(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5980090
(24)【登録日】2016年8月5日
(45)【発行日】2016年8月31日
(54)【発明の名称】交通情報通知装置
(51)【国際特許分類】
G08G 1/16 20060101AFI20160818BHJP
G08G 1/04 20060101ALI20160818BHJP
G08G 1/095 20060101ALI20160818BHJP
【FI】
G08G1/16 A
G08G1/04 D
G08G1/095 L
【請求項の数】10
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-237416(P2012-237416)
(22)【出願日】2012年10月29日
(65)【公開番号】特開2014-89490(P2014-89490A)
(43)【公開日】2014年5月15日
【審査請求日】2015年3月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005810
【氏名又は名称】日立マクセル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】特許業務法人 武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】水橋 嘉章
(72)【発明者】
【氏名】坂庭 秀紀
【審査官】
田中 純一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2000−339589(JP,A)
【文献】
特開2001−216596(JP,A)
【文献】
特開2009−070243(JP,A)
【文献】
特開2006−040092(JP,A)
【文献】
特開2002−008016(JP,A)
【文献】
特開2007−293563(JP,A)
【文献】
特開2012−068851(JP,A)
【文献】
特開2003−319375(JP,A)
【文献】
国際公開第2011/158304(WO,A1)
【文献】
特開2012−071833(JP,A)
【文献】
特開2002−260162(JP,A)
【文献】
特開平05−143899(JP,A)
【文献】
米国特許第06377191(US,B1)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0140881(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00 − 99/00
G01C 21/00 − 21/36
G01C 23/00 − 25/00
B60R 21/00 − 21/13
G06T 1/00 − 1/40
G06T 3/00 − 5/50
G06T 7/00 − 7/60
G06T 9/00 − 9/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像により画像情報を生成するカメラと、
対象物体との距離情報を取得する測距部と、
前記カメラが生成した画像情報と、前記測距部が取得した距離情報とに基づいて対象物体の位置情報を取得する処理部と、
前記カメラが生成した画像情報を、表示状態に合わせるように変換する画像変換部と、
前記処理部で取得した対象物体の位置情報の座標変換処理を行う座標変換処理部と、
表示部と、を備え、
前記画像変換部は、前記表示部の位置情報及び前記表示部が要求する画像の画角情報を取得し、前記カメラが生成した画像情報を前記表示部が要求する画角に合わせた画像への変換処理を行い、
前記表示部は、前記画像変換部で変換した画像を表示し、
さらに前記座標変換処理部で変換した位置情報に基づいて、前記変換後の画像中の前記対象物体についての付加情報を表示することを特徴とする交通情報通知装置。
【請求項2】
請求項1に記載の交通情報通知装置において、
前記表示部は、前記画像変換部で変換した画像を表示し、さらに前記座標変換処理部で変換した位置情報に基づいて、前記変換後の画像中の前記対象物体を強調する矩形画像を重ねて表示することを特徴とする交通情報通知装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の交通情報通知装置において、
前記カメラが生成した画像情報と、測距装置が取得した情報に基づいて、前記表示部の表示を停止することが可能であることを特徴とする交通情報通知装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の交通情報通知装置において、
前記カメラが、広域を撮影可能な広角レンズを装着したカメラであることを特徴とする交通情報通知装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の交通情報通知装置において、
前記測距装置がミリ波レーダを用いた測距装置であることを特徴とする交通情報通知装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の交通情報通知装置において、
前記表示部が自発光素子を用いたものであることを特徴とする交通情報通知装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の交通情報通知装置において、
過去の画像情報を保持しておくことが可能な記憶部を有することを特徴とする交通情報通知装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の交通情報通知装置において、
前記交通情報通知装置の状態の情報を外部へ送信することが可能な通信部を有することを特徴とする交通情報通知装置。
【請求項9】
請求項8に記載の交通情報通知装置において、
前記交通情報通知装置の状態の情報には、前記交通情報通知装置の故障の情報または前記交通情報通知装置の破壊の情報が含まれることを特徴とする交通情報通知装置。
【請求項10】
請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載の交通情報通知装置において、
遠隔地から前記交通情報通知装置の制御を可能とせしめる通信部を有することを特徴とする交通情報通知装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交通情報を通知するために、物体をカメラで撮影して自動で解析し、その情報を通知する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
見通しの悪い道路や、交差点では、直接確認することができない場合も多く、交通事故が発生しやすい要因となっている。これらの場所には、カーブミラーが設置されていることも多いが、設置方法によっては視認性が悪い場合いも存在し、また見落としたり、凸面鏡の特性から距離感がつかみにくかったりといった場合も存在する。
【0003】
文献1記載の例のように、ミリ波レーダは、夜間、雨や霧といった視界の悪い気象条件下でも、物体との距離やその速度を検出可能とする手段として実用化されており、車両間の距離等の情報をもとに車両の追突防止機能の実現に使用されているが、あくまで見通しのきく物体との距離の認識しかできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−42042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする課題点は、見通しの悪い道路や、交差点において、通常のミラーだけでは示すことのできない付加情報を表示することにより、対象物に対する認識性を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施の態様は、例えば、撮像により画像情報を生成するカメラと、対象物体との距離情報を取得する測距部と、前記カメラが生成した画像情報と、前記測距部が取得した距離情報とに基づいて対象物体の位置情報を取得する処理部と、前記カメラが生成した画像情報を、表示状態に合わせるように変換する画像変換部と、前記処理部で取得した対象物体の位置情報の座標変換処理を行う座標変換処理部と、表示部を備え、前記表示部は、前記画像変換部で変換した画像を表示し、さらに前記座標変換処理部で変換した位置情報に基づいて、前記画像中の前記対象物体についての付加情報を表示する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、対象物に対する認識性を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】交通情報通知装置の構成の一例を示した説明図である。
【
図2】交通情報通知装置の設置状態の一例を示した説明図である。
【
図3】交通情報通知装置の構成の一例を示した説明図である。
【
図4】交通情報通知装置の設置状態の一例を示した説明図である。
【
図5】交通情報通知装置の構成の一例を示した説明図である。
【
図6】交通情報通知装置の設置状態の一例を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明を行う。
【0010】
図1は、本発明の実施例1に係る交通情報通知装置の構成図である。11は、カメラであり、周囲の映像情報を取得する。広範囲の映像情報を取得するため、魚眼レンズ等が装着されていても良い。測距装置21は、対象物との距離を取得するものである。例えば、ミリ波レーダなどである。認識処理部31では、カメラ11からの映像情報、測距装置21からの距離情報から対象物の認識を行う。映像情報中の画像とその座標、またその変化と、距離情報から対象物の種別、大きさ、位置等の情報を取得し、出力する。
【0011】
画像変換処理部41では、表示装置71の配置に応じた画像変換を行う。例えば、
図2に示すような配置で、本発明の実施例1に係る交通情報通知装置が配置されている場合、カメラの配置と、表示装置の配置が同方向を向いておらず、表示装置の位置に通常のミラーが設置されていた場合とは異なる映像情報がカメラ11では取得される。それをミラーが設置されている場合と同じような映像になるよう、画像の変換処理を行う。また、カメラ11が広域撮影用に魚眼レンズ等を装着している場合には、その影響をふまえた上での、画像変換、切出し処理等を行う。
【0012】
座標変換処理部51では、画像処理部41で行っているのと同様、対象物に対して、表示装置71の配置に応じた座標変換処理を行い、対象物体の情報とともに出力する。
【0013】
マーカーオーバーレイ処理部61では、画像変換処理部41から入力される変換された映像情報の上に、座標変換処理部51から入力された対象物の座標情報等をもとに対象物体を強調する矩形画像等を重ねて出力する。
【0014】
表示装置71では、マーカーオーバーレイ処理部からの映像を表示する。表示装置71を、発光ダイオード素子を並べたものや、プラズマディスプレイ等、自発光素子を用いた表示装置を用いることで、外光下の環境でも視認性を高めることが可能である。
【0015】
図3を用いて本発明の実施例2に係る交通情報通知装置について説明を行う。本実施例では、
図4のように見通しの悪い道路双方に対し、情報を提供可能な構成である。同様なことは、実施例1に係る交通情報通知装置を2組用いることでも可能であるが、本実施例記載の構成では、以下に示すいくつかの更なる利点が存在する。
【0016】
カメラ12は、見通しの悪い道路の広い範囲を撮影可能な魚眼レンズ等が装着されているものであり、取得した映像情報を出力する。また、装置に問題が生じた場合など、そのステータス情報を出力することが可能な装置である。実施例1に係る交通情報通知装置を2組用いた場合と比べ、カメラの個数を削減することが可能であり、コストを削減することが可能である。
【0017】
測距装置22、23は、実施例1と同様、対象物との距離を取得するためのものである。測距装置22は縦側の道路上の対象物の、測距装置23は横側の道路上の対象物の距離情報を取得するために用いる。また、カメラ12と同様、自己の状態情報を出力する機能をそれぞれ有する。
【0018】
認識処理部32では、カメラ12からの画像情報、測距装置22、23からの距離情報を用いて、第一の実施例と同様、対象物の情報の取得を行う。その情報の中には、対象物が接近しているのか、停止しているのか、離れて行っているのか、またその速度の情報を含む。検出した情報は、座標変換処理部52、制御装置81に対して出力する。また、本実施例の装置全体に対して、破壊行為が行われる等の情報を映像情報から認識した場合には、その情報も制御装置81に対して出力する。また、映像情報から、交通事故が発生した等の情報を認識した場合にもその情報を制御装置81に対して出力する。
【0019】
画像変換処理部41、42は、実施例1と同様に表示装置に合わせた画像変換処理を行う。画像変換処理部41は、表示装置72向けの画像変換処理を、画像変換処理部42は、表示装置73向けの画像変換処理を行う。
【0020】
座標変換処理部52では、対象物体の座標変換処理を行う。実施例1との差異は、表示装置72、73と2個存在するため、それぞれの配置に応じた情報を出力することである。
【0021】
マーカーオーバーレイ処理部61、62は、実施例1と同様に、映像情報上に対象物体を強調する表示を重ねて、表示装置72、73に出力する。
【0022】
表示装置72、73は、実施例1と同様、マーカーオーバーレイ処理部61、62からの映像情報を表示する。また、自身のステータス情報を制御装置81に出力する機能を持つ。特に表示装置のパネルが破損した等の状態になった場合、その情報を出力する機能を持つ。さらに、本表示装置72、73は、表示を停止する機能を持つ。これは、消費電力を抑えることが可能になるという利点がある。この機能は、認識処理部にて表示装置を見ている対象物体が無い、もしくは表示装置を消しても問題無い状態にある場合に有効(表示停止)にすることが可能である。例えば、カメラ11と、測距装置22の情報から、縦側の道路に対象物体が存在しない、もしくは存在しても離れて行っている場合には、表示装置73は、見られていないため、表示を停止することが可能であり、制御装置81からの信号によって表示を停止し、消費電力を削減することが可能である。また、カメラ11、測距装置22、23の情報から、どちらの道路にも対象物体が存在しない場合には、表示装置72、73の両方の表示を停止することも可能である。
【0023】
同様に、画像情報処理部91は、どちらの道路にも対象物体が存在しない場合には、制御装置81からの指示に応じて、動作を停止させ、省電力化を行うことが可能である。また、片側の道路のみに表示装置72、もしくは73を見ている可能性がある対象物体が存在する場合には、画像変換処理部41、もしくは42と、マーカーオーバーレイ処理部61、もしくは62の動作を停止させるよう、画像情報処理部91に対して、制御装置81から信号を出すことも可能である。
【0024】
記録装置101は、カメラ11から入ってくる画像情報を記録することが可能な装置である。画像情報は、全て保存するような構成としても良い。また、一部はリングバッファ状にある一定期間毎に上書きされる部分と、一部は制御装置81からの指示により指定される(リングバッファ上に存在する過去画像情報からのコピーも含めた)一定範囲の時間の画像情報を保持することが可能な領域とで構成されていても良い。これらの画像情報の記録が必要となるのは、制御装置81の説明でも行ったように、事故等が発生した場合には、その前の情報が必要となるためである。リングバッファ状にデータが配置されている場合、事故等の発生を制御装置81が検出した場合、リングバッファから、過去を含めたデータを、一定範囲の時間の画像情報を保持可能な領域にコピーすることで、事故等の発生前後の必要情報が消去されることなく保持することが可能になる。また、記録装置101は、必要に応じて、画像情報を通信装置111に出力することが可能な構成となっている。
【0025】
通信装置111は、外部とのデータのやり取りを可能にする通信装置である。記録装置101から入力される画像情報を通信装置111から送信することにより、(例えば交通監視センタなどの)遠隔地において、情報の監視を可能とする。また、制御装置81から入力される情報を通信装置で送信することにより、本装置全体のステータスを遠隔地に伝えることが可能になると共に、事故等が発生した等の情報や、本装置全体に対して破壊行為が行われている等の情報も送信することが可能になり、その情報を元にその前後の画像情報を送信するよう遠隔地から通信装置111経由で制御装置81に指示を出すよう情報を送信することが可能になる。また、遠隔地から明示的に通信装置111経由で制御装置81に省電力機能を停止し、表示装置72、73を表示させ続けるよう制御するコマンドを出すといったことも可能になる利点が存在する。
【0026】
本実施例では、見通しの悪い道路での実施例で、表示装置は2個の構成だが、これにこだわるものではなく、測距装置、画像変換処理部、マーカーオーバーレイ処理部、表示装置の個数を変更することにより、例えばT字路で表示装置が4個の構成をとることも可能である。
【0027】
図5を用いて本発明の実施例3に係る交通情報通知装置について説明を行う。本実施例では、
図6のように、見通しの悪い道路付近に存在する情報端末に対し、情報を提供可能な構成である。
【0028】
カメラ12、測距装置22、23、認識処理部32、記録装置101、通信装置111は、実施例2と同様な動作をする。
【0029】
画像変換処理41、42では、カメラ12からの映像情報を、情報伝送装置121から制御装置82を経由して与えられた情報端末131の位置情報と、情報端末131が要求する画角に合わせた画像への変換処理を行い出力する。
【0030】
座標変換処理部53では、情報伝送装置121から制御装置82を経由して与えられた情報端末131の位置情報をもとに、認識処理32で得られた対象物体の位置情報を情報端末131が要求する形式に合わせて変換して出力する。なお、情報端末131の位置情報は、認識処理32で認識された対象物体と認識することが可能であれば、認識処理32からの位置情報で補正を行っても良い。
【0031】
情報伝送装置121は、画像変換処理部41、42からの画像情報、座用変換処理部53からの位置情報を受けて、情報端末131に出力する。また、情報端末131から、その位置情報、要求する画像の画角情報、要求する位置情報の形式情報を受け取る。
【0032】
制御装置82は、実施例2とほぼ同様な動作をするが、表示装置が存在しないため、表示装置に対する省電力化処理は存在しない。しかし、認識処理部32で認識される対象物体が存在せず、また情報伝送装置121から、情報端末からの情報要求が存在しない場合には、変換処理部92の動作を停止し、省電力化を行うことは可能である。
【0033】
本実施例では、対応可能な情報端末数が2台までの構成となっているが、画像変換処理部の個数を変更することで対応可能な情報端末数を増やすことも可能であり、また見通しの悪い道路での実施例となっているが、T字路等の他の形状の道路にも適用可能である。
【0034】
以上説明した、これらの実施例における交通情報通知装置は、以下のように構成してもよい。
【0035】
例えば、撮像により画像情報を生成するカメラと、対象物体との距離情報を取得する測距部と、前記カメラが生成した画像情報と、前記測距部が取得した距離情報とに基づいて対象物体の位置情報を取得する処理部と、前記カメラが生成した画像情報を、表示状態に合わせるように変換する画像変換部と、前記処理部で取得した対象物体の位置情報の座標変換処理を行う座標変換処理部と、表示部を備え、前記表示部は、前記画像変換部で変換した画像を表示し、さらに前記座標変換処理部で変換した位置情報に基づいて、前記画像中の前記対象物体についての付加情報を表示するように構成してもよい。
【0036】
また、例えば、上述の交通情報通知装置において、前記カメラが生成した画像情報と、測距装置が取得した情報に基づいて、前記表示部の表示を停止することが可能であるように構成してもよい。
【0037】
また、例えば、撮像により画像情報を生成するカメラと、対象物体との距離情報を取得する測距部と、前記カメラが生成した画像情報と、前記測距部が取得した距離情報とに基づいて対象物体の位置情報を取得する処理部と、前記カメラが生成した画像情報を変換する画像変換部と、前記処理部で取得した対象物体の位置情報の座標変換処理を行う座標変換処理部と、出力部を備え、前記出力部は、前記画像変換部で変換した画像または前記座標変換処理部で変換した位置情報を出力するように構成してもよい。
【0038】
また、例えば、上述の交通情報通知装置において、前記カメラが、広域を撮影可能な広角レンズを装着したカメラであるように構成してもよい。
【0039】
また、例えば、上述の交通情報通知装置において、前記測距装置がミリ波レーダを用いた測距装置であるように構成してもよい。
【0040】
また、例えば、上述の交通情報通知装置において、前記表示部が自発光素子を用いたものであるように構成してもよい。
【0041】
また、例えば、上述の交通情報通知装置において、過去の画像情報を保持しておくことが可能な記憶部を有するように構成してもよい。
【0042】
また、例えば、上述の交通情報通知装置において、前記交通情報通知装置の状態の情報(例えば、前記交通情報通知装置の故障の情報または前記交通情報通知装置の破壊の情報が例示可能である)を外部へ送信することが可能な通信部を有するように構成してもよい。
【0043】
また、例えば、上述の交通情報通知装置において、遠隔地から前記交通情報通知装置の制御を可能とせしめる通信部を有するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0044】
11、12 カメラ
21、22、23 測距装置
31、32 認識処理部
41、42 画像変換処理部
51、52、53 座標変換処理部
61、62 マーカーオーバーレイ処理部
71、72 表示装置
81、82 制御装置
91 画像情報処理部
92 変換処理部
101 記録装置
111 通信装置
121 情報伝送装置
131 情報端末