特許第5977277号(P5977277)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5977277
(24)【登録日】2016年7月29日
(45)【発行日】2016年8月24日
(54)【発明の名称】キャンペーン応募システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20160817BHJP
【FI】
   G06Q30/02
【請求項の数】11
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2014-33905(P2014-33905)
(22)【出願日】2014年2月25日
(65)【公開番号】特開2014-186726(P2014-186726A)
(43)【公開日】2014年10月2日
【審査請求日】2015年7月30日
(31)【優先権主張番号】特願2013-34526(P2013-34526)
(32)【優先日】2013年2月25日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】513045183
【氏名又は名称】株式会社ブランカ
(73)【特許権者】
【識別番号】513045460
【氏名又は名称】株式会社ユナイテッドスマイルズ
(74)【代理人】
【識別番号】100108442
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 義孝
(72)【発明者】
【氏名】矢作 誠朗
(72)【発明者】
【氏名】高橋 雅史
【審査官】 松田 直也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−204861(JP,A)
【文献】 特開2005−135000(JP,A)
【文献】 特開2008−242891(JP,A)
【文献】 特開2002−260075(JP,A)
【文献】 特開2007−087225(JP,A)
【文献】 特開2003−208496(JP,A)
【文献】 特開2002−367039(JP,A)
【文献】 特開2006−134257(JP,A)
【文献】 特開2005−309620(JP,A)
【文献】 特開2008−083903(JP,A)
【文献】 特開2009−225148(JP,A)
【文献】 ”レシート認証エンジン┃サービス┃株式会社ブランカ”,[online],株式会社ブランカ,2013年 2月21日,[検索日:2015.11.2],インターネット:<URL:http://web.archive.org/web/20130221012347/http://blanca-inc.co.jp/service/receipt.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 〜 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
不特定多数の利用者が各々所持する携帯通信端末と、前記携帯通信端末がインターネットを介して接続可能なキャンペーンサイトを管理するサーバとから形成され、
前記携帯通信端末が、商品の購入または役務の提供によって店舗のキャッシュレジスターから発行されたレシートをレシート画像データとして取り込むとともに、前記キャンペーンサイトに接続しつつ前記レシート画像データを前記サーバに送信し、
前記サーバが、前記レシートに表示された各種項目のうちの前記キャンペーンサイトにおけるキャンペーンの参加に必要なキャンペーンを実施している店舗の電話番号、キャンペーン実施期間、キャンペーン対象商品名またはキャンペーン対象役務名であるレシート必要項目を記憶する必要項目記憶手段と、前記携帯通信端末から送信されたレシート画像データに含まれる店舗の電話番号、商品購入日時または役務提供日時、購入商品の商品名または提供役務の役務名であるレシート表示項目と前記必要項目記憶手段によって記憶したレシート必要項目とを比較するレシート第1比較手段と、前記レシート第1比較手段によって前記レシート表示項目と前記レシート必要項目とを比較した結果、前記レシート表示項目が前記レシート必要項目に該当しない場合、レシートエラーメッセージを前記携帯通信端末に送信するレシートエラーメッセージ送信手段と、前記レシート第1比較手段によって前記レシート表示項目と前記レシート必要項目とを比較した結果、前記レシート表示項目が前記レシート必要項目に該当する場合、前記レシート必要項目に該当した前記レシート表示項目が含まれるレシート画像データを各携帯通信端末毎に区分して記憶するレシート画像データ記憶手段と、前記携帯通信端末から送信されたレシート画像データと前記レシート画像データ記憶手段によって記憶したレシート画像データとを比較するレシート第2比較手段と、前記レシート第2比較手段によってそれらレシート画像データを比較した結果、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致した場合、レシート重複メッセージを前記携帯通信端末に送信するレシート重複メッセージ送信手段と、前記レシート第1比較手段によって前記レシート表示項目と前記レシート必要項目とを比較した結果、前記レシート表示項目が前記レシート必要項目に該当し、前記レシート第2比較手段によってそれらレシート画像データを比較した結果、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致しない場合、前記キャンペーンにおけるレシート受付メッセージを前記携帯通信端末に送信する受付メッセージ送信手段とを有し、
前記レシート第1比較手段における一致条件が、前記レシート表示項目である購入商品の商品名が前記レシート必要項目であるキャンペーン対象商品名に60%以上一致した場合、または、前記レシート表示項目である提供役務の役務名が前記レシート必要項目であるキャンペーン対象役務名に60%以上一致した場合、前記レシート表示項目が前記レシート必要項目に該当するものとすることを特徴とするキャンペーン応募システム。
【請求項2】
前記キャンペーン応募システムでは、前記レシート第1比較手段における一致条件を60〜100%の範囲で変更可能である請求項1に記載のキャンペーン応募システム。
【請求項3】
前記レシート表示項目には、前記レシート画像データに含まれる商品の販売チャンネルまたは役務の提供チャンネル、前記レシート画像データに含まれる店舗の名称、前記レシート画像データに含まれる店舗の住所が含まれ、前記レシート必要項目には、商品の販売チャンネルまたは役務の提供チャンネル、キャンペーンを実施している店舗の名称、キャンペーンを実施している店舗の住所が含まれる請求項1または請求項2に記載のキャンペーン応募システム。
【請求項4】
前記サーバが、前記レシートに表示された各種項目のうちの前記キャンペーンサイトにおけるキャンペーンの応募口数を判断するためのレシート判断項目を記憶する判断項目記憶手段と、前記携帯通信端末から送信されたレシート画像データに含まれるレシート表示項目と前記判断項目記憶手段によって記憶したレシート判断項目とを比較するレシート第3比較手段と、前記レシート第3比較手段によってレシート表示項目とレシート判断項目とを比較した結果、前記レシート表示項目が前記レシート判断項目を満たす場合、前記キャンペーンの応募口数を割り出す応募口数割出手段と、前記応募口数割出手段によって割り出した応募口数を各携帯通信端末毎に区分して記憶する応募口数記憶手段とを有する請求項1ないし請求項3いずれかに記載のキャンペーン応募システム。
【請求項5】
前記レシート判断項目には、前記レシート画像データに含まれる購入商品の購入金額または提供役務の提供金額、前記レシート画像データに含まれる購入商品の購入数または提供役務の提供数が含まれ、前記レシート必要項目には、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の応募金額またはキャンペーン対象役務の応募金額、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の必要購入数またはキャンペーン対象役務の必要提供数が含まれる請求項4に記載のキャンペーン応募システム。
【請求項6】
前記サーバと前記携帯通信端末とのうちの少なくとも該サーバが、各携帯通信端末に対応したキャンペーン対象商品の購入金額またはキャンペーン対象役務の提供金額をキャンペーンポイントに換算するキャンペーンポイント換算手段と、前記キャンペーンポイント換算手段によって換算したキャンペーンポイントを各携帯通信端末毎に区分して記憶するキャンペーンポイント記憶手段とを有する請求項1ないし請求項5いずれかに記載のキャンペーン応募システム。
【請求項7】
前記サーバが、前記携帯通信端末からレシート画像データが幅数回にわたって送信された場合、各携帯通信端末に対応したキャンペーン対象商品の累計購入金額またはキャンペーン対象役務の累計提供金額を算出する累計金額算出手段と、前記累計金額算出手段によって算出したキャンペーン対象商品の累計購入金額またはキャンペーン対象役務の累計提供金額を各携帯通信端末毎に区分して記憶する累計額記憶手段と、各携帯通信端末に対応したキャンペーン対象商品の累計購入数またはキャンペーン対象役務の累計提供数を算出する累計数算出手段と、前記累計数算出手段によって算出したキャンペーン対象商品の累計購入数またはキャンペーン対象役務の累計提供数を各携帯通信端末毎に区分して記憶する累計数記憶手段とを有する請求項1ないし請求項6いずれかに記載のキャンペーン応募システム。

【請求項8】
前記サーバが、前記レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、前記レシート表示項目が前記レシート必要項目に該当する場合、前記キャンペーンに対応するとともに前記携帯通信端末に対応したユニークURLを生成するユニークURL生成手段と、前記ユニークURL生成手段によって生成したユニークURLをそれに対応する携帯通信端末に送信するユニークURL送信手段とを有し、前記携帯通信端末が、前記ユニークURLを使用してそれに対応したキャンペーンサイトに接続可能である請求項1ないし請求項7いずれかに記載のキャンペーン応募システム。
【請求項9】
前記サーバが、前記ユニークURLを使用して前記携帯通信端末がキャンペーンサイトに接続すると、その携帯通信端末における接続時のキャンペーン応募状況をその携帯通信端末に送信する応募状況送信手段を有する請求項8に記載のキャンペーン応募システム。
【請求項10】
前記サーバが、前記ユニークURLを使用して前記携帯通信端末がキャンペーンサイトに接続すると、その携帯通信端末における接続時のキャンペーン当選結果をその携帯通信端末に送信する当選結果送信手段を有する請求項8または請求項9に記載のキャンペーン応募システム。
【請求項11】
前記サーバが、前記ユニークURLを使用して前記携帯通信端末がキャンペーンサイトに接続すると、その携帯通信端末における接続時のキャンペーン情報をその携帯通信端末に送信するキャンペーン情報送信手段を有する請求項8ないし請求項10いずれかに記載のキャンペーン応募システム。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャッシュレジスターから発行されたレシートを利用し、キャンペーンへの応募を受け付けるキャンペーン応募システムに関する。
【背景技術】
【0002】
購入品を撮影した購入品画像データおよび撮影条件データを電子メールで送信する携帯電話と、受信した電子メールの購入品画像データを画像認識サーバ装置に送信して画像識別情報を受け取り、画像識別情報および撮影条件データを応募判定サーバ装置に送信して応募判定報告を受けとるとともに、応募結果の電子メールを作成して携帯電話に送信する受付サーバ装置と、電子メールの購入品画像データを受け取って画像識別情報を返信する画像認識サーバ装置と、受信した撮影条件データと画像識別情報が記憶された応募履歴データの画像識別情報と撮影条件データと比較して一致すれば不正応募と判定する応募判定サーバ装置とを有する応募管理システムが開示されている(特許文献1参照)。この応募管理システムは、キャンペーン参加受付において、携帯電話を使用して撮影した購入品画像データを電子メールで受け付け、正当応募か不正応募かを判定することで、キャンペーンへの二重応募を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−242891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
商品の販売促進または役務の提供促進として、各種複数のマストバイキャンペーンが実施されている。マストバイキャンペーンの一例としては、店舗に設置されたキャッシュレジスター(POSレジ)を利用し、キャッシュレジスターから直接キャンペーンの主催者にキャンペーン参加者やキャンペーン対象商品、キャンペーン対象商品購入額等のキャンペーンデータが送信されるPOSレジ利用マストバイキャンペーンがある。POSレジ利用マストバイキャンペーンは、キャッシュレジスターにサーバ等のネットワーク構成機器を接続しなければ展開できず、広範囲の地域においてキャンペーンを実施することが難しいのみならず、キャッシュレジスターにおいてキャンペーン対象商品の宣伝を十分に行うことができないから、商品の販売を促進することができない。また、キャンペーンの告知をポスター等を利用して大々的に行わなければならず、その告知にコストがかかり、キャンペーンを廉価に実施することができない。
【0005】
また、マストバイキャンペーンの他の一例としては、シリアル番号を印刷したキャンペーンシールを商品に貼付し、商品の購入者がキャンペーンシールのシリアル番号を携帯電話からキャンペーンの主催者に送信するシリアル番号送信マストバイキャンペーンがある。シリアル番号送信マストバイキャンペーンは、キャンペーンシールにシリアル番号を印刷するとともに、そのシールを各商品に貼付品けれればならず、POSレジ利用マストバイキャンペーンと同様に、キャンペーンの実施にコストがかかり、キャンペーンを廉価に実施することができない。
【0006】
本発明の目的は、広範囲の地域においてキャンペーンを実施することができ、キャンペーンを廉価に実施することができるキャンペーン応募システムを提供することにある。本発明の他の目的は、商品の販売を促進することができるとともに、役務の提供を促進することができるキャンペーン応募システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための本発明にかかるキャンペーン応募システムは、不特定多数の利用者が各々所持する携帯通信端末と、携帯通信端末がインターネットを介して接続可能なキャンペーンサイトを管理するサーバとから形成され、携帯通信端末が、商品の購入または役務の提供によって店舗のキャッシュレジスターから発行されたレシートをレシート画像データとして取り込むとともに、キャンペーンサイトに接続しつつレシート画像データを前記サーバに送信し、サーバが、レシートに表示された各種項目のうちのキャンペーンサイトにおけるキャンペーンの参加に必要なキャンペーンを実施している店舗の電話番号、キャンペーン実施期間、キャンペーン対象商品名またはキャンペーン対象役務名であるレシート必要項目を記憶する必要項目記憶手段と、携帯通信端末から送信されたレシート画像データに含まれる店舗の電話番号、商品購入日時または役務提供日時、購入商品の商品名または提供役務の役務名であるレシート表示項目と必要項目記憶手段によって記憶したレシート必要項目とを比較するレシート第1比較手段と、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当しない場合、レシートエラーメッセージを携帯通信端末に送信するレシートエラーメッセージ送信手段と、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当する場合、レシート必要項目に該当したレシート表示項目が含まれるレシート画像データを各携帯通信端末毎に区分して記憶するレシート画像データ記憶手段と、携帯通信端末から送信されたレシート画像データとレシート画像データ記憶手段によって記憶したレシート画像データとを比較するレシート第2比較手段と、レシート第2比較手段によってそれらレシート画像データを比較した結果、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致した場合、レシート重複メッセージを携帯通信端末に送信するレシート重複メッセージ送信手段と、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当し、レシート第2比較手段によってそれらレシート画像データを比較した結果、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致しない場合、キャンペーンにおけるレシート受付メッセージを携帯通信端末に送信する受付メッセージ送信手段とを有し、レシート第1比較手段における一致条件が、レシート表示項目である購入商品の商品名がレシート必要項目であるキャンペーン対象商品名に60%以上一致した場合、または、レシート表示項目である提供役務の役務名がレシート必要項目であるキャンペーン対象役務名に60%以上一致した場合、レシート表示項目がレシート必要項目に該当するものとすることを特徴とする。
【0008】
本発明のキャンペーン応募システムの一例として、キャンペーン応募システムでは、レシート第1比較手段における一致条件を60〜100%の範囲で変更可能である。
【0009】
本発明のキャンペーン応募システムの他の一例として、レシート表示項目には、レシート画像データに含まれる商品の販売チャンネルまたは役務の提供チャンネル、レシート画像データに含まれる店舗の名称、レシート画像データに含まれる店舗の住所が含まれ、レシート必要項目には、商品の販売チャンネルまたは役務の提供チャンネル、キャンペーンを実施している店舗の名称、キャンペーンを実施している店舗の住所が含まれる。
【0010】
本発明のキャンペーン応募システムの他の一例としては、サーバが、レシートに表示された各種項目のうちのキャンペーンサイトにおけるキャンペーンの応募口数を判断するためのレシート判断項目を記憶する判断項目記憶手段と、携帯通信端末から送信されたレシート画像データに含まれるレシート表示項目と判断項目記憶手段によって記憶したレシート判断項目とを比較するレシート第3比較手段と、レシート第3比較手段によってレシート表示項目とレシート判断項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート判断項目を満たす場合、キャンペーンの応募口数を割り出す応募口数割出手段と、応募口数割出手段によって割り出した応募口数を各携帯通信端末毎に区分して記憶する応募口数記憶手段とを有する。
【0011】
本発明のキャンペーン応募システムの他の一例として、レシート判断項目には、レシート画像データに含まれる購入商品の購入金額または提供役務の提供金額、レシート画像データに含まれる購入商品の購入数または提供役務の提供数が含まれ、レシート必要項目には、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の応募金額またはキャンペーン対象役務の応募金額、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の必要購入数またはキャンペーン対象役務の必要提供数が含まれる。
【0012】
本発明のキャンペーン応募システムの他の一例としては、サーバと携帯通信端末とのうちの少なくともサーバが、各携帯通信端末に対応したキャンペーン対象商品の購入金額またはキャンペーン対象役務の提供金額をキャンペーンポイントに換算するキャンペーンポイント換算手段と、キャンペーンポイント換算手段によって換算したキャンペーンポイントを各携帯通信端末毎に区分して記憶するキャンペーンポイント記憶手段とを有する。
【0013】
本発明のキャンペーン応募システムの他の一例としては、サーバが、携帯通信端末からレシート画像データが幅数回にわたって送信された場合、各携帯通信端末に対応したキャンペーン対象商品の累計購入金額またはキャンペーン対象役務の累計提供金額を算出する累計金額算出手段と、累計金額算出手段によって算出したキャンペーン対象商品の累計購入金額またはキャンペーン対象役務の累計提供金額を各携帯通信端末毎に区分して記憶する累計額記憶手段と、各携帯通信端末に対応したキャンペーン対象商品の累計購入数またはキャンペーン対象役務の累計提供数を算出する累計数算出手段と、累計数算出手段によって算出したキャンペーン対象商品の累計購入数またはキャンペーン対象役務の累計提供数を各携帯通信端末毎に区分して記憶する累計数記憶手段とを有する。
【0014】
本発明のキャンペーン応募システムの他の一例としては、サーバが、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当する場合、キャンペーンに対応するとともに携帯通信端末に対応したユニークURLを生成するユニークURL生成手段と、ユニークURL生成手段によって生成したユニークURLをそれに対応する携帯通信端末に送信するユニークURL送信手段とを有し、携帯通信端末が、ユニークURLを使用してそれに対応したキャンペーンサイトに接続可能である。
【0015】
本発明のキャンペーン応募システムの他の一例としては、サーバが、ユニークURLを使用して携帯通信端末がキャンペーンサイトに接続すると、その携帯通信端末における接続時のキャンペーン応募状況をその携帯通信端末に送信する応募状況送信手段を有する。
【0016】
本発明のキャンペーン応募システムの他の一例としては、サーバが、ユニークURLを使用して携帯通信端末がキャンペーンサイトに接続すると、その携帯通信端末における接続時のキャンペーン当選結果をその携帯通信端末に送信する当選結果送信手段を有する。
【0017】
本発明のキャンペーン応募システムの他の一例としては、サーバが、ユニークURLを使用して携帯通信端末がキャンペーンサイトに接続すると、その携帯通信端末における接続時のキャンペーン情報をその携帯通信端末に送信するキャンペーン情報送信手段を有する。
【発明の効果】
【0018】
本発明にかかるにかかるキャンペーン応募システムによれば、携帯通信端末を使用し、インターネットを介してキャンペーンサイトに接続しつつ、キャッシュレジスターから発行されたレシートのレシート画像データを携帯通信端末からサーバに送信することで、キャンペーンに応募することができるから、キャッシュレジスター(POSレジ)にネットワーク構成機器を接続することなくキャンペーンを展開することができ、インターネット環境を利用して広範囲の地域でキャンペーンを実施することができる。キャンペーン応募システムは、シリアル番号を印刷したキャンペーンシールを商品に貼付する手間や時間、コストを省くことができ、キャンペーンを廉価に実施することができる。キャンペーン応募システムは、サーバが携帯通信端末から送信されたレシート画像データに含まれる店舗の電話番号、商品購入日時または役務提供日時、購入商品の商品名または提供役務の役務名であるレシート表示項目とキャンペーンを実施している店舗の電話番号、キャンペーン実施期間、キャンペーン対象商品名またはキャンペーン対象役務名であるレシート必要項目とを比較し、レシート表示項目がレシート必要項目に該当する場合、キャンペーンにおけるレシート受付メッセージを携帯通信端末に送信するから、携帯通信端末の利用者がキャッシュレジスターから発行されたレシートを利用してキャンペーンに簡単に応募することができ、利用者がキャンペーンに気軽に参加することができる。キャンペーン応募システムは、店舗の電話番号、商品購入日時または役務提供日時、購入商品の商品名または提供役務の役務名であるレシート表示項目がキャンペーンを実施している店舗の電話番号、キャンペーン実施期間、キャンペーン対象商品名またはキャンペーン対象役務名であるレシート必要項目に該当しない場合、キャンペーンの応募時にサーバがレシートエラーメッセージを携帯通信端末に送信するから、キャンペーン対象商品やキャンペーン対象役務でないこと等を携帯通信端末の利用者に速やかに知らせることができ、携帯通信端末の利用者がキャンペーンへの応募の可否を迅速に知ることができる。キャンペーン応募システムは、レシート第1比較手段における一致条件において、レシート表示項目に含まれる購入商品の商品名または提供役務の役務名がレシート必要項目に含まれるキャンペーン対象商品名またはキャンペーン対象役務名に60%以上一致した場合、レシート表示項目がレシート必要項目に該当するものとするから、購入された商品の商品名や提供された役務の役務名がキャンペーン対象商品名またはキャンペーン対象役務名に完全に一致しなくても、60%以上一致していれば、レシート表示項目がレシート必要項目に該当するとすることより、カタカナの読み違いや濁音の読み違いによるキャンペーン対象商品やキャンペーン対象役務のキャンペーンへのエントリー漏れを防ぐことができる。
【0019】
キャンペーン応募システムは、レシート表示項目として、店舗の電話番号、商品購入日時または役務提供日時が含まれ、レシート必要項目として、キャンペーンを実施している店舗の電話番号、キャンペーン実施期間が含まれるから、レシート画像データに含まれる店舗の電話番号とあらかじめ記憶した店舗の電話番号とを比較することで、キャンペーンを実施している店舗か否かを確実に判断することができ、キャンペーンの実施店ではない店舗で購入された商品や提供された役務のキャンペーンへのエントリーを防ぐことができる。キャンペーン応募システムは、商品購入日時または役務提供日時とあらかじめ記憶したキャンペーン実施期間と比較することで、キャンペーン実施期間中に購入された商品または提供された役務か否かを確実に判断することができ、キャンペーン実施期間外に購入された商品や提供された役務のキャンペーンへのエントリーを防ぐことができる。キャンペーン応募システムは、商品名または役務名とあらかじめ記憶したキャンペーン対象商品名またはキャンペーン対象役務名とを比較することで、購入された商品または提供された役務がキャンペーン対象の商品または役務か否かを確実に判断することができ、キャンペーン対象商品やキャンペーン対象役務ではない商品や役務のキャンペーンへのエントリーを防ぐことができる。
【0020】
キャンペーン応募システムは、サーバが携帯通信端末から送信されたレシート画像データとレシート画像データ記憶手段によって記憶したレシート画像データとを比較し、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致した場合、レシート重複メッセージを携帯通信端末に送信するから、同一のレシートによる二重応募を防ぐことができ、キャンペーンを公平中立に実施することができる。キャンペーン応募システムは、レシート表示項目が一致した場合、レシート重複メッセージを携帯通信端末に送信するから、二重応募を携帯通信端末の利用者に速やかに知らせることができ、携帯通信端末の利用者が同一のレシートによる応募を迅速に知ることができる。
【0021】
レシート必要項目として、商品の販売チャンネルまたは役務の提供チャンネル、店舗の名称、店舗の住所が含まれ、レシート必要項目として、商品の販売チャンネルまたは役務の提供チャンネル(キャンペーンの主催チャンネル)、キャンペーンを実施している店舗の名称、キャンペーンを実施している店舗の住所が含まれるキャンペーン応募システムは、レシート画像データに含まれる商品の販売チャンネルまたは役務の提供チャンネルとあらかじめ記憶した商品の販売チャンネルまたは役務の提供チャンネルとを比較することで、商品の販売チャンネルまたは役務の提供チャンネルが一致するか否かを判断することができ、キャンペーンの実施チャンネルではないチャンネルから販売または提供された商品や役務のキャンペーンへのエントリーを防ぐことができる。キャンペーン応募システムは、レシート画像データに含まれる店舗の名称とあらかじめ記憶したキャンペーンの実施店舗の名称とを比較することで、店舗の名称とキャンペーンの実施店舗の名称とが一致するか否かを判断することができ、キャンペーンの実施店舗ではない店舗において販売または提供された商品や役務のキャンペーンへのエントリーを防ぐことができる。キャンペーン応募システムは、レシート画像データに含まれる店舗の住所とあらかじめ記憶したキャンペーンの実施店舗の住所とを比較することで、店舗の住所とキャンペーンの実施店舗の住所とが一致するか否かを判断することができ、キャンペーンの実施店舗ではない店舗において販売または提供された商品や役務のキャンペーンへのエントリーを防ぐことができる。
【0022】
サーバがレシート表示項目とレシート判断項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート判断項目を満たす場合、キャンペーンの応募口数を割り出し、割り出した応募口数を各携帯通信端末毎に区分して記憶するキャンペーン応募システムは、レシート表示項目から各携帯通信端末毎の公平なキャンペーン応募口数を割り出すことができ、応募口数の水増しや応募口数の漏れを防ぐことができる。
【0023】
レシート判断項目として、購入商品の購入金額または提供役務の提供金額、購入商品の購入数または提供役務の提供数が含まれ、レシート必要項目として、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の応募金額またはキャンペーン対象役務の応募金額、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の必要購入数またはキャンペーン対象役務の必要提供数が含まれるキャンペーン応募システムは、たとえば、レシート画像データに含まれる購入商品の購入金額または提供役務の提供金額とあらかじめ記憶したキャンペーンへの応募可能金額とを比較することで、購入金額や提供金額が応募金額に達しているか否かを確実に判断することができ、応募金額に達していない商品や役務のキャンペーンへのエントリーを防ぐことができる。また、レシート画像データに含まれる購入商品の購入数または提供役務の提供数とあらかじめ記憶したキャンペーンへの応募可能な購入数または提供数とを比較することで、購入数や提供数が応募可能な購入数や提供数に達しているか否かを確実に判断することができ、応募数に達していない商品や役務のキャンペーンへのエントリーを防ぐことができる。
【0024】
サーバと携帯通信端末とのうちの少なくともサーバが各携帯通信端末に対応したキャンペーン対象商品の購入金額またはキャンペーン対象役務の提供金額をキャンペーンポイントに換算し、換算したとキャンペーンポイントを各携帯通信端末毎に区分して記憶するキャンペーン応募システムは、キャンペーン対象商品の購入金額またはキャンペーン対象役務の提供金額に対応したキャンペーンポイントを算出し、購入金額や提供金額をキャンペーンポイントに換算することで、各携帯通信端末毎のキャンペーンポイントに対応するキャンペーン応募口数を公平かつ正確に割り出すことができ、応募口数の水増しや応募口数の漏れを防ぐことができる。
【0025】
サーバが各携帯通信端末に対応したキャンペーン対象商品の累計購入金額またはキャンペーン対象役務の累計提供金額を算出し、算出したキャンペーン対象商品の累計購入金額またはキャンペーン対象役務の累計提供金額を各携帯通信端末毎に区分して記憶するとともに、各携帯通信端末に対応したキャンペーン対象商品の累計購入数またはキャンペーン対象役務の累計提供数を算出し、算出したキャンペーン対象商品の累計購入数またはキャンペーン対象役務の累計提供数を各携帯通信端末毎に区分して記憶するキャンペーン応募システムは、キャンペーン対象商品の累計購入金額またはキャンペーン対象役務の累計提供金額を算出することで、レシート表示項目から各携帯通信端末毎の累計金額に対応する公平なキャンペーン応募口数を割り出すことができ、応募口数の水増しや応募口数の漏れを防ぐことができる。また、キャンペーン対象商品の累計購入数またはキャンペーン対象役務の累計提供数を算出することで、レシート表示項目から各携帯通信端末毎の累計数に対応する公平なキャンペーン応募口数を割り出すことができ、応募口数の水増しや応募口数の漏れを防ぐことができる。
【0026】
サーバがレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当する場合、キャンペーンに対応するとともに携帯通信端末に対応したユニークURLを生成し、生成したユニークURLをそれに対応する携帯通信端末に送信するキャンペーン応募システムは、ユニークURLを受け取った携帯通信端末がそのユニークURLを使用してそれに対応するキャンペーンサイトに簡単に接続することができ、ユニークURLを利用して携帯通信端末の利用者がキャンペーンへのエントリー手続を迅速に行うことができる。キャンペーン応募システムは、携帯通信端末がユニークURLを使用してキャンペーンサイトに接続されるから、そのキャンペーンサイトにおいて販売する商品や提供する役務を再度宣伝することができ、商品の販売を促進することができるとともに、役務の提供を促進することができる。
【0027】
ユニークURLを使用して携帯通信端末がキャンペーンサイトに接続すると、サーバがその携帯通信端末における接続時のキャンペーン応募状況を送信するキャンペーン応募システムは、ユニークURLを利用して携帯通信端末の利用者がこれまでに応募したキャンペーンの詳細な応募状況を知ることができる。たとえば、キャンペーン対象商品の累計購入数および累計購入数によるキャンペーン応募口数、キャンペーン対象商品の累計購入金額および累計購入金額によるキャンペーン応募口数、キャンペーン対象役務の累計提供数および累計提供数によるキャンペーン応募口数、キャンペーン対象役務の累計提供金額および累計提供金額によるキャンペーン応募口数等を知ることができる。
【0028】
ユニークURLを使用して携帯通信端末がキャンペーンサイトに接続すると、サーバがその携帯通信端末における接続時のキャンペーン当選結果を送信するキャンペーン応募システムは、ユニークURLを利用して携帯通信端末の利用者がこれまでに応募したキャンペーンの当選結果を知ることができる。たとえば、キャンペーンの当選の有無やキャンペーンの当選品、応募数、応募倍率、抽選日時等を知ることができる。
【0029】
ユニークURLを使用して携帯通信端末がキャンペーンサイトに接続すると、サーバがその携帯通信端末における接続時のキャンペーン情報を送信するキャンペーン応募システムは、ユニークURLを利用して携帯通信端末の利用者が現在実施されているキャンペーンの詳細な内容を知ることができる。たとえば、キャンペーン名称やキャンペーンの実施期間、キャンペーンを主催するチャンネル、キャンペーン実施店舗情報、キャンペーンの当選品、キャンペーンの当選品の個数、キャンペーン対象商品の種類、キャンペーン対象役務の種類、応募一口に対応する商品購入数、応募一口に対応する役務提供数、応募一口に対応する金額、金額に対応するキャンペーンポイント、キャンペーン対象商品や他の商品の詳細情報、キャンペーン対象役務や他の役務の詳細情報等を知ることができる。キャンペーン応募システムは、キャンペーン情報を利用して販売する商品や提供する役務を再度宣伝することができ、商品の販売を促進することができるとともに、役務の提供を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】一例として示すキャンペーン応募システムの構成図。
図2】携帯電話やスマートフォンを使用してデジタルレシート画像をサーバに送信する手順の一例を説明する図。
図3図2から続く手順の説明図。
図4】撮影されたレシートの一例を示す図。
図5図3から続く手順の説明図。
図6図5から続く手順の説明図。
図7図6から続く手順の説明図。
図8】サーバにおいて行われるレシート応募手順の一例を示すフローチャート。
図9図8から続くフローチャート。
図10】携帯電話やスマートフォンに表示されたレシートエラーメッセージ画面の一例を示す図。
図11】携帯電話やスマートフォンに表示されたキャンペーン受付画面の一例を示す図。
図12】携帯電話やスマートフォンに表示されたレシート重複画面の一例を示す図。
図13】携帯電話やスマートフォンに表示されたキャンペーン情報画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0031】
一例として示すキャンペーン応募システム10の構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係るキャンペーン応募システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。図1では、1台のサーバ14や3台の携帯電話11A〜11C、3台のスマートフォン12A〜12C(高機能携帯端末)を図示しているが、実際にはインターネット13を介して接続される各種複数のサーバが存在するとともに、インターネット13を介して各サーバ14へアクセス可能な無数の携帯電話や無数のスマートフォンが存在する。なお、携帯通信端末には、携帯電話やスマートフォンのみならず、タブレット端末や携帯情報端末(PDA)等のインターネットへ接続可能な全てのそれらが含まれる。
【0032】
キャンペーン応募システム10は、不特定多数の利用者が各々所持する各種複数の携帯電話11A〜11C(各種複数の携帯通信端末)や各種複数のスマートフォン12A〜12C(各種複数の携帯通信端末)と、それら携帯電話11A〜11Cやそれらスマートフォン12A〜12Cがインターネット13を介してログイン可能なキャンペーンサイトを管理するサーバ14とから形成されている。携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cは、それぞれ機種が異なるとともにそれを提供するキャリア(メーカー)が異なる。
【0033】
携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cは、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する物理的なコンピュータを内蔵し、大容量ハードディスクを実装している。携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cは、カメラ機能によって被写体をデジタル画像データ(静止画または動画)として取得(撮影)し、取得した被写体の画像データをハードディスクに記憶することができる。携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのメインメモリには、ウェブブラウザおよび電子メールの送受信や電子メールの管理を行う電子メールクライアントが格納されている。なお、サーバ14からユニークURLが送信された場合、そのURLが携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのハードディスクに記憶される。
【0034】
携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cは、ウェブブラウザを利用してインターネット13に接続可能であり、インターネット13を利用して不特定多数の他のサーバ(物理サーバや仮想サーバ)にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネット13において各種検索エンジンを利用することができる。携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cは、URLを使用してサーバ14にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネット13を利用して各種情報(文字データや画像データ)をサーバ14を含む他の複数の外部サーバに提供することができ、インターネット13を利用して各種情報をサーバ14を含む他の複数の外部サーバから受け取ることができる。
【0035】
携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのハードディスクには、それらを特定する携帯端末特定情報が格納されている。携帯端末特定情報としては、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12CのIPアドレスやMACアドレス、URL、メールアドレス、Cookie情報、固体識別番号等を利用することができる他、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがそれを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を携帯端末特定情報とすることができる。携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのハードディスクには、それらを使用する権限を有する端末利用者の個人情報が格納される。個人情報としては、パスワードやID番号、端末利用者の氏名または名称(法人名や個人名)、住所または居所、電話番号、FAX番号、年齢、性別、メールアドレス等がある。
【0036】
このキャンペーン応募システム10において携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの中央処理部は、商品を販売しまたは役務を提供する店舗のキャッシュレジスター(POSレジ)(図示せず)から発行されたレシートをレシート画像データ(デジタル画像データ)として取得するレシート画像データ取得手段を実行するとともに、サーバ14が管理するキャンペーンサイトにログインしつつレシート画像データ取得手段によって取得したレシート画像データをサーバ14に送信するレシート画像データ送信手段を実行する。なお、取得したレシート画像データ像は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのハードディスクに記憶される。
【0037】
サーバ14は、キャンペーンを主催するキャンペーン主催者が契約するデータセンターに設置されている。サーバ14は、世界のいずれかに施設されたデータセンターの他のサーバとインターネット13を介してネットワークを形成している。なお、サーバ14がキャンペーンを主催するキャンペーン主催者の事業所に設置される場合もある。サーバ14は、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とを備えた物理的なコンピュータまたは仮想されたバーチャルコンピュータであり、物理的な大容量ハードディスクまたは仮想された大容量ハードディスクを内蔵している。なお、図示はしていないが、サーバ14には、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。
【0038】
サーバ14には、図示はしていないが、ホスト名とそのホスト名に割り当てるIPアドレスとの対応付けを設定するDNSサーバ、他のコンピュータや他のサーバからの要求を受け付けて各種情報を読み書きする機能を提供するデータベース・ファイルサーバ、ホームページを公開するために必要なWebサーバ、電子メールの送受信用のメールサーバ、作成された文章や画像等のデータをすべて保存してそれらのデータを検索可能にするドキュメントサーバ等の各種サーバが接続され、それらサーバがサーバ群を形成している。なお、サーバ14は、それ自体がDNSサーバ機能、データベースサーバ機能、Webサーバ機能、メールサーバ機能、ドキュメントサーバ機能を有し、各サーバ機能別にソフトウェア的に区分されている場合がある。サーバ14は、インターネット13に接続された各種複数のDNSサーバ等を経由しつつ、インターネット13を利用してアクセス制限がない他のあらゆるサーバにアクセスすることができる。
【0039】
サーバ14のハードディスクには、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに提供する各種複数のキャンペーン情報が格納され、サーバ14からキャンペーン情報の配信を希望する利用者(携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12C)の認証情報が格納されている。サーバ14は、認証手続によって認証結果が可である携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに対し、インターネット13を介してキャンペーン情報をダウンロードする。なお、サーバ14のハードディスクには、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信された携帯端末特定情報および個人情報が格納される。
【0040】
サーバ14の中央処理部は、独立したオペレーティングシステム(OS)による制御に基づいて、メモリの内部アドレスファイルに格納されたアプリケーションを起動し、起動したアプリケーションに従って、以下の各手段を実行する。サーバ14の中央処理部は、キャッシュレジスター(POSレジ)から発行されるレシートに表示された各種項目のうちのキャンペーンサイトにおけるキャンペーンの参加に必要なレシート必要項目を記憶する必要項目記憶手段を実行する。
【0041】
サーバ14の中央処理部は、レシート画像データ送信手段によって携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信されたレシート画像データに含まれるレシート表示項目と必要項目記憶手段によって記憶したレシート必要項目とを比較するレシート第1比較手段を実行し、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当しない場合、レシートエラーメッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信するレシートエラーメッセージ送信手段を実行する。
【0042】
サーバ14の中央処理部は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信されたレシート画像データとレシート画像データ記憶手段によって記憶したレシート画像データとを比較するレシート第2比較手段とを実行する。サーバ14の中央処理部は、レシート第2比較手段によってそれらレシート画像データを比較した結果、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致した場合、レシート重複メッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信するレシート重複メッセージ送信手段を実行する。
【0043】
サーバ14の中央処理部は、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当する場合(レシート第2比較手段を実行する場合は、レシート第2比較手段によってデジタルレシート画像どうしを比較した結果、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致した場合を含む)、レシート必要項目に該当した各レシート表示項目が含まれるレシート画像データを各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶するレシート画像データ記憶手段を実行する。
【0044】
サーバ14の中央処理部は、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当する場合(レシート第2比較手段を実行する場合は、レシート第2比較手段によってレシート画像データどうしを比較した結果、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致した場合を含む)、キャンペーンにおけるレシート受付メッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する受付メッセージ送信手段を実行する。
【0045】
サーバ14の中央処理部は、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当する場合(レシート第2比較手段を実行する場合は、レシート第2比較手段によってレシート画像データどうしを比較した結果、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致した場合を含む)、キャンペーンに対応するとともに携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに対応したユニークURLを生成するユニークURL生成手段を実行する。さらに、ユニークURL生成手段によって生成したユニークURLをそれに対応する携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信するユニークURL送信手段を実行する。
【0046】
サーバ14の中央処理部は、レシートに表示された各種項目のうちのキャンペーンサイトにおけるキャンペーンの応募口数を判断するためのレシート判断項目を記憶する判断項目記憶手段を実行し、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信されたレシート画像データに表示されたレシート表示項目と判断項目記憶手段によって記憶したレシート判断項目とを比較するレシート第3比較手段を実行する。サーバ14の中央処理部は、レシート第3比較手段によってレシート表示項目とレシート判断項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート判断項目を満たす場合、キャンペーンの応募口数を割り出す応募口数割出手段を実行するとともに、応募口数割出手段によって割り出した応募口数を各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶する応募口数記憶手段を実行する。
【0047】
サーバ14の中央処理部は、各携帯電話11A〜11Cや各スマートフォン12A〜12Cに対応したキャンペーン対象商品の購入金額に応じたキャンペーンポイントまたはキャンペーン対象役務の提供金額に応じたキャンペーンポイントを算出し、キャンペーン対象商品の購入金額またはキャンペーン対象役務の提供金額をキャンペーンポイントに換算するキャンペーンポイント換算手段を実行し、キャンペーンポイント換算手段によって換算したキャンペーンポイントを各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶するキャンペーンポイント記憶手段を実行する。
【0048】
サーバの中央処理部は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cからレシート画像データが幅数回にわたって送信された場合、各携帯電話11A〜11Cや各スマートフォン12A〜12Cに対応したキャンペーン対象商品の累計購入金額またはキャンペーン対象役務の累計提供金額を算出する累計金額算出手段を実行し、累計金額算出手段によって算出したキャンペーン対象商品の累計購入金額またはキャンペーン対象役務の累計提供金額を各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶する累計額記憶手段を実行する。
【0049】
サーバ14の中央処理部は、各携帯電話11A〜11Cや各スマートフォン12A〜12Cに対応したキャンペーン対象商品の累計購入数またはキャンペーン対象役務の累計提供数を算出する累計数算出手段を実行し、累計数算出手段によって算出したキャンペーン対象商品の累計購入数またはキャンペーン対象役務の累計提供数を各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶する累計数記憶手段を実行する。
【0050】
サーバ14の中央処理部は、ユニークURLを使用して携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトに接続(ログイン)すると、その携帯電話やスマートフォンにおける接続(ログイン)時のキャンペーン応募状況を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する応募状況送信手段を実行し、その携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cにおける接続(ログイン)時のキャンペーン当選結果を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する当選結果送信手段を実行するとともに、その携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cにおける接続(ログイン)時のキャンペーン情報を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信するキャンペーン情報送信手段を実行する。
【0051】
図2は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cを使用してレシート画像データをサーバ14に送信する手順の一例を説明する図であり、図3は、図2から続く手順の説明図である。図4は、撮影されたレシートの一例を示す図であり、図5は、図3から続く手順の説明図である。図6は、図5から続く手順の説明図であり、図7は、図6から続く手順の説明図である。
【0052】
携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者が店舗(商品や役務の販売提供店)においてキャンペーン対象商品を購入しまたはキャンペーン対象役務の提供を受けた場合、その商品の購入やその役務の提供によってキャンペーンへの参加資格が得られ、キャンペーンに応募することができる。キャンペーンでは、抽選によって当選した当選者に当選品が送られる。なお、以下の説明では、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者がキャンペーン対象役務(キャンペーン対象サービス)の提供を受けた場合を省略し、利用者がキャンペーン対象商品を購入した場合を例としてシステム10を説明する。
【0053】
携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者が店舗においてキャンペーン対象商品(キャンペーン対象外商品を含む)を購入すると、店舗に設置されたキャッシュレジスター(POSレジ)からレシート(領収証、明細書)が発行される。キャンペーン対象商品を購入した利用者がキャンペーンサイトへ初めて接続する場合、キャンペーン対象商品を購入した店舗のキャンペーンポスターやキャンペーン広告、キャンペーンちらし等の告知媒体に表示されたQRコード(登録商標)を読み込む。
【0054】
携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのカメラ機能を利用してQRコード(登録商標)を読み込むと、そのQRコード(登録商標)に対応するキャンペーンのURL(サーバ14が管理するキャンペーンサイトのURL)が携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルに表示される。ディスプレイやタッチパネルに表示されたURLをクリックすると、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのウェブブラウザが起動してインターネット13に接続され、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトに接続される。
【0055】
携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトに接続されると、携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルには、図2に示すキャンペーン応募初期画面20が表示される。キャンペーン応募初期画面20には、キャンペーンの詳細情報を閲覧するための[見る]ボタン21、キャンペーンに応募するための[応募する]ボタン22、キャンペーンに応募しない[応募しない]ボタン23が表示される。[応募しない]ボタン23をクリックすると、図示はしていないが、お礼メッセージとサイトからの退出ボタンが表示され、退出ボタンをクリックすると、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトからログアウトする。
【0056】
キャンペーンの詳細情報を閲覧する場合は、[見る]ボタン21をクリックする。[見る]ボタン21をクリックすると、ディスプレイやタッチパネルにキャンペーンの詳細情報画面(図示せず)が表示される。詳細情報画面には、キャンペーン名称、キャンペーンの実施期間、キャンペーンを主催する主催者チャンネル、キャンペーン実施店舗情報、キャンペーンの当選品、キャンペーンの当選品の個数、キャンペーン対象商品の種類、応募一口に対応する商品購入数、応募一口に対応する金額、金額に対応するキャンペーンポイント、キャンペーン対象商品や他の商品の詳細情報が表示される。
【0057】
利用者がキャンペーンに応募する場合は、[応募する]ボタン22をクリックする。[応募する]ボタン22をクリックすると、図3に示すレシート撮影画面24が携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルに表示される。レシート撮影画面24には、レシートの表紙の撮影を依頼するメッセージとともに、[撮影する]ボタン25、[撮影しない]ボタン26が表示される。[撮影しない]ボタン26をクリックすると、図2のキャンペーン応募初期画面20に戻る。レシートを撮影する場合は、[撮影する]ボタン25をクリックする。[撮影する]ボタン25をクリックすると、図示はしていないが、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのカメラ機能が起動して撮影モードになり、利用者が携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cを使用してレシートの表紙を撮影する。
【0058】
レシートを撮影すると、図4に示す画像データ保存画面27がディスプレイやタッチパネルに表示される。画像データ保存画面には、撮影したレシートの画像、[保存する]ボタン28、[保存しない]ボタン29が表示される。利用者は、ディスプレイやタッチパネルに表示されたレシートの画像を確認し、その画像が不鮮明の場合や再度レシートを撮影する場合は、[保存しない]ボタン29をクリックする。[保存しない]ボタン29をクリックすると、図3のレシート撮影画面24がディスプレイやタッチパネルに表示される。レシートが鮮明に撮影され、それを保存する場合は、[保存する]ボタン28をクリックする。[保存する]ボタン28をクリックすると、撮影したレシートの画像データが携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのハードディスクに記憶されるとともに(レシート画像データ取得手段)、図5に示す画像データ送信画面30がディスプレイやタッチパネルに表示される。
【0059】
画像データ送信画面30には、撮影したレシートの画像データの送信を依頼するメッセージとともに、[送信する]ボタン31、[送信しない]ボタン32が表示される。[送信しない]ボタン32をクリックすると、図6に示す画像撮影送信画面33がディスプレイやタッチパネルに表示される。画像撮影送信画面33には、レシートの表紙の撮影を依頼するメッセージ、撮影したレシートの画像データの送信を依頼するメッセージとともに、[撮影する]ボタン34、[撮影しない]ボタン35、[送信する]ボタン36、[送信しない]ボタン37が表示される。
【0060】
キャンペーンに応募しない場合は、[撮影しない]ボタン35または[送信しない]ボタン37をクリックする。[撮影しない]ボタン35や[送信しない]ボタン37をクリックすると、図2のキャンペーン応募初期画面20がディスプレイやタッチパネルに表示される。図6の画像撮影送信画面33において[撮影する]ボタン34をクリックすると、図3のレシート撮影画面24における撮影手順と同様に、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのカメラ機能が起動して撮影モードになり、利用者が携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cを使用してレシートの表紙を撮影し、図4の画像データ保存画面27に進む。
【0061】
撮影したレシートのレシート画像データの送信する場合は、図5の画像データ送信画面30や図6の画像撮影送信画面33において[送信する]ボタン31,36をクリックする。[送信する]ボタン31,36をクリックすると、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのメールクライアントが起動し、携帯メールや電子メールのメール送信画面(図示せず)がディスプレイやタッチパネルに表示される。
【0062】
メール送信画面には、レシート画像データの添付メッセージ、レシート画像データの送信メッセージとともに、個人情報入力エリア、[クリア]ボタン、[送信]ボタン、[非送信]ボタンが表示される。個人情報入力エリアとしては、パスワード入力エリア、ID番号入力エリア、氏名または名称入力エリア、住所または居所入力エリア、電話番号入力エリア、FAX番号入力エリア、年齢入力エリア、性別入力エリア、メールアドレス入力エリアが表示される。[クリア]ボタンをクリックすると、各入力エリアに入力されたデータがクリアされ、それら入力エリアへの入力をやり直す。[非送信]ボタンをクリックすると、図6の画像撮影送信画面がディスプレイやタッチパネルに表示される。
【0063】
利用者が各入力エリアにデータを入力するとともに、レシート画像データを添付ファイルとして添付した後、[送信]ボタンをクリックすると、メール確認画面(図示せず)がディスプレイやタッチパネルに表示される。メール確認画面には、入力データの確認メッセージ、添付ファイルの表示エリア、パスワード表示エリア、ID番号表示エリア、氏名または名称表示エリア、住所または居所表示エリア、電話番号表示エリア、FAX番号表示エリア、年齢表示エリア、性別表示エリア、メールアドレス表示エリアが表示されるとともに、[再入力]ボタン、[送信]ボタン、[非送信]ボタンが表示される。[再入力]ボタンをクリックすると、メール送信画面がディスプレイやタッチパネルに表示され、各入力エリアへの入力をやり直す。[非送信]ボタンをクリックすると、図6の画像撮影送信画面33がディスプレイやタッチパネルに表示される。
【0064】
利用者がメール確認画面において[送信]ボタンをクリックすると、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cからサーバ14にメール送信が行われ、携帯メールや電子メールの添付ファイルとして撮影したレシートのレシート画像データ(入力した個人情報データを含む)が携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cからサーバ14に送信される(レシート画像データ送信手段)。レシート画像データがサーバ14に送信された後、図7に示す送信完了画面38がディスプレイやタッチパネルに表示される。送信完了画面38には、送信完了メッセージとともに、[OK]ボタン39が表示される。なお、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cは、キャンペーン対象商品の購入金額をキャンペーンポイントに換算し、換算したキャンペーンポイントをキャンペーン対象商品の関連付けた状態で記憶する。携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cは、図示はしていないが、キャンペーンポイントをタッチパネルに表示する。
【0065】
図8は、サーバ14において行われるレシート応募手順の一例を示すフローチャートであり、図9は、図8から続くフローチャートである。図10は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに表示されたレシートエラーメッセージ画面の一例を示す図であり、図11は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに表示されたキャンペーン受付画面の一例を示す図である。図12は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに表示されたレシート重複画面の一例を示す図である。
【0066】
キャンペーンの主催者またはこのシステム10の構築者は、レシートに表示された各種項目のうちのキャンペーンサイトにおけるキャンペーンの参加に必要なレシート必要項目をサーバ14に設定する。各レシート必要項目は、入力装置からサーバ14に入力される。サーバ14は、キャンペーンに対応するキャンペーン識別子を生成し、入力された各レシート必要項目をキャンペーン識別子に関連付けた状態でハードディスクに記憶する(必要項目記憶手段)(S−10)。
【0067】
キャンペーンの主催者やシステム10の構築者は、レシートに表示された各種項目のうちのレシート必要項目と比較するレシート表示項目をサーバ14に設定する。各レシート表示項目は、入力装置からサーバ14に入力される。サーバ14は、入力された各レシート表示項目をキャンペーン識別子に関連付けた状態でハードディスクに記憶する(表示項目記憶手段)(S−11)。また、キャンペーンの主催者やシステム10の構築者は、レシートに表示された各種項目のうちのキャンペーンサイトにおけるキャンペーンの応募口数(キャンペーンポイント)を判断するためのレシート判断項目をサーバ14に設定する。各レシート判断項目は、入力装置からサーバ14に入力される。サーバ14は、入力された各レシート判断項目をキャンペーン識別子に関連付けた状態でハードディスクに記憶する(判断項目記憶手段)(S−12)。
【0068】
レシート必要項目には、商品の販売チャンネル(キャンペーンの対象に役務が含まれる場合は、役務の提供チャンネル)、キャンペーンを実施している店舗の名称、キャンペーンを実施している店舗の住所、キャンペーンを実施している店舗の電話番号、キャンペーン実施期間、キャンペーン対象商品名(キャンペーンの対象に役務が含まれる場合は、キャンペーン対象役務名)、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の応募金額(キャンペーンの対象に役務が含まれる場合は、キャンペーン対象役務の応募金額)、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の必要購入数(キャンペーンの対象に役務が含まれる場合は、キャンペーン対象役務の必要提供数)がある。
【0069】
なお、それらの全てをレシート必要項目にする必要はなく、それらうちの少なくともキャンペーンを実施している店舗の電話番号、キャンペーン実施期間、キャンペーン対象商品名をレシート必要項目にすればよい。このシステム10の説明では、商品の販売チャンネル、店舗の名称(複数の店舗の各名称)、店舗の住所(複数の店舗の各住所)、店舗の電話番号(複数の店舗の各電話番号)、キャンペーン実施期間、キャンペーン対象商品名(複数種類のキャンペーン対象商品名)、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の応募金額、キャンペーンに応募可能なキャンペーン対象商品の必要購入数をレシート必要項目とし、それらがサーバ14のハードディスクに格納されているものとする。応募金額は、500円(商品の購入金額)が設定されているものとする。応募金額500円でキャンペーンポイント1が与えられ、一口応募可能となる。必要購入数は、1個(商品の購入数)が設定されているものとする。購入数1個でキャンペーンポイント1が与えられ、一口応募可能となる。
【0070】
レシート表示項目には、レシート画像データに含まれる商品の販売チャンネル(キャンペーンの対象に役務が含まれる場合は、役務の提供チャンネル)、レシート画像データに含まれる店舗の名称、レシート画像データに含まれる店舗の住所、レシート画像データに含まれる店舗の電話番号、レシート画像データに含まれる商品購入日時(キャンペーンの対象に役務が含まれる場合は、役務提供日時)、レシート画像データに含まれる購入商品の商品名(キャンペーンの対象に役務が含まれる場合は、提供役務の役務名)がある。
【0071】
なお、それらの全てをレシート表示項目にする必要はなく、それらうちの少なくとも店舗の電話番号、商品購入日時、購入商品の商品名をレシート表示項目にすればよい。このシステム10の説明では、販売チャンネル、店舗の名称、店舗の住所、店舗の電話番号、商品購入日時、購入商品の商品名をレシート表示項目とし、それらがサーバ14のハードディスクに格納されているものとする。
【0072】
レシート判断項目には、レシート画像データに含まれる購入商品の購入金額(キャンペーンの対象に役務が含まれる場合は、提供役務の提供金額)、レシート画像データに含まれる購入商品の購入数(キャンペーンの対象に役務が含まれる場合は、提供役務の提供数)がある。このシステム10の説明では、購入商品の購入金額、購入商品の購入数をレシート判断項目とし、それらがサーバ14のハードディスクに格納されているものとする。
【0073】
サーバ14は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信されたレシート画像データ(個人情報データを含む)を受信し(S−13)、受信したレシート画像データと個人情報データとをキャッシュメモリに一時的に保存する。利用者が図7の送信完了画面の[OK]ボタンをクリックすると、サーバ14は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信されたレシート画像データを分析し、レシート表示項目(販売チャンネル、店舗の名称、店舗の住所、店舗の電話番号、商品購入日時、購入商品の商品名、購入商品の購入金額または購入商品の購入数)をレシート画像データから抽出する(レシート表示項目抽出手段)(S−14)。サーバ14は、レシート表示項目を抽出した後、抽出したレシート表示項目と設定されたレシート必要項目とを比較する(レシート第1比較手段)(S−15)。
【0074】
具体的には、ハードディスクに記憶した販売チャンネルとレシート画像データから抽出した販売チャンネルとを比較し、ハードディスクに記憶した店舗の名称とレシート画像データから抽出した店舗の名称とを比較するとともに、ハードディスクに記憶した店舗の住所とレシート画像データから抽出した店舗の住所とを比較する。さらに、ハードディスクに記憶した店舗の電話番号とレシート画像データから抽出した店舗の電話番号とを比較し、ハードディスクに記憶したキャンペーン実施期間とレシート画像データから抽出した商品購入日時とを比較するとともに、ハードディスクに記憶したキャンペーン対象商品名とレシート画像データから抽出した購入商品の商品名とを比較する。
【0075】
サーバ14は、抽出したレシート表示項目と設定されたレシート必要項目とをレシート第1比較手段によって比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当するか否かを判断する(S−16)。なお、サーバ14は、レシート表示項目のうちの購入商品の商品名がレシート必要項目のうちのキャンペーン対象商品名に60%以上一致した場合(好ましくは、70%以上一致した場合)、購入商品の商品名(レシート表示項目)がキャンペーン対象商品名(レシート必要項目)に該当するものとする。たとえば、購入商品の商品名をレシート画像データから抽出したときに、カタカナの読み違いや濁音の読み違いがあったとしても、全体として60%以上一致した場合、購入商品の商品名がキャンペーン対象商品名に該当するものとする。なお、一致条件は、60〜100%の範囲で変更することができる。
【0076】
サーバ14は、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当しないと判断した場合、レシートエラーメッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する(レシートエラーメッセージ送信手段)(S−17)。携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルには、図10に示すレシートエラー画面40が表示される。なお、購入商品の商品名とキャンペーン対象商品名とが相違し、レシートにキャンペーン対象商品が含まれていなかったものとする。
【0077】
レシートエラー画面40には、商品名エラーメッセージとともに、[応募する]ボタン41、[応募しない]ボタン42が表示される。[応募する]ボタン41をクリックすると、図2のキャンペーン応募初期画面20がディスプレイやタッチパネルに表示される。[応募しない]ボタン42をクリックすると、お礼メッセージとサイトからの退出ボタンが表示され、退出ボタンをクリックすると、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトからログアウトする。
【0078】
ステップ16(S−16)において、レシート第1比較手段によってレシート表示項目とレシート必要項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート必要項目に該当すると判断した場合、サーバ14は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに対応する識別子が付与されたデジタルレシート画像が過去においてハードディスクに格納されているか否かを判断する(S−18)。デジタルレシート画像がハードディスクに格納されていないと判断した場合、サーバ14は、キャンペーンに対応するとともに携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに対応したユニークURLを生成する(ユニークURL生成手段)(S−19)。
【0079】
ユニークURLを生成した後、サーバ14は、レシート必要項目に該当した各レシート表示項目が表示されたレシート画像データおよび個人情報データを各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン毎に区分して記憶するとともに(レシート画像データ記憶手段)、生成したユニークURLを各携帯電話毎や各スマートフォン毎に区分して記憶する(ユニークURL記憶手段)(S−20)。レシート画像データ記憶手段およびユニークURL記憶手段においてサーバは、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに対応する識別子を生成し、レシート画像データおよび個人情報データとユニークURLとを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの識別子(キャンペーン識別子を含む)に関連付けた状態でハードディスクに記憶する。レシート画像データ記憶手段およびユニークURL記憶手段を実行した後、サーバ14は、キャンペーンにおけるレシート受付メッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信するとともに(受付メッセージ送信手段)、ユニークURL生成手段によって生成したユニークURLをそれに対応する携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する(ユニークURL送信手段)(S−21)。
【0080】
携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルには、図11に示すキャンペーン受付画面43が表示される。キャンペーン受付画面43には、キャンペーン受付メッセージとともに、[応募する]ボタン44、[応募しない]ボタン45が表示されるとともに、累計購入金額、累計購入数、応募口数、キャンペーンポイント、ユニークURLが表示される。[応募する]ボタン44をクリックすると、図2のキャンペーン応募初期画面20がディスプレイやタッチパネルに表示される。[応募しない]ボタン45をクリックすると、お礼メッセージとサイトからの退出ボタンが表示され、退出ボタンをクリックすると、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトからログアウトする。
【0081】
ステップ18(S−18)においてレシート画像データがハードディスクに格納されている場合(レシート画像データ記憶手段によって過去のレシート画像データが記憶されている場合)、サーバ14は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信されたレシート画像データに含まれるレシート表示項目とレシート画像データ記憶手段によって記憶したレシート画像データに含まれるレシート表示項目とを比較する(レシート第2比較手段)(S−22)。具体的には、ハードディスクに記憶した販売チャンネル、店舗の名称、店舗の住所、店舗の電話番号、商品購入日時、商品名とレシート画像データから抽出した販売チャンネル、店舗の名称、店舗の住所、店舗の電話番号、商品購入日時、商品名とを比較する。
【0082】
サーバ14は、それらレシート画像データに表示されたレシート表示項目どうしをレシート第2比較手段によって比較した結果、それらレシート表示項目が一致するか否かを判断する(S−23)。サーバ14は、レシート第2比較手段によってそれらレシート画像データに含まれるレシート表示項目どうしを比較した結果、それらレシート表示項目が一致した場合、レシート重複メッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する(レシート重複メッセージ送信手段)(S−24)。携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルには、図12に示すレシート重複画面46が表示される。レシート重複画面46には、レシート重複メッセージとともに、[応募する]ボタン47、[応募しない]ボタン48が表示される。[応募する]ボタン47をクリックすると、図2のキャンペーン応募初期画面20がディスプレイやタッチパネルに表示される。[応募しない]ボタン48をクリックすると、お礼メッセージとサイトからの退出ボタンが表示され、退出ボタンをクリックすると、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトからログアウトする。
【0083】
サーバ14は、ステップ23(S−23)においてそれらレシート画像データに含まれるレシート表示項目どうしが一致しない場合、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信されたレシート画像データに含まれるレシート表示項目と判断項目記憶手段によって記憶したレシート判断項目とを比較する(レシート第3比較手段)(S−25)。サーバ14は、レシート第3比較手段によってレシート表示項目がレシート判断項目の条件を満たすか否かを判断する(S−26)。レシート表示項目がレシート判断項目の条件を満たすと判断した場合、サーバ14は、レシート表示項目からキャンペーンの応募口数を割り出す(応募口数割出手段)(S−27)。
【0084】
具体的には、図4に示すように、レシート表示項目のうちのキャンペーン対象商品(購入商品)の購入価格(1000円)とレシート判断項目のうちの応募金額(500円)とから、応募口数(1000/500=2口)を割り出し、レシート表示項目のうちのキャンペーン対象商品(購入商品)の購入数(2個)とレシート判断項目のうちの必要購入数(1個)とから、応募口数(2/1=2口)を割り出す。サーバ14は、割り出した応募口数を各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶する(応募口数記憶手段)(S−28)。応募口数記憶手段においてサーバ14は、応募口数を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの識別子(キャンペーン識別子を含む)に関連付けた状態でハードディスクに記憶する。
【0085】
応募口数記憶手段を実行した後、サーバ14は、各携帯電話11A〜11Cや各スマートフォン12A〜12Cに対応したキャンペーン対象商品の購入金額をキャンペーンポイントに換算する(キャンペーンポイント換算手段)(S−29)。具体的には、レシート表示項目のうちのキャンペーン対象商品(購入商品)の購入価格(1000円)とレシート判断項目のうちの応募金額(500円)とから、購入価格をキャンペーンポイント(1000/500=2P)に換算する。サーバ14は、換算したキャンペーンポイントを各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶する(キャンペーンポイント記憶手段)(S−30)。キャンペーンポイント記憶手段においてサーバは、キャンペーンポイントを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの識別子(キャンペーン識別子を含む)に関連付けた状態でハードディスクに記憶する。
【0086】
次に、サーバ14は、各携帯電話11A〜11Cや各スマートフォン12A〜12Cに対応したキャンペーン対象商品の累計購入金額を算出する(累計金額算出手段)(S−31)。具体的には、既にキャンペーン対象商品を購入し、その金額が1500円である場合、前回の購入額(1500円)と今回の購入額(1000円)を合計し、累計購入金額(1500円+1000円=2500円)を算出する。サーバは、算出した累計購入金額を各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶する(累計購入金額記憶手段)(S−32)。累計購入金額記憶手段においてサーバ14は、累計購入金額を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの識別子(キャンペーン識別子を含む)に関連付けた状態でハードディスクに記憶する。
【0087】
さらに、サーバ14は、各携帯電話11A〜11Cや各スマートフォン12A〜12Cに対応したキャンペーン対象商品の累計購入数を算出する(累計数算出手段)(S−33)。具体的には、既にキャンペーン対象商品を購入し、その購入数が3個である場合、前回の購入数(3個)と今回の購入数(2個)を合計し、累計購入数(3個+2個=5個)を算出する。サーバ14は、算出した累計購入数を各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶する(累計購入数記憶手段)(S−34)。累計購入数記憶手段においてサーバ14は、累計購入数を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの識別子(キャンペーン識別子を含む)に関連付けた状態でハードディスクに記憶する。
【0088】
累計購入数記憶手段を実施した後、サーバ14は、レシート必要項目に該当した各レシート表示項目が表示されたレシート画像データを各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶する(レシート画像データ記憶手段)(S−35)。また、サーバ14は、キャンペーンにおけるレシート受付メッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する(受付メッセージ送信手段)(S−36)。携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルには、図11に示すキャンペーン受付画面43が表示される。なお、レシート画像データ記憶手段によって過去のレシート画像データが記憶されているから、その時点においてユニークURLが生成され、そのユニークURLが送信されている。したがって、ユニークURL生成手段、ユニークURL記憶手段、ユニークURL送信手段は行われない。
【0089】
ステップ26(S−26)においてサーバ14は、レシート表示項目がレシート判断項目の条件を満たさないと判断した場合、商品の購入金額と購入数とを各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎に区分して記憶する(S−37)。サーバ14は、商品の購入金額や購入数を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの識別子(キャンペーン識別子を含む)に関連付けた状態でハードディスクに記憶する。
【0090】
キャンペーン応募システム10は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12C(携帯通信端末)を使用し、インターネット13を介してキャンペーンサイトに接続しつつ、キャッシュレジスターから発行されたレシートのレシート画像データを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cからサーバ14に送信することで、キャンペーンに応募することができるから、キャッシュレジスター(POSレジ)にネットワーク構成機器を接続することなくキャンペーンを展開することができ、インターネット環境を利用して広範囲の地域でキャンペーンを実施することができる。
【0091】
キャンペーン応募システム10は、シリアル番号を印刷したキャンペーンシールを商品に貼付する手間や時間、コストを省くことができ、キャンペーンを廉価に実施することができる。キャンペーン応募システム10は、サーバ14が携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信されたレシート画像データに含まれるレシート表示項目とレシート必要項目とを比較し、レシート表示項目がレシート必要項目に該当する場合、キャンペーンにおけるレシート受付メッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信するから、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者がキャッシュレジスターから発行されたレシートを利用してキャンペーンに簡単に応募することができ、利用者がキャンペーンに気軽に参加することができる。
【0092】
キャンペーン応募システム10は、レシート表示項目がレシート必要項目に該当しない場合、キャンペーンの応募時にサーバ14がレシートエラーメッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信するから、キャンペーン対象商品やキャンペーン対象役務でないこと等を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者に速やかに知らせることができ、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者がキャンペーンへの応募の可否を迅速に知ることができる。
【0093】
キャンペーン応募システム10は、サーバ14が携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから送信されたレシート画像データとレシート画像データ記憶手段によって記憶したレシート画像データとを比較し、それらレシート画像データに含まれるレシート表示項目が一致した場合、レシート重複メッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信するから、同一のレシートによる二重応募を防ぐことができ、キャンペーンを公平中立に実施することができる。キャンペーン応募システム10は、レシート表示項目が一致した場合、レシート重複メッセージを携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信するから、二重応募を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者に速やかに知らせることができ、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者が同一のレシートによる応募を迅速に知ることができる。
【0094】
キャンペーン応募システム10は、サーバ14がレシート表示項目とレシート判断項目とを比較した結果、レシート表示項目がレシート判断項目を満たす場合、キャンペーンの応募口数を割り出すから、レシート表示項目から各携帯電話11A〜11C毎や各スマートフォン12A〜12C毎の公平なキャンペーン応募口数を割り出すことができ、応募口数の水増しや応募口数の漏れを防ぐことができる。
【0095】
図13は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに表示されたキャンペーン情報画面の一例を示す図である。図12のキャンペーン受付画面43に表示されたユニークURLをクリックし、または、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cのハードディスクに格納されたユニークURLをディスプレイやタッチパネルに呼び出してそれをクリックするとともに、認証手続きを行うことで、そのユニークURLに対応するキャンペーンサイトにログインすることができる。
【0096】
ユニークURLを利用してキャンペーンサイトにログインすると、図13に示すキャンペーン情報画面が携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルに表示される。キャンペーン情報画面49には、キャンペーン詳細情報を[見る]ボタン50、キャンペーン応募状況を[見る]ボタン51、当選結果を[見る]ボタン52、[応募する]ボタン53、[応募しない]ボタン54が表示される。
【0097】
キャンペーン詳細情報の[見る]ボタン50をクリックすると、サーバ14は、ユニークURLに対応するキャンペーンの詳細情報を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する(キャンペーン情報送信手段)。携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルには、キャンペーンの詳細情報画面(図示せず)が表示される。詳細情報画面には、図2の[見る]ボタン21をクリックした場合と同様に、キャンペーン名称、キャンペーンの実施期間、キャンペーンを主催する主催者チャンネル、キャンペーン実施店舗情報、キャンペーンの当選品、キャンペーンの当選品の個数、キャンペーン対象商品の種類、応募一口に対応する商品購入数、応募一口に対応する金額、金額に対応するキャンペーンポイント、キャンペーン対象商品や他の商品の詳細情報が表示される。
【0098】
キャンペーン応募システム10は、ユニークURLを使用して携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトにログイン(接続)し、[見る]ボタン50をクリックすると、その携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cにおけるログイン(接続)時のキャンペーン詳細情報が送信されるから、ユニークURLを利用して携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者が現在実施されているキャンペーンの詳細な内容を知ることができる。キャンペーン応募システム10は、キャンペーン情報を利用して販売する商品を再度宣伝することができ、商品の販売を促進することができる。
【0099】
キャンペーン応募状況の[見る]ボタン51をクリックすると、サーバ14は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから応募されたキャンペーンの応募状況を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する(応募状況送信手段)。携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルには、キャンペーンの応募状況詳細画面(図示せず)が表示される。応募状況詳細画面には、キャンペーン対象商品の累計購入数、累計購入数によるキャンペーン応募口数、キャンペーン対象商品の累計購入金額、累計購入金額によるキャンペーン応募口数等が表示される。キャンペーン応募システム10は、ユニークURLを使用して携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトにログイン(接続)し、[見る]ボタン51をクリックすると、その携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cにおけるログイン(接続)時のキャンペーン応募状況が送信されるから、ユニークURLを利用して携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者がこれまでに応募したキャンペーンの詳細な応募状況を知ることができる。
【0100】
キャンペーン当選結果の[見る]ボタン52をクリックすると、サーバ14は、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cから応募されたキャンペーンの当選結果を携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cに送信する(当選結果送信手段)。携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルには、キャンペーンの当選結果画面(図示せず)が表示される。当選結果画面には、キャンペーンの当選の有無、キャンペーンの当選品、応募数、応募倍率、抽選日時等が表示される。キャンペーン応募システム10は、ユニークURLを使用して携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトにログイン(接続)し、[見る]ボタン52をクリックすると、その携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cにおけるログイン(接続)時のキャンペーンの当選結果が送信されるから、ユニークURLを利用して携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cの利用者がこれまでに応募したキャンペーンの当選結果を知ることができる。
【0101】
図13のキャンペーン情報画面において、[応募する]ボタン53をクリックすると、図3に示すレシート撮影画面24が携帯電話11A〜11Cのディスプレイやスマートフォン12A〜12Cのタッチパネルに表示される。図13のキャンペーン情報画面において、[応募しない]ボタン23をクリックすると、お礼メッセージとサイトからの退出ボタンが表示され、退出ボタンをクリックすると、携帯電話11A〜11Cやスマートフォン12A〜12Cがキャンペーンサイトからログアウトする。
【符号の説明】
【0102】
10 キャンペーン応募システム
11A〜11C 携帯電話(携帯通信端末)
12A〜12C スマートフォン(携帯通信端末)
13 インターネット
14 サーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
図12
図13