(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5980967
(24)【登録日】2016年8月5日
(45)【発行日】2016年8月31日
(54)【発明の名称】射出成形機用ノズル
(51)【国際特許分類】
B29C 45/20 20060101AFI20160818BHJP
【FI】
B29C45/20
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-13613(P2015-13613)
(22)【出願日】2015年1月27日
(65)【公開番号】特開2016-137632(P2016-137632A)
(43)【公開日】2016年8月4日
【審査請求日】2016年1月14日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】390008235
【氏名又は名称】ファナック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】関口 彰太朗
(72)【発明者】
【氏名】浅岡 裕泰
【審査官】
長谷部 智寿
(56)【参考文献】
【文献】
特開平09−117936(JP,A)
【文献】
特開平11−170320(JP,A)
【文献】
特開2011−062864(JP,A)
【文献】
実開平05−007423(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3014793(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0027411(US,A1)
【文献】
特開2013−151131(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 45/00−45/84
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
射出成形機の加熱シリンダの先端に、該加熱シリンダと合わせ面において面合わせで設置可能な樹脂射出ノズルであって、
前記合わせ面は、
内径側に設けられた第1の合わせ面と、
該第1の合わせ面より外径側に設けられた第2の合わせ面を有し、
前記第1の合わせ面と前記第2の合わせ面との間に形成される空隙から前記樹脂射出ノズルの先端方向へと通じる貫通穴を少なくとも1個備え、前記加熱シリンダと前記樹脂射出ノズルは、前記貫通穴を通じて固定部材によって固定されたことを特徴とする樹脂射出ノズル。
【請求項2】
前記貫通穴を通じてエアの吸引又は供給を行う装置を有することを特徴とする請求項1に記載の樹脂射出ノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は射出成形機用ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
射出成形機は、一般的に機台上に型締機構部と射出機構部とを備えて構成されている。射出機構部は樹脂材料(ペレット)を加熱溶融し、当該溶融樹脂を金型のキャビティ内に射出するものである。型締機構部は主に金型の開閉を行うものである。
型締機構部においては、固定プラテン、可動プラテン、及び可動プラテンの背後に配置されたリアプラテンが複数のタイバーによって結合されており、タイバーに沿って可動プラテン及びリアプラテンが移動する。また、固定プラテンと可動プラテンの互いに対向する加工面には、それぞれ金型が取りつけられており、型締及び型開き動作を行う。
【0003】
射出機構部では、射出ユニットを固定プラテンに対して前後進させ、射出ユニットの射出シリンダ先端のノズルを、固定プラテンの樹脂注入口に密着させて、射出シリンダを経由して樹脂を供給する。ここで、射出ユニットの射出シリンダ先端のノズルを、固定プラテンの樹脂注入口に密着又は離間させるためのノズルタッチ機構が設けられている。そして、連続成形運転中には、ノズルタッチ機構によって、射出シリンダ先端のノズルは、固定プラテンの樹脂注入口に押し付けられるように構成されている。
【0004】
図6は、射出機構部のノズル周辺の部品構成を示した図である。シリンダ1の前方にノズル2が設けられており、シリンダ1とノズル2とはボルト3によって固定されている。シリンダ1とノズル2とは面合わせで設置されており、7は両者の合わせ面を示している。また、6は図示しないホッパから供給される溶融樹脂を固定プラテンの樹脂注入口に供給する溶融樹脂通路である。シリンダ1及びノズル2の外径部には、それぞれヒータ4、ヒータ5が巻かれている。これらのヒータ(4,5)に通電することによって、シリンダ1及びノズル2の温度調節が行われている。
【0005】
溶融樹脂通路6の内部において、溶融樹脂からガスが発生する場合がある。発生したガスが金型内に侵入すると、成形品に影響を及ぼして成形品の外観不良や強度の低下の原因となることがあるため、金型内にガスが侵入することを防ぐ方が好ましい。金型内へのガスの侵入量を防ぐために、シリンダ1やノズル2に排気口を設けてガスを除去する手法が行われている。
図6における8は排気溝であり、シリンダ1とノズル2との合わせ面に微小な隙間を形成して設けられている。
【0006】
特許文献1には、射出成形機用のノズルにおいて、ノズルを基部と先端部に分割して、ノズル本体の樹脂通路に、樹脂の流出は阻止し、ガスの通過は許容するガス抜き通路を形成する技術が開示されている。
特許文献2には、射出成形機のノズルにおいて、ノズルと加熱筒との当り面に脱気用溝を放射状に設けて、ノズル外周の環状段部で形成する環状空所に連通し、さらにこの環状空所と待機とを連通する連通孔を加熱筒に設けて、シリンダの径方向からガスを排出する技術が開示されている。
特許文献3には、射出成形機の射出部において、リング形をした多孔性のガス抜き部材を設け、ガス抜き部材を通じて内部で発生したガスを排出する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実願平3−53856号(実開平5−7423号)のCD−ROM
【特許文献2】登録実用新案第3014793号公報
【特許文献3】特開平11−170320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図6に示されている技術においては、シリンダ1の外径部に、シリンダ1の外径の大部分を覆うようにヒータ4が設置されているため、排気溝8がヒータ4の設置されていない箇所に限られてしまい、ヒータ4によるシリンダ1の温度調節に影響を及ぼすおそれがあった。逆に、排気溝8をヒータ4が覆うように設置してしまうと、排気溝8からのガスの排出がうまく行われず、ガスがシリンダ1の内部に滞留して、ヒータ4や周辺の部材が腐食するおそれがある。
【0009】
特許文献1に開示されている技術は、ノズルを基部と先端部に分割してガス抜き経路を形成しているため、ガス抜き経路の形成のためにノズルを基部と先端部とに分割する必要があり、1ピース構造のノズルに比べて構造が複雑でコストが高くなるおそれがある。
特許文献2に開示されている技術は、
図6に示されている技術と同様に、シリンダの径方向からガスを逃がす構造とされているため、ガス抜き経路の設置箇所がヒータの巻かれていない箇所に限られたり、逆にガス抜き経路をヒータが塞いでしまうと、内部にガスが滞留してしまうおそれがある。
特許文献3に開示されている技術は、ガス抜きのために、ガス抜き用の専用部材である多孔性部品を用いてのノズルを形成する必要がある。
【0010】
そこで本発明は、射出成形機用ノズルにおいて、ノズル内部の溶融樹脂で発生したガスを効果的に排出できる射出成形機用ノズルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願の請求項1に係る発明では、射出成形機の加熱シリンダの先端に、該加熱シリンダと合わせ面において面合わせで設置可能な樹脂射出ノズルであって、前記合わせ面は、内径側に設けられた第1の合わせ面と、該第1の合わせ面より外径側に設けられた第2の合わせ面を有し、前記第1の合わせ面と前記第2の合わせ面との間に形成される空隙から前記樹脂射出ノズルの先端方向へと通じる貫通穴を少なくとも1個備え
、前記加熱シリンダと前記樹脂射出ノズルは、前記貫通穴を通じて固定部材によって固定されたことを特徴とする樹脂射出ノズルが提供される。
【0012】
請求項1に係る発明では、第1の合わせ面と第2の合わせ面との間に形成される空隙から樹脂射出ノズルの先端方向への通じる貫通穴を有することによって、溶融樹脂内で発生したガスが、第1の合わせ面を透過し、空隙と貫通穴を通じてノズルの先端方向に送られて外部へ排出することが可能となる。ノズルの径方向の外部には、ヒータが設けられていることによって排気の妨げとなる場合もあるが、ノズルの先端方向には排気を遮る物が少ないため、溶融樹脂内で発生したガスを効果的に排出することが可能となる。
また、固定部材が貫通穴を通じて加熱シリンダと樹脂射出ノズルを固定しているため、加熱シリンダと樹脂射出ノズルを固定するための固定部材を貫通する穴と、溶融樹脂内で発生したガスを排出するための貫通穴を兼ねることができ、個別に穴を設ける必要がなくなる。
【0014】
本願の請求項
2に係る発明では、前記貫通穴を通じてエアの吸引又は供給を行う装置を有することを特徴とする請求項
1に記載の樹脂射出ノズルが提供される。
請求項
2に係る発明では、貫通穴を通じてエアの吸引又は供給を行う装置を有することによって、自然に貫通穴を通じてガスの排出を行うことと比較して、より効率的に溶融樹脂内で発生したガスを排出することが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、射出成形機用ノズルにおいて、ノズル内部の溶融樹脂で発生したガスを効果的に排出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の第1の実施形態のノズル周辺の部品構成を示した図である。
【
図2】本発明の第2の実施形態のノズル周辺の部品構成を示した図である。
【
図3】本発明の第3の実施形態のノズル周辺の部品構成を示した図である。
【
図4】本発明の第4の実施形態のノズル周辺の部品構成を示した図である。
【
図5】本発明の第5の実施形態のノズル周辺の部品構成を示した図である。
【
図6】従来のノズル周辺の部品構成を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のノズル周辺の部品構成を示した図であり、
図1(a)は側面図、
図1(b)は、
図1(a)のX−X断面をシリンダ方向から見た図である。シリンダ11の前方にノズル21が設けられており、また、61は図示しないホッパから供給される溶融樹脂を固定プラテンの樹脂注入口に供給する溶融樹脂通路である。シリンダ11及びノズル21の外径部には、それぞれヒータ41、ヒータ51が巻かれている。これらのヒータ(41,51)に通電することによって、シリンダ11及びノズル21の温度調節が行われている。
【0018】
シリンダ11とノズル21とは図示しないボルトによって固定されている。シリンダ11とノズル21とは面合わせで設置されているが、両社の合わせ面の構造が、
図6に示された従来技術とは異なっている。本実施形態においては、シリンダ11とノズル21との合わせ面が、溶融樹脂通路61と隣接する第1の合わせ面A1と、第1の合わせ面A1からシリンダ11の外径側に離間した環状の第2の合わせ面B1の2つの合わせ面において、シリンダ11とノズル21とが面合わせとなるように設置されている。また、第1の合わせ面A1と第2の合わせ面B1との間には空隙N1が形成されている。第1の合わせ面A1の近傍において、空隙N1と連通してノズル21の先端方向へと通じる排気通路H1が形成されている。
【0019】
第1の合わせ面A1において、シリンダ11とノズル21とは密着しているが、溶融樹脂通路61内の樹脂圧力が所定の圧力を超えると、溶融樹脂は通さず溶融樹脂通路61内で発生したガスのみが透過できるようなわずかな隙間を生じるように、第1の合わせ面A1の面積及び接触圧力が調整されている。
図6に示された従来技術においては、溶融樹脂通路6からシリンダ1の外周面までの距離が長いため、
図1に示されている本実施形態のように、合わせ面が通常は密着していて、溶融樹脂通路6内の樹脂圧力が所定の圧力を超えると、溶融樹脂通路6内で発生したガスのみが透過できるようなわずかな隙間を生じるように構成することは困難であるが、本実施形態においては、合わせ面を2つに分けた構成としているため、溶融樹脂通路61から外部へ連通する排気通路H1までの距離を短く構成できるため、溶融樹脂通路61内の樹脂圧力が所定の圧力を超えると、溶融樹脂は通さず溶融樹脂通路61内で発生したガスのみが透過できるようなわずかな隙間を生じるように第1の合わせ面A1を構成することが可能となる。
【0020】
これに対して、第2の合わせ面B1においては、シリンダ11とノズル21とがより強く密着されており、また空隙N1は排気通路H1と連通しているため、空隙N1内の圧力はさほど高くなることはない。そのため、溶融樹脂内で発生したガスは、第1の合わせ面A1を透過した後、第2の合わせ面B1から外部に排出されることなく、空隙N1と排気通路H1を通ってノズルの先端側から排出される(排出流路P)。なお、第1の合わせ面A1の構造については、本実施形態の構造に限られたものではなく、溶融樹脂が漏洩しない程度にあらかじめ隙間が生じるように構成してもよいし、溝や凹凸を形成してガスが排出できるように構成することも可能である。
【0021】
(第2の実施形態)
図2は、別の実施形態のノズル周辺の部品構成を示した側面図である。先の実施形態との相違点は、ノズルが第1のノズル22aと第2のノズル22bの2ピース構造となっている点と、第2の合わせ面B2が段差をもって形成されている点、および、吸引装置92を設けた点である。
【0022】
図2に示されているように、ノズルの構造は1ピース構造に限らず、第1のノズル22aと第2のノズル22bの2ピース構造となっている場合であっても同様に構成することが可能である。また、第2の合わせ面B2が第1の合わせ面A1とは段差をもって形成されて、両者が同一平面とはならないように形成することもできる。このように形成すれば、第2の合わせ面B2において、シリンダ11とノズル22bが接触することに加えて、第2の合わせ面B2を形成する箇所の側面部C2においても、シリンダ11とノズル22bとが接触するため、第2の合わせ面B2におけるシリンダ11とノズル22bとの接触によって、シリンダ11と第2のノズル22bとの位置決めを行うことが可能となる。
【0023】
本実施形態においては、排気通路H1の外部と連通する箇所に吸引装置92が設けられており、溶融樹脂通路61内で発生して、空隙N1、排気通路H1に排出されてきたガスを吸引装置92によって吸引している。これにより、排気通路H1に排出されてきたガスが自然に外部に排出される場合と比較して、より効率的にガスを排気することが可能となる。また、吸引装置92に代えて、供給装置を設けるようにしてもよい。この場合は、外部から排気通路H1内に空気が供給され、供給された空気と排気通路H1内のガスは、複数設けられている他の排気通路H1から、外部に排気されることとなる。
【0024】
なお、第1の実施形態と本実施形態とはノズルの構造、第2の合わせ面の構造、吸引装置の有無の3点において異なっているが、いずれか1点または2点異ならせたものであってもよい。
【0025】
(第3の実施形態)
図3は、さらに別の実施形態のノズル周辺の部品構成を示した図であり、
図3(a)は側面図、
図3(b)は、
図3(a)のX−X断面をシリンダ方向から見た図である。
【0026】
本実施形態においては、
図3(b)に示されているように、第1の合わせ面A3の周辺の一部に、径方向に凹む凹部U3を設けている。凹部U3を設けることにより、凹部U3の箇所において、溶融樹脂通路61と空隙N3との間の距離が短くなるため、凹部U3を設けた箇所において、溶融樹脂から発生したガスが透過しやすくなる。また、本実施形態においては、第2の合わせ面B3を周方向に4つに分割して構成し、それぞれの第2の合わせ面B3の間に排気通路H3を設ける構成としている。このように構成すると、複数の第2の合わせ面B3によってシリンダ11とノズル21を突き当てることによって、ノズル21をより安定して保持することが可能となる。
【0027】
(第4の実施形態)
図4は、さらに別の実施形態のノズル周辺の部品構成を示した図であり、
図4(a)は側面図、
図4(b)は、
図4(a)のX−X断面をシリンダ方向から見た図である。
【0028】
本実施形態において、34はボルトであり、シリンダ11とノズル21とを固定している。本実施形態においては、シリンダ11とノズル21とを固定する際にボルト34が挿入されるノズル21の貫通穴を排気通路H4を兼ねて用いる点が、これまでの実施形態と異なっている。
図4(b)に示されているように、第2の合わせ面B4近傍に円周方向に8つのボルト34の貫通穴兼排気通路H4が設けられており、この排気通路H4を通じて、溶融樹脂から発生したガスが外部に排出される。ここで、ボルト34にはねじが切られているが、ボルト34が挿入される側の、排気通路H4を兼ねた貫通穴側にはねじが切られてはいない。そのため、ボルト34を挿入して締めた際にも、ボルト34の外周面と貫通穴(排気通路H4)の内周面との間には若干の隙間が形成され、その隙間を通じてガスが外部に排出される。
【0029】
また、貫通穴(排気通路H4)のボルト34の近い側には、排気通路H4からノズル21の径方向に伸びる排気孔H4’が設けられている。排気孔H4’を設けることにより、ボルト34の頭部が大きい場合など、ボルト34の頭部によって貫通穴(排気通路H4)をふさいでしまう場合などに、排気通路H4内のガスを排気孔H4’を通じて効果的に外部に排出することが可能となる。
【0030】
(第5の実施形態)
図5は、さらに別の実施形態のノズル周辺の部品構成を示した図であり、
図5(a)は側面図、
図5(b)は、
図5(a)のX−X断面をシリンダ方向から見た図である。
【0031】
本実施形態において、34はボルトであり、シリンダ11とノズル21とを固定している。本実施形態においては、シリンダ11とノズル21とをボルト34が挿入されるノズル21の貫通穴のうちの2つに溝H5’を設けた点が第4の実施形態と異なっている。
図5(b)に示されているように、第2の合わせ面B4近傍に円周方向に8つのボルト34の貫通穴が設けられており、この8つの貫通穴のうちの2つに溝H5’を設けて、この溝H5’を通じて溶融樹脂から発生したガスが外部に排出される。第4の実施形態においては、ボルト34が挿入される側の、排気通路H4を兼ねた貫通穴側にはねじが切られてはいない構成とされていたが、本実施形態においては溝H5’を通じてガスが外部に排出される構成とされているため、貫通穴側にもねじを切って、より強固に固定できる構成とすることも可能である。
【0032】
また、第4の実施形態においては、貫通穴(排気通路H4)のボルト34の近い側に、排気通路H4からノズル21の径方向に伸びる排気孔H4’が設けられていたが、本実施形態においては、溝H5’においてガスの排出を行っているため、多少ボルト34の頭部が大きかったとしても、排気孔を設けなくとも、ガスを効果的に外部に排出することが可能となる。
【符号の説明】
【0033】
1 シリンダ
2 ノズル
3 ボルト
4 ヒータ
5 ヒータ
6 溶融樹脂通路
7 合わせ面
8 排気溝
11 シリンダ
21 ノズル
22a 第1のノズル
22b 第2のノズル
34 ボルト
41 ヒータ
51 ヒータ
61 溶融樹脂通路
92 吸引装置
A1,A3,A4 第1の合わせ面
B1,B2,B3,B4 第2の合わせ面
C2 (第2の合わせ面の)側面部
N1,N3,N4 空隙
H1,H3,H4,H5 排気通路
H4’ 排気孔
H5’ 溝
U3 凹部
P 排気流路