【実施例】
【0054】
以下、参考例、実施例及び試験例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
【0055】
参考例及び実施例中で、カラムクロマトグラフィーを使用して精製した際の「シリカゲルカートリッジ」にはバイオタージ社製Biotage(登録商標)SNAPCartridge KP−Sil及びHP−Silを使用した。逆相カラムクロマトグラフィーを使用して精製した際の逆相カラムクロマトグラフィー」にはYMC−Actus Triart C18,5.0μm,φ30×50mmを用いた。TLCを使用して精製した際のTLC(シリカゲルプレート)にはSilica gel 60F254(メルク)を使用した。
【0056】
実施例中記載の各機器データは以下の測定機器で測定した。
【0057】
LCMSスペクトル:島津LCMS−IT−TOF、島津LCMS−2010EV、micromass Platform LC、micromass GCT、Agilent 6150、Agilent 1290Infinity及びAgilent1100
NMRスペクトル:[
1H-NMR]600MHz:JNM−ECA600(日本電子)、500MHz:JNM−ECA500(日本電子)
X線構造解析:R−AXIS RAPID II(Rigaku)
融点:示差熱天秤(TG-DTA):Thermo plus EVO TG8120(Rigaku)
実施例中の化合物名はACD/Name (ACD/Labs 12.0, Advanced Chemistry Development Inc.)により命名した。
実施例中で使用した核磁気共鳴(NMR)スペクトルに於ける略語を以下に示す。
s:シングレット(singlet)、d:ダブレット(doublet)、t:トリプレット(triplet)、q:カルテット(quartet)、dd:ダブルダブレット(double doublet)、qd:カルテットダブレット(quartet doublet)、ddd:ダブルダブルダブレット(double double doublet)、ddt:ダブルダブルトリプレット(double double triplet)、dddd:ダブルダブルダブルダブレット(double double double doublet)、m:マルチプレット(multiplet)、br:ブロード(broad)、J:カップリング定数、Hz:ヘルツ、DMSO−d6:重水素化ジメチルスルホキシド
全δ値を、ppm値で示した。
参考例1:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−(エトキシカルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(参考例1)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−エチル 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(参考例1−1)
下記実施例A−1で得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、200mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)懸濁液に、炭酸セシウム(261mg)を加え、室温で30分間攪拌した。更にエチル トシラート(201mg)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチル2回抽出した。合わせた有機層を水で1回、飽和食塩水で1回順次洗浄した後、酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。不溶物をろ別、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲルカートリッジ、ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜50:50)にて精製し、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−エチル 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(参考例1−1、68mg)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.01−5.92(m, 1H), 5.60(d, J=4.5 Hz, 1H), 5.37−5.30(m, 1H), 5.29−5.21(m, 2H), 4.77−4.62(m, 3H), 4.20−4.12(m, 2H), 2.62−2.46(m, 2H), 2.37−2.25(m, 1H), 2.22−2.17(m, 1H), 1.27(t, J=1.0 Hz, 3H).
MS m/z;350([M+Na]
+)
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−(エトキシカルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(参考例1)
下記実施例A−1の4と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−エチル 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(参考例1−1、68mg)より、表題化合物(参考例1、28mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=4.90−4.72(m, 1H), 4.12−3.95(m, 2H), 2.65−2.51(m, 1H), 2.15−1.82(m, 4H), 1.19(t, J=7.2 Hz, 3H).
MS m/z;232([M+H]
+)
参考例2:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(IV)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−エチル 2−アミノ−2−シアノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシラート(参考例2−1)
(1S,3S,5R,6S)−エチル 3−フルオロ−2−オキソビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシラート(国際公開第2000/37410号パンフレット、37.17g)の8mol/Lアンモニア−メタノール(250mL)溶液に、氷冷でオルトチタン酸テトライソプロピル(68.09g)と、トリメチルシリルシアニド(23.03g)を順次滴下した。氷冷で3.5時間攪拌した後、この反応溶液に12.4%クエン酸二ナトリウム水溶液(848g)を滴下した。トルエン(743ml)で2回抽出した後、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。不溶物をろ別後、トルエン(186mL)で不溶物を洗い、ろ液を濃縮及び精製することなく、(1S,2S,3S,5R,6S)−エチル 2−アミノ−2−シアノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシラート(参考例2−1)を含む溶液を、次の反応へ用いた。
1H NMR (600MHz, CHLOROFORM−d)δ=4.84(dd, J=5.6, 48.0 Hz, 1H), 4.13(qd, J=7.4, 2.5 Hz, 2H), 2.59−2.49(m, 1H), 2.46−2.45(m, 1H), 2.36(dd, J=7.6, 15.9 Hz, 1H), 2.09(br s, 1H), 2.02−2.01(m, 1H), 1.81(br s, 2H), 1.27(t, J=7.4 Hz, 1H).
MS m/z;213([M+H]
+)
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(IV)
得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−エチル 2−アミノ−2−シアノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボキシラート(参考例2−1)を含む溶液を減圧濃縮した。水(30ml)、酢酸(30ml)、35%塩酸(60ml)を加え、外温105℃で22時間攪拌した。反応溶液に、室温で活性炭(3.0g)を加え、1時間攪拌した。不溶物をろ別後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣を陰イオン交換カラムクロマトグラフィ(Dowex 1×8、0.5mol/L酢酸−水)にて精製し、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(IV、25.48g)を無色固体として得た。
1H NMR (500MHz, D2O)δ=5.06(dd, J=5.8, 53.2 Hz, 1H), 2.65(ddt, J=15.5, 42.0, 4.5 Hz, 1H), 2.36(dd, J=16.0, 29.0 Hz, 1H), 2.21−2.17(m, 1H), 2.10(br s, 1H), 1.91−1.89(m, 1H).
MS m/z;202([M−H]
−)
実施例A−1:(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)メトキシ)カルボニル−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−1)の合成。
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(A−1−1)
(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(IV)(4.00g)のジオキサン(24mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(48mL)懸濁液に、クロロギ酸アリル(0.42mL)を15分間かけて滴下し、室温で20時間攪拌した。この反応溶液に1mol/L塩酸を加え、pH1とした後、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥剤をろ別後、ろ液を減圧下濃縮し、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(A−1−1、6.23g)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6)δ=8.27(s, 1H), 5.98−5.81(m, 1H), 5.43−5.03(m, 3H), 4.59−4.36(m, 2H), 2.48−2.36(m, 1H), 2.22−1.93(m, 3H), 1.79(br s, 1H), 1.71(t, J=3.1 Hz, 1H).
MS m/z;310([M+Na]
+)
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2)
得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(A−1−1、6.23g)、パラホルムアルデヒド(3.00g)、p−トルエンスルホン酸1水和物(45mg)のトルエン(150mL)懸濁液を、Dean−Stark水分分離器を付け34時間、加熱還流した。放冷後、酢酸エチルで希釈し、有機層を飽和食塩水で2回洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、不溶物をろ過、ろ液を減圧下濃縮し、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、5.65g)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=5.89−5.78(m, 1H), 5.49(d, J=4.5 Hz, 1H), 5.25−5.10(m, 3H), 4.65−4.48(m, 3H), 2.54−2.35(m, 2H), 2.27−2.11(m, 2H), 1.96(dd, J=3.3, 6.6 Hz, 1H).
MS m/z;300([M+H]
+)
(3)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)メチル) 3’−アリル 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’,6−ジカルボキシラート(A−1−3)
得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、1.05g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)溶液に、炭酸セシウム(1.37g)を加え、60℃で10分間攪拌した。反応液を室温にした後、クロロメチル アダマンタン−1−カルボキシラート(J.Med.Chem.,23,474(1980)参照}(1.70g)を加え、60℃で1時間攪拌した。放冷後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた。水層を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を水で1回、飽和食塩水で2回洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。不溶物をろ別、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲルカートリッジ、ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜50:50)にて精製し、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)メチル) 3’−アリル 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’,6−ジカルボキシラート(A−1−3、894mg)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=5.95(s, 1H), 5.79−5.71(m, 2H), 5.61(d, J=5.0 Hz, 1H), 5.37−5.30(m, 1H), 5.30−5.24(m, 2H), 4.77−4.60(m, 3H), 2.68−2.61(m, 1H), 2.61−2.48(m, 1H), 2.38−2.28(m, 1H), 2.27−2.21(m, 1H), 2.12−2.07(m, 1H), 2.02(br s, 3H), 1.93−1.84(m, 6H), 1.77−1.65(m, 6H).
MS m/z;514([M+Na]
+)
(4)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)メトキシ)カルボニル−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A-1)
得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)メチル) 3’−アリル 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’,6−ジカルボキシラート(A−1−3、894mg)のクロロホルム(30mL)溶液に、窒素雰囲気下、1,3−ジメチルバルビツール酸(828mg)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(102mg)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣にアセトニトリルを加え、室温で20分間攪拌した。得られた固体をろ取、水で洗浄し、表題化合物(A−1、588mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=5.59(m, 2H), 4.82−4.65(m, 1H), 2.58−2.45(m, 1H), 2.07−1.96(m, 1H), 1.95−1.92(m, 1H), 1.90(br s, 3H), 1.86(br s, 2H), 1.76−1.69(m, 6H), 1.65−1.51(m, 6H).
MS m/z;396([M+H]
+)
[α]
D25 37.6 (c 0.25, EtOH)
実施例A−2:
(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−2)の合成
(1)1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−2−1)
1−アダマンタンカルボン酸(1.50g)の水(22mL)懸濁液に、炭酸ナトリウム(3.53g)を加え、100℃で20分間攪拌した。0℃へ冷却した後、反応液に、テトラブチルアンモニウム ハイドロゲン サルフェート(1.00g)、クロロホルム(30mL)、及び1−クロロエチル スルホクロリデート(1.94g)を加え、0℃で1時間、室温で12時間攪拌した。この反応溶液に水を加え、クロロホルムで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。不溶物をろ別、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲルカートリッジ、ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜50:50)にて精製し、1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−2−1、1.10g)を無色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.54(q, J=5.8 Hz, 1H), 2.03(br s, 4H), 1.97−1.63(m, 14H).
(2)1−ブロモエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−2−2)
得られた1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−2−1、500mg)のベンゼン(5mL)溶液に、テトラブチルアンモニウムブロミド(25.2mg)とトリメチルシリルブロミド(0.80mL)を加え、80℃で18時間攪拌した。この反応溶液を減圧濃縮した後、クロロホルムで希釈した。この有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ別後、減圧下濃縮し、1−ブロモエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−2−2、498mg)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.72(q, J=5.8 Hz, 1H), 2.08−1.96(m, 6H), 1.96−1.84(m, 6H), 1.81−1.67(m, 6H).
(3)(1S,2S,3S,5R,6S)−1−(((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エチル) 3’−アリル 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(A−2−3)
実施例A-1(3)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、800mg)と、1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−2−1、1.62g)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−1−(((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エチル) 3’−アリル 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(A−2−3、500mg)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.87−6.76(m, 1H), 6.03−5.92(m, 1H), 5.64−5.57 (m, 1H), 5.39−5.22(m, 3H), 4.79−4.58(m, 3H), 2.62−2.47(m, 2H), 2.39−2.27(m, 1H), 2.26−2.18(m, 1H), 2.11−2.05(m, 1H), 2.04−1.97(m, 3H), 1.92−1.80(m, 6H), 1.77−1.64(m, 6H), 1.49−1.41(m, 3H).
MS m/z;528([M+Na]
+)
(4)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−2)
実施例A-1(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−1−(((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エチル) 3’−アリル 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(A−2−3、700mg)より、表題化合物(A−2、330mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=6.70−6.65(m, 1H), 4.89−4.75(m, 1H), 2.66−2.51(m, 1H), 2.14−2.04(m, 1H), 1.97(m, 4H), 1.93(m, 2H), 1.78(br s, 6H), 1.72−1.61(m, 6H), 1.42−1.37(m, 3H).
MS m/z;410([M+H]
+)
実施例A−3:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−3)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エチル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(A−3−1)
実施例A−1(3)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、350mg)と、1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(768mg)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エチル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(A−3−1、260mg)を無色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.79−6.69(m, 1H), 6.01−5.91(m, 1H), 5.63−5.57 (m, 1H), 5.38−5.30(m, 1H), 5.30−5.22(m, 2H), 4.78−4.59(m, 3H), 4.58−4.49(m, 1H), 2.64−2.47(m, 2H), 2.37−2.20(m, 2H), 2.13−2.05(m, 2H), 1.97−1.88(m, 1H), 1.73−1.64(m, 2H), 1.54−1.36(m, 5H), 1.05(dd, J=2.1, 11.1 Hz, 2H), 0.96−0.82(m, 7H), 0.82−0.73(m, 3H).
MS m/z;548([M+Na]
+)
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−3)
実施例A−1(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エチル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(A−3−1、260mg)より、表題化合物(A−3、133mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=6.65−6.51(m, 1H), 4.91−4.74(m, 1H), 4.53−4.37(m, 1H), 2.69−2.53(m, 1H), 2.15−1.99(m, 2H), 1.98−1.87(m, 3H), 1.86−1.75(m, 1H), 1.68−1.57(m, 2H), 1.52−1.39(m, 4H), 1.39−1.29(m, 1H), 1.11−0.95(m, 2H), 0.93−0.80(m, 7H), 0.78−0.68(m, 3H).
MS m/z;430([M+H]
+)
実施例A−4:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)メトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−4)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、350mg)と、1−クロロメチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(727mg)より、表題化合物(A−4、140mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=5.74−5.64(m, 2H), 4.91−4.74(m, 1H), 4.53−4.42(m, 1H), 2.67−2.53(m, 1H), 2.15−2.02(m, 2H), 2.00−1.93(m, 3H), 1.86−1.77(m, 1H), 1.68−1.59(m, 2H), 1.53−1.42(m, 1H), 1.41−1.33(m, 1H), 1.04(s, 2H), 0.94−0.80(m, 7H), 0.75(d, J=7.0 Hz, 3H).
MS m/z;416([M+H]
+)
実施例A−5:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−(1−((3,5−ジメチルアダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−5)の合成
(1)1−クロロエチル 3,5−ジメチルアダマンタン−1−カルボキシラート(A−5−1)
実施例A−2(1)と同様にして、3,5−ジメチルアダマンタン−1−カルボン酸(2.00g)と、1−クロロエチル スルホクロリデート(2.58g)より、1−クロロエチル 3,5−ジメチルアダマンタン−1−カルボキシラート(A−5−1、1.48g)を無色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.59−6.48(m, 1H), 2.17−2.08(m, 4H), 1.79(d, J=5.8 Hz, 3H), 1.76−1.69(m, 1H), 1.60−1.43(m, 5H), 1.40−1.29(m, 4H), 1.21−1.11(m, 2H), 0.90−0.82(m, 6H).
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−(((3,5−ジメチルアダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−5)
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、500mg)と、1−クロロエチル 3,5−ジメチルアダマンタン−1−カルボキシラート(A−5−1、1.13g)より、表題化合物(A-5、70mg)を無色固体として得た。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6)δ=6.69−6.58(m, 1H), 4.91−4.70(m, 1H), 2.65−2.50(m, 1H), 2.16−1.94(m, 2H), 1.94−1.75(m, 1H), 1.57(br s, 2H), 1.47−1.19(m, 7H), 1.16−1.03(m, 2H), 0.84−0.69(m, 6H).
MS m/z;438([M+H]
+)
実施例A−6:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((オクタノイルオキシ)メトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−6)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、300mg)と、クロロメチル オクタノエート(483mg)より、表題化合物(A−6、95mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=5.72−5.63(m, 2H), 4.90−4.75(m, 1H), 2.67−2.51(m, 1H), 2.35(t, J=7.4 Hz, 2H), 2.14−2.00(m, 2H), 1.98−1.91(m, 2H), 1.56−1.47(m, 2H), 1.32−1.18(m, 8H), 0.89−0.82(m, 3H).
MS m/z;360([M+H]
+)
実施例A−7:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((((ピバロイルオキシ)メトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−7)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、400mg)と、クロロメチル ピバラート(193mg)より、表題化合物(A−7、60mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=5.72−5.66(m, 2H), 4.89−4.74(m, 1H), 2.67−2.53(m, 1H), 2.14−2.04(m, 1H), 2.04−1.99(m, 1H), 1.97−1.92(m, 2H), 1.15(s, 9H).
MS m/z;318([M+H]
+)
実施例A−8:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((1−(イソブチルオキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 塩酸塩(A−8)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−(1−(イソブチリルオキシ)エチル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’,6−ジカルボキシラート(A−8−1)
実施例A−1(3)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、1.43g)と、1−クロロエチル イソブチレート(1.80g)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−(1−(イソブチリルオキシ)エチル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’,6−ジカルボキシラート(A−8−1、307mg)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.84(dd, J=5.4, 11.1 Hz, 1H), 6.03−5.87(m, 1H), 5.47−5.43(m, 1H), 5.43−5.29(m, 1H), 5.29−5.22(m, 2H), 4.79−4.58(m, 3H), 2.66−2.42(m, 3H), 2.39−2.27(m, 1H), 2.26−2.18(m, 1H), 2.05(s, 1H), 1.48(d, J=5.4 Hz, 3H), 1.24−1.12(m, 13H).
MS m/z;436([M+Na]
+)
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((1−(イソブチルオキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 塩酸塩(A−8)
実施例A−1(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−(1−(イソブチリルオキシ)エチル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’,6−ジカルボキシラート(A−8−1、403mg)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((1−(イソブチルオキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸を含む淡黄色油状物(278mg)を得た。得られた油状物に、酢酸エチル(3mL)を加え、攪拌した後、氷冷下、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(3mL)を加えた。室温にて30分間攪拌した後、減圧濃縮、乾燥し、表題化合物(A−8、200mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=8.82−8.64(m, 1H), 6.80−6.63(m, 1H), 5.19−4.99(m, 1H), 3.49−3.30(m, 2H), 2.68−2.43(m, 1H), 2.37−2.18(m, 2H), 2.18−2.01(m, 2H), 1.49−1.38(m, 3 H), 1.16−1.01(m, 6H).
MS m/z;318([M+H]
+)
実施例A−9:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−(((ベンゾイルオキシ)メトキシ)カルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−9)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、500mg)と、クロロメチル ベンゾエート(712mg)より、表題化合物(A−9、198mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=8.03−7.94(m, 2H), 7.77−7.68(m, 1H), 7.62−7.51(m, 2H), 6.00−5.89(m, 2H), 4.97−4.77(m, 1H), 2.67−2.53(m, 1H), 2.17−2.06(m, 2H), 2.05−1.95(m, 2H).
MS m/z;338([M+H]
+)
実施例A−10:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−((1−(((シクロヘキシルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−10)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、1.35g)と、1−クロロエチル シクロヘキシル カーボナート(2.06mL)より、表題化合物(A−10、113mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=6.68−6.52(m, 1H), 4.92−4.75(m, 1H), 4.62−4.49(m, 1H), 2.70−2.52(m, 1H), 2.19−1.89(m, 4H), 1.89−1.78(m, 2H), 1.70−1.58(m, 2H), 1.53−1.12(m, 7H).
MS m/z;374([M+H]
+)
実施例A−11:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−((1−(((シクロオクチルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−11)の合成
(1)1−クロロエチル シクロオクチル カーボナート(A−11−1)
シクロオクタノール(1.79g)のクロロホルム(40mL)溶液に、ピリジン(1.13mL)を加えた後、反応溶液を−60℃へ冷却した。この反応溶液に同温度で1−クロロエチル カルボノクロリデート(1.53mL)を10分間かけて加えた。その後、反応溶液を室温まで昇温し、同温度で3時間攪拌した。反応溶液にクロロホルムを加え、この有機層を飽和食塩水で3回洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。不溶物をろ過し、ろ液を減圧濃縮し、1−クロロエチル シクロオクチル カーボナート(A−11−1、3.70g)を無色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.48−6.37(m, 1H), 4.96−4.81(m, 1H), 1.97−1.66(m, 7H), 1.64−1.42(m, 7H).
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−((1−(((シクロオクチルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−11)
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸[A−1−2]380mgと、1−クロロエチル シクロオクチル カーボナート(A−11−1、745mg)より、表題化合物(A−11、93mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=6.64−6.53(m, 1H), 4.92−4.76(m, 2H), 4.76−4.66(m, 1H), 2.68−2.53(m, 1H), 2.17−2.00(m, 2H), 2.00−1.89(m, 2H), 1.85−1.57(m, 6H), 1.57−1.36(m, 11H).
MS m/z;402([M+H])
+
実施例A−12:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−((1−((((4,4−ジメチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−12)の合成
(1)1−クロロエチル (4,4−ジメチルシクロヘキシル)カルボナート(A−12−1)
実施例A−11(1)と同様にして、1−クロロエチル カルボノクロリデート(1.19mL)と、4,4−ジメチル−1−シクロヘキサノール(2.00g)より、1−クロロエチル (4,4−ジメチルシクロヘキシル)カルボナート(A−12−1、4.37g)を無色油状物として得た。
1H NMR(200 MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.49−6.36(m, 1H), 4.68(dddd, J=4.4, 4.4, 8.8, 8.8 Hz, 1H), 1.94−1.38(m, 9H), 1.35−1.16(m, 2H), 0.94(s, 3H), 0.92(s, 3H).
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−6−((1−((((4,4−ジメチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−12)
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A-1−2、300mg)と、1−クロロエチル (4,4−ジメチルシクロヘキシル)カルボネート(A−12−1、588mg)より、表題化合物(A−12、70mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=6.64−6.55(m, 1H), 4.89−4.73(m, 1H), 4.60−4.50(m, 1H), 2.67−2.51(m, 1H), 2.15−1.99(m, 2H), 1.99−1.89(m, 2H), 1.78−1.70(m, 2H), 1.61−1.50(m, 2H), 1.47−1.41(m, 3H), 1.40−1.32(m, 2H), 1.28−1.18(m, 2H), 0.94−0.84 (m, 6H).
MS m/z;402([M+H]
+)
実施例A−13:(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((((アダマンタン−1−イルオキシ)カルボニル)オキシ)メトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−13)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、500mg)と、アダマンタン−1−イル (クロロメチル) カルボナート(1.02g)より、表題化合物(A−13、120mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=5.67−5.60(m, 2H), 4.94−4.77(m, 1H), 2.67−2.54(m, 1H), 2.21−1.94(m, 13H), 1.62(br s, 6H).
MS m/z;412([M+H]
+)
実施例A−14:(1S,2S,3S,5R,6S)−6−((1−(((アダマンタン−1−イルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−14)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、500mg)と、アダマンタン−1−イル (1−クロロエチル) カルボネート(1.08g)より、表題化合物(A−14、164mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=6.60−6.48(m, 1H), 4.92−4.72(m, 1H), 2.69−2.42(m, 1H), 2.20−1.86(m, 13H), 1.61(br s, 6H), 1.41(dd, J=1.7, 5.4 Hz, 3H).
MS m/z;426([M+H])
+
実施例A−15:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((1−((イソプロピルオキシカルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 トリフルオロ酢酸塩(A−15)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−(1−(((イソプロピルオキシカルボニル)オキシ)エチル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’,6−ジカルボキシラート(A−15−1)
実施例A−1(3)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、400mg)と、1−クロロエチル イソプロピル カーボナート(204mg)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−(1−(((イソプロピルオキシカルボニル)オキシ)エチル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’,6−ジカルボキシラート(A−15−1、95mg)を無色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.79−6.70(m, 1H), 6.02−5.90(m, 1H), 5.63−5.56(m, 1H), 5.38−5.30(m, 1H), 5.27(m, 2H), 4.94−4.84(m, 1H), 4.78−4.57(m, 3H), 2.63 −2.47(m, 2H), 2.38−2.20(m, 2H), 2.13−2.05(m, 1H), 1.52(m, 3H), 1.33−1.29(m, 6H).
MS m/z;452([M+Na])
+
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((1−((イソプロピルオキシカルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 トリフルオロ酢酸塩(A−15)
実施例A−1(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−(1−(((イソプロピルオキシカルボニル)オキシ)エチル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(A−15−1、95mg)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((1−((イソプロピルオキシカルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸を含む固体を得た。得られた固体にジメチルスルホキシドを加え、この溶液を逆相カラムクロマトグラフィー(移動相:0.1% TFA MeCN/H
2O=10/90〜90/10;v/v)にて精製した。フラクションを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和し、クロロホルムにて抽出し、Phase Separatorにてろ過した。ろ液を減圧濃縮し、表題化合物(A−15、65mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=6.66−6.58(m, 1H), 5.14−5.01(m, 1H), 4.82−4.75(m, 1H), 2.65−2.51(m, 1H), 2.33−2.05(m, 4H), 1.48−1.41(m, 3H), 1.26−1.20(m, 6H).
MS m/z;334([M+H])
+
実施例A−16:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−16)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、660mg)と、4−(ブロモメチル)−5−メチル−1,3−ジオキソール−2−オン(639mg)より、表題化合物(A−16、188mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=4.96(s, 2H), 4.93−4.78(m, 1H), 2.68−2.52(m, J=14.9 Hz, 1H), 2.19−2.01(m, 5H), 2.01−1.89(m, 2H).
MS m/z;316([M+H]
+)
実施例A−17:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 6−(3−フタリジル) エステル 塩酸塩(A−17)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−(3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’,6−ジカルボキシラート(A−17−1)
実施例A−1(3)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−(((アリルオキシ)カルボニル)−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−6−カルボン酸(A−1−2、640mg)と、3-ブロモフタリド(456mg)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−(3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(A−17−1、380mg)を淡黄色アモルファスとして得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=7.98−7.89(m, J=7.4 Hz, 1H), 7.83−7.55(m, 3H), 7.46−7.40(m, 1H), 5.92−5.82(m, 1H), 5.65−5.58(m, 1H), 5.30−5.25(m, 1H), 5.25−5.19(m, 1H), 5.18−5.10(m, 1H), 4.77−4.54 (m, 3H), 2.74−2.65(m, 1H), 2.64−2.50(m, 1H), 2.39−2.28(m, 2H), 2.21−2.16(m, 1H).
MS m/z;454([M+Na]
+)
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 6−(3−フタリジル) エステル 塩酸塩(A−17)
実施例A−8(2)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−3’−アリル 6−(3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イル) 3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサゾリジン]−3’ ,6−ジカルボキシラート(A−17−1、380mg)より、表題化合物(A−17、120mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=7.98−7.73(m, 4H), 7.53−7.47(m, 1H), 5.18−5.03(m, 1H), 2.67−2.51(m, 1H), 2.40−2.24(m, 3H), 2.21−2.15(m, 1H).
MS m/z;336([M+H]
+)
実施例A−18:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−18)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−カルボキシル−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−1)
(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(IV)(70.0g)に、1mol/Lトリエチルボラン・テトラヒドロフラン溶液(362mL)を、氷冷で20分間かけて滴下し、水冷で4時間攪拌した。ヘプタン(4200mL)にこの反応溶液を1時間かけて滴下し、室温で30分間攪拌した。得られた固体をろ取、ヘプタン(140mL)で洗浄し、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−カルボキシル−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−1、89.68g)を無色固体として得た。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6)δ=6.89−6.80 (m, 1H), 6.15−6.04 (m, 1H), 4.95−4.81 (m, 1H), 3.33 (s, 1H), 2.53−2.37 (m, 1H), 2.25−2.15 (m, 1H), 2.06−2.02 (m, 1H), 2.00−1.93 (m, 1H), 1.82−1.76 (m, 1H), 0.77−0.69 (m, 6H), 0.35−0.22 (m, 4H).
MS m/z;272([M+H]
+)
(2)(S)−1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(A−18−2−1)、及び(R)−1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(A−18−2−2)
1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(146g)のヘプタン(146mL)溶液を、−25℃で1.5時間攪拌した。得られた固体をろ取し、(S)−1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナートを含む無色固体として得た。得られた(S)−1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナートを含む無色固体(46.8g)のヘプタン(94mL)溶液を、−40℃で1.5時間攪拌した。得られた固体をろ取し、(S)−1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(A−18−2−1、37.87g)を無色固体として得た。また、1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(300mg)を、キラルカラムクロマトグラフィーによる分取(CHIRALCEL OD、ヘキサン)で、(S)−1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(A−18−2−1、117mg)を無色固体として、(R)−1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(A−18−2−2、129mg)を無色油状物として得た。得られた化合物(A−18−2−1)の絶対立体配置は、X線構造解析により決定した。
化合物(A−18−2−1)のスペクトル
1H NMR (600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.43(q, J=5.8 Hz, 1H), 4.58 (dt, J=4.5, 10.9 Hz, 1H), 2.15−2.10 (m, 1H), 2.00−1.90 (m, 1H), 1.83 (d, J=2.8 Hz, 3H), 1.72−1.66 (m, 2H), 1.52−1.41 (m, 2H), 1.12−1.02 (m, 2H), 0.94−0.86 (m, 7H), 0.79 (d, J=7.0 Hz, 3H) .
化合物(A−18−2−2)のスペクトル
1H NMR (600MHz, CHLOROFORM−d)δ= 6.43 (q, J=5.8 Hz, 1H), 4.60 (dt, J=4.1, 10.9 Hz, 1H), 2.10−2.05 (m, 1H), 1.98−1.91 (m, 1H), 1.83 (d, J=5.8 Hz, 3H), 1.72−1.67 (m, 2H), 1.53−1.40 (m, 2H), 1.11−1.03 (m, 2H), 0.94−0.86 (m, 7H), 0.81 (d, J=7.0 Hz, 3H).
(3)(1S,2S,3S,5R,6S)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−6−((((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−3)
(1)で得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−6−カルボキシル−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−1、25.0g)のジメチルスルホキシド(475mL)溶液に、炭酸カリウム(13.38g)を加え、室温で30分間攪拌した。この反応液に、(2)で得られた(S)−1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(A−18−2−1、29.08g)と、18−クラウン−6(25.60g)をジメチルスルホキシド(25mL)で洗い込みながら加え、室温で4.5時間攪拌した。この反応混合物を氷冷下酢酸エチル(750mL)で希釈し、氷冷した反応液を、飽和塩化アンモニウム水溶液(250mL)と水(250mL)の溶液に、20分間かけて加えた。酢酸エチル(250mL)で反応容器を洗い、これも一緒にした。合わせた反応液を分液後、得られた有機層にヘプタン(500mL)を加えた。得られた有機層を飽和食塩水で1回洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。不溶物をろ別後、ろ液を濃縮及び精製することなく、(1S,2S,3S,5R,6S)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−6−((((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−3)を含む溶液を、次の反応へ用いた。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6)δ=6.94−6.85 (m, 1H), 6.64−6.54 (m, 1H), 6.19−6.09 (m, 1H), 4.99−4.84 (m, 1H), 4.51−4.43 (m, 1H), 2.49−2.39 (m, 1H), 2.24−2.15 (m, 1H), 2.14−2.09 (m, 1H), 2.08−2.02 (m, 1H), 1.98−1.92 (m, 1H), 1.83−1.72 (m, 2H), 1.67−1.58 (m, 2H), 1.50−1.42 (m, 4H), 1.39−1.30 (m, 1H), 1.08−0.98 (m, 2H), 0.91−0.84 (m, 7H), 0.78−0.67 (m, 9H), 0.37−0.21 (m, 4H).
MS m/z;520([M+Na]
+)
(4)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 ベンゼンスルホン酸塩(A−18−4)
(3)で得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−6−((((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−3)の溶液に、ベンゼンスルホン酸・1水和物(19.50g)を加え、室温で18時間攪拌した。得られた固体をろ取、酢酸エチルとヘプタン(50mL、25mL)の混合溶媒で洗浄し、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 ベンゼンスルホン酸塩(A−18−4、33.0g)を無色固体として得た。得られた化合物(A−18−4)の絶対立体配置は、X線構造解析により決定した。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6)δ=7.62−7.56 (m, 2H), 7.34−7.27 (m, 3H), 6.61−6.57 (m, 1H), 5.17−5.05 (m, 1H), 4.50−4.44 (m, 1H), 2.65−2.51 (m, 1H), 2.29−2.18 (m, 2H), 2.15−2.10 (m, 1H), 2.10−2.06 (m, 1H), 1.97−1.92 (m, 1H), 1.83−1.74 (m, 1H), 1.67−1.59 (m, 2H), 1.50−1.43 (m, 4H), 1.38−1.31 (m, 1H), 1.09−0.98 (m, 2H), 0.91−0.81 (m, 7H), 0.75 (d, J=7.0 Hz, 3H).
MS m/z;428([M−H]
-)
[α]
D24 −5.8 (c 1.02, EtOH)
融点 178℃(分解)
(5)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−18)
(4)で得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 ベンゼンスルホン酸塩(A−18−4、33.0g)のアセトン(125mL)懸濁液に、水(25mL)を加え、溶解させた。水(1225mL)に、得られた溶液を30分間かけて滴下し、室温で2時間攪拌した。得られた固体をろ取、水(50ml)で洗浄し、表題化合物(A−18、24.08g)を無色固体として得た。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6)δ=6.61−6.55 (m, 1H), 4.90−4.77 (m, 1H), 4.50−4.43 (m, 1H), 2.67−2.54 (m, 1H), 2.11−2.00 (m, 2H), 1.97−1.89 (m, 3H), 1.83−1.75 (m, 1H), 1.66−1.59 (m, 2H), 1.51−1.41 (m, 4H), 1.38−1.31 (m, 1H), 1.09−0.97 (m, 2H), 0.91−0.80 (m, 7H), 0.75 (d, J=7.0 Hz, 3H).
MS m/z;428([M−H]
-)
融点 175℃(分解)
(6)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 メタンスルホン酸塩(A−18−6)
実施例A−18(4)と同様にして、(3)で得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−6−((((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−3)と、メタンスルホン酸より、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 メタンスルホン酸塩(A−18−6)を無色固体として得た。
融点 160℃(分解)
(7)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 エタンスルホン酸塩(A−18−7)
実施例A−18(4)と同様にして、(3)で得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−6−((((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−3)と、エタンスルホン酸より、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 エタンスルホン酸塩(A−18−7)を無色固体として得た。
融点 195℃(分解)
(8)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 p−トルエンスルホン酸塩(A−18−8)
実施例A−18(4)と同様にして、(3)で得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−6−((((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−3)と、p−トルエンスルホン酸・1水和物より、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 p−トルエンスルホン酸塩(A−18−8)を無色固体として得た。
融点 175℃(分解)
(9)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 (−)−10−カンファースルホン酸塩(A−18−9)
実施例A−18(4)と同様にして、(3)で得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−6−((((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−3)と、(−)−10−カンファースルホン酸より、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((S)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 (−)−10−カンファースルホン酸塩(A−18−9)を無色固体として得た。
融点 174℃(分解)
実施例A−19:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((R)−1−(((((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル)オキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−19)の合成
実施例A−18(3)−(5)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−カルボキシル−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−1、33mg)と(R)−1−クロロエチル ((1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシル) カルボナート(A−18−2−2、51mg)より、表題化合物(A−19、7.0mg)を無色固体として得た。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6) δ= 6.60 (m, 1H), 4.89−4.71 (m, 1H), 4.44 (dt, J=4.1, 10.9 Hz, 1H), 2.56−2.40 (m, 1H), 2.11−2.01 (m,2H), 1.98−1.93 (m, 1H), 1.91 (br s,2H), 1.85−1.77 (m, 1H), 1.90−1.60 (m,2H), 1.49−1.42 (m, 4H), 1.39−1.31 (m, 1H), 1.08−0.98 (m,2H), 0.91−0.83 (m, 7H), 0.74 (d, J=7.0 Hz, 3H).
MS m/z;428([M-H]-)
実施例A−20:(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−20)の合成
(1)(S)−1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−20−1−1)、及び(R)−1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−20−1−2)
1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−2−1、600mg)をキラルカラムクロマトグラフィーによる分取(CHIRALPAK AD−H、ヘキサン/エタノール=95/5)で、先に溶出する(S)−1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−20−1−1、230mg)を無色固体として、後に溶出する(R)−1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−20−1−2、200mg)を無色固体として得た。得られた化合物(A−20−1−2)の絶対立体配置は、X線構造解析により決定した。
化合物(A−20−1−1)のスペクトル
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.54(q, J=5.8 Hz, 1H), 2.03(br s, 4H), 1.97−1.63(m, 14H).
[α]
D22 112.7 (c 1.11, EtOH)
化合物(A−20−1−2)のスペクトル
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.54(q, J=5.8 Hz, 1H), 2.03(br s, 4H), 1.97−1.63(m, 14H).
[α]
D23 -111.7 (c 1.09, EtOH)
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−20)
実施例A−18(3)〜(5)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−カルボキシル−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−1、1.85g)と(S)−1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−2−1、1.10g)より、表題化合物(A−20、636mg)を無色固体として得た。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6)δ=6.70−6.65 (m, 1H), 4.88−4.75 (m, 1H), 2.66−2.51 (m, 1H), 2.14−2.05 (m, 1H), 2.02−1.95 (m, 4H), 1.95−1.90 (m, 2H), 1.79−1.76 (m, 6H), 1.71−1.62 (m, 6H), 1.42−1.38 (m, 3H).
MS m/z;408([M−H]
-)
[α]
D25 42.9 (c 0.57, MeOH)
(3)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 メタンスルホン酸塩(A−20−3)
実施例A−18(6)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 メタンスルホン酸塩(A−20−3)を無色固体として得た。
融点 154℃(分解)
(4)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 エタンスルホン酸塩(A−20−4)
実施例A−18(7)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 エタンスルホン酸塩(A−20−4)を無色固体として得た。
融点 171℃(分解)
(5)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 ベンゼンスルホン酸塩(A−20−5)
実施例A−18(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 ベンゼンスルホン酸塩(A−20−5)を無色固体として得た。
融点 147℃(分解)
(6)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 p−トルエンスルホン酸塩(A−20−6)
実施例A−18(8)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((S)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 p−トルエンスルホン酸塩(A−20−6)を無色固体として得た。
融点 146℃(分解)
実施例A−21:(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((R)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−21)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((R)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−21−1)
実施例A−18(3)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−カルボキシル−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−18−1、1.45g)と(R)−1−クロロエチル アダマンタン−1−カルボキシラート(A−20−1−2、2.08g)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((R)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−21−1)を含む溶液を得て、次の反応へ用いた。
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((R)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 塩酸塩(A−21−2)
得られた(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((R)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2,2’−ジエチル−3−フルオロ−5’−オキソスピロ[ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4’−オキサザボロリジン]−3’−イウム−8−ウイド(A−21−1)の溶液に、室温で4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2.7mL)を加え、室温で7時間攪拌した。得られた固体をろ取、酢酸エチルとヘプタン(10mL、10mL)の混合溶媒で洗浄し、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((R)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 塩酸塩(A−21−2、1.20g)を無色固体として得た。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6)δ= 6.72−6.68 (m, 1H), 5.14−5.02 (m, 1H), 2.61−2.51 (m, 1H), 2.32−2.20 (m, 2H), 2.13−2.04 (m, 2H), 1.98 (br s, 3H), 1.80−1.76 (m, 6H), 1.71−1.62 (m, 6H), 1.42 (d, J=5.4 Hz, 3H) .
MS m/z;410([M+H]+)
融点 164℃(分解)
(3)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((R)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−21)
実施例A−18(5)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−(((R)−1−((アダマンタン−1−カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 塩酸塩(A−21−2、2.20g)より、表題化合物(A−21、1.36g)を無色固体として得た。
1H NMR (600MHz, DMSO−d6)δ= 6.68 (q, J=5.6 Hz, 1H), 4.90−4.74 (m, 1H), 2.66−2.52 (m, 1H), 2.12−2.04 (m, 1H), 2.01 (dd, J=2.9, 6.6 Hz, 1H), 1.97 (br s, 3H), 1.96−1.90 (m, 1H), 1.88 (m, 1H), 1.78 (d, J=2.5 Hz, 6H), 1.71−1.61 (m, 6H), 1.40 (d, J=5.4 Hz, 3H) .
MS m/z;410([M+H]+)
[α]
D24 24.0 (c 0.53, MeOH)
実施例B−1:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−2−((1−(((シクロヘキシルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(B−1)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−6−((アリルオキシ)カルボニル)2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(B−1−1)
(1S,2S,3S,5R,6S)−2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(A−1−1、1.41g)、アリルアルコール(336μL)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(837μL)、N,N−ジメチルアミノピリジン(60mg)のクロロホルム(30mL)溶液を0℃へ冷却した。この溶液に、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(837mg)を加えた後、室温まで昇温し、2日間攪拌した。この反応溶液にクロロホルムを加え、この有機層を0.25mol/L−塩酸で2回、水で1回、飽和食塩水で1回順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、不溶物をろ過し、ろ液を減圧濃縮し、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−((アリルオキシ)カルボニル)2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(B−1−1、1.30g)を無色アモルファスとして得た。
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−2−((1−(((シクロヘキシルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(B−1)
実施例A−8(2)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−((アリルオキシ)カルボニル)2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(B−1−1、701mg)と、1−クロロエチル シクロヘキシル カーボナート(664mg)より、表題化合物(B−1、115mg)を黄色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=6.79−6.64(m, 1H), 5.26−4.93(m, 1H), 4.64−4.51(m, 1H), 2.38−2.13(m, 2H), 2.13−1.94(m, 2H), 1.91−1.80(m, 2H), 1.73−1.58(m, 2H), 1.53(dd, J=5.4, 8.3 Hz, 7H), 1.38−1.17(m, 3H).
MS m/z;374([M+H]
+)
実施例B−2:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−2−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(B−2)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−6−((アリルオキシ)カルボニル)2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(B−1−1、650mg)と、4−(ブロモメチル)−5−メチル−1,3−ジオキソール−2−オン(384mg)より、表題化合物(B−2、262mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=5.05(s, 2H), 4.84−4.68(m, 1H), 2.42−2.27(m, 1H), 2.18(s, 3H), 2.16−2.07(m, 1H), 2.07−1.99 (m, 1H), 1.83−1.76(m, 1H), 1.76−1.70(m, 3H).
MS m/z;316([M+H])
+
実施例C−1:(1S,2S,3S,5R,6S)−ビス((1−(((シクロヘキシルオキシ)カルボニル)オキシ)エチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシラート(C−1)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(A−1−1、573mg)と、1−クロロエチル シクロヘキシル カーボナート(905mg)より、表題化合物(C−1、124mg)を黄色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.84−6.75(m, 1H), 6.75−6.69(m, 1H), 4.85−4.55(m, 3H), 2.55−2.37(m, 1H), 2.37−2.20(m, 2H), 2.10−1.88(m, 6H), 1.79−1.70(m, 4H), 1.66−1.42(m, 13H), 1.42−1.30(m, 4H), 1.30−1.20(m, 2H).
MS m/z;544([M+H]
+)
実施例C−2:(1S,2S,3S,5R,6S)−ビス(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル) 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシラート(C−2)の合成
実施例A−1(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−(((アリルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(A−1−1、660mg)と、4−(ブロモメチル)−5−メチル−1,3−ジオキソール−2−オン(639mg)より、表題化合物(C−2、207mg)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=4.95(d, J=8.3 Hz, 2H), 4.82(s, 2H), 4.80−4.65(m, 1H), 2.56−2.40(m, 1H), 2.38−2.25(m, 2H), 2.20(s, 3H), 2.17(s, 3H), 2.07−1.98(m, 2H), 1.87−1.77(m, 1H).
MS m/z;428([M+H]
+)
実施例A-1〜A-21、B-1、B-2、C-1、C-2及び参考例1の構造式を表1-1〜表1-6に示す。
【0058】
【表1-1】
【0059】
【表1-2】
【0060】
【表1-3】
【0061】
【表1-4】
【0062】
【表1-5】
【0063】
【表1-6】
【0064】
実施例D−1:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−アミノ−4−(メチルチオ)ブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−1)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1)
メタノール(40mL)に、−20℃で、チオニルクロリド(3.59mL)を滴下し、同温度にて30分間攪拌した。その後、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(IV、2.00g)を加え、4時間、加熱還流した。放冷後、反応液を減圧下濃縮した。反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで2回抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、不溶物をろ過、ろ液を減圧下濃縮し、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、2.03g)を黄色油状物として得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=4.86−4.71(m, 1H), 3.81(s, 3H), 3.67(s, 3H), 2.57−2.42(m, 1H), 2.33−2.23(m, 2H), 2.05−1.96(m, 2H).
MS m/z;232([M+H]
+)
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−(メチルチオ)ブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−2)
(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−(メチルチオ)ブタン酸(600mg)のクロロホルム(6mL)懸濁液に、N−メチルモルホリン(0.265mL)を加え、−20℃で、クロロギ酸 イソブチル(0.312mL)を滴下し、同温度で15分間攪拌した。反応液に、−20℃にて、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、464mg)のクロロホルム(4mL)溶液を滴下した後、室温で40分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で1回洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。不溶物をろ別、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲルカートリッジ、ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜0:100)にて精製し、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−(メチルチオ)ブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−2、895mg)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=5.37−5.20(m, 1H), 4.36−4.28(m, 1H), 3.76(s, 3H), 3.69(s, 3H), 2.64−2.51(m, 2H), 2.38−2.25(m, 2H), 2.12(s, 4H), 2.00(br s, 2H), 1.95−1.88(m, 1H), 1.60−1.51(m, 1H), 1.46(s, 9H), 1.26(s, 2H).
MS m/z;485([M+Na]
+)
(3)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−(メチルチオ)ブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−1−3)
(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−(メチルチオ)ブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−2、895mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、室温で2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(2.92mL)加え、同温度で6時間攪拌した。反応液をtert−ブチル メチル エーテルにて洗浄した後、0℃にて、1mol/L塩酸を加え、反応液を酸性とし、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。不溶物をろ別、ろ液を減圧下濃縮し、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−(メチルチオ)ブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−1−3、795mg)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=5.43−5.22(m, 1H), 4.40-4.30(m, 1H), 2.60−2.46(m, 2H), 2.40−2.19(m, 1H), 2.18−2.06(m, 4H), 2.02−1.90(m, 1H), 1.45(br s, 9H), 1.26(t, J=7.0 Hz, 2H).
MS m/z;433([M−H]
-)
(4)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−アミノ−4−(メチルチオ)ブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−1)
(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−(メチルチオ)ブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−1−3、795mg)の酢酸エチル(5mL)懸濁液に、0℃で4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(11.0mL)を加え、室温にて4時間攪拌した。その後、生じた固体をろ取、乾燥し、表題化合物(D−1、543mg)を白色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DEUTERIUM OXIDE)δ=5.30−5.14(m, 1H), 4.25−4.13(m, 1H), 2.73−2.50(m, 3H), 2.50−2.42(m, 1H), 2.39−2.26(m, 1H), 2.26−2.16(m, 2H), 2.16−2.09(m, 4H), 1.95−1.84(m, 2H).
MS m/z;335([M+H]
+)
実施例D−2:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−アミノプロパンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−2)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、1.27g)と、(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(1.10g)より、表題化合物(D−2、1.50g)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6) δ=9.12(s, 1H), 5.36−5.12(m,1H), 3.97−3.82(m,1H), 2.63−2.52(m,1H), 2.25−2.11(m,1H), 2.11−2.02(m,1H), 1.89−1.82(m,1H), 1.76−1.69(m,1H), 1.40(d, J=7.0 Hz, 3H).
MS m/z;275([M+H]
+)
実施例D−3:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−(2−アミノアセトアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−3)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、500mg)と、2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)酢酸(455mg)より、表題化合物(D−3、300mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=9.18(s, 1H), 8.21−8.04(m, 1H), 5.35−5.12(m, 1H), 3.62(s, 2H), 2.58−2.39(m, 1H), 2.24−2.11(m, 1H), 2.11−2.03(m, 1H), 1.87(br s, 1H), 1.77−1.69(m, 1H).
MS m/z;261([M+H]
+)
実施例D−4:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−アミノ−4−メチルブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−4)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、500mg)と、(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)3−メチルブタン酸(564mg)より、表題化合物(D−4、133mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=9.09(s, 1H), 5.32−5.13(m, 1H), 3.74(d, J=4.1 Hz, 2H), 2.65−2.35(m, 1H), 2.31−2.12(m, 2H), 2.12−2.03(m, 1H), 1.93−1.82(m, 1H), 1.80−1.70(m, 1H), 1.05−0.90(m, 6H).
MS m/z;303([M+H]
+)
実施例D−5:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2,6−ジアミノヘキサンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−5)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、200mg)と、(S)−2,6−ビス((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ヘキサン酸(360mg)より、表題化合物(D−5、281mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=9.21(s, 1H), 8.27(br s, 1H), 8.03(br s, 1H), 5.32−5.13(m, 1H), 3.95−3.85(m, 1H), 2.81−2.70(m, 2H), 2.62−2.40(m, 1H), 2.27−2.10(m, 1H), 2.07(dd, J=2.7, 6.4 Hz, 1H), 1.95−1.69(m, 4H), 1.66−1.51(m, 2H), 1.47−1.36(m, 2H), 1.17(t, J=7.2 Hz, 2H).
MS m/z;332([M+H]
+)
実施例D−6:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((2S,3S)−2−アミノ−3−メチルペンタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−6)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、500mg)と、(2S,3S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルペンタン酸(600mg)より、表題化合物(D−6、662mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, METHANOL−d4)δ=5.40−5.21(m, 1H), 3.84(d, J=4.5 Hz, 1H), 2.75−2.53(m, 1H), 2.37−2.17(m, 2H), 2.08−1.86(m, 3H), 1.76−1.57(m, 1H), 1.32−1.17 (m, 1H), 1.10(d, J=7.0 Hz, 3H), 1.04−0.93(m, 3H).
MS m/z;317([M+H])
+
実施例D−7:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−アミノ−4−メチルペンタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−7)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、300mg)と、(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−メチルペンタン酸(360mg)より、表題化合物(D−7、240mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, METHANOL−d4)δ=5.42−5.23(m, 1H), 4.01−3.91(m, 1H), 2.74−2.56 (m, 1H), 2.34−2.19(m, 2H), 2.00−1.89(m, 2H), 1.86−1.75(m, 2H), 1.73−1.63(m, 1H), 1.03(d, J=6.2 Hz, 3H), 1.01(d, J=6.2 Hz, 3H).
MS m/z;317([M+H]
+)
実施例D−8:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−((S)−2−アミノプロパンアミド)プロパンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−8)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、300mg)と、(S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)プロパンアミド)プロパン酸(405mg)より、表題化合物(D−8、452mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, METHANOL−d4)δ=5.37−5.20(m, 1H), 4.57(d, J=7.0 Hz, 1H), 3.91(d, J=7.0 Hz, 1H), 2.70−2.54(m, 1H), 2.31−2.18(m, 2H), 1.97−1.86(m, 2H), 1.48(d, J=7.0 Hz, 3H), 1.39(d, J=7.0 Hz, 3H).
MS m/z;346([M+H])
+
実施例D−9:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((S)−2−アミノ−3−フェニルプロパンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−9)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、150mg)と、(S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)−3−フェニルプロパン酸(207mg)より、表題化合物(D−9、205mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, METHANOL−d4)δ=7.43−7.28(m, 5H), 5.41−5.25(m, 1H), 4.24−4.15 (m, 1H), 3.46−3.37(m, 1H), 3.05−2.95(m, 1H), 2.73−2.58(m, 1H), 2.38−2.21(m, 2H), 2.04−1.92(m, 2H).
MS m/z;351([M+H]
+)
実施例D−10:(1S,2S,3S,5R,6S)−3−フルオロ−2−((S)−ピロリジン−2−(カルボキシアミド)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−10)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、150mg)と、(S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸(168mg)より、表題化合物(D−10、182mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, METHANOL−d4) δ =5.40−5.23(m, 1H), 4.32(dd, J=6.6, 8.7 Hz, 1H), 3.46−3.37(m, 1H), 3.34−3.25(m, 1H), 2.73−2.59(m, 1H), 2.51−2.41(m, 1H), 2.33−2.22(m, 2H), 2.21−2.13(m, 1H), 2.11−2.00(m, 2H), 2.00−1.95(m, 1H), 1.94−1.89(m, 1H).
MS m/z;301([M+H]
+)
実施例D−11:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((R)−2−アミノ−4−(メチルチオ)ブタンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−11)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、200mg)と、(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−(メチルチオ)ブタン酸(258mg)より、表題化合物(D−11、54.0mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=9.28(s, 1H), 5.35−5.12(m, 1H), 4.01−3.93(m, 1H), 2.66−2.36(m, 3H), 2.29−2.10(m, 2H), 2.08−1.82(m, 6H), 1.73−1.64(m, 1H).
MS m/z;335([M+H]
+)
実施例D−12:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((R)−2−アミノプロパンアミド)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸 塩酸塩(D−12)の合成
実施例D−1(2)、(3)及び(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジメチル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−1−1、200mg)と、(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(196mg)より、表題化合物(D−12、128mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=9.15(s, 1H), 5.34−5.11(m, 1H), 3.98−3.85(m, 1H), 2.56−2.40(m, 1H), 2.23−2.05(m, 2H), 1.91−1.83(m, 1H), 1.75−1.65(m, 1H), 1.35(d, J=7.0 Hz, 3H).
MS m/z;275([M+H]
+)
実施例D−13:(1S,2S,3S,5R,6S)−2−(((1−(((シクロヘキシルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−13)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−13−1)
実施例A−1(1)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(IV、1.00g)と、ジ−tert−ブトキシカルボニル(4.30g)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−13−1、1.30g)を無色アモルファスとして得た。
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−2)
(1S,2S,3S,5R,6S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−13−1、1.30g)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)溶液に、室温にてアリルアルブロミド(1.09mL)、及び炭酸カリウム(1.18g)を加え、同温度で18時間攪拌した。この反応溶液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を5%食塩水で3回、飽和食塩水で1回順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、不溶物をろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲルカートリッジ、ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜60:40)にて精製し、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−2、1.49g)を無色油状物として得た。
(3)(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−3)
(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−2、1.49g)に、0℃で4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(24mL)を加え、室温にて18時間攪拌した。その後、反応溶液を減圧下濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、不溶物をろ別し、ろ液を減圧濃縮し、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−3、949mg)を得た。
(4)(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−(((1−(((シクロヘキシルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−4)
(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−3、880mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に、室温で炭酸セシウム(4.05g)、シクロヘキシル (1−ヨードエチル) カーボネート(2.23g)を加え、二酸化炭素を吹き込みながら、同温度で2時間攪拌した。その後、二酸化炭素の吹き込みを止め、同温度で18時間攪拌した。反応溶液に、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を、5%食塩水で3回、飽和食塩水で1回順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、不溶物をろ別し、ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲルカートリッジ、ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜50:50)にて精製し、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−(((1−(((シクロヘキシルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−4、840mg)を黄色油状物として得た。
(5)(1S,2S,3S,5R,6S)−2−(((1−(((シクロヘキシルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−13)
実施例A−1(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−(((1−(((シクロヘキシルオキシ)カルボニル)オキシ)エトキシ)カルボニル)アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−4、958mg)より、表題化合物(D−13、537mg)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(600MHz, CHLOROFORM−d)δ=6.79−6.62(m, 1H), 5.85(br s, 1H), 5.36−5.14(m, 1H), 4.73−4.55(m, 1H), 2.69−2.46(m, 1H), 2.45−2.26(m, 1H), 2.20−1.84(m, 4H), 1.80−1.68(m, 2H), 1.59−1.42(m, 5H), 1.41−1.18(m, 6H).
MS m/z;440([M+Na]
+)
実施例D−14:(1S,2S,3S,5R,6S)−3−フルオロ−2−(((1−(イソブチルオキシ)エトキシ)カルボニル)アミノビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−14)の合成
実施例D−13(4)及び(5)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−3、800mg)と、1−ヨードエチル イソブチレート(1.37g)より、(1S,2S,3S,5R,6S)−3−フルオロ−2−(((1−(イソブチルオキシ)エトキシ)カルボニル)アミノビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−14、87mg)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=8.51(br s, 1H), 6.69−6.49(m, 1H), 5.25−4.98(m, 1H), 2.49−2.36(m, 1H), 2.22−2.06(m, 1H), 2.05−1.90(m, 1H), 1.79(br s, 1H), 1.75−1.62(m, 1H), 1.45−1.34(m, 3H), 1.05(m, 6H).
MS m/z;384([M+Na]
+)
実施例D−15:(1S,2S,3S,5R,6S)−3−フルオロ−2−((((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−15)の合成
(1)(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 3−フルオロ−2−((((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−15−1)
トリホスゲン(35mg)のクロロホルム(4mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液及び4−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−1,3−ジオキソール−2−オン45.9mgを室温で加えた。同温度で30分間攪拌後、反応混合物に、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 2−アミノ−3−フルオロビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−13−3、100mg)のクロロホルム(4mL)溶液を加え、同温度で3時間攪拌した。反応液に、酢酸エチルを加え、有機層を水で1回、飽和食塩水で1回順次洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、不溶物をろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲルカートリッジ、ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製し、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 3−フルオロ−2−((((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−15−1、60.0mg)を無色アモルファスとして得た。
(2)(1S,2S,3S,5R,6S)−3−フルオロ−2−((((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボン酸(D−15)
実施例A−1(4)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−ジアリル 3−フルオロ−2−((((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,6−ジカルボキシレート(D−15−1、1.25g)より、表題化合物(D−15、94mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=5.25−5.07(m, 1H), 4.88(s, 2H), 2.55−2.44(m, 1H), 2.21−2.07(m, 4H), 2.02−1.94(m, 1H), 1.83−1.75(m, 1H), 1.72−1.65(m, 1H).
MS m/z;382([M+Na]
+)
実施例D−16:(1S,2S,3S,5R,6S)−3−フルオロ−6−(((1−(イソブチルオキシ)エトキシ)カルボニル)−2−(((1−(イソブチルオキシ)エトキシ)カルボニル)アミノ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(D−16)の合成
実施例D−13(4)及び(5)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−((1−(イソブチルオキシ)エトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸 塩酸塩(A−8、152mg)と、1−ヨードエチル イソブチレート(208mg)より、表題化合物(D−16、108mg)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=8.68−8.51(m, 1H), 6.76−6.65(m, 2H), 6.65−6.57(m, 2H), 5.23−5.05(m, 1H), 2.61−2.39(m, 3H), 2.27−2.13(m, 1H), 2.11−1.97(m, 1H), 1.95−1.82(m, 1H), 1.81−1.69(m, 1H), 1.46−1.35(m, 6H), 1.13−0.98(m, 12H).
MS m/z;498([M+Na])
+
実施例D−17:(1S,2S,3S,5R,6S)−3−フルオロ−6−((((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)−2−((((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(D−17)の合成
実施例D−15(1)と同様にして、(1S,2S,3S,5R,6S)−2−アミノ−3−フルオロ−6−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)カルボニル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボン酸(A−16、340mg)と、4−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−1,3−ジオキソール−2−オン(154mg)より、表題化合物(D−17、53.0mg)を無色固体として得た。
1H NMR(600MHz, DMSO−d6)δ=5.25−5.09(m, 1H), 4.99−4.86(m, 4H), 2.56−2.43(m, 1H), 2.23−2.10(m, 7H), 2.08−2.01(m, 1H), 1.95−1.87(m, 1H), 1.81−1.73(m, 1H).
MS m/z;494([M+Na]
+)
実施例D-1〜D-17を表2-1〜表2-2に示す。
【0065】
【表2-1】
【0066】
【表2-2】
【0067】
試験例1:溶液安定性試験
本発明化合物(I)について、以下の胃及び小腸の消化液を想定した溶液での安定性を試験した。
本発明化合物(I)の塩酸溶液(pH1.2)及び20mMリン酸緩衝液(pH6.5)の各々における残存率を以下の試験方法に従って測定した。
塩酸及び塩化ナトリウムを含む塩酸溶液(pH1.2)又はリン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム及び塩化ナトリウムを含む20mM リン酸緩衝液(pH6.5)に試験化合物を溶解し、約50μg/mL(溶解しない場合は、溶解度付近)の濃度の溶液を調製した。この溶液を37℃にて1時間インキュベーションし、インキュベーション前後の化合物濃度を高速液体クロマトグラフィーにより定量し、残存率を算出した。
代表的な化合物の塩酸溶液(pH1.2)及び20mMリン酸緩衝液(pH6.5)における残存率を下記の表3に示す。
【0068】
【表3】
【0069】
以上より、本発明化合物は、胃及び小腸の消化液を想定した溶液での安定性が良く、消化管ではプロドラッグ体で安定して存在することが想定できた。
試験例2:肝ミクロソームおける化合物(IV)の生成試験
本発明化合物(I)についてヒト及びサル肝ミクロソームにおける化合物(IV)の生成率試験は以下の方法に従って行った。比較対照として、化合物(IV)のエチルエステル(参考例1)を用いた。
試験化合物を、NADPH 生成系(0.16mM NADP
+、2.4mM MgCl
2、1.5mM glucose−6−phosphate)存在下、ヒト肝ミクロソーム(Ms)画分(Xenotech/H630B/lot.0810472)、またはサル肝Ms画分(BD Biosciences/452413/lot.94518)とともに69mMのKClを含有する0.250M リン酸緩衝液(pH7.4)中でインキュベートした(37℃,15分間)。試験化合物、肝Msタンパクの終濃度は、それぞれ3μM及び1mg protein/mLとした。インキュベート後の反応混液は、2倍容のDMSOを添加、攪拌したのち3000rpmで遠心分離した(4℃,10分間)。得られた上清は、液体クロマトグラフィータンデム質量分析(LC−MS/MS)システムによる分析に供した。定量下限は、試験化合物、化合物(IV)ともに0.3μMであった。
代表的な化合物についてヒト及びサル肝ミクロソームにおける化合物(IV)の生成率の結果を下記の表4に示す。
【0070】
【表4】
【0071】
NT:試験せず
ヒト肝ミクロソームによる参考例1化合物から化合物(IV)への変換率は低く、ほぼ100%未変化体(参考例1)のままであった。一方、本発明化合物は、化合物(IV)への変換率が高く、ヒト肝ミクロソーム及びサル肝ミクロソームで変換が進行し、プロドラッグから親化合物への変換が想定できた。
試験例3:血清おける化合物(IV)の生成試験
本発明化合物(I)についてヒト及びサル血清における化合物(IV)の生成率試験は以下の方法に従って行った。比較対照として、化合物(IV)のエチルエステル(参考例1)を用いた。
試験化合物をヒトあるいはサルの血清に3μMとなるように添加し、37℃で所定時間インキュベートした。次いで、これらのインキュベート後のサンプル50μLに、内標準物質を含むアセトニトリル/メタノール混液200μLを加え攪拌したのち、遠心分離した(4℃,10分間)。得られた上清は、LC−MS/MS分析に供した。定量下限は、試験化合物、化合物(IV)ともに0.03μMであった。
代表的な化合物についてヒト及びサル血清における化合物(IV)の生成率の結果を下記の表5に示す。
【0072】
【表5】
【0073】
NT:試験せず
参考例1化合物はヒト血清による化合物(IV)への変換率が低かった。一方、本発明化合物は、化合物(IV)への変換率が高く、ヒト血清及びサル血清で変換が進行し、プロドラッグから親化合物への変換が想定できた。
試験例4:ヒト小腸S9における化合物(IV)の生成率試験
本発明化合物(I)についてヒト小腸S9における化合物(IV)の生成率試験は以下の方法に従って行った。
本発明化合物を、Mg
2+(5mM)、Ca
2+(5mM)、Zn
2+(0.1mM)存在下、ヒト小腸S9画分(XenoTech、LLC/CP710571/Lot.710571)とともに0.1Mリン酸緩衝液(pH7.4)中でインキュベートした(37℃,1時間)。本発明化合物、小腸S9タンパクの終濃度は、それぞれ3μM及び1mg protein/mLとした。インキュベート後の反応混液は、3倍容のDMSOを添加、攪拌したのち3000rpmで遠心分離した(4℃、10分間)。得られた上清は、液体クロマトグラフィータンデム質量分析(LC−MS/MS)システムによる分析に供した。定量下限は、本発明化合物(I)、化合物(IV)ともに0.3μMであった。
分離カラムとしてWaters XBridge Amide(3.5μm、 50mmx4.6mm I.D.)、Waters Atlantis T3(3μm、50mmx4.6mm I.D.)またはShimadzu Shim−pack XR−ODS(2.2μm、30mmx3.0mm I.D.)を装着したLC−MS/MSシステムを測定に用いた。移動相には0.1%ギ酸/アセトニトリル溶液、または0.1%ギ酸/メタノール溶液(流速:0.7〜1.3mL/min)を用い、線形グラジエントモードで測定対象物を溶出した。本発明化合物(I)及び化合物(IV)のMS/MS検出は、TurboIonSprayインターフェースを装着したAPI4000またはTriple quad 5500システム(いずれもAB SCIEX社製)を用い、正または負イオン検出モードにて行った。
本発明化合物についてヒト小腸S9における化合物(IV)の生成率を下記の表6に示す。
【0074】
【表6】
【0075】
試験した本発明化合物(I)は、化合物(IV)への変換がヒト小腸S9で進行することが分かった。
試験例5:サルにおける化合物(IV)血漿中濃度の測定
化合物(IV)及び本発明化合物(I)の経口投与における化合物(IV)の血漿中濃度測定試験は以下の方法に従って行った。
化合物(IV)及び発明化合物(I)を雄性カニクイザル(飽食)に、4.92μmol/kgの用量で経口投与した(基剤:0.5%メチルセルロース(MC)液、投与容量5mL/kg)。
経口投与後2時間、及び4時間に橈側皮静脈より血液約0.7mLを採取した(抗凝固剤:EDTA−2K)。遠心分離(3000rpm、4℃、10分間)により得られた血漿は、分析に供するまで−80℃で凍結保存した。分析の際は,氷冷下で融解した血漿サンプル50μLに対し、内標準物質を含有するアセトニトリル/メタノール混液200μLを加え攪拌したのち、遠心分離し(4℃、10分間)、得られた上清をLC−MS/MS分析に供した。本発明化合物(I)及び化合物(IV)の定量下限は、それぞれ1ng/mL及び3ng/mLであった。
代表的な化合物の経口投与した後の、化合物(IV)の血漿中濃度の結果を下記の表7に示す。
【0076】
【表7】
【0077】
以上より、本発明化合物(I)は、化合物(IV)の経口投与時に比べ、化合物(IV)の血漿中濃度が飛躍的に向上した。