【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、請求項1の特徴により達成される。本発明の有利な展開を従属請求項に示す。本明細書に示す特徴の少なくとも2つのすべての組合せ、請求項及び/又は図も本発明の枠内に入る。所定の値の範囲において、表示限界内の値は、境界値としても開示されるように考慮され、いずれかの組合せにおいて請求される。
【0009】
本発明の基本的概念は、
少なくとも基板の
一方における第1の
反応体(
Edukt)を保持するためのレザバーを
形成し、
この第1の反応体に基板の間の接触を起こさせ又は一時的結合を形成させた後に
他方の基板
、特に反応層に存在する第2の
反応体と反応させ、それにより、基板間の不可逆的又は永久的結合を形成することである。第1及び/又は第2の基板におけるレザバー形成層にレザバーを形成する前又は後に、一般的に、特にフラッシングステップによる
一方又は
両方の基板の洗浄を行う。この洗浄は、非結合部位をもたらすような粒子が表面上に存在しないことを一般的に保証するものである。
【0010】
1つ又は複数のレザバーの形成の後、
反応体の間の距離を短縮するため
の本発明に
よれば、少なくとも1つの反応層をレザバー
形成層の少なくとも1つに施す又はそれらの上に形成させる。反応層は、特に、第2の
反応体、好ましくは易酸化性物質、より好ましくはケイ素からなる。
【0011】
レザバー及びレザバーに含まれる
反応体は、結合速度を増加させ、特に反応により接触面の少なくとも1つ、好ましくはレザバー
形成層の反対側の接触面又は2つの接触面を変形させることにより、一時的又は可逆的結合を専用の方法により形成させた後の接触面における永久的な結合を直接的に強固にする反応を誘導する技術的可能性をもたらす。
【0012】
基板の間の一時的又は可逆的結合を形成させる
ための前結合ステップについては、基板の接触面間の弱い相互作用を発生させる目的
の様々な
手段が存在する。前結合強さは、永久的結合を少なくとも2〜3倍、特に5倍、好ましくは15倍、より好ましくは25倍下回る。指針値として、純粋な非活性化親水性化ケイ素の前結合強さが約100mJ/m
2であり、純粋なプラズマ活性化親水性化ケイ素の前結合強さが約200〜300mJ/m
2であること
が言及
される。分子
で濡
らした基板
間の前結合は、異なるウェーハ
面の分子間のファンデルワールス相互作用に主として起因して生ずる。したがって、主として永久双極子モーメントを有する分子
が、ウェーハ間の前結合を可能にするのに適
している。
結合手段として、以下の
化学化合物
が挙げられるが、
これらは例であ
り、
これらに
は限定されない
。
−水
−チオール
−AP3000
−シラン及び/又は
−シラノール
【0013】
本発明
における基板
としては、その材料が
反応体として他の供給された
反応体と反応して、より
大きいモル体積を有する生成物を生成することができ、その結果として基板上の成長層の形成
に作用し得る基板が適している。以下の組合せは、特に有利であり、矢印の左に
反応体の名称を示し、矢印の右に生成物
の名称を示し、
上記反応体と反応する供給された反応体又は副生成物は、具体的には名称を示さない。
− Si → SiO
2、Si
3N
4、SiN
xO
y
− Ge → GeO
2、Ge
3N
4
− α−Sn → SnO
2
− B → B
2O
3、BN
− Se → SeO
2
− Te → TeO
2、TeO
3
− Mg → MgO、Mg
3N
2
− Al → Al
2O
3、AlN
− Ti → TiO
2、TiN
− V → V
2O
5
− Mn → MnO、MnO
2、Mn
2O
3、Mn
2O
7、Mn
3O
4
− Fe → FeO、Fe
2O
3、Fe
3O
4
− Co → CoO、Co
3O
4,
− Ni → NiO、Ni
2O
3
− Cu → CuO、Cu
2O、Cu
3N
− Zn → ZnO
− Cr → CrN、Cr
23C
6、Cr
3C、Cr
7C
3、Cr
3C
2
− Mo → Mo
3C
2
− Ti → TiC
− Nb → Nb
4C
3
− Ta → Ta
4C
3
− Zr → ZrC
− Hf → HfC
− V → V
4C
3、VC
− W → W
2C、WC
− Fe → Fe
3C、Fe
7C
3、Fe
2C
【0014】
以下の混合形
態の半導体も基板として考えられる。
− III−V:GaP、GaAs、InP、InSb、InAs、GaSb、GaN、AlN、InN、Al
xGa
1−xAs、In
xGa
1−xN
− IV−IV:SiC、SiGe、
− III−IV:InAlP、
−非線型光学:LiNbO
3、LiTaO
3、KDP(KH
2PO
4)
−太陽電池:CdS、CdSe、CdTe、CuInSe
2、CuInGaSe
2、CuInS
2、CuInGaS
2
−
導電性酸化物:In
2−xSnxO
3−y
【0015】
本発明に
よれば、ウェーハの少なくとも1つに
、レザバー(又は複数のレザバー)が存在
し、その中に体積膨張反応のための特定の量の少なくとも1つの供給された反応体を保存することができる。
反応体は、例えば、O
2、O
3、H
2O、N
2、NH
3、H
2O
2等であり得る。
特に酸化物の成長により決定づけられる膨張により、
系のエネルギーを低下させる反応相手の傾向に基づいて、接触面間の生じ得る隙間、孔隙及び空洞が最小限となり、これらの領域における基板の間の距離が狭められることにより、結合力
が相応に増加する。最善な可能な場合において、
存在する隙間、孔隙及び空洞は、完全に閉鎖され、そのため、
全体の結合
面が
拡大し、
これにより、本発明
によれば、結合力がそれに応じて増加する。成長層の成長のための第1の
反応体と第2の
反応体との間の反応は、レザバー
形成層上に塗布又は形成された、少なくとも主として第2の
反応体からなる、レザバー
形成層より特に薄く、好ましくは少なくとも半分に薄
くされた反応層により加速される。本発明に
よれば、塗布される反応層の厚さの選択は、本質的に全反応層が第1の
反応体と第2の
反応体との反応中に消費されるように行われる。反応層のサイズにより、レザバーの形成及びレザバーの充填も制御される。さらに塗布される反応層の厚さは、特に1から15nmの間、好ましくは2から10nmの間、より好ましくは3から5nmの間である。
【0016】
本発明に
よれば、さらなる反応層の塗布の後ならば、接触(contact−making)ができる限り同時進行的に、特に2時間以内、好ましくは30分以内、より好ましくは10分以内、理想的には5分以内に行われることが特に有利である。この処置により、反応層の酸化などの起こり得る望ましくない反応が最小限となる。
【0017】
本発明に
よれば、特に第2の基板の反応層の不動態化により、好ましくはN
2、フォーミングガス若しくは不活性化雰囲気への曝露により又は真空下で又は非晶質化により、接触面を接触させる前に反応層のこれらの反応を抑制する手段が存在し得る。これに関連して、フォーミングガスを含む、特に主としてフォーミングガスからなるプラズマによる処理は、特に適切であることが立証された。ここで、フォーミングガスは、少なくとも2%、より適切には4%、理想的には10又は15%の水素を含むガスと定義される。混合物の残りの部分は、例えば、窒素又はアルゴンなどの不活性ガスである。不活性雰囲気又は真空雰囲気を有するシステムは、
好ましくは、1つの処理チャンバーから次の処理チャンバーへの基板の移送が、制御された調節可能な雰囲気中、特に真空雰囲気中で基板の移送を完全に行うことができる基板ハンドリングシステムにより行われるシステムとし
て使用することができる。これらのシステムは、産業において通常であり、当業者に公知である。
【0018】
接触面は通常、0.2nmの二次
元粗度
(R
q)による粗度を示す。これは、1nmの範囲における表面のピークピーク値に相当する。これらの経験値は、原子間力顕微鏡(AFM)により測定した。
【0019】
本発明に
おける反応は、1単層(ML)の水を有する
、直径が200〜300mmの円形ウェーハの通常のウェーハ面について
、成長層を0.1〜0.3nm成長させるのに適している。
【0020】
本発明に
よれば、したがって、
特に、少なくとも2ML、好ましくは少なくとも5ML、より好ましくは少なくとも10MLの流体、特に水がレザバー
内に保存される
。
【0021】
プラズマへの曝露によるレザバーの形成は、特に好ましい。その理由は、プラズマ曝露がさらに相乗効果として接触面の平滑化及び親水性化をもたらすからである。表面は、レザバー形成層の物質の主として粘性流によるプラズマ活性化により平滑化される。親水性の増大は、
好ましくは表面上に存在するSi−O化合物
、例えば特に以下の反応によるSi−O−Siの分解による、ケイ素ヒドロキシル化合物の増加によって特に起こる。
Si−O−Si+H
2O←→2SiOH
【0022】
特に前述の効果の結果としての他の副次的効果は、前結合強さが特に2〜3倍改善することにある。
【0023】
第1の基板の第1の接触面
のレザバー形成層における(及び場合によって、第2の基板の第2の接触面
のレザバー形成層の)レザバーは、熱酸化物で被覆された第1の基板の例えばプラズマ活性化により形成される。プラズマ活性化は、プラズマに必要な条件を調節することができる
ように真空チャンバー中で行われる。本発明に
よれば、プラズマ放電のために0〜2000eVの範囲のイオン
化エネルギーを有するN
2ガス、O
2ガス又はアルゴンガスを用い、その結果として、処理表面、この場合には第1の接触面の20nm
以下の、好ましくは15nm
以下の、より好ましくは10nm
以下の、最も好ましくは5nm
以下の深さを有するレザバーが生成される。本発明に
よれば、レザバーを生成するのに適する粒子型、原子及び/又は分子を用いることができる。好ましくは必要な特性を有するレザバーを生成する
ような原子及び/又は分子を用いる。該当する特性は、主として細孔径、細孔分布及び細孔密度である。或いは、本発明に
よれば、例えば、空気又は95%Ar及び5%H
2からなるフォーミングガスなどのガス混合物を用いることができる。用いるガスによって、プラズマ処理中にレザバー
内にとりわけ次のイオンが存在する:N+、N
2+、O+、O
2+、Ar+。第1の
反応体は、レザバー
の非占有自由空間に収容
され得る。レザバー形成層と、それに応じてレザバーとが、反応層内に及び得る。
【0024】
有利には、反応層と反応することができ、少なくとも部分的に、好ましくは大部分、第1の
反応体からなる異なる種類のプラズマ種が
用いられる。第2の
反応体がSi/Siである限りにおいて、O
xプラズマ種が有利であることとなる。
【0025】
レザバー
は、次の考慮すべき事項に基づいて形成される。すなわち、細孔径は、10nmより小さ
く、好ましくは5nmより小さ
く、より好ましくは1nmより小さ
く、さらにより好ましくは0.5nmより小さ
く、最も好ましくは0.2nm小さい。
【0026】
細孔密度は、好ましくは衝突作用により細孔を生成する粒子の密度に正比例し、最も好ましくは衝突種の分圧により変化させることができ、
特に用いられるプラズマ系の処理時間及
びパラメーターに依存する。
【0027】
細孔分布は、
好ましくは表面下に最大細孔密度の少なくとも1つの領域を有し、このような領域のいくつかのパラメーターを変化させることにより、これらの領域は、好ましくはプラトー状の領域に重
なる(
図7参照)。細孔分布は、深さの増加とともにゼロに収束する。
衝突中の表面に近い領域は、表面近くの細孔密度とほぼ同じ細孔密度を有する。プラズマ処理の終了後は、表面上の細孔密度は、応力緩和機構の結果として低下し得る。
厚さ方向の細孔分布は、
表面に関しては1つの急な側面を有し、
大部分に
関しては、むし
ろ平坦である
が連続的に低下
する側面を有する(
図7参照)。
【0028】
細孔径、細孔分布及び細孔密度について、プラズマによらないすべての方法に同様な考慮すべき事項が適用される。
【0029】
レザバーは、
プロセスパラメーターの
目的とする使用及び組合せにより設計することができる。図
8に酸化ケイ素層への浸透深さの関数としてのプラズマにより注入された窒素原子の濃度の表示を示す。物理的パラメーターの変化により2つのプロファイルを発生させることが可能であった。第1のプロファイル11は、酸化ケイ素内により深くより高度に加速された原子により発生し、逆にプロファイル12は、
プロセスパラメーターをより低い密度に変化させた後に得られた。2つのプロファイルの重ね合せにより、
1つのレザバーに特有の
加算曲線13が得られる。注入原子及び/又は分子種の濃度の間の関係は明らかである。より高い濃度は、より高い欠陥構造、したがって、その後の
反応体を収容するより多くの空間を有する領域を示す。プラズマ活性化時
のプロセスパラメーターの連続的な、特に所望のように制御され
た連続的
な変更により
、深さにわたる
、もたらされたイオンの
できる限り均一な分布を有するレザバーを実現することが可能となる。
【0030】
プラズマにより生成されるレザバーに代わるべきものとしてのレザバーとして、基板の少なくとも1つ、少なくとも第1の基板
上へのTEOS(テトラエチルオルトケイ酸塩)酸化物層の使用が考えられる。この酸化物は、熱酸化物より一般的に密度が低く、その理由のために本発明において
高密度化が有利である。
高密度化は、レザバーの規定の多孔度を設定
調整する目的での熱処理によって
行われる。
【0031】
特に有利には、本発明の1つの実施形態によれば、レザバーの充填は
、レザバーの形成と同時
に行
うことができ、この際、レザバーは第1の基板上に、第1の反応体を既に含んでいる被覆として施される。
【0032】
レザバーは、ナノメートル範囲の多孔
度を有する多孔質層、又は
、10nmより小さい、より好ましくは5nmより小さい、さらにより好ましくは2nmより小さい、最も好ましくは1nmより小さい、すべての中で最も好ましくは0.5nmより小さいチ
ャネル密度を有するチ
ャネル
含有層と
して考
えることができる。
【0033】
第1の
反応体又は
反応体の第1の群によるレザバーの充填のステップについて、
本発明による以下の実施形態(組合せも)が考えられる。
−周囲雰囲気にレザバーを曝露するステップ、
−とりわけ脱イオン化された水によりフラッシングするステップ、
−
反応体を含む又は
反応体からなる流体、とりわけH
2O、H
2O
2、NH
4OH
によりフラッシングするステップ、
−任意のガス雰囲気、とりわけ原子ガス、分子ガス、ガス混合物にレザバーを曝露するステップ、
−水蒸気又は過酸化水素蒸気を含む雰囲気にレザバーを曝露するステップ及び
−
反応体で既に充填されたレザバーを第1の基板上にレザバー形成層として堆積させるステップ。
【0034】
次の化合物は、
反応体として可能である。すなわち、O
x+、O
2、O
3、N
2、NH
3、H
2O、H
2O
2及び/又はNH
4OH。
【0035】
上で挙げた過酸化水素蒸気の使用は、水を使用する
以外の
他の好ましい変形形態である。過酸化水素は、より大きい酸素対水素比を有するという利点をさらに有する。さらに、過酸化水素は、特定の温度以上で、及び/又はMHz範囲の高周波場の使用により、水素と酸素に解離する。
【0036】
特に、異なる熱膨張係数を有する物質を用いる場合、
大きい温度上昇又はせいぜい局所的/
特定の温度上昇を引き起こさない
、前述の種の解離のための方法の使用が有利である。特に、解離を少なくとも促進する、好ましくは引き起こすマイクロ波照射が
用いられる。
【0037】
(さらに
形成される)反応層を以下の1つ又は複数の方法により
形成する。
−PECVD
−LPCVD
−蒸着
−エピタキシー
−MOCVD
【0038】
本発明の1つの有利な実施形態によれば、成長層の形成及び不可逆的結合の強化
は、反応層中への第1の
反応体の拡散によって起こる
。
【0039】
本発明の他の有利な実施形態によれば、不可逆的結合の形成
は、一般的に300℃未満、有利には200℃未満、より好ましくは150℃未満、さらにより好ましくは100℃未満の温度で、最も好ましくは室温で、とりわけ最長12日間、より好ましくは最長1日間、さらにより好ましくは最長1時間、最も好ましくは最長15分間
で行われる。他の有利な熱処理方法は、マイクロ
波による誘電加熱である。
【0040】
ここで、不可逆的結合が1.5J/m
2より大きい、とりわけ2J/m
2より大きい、好ましくは2.5J/m
2より大きい結合強さを有する
ことがとりわけ有利である。
【0041】
本発明によれば、反応中に
、第2の
反応体のモル体積より大きいモル体積を有する生成物が反応層中に生成する
ことにより、結合強さをとりわけ有利に増加させることができる。
このように第2の基板上
での成長が
もたらされ、本発明によれば、接触面間の隙間を化学反応により閉鎖することができる。結果として、接触面間の距離、したがって平均距離が減少し、
自由空間が最小限になる。
【0042】
レザバーの形成が、とりわけ10から600kHzの間の活性化周波数及び/又は0.075から0.2ワット/cm
2の間の電力密度及び/又は0.1から0.6mバールの間の圧力による加圧を用いたプラズマ活性化により
行われる限りにおいて、接触面の平滑化、
及び、接触面の親水性の明らかな
向上などのさらなる効果が達成される。
【0043】
或いはそれに加えて、
本発明によれば、レザバーの形成は、レザバー形成層として特定の多孔度
に制御され
て高密度化されたテトラエトキシシラン酸化物層の使用によって
行われてもよい。
【0044】
本発明の他の有利な実施形態によれば、レザバー形成層
は、主として、とりわけ
実質的に完全に、とりわけ非晶質の
、とりわけ熱酸化により生成
された二酸化ケイ素からなり、反応層
は易酸化性物質から、とりわけ主として、好ましくは
実質的に完全にSi、Ge、InP、GaP又はGaN(又は上で
代替物として言及した他の物質)からなる
。存在する隙間をとりわけ効果的に閉鎖
し且つとりわけ安定な反応は、酸化により可能になる。
【0045】
本発明に
よれば、各レザバーの下の
、レザバー
の形成後に
形成された反応層に加えて、とりわけ主として第2の
反応体又は
反応体の第2の群からなる他の反応層が存在し得る。言い換えれば、本発明に
よれば、第1の基板(1)が1つの反応層を有
し、及び/又は
、第2の基板が1つの反応層を有し、レザバー形成層に隣接した第2の
反応体又は
反応体の第2の群から少なくとも主としてなる
。
【0046】
ここで、
本発明によれば、レザバー形成層及び/又は反応層が成長層の機能を果たす
ことが、とりわけ有利である。成長層は、本発明に
おける反応に
作用されて成長
する。
この成長は、非晶質SiO
2の
新たな形成によるSi−SiO
2遷移並びにそれによって引き起こされる変形、とりわけ反応層との界面
の、とりわけ第1及び第2の接触面間の隙間の領域における成長層のとりわけ膨張か
ら起こる。これは、2つの接触面の間の距離の減少又は
自由空間の減少を引き起こし、その結果として2つの基板の間の結合強さが増加する。200℃から400℃の間の温度、好ましくは約200℃及び150℃、より好ましくは150℃から100℃の間の温度、最も好ましくは100℃から室温の間の温度がとりわけ有利である。成長層は、いくつかの成長領域に分けることができる。成長層は、同時に
、第2の基板のレザバー形成層で
あってよく、第2の基板に、反応を促進する他のレザバーが形成される。
【0047】
ここで、成長層が不可逆的結合の形成の前に0.1nmから5nmの間の平均厚さAを有する
ことが、とりわけ有利である。成長層が薄いほど
、第1及び第2の
反応体間の
成長層を介した、とりわけ反応層への成長層を介する第1の
反応体の拡散による反応がより速やか且つ容易に起こる。
とりわけ薄くされ、したがって、永久的結合の形成の少なくとも開始時又は反応の開始時に非常に薄い成長層により
、成長層を介する反応体の拡散速度は増加する。これは、同じ温度における
反応体のより低い移動時間につながる。
【0048】
本発明の1つの実施形態によれば、
有利には、レザバーの形成が真空中で行われる
。したがって、望ましくない物質又は化合物によるレザバーの汚染を避けることができる。
【0049】
本発明の他の実施形態によれば、
有利には、レザバーの充填
は、以下に挙げる1つ又は複数のステップにより
行われる。
−大気中水分及び/又は空気に含まれる酸素でレザバーを充填するために、第1の接触面を大気に曝露するステップ、
−第1の接触面をとりわけ主に、好ましくはほぼ完全に、とりわけ脱イオン化されたH
2O及び/又はH
2O
2からなる流体
に曝露するステップ、
−第1の接触面をとりわけ0〜2000eVの範囲のイオン
化エネルギーを有する
、N
2ガス及び/又はO
2ガス及び/又はArガス及び/又はとりわけ95%Ar及び5%H
2からなるフォーミングガスに曝露するステップ、
−既に挙げた
反応体を用いたレザバーを充填するため
に蒸着
するステップ。
【0050】
レザバーが好ましくは0.1nmから25nmの間、より好ましくは0.1nmから15nmの間、さらにより好ましくは0.1nmから10nmの間、最も好ましくは0.1nmから5nmの間の厚さRで形成される
場合が、工程手順においてとりわけ有効である。さらに、本発明の1つの実施形態によれば、不可逆的結合の形成の直前のレザバーと反対側の基板の反応層との間の平均距離Bが0.1nmから15nmの間、とりわけ0.5nmから5nmの間、好ましくは0.5nmから3nmの間である
場合が有利である。
本発明によれば、距離Bは、薄層化による影響を受け得る。
【0051】
方法を実施するための装置は、本発明に
よれば、レザバーを形成するためのチャンバー、
及び、レザバーを充填するためのとりわけ別個に備えられたチャンバー
、及び
、前結合を形成させるためのとりわけ別個に備えられたチャンバーで構成されており、それらのチャンバーのすべては、真空システムにより互いに直接的に接続されている。
【0052】
他の実施形態において、レザバーの充填は、直接雰囲気
下で行うことができ、
あるいは、雰囲気に開放させることができるチャンバー内
、又は
、外装を有していないが、半自動的及び/又は完全に自動的にウェーハを取り扱うことができる
構造でも簡単に行
うことができる。
【0053】
本発明の他の利点、特徴及び詳細は、好ましい具体例としての実施形態の以下の記述から、また図面を用いて明らかになる。