(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記リソース・プールにおける前記ネットワーク・リソースのリース時間が経過したときに、前記ネットワーク・リソースへ送信された前記ネットワーク・パラメタを削除し、
前記ネットワーク・リソースの前記使用状態情報を更新すること
をさらに含む、請求項1〜4の何れか一項に記載のネットワーク・リソース・モニタリング方法。
前記リソース・プールにおける前記ネットワーク・リソースの前記使用状態情報及びヘルス・インジケータにしたがって、前記ネットワーク・リソースの健康状態を計算し、更新すること
をさらに含む、請求項1〜5の何れか一項に記載のネットワーク・リソース・モニタリング方法。
ネットワーク・リソース・モニタリング装置であって、プロセッサと、前記プロセッサにより実行可能な機械読取可能命令が記憶された非一時的記憶媒体とを含み、前記機械読取可能命令が、
サービスを提供するサービス・テンプレートを、前記サービスのタイプにしたがって探索し、
リソース・プールから、前記サービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンを探索し、
前記リソース・ゾーンから、前記サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースを探索し、
前記サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタを前記ネットワーク・リソースへ送信し、
前記ネットワーク・リソースの使用状態情報を更新するためのものである、ネットワーク・リソース・モニタリング装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0004】
詳細な説明
ネットワーク・リソースは、集合概念である場合がある。ネットワーク・リソースは、物理ネットワーク装置又は仮想ネットワーク装置、及びネットワークにおけるその能力である場合がある。物理ネットワーク・リソースには、スイッチ、ルーター、ファイアウォール装置、ロード・バランス(LD)装置、サーバ、ポート、及びリンクなどが含まれ得る。仮想ネットワーク・リソースには、仮想デバイス、vSwitch、vPort、ネットワーク・アプリケーション、帯域幅、スループット、仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)、及びインターネット・プロトコル(IP)アドレスなどが含まれ得る。
【0005】
ネットワーク上には、多数のネットワーク役割が存在する場合がある。ネットワークが構築されるとき、ユーザは、ネットワーク役割の一部に配慮する場合がある。例えば、テナントは、コンバージェンス層に注意を払わない場合がある。全ての構成は、コア層及びアクセス層において決定される場合がある。ネットワーク・モデルは、一組のネットワーク役割である場合がある。異なるネットワーク役割は、異なるユーザに適合することができる異なるネットワーク・モデルを構成する場合がある。
【0006】
リソース・プールに種々のネットワーク・リソースを追加する処理は、プーリングと呼ばれることがある。
【0007】
テナントは、集合概念である場合がある。テナントは、システム又はリソースを使用しているユーザ・デバイスである場合がある。テナントは、管理特性、及びサービス特性を有する場合がある。管理特性には、テナントの名称、テナントのインダクション、及び、テナントのemailなどが含まれ得る。サービス特性には、LANアクセス、仮想私設ネットワーク(VPN)アクセス、及び無線アクセスのような、テナントにより使用可能な接続モードが含まれ得る。
【0008】
接続ポイントは、アクセス・リソースに属する場合がある。接続ポイントは、データ・センター又はキャンパス・ネットワークに位置する点である場合もあれば、データ・センター又はキャンパス・ネットワークの入口である場合もある。接続ポイントには、複数の物理ポート、IPスコープ、及びVLANスコープが含まれ得る。
【0009】
種々のテナントからサーバへのネットワークは、データセンター間ネットワークである場合がある。サービス組織化を便利に実施するために、リソース・ゾーンが定義される場合がある。リソース・ゾーンは、仮想ネットワーク分類である場合がある。キャンパス・ネットワーク及びデータ・センター・ネットワークは、ゾーンとして分割される場合がある。あるいは、データ・センターは、複数の部分に分割され、複数のゾーンに割り当てられる場合がある。異なるゾーンが、同じ物理的装置を共有する場合がある。リソース・ゾーンは、ネットワーク・モデルにしたがって定義される場合がある。装置は、異なるネットワーク役割層に分割される場合がある。
【0010】
サービス組織化は、ネットワーク・サービス・システムの中心的処理である場合がある。サービス組織化処理は、サービス・テンプレートを生成するために、サービス・ユニットについて実施される場合がある。サービスのインスタンシエイション(具体化)は、テナントの要求に応じて実施される場合がある。サービス組織化によれば、帯域幅、パス、アクセス制御、及び異なる種類の仮想マシンのようなテナントによって要求されるサービスを、精錬することができる場合がある。
【0011】
ネットワークは、種々のリソースとして解釈される場合があり、リソースを管理するための方法にしたがって管理される場合がある。プーリング処理は、ポート、IPアドレス、VLAN、及びレギュレーションのようなネットワーク上の種々のリソースについて実施される場合がある。サービス・テンプレートに対応するリソース・ゾーンを生成するために、ネットワークは、複数のスライスに切り分けられる場合がある。複数のスライスに切り分けられたリソースは、ユーザに与えられる場合があり、テナントに種々のサービスを提供するために、リソース・プールにあるリソースは、包括的に割り当てられ、モニタリングされる場合がある。
【0012】
図1Aは、本開示の一例による、ネットワーク・リソース・モニタリング方法を示すフロー図である。
図1Aを参照すると、ネットワーク・リソース・モニタリング方法は、次のブロックを含む場合がある。
【0013】
ブロック101Aでは、サービスを提供するサービス・テンプレートを、サービスのタイプにしたがって発見する場合があり、リソース・プールから、そのサービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンを発見する場合がある。
【0014】
ブロック102Aでは、そのリソース・ゾーンから、サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースを発見する場合があり、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタを、そのネットワーク・リソースへ送信する場合がある。
【0015】
ブロック103Aでは、そのネットワーク・リソースの使用状態情報を更新する場合がある。
【0016】
図1Bは、本開示の一例による、サービス・テンプレート及びリソース・プールを生成するための方法を示すフロー図である。
図1Bに示されているように、この方法は、次のブロックを含む場合がある。
【0017】
ブロック101Bでは、ネットワーク・モデルが、ネットワーク役割を用いて生成される場合がある。
【0018】
一例によれば、ネットワーク・モデルは、異なるネットワーク役割を使用して生成される場合がある。ネットワーク役割は、ネットワーク位置及び機能にしたがって分割される場合がある。例えば、コア層の機能は、バックボーン・ネットワーク間において最適化された伝送を実施することである場合がある。コンバージェンス層は、エッジ・アクセス層及びコア層に接続され、エッジ・アクセス層に、コンバージェンス(収束)、伝送、管理、及び分配の機能を提供する場合がある。エッジ・アクセス層は、ユーザ・デバイスに直接接続され、ユーザ・デバイスによってアクセスされる場合がある
【0019】
一例によれば、データ・センター(DC)ネットワーク、及びキャンパス・アクセス(CA)ネットワークを例とした場合、DCネットワーク、及びCAネットワークは、
図2に示した複数のネットワーク役割に分割される場合がある。
【0020】
上で説明したネットワーク役割に基づき、ブロック101Bでは、ネットワーク・モデルが、ネットワーク役割にしたがって生成される場合がある。
【0021】
本例の例示的応用事例として、
図2に示したネットワーク役割を例として、
図2に示したネットワーク役割を組織化し、
図3に示したネットワーク・モデルを生成するプロセスについて、説明することができる。
【0022】
ブロック102Bでは、各ネットワーク・モデルについて、ネットワーク・モデルにおける種々のネットワーク役割に一又は複数のサービス・ユニットを割り当て、ネットワーク・モデルに割り当てられたサービス・テンプレートを生成する場合がある。
【0023】
一例によれば、サービス・ユニットは、仮想オブジェクトである場合がある。仮想オブジェクトは、vNet、vDev、vController、vLink、vPort、vIPサービス、vセキュリティ・リソース、vHost、又はvAppリソースである場合がある。異なるサービス・ユニットは、異なるサービスを提供する場合がある。
【0024】
vNetは、レイヤ−2及びレイヤ−3のネットワーク・サービスのようなネットワーク・サービスを提供する場合がある。
【0025】
vDevは、種々のデバイス・サービスを提供する場合がある。vDevは、リソース・プールにある従来のスイッチ、ルーター、無線装置、スタック・デバイス、及びSDNデバイスのような様々な種類のネットワーク装置を含み得る。
【0026】
vControllerは、パケットの転送を制御するための装置である場合がある。vControllerは、SDNネットワークに配置されたコントローラでああってもよいし、無線ネットワークに配置されたアクセス・コントローラ(AC)であってもよい。
【0027】
vLinkは、リンク・サービスを提供する場合があり、トポロジー構造におけるリンクである場合がある。
【0028】
vPortは、ポート・サービスを提供する場合があり、リソース・プールに配置されたポート・リソースである場合がある。
【0029】
vIPサービスは、IPアドレスの割り当てやドメインネームの構文解釈のようなIP関連サービスを提供する場合がある。vIPサービスは、リソース・プールに配置されたサービスである場合がある。
【0030】
vSecurityリソースは、セキュリティ・サービスを提供する場合がある。vSecurityは、リソース・プールに配置されたセキュリティ装置又はファイアウォール装置を表す場合がある。
【0031】
vHostは、ホスト・サービスを提供する場合がある。
【0032】
vAppリソースは、アプリケーション・サービスを提供する場合がある。
【0033】
一例によれば、サービス・ユニットは、複数の異なるサブクラスにさらに分割される場合がある。
図4に示されているように、vNetは、vL2Net、vL3Netなどを含む場合がある。vDevは、vRouter、vSwitch、vWirelessDev、Intelligent Resilient Framework(IRF)及び/又はMultiple Device Context(MDC)デバイスのようなvStackDev、vTraditionalDev、並びにvOpenflowDevなどを含み得る。vTraditionalDevは、vRouter、vSwitch、vWirelessDev、及びvStackDevなどを含み得る。
【0034】
なお、この例では、9種類のサービス・ユニットが列挙されているが、ネットワーク技術の発展に伴い、新たなサービス・ユニットが使用される場合もある。
【0035】
一例によれば、サービス・ユニットは、拡張マークアップ言語(XML)/json規格フォーマットを用いて、定義される場合がある。種々のネットワーク・パラメタが、サービス・ユニットに対し、設定される場合がある。ネットワーク・パラメタには、ネットワーク属性、ネットワーク・リソース・リスト、及び方法リストが含まれ得る。
【0036】
ネットワーク属性は、サービス・ユニットの基礎情報、及び、サービス・ユニットのネットワーク・リソースである場合がある。
【0037】
vPortを例として挙げた場合、ネットワーク属性には、vPortが属することができる装置のID、ポートの名前、ポートの状態及び速度のうちの少なくとも1つが含まれ得る。
【0038】
ネットワーク・リソース・リストは、サービス・ユニットにより提供することができるリソースを含み得る。
【0039】
vPortを例として挙げた場合、リソースは、帯域幅を含み得る。帯域幅の属性には、利用可能な帯域幅、及び全帯域幅が含まれ得る。
【0040】
方法リストは、サービス・ユニットのネットワーク・リソースにより実施可能な処理方法を含み得る。処理方法には、サービス・ユニットの包括的動作方法、及び、サービス・ユニットの各ネットワーク・リソースを処理するための処理方法が含まれ得る。
【0041】
例えば、サービス・ユニットがvPortである場合、vPortのネットワーク・パラメタには、ネットワーク属性、ネットワーク・リソース・リスト、及び方法リストが含まれ得る。vPortの属性には、vPortが属することができる装置のID、vPortの名前、vPortの状態及び速度のうちの少なくとも1つが含まれ得る。vPortのネットワーク・リソース・リストには、帯域幅が含まれ得る。帯域幅の属性には、全帯域幅、及び利用可能な帯域幅が含まれ得る。vPortの方法リストには、帯域幅を設定する方法、及び、vPortに関する全体的方法などが含まれ得る。帯域幅を異なるテナントに割り当てる方法等、帯域幅を設定するための複数の方法が存在する場合がある。テナントにしたがって帯域幅を割り当てる方法には、Peak Information Rate(PIR)、及びCommitted Information Rateなどが含まれ得る。vPortに関する全体的方法は、vPortについて全体的に発行されたアクセス制御リスト(ACL)を含み得る。方法に関連するパラメタには、基本パラメタ、及びアドバンスド・パラメタが含まれ得る。帯域幅を制御するために、例えばCIR/Committed Burst Size(CBS)、及びPIR/Excess Burst Size(EBS)のような、多数のパラメタが存在する場合がある。基本パラメタは、単純なサービスにおいて使用される場合があり、アドバンスド・パラメタは、複雑なサービスにおいて使用される場合がある。
【0042】
一例によれば、異なるネットワークの互換性を実施するために、サービス・ユニットのネットワーク・パラメタを定義するときに、異なるネットワークの能力を考慮に入れる場合がある。例えば、本開示の例示的一事例では、SDNネットワーク、仮想ネットワーク、及び物理ネットワークの能力を、考慮に入れる場合がある。例えば、SDNネットワークの能力(SDNネットワークは、OpenFLow技術を用いて実施される場合がある)を考慮に入れる場合、SDNネットワークのコア部分は、Flow Table(FT)である場合がある。SDNプロトコル規格では、スイッチ・ポート、メディア・アクセス・コントロール(MAC)アドレス、VLAN、IPアドレス、及びIPプロトコルのような複数のタプルが、FTの適合特性として考慮に入れられる場合がある。一例によれば、サービス・ユニットを定義するときに、プロトコル規格により定義された適合特性が、サービス・ユニットに対して設定され、その結果、サービス・ユニットは、SDNネットワークと互換性を有する場合がある。
【0043】
一例によれば、サービス・ユニットのネットワーク・パラメタは、
図5に示される構造にしたがって説明することができる。
【0044】
図6から
図8までは、3種類のvPortのネットワーク・パラメタを示す概略図である。
図9から
図11までは、3種類のvLinkのネットワーク・パラメタを示す概略図である。
【0045】
このブロック102Bでは、上記のサービス・ユニットに基づき、テナントによって要求されたサービスにしたがって、異なるサービス・ユニットをネットワーク・モデルの異なるネットワーク役割に割り当て、それによって、ネットワーク・モデルに割り当てられたサービス・テンプレートを生成する場合がある。例えば、異なるサービス・ユニットが、ネットワーク・モデル、すなわち、CA+DCモデルに割り当てられた場合、
図4に示されるようなCA+DCモデルに割り当てられたサービス・テンプレートが、生成される場合がある。一例によれば、サービス・テンプレートは、実際のネットワークを参照して生成される場合がある。あるいは、サービス・テンプレートは、実際のネットワークを参照せずに生成されてもよい。
【0046】
この例では、サービス・テンプレートが、少なくとも1つのサービス・ユニットによって形成される場合があることを、理解することができる。例えば、
図4に示されるサービス・テンプレートは、複数の異なるサービス・ユニットにより形成される場合がある。一例によれば、各サービス・ユニットについて、種々のネットワーク・パラメタが定義される場合がある。サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットは、ネットワーク・パラメタを有する場合がある。
【0047】
ブロック103Bでは、ネットワーク全体のネットワーク・リソースを発見する場合があり、発見されたネットワーク・リソースについて、プーリング処理を実施する場合があり、ネットワーク・リソースを用いてリソース・プールを形成する場合があり、リソース・プールにおけるネットワーク・リソースを、実際のネットワーキング要件にしたがって一又は複数のリソース・ゾーンンに分割する場合がある。リソース・プールにおける各ネットワーク・リソースは、プーリング・リソース・インジケータを有する場合がある。
【0048】
各リソース・ゾーンは、1つのネットワーク・モデルに対応する場合がある。
【0049】
一例によれば、実際のネットワークは、動作状態にあるネットワークである場合がある。実際のネットワークは、物理ネットワーク、仮想ネットワーク、及びSDNネットワークのうちの1つであってもよいし、それらの任意の組み合わせであってもよい。技術の発展に伴い、この例は、他の新しいネットワークにも適用される場合がある。
【0050】
ネットワークをより便利に管理するために、ネットワーク・リソースは、リソース・ゾーンに分割される場合がある。リソース・ゾーンは、仮想ネットワーク分類に属する場合がある。仮想ネットワーク分類は、DC及びCAのような異なるネットワークを同じリソースゾーンに分割する場合がある。同じネットワークが複数のリソース・ゾーンに分割される場合もあり、異なるリソース・ゾーンが同じネットワーク装置を共有する場合もある。
【0051】
一例によれば、実際のネットワークをリソース・ゾーンに分割した後、リソース・ゾーンにネットワーク・モデルを割り当てる場合があり、それによって、リソース・ゾーンは、そのリソース・ゾーンに対応するネットワーク・モデルに割り当てられる。
【0052】
各リソース・ゾーンにネットワーク・モデルを割り当てるための方法は、ネットワーク役割を少なくとも含むネットワーク・モデルを決定することであって、全てのネットワーク・モデルからのリソース・ゾーンにおいて、ネットワーク・リソースのネットワーク役割、位置及び機能に適合するネットワーク役割、位置及び機能を少なくとも含むネットワーク・モデルを決定することと、決定されたネットワーク・モデルをリソース・ゾーンに割り当てることとを含む場合がある。
【0053】
各リソース・ゾーンに、対応するネットワーク・モデルを割り当てる場合がある。リソース・ゾーンとネットワーク・モデルの対応関係は、一対一の対応関係に限られない。1つのネットワークモデルが、複数のリソース・ゾーンに対応する場合がある。すなわち、複数のリソース・ゾーンが、同じネットワーク・モデルに割り当てられる場合がある。
【0054】
リソース・ゾーンにネットワーク・モデルを割り当てた後、そのリソース・ゾーンに対応するネットワーク・モデルにおけるネットワーク役割が、そのリソース・ゾーンの各ネットワーク・リソースに割り当てられる場合がある。ネットワーク役割は、そのリソース・ゾーンにおけるネットワーク・リソースの位置及び機能にしたがって、ネットワーク・リソースに割り当てられる場合がある。
【0055】
一例によれば、リソース・プールは、限定はしないが、次の5種類のネットワーク・リソースを含む場合がある。
【0056】
第1の種類のネットワーク・リソースは、接続ポイント・リソースである場合がある。接続ポイント・リソースは、一又は複数のアクセス・ポートにより形成される場合がある。
【0057】
第2の種類のネットワーク・リソースは、パス・リソースである場合がある。パス・リソースは、末端間パスである場合があり、一又は複数のリンクにより形成される場合がある。
【0058】
第3の種類のネットワーク・リソースは、ロード・バランス(LB)リソースである場合があり、ロード・バランスをとるために使用される場合がある。
【0059】
第4の種類のネットワーク・リソースは、ファイアウォール・リソースである場合があり、アクセス戦略を設定するために使用される場合がある。
【0060】
第5の種類のネットワーク・リソースは、アプリケーション・リソースである場合があり、ネットワーク・アプリケーション・サービスを提供するために使用される場合がある。
【0061】
リソース・プールにおける種々のネットワーク・リソースは、プーリング・リソース・インジケータを有する場合がある。第5の種類のネットワーク・リソースのプーリング・リソース・インジケータは、表1に示すようなものである場合がある。LANアクセス・モード、VPNアクセス・モード、及び無線アクセス・モードのような異なるアクセス・モードについて、接続ポイント・リソースのプーリング・リソース・インジケータは異なる場合がある。
【0062】
【表1】
【0063】
大規模な企業では、ネットワーク管理者又はドメイン管理者により、ネットワーク・リソースについて階層的管理が実施される場合がある。ネットワーク管理者は、ネットワーク全体のネットワーク・リソースをトポロジーによって発見し、発見されたネットワーク・リソースをプールし、ネットワーク・リソースを用いてリソース・プールを構成する場合がある。各リソース・ゾーンのドメイン管理者は、リソース・ゾーンのネットワーク・モデルにおける種々のネットワーク役割にしたがって、そのリソース・ゾーンを構成するためのネットワーク・リソースを、リソース・プールにおいて選択する場合がある。ドメイン管理者は、それらのネットワーク・リソースを使用することができるが、それらのネットワーク・リソースを発見することはできない。
【0064】
小さな企業では、ネットワーク・リソースは、ネットワーク管理者によって、リソース・ゾーンにおいてトポロジーによって発見される場合があり、リソース・プールは、それらのネットワーク・リソースを用いて形成される場合がある。
【0065】
ネットワーク・リソースは、次の方法を用いて発見される場合がある。
【0066】
1)ネットワークの探索範囲を決定する。例えば、探索範囲は、全ネットワーク範囲であってもよいし、1つのリソース・ゾーンであってもよい。
【0067】
2)全てのノード及びリンクを、トポロジーによって、探索範囲において発見する。
【0068】
3)それらのノード及びリンクを用いて、種々のリソースをリソース・プールに構成する。
【0069】
ノードのネットワーク位置、及びアクセス状況によっては、ノードをプールする必要があるか否か、及び、ノードのどのリソースをプールすることができるかに関する判断が行われる場合がある。もしノードをプールする必要がある場合、プールすることができるノードのリソースは、接続ポイントリソース及びLBリソースのような一種類又は複数種類のリソースを形成するために使用される場合がある。リンクに関連する装置、ポート、及び帯域幅などによっては、リンクは、リソース・プールにおけるパス・リソースである場合がある。リソース・プール、及びサービス・テンプレートが生成された後、ネットワーク構成の自動デプロイメントは、完了する場合がある。
【0070】
図12は、本開示の一例による、自動デプロイ式ネットワーク構成のためのプロセスを示すフロー図である。
図12に示されてるように、この方法は、次のブロックを含む場合がある。
【0071】
ブロック1201では、テナントからサービス要求を受信する場合がある。サービス要求は、サービス・タイプ、及びテナント情報を含む場合がある。
【0072】
ブロック1202では、サービス・タイプにしたがって、テナントにより要求されたサービスを提供することができるサービス・テンプレートを発見する場合がある。
【0073】
ブロック1203では、リソース・プールから、そのサービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンを発見する場合がある。
【0074】
ブロック1203は、サービス・テンプレートを割り当てることができる相手方のネットワーク・モデルを識別することと、リソース・プールから、そのサービス・テンプレートを割り当てることができる相手方のネットワーク・モデルに対応するリソース・ゾーンを探索することと、そのリソース・ゾーンをそのサービス・テンプレートに適合するものとして選択することとを含む。
【0075】
ブロック1203では、1以上のリソース・ゾーンを発見する場合がある。1つのリソース・ゾーンが発見された場合、そのリソース・ゾーンから、サービス・テンプレートにおける各サービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースを発見する場合がある。2以上のリソース・ゾーンが発見された場合、リソース・ゾーンにおける種々のネットワーク・リソースと、サービス・ユニットとの間の適合率を向上させるために、2以上のリソース・ゾーンから、サービス・テンプレートに最も良好に適合する1つのリソース・ゾーンを発見し、選択されたリソース・ゾーンから、サービス・テンプレートにおける各サービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースを発見する場合がある。
【0076】
サービス・テンプレートに最も良好に適合する1つのリソース・ゾーンは、次のパラメタにしたがって、2以上のリソース・ゾーンから選択される場合がある。
【0077】
サービス・テンプレートに最も良好に適合するリソース・ゾーンは、テナントの特性及び接続ポイントにしたがって選択される場合がある。
【0078】
テナントは、集合概念である場合がある。テナントは、管理特性、及びサービス特性を有する場合がある。管理特性には、テナントの名称、テナントのインダクション、及び、テナントのemailなどが含まれ得る。サービス特性には、LANアクセス・モード、仮想私設ネットワーク(VPN)アクセス・モード、及び無線アクセス・モードのような、テナントにより使用可能な接続モードが含まれ得る。テナントのサービス特性は、上記の適合処理に影響を及ぼすことがある。例えば、テナントにより使用可能な接続モードがLANアクセス・モードである場合、実際のネットワークでは、LAN接続ポイントが使用される場合がある。テナントの接続モード又は種々の接続ポイントのリソース・ゾーンは、ブロック1203において発見された2以上の接続ポイントの中から、テナントにより使用される接続モード又は種々の接続ポイントにしたがって決定される場合がある。もし決定されたリソース・ゾーンの数が1である場合、決定されたリソース・ゾーンは、サービス・テンプレートに最も良好に適合するリソース・ゾーンとして選択される場合がある。もし決定されたリソース・ゾーンの数が1よりも大きかった場合、サービス・テンプレートに最も良好に適合する1つのリソース・ゾーンは、決定されたリソース・ゾーンから、テナントにより要求されたサービスにしたがって発見される場合がある。
【0079】
サービス・テンプレートに最も良好に適合するリソース・ゾーンは、テナントにより要求されたサービスにしたがって選択される場合がある。
【0080】
テナントにより要求されたサービスは、サービス・テンプレートに対応する場合がある。一例によれば、ブロック102Bでは、サービス・テンプレートが全ての可能なサービスに対応することを確保するために、テナントにより要求されたサービスにしたがって、サービス・テンプレートを生成する場合がある。
【0081】
データ・センターのエッジ・アクセス層のアクセス・インタフェースの位置は、テナントにより要求されたサービスにしたがって決定される場合がある。例えば、もしテナントにより要求されたサービスがService Advertising Protocol(SAP)サービスである場合、データ・センターは、2つのSAPサーバを提供する場合がある。テナントに割り当てられたSAPサーバは、SAPサーバ1である場合がある。データ・センターのエッジ・アクセス層のアクセス・インタフェースの位置は、複数のリソース・ゾーンからSAPサーバ1を含むリソース・ゾーンを発見するために、決定される場合がある。もしサービス・テンプレートに最も良好に適合するリソース・ゾーンの数が1である場合、サービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースは、そのリソース・ゾーンから発見される場合がある。もしサービス・テンプレートに最も良好に適合可能なリソース・ゾーンの数が1よりも大きかった場合、それらのリソース・ゾーンから1つのリソース・ゾーンが選択され、そのリソース・ゾーンが、サービス・テンプレートに最も良好に適合するリソース・ゾーンとして選択される場合がある。
【0082】
ブロック1204では、適合するリソース・ゾーンから、サービス・テンプレートのサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースを発見する場合がある。
【0083】
一例によれば、リソース・ゾーンからサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースを探索するための方法は、サービス・テンプレートにおけるそのサービス・ユニットのネットワーク役割を識別することと、リソース・ゾーンから、サービス・テンプレートにおけるそのサービス・ユニットのネットワーク役割と同じであってもよいネットワーク位置及び機能を有するネットワーク・リソースを探索することとを含む場合がある。
図13は、本開示の一例による、サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットと、リソース・プールのリソース・ゾーンにあるネットワーク・リソースとの間の適合関係を示す概略図である。
【0084】
もしサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースが、リソース・ゾーンから全く発見されなかった場合、1つのネットワーク・リソースが、そのサービス・ユニットに対して指定される場合がある。
【0085】
ブロック1205では、サービス・ユニットとネットワーク・リソースとの間の適合処理が完了した後、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタが、ネットワーク・リソースへ送信される場合がある。
【0086】
本開示の一例によれば、設定されたネットワーク・パラメタをサービス・ユニットからネットワーク・リソースへ送信する方法は、
ネットワーク・リソースのネットワークを識別することと、
ネットワーク・リソースのネットワークが物理ネットワークである場合、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタをネットワーク・リソースへ送信することと、
ネットワーク・リソースのネットワークがSDNネットワークである場合、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタをフロー・テーブル規則に変換し、フロー・テーブル規則をSDNネットワークにおけるコントローラへ送信し、それによってコントローラが、フロー・テーブル規則を保存し、又はフロー・テーブル規則をネットワーク・リソースへ送信できるようにすることと、
ネットワーク・リソースのネットワークが仮想ネットワークである場合、仮想ネットワークを管理するために、ネットワーク・リソースのインタフェースを呼び出し、又は、管理システムにより提供されるインタフェースを呼び出すことによって、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタをネットワーク・リソースへ送信することと
を含む場合がある。
【0087】
なお、一例によれば、テナントにより要求されたサービスが正常に実行できることを確保するために、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタをネットワーク・リソースへ送信する前に、管理者は、サービス・ユニットのネットワーク・パラメタを、テナントにより要求されたサービスにしたがって調節する場合がある。例えば、もしテナントがホストに請求をする場合、テナントからホストへのリンクは、全パスである場合がある。全パスは、複数のポートに接続される場合があるため、リンクの帯域幅は、それらのポートの最小帯域幅である場合がある。複数のリンクが同じポートを共有する場合があるので、ポートの利用可能な帯域幅がテナントにとって十分であるか否かの判断がなされる場合がある。もし利用可能な帯域幅が十分ではない場合、ネットワーク・パラメタをポートに対応するネットワーク装置へ送信するときに、ネットワーク・パラメタにおけるポートの最大利用可能帯域幅は、増大される場合がある。あるいは、テナントにより要求されたサービスを果たすために、ポートにより許容される帯域幅は、増大される場合がある。
【0088】
テナントにより要求されたサービスに適合するサービス・テンプレートにおける各サービス・ユニットのネットワーク・パラメタを、リソース・ゾーンにおけるそのサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースへ送信した後、テナントにより要求されたサービスにネットワーク・リソースを割り当てる処理は完了する場合がある。したがって、テナントにより要求されたサービスが実行される場合がある。例えば、CAの際にユーザは、Emailアプリケーションのようなサービスを購入する場合があり、CAの際にWANを介してデータ・センターにアクセスする処理は、
図12に示したフローを用いて実現される場合がある。そして、テナントは、CAの接続ポイントを介してCAにアクセスし、WANを介してデータ・センター・ネットワークに接続し、データ・センターのVPN接続ポイントを介してデータ・センター・ネットワークにアクセスし、Emailサービスホストに接続されたエッジ・アクセス・デバイスにアクセスし、Emailサービスにアクセスする場合がある。リンク全体は、ネットワーク・スライス、すなわちテナントのネットワーク・スライスであるとみなされる場合がある。テナントは、データ・センターの存在を全く知らない場合がある。テナントが知ることができるものは、スライスされたネットワークである。異なるテナントのネットワーク・アクセスの分離が実施される場合があり、それによって、ネットワーク・アクセス速度が向上される場合がある。
【0089】
図12に示したフロー図から、本開示の一例では、サービス・テンプレートは、実際のネットワークにおけるリソース・ゾーンに適合する場合があり、サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースは、リソース・ゾーンから発見される場合があり、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタは、サービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースへ送信される場合があることを、理解することができる。したがって、ネットワーク構成の高度な管理を実施することができ、また、実際のネットワークにおけるネットワーク・リソースのネットワーク構成を自動的にデプロイすることができる。ネットワーク・リソースの自動デプロイメントによれば、ネットワーク管理者の煩わしさは、軽減される場合がある。
【0090】
もし異なるテナントが、異なるサービスを請求する場合、リソース・プールにあるネットワーク・リソースは、複数回にわたって割り当てられる場合がある。多数のテナント及びネットワーク・リソースが存在することがあるので、それらのネットワーク・リソースをどのように管理するかは、緊急課題である場合がある。本開示の一例により提供されるネットワーク・リソース・プールを管理し、及びモニタリングする手段については、以下に記載される。
【0091】
ブロック1201から1204までにおいて、サービス・ユニットとネットワーク・リソースとの間の適合処理が実施された後、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタが、ネットワーク・リソースへ送信される場合があり、ネットワーク・リソースが、テナントに割り当てられる場合があり、使用状態情報が、更新される場合がある。ネットワーク・リソースの使用状態情報を更新する方法は、ネットワーク・リソースの使用状態を更新することと、ネットワーク・リソースの使用量及び残量を更新すること、又は、ネットワーク・リソースの使用状態、使用量、及び残量を更新することを含む場合がある。
【0092】
もしサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースが、排他的リソースである場合、そのネットワーク・リソースの使用状態は、「使用中」に設定され、使用量及と残量は、記録されない場合がある。もしサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースが、共有リソースである場合、そのネットワーク・リソースの使用状態は、「未使用」である場合がある。ネットワーク・リソースの使用状態は、「使用中」に更新される場合がある。もしネットワーク・リソースの使用状態が「使用中」である場合、使用状態は維持され、そのネットワーク・リソースの使用量及び残量は、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタの値にしたがって更新される場合がある。ネットワーク・リソースのリース時間が記録される場合がある。その後の問合せに備えて、テナント情報、テナントにより使用されたネットワーク・リソースの量、及び、ネットワーク・リソースのリース期間が記録される場合がある。
【0093】
もしサービス・ユニットがvPortである場合、そのvPortのリソースは、帯域幅を含む場合がある。帯域幅の属性には、全帯域幅、及び利用可能な帯域幅が含まれ得る。本方法は、帯域幅のCIRを制限することを含む場合がある。サービス・テンプレートが作成されたときに、もしvPortの帯域幅のCIRが2Mに設定され、かつ、vPortに適合するネットワーク・リソースにおけるポートの帯域幅変数の値が5Mである場合、テナントにより使用されるネットワーク・ポート・リソースの帯域幅は、2Mである場合があり、ネットワーク・ポート・リソースの残りの帯域幅は、5M−2M=3Mである場合がある。
【0094】
ネットワーク・リソースの各プーリング・リソース・インジケータの使用状態、使用量、及び残量は、それぞれ記録される場合がある。
【0095】
各ネットワーク・リソースについて、ネットワーク・リソースの各プーリング・リソース・インジケータの使用状態、使用量、及び残量はそれぞれ、更新される場合がある。例えば、接続ポイント・リソースに関しては、ポートの使用状態、使用量、及び残量、並びに、VLAN、IPアドレス・セグメント、及び帯域幅が、更新される場合がある。もしネットワーク・リソースが排他的ポートのような排他的リソースである場合、そのネットワーク・リソースが使用されているか否かにしたがって、使用状態が更新される場合がある。使用状態には、「未使用」及び「使用」が含まれる場合がある。もしネットワーク・リソースが共有ポートのような共有リソースである場合、そのネットワーク・リソースの使用量、及び残量が、そのネットワーク・リソースの使用状態とともに、更新される場合がある。
【0096】
もしリソース・プールにあるネットワーク・リソースのリース時間が経過した場合、リース時間が開始されたときにネットワーク・リソースへ送信されたネットワーク・パラメタは削除される場合があり、ネットワーク・リソースの使用状態は更新される場合があり、ネットワーク・リソースの使用量及び残量は更新される場合があり、又は、ネットワーク・リソースの使用状態、使用量、及び残量は更新される場合がある。
【0097】
例えば、排他的リソースのリース時間が経過したとき、ネットワーク・リソースの使用状態は、「未使用」に変更される場合がある。リソース・プールにある共有リソースのリース時間が経過した場合、ネットワーク・リソースの使用量及び残量は、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタの値にしたがって更新される場合がある。もし使用量がゼロであれば、ネットワーク・リソースの使用状態は、「未使用」に更新される場合がある。
【0098】
例えば、もし、あるネットワーク・ポート・リソースの残りの帯域幅が3Mであり、そのネットワーク・ポート・リソースの使用帯域幅が2Mであり、ネットワーク・リソースのリース時間が経過し、かつ、ネットワーク・リソースに適合するサービス・ユニットに対して設定されたCIRが2Mである場合、ネットワーク・ポート・リソースの残りの帯域幅は、3M+2M=5Mとなる場合があり、使用帯域幅はゼロとなる場合がある。このネットワーク・ポート・リソースは、いずれのテナントによっても使用されないので、ネットワーク・ポート・リソースの使用状態は、「未使用」として復元される場合がある。
【0099】
さらに、本開示の一例によれば、各ネットワーク・リソースの健康状態は、リソース・プールにある各ネットワーク・リソースの使用状態、使用量、残量、及びヘルス・インジケータにしたがって、適時に計算される場合がある。
【0100】
本開示の一例によれば、各ネットワーク・リソースにおける各プーリング・リソース・インジケータについて、ヘルス・インジケータが設定される場合がある。各プーリング・リソース・インジケータの健康状態は、各プーリング・リソース・インジケータの使用状態にしたがって決定される場合もあれば、各プーリング・リソース・インジケータの使用状態、使用量、残量、及びヘルス・インジケータにしたがって決定される場合もある。ネットワーク・リソースの健康状態は、ネットワーク・リソースのヘルス・インジケータ、及び、各プーリング・リソース・インジケータの健康状態にしたがって決定される場合がある。例えば、帯域幅について、帯域幅上限、及び帯域幅下限が設定される場合がある。もし残りの帯域幅が帯域幅下限よりも大きく、かつ、帯域幅上限よりも小さい場合、帯域幅の健康状態は、健康である場合がある。
【0101】
図14は、本開示の一例による、ブロック1204に記載した、サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットと、リソース・ゾーンにおけるネットワーク・リソースとを適合させる方法を示すフロー図である。
図14に示されてるように、この方法は、次のブロックを含む場合がある。
【0102】
ブロック1401では、各リソース・ゾーンについて、リソース・ゾーンが、ネットワーク・モデルにおけるそのリソース・ゾーンの各ネットワーク・リソースのネットワーク役割にしたがって、一又は複数のネットワーク・モデル役割ゾーンに分割される場合がある。
【0103】
1つのネットワーク・リソースが、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンに属する場合がある。一例によれば、1つのネットワーク・リソースは、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンのみに属する場合がある。
【0104】
何個のネットワーク・モデル役割ゾーンが分割されるかに関する決定は、ネットワーク・モデルにおけるネットワーク役割のタイプにしたがって行われる場合がある。ネットワーク・モデルにおけるネットワーク役割のタイプの数は、リソース・ゾーンを分割することによって得られるネットワーク・モデル役割ゾーンの数と同じである場合がある。ネットワーク役割は、ネットワーク位置及び機能にしたがって分割される場合がある。ブロック101Bにおいてネットワーク役割が生成されるときに、ネットワーク・モデルにおけるネットワーク役割の数は、既に決定されている場合がある。
図3の例に示したキャンパス・アクセス+DCネットワーク・モデルは、4種類のネットワーク役割、すなわち、キャンパス・アクセス、DCコア、DC分配、及びDCエッジを含む場合がある。
【0105】
ブロック1402では、各サービス・テンプレートについて、サービス・テンプレートが、ネットワーク・モデルにおけるサービス・テンプレートの各サービス・ユニットのネットワーク役割にしたがって、一又は複数のネットワーク・モデル役割ゾーンに分割される場合がある。
【0106】
1つのサービス・ユニットが、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンに属する場合がある。一例によれば、1つのサービス・ユニットは、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンのみに属する場合がある。
【0107】
ブロック1403では、テナントからサービス要求を受信する場合がある。サービス要求は、サービスのタイプを含む場合がある。
【0108】
ブロック1404では、サービスを提供することができるサービス・テンプレートが、テナントにより要求されたサービスのタイプにしたがって、発見される場合がある。
【0109】
ブロック1405では、サービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンが、リソース・プールから発見される場合がある。
【0110】
ブロック1406では、サービス・テンプレートにおける各サービス・ユニットについて、そのサービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンから、そのサービス・ユニットが属することができるネットワーク・モデル役割ゾーンにしたがって、ネットワーク・リソースが発見される場合がある。このネットワーク・リソースが属することができるネットワーク・モデル役割ゾーンは、サービス・ユニットが属することができるネットワーク・モデル役割ゾーンと同じである場合があり、ネットワーク・リソースは、サービス・ユニットに適合する場合がある。
【0111】
ネットワーク・モデル役割にしたがってリソース・ゾーン及びサービス・テンプレートをどのようにして分割するか、及び、サービス・テンプレートとリソース・ゾーンとをどのようにして適合させるかについては、以下に記載される。
【0112】
図15は、本開示の一例による、ネットワーク役割に基づいてリソース・ゾーン及びサービス・テンプレートを分割する方法を示すフロー図である。
図15に示されているように、この方法は、次のブロックを含む場合がある。
【0113】
ブロック1501では、いずれかのリソース・ゾーンについて、リソース・ゾーンをイメージZG=(ZV,ZE)として抽象化することができる。
【0114】
ZVは、イメージにおける一組のノードである場合があり、ZEは、イメージの一組のエッジである場合がある。ZVは、リソース・ゾーンにおける一組のノードである場合がある。ZEは、一組のリンクである場合があり、各リンクは、2つのネットワーク・ノードの間に設定される場合がある。
【0115】
各エッジは、ドット対(uz,wz)、uz、及びwz∈ZVとして表される場合がある。∈は、「属する」ことを表し、uz及びwzは、リソース・ゾーンにおいてリンク関係を有する任意の2つのネットワーク・ノードである場合がある。
【0116】
ブロック1502では、ネットワーク・モデルにおけるリソース・ゾーンの各ネットワーク・ノードのネットワーク役割にしたがって、ZVにおけるネットワーク・ノードをk個(k≧1)のネットワーク・モデル役割ゾーンに分割する場合がある。このk個のネットワーク・モデル役割ゾーンは、ZG
0、ZG
1、ZG
2、…及びZG
k−1である場合がある。ZG
0+ZG
1+ZG
2+…+ZG
k−1=ZG、i≠j(0≦i,j≦k−1)、ZG
i∩ZG
j=
【0117】
【数1】
【0118】
であり、∩は、交差(共通集合)を表す場合があり、
【0119】
【数2】
【0120】
は、空集合を表す場合がある。すなわち、種々のネットワーク・ノード及びリンクを含み、各リンクをそれらのネットワーク・ノードのうちの2つの間に設定することができる1つのネットワーク・リソースは、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンのみに属する場合がある。
【0121】
任意のノードuz∈ZGについて、P[uz]は、uzが属することができるネットワーク・モデル役割ゾーンを表す場合があり、1≦P[uz]≦kである。すなわち、uzは、ネットワーク・モデル役割ゾーンZG
mに属することができ、(0≦m≦k−1)であり、P[uz]=m+1である。
【0122】
図16に示すように、種々のリソース・ゾーン及びリンク(各リンクはネットワーク・ノードuz
b、uz
1−uz
n−2及びuz
eのうちの2つの間に設定することができる)におけるネットワーク・ノードuz
b、uz
1−uz
n−2、及びuz
eは、ネットワーク役割にしたがって、k−1個のネットワーク・モデル役割ゾーンに分割される場合がある。
【0123】
例えば、リソース・プールにおけるあるリソース・ゾーンについて、ネットワーク・モデルにおけるそのリソース・ゾーンのネットワーク・ノードのネットワーク役割にしたがって、リソース・ゾーンを4つのネットワーク・モデル役割ゾーンに分割する場合がある。4つのネットワーク・モデル役割ゾーンは、キャンパス・アクセス、DCコア、DC分配、及びDCエッジを含む場合がある。ネットワーク・モデル役割ゾーンの各々におけるネットワーク・リソースは、異なる場合がある。
【0124】
ブロック1503では、任意のサービス・テンプレートについて、サービス・テンプレートをイメージSG=(SV,SE)に抽象化することができる。SVは、イメージにおける一組のノードである場合があり、SEは、イメージの一組のエッジである場合がある。SVは、サービス・テンプレートにおける一組のサービス・ユニットである場合があり、SEは、一組のvLinkである場合があり、各vLinkは、サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットのうちの任意の2つの間に設定される場合がある。
【0125】
各エッジは、ドット対(us,ws)として表される場合があり、us及びws∈SVである。すなわち、us及びwsは、サービス・テンプレートにおいて仮想リンク関係を有するサービス・ユニットのうちの任意の2つである場合がある。
【0126】
ノードの重みは、サービス・ユニットに対して設定された属性、リソース、又は方法として表される場合がある。エッジの重みは、vLinkタイプのサービス・ユニットの属性、リソース、又は方法として表される場合がある。
【0127】
ブロック1504では、ネットワーク・モデルにおけるサービス・ユニットのネットワーク役割にしたがって、SVにおけるサービス・ユニットをq個(q≧1)のネットワーク・モデル役割ゾーンに分割する場合がある。q個のネットワーク・モデル役割ゾーンは、SG
0、SG
1、SG
2、…及びSG
q−1、i≠j(0≦i,j≦q−1)、SG
i∩SG
j=
【0128】
【数3】
【0129】
である場合を仮定することができる。
【0130】
【数4】
【0131】
は空集合を表す場合がある。すなわち、1つのサービス・ユニットは、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンのみに属する場合がある。
【0132】
任意のサービス・ユニットus∈SGについて、P[us]は、usが属することができるネットワーク・モデル役割ゾーンを表す場合があり、1≦P[us]≦qである。もしusがネットワーク・モデル役割ゾーンSG
p(0≦p≦q−1)に属する場合、P[us]=p+1である。
【0133】
また、もしあるノードが、ネットワーク・モデル役割ゾーンのエッジ・ノードである場合、そのノードの交差ゾーン・エッジ数が記録される場合がある。例えば、もしネットワーク・モデル役割ゾーン(すなわち、キャンパス)におけるエッジ・ノードxの2つのエッジが、2つのネットワーク・モデル役割ゾーン(すなわち、キャンパス・アクセス及びDCコア)にわたって設定された場合、ノードxの交差ゾーン・エッジ数は2となる場合がある。
【0134】
図17に示されるように、サービス・ユニットus
b、us
1−us
m−2、及びus
e並びに種々のリンク(各リンクは、サービス・ユニットus
b、us
1−us
m−2、及びus
eのうちの2つの間に設定される場合がある)は、ネットワーク役割にしたがって、q−1個のネットワーク・モデル役割ゾーンSG
0、SG
1、…及びSG
q−1に分割される場合がある。
【0135】
例えば、サービス・テンプレートは、複数のサービス・ユニットにより形成される場合がある。サービス・ユニットは、4つのネットワーク・モデル役割ゾーン、すなわち、キャンパス・アクセス、DCコア、DC分配、及びDCエッジに分割される場合がある。ネットワーク・モデル役割ゾーンの各々におけるサービス・ユニットは、異なる場合がある。
【0136】
リソース・ゾーン及びサービス・テンプレートがネットワーク・モデル役割にしたがって分割された後、サービス・テンプレートとリソース・ゾーンとを適合させる処理が実施される場合がある。
【0137】
図18は、本開示の一例による、サービス・テンプレートとリソース・ゾーンとを適合させる他の方法を示すフロー図である。
図18に示されるように、この方法は、次のブロックを含む場合がある。
【0138】
ブロック1801では、テナントからサービス要求を受け取る場合がある。サービス要求は、テナントにより要求されたサービスのタイプ、及びテナント情報を含む場合がある。
【0139】
ブロック1802では、テナントにより要求されたサービスのタイプにしたがって、そのサービスを提供することができるサービス・テンプレートを発見する場合がある。
【0140】
ブロック1803では、リソース・プールから、そのサービス・テンプレートに適合するサービス・ゾーンを発見する場合がある。
【0141】
ブロック1804では、テナント情報uz
b∈ZG
0におけるアクセス・ポイントの情報にしたがって、リソース・ゾーンにおけるテナントのアクセス・ポイントに対応するネットワーク・ノードuz
bを取得する場合がある。次の条件を満たすサービス・ノードが、テナントにより要求されたサービス・テンプレートの最初のネットワーク・モデル役割ゾーンSG
0=(SV
0,SE
0)において発見される場合がある。このノードは、アクセス・エッジを有しない場合があり、このノードの重みにおけるデバイス・タイプは、アクセス・デバイスである場合があり、P(us
b)=P(uz
b)である。一例によれば、リソース・ゾーンとサービス・テンプレートとの適合処理は、uz
bとus
bとの適合処理から開始される場合がある。uz
b及びus
bは、適合開始点として選択され、s
b及びuz
bは、「適合した」ものとしてマーキングされる場合がある。ZG
0は、適合リソース・ゾーンにおける最初のネットワーク・モデル役割ゾーンである。
【0142】
関数P(us
b)=P(uz
b)は、ノードus
bとuz
bが、同じネットワーク・モデル役割ゾーンに配置される場合があることを意味する場合がある。
【0143】
テナント情報は、テナントのアクセス・ポイント情報を含む場合がある。アクセス・ポイントに対応するネットワーク・ノードuz
bは、アクセス・ポイント情報にしたがって、リソース・ゾーンから発見される場合がある。
【0144】
図19は、本開示の一例による、サービス・テンプレートとリソース・ゾーンとをどのようにして適合させるかを示す概略図である。
図19に示されるように、サービス・テンプレート、及び、リソース・ゾーンのネットワーク・モデルについて適合処理を実施するとき、適合開始点、すなわち、uz
b∈ZG
0は、テナントのアクセス・ポイント情報にしたがって、最初のネットワーク・モデル役割ゾーンから発見される場合がある。ノードus
b(ノードus
bは、アクセス・エッジを有しない場合があり、重みにおけるデバイス・タイプは、アクセス・デバイスであり、(us
b)=P(uz
b)である場合がある)は、サービス・テンプレートの最初のネットワーク・モデル役割ゾーン、すなわち、SG
0=(SV
0,SE
0)から発見される場合がある。したがって、us
b及びuz
bは互いに適合する場合がある。
【0145】
ブロック1805では、テナントにより要求されたサービスのタイプにしたがって、リソース・ゾーンにおいてテナントによりアクセスされるサービス・ノード、すなわちuz
e∈ZG
k−1を取得する場合があり、SG
k−1からus
e∈SG
k−1を発見する場合があり、P(us
e)=P(uz
e)である。一例によれば、リソース・ゾーンとサービス・テンプレートとの適合処理は、us
eとuz
eとの適合処理で終了する場合があり、us
e及びuz
eは、適合終了点として選択される場合があり、us
e及びuz
eは、「適合した」ものしてマーキングされる場合がある。ZG
k−1は、サービス・テンプレートの最後のネットワーク・モデル役割ゾーンである場合があり、kは、サービス・テンプレート及びリソース・ゾーンのネットワーク・モデル役割ゾーンの総数である場合がある。
【0146】
テナントにより要求されたサービスのタイプによっては、サービスを提供することができるノードは、リソース・ゾーンから発見される場合がある。ノードは、テナントによりアクセスされるべきサービス・ノードuz
eである場合があり、サービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンの最後のノード、すなわち、終了点である場合がある。
【0147】
図19を参照すると、テナントにより要求されたサービスのタイプによっては、サービス・ノード、すなわち、uz
e∈ZG
k−1は、リソース・ゾーンから発見される場合があり、uz
eが、リソース・ゾーンにおける適合終了点である場合がある。さらに、uz
eに適合するus
eが、サービス・テンプレートの最後のネットワーク・モデル役割ゾーン、すなわち、SG
k−1から発見される場合がある。
【0148】
ブロック1806では、us
b及びuz
bを適合開始点として選択する場合があり、us
eびuz
eを適合終了点として選択する場合がある。サービス・テンプレートにおいてus
bとus
eの間にある各ノードus
iについて、リソース・ゾーンから、ノードuz
iを発見する場合がある。ノードuz
i及びus
iは、同じネットワーク・モデル役割ゾーンに属する場合があり、uz
iのタイプ及び重みは、ノードus
iのタイプ及び重みに適合する場合がある。ノードus
iに適合するノードuz
iが発見された場合、uz
i及びus
iは、「適合した」ものとしてマーキングされる場合がある。
【0149】
図19を参照すると、サービス・テンプレートのus
bから開始して、us
b、us
1、us
2、us
3、・・・、us
n−3、us
n−2、及びus
eにそれぞれ適合するリソース・ゾーンにおけるノードが探索され、同様にノードus
eに適合するノードが発見されるまで探索される場合がある。
【0150】
もしサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースがリソース・ゾーンにおいて発見されなかった場合、リソース・ゾーンにおけるあるネットワーク・リソースが、サービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースとして指定される場合がある。
【0151】
ノードの重み適合は、サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットの属性、リソース、及び方法が、リソース・ゾーンにおけるネットワーク・リソースの属性、リソース、及び方法にそれぞれ適合する場合があることを意味する。
【0152】
例えば、サービス・ユニットは、vDevである場合があり、vDevは、vRouter及びvSwitchのような他のサービス・ユニットをさらに含む場合がある。各サービス・ユニットは、その属性、リソース、及び方法を有する場合がある。リソース・ゾーンにあるネットワーク装置には、ルーター、及びスイッチなどが含まれ得る。サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニット、及び、リソース・ゾーンにおけるネットワーク装置に対して適合処理を実施するとき、適合処理は、サービス・ユニットのタイプが、ネットワーク装置のものと適合するか否かを判断するために実施される場合がある。もしサービス・ユニットのタイプがネットワーク装置のものに適合する場合、適合処理は、サービス・ユニットの属性、リソース、及び方法が、リソース・ゾーンにあるネットワーク装置の属性、リソース、及び方法にそれぞれ適合するか否かを判断するために実施される場合がある。もし、サービス・ユニットの属性、リソース、及び方法が、リソース・ゾーンにあるネットワーク装置の属性、リソース、及び方法にそれぞれ適合する場合、サービス・ユニットは、ネットワーク装置に適合する場合がある。
【0153】
例えば、サービス・ユニット、すなわちvPortの基本属性には、装置_id、名前、状態、速度、及びaclが含まれ得る。リソースには、帯域幅が含まれ得る。帯域幅の属性には、全帯域幅、及び利用可能な帯域幅が含まれ得る。本方法は、帯域幅のCIRを制限することを含む場合がある。管理者がサービス・テンプレートを作成するときに、もしvPortの帯域幅のCIRが「2M」に設定され、かつ、リソース・ゾーンから発見されたvPortのネットワーク・モデルと同じネットワーク・モデルに属するネットワーク装置のポートの利用可能な帯域幅の値が「5M」である場合、5Mは2Mよりも大きいので、vPortは、リソース・ゾーンにおけるネットワーク・ポート・リソースに適合する場合がある。
【0154】
ブロック1807では、サービス・テンプレートにおける各サービス・ユニットの属性及び方法を、サービス・ユニットに適合するネットワーク・ノード、すなわち、ネットワーク・リソースへ送信する場合がある。
【0155】
図20は、本開示の一例による、ネットワーク構成自動デプロイメント装置を示す概略図である。
図20を参照すると、この装置は、サービス要求処理モジュール201を含む場合がある。
【0156】
サービス要求処理モジュール201は、テナントによって割り当てられたサービスのタイプにしたがってサービスを提供するサービス・テンプレートを探索し、リソース・プールから、そのサービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンを探索し、そのリソース・ゾーンから、サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースを探索し、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタをそのネットワーク・リソースへ送信するためのものである場合がある。
【0157】
ネットワーク構成自動デプロイメント装置は、ネットワーク・モデル生成モジュール202、サービス・テンプレート生成モジュール203、及びリソース・ゾーン分割モジュール204をさらに含む場合がある。
【0158】
ネットワーク・モデル生成モジュール202は、ネットワーク役割を用いてネットワーク・モデルを生成するためのものである場合がある。
【0159】
サービス・テンプレート生成モジュール203は、ネットワーク・モデルにおけるネットワーク役割にサービス・ユニットを割り当て、ネットワーク・モデルに割り当てられたサービス・テンプレートを生成するためのものである場合がある。
【0160】
リソース・ゾーン分割モジュール204は、実際のネットワークにおけるネットワーク・リソースについてプーリング処理を実施し、リソース・プールを生成し、リソース・プールにおけるネットワーク・リソースをリソース・ゾーンに分割し、リソース・ゾーンに、対応するネットワーク・モデルを割り当てるためのものである場合がある。
【0161】
一例によれば、ネットワーク・モデルは、物理ネットワーク、仮想ネットワーク、及びSDNネットワークのうちの1つ、又はそれらの任意の組み合わせに適用される場合がある。実際のネットワークは、物理ネットワーク、仮想ネットワーク、及びSDNネットワークのうちの1つであってもよいし、それらの任意の組み合わせであってもよい。技術の発展に伴い、この装置は、他の新しいネットワークにも適用される場合がある。
【0162】
一例によれば、リソース・ゾーン分割モジュール204はさらに、ネットワーク・リソースの探索範囲を決定し、探索範囲にある全てのノード及びリンクをトポロジーによって探索し、それらのノード及びリンクを用いてリソース・プールにネットワーク・リソースを形成するためのものである場合がある。
【0163】
サービス要求処理モジュール201は、
実際のネットワークが物理ネットワークである場合、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタをネットワーク・リソースへ送信し、
実際のネットワークがSDNネットワークである場合、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタをフロー・テーブル規則に変換し、フロー・テーブルを、SDN(Software Defined Networking)ネットワークにあるコントローラへ送信し、コントローラが、フロー・テーブル規則を記憶し、又はフロー・テーブル規則をネットワーク・リソースへ送信し、
実際のネットワークが仮想ネットワークである場合、ネットワーク・リソースのインタフェース、又は、仮想ネットワークを管理している管理システムにより提供されるインタフェースを呼び出すことにより、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタをネットワーク・リソースへ送信すること
をさらに含む場合がある。
【0164】
リソース・ゾーン分割モジュール204はさらに、ネットワーク・リソースのものに適合するネットワーク役割、位置、及び機能を少なくとも備えるネットワーク・モデルをリソース・ゾーンにおいて決定し、決定されたネットワーク・モデルをリソース・ゾーンに割り当てるためのものである場合がある。
【0165】
サービス要求処理モジュール201はさらに、サービス・テンプレートが割り当てられたネットワーク・モデルを識別し、リソース・プールから、サービス・テンプレートが割り当てられたネットワーク・モデルに対応するリソース・ゾーンを探索し、そのリソース・ゾーンをサービス・テンプレートに適合するものとして選択するためのものである場合がある。
【0166】
リソース・ゾーン分割モジュール204はさらに、リソース・ゾーンに対応するネットワーク・モデルから、リソース・ゾーンにおけるネットワーク・リソースの位置及び機能にしたがって、ネットワーク・リソースの位置及び機能に適合する位置及び機能を有するネットワーク役割を探索し、そのネットワーク役割をネットワーク・リソースに割り当てるためのものである場合がある。
【0167】
サービス要求処理モジュール201はさらに、サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットのネットワーク役割を識別し、リソース・ゾーンから、そのネットワーク役割を用いてネットワーク・リソースを探索し、ネットワーク・リソースから、サービス・ユニットの位置及び機能に適合する位置及び機能を有するネットワーク・リソースを探索するためのものである場合がある。
【0168】
一例によれば、サービス要求処理モジュール201、ネットワーク・モデル生成モジュール202、サービス・テンプレート生成モジュール203、及びリソース・ゾーン分割モジュール204は、ソフトウェア・モジュールである場合があり、例えば、ハードウェア・メモリ・デバイスに記憶された一組の機械読取可能命令である場合がある。他の例において、サービス要求処理モジュール201、ネットワーク・モデル生成モジュール202、サービス・テンプレート生成モジュール203、及びリソース・ゾーン分割モジュール204は、ハードウェア・デバイス上のハードウェア・モジュールである場合がある。さらに別において、サービス要求処理モジュール201、ネットワーク・モデル生成モジュール202、サービス・テンプレート生成モジュール203、及びリソース・ゾーン分割モジュール204は、ソフトウェア・モジュールとハードウェア・モジュールの組み合わせを含む場合がある。
【0169】
図21は、本開示の一例による、ネットワーク構成自動デプロイメント装置の他の構造を示す概略図である。
【0170】
図21を参照すると、ネットワーク構成自動デプロイメント装置は、メモリ211、プロセッサ212、バス213、及びI/Oポート214を含む場合がある。
【0171】
メモリ211は、プロセッサ212及びバス213に接続される場合がある。プロセッサ212は、I/Oポート214を介して外部装置と通信する場合がある。
【0172】
メモリ211は、サービス要求処理モジュール201を記憶している場合がある。
【0173】
プロセッサ212は、メモリ211と通信することができ、サービス要求処理モジュール201により実施される処理を実行することができる。
【0174】
メモリ211は、ネットワーク・モデル生成モジュール202、サービス・テンプレート生成モジュール203、及びリソース・ゾーン分割モジュール204をさらに記憶している場合がある。プロセッサ212はさらに、ネットワーク・モデル生成モジュール202、サービス・テンプレート生成モジュール203、及びリソース・ゾーン分割モジュール204によりそれぞれ実施される処理を実行する場合がある。
【0175】
上記のサービス要求処理モジュール201、ネットワーク・モデル生成モジュール202、サービス・テンプレート生成モジュール203、及びリソース・ゾーン分割モジュール204は、機械読取可能命令である場合がある。メモリ211は、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体である場合がある。
【0176】
図22は、本開示の一例による、ネットワーク・リソース・モニタリング装置を示す概略図である。
図22を参照すると、この装置は、サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221を含む場合がある。
【0177】
サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221は、サービスのタイプにしたがって、そのサービスを提供するサービス・テンプレートを探索し、リソース・プールから、そのサービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンを探索し、そのリソース・ゾーンから、サービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースを探索し、サービス・ユニットに対して設定されたネットワーク・パラメタを、そのネットワーク・リソースへ送信し、そのネットワーク・リソースの使用状態情報を更新するように構成される場合がある。
【0178】
このネットワーク・リソース・モニタリング・モジュールは、ネットワーク・モデル生成モジュール222、サービス・テンプレート生成モジュール223、及びリソース・ゾーン分割モジュール224をさらに含む場合がある。
【0179】
ネットワーク・モデル生成モジュール222は、ネットワーク役割を用いてネットワーク・モデルを生成するように構成される場合がある。
【0180】
サービス・テンプレート生成モジュール223は、ネットワーク・モデルにおけるネットワーク役割にサービス・ユニットを割り当て、ネットワーク・モデルに割り当てられたサービス・テンプレートを生成するように構成される場合がある。
【0181】
リソース・ゾーン分割モジュール224は、実際のネットワークにおけるネットワーク・リソースについてプーリング処理を実施し、リソース・プールを生成し、リソース・プールにおけるネットワーク・リソースをリソース・ゾーンに分割し、リソース・ゾーンに、対応するネットワーク・モデルを割り当てるように構成される場合がある。
【0182】
一例によれば、ネットワーク・リソースの使用状態情報には、ネットワーク・リソースの使用状態が含まれ得る。あるいは、ネットワーク・リソースの使用状態情報には、ネットワーク・リソースの使用量及び残量が含まれ得る。あるいは、ネットワーク・リソースの使用状態情報には、ネットワーク・リソースの使用状態、使用量、及び残量が含まれ得る。
【0183】
サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221は、ネットワーク・リソースの使用状態を更新し、ネットワーク・リソースの使用量及び残量を更新し、又は、ネットワーク・リソースの使用状態、使用量、及び残量を更新するように構成される場合がある。
【0184】
一例によれば、ネットワーク・モデルは、物理ネットワーク、仮想ネットワーク、及びSDNネットワークのうちの1つ、又はそれらの任意の組み合わせに適用される場合がある。実際のネットワークは、物理ネットワーク、仮想ネットワーク、及びSDNネットワークのうちの1つであってもよいし、それらの任意の組み合わせであってもよい。技術の発展に伴い、この装置は、他の新しいネットワークにも適用される場合がある。
【0185】
リソース・ゾーン分割モジュール224により形成されるリソース・プールにおける各ネットワーク・リソースは、一又は複数のプーリング・リソース・インジケータを有する場合がある。サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221はさらに、ネットワーク・リソースのプーリング・リソース・インジケータの使用状態を更新することにより、ネットワーク・リソースの使用状態を更新する場合がある。あるいは、サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221は、ネットワーク・リソースのプーリング・リソース・インジケータの使用量及び残量を更新することにより、ネットワーク・リソースの使用量及び残量を更新する場合がある。あるいは、サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221は、ネットワーク・リソースのプーリング・リソース・インジケータの使用状態、使用量及び残量を更新することにより、ネットワーク・リソースの使用状態、使用量及び残量を更新する場合がある。
【0186】
サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221は、ネットワーク・リソースのテナント情報、テナントにより使用されたネットワーク・リソースの量、及びリース時間を記録するようにさらに構成される場合がある。
【0187】
サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221は、リソース・プールにおけるネットワーク・リソースのリース時間が経過したときに、ネットワーク・リソースへ送信したネットワーク・パラメタを削除し、ネットワーク・リソースの使用状態を更新し、若しくはネットワーク・リソースの使用量及び残量を更新し、若しくはネットワーク・リソースの使用状態、使用量、及び残量を更新するようにさらに構成される場合がある。
【0188】
サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221は、リソース・プールにあるネットワーク・リソースの使用状態情報、及びヘルス・インジケータにしたがって、ネットワーク・リソースの健康状態を計算し、更新するようにさらに構成される場合がある。
【0189】
リソース・ゾーン分割モジュール224は、リソース・ゾーンにおけるネットワーク・リソースの位置及び機能に適合する位置及び機能を有するネットワーク役割を少なくとも含むネットワーク・モデルを決定し、そのネットワーク・モデルをリソース・ゾーンに割り当てるようにさらに構成される場合がある。
【0190】
一例によれば、サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221、ネットワーク・モデル生成モジュール222、サービス・テンプレート生成モジュール223、及びリソース・ゾーン分割モジュール224は、ソフトウェア・モジュールである場合があり、例えば、ハードウェア・メモリ・デバイスに記憶された一組の機械読取可能命令である場合がある。他の例において、サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221、ネットワーク・モデル生成モジュール222、サービス・テンプレート生成モジュール223、及びリソース・ゾーン分割モジュール224は、ハードウェア・デバイス上のハードウェア・モジュールである場合がある。さらに別において、サービス要求処理モジュール201、ネットワーク・モデル生成モジュール202、サービス・テンプレート生成モジュール203、及びリソース・ゾーン分割モジュール204は、ソフトウェア・モジュールとハードウェア・モジュールの組み合わせを含む場合がある。
【0191】
図23は、本開示の一例による、ネットワーク・リソース・モニタリング装置の他の構造を示す概略図である。
【0192】
図23を参照すると、ネットワーク・リソース・モニタリング装置は、メモリ231、プロセッサ232、バス233、及びI/Oポート234を含む場合がある。
【0193】
メモリ231は、プロセッサ232及びバス233に接続される場合がある。プロセッサ232は、I/Oポート234を介して外部装置と通信する場合がある。
【0194】
メモリ231は、サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221を記憶している場合がある。
【0195】
プロセッサ232は、メモリ231と通信することができ、サービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221により実施される処理を実行することができる。
【0196】
メモリ231は、ネットワーク・モデル生成モジュール222、サービス・テンプレート生成モジュール223、及びリソース・ゾーン分割モジュール224をさらに記憶している場合がある。プロセッサ232はさらに、ネットワーク・モデル生成モジュール222、サービス・テンプレート生成モジュール223、及びリソース・ゾーン分割モジュール224によりそれぞれ実施される処理を実行する場合がある。
【0197】
一例によれば、上記のサービス要求処理/ネットワーク・リソース・モニタリング・モジュール221、ネットワーク・モデル生成モジュール222、サービス・テンプレート生成モジュール223、及びリソース・ゾーン分割モジュール224は、機械読取可能命令である場合がある。メモリ231は、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体である場合がある。
【0198】
図24は、本開示の一例による、ネットワーク・リソース・モニタリング装置の構造を示す概略図である。
図24を参照すると、この装置は、サービス要求処理モジュール241を含む場合がある。
【0199】
サービス要求処理モジュール241は、テナントからサービス要求を受け取り、そのサービス要求におけるサービスのタイプにしたがって、そのサービスを提供するサービス・テンプレートを探索し、リソース・プールから、そのサービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンを探索し、そのサービス・テンプレートのネットワーク・モデル役割ゾーンを取得し、そのリソース・ゾーンのネットワーク・モデル役割ゾーンを取得し、そのサービス・テンプレートにおけるサービス・ユニットのネットワーク・モデル役割ゾーンにしたがって、サービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンから、ネットワーク・リソースを探索するように構成される場合がある。ネットワーク・リソースとサービス・ユニットとが同じネットワーク・モデル役割ゾーンに属すると、ネットワーク・リソースは、サービス・ユニットに適合することになる。
【0200】
ネットワーク・リソース適合装置は、リソース・ゾーン役割分割モジュール242、及びサービス・テンプレート役割ゾーン分割モジュール243をさらに含む場合がある。
【0201】
リソース・ゾーン役割分割モジュール242は、ネットワーク・モデルにおけるリソース・ゾーンのネットワーク・リソースのネットワーク役割にしたがって、リソース・ゾーンを一又は複数のネットワーク・モデル役割ゾーンに分割するように構成される場合がある。1つのネットワーク・リソースが、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンに属する場合がある。
【0202】
本開示の一例によれば、1つのネットワーク・リソースが、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンのみに属する場合がある。
【0203】
サービス・テンプレート役割ゾーン分割モジュール243は、ネットワーク・モデルにおけるサービス・テンプレートのサービス・ユニットのネットワーク役割にしたがって、サービス・テンプレートを一又は複数のネットワーク・モデル役割ゾーンに分割するように構成される場合がある。1つのサービス・ユニットが、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンに属する場合がある。
【0204】
一例によれば、1つのサービス・ユニットが、1つのネットワーク・モデル役割ゾーンのみに属する場合がある。
【0205】
一例によれば、サービス要求は、テナント情報をさらに含む場合がある。
【0206】
サービス要求処理モジュール241は、
サービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンから、テナント情報におけるアクセス・ポイント情報にしたがって、テナントのアクセス・ポイントに対応する第1のネットワーク・リソースを取得し、サービス・テンプレートの最初のネットワーク・モデル役割ゾーンから、第1のネットワーク・リソースに適合する第1のサービス・ユニットを探索し、第1のネットワーク・リソース及び第1のサービス・ユニットを適合開始点として選択し、及び/又は、
サービス要求におけるサービスのタイプにしたがって、サービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンから、テナントによってアクセスされた第2のネットワーク・リソースを探索し、サービス・テンプレートの最後のネットワーク・モデル役割ゾーンから、第2のネットワーク・リソースに適合する第2のサービス・ユニットを探索し、第2のネットワーク・リソース、及び第2のサービス・ユニットを適合終了点として選択し、
サービス・テンプレートに適合するリソース・ゾーンから、サービス・テンプレートの適合開始点と適合終了点の間にあるサービス・ユニットに適合するネットワーク・リソースを探索するようにさらに構成される場合がある。
【0207】
一例によれば、サービス要求処理モジュール241は、サービス・テンプレートの最初のネットワーク・モデル役割ゾーンから第1のサービス・ユニットを探索するようにさらに構成される場合があり、第1のサービス・ユニットは、アクセス・リンクを持たず、かつ、第1のサービス・ユニットのデバイス・タイプは、アクセス・デバイスである場合がある。
【0208】
一例によれば、
図24に示した装置は、ネットワーク・モデル生成モジュール244、サービス・テンプレート生成モジュール245、及びリソース・ゾーン分割モジュール246をさらに含む場合がある。
【0209】
ネットワーク・モデル生成モジュール244は、ネットワーク役割を用いてネットワーク・モデルを生成するように構成される場合がある。
【0210】
サービス・テンプレート生成モジュール245は、ネットワーク・モデルにおける種々のネットワーク役割に一又は複数のサービス・ユニットを割り当て、ネットワーク・モデルに割り当てられたサービス・テンプレートを生成するように構成される場合がある。
【0211】
リソース・ゾーン分割モジュール246は、実際のネットワークにおいてネットワーク・リソースを発見し、ネットワーク・リソースについてプーリング処理を実施し、実際のネットワーキング要件にしたがって、ネットワーク・リソースを用いてリソース・プールを形成し、リソース・プールにおけるネットワーク・リソースを一又は複数のリソース・ゾーンに分割し、ネットワーク・モデル生成モジュール244により生成されたネットワーク・モデルにしたがって、各リソース・ゾーンにネットワーク・モデルを割り当てるようにさらに構成される場合がある。
【0212】
一例によれば、サービス要求処理モジュール241、リソース・ゾーン役割分割モジュール242、サービス・テンプレート役割ゾーン分割モジュール243、ネットワーク・モデル生成モジュール244、サービス・テンプレート生成モジュール245、及びリソース・ゾーン分割モジュール246は、ソフトウェア・モジュールである場合があり、例えば、ハードウェア・メモリ・デバイスに記憶された一組の機械読取可能命令である場合がある。他の例において、サービス要求処理モジュール241、リソース・ゾーン役割分割モジュール242、サービス・テンプレート役割ゾーン分割モジュール243、ネットワーク・モデル生成モジュール244、サービス・テンプレート生成モジュール245、及びリソース・ゾーン分割モジュール246は、ハードウェア・デバイス上のハードウェア・モジュールである場合がある。さらに別において、サービス要求処理モジュール241、リソース・ゾーン役割分割モジュール242、サービス・テンプレート役割ゾーン分割モジュール243、ネットワーク・モデル生成モジュール244、サービス・テンプレート生成モジュール245、及びリソース・ゾーン分割モジュール246は、ソフトウェア・モジュールとハードウェア・モジュールの組み合わせを含む場合がある。
【0213】
図25は、本開示の一例による、ネットワーク・リソース適合装置の他の構造を示す概略図である。
【0214】
図25を参照すると、ネットワーク・リソース適合装置は、メモリ251、プロセッサ252、バス253、及びI/Oポート254を含む場合がある。
【0215】
メモリ251は、プロセッサ252及びバス253に接続される場合がある。プロセッサ252は、I/Oポート254を介して外部装置と通信する場合がある。
【0216】
メモリ251は、サービス要求処理モジュール241を記憶している場合がある。
【0217】
プロセッサ252は、メモリ251と通信することができ、サービス要求処理モジュール241により実施される処理を実行することができる。
【0218】
メモリ251は、リソース・ゾーン役割分割モジュール242、サービス・テンプレート役割ゾーン分割モジュール243、ネットワーク・モデル生成モジュール244、サービス・テンプレート生成モジュール245、及びリソース・ゾーン分割モジュール246をさらに記憶している場合がある。プロセッサ252はさらに、リソース・ゾーン役割分割モジュール242、サービス・テンプレート役割ゾーン分割モジュール243、ネットワーク・モデル生成モジュール244、サービス・テンプレート生成モジュール245、及びリソース・ゾーン分割モジュール246によりそれぞれ実施される処理を実行する場合がある。
【0219】
一例によれば、サービス要求処理モジュール241、リソース・ゾーン役割分割モジュール242、サービス・テンプレート役割ゾーン分割モジュール243、ネットワーク・モデル生成モジュール244、サービス・テンプレート生成モジュール245、及びリソース・ゾーン分割モジュール246は、機械読取可能命令である場合がある。メモリ251は、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体である場合がある。
【0220】
本明細書に記載され、例示されたものは、多少の変形を伴う開示の例である。本明細書で使用された用語、説明、及び図は、例にすぎず、制限を意図していない。本開示の範囲内で多数の変形が可能であり、そのような変形は、下記の特許請求の範囲、及びそれらの均等により定義されることが意図される。特許請求の範囲において、全ての用語は、特に断りがない限り、その最も広い合理的な意味で解釈されることが意図されている。