特許第5981070号(P5981070)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5981070
(24)【登録日】2016年8月5日
(45)【発行日】2016年8月31日
(54)【発明の名称】センスアンプカラム冗長性
(51)【国際特許分類】
   G11C 29/00 20060101AFI20160818BHJP
【FI】
   G11C29/00 603D
   G11C29/00 603F
【請求項の数】19
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-501286(P2016-501286)
(86)(22)【出願日】2014年3月11日
(65)【公表番号】特表2016-515279(P2016-515279A)
(43)【公表日】2016年5月26日
(86)【国際出願番号】US2014023574
(87)【国際公開番号】WO2014150548
(87)【国際公開日】20140925
【審査請求日】2015年12月10日
(31)【優先権主張番号】13/837,874
(32)【優先日】2013年3月15日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100194814
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 元宏
(72)【発明者】
【氏名】ジュン、チュルミン
【審査官】 後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−195291(JP,A)
【文献】 特開2003−151295(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11C 29/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のロード線から最後のロード線に配置される複数のロード線と、
センスアンプの各対が前記対応するロード線を共有するように構成されるような、前記複数のロード線に対応するセンスアンプの複数の対と、ここにおいて、センスアンプの各対は、第1のセンスアンプと第2のセンスアンプとを備える、ここにおいて、前記第1のセンスアンプが第1のタイプのワードについて感知するように構成され、前記第2のセンスアンプが第2のタイプのワードについて感知するように構成される、
冗長リード線を駆動するように構成される冗長センスアンプと、
前記複数のロード線に対応する複数のマルチプレクサと、ここにおいて、前記複数のマルチプレクサの中の第1のマルチプレクサから最後から2番目のマルチプレクサは、前記対応するロード線と後続のロード線との間で選択するようにそれぞれ構成される、ここにおいて、前記複数のマルチプレクサの中の最後のマルチプレクサは、前記最後のロード線と前記冗長リード線との間で選択するように構成される、
欠陥が前記第1のセンスアンプのうちの1つに対応し、前記第2のタイプのワードが前記第2のセンスアンプから読み取られているとき、それらの対応するロード線について選択するように前記マルチプレクサを制御するように構成されるデコーダと、前記デコーダが、欠陥が前記第2のセンスアンプのうちの1つに対応し、前記第1のタイプのワードが前記第1のセンスアンプから読み取られているとき、それらの対応するロード線について選択するように前記マルチプレクサを制御するようにさらに構成される、を備える、メモリ。
【請求項2】
前記第1のタイプのワードが前記メモリから読み取られており、前記第1のセンスアンプが前記ロード線のうちの所与の1本に対応する前記センスアンプ対の中で欠陥があるとき、前記所与のロード線から最後から2番目のロード線に対応する前記マルチプレクサをシフトしてそれらの後続のロード線について選択するように制御し、前記最後のマルチプレクサをシフトして前記冗長リード線について選択するように制御するように前記デコーダがさらに構成される、請求項1に記載のメモリ。
【請求項3】
前記第1のタイプのワードが前記メモリから読み取られており、前記第1のセンスアンプが前記所与のロード線に対応する前記センスアンプ対の中に欠陥があるとき、前記第1のロード線から先行するロード線に対応する前記マルチプレクサをそれらの対応するロード線について選択するように制御するように前記デコーダがさらに構成され、ここにおいて、前記所与のロード線が前記先行するロード線に関して後続のロード線である、請求項2に記載のメモリ。
【請求項4】
前記第2のタイプのワードが前記メモリから読み取られており、前記第2のセンスアンプが前記ロード線のうちの所与の1本に対応する前記センスアンプ対の中に欠陥があるとき、前記所与のロード線から最後から2番目のロード線に対応する前記マルチプレクサをシフトしてそれらの後続のロード線について選択するように制御し、前記最後のマルチプレクサをシフトして前記冗長ロード線について選択するように制御するように前記デコーダがさらに構成される、請求項1に記載のメモリ。
【請求項5】
前記第2のタイプのワードが前記メモリから読み取られており、前記第2のセンスアンプが前記所与のロード線に対応する前記センスアンプ対の中に欠陥があるとき、前記第1のロード線から先行するロード線に対応する前記マルチプレクサをそれらの対応するロード線について選択するように制御するように前記デコーダがさらに構成される、ここにおいて、前記所与のロード線は、前記先行するロード線に関して後続のロード線である、請求項4に記載のメモリ。
【請求項6】
前記メモリがSRAMを備える、請求項1に記載のメモリ。
【請求項7】
各センスアンプが複数の対応するビット線から感知するように構成される、請求項1に記載のメモリ。
【請求項8】
センスアンプの各第2の対が前記対応するロード線を共有するように構成されるように、前記複数のロード線に対応するセンスアンプの複数の第2の対をさらに備え、ここにおいて、センスアンプの各第2の対は、第3のセンスアンプと第4のセンスアンプとを備え、ここにおいて、前記第3のセンスアンプは、第3のタイプのワードについて感知するように構成され、前記第4のセンスアンプは、第4のタイプのワードについて感知するように構成される、請求項1に記載のメモリ。
【請求項9】
対応する複数のカラムタイプを使用して複数のワードタイプを読み取るように構成されるメモリのための方法であって、前記メモリが複数のロード線を含み、各ロード線が前記カラムの対応するロード線の組により駆動され、各ロード線の組が各タイプのうちの1つのカラムを含み、
前記タイプのうちの第1のもののカラムが欠陥があり、残りのカラムタイプが欠陥がないという決定に反応して、前記残りのタイプのワードを前記メモリから前記ロード線を介して何らシフトすることなく読み取ることと、
前記第1のタイプの前記カラムが欠陥があるという前記決定に反応して、前記第1のタイプのワードを前記メモリから前記ロード線のシフトされたものを介して、および単一の汎用カラムにより駆動される汎用冗長リード線を介して読み取ることと、を備える方法。
【請求項10】
前記メモリが前記複数のロード線に対応する複数の出力マルチプレクサを含み、前記残りのタイプの前記ワードを読み取る間、各出力マルチプレクサをその対応するロード線について選択するように制御することをさらに備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記ロード線は、第1のロード線から最後のロード線に配置され、ここにおいて、前記出力マルチプレクサは、対応する第1の出力マルチプレクサから対応する最後の出力マルチプレクサに配置され、ここにおいて、前記メモリから前記ロード線のシフトされたものを介して前記第1のタイプの前記ワードを読み取ることは、どのロード線が前記第1のタイプの欠陥のあるセンスアンプに結合するのかを決定することと、前記決定されたロード線から前記ロード線の最後から2番目のものに対応する出力マルチプレクサからの各出力マルチプレクサを、シフトされたロード線について選択するように制御することと、前記最後のマルチプレクサを前記冗長リード線について選択するように制御することとを備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のタイプの前記ワードを読み取ることは、前記第1の出力マルチプレクサから前記出力マルチプレクサの前記先行するものの各々の出力マルチプレクサを制御してその対応するロード線について選択することをさらに備える、ここにおいて、前記決定されるロード線は、前記先行するロード線に関してシフトされたロード線である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記タイプのうちの第2のもののカラムが欠陥があるという決定に反応して、前記第2のタイプ以外の前記残りのタイプのワードを前記メモリから前記ロード線を介して何らシフトすることなく読み取ることと、
前記第2のタイプの前記カラムが欠陥があるという前記決定に反応して、前記第2のタイプのワードを前記メモリから前記ロード線のシフトされたものを介して、および前記単一の汎用カラムにより駆動される前記汎用冗長リード線を介して読み取ることと、をさらに備える請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記タイプのうちの第3のもののカラムが欠陥があるという決定に反応して、前記第3のタイプ以外の前記残りのタイプのワードを前記メモリから前記ロード線を介して何らシフトすることなく読み取ることと、
前記第3のタイプの前記カラムが欠陥があるという前記決定に反応して、前記第3のタイプのワードを前記メモリから前記ロード線のシフトされたものを介して、および前記単一の汎用カラムにより駆動される前記汎用冗長リード線を介して読み取ることと、をさらに備える請求項13に記載の方法。
【請求項15】
複数のカラム対と、各カラム対は、第1のセンスアンプと第2のセンスアンプとを含む、前記第1のセンスアンプは、第1のワードについてのビットを感知するように構成される、前記第2のセンスアンプは、第2のワードについてのビットを感知するように構成される、
前記複数のカラム対に対応する複数のロード線と、
ワードを出力するため前記ロード線から選択するための手段と、ここにおいて、前記ワードが第1のワードであり前記第1のセンスアンプのうちの1つが欠陥があるとき、前記ロード線のうちのシフトされたものから選択するように前記手段が構成され、前記ワードが第2のワードであり前記第1のセンスアンプのうちの1つが欠陥があるとき、前記ロード線のうちのシフトされないものからのみ選択するように前記手段がさらに構成される、
単一の冗長リード線と、ここにおいて、前記ロード線のうちの前記シフトされたものから選択するとき、前記単一の冗長リード線について選択するように前記手段がさらに構成される、
を備えるメモリ。
【請求項16】
前記ワードが第2のワードであり前記第2のセンスアンプのうちの1つが欠陥があるとき、前記ロード線のうちのシフトされたものから選択する、前記手段がさらに構成され、前記ワードが第1のワードであり前記第2のセンスアンプのうちの1つが欠陥があるとき、前記ロード線のうちのシフトされないものから選択する、前記手段がさらに構成される、請求項15に記載のメモリ。
【請求項17】
前記メモリがSRAMである、請求項15に記載のメモリ。
【請求項18】
前記第1および第2のセンスアンプの各々が、4つのビット線の対応する組から感知するように構成される、請求項15に記載のメモリ。
【請求項19】
前記手段が複数の出力マルチプレクサを含む、請求項18に記載のメモリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2013年3月15日に出願された、米国非仮出願第13/837,874号に対する優先権を主張する。
【0002】
[0002]本出願は、カラム冗長性を有するメモリに関し、より詳細には、増加された密度を有するI/Oシフトカラム冗長性を有するメモリに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]カラム冗長性は、メモリアレイが、不良カラムを冗長カラムで置き換えることを可能にする。この冗長性はセンスアンプ(SA)シフトまたはI/Oシフトを使用して実施され得る。センスアンプシフトを有するメモリ100が、図1に示される。2つの独立なメモリアレイまたはバンクがメモリ100に含まれる。バンク1アレイおよびバンク0アレイ。各メモリバンクは、メモリバンクについてのビット線を感知するため、センスアンプ101のそれ自体の組を有する。各センスアンプ101は、その対応するメモリバンクからの、4本の対応するビット線102から感知する。言い換えれば、所与のメモリバンクについて、各センスアンプ101に関して4:1ビット線多重化が存在する。リード線104のアレイは、メモリバンク0およびメモリバンク1について、センスアンプ101によって共有される。ビット線102、バンク0およびバンク1の中のメモリセル、ならびに対応するセンスアンプ101およびリード線104は、本明細書で、「カラム」として示される。言い換えれば、カラムは、センスアンプのリード線104を駆動するための、任意の所与のメモリバンク中の構造のことを言う。その構造は、もちろん、センスアンプ101と、関連するビット線102と、それらの関連するビット線102に結合されるメモリセルとを含むことになる。
【0004】
[0004]説明の明白性のために、ただ1つの最初のカラム135および後続のカラム135が、メモリ100中の点線により画定される。各カラム135は、メモリバンク0およびメモリバンク1の中に4本の対応するビット線102を含む。メモリ技術で知られるように、各センスアンプ101は、センスイネーブル信号(図示せず)に応答するように構成される。所与のセンスアンプ101へのセンスイネーブル信号がアサートされる場合、そのセンスアンプ101は、そのリード線104上へのビット決定を送り出す。
【0005】
[0005]メモリ100は、回収されたワードDoutを出力ステージ120から出力することにより、リード動作に応答する。Doutは、第1のワードビットDout[1]から最後のワードビットDout[32]の範囲の、32ビット幅の回収されたワードである。各ワードDoutは、それが奇数または偶数カラムから感知されたかどうかに応じて、奇数ワードまたは偶数ワードのいずれかであってよい。言い換えれば、カラム135は、偶数(E)および奇数(O)カラムに分割される。偶数カラムは、各メモリバンクについて偶数センスアンプを含む。同様に、奇数カラムは、各メモリバンクについて奇数カラムを含む。ワードが奇数であるかまたは偶数であるかに応じて、第1の偶数カラムおよび第1の奇数カラムがDout[1]に対応する。同様に、第2の偶数カラムおよび第2の奇数カラムがDout[2]に対応し、などであり、それによって、第32の偶数カラムおよび第32の奇数カラムがDout[32]に対応する。各ワードビットについてこの奇数または偶数値であるとすると、出力ステージ120中の2:1マルチプレクサ125の第1のステージは、各ワードビットに関して8:1のビット線多重化を可能にする。
【0006】
[0006]奇数および偶数カラムの対と同様に、各マルチプレクサ125は、ワードDout中のビット位置に対応する。たとえば、第1のマルチプレクサ125がDout[1]に対応し、第2のマルチプレクサ125がDout[2]に対応し、などである。各マルチプレクサ125は、そのS1およびS2入力に関して、その対応するワードビットについて、偶数と奇数カラムとの間で選択することができる。たとえば、最初のマルチプレクサ125は、そのS2入力において、第1の偶数カラム135についてのリード線104を受け入れ、そのS1入力において、第1の奇数カラムについてのリード線104を受け入れる。各マルチプレクサ125は、したがって、奇数入力と偶数入力とを受け入れると考えられ得る。
【0007】
[0007]センスアンプ101へのセンスイネーブル信号は、偶数カラムと奇数カラムとの間、さらにはバンク間を区別する。所与のメモリバンクについてのセンスイネーブル信号は、したがって、偶数センスアンプからの偶数ビットの感知をトリガーする偶数状態を有し、奇数センスアンプからの奇数ビットの感知をトリガーする奇数状態を有する。デフォルト状態(カラムエラーなし)では、マルチプレクサ125は、この場合、Doutが奇数または偶数ワードのいずれであるのかに応じて、それらの奇数または偶数入力について選択するように制御される。
【0008】
[0008]両方のメモリバンクのわたって単一のリード線104を共有するので、所与のカラム135の単にメモリバンク1部分の中、または単にメモリバンク0部分の中の中の欠陥が、その偶数または奇数カラムの有用性を喪失させる。そのような欠陥のあるカラムは、同じ奇数または偶数クラスについて、後続のカラムによって、センスアンプ冗長性方式で置き換えられる。この置き換えを実施するために、マルチプレクサ130の第2のステージを必要とする。
【0009】
[0009]各ワードビットについて1つのマルチプレクサ130が存在する。したがって、第1のマルチプレクサ130がDout[1]について選択し、第2のマルチプレクサ130がDout[2]について選択する、などである。2:1多重化の2つのステージのために、Dout[32]についての最後のマルチプレクサ130を除く各マルチプレクサ130は、2つの偶数偶数および奇数カラム対からのビット決定から、最終的に選択することができる。所与のワードビットについての偶数および奇数カラム対からのビット決定は、その出力ビットのマルチプレクサ130についての、シフトされないビット決定であると言うことができる。たとえば、第1のビットの偶数および奇数カラムからのビット決定は、Dout[1]についてのマルチプレクサ130についてのシフトされないビット決定となる。加えて、第1のマルチプレクサ130から最後から2番目のマルチプレクサ130の各マルチプレクサ130は、後続のビットの偶数および奇数カラム対からのビット決定を受け入れるためのS1入力を有する。このビット決定は、シフトされたビット決定として示すことができる。たとえば、第1のマルチプレクサ130は、そのS1入力において、第2のビットの偶数および奇数カラム対からのビット決定について選択することができる。しかし、第32のビットの偶数および奇数カラムについては、後続のカラムが存在しない。この最後のビットのマルチプレクサ130についてのS1入力は、冗長カラム140からの冗長リード線145を受け入れる。冗長カラム140は、各メモリバンク中の冗長ビット線110からの感知のため、冗長センスアンプ105を含む。
【0010】
[0010]冗長カラム140は、メモリ100が欠陥のある偶数または奇数カラムを有するかどうかに応じて、偶数または奇数カラムのいずれかであってよいことに留意されたい。言い換えれば、冗長センスアンプ105は、センスイネーブル信号が偶数または奇数状態のいずれであるかに関わらず、センスイネーブル信号に応答する。メモリ100中に欠陥のあるカラムが決して存在しない場合、マルチプレクサ130はまったく必要とならない。しかし、センスアンプシフト方式では、欠陥のある偶数または奇数カラムが、その偶数または奇数クラスについて、直後のカラムにより置き換えられる。たとえば、第1のビットの偶数カラムは欠陥があると仮定する。この最初の偶数カラム135の機能は、この場合、欠陥のある第1のビットの偶数カラムに対して後続する偶数カラムである、第2のビットの偶数カラムにより引き受けられることになる。
【0011】
[0011]所与の欠陥のある偶数または奇数カラムのそのような置き換えを可能にするため、各マルチプレクサ130は、そのシフトされない(S2)入力またはシフトされた(S1)入力のいずれかについて選択することができる。たとえば、偶数カラムは欠陥があるが、奇数ワードがメモリ100から読み取られていると仮定する。そのような場合、各マルチプレクサ130は、そのシフトされない入力について選択するように制御される。しかし偶数ワードが感知されると、マルチプレクサ130は、欠陥のあるカラムに関するそれらのビット位置に応じて、それらのシフトされたまたはシフトされない入力のいずれかについて選択するように制御される。たとえば、欠陥がi番目の偶数カラムであり、ここで、iがカラムのビット位置を指定する整数である場合。このビット位置の前のマルチプレクサ130は、シフトを実施しない。しかし、i番目のビット位置以降に対応するマルチプレクサ130は、それらのシフトされた入力について選択するように制御される。冗長カラム140は、この場合、最後の(この実施形態では第32)偶数カラムとして機能することになる。i番目の奇数カラムが欠陥がある場合、奇数ワードがメモリ100から読み取られているとき、類似の制御がマルチプレクサ130について発生することになる。しかし、冗長カラム140は、この場合、最後の奇数カラムとして機能することになる。マルチプレクサ125および130を通したそのようなSAシフトは、やや複雑な制御ロジックを要求する。さらに、各偶数および奇数カラムがそれ自体のリード線104を有し、このことが結果として生じる経路指定およびレイアウトを複雑にすることに留意されたい。
【0012】
[0012]SAシフトの代わりに、I/Oシフト冗長性方式が実装され得る。図2は、8:1ビット線多重化(マックシング(muxing))メモリ200についてのI/Oシフト冗長性方式を示す。I/Oシフト冗長性方式の中では、マルチプレクサの第2のステージは必要ない。代わりに、2:1マルチプレクサ210の単一のステージ201がワードDoutについて選択することができる。メモリ200では、ワードDoutは、再び、ビットDout[1]からビットDout[32]の範囲である、32ビット幅となる。カラム202は、メモリ100の偶数および奇数カラム対に関して議論されたように組織される。したがって、各偶数および奇数カラム対は、デフォルト(欠陥のあるカラムがない)状態におけるDout中のビット位置に対応する。Dout[1]に対応する偶数および奇数カラムの第1の対、Dout[2]に対応する第2の対などがあり、それによって、最後のカラム対(この実施形態では、第32のカラム対)がDout[32]に対応する。
【0013】
[0013]各カラム202は、メモリセル(図示せず)と、カラムタイプに応じて偶数または奇数センスアンプとして分類され得る対応するセンスアンプ205に関連する4つのビット線とを備える。しかし、メモリ100とは異なり、各リード線206は、メモリバンク内の各タイプのセンスアンプ、すなわち1つの奇数センスアンプおよび1つの偶数センスアンプにより共有される。メモリバンク中のセンスアンプの対応する組についてのそのような共有リード線を区別するために、リード線206は、ロード線として示されることになる。対照的に、「リード線」という用語は、リード線が任意の所与のメモリバンク内の他のセンスアンプにより共有されない、メモリ100などの用途のために予約されることになる。ロード線206は、各カラム対の中の偶数および奇数センスアンプにより共有される。ロード線206は、2:1マルチプレクサ210を含むI/Oブロック201により受け入れられる。マルチプレクサ130と同様に、各マルチプレクサ210は、シフトされないカラム対またはシフトされたカラム対から選択することができる。たとえば、Dout[1]についてのマルチプレクサ201は、そのS1入力におけるシフトされないカラム対(第1の対)、およびそのS2入力におけるシフトされたカラム対(第2の対)について選択することができる。しかし、Dout[32]に対応するシフトされたカラムは存在しない。したがって、Dout[32]についてのマルチプレクサ210は、そのシフトされた入力として、冗長カラム対240についての冗長ロード線211について選択する。
【0014】
[0014]各カラム対が共通ロード線206を共有するので、その奇数または偶数カラムのただ1つが欠陥がある場合でさえ、欠陥があることになる。I/Oシフトは、したがって、センスアンプ対(または等価的にカラム対)に関して行い、特定の欠陥のあるカラムが奇数または偶数のいずれであるかに影響を受けない。マルチプレクサ210のための制御ロジックは、したがって、SAシフト方式と比較して簡単化される。たとえば、所与のカラム対が欠陥があると仮定する。デフォルトの場合(エラーなし)では、この所与のカラム対は、出力ビット位置のうちの所与の1つに対応する。このビット位置は、Dout[i]として指定されてよく、ここで、iは、何らかの任意のビットを表す。Dout[1]からDout[i−1]に対応するマルチプレクサ210は、それらのシフトされないロード線について選択し、一方、残りのマルチプレクサ210は、シフトされたロード線について選択する。シフトロジックは、したがって、幾分基本的であるが、I/Oシフトは、各ワードタイプについて冗長カラムを必要とする。たとえば、単に偶数および奇数ワードを記憶することとは逆に、メモリ200が4つのタイプのワード(それらが恣意的にタイプA、B、C、およびDと名付けられると仮定する)を記憶するように変更される場合、冗長Aカラムと、冗長Bカラムと、冗長Cカラムと、冗長Dカラムとを必要とすることになる。しかし、SAシフトメモリは、カラムタイプのうちのいずれかの代わりができる、汎用カラムを使用する。SAシフトと比較すると、I/Oシフトは、したがってより大きいダイ面積を要求する。しかし、I/Oシフトの別の利点は、マルチプレクサ210に経路指定されるロード線206の数が、ワード幅(プラス冗長ロード線211)に等しいことである。対照的に、SAシフトメモリについてのリード線の数は、ワード幅の倍数M(プラス冗長リード線145)に等しくなり、ここでMはワードタイプの数を表す整数である。
【0015】
[0015]したがって、センスアンプシフトのダイ節約と、I/Oシフトの制御論理簡易性およびリード線経路指定簡易性とを達成する、冗長性方式についての技術が必要である。
【発明の概要】
【0016】
[0016]改善されたカラム冗長性方式は、ローカルなリード線の代わりのロード線の使用にもかかわらず、単一の汎用カラムを使用する。本明細書で使用する、「カラム」は、センスアンプと、その対応するビット線および関連するメモリセルとに対応するように規定される。カラムは、結果として得られるメモリに記憶される異なるワードタイプに対応する異なるタイプに分類される。たとえば、メモリは、偶数および奇数カラムに対応する偶数および奇数センスアンプにより感知される偶数および奇数ワードを記憶することができる。しかし、メモリが任意の数のワードタイプを有することができるという点で、カラムタイプは、単に偶数および奇数よりも幅の広い概念である。
【0017】
[0017]カラムは、ロード線の組に組織化される。各ロード線の組は、各タイプの1つのカラムを有する。ロード線の組の中のセンスアンプすべては、対応するロード線を共有する。言い換えれば、ロード線の組の中の各センスアンプは、そのビット決定を対応するロード線上に駆動することができる。メモリは、汎用センスアンプを含む汎用カラムも含む。この汎用カラムは、非冗長カラムの同じビット線多重化を有することになる。たとえば、ロード線の組の中のセンスアンプについてのビット線多重化が4:1である場合、冗長センスアンプは、この同じ4:1ビット線多重化を有することになる。
【0018】
[0018]ロード線は、複数のマルチプレクサにおいてすべて受け入れられる。ロード線と同様に、マルチプレクサは、メモリについてのワード幅に対応する。各ワード(タイプに関わらず)が第1のビットから最後(m番目)のビットの範囲であると考えられる場合、ロード線は、第1のロード線から最後(m番目)のロード線の範囲であり、マルチプレクサは、第1のマルチプレクサから最後のマルチプレクサの範囲であって、ここで、mはワード幅と等しい整数である。第1のマルチプレクサから最後から2番目のマルチプレクサの各マルチプレクサは、対応するロード線ならびにシフトされたロード線から選択することができる。第1のマルチプレクサについて対応するロード線は第1のロード線であり、第2のマルチプレクサについて対応するロード線は第2のロード線であり、などであり、それによって、最後のマルチプレクサについて対応するロード線は最後のロード線である。
【0019】
[0019]第1のロード線から最後のロード線のロード線の配置に関して、シフトされたロード線は、最後のロード線を除いた任意の所与のロード線への後続のロード線である。言い換えれば、i番目のロード線について(ここで、iは、1からm−1の範囲である)、シフトされたロード線は、(i+1)番目のロード線である。最後のロード線は、それがロード線の最後であるから、シフトされたロード線が存在しない。他のマルチプレクサと異なり、最後のマルチプレクサは、最後のロード線と、単一の冗長カラム中の冗長センスアンプに結合される冗長リード線とから選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】[0020]センスアンプシフト冗長性方式を使用するように構成される従来型メモリのブロック図。
図2】[0021]I/Oシフト冗長性方式を使用するように構成される従来型メモリのブロック図。
図3】[0022]改善されたカラム冗長性方式で構成されるメモリのブロック図。
図4】[0023]例示的な方法についての流れ図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
[0024]改善されたカラム冗長性方式が、共通ロード線が複数のカラムにより共有されるメモリについて提供される。メモリは、1つまたは複数のメモリバンクを含むことができる。各カラムは、各メモリバンクについてセンスアンプを含む。カラムは、感知するように構成されるワードタイプに従って分類される。そのような分類は、メモリ技術の当業者により理解されるように、共有ロード線から流れる。たとえば、メモリが4つの異なるワードタイプを記憶するように構成される場合、4つの対応するカラムタイプがあることになる。そのような実施形態では、各ロード線が各タイプのカラムにより共有されるので、ロード線は、4つのカラムにより共有される。
【0022】
[0025]一般的に、カラムタイプおよび対応するワードタイプの数は、要因の中でもとりわけ、結果として得られるメモリのアスペクト比に依存する。以下の議論は、第1のカラムタイプおよび第2のカラムタイプが存在し、それによって、対応する第1のタイプのワードおよび第2のタイプのワードが、結果として得られるメモリから読み取られ得ることを仮定する。一般性の損失なしに、第1のカラムタイプが偶数カラムとして示されてよく、第2のカラムタイプが奇数カラムとして示されてよい。したがって、偶数ワードが偶数カラムから読み取られ、一方奇数ワードが奇数カラムから読み取られる。しかし、本明細書に開示されるカラム冗長性構造および方法が、カラムタイプおよび対応するワードタイプの任意の所与の構成に広く適用可能であることを理解されよう。
【0023】
[0026]ロード線共有のため、特定のメモリバンクおよびカラムタイプについて選択するため、何らかの手段が必要であることを、当業者はやはり理解されよう。たとえば、各カラム中の1つのセンスアンプ(または複数のセンスアンプ)は、バンク固有およびカラム固有センスイネーブル信号に応答するように構成されてよい。この様式では、所与のカラムタイプ中のセンスアンプは、ビット決定を提供するために選択的に活性化されてよい。偶数および奇数カラムの実施形態では、センスアンプは、それらのカラムタイプに従って偶数および奇数センスアンプとして分類される。各共有ロード線ならびに対応する偶数および奇数カラムの対は、ワード幅に対応すると考慮され得る。言い換えれば、各ロード線は、出力ワードについてのビット位置に一意に対応する。その点について、偶数および奇数ワードはすべて、第1のビット位置の第1のビットから最後のビット位置の最後のビットの範囲の、同じビットの幅を有することになる。カラム対(各対が偶数カラムおよび奇数カラムを含む)は、したがって、出力ビット幅に従って配置される。第1のカラム対が第1のビット位置に対応し、第2のカラム対が第2のビット位置に対応し、などであり、それによって、最後のカラム対が最後のビット位置に対応する。
【0024】
[0027]本明細書に開示される改善されたカラム冗長性メモリのための出力ステージは、ちょうどカラム対と同様に、ビット位置に対応する2:1マルチプレクサの単一のステージを含む。したがって、第1のビット位置の出力ビットについて選択するための第1のマルチプレクサ、第2のビット位置の出力ビットについて選択するように構成される第2のマルチプレクサ、などが存在し、それによって、最後のビット位置の出力ビットについて選択するための最後のマルチプレクサが存在する。各マルチプレクサは、I/Oシフト方式中のマルチプレクサ210に関して議論されたものと類似の、シフトされたまたはシフトされないカラム対について選択することができる。しかしI/Oシフトの実施形態と著しく対照的に、本明細書に開示される改善されたカラム冗長性メモリは、各カラムタイプについての冗長カラムを必要としない。その代わりに、単一の汎用冗長カラムはいかなるカラムタイプが欠陥があっても置き換えるように機能する。これは、SAシフトのダイ節約が、I/Oシフトの簡略化されたロード線経路指定で達成される点で、非常に有利である。
【0025】
[0028]ロード線の数は、ワード幅に応じる。したがって、一実施形態で、各出力ワードDoutがmビット幅である(mが任意の正の整数である)場合、m本のロード線が存在することになる。マルチプレクサの数は、ワード幅にも対応する。mビット幅の実施形態では、第1のマルチプレクサが第1のロード線を受け入れ、第2のマルチプレクサが第2のロード線を受け入れ、などであり、それによって、m番目(最後)のマルチプレクサがm番目のロード線を受け入れる。各マルチプレクサは(m番目のマルチプレクサを除き)、後続のロード線も受け入れる。したがって、i番目のマルチプレクサ(ここで、iは、1からm−1の範囲の整数である)は、(シフトされないカラム対から)i番目のロード線と、(シフトされたカラム対から)(i+1)番目のロード線とを受け入れる。本明細書で使用する、所与のロード線についての「後続のロード線」とは、所与のロード線についてのビット位置を基準として次のビット位置に対応する。その点について、最後のロード線の後には、後続のロード線が存在しない。第1のマルチプレクサは、したがって、第1のロード線と第2のロード線との間で選択し、第2のマルチプレクサは、第2のロード線と第3のロード線との間で選択し、などである。しかし、最後のマルチプレクサは、最後のロード線と、単一の冗長カラムに対応する冗長ロード線との間で選択する。
【0026】
[0029]これらの利点をより良好に説明するために、例示的なメモリ300が図3に示される。この実施形態では、2つのメモリバンクが存在する。メモリバンク0およびメモリバンク1。しかし、メモリバンクの数は任意である。それは、1つまたは複数であってよい。メモリ300の中で、ワード幅は、第1のワードビットDout[1]から第32のワードビットDout[32]の範囲である、32ビットである。したがって、ロード線[1]からロード線[32]の範囲である、そのような実施形態についての32本のロード線が存在する。各ロード線は、各メモリバンク中の対応するセンスアンプ対により共有される。ロード線[1]は、Dout[1]についてのデフォルトの(シフトされない)ロード線である。同様に、ロード線[2]は、Dout[2]についてのシフトされないロード線であり、などであり、それによって、ロード線[32]は、Dout[32]についてのシフトされないロード線である。各ワードビットは、対応する2:1マルチプレクサ330によって選択される。ワードDout中の32ビットに対応するメモリ300についての32個のマルチプレクサ330が存在する。一般的に、ワードDoutがmビット幅である場合、m個のマルチプレクサ330が存在し、mは、任意の正の整数である。ロード線[1]は、第1のマルチプレクサ330(最初のマルチプレクサ)により受け入れられる。同様に、ロード線[2]は、隣接する第2のマルチプレクサ330により受け入れられ、などであり、それによって、ロード線[32]は、第32のマルチプレクサ330により受け入れられる。
【0027】
[0030]各ロード線は、対応するカラム対中の、対応する偶数センスアンプ302および奇数センスアンプ305により、各メモリバンク中で駆動される。第1のカラム対中の偶数および奇数センスアンプは、したがって、それらのビット決定をロード線[1]上に駆動し、第2のカラム対はロード線[2]を駆動し、などであり、それによって、最後のカラム対がロード線[32]を駆動する。所与のカラム対についての各メモリバンク内で、各センスアンプ305および302は、4本の対応するビット線301から感知する(4:1ビット線マックシング)。マルチプレクサ330の第1のものからマルチプレクサ330の最後から2番目(この実施形態では、第31のマルチプレクサ)までは、シフトされないロード線とシフトされたロード線とを選択することができる。したがって、第1のマルチプレクサ330は、ロード線[1]またはロード線[2]のいずれかで実行されるビット決定について選択するように制御され、第2のマルチプレクサ330は、ロード線[2]またはロード線[3]のいずれかで実行されるビット決定について選択するように制御され、などであり、それによって、最後から2番目のマルチプレクサ(図示せず)は、ロード線[31](図示せず)とロード線[32]との間で選択する。
【0028】
[0031]マルチプレクサ330からのワードDoutは、偶数センスアンプ302がそれら各々のロード線を駆動する場合には偶数ワード、または奇数センスアンプ305がそれら各々のロード線を駆動する場合には奇数ワードのいずれかである。偶数ワードDoutは、したがって、偶数センスアンプ302により感知され、一方奇数ワードDoutは、奇数センスアンプ305により感知される。以前に議論されたように、各センスアンプタイプは、そのタイプ(およびそのメモリバンク)についてのセンスイネーブル信号に反応してその多重化されたビット線から感知するように構成される。この様式では、センスアンプタイプは、共有ロード線の使用にもかかわらず、互いに干渉しない。そのようなセンスアンプイネーブル信号はメモリ技術でよく知られているので、それらの対応するセンスアンプとのそれらの相互作用は、メモリ300について図示されない。
【0029】
[0032]第32のカラム対の後に冗長センスアンプは存在しないので、最後の第32のマルチプレクサ330について選択するシフトされたロード線は、もちろん存在しない。代わりに、最後のマルチプレクサ330は、そのシフトされないロード線(この実施形態では、ロード線[32])と冗長カラム340からの冗長ロード線310とから選択する。冗長カラム340は、各メモリバンクについて冗長センスアンプ315を含む。各メモリバンク内で、対応する冗長センスアンプ315は、4本の冗長ビット線320およびその関連するメモリセルから感知する。本明細書でさらに説明されることになるように、各冗長センスアンプ315は、それがすべてのセンスイネーブル信号に応答するという点で汎用である。この様式では、冗長センスアンプ315は、対応するメモリバンク中の欠陥のあるいかなるセンスアンプタイプの役割でも、担うことができる。デフォルト状態(エラーなし)では、各マルチプレクサ330はシフトされないロード線上で実行されるビット決定について選択するように制御されるので、冗長カラム340は、ワードDoutの読取りについて、何の役割も果たさない。各ロード線に結合される奇数および偶数センスアンプが存在するので、メモリ300からのワードDoutの読取りに関して、メモリバンク当たり、8:1ビット線多重化が存在する。
【0030】
[0033]メモリ300とは対照的に、従来型I/Oシフトメモリ、8:1ビット線マックシングを有するそのようなメモリ200は、各メモリバンク中に対応するセンスアンプ225を有する1対の冗長カラムを必要とすることになる。ビット線多重化が増加するにつれ、ダイ節約が増加する。たとえば、メモリバンク当たりの16:1ビット線多重化が読取り動作に関して達成されるように、メモリ300は、各ロード線が4つのタイプのセンスアンプにより共有されるように修正され得る。しかし、依然として、単一の冗長カラム340が存在することになる。対照的に、従来型の16:1I/Oシフトメモリは、4つの冗長カラムを必要とすることになる。
【0031】
[0034]この有利なダイ節約は、例示の欠陥を参照して、より良く理解され得る。本明細書で使用する、センスアンプ(または、このセンスアンプについての特定のバンクに関するそのカラム)は、欠陥がその中にあるのか、その代わりに、対応するビット線301の中またはそれらのビット線に関連するメモリセルの中の何らかの欠陥であるのかにかかわらず、「欠陥がある」と言われる。この規定を念頭に置いて、バンク1の中の偶数センスアンプ302は欠陥があるが、奇数ワードはバンク1から読み取られていると仮定する。その場合、すべての奇数センスアンプ305が働いている(欠陥がない)ので、マルチプレクサ330のいずれかによるシフトはない。デコーダ325は、その場合、したがってマルチプレクサ330をシフトしないように制御する。そのような場合に、各マルチプレクサ330は、そのシフトされないロード線上で実行されるビット決定について選択する。しかし、偶数ワードがメモリ300から読み取られると、マルチプレクサ330は、シフトするように制御される。そのようなシフトは、メモリ200に関して議論されたものと類似して起こる。欠陥のあるカラム対についてのロード線の前のマルチプレクサ330は、シフトしないことになる。言い換えれば、i番目のカラム対の中の偶数センスアンプが欠陥があると仮定する。Dout[1]からDout[i−1]についてのマルチプレクサは、デコーダ325によって、それらのシフトされないロード線について選択するように制御されることになる。しかし、Dout[i]からDout[32]についてのマルチプレクサは、デコーダ325によって、それらのシフトされたロード線について選択するように制御されることになる。
【0032】
[0035]i番目のカラム対の中の奇数センスアンプが所与のメモリバンクについて欠陥がある場合、類似のふるまいが起こる。偶数のワードDoutがそのメモリバンクから読み取られている場合、デコーダ325は、それらのシフトされないロード線について選択するようにマルチプレクサ330を制御する。しかし奇数ワードDoutが読み取られている場合、Dout[1]からDout[i−1)についてのマルチプレクサ330がそれらのシフトされないロード線について選択するように、デコーダ325がマルチプレクサ330を制御する。逆に、デコード325は、それらのシフトされたロード線について選択するように、Dout[i]からDout[32]についてマルチプレクサをやはり制御することになる。しかし、冗長カラムの対については、必要がない。この様式では、メモリ300は、I/Oシフトの経路指定の簡易性を享受する一方、センスアンプシフトのダイ節約を達成する。
【0033】
[0036]さらなる密度減少を達成するため、ロード線は、バンク2、バンク3などの追加のメモリバンク(図示せず)により共有され得る。各バンクは、バンク0および1に関して議論されたように、それ自体の冗長センスアンプおよび冗長ビット線を有することになる。
【0034】
[0037]上述したように、欠陥は、所与のビット線に取り付けられたメモリセルの中、ビット線自体の中、または欠陥のあるメモリセルもしくはそのビット線を感知するセンスアンプの中にある場合がある。したがって、本明細書で使用する、偶数または奇数センスアンプに対応すると示される欠陥は、必ずしもセンスアンプ自体が欠陥があることを意味せず、その代わり、センスアンプを介して求められる読取り動作が(ハードウェアにある可能性がある何らかの理由で)欠陥があることを意味する。一度製造されると、偶数センスアンプ302または奇数センスアンプ305のいずれかに欠陥が対応するかどうかを決定するため、メモリ300は試験され得る。その点について、読み取られているワードが第1のビットから最後のn番目のビットの幅を有するように、メモリ300が一般化され得る(ここで、nは任意の複数の正の整数である)。マルチプレクサ、ロード線、およびカラム対は、こうして、第1のビットからn番目のビットに関して、やはり配置されることになる。メモリを試験することは、こうして、欠陥についてのビット位置およびそれが奇数か偶数かを識別することになる。たとえば、欠陥は、i番目の偶数センスアンプに対応する場合があり、ここで、iは、1からnの範囲である任意の整数である。その場合、デコーダ325は、奇数ワードが読み取られている場合に、何らマルチプレクサシフトについて命令しないことになる。同様に、デコーダ325は、偶数ワードが読み取られている場合に、i番目のビットより前のマルチプレクサにシフトするように命令しないことになる。しかし、i番目の偶数センスアンプについての欠陥の場合に偶数ワードが読み取られている場合、デコーダ325は、i番目のビットからn番目のビットのマルチプレクサにシフトする(それらのシフトされたロード線について選択する)ように命令することになる。欠陥がi番目の奇数センスアンプに対応する場合、類似の制御が起こることになる。
【0035】
[0038]「奇数」および「偶数」という用語の使用は、メモリの中に記憶されたワードの異なる組に対応するセンスアンプの異なる組を単に示す。その点について、「奇数」という用語は、奇数アドレスを有する必要はないが、その代わり、ワードの任意の組をただ表す。同様に、「偶数」という用語は、偶数アドレスを有する必要はない。本明細書に開示される有利なカラム冗長性は、こうして、3つ以上のワードタイプを有するメモリに容易に拡張される。たとえば、各ロード線が4つのセンスアンプに対応する場合、対応するカラムの中の各メモリバンクについて、4つの対応するセンスアンプタイプのそれぞれ1つが存在することになる。したがって、本明細書での「奇数」および「偶数」センスアンプの呼称は限定的ではなく、その代わりに、ワードの任意の組またはタイプとそれらの対応するセンスアンプの組またはタイプとに適用することを理解されよう。メモリバンク内で所与のロード線を共有するセンスアンプの集合は、本明細書で「ロード線の組」として示される。カラムタイプはそのセンスアンプのタイプから区別できないので、ロード線の組は、所与のロード線に結合する対応するカラムのことも言うことができる。
【0036】
[0039]共通ロード線の組が第3のセンスアンプおよび第4のセンスアンプなどの追加のセンスアンプを含むように、偶数および奇数センスアンプが第1および第2のセンスアンプとして一般化される場合、上記の議論が、依然としてそのようなメモリに適用することになる。言い換えれば、各ロード線についてセンスアンプの他のタイプが存在するにもかかわらず、各ロード線は、第1および第2のセンスアンプの対に結合することになる。所与のメモリバンクおよびロード線についての第1のセンスアンプが欠陥があると仮定する。第1のタイプでない何らかのタイプのワードがそのバンクから読み取られている場合、マルチプレクサ330のいずれかによるシフトは依然として存在しないことになる。しかし、第1のタイプのワードがそのバンクから読み取られている場合、マルチプレクサ330によるシフトが、上に議論したように起こることになる。一般的に、欠陥のあるセンスアンプのタイプが、シフトされないワードタイプを決定する。言い換えれば、欠陥のあるセンスアンプに対応するタイプ以外のタイプを有するすべてのワードの読取りは、シフトされないマルチプレクサ330を介して提供される。しかし、欠陥のあるセンスアンプのタイプに対応するタイプを有するワードが読み取られている場合、マルチプレクサ330は、上に議論されたようにシフトするように制御される。
【0037】
[0040]デコーダ325によって実行されるロジックは、図1に関して議論されたSAシフト冗長性方式の中のマルチプレクサ130を制御するデコーダにより実施されるものに類似することに留意されたい。両方の場合で、マルチプレクサ130およびマルチプレクサ330は、欠陥のあるセンスアンプタイプに対応してワードタイプが読み取られているときにシフトし、しかし他のときにシフトしないように制御される。SAシフト冗長性方式のためのデコーダロジックは、しかし、第1のステージのマルチプレクサ125の制御の、追加の複雑さを有する。こうして、デコーダ325は、従来型のSAシフトデコーダロジックの簡略化バージョンを実施するので、デコーダ325についての回路は、どのようにしてそれを設計するのか、SAシフト技術の当業者が認識することになるので、図示されない。しかし、従来型SAシフト方式により教示されないものは、各共通ロード線の組についてのセンスアンプの共通リード線の組をそれでも有する汎用冗長カラムをどのように使用するかである。その代わりに、メモリ100に関して議論されたように、SAシフトは、所与のメモリバンク中の各センスアンプについて専用リード線を必要とする。これは、メモリ300により回避される経路指定の複雑さにつながる。そのため、メモリ300は、SAシフトおよびI/Oシフト両方の利点を、それらの同時に存在する欠点なしに獲得する。
【0038】
動作の方法
[0041]メモリ300などのメモリを動作する例示的な方法についての流れ図が図4に示される。ステップ400において、メモリは、異なるタイプの複数のカラムを含んで提供される。各ロード線の組が各タイプの1つのカラムを含むように、カラムは、ロード線の組に配置される。メモリは、複数のロード線の組に対応する複数のロード線も含む。各ロード線は、対応するロード線の組のカラム中のセンスアンプに結合される。
【0039】
[0042]ステップ405において、タイプのうちの第1のもののカラムが欠陥があるが、残りのカラムが欠陥がないとう決定が行われた。この決定に反応して、(第1のタイプ以外の)残りのタイプのワードは、何らシフトすることなく、ロード線を介してメモリから読み取られる。
【0040】
[0043]ステップ410において、第1のタイプのワードは、ロード線のシフトされたものおよび単一の汎用カラムにより駆動される冗長リード線を介してメモリから読み取られる。ローカルなリード線が存在せず、各ロード線が対応するロード線の組の中のセンスアンプにより共有されるので、そのような方法は、SAシフトから識別可能である。欠陥のあるタイプ以外の任意のタイプのワードがメモリから読み取られるとき、シフトが存在しないので、方法は、I/Oシフトからやはり識別可能である。この様式では、単一の冗長カラムは、欠陥があるいかなるカラムタイプでも代わりができる。
【0041】
[0044]当業者が今では理解するように、目下の具体的な応用例に依存して、多くの修正形態、代替形態、および変形形態が、本開示のデバイスの材料、装置、構成および使用方法に、それらの精神および範囲から逸脱することなく行われ得る。これに照らして、本開示の範囲は、それらが単にそれらのいくつかの例であるので、本明細書に説明され記載される特定の実施形態のものに制限されるべきでなく、むしろ、下に添付される請求項およびそれらの機能的な等価物のものと完全に相応するべきである。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
第1のロード線から最後のロード線に配置される複数のロード線と、
センスアンプの各対が前記対応するロード線を共有するように構成されるような、前記複数のロード線に対応するセンスアンプの複数の対と、ここにおいて、センスアンプの各対は、第1のセンスアンプと第2のセンスアンプとを備える、ここにおいて、前記第1のセンスアンプが第1のタイプのワードについて感知するように構成され、前記第2のセンスアンプが第2のタイプのワードについて感知するように構成される、
冗長リード線を駆動するように構成される冗長センスアンプと、
前記複数のロード線に対応する複数のマルチプレクサと、ここにおいて、前記複数のマルチプレクサの中の第1のマルチプレクサから最後から2番目のマルチプレクサは、前記対応するロード線と後続のロード線との間で選択するように構成される、ここにおいて、前記複数のマルチプレクサの中の最後のマルチプレクサは、前記最後のロード線と前記冗長リード線との間で選択するように構成される、
欠陥が前記第1のセンスアンプのうちの1つに対応し、前記第2のタイプのワードが前記第2のセンスアンプから読み取られているとき、それらの対応するロード線について選択するように前記マルチプレクサを制御するように構成されるデコーダと、前記デコーダが、欠陥が前記第2のセンスアンプのうちの1つに対応し、前記第1のタイプのワードが前記第1のセンスアンプから読み取られているとき、それらの対応するロード線について選択するように前記マルチプレクサを制御するようにさらに構成される、を備える、メモリ。
[C2]
前記第1のタイプのワードが前記メモリから読み取られており、前記第1のセンスアンプがロード線のうちの所与の1本に対応する前記センスアンプ対の中で欠陥があるとき、前記所与のロード線から最後から2番目のロード線に対応する前記マルチプレクサをシフトしてそれらの後続のロード線について選択するように制御し、前記最後のマルチプレクサをシフトして前記冗長リード線について選択するように制御するように前記デコーダがさらに構成される、C1に記載のメモリ。
[C3]
前記第1のタイプのワードが前記メモリから読み取られており、前記第1のセンスアンプが前記所与のロード線に対応する前記センスアンプ対の中に欠陥があるとき、前記第1のロード線から先行するロード線に対応する前記マルチプレクサをそれらの対応するロード線について選択するように制御するように前記デコーダがさらに構成され、ここにおいて、前記所与のロード線が前記先行するロード線に関して後続のロード線である、C2に記載のメモリ。
[C4]
前記第2のタイプのワードが前記メモリから読み取られており、前記第2のセンスアンプが前記所与のロード線に対応する前記センスアンプ対の中に欠陥があるとき、前記ロード線のうちの所与の1つから最後から2番目のロード線に対応する前記マルチプレクサをシフトしてそれらの後続のロード線について選択するように制御し、前記最後のマルチプレクサをシフトして前記冗長ロード線について選択するように制御するように前記デコーダがさらに構成される、C1に記載のメモリ。
[C5]
前記第2のタイプのワードが前記メモリから読み取られており、前記第2のセンスアンプが前記所与のロード線に対応する前記センスアンプ対の中に欠陥があるとき、前記第1のロード線から先行するロード線に対応する前記マルチプレクサをそれらの対応するロード線について選択するように制御するように前記デコーダがさらに構成される、ここにおいて、前記所与のロード線は、前記先行するロード線に関して後続のロード線である、C4に記載のメモリ。
[C6]
前記メモリがSRAMを備える、C1に記載のメモリ。
[C7]
各センスアンプが複数の対応するビット線から感知するように構成される、C1に記載のメモリ。
[C8]
センスアンプの各第2の対が前記対応するロード線を共有するように構成されるように、前記複数のロード線に対応するセンスアンプの複数の第2の対をさらに備え、ここにおいて、センスアンプの各第2の対は、第3のセンスアンプと第4のセンスアンプとを備え、ここにおいて、前記第3のセンスアンプは、第3のタイプのワードについて感知するように構成され、前記第4のセンスアンプは、第4のタイプのワードについて感知するように構成される、C1に記載のメモリ。
[C9]
対応する複数のカラムタイプを使用して複数のワードタイプを読み取るように構成されるメモリのための方法であって、前記メモリが複数のロード線を含み、各ロード線が前記カラムの対応するロード線の組により駆動され、各ロード線の組が各タイプのうちの1つのカラムを含み、
前記タイプのうちの第1のもののカラムが欠陥があり、残りのカラムタイプが欠陥がないという決定に反応して、前記残りのタイプのワードを前記メモリから前記ロード線を介して何らシフトすることなく読み取ることと、
前記第1のタイプの前記カラムが欠陥があるという前記決定に反応して、前記第1のタイプのワードを前記メモリから前記ロード線のシフトされたものを介して、および単一の汎用カラムにより駆動される汎用冗長リード線を介して読み取ることと、を備える方法。
[C10]
前記メモリが前記複数のロード線に対応する複数の出力マルチプレクサを含み、前記残りのタイプの前記ワードを読み取る間、各出力マルチプレクサをその対応するロード線について選択するように制御することをさらに備える、C9に記載の方法。
[C11]
前記ロード線は、第1のロード線から最後のロード線に配置され、ここにおいて、前記出力マルチプレクサは、対応する第1の出力マルチプレクサから対応する最後の出力マルチプレクサに配置され、ここにおいて、前記メモリから前記ロード線のシフトされたものを介して前記第1のタイプの前記ワードを読み取ることは、どのロード線が前記第1のタイプの欠陥のあるセンスアンプに結合するのかを決定することと、前記決定されたロード線から前記ロード線の最後から2番目のものに対応する出力マルチプレクサからの各出力マルチプレクサを、シフトされたロード線について選択するように制御することと、前記最後のマルチプレクサを前記冗長リード線について選択するように制御することとを備える、C10に記載の方法。
[C12]
前記第1のタイプの前記ワードを読み取ることは、前記第1の出力マルチプレクサから前記出力マルチプレクサの前記先行するものの各々の出力マルチプレクサを制御してその対応するロード線について選択することをさらに備える、ここにおいて、前記決定されるロード線は、前記先行するロード線に関してシフトされたロード線である、C11に記載の方法。
[C13]
前記タイプのうちの第2のもののカラムが欠陥があるという決定に反応して、前記第2のタイプ以外の前記残りのタイプのワードを前記メモリから前記ロード線を介して何らシフトすることなく読み取ることと、
前記第2のタイプの前記カラムが欠陥があるという前記決定に反応して、前記第2のタイプのワードを前記メモリから前記ロード線のシフトされたものを介して、および前記単一の汎用カラムにより駆動される前記汎用冗長リード線を介して読み取ることと、をさらに備えるC9に記載の方法。
[C14]
前記タイプのうちの第3のもののカラムが欠陥があるという決定に反応して、前記第3のタイプ以外の前記残りのタイプのワードを前記メモリから前記ロード線を介して何らシフトすることなく読み取ることと、
前記第3のタイプの前記カラムが欠陥があるという前記決定に反応して、前記第3のタイプのワードを前記メモリから前記ロード線のシフトされたものを介して、および前記単一の汎用カラムにより駆動される前記汎用冗長リード線を介して読み取ることと、をさらに備えるC13に記載の方法。
[C15]
複数のカラム対と、各カラム対は、第1のセンスアンプと第2のセンスアンプとを含む、前記第1のセンスアンプは、第1のワードについてのビットを感知するように構成される、前記第2のセンスアンプは、第2のワードについてのビットを感知するように構成される、
前記複数のカラム対に対応する複数のロード線と、
ワードを出力するため前記ロード線から選択するための手段と、ここにおいて、前記ワードが第1のワードであり前記第1のセンスアンプのうちの1つが欠陥があるとき、前記ロード線のうちのシフトされたものから選択するように前記手段が構成され、前記ワードが第2のワードであり前記第1のセンスアンプのうちの1つが欠陥があるとき、前記ロード線のうちのシフトされないものからのみ選択するように前記手段がさらに構成される、を備えるメモリ。
[C16]
前記ワードが第2のワードであり前記第2のセンスアンプのうちの1つが欠陥があるとき、前記ロード線のうちのシフトされたものから選択する、前記手段がさらに構成され、前記ワードが第1のワードであり前記第2のセンスアンプのうちの1つが欠陥があるとき、前記ロード線のうちのシフトされないものから選択する、前記手段がさらに構成される、C15に記載のメモリ。
[C17]
単一の冗長リード線をさらに備え、ここにおいて、前記ロード線のうちの前記シフトされたものから選択するとき、前記単一の冗長リード線について選択するように前記手段がさらに構成される、C16に記載のメモリ。
[C18]
前記メモリがSRAMである、C15に記載のメモリ。
[C19]
前記第1および第2のセンスアンプの各々が、4つのビット線の対応する組から感知するように構成される、C15に記載のメモリ。
[C20]
前記手段が複数の出力マルチプレクサを含む、C19に記載のメモリ。
図1
図2
図3
図4