(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、各自それぞれの位置にばらばらになっているユーザのスケジュールを統合的に管理するユーザスケジュールの管理方法及びそれを適用したデバイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するための本発明に係るユーザスケジュールの管理方法は、第1外部機器から前記第1外部機器に保存されている日程を受信するステップと、受信された日程を保持しているユーザスケジュールに追加するステップとを含む。
【0006】
そして、本ユーザスケジュールの管理方法は、第2外部機器を介して入力されている日程を受信するステップと、入力されている日程を前記ユーザスケジュールに追加するステップとを更に含むことができる。
なお、本ユーザスケジュールの管理方法は、第3外部機器から掲示物を受信するステップと、前記掲示物から日付と内容とを抽出するステップと、抽出された内容を抽出された日付の日程として、前記ユーザスケジュールに追加するステップとを更に含むことができる。
【0007】
そして、本ユーザスケジュールの管理方法は、前記掲示物を表示するステップを更に含むことができる。
なお、本ユーザスケジュールの管理方法は、前記ユーザスケジュールを第4外部機器に伝達するステップを更に含んでよい。
【0008】
一方、本発明の一実施形態によると、ディスプレイ装置のユーザスケジュールの管理方法は、複数のユーザのうち少なくとも一人のユーザから日程情報を提供されるステップと、予め保存されている複数のユーザスケジュールのうち、前記少なくとも一人のユーザによって提供された日程情報に対応するユーザスケジュールをアップデートするステップを含む。
【0009】
ここで、前記日程情報を提供されるステップは、前記ディスプレイ装置本体と、前記ディスプレイ装置にアクセス可能な外部端末装置及び外部サーバのうち少なくとも一つから前記日程情報を受信することができる。
【0010】
一方、前記日程情報を提供されるステップは、掲示物を受信するステップと、前記掲示物から日付と内容とを抽出するステップとを含んでもよい。
この場合、前記ユーザスケジュールをアップデートするステップは、前記抽出された内容及び日付を前記日程情報として用いて前記ユーザスケジュールをアップデートすることができる。
【0011】
一方、本ユーザスケジュールの管理方法は、前記複数のユーザスケジュールの中から選択されたユーザスケジュールを表示するステップを更に含んでよい。
なお、本ユーザスケジュールの管理方法は、前記複数のユーザスケジュールの中に、現在の日付に該当する日程情報が書き込まれているユーザスケジュールが存在するか否かを検索するステップと、前記検索されたユーザスケジュールを表示するステップとを更に含むことができる。
【0012】
そして、前記日程情報を提供するステップは、予め登録されているユーザから入力される日程情報のみを提供してもよい。
【0013】
一方、本発明の一実施形態に係るデバイスは、ユーザ命令を入力されるための入力部と、ネットワークインターフェースと、複数のユーザスケジュール情報が保存される保存部と、前記入力部又は前記ネットワークインターフェースを介して少なくとも一人のユーザから日程情報が提供されると、前記複数のユーザスケジュール情報のうち、前記少なくとも一人のユーザに対応するユーザスケジュール情報をアップデートさせる制御部とを含んでよい。
なお、本デバイスは、ユーザ選択によりユーザスケジュールを表示するディスプレイ部を更に含むことができる。
【0014】
一方、前記制御部は、前記ネットワークインターフェースを介して掲示物サーバから掲示物が伝送されると、伝送された掲示物から日付及び内容を抽出し、前記抽出された内容及び日付を前記日程情報として用いて、前記掲示物に対応するユーザのユーザスケジュール情報をアップデートさせることができる。
【0015】
そして、前記保存部は、予め登録されているユーザ情報を保存しておいてもよい。この場合、前記制御部は、前記保存部に保存されているユーザ情報を用いて前記少なくとも一人のユーザに対する認証を行い、認証されたユーザから入力される日程情報を用いて前記ユーザスケジュール情報をアップデートさせることができる。
【発明の効果】
【0016】
以上、説明したように本発明によれば、各自それぞれの位置にばらばらになっているユーザのスケジュールを統合的に管理することができるようになり、ユーザがより便利にユーザスケジュールを利用することができるようになる。
更に、別の機器で新たに登録される日程も統合管理ができるだけでなく、掲示物のような情報からも日程を抽出して管理することができるようになり、ユーザの便宜性を高めることができるようになる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0019】
1.ネットワーク構成
図1は、本発明が適用可能なネットワークを示す図である。
図1に示すように、本発明が適用可能なネットワークは、デジタルフォトフレーム110と、モバイルフォン120及びプリンタ130が相互通信できるように接続されて構築される。
図1において、デジタルフォトフレーム110と、モバイルフォン120及びプリンタ130は、無線で接続されるものとして示したが、必要に応じては、これらは有線で接続されるか、有線/無線統合で接続されることで実現可能である。
一方、デジタルフォトフレーム110は、ネットワークIを通じて掲示物サーバ10とポータルサーバ20と通信できるように接続される。
【0020】
2.統合スケジュール管理
デジタルフォトフレーム110は、各自それぞれの位置にばらばらになっているユーザのスケジュールを統合的に管理する。以下で、デジタルフォトフレーム110がユーザのスケジュールを統合的に管理する過程について、
図2を参照しながら詳細に説明する。
図2に示すように、デジタルフォトフレーム110はユーザが日程を入力すると(S205)、入力された日程をユーザスケジュールに追加する(S210)。S205のステップにおける日程入力とは、デジタルフォトフレーム110に設けられているタッチスクリーンを通じての入力である。
【0021】
日程入力は、デジタルフォトフレーム110ではないモバイルフォン120を介しても可能である。即ち、
図2に示すように、ユーザがモバイルフォン120を介して日程を入力すると(S215)、デジタルフォトフレーム110は入力された日程をモバイルフォン120から受信し(S220)、ユーザスケジュールに追加するようになる(S225)。
【0022】
これにより、デジタルフォトフレーム110が保持しているユーザスケジュールには、デジタルフォトフレーム110を介して入力された日程だけでなく、モバイルフォン120を介して入力された日程も含まれる。
図3には、ユーザがモバイルフォン120を介してデジタルフォトフレーム110に示されたユーザスケジュールに日程を入力する過程を詳細に示している。
図3に示すように、日程入力を通じてデジタルフォトフレーム110で呼び出した日程入力ウィンドウの内容を、モバイルフォン120を介して入力したことを確認することができる。
【0023】
一方、インターネットIを通じてポータルサーバ20からユーザスケジュールを受信すると(S230)、デジタルフォトフレーム110は受信されたユーザのスケジュールに収録されている全日程を自分が保持しているユーザスケジュールに追加する(S235)。
S230のステップにおいて、ポータルサーバ20から受信されるユーザスケジュールとは、ポータルから提供されるユーザスケジュールの管理メニューを通じてユーザが管理していた自分のスケジュールのことをいう。
【0024】
もう一方、モバイルフォン120からユーザのスケジュールを受信した場合にも(S240)、デジタルフォトフレーム110は受信されたユーザのスケジュールに収録されている全日程を自分が保持しているユーザスケジュールに追加する(S245)。
【0025】
S240のステップにおいて、モバイルフォン120から受信されるユーザスケジュールとは、モバイルフォン120から提供されるユーザスケジュールの管理メニューを通じてユーザが管理していた自分のスケジュールのことをいう。
これにより、デジタルフォトフレーム110が保持しているユーザスケジュールには、ユーザがポータルを通じて管理していた日程と、ユーザがモバイルフォン120を介して管理していた日程も含まれるようになる。
【0026】
一方、インターネットIを通じて掲示物サーバ10から掲示物を受信し(S250)、ユーザから日程追加命令を入力されると(S255)、デジタルフォトフレーム110は受信されている掲示物から日付と内容を抽出する(S260)。
【0027】
そして、デジタルフォトフレーム110は抽出された内容を抽出された日付の日程とし、自分が保持しているユーザスケジュールに追加する(S265)。
図4には、ユーザがデジタルフォトフレーム110を介して提供された掲示物の内容をユーザスケジュールに新しい日程として追加するための命令を入力する過程を詳細に示している。
【0028】
この場合、デジタルフォトフレーム110は新しい掲示物で、“2009.06.08”を日付として抽出し、“準備品袋1、風船1、AA乾電池2”を内容として抽出する。そして、デジタルフォトフレーム110は、“準備品袋1、風船1、AA乾電池2”を“2009.06.08”の日程として自分が保持しているユーザスケジュールに追加するようになる。
【0029】
これにより、デジタルフォトフレーム110が保持しているユーザスケジュールには、ユーザスケジュールとして管理していた日程だけでなく、掲示物を通じて抽出した日程まで含まれるようになる。
【0030】
一方、デジタルフォトフレーム110は保持しているユーザスケジュールをモバイルフォン120に伝送し(S270)、ユーザがデジタルフォトフレーム110ではないモバイルフォン120を介して自分の日程を確認できるようにすることができる。
なお、デジタルフォトフレーム110が保持しているユーザスケジュールをプリンタ130に伝送し(S280)、プリンタ130は受信したユーザスケジュールを印刷し(S290)、ユーザが自分のスケジュールを印刷物を通じて確認できるようにすることができる。
【0031】
一方、デジタルフォトフレーム110は統合されているユーザスケジュールに含まれた日程をユーザに統合的にガイドすることができる。ガイド方法は、当該時間の到来時に、ディスプレイとサウンドを通じて当該日程を直接報知する方法と、モバイルフォン120に当該日程を伝達して間接的に報知する方法、いずれも可能である。
【0032】
3.スケジュール報知
デジタルフォトフレーム110は、各自それぞれの位置にばらばらに管理されているユーザのスケジュールを統合してユーザに報知する意味で、ユーザに新しいスケジュールが発生したことを自動的にガイドすることができる。以下で、デジタルフォトフレーム110がユーザに新しいスケジュールの発生を報知する過程について、
図5を参照しながら詳細に説明する。
【0033】
図5に示すように、新しい掲示物が登録されると(S505)、掲示物サーバ10は登録された新しい掲示物をインターネットIを通じてデジタルフォトフレーム110に伝送する(S510)。
すると、デジタルフォトフレーム110はS510のステップにおいて受信された新しい掲示物を表示する(S515)。そして、ユーザからスケジュール追加命令が入力されると、デジタルフォトフレーム110は受信された新しい掲示物から日付と内容を抽出し、ユーザスケジュールに追加する(S520)。
【0034】
図6には、ユーザがデジタルフォトフレーム110に表示された“三星初等学校”の新しい掲示物の内容をユーザスケジュールに新しい日程として追加するための命令を入力する過程を詳細に示している。
これにより、デジタルフォトフレーム110が保持しているユーザスケジュールには、掲示物サーバ10に新しい登録されている掲示物から抽出した日程が含まれるようになる。
【0035】
一方、
図5に示すように、新しい日程が登録されると(S525)、ポータルサーバ20は登録された新しい日程をインターネットIを通じてデジタルフォトフレーム110に伝送する(S530)。
すると、デジタルフォトフレーム110はS530のステップにおいて受信された新しい日程を表示する(S535)。そして、ユーザからスケジュール追加命令が入力されると、デジタルフォトフレーム110は受信された新しい日程をユーザスケジュールに追加する(S540)。
【0036】
これにより、デジタルフォトフレーム110が保持しているユーザスケジュールにはポータルサーバ20に新しく登録された日程が含まれるようになる。
もう一方で、
図5に示すように、新しい日程が登録されると(S545)、モバイルフォン120は登録された新しい日程をデジタルフォトフレーム110に伝送する(S550)。
【0037】
すると、デジタルフォトフレーム110はS550のステップにおいて受信された新しい日程を表示する(S555)。そして、ユーザからスケジュール追加命令が入力されると、デジタルフォトフレーム110は受信された新しい日程をユーザスケジュールに追加する(S560)。
これにより、デジタルフォトフレーム110が保持しているユーザスケジュールには、モバイルフォン120に新しく登録された日程が含まれるようになる。
【0038】
ユーザに新しいスケジュールが発生したことを自動的にガイドするうえで、デジタルフォトフレーム110はサウンドとともに出力し、ユーザがデジタルフォトフレーム110を注視していない場合にも認知できるようにする。
更に、デジタルフォトフレーム110は受信された新しいスケジュールをモバイルフォン120又はプリンタ130に直ちに伝達し、これらを通じてユーザが新しいスケジュールを認知するように実現することもできる。
【0039】
4.スケジュールソーティング
図7は、デジタルフォトフレーム110を介して統合管理されるユーザスケジュールをソーティングして提供する過程を説明に提供する図である。
図7に示すように、ユーザスケジュールソーティング命令が入力される(S605−Y)、デジタルフォトフレーム110は保持しているユーザスケジュールを入力された命令に従ってソーティングし(S610)、ソーティングされたユーザスケジュールを表示する(S615)。
S605のステップにおけるソーティング命令は、日付や時間などを基準に入力されてよい。
【0040】
その後、ユーザスケジュール伝送命令が入力されると(S620)、デジタルフォトフレーム110はS610のステップにおいてソーティングされたユーザスケジュールを、インターネットIを通じてポータルサーバ20に伝送し(S625)、モバイルフォン120にも伝送する(S630)。
すると、ポータルサーバ20は、S625のステップにおいて受信したユーザスケジュールを保存し(S635)、モバイルフォン120もS630のステップにおいて受信したユーザスケジュールを保存する(S640)。
【0041】
これにより、ユーザはポータルサーバ20とモバイルフォン120を介してもソーティングされたユーザスケジュールを用いることができるようになる。
一方、
図7に示すように、ユーザスケジュール印刷命令が入力されると(S645)、デジタルフォトフレーム110はS610のステップにおいてソーティングされたユーザスケジュールをプリンタ130に伝送する(S650)。
【0042】
すると、プリンタ130は、S650のステップにおいて受信されたユーザスケジュールを印刷し(S655)、ユーザがソーティングされたスケジュールを印刷物を通じて確認できるようにすることができる。
【0043】
5.複数のユーザのスケジュール管理
上記の実施形態では、ユーザスケジュールが1つであるとして想定していたが、これは説明の便宜性のための一例に過ぎない。デジタルフォトフレーム110を複数のユーザが一緒に使用する場合なら(例えば、家族同士でデジタルフォトフレーム110を共有する場合)、ユーザ毎にユーザスケジュール情報を別途に設けておいてよく、これにより、各ユーザスケジュール情報を統合的又は個別的に管理するように実現可能である。
【0044】
この場合、デジタルフォトフレーム110は各ユーザスケジュール情報を比較して同じ日程であると判断される日程があれば、その日程を報知することにより、複数のユーザに対する共通の日程であることを報知できる情報を表示することができる。例えば、Aというユーザのユーザスケジュールの中に10月10日の夜7時にxxという場所で“ミーティング”という名前で日程情報が含まれており、Bというユーザのユーザスケジュールの中に10月10日の夜7にxxという場所で“食事会”という名前で日程情報が含まれている場合、10月10日の夜7時に該当する日程を単純に“A−ミーティング”、“B−食事会”のように表現せずに、編集を施して表示することができる。一例として、“ミーティング兼食事会:出席者−A、B”のような形態で加工して表示することができる。
【0045】
このように、ユーザ別にユーザスケジュール情報を個別的に管理するとしても、表示において共通の部分がある場合には、共通の日程であることを表示し、ユーザ満足度を向上させることができる。
共通の日程であるか否かは、日付情報と、時間情報及び場所情報を総合的に考慮して決定することができる。
【0046】
なお、上述の情報は、多様な方式で表示されてよい。
即ち、複数のユーザのユーザスケジュールを統合して表示する統合スケジュール表示が行われる場合、デジタルフォトフレーム110はカレンダ型にスケジュール表を表示することができる。この中で、共通日程に対応する領域に、上述のように、加工された情報を表示することができる。
【0047】
なお、デジタルフォトフレーム110は時間の経過状態をカウントし、毎日その日その日の日程を表示することができる。従って、共通日程に該当する日付が到来した際、その日に複数のユーザ間に関連性がある共通の日程があることを報知するための情報を画面上に表示してもいい。
【0048】
このように、共通日程を多様な方式で報知することにより、ユーザの便宜性を高めることができる。
【0049】
一方、複数のユーザは各自がデジタルフォトフレーム110に自分に対するユーザ情報を登録し、ユーザスケジュールを生成しておくことができる。ユーザ情報はID及び暗証番号などであってよい。デジタルフォトフレーム110は各ユーザ別に生成されたユーザスケジュールをそれぞれのフォルダ型で保存しておく。デジタルフォトフレーム110はユーザから日程情報が提供されると、保存されているユーザ情報を用いて当該ユーザに対する認証を行うことができる。これにより、認証されたユーザから提供された日程情報のみを用いてユーザスケジュール情報をアップデートすることができる。
【0050】
一方、各ユーザはデジタルフォトフレーム110や自分のモバイルフォン120を用いて自分のスケジュール変更事項を随時アップデートすることができる。この場合、ユーザはポータルサーバ20に登録されている自分のアカウントを用いて、デジタルフォトフレーム110にアクセスしてスケジュール変更事項をアップデートすることもできる。即ち、デジタルフォトフレーム110は複数のサイトに散在している各ユーザ関連情報を用いて、当該ユーザのスケジュールを変更させることができる。
【0051】
一例として、デジタルフォトフレーム110はデジタルフォトフレーム110本体と、モバイルフォン120及びポータルサーバ20のうち少なくとも一つから日程入力や、スケジュールソーティングなどのためのユーザ命令が入力されると、ユーザ情報の入力を要請することができる。ユーザ情報の入力は、デジタルフォトフレーム110に備えられているディスプレイ画面を通じてUIウィンドウを表示したり、モバイルフォン120又はポータルサーバ20にアクセスされたユーザ端末装置などの画面上にUIウィンドウを表示し、そのUIウィンドウを通じて入力される。デジタルフォトフレーム110は入力されたユーザ情報が予め登録されているユーザ情報であるかを確認することができる。
【0052】
登録されていないユーザの情報である場合、ユーザ命令入力があったとしても、何の作業も行わなくてよい。一方、登録されているユーザの情報なら、当該ユーザに対して設けられているユーザスケジュールフォルダに保存されている内容をアップデートする。スケジュールソーティング作業もユーザ情報確認の後に行ってもよい。
【0053】
一方、掲示物サーバ10に登録される新しい掲示物の場合、デジタルフォトフレーム110に表示される際、当該掲示物に対応するユーザに対する情報を同時に表示することができる。例えば、“xx会社”の掲示物サーバ10に登録されている掲示物である場合なら、“xx会社”に勤務しているユーザの氏名及び職名などとともに掲示物を表示させることができる。なお、当該ユーザが備えているモバイルフォン120に掲示物が直接伝送されてもよい。これにより、当該ユーザが自分の掲示物を確認した後、自分のユーザスケジュールに追加することができる。
【0054】
一方、複数のユーザは予め設定されている基準に応じて複数個のグループで区分することもできる。この場合、掲示物報知及びスケジュール変更はグループ毎に行うことができる。即ち、xx会社のyy部署に対する掲示物の場合なら、“yy部署”の構成員の氏名を明記しつつデジタルフォトフレーム110に表示されたり、その構成員のアカウント又はモバイルフォン120に伝送されて表示することができる。無論、このような掲示物はSMSやMMS方式で伝送可能である。一方、グループ変更がある場合、当該グループ内に属する全ユーザのユーザスケジュール情報が統合的に移動したり、コピー、又は削除することができる。
【0055】
一方、複数のユーザに対するユーザスケジュール情報は、全体的に又はユーザ選択に応じて部分的にデジタルフォトフレーム上に表示したり、外部デバイスに伝送することができる。
又は、全ユーザスケジュール情報に収録されている日程情報の中に、現在の日付に該当する日程のあるスケジュール情報が存在すると、当該ユーザスケジュール情報をデジタルフォトフレームの画面上に表示させることができる。
【0056】
もし、同一日付に日程がある二つ以上のユーザスケジュール情報が存在する場合、同時に表示したり、所定時間の間隔で交互に表示することができる。
このように、本発明の多様な実施形態によると、複数のユーザに対しても効果的にユーザスケジュールを管理できるようになる。
【0057】
ユーザ毎にユーザスケジュールが別途に管理される場合にも、全ユーザのスケジュールを統合して提供することが可能である。この場合は、ユーザ別のソーティングを通じてユーザ毎にスケジュールを分離することができる。
そして、ユーザ別にソーティングされたユーザスケジュールを当該ユーザのモバイルフォン120にそれぞれ伝達し、ユーザが自分のスケジュールのみを確認できるように実現することも可能である。
【0058】
なお、ユーザからユーザスケジュールが別途に管理される場合、掲示物サーバ10とポータルサーバ20もユーザ毎に別途に管理されることが望ましい。ユーザ毎に用いる掲示板とポータルが異なるためである。
そして、新しい掲示物と日程を報知する機能の実行の際には、ユーザが掲示板のニックネームとポータルのニックネームを任意に設定/変更可能であるが、ユーザが複数人である場合、同じ掲示板やポータルがユーザ毎に異なるニックネームを有してよい。
【0059】
6.デバイスの詳細構成
6.1 デジタルフォトフレーム
図8は、デジタルフォトフレーム110の詳細ブロック図である。
図8に示すように、デジタルフォトフレーム110は、コンテンツ再生部111と、タッチスクリーン112と、制御部113と、保存部114及びネットワークインターフェース115を備える。
コンテンツ再生部111は、デジタルフォトフレーム110本来の機能を担うブロックであって、保存部114に保存されているコンテンツを再生する。
【0060】
タッチスクリーン112は、コンテンツ再生部111で再生されるコンテンツとGUIが表示されるディスプレイ部の機能と、タッチを通じてのユーザ命令を入力される入力部の機能とを同時に行う。
本実施形態においては、ディスプレイ部と入力部とが一つのタッチスクリーンとして実現された場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、別個のユニットで実現されてよい。
【0061】
タッチスクリーン112に表示されるGUIには、保存部114に保存されてデジタルフォトフレーム110によって統合的に管理されるユーザスケジュールの画面が含まれる。
保存部114は、コンテンツとユーザスケジュールとが保存される保存領域を提供する。複数のユーザのユーザスケジュールを管理する場合、保存部114は各ユーザ別にユーザスケジュールフォルダを備えておく。これにより、各ユーザの日程情報提供に応じて対応するユーザスケジュールフォルダに保存されているデータをアップデートさせることができる。
【0062】
ネットワークインターフェース115は、周囲のモバイルフォン120及びプリンタ130と通信できるように接続されるだけでなく、インターネットIを通じて掲示物サーバ10とポータルサーバ20とも通信できるように接続される。
制御部113は、
図2と、
図5及び
図7に示されているステップ中にデジタルフォトフレーム110の行うステップが行われるように、コンテンツ再生部111と、タッチスクリーン112と、保存部114及びネットワークインターフェース115を制御する。
【0063】
具体的に、制御部113は、上述の様々な実施形態にように、入力部を介して直接日程情報を提供する、又は、ネットワークインターフェースを介して外部端末装置やサーバなどから日程情報を提供することができる。
これにより、少なくとも一人のユーザから日程情報が提供されると、制御部113は保存部114に保存されている複数のユーザスケジュール情報中の対応するユーザスケジュール情報をアップデートさせる。
【0064】
一方、ユーザ選択がある場合、ディスプレイ部を介してユーザスケジュール情報を表示させることもできる。
一方、制御部113は、ネットワークインターフェース115を介して掲示物サーバ10から掲示物が伝送された場合、伝送された掲示物から日付及び内容を抽出することができる。具体的に、伝送された掲示物の各テキストを構文解析して数字及び単語を導出した後、当該数字が日付の一種として認識の可否及び導出された単語の意味などを把握し、意味をもつ数字又は単語であるかを判断する。
【0065】
これにより、抽出された内容及び日付が意味のある情報と判断されると、制御部113は抽出された内容及び日付を日程情報として用いて、掲示物に対応するユーザのユーザスケジュール情報をアップデートさせる。
一方、保存部114は、複数のユーザのそれぞれに対して予め登録されているユーザ情報を保存することもできる。
【0066】
この場合、制御部113は、保存部114に保存されているユーザ情報を用いて、日程情報を提供した少なくとも一人のユーザに対する認証を行うことができる。具体的には、ユーザ情報入力を要請するUIウィンドウをタッチスクリーン112そのものに表示したり、外部端末装置などに伝送して表示する。これにより、UIウィンドウを通じて入力されたユーザ情報が保存されているユーザ情報と一致する場合、認証に成功したと判断する。
これにより、制御部113は認証されたユーザから入力される日程情報を用いて前記ユーザスケジュール情報をアップデートさせることができる。
【0067】
6.2 モバイルフォン
図9は、モバイルフォン120の詳細ブロック図である。
図9に示すように、モバイルフォン120は移動通信部121と、タッチスクリーン122と、制御部123と、保存部124及びネットワークインターフェース125を備える。
移動通信部121は、モバイルフォン120本来の機能と付加機能を担うブロックであって、移動電話通話、SMS、DMB放送受信、撮影、スケジュール管理などを行う。
タッチスクリーン122は、移動通信部121の移動電話通信、SMS提供に必要な画面、DMB放送、コンテンツ、スケジュール及び上述のGUIが表示されるディスプレイ部の機能と、タッチを通じてのユーザ命令を入力される入力部の機能を同時に行う。
【0068】
タッチスクリーン122に表示されるGUIには、スケジュール管理画面及びデジタルフォトフレーム110に日程を入力するのに用いられるテキスト入力用のキーボード画面が含まれる。
保存部114は、モバイルフォン120駆動に必要なプログラムとデータ及びユーザスケジュールの保存される保存領域を提供する。ネットワークインターフェース125は周囲のデジタルフォトフレーム120及びプリンタ130と通信できるように接続される。ネットワークインターフェース125はデジタルフォトフレーム120にユーザスケジュールを伝送するだけではなく、デジタルフォトフレーム120からユーザスケジュールを受信することができる。
【0069】
制御部123は、
図2と、
図5及び
図7に示されているステップの中のモバイルフォン120が行うステップが行われるように、移動通信部121と、タッチスクリーン122と、制御部123と、保存部124及びネットワークインターフェース125を制御する。
【0070】
6.3 プリンタ
図10は、プリンタ130の詳細ブロック図である。
図10に示すように、プリンタ130は、印刷部131と、タッチスクリーン132と、制御部133と、保存部134及びネットワークインターフェース135を備える。
印刷部131は、プリンタ130本来の機能を担うブロックであって、保存部134に保存されているコンテンツだけでなく、ネットワークインターフェース135を介して受信したスケジュールを印刷する。
【0071】
タッチスクリーン132は、プリンタ130から提供されるGUIが表示されるディスプレイ手段の機能と、タッチを通じてのユーザ命令を入力される入力手段の機能を同時に行う。
保存部134は、プリンタ130が動作するのに必要なプログラムとデータだけでなく、デジタルフォトフレーム110から受信したユーザスケジュールが保存される保存領域を提供する。
【0072】
ネットワークインターフェース135は周囲のデジタルフォトフレーム110及びモバイルフォン120と通信できるように接続される。ネットワークインタフェース135はデジタルフォトフレーム110を介してユーザスケジュールを受信する。
制御部133は、
図2と、
図5及び
図7に示されているステップ中のプリンタ130の行うステップが行われるように、印刷部131と、タッチスクリーン132と、保存部134及びネットワークインターフェース135を制御する。
【0073】
6.4 別のデバイス
本実施形態で述べたデジタルフォトフレーム110と、モバイルフォン120及びプリンタ130は例示的なものに過ぎない。これらは、別の種類のデバイスに置き換え可能である。特に、デジタルフォトフレーム110の場合、テレビやPCモニタなどのような多様な類型のディスプレイ装置で実現でき、モバイルフォン120もPDA、ノートパソコン、スマートフォン、MP3プレーヤ、リモコンなどのような多様な類型のポータブル端末装置で実現することができる。
【0074】
なお、デジタルフォトフレーム110に日程情報を提供することのできる装置は、モバイルフォン120のようなポータブル端末装置に限定される必要もなく、別のテレビやパソコンなどのような固定型端末装置で日程情報を入力することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。