特許第5979462号(P5979462)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5979462
(24)【登録日】2016年8月5日
(45)【発行日】2016年8月24日
(54)【発明の名称】側溝用ブロック
(51)【国際特許分類】
   E03F 5/046 20060101AFI20160817BHJP
【FI】
   E03F5/046
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-24099(P2016-24099)
(22)【出願日】2016年1月25日
【審査請求日】2016年1月25日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000202419
【氏名又は名称】草竹コンクリート工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】草竹 晃司
【審査官】 苗村 康造
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3039939(JP,U)
【文献】 特開2004−076304(JP,A)
【文献】 特開2002−021168(JP,A)
【文献】 特開平11−152787(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03F 1/00〜 11/00
E01C 11/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内腔の排水路(4)が長手方向に沿うとともに、上面(5)に長手方向に沿う細幅の開口(6)が分断して設けられたブロック本体(2)と、該ブロック本体(2)の上面(5)の長手方向で前記開口(6)の近傍に設置する縁石(3)とからなり、且つ、ブロック本体(2)の縁石(3)を設置する歩道側(Y)の上面部(5b)が、分断せる開口(6)を介して車道側(X)に位置するエプロン部(5a)より低く、夫々段状をなして上面(5)が形成された側溝用ブロックにおいて前記ブロック本体(2)の上面部(5b)と連続し開口(6)を分断してなる少なくとも1箇所の閉塞部(7)の上端閉塞面(7a)に,エプロン部(5a)の開口(6)側の端縁に連設する垂下面(9)からその突出面(8a)を開口(6)の上幅(6a)以内で上面部(5b)へ向けるとともに、その長手方向の付根部を上端閉塞面(7a)の全域に渡らせて開口(6)の上端へ連ねた突起(8)が突設され、上面部(5b)に設置する縁石(3)は、その一下端部(3a)が前記突出面(8a)と当した状態により、開口(6)上でその上幅(6a)の一部に被さって車道側(X)への位置決めがなされることを特徴とする側溝用ブロック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路の側帯など歩道と車道の境で、歩車道分離と降雨等の路面表面水を排水するために用いられる、縁石と開口をその上面に備えた、側溝用ブロックに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、縁石と開口を備えた側溝用ブロックとして、例えば下記の特許文献1に開示される如く、水路ブロック本体が長手方向に貫通する排水路を有して、表面水を取込む開口がその上面に設けられ、この水路ブロック本体の上面に取付けられる縁石に、表面水を開口に導く空間を確保しつつ、開口の上方を覆うべく遮断面(切り欠き部)を設けてなるブロックが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2006−257739号公報(図2図3
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、かかる従来のブロックは、縁石の下端部を略台形状に切り欠くことで、遮断面と鉛直面がその長手方向全幅に渡って形成されており、水路ブロック本体の上部において、かかる遮断面と鉛直面がブロック本体の開口以外の上面にある箇所では、その上面(エプロン部、段部)間で袋状の凹陥部が生じ、該凹陥部に路面からの小砂利、落葉、ゴミ等が挟まって堆積し、表面水の開口への流入を阻害するという問題点があった。
又、縁石は、ブロック本体上面の段差部に嵌め込まれ、相互間に介在させるモルタル層で所定寸法に位置決めして取付けられる。しかし、比較的脆弱なモルタルによる位置決めは、必然的に所定の寸法や位置が定まるものではなく、特に、縁石の車道側で、ブロック本体に開口がある箇所では、縁石の切り欠き部をなす鉛直面との間のモルタルがブロック本体と遊離して、縁石の固定手段をなさないという問題点もあった。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、上記ブロック本体上に設置する縁石の間際に開口があっても、降雨等の路面表面水を効率よく排水可能で、縁石の設置に際しても、必然的にその位置決めができる側溝用ブロックを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の側溝用ブロックは、請求項1記載の如く、内腔の排水路が長手方向に沿うとともに、上面に長手方向に沿う細幅の開口が分断して設けられたブロック本体と、該ブロック本体の上面の長手方向で前記開口の近傍に設置する縁石とからなり、且つ、ブロック本体の縁石を設置する歩道側の上面部が、分断せる開口を介して車道側に位置するエプロン部より低く、夫々段状をなして上面が形成された側溝用ブロックにおいて前記ブロック本体の上面部と連続し開口を分断してなる少なくとも1箇所の閉塞部の上端閉塞面に、エプロン部の開口側の端縁に連設する垂下面からその突出面を開口の上幅以内で上面部へ向けるとともに、その長手方向の付根部を上端閉塞面の全域に渡らせて開口の上端へ連ねた突起が突設され、上面部に設置する縁石は、その一下端部が前記突出面と当した状態により、開口上でその上幅の一部に被さって車道側への位置決めがなされるものである。
【発明の効果】
【00006】
本発明の請求項1記載の側溝用ブロックは、内腔の排水路が長手方向に沿うとともに、上面に長手方向に沿う細幅の開口が分断して設けられたブロック本体と、該ブロック本体の上面の長手方向で前記開口の近傍に設置する縁石とからなり、且つ、ブロック本体の縁石を設置する歩道側の上面部が、分断せる開口を介して車道側に位置するエプロン部より低く、夫々段状をなして上面が形成されることを前提として、そのブロック本体の上面部と連続し開口を分断してなる少なくとも1箇所の閉塞部の上端閉塞面に、エプロン部の開口側の端縁に連設する垂下面からその突出面を開口の上幅以内で上面部へ向けるとともに、その長手方向の付根部を上端閉塞面の全域に渡らせて開口の上端に連ねた突起が突設され、上面部に設置する縁石は、その一下端部が前記突出面と当した状態により、開口上でその上幅の一部に被さって車道側への位置決めがなされるものであるため、ブロック本体上での縁石の車道側への設置位置が必然的に決められるとともに、歩道側からの水平力に対して突起が障壁となり、縁石の摺動を恒久的に防止することができる。
【0007】
、縁石の車道側の側面とブロック本体のエプロン部との間で長手方向に形成され、路面表面水をブロック本体の開口に取込む導水溝の溝幅が狭くなされても、その下位にある開口自体が該溝幅より広く形成され、流入水を吸込む作用を奏して排水能力を向上させるとともに、導水溝に侵入する小砂利、落葉、ゴミ等異物を、開口を悠々と通過、排水路に落下させて、排水能力の低下や導水溝間際の景観悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 (イ)は本発明の側溝用ブロックの一実施の形態を示す正面側の斜視図、(ロ)は縁石の設置途中を示す背面側の斜視図。
図2】 本発明の側溝用ブロックを構成するブロック本体を示し、(イ)は平面図、(ロ)は背面図、(ハ)は右側面図、(ニ)は(ロ)のA−A断面図、(ホ)は同B−B断面図。
図3】 本発明の側溝用ブロックを構成する縁石を示し、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)のC−C断面図。
図4】 ブロック本体上への縁石の設置途中を示し、(イ)は正面図、(ロ)は平面図、(ハ)は一部背面図、(ニ)は右側面図。
図5】 ブロック本体上での縁石の設置状態を示し、(イ)は一部拡大平面図、(ロ)は(イ)のD−D一部断面図、(ハ)は同E−E一部断面図。
図6図5(ロ)の要部拡大断面図。
図7】 本発明の側溝ブロックの他実施の形態を示す要部拡大断面図。
図8】 本発明の側溝用ブロックの他実施の形態を示し、(イ)は平面図、(ロ)は背面図、(ハ)は(ロ)のF−F断面図、(ニ)は同G−G断面図、(ホ)は(ハ)の要部拡大断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1(イ)は、本発明の側溝用ブロックの一実施の形態を示す正面側の斜視図であり、1は、本実施形態の側溝用ブロックであって、コンクリート等から作製された1本のブロック本体2と2個の縁石3とからなる。尚、図1(ロ)は、縁石3の設置途中を示す背面側の斜視図である。
図1(イ)及び(ロ)に示す如く、ブロック本体2は、横長の筒状体の内腔をなす排水路4が頂部に水平面4aを有する略馬蹄形で、筒状体外側の両端と中央の下部にフランジ11が夫々突設され、両端の車道側Xにあるフランジ11との対角線上の歩道側Y上部にもフランジ11aを設けるべく凹陥部12を欠設し、かかる対角線上のフランジ11、11aにブロック本体2相互をその長手方向にボルト連結するための通孔13を穿設するとともに、上面5に長手方向に沿う開口6を設けてなる。
又、縁石3は、ブロック本体2の開口6を境として、その歩道側Yの上面部5bに載置されるとともに、インサートナット30へのボルト締結で固定されてなるものである。
【0010】
上記、本実施形態の側溝用ブロック1をなすブロック本体2と縁石3の構成を、図2及び図3を加えて更に詳述すると、ブロック本体2は図2(イ)乃至(ホ)に示す如く、その歩道側Yで縁石3を載置する上面部5bが、上面5を分断せる開口6を介して車道側Xに位置するエプロン部5aより低く、上面部5bとエプロン部5aが段状をなして上面5が形成されるとともに、エプロン部5aの表面には、開口6側に下降する傾斜が付され、又、上面部5bの表面には、後述の縁石3の固定に用いる複数のインサートナット30が所定位置に埋設されている。
又、開口6が長手方向で2本に分断すべく、その両端と中央の3箇所に上面部5bと連続する閉塞部7を設け、該閉塞部7の上端閉塞面7aに、エプロン部5aの開口6側の端縁に連設する垂下面9から上面部5bへ向けて突出面8aを突出形成した突起8を突設してなる。
縁石3は図3(イ)及び(ロ)に示す如く、その長さを上記ブロック本体2の略1/2とした、断面略台形の横長棒状で、後述の上面部5bへの固定に用いる縦孔3cが適宜間隔を設けて穿設されている。
【0011】
しかして、ブロック本体2上への縁石3の設置は、図1(ロ)、図4(イ)乃至(ニ)に示す如く、ブロック本体2の上面部5bに、その長手方向の寸法を合わせて(初動の1本目は、ブロック本体2の側端に合わせて)縁石3を載置するとともに、車道側Xに面する側面3bの両側の下端部3aをブロック本体2の離隔せる突起8の突出面8aに夫々当接させて位置決めする。ここで、ブロック本体2の開口6上で、且つ、縁石3の側面3bとブロック本体2のエプロン部5aとの間に、路面表面水を排水路4に取込む導水溝10が形成される。
続いて、自動的に連通してなる縁石3の縦孔3cとブロック本体2のインサートナット30へのボルト31の挿通、螺合で、縁石3の固定が完了する。
又、上記縁石3に隣り合う上面部5bにも、同様にして他の縁石3を設置することで、図1(イ)に示す如き、歩車道を分離する縁石3の間際で、その長手方向に沿う導水溝10を、車道側Xの上面に有する側溝用ブロック1が形成される。
尚、上記側溝用ブロック1では、ブロック本体2と縁石3の固定にインサートナット30とボルト31を用いているが、必ずしもこれに拘束されず、後述の如きモルタル介在方式や相互単純な直置き方式での設置によるものであっても良い。
又、排水路4を略馬蹄形としているが、この他に円形、矩形、卵形等、適宜な形状を採用可能である。
更に、側溝用ブロック1同士を連結すべく、ブロック本体2にフランジ11、11a、凹陥部12及び通孔13を設けているが、必ずしも設けなくても良く、その連結方法や構造は、適宜となされればよい。
【0012】
次に、上記ブロック本体2上への縁石3の設置要件を詳述すると、図5(イ)乃至(ハ)と図6に示す如く、ブロック本体2の上面部5bと連続し、開口6を長手方向で分断する閉塞部7の上端閉塞面7a(各図は、両端と中央の3箇所にある内の中央部の態様)において、エプロン部5aの開口6側の端縁に連設する垂下面9から上面部5bへ向け、且つ、その突出面8aが開口6の上幅6a以内に位置し、その長手方向の付根部が上端閉塞面7aの全域に渡り開口6の上端と連なる突起8を設けて、該突起8の突出面8aを縁石3の両端における下端部3aの車道側Xへの当りとし、ブロック本体2上での縁石3の車道側Xへの設置位置を、開口6上でその上幅6aの一部に被さるべく、必然的に決定せしめるとともに、歩道側Yからの水平力に対し、突起8が障壁となって縁石3の摺動を恒久的に防止する。
又、上記突出面8aとの当接により、縁石3の車道側Xにおける側面3bとブロック本体2の垂下面9との間、即ち、縁石3の下部間際で長手方向に形成され、傾斜を有するエプロン部5aからの路面表面水Wをブロック本体2の開口6に取込む導水溝10の溝幅10aが狭くなされても、突起8は相互に離隔して長手方向での開口率を高めるとともに、導水溝10の下位にある開口6自体の上幅6aは、該溝幅10aより広く確保されて流入水たる路面表面水Wを吸込む作用を奏して、排水路4への排水能力を向上させる。同時に、路面から導水溝10に侵入する異物(小砂利、落葉、ゴミ等)を、開口6を悠々と通過、排水路4に落下させて、排水能力の低下や導水溝10間際の景観悪化を防止する。
【0013】
又、突起8の上端面8bがエプロン部5aより凹陥してなるため、縁石3の下部間際に裸出する導水溝10の上部がその長手方向で閉塞することなく連続し、前記排水能力や景観性を一段と向上させる。
【0014】
更に、図1及び図2の(ロ)に示す如く、突起8の突出面8aが背面視略半円形(両端部のものは略1/4円形、ブロック本体2同士の連結で略半円形となる)で、その上端面8bが凸状の曲面に形成されているため、該面形状を利して幅の狭い導水溝10内で、エプロン部5aより凹陥する狭所にある上端面8bへの表面水の滞水や異物の停滞を防止し、その長手方向の付根部に連なる開口6への排水性を高める。
尚、上端面8bの形状は上記に限らず、凹陥状をなさずに高くともエプロン部5aと同面であっても良く、又、凸状の曲面をなさずに適宜となされてもよい。
【0015】
更に又、図5(ロ)、(ハ)及び図6に示す如く、エプロン部5aの端縁の垂下面9と突起8の突出面8aが、縁石3の側面3bに付された勾配と略合致した傾斜面に形成されているため、縁石3の側面3b(下端部3a)と突出面8aが面当接して安定状態で縁石3の位置決めと保持が行えるとともに、縁石3の下部間際における導水溝10の溝幅10aを均整化することができる。又、当該縁石3の場合は、その勾配が下方漸開状で、突出面8aと所謂アリ接合して、縁石3の上方への抜けが阻止される利点がある。
【0016】
尚、上記一実施の側溝用ブロック1にあっては、1本のブロック本体2上に2個の縁石3を設置すべく、上面5の3箇所に突起8を設けてなるが、これに限定されず、例えて、当該側溝用ブロック1をその長手方向で半裁した如き、ブロック本体2及び縁石3が各々1個で、開口6の両側の上端閉塞面7aに設けられる突起8が夫々背面視略1/4円形のもの、或いは、同様に半裁状で、開口6を分断する上端閉塞面7a並びに突起8(背面視略半円形のもの)が長手方向の中央部にのみあって、ブロック本体2の長手方向両端面に開口6が表出するもの(1個の縁石3が2本のブロック本体2上に跨って、その両端が2本のブロック本体2間で離隔せる突起8と当接する)等に設定変更可能である。
【0017】
図7は本発明の側溝用ブロックの他実施の形態を示し、本実施形態の側溝用ブロック1は、前記一実施の側溝用ブロックの変形例であり、ブロック本体2の幅方向における開口6の形状が上幅6aよりも下幅6bが広い下方漸開状で、その上側にある導水溝10を含め全体として、下方に向けて漸次拡開するべく形成され、異物の停滞防止とともに排水効率が高められている。
又、上面5bの開口6間際に、長手方向に渡ってパッキン32を設け、縁石3の設置に際して上面5bとの間にモルタル33を要する場合に、開口6内へのモルタル33の落下を阻止するものである。ここで、比較的脆弱なモルタル33を縁石3の高さ調整に用いても、縁石3の車道側Xへの位置決めと保持は、上述のとおり、側面3b(下端部3a)と突出面8aの当接によって安定状態を維持することができる。
尚、ブロック本体2と縁石3を物理的に固定する、インサートナット30、ボルト31や縦孔3cは、有ってもよいし、無くてもよい。
尚又、ブロック本体2の幅方向におけるエプロン部5aの幅が適宜縮小されても良く、例えて同図に示す如く、その車道側Xの端部が切り欠かれて凹状をなす被覆部5cが形成され、該被覆部5c、エプロン部5a及び上面部5bが連なることで構成される上面5の幅方向の形態を凸状となすこともでき、この場合の側溝用ブロック1は、その埋設に際して上記被覆部5c上に車道の舗装材35が積層され、車道、路面に露出するエプロン部5aの幅を狭くできるという利点がある。
【0018】
図8(イ)乃至(ホ)は本発明の側溝用ブロックの他実施の形態を示し、本実施形態の側溝用ブロック1は、段状をなす上面5下位のブロック本体2が略矩形で排水路4を円形とした横長寸胴状となされ、上面部5bの閉塞部7と該所に突設する突起8が、上面5の長手方向で4個の縁石3(図示の縁石3は、その内の1個)に対応すべく、その両端に各1個と中間部に3個設けられている。
又、突起8の突出面8aは、その側面3bが垂直状の縁石3に対応すべく垂直面からなる背面視略山形状(中間部にあるもので、両端のものは、これの半裁形状)で、上端面8bが凸状の屈折面を呈してその付根部が開口6の上端と連なっている。
更に、その長手方向で4個に分断されてなる開口6は、歩道側Yへの幅が広くて、上面部5bに直置きされた縁石3が開口6に覆い被さる割合を、比較的大きくなしている。
尚、開口6の幅など、その形状寸法は、路面表面水に対する排水性に配慮して、自由に設計変更可能である
【0019】
尚又、本発明の側溝用ブロック1は、必ずしも上記実施形態のものに限定されず、本発明の意図する範囲内で適宜変更されてもよい。
例えば、ブロック本体2の長さは自由で、載置する縁石3の長さや個数に応じて適宜に設定されればよいし、突起8の突設数や位置も縁石3の長手方向両端と対面する箇所に拘束されることなく、1本の縁石3に対し1個、或いは、複数個以上が当接するようになされてもよい。
更に、縁石3の形状についても、その側面間で貫通水抜孔や一部欠設部を有するもの、又、高さが変化するもの等、任意で、要は、突起8との当接面を有するものであれば自由に使用できる。
【符号の説明】
【0020】
1 側溝用ブロック
2 ブロック本体
3 縁石
3a 下端部
3b 側面
4 排水路
5 上面
5a エプロン部
5b 上面部
6 開口
6a 上幅
7 閉塞部
7a 上端閉塞面
8 突起
8a 突出面
8b 上端面
9 垂下面
X 車道側
Y 歩道側
【要約】      (修正有)
【課題】ブロック本体上に設置する縁石の間際に開口があっても降雨等の路面表面水を効率よく排水可能で、縁石の設置に際しても必然的にその位置決めができる側溝用ブロックを提供する。
【解決手段】ブロック本体2は、縁石3を設置する歩道側の上面部5bが分断せる開口6を介して車道側に位置するエプロン部5aより低く、夫々段状をなして上面5が形成されるとともに、上面部5bと連続し開口6を分断してなる少なくとも1箇所の閉塞部7の上端閉塞面7aに、エプロン部5aの開口6側の端縁に連設する垂下面9からその突出面8aを上面部5bへ向けた突起8が突設されて形成され、上面部5bに設置する縁石3は、その一下端部3aが前記突出面8aとの当接により車道側への位置決めがなされる。又、垂下面9から突出する突出面8aが開口6の上幅6a以内に位置し、縁石3の一下端部3aが開口6上でその上幅6aの一部に被さって位置決め可能とした。
【選択図】図6
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8