特許第5981490号(P5981490)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5981490
(24)【登録日】2016年8月5日
(45)【発行日】2016年8月31日
(54)【発明の名称】チェーン
(51)【国際特許分類】
   F16G 13/02 20060101AFI20160818BHJP
   F16G 13/04 20060101ALI20160818BHJP
   F16G 13/06 20060101ALI20160818BHJP
【FI】
   F16G13/02 K
   F16G13/02 E
   F16G13/04
   F16G13/06 A
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-120447(P2014-120447)
(22)【出願日】2014年6月11日
(65)【公開番号】特開2016-1014(P2016-1014A)
(43)【公開日】2016年1月7日
【審査請求日】2015年3月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000231350
【氏名又は名称】ジヤトコ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100075513
【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 政喜
(74)【代理人】
【識別番号】100120260
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅昭
(72)【発明者】
【氏名】丹下 宏司
【審査官】 藤村 聖子
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第06106425(US,A)
【文献】 特開平07−042803(JP,A)
【文献】 特開昭63−072942(JP,A)
【文献】 実開平05−017251(JP,U)
【文献】 実開平05−075547(JP,U)
【文献】 実開平02−085057(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16G 1/00−17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の貫通孔と第1の足部を有するリンクプレートと、
第2の貫通孔と第1の固定部とを有するサイドプレートと、
を備え、
前記リンクプレートと前記サイドプレートとが前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔を連結するピンにより連結されて無端状に構成される第1のチェーンと、
前記リンクプレートと前記サイドプレートとが前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔を連結するピンにより連結されて無端状に構成される第2のチェーンと、が構成され、
前記第1の固定部は、前記サイドプレートに隣接する前記リンクプレートの前記第1の足部とは逆側に突設して形成され、
前記第1のチェーンと前記第2のチェーンとが並列に配置されると共に、前記第1のチェーンの前記第1の固定部と前記第2のチェーンの前記第1の固定部とに連結部材が固定され、前記連結部材により前記第1のチェーンと前記第2のチェーンとが連結されることを特徴とするチェーン。
【請求項2】
請求項1に記載のチェーンであって、
前記第1のチェーンの前記第1の固定部と前記第2のチェーンの前記第1の固定部とは、所定のピッチ間隔でオフセットされて配置されることを特徴とするチェーン。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のチェーンであって、
前記連結部材は、平板状で、弾性を有する部材で構成されることを特徴とするチェーン。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一つに記載のチェーンであって、
前記第1の固定部は、前記サイドプレートを貫通する第3の貫通孔により構成され、
前記連結部材は、弾性を有する部材で構成されると共に、前記第3の貫通孔を貫通して固定されることを特徴とするチェーン。
【請求項5】
第1の貫通孔と第1の足部を有するリンクプレートと、
第2の貫通孔と第1の固定部とを有するサイドプレートと、
第3の貫通孔と第2の足部と第2の固定部とを有する支持プレートとを備え、
前記リンクプレートと前記サイドプレートと前記支持プレートとが前記第1の貫通孔、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔を連結するピンにより連結されて無端状に構成される第3のチェーンと、
前記リンクプレートと前記支持プレートとが前記第1の貫通孔及び前記第3の貫通孔を連結するピンにより連結されて無端状に構成される第4のチェーンと、
前記リンクプレートと前記サイドプレートと前記支持プレートとが前記第1の貫通孔、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔を連結するピンにより連結されて無端状に構成される第5のチェーンと、が構成され、
前記第1の固定部及び前記第2の固定部は、前記サイドプレートに隣接する前記リンクプレートの前記第1の足部とは逆側に突設して形成され、
前記第3のチェーン、前記第4のチェーン及び前記第5のチェーンが並列に配置されると共に、前記第3のチェーンの前記第1の固定部及び第2の固定部と、前記第4のチェーンの前記第2の固定部と、前記第5のチェーンの前記第1の固定部及び第2の固定部とに連結部材が固定され、前記連結部材により前記第3のチェーン、前記第4のチェーン及び前記第5のチェーンが連結されることを特徴とするチェーン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力を伝達すると共に、騒音を低減させたチェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
スプロケット間に掛け渡され、動力を伝達するチェーンにおいて、歯を有するプレートを積層させたものが知られている。このようなチェーンには、歯の位相をずらした複数のチェーンを並列に配置して、歯とスプロケットとの間のトルク変動を減少させることでノイズを減少させるように構成した、いわゆるサイレントチェーンも知られている。
【0003】
特許文献1には、1/2ピッチオフセットされたスプロケットと内向き歯を有するチェーンとによって構成されたエンジンのタイミングチェーンシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平07−167232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のタイミングチェーンは、一対の孔とスプロケットの歯に噛み合うつま先部とを有するリンクを連結して構成されており、孔に対してつま先部の位置をオフセットすることにより位相を変更している。
【0006】
このような構成のタイミングチェーンでは、一対の孔とつま先部との位置関係により、スプロケットとの駆動半径が変化してトルク変動が発生し、騒音や振動が発生する可能性がある。
【0007】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、歯付きのプレートを連結しチェーンにおいて、トルク変動を抑制して騒音を低減するチェーンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある態様によれば、第1の貫通孔と第1の足部を有するリンクプレートと、第2の貫通孔と第1の固定部とを有するサイドプレートと、を備え、リンクプレートとサイドプレートとが第1の貫通孔及び第2の貫通孔を連結するピンにより連結されて無端状に構成される第1のチェーンと、リンクプレートとサイドプレートとが第1の貫通孔及び第2の貫通孔を連結するピンにより連結されて無端状に構成される第2のチェーンと、が構成され、第1の固定部は、サイドプレートに隣接するリンクプレートの第1の足部とは逆側に突設して形成され、第1のチェーンと第2のチェーンとが並列に配置されると共に、第1のチェーンの第1の固定部と第2のチェーンの第1の固定部とに連結部材が固定され、連結部材により第1のチェーンと第2のチェーンとが連結部材により連結されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記態様によれば、第1のチェーンと第2のチェーンとが連結部材により連結されるので、互いにオフセットされた複列のチェーンが構成され、スプロケットとの間にかかる駆動トルクの変動が抑制されて、騒音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の第1の実施形態のチェーン1の説明図である。
図2】本発明の第1の実施形態のチェーン1の説明図である。
図3】本発明の第1実施形態の変形例のチェーン1の説明図である。
図4】本発明の第1実施形態の変形例のチェーン1の説明図である。
図5】本発明の第2の実施形態のチェーン1の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0012】
本発明の実施形態のチェーン1は、歯を有するリンクプレートを連結し、歯とスプロケットとが噛み合いながら摺動して駆動トルクを伝達することでチェーンとスプロケットとの間で発生する騒音を低減させた、いわゆるサイレントチェーンとして構成されている。以下、その詳細を説明する。
【0013】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態のチェーン1の説明図であり、チェーン1の上面図である。
【0014】
チェーン1は、1/3ピッチずらされた3組のチェーン1(1a、1b、1c)が、薄板状の連結部材50により一つに束ねて構成される。3組のチェーン1a、1b、1cは、図示しないスプロケットにそれぞれが噛み合うことで、動力を伝達する。
【0015】
図1に示すように、チェーン1は、チェーン1aとチェーン1cとの間に、チェーン1bが挟持されて構成される。
【0016】
チェーン1a、1b、1cは、複数のリンクプレート10と、支持プレート21、22又はサイドプレート24とが、ピン30により連結されて構成される。
【0017】
チェーン1aは、複数のリンクプレート10が積層され、積層されたリンクプレート10の一方の側面にサイドプレート24が、他方の側面に支持プレート21が、それぞれ備えられる。サイドプレート24及び支持プレート21に挟持された複数のリンクプレート10は、ピン30により、ピン30の軸を中心として揺動可能に固定される。
【0018】
チェーン1bは、複数のリンクプレート10が積層され、積層されたリンクプレート10の両側面に支持プレート22が備えられる。支持プレート22に挟持された複数のリンクプレート10は、ピン30により、ピン30の軸を中心として揺動可能に固定される。
【0019】
チェーン1cは、チェーン1aと同様に、複数のリンクプレート10が積層され、積層されたリンクプレート10の一方の側面に支持プレート21が、他方の側面にサイドプレート24が、それぞれ備えられる。支持プレート21及びサイドプレート24に挟持された複数のリンクプレート10は、ピン30により、ピン30の軸を中心として揺動可能に固定される。
【0020】
チェーン1a、1b、1cは、それぞれが無端状に連結されて、並列に配置される。支持プレート21に備えられる固定溝121、支持プレート22に備えられる固定溝141及びサイドプレート24に備えられる固定溝125に、それぞれ連結部材50を固定することにより、チェーン1a、1b、1cが互いのオフセット位置を保って連結される。
【0021】
図2は、本実施形態のチェーン1の説明図であり、リンクプレート10、支持プレート21、22及びサイドプレート24の説明図である。
【0022】
リンクプレート10は、スプロケットと噛み合う二つの足部11a、11bと、ピン30が貫通する二つの貫通孔12a、12bとを備える。
【0023】
本実施形態のチェーン1a、1b、1cは、4枚のリンクプレート10の一方の貫通孔12と、3枚のリンクプレート10の他方の貫通孔12とがピン30により連結されて、これらを互いに連結することにより構成される。
【0024】
支持プレート21は、固定溝121と、スプロケットと噛み合う二つの足部122a、122bと、ピン30が貫通する二つの貫通孔124a、124bとを備える。
【0025】
支持プレート22は、固定溝141と、スプロケットと噛み合う二つの足部142a、142bと、ピン30が貫通する二つの貫通孔144a、144bとを備える。
【0026】
サイドプレート24は、固定溝125と、二つの貫通孔126a、126bとを備える。
【0027】
支持プレート21の固定溝121と、サイドプレート24の固定溝125とは、それぞれ、支持プレート22の固定溝141に対して1/3ピッチ分オフセットされている。
【0028】
チェーン1bは、二つの支持プレート22に挟持されて構成されているので、チェーン1bにおける固定溝141のオフセットはゼロである。
【0029】
一方、チェーン1bは、サイドプレート24と支持プレート21とに挟持されているので、チェーン1bの二つの固定溝141に対する固定溝121及び固定溝125のオフセットが1/3ピッチとなる。
【0030】
同様に、チェーン1cは、サイドプレート24と支持プレート21とに挟持されているので、チェーン1bの二つの固定溝141に対する固定溝121及び固定溝125のオフセットが1/3ピッチとなる。
【0031】
さらに、チェーン1aにおけるサイドプレート24及び支持プレート21の取り付けと、チェーン1cにおけるサイドプレート24及び支持プレート21の取り付けとは表裏を逆としているので、チェーン1aとチェーン1とのオフセットは1/3ピッチであり、チェーン1aとチェーン1cとのオフセットは、さらに1/3ピッチ進んだ2/3ピッチのオフセットとなる。
【0032】
このような構成により、チェーン1は、チェーン1a、1b、1cがそれぞれ1/3ピッチずつオフセットされた複列チェーンとして構成される。
【0033】
チェーン1a、1b、1cは、それぞれがスプロケットに1/3ピッチ毎に形成された歯に噛合する。従って、チェーン1a、1b、1cそれぞれの位置関係はスプロケットにより決定されるので、チェーン1a、1b、1cを互いに固定する連結部材50の強度は低くてもよい。
【0034】
連結部材50は、弾性を有する樹脂又は金属素材で形成される。チェーン1が動力を伝達しているときは、チェーン1a、1b、1cの間で振動や撓みが発生する。弾性を有する連結部材50によりチェーン1a、1b、1cを互いに固定する。特に、連結部材50は、チェーン1a、1b、1cのそれぞれが若干の隙間を持って固定することで、チェーン1a、1b、1cの間の振動や撓みを抑制する。
【0035】
以上説明したように、本実施形態では、チェーン1a(第1のチェーン、第3のチェーン)とチェーン1b(第4のチェーン)とチェーン1c(第2のチェーン、第5のチェーン)が並列に配置されると共に、各固定溝が連結部材50により固定される。
【0036】
チェーン1aは、二つの足部11a、11b(第1の足部)と、二つの貫通孔12a、12b(第1の貫通孔)とを有するリンクプレート10が、固定溝125(第1の固定部)と、二つの貫通孔126a、126b(第2の貫通孔)とを有するサイドプレート24と、固定溝121(第2の固定部)と、二つの足部122a、122b(第2の足部)と、二つの貫通孔124a、124b(第3の貫通孔)とを有する支持プレート21とに挟持されて構成される。
【0037】
チェーン1bは、リンクプレート10が、固定溝141(第2の固定部)と、二つの足部142a、142b(第2の足部)と、二つの貫通孔144a、144b(第3の貫通孔)とを有する支持プレート22に両側を挟持されて構成される。
【0038】
チェーン1cは、リンクプレート10が、支持プレート21とサイドプレート24とに挟持されて構成される。
【0039】
以上のように、本実施形態のチェーン1は、チェーン1a、1b、1cを、支持プレート21、22及びサイドプレート24に備えられる固定部(121、141、125)を連結部材50により固定することで、チェーン1a、1b、1cを、を所定のピッチ間隔でオフセットさせた状態で固定することができる。この効果は請求項2に対応する。
【0040】
このような構成により、スプロケットと噛み合うチェーン1に掛かる駆動トルクを、複数のチェーン1a、1b、1cにより分散させることができるので、駆動トルクの変動が抑制されて、振動や騒音を低減できる。振動や騒音を低減させることにより、チェーン1が伝達するトルクを大きくすることができる。この効果は請求項1及び5に対応する。
【0041】
連結部材50は、薄板状であり、弾性を有する部材により構成されるので、チェーン1の形状が大型化することがない。この効果は請求項3に対応する。
【0042】
次に、本実施形態のチェーン1の変形例を説明する。
【0043】
図3及び図4は、本実施形態の変形例のチェーン1の説明図である。図3はチェーン1の上面図であり、図4は、チェーン1の斜視図である。図3及び図4に示す変形例では、チェーン1は、チェーン1dと、チェーン1eが、並列に、1/2ピッチ分ずらされて配置されて構成される。
【0044】
チェーン1dは、複数のリンクプレート10が積層され、積層されたリンクプレート10の両側にサイドプレート24が備えられる。一組のサイドプレート24に挟持された複数のリンクプレート10は、ピン30により、ピン30の軸を中心として揺動可能に固定される。
【0045】
チェーン1eは、チェーン1dと同様に、複数のリンクプレート10が積層され、積層されたリンクプレート10の両側にサイドプレート24が備えられる。一組のサイドプレート24に挟持された複数のリンクプレート10は、ピン30により、ピン30の軸を中心として揺動可能に固定される。これらチェーン1d、1eは、無端状に連結される。
【0046】
チェーン1dの両側に備えられるサイドプレート24と、チェーン1eの両側に備えられるサイドプレート24とは、表裏を逆として取付けられる。チェーン1dにおける固定溝125とチェーン1eにおける固定溝125とは、互い1/2ピッチずれて配置される。固定溝125は、連結部材50により互いに固定される。
【0047】
このような構成により、チェーン1は、チェーン1d(第1のチェーン)と、チェーン1e(第2のチェーン)とが、弾性のある連結部材により連結されるので、互いにオフセットされた複列のチェーンが構成され、スプロケットに対する噛み合うトルクの変動が抑制されて、騒音を低減できる。
【0048】
次に、本発明の第2実施形態のチェーン1について説明する。
【0049】
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態のチェーン1の説明図である。
【0050】
第2実施形態では、3組のチェーン1(1a、1b、1c)を固定する方法が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0051】
第2実施形態においては、チェーン1aは、リンクプレート10が、固定孔225(第1の固定部)と、二つの貫通孔226a、226b(第2の貫通孔)とを有するサイドプレート44と、固定孔221(第2の固定部)と、二つの足部222a、222b(第2の足部)と、二つの貫通孔224a、224b(第3の貫通孔)とを有する支持プレート41とに挟持されて構成される。
【0052】
チェーン1bは、リンクプレート10が、固定孔241(第2の固定部)と、二つの足部242a、242b(第2の足部)と、二つの貫通孔244a、244b(第3の貫通孔)とを有する支持プレート42に両側を挟持されて構成される。
【0053】
チェーン1cは、リンクプレート10が、支持プレート41とサイドプレート44とに挟持されて構成される。
【0054】
支持プレート41の固定孔221、支持プレート42の固定孔241及びサイドプレート44の固定孔225には、連結ピン60が貫通し、互いを固定する。連結ピン60は、金属又は樹脂の弾性を有する素材で形成される。弾性を有する連結ピン60によりこれらを固定することによって、これらの間の振動や撓みを抑制する。
【0055】
このような構成により、第2実施形態のチェーン1は、図1に示す第1実施形態のチェーンと同様に、チェーン1a、1b、1cを、支持プレート41、42及びサイドプレート44に備えられる固定部(固定孔221、241、225)を、連結部材(連結ピン60)により固定することで、所定のピッチ間隔でオフセットさせた状態で固定することができる。
【0056】
第2実施形態では、特に、支持プレート41、42及びサイドプレート44の間を連結ピン60により固定するので、第1の実施形態の連結部材50と比較して、連結ピン60が外れにくく、チェーン1の耐久性を向上することができる。この効果は請求項4に対応する。
【0057】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【0058】
本実施形態では、2列又は3列に並列に配置された複列のチェーンを例に説明したが、4列以上の複列のチェーンであってもよい。この場合、列数に合わせ、ピッチもずらして設定することになる。
【符号の説明】
【0059】
1 チェーン
1a、1b、1c チェーン
1d、1e チェーン
10 リンクプレート
11a、11b 足部
12a、12b 貫通孔
21、22、41、42 支持プレート
24、44 サイドプレート
30 ピン
50 連結部材
60 連結ピン
図1
図2
図3
図4
図5