特許第5979590号(P5979590)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5979590
(24)【登録日】2016年8月5日
(45)【発行日】2016年8月24日
(54)【発明の名称】排水栓装置
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/22 20060101AFI20160817BHJP
   E03C 1/23 20060101ALI20160817BHJP
   A47K 1/14 20060101ALI20160817BHJP
【FI】
   E03C1/22 C
   E03C1/23 Z
   A47K1/14 B
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-146737(P2012-146737)
(22)【出願日】2012年6月29日
(65)【公開番号】特開2014-9504(P2014-9504A)
(43)【公開日】2014年1月20日
【審査請求日】2015年5月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000010087
【氏名又は名称】TOTO株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山口 陽平
(72)【発明者】
【氏名】外村 孝幸
(72)【発明者】
【氏名】香坂 幸史
(72)【発明者】
【氏名】帖地 彩
【審査官】 七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−327311(JP,A)
【文献】 特開平10−121537(JP,A)
【文献】 特許第4839460(JP,B1)
【文献】 特開2003−082731(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03C 1/12−1/33
A47K 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水槽の排水口に設けた排水栓蓋を上下動させて前記排水口を開閉する排水栓装置において、
前記排水栓装置は、排水栓蓋と、前記排水栓蓋を上下動させる作動部と、操作部と、前記操作部の動作を前記作動部に伝達するレリースワイヤと、弾性変形可能な合成樹脂製であって前記作動部を前記排水口に取り付ける保持部と、を備え、
前記保持部は、側方に開口部を有する筒部を備えてなり、
前記保持部を前記排水口から外した状態では前記開口部が広がって前記作動部を挿入可能であり、前記保持部を前記排水口に取り付けた状態では前記開口部が広がらないように前記開口部の変形が規制されていることで前記作動部を前記保持部によって保持することを特徴とする排水栓装置。
【請求項2】
前記保持部に前記作動部を保持した状態で前記保持部を、前記排水口または前記排水口に接続された排水管部材に取り付けられた筒状台座に係合させることによって、前記作動部を前記排水口に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置。
【請求項3】
前記保持部は、前記作動部を収容する筒部と、前記筒部の外側に伸びて前記筒状台座に係合可能な脚部と、を備え、
前記保持部を前記筒状台座の上方から差し込んだ際に、前記保持部が前記筒状台座から抜け落ちるのを防止するために、前記脚部の外側端面に前記筒状台座の上面に当接可能なリブを形成したことを特徴とする請求項記載の排水栓装置。
【請求項4】
前記保持部に、前記作動部が上下動しないように拘束する拘束手段を設けたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の排水栓装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽、洗面ボウルなどの水槽の排水口を開閉する排水栓装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、遠隔操作式排水栓装置の排水栓部の作動部を固定する軸受部の構造として、例えば、特許文献1に示す構造が提案されている。この構造では、レリースワイヤが接続された作動部を軸受部を二股に開いてその下方から挿入することで作動部を挟持して固定するようになっている。この構造の場合、作動部を軸受部に挿入する作業をしやすくするために、作動部より下方のレリースワイヤを手で持つ必要があるために、作動部を排水口から上方にある程度引き出して作業をする必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−327311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、作動部を引き出す際に、作業者が作動部を無理に力を加えて引き出した場合には、ワイヤユニットにテンションが過大にかかりすぎて、レリースワイヤ、あるいは、作動部などが故障するという恐れがあった。また、作動部を軸受部に挿入するとき力を加える方向が軸方向であるため、はずみでレリースワイヤに過大なテンションがかかり故障するという恐れもあった。
本発明は、排水栓部の取り付けの際にレリースワイヤに過大なテンションが加わることがない排水栓装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した課題を解決するために、本出願の請求項1における発明は、水槽の排水口に設けた排水栓蓋を上下動させて前記排水口を開閉する排水栓装置において、前記排水栓装置は、排水栓蓋と、前記排水栓蓋を上下動させる作動部と、操作部と、前記操作部の動作を前記作動部に伝達するレリースワイヤと、弾性変形可能な合成樹脂製であって前記作動部を前記排水口に取り付ける保持部と、を備え、前記保持部は、側方に開口部を有する筒部を備えてなり、前記保持部を前記排水口から外した状態では前記開口部が広がって前記作動部を挿入可能であり、前記保持部を前記排水口に取り付けた状態では前記開口部が広がらないように前記開口部の変形が規制されていることで前記作動部を前記保持部によって保持することを特徴とする排水栓装置である。
【0006】
これによれば、保持部の側方にあいた開口部から作動部を水平方向に取り出すことができるので、レリースワイヤに過大なテンションがかかることがない。よって、水槽に排水栓装置を組み付ける際、あるいは、機構部、作動部、レリースワイヤをメンテナンスする際に、レリースワイヤ、機構部、作動部が破損しないようにすることが可能となり、取り扱いやすい排水栓装置を提供することができる。
また、これによれば、保持部を排水口に取り付けた状態では、作動部が保持部の開口部から外れることはなく、排水栓装置を確実に動作させることが可能となる。
【0009】
また、請求項にかかる発明は、前記保持部に前記作動部を保持した状態で前記保持部を、前記排水口または前記排水口に接続された排水管部材のいずれかに取り付けられた筒状台座に係合させることによって、前記作動部の前記排水口に取り付けたことを特徴とする。
【0010】
これによれば、排水管部材や排水口に直接保持部を取り付けずに筒状台座に取り付けるので、保持部を係合させる部位の加工が容易となり、製造コストを抑えることが可能となる。
【0011】
また、請求項にかかる発明は、前記保持部は、前記作動部を収容する筒部と、前記筒部の外側に伸びて前記筒状台座に係合可能な脚部と、を備え、前記保持部を前記筒状台座の上方から差し込んだ際に、前記保持部が前記筒状台座から抜け落ちるのを防止するために、前記脚部の外側端面に前記筒状台座の上面に当接可能なリブを形成したことを特徴とする。
【0012】
これによれば、筒状台座に対して保持部を強く差し込んでしまった場合であっても、保持部の突状リブが筒状台座の上面に当接することにより、保持部が筒状台座から抜け落ちることはなく、保持部の取り付け作業を確実に行うことが可能となる。
【0013】
また、請求項にかかる発明は、前記保持部に、前記作動部が上下動しないように拘束する拘束手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
これによれば、作動部は、排水口に対して位置決めされた保持部に対して上下動しないように拘束されている。よって、排水栓装置による排水栓蓋の上下方向のストロークを精度よく設定することができ、排水栓蓋による排水口の止水を確実に行うことが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、排水栓部の取り付けの際にレリースワイヤに過大なテンションが加わることがない排水栓装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態にかかる排水栓装置を示す概略断面図である。
図2図1に示す排水栓装置の排水栓部を示す断面図である。
図3】浴槽の一部を切り欠いて、排水栓蓋190を外した状態の排水口付近を斜め上から見下ろした斜視図である。
図4】作動部を保持部に保持させて筒状台座に係止させた状態を示す斜視図である。
図5】保持部を示す図で、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は底面図である。
図6】筒状台座を示す斜視図である。
図7】作動部を保持部に挿入する状況を示す斜視図である。
図8】作動部をメンテナンスする際の動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる遠隔操作式の排水栓装置を示す概略断面図である。
排水栓装置100は、浴槽200(水槽)に設けられた排水口210に取り付けられる排水栓部100Aと、浴槽200のリム面220に形成された貫通孔221に取り付けられる操作部100Bと、を備え、排水栓部100Aと操作部100Bとをレリースワイヤ160で接続した遠隔操作式の排水栓装置である。レリースワイヤ160は、操作部100Bと排水栓部100Aとを接続するように設けられたホース170の内部に配設され、アウターチューブの内部でインナーワイヤが進退するように構成されている。
【0018】
次に、排水栓部100Aについて説明する。図2は排水栓部100Aを示す断面図、図3は浴槽の一部を切り欠いて排水栓蓋190を外した状態の排水口付近を斜め上から見下ろした斜視図である。
排水栓部100Aは、浴槽200の排水口210の下部に取り付けられた排水管部材としての支持金具180に、レリースワイヤ160の一端に設けられた作動部165を取り付け、その作動部165に排水口210を閉じるシール部付きの排水栓蓋190を取り付けている。そして、操作部100Bに設けた操作ボタン150を押すことによってレリースワイヤ160を介して作動部165が排水栓蓋190を昇降させて、排水口210を開閉する。
【0019】
作動部165は、円筒形状であり、保持部120および筒状台座130とによって支持金具180に取り付けられている。筒状台座130は、支持金具180の流路181に挿入され、その流路181に設けた段部182に筒状台座130の底面が載ることによって位置決めされる。また、支持金具180に挿入された筒状台座130の上方から、締付ナット140を支持金具180に螺合させる。締付ナット140は、支持金具180の流路に形成した雌ネジに、締付ナット140の底面が筒状台座130の上面に接触するまで螺合させることによって、筒状台座130を上下動しないように拘束している。
【0020】
なお、図示しないが、支持金具180には、前述したホース170の一端が取り付けられている。
【0021】
以下、図4〜7に基づいて、保持部120および筒状台座130について説明する。
保持部120は、レリースワイヤ160の排水栓蓋側端部を支持金具180に保持させるホルダーとして設けられている(図2参照)。この保持部120は、レリースワイヤ160の端部である作動部165を収容する筒部121と、この筒部121を支持金具180内の所定位置に位置させる脚部122と、脚部122の外側端面に形成されてなる係合突起123と、脚部122の外側単面に形成されてなる突状リブ124とからなる(図5参照)。
【0022】
筒部121は、筒体の両端面を開放させるとともに、筒体の側面を両端面に亘って切り欠いた側方開口部121aを備えている。保持部120は、ポリプロピレン等の合成樹脂で製造されているので、側方開口部121aを広げるように一時的に変形させることが可能である。また、筒部121の下端部には2つのリブ121bが対向するように形成されている。
【0023】
脚部122は、筒部121から外向きに伸びる連結片122aと、連結片122aの外側端部を周方向に広げた上で下方に伸ばした垂直片122bとを有している。また、この脚部122は、120度おきに配置された3枚の羽根からなり、支持金具180の内側に取り付けた筒状台座130に嵌め込まれるようになっているが、羽根の枚数についてはこの限りではない。
【0024】
係合突起123は、脚部122の外側端面の下端部、詳しくは、連結片122aよりも下方に伸びた垂直片122bの下端部、を外向きに突出するように形成されている。そのため、係合突起123は、内向きに弾性変形可能である。
【0025】
突状リブ124は、脚部122の外側端面における連結片122aと同じ高さ位置に、保持部120の長手方向(上下方向)に沿うように、係合突起123よりも上方位置に形成されている。そのため、突状リブ124は、筒部121に対して弾性変形することはない。
【0026】
筒状台座130は、支持金具180の内周に保持される筒状体である。この筒状台座130は、筒体の内周に、前述した保持部120の脚部122が挿入される受け溝131が形成されている。この受け溝131の上端部には、脚部122を挿入する際のガイドとなる傾斜案内面131aが形成されている。さらに、この受け溝131には、保持部120の係合突起123が係合する係合凹部132が形成されている。また、この筒状台座130の下端部には、支持金具180の一部と係合する係合爪部133が形成されている。
【0027】
次に、保持部120に作動部165を取り付ける作業について説明する。
円筒形状の作動部165を保持部120側方開口部121aに水平方向に押し当てて側方開口部121aを広げ、広がった側方開口部121aから作動部165を挿入する。この際、作動部165の側面に形成されている凹溝165aを、保持部120に形成した2つのリブ121bに嵌め込むように挿入して、保持部120に対して作動部165が上下動しないように拘束する。すなわち、このリブ121bが、作動部165の上下動を拘束する拘束手段として機能する。このようにして、作動部165と保持部120とが一体化される。
【0028】
次に、作動部165と一体化された保持部120を支持金具180に取り付ける作業について説明する。
作動部165と一体化された保持部120を、支持部材180に予め取り付けられている筒状台座130に上方から差し込む。この際、保持部120の脚部122が、筒状台座130の受け溝131に挿入されるように保持部120の向きを調整しつつ、差し込む。保持部120を筒状台座130に差し込むと、保持部120の係合突起123が内向きに弾性変形して、さらに保持部120を差し込むと係合突起123が筒状台座130の係合凹部132に係合して、筒状台座130に対して保持部120が上下左右の向きに拘束される。このようにして、作動部165を一体化した保持部120が、支持金具180に取り付けられる。
なお、筒状台座130に対して保持部120を強く差し込んでしまい、係合突起123が係合凹部132を通過した場合でも、保持部120の突状リブ124が筒状台座130の上面に当接することにより、保持部120が筒状台座130から抜け落ちることはない。
【0029】
この状態で、保持部120の脚部122は、筒状台座130の受け溝131に嵌まっているので、保持部120の側方開口部121aは広がることがない。よって、保持部120を筒状台座130に装着した時点で、保持部120から作動部165が外れることはない。いわば、筒状台座130は、保持部120を排水口210、より詳しくは支持金具180に取り付けた状態で側方開口部121aが広がらないように、保持部120の側方開口部121aの変形を規制する役割を果たしている。
【0030】
次に、作動部165、あるいは、レリースワイヤ160や、操作部100Bに設けた機構部(ラッチ部)162をメンテナンスする場合について説明する。
図8は、作動部165をメンテナンスするときの動作を説明する図であり、(a)は作動部165を支持金具180から外した状態、(b)は作動部165を支持金具180に戻した状態を示す断面図である。いずれも、排水栓蓋は外した状態である。
作動部165をメンテナンスするときには、図8(a)に示すように、まず、排水栓蓋190を取り外し、次いで、筒状台座130から、保持部120ごと作動部165を引き抜く。この際、保持部120の係合突起123は内向きに弾性変形しやすいので、比較的に楽に保持部120と筒状台座130との係合を解除することができる。次に、排水口210より上方まで引き抜かれた保持部120の側方開口部121aを広げ、作動部165を側方開口部121aから取り出す。この際、作動部165の取り出し方向は、水平方向となるので、レリースワイヤ160に過大なテンションをかけることなく、作動部165を外すことが可能である。このようにして、作動部165を保持部120から取り外すことにより、操作部100B側からレリースワイヤ160と作動部165を取り出して、メンテナンスや部品交換などを行うことができる。
【0031】
以上説明したように、本実施形態の排水栓装置は、作動部165を係合させた保持部120を支持金具180から上向きに取り外せば、保持部120の側方開口部121aから作動部165を水平方向に取り出すことができるので、レリースワイヤ160に過大なテンションがかかることがない。よって、浴槽200に排水栓装置100を組み付ける際、あるいは、機構部142、作動部165、レリースワイヤ160をメンテナンスする際に、レリースワイヤ160、機構部142、作動部165が破損しないようにすることが可能となり、取り扱いやすい排水栓装置を提供することができる。
【0032】
また、保持部120のリブ121bに対して、作動部165に形成された凹溝165aを挿入するので、保持部120に対して作動部165が上下動しないように拘束される。よって、作動部165が保持部120から抜けることがない。さらに、これに加えて、保持部120は、筒状台座130に対して上下動しないように拘束され、さらに、筒状台座130は締付ナット140によって支持金具180に対して上下動しないように拘束されている。すなわち、作動部165は、支持金具180に対して上下動しないように拘束されている。よって、排水栓装置100による排水栓蓋190の上下方向のストロークを精度よく設定することができ、排水栓蓋190による排水口210の止水を確実に行うことが可能となる。
【0033】
また、作動部165を一体化した保持部120は、支持金具180に予め取り付けられた筒状台座130の内周に脚部122を係合させているので、保持部120を筒状台座130に係合させれば保持部120の側方開口部121aは開くことがない。よって、支持金具180に取り付けた状態では、作動部165が保持部120の側方開口部121aから外れることはなく、排水栓装置100を確実に動作させることが可能となる。
【0034】
さらに、保持部を排水管部材や排水口に直接取り付けずに、排水管部材や排水口とは別ピースの筒状台座に取り付けるので、保持部を係合させる部位の加工が容易となり、製造コストを抑えることが可能となる。
【0035】
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
【0036】
本実施形態では、排水栓装置100を浴槽200に取り付ける例を説明したが、洗面ボウルに取り付ける際にも本発明を適用可能である。また、操作ボタン150の取付対象部として、やはり浴槽200を例示して説明したが、浴槽200に隣接するカウンターの上面を操作ボタン150の取付対象部としてもよい。また、操作ボタン150を取り付ける取付対象部は、水平面に限らず、垂直面あるいは傾斜面であってもよい。
また、筒状台座130を支持金具180に取り付けるのに代えて、浴槽200の排水口210に筒状台座130を取り付けてもよい。
【符号の説明】
【0037】
100:排水栓装置
100A:排水栓部
100B:操作部
120:保持部
121:筒部
121a:側方開口部
121b:リブ(拘束手段)
122:脚部
123:係合突起
130:筒状台座
131:受け溝
132:係合凹部
140:締付ナット
160:レリースワイヤ
165:作動部
180:支持金具(排水管部材)
190:排水栓蓋
200:浴槽(水槽)
210:排水口
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8