特許第5979414号(P5979414)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5979414
(24)【登録日】2016年8月5日
(45)【発行日】2016年8月24日
(54)【発明の名称】車両用灯具
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/12 20060101AFI20160817BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20160817BHJP
【FI】
   F21S8/12 150
   F21Y115:10
【請求項の数】4
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2012-79911(P2012-79911)
(22)【出願日】2012年3月30日
(65)【公開番号】特開2013-211141(P2013-211141A)
(43)【公開日】2013年10月10日
【審査請求日】2015年3月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002303
【氏名又は名称】スタンレー電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083116
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 憲三
(72)【発明者】
【氏名】東海林 秀康
(72)【発明者】
【氏名】市原 元幸
【審査官】 柿崎 拓
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−277368(JP,A)
【文献】 特公平08−017045(JP,B2)
【文献】 特開2009−199938(JP,A)
【文献】 特開2009−181845(JP,A)
【文献】 特開2009−238470(JP,A)
【文献】 特開2003−016813(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外形形状が正面視でn角形(nは3以上の整数)の投影レンズと、前記投影レンズの後側焦点より後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させる反射面と、を備えた車両用灯具において、
前記投影レンズは、前記光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記光源からの光が出射する出射面と、前記入射面の外周と前記出射面の外周との間に配置され、正面視で前記n角形の各辺を構成するn個の側面と、を含む投影レンズであり、
前記n個の側面のうち、前記入射面から前記投影レンズ内部に入射した前記光源からの光が入射する側面は、当該側面に入射する前記光源からの光を吸収する吸収手段が塗布されていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
外形形状が正面視でn角形(nは3以上の整数)の投影レンズと、前記投影レンズの後側焦点より後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させる反射面と、を備えた車両用灯具において、
前記投影レンズは、前記光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記光源からの光が出射する出射面と、前記入射面の外周と前記出射面の外周との間に配置され、正面視で前記n角形の各辺を構成するn個の側面と、を含む投影レンズであり、
前記n個の側面のうち、前記入射面から前記投影レンズ内部に入射した前記光源からの光が入射する側面は、粗面化されていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項3】
外形形状が正面視でn角形(nは3以上の整数)の投影レンズと、前記投影レンズの後側焦点より後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させる反射面と、を備えた車両用灯具において、
前記投影レンズは、前記光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記光源からの光が出射する出射面と、前記入射面の外周と前記出射面の外周との間に配置され、正面視で前記n角形の各辺を構成するn個の側面と、を含む投影レンズであり、
前記n個の側面のうち、前記入射面から前記投影レンズ内部に入射した前記光源からの光が入射する側面には、前記光源からの光の光路と交差する溝部が形成されていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項4】
前記投影レンズは、前記光源を通って車両前後方向に延びる光軸に対してシフトした位置に配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の車両用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に係り、特に、投影レンズを用いたプロジェクタ型の車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両用灯具の分野においては、投影レンズを用いたいわゆるプロジェクタ型の車両用灯具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図13は、特許文献1に記載の車両用灯具200の縦断面図である。
【0004】
図13に示すように、特許文献1に記載の車両用前照灯200は、車両前後方向に延びる光軸AX上に配置された投影レンズ210と、投影レンズ210の後側焦点Fより後方に配置された光源220と、光源220からの光を前方に向けて光軸AX寄りに反射させる反射面230と、投影レンズ210と光源220との間に配置され、反射面230で反射される光源220からの光のうち投影レンズ210を透過して上向きに照射される光を遮光するシェード240と、を備えている。
【0005】
光源220は、ハロゲン電球等のバルブ光源である。反射面230は、第1焦点F1が光源220又はその近傍に配置され、第2焦点F2が投影レンズ210の後側焦点F又はその近傍に配置された回転楕円系の反射面である。シェード240は、上端縁241が投影レンズ210の後側焦点F又はその近傍を通るように投影レンズ210と光源220との間に配置されている。
【0006】
上記構成の車両用前照灯200においては、光源220から放出される光は、反射面230で反射されて投影レンズ210の後側焦点F近傍に集光するとともに、一部(投影レンズを透過して上向きに照射される光)がシェード240により遮光された後、投影レンズ210を透過して前方に照射され、車両前面に正対した仮想鉛直スクリーン(例えば、車両前方約25mに配置されている)上に、図14に示すように、シェード240により規定されるカットオフラインCLを含むロービーム用配光パターンPを形成する。
【0007】
以上のように、従来、車両用灯具においては、一般に、外形形状が正面視で円形の投影レンズが用いられている。
【0008】
これに対して、本願の発明者らは、上記外形形状が正面視で円形の投影レンズに代え、外形形状が正面視で四角形の投影レンズを用いた車両用灯具を試作した。
【0009】
外形形状が正面視で四角形の投影レンズは、光源からの光が入射する入射面と、入射面から入射した光源からの光が出射する出射面と、入射面の外周と出射面の外周との間に配置され、正面視で四角形の各辺を構成する4個の側面(上下面、左右側面)と、を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】実開平5−66807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本願の発明者らが上記試作した車両用灯具により形成される配光を観察したところ、外形形状が正面視で四角形の投影レンズを用いた車両用灯具においては、入射面から入射する光源からの光が、側面(上下面、左右側面)を含む内面で内部反射を繰り返し、最終的に側面(例えば、上面)又は出射面から出射し、対向車や先行車等に対するグレアの原因となる恐れがあるという問題点を見出した。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、外形形状が正面視で四角形の投影レンズを用いた車両用灯具において、グレアの原因となる光を抑制することが可能な車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、外形形状が正面視でn角形(nは3以上の整数)の投影レンズと、前記投影レンズの後側焦点より後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させる反射面と、を備えた車両用灯具において、前記投影レンズは、前記光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記光源からの光が出射する出射面と、前記入射面の外周と前記出射面の外周との間に配置され、正面視で前記n角形の各辺を構成するn個の側面と、を含む投影レンズであり、前記n個の側面のうち、前記入射面から前記投影レンズ内部に入射した前記光源からの光が入射する側面は、当該側面に入射する前記光源からの光を吸収する吸収手段が塗布されていることを特徴とする。
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、投影レンズ内部で内部反射を繰り返す光(グレアの原因となる光)が吸収手段で覆われた側面で吸収されることとなるため、外形形状が正面視でn角形(例えば四角形)の投影レンズを用いた車両用灯具において、グレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、外形形状が正面視でn角形(nは3以上の整数)の投影レンズと、前記投影レンズの後側焦点より後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させる反射面と、を備えた車両用灯具において、前記投影レンズは、前記光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記光源からの光が出射する出射面と、前記入射面の外周と前記出射面の外周との間に配置され、正面視で前記n角形の各辺を構成するn個の側面と、を含む投影レンズであり、前記n個の側面のうち、前記入射面から前記投影レンズ内部に入射した前記光源からの光が入射する側面は、粗面化されていることを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、投影レンズ内部で内部反射を繰り返す光(グレアの原因となる光)が粗面化された側面で散乱されることとなるため、外形形状が正面視でn角形(例えば四角形)の投影レンズを用いた車両用灯具において、グレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0019】
請求項に記載の発明は、外形形状が正面視でn角形(nは3以上の整数)の投影レンズと、前記投影レンズの後側焦点より後方に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させる反射面と、を備えた車両用灯具において、前記投影レンズは、前記光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記光源からの光が出射する出射面と、前記入射面の外周と前記出射面の外周との間に配置され、正面視で前記n角形の各辺を構成するn個の側面と、を含む投影レンズであり、前記n個の側面のうち、前記入射面から前記投影レンズ内部に入射した前記光源からの光が入射する側面には、前記光源からの光の光路と交差する溝部が形成されていることを特徴とする。
【0020】
請求項に記載の発明によれば、投影レンズ内部で内部反射を繰り返す光(グレアの原因となる光)が溝部から外部へ出射し、グレアが発生する方向とは異なる方向へ照射されることとなるため(又、再度投影レンズへ入射するのを抑制することが可能となるため)、外形形状が正面視でn角形(例えば四角形)の投影レンズを用いた車両用灯具において、グレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0023】
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載の発明において、前記投影レンズは、前記光源を通って車両前後方向に延びる光軸に対してシフトした位置に配置されていることを特徴とする。
【0024】
外形形状が正面視でn角形(例えば四角形)の投影レンズを、光源を通って車両前後方向に延びる光軸に対してシフトした位置に配置した場合、入射面へ入射する光源からの光の入射角が大きくなって投影レンズ内部で内部反射を繰り返す光が増大し、グレアの原因となる光も増大することとなるが、請求項に記載の発明によれば、外形形状が正面視でn角形(例えば四角形)の投影レンズを用いた車両用灯具において、当該増大するグレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、外形形状が正面視でn角形(例えば四角形)の投影レンズを用いた車両用灯具において、グレアの原因となる光を抑制することが可能な車両用灯具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の一実施形態である車両用灯具10を、その光軸AXを含む水平面で切断した断面図である。
図2】(a)図1に示した車両用灯具10を、その光軸AXを含む鉛直面で切断した断面図、(b)図1に示した車両用灯具10のA−A断面図である。
図3】光源14の例である。
図4】前側反射面26L、26R及び後側反射面28の斜視図である。
図5】シェード18の正面図である。
図6】(a)図1に示した車両用灯具10のB−B断面図、(b)図1に示した車両用灯具10のA−A断面図である。
図7】車両用灯具10により形成される配光パターンP1、P2の例である。
図8】車両用灯具10Aを、その光軸AXを含む鉛直面で切断した断面図である。
図9】(a)投影レンズ12Aの正面図、(b)上面図、(c)側面図である。
図10】(a)入射面32のうち上方へ入射する光源14からの光Ray6の光路図、(b)入射面32のうち左右側方へ入射する光源14からの光Ray7の光路図である。
図11】投影レンズ12Aを、光源14を通って車両前後方向に延びる光軸AXに対して左右にシフトした位置に配置した場合の問題点を説明するための図である。
図12】(a)〜(c)グレア対策を施した投影レンズ12Aの例である。
図13】従来の車両用前照灯200の縦断面図である。
図14】従来の車両用前照灯200により形成されるロービーム用配光パターンPの例である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の一実施形態である車両用灯具10(車両用前照灯)について、図面を参照しながら説明する。
【0028】
図1は本発明の一実施形態である車両用灯具10を、その光軸AXを含む水平面で切断した断面図、図2(a)は図1に示した車両用灯具10を、その光軸AXを含む鉛直面で切断した断面図、図2(b)は図1に示した車両用灯具10のA−A断面図、図3は光源14の例、図4は前側反射面26L、26R及び後側反射面28の斜視図、図5はシェード18の正面図、図6(a)は図1に示した車両用灯具10のB−B断面図、図6(b)は図1に示した車両用灯具10のA−A断面図、図7は車両用灯具10により形成される配光パターンP1、P2の例である。
【0029】
本実施形態の車両用灯具10は、図1図2(a)、図2(b)に示すように、ロービーム用配光パターンを形成するプロジェクタ型の灯具ユニットであり、車両前後方向に延びる光軸AX上に配置された投影レンズ12、投影レンズ12の後側焦点Fより後方に配置された光源14、光源14からの光を前方に向けて光軸AX寄りに反射させる反射面16、投影レンズ12と光源14との間に配置され、反射面16で反射される光源14からの光のうち投影レンズ12を透過して上向きに照射される光を遮光するシェード18等を備えている。
【0030】
投影レンズ12は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズであり、ホルダ(図示せず)により保持されて、光軸AX上に配置されている。
【0031】
光源14は、その中心から全方向へ光を放出する光源であり、例えば、ハロゲン電球、HID電球である。光源14は、その中心から全方向へ光を放出する光源であればよく、その構造は特に問わない。例えば、光源14は、図3に示すように、半球方向に光を放出する半導体発光素子(例えば、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)を用いた2つの光源20、20、例えば、LEDと蛍光体とを組み合わせた構造の白色光源(又は、LDと蛍光体とを組み合わせた構造の白色光源)の背面同士が基板22を間に挟んで対向した構造の光源、その他構造の光源であってもよい。
【0032】
反射面16は、第1焦点F1が光源14又はその近傍に設定され、第2焦点F2が投影レンズ12の後側焦点F又はその近傍に設定された回転楕円系の反射面(回転楕円面又はこれに類する自由曲面等)である。
【0033】
図2(a)に示すように、反射面16は、投影レンズ12の光取り込み角αに対応する基本反射領域16aと、投影レンズ12の光取り込み角αの下方外側に延長された延長反射領域16b(角度βに対応する延長反射領域16b)と、を含んでいる。なお、光取り込み角αとは、投影レンズ12(有効径)の径方向両端と投影レンズ12の焦点Fとを結んだ2本の直線がなす角度のことである。
【0034】
図1図2(a)、図2(b)、図4図5に示すように、シェード18は、投影レンズ12の後側焦点F又はその近傍を通り、投影レンズ12の焦点面に沿って左右段違いで水平方向に延びる上端縁24aを含むシェード本体24と、上端縁24aの両端部24aL、24aRから前方に向かって斜め下方に延びる前側延長部24bL、24bRの上面に形成された前側反射面26L、26Rと、上端縁24aから後方に向かって斜め下方に延びる後側延長部24cの上面に形成された後側反射面28と、後側延長部24cの下面に形成された内側反射面30と、を備えている。シェード本体24の上端部には、内側反射面30で反射された反射面16(延長反射領域16b)からの反射光が通過する貫通穴24dが形成されている(図2(a)、図5参照)。
【0035】
前側反射面26L、26Rは、鉛直断面が直線で(図2(b)参照)、水平断面が上端縁24aに沿って湾曲した曲面形状の反射面であり(図1図4参照)、例えば、上端縁24aの両端部24aL、24aRから前方に向かって斜め下方に延びたシェード18の前側延長部24bL、24bRの上面に対して鏡面研磨又はアルミ等の金属蒸着を施すことで形成されている。あるいは、シェード18の前側延長部24bL、24bRの上面に薄い板状の反射板を貼り付けることで形成してもよい。前側反射面26L、26Rは、鉛直断面が直線に限られず、曲線であってもよい。前側反射面26L、26Rの鉛直断面の形状(及び/又は水平断面の形状)を調整することで、水平線H−Hより上の左右側方領域の高さ寸法(及び/又は水平方向寸法)を調整することが可能となる。
【0036】
図2(b)に示すように、前側反射面26L、26Rの水平面に対する傾斜角度θ1は、光源14から全方向へ放出されて投影レンズ12へ入射する光(例えば、図6(a)、図6(b)中、光軸AXより上の基本反射領域16aで反射されるRay1参照)の進路を遮らないように、投影レンズ12の光取り込み角α/2以上の角度とされている。すなわち、前側反射面26L、26Rは、光源14から全方向へ放出されて投影レンズ12へ入射する光(例えば、図6(a)、図6(b)中、光軸AXより上の基本反射領域16aで反射されるRay1参照)の進路を遮らないように、投影レンズ12の光取り込み角αの下方外側において、前方斜め下方に延びている。
【0037】
上記構成の前側反射面26L、26Rによれば、光源14から全方向へ放出され、前側反射面26L、26Rへあらゆる方向から入射する光(例えば、図6(b)中、光軸AXより上の基本反射領域16aで反射されて比較的きつい角度で入射するRay2参照)は、当該前側反射面26L、26Rで反射されて投影レンズ12を透過し、車両前面に正対する仮想鉛直スクリーン上の水平線H−Hより上の左右側方領域AL、ARを照射する付加配光パターンPL、PRを形成する(図7参照)。なお、左右側方領域AL、ARを照射する付加配光パターンPL、PRの鉛直方向寸法は、前側反射面26L、26Rの長さ及び/又は前側反射面26L、26Rの水平面に対する傾斜角度θ1を調整することで、調整可能である。また、左右側方領域AL、ARを照射する付加配光パターンPL、PRの水平方向寸法は、前側反射面26L、26Rの水平方向寸法を調整することで、調整可能である。
【0038】
なお、前側反射面26L、26Rは、水平線H−Hより上の左右9度より外側に対応する範囲に設けるのが望ましい。このようにすれば、水平線H−Hより上の左右9度より外側の左右側方領域AL、ARのみを照射し、左右側方領域AL、ARの間の領域を照射しない付加配光パターンPL、PRを形成することが可能となる。前側反射面26L、26Rを左右9度より外側に対応する範囲に設ける理由は、仮に前側反射面26L、26Rを左右9度より内側に対応する範囲に設けると、その反射光が対向車又は先行車に対してグレアを与えることとなるため、これを防止するためである(ECE規則では、左右9度より内側にグレアが存在しないことが求められている)。
【0039】
後側反射面28は、鉛直断面が直線で(図2(a)、図2(b)参照)、水平断面が上端縁24aに沿って湾曲した曲面形状の反射面であり(図1図4参照)、例えば、上端縁24aから後方に向かって斜め下方に延びたシェード18の後側延長部24cの上面に対して鏡面研磨又はアルミ等の金属蒸着を施すことで形成されている。あるいは、シェード18の後側延長部24cの上面に薄い板状の反射板を貼り付けることで形成してもよい。後側反射面28は、鉛直断面が直線に限られず、曲線であってもよい。
【0040】
図2(a)に示すように、後側反射面28の水平面に対する傾斜角度θ2は、光源14から全方向へ放出されて投影レンズ12へ入射する光(例えば、図6(a)、図6(b)中、光軸AXより下の基本反射領域16aで反射される光Ray3参照)の進路を遮らないように、投影レンズ12の光取り込み角α/2以上の角度とされている。すなわち、後側反射面28は、光源14から全方向へ放出されて投影レンズ12へ入射する光(例えば、図6(a)、図6(b)中、光軸AXより下の基本反射領域16aで反射される光Ray3参照)の進路を遮らないように、投影レンズ12の光取り込み角αの下方外側において、前方斜め下方に延びている。
【0041】
上記構成の後側反射面28によれば、光源14から全方向へ放出され、後側反射面28へあらゆる方向から入射する光のうち少なくとも一部(例えば、図6(b)中、光軸AXより上の基本反射領域16aで反射されて比較的浅い角度で入射するRay4参照)は、当該後側反射面28で反射されて投影レンズ12を透過して屈折し、路面方向に向かう。すなわち、光源14から全方向へ放出され、後側反射面28へあらゆる方向から入射する光のうち少なくとも一部(例えば、図6(b)中、光軸AXより下の基本反射領域16aで反射されて比較的浅い角度で入射するRay4参照)は、上端縁24a(カットオフラインCL)を境に折り返されてカットオフラインCL以下の基本配光パターンP1に重畳される形となる。これにより、車両用灯具10の光利用効率を高めることが可能となる。
【0042】
内側反射面30は、シェード18の後側延長部24cの下面のうち、オーバーヘッドサイン領域(例えば、水平線H−Hより上0〜4度、左右9度の範囲)に対応する範囲に設定されている。内側反射面30は、鉛直断面が直線で(図2(a)参照)、水平断面が凹状に湾曲した曲面形状の反射面であり(図5参照)、例えば、上端縁24aから後方に向かって斜め下方に延びたシェード18の後側延長部24cの下面に対して鏡面研磨又はアルミ等の金属蒸着を施すことで形成されている。あるいは、シェード18の後側延長部24cの下面に薄い板状の反射板を貼り付けることで形成してもよい。内側反射面30は、鉛直断面が直線に限られず、曲線であってもよい。
【0043】
上記のように、内側反射面30の水平断面を凹状に湾曲した曲面形状とすることで、シェード18の後側延長部24cを、中央部が薄肉で両端部(図5中、左右方向の両端部)が厚肉の成形しやすい構造とすることが可能となる。換言すれば、上記のように、内側反射面30の水平断面を湾曲した曲面形状とすることで、シェード18(後側延長部24c)の強度を保ちながら、オーバーヘッドサイン領域AOHを照射するオーバーヘッド配光パターンP2を形成することが可能となる。
【0044】
上記構成の内側反射面30によれば、光源14から全方向へ放出され、反射面16(延長反射領域16b)で反射されて内側反射面30へ入射する光(例えば、図2(a)中、Ray5参照)は、当該内側反射面30で反射されてシェード本体24に形成された貫通穴24d(図2(a)、図5参照)を通過し、投影レンズ12を透過して屈折し、前方斜め上方へ照射されてオーバーヘッドサイン領域AOHを照射するオーバーヘッド配光パターンP2を形成する(図7参照)。
【0045】
反射面16(延長反射領域16b)で反射される光(例えば、図2(a)中、Ray5参照)は、投影レンズ12の光取り込み角αの下方外側を進行する光であり、本来、投影レンズ12へ入射せず基本配光パターンP1に寄与しない光である。
【0046】
これに対して、上記構成の内側反射面30によれば、内側反射面30の作用により、反射面16(延長反射領域16b)で反射される光(例えば、図2(a)中、Ray5参照)を反射させてシェード本体24に形成された貫通穴24d(図2(a)、図5参照)を通過させ、投影レンズ12を透過させ、オーバーヘッドサイン領域AOHを照射するオーバーヘッド配光パターンP2を形成することが可能となる。これにより、車両用灯具10の光利用効率を高めることが可能となる。
【0047】
上記構成の車両用灯具10によれば、図2(a)に示すように、光源14から全方向へ放出された光は、反射面16(基本反射領域16a)で反射され、前側反射面26L、26R及び後側反射面28で遮られることなく、投影レンズ12の後側焦点F近傍に集光するとともに、一部(投影レンズ12を透過して上向きに照射される光)がシェード18により遮光された後、投影レンズ12を透過して前方に照射され、車両前面に正対した仮想鉛直スクリーン(例えば、車両前方約25mに配置されている)上に、シェード18(上端縁24a)により規定されるカットオフラインCLを含む基本配光パターンP1(ロービーム用配光パターン)を形成する(図7参照)。
【0048】
この基本配光パターンP1(ロービーム用配光パターン)には、前側反射面26L、26Rで反射される反射光により形成される付加配光パターンPL、PR、及び、延長反射領域16b及び内側反射面30で二回反射される反射光により形成されるオーバーヘッド配光パターンP2が付加される(図7参照)。
【0049】
以上説明したように、本実施形態の車両用灯具10によれば、光源14から放出された光が、基本反射領域16a(従来の基本配光パターンを形成する光を反射する領域に相当)ではなく、投影レンズ12の光取り込み角αの下方外側に延長された延長反射領域16b及び内側反射面30で二回反射し、シェード18の上端部に形成された貫通穴24dを通過し、投影レンズ12を透過して前方斜め上方へ照射され、車両前面に正対する仮想鉛直スクリーン上のオーバーヘッドサイン領域AOHを照射するオーバーヘッド配光パターンP2を形成する構成であるため、基本配光パターンP1を形成する光を反射する領域(基本反射領域16a)を浸食することなく、基本配光パターンP1及びオーバーヘッド配光パターンP2を形成することが可能となる。
【0050】
また、本実施形態の車両用灯具10によれば、上端縁24aのうち両端部24L、24Rから前方に向かって斜め下方に延びる前側反射面26L、26Rの作用により、光源14から全方向へ放出されて当該前側反射面26L、26Rへあらゆる方向から入射する光(例えば、図6(b)中、光軸AXより上の基本反射領域16aで反射されて比較的きつい角度で入射するRay2参照)を反射して投影レンズ12を透過させることで、水平線H−Hより上の左右側方領域AL、ARのみを照射し、左右側方領域AL、ARの間の領域を照射しない付加配光パターンPL、PRが付加された、シェード18(上端縁24a)により規定されるカットオフラインCLを含む基本配光パターンP1を形成することが可能となる(前側反射面26L、26R間に前側反射面は存在しないため、左右側方領域AL、AR間の領域は照射されない)。
【0051】
以上のように、本実施形態の車両用灯具10によれば、水平線H−Hより上の左右側方領域AL、ARのみを照射し、左右側方領域AL、ARの間の領域を照射しない付加配光パターンPL、PRが付加されるため、対向車や先行車に対するグレアを抑えつつ、水平線H−Hより上の左右側方領域AL、ARに存在する歩行者や障害物等を照明することが可能となる。
【0052】
前側反射面26L、26Rへ比較的きつい角度で入射する光(例えば、図6(b)中のRay2参照)は、投影レンズ12の光取り込み角αの上方外側を進行する光であり、本来、投影レンズ12へ入射せず基本配光パターンP1に寄与しない光である(図6(b)点線参照)。
【0053】
これに対して、本実施形態の車両用灯具10によれば、前側反射面26L、26Rの作用により、前側反射面26L、26Rへ比較的きつい角度で入射する光(例えば、図6(b)中のRay2参照)を反射させて投影レンズ12を透過させ、付加配光パターンPL、PRの形成に用いることが可能となる。これにより、車両用灯具10の光利用効率を高めることが可能となる。
【0054】
また、本実施形態の車両用灯具10によれば、上端縁24aから後方に向かって斜め下方に延びる後側反射面28の作用により、光源14から全方向へ放出されて当該後側反射面28にあらゆる方向から入射する光のうち少なくとも一部(例えば、図6(b)中、光軸AXより上の基本反射領域16aで反射されて比較的浅い角度で入射するRay4参照)を反射して投影レンズ12を透過させ、前方に照射することが可能となるため、車両用灯具10の光利用効率を高めることが可能となる。
【0055】
次に、第2実施形態として、外形形状が正面視で四角形の投影レンズ12Aを用いた車両用灯具10A(車両用前照灯)について、図面を参照しながら説明する。
【0056】
図8は、車両用灯具10Aを、その光軸AXを含む鉛直面で切断した断面図である。図9(a)は投影レンズ12Aの正面図、図9(b)は上面図、図9(c)は側面図である。図10(a)は入射面32のうち上方へ入射する光源14からの光Ray6の光路図、図10(b)入射面32のうち左右側方へ入射する光源14からの光Ray7の光路図である。
【0057】
図8に示す車両用灯具10Aは、図2(a)、図2(b)に示す車両用灯具10と比べ、外形形状が正面視で円形の投影レンズ12に代えて外形形状が正面視で四角形の投影レンズ12Aを用いている点が相違する。それ以外、車両用灯具10と同様の構成である。以下、車両用灯具10との相違点を中心に説明し、車両用灯具10と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0058】
図9(a)〜図9(c)に示すように、投影レンズ12Aは、外形形状(輪郭)が正面視で四角形の投影レンズで(図9(a)参照)、光源14からの光が入射する入射面32と、入射面32から入射した光源14からの光が出射する出射面34と、入射面32の外周と出射面34の外周との間に配置され、正面視で四角形の各辺を構成する4個の側面(上下面36、38、左右側面40、42)と、上下に設けられたフランジ部44、46と、を含む非球面レンズである。
【0059】
外形形状(輪郭)が正面視で四角形の投影レンズ12Aは、例えば、外形形状(輪郭)が正面視で円形の投影レンズ(非球面レンズ)の上下を略水平面でカットし、左右を略鉛直面でカットすることで構成される。なお、投影レンズ12は、外形形状(輪郭)が正面視でn角形(nは3以上の整数)の非球面レンズであればよく、外形形状(輪郭)が正面視で四角形の非球面レンズに限定されない。
【0060】
投影レンズ12Aは、上下に設けられたフランジ部44、46を介してホルダ(図示せず)により保持されて、光軸AX上に配置されている。投影レンズ12Aは、ガラス製であってもよいし、透明樹脂製(アクリルやポリカーボネイト等)であってもよい。
【0061】
本願の発明者らが上記構成の投影レンズ12Aを用いた車両用灯具10Aにより形成される配光を観察したところ、外形形状が正面視で四角形の投影レンズ12Aを用いた車両用灯具10Aにおいては、図8図10(a)、図10(b)に示すように、入射面32から入射する光源14からの光の一部が、側面(上下面36、38、左右側面40、42)を含む内面で内部反射を繰り返し、最終的に側面(例えば、上面36)又は出射面34から出射し、対向車や先行車等に対するグレアの原因となる恐れがあるという問題点を見出した。
【0062】
例えば、図8図10(a)に示すように、入射面32のうち上方へ入射する光源14からの光Ray6は、例えば、上面36→出射面34(光軸AXより上領域)→出射面34(光軸AXより下領域)→下面38→入射面32の順に内部反射を繰り返し、最終的に上面36から出射し、対向車や先行車等に対するグレアの原因となる恐れがある。
【0063】
また例えば、図10(b)に示すように、入射面32のうち左右側方(図10(b)中右側方を例示)へ入射する光源14からの光Ray7は、例えば、右側面42→出射面34→左側面40→入射面32の順に内部反射を繰り返し、最終的に出射面34から出射し、対向車や先行車等に対するグレアの原因となる恐れがある。
【0064】
図11は、投影レンズ12Aを、光源14を通って車両前後方向に延びる光軸AXに対して左右にシフトした位置に配置した場合の問題点を説明するための図である。
【0065】
特に、図11に示すように、投影レンズ12Aを、光源14を通って車両前後方向に延びる光軸AXに対して左右にシフトした位置に配置した場合、入射面32のうち左右側方(図10(b)中右側方を例示)へ入射する光源14からの光の入射角が大きくなって投影レンズ12A(特に、図11中左側の投影レンズ12A)内部で内部反射を繰り返す光が増大し、グレアの原因となる光も増大することとなるため、上記グレアの問題が顕著となる。
【0066】
上記グレアの原因となる光は、次の対策により抑制される。
【0067】
図12(a)〜(c)は、グレア対策を施した投影レンズ12Aの例である。
【0068】
例えば、図12(a)に示すように、4個の側面(上下面36、38、左右側面40、42)のうち、入射面32から投影レンズ12A内部に入射した光源14からの光が入射する側面を、当該側面に入射する光源14からの光を吸収する吸収手段48で覆う。例えば、入射面32から投影レンズ12A内部に入射した光源14からの光が入射する側面に対して黒色塗装を塗布する。
【0069】
このようにすれば、投影レンズ12A内部で内部反射を繰り返す光(グレアの原因となる光)が吸収手段48で覆われた側面(上下面36、38、左右側面40、42)で吸収されることとなるため、上記グレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0070】
あるいは、4個の側面(上下面36、38、左右側面40、42)のうち、入射面32から投影レンズ12A内部に入射した光源14からの光が入射する側面を、粗面化してもよい。
【0071】
粗面化は、例えば、シボや無数の微細なレンズカット等を施すことで行ってもよいし、側面(上下面36、38、左右側面40、42)に対してレーザー光を吸収する塗装等を施し、当該塗装等に対してレーザー光を照射してこれを溶かすことで粗面化してもよいし、側面(上下面36、38、左右側面40、42)に対してサンドペーパー等の研磨手段による研磨を施すことで粗面化してもよい。
【0072】
このようにすれば、投影レンズ12A内部で内部反射を繰り返す光(グレアの原因となる光)が粗面化された側面(上下面36、38、左右側面40、42)で散乱されることとなるため、上記グレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0073】
あるいは、4個の側面(上下面36、38、左右側面40、42)のうち、入射面32から投影レンズ12A内部に入射した光源14からの光が入射する側面を、投影レンズ12Aより屈折率が高い手段で覆ってもよい。例えば、4個の側面(上下面36、38、左右側面40、42)のうち、入射面32から投影レンズ12A内部に入射した光源14からの光が入射する側面に対して投影レンズ12Aより屈折率が高い塗料を塗布する。
【0074】
このようにすれば、投影レンズ12A内部で内部反射を繰り返す光(グレアの原因となる光)の進路が変更され、グレアが発生する方向とは異なる方向へ照射されることとなるため、上記グレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0075】
また例えば、図12(b)に示すように、4個の側面(上下面36、38、左右側面40、42)のうち、入射面32から投影レンズ12A内部に入射した光源14からの光が入射する側面に、光源14からの光の光路と交差する溝部50を形成してもよい。
【0076】
このようにすれば、投影レンズ12A内部で内部反射を繰り返す光(グレアの原因となる光)が溝部50から外部へ出射し、グレアが発生する方向とは異なる方向へ照射されることとなるため(又、再度投影レンズ12Aへ入射するのを抑制することが可能となるため)、上記グレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0077】
また例えば、図12(c)に示すように、入射面32から投影レンズ12A内部に入射し、側面(上下面36、38、左右側面40、42)に向う光源14からの光(グレアの原因となる光。図12(c)中Ray8参照)の光路に沿って、投影レンズ12Aの一部をカットしてもよい。
【0078】
このようにすれば、投影レンズ12A内部へ入射した光(グレアの原因となる光。図12(c)中Ray8参照)が、投影レンズ12A内部で内部反射を繰り返す前に、外部へ出射し、グレアが発生する方向とは異なる方向へ照射されることとなるため(又、再度投影レンズ12Aへ入射するのを抑制することが可能となるため)、上記グレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0079】
このような機能を持つ投影レンズ12Aは、透明樹脂で成形する場合、例えば、一回目の成形で図12(c)中の符号12Aaの部分を成形し、二回目の成形で図12(c)中の符号12Abの部分を成形することで成形することが可能である。
【0080】
以上説明したように、本実施形態によれば、外形形状が正面視で四角形の投影レンズ12Aを用いた車両用灯具10Aにおいて、グレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0081】
また、外形形状が正面視で四角形の投影レンズ12Aを、光源14を通って車両前後方向に延びる光軸AXに対してシフトした位置に配置した場合(図11参照)、入射面32へ入射する光源14からの光の入射角が大きくなって投影レンズ12A内部で内部反射を繰り返す光が増大し、グレアの原因となる光も増大することとなるが、本実施形態によれば、外形形状が正面視で四角形の投影レンズ12Aを用いた車両用灯具10Aにおいて、当該増大するグレアの原因となる光を抑制することが可能となる。
【0082】
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0083】
10、10A…車両用灯具、12、12A…投影レンズ、14…光源、16…反射面、18…シェード、24…上端縁、26L、26R…前側反射面、28…後側反射面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図9
図10
図11
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