【実施例】
【0017】
図1〜
図5に、実施例の裁断積層装置2と裁断積層方法とを示す。
図1に示すように、裁断積層装置2では、シート材の搬送方向に沿って上流側から下流側へ、裁断ユニット4と搬出テーブル6と積層ユニット8とが配置され、コントローラ10により裁断ユニット4と積層ユニット8とを制御する。12は裁断ヘッドで、ナイフ、丸刃等の裁断刃14と、カメラ16とを備え、アーム18に沿って
図1のy方向に移動し、キャリッジ20,20により
図1のx方向に移動する。カメラ16はシート材の側端を検出して、搬送方向(
図1のx方向)からのシート材の傾きを検出する。なおカメラ16を裁断ヘッド12以外の部材に設けても良く、またカメラ16以外のセンサによりシート材の傾きを検出しても良い。22は裁断コンベヤで、剛毛シート23と、剛毛シート23を送る動力ローラ24とで構成され、裁断刃14は剛毛シート上のシート材を裁断する。
【0018】
搬出テーブル6は上面がテーブル状で、下部は積層ユニット8の機構、特に伸長シート28の駆動機構を収容するスペースに割り当てられている。裁断ユニット4でシート材から裁断されたパーツは、未分離のまま裁断コンベヤ22により搬出テーブル6上へ搬出され、裁断コンベヤ22と、積層ユニット8の積層装置26の伸長シート28との速度差により互いに分離され、1枚ずつ積層装置26の伸長シート28上へ移載される。積層装置26では、伸長シート28の先端が伸長ローラ30に固定され、伸長ローラ30は例えば一対のキャリッジ32,32に支持されて、レール34等に沿って
図1のx方向に沿って往復動する。伸長ローラ30がx方向に移動すると(以下この動作を「進出する」という)、伸長シート28は積層台40上へ伸長される。また伸長ローラ30がx方向とは逆向きに移動すると(以下この動作を「後退する」という)、伸長ローラ30は伸長シート28を巻き取るように回転する。35は支持ローラで、レール34に沿って、伸長ローラ30と同方向に移動し、伸長シート28を下方から支持して撓みを防止する。支持ローラ35を伸長ローラ30により押し引きしても、あるいは伸長シート28との噛み合いで移動させても良く、また支持ローラ35は設けなくても良い。36はベースローラ、38は中間ローラで、ローラ36,38は位置が固定で、搬出テーブル6の下部に設けられ、伸長シート28〜ローラ36,38により積層装置26を構成する。ローラ30,36は伸長シートの巻き取りが自在な動力ローラで、例えばブレーキを備えたモータM2,M3により駆動され、中間ローラ38と支持ローラ35は従動ローラである。積層台40には、伸長シート28から降ろされたパーツが規則的に積み重ねられる。なおモータM3にブレーキを設けるのは、伸長シート28に張力を加えるためである。
【0019】
裁断対象のシート材は、例えばカーボンファイバあるいはグラスファイバと、未硬化の熱硬化性樹脂とからなるプリプレグで、プリプレグは粘着性がある。プリプレグ以外に、湿布材などをベースとなるフィルム上にコートしたもの等も、粘着性のシート材として裁断できる。また粘着性のシート材に限らず、シート材を積層せずにパーツへ裁断して、裁断後にパーツを積層する場合に、裁断積層装置2を利用できる。そして裁断積層ではパーツを積層台40上に規則的に積層することが重要で、特に伸長シート28から降ろす際に、伸長シート28と積層台40との高さの差により、パーツが搬出テーブル6の下部へ降ろされたりしないようにすることが重要である。また裁断対象が粘着性のあるシート材の場合、裁断したパーツを互いに分離することと、パーツが搬出テーブル6に引っ掛かったりしないようにすることも重要である。
【0020】
図2に積層裁断装置の制御系を示し、M1〜M8はモータである。積層ユニットコントローラ42では、伸長ローラ走行ドライブ44がモータM1を制御して、伸長ローラ30の前後進を制御する。伸長ローラ巻き取りドライブ45はモータM2を制御して、伸長ローラ30による伸長シート28の巻き取りを制御する。さらにドライブ44,45は、伸長ローラ30の後退と、伸長ローラ30による伸長シート28の巻き取りが等速で行われ、伸長シート28が水平方向に移動しないようにする。またベースローラ巻き取りドライブ46はモータM3を制御して、ベースローラ36による伸長シート28の巻き取りを制御する。裁断コンベヤドライブ50はモータM4を制御して、裁断コンベヤ22を制御する。
【0021】
裁断ヘッドコントローラ52では、裁断ヘッド走行ドライブ54が、キャリッジ20,20に設けられたモータM5,M6を制御して、裁断ヘッド12をx方向に前後進させ、モータM7を制御して、裁断ヘッド12をy方向に移動させる。また裁断刃ドライブ56はモータM8を制御し、裁断刃14を昇降あるいは回転させる。ただしプリプレグの場合、裁断刃14を固定して押し切りすることもでき、その場合、裁断刃ドライブ56は不要である。カメラドライブ58は、カメラ16にシート材の側端を撮影させるとともに、得られた画像からシート材の側端のx方向からの傾きを求める。そしてコントローラ10がドライブ44〜58等を制御することにより、所定の裁断積層動作を裁断積層装置2に実行させる。
【0022】
図3に、実施例での裁断積層を示し、裁断積層はコントローラ10の制御により実行される。ステップ1で伸長シート28の伸長を開始し、これと同期して、即ち同じ搬送速度で、裁断コンベヤ22による裁断済みパーツの搬出を開始する(ステップ2)。また伸長シート28を伸長する間に、裁断ヘッド12を原点へ復帰させる(ステップ3)。裁断済みのパーツの位置、特にパーツの重心Gの位置は、コントローラ10あるいは裁断コンベヤドライブ50にとって既知で、次のパーツの重心Gが搬出テーブル6から出ないことを条件に、現パーツが搬出テーブル6から伸長シート28上へ完全に移動するまで、裁断コンベヤ22を動作させる(ステップ4)。なお現パーツが伸長シート28上へ移動し終わる前に、次のパーツの重心Gが搬出テーブル6から出る可能性がある場合、重心Gが搬出テーブル6から出る前に裁断コンベヤ22を停止させる。また現パーツとは、次ぎに伸長シート28を介して積層台40へ降ろすパーツのことである。
【0023】
裁断コンベヤ22が停止した後も、伸長シート28の伸長を続ける(ステップ5)。そして現パーツの後端が搬出テーブルから1cm以上〜10cm以下、好ましくは3cm以上〜10cm以下の所定長だけx方向へ進むと、伸長ローラ30の復帰を開始し、現パーツを積層台40上へ降ろして積層する。この時、伸長ローラ30の後退速度と等速で、伸長シート28を伸長ローラ30に巻き取り、伸長シート28がx方向に移動せずに巻き取られるようにする(ステップ6)。これによってパーツは、x方向にほとんど移動せずに、積層台40上へ下降して積層される。伸長ローラ30が搬出テーブル6の下方まで後退すると、伸長シートの巻き取りを中止すると共に、ベースローラ36により伸長シート28を巻き取る(ステップ7)。
【0024】
ステップ6,7の実行中、裁断コンベヤ22は停止状態にあり、裁断ヘッド12によりパーツを例えば1個新たに裁断する。裁断ヘッド12は原点から裁断開始位置へ移動し、例えばこれと同時にカメラ16でシート材の側端を撮影してその傾斜を求め、裁断するラインを補正する(ステップ8)。そしてステップ9で、パーツの裁断を実行する。
図3ではステップ1,2と並行して裁断ヘッド12を原点へ復帰させるが、ステップ7と並行して裁断ヘッド12を原点へ復帰させても良い。
【0025】
図4,
図5は裁断積層を模式的に示し、a)〜d)の状態は
図4,
図5で共通で、Sはカーボンプリプレグ等の長尺のシート材である。P1が現パーツ、P2が次のパーツで、Gはその重心であり、P3はさらに次のパーツである。a)では、裁断ヘッド12は例えば原点へ向けて復帰中で、裁断コンベヤ22と伸長ローラ30とが共に同じ速度で移動して、現パーツP1を伸長シート28上へ移載中である。好ましくは、現パーツP1が完全に伸長シート28上へ移動するまで、言い換えるとその後端が搬出テーブル6を離れるまで、裁断コンベヤ22を動作させ、この間に次のパーツの重心Gが搬出テーブル6からはみ出るおそれがある場合、現パーツP1が完全に伸長シート28上へ移動するのを待たずに、裁断コンベヤ22を停止させる。
【0026】
図4、
図5のb)は、現パーツP1と次のパーツP2とが分離し、現パーツP1が完全に伸長シート28上に移動して、裁断コンベヤ22を停止させた状態を示す。また
図4、
図5のb)では、裁断ヘッド12は原点F(パーツの最先端位置)に復帰している。なおa)の状態から伸長ローラ30を相対的に高速で、裁断コンベヤ22を相対的に低速で移動させても、b)の状態までに、現パーツP1と次のパーツP2とを分離できる。
図4、
図5のb)から伸長ローラ30をさらに進出させると、現パーツP1と次のパーツP2との間隔が増すと共に、現パーツP1を積層台40上へ下降させるのに適した位置に到達する。この位置は、現パーツP1の後端が搬出テーブル6の先端から所定長だけ進出し、積層台40上へ下降させても、現パーツP1の後端が搬出テーブル6の下方に隠れない位置である。
【0027】
現パーツP1を積層台40上へ下降させるのに適した位置に到達すると、伸長シート28を巻き取りながら伸長ローラ30を後退させる。伸長ローラ30を後退させると、現パーツP1は真っ直ぐ下方へ降ろされるはずであるが、実際には現パーツP1は僅かに搬出テーブル6側へ移動するように下降する。これは伸長ローラ30に沿って下がるように、現パーツP1が積層体60上へ下降するからである。そこで現パーツP1の後端が搬出テーブル6の先端から例えば1cm〜10cm程度の所定長だけ
図1のx方向へ離れた際に、伸長ローラ30の復帰を開始する。そして伸長ローラ30が水平方向に復帰する速度と等速で、伸長ローラ30を回転させて伸長シート28を巻き取る。なお現パーツP1側から見ると、伸長シート30は水平移動せずに伸長ローラ30に巻き取られることになる。また伸長ローラ30の回転速度を一定にすると、巻き取りによりシートの径が増すため、巻き取り速度が増加する。そこで例えば伸長ローラ30の復帰速度を定速にする場合、伸長ローラ30の巻き取り速度(回転速度)を、巻き取られたシートの径に応じて減速する。伸長ローラ30の復帰中の状態を、
図4,
図5のc)に示す。
【0028】
伸長ローラ30の復帰が完了すると、ベースローラ36により伸長ローラ30から伸長シート28を巻き取る(
図4,5のd))。
図4,5のc)、d)では裁断コンベヤ22は停止しており、裁断ヘッド12によりパーツを裁断する。1パーツ分の裁断とベースローラ36による巻き取りが完了すると、裁断コンベヤ22による搬出と、伸長ローラ30の進出とを再開し、
図4,
図5のa)の状態に戻る。
【0029】
実施例には以下の特徴がある。
1) 裁断コンベヤ22と伸長シート28との速度差により、パーツを分離する。これにより粘着性のあるパーツでも確実に分離できる。
2) 現パーツP1が完全に伸長シート28上へ移動するまで、裁断コンベヤ22による搬送を続行する。次いで裁断コンベヤ22を停止させると共に、伸長シート28の進出を続行する。すると現パーツP1をパーツP2から分離するのと同時に、搬出テーブル6から引き離すことができる。
3) ここで次のパーツP2の重心Gが搬出テーブル6から出る前に、裁断コンベヤ22を停止させるので、次のパーツP2が不用意に伸長シート28上へ落ちることがない。
4) 現パーツP1の後端が搬出テーブル6の先端から所定長以上、好ましくは所定長だけ進出した際に、伸長ローラ30の後退を開始するので、現パーツP1が伸長ローラ30に沿って下降しても、現パーツP1の後端が搬出テーブル6の下方へ入り込むことがない。従って、積層体60を容易に取り出すことができる。
5) 伸長ローラ30の後退と伸長シート28の巻き取りとを等速で行うため、現パーツP1に水平方向の力が加わらない。
6) ベースローラ36が1個なので省スペースであり、また伸長ローラ30を進出させる際に、一対のベースローラから同期して伸長シートを繰り出す必要がない。さらに伸長時に伸長シート28に大きな張力を加えやすいので、撓みを小さくできる。
7) 伸長シート28の撓みを支持ローラ35で軽減できる。
8)
図4,
図5のc),d)の動作と並行して、裁断ヘッドを動作させるので、パーツ当たりの処理時間が短い。
【0030】
最適実施例
図6〜
図8に、支持ローラ35を支持する支持ローラ用ゲート70a、70bのガタツキを、梁72により防止すると共に、積層台40上のスタック74〜78と梁72との干渉を防止する最適実施例を示す。特に指摘する点以外は、
図1〜
図5の実施例と同様である。
図6,
図7に示す9は新たな積層ユニットで、
図1〜
図5の積層ユニット8に、梁72,73、及びセンサ68を設けると共に、伸長ローラ30を支持する伸長ローラ用ゲート66の移動を、レール上の自走ではなく、歯付ベルト74による牽引に変更したものである。積層ユニット9の基台62に沿って歯付ベルト64が配置され、伸長ローラ30を支持する伸長ローラ用ゲート66を
図6の左右方向に出退させる。基台62上に積層台40が支持され、例えば一対の支持ローラ35,35が、積層台40の長手方向に沿って支持ローラ用ゲート70a,70bにより支持されている。そして支持ローラ用ゲート70a,70bは積層台40に沿って設けたレール71に沿って出退する。また伸長ローラ用ゲート66にはセンサ68が設けられ、シート材からの裁断が不完全で伸長シート28上に残ったパーツを検出する。この検出は、例えば伸長ローラ30の後退時に、伸長ローラ30から垂れ下がるパーツを、センサ68で検出することにより行う。H2はセンサ68が切り残しのパーツを検出する高さレベルである。
【0031】
支持ローラ用ゲート70a,70bでは、支持ローラ35の下方に梁72が設けられ、
図7に示すように、左右の支持ローラ用ゲート70a,70a等の間を梁72により接続する。同様に、伸長ローラ用ゲート66も積層台40の左右に一対設けられ、伸長ローラ30の上部に設けた梁73により左右の伸長ローラ用ゲート66,66を接続する。梁72,73が必要なのは、ローラ35,30のみで左右の支持ローラ用ゲート70a,70b,66を接続すると、剛性が不足し、ゲート70a,70b,66がガタつく可能性があるからである。そこで梁72,73により左右のゲート70a,70b,66の間を連結し、支持ローラ用ゲート70a,70b等と支持ローラ35とから成る構造体、及び伸長ローラ用ゲート66と伸長ローラ30とから成る構造体の剛性を高める。なお支持ローラ35,支持ローラ用ゲート70a,70b、及び梁72は伸長ローラ30から見て搬出テーブル6側に配置し、これらは伸長ローラ30及び伸長ローラ用ゲート66に連動して出退する。
【0032】
支持ローラ用ゲート70a,70bは伸長ローラ用ゲート66等により連行されて出退し、レール71の例えば2個所に設けた突起等の図示しない連行解除部材により連行を解除される。即ち伸長ローラ用ゲート66が
図6の右側へ後退する際に、伸長ローラ用ゲート66と左側の支持ローラ用ゲート70aとを例えば係合して連行し、次いで左側の支持ローラ用ゲート70aと右側の支持ローラ用ゲート70bとを例えば係合して連行する。そして伸長ローラ用ゲート66が
図6の左側へ進出する際に、最初の連行解除部材により支持ローラ用ゲート70a,70b間の係合等による連行を解除し、次の連行解除部材によりゲート66,70a間の係合等による連行を解除する。なお支持ローラ用ゲート70a,70bを連行せずに自走させても良い。H1は梁72の底面レベルである。支持ローラ35が進出する範囲内では、裁断済みのパーツをこの高さよりも低い位置に積層する。
【0033】
図8〜
図10に裁断したパーツの積層を示し、図の右側に搬出テーブル6(不図示)が有る。74〜80は裁断したパーツのスタックで、それぞれ複数枚のパーツから成る。
図8のように、スタック毎にその位置を搬出テーブル寄りにシフトさせると、裁断した合計の枚数が
図10と同じでも、梁72と裁断済みのパーツとの干渉を避けることができる。例えば
図7では、梁72の最進出位置は最初のスタック74から外れた位置(搬出テーブル寄りの位置)に有り、梁の底面レベルH1が2つのスタック76,78の合計厚さよりも高い位置に有るので、スタック76,78との干渉を避けることができる。なお裁断したパーツの反り等のために、スタック74〜80の厚さはパーツの厚さ×積層枚数に反り等の要素を加えたものとなる。
【0034】
スタック74,76,78を順番に搬出テーブル6側へシフトさせる必要はなく、例えば
図9のように、途中で搬出テーブル6とは反対側へシフトさせても良い。
【0035】
図10は、複数枚のパーツ毎にシフトさせず、全てのパーツを同じ位置に積層したスタック80を示し、積層枚数を増すと、スタック80と梁72との干渉が生じる。なお梁72,支持ローラ35,伸長ローラ30等の高さを増すと、小さなパーツを規則的にスタックすることが難しくなる。
【0036】
図8,
図9のようにスタック74〜78を位置をシフトさせて形成するために、
図1のコントローラ10により、伸長ローラ30の最進出位置をスタック毎にシフトさせる。なおスタックの数は3に限らず、2以上例えば10以下とする。また複数枚のパーツ毎にスタック74〜78を形成すると、裁断済みのパーツを人手等で搬出する作業が容易になる。そして
図8,
図9,特に
図8のように、スタック74〜78毎に位置を搬出テーブル6側へシフトさせることにより、梁72との干渉を避けながら多数枚のパーツを積層できる。
【0037】
積層装置26の構造自体は任意で、例えば特許文献1の機構を用いても良い。例えば伸長ローラ30から見てベースローラ36と反対側に他の動力ローラを設け、伸長ローラ30ではなく、他の動力ローラで伸長シート28を巻き取るようにしても良い。また特許文献2のように、エンドレスに伸長シートを巻いて、その一端に伸長ローラ30を、他端に図示しない他の可動ローラを配置しても良い。そして可動ローラと伸長ローラ30とを逆向きに水平移動させると、伸長ローラ30の進出に従って伸長シート28が進出し、伸長ローラ30の後退に従って伸長シート28が後退する。この場合も、伸長シートの駆動機構の要部は搬出テーブルの下方に収容されている。実施例では平行四辺形状のパーツを示したが、パーツの形状は長方形、正方形、その他の形状等、任意である。