、径方向分配システムへと流されることができる。
【0032】
図2から図5は、径方向分配システム104の実施形態の様々な図を示す。図2は、径方向分配システム104の上面図を示し、図3は、図2の線3−3に沿った径方向分配システム104の断面図を示す。図2及び図3に示されたように、内部通路120は、下壁部140及び上壁部142によって画成される。下壁部140及び上壁部142は、全体として内部通路を画成する。下部及び上部という語は、相対的位置を示すものであり、システムの最下部又は最上部を示すものではない。つまり、「下」部の上方の任意の部分は「上」部とみなされることができ、「上」部の下方の任意の部分は「下」部とみなされることができる。
【0033】
図3に最もよく示されるように、下壁部140は、開放部118を含む略円筒部を具備する。図3に示された略円筒部の径(又は幅)は、D1である。下壁部は、上方へ延在するにつれて、D1からD2へと径(又は幅)が大きくなる。同様に、上壁部142は、上方に延在するにつれて径(又は幅)が大きくなる。従って、上壁部142は、複数の開放部122近傍において径D2から径D3へと径が大きくなる。更に、上壁部は、開放部122近傍における径D3から開放部122の上方の径D4へと更に径が大きくなる。図3に示されるように、D1<D2<D3<D4となる。
【0034】
開放部118から開放部122への径の拡大は、それらの領域を通る流体の流れを減ずることによって、製品108が径方向分配システム104の内部通路120を通って移動する速度を減ずる。好適には、流体輸送経路106は、そこで分配される製品の最大径よりわずかに大きいにすぎない径で構成される。この構成は、流体110が、比較的高速で流体輸送経路106を通って流れることを可能とする。速い流速は、流体輸送経路106内での製品108の詰まりの発生の低減を支援し得る。しかしながら、内部通路120内の速度は、好適には流体輸送経路106内の速度より低い。図3に示された方式における内部通路120の広がり部は、内部通路120を通して開放部122へと移動するときに、流体110の(ひいては製品108の)速度を減ずる鉛直な減速器として機能する。
【0035】
再度図2を参照すると、複数の開放部122は、上壁部142に設けられる。それぞれの開放部122は、製品案内部材(例えば開放部からの製品の移動を案内するワイヤーケージ部材及び/又は他の表面)によって画成される分配流路124へとつなげることができる。図2は、8つの分配流路124へとつながる8つの開放部122を示す。しかしながら、当然のことながら、開放部及び分配流路の様々な数が可能である。従って、例えば、径方向分配システム104は、3つといった少ない分配流路、或いは、16といった多くの分配流路を有することができる。いくつかの実施形態において、16より多くの分配流路を有することが可能であるが、分配される製品によっては、開放部122近傍の径D3は、こうした多くの分配流路を支持するため、かなり拡大しなければならないかもしれない。
【0036】
それぞれの分配流路124は、流体減少部(例えば排水部)146を有することができる。流体減少部146は、開放部122を通して製品108と共に吐出する流体(例えば水)が、分配流路124から排出され得るように構成される。このように、流体110は、製品108から分離することができ、必要に応じて再利用のために製品蓄積タンク102へと戻すこともできる。図3に最もよく示されたように、流体減少部146は、流体110が流体減少部146を通過することを可能とする多孔質領域を有する通路を具備する。こうした多孔質通路は、例えばワイヤーケージ部材であって、流体110が流体収集領域126へと下方に流れることを可能とする一方で、製品108が多孔質領域から通過することを防ぐ十分な構造を有するワイヤーケージ部材を具備することができる。流体収集領域126は、下壁部140及び上壁部142を略覆うことができる。従って、流体収集領域126は、下壁部140及び上壁部142の外部壁表面と外壁部材148の内側表面との間の空間によって画成され得る。1又は複数の流出口150は、流体110を流体収集領域126から製品蓄積タンク102へと戻して案内するために設けられ得る。
【0037】
流体減少部146の外側の分配流路124は、多孔質通路を具備され得るが、流体110のほとんどは流体減少部146における分配流路124から排出されるため、流体減少部146の外側の分配流路124は、こうした任意の多孔質領域なく形成され得る。
【0038】
図2及び図4において示されるように、分配流路124は、開放部122から延在するにつれ、曲げ、或いは、湾曲させることができる。分配流路124の湾曲は、丸ごとのポテトのような、特定の製品のために使用され得る。丸ごとのポテト(ジャガイモ又はサツマイモ)は、開放部122から出て分配流路124に入るときに回転し得る。回転するポテトは、多少不規則な方法で移動する傾向があるため、こうした回転運動は、好適ではないものとなり得る。分配流路124を図2及び図4に示された方法で曲げることによって、丸ごとのポテトは、分配流路124に沿って、より制御された仕方で摺動し得る。
【0039】
複数のゲート部材152は、それぞれのゲート部材152を1つの開放部122に隣接配置させて、開放部122に隣接して配置され得る。それぞれのゲート部材152は、開放位置と閉止位置との間で移動するために操作可能に構成され得る。開放位置において、ゲート部材152は、製品108がそのゲート部材152と関連した開放部122を通過することを可能とする。閉止位置において、ゲート部材152は、製品108がゲート部材152と関連した開放部122を通過するのを制限する。
【0040】
開放ゲート部材及び閉止ゲート部材152のための様々な構成が用いられ得る。例えば図5において最もよく示されるように、それぞれのゲート部材152は、ゲート部材152を開放位置と閉止位置との間で上方及び下方へと動かすように構成されたゲートエアシリンダ154に取り付けられ且つ/又は結合され得る。それとは別に、ゲート部材152は、別の方向(例えば側方)へと摺動開放されることができ、且つ/又は、ヒンジ部材周りの枢動による他の方法で、開放位置と閉止位置との間で移動するように構成されることができる。ゲート部材が任意の所定の時間で独立して開放され且つ閉止され得るため、他のゲート部材が閉止位置にある一方で、1又は複数のゲート部材は、開放位置とされ得る。更に、ゲート部材が部分的に開放された位置において操作可能とされることを可能とすると好適である。
【0041】
図3を参照すれば、径方向分配システム104の断面図は、開放位置にある2つのゲートと、閉止位置にある1つのゲートと、を示す。ゲート部材152は、開放部制限部156を具備することができる。開放部制限部156は、図3に示された指のような構造のような多孔質部材とされ得る。従って、ゲート部材152が閉止位置にあるとき、流体110は、「閉止された」ゲート部材152を通過することも可能とされ得る。ゲート部材152を開放位置へと移動させるため、開放部制限部156は、開放部122から動かされ得る。ある実施形態において、これは、開放部制限部156を、開放部122から離して上方に移動することも含み得る。他の実施形態において、開放部制限部156は、ゲート部材152の開放部許容部を開放部122と直線上に配置させて下方に動かされることができ、それによって、製品108が開放部122を通過して分配流路124に入ることを可能とする。
【0042】
図6は、運転中の径方向分配システム104を示す。都合により、(流体供給チューブ又は後工程といった)システムの他の要素は省かれる。図6に示されるように、製品(例えばポテト)は、製品が開放ゲート部材152と出会う(encounters)まで流体(例えば水)によって、径方向分配システム104の上部に向かって上方に運ばれることができる。製品がゲート部材152を通過するとき、流体減少部146を通過し且つ/又は越えたときに製品は排水される。次いで、排水された製品は、それぞれの分配流路124に沿って案内される。
【0043】
径方向分配システム104の内部通路120を通る製品108の流れの略ランダムな特性は、製品が様々な開放部122へと略均一に分配されるのを維持するのを支援する。任意のゲート部材152が閉止された場合、製品108は、開放位置にあるゲート部材152と出会うまで径方向分配システム104内で循環する。製品108が、開放ゲート部材152に至ると、開放部122を出ることができ、関連した分配流路124へと移動する。
【0044】
上述されたように、それぞれのゲート部材152は、分離的に、個別に開放され且つ閉止されることができる。従って、1つの後工程に問題が生じた場合、その後工程への製品の流れを制御する対応するゲート部材は、更なる製品108がその工程へと流されることを防ぐために、閉止されることができる。
【0045】
図7は、径方向分配システム204の別の実施形態を示す。個々で説明された他のシステムとして、径方向分配システム204は、流体及び製品が受容され得る開放部(流入口)と、開放部から径方向分配システム204へと延在する内部通路と、を具備する。流体(例えば水)が開放部へと、内部通路まで流れるとき、製品は、1又は複数の流体減少部246或いは排出路に沿って案内されることができる。
【0046】
流体減少部246から出た後、製品はベース部材250へと輸送される。ある実施形態において、ベース部材250は、流体減少部246を略覆う。必要であれば、ベース部材250は、製品を保持するように構成され得る。例えば、ベース部材250は、ベース部材250内での製品の保持を可能とする1又は複数の壁252によって覆われる。
【0047】
製品は、流体減少部246からベース部材250へと案内され得る。ある実施形態において、製品は、流体減少部246から複数の分配流路224へと直接案内され得る。分配流路224は、ベース部材250に結合されることができ、或いは、そのほか、ベース部材250に隣接して配置されることができる。開放部254は、製品がベース部材250から分配流路224へと通過することを可能とするための壁252に設けられ得る。ゲート部材(図示せず)は、開放部254を通して製品の流れを制御するため、開放部254に隣接して設けられ得る。ゲート部材は、製品が、1の構成(閉止された構成)におけるそれぞれの開放部254を通過するのを制限するための、且つ、製品が別の構成(開放された構成)におけるそれぞれの開放部254を通過するのを可能とするための、上述されたような、或いは、他の方法で形成されることができる。
【0048】
ゲート部材は、ここで説明された他のゲート部材と同じ方法で独立して制御され得る。ゲート部材を閉止することによって、それぞれの分配流路224の下流への製品の分配は、製品をベース部材250に蓄積させて遮断され、或いは、停止される。ベース部材250に蓄積された製品を開放されたゲート部材へと案内するため、ベース部材250は、振動式機構又は製品をベース部材250に沿って径方向に移動させることのできる、他のこうした構造に結合されることができる。他の実施形態において、製品は、流体をベース部材250に沿って径方向に案内することによって、閉止された開放部254から別の開放部254へと径方向に動かされることができる。
【0049】
特定の実施形態において、1又は複数のゲート部材は、そのゲート部材の通過を許された製品のサイズを調節するために、部分的に開放されることができる。いわゆる「部分的に開放された」ゲート部材は、ゲート部材がその他(otherwise)「閉止された」位置にあるときに、製品がゲート部材を通過することを可能とするため、ゲート部材において1又は複数の開放部と共に構成されたゲート部材を含むこともできる。従って、ゲート部材を、ゲートを開放させる特定の位置へと可動とする代わりに、こうしたゲート部材は、そのゲート部材自体において1又は複数の開放部を有することができる。こうした開放部は、製品を評価し(grade)、或いは、その他の方法で分類するために使用され得る。例えば、開放部は、特定の特徴を有する製品のみ開放部を通過することを可能とするようにサイズ化され得る。従って、例えば、こうしたゲート部材は、より小さな寸法の丸ごとのポテトを、より大きなサイズ化された丸ごとのポテトの分配に関連する分類工程から「取り除く」ために使用され得る。
【0050】
寸法仕様は、分配される製品によって変更され得ることに留意されたい。実際、装置の最適な寸法仕様は、ポテトの自然のバリエーションを考慮して、1つの製品タイプ(例えば丸ごとのサツマイモ)、及びサツマイモの様々なサイズ及びカットの商業的選択でかなり変わり得る。
【0051】
ここで説明された径方向分配システムによって分配される製品は、分配システム100に至る前に様々な方式で処理され得る。例えば、予備分配工程がコンベヤー112の上流で実行され得る。こうした前工程は、例えば、切断及び/加熱といった食品処理工程を含むことができる。前工程を出た後、製品は、1又は複数の後工程への分配のための径方向分配システムへと運ぶために、製品蓄積タンク102へと運ばれ得る。これらの更なる処理工程は、例えば、ポテトの場合、切断機、フライ機、冷凍機、及び/又は梱包機を含み得る。
【0052】
従来のリニア分配システム(いわゆる「ランアラウンド」システム)において、開放されたゲートへと入ることなくリニアコンベヤーの端部に至る製品は、それから製品の輸送方向を変えるために様々なリニアコンベヤーに落とされ、製品をリニアコンベヤーの開始部に戻す。一方で、製品が、ここで説明された流体ベースの径方向分配システムへと供給されたとき、製品は、開放されたゲート部材を介して出るまで、径方向分配システム104の内部通路120に蓄積される。従って、ここで説明された径方向分配システムは、分配のために製品を再循環する、複雑で長いランアラウンドシステムを必要としない。製品は、時間間隔(例えば製品流量及びベース部材のサイズによって2、3分)を制限するため、全てのゲートを閉止することによって意図的に蓄積されることができ、或いは、製品流入流量が製品流出流量を越えるように、ゲートを十分なだけ閉止することによって擬似的に蓄積される。これは様々な利点を有する。ここで説明された径方向分配システムは、「ランアラウンド」システムが製品の再循環のために必要とした複数の落下点を不要とする。落下点の数の最小化は、分配中の製品への損傷を低減する。更に、径方向分配システムは、比較的コンパクトなシステムであるため、「定置洗浄」(CIP)技術を用いて、より容易に洗浄され得る。
【0053】
更に、分配媒体として流体(例えば水)を用いることによって、1つの位置からの製品の輸送は、流体によって「緩衝」され得る。従って、例えば製品が内部通路へと運ばれ且つ開放部から運ばれたとき、流体は、高さの変化の影響を和らげることができる。このように、例えば1つのコンベヤーから別のコンベヤーへと製品を「落下させる」必要のある、公知のシステムに関連した悪い影響は、除外され且つ/又は大幅に低減される。
【0054】
開示された発明の原理が適用され得る多くの可能な実施形態を考慮し、図示された実施形態は本発明に係る好適な例示に過ぎず、本発明に係る範囲を限定するものとみなされるべきではないことを理解されたい。むしろ、本発明に係る範囲は、以下の特許請求の範囲によって定義される。従って我々は、我々の発明として、これらの特許請求の範囲及び精神からの全てを主張する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7