(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、実施形態として、本発明に係る管理サーバを用いた管理システムについて、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
<1.管理システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係る管理システム100のブロック図である。管理システム100は、インターネットなどの通信網NETを介して、ゴルフナビゲーションサービスを提供する管理サーバ1(管理装置の一例)と、利用者の端末装置2と、ゴルフ場の管理者等が利用するゴルフ場サーバ4とを備える。以下の説明では、管理サーバ1のゴルフナビゲーションサービスを利用する利用者をゴルフユーザ(ユーザの一例)と称する。
【0018】
利用者の端末装置2は、通信網NETを介した通信が可能であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末などが該当する。本実施形態では、一例として、ゴルフをプレーするゴルフユーザが端末装置2を利用して、スコアカードに自分自身の名前や同伴者の名前を自動的に入力する処理を行う例について説明する。そのため、前記ゴルフユーザの端末装置2は携行可能なスマートフォン等の装置である。
【0019】
図1を参照して、管理サーバ1の機能を説明する。管理サーバ1は、予約情報取得部10と、特定情報受信部11と、抽出部12と、名前情報送信部13と、記憶部15とを備える。これらは、管理サーバ1がスコアカードにおける名前入力処理に関するプログラムを実行することにより発揮される機能ブロックである。
【0020】
特定情報受信部11は、端末装置2から、端末装置2を使用するゴルフユーザを特定可能な特定情報として、ログインIDとパスワードを受信可能に構成されている。
本実施形態においては、例えば、ゴルフナビゲーションサービスにおけるユーザ登録を行う際には、ゴルフユーザの氏名、及び、ログインIDとパスワード等を入力するようになっている。ユーザ登録が完了したゴルフユーザに対しては、識別情報UIDが割り当てられる。識別情報UIDは、ゴルフナビゲーションサービスに関連するデータとして端末装置2に記憶されるが、管理サーバ1においても記憶されるようになっている。
【0021】
識別情報UIDは、例えば、ゴルフナビゲーションサービスのログインID及びパスワード等と共にゴルフユーザ情報テーブルTBL15に記憶される。ゴルフユーザ情報テーブルTBL15は、記憶部15に記憶される。
ユーザが端末装置2においてログインIDとパスワードを入力し、ゴルフナビゲーションサービスへのログイン処理を行った際には、ログインIDとパスワードが端末装置2から管理サーバ1へと送信される。管理サーバ1の特定情報受信部11においてログインIDとパスワードが受信されると、特定情報受信部11は、入力されたログインIDとパスワードの組み合わせが、ゴルフユーザ情報テーブルTBL15に記憶されているログインIDとパスワードの組み合わせに合致するかどうかを判断する。合致した場合には、特定情報受信部11はは、当該ログインIDとパスワードに関連付けて記憶されている識別情報UIDを読み出し、当該識別情報UIDのユーザのログイン処理が完了したものと判断する。ログイン処理が完了した以降は、端末装置2から送信される識別情報UIDが特定情報受信部11で受信されると、特定情報受信部11は、受信した識別情報UIDが、ログイン処理済みの識別情報UIDに合致するかどうかを判断する。合致した場合には、特定情報受信部11は、正常な処理が行われていると判断する。しかし、合致しない場合には、エラーが発生したと判断し、例えば、端末装置2に対してログインを行うように要求する。
【0022】
予約情報取得部10は、ゴルフユーザの識別情報UIDに基づいて、ゴルフユーザが予約したゴルフ場のプレー日を示す日付情報と、ゴルフユーザの名前情報とを含む予約情報を、予約情報テーブルTBL20から取得する。予約情報テーブルTBL20は、後述するゴルフ場サーバ4の記憶部22bに記憶される。
【0023】
抽出部12は、予約情報取得部10によって取得される予約情報のうち、前記端末装置2からログインIDとパスワードを受信した日を示す日付情報と一致する日付情報が含まれる予約情報を特定する。また、抽出部12は、特定した予約情報に含まれるゴルフユーザの名前情報を抽出する。
【0024】
名前情報送信部13は、抽出部12により抽出したゴルフユーザの名前情報を端末装置2に送信可能に構成されている。
【0025】
記憶部15は、管理サーバ1の制御プログラム、ゴルフユーザ情報テーブルTBL11、施設情報テーブルTBL12等を記憶する。
図4にゴルフユーザ情報テーブルTBL11のデータ構造を示す。ゴルフユーザ情報テーブルTBL11には登録情報として複数のレコードが記録されている。1つのレコードは、ゴルフ利用者を一意に識別する識別情報UID、ログインID、パスワード、氏名、及び、プロフィール情報を含む。
また、ゴルフ利用者がゴルフ場の予約を行った場合には、識別情報UIDがゴルフ場サーバ4に通知され、ゴルフ場サーバ4の記憶部22bに記憶される予約情報テーブルTBL20には、識別情報UIDが記憶されるようになっている。
氏名及びプロフィール情報についても、ゴルフナビゲーションサービスにおけるユーザ登録が行われる際に、各ユーザによって入力される。プロフィール情報には、性別、年齢等が含まれる。
【0026】
図5に施設情報テーブルTBL12のデータ構造を示す。施設情報テーブルTBL12には登録情報として複数のレコードが記録されている。1つのレコードは、ゴルフ場ID、ゴルフ場名、位置情報、及び、通信情報を含む。ゴルフ場IDは、各ゴルフ場を一意に識別する情報で、施設情報テーブルTBL12にゴルフ場名及び位置情報が記憶される際に割り当てられる。本実施形態では、管理サーバ1は、地図情報、施設名称、位置情報等が記憶されているマップサーバ(図示せず)と通信可能に構成されており、マップサーバにアクセスすることにより、ゴルフ場名と位置情報を取得し、施設情報テーブルTBL12に記憶させる。位置情報としては、例えば緯度経度情報が用いられる。本実施形態では、管理サーバ1は複数のゴルフ場サーバ4と通信可能に構成されており、施設情報テーブルTBL12に記憶された通信情報を参照することにより、各ゴルフ場サーバ4に対して予約情報の送信要求等を送信する。通信情報には、メールアドレスやIPアドレス等が含まれる。
【0027】
次に、
図1を参照して、端末装置2の機能を説明する。端末装置2は、入力部20と、表示部21と、表示制御部22と、送信部23とを備える。これらは、本実施形態の端末装置2が、ゴルフナビゲーションサービス用のソフトウェアであるゴルフナビゲーションアプリケーションを実行することにより発揮される機能ブロックである。
【0028】
ゴルフナビゲーションアプリケーションは、利用者の端末装置2の操作に応じて、アプリケーション配信サイト(図示せず)を介すなどしてダウンロードされ、端末装置2にインストールされるものであり、端末装置2上で実行されるアプリケーションである。
本実施形態のゴルフナビゲーションアプリケーションは、ゴルフコースのホール情報を端末装置2上に表示させたり、実際にゴルフを行いながらスコアを入力したり、あるいは、入力したスコアに関する情報をSNS等への投稿を可能にする等の機能を有している。
【0029】
入力部20は、ゴルフ場選択の入力、ログインID及びパスワードの入力等を行うことができる。送信部23は、入力部20によって入力されたログインID及びパスワード等の情報を管理サーバ1に送信することができる。表示制御部22は、管理サーバ1から受信したユーザの名前情報を、後述するラウンド設定画面及びスコアカード画面に表示させたり、その他の情報を表示部21に表示させたりする。
【0030】
次に、
図1を参照して、ゴルフ場サーバ4の機能を説明する。ゴルフ場サーバ4は、各ゴルフ場に設けられており、各ゴルフ場においてゴルフ場の管理者等がゴルフ場サーバ4を操作して設定された予約情報などの内容が記憶されるようになっている。また、ゴルフ場サーバ4は管理サーバ1と通信可能になっている。ゴルフ場サーバ4は、入力部40と、表示部41とを備える。これらは、本実施形態のゴルフ場サーバ4が、予約処理用のソフトウェアを実行することにより発揮される機能ブロックである。また、ゴルフ場サーバ4は、記憶部42を備える。
【0031】
入力部40は、ゴルフ場の管理者等の操作により、ゴルフプラン等の入力を行うことができる。表示部41は、予約情報を表示させることができる。記憶部42には、予約情報テーブルTBL20が記憶されている。
【0032】
図6に予約情報テーブルTBL20のデータ構造を示す。予約情報テーブルTBL20には登録情報として複数のレコードが記録されている。1つのレコードは、予約ID、予約日、予約者ID、入場処理フラグ、プレー日、IN/OUT、人数、同伴者1、同伴者2、同伴者3等を含む。なお、これ以外の情報を記憶するようにしてもよい。
【0033】
予約IDは、予約ごとに割り当てられ、各予約を一意に識別する情報である。予約日は、予約が行われた日を示す情報である。予約者名は、予約を行ったゴルフユーザの氏名を示す情報(名前情報の一例)であり、実際のデータは、姓の部分と名の部分に分かれている。予約者IDは、予約を行ったゴルフ利用者のUIDである。入場処理フラグは、ゴルフ利用者が入場処理を行ったかどうかを示す情報である。プレー日は、実際にゴルフを行う日を示す情報(日付情報の一例)である。IN/OUTは、INからスタートするか、OUTからスタートするかを示す情報である。人数は、ゴルフを行う人数を示す情報である。同伴者1、同伴者2、及び、同伴者3は、同伴者の氏名を示す情報(名前情報の他の例)である。同伴者の氏名も、実際のデータは、姓の部分と名の部分に分かれている。なお、
図6において、同伴者名のフィールドに「null」となっているのは、まだ同伴者の名前が登録されていないことを示している。同伴者名は予約と同時に登録しても良いし、後から追加的に登録・変更してもよい。
【0034】
図2に管理サーバ1の構成を示す。この図に示すように、管理サーバ1は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30、CPU30の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)31、ブートプログラムなどを記憶したROM(Read Only Memory)32、各種のプログラムやデータを記憶するハードディスクドライブ(HDD)33、キーボードやマウスなどを含む入力部34、画像を表示するディスプレイ35、通信網NETを介して外部の装置と通信を行う通信インターフェース36、及びコンパクトディスクなどの情報記録媒体を読み取る読取装置37を備える。HDD33は、上述した記憶部15の一例である。なお、ゴルフ場サーバ4も管理サーバ1と同様な構成を有している。
本実施形態において、CPU30は、予約情報取得部10、及び、抽出部12として動作し得る。また、CPU30と通信インターフェース36は、特定情報受信部11、抽出部12、及び、名前情報送信部13として動作し得る。
【0035】
図3に端末装置2の構成を示す。端末装置2は、装置全体を制御するCPU40、CPU40の作業領域として機能するRAM41、ブートプログラムなどを記憶したROM42、各種のプログラムやデータを記憶する記憶装置43、テンキーなどを含む入力部44、画像を表示するディスプレイ45、及び通信網NETを介して外部の装置と通信を行う通信インターフェース46を備える。なお、入力部がタッチパネルである場合は、ディスプレイ45が、タッチパネルである入力部44を兼ねることとなる。入力部44は単一のデバイスで構成しても、複数のデバイスを組み合わせて構成しても良い。
本実施形態において、CPU40は表示制御部22として動作し得る。また、CPU40と通信インターフェース46は送信部23として動作し得る。
【0036】
<2.予約処理>
本実施形態におけるゴルフ場の予約処理は、図示しない予約サーバによって提供される予約サービスを用いて行われる。予約サービスは、例えば、パーソナルコンピュータ等のディスプレイにゴルフ場の空き枠情報を表示させ、ゴルフ利用者からの予約申し込みがあった場合には、予約対象のゴルフ場サーバ4宛に予約の内容を通知するように構成されている。
この通知を受けたゴルフ場サーバ4においては、担当者が手動で予約情報テーブルTBL20に予約の登録を行うようにしてもよいし、また、プログラムの機能により、自動的に予約情報テーブルTBL20に予約の登録が行われるようにしてもよい。
【0037】
ゴルフ利用者がこの予約サービスを用いて予約の申込みを行う場合には、ゴルフナビゲーションサービスのログインIDとパスワードを入力するようになっている。予約サーバは、このログインIDとパスワードを管理サーバ1に通知し、管理サーバ1は、ゴルフユーザ情報テーブルTBL11を参照することにより、前記ログインIDとパスワードに関連付けられた識別情報UIDを読み取る。そして、管理サーバ1は、識別情報UIDを予約サーバに通知し、予約サーバは、ゴルフ場サーバ4宛に予約の内容を通知する際に、識別情報UIDについても通知する。したがって、ゴルフ場サーバ4の予約情報テーブルTBL20には、識別情報UIDが記憶される。
【0038】
<3.管理システムの動作>
本実施形態の管理システム100では、ゴルフユーザの端末装置2においてネイティブアプリケーションとしてのゴルフナビゲーションアプリケーションを予めインストールしておき、ゴルフナビゲーションアプリケーションを起動させることにより、ゴルフナビゲーションサービスを利用することができる。また、ゴルフナビゲーションサービスにおいては、ゴルフコースの選択、及び、各ホールの情報等を表示させることができる。さらには、1打目、2打目等の打数の入力画面等を表示させ、打数の入力を行うこともできる。
【0039】
<3−1:ログイン処理>
端末装置2にインストールされているゴルフナビゲーションアプリケーションを起動した際には、端末装置2のディスプレイ45には、メインメニューページが表示される。
図7にメインメニューページP1の例を示す。メインメニューページP1は、ラウンド再開セルA1、ラウンド開始セルA2、コースチェックセルA3、ラウンド履歴セルA4、設定セルA5、入場処理セルA6を備えている。
【0040】
ラウンド再開セルA1が押下されると、端末装置2のCPU40によって、ラウンドを中断した後に再開するホールの情報が端末装置2のディスプレイ45に表示され、再びゴルフナビゲーションアプリケーションを利用可能となる。
【0041】
ラウンド開始セルA2が押下されると、端末装置2のCPU40によって、ゴルフ場を地域から探すか、GPSで探すか、あるいは、過去にラウンドしたこのあるゴルフ場から探すかの選択メニューページ(図示せず)が端末装置2のディスプレイ45に表示される。
【0042】
コースチェックセルA3が押下されると、ゴルフコース選択メニューページ等(図示せず)が表示される。その後、ゴルフユーザによりゴルフコースが選択されると、端末装置2のCPU40によって、選択されたゴルフコースのホール情報が端末装置2のディスプレイ45に表示され、コースのチェックが可能となる。
【0043】
ラウンド履歴セルA4が押下されると、端末装置2のCPU40によって、過去に利用したゴルフコースとその際のスコア等の履歴情報が端末装置2のディスプレイ45に表示される。
【0044】
設定セルA5が押下されると、端末装置2のCPU40によって、ユーザ情報の設定とアプリケーション情報の設定とのいずれの設定を行うのかの選択画面(図示せず)が端末装置2のディスプレイ45に表示される。ユーザ情報の設定が選択された場合には、
図9に示すように、ユーザ情報編集画面P3が端末装置2のディスプレイ45に表示される。
【0045】
ユーザ情報編集画面P3は、
図9に示すように、戻るボタンC1、氏名欄C2、年齢欄C3、性別欄C4、ハンディキャップ欄C5、ログインID欄C6、パスワード欄C7、及び、編集ボタンC8を備えている。編集ボタンC8が押下されると、各欄の編集が可能な画面(図示せず)が表示され、各欄の入力・変更等が可能になっている。なお、氏名欄C2においては、姓の部分と名の部分を別々に入力するようになっており、データとしても姓の部分と名の部分に分かれている。
【0046】
また、アプリケーション情報の設定が選択された場合には、GPS測位間隔の設定、または、ハザード表示の設定等を行うことができる。
【0047】
入場処理セルA6が押下されると、ゴルフ場への入場処理が行われる。
【0048】
以上のようなメインメニューページP1が表示された状態で、未だログイン処理が行われていない場合には、いずれかのセルが押下されることにより、ログイン処理が行われる。本実施形態では、ラウンド開始セルA2が押下された際に、ログイン処理が行われる例について説明する。
【0049】
ラウンド開始セルA2が押下されると、端末装置2のCPU40は、管理サーバ1に対してログイン画面要求を送信する。ログイン画面要求を受信した管理サーバ1のCPU30は、ログイン画面情報を端末装置2に送信する。ログイン画面情報を受信した端末装置2のCPU40は、ログイン画面情報に基づいてディスプレイ45に
図8に示すログイン画面P2を表示させる。
【0050】
ログイン画面P2は、
図8に示すように、ログインID入力欄B1と、パスワード入力欄B2と、送信ボタンB3と、キャンセルボタンB4とを備えている。ログインID入力欄B1にログインIDが入力されパスワード入力欄B2にパスワードが入力された状態で送信ボタンB3が押下されると、端末装置2のCPU40は、管理サーバ1に対してログインIDとパスワードを送信する。ログインIDとパスワードを受信した管理サーバ1のCPU30は、ログイン処理を行う。ログイン処理においては、HDD33に記憶されているゴルフユーザ情報テーブルTBL11に、受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が存在するかどうかを確認する。受信したログインIDとパスワードの組と一致する組がゴルフユーザ情報テーブルTBL11に存在した場合には、管理サーバ1のCPU30は端末装置2にアクセストークンを送信する。端末装置2のCPU40は、アクセストークンを記憶装置43に記憶し、これ以降、情報の送信処理等を行う場合には、管理サーバ1に対してアクセストークンを付して送信を行う。
【0051】
また、ログイン処理が成功した場合には、その旨のメッセージをディスプレイ45に表示させ、その後、ゴルフ場選択のための画面(図示せず)をディスプレイ45に表示させる。ログイン処理が失敗した場合には、管理サーバ1から端末装置2へのアクセストークンの送信は行われず、端末装置2のCPU40は、ディスプレイ45に、ログインIDまたはパスワードが間違っている旨のメッセージを表示させ、ログインIDとパスワードの再入力を促す。
図8に示すキャンセルボタンが押下された場合には、
図7に示すメインメニューページP1を表示させる。
なお、本実施形態においては、ログイン処理の成功後に管理サーバ1から端末装置2にアクセストークンを送信する例について説明するが、本発明はこの例に限定されるものではなく、再度の手動でのログインを不要とする方法であれば、どのような方法を採用してもよい。
【0052】
<3−2:ラウンド開始処理>
ラウンド開始セルA2が押下され、その後にログイン処理が成功した場合には、ゴルフ場を地域から探すか、GPSで測位した位置情報に基づいて探すか、あるいは、マイコースから探すかを選択する画面(図示せず)が表示される。例えば、地域から探すことが選択された場合には、北海道、関東等の地域を示す画面(図示せず)が表示される。例えば、関東が選択された場合には、東京都、神奈川県等を示す画面(図示せず)が表示される。そして、例えば、東京都が選択された場合には、ア行からワ行まで、50音で検索する画面(図示せず)が表示される。例えば、ア行が選択された場合には、
図10に示すようなア行のゴルフ場がリスト状に表示されたゴルフコース選択メニューページP6が表示される。
【0053】
図10のゴルフコース選択メニューページP6は、戻るボタンG6、ゴルフコース表示セルG2〜G4を備えている。ゴルフコース表示セルG2〜G4のいずれかが選択されると、管理サーバ1の記憶部15に記憶されたゴルフ場のホール情報が、端末装置2にダウンロードされる。
【0054】
ホール情報のダウンロードが完了すると、端末装置2においては、
図11に示すラウンド設定メニューページP7が表示される。ラウンド設定メニューページP7は、コース名表示領域H1、ラウンド日入力領域H2、スタート時間入力領域H3、天候入力領域H4、風入力領域H5、ティーグラウンド選択領域H6、前半コース選択領域H7、後半コース選択領域H8、同伴者入力領域H9、同伴者名受信ボタンH10、同伴者名編集ボタンH11〜H13、及び、決定ボタンH14を備えている。
【0055】
コース名表示領域H1には、ゴルフコース表示セルG2〜G4を押下することによって選択したゴルフコースの名称が表示される。
ラウンド日入力領域H2には「年」、「月」、「日」に分けてプルダウンメニュー欄が表示されており、プルダウンメニューから「年」、「月」、「日」を選択することにより、ラウンド日の入力が可能となっている。
スタート時間入力領域H3には「時」、「分」に分けてプルダウンメニュー欄が表示されており、プルダウンメニューから「時」、「分」を選択することにより、スタート時間の入力が可能となっている。
天候入力領域H4及び風入力領域H5にもプルダウンメニュー欄が表示されており、プルダウンメニューから天候と風の強さ等を選択することにより、天候と風についての情報の入力が可能となっている。
【0056】
ティーグラウンド選択領域H6にはプルダウンメニュー欄が表示されており、プルダウンメニューからレギュラーティー、レディースティー等の選択することが可能となっている。
前半コース選択領域H7と後半コース選択領域H8には、プルダウンメニュー欄が表示されており、プルダウンメニューからアウトまたはインのいずれかを選択することが可能となっている。
【0057】
同伴者入力領域H9には、同伴プレーヤーの名前の入力欄が表示されており、同伴者名編集ボタンH11〜H13を押下することにより、同伴者の名前を直接テキスト入力により入力することが可能になっている。また、本実施形態においては、同伴者名受信ボタンH10を押下することにより、管理サーバ1から同伴者名が送信され、端末装置2において受信されるようになっている。そして、同伴者入力領域H9に同伴者名が自動的に表示されるようになっている。この名前自動入力処理については後述する。
【0058】
以上に説明した各領域における各情報の入力及び選択等を行った後に、決定ボタンH14が押下されると、端末装置2のCPU40は、ラウンド開始の入力が行われたと判断し、選択されたゴルフコースIDを含むラウンド開始の入力が行われた旨を、トークンとともに管理サーバ1に送信する。管理サーバ1は、SNS等に、ラウンドが開始された旨のメッセージを送信することができる。
【0059】
また、以上に説明した各領域における各情報の入力及び選択等を行った後に、決定ボタンH14が押下されると、ラウンド開始の旨の管理サーバ1への送信とともに、端末装置2のCPU40は、
図12に示すような距離表示ページP8をディスプレイ45に表示させる。
【0060】
<3−3:打数入力処理>
図12に示す距離表示ページP8は、ホール番号表示領域J1、パー数表示領域J2、メニューボタンJ3、SNS接続ボタンJ4、スコアカードボタンJ5、ページボタンJ6、グリーン奥距離表示領域J7、ピン位置距離表示領域J8、グリーン手前距離表示領域J9、グリーン設定ボタンJ10、飛距離表示領域J11、打数ボタンJ12、カップインボタンJ13、ホール選択ボタンJ14を備えている。
【0061】
ホール番号表示領域J1は、ホール番号がアウトとインに分けて記載される。ラウンド開始時においては、アウトまたはインの1番目のホールが表示され、カップインボタンJ13が押下されるごとに次のホールのホール番号が表示される。また、ホール選択ボタンJ14の押下によっても表示が切り替わる。
パー数表示領域J2には、ホール番号表示領域J1に表示されているホールのパー数が表示される。このパー数のデータは、ダウンロードしたホール情報に含まれているものである。
【0062】
メニューボタンJ3が押下されると、「メインメニューへ戻る」、「指定のホールへ移動する」、及び、「ラウンドを終了する」のいずれかを選択する画面(図示せず)が表示される。「メインメニューへ戻る」が押下された場合には、
図7に示すメインメニューページP1が表示される。「指定のホールへ移動する」が押下された場合には、ホールを指定する画面(図示せず)が表示され、その画面においてホールを指定することができる。ホールが指定されると、そのホールの距離表示ページP8が表示される。
【0063】
SNS接続ボタンJ4が押下されると、SNSとの接続が可能となり、ホールアウトした際のスコアを、メッセージとしてゴルフ情報アプリケーションに投稿することが可能となる。なお、SNSは、例えば、管理サーバ1においてSNS用のプログラムを実行することにより実現され、掲示板、メール、チャット等を利用してゴルフユーザ間のコミュニケーションを図るサービスが一例として挙げられる。ゴルフナビゲーションアプリケーションと、このようなSNSとの接続が行われると、ゴルフナビゲーションアプリケーションの機能を利用して端末装置2において入力されたスコア等を、SNS上の掲示板等に投稿することが可能になる。
【0064】
スコアカードボタンJ5が押下されると、
図13に示すスコアカードページP9が表示される。スコアカードページP9の詳細については後述する。
ページボタンJ6が押下されると、距離表示ページP8の下部のハザード画面(図示せず)が表示される。このハザード画面は、ダウンロードしたハザード情報に基づいて作成されるものであり、ハザード情報は、ホール情報に含まれる情報である。
【0065】
グリーン奥距離表示領域J7には、初期状態ではティーグラウンドからグリーン奥までの距離が表示され、ピン位置距離表示領域J8にはティーグラウンドからピン位置までの距離が表示され、グリーン手前距離表示領域J9にはティーグラウンドからグリーン手前までの距離が表示される。これらの距離の情報は、ダウンロードしたグリーン情報に基づいて作成されるものであり、グリーン情報は、ホール情報に含まれる情報である。
【0066】
グリーン設定ボタンJ10は、そのラウンドにおいて使用されるグリーンが左グリーンか右グリーンかを設定するボタンである。
図12に示す例では、左グリーンが設定されている状態を示している。左グリーンが設定された場合には、左グリーンIDを参照することによりグリーン情報テーブルから読み取られたグリーン情報に基づいてグリーン奥距離表示領域J7、ピン位置距離表示領域J8、及び、グリーン手前距離表示領域J9における距離表示が行われる。右グリーンが設定された場合には、右グリーンIDを参照することによりグリーン情報テーブルから読み取られたグリーン情報に基づいてグリーン奥距離表示領域J7、ピン位置距離表示領域J8、及び、グリーン手前距離表示領域J9における距離表示が行われる。
【0067】
打数ボタンJ12は、ボールを打つ際に押下されるボタンである。まず、ティーショットを打つ場合には、
図12に示すように「1打目登録」と表示されているので、この「1打目登録」と表示された打数ボタンJ12が押下される。次に、打数ボタンJ12の表示は「2打目登録」という表示に切り替わる。そして、2打目を打つ際に、「2打目登録」と表示された打数ボタンJ12が押下される。以下、同様にして、カップインするまで打数ボタンJ12が押下される。打数ボタンJ12が押下されると、端末装置2のCPU40は、1打目からの打数を積算するようになっている。なお、本実施形態ではショットを行う場合も、パットを行う場合も打数ボタンJ12を押下させるようになっている。
【0068】
カップインボタンJ13は、カップインした際に押下される。カップインボタンJ13が押下されると、端末装置2のCPU40は、カップインボタンJ13が押下された時点での上記積算された打数を、1打目からの合計の打数として特定し、後述するスコア算出処理を行う。
ホール選択ボタンJ14は、「前のホール」と表示されたボタンと、「次のホール」と表示されたボタンを備えており、「前のホール」と表示されたホール選択ボタンJ14が押下されると、現在よりも一つ前のホールの距離表示ページP8が表示される。「次のホール」と表示されたホール選択ボタンJ14が押下されると、現在よりも一つ後のホールの距離表示ページP8が表示される。
【0069】
<3−4:スコアカードページ>
次に、スコアカードボタンJ5が押下された場合に表示されるスコアカードページP9について説明する。
図13にスコアカードページP9の一例を示す。スコアカードページP9は、ホール番号表示領域K1、パー数表示領域K2、メニューボタンK3、距離表示ページボタンK4、SNS接続ボタンK5、ページ下部ボタンK6、前後半ホール選択ボタンK7、メンバー選択ボタンK8、名前表示領域K9、スコア表示領域K10、コース計表示領域K11、ラウンド計表示領域K12、編集ボタンK13、ページ上部ボタンK14を備えている。
【0070】
ホール番号表示領域K1は、
図12の距離表示ページP8におけるホール番号と同じホール番号が表示される。パー数表示領域K2にも、
図12の距離表示ページP8におけるパー数と同じパー数が表示される。
メニューボタンK3が押下されると、
図12の距離表示ページP8の場合と同様に、「メインメニューへ戻る」、「指定のホールへ移動する」、及び、「ラウンドを終了する」のいずれかを選択する画面(図示せず)が表示される。「メインメニューへ戻る」が押下された場合には、
図7に示すメインメニューページP1が表示される。「指定のホールへ移動する」が押下された場合には、ホールを指定する画面(図示せず)が表示され、その画面においてホールを指定することができる。ホールが指定されると、そのホールのスコアカードページP9が表示される。
【0071】
距離表示ページボタンK4が押下されると、
図12に示す距離表示ページP8に戻るようになっている。
SNS接続ボタンK5が押下されると、
図12の距離表示ページP8の場合と同様に、SNSとの接続の設定が可能となり、ホールアウトした際のスコアを、SNSに投稿することが可能となる。
【0072】
ページ下部ボタンK6が押下されると、画面がスクロールされ、後述するスコア表示領域K10の下部の部分も表示させることができる。
前後半ホール選択ボタンK7は、前半ホールのスコアを表示させるか、あるいは、後半ホールのスコアを表示させるかを選択する際に使用される。
図13に示す例は前半ホールが選択されている状態を示している。
【0073】
メンバー選択ボタンK8は、スコア表示領域K10にスコアを表示させるメンバーを選択する際に使用される。
図13に示す例では、「全員」が選択されており、名前表示領域K9には全員の名前が表示され、スコア表示領域K10には、全員のスコアが表示されている。「全員」と表示されたメンバー選択ボタンK8が押下されると、スコア表示領域K10には各メンバーのスコアが表示されることになる。なお、本実施形態では、当該端末装置2でゴルフナビゲーションアプリケーションを利用している本人の名前は、メンバー選択ボタンK8の「全員」の右のセル、及び、名前表示領域K9のPARの右側のセルに自動的に表示される。そして同伴者についても、ラウンド設定メニューページP7(
図11)の同伴者入力領域H9の上から入力された順に、上記本人の右のセルから表示される。また、名前表示領域K9に上記本人の右のセルから表示される。したがって、同伴者名受信ボタンH10が押下された場合には、同伴者の名前も自動的に表示される。この名前自動入力処理の詳細については後述する。
【0074】
スコア表示領域K10には、各ホールのヤーデージ、パー数、スコア、パット数、パーオン、OB、フェアウェイキープ、池IN、バンカーINについての情報が表示される。ヤーデージとパー数については、ダウンロードしたホール情報に基づいたデータが表示される。スコアの欄には、
図12の距離表示ページP8の打数ボタンJ12により入力されたカップインまでの打数(ストローク数)が表示される。ただし、このカップインまでの打数は、後述する編集ボタンK13が押下されて表示されるスコア編集ページ(図示せず)において編集された場合は、その編集後の打数が表示される。パット数については、編集ボタンK13が押下され、スコア編集ページ(図示せず)においてゴルフユーザによって入力されたパット数が表示される。
なお、
図13に示す例では、スコア表示領域K10には1ホールから5ホールまでのスコアしか表示されていないが、実際には選択された前半ホールまたは後半ホールの全てのホールのスコアが表示されるようになっている。
【0075】
コース計表示領域K11には、ヤーデージ、パー数、スコア、及び、パット数のそれぞれのコース計が表示されるようになっている。ラウンド計表示領域K12には、ヤーデージ、パー数、スコア、及び、パット数のそれぞれのラウンド計が表示されるようになっている。
編集ボタンK13が押下されると、スコア編集ページ(図示せず)が表示されるようになっている。
ページ上部ボタンK14が押下されると、画面がスクロールされ、スコアカードページP9上部の部分を表示させることができる。
【0076】
<3−5:名前自動入力処理>
次に、
図13に示すスコアカードページP9におけるメンバー選択ボタンK8、及び、名前表示領域K9、さらには、
図11に示すラウンド設定メニューページP7における同伴者入力領域H9に、ゴルフユーザ本人と同伴者の名前を自動的に表示させる名前自動入力処理について、
図14及び
図15に示すシーケンス図を参照して説明する。なお、
図14に示すシーケンスと、
図15に示すシーケンスとは連続している。
【0077】
端末装置2においてゴルフナビアプリケーションを起動させ、
図8に示すログイン画面P2が表示され、ログインID入力欄B1にログインIDが入力され、パスワード入力欄B2にパスワードが入力された状態で、送信ボタンB3が押下されると、端末装置2のCPU40は、ログインIDとパスワードの入力を受け付ける(S100)。そして、端末装置2のCPU40は、ログインIDとパスワードを管理サーバ1に送信する(S101)。
【0078】
管理サーバ1のCPU30は、ログインIDとパスワードを受信すると(S200)、ログイン処理を行う(S201)。ログイン処理においては、HDD33に記憶されているゴルフユーザ情報テーブルTBL11に、受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が存在するかどうかを確認する。受信したログインIDとパスワードの組と一致するレコードがゴルフユーザ情報テーブルTBL11に存在した場合には、管理サーバ1のCPU30は、当該レコードにおける識別情報UIDを読み取り、HDD33またはRAM31に一時的に記憶する(S202)。また、アクセストークンを発行し、このアクセストークンと識別情報UIDと関連付けて記憶しておく。そして、管理サーバ1のCPU30は、端末装置2にアクセストークンを送信する(S203)。
【0079】
端末装置2のCPU40は、アクセストークンを受信すると(S102)、記憶装置43に記憶する。その後、
図10に示すゴルフコース選択メニューページP6においてゴルフ場が選択された場合には、端末装置2のCPU40は、選択されたゴルフ場のゴルフ場IDと、アクセストークンと共に、ゴルフ場選択要求を、管理サーバ1に送信する(S103)。
【0080】
管理サーバ1のCPU30は、ゴルフ場ID、アクセストークン、及び、ゴルフ場選択要求を受信すると(S204)、当該受信を行った日を示す日付情報と、受信したアクセストークンに関連付けて記憶された識別情報UIDと、予約情報送信要求とを、ゴルフ場サーバ4に送信する(S205)。
【0081】
ゴルフ場サーバ4のCPUは、日付情報と、識別情報UIDと、予約情報送信要求とを受信すると(S300)、予約情報テーブルTBL20を参照し、受信した日付情報と識別情報UIDに合致する予約情報を検索する(S301)。その結果、受信した日付情報と識別情報UIDに合致する予約情報のレコードが存在した場合には、当該予約情報のレコードを端末装置2に送信する(S302)。
【0082】
管理サーバ1のCPU30は、予約情報のレコードを受信すると(S206)、受信した予約情報のレコードをHDD33またはRAM31に一時的に記憶させる。そして、管理サーバ1のCPU30は、当該予約情報のレコードのうち、名前の姓の部分を抽出する(S207)。管理サーバ1のCPU30は、抽出した名前の姓の部分を、端末装置2に送信する(S208)。
【0083】
端末装置2のCPU40は、名前の姓の部分を受信すると(S104)、必要に応じて、名前の姓の部分を、画面上の所定の部分に表示させる(S105)。なお、ステップS105の処理は、名前の姓の部分を画面上に直ちに表示させるという趣旨ではなく、スコアカードページP9を表示する際に、スコアカードページP9におけるメンバー選択ボタンK8のうちの「全員」の右側のボタン、及び、名前表示領域K9におけるPARの右側の領域K9aに名前の姓の部分を表示させるという趣旨である。
【0084】
次に、端末装置2において、
図11に示すラウンド設定メニューページP7が表示され、同伴者名受信ボタンH10が押下されると、端末装置2のCPU40は、同伴者名受信ボタンH10が押下を受け付け(S106)、同伴者名送信要求とアクセストークンとを、管理サーバ1に送信する(S107)。
【0085】
管理サーバ1のCPU30は、同伴者名送信要求とアクセストークンとを受信すると(S209)、一時的に記憶しておいた予約情報のレコードのうち、受信したアクセストークンに対応する識別情報UIDが記憶された予約情報のレコードを抽出し、当該レコードから、同伴者の名前の姓の部分を抽出する(S210)。管理サーバ1のCPU30は、抽出した同伴者の名前の姓の部分を、端末装置2に送信する(S211)。
【0086】
端末装置2は、同伴者の名前の姓の部分を受信すると(S108)、必要に応じて、同伴者の名前の姓の部分を、画面上の所定の部分に表示させる(S109)。なお、ステップS109の処理は、同伴者の名前の姓の部分を画面上に直ちに表示させるという趣旨ではなく、ラウンド設定メニューページP7を表示する際に、スコアカードページP9におけるメンバー選択ボタンK8のうちのゴルフユーザ本人の名前の右側のボタン、及び、名前表示領域K9における領域K9aの右側の領域に、同伴者の名前の姓の部分を表示させるという趣旨である。また、ラウンド設定メニューページP7における同伴者入力領域H9に同伴者の名前の姓の部分を表示させるという趣旨である。
【0087】
以上のように、本実施形態によれば、スコアカードページP9及びラウンド設定メニューページP7に、本人及び同伴者の名前が自動的に表示されるので、本人及び同伴者の名前を手動で入力するという手間を省くことができる。
【0088】
<第2実施形態>
次に、
図16乃至
図19を参照して第2実施形態について説明する。第1実施形態では、管理サーバ1からゴルフ場サーバ4に対して予約情報の送信要求を送信する例について説明したが、本実施形態は、予約情報を管理サーバ1Aにおいて管理し、名前の自動入力を行う構成になっている。
【0089】
図16は第2実施形態の管理システム100Aの構成を示すブロック図である。
図11に示すように、本実施形態の管理システム100Aは、管理サーバ1Aの記憶部15に予約情報テーブルTBL13を備えている構成が、第1実施形態の管理システム100と異なる。
【0090】
予約情報テーブルTBL13は、ゴルフ場サーバ4の記憶部42に記憶された予約情報テーブルTBL20と同様の項目を含むテーブルであるが、
図17に示すように、ゴルフ場IDを含むところが予約情報テーブルTBL20とは異なる。つまり、ゴルフ場サーバ4の記憶部42に記憶された予約情報テーブルTBL20は、各ゴルフ場ごとの予約情報テーブルであるが、管理サーバ1Aの予約情報テーブルTBL13は、全てのゴルフ場の予約情報を統括的に記憶するテーブルであるため、ゴルフ場IDを含んでいる。
【0091】
以下、
図18及び
図19に示すシーケンス図を参照して、本実施形態における名前自動入力処理について説明する。なお、
図18に示すシーケンスと、
図19に示すシーケンスとは連続している。
図18に示すステップS100〜S103、及び、ステップS200〜S204のシーケンスは、
図14に示すシーケンスと同様なので説明を省略する。
【0092】
本実施形態では、管理サーバ1AのCPU30が、ゴルフ場ID、アクセストークン、及び、ゴルフ場選択要求を受信した後(S204)、管理サーバ1AのCPU30は、記憶部15に記憶された予約情報テーブルTBL13を参照し、受信した日付情報と識別情報UIDに合致する予約情報を検索する(S220)。その結果、受信した日付情報と識別情報UIDに合致する予約情報のレコードが存在した場合には、管理サーバ1AのCPU30は、当該予約情報のレコードのうち、名前の姓の部分を抽出する(S207)。管理サーバ1のCPU30は、抽出した名前の姓の部分を、端末装置2に送信する(S208)。
【0093】
端末装置2のCPU40は、名前の姓の部分を受信すると(S104)、必要に応じて、名前の姓の部分を、画面上の所定の部分に表示させる(S105)。なお、ステップS105の処理は、名前の姓の部分を画面上に直ちに表示させるという趣旨ではなく、スコアカードページP9を表示する際に、スコアカードページP9におけるメンバー選択ボタンK8のうちの「全員」の右側のボタン、及び、名前表示領域K9におけるPARの右側の領域K9aに名前の姓の部分を表示させるという趣旨である。
【0094】
次に、端末装置2において、
図11に示すラウンド設定メニューページP7が表示され、同伴者名受信ボタンH10が押下されると、端末装置2のCPU40は、同伴者名受信ボタンH10が押下を受け付け、同伴者名送信要求とアクセストークンとを、管理サーバ1Aに送信する(S107)。
【0095】
管理サーバ1AのCPU30は、同伴者名送信要求とアクセストークンとを受信すると(S209)、一時的に記憶しておいた予約情報のレコードのうち、受信したアクセストークンに対応する識別情報UIDが記憶された予約情報のレコードを抽出し、当該レコードから、同伴者の名前の姓の部分を抽出する(S210)。管理サーバ1AのCPU30は、抽出した同伴者の名前の姓の部分を、端末装置2に送信する(S211)。
【0096】
端末装置2は、同伴者の名前の姓の部分を受信すると(S108)、必要に応じて、同伴者の名前の姓の部分を、画面上の所定の部分に表示させる(S109)。なお、ステップS109の処理は、同伴者の名前の姓の部分を画面上に直ちに表示させるという趣旨ではなく、ラウンド設定メニューページP7を表示する際に、スコアカードページP9におけるメンバー選択ボタンK8のうちのゴルフユーザ本人の名前の右側のボタン、及び、名前表示領域K9における領域K9aの右側の領域に、同伴者の名前の姓の部分を表示させるという趣旨である。また、ラウンド設定メニューページP7における同伴者入力領域H9に同伴者の名前の姓の部分を表示させるという趣旨である。
【0097】
以上のように、本実施形態によれば、スコアカードページP9及びラウンド設定メニューページP7に、本人及び同伴者の名前が自動的に表示されるので、本人及び同伴者の名前を手動で入力するという手間を省くことができる。
【0098】
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に述べる各種の変形が可能である。また、各変形例及び実施形態は、適宜、組み合わせてもよいことは勿論である。
【0099】
<変形例1>
上述した各実施形態においては、名前の自動入力処理を行う際には、管理サーバ1、1AにログインIDとパスワードを送信してログイン処理を行う例について説明したが、本発明はこのような例に限定されるものではない。
本実施形態のゴルフナビゲーションアプリケーションにおいては、外部管理サーバによって提供されるSNSとの接続の設定を可能としてもよい。
【0100】
図20は、第1実施形態に対応する変形例の管理システム100Bを示すブロック図である。
図21は、第2実施形態に対応する変形例の管理システム100Cを示すブロック図である。
図20及び
図21に示すいずれの例においても、管理システムには外部管理サーバ3が接続されており、管理サーバ1、1Aは、外部管理サーバ3と通信可能に構成されている。変形例1においては、この外部管理サーバ3によってSNSが提供される。
【0101】
外部管理サーバ3が提供するSNSにおいては、掲示板、メール、チャット等を利用することができるだけでなく、ゲームや実用的なツールなどのアプリケーションを利用することができる。このアプリケーションは、前記SNSの提供者以外の提供者によっても提供されることがあり、アプリケーションを利用するか否か、あるいは、どのアプリケーションを利用するかは、SNS利用者が任意に決定できるようになっている。
【0102】
上述した各実施形態において説明したゴルフナビゲーションアプリケーションは、前記SNSと連動可能なアプリケーションであり、ゴルフナビゲーションアプリケーションを起動した状態で、前記SNSにログインすることにより、ゴルフナビゲーションアプリケーションにおいて入力したスコア等を、前記SNSにおけるページ等に投稿することが可能になっている。
【0103】
SNS利用者が、ゴルフナビゲーションアプリケーションを利用する場合には、まずSNSにログインした状態で、ゴルフナビゲーションアプリケーションが当該SNS利用者のプロフィール情報やSNS上の友達情報にアクセスする機能や、ゴルフナビゲーションアプリケーションがSNS利用者の代わりに掲示板等に投稿する機能等について、当該SNS利用者の承認を得る、いわゆる、OAuth認証を行う必要がある。
【0104】
OAuth認証が行われると、外部管理サーバ3は、SNS利用者情報テーブルTBL31に記憶されたSNS利用者の識別情報UID、氏名等の利用者登録情報と、アクセストークンとを管理サーバ1に送信する。利用者登録情報を受信した管理サーバ1は、受信したSNS利用者の識別情報UIDを、ゴルフユーザの識別情報UIDとしてゴルフユーザ情報テーブルTBL11に記憶する。その後は、アクセストークンを利用したOAuth認証により、外部管理サーバ3と管理サーバ1との間のデータのやり取りが行われる。
【0105】
したがって、変形例1においては、ゴルフユーザの識別情報UIDは、SNS利用者の識別情報UIDと一致しており、その結果、第1実施形態及び第2実施形態で説明した予約情報テーブルTBL20または予約情報テーブルTBL13に記憶されるゴルフユーザの識別情報UIDも、SNS利用者の識別情報UIDと一致している。
【0106】
つまり、ゴルフユーザは、SNS利用者に含まれる。換言すれば、管理サーバ1、1Aは、ゴルフユーザにゴルフナビゲーションアプリケーションを通じて名前自動入力処理等のサービスを提供し、外部管理サーバ3のSNS利用者に限って、ゴルフナビゲーションアプリケーションのゴルフユーザとして登録する。一方、外部管理サーバ3は、ゴルフユーザを含むSNS利用者に対してSNSを提供する。このように、ゴルフユーザはSNS利用者に含まれ、しかも、上述のようにOAuth認証により、ゴルフナビゲーションアプリケーションがSNS利用者のプロフィール情報やSNS上の友達情報にアクセスしたり、ゴルフナビゲーションアプリケーションがSNS利用者の代わりに掲示板等に投稿することができる。
【0107】
変形例1においては、以上のように、SNS利用者がゴルフユーザとして登録された状態で、端末装置2においてゴルフナビゲーションアプリケーションを起動させる例を、
図23及び
図24を参照して説明する。なお、
図23は、第1実施形態で説明した
図14のシーケンスに対応するシーケンス図であり、
図24は、第1実施形態で説明した
図15のシーケンスに対応するシーケンス図である。
【0108】
変形例1においては、
図22に示すように、ユーザ情報編集画面P3にSNS接続ボタンH9が備えられている。端末装置2において、
図7に示すメインメニューページP1の設定セルA5が押下されて利用者情報の設定が選択されると、
図22に示すユーザ情報編集画面P3が表示される。
【0109】
そして、
図23に示すように、SNS接続ボタンH9が押下され、この押下が端末装置2のCPU40によって受け付けられると(S110)、端末装置2のCPU40は、外部管理サーバ3に対してSNSのログイン画面の送信要求を送信する(S111)。また、
図12に示す距離表示ページP8のSNS接続ボタンJ4、及び、スコアカードページP9のSNS接続ボタンK5が押下され、この押下が端末装置2のCPU40によって受け付けられた場合にも(S110)、端末装置2のCPU40は、外部管理サーバ3に対してSNSのログイン画面の送信要求を送信する(S111)。
【0110】
ログイン画面送信要求を受信した外部管理サーバ3のCPUは、SNSのログイン画面情報を端末装置2に送信する(S400)。SNSのログイン画面情報を受信した端末装置2のCPU40は、ログイン画面情報に基づいてディスプレイ45に
図8に示すログイン画面P2と同様なSNSのログイン画面を表示させる。ログイン画面には、SNSのログインIDとパスワードを入力することが可能になっている。
【0111】
ログイン画面においてログインIDとパスワードが入力されると、端末装置2のCPU40は、外部管理サーバ3に対してログインIDとパスワードを送信する(S112)。ログインIDとパスワードを受信した外部管理サーバ3のCPUは(S401)、ログイン処理を行う(S402)。ログイン処理においては、HDDに記憶されているSNS利用者情報テーブルTBL31に、受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が存在するかどうかを確認する。受信したログインIDとパスワードの組と一致する組がSNS利用者情報テーブルTBL31に存在した場合には、外部管理サーバ3のCPUは端末装置2にログインに成功したと判断し、SNS利用者情報テーブルTBL31から識別情報UIDを読み取り(S403)、識別情報UIDとアクセストークンを管理サーバ1に送信する(S404)。管理サーバ1のCPU30は、識別情報UIDとアクセストークンを受信することにより(S210)、ゴルフユーザがゴルフアプリケーションの利用を開始したことを認識することができる。そこで、受信した識別情報UIDとアクセストークンを一時的に記憶しておく(S211)。
【0112】
また、外部管理サーバ3のCPUは、アクセストークンを端末装置2にも送信する(S405)。端末装置2のCPU40は、アクセストークンを受信し(S102)、受信したアクセストークンを記憶装置43に記憶させる。これ以降、SNSに対してスコア等を投稿する等の処理を行う場合には、アクセストークンを付して、端末装置2から外部管理サーバ3への情報の送信を行う。また、上述したような名前を自動的に入力する処理を行う場合には、アクセストークンを付して、端末装置2から外部管理サーバ3への情報の送信を行う。これ以降の処理については、
図23及び
図24に示すように、第1実施形態で説明した処理と同様なので説明を省略する。
【0113】
以上のように、ゴルフ場サーバ4に予約情報テーブルTBL20を備え、外部管理サーバ3にログインしてゴルフナビゲーションアプリケーションを利用する態様においても、ゴルフ場サーバ4に備える予約情報テーブルTBL20を参照してゴルフユーザ本人、及び、同伴者の名前情報を取得して、自動的にスコアカードページ等にゴルフユーザ本人、及び、同伴者の名前を表示させることができる。そして、ゴルフナビゲーションアプリケーションの機能を利用して、各ホールのスコア等を、SNSの掲示板等に投稿することが可能になる。
【0114】
また、第2実施形態に対応する例においても、外部管理サーバ3にログインしてゴルフナビゲーションアプリケーションを利用する態様を適用することができる。
図25は第2実施形態で説明した
図18のシーケンス図に対応するシーケンス図であり、
図26は第2実施形態で説明した
図19のシーケンス図に対応するシーケンス図である。
【0115】
図24に示すように、端末装置2におけるステップS110からステップS112までの処理、管理サーバ1AにおけるステップS210からステップS211までの処理、及び、外部管理サーバ3におけるステップS400からステップS405までの処理は、
図23に示す処理と同様なので説明を省略する。また、これ以降の処理についても、
図25及び
図26に示すように、
図18及び
図19に示す処理と同様なので、説明を省略する。
【0116】
以上のように、管理サーバ1Aに予約情報テーブルTBL13を備え、外部管理サーバ3にログインしてゴルフナビゲーションアプリケーションを利用する態様においても、管理サーバ1に備える予約情報テーブルTBL13を参照してゴルフユーザ本人、及び、同伴者の名前情報を取得して、自動的にスコアカードページ等にゴルフユーザ本人、及び、同伴者の名前を表示させることができる。そして、ゴルフナビゲーションアプリケーションの機能を利用して、各ホールのスコア等を、SNSの掲示板等に投稿することが可能になる。
【0117】
なお、第1実施形態及び第2実施形態で説明したゴルフナビゲーションアプリケーションについてのログイン操作で、SNSへも同時にログインできるように構成してもよいし、ゴルフナビゲーションアプリケーションについてのログイン操作とは別のログイン操作でSNSにログインするように構成してもよい。
【0118】
<変形例2>
上述した第1実施形態及び変形例1においては、ゴルフ場サーバ4に備えた予約情報テーブルTBL20から、ゴルフユーザ本人と同伴者の名前情報を取得する例について説明し、上述した第2実施形態及び変形例1においては、管理サーバ1Aに備えた予約情報テーブルTBL13から、ゴルフユーザ本人と同伴者の名前情報を取得する例について説明した。しかし、本発明は、このような例に限定されるものではなく、例えば、ゴルフユーザ本人の名前情報については、ゴルフユーザ情報テーブルTBL11から取得するようにしてもよい。
【0119】
また、
図9に示すユーザ情報編集画面P3において、ゴルフユーザ本人の名前を入力した場合には、その入力した情報を名前情報として取得するようにしてもよい。
ホールのスコア等を、SNSの掲示板等に投稿することが可能になる。
【0120】
<変形例3>
上述した各実施形態及び各変形例においては、名前情報として姓の部分のみを用いる例について説明したが、姓と名と両方を用いるようにしてもよい。また、上述した各実施形態及び各変形例においては、ユーザを特定可能な特定情報の一例として、ログインIDとパスワードを用いる例について説明したが、アクセストークンや識別情報を特定情報として用いるようにしてもよい。
【0121】
<変形例4>
上述した各実施形態及び各変形例では、管理サーバ1、1Aが提供するサービスとして、ゴルフに関するサービスを一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理サーバ1、1Aはどのようなサービスを提供するものであってもよい。例えば、利用者同士の共通のテーマに基づいて、アプリケーション上で特定の関係を構築するすべてのものに適用できる。共通のテーマは、ランニング、バドミントン等のスポーツ、将棋、ゲームなどの趣味的なものであってもよいし、ビジネスに関するものあってもよい。また、ホテルの予約などを含む旅行情報の提供、パーティ情報の提供、コンサート情報の提供、サービスや物品の販売を提供するものであってもよい。また、特定の関係は、友達関係に限定されない。例えば、上司と部下の関係であってもよいし、問屋と小売の関係であってもよいし、フォロワーと被フォロワーの関係であってもよい。要は、一定の規則に基づいて構築される関係であればどのようなものであってもよい。
【0122】
さらに、上述した各実施形態及び各変形例でゴルフナビゲーションアプリケーションとして説明したアプリケーションは、コンサートなどの音楽や演劇の上演、これらや映画の鑑賞などに関するものであってもよい。これらの場合でも、上述の各実施形態及び各変形例で説明した構成や方法を応用可能である。
【0123】
なお、本発明における機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することとしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。また、本発明における機能またはその一部を実現するためのプログラムを配信する配信サーバ及び当該配信サーバに備えられた記憶媒体、及び当該配信サーバの外部に存在し、当該プログラムを前記配信サーバにより配信するために記憶している記憶媒体も、本発明の範囲に含まれる。すなわち、例えばゴルフナビゲーションアプリケーションとして説明した機能またはその一部を実現するためのプログラムを配信するサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
【0124】
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
【0125】
なお、本発明は上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内での変更は本発明に含まれるものである。