【文献】
鷹野 美紀,現金支出 銀行口座 購入履歴 ネットとスマホで家計管理,日経パソコン,日本,日経BP社 Nikkei Business Publications,Inc.,2013年10月28日,第684号,P.50〜59
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記消費者の端末装置から、前記商品に関連する画像、前記商品に対するコメント、または前記商品に対する評価などの情報を前記受信部が受信したとき、当該受信した情報を、前記購買情報記憶部に記憶されている当該消費者による当該商品の購買情報に、追加して記憶する追加手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の購買情報活用システム。
前記購買情報記憶部に記憶された購買情報に基づいて、少なくとも日単位、週単位、月単位または年単位のいずれかで、前記消費者が購買した商品の合計金額を算出し、当該合計金額をカレンダーに表示する、購買履歴管理部
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8いずれか一項に記載の購買情報活用システム。
【発明を実施するための形態】
【0020】
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態の1つについて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。またさらに、必要に応じて示す上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図示の表示に基づくものとする。さらにまた、図面における各種の寸法比率は、その図示の比率に限定されるものではない。
【0021】
図1は、本実施形態に係る購買情報活用システム10のシステム構成図を示している。
図1に示すように、購買情報活用システム10は、サーバ装置100、消費者端末200及び企業端末300を含む。サーバ装置100は、インターネットや専用線等のネットワーク400に接続されたサーバ用コンピュータである。また、このサーバ装置100と同じく、ネットワーク400に有線または無線で接続された端末装置である消費者端末200及び企業端末300が、互いに通信可能に設定されることにより、購買情報活用システム10を構成する。なお、本実施形態において、購買情報活用システム10は、サーバ装置100と消費者端末200と企業端末300とを含むものとして説明するが、これに限定されるものではない。例えば、購買情報活用システム10は、クラウドコンピューティング形式のシステムとして構成されてもよい。この場合、ユーザは、購買情報活用システム10のコンピュータ処理をネットワーク経由でサービスとして利用する。また、購買情報活用システム10は、ASPのサーバを含むシステムとして構成されてもよい。なお、本実施形態では、一例として、商品等を提供する供給者であって、購買情報活用システム10を利用して、商品等の評価を調査するユーザを、利用者(以下、利用者を企業ともいう)とし、商品等を購買し、購買情報活用システム10に購買情報や商品の評価を登録するユーザを消費者として呼ぶ。また、利用者は企業端末300を用いて購買情報活用システム10を利用し、消費者は消費者端末200を用いて購買情報活用システム10を利用するものとして説明とする。
【0022】
消費者端末200は、ネットワーク400を介してサーバ装置100と通信する機能を備えた情報処理装置である。具体的には、携帯電話やスマートフォン、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、タブレット、ウェアラブル(Wearable)端末等が挙げられるが、これに限られない。
図1には図示しないが、消費者端末200は、プロセッサ及びメモリを含む制御部、ネットワーク400と接続するための通信部、利用者からの操作を受け付けるタッチパネル等の入力部、写真を撮影するための撮影部、ディスプレイ等の表示部を備えていることが好ましいが、これらを全て備えることが必須ではない。
【0023】
また、企業端末300は、消費者端末200と同様に、ネットワーク400を介してサーバ装置100と通信する機能を備えた情報処理装置である。具体的には、携帯電話やスマートフォン、PC、PDA、タブレット、ウェアラブル端末等が挙げられるが、これに限られない。
図1には図示しないが、企業端末300は、プロセッサ及びメモリを含む制御部、ネットワーク400と接続するための通信部、利用者からの操作を受け付ける、キーボードやマウス等の入力部、ディスプレイ等の表示部を備えていることが好ましいが、これらを全て備えることが必須ではない。
【0024】
次に、
図2を用いて、このような購買情報活用システム10を実現するための、サーバ装置100の各構成について説明する。
図2は、サーバ装置100のブロック図である。
図2に示すように、サーバ装置100は、制御部120と、入力部150と、記憶部130と、通信部110とを備えている。
【0025】
制御部120は、CPUやMPUなどの演算処理部121、RAMなどのメモリ122及び画像処理部(不図示)を備えている。演算処理部121は、各種入力に基づき、記憶部130に記録されたプログラムを実行することで、各種機能部を動作させるものである。このプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記憶され、もしくはネットワーク400を介して配布され、コンピュータにインストールされるものであってもよい。メモリ122は、サーバ用プログラム及びゲームプログラム、ならびに、これらのプログラムにおいて処理の実行中に、演算等に必要な各種データを、一時的に記憶するためのものである。
【0026】
入力部150は、サーバ装置100の管理者からの操作を受け付けるように構成され、キーボードやマウス、タッチパネル等によって実現することができる。
【0027】
記憶部130は、ハードディスク等の記憶装置によって構成され、制御部120における処理の実行に必要な各種プログラムや、各種プログラムの実行に必要なデータ等を記録しておくものである。記憶部130には、さらに、消費者情報テーブル131、コンテンツテーブル132、購買情報テーブル133、商品DB134が保存されている。
【0028】
図3は消費者情報テーブル131を、
図4はコンテンツテーブル132を、
図5は購買情報テーブル133を示す図である。消費者情報テーブル131には、
図3に示すように、消費者識別子、年齢、性別、職業、住所、レベル、発行された評価依頼等の消費者情報が格納されている。消費者情報は、消費者が、購買情報活用システム10に登録する際に、入力を行うことが望ましい。図には示さないが、消費者情報として、消費者は購買情報活用システム10に、他にも生年月日、住所、職業、既婚歴、家族構成、同居家族、年収、世帯年収等を登録するものとしてもよい。
【0029】
また、
図4に示すように、コンテンツテーブル132には、コンテンツID、コンテンツに関連する商品ID、コンテンツ、コンテンツの発行条件が対応付けられて格納されている。コンテンツは、消費者に対する、商品の評価依頼やアンケート、商品のクーポン、広告、モニター調査の依頼などを含む。評価依頼は、例えば、商品を購買した消費者に対して、その商品の満足度を数値で入力してもらうものであってもよい。また、アンケートは、商品に対するコメントや、質問に対する回答を求めることができる。広告は、例えば、その商品の姉妹品や、関連商品に関するものであってもよい。さらに、クーポンは、その商品の購買時に即座に使用可能なものや、次回以降に同一商品を購買する際に利用可能なものであってもよい。
【0030】
コンテンツは、発行条件に応じて、消費者端末に送信される。発行条件は、発行対象となる消費者の条件や、発行タイミングを含む。消費者の条件として、例えば、消費者の年齢や、職業、住所、レベル、後述する購買情報テーブル133に記憶されている購買に関する情報、評価情報等、購買情報活用システム10が収集する情報のすべてが挙げられる。発行タイミングは、例えば、商品購買時からの日数として、消費者が商品コードを読み取ったとき、または商品画像(買い物シーン画像)を送信したときからの日数を定めたり、商品使用時からの日数として、消費者が利用シーン画像を送信したときからの日数を定めたりすることができる。また、利用者は、企業端末300から、コンテンツを作成し、記憶部130に登録することができる。
【0031】
購買情報テーブル133には、消費者が実際に行った購買に関する情報である、購買情報が蓄積されている。
図5に示すように、購買情報テーブル133には、消費者が撮影した商品の識別情報であるバーコードやJANコード等の商品コード、消費者が撮影したレシート画像から抽出したレシート情報、消費者が撮影した買い物シーン画像が格納されている。本実施形態では、レシート画像と買い物シーン画像を、商品を購買したことを裏付けるための情報として用いているが、他の情報を利用するものとしてもよい。レシート情報は、本実施形態では、商品を購買した際のレシートの画像から、テキストデータを読み込んだ情報をいう。買い物シーン画像は購買した商品の画像のことを指す。また、その商品を購入した消費者の情報や購買情報を登録した際の消費者の位置情報も、商品コードと紐づけ、購買情報として格納することも可能である。
【0032】
さらに、購買情報テーブル133には、購買した商品を利用しているシーンの画像(利用シーン画像)や、消費者の購買した商品の使用に関する評価の情報である、評価情報が、商品コードと紐づけられて蓄積されている。評価情報は、たとえば、購買した商品への満足度、感想、コメント等を含む。利用シーン画像は、商品と当該商品を利用している消費者とが写っていることが望ましい。消費者に購買情報として利用シーンを登録させることで、利用者が商品の「使い方」「利用実態」を把握することが可能となる。また、購買情報テーブル133には、商品に対する消費者のコメントや、企業から消費者に対するアンケート等を登録することも可能である。
【0033】
また、商品DB134には、商品コードと、当該商品コードに対応する商品とが、紐付けられて格納されている。なお、商品DB134は、購買情報活用システム10の外部システムが保有しているものとしてもよい。
【0034】
図2に戻り、サーバ装置100の構成の続きを説明する。
【0035】
通信部110は、サーバ装置100をネットワーク400に接続するように構成される。例えば、通信部110は、LANカード、アナログモデム、ISDNモデム等、及び、これらをシステムバス等の伝送路を介して処理部と接続するためのインタフェースから実現することができる。
【0036】
さらに、
図2に示すように、演算処理部121は、機能部として、受信部1211と、判定部1212と、解析部1213と、通報部1214と、コード確認部1215と、コンテンツ提供部1216と、コンテンツ作成部1217と、検索部1218と、報酬付与部1219と、販売促進情報提供部1220とを備えている。
【0037】
受信部1211は、消費者端末200から、消費者が読み取った商品コードと、裏づけ情報として、撮影したレシート画像と、消費者が購買した商品の画像や当該商品の買い物シーンの画像とを受信する。受信部1211は、受信した商品コードと、裏づけ情報であるレシート画像から抽出されたレシート情報と買い物シーン画像とを、対応付けて購買情報として、購買情報テーブル133に登録する。受信部1211は、レシート画像も購買情報として商品コードと紐づけて購買情報テーブル133に登録することもできる。さらに、消費者端末200から、利用シーン画像や、商品に対するコメント、満足度を数値化した評価等を含む情報である評価情報を受信した場合には、これらの情報も商品コードと対応付けて購買情報テーブル133に登録することが望ましい。
【0038】
判定部1212は、受信部1211が、識別情報と裏付け情報であるレシート画像またはレシート情報と買い物シーン画像とを受信した際に、消費者が商品を購買したと判定する。判定部1212は、識別情報とレシート情報と買い物シーン画像とのうちのいずれかを受信部1211が受信していない場合、消費者が商品を実際には購買していないと判定し、当該購買情報を登録しないとしてもよい。
【0039】
解析部1213は、受信したレシート画像から当該レシートのテキストデータであるレシート情報を抽出し、解析することで、当該レシートに関する購買の情報を収集するとしてもよい。例えば、解析部1213は、レシートに記載された商品の種類と、受信した商品コードの種類とが一致するか否かを解析するものとしてもよい。また、解析部1213は、そのレシートが発行された店舗や時間、レシートに記載された商品の個数、合計金額等を解析するものとしてもよい。解析部1213は解析したこれらの情報を、さらに商品コードに紐づけて、購買情報テーブル133に格納することができる。
【0040】
さらに、解析部1213は、記憶部130に登録されたレシート情報と商品コードとの対応関係を用いて、読み取ったレシート情報をもとに特定の商品識別情報を推測するものとしてもよい。具体的には、レシート情報から抽出した商品名称と、商品コードから特定した商品との突合を繰り返すことで、レシート情報から商品を類推する。この解析部1213のレシート情報を解析する機能は、消費者端末200に持たせることも可能である。
【0041】
通報部1214は、消費者が虚偽の購買情報の登録を行った際に、他の消費者からの通報を受け付けることができる。具体的には、消費者は、購買情報活用システム10に会員登録する際に、演算処理部121によって数人ずつのグループに分類され、グループIDが割り当てられる。このグループIDは、定期的に変更されるものとしてもよい。そして、ある消費者が購買情報を登録した場合、演算処理部121は、この購買情報を、この消費者と同一のグループIDを有する消費者へ送信する。購買情報を受信した消費者は、例えば、高価な商品を同時に数百個購買した、という登録があった場合など、不正な購買情報の登録があった際には、通報部1214に対して当該不正な購買情報を通知することができる。この通知に基づき、通報部1214は、不正購買か否かを判定することができる。例えば、同じ購買情報に対して、一定数以上の通知があった際に、通報部1214は、不正購買とみなすことができる。また、グループ分けを行わずに、演算処理部121は、消費者が登録した購買情報を、他の消費者にランダムに送信するものとしてもよい。
【0042】
コード確認部1215は、商品DB134を参照し、受信部1211が受信した商品コードに基づいて、当該商品コードに対応する商品を特定する。
【0043】
コンテンツ提供部1216は、特定した商品について、評価依頼やアンケート、クーポン等のコンテンツが登録されていないか、コンテンツテーブル132を参照する。商品コードに該当する商品について、コンテンツテーブル132にコンテンツが登録されていた場合には、当該コンテンツに紐付けられて登録されている発行条件から、消費者の条件を参照し、商品コードを送信した消費者が、その条件に該当するか否かを判断する。商品コードを送信した消費者がコンテンツに紐づく消費者の条件に該当する場合には、発行タイミングに基づいて、コンテンツ提供部1216は、そのコンテンツを消費者端末200に対して送信する。発行タイミングは、受信部1211が商品コードを受信したときや、受信部1211が商品の画像を受信したときとしてもよい。
【0044】
コンテンツ作成部1217は、利用者からの新規コンテンツの作成を受け付け、サーバ装置100に登録することができる。利用者は、コンテンツの名称と、購買対象となる商品、購買した商品に対して利用者が消費者に行ってもらいたい評価依頼や、アンケート、クーポンなどを記録した発行内容と、コンテンツを送信する対象となる消費者の条件とを指定して、コンテンツを作成することができる。作成されたコンテンツは、サーバ装置100のコンテンツテーブル132に保存される。
【0045】
検索部1218は、通信部110経由で、企業端末300から購買情報の検索要求を受け付け、利用者から指定された条件に基づいて、購買情報テーブル133から、該当するレコードを検索する。具体的には、検索部1218は、利用者が指定する、商品情報や、消費者情報を検索条件として購買情報を絞り込むことができる。
【0046】
また、報酬付与部1219は、検索部1218が、検索要求に基づいて行った検索結果に含まれる購買情報を登録した消費者や、利用者が評価依頼やアンケートを送信し、これに応じた消費者に対して、報酬を付与する。また、報酬付与部1219は、消費者が、商品コードやレシート画像、買い物シーン画像を登録した際に、報酬を付与することもできる。報酬は例えば、所定の商品と交換できるポイントやクーポン、電子マネー、旅行券等が挙げられる。付与される報酬は、消費者のレベルやコメントの内容に応じて決定されるものとしてもよい。例えば、消費者はポイントを貯めることで購買情報活用システム10から提供される懸賞の中から、欲しいものに応募することができるとしてもよい。このとき、報酬付与部1219は、消費者が応募できる懸賞を、消費者のレベルに応じて決定することも可能である。
【0047】
また、例えば、利用者は消費者のコメントに対して評価をつけることができ、この評価に応じて報酬付与部1219は報酬を付与することができる。これによって、消費者が商品の評価を行うモチベーションを高めることが可能になる。また、報酬付与部1219は、利用者が検索要求を行う際に、当該利用者に検索料を課金し、この課金した検索料の一部を報酬として消費者に支払うものとしてもよい。このときの支払われる報酬は、検索料を検索条件に該当する消費者の人数で割った金額であってもよい。
【0048】
販売促進情報提供部1220は、消費者が、商品コードを消費者端末200で読み取った際に、当該消費者端末200に販売促進情報を提供する。提供された販売促進情報は、消費者端末に表示される。販売促進情報は、購買情報テーブル133に蓄積された多数の購買情報を解析・編集した結果、得られた情報であることが望ましい。たとえば、ある地域在住のある年代の消費者からの、その商品に対する満足度の平均値や、その商品に対する感想・コメント等が挙げられる。これによって、商品を購買しようとしている消費者は、他の消費者の当該商品に対する実際の評価に基づいて、その商品を購買するか否かを決定することができる。また、たとえば、販売促進情報提供部1220は、販売促進情報として、同じ商品をより安く扱っている店舗の情報を提供したり、同じカテゴリの商品の売れ筋ランキングを提供したりするものとしてもよい。これらの情報についても、販売促進情報提供部1220は、購買情報テーブル133に格納された、購買情報から提供することができる。たとえば、販売促進情報提供部1220は、解析部1213が解析して登録した商品の金額を比較することで、より安い店舗の情報を提供することが可能である。また、購買情報テーブル133から、直近に購買のあった商品の購買情報を検索することによって、売れ筋ランキングを提供することが可能である。さらに、販売促進情報提供部1220は、購買情報テーブル133に蓄積された情報を用いずに、例えば、競合商品の広告クーポン等を表示するものとしてもよい。
【0049】
次に、
図6を用いて購買情報活用システム10の処理の概要を説明する。ここでは一例として、購買情報活用システム10において、利用者が消費者の購買情報を検索して活用する事例について説明する。
【0050】
消費者は、あらかじめ、購買情報活用システム10に会員登録を行う。この会員登録時に、消費者は、年齢、性別、職業、住所等の消費者情報の登録を行う。消費者が登録した消費者情報は、消費者情報テーブル131に登録される。
【0051】
購買情報活用システム10の会員となった消費者は、例えば、買い物をした後などに、購買した商品を識別可能な識別情報と、商品を購買したことを裏付ける情報とを含む購買情報をサーバ装置100に登録する。本実施例では、識別情報として、購買した商品に表示されているJANコード等の商品コードを消費者端末200の撮影部で撮影し、購買を裏付ける情報として、当該商品の買い物をしたときのレシートと、購買した商品自体とをそれぞれ撮影して、サーバ装置100に送信する。サーバ装置100は、これらを受信して、登録する(STEP1)。このとき、消費者端末200からは、上述した3つの画像に加え、消費者の会員IDがサーバ装置100に送信されることが好ましい。このとき、サーバ装置100において、商品コード、レシート及び商品の3つの画像と会員IDとが紐付けられて、当該商品に関する購買情報として、購買情報テーブル133で管理される。
【0052】
また、消費者は、購買した商品を実際に利用するとき等に、購買した商品を利用している利用シーンを消費者端末200の撮影部で撮影した画像を、サーバ装置100に送信して、登録することも可能である(STEP2)。さらに、消費者は、購買した商品に対する評価を登録することもできる。ここで、評価の内容としては、商品の満足度やコメントなどを含み得る。
【0053】
なお、商品の購買情報や利用シーンを登録した消費者にポイントを付与することにより、消費者の登録を促してもよい。こうして、消費者が自主的に購買情報をサーバ装置100に登録していくことによって、サーバ装置100には、多くの購買情報が日々刻々と蓄積されていくことになる。
【0054】
一方で、利用者はあらかじめ、サーバ装置100にコンテンツを登録しておくことができる。利用者は、コンテンツを、発行対象となる商品と消費者の条件と発行のタイミングとを指定して登録することができる。サーバ装置100に登録されたコンテンツは、発行される条件が満たされた場合、消費者端末200に対して送信される(STEP3)。
【0055】
また、利用者は、あらかじめ商品に対応付けて、販売促進情報を記憶部130に登録しておくことができる。消費者が商品の購入前に、商品コードを消費者端末200で読み取ると、読み取った商品コードがサーバ装置100に送信される。コード確認部1215は、商品DB134を参照し、受信した商品コードに基づいて、当該商品コードの商品を特定する。販売促進情報提供部1220は、特定された商品について、販売促進情報が登録されている場合には、この販売促進情報を消費者端末200に送信する。販売促進情報は、商品の広告や、クーポン、商品に関する評価情報等を含む。
【0056】
一方、利用者(企業)は、サーバ装置100に蓄積された購買情報を閲覧したり、検索したりすることが可能である(STEP4)。例えば、サーバ装置100にアクセスし、購買情報や消費者属性の検索を行うことで、ある商品が、どのような年代や性別、居住地等の消費者からの購買率が高いか、といったことを分析することが可能になる。また、利用者は、購買情報を検索して抽出した特定の消費者に対して、質問やアンケートを個別に実施することもできる(STEP5)。例えば、利用者は、特定の商品を購買した消費者に対して、当該特定の商品に関する質問やアンケート、メッセージ等を個別に送ることが可能である。
【0057】
具体的には、例えば、利用者は、20代に人気の缶コーヒーの種類、東京都在住の30代に売れている本、売れ筋のおにぎり、昨日神奈川県内のコンビニで最も売れたお茶などを、検索することができる。そして、検索結果をみた利用者は、該当した消費者に対して、質問を送ったり、該当した消費者が登録したコメントや写真を閲覧したりすることができる。商品の利用シーンの写真を閲覧することで、実際の商品の使われ方や、その際の状況などを、利用者は確認することができる。また、利用者は、該当する消費者が登録した満足度を表した評価値の平均値を確認することも可能である。さらに、利用者は、該当する消費者に対して、他の商品の過去の購買情報を検索することもできる。
【0058】
また、消費者に、日々の購買を登録するモチベーションを与えるために、購買情報活用システム10は報酬を付与したり、ゲームの要素を有したりすることができる。例えば、報酬付与部1219は、より多くの企業から質問された消費者に対してより多くの報酬を付与する。また、報酬付与部1219は、消費者にレベルを設定し、より多くの購買情報を登録するとレベルが上がるようにしてもよい。レベルは他にも会員登録してからの経過期間や、購買情報活用システム10の利用頻度、他の消費者からの評価等に応じて定められるものとしてもよい。また、例えば特定の商品を、100番目に購買した場合などに、消費者のレベルをあげることも可能である。報酬付与部1219は、消費者のレベルに応じて、付与する報酬を決定することができる。また、レベルが上がることで、消費者は、応募できる懸賞の種類が増えたり、利用者から発行されるコンテンツの種類が増えたりする。これによって、購買情報の登録にゲームの要素が付加され、消費者が、購買情報の登録を行うモチベーションを上げることができる。
【0059】
このように、購買情報活用システム10では、購買情報を登録する際に、上述したように、商品コードと、レシート画像と、買い物したシーンの画像との3つを登録するため、消費者が虚偽の購買情報の登録を行うことを防ぐことができる。具体的には、商品コードを登録させることによって、サーバ装置100側で消費者が購買した商品を特定することができる。また、レシート画像を登録させることによって、購買した内容と消費者が登録した購買情報とが一致するか否か、サーバ装置100側でいつでも審査することが可能となるため、消費者に対して精神的に虚偽の報告がしづらくなるような抵抗を感じさせることができる。さらに、買い物シーン画像を登録するには、実際の商品が必要となるため、消費者にますます心理的な抵抗を感じさせることができ、虚偽の報告を防ぐことができる。さらに、心理的な抵抗だけでなく、レシート画像や買い物シーン画像を解析することで、登録された購買情報の真偽を確認することができる。
【0060】
さらに、虚偽の購買情報の登録を防ぐための仕組みとして、購買情報活用システム10に会員登録した消費者を数人ずつのグループに分け、お互いを監視させる機能を有していてもよい。具体的には、演算処理部121は、例えば、定期的にシャッフルされるグループに消費者を分類し、各消費者にグループIDを割り当てる。そして、同一グループIDを有する消費者が登録する購買情報を消費者に送信し、消費者間で常に購買情報を確認させる。これによって、グループ内で相互に購買情報を監視可能となり、例えば、高価な商品を同時に数百個購買した、という登録があった場合など、不正な購買情報の登録があった際には、消費者は通報部1214に通知することができる。通報部1214は、不正な購買情報の通知があった場合には、通知を行った消費者のグループIDを確認し、不正な購買として通知された消費者のグループIDと一致する場合には、この購買を不正とみなすことができる。
【0061】
次に、上述した各ステップ、すなわち、商品コード、裏付け情報、利用シーン画像及び評価情報等の購買情報の登録、購買情報の閲覧、並びに、消費者へのお願いにおける各処理フローについて、それぞれ詳細に説明する。
【0062】
はじめに、
図6のSTEP1及びSTEP2に示した商品コード、裏付け情報及び利用シーンを登録する際の処理フローについて、
図7を用いて説明する。
【0063】
まず、消費者は、商品を購入する前に、その商品の販売促進情報を入手することができる。消費者は、消費者端末200の撮影部を起動させ、商品コードを撮影し、サーバ装置100へ送信する。コード確認部1215は、受信した商品コードから、商品を特定する。特定された商品に応じて、販売促進情報提供部1220は、購買情報テーブル133に格納された購買情報に基づいて作成された商品への評価などの販売促進情報を消費者端末200に提供し、消費者端末200の表示部に表示させる。商品への評価は、購買情報テーブル133から他の消費者の評価情報を抽出して、提供することができる。たとえば、購買情報に基づいて商品の売れ筋ランキングを表示したり、他の消費者からのコメント・満足度等を表示したりできる。また、競合商品の広告を表示することも可能である。
【0064】
消費者は、実際に商品を購買した際に、その購買情報をサーバ装置100に登録する。具体的には、消費者端末200を操作し、撮影部を起動させる。そして、購買した商品の商品コードと、レシートと、実際の商品の画像を含む買い物シーン画像とを撮影する。そして、撮影した商品コードとレシート画像と買い物シーン画像とを購買情報として、サーバ装置100に送信する(S103)。サーバ装置100の受信部1211は、購買情報を受信する(S104)と、受信した購買情報に、商品コードとレシート画像と買い物シーン画像との3種類のデータが含まれているかを判断する(S105)。そして、3種類のデータが含まれていない場合には、受信部1211は、受信した購買情報が不正なデータであることを通報部1214に通報する(S151)。
【0065】
商品コードを受信することによって、サーバ装置100は、消費者が購買した商品を特定することができる。また、レシートの画像と商品の画像とを消費者に送信させることによって、虚偽の購買情報を登録することについて、消費者に心理的な抵抗を持たせることができる。なお、本実施形態においては、購買情報として商品コードとレシートの画像と買い物シーン画像との3つを必須とするが、これに限らない。例えば、商品コードとレシート画像、または商品コードと買い物画像、のようにいずれか2つだけを必須としてもよい。
【0066】
次に、解析部1213が、レシート画像からレシート情報としてテキストデータを読み取る。レシート情報は、消費者端末200側で、レシート画像から抽出され、サーバ装置100に送信されるものとしてもよい。解析部1213は、レシート情報を解析し(S106)、消費者が購買した商品を推測し、商品コードに対応する商品と一致するか否かを検査する(S107)。一致しない場合には、解析部1213は、通報部1214に対してこの購買情報が不正な情報であることを通知する(S151)。一方で一致する場合には、解析部1213は、受信部1211に一致した旨を通知し、受信部1211は、受信した商品コード、レシート情報、買い物シーン画像、さらにレシート情報を解析して得た情報を購買情報テーブル133に登録する(S108)。
【0067】
次に、消費者は購買した商品を使用する際の、利用シーン画像や評価情報を商品コードと紐づけて購買情報テーブル133に登録する。消費者は、消費者端末200を操作して、撮影部を起動して、その商品の使用状況がわかる画像を撮影する(S109)。このとき、消費者は、その商品に対する満足度やその商品に対するコメント・感想等の評価情報も購買情報として登録することも可能である。利用シーン画像やこれらの評価情報は、受信部1211によって受信され、商品コードと紐づけられて、購買情報テーブル133に格納される。
【0068】
このように、購買情報活用システム10では、登録された利用シーン画像や評価情報が、商品コードと紐づけられて購買情報として蓄積される。これによって、購買情報活用システム10は、消費者の日常に関わる情報を、蓄積していくことが可能になる。利用シーンの画像が蓄積されることによって、利用者は、実際の商品の使用態様や、使用される状況を分析することが可能になる。たとえば、一人で使用したのか、大勢で使用したのか、また購入してからどれくらいで使用したのか、などについて分析ができるようになる。また、利用者は、利用シーン画像を確認してから、アンケート等のコンテンツを消費者に対して送信することも可能であるため、実際の消費者にリアルタイムに商品を使用した評価を確認することができる。
【0069】
次に、
図6のSTEP3に示した、商品購買後に消費者端末200にコンテンツを表示させる際の処理フローについて、
図8を用いて説明する。
【0070】
まず、利用者は、コンテンツを作成して、サーバ装置100に登録しておく。利用者は、新規にコンテンツを作成する際に、企業端末300を操作して、例えばコンテンツの名称と、コンテンツと、コンテンツを送信する対象となる消費者の条件、発行するタイミング等を指定して、コンテンツを作成する(S201)。作成されたコンテンツは、コンテンツ作成部1217によって受け付けられ、コンテンツテーブル132に登録される(S203)。
【0071】
コンテンツは、例えば、アンケートや、他の商品を追加購買する際のクーポンや、消費者が購買した特定の商品ないし消費者が利用した特定の商品に対する評価、モニター調査の依頼などを含むが、これらに限定されない。
【0072】
消費者が商品を購買し(S204)、購買情報がサーバ装置100に送信され、受信部1211がこの購買情報を受信する(S205)。そして、この購買情報が、前述した受信部1211と解析部1213との処理によって真偽を確認され、購買情報テーブル133に登録される。次に、コード確認部1215は、登録された商品コードについて、商品コードテーブル134で参照し、対応する商品を特定する(S206)。そして、特定した商品に関するコンテンツが登録されているか否かを、コード確認部1215は、コンテンツテーブル132を参照し、確認する(S207)。
【0073】
特定した商品に関するコンテンツが、コンテンツテーブル132に登録されている場合には、当該コンテンツに紐付けられて登録されている消費者の年齢やレベル等の消費者の条件に、商品コードを送信した消費者が該当するか否かを判定する(S208)。該当すると判定した場合には、コード確認部1215は、さらに、発行タイミングを確認する(S209)。例えば、コンテンツ発行条件の発行タイミングは、商品コード受信時や、利用シーン画像の受信時、またはそれらの受信時から所定の期間経過後等に設定することができる。
【0074】
発行タイミングが満たされていた場合、コンテンツ提供部1216が当該消費者の消費者端末200に対してコンテンツを表示させるよう制御を行う(S210)。この発行タイミングは、利用者がコンテンツ作成時に任意に決定できるものとしてもよいし、例えば、商品コード受信時または利用シーンの画像受信時(使用時)から所定期間経過後としてもよい。
【0075】
消費者が表示されたコンテンツに基づいて、アンケートに回答したり、他の商品を購買したりなどする(S212)と、報酬付与部1219が、消費者端末200に対して、報酬を付与する(S214)。
【0076】
このように、多数の消費者が日々の購買を、購買情報活用システム10を用いてサーバ装置100に登録することで、利用者は、特定商品のリアルな評価を入手することが可能となる。また、消費者が実際の購買や使用の際に登録を行うため、利用者はコンテンツを発行することで、リアルタイムに商品に対する評価を消費者から取得することができる。
【0077】
次に、
図6のSTEP4及び5に示した、利用者が消費者の登録した購買情報を閲覧し、消費者に所定のお願い等をする際の処理フローを、
図9を用いて説明する。
【0078】
商品等の販売や開発を行う企業の利用者は、商品の市場からの評価を調査する際に、この購買情報活用システム10を利用することができる。まず、利用者は、企業端末300を操作して、購買対象となった商品や消費者の属性を絞り込んで検索を行うことができる。例えば、商品のメーカーやコード(JANコード等)、カテゴリから絞り込むことができる。カテゴリ検索は例えば、商品の大分類(食品、日用品等)を指定し、さらに、中分類(カレー、ラーメン等)を指定して絞り込む検索方法である。例えば、利用者は、商品Aについて特定の条件(年齢、性別、職業など)の消費者が登録した購買情報を検索することができる(S301)。なお、商品のメーカーやコードからの絞り込みは一例である。利用者は、当該システムに蓄積されている全ての購買情報、具体的には、商品コードやそれに紐づいているレシート情報、買い物シーン画像、消費者の情報、利用シーン画像、満足度・コメント等の評価情報等から多面的に情報の絞り込み、集計、検索ができる。
【0079】
検索部1218は、企業端末300から検索要求を受け付け、指定された条件に基づいて、購買情報テーブル133から、条件に該当するレコードの絞り込みを行う(S302)。検索結果として、購買情報のレコード数、及び該当データの概要を企業端末300は受信する。
【0080】
この検索結果によって、利用者は、その商品を購買した人の性別や年代、住んでいる場所等の分析を行うことができる。また、利用者は、受信した概要から、詳細な評価を確認したいレコードを選択し、当該レコードに紐付いた評価や利用シーンの画像等の詳細情報を閲覧することも可能である。たとえば、利用者は、利用シーン画像を閲覧することで、実際に消費者が購買した商品をどのように利用しているのか、またその際の状況等を、確認することができる。検索の結果、検索対象となった消費者に対して、報酬付与部1219が報酬を付与する(S305)。
【0081】
検索結果の対象となった消費者に対して、利用者は、さらに別の条件で検索を行ったり、コンテンツを発行することで、質問やアンケートや追加の評価依頼や別の商品のモニター調査の依頼をする(S307)ことも可能である。例えば、絞り込まれた消費者のうち、1週間に商品Aを3個以上購買した消費者をさらに絞り込むことができる。消費者は、アンケートに回答する(S310)ことで、さらに報酬を得ることができる(S314)。
【0082】
このように、購買情報活用システム10には、消費者が自発的に行った購買に関する購買情報が蓄積されている。これによって、利用者は、たとえば、20代に人気の缶コーヒーの種類、東京都在住の30代に売れている本、売れ筋のおにぎり、昨日神奈川県内のコンビニで最も売れたお茶などの情報を入手することができる。つまり、消費者が自発的に行った購買行動に基づいて、どのような属性の消費者がどのような商品を、いつ、どこで買ったか、という情報が蓄積される。さらに、どのように使用したか(たとえば、一人で、や大勢で、購入してからどれくらいで、など)、どのような感想を持っているか、を、商品を購買したタイミングや使用したタイミングでリアルタイムに知ることができる。また、たとえば利用者は、コンテンツを発行して消費者にモニター調査の依頼を行う際に、消費者が自発的に行った購買情報に基づいて、対象となる消費者を選ぶことができるため、より実態に即した市場調査を行うことが可能になる。
【0083】
さらに、購買情報活用システム10では、蓄積されたすべてのデータが利用者によって閲覧されることによって閲覧されたデータを提供した消費者には報酬が付与されるため、消費者に、高いモチベーションを持ってデータを提供させることが可能となる。
【0084】
[第2の実施形態(口コミ・レビュー機能)]
本実施形態に係る購買情報活用システム10は、第1の実施形態において説明した機能に加え、口コミ・レビュー機能を有している。口コミは、商品を購入していない消費者による、当該商品に対する評価をいう。一方でレビューは、実際に商品を購入した消費者による、当該商品に対する評価をいう。本実施形態では、消費者情報テーブル131には、消費者識別子に、「気になる商品」の商品コードと、「買いたい商品」の商品コードとが紐づけられて保存されている。
【0085】
図10は、本実施形態に係る購買情報活用システム10のシステム構成図を示している。
図10に示すように、本実施形態において、記憶部130には、口コミ・レビューテーブル135がさらに保存されている。口コミ・レビューテーブル135には、商品コードごとに、口コミと、レビューとが対応づけられて保存されている。また、口コミ・レビューテーブル135には、さらに、購買情報テーブル133に購買情報ごとに登録されている評価情報が、商品コードごとに対応付けられて保存されているとしてもよい。この場合、口コミ・レビューテーブル135には、評価情報として、満足度等の数値化できる情報が、商品コードごとに平均値が算出されたものとして保存されていることが望ましい。
【0086】
本実施形態に係る受信部1211は、第1の実施形態において説明した機能に加え、商品を実際には購入しなかった消費者から口コミを受信する。また、さらに受信部1211は、商品を実際に購入した消費者からレビューを受信する。受信部1211は、受信した口コミやレビューを、商品コードと対応付けて、口コミ・レビューテーブル135に登録することができる。
【0087】
販売促進情報提供部1220は、第1の実施形態において説明した機能に加え、口コミ・レビューテーブル135に登録された口コミやレビューの情報に基づいて、販売促進情報を作成することができる。また、さらに販売促進情報提供部1220は、消費者が気になる商品や買いたい商品として登録した商品のリストを作成し、消費者端末200に送信するとしてもよい。
【0088】
具体的には、消費者が消費者端末200を商品の商品コードにかざすと、
図11に示す口コミ・レビュー画面が消費者端末200の画面に表示される。
図11は、「×××」という名称のオムツに関する口コミやレビューが表示されている。評価欄C01には、商品「×××」の満足度が表示されている。また評価欄C02には、商品コードをかざした消費者の商品「×××」に対する満足度が表示されている。また、コメント欄C03には、複数の消費者の口コミやレビューが表示されている。消費者が口コミ・レビュー画面の右にある買いたいボタンB01や気になるボタンB02を押すと、当該消費者に紐づけられて消費者情報テーブル131に登録されることが望ましい。
【0089】
図12は、販売促進情報提供部1220によって作成された、マイリスト画面の一例を示す図である。口コミ・レビュー画面において、買いたいボタンB01や気になるボタンB02が押された商品は、消費者ごとにマイリスト画面に一覧表示される。これによって、消費者や広告やコマーシャルをみて興味を持った商品を忘れないように記憶させておくことができる。また利用者は、消費者のマイリストに登録されている商品を確認することで、より効果的なマーケティングを行うことが可能になる。
その他の構成、機能については第1の実施形態と同様である。
【0090】
[第3の実施形態(クエスト確認機能・レベルアップ機能)]
本実施形態に係る購買情報活用システム10は、第1の実施形態において説明した機能に加え、クエスト確認機能・レベルアップ機能を有している。
クエストは、上述したコンテンツのうち、利用者から消費者へのモニター調査の依頼をいう。たとえば、クエストは、「所定の商品を購買し、利用シーンの画像を登録する」や、「所定の商品を購買し、アンケートに回答する」等であってもよい。なお、以下の説明では消費者がクエストに対応する依頼を完了することを「クエストを達成する」とも呼ぶ。
【0091】
本実施形態では、消費者情報テーブル131は、消費者情報に加え、消費者識別子とレベルと、実行中のクエストと、完了したクエストとを対応付けて登録している。レベルは、消費者が実行可能なクエストや、消費者に与えられる報酬の額等を決定するための指標として用いられる。また、購買情報テーブル133には、購買情報や評価情報に加え、さらに商品を購買した購買日時が記録されていることが望ましい。購買日時は、消費者が購買情報を購買情報テーブル133に登録した日時の他、実際に商品を購買した日時でも良い。この場合、解析部1213は、受信部1211が受信したレシート画像から当該レシートのテキストデータであるレシート情報を抽出し、実際に商品を購買した日時を解析するとしてもよい。
利用者はモニター調査を実施したい商品のクエストを、コンテンツテーブル132に登録することができる。また、消費者はコンテンツテーブル132に登録されたクエストから、実行したいクエストを選択し、消費者情報テーブル131に登録することができる。
【0092】
受信部1211は、第1の実施形態において説明した機能に加え、消費者が商品コードを消費者端末200で読み取った際に、当該商品コードに対応する商品が、その消費者が実行中のクエストの対象であるか否かを、消費者端末200に表示させる機能を有する。具体的には、受信部1211は、消費者情報テーブル131を参照し、商品コードを読み取った消費者に対応するクエストを確認する。そして、受信部1211は、対応するクエストの対象商品と商品コードを読み取られた商品とが一致するか否かを、消費者端末200に表示させる。これによって、消費者が誤ってクエストの対象とは異なる商品を購入してしまうのを防ぐことができる。
【0093】
報酬付与部1219は、第1の実施形態において説明した機能に加え、消費者にレベルの初期値(例えば、レベル1)を設定し、消費者の購買に関する行動に応じて、設定したレベルを変動させる機能を有する。たとえば、報酬付与部1219は、消費者がより多くの購買情報を登録するとレベルが上がり、一定期間の購買情報の登録数が所定の値より少ない場合にレベルが下がるように変動させる機能を有する。他にも報酬付与部1219は、会員登録してからの経過期間や、購買情報活用システム10の利用頻度、他の消費者からの評価等に応じてレベルを変動させるものとしてもよい。また、例えば報酬付与部1219は、消費者が特定の商品を100番目に購買した場合などに、当該消費者のレベルを変動させることも可能である。報酬付与部1219は、消費者のレベルに応じて、付与する報酬を決定することができる。また、レベルが上がることで、消費者は、応募できる懸賞の種類が増えたり、利用者から発行されるコンテンツの種類が増えたりする。これによって、購買情報の登録にゲームの要素が付加され、消費者が、購買情報の登録を行うモチベーションを上げることができる。
【0094】
コンテンツ提供部1216は、第1の実施形態において説明した機能に加え、消費者のレベルに応じたクエストを消費者端末200に送信する(以下、新たなクエストが消費者端末200に送信されることを「クエストが発生する」とも呼ぶ。)機能を有する。たとえば、コンテンツ提供部1216は、消費者の購買に関する行動の発生頻度に基づいて、クエストを発生させる消費者を選択するとしてもよい。具体的には、コンテンツ提供部1216は、購買情報テーブル133に記録されている購買日時を参照し、継続的に購買行動を行っている消費者を選択してクエストを発生させることができる。また、たとえば購買行動を長期間行っていない消費者に対してクエストを発生させるとしてもよい。
クエストは、消費者が裏づけ情報(レシート画像及び買い物シーン画像)を登録したとき、または利用シーン画像を登録したときに発生することが望ましい。消費者がクエストを達成すると、消費者情報テーブル131の当該消費者のレコードの完了したクエストに追加される。
【0095】
なお、第2の実施形態に記載したように、消費者情報テーブル131に、「気になる商品」の商品コードと「買いたい商品」の商品コードとが保存されている場合には、コンテンツ提供部1216は、消費者が登録した気になる商品や、買いたい商品に関するクエストを発生させることができる。
その他の構成、機能については第1の実施形態と同様である。
【0096】
[第4の実施形態(家計簿機能)]
本実施形態に係る購買情報活用システム10は、第1の実施形態において説明した機能に加え、家計簿作成機能を有している。
【0097】
本実施形態において、購買情報テーブル133には、購買情報や評価情報に加え、さらに商品を購買した購買日時が記録されていることが望ましい。購買日時は、消費者が購買情報を購買情報テーブル133に登録した日時の他、実際に商品を購買した日時でも良い。この場合、解析部1213は、受信部1211が受信したレシート画像から当該レシートのテキストデータであるレシート情報を抽出し、実際に商品を購買した日時を解析するとしてもよい。
【0098】
図13は、本実施形態に係る購買情報活用システム10の構成を示す図である。本実施形態では、演算処理部121は、機能部として、受信部1211と、判定部1212と、解析部1213と、通報部1214と、コード確認部1215と、コンテンツ提供部1216と、コンテンツ作成部1217と、検索部1218と、報酬付与部1219と、販売促進情報提供部1220とに加え、さらに、家計簿管理部1221を備えている。
【0099】
家計簿管理部1221は、購買情報テーブル133に記憶された購買情報に基づいて、少なくとも日単位、週単位、月単位または年単位のいずれかで、消費者が購買した商品の合計金額を算出し、当該合計金額をカレンダーに表示して家計簿を作成する機能を有している。
【0100】
図14を用いて、一例として家計簿管理部1221が日にち単位で家計簿を作成する処理について説明する。
図14は、家計簿管理部1221の家計簿作成処理のフローを示すチャートである。
【0101】
まず、家計簿管理部1221は、購買情報テーブル133から消費者毎のレコードを抽出する(S401)。次に、会計簿管理部1221は、抽出したレコードから、さらに、購買日時、レシート画像、レシート情報、および買い物シーン画像を抽出する(S402)。家計簿管理部1221は、抽出した購買日時を参照し、各日にちに登録されているレシート情報(またはレシート画像)の数をカウントし、日にち単位でレシート情報に含まれる合計金額を加算する(S403)。家計簿管理部1221は、加算した値と、カウントしたレシート画像の数とをカレンダーの各日付に表示させ、カレンダー画面を作成する(S404)。このとき、家計簿管理部1221は、加算した値をさらに月毎に加算し、各月における購買合計金額も算出することが望ましい。
【0102】
さらに、家計簿管理部1221は、レシート画像、買い物シーン画像、およびレシート情報から購買ログ詳細画面を作成する(S405)。購買ログ詳細画面には、各日にちに登録された、レシート画像と、買い物シーン画像と、レシート情報に含まれる商品名とを表示する画面であること望ましい。
【0103】
図15は、家計簿管理部1221が作成する購買カレンダーの一例を示す図である。
図15では例として2014年12月のカレンダーが表示されている。各日にちに対応する欄には登録したレシートの数と、各日にちに対応するレシートの合計金額を加算した値とが表示されている。また、加算した値をさらに月毎に加算した、各月における購買合計金額が右下に表示されている。消費者が任意の日付を選択すると、
図16に示すような、購買ログ詳細画面が表示される。購買ログ詳細画面には、選択された日に購入した商品の名称と金額と、そのとき登録した買い物画像とレシート画像とが表示されることが望ましい。
【0104】
なお、たとえば、消費者は、レシートの代わりに映画の半券や美術館のチケットを撮影し登録することで家計簿機能を利用可能としてもよい。この場合、受信部1211は、撮影されたチケット等の画像と、消費者に入力された購買金額とを購買情報テーブル133に登録することが望ましい。
【0105】
また、家計簿管理部1221は、過去の購買ログの検索を行うとしてもよい。具体的には、消費者が検索トリガとして商品名を入力すると、家計簿管理部1221は、購買情報テーブル133から当該消費者に関するレコードを抽出する。次に、家計簿管理部1221は、検索トリガである商品を含むレコードを抽出したレコードからさらに抽出する。家計簿管理部1221は、検索トリガである商品を含むレコードに登録された購買日時を参照し、検索トリガとして入力された商品の購買日の一覧画面を作成することができる。
【0106】
また、たとえば、消費者が検索トリガとして購買年月日を入力した場合には、家計簿管理部1221は、まず同様に、購買情報テーブル133から当該消費者に関するレコードを抽出する。次に家計簿管理部1221は、検索トリガである購買年月日に対応する購買日時を含むレコードを、抽出したレコードからさらに抽出する。抽出した検索トリガである購買年月日に対応する購買日時を含むレコードに登録されているレシート情報、や画像(買い物シーン画像・利用シーン画像)に基づいて、家計簿管理部1221は、検索結果として、商品名やレシート画像、買い物シーン画像または利用シーン画像を消費者端末200に表示させることができる。
【0107】
本実施形態に係る購買情報活用システム10が、家計簿機能を備えることで、消費者は少ない手間で家計簿を作成することができる。これによって、消費者が購買情報を登録する動機づけになるため、購買情報の収集が促進される。
その他の構成、機能については第1の実施形態と同様である。
【0108】
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
【0109】
例えば、既述の実施形態において、購買情報活用システム10は、単一の種類の商品コードを取り扱うものとして説明したが、これに限定されない。例えば、標準化された商品コードだけでなく、特定の企業の独自のコード等も取り扱うものとしてもよい。この場合、購買情報活用システム10は、各社の独自コードと例えば標準化された商品コードとの対応づけ、管理することができる。
【0110】
また、購買情報活用システム10は、海外の消費者の購買情報を収集することができるものとしてもよい。この場合、利用者は、日本の商品のみならず、海外の商品の海外での売れ行き等を、購買情報活用システム10で検索することによって、分析することができる。
【0111】
さらに、商品コードにあらかじめ、クーポンや広告等のコンテンツのデータを埋め込んでおき、消費者が購買前に商品のコードを消費者端末200で読み取った際に、コンテンツ提供部1216が、これらの広告等のコンテンツを消費者端末200に表示させるものとしてもよい。