(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
<実施形態1>
本発明の実施形態1を
図1ないし
図6によって説明する。
この実施形態では、電気自動車やハイブリッド車などの車両に搭載される三相交流モータに設けられた三極の導電部材と、インバータに設けられた三極の導電部材同士を電気接続する端子台Tを例示しており、かつモータとインバータの直結型のものに適用した場合を示している。
【0014】
より具体的には、
図5に示すように、トランスミッションのケース1の上壁2に当該端子台Tが設けられ、ミッションケース1の正面開口側(同図の左側)に図示しないモータ側ケースが隣接して組み付けられる一方、その一体結合されたミッションケース1とモータ側ケースの上面に、さらにインバータ側ケースが組み付けられるようになっている。そして、モータから延出した三極の導電部材(内側導電部材)と、インバータから延出した導電部材(外側導電部材)同士が、上記のように端子台Tを介して電気接続されるようになっている。
この実施形態では、インバータから延出した外側導電部材はバスバーであり、一方、モータから延出した内側導電部材は、エナメル線を接着剤等で真直姿勢に固めたものであって、同内側導電部材の先端には、
図5に示すように、丸ピン端子pが同軸上に接続されている。
【0015】
端子台Tの構造を詳細に説明する。端子台Tは、
図1に示すように、図示3本の端子10と、これらの端子10を並列して装着した合成樹脂製のハウジング30とを備えて構成されている。
端子10は、
図6に示すように、L字形に曲げ形成されたバスバー11の垂下端に、上記バスバー11よりも薄肉の金属板からなる帯状片12が接続された構造である。帯状片12の高さ方向の途中位置では、補強等のためにクランク状に曲げ形成されている。
端子10の一端側であるバスバー11の水平部が、外側導電部材と接続される外側接続部14となっており、ボルトの挿通孔15が開口されている。端子10の他端側である帯状片12の下端には、内側導電部材と接続される内側接続部として機能するソケット端子20が設けられている。
【0016】
このソケット端子20は、ルーバ端子部21の外周に筒体25が嵌装された2ピース構造である。ルーバ端子部21は、環形の基部22の前縁に、先端側に接点部23Aを有して前方に延出した形状の複数本の弾性接触片23が、周方向に間隔を開けて環形に配された形状である。基部22の下面の後縁部には、突部22Aが外向きに屈曲形成されている。
【0017】
筒体25は、その前端に、ルーバ端子部21の弾性接触片23の先端を保護するべく内向きの鍔26が形成されている。筒体25の下面には、上記した突部22Aを挿入可能な溝28が後縁から切り込み形成されている。筒体25は、ルーバ端子部21の外周に前方から嵌装されて、溝28の奥縁が突部22Aに当たったところで押し込みが停止され、後縁から突設された左右一対の結合片27を基部22に対して折り返すことで、抜け止めされて装着されている。
【0018】
ルーバ端子部21の基部22の上縁からは、上記した帯状片12が一体的に立ち上がり形成されており、同帯状片12の上端部が、バスバー11の垂下端に当てられてスポット溶接等で固定されている。これにより端子10が形成され、かつ同端子10の下端部に、内側接続部となるソケット端子20が、外側接続部14の屈曲方向と同方向(
図6の左側)を向いた姿勢で設けられた形態となる。
このような端子10が、合計3本備えられており、各端子10は、ソケット端子20がサブハウジング60(
図5参照)に収容された形態で、ハウジング30に対して装着されるようになっている。サブハウジング60については、後述する。
【0019】
ハウジング30は、ハウジング本体31とカバー50とから構成されている。ハウジング本体31は、
図1、
図6に示すように、概ね左右方向に細長い下面開口の箱形に形成されており、その上縁には横長のフランジ32が形成され、同フランジ32の左右両端には、カラー34が嵌め込まれた取付孔33が設けられている。フランジ32の下面にはパッキン装着溝35が周設されて、環形をなす面パッキン36が装着されるようになっている。
【0020】
ハウジング本体31の上面中央部には、上記した各端子10の外側接続部14を並べて装着した台座ブロック40が設けられている。この台座ブロック40には、外側接続部14を個々に載置した3個の台座41が形成され、各台座41には、載置面から凹んだ形態で、ナット42の収容室43が前面に開口して形成されている。各収容室43には、ナット42が回り止めされて収容されるようになっている。
【0021】
先にハウジング本体31の製造手順を
図6を参照して説明する。まず所定ピッチで配された3本の端子10のバスバー11に亘り(帯状片12との接続部分を含む)、一次モールド成形によって台座ブロック40が形成され、3本の端子10が台座ブロック40に所定姿勢で保持された形態となる。
次に、この台座ブロック40と3本の端子10とを中子として二次モールド成形が施されることでハウジング本体31が形成される。このとき、各ソケット端子20は、ハウジング本体31の前壁31Aの直ぐ裏側において、下半分を前壁31Aの下縁から下方に突出させた形態を採る。なお、カラー34も併せて装着される。
【0022】
カバー50は、ハウジング本体31とは別体に形成され、上記したハウジング本体31の下面開口を覆うべく角形の深皿状をなしている。同カバー50の左右の側面には、
図3に示すように、弾性変位可能なロック枠51が立ち上がり形成されている一方、ハウジング本体31の左右の側面にはロック突部38が設けられていて、カバー50がハウジング本体31の下面開口に正規に被着されたところで、ロック枠51がロック突部38に弾性的に嵌ることで、ハウジング本体31とカバー50とが一体に結合されたハウジング30が形成されるようになっている。
【0023】
上記したように、端子10の内側接続部であるソケット端子20は、サブハウジング60に収容されるようになっている。このサブハウジング60は合成樹脂製であって、
図4及び
図5に示すように、ソケット端子20を後方から挿入可能な前壁61付きの円筒形に形成されている。サブハウジング60は、ハウジング本体31の前後方向の寸法に匹敵した長さ寸法を有しており、ただし後端側の半分弱の長さ領域では上半分が切除されて、逃がし部62が形成されている。言い換えると、サブハウジング60の後端側では、下半分の半筒部63のみとされている。
サブハウジング60の前壁61には、上記した丸ピン端子pが挿入可能な端子挿入口65が開口されており、端子挿入口65における前端部には、前拡がりのテーパ状をなす誘い込み部66が形成されている。
【0024】
サブハウジング60の底壁には、ソケット端子20の突部22Aに係止するランス67が、後方に延出した形態で弾性撓み可能に設けられている。ソケット端子20は、サブハウジング60に対して後方から挿入されて、ランス67を弾性撓みさせつつ押し込まれ、前壁61に当たる位置まで押し込まれたところで突部22Aがランス67の係止部67Aを通過することにより、ランス67が復動変位しつつ係止部67Aが突部22Aに係止し、ソケット端子20がサブハウジング60内に抜け止めされて収容される。
サブハウジング60の前端部の外周、詳細には前壁61の厚さ方向の中央部には、一定高さの前側リブ68が全周に亘って形成されている。また、サブハウジング60の半筒部63の外周には、上記の前側リブ68と同じ高さの後側リブ69が形成されている。
【0025】
一方、
図1及び
図5に示すように、ハウジング30の前面におけるハウジング本体31の下縁と、カバー50の上縁との繋ぎ目上には、上記したソケット端子20を収容したサブハウジング60の前端部(前壁61)を嵌合する嵌合孔45Aが、端子10(ソケット端子20)の配列ピッチと同ピッチで開口されている。各嵌合孔45Aの内面には、サブハウジング60の前側リブ68が嵌る嵌合溝46Aが全周に亘って形成されている。
なお、上記のようにハウジング本体31とカバー50とは後から一体に組み付けられることから、各嵌合孔45Aの上半分はハウジング本体31の前壁31Aの下縁に、各嵌合孔45Aの下半分はカバー50の前壁50Aの上縁に、それぞれ予め形成されている。
また、カバー50の後壁50Bの上縁には、サブハウジング60における半筒部63の後端部を嵌める半円形の嵌合孔45Bが形成され、同嵌合孔45Bの内面(下半周面)には、サブハウジング60の後側リブ69が嵌る嵌合溝46Bが形成されている。
【0026】
ハウジング30の前面側の嵌合孔45Aの内径寸法は、サブハウジング60の前端部の外径寸法より一定寸法大きく設定され、併せて嵌合溝46Aの内径寸法が、前側リブ68の外径寸法よりも同寸法大きく設定されている。また、ハウジング30の後面側の半円の嵌合孔45Bの内径寸法は、サブハウジング60の半筒部63の外径寸法より同寸法大きく設定され、併せて嵌合溝46Bの内径寸法が、後側リブ69の外径寸法よりも同寸法大きく設定されている。
【0027】
続いて、本実施形態に係る端子台Tの組付手順の一例と、同端子台Tの使用例を説明する。
一部既述したように、二度のモールド成形によって、
図6に示すように、3本の端子10を一体に備えたハウジング本体31が形成される。各端子10の外側接続部14は、前方を向いた姿勢でナット42の収容室43の直上において対応する台座41に載置される。また各端子10の内側接続部であるソケット端子20は、同じく前方を向いた姿勢で、嵌合孔45A(正確には同嵌合孔45Aの上半分)の裏側において同嵌合孔45Aと同軸上に位置する。
【0028】
次に、ハウジング本体31に一体に設けられた3本の端子10の内側接続部であるソケット端子20に対して、既述した要領によってサブハウジング60を装着する。続いて、ハウジング本体31の下面開口に対し、カバー50が被着される。カバー50は、ロック枠51がロック突部38に乗り上げて弾性変位しつつ下方から押し上げられ、カバー50の上縁がハウジング本体31の下縁に当たったところで、ロック枠51が元形に復動しつつロック突部38に嵌ることで一体結合され、
図5に示すようにハウジング30が形成される。
【0029】
このとき、各サブハウジング60は、
図5に示すように、前側リブ68が嵌合溝46Aに嵌められつつ、前端部がハウジング30の前面側の嵌合孔45A内に径方向に所定のクリアランスを持って嵌合され、また、サブハウジング60の半筒部63は、後側リブ69が嵌合溝46Bに嵌められつつ、ハウジング30の後面側の半円状の嵌合孔45B内に径方向に所定のクリアランスを持って嵌合された状態となる。すなわち各サブハウジング60は、ハウジング30の下端部において、軸線方向(前後方向)の移動を規制された上で、軸線と交差する方向(径方向)については、クリアランス内で遊動が許容された形態で装着される。
このようなハウジング30に対し、各台座41の収容室43にナット42が挿入され、またフランジ32の下面のパッキン装着溝35に面パッキン36が装着され、これにより端子台Tが完成する。
【0030】
上記のように組み付けられた端子台Tは、
図5に示すように、ミッションケース1の上壁2に取り付けられる。具体的には、ハウジング30の下端部がケース上壁2に開口された貫通孔3に対して上方から挿入され、そののち、フランジ32の取付孔33にボルトを挿通して、ケース上壁2のボルト孔にねじ込むことにより、フランジ32すなわち端子台Tがケース上壁2に固定される。併せて面パッキン36が貫通孔3の孔縁に弾縮されて押し付けられることで、貫通孔3のシールが採られる。
【0031】
このように端子台Tが取り付けられると、各端子10の外側接続部14は、ハウジング30(台座ブロック40)の上面に配された形態で、ケース上壁2の上面側(外側)に露出して臨んだ状態となる。一方、各端子10の内側接続部であるソケット端子20は、ハウジング30に対して径方向の遊動可能に支持されたサブハウジング60内に収容された形態となる。
【0032】
次に、同端子台Tを利用して三相交流モータの三極の導電部材と、インバータの三極の導電部材同士を接続する手順を説明する。
まず、モータ側の三極の内側導電部材(エナメル線)が、対応する端子10の内側接続部と接続され、それにはエナメル線の先端に設けられた丸ピン端子pが、
図5の矢線に示すように、ハウジング30の下端部に装着されたサブハウジング60の端子挿入口65を通してその裏にあるソケット端子20に対して挿入される。
このとき、丸ピン端子pがソケット端子20に対して芯ずれしていたとしても、丸ピン端子pは誘い込み部66に倣って芯合わせされつつ挿入される。
さらに、各丸ピン端子pの配設位置にばらつきがあって、特に芯ずれが大きいものについては、丸ピン端子pが誘い込み部66に沿って挿入されることに伴い、端子10の帯状片12を若干変形させつつサブハウジング60が径方向に移動して、芯合わせがなされる。
【0033】
引き続き、丸ピン端子pは、ルーバ端子部21の弾性接触片23を拡開変位させつつ押し込まれ、押し込みが停止されたところで、弾性接触片23が縮径方向に復動することで、丸ピン端子pとソケット端子20同士が弾性的に嵌合接触し、モータ側の三極の内側導電部材(エナメル線)が、対応する端子10の内側接続部(ソケット端子20)と接続されることになる。
そののちモータ側ケースが、ミッションケース1の正面開口を覆うようにして隣接して組み付けられる。
【0034】
続いて、インバータ側の三極の外側導電部材(バスバー)が、対応する端子10の外側接続部14と接続される。それには図示はしないが、各バスバーが、ハウジング30の上面に並んで配された外側接続部14に重ねられ、バスバーの挿通孔と外側接続部14の挿通孔15にボルトを通して、収容室43に回り止めされて収容されたナット42に螺合して締め付けることによって、インバータ側の三極の外側導電部材(バスバー)が、対応する端子10の外側接続部14と接続される。
そののち、上記のように一体結合されたミッションケース1とモータ側ケースの上面に、インバータ側ケースが組み付けられる。
以上により、三相交流モータに設けられた三極の導電部材と、インバータに設けられた三極の導電部材同士が端子台Tを介して電気接続され、かつモータとインバータとが直結された形式の端子接続構造が構築される。
【0035】
本実施形態では、端子台Tに装着された端子10における内側接続部に対して、モータ側の内側導電部材を接続する部分の構造について、内側導電部材に丸ピン端子pを設ける一方、端子10の内側接続部をソケット端子20で構成している。そのため、内側導電部材を端子10の内端接続部に接続するに当たっては、丸ピン端子pを相手のソケット端子20に嵌合することで達成される。
例えばボルト締めにより接続する場合と比較すると、丸ピン端子pをソケット端子20に嵌合するだけで事足りるから、接続作業自体が簡単となる。またボルト締め用の作業スペースが不要にできるために省スペース化が図られ、例えばモータケースの小型化を実現することができる。
【0036】
また、本実施形態では、各端子10のソケット端子20が個々にサブハウジング60に収容される一方、各サブハウジング60が径方向に遊動可能に、いわゆるフローティング構造を採ってハウジング30に装着されている。例えば各内側導電部材すなわち各ピン端子pの配設位置にばらつきがあり、すなわち芯ずれが大きい場合等には、サブハウジング60を遊動させつつ個々の丸ピン端子pとソケット端子20同士を正確に芯合わせして嵌合することが可能となる。
特に、丸ピン端子pを備えた内側導電部材の剛性が高くて、同内側導電部材自身の撓み変形量に限界がある場合に有効となる。
【0037】
<実施形態2>
本発明の実施形態2を
図7によって説明する。この実施形態2の端子台T1は、実施形態1の変形例とも言うべきものであって、端子70がバスバー11と帯状片71とから構成されていることは同様であるが、帯状片71の高さ方向の途中位置に、手前側に湾曲しつつ膨出した形状の易屈曲部72が形成されている。その他の構造については、実施形態1と同じである。
この実施形態では、サブハウジング60は、易屈曲部72において端子70を変形させつつ遊動することができ、フローティング機能をより確実に発揮することが可能となる。
【0038】
<実施形態3>
図8は、本発明の実施形態3を示す。この実施形態3の端子台T2では、端子80に易屈曲部を設ける部分の構造に変更が加えられている。
以下には実施形態1との相違点を主に説明し、実施形態1と同一機能を有する部材、部位については、同一符号を付すことで説明を簡略化または省略する。
【0039】
端子80は、L字形に曲げ形成されたバスバー11の垂下端に、易屈曲部となる柔軟導体81が接続された構造である。この柔軟導体81は、編組線を略S字形に曲げ形成した構造である。一方、内側接続部となるソケット端子20Aでは、ルーバ端子部21の基部22から背の低い連結片24が立ち上がり形成されている。
【0040】
詳細には、端子80を構成するL字形のバスバー11が、実施形態1とは前後逆向きとされた上で、同バスバー11の下端部の後面に柔軟導体81の上端部が当てられるとともに、同柔軟導体81の下端部が、ルーバ端子部21の基部22から立ち上げられた連結片24の上端部の前面に当てられて、共にスポット溶接等で固定されている。したがって、実施形態3の端子80では、外側接続部14の屈曲方向と、ソケット端子20Aの向きとが前後逆となっている。
【0041】
この端子80が、実施形態1と同様に、内側接続部であるソケット端子20Aをサブハウジング60に収容した上でハウジング30に装着され、サブハウジング60は径方向の遊動可能に支持される。なお、略S字形状の柔軟導体81をハウジング30内に収めるスペースを確保するために、各端子10の外側接続部が、ハウジング30(台座ブロック40)の上面において後方を向いた姿勢で配された構造ではあるが、前方を向いた姿勢の場合と、機能的には異なるところはない。
【0042】
この実施形態3では、サブハウジング60は、端子80のうち柔軟導体81を変形させつつ遊動することができ、同様にフローティング機能をより確実に発揮することが可能となる。
また、同端子台T2(端子80)を介して内外の導電部材を接続した場合、端子80に備えた柔軟導体81が振動吸収部として機能し、内側導電部材または外側導電部材に振動が作用した場合に、同振動が柔軟導体81で吸収され、反対の導電部材側に振動が及ぶことが抑えられる。
【0043】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、内側導電部材の先端に丸ピン端子を設けた場合を例示したが、真円以外の異形断面のピン端子としてもよく、その場合は、端子台に備えた端子の内側接続部であるソケット端子には、上記ピン端子が緊密に嵌合される断面形状を備えた筒形のソケット端子とすればよい。
(2)上記実施形態では、モータから延出された内側導電部材としてエナメル線を接着剤で固めたものを例示したが、内側導電部材にバスバーを適用したものであってもよい。本発明は、内側導電部材にバスバーのような剛性の高いものを適用した場合に、より有効となる。
【0044】
(3)上記実施形態では、端子台を、モータケース、インバータケース以外の他の機器のケースに装着した場合を例示したが、端子台は例えばモータケースに設けてもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(4)上記実施形態では、モータとインバータとがいわゆる直結された形式のものを例示したが、個別設置される形式のものにも、本発明は同様に適用することができる。
(5)本発明は、モータとインバータに限らず、2つの電気機器からそれぞれ延出して設けられた導電部材同士を電気接続する端子台全般に広く適用することが可能である。