(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記アップリンクチャンネルは、物理アップリンク共有チャンネル(physical uplink shared channel)及び物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel)の少なくとも1つである、請求項1に記載の端末のアップリンクサウンディング参照信号転送方法。
前記端末−特定構成情報を受信することは、前記端末−特定構成情報を端末−特定パラメータを通じて受信すること、または、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)及びEPDCCH(enhanced PDCCH)の少なくとも1つを通じて動的に受信することを含む、請求項1に記載の端末のアップリンクサウンディング参照信号転送方法。
互いに異なる2つ以上の送受信ポイントのうちの1つの送受信ポイントから、前記1つの送受信ポイントの物理セルIDと独立しアップリンクチャンネルと連携したアップリンク参照信号IDを指示する端末−特定構成情報を受信する受信部と、
前記アップリンク参照信号IDを使用して前記アップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイントにアップリンクチャンネルを転送するアップリンクチャンネル転送部と、
前記2つ以上の送受信ポイントのうちの1つの送受信ポイントの物理セルIDを使用して、アップリンクチャンネルと独立した、サウンディング参照信号を生成するサウンディング参照信号生成部と、
前記生成されたサウンディング参照信号を、前記2つ以上の送受信ポイントのうちの1つの送受信ポイントに転送するサウンディング参照信号転送部と、
を含むみ、
前記サウンディング参照信号は、周期的サウンディング参照信号及び非周期的サウンディング参照信号の少なくとも1つを含み、
前記サウンディング参照信号生成部は、前記周期的サウンディング参照信号及び前記非周期的サウンディング参照信号の双方を、前記二つ以上の送受信ポイントのうちの1つの送受信ポイントの物理セルIDを使用して生成し、
前記サウンディング参照信号転送部は、前記周期的サウンディング参照信号及び前記非周期的サウンディング参照信号の一方を、前記物理セルIDにより指示される前記1つの送受信ポイントに転送する、
端末。
前記アップリンクチャンネルは、物理アップリンク共有チャンネル(physical uplink shared channel)及び物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel)の少なくとも1つである、請求項4に記載の端末。
前記受信部は、前記端末−特定構成情報を端末−特定パラメータを通じて受信する、または、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)及びEPDCCH(enhanced PDCCH)の少なくとも1つを通じて動的に受信する、請求項4に記載の端末。
前記端末−特定構成情報を受信することは、前記端末−特定構成情報を端末−特定パラメータを通じて受信すること、または、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)及びEPDCCH(enhanced PDCCH)の少なくとも1つを通じて動的に受信することを含む、請求項9に記載の端末のアップリンクサウンディング参照信号転送方法。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明の一部の実施形態を例示的な図面を通じて詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するに当たって、同一な構成要素に対してはたとえ他の図面上に表示されてもできる限り同一な符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するに当たって、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることがあると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
【0035】
少なくとも1つの実施形態に係る無線通信システムは、音声、パケットデータなどの多様な通信サービスを提供するために広く配置される。無線通信システムは、ユーザ端末(User Equipment;UE)及び送受信ポイント(Transmission/Reception point)を含む。本明細書でのユーザ端末は無線通信での端末を意味する包括的概念であって、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)(登録商標)及びLTE(Long Term Evolution)、HSPA(High Speed Packet Access)などでのUE(User Equipment)は勿論、GSM(Global System for Mobilecommunications)(登録商標)でのMS(Mobile Station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、無線機器(wireless device)などを全て含む概念として解釈されるべきである。
【0036】
送受信ポイントは、一般的にユーザ端末と通信する地点(station)をいい、基地局(Base Station;BS)またはセル(cell)、ノード−B(Node-B)、eNB(evolved Node-B)、セクタ(Sector)、サイト(Site)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)、リレーノード(Relay Node)、RRH(Remote Radio Head)、RU(Radio Unit)、アンテナなど、異なる用語として呼ばれることができる。
【0037】
即ち、本明細書における送受信ポイント、基地局、またはセル(cell)は、CDMAでのBSC(Base Station Controller)、WCDMAのNodeB、LTEでのeNB、またはセクタ(サイト)などがカバーする一部の領域または機能を表す包括的な意味として解釈されなければならず、メガセル、マクロセル、マイクロセル、ピコセル、フェムトセル及びリレーノード(relay node)、RRH(Remote Radio Head)、RU(Radio Unit)通信範囲など、多様なカバレッジ領域を全て包括する意味である。
【0038】
本明細書におけるユーザ端末と送受信ポイントは、本明細書で記述される技術または技術的思想の具現に使われる2つ送受信主体で、包括的な意味で使われ、特定に称される用語または単語により限定されるものではない。ユーザ端末と送受信ポイントは、本発明で記述される技術または技術的思想の具現に使われる2つ(UplinkまたはDownlink)送受信主体で、包括的な意味で使われ、特定に称される用語または単語により限定されるものではない。ここで、アップリンク(Uplink;UL)はユーザ端末により基地局にデータを送受信する方式を意味し、ダウンリンク(Downlink;DL)は基地局によりユーザ端末にデータを送受信する方式を意味する。
【0039】
無線通信システムに適用される多重接続技法には制限がない。CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、OFDM−FDMA、OFDM−TDMA、OFDM−CDMAのような多様な多重接続技法を使用することができる。本発明の一実施形態は、GSM、WCDMA、HSPAを経てLTE及びLTE−advancedに進化する非同期無線通信と、CDMA、CDMA−2000及びUMBに進化する同期式無線通信分野などのリソース割当に適用できる。本発明は、特定の無線通信分野に限定または制限されて解釈されてはならず、本発明の思想が適用できる全ての技術分野を含むことと解釈されるべきである。
【0040】
アップリンク転送及びダウンリンク転送の場合、TDD(Time Division Duplex)方式及びFDD(Frequency Division Duplex)方式の少なくとも一方が使用される。TDDは互いに異なる時間を使用してアップリンク/ダウンリンク転送が実行される。FDDは、互いに異なる周波数を使用してアップリンク/ダウンリンク転送が実行される。
【0041】
また、LTE、LTE−Aのようなシステムでは1つのキャリアまたはキャリア対を基準にアップリンク及び/またはダウンリンクを構成して規格を構成する。アップリンク及び/またはダウンリンクは、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator CHannel)、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator CHannel)、PUCCH(Physical Uplink Control CHannel)などの制御チャンネルを介して制御情報を転送する。PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)、PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)などのデータチャンネルを介してデータを転送する。
【0042】
本明細書において、セル(cell)は送受信ポイントから転送される信号のカバレッジまたは送受信ポイント(transmission pointまたはtransmission/reception point)から転送される信号のカバレッジを有するコンポーネントキャリア(component carrier)、その送受信ポイント自体を意味することができる。本明細書において、送受信ポイントは信号を送信する送信ポイント(transmission point)または信号を受信する受信ポイント(reception point)、これらの結合(transmission/reception point)を意味する。
【0043】
図1は、実施形態が適用される無線通信システムの一例を図示する。
【0044】
図1を参照すると、実施形態が適用される無線通信システム100は、2つ以上の送受信ポイントが協力して信号を転送する多重ポイント協力型送受信システム(coordinated multi-point transmission/reception System;CoMPシステム)または協力型多重アンテナ転送方式(coordinated multi-antenna transmission system)、協力型多重セル通信システムでありうる。CoMPシステム100は、少なくとも2つの送受信ポイント110、112と端末120、122を含むことができる。
【0045】
送受信ポイントは、図に示すように、eNB110およびRRH112の1つである。eNB110は、基地局またはマクロセル(またはマクロノード)である。RRH112は、eNB110に光ケーブルまたは光ファイバーで接続されて有線制御少なくとも1つのピコセルである。RRH112は、される高い転送パワーを有するか、またはマクロセル領域内の低い転送パワーを有する。eNB110とRRH112は同一なセルIDを有することもでき、互いに異なるセルIDを有することもできる。
【0046】
以下、ダウンリンク(downlink)は送受信ポイント110、112から端末120への通信または通信経路を意味し、アップリンク(uplink)は端末120から送受信ポイント110、112への通信または通信経路を意味する。ダウンリンクにおける送信機は送受信ポイント110、112の一部分、受信機は端末120、122の一部分でありうる。アップリンクにおける送信機は端末120の一部分、受信機は送受信ポイント110、112の一部分でありうる。
【0047】
以下、PUCCH、PUSCH、PDCCH、及びPDSCHなどのチャンネルを介して信号が送受信される状況を“PUCCH、PUSCH、PDCCH、及びPDSCHを転送、受信する”という表現で記載することもある。
【0048】
送受信ポイント(例えば、110、112)の1つであるeNB110は、端末120、122にダウンリンク転送を実行することができる。eNB110は、ユニキャスト転送(unicast transmission)のための主物理チャンネルである物理ダウンリンク共有チャンネル(Physical Downlink Shared Channel;PDSCH)を転送する。そして、eNB110は、PDSCHの受信に必要とするスケジューリングなどのダウンリンク制御情報での転送のための、及びアップリンク共有チャンネル(例えば、物理アップリンク共有チャンネル(Physical Uplink Shared Channel;PUSCH))での転送のためのスケジューリング承認情報を転送するための物理ダウンリンク制御チャンネル(Physical Downlink Control Channel;PDCCH)を転送することができる。以下、各チャンネルを介して信号が送受信されることをチャンネルが送受信されるという表現で記載することもある。
【0049】
第1端末120(UE1)は、eNB 110にアップリンク信号を転送することができる。第2端末122(UE2)は、送受信ポイント110、112のうちの1つであるRRH112にアップリンク信号を転送することができる。この際、第1端末120はRRH112にアップリンク信号を転送し、第2端末122はeNB110にアップリンク信号を転送することができる。また、端末の個数は2つ以上でありうる。但し、以下の実施形態で端末の個数は2つであり、1つの端末はeNB110に、他の端末はRRH112にアップリンク信号を転送するが、本発明はこれに限られない。
【0050】
一方、現在の無線通信方式のうちの1つであるLTE通信システムでは、アップリンクに復調参照信号(Demodulation Reference Signal;DMRS、DM−RS)及びサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal;SRS)が定義されている。ダウンリンクに3種類の参照信号(Reference Signal;RS)が定義されている。3種類の参照信号(RS)は、セル固有参照信号(Cell-specific Reference Signal;CRS)、MBSFN参照信号(Multicast/Broadcast over Single Frequency Network Reference Signal;MBSFN−RS)、及び端末固有参照信号(UE-specific Reference Signal)を含む。
【0051】
無線通信システムにおける端末は、アップリンク(uplink)転送時、データチャンネルの復調のためのチャンネル情報を把握するためにアップリンク復調信号(ULDMRSまたはUL DM−RS)を毎スロット(slot)毎に転送するようになる。PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)と連携されたアップリンクDM−RSの場合、毎スロット毎に1つのシンボルに対して参照信号を転送し、PUCCH(Physical Uplink Control CHannel)と連携されたアップリンクDM−RSの場合、PUCCHのタイプによってPUCCHフォーマット1/1a/1bの場合には毎スロット毎に3個のシンボル、あるいはPUCCHフォーマット2/2a/2b/3の場合には毎スロット毎に2つのシンボルに対して参照信号を転送するようになる。
【0052】
図2は、送受信ポイントが互いに異なるセルIDを使用するCoMPシナリオ及び異種ネットワーク(heterogeneous network)の環境における一般的なアップリンク/ダウンリンクデータ転送方法を図示する。
【0053】
図2を参照すると、少なくとも1つの実施形態が適用される無線通信システム100は、eNB110とRRH112が各々互いに異なるセルIDを有するCoMPシナリオ及び異種ネットワーク(heterogeneous network)を具現したCoMPシステムでありうる。
【0054】
図3は、送受信ポイントが同一なセルIDを使用するCoMPシナリオの環境におけるアップリンク/ダウンリンクデータ転送方法を図示する。
【0055】
図3を参照すると、少なくとも1つの実施形態が適用される無線通信システム100は、eNB110とRRH112a、112b、112c、112d、112e、112fが同一なセルIDを有するCoMPシナリオを具現したCoMPシステムでありうる。
【0056】
図2及び
図3に図示したCoMPシステムにおけるPUSCHデータ復調のためのDM−RSの場合、端末は、端末が属する該当送受信ポイントから、参照信号の生成のためのパラメータを受信するこの参照信号生成のためのパラメータは、シーケンスグループナンバー、ベースシーケンスナンバー、サイクリックシフトインデックス、OCC(orthogonal cover code)インデックス情報の少なくとも1つである。無線通信システム100における端末によって転送された参照信号は、参照信号生成のためのパラメータに基づいて生成される。該当送受信ポイントは、サービング送受信ポイントに該当するeNB110である。この際、図面上で複数の端末を図示する場合、端末の図面番号を120a、120b、120cなどに区分し、1つの端末のみを図示する場合、端末の図面番号を120と表示する。
【0057】
あるオペレーション(オペレーション1)では、eNB110は、eNB110を識別可能なセルIDを端末に知らせ、RRCに設定されているシーケンスグループホッピングとシーケンスホッピングの構成によって、シーケンスグループナンバーとシーケンスナンバーを端末に知らせるようになっている。また、他のオペレーション(オペレーション2)では、eNB110は、ダウンリンクを通じて転送するアップリンクグラントのためのPDCCHを端末に知らせる。例えば、eNB110は、DCIフォーマット0とDCIフォーマット4を通じて端末120aが転送しなければならない参照信号の生成のためのサイクリックシフトインデックス、OCCインデックスを知らせるようになる。オペレーション1及び2を通じて端末はアップリンクDM−RSを生成して任意のeNB110にアップリンクDM−RSとPUSCHとを共に転送するようになる。
【0059】
さらに、周期的なSRSと共に非周期的SRSが定義されている。非周期的SRSも周期的なSRSと類似するように非周期的SRS生成のために使われる各種パラメータがRRCパラメータとして、ある送受信ポイントによって端末120aに転送される。ここで、無線通信システム100で定義されるように、端末が転送する非周期的SRSの生成のためのパラメータは、例えば非周期的SRSの端末−特定SRS帯域、転送コム、周波数ドメイン位置、周期、サブフレーム構成、アンテナ構成、ベースシーケンスインデックス、サイクリックシフトインデックスなどを含む。
【0060】
追加的に、端末120aは非周期的SRSを転送するために、ある送受信ポイントはPDCCHを介して端末120aを動的にトリガリングする。端末120aは、PDCCHによるトリガリングとRRCパラメータを受信すると、アップリンク非周期的SRSを転送するようになる。
【0061】
前述したアップリンク/ダウンリンクデータ転送方法によれば、ある送受信ポイントに属した端末が参照信号を転送すると、その送受信ポイントのみで端末120aが転送する参照信号を受信できる。他の送受信ポイントでは該当端末120aが転送する参照信号の生成のための情報を知ることができないので、その参照信号を受信することができない。ここで、”参照信号を受信する”という表現は、参照信号が干渉として受信されることを意味するものでなく、参照信号が所望の信号として受信されることを意味する。すなわち、この表現は、参照信号が、端末によって転送された参照信号の目的に合うように受信されることを意味する。
【0062】
ある送受信ポイントからパラメータを受信すると、端末は、受信したパラメータに基づいて、アップリンクDM−RS及び/または周期的/非周期的SRSのような参照信号を生成する。したがって、その端末が属した送受信ポイントからのダウンリンクと連携されたアップリンクへの転送のみ実行される。言い換えれば、端末は、ダウンリンクと連携されていないアップリンクへの転送は実行できない。
【0063】
典型的に、ある送受信ポイントに属した端末120a(即ち、その送受信ポイントからダウンリンク制御チャンネルを受信した端末120a)が、異なる送受信ポイント(即ち、ある送受信ポイントとは異なる送受信ポイント)にアップリンクデータ転送を実行しない。ここで、異なる送受信ポイントは、アップリンクのチャンネル品質及び/またはジオメトリ(geometry)がより良いアップリンクチャンネルを提供する。
【0064】
一方、少なくとも1つの実施形態において、異なる送受信ポイントへのアップリンク転送をサポートするための方法が提供される。この方法によれば、ある送受信ポイントに属した端末120a(即ち、その送受信ポイントからダウンリンク制御チャンネルを受信した端末120a)が、アップリンクのチャンネル品質及び/またはジオメトリ(geometry)がより良い、アップリンクチャンネルを提供する、異なる送受信ポイントにアップリンク転送を実行する。さらに、少なくとも1つの実施形態において、互いに異なる送受信ポイントに転送するチャンネルを区分するための方法及び装置を提供する。
【0066】
以下、本発明は、以下に示す2つの実施形態によって説明される。i)第1実施形態は、PUCCH、PUCCHに連携された参照信号シーケンス、PUSCH、及びPUSCHに連携された参照信号シーケンスから独立的にサウンディング参照信号シーケンスを生成することによって、サウンディング参照信号の受信対象(即ち、ターゲット送受信ポイント)を、PUCCHとPUSCHの受信対象と独立的に設定する。ii)第2実施形態は、PUCCHとPUSCHとの連携無しでサウンディング参照信号を、サービング送受信ポイントに転送する。
【0068】
第1実施形態に係る非周期的SRSまたは周期的SRSの転送の場合、SRS生成のためのシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーは、サービングセルのセルIDに基づいたPUCCHシーケンスグループナンバーまたはPUSCHシーケンスナンバーから誘導されずに独立的に生成される。PUCCH及びPUSCHシーケンスとは独立的な(independent)シーケンスを生成するために、SRS生成のためのシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーは、SRSシーケンスを追加的にRRC構成パラメータに含めてもよい。一方、あるパラメータが、動的に転送されるPDCCHまたはRRCパラメータを通じて予め定義された場合、SRS生成のためのシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーは、PDCCH/EPDCCHを通じて予め定義されたパラメータを転送することによって、動的に指示されてもよい。
【0069】
図4は、第1実施形態に係るサウンディング参照信号転送方法のフローチャートである。
【0070】
図4を参照すると、前述した第1実施形態に係るサウンディング参照信号転送方法では、ステップS410において、端末120は互いに異なる2つ以上の送受信ポイント(例えば、eNB110)のうちの1つの送受信ポイントから、サウンディング参照信号IDを指示する端末−特定構成情報を受信する。ここで、サウンディング参照信号IDは、アップリンクチャンネルのためのアップリンク参照信号IDと区分されて独立的に設定される。ステップS420において、端末120は、独立的に設定されたサウンディング参照信号IDを使用してサウンディング参照信号を生成する。ステップS425において、端末120は、物理アップリンクチャンネル転送をeNB110に実行する。一方、ステップS430において、端末120は、このように生成されたサウンディング参照信号を前述した独立的に設定されたサウンディング参照信号IDが指示する送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送する。
【0071】
図4に示すサウンディング参照信号転送方法によれば、アップリンクチャンネルのためのアップリンク参照信号IDとサウンディング参照信号のためのアップリンク参照信号IDが独立的に設定される。したがって、アップリンクチャンネルの受信対象(例えば、eNB110)とサウンディング参照信号の受信対象(例えば、RRH112)が異なることがある。
【0072】
本明細書において、“独立的に”、“独立した”、または“独立的な”という表現は、サウンディング参照信号IDが、他のアップリンク参照信号ID及び/または端末にサービングするサービング送受信ポイントの物理セルIDに対する連携無しで別々に定義されることを意味する。したがって、サウンディング参照信号IDは、他のアップリンク参照信号ID及び/またはサービング送受信ポイントの物理セルIDと同一または相異することもできる。
【0073】
即ち、本明細書で”サウンディング参照信号がアップリンクチャンネルと独立的に転送される”と表現されたということは、その受信対象が独立的に設定されたことを意味する。しかしながら、そのような表現は、転送タイミングが必ず互いに異ならなければならないという意味ではない。したがって、本明細書に記載されたサウンディング参照信号転送方法では、サウンディング参照信号が他のチャンネルが転送されない時に独立的に転送される。あるいはサウンディング参照信号とアップリンクチャンネルの全部または一部が1つのサブフレームで同時に転送されることもできる。
【0074】
サウンディング参照信号転送方法において、アップリンクチャンネルは物理アップリンク共有チャンネル(以下、PUSCH)及び物理アップリンク制御チャンネル(以下、PUCCH)のうち、少なくとも1つでありうる。また、サウンディング参照信号は周期的サウンディング参照信号(periodic SRS)及び非周期的サウンディング参照信号(aperiodic SRS)のうち、少なくとも1つでありうる。
【0075】
以下、
図4に示す前述した第1実施形態に係るサウンディング参照信号転送方法によりサウンディング参照信号が転送される多様な場合を
図5から
図10を参照して説明する。
【0076】
図5は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境における物理アップリンクチャンネルとサウンディング参照信号が独立的に転送される例を示す図である。
【0077】
図6は、送受信ポイントが互いに同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境における物理アップリンクチャンネルとサウンディング参照信号が独立的に転送される例を示す図である。
【0078】
図5及び
図6を参照すると、サウンディング参照信号の信号生成のためのIDが物理アップリンク参照信号のためのIDと区分されて独立的に設定されることによって物理アップリンクチャンネルとサウンディング参照信号の受信対象が独立的に設定されて互いに異なる対象に転送できるようになる。この場合、図面に図示してはいないが、必ずサウンディング参照信号の受信対象と物理アップリンクチャンネルの受信対象が変わらなくてはならないものではなく、2つの受信対象が同一になることもできる。即ち、各受信対象が独立的に設定されれば足りる。
【0079】
図5及び
図6に示すサウンディング参照信号転送方式によれば、PUCCH及びPUSCHに関連したDM−RSと区分されて独立的にSRSに対するシーケンス設定を可能にすることによって、サービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントのアップリンクチャンネル品質測定及びチャンネル可逆性を用いるTDDシステムではサービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントのダウンリンクに対する品質測定を独立的に実行することができる。また、SRSを用いた端末の位置把握や端末のジオメトリ(geometry)を把握するようにすることによって、端末がセル境界あるいはセル中央に位置するに従うダウンリンク転送時の端末特定ダウンリンク転送方法を使用するようにすることによって、ダウンリンクに対するデータ処理量の改善にも使用できる。
【0080】
図5及び
図6では、周期的サウンディング参照信号と非周期的サウンディング参照信号の受信対象が同一に設定されている。即ち、サウンディング参照信号IDを指示する端末−特定パラメータが周期的サウンディング参照信号と非周期的サウンディング参照信号に対して同一な参照信号IDを指示することを特徴としている。
【0081】
この際、
図5及び
図6の図示とは異なり、周期的サウンディング参照信号の生成のためのサウンディング参照信号IDと非周期的サウンディング参照信号の生成のためのサウンディング参照信号IDが互いに独立的でありうる。
【0082】
図7は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2、Cell ID #3)を使用するCoMP環境における物理アップリンクチャンネルとサウンディング参照信号が独立的に転送されながら周期的サウンディング参照信号と非周期的サウンディング参照信号も互いに独立的に転送されることを示す図である。
【0083】
図8は、送受信ポイントが互いに同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境における物理アップリンクチャンネルとサウンディング参照信号が独立的に転送されながら周期的サウンディング参照信号と非周期的サウンディング参照信号も互いに独立的に転送されることを示す図である。
【0084】
図7及び
図8を参照すると、サウンディング参照信号を指示する端末−特定構成情報は、周期的サウンディング参照信号と非周期的サウンディング参照信号に対して互いに異なる参照信号IDを指示することができる。したがって、サウンディング参照信号がPUCCH及びPUSCHと独立的に転送されると共に、周期的サウンディング参照信号と非周期的サウンディング参照信号の転送も独立的になされるようになる。この際、
図7及び
図8では周期的サウンディング参照信号の受信対象(例えば、112bまたは110)と非周期的サウンディング参照信号の受信対象(例えば、112a)が異なる場合のみを図示したが、各受信対象が独立的に設定され、2つの受信対象が互いに同一に設定されることもできる。
【0085】
図7及び
図8に示すサウンディング参照信号転送方式によれば、PUCCH及びPUSCHに関連したDM−RSと区分されて独立的にサウンディング参照信号に対するシーケンス設定を可能にし、周期的サウンディング参照信号と非周期的サウンディング参照信号に対しても独立的なシーケンスを設定できるようにすることによって、サービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントに対するアップリンクチャンネル品質測定及びチャンネル可逆性を用いるTDDシステムではサービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントのダウンリンクに対するチャンネル品質測定を独立的に実行することができる。
【0086】
また、サウンディング参照信号を用いた端末の位置把握や端末のジオメトリ(geometry)を把握するようにすることによって、端末がセル境界あるいはセル中央に位置するに従うダウンリンク転送時の端末特定ダウンリンク転送方法を使用するようにすることによって、ダウンリンクに対するデータ処理量の改善にも使用できる。
【0087】
図9は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境における周期的サウンディング参照信号は端末をサービングするサービング送受信ポイントに転送され、非周期的サウンディング参照信号は異なる送受信ポイントに転送される例を示すものである。
【0088】
図10は、送受信ポイントが互いに同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境における周期的サウンディング参照信号は端末をサービングするサービング送受信ポイントに転送され、非周期的サウンディング参照信号は物理アップリンクチャンネルとは独立的に異なる送受信ポイントに転送される例を示すものである。
【0089】
図9及び
図10に図示してはいないが、非周期的サウンディング参照信号に対しては端末にサービングしているサービング送受信ポイントを通じて転送するようにし、周期的サウンディング参照信号に対しては物理アップリンクチャンネルとは独立的に他の送受信ポイントに転送されることもできる。
【0090】
図4、
図9、及び
図10を参照すると、
図4のサウンディング参照信号生成ステップ(S420)は、周期的及び非周期的サウンディング参照信号のうちの1つは物理アップリンクチャンネルのためのIDと区分されて独立的に設定されたサウンディング参照信号IDを使用して生成し、他の1つは端末にサービングするサービング送受信ポイントのセルIDを使用して生成することができる。また、サウンディング参照信号転送ステップ(S430)は、周期的及び非周期的サウンディング参照信号のうちの1つはサウンディング参照信号IDが指示する送受信ポイントに転送し、他の1つはサービング送受信ポイントに転送するようになる。
【0091】
即ち、
図9及び
図10に図示した実施形態によれば、周期的及び非周期的サウンディング参照信号のうちの1つは物理アップリンクチャンネルと独立的に転送され、他の1つはサービング送受信ポイントに転送されるようになる。勿論、独立的に転送されるサウンディング参照信号の受信対象も物理アップリンクチャンネルの受信対象と同一になることもでき、サービング送受信ポイントに転送されることもできる。
【0092】
また、
図4を参照すると、サウンディング参照信号IDを指示する端末−特定パラメータを受信するステップ(S410)において、サウンディング参照信号IDは物理アップリンクチャンネルのためのアップリンク参照信号IDと区分されて独立的に設定される。この際、物理アップリンクチャンネルのためのアップリンク参照信号IDはアップリンク復調参照信号(Demodulation Reference Signal:UL DMRS または UL DM−RS)の参照信号IDでありうる。
【0096】
端末120は、このベースシーケンスとサイクリックシフト、直交コード(または、直交カバーコード)により生成されたDM−RSを割り当てられた無線リソースに割り当てて参照信号IDが指示する送受信ポイント、例えばRRH112に転送する。アップリンクDM−RSの場合、端末120は毎スロット毎に最大3個のシンボルに対してアップリンクDM−RSを転送するようになる。
【0097】
併せて、端末120はPUCCHとPUSCHに対して各々と連携されたアップリンクDM−RSに対して割り当てられた帯域と同一な周波数帯域にPUCCHとPUSCHを転送する。送受信ポイントのうち、DM−RSを受信することができる送受信ポイントであるRRH112のみが受信したDM−RSを使用してPUCCHとPUSCHを受信できるようになる。
【0106】
シーケンスグループホッピング(sequence Group hopping)は、端末に割り当てられるRBの数に関わらず、30個のシーケンスグループをスロット毎にホッピングする。
【0122】
アップリンク参照信号IDを指示する端末−特定パラメータは、周期的サウンディング参照信号と非周期的サウンディング参照信号に対して同一な参照信号IDを指示することができる。
【0123】
この場合、周期的SRSと非周期的SRSシーケンスのシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーを同一に設定するが、PUCCH及びPUSCHのシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーとは独立的に設定できる。
【0124】
言い換えると、PUCCH及びPUSCHと独立的にSRSに対するシーケンス設定を可能にすることで、サービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントのアップリンクチャンネル品質測定及びチャンネル可逆性を用いるTDDシステムでは、サービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントのダウンリンクに対する品質測定を独立的に実行することができる。また、SRSを用いた端末の位置把握や端末のジオメトリ(geometry)を把握するようにすることによって、端末がセル境界あるいはセル中央に位置するに従うダウンリンク転送時の端末特定ダウンリンク転送方法を使用するようにすることによって、ダウンリンクに対するデータ処理量の改善にも使用できる。
【0125】
一方、周期的SRSで使用するシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーと非周期的SRSに使用するシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーを独立的にRRCパラメータを通じて割り当てるか、動的に転送されるPDCCHに該当シーケンスナンバーに対する指示(indication)を含むか、またはRRCパラメータを通じて予め定義されたRRCパラメータの1ビットを用いて動的に指示することもできる。
【0126】
これは、先に該当SRSがPUCCH及びPUSCHとは独立的なシーケンスが生成できるように設定するようにし、追加的に端末のサービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイント転送において基地局のスケジューリングに対する柔軟性(flexibility)を与えることができる。
【0127】
これを通じて周期的SRSと非周期的SRS転送に対してサービング送受信ポイントへの転送とサービング送受信ポイントとは異なる送受信ポイントへの転送を独立的に可能に設定することができる。
【0128】
また、サウンディング参照信号転送方法において、サウンディング参照信号IDを指示する端末−特定パラメータは、周期的サウンディング参照信号と非周期的サウンディング参照信号に対して互いに異なる参照信号IDを指示することもできる。
【0129】
この場合、周期的なSRSと非周期的なSRSシーケンスのシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーを独立的に設定し、PUCCH及びPUSCHのシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーとも独立的に設定できる。
【0131】
言い換えると、PUCCH及びPUSCHから独立的にSRSに対するシーケンス設定を可能にし、周期的SRSと非周期的SRSに対しても互いに独立的なシーケンスを設定できるようにすることで、サービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントに対するアップリンクチャンネル品質測定及びチャンネル可逆性を用いるTDDシステムではサービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントのダウンリンクに対するチャンネル品質測定を独立的に実行することができる。
【0132】
また、SRSを用いた端末の位置把握や端末のジオメトリ(geometry)を把握するようにすることで、端末がセル境界あるいはセル中央に位置するに従うダウンリンク転送時の端末特定ダウンリンク転送方法を使用するようにすることによって、ダウンリンクに対するデータ処理量の改善にも使用できる。
【0133】
図21は、SRSが転送されるシンボルの位置を図示している。
図22は、周波数ホッピングしないSRSと周波数ホッピングするSRSを図示している。
【0134】
図21及び
図22を参照すると、SRSはサブフレームの最後のシンボルに転送される。周波数領域上でSRS転送は周波数領域スケジューリングのために関心のある周波数帯域をカバーしなければならない。
図22の(a)に示すように、単一SRS転送で関心のある全体周波数帯域に対するチャンネル品質を推定できるように十分に広いSRS転送を行なうことができる。一方、
図22の(b)に示すように、狭帯域のSRSを周波数領域でホッピングしながら転送することによって、このようなSRS転送が合わせられて関心のある全体周波数帯域をカバーするようにすることもできる。
【0135】
前述したように、SRSをリソース要素にマッピングが完了すれば、SC FDMA生成器(SC FDMA generator;
図20に図示せず)を通じてSC−FDMAシンボルを生成してSRS信号を送受信ポイントに転送する。
【0141】
次の<表3>(FDD)及び<表4>(TDD)は各端末別に定義される周期的SRSの特定周期及びオフセットを表す表である。
【0145】
また、SRSが転送されるリソースブロック(resource block;RB)に対する情報がシグナリングできる。先に、セル−特定使用リソースブロックの個数をシグナリングし(この際、使われるリソースブロックは全体システム帯域幅(bandwidth;BW)に該当するリソースブロックのうち、シグナリングされる個数に該当する特定リソースブロックである。例えば、システム帯域幅が50リソースブロックであり、シグナリングされるリソースブロック個数が48であれば、全体50個のリソースブロックのうち、48個のリソースブロックを使用するものである。)、セル−特定使用リソースブロックのうち、各端末別使用リソースブロックの個数と位置がシグナリングされる。
【0146】
例えば、<表5>はシステム帯域幅が40から60リソースブロックである時に使われる表である。
【0152】
一方、<表1>または<表2>に決定されるセル−特定SRS転送可能サブフレームのうち、SRSが非周期的に設定される特定サブフレームで転送されることができ、これを非周期的SRSまたはトリガータイプ1 SRSと呼ぶことができる。
【0153】
このような場合、SRSは<表1>または<表2>で設定されたセル−特定SRS転送可能サブフレームのうち、次の<表7>(FDD)または<表8>(TDD)のように端末別に定義される特定周期及びオフセットを有し、非周期的に特定該当サブフレームで転送される。ここで、非周期的に転送されるということは、幾つかの構成可能な場合を予め指定しておき、必要に応じてDCIのような動的シグナリング(dynamic signaling)を通じてSRS転送をトリガリングすることを意味する。前述したように、周期的(トリガータイプ0)SRSの場合、SRS転送のためのシグナリング情報は、上位階層シグナリングによって直接転送される。ここで、SRS転送のためのシグナリング情報は、i)SRS転送サブフレームに対する情報、ii)SRS転送リソースブロックに対する情報、iii)SRS割当サブキャリアに対する情報、iv)SRSシーケンス生成時に使われるサイクリックシフト値に対する情報、v)SRS転送アンテナ個数に対する情報の少なくとも1つを含む。一方、非周期的(トリガータイプ1)SRSの場合、SRS転送のためのシグナリング情報のいくつかは、端末に直接転送されない。しかし、SRS転送のためのシグナリング情報のいくつかに連携されたSRSパラメータセットは、上位階層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)を通じて予め指定される。したがって、SRS転送が必要な場合のみに、予め指定されたSRSパラメータセットを指示する値のみがDCIのような動的シグナリングで転送される。
【0158】
DCIフォーマット0の場合、非周期的SRSをトリガリングする信号は1ビットであり、これを通じて転送される値は次の<表10>の通りである。DCIフォーマット4の場合、非周期的SRSをトリガリングする信号は2ビットであり、これを通じて転送される値は次の<表11>の通りである。
【0161】
例えば、DCIフォーマット4の場合、SRS要請フィールドの値が‘00’であれば、非周期的SRSまたはタイプ1 SRSが転送されず、SRS要請フィールドの値が‘01’、‘10’、または‘11’であれば、上位階層シグナリング(RRCシグナリング)を通じて設定されたパラメータセットのうちの1つによるパラメータによって非周期的SRSまたはタイプ1 SRSが転送される。
【0162】
前述した第1実施形態に係るSRS転送方法によれば、独立的な周期的及び非周期的SRS転送を通じてサービング送受信ポイントでない異なる送受信ポイントとのアップリンクチャンネル状態の測定を可能にすることで、アップリンクのカバレッジ短所(coverage shortage)を克服することができる。
【0163】
また、サービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントに対するアップリンクチャンネル品質測定及びチャンネル可逆性を用いるTDDシステムでは、サービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントのダウンリンクに対するチャンネル品質測定を独立的に実行することができる。また、SRSを用いた端末の位置把握や端末のジオメトリ(geometry)を把握するようにすることによって、端末がセル境界あるいはセル中央に位置するに従うダウンリンク転送時の端末−特定ダウンリンク転送方法を使用するようにすることによって、ダウンリンクに対するデータ処理量(data throughput)の改善にも使用できる。
【0164】
該当SRSに対するシーケンスの設定によって端末がダウンリンク制御チャンネル、即ちPDCCHのブラインドデコーディング(blind decoding)時に該当アップリンクグラントを検索(detection)するための端末の手続きは次の通りである。
【0165】
PDCCHに関連ベースシーケンスナンバーに対する指示(indication)を含める場合、及びRRCを通じて予め定義されたRRCパラメータ(1ビット長を有するパラメータ)を用いて動的に指示を実行する場合に、端末はPDCCHに対する検索時に共通検索空間(UE common search space)でない端末−特定検索空間(UE dedicated search space)で該当端末に対するアップリンクスケジューリング情報を含んでいるアップリンクグラントであるDCIフォーマット0及びDCIフォーマット4を探すように端末の動作を実行することができる。したがって、端末は連携動作の実行時に常に端末−特定検索空間で関連アップリンクスケジューリング情報を含んでいるアップリンクグラントを検索するように設定することができる。
【0167】
第2実施形態に係るサウンディング参照信号の転送方法は、参照信号IDを通じて物理アップリンクチャンネルを生成しながらも、サウンディング参照信号の生成はサービング送受信ポイントの物理セルIDを用いて生成する方法である。
【0168】
第2実施形態によれば、非周期的及び周期的サウンディング参照信号の少なくとも1つはPUCCHまたはPUSCHのシーケンス設定に従わないようにPUCCHまたはPUSCHと連携されていなくてもよい。そのため、非周期的及び周期的サウンディング参照信号の少なくとも1つの受信対象がサービング送受信ポイントとして設定されるようになる。一方、PUSCHまたはPUCCHに対する受信ポイントがサービング送受信ポイント(例えば、ダウンリンク送信主体)でない異なる送受信ポイントとして設定されてもよい。言い換えると、PUSCHまたはPUCCH参照信号転送のためのシーケンス生成のとき、端末−特定PUSCHまたはPUCCH参照信号シーケンスの設定を通じて異なる送受信ポイント(例えば、サービング送受信ポイントでない異なる送受信ポイント)として、該当受信対象が設定される。したがって、PUSCHまたはPUCCHの受信対象とサウンディング参照信号の受信対象が分離されて、PUSCHまたはPUCCHの転送とSRS転送とが個別的に実行される。
【0169】
図11は、第2実施形態に係るサウンディング参照信号転送方法のフローチャートである。
【0170】
図11を参照すると、第2実施形態に係るサウンディング参照信号転送方法は、ステップS1110において、互いに異なる2つ以上の送受信ポイントのうち、1つの送受信ポイント(例えば、eNB110)からアップリンク参照信号IDを指示する端末−特定構成情報を端末120が受信する。ここで、アップリンク参照信号IDは、1つの送受信ポイント(例えば、eNB110)の物理セルIDと独立し、アップリンクチャンネルと連携されている。ステップS1120において、前述した1つの送受信ポイント、即ち端末120をサービングする送受信ポイントの物理セルIDを用いてサウンディング参照信号を端末120が生成する。ステップS1130において、端末120は、このようなアップリンク参照信号IDを使用してアップリンクチャンネル及び関連する参照信号(例えば、アップリンクチャンネルと連携する該当復調参照信号(DM−RS))を転送する。特に、端末120は、アップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送する。ステップS1140において、端末120は、S1120で生成されたサウンディング参照信号を前述した1つの送受信ポイント、例えば即ちサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)に転送する。
【0171】
この際、サウンディング参照信号は、周期的及び非周期的サウンディング参照信号のうち、少なくとも1つを含むことができる。また、アップリンクチャンネルはPUCCH及びPUSCHのうち、少なくとも1つを含むことができる。
【0172】
また、ステップS1130で転送されるアップリンクチャンネルの受信対象が端末120にサービングする送受信ポイント110と異なる送受信ポイント112に設定されているが、これはアップリンクチャンネルの受信対象が前述したアップリンク参照信号IDにより独立的に設定できるということを意味するだけであり、端末120にサービングする送受信ポイント110が受信対象となることを排除するものではない。
【0173】
また、
図11を参照して説明したサウンディング参照信号転送方法において、サウンディング参照信号は他のチャンネルが転送されないとき、独立的に転送されるか、あるいはサウンディング参照信号とPUCCH及びPUSCHのうち、少なくとも1つ以上と共に1つのサブフレームで同時に転送されることもできる。
【0174】
前述したように、サウンディング参照信号は周期的及び非周期的サウンディング参照信号のうちの少なくとも1つを含み、アップリンクチャンネルはPUCCH及びPUSCHのうちの少なくとも1つ以上を含むところ、
図11によるサウンディング参照信号転送方法によるとき、サウンディング参照信号の転送に多様な実施形態がありうる。
【0175】
以下、
図11に示すサウンディング参照信号転送方法によりサウンディング参照信号が転送される例に関して
図12から
図19を参照して説明する。
【0176】
図12は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境におけるPUCCHがサービング送受信ポイントでない送受信ポイントに転送されるとき、SRSがサービング送受信ポイントに転送されることを示す図である。
【0177】
図13は、送受信ポイントが互いに同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境におけるPUCCHがサービング送受信ポイントでない送受信ポイントに転送されるとき、SRSがサービング送受信ポイントに転送されることを示す図である。
【0178】
図12及び
図13を参照すると、PUCCHのDM−RS IDがサービング送受信ポイントと異なる送受信ポイントに設定された場合、サウンディング参照信号がサービング送受信ポイントに転送されるようになって、サウンディング参照信号とPUCCHが分離されて転送されるようになる。
【0179】
図14は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境におけるPUSCHがサービング送受信ポイントでない送受信ポイントに転送されるとき、SRSがサービング送受信ポイントに転送されることを示す図である。
【0180】
図15は、送受信ポイントが互いに同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境におけるPUSCHがサービング送受信ポイントでない送受信ポイントに転送されるとき、SRSがサービング送受信ポイントに転送されることを示す図である。
【0181】
図14及び
図15を参照すると、PUSCHのDM−RS IDがサービング送受信ポイントと異なる送受信ポイントに設定された場合、サウンディング参照信号がサービング送受信ポイントに転送されるようになって、サウンディング参照信号とPUSCHが分離されて転送されるようになる。
【0182】
図16は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境におけるPUSCH及びPUCCHがサービング送受信ポイントでない送受信ポイントに転送されるとき、SRSがサービング送受信ポイントに転送されることを示す図である。
【0183】
図17は、送受信ポイントが互いに同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境におけるPUSCH及びPUCCHがサービング送受信ポイントでない送受信ポイントに転送されるとき、SRSがサービング送受信ポイントに転送されることを示す図である。
【0184】
図16及び
図17を参照すると、PUSCH及びPUCCHのDM−RS IDがサービング送受信ポイントと異なる送受信ポイントに設定された場合、サウンディング参照信号がサービング送受信ポイントに転送されるようになって、サウンディング参照信号とPUSCH及びPUCCHが分離されて転送されるようになる。
【0185】
図11に示すサウンディング参照信号転送方法において、サービング送受信ポイントの物理セルIDで生成するサウンディング参照信号は、周期的及び非周期的サウンディング参照信号のうちの少なくとも1つである。したがって、周期的及び非周期的サウンディング参照信号の全てをアップリンクチャンネルと独立してサービング送受信ポイントに転送することもできるが、周期的及び非周期的サウンディング参照信号のうちの1つはサービング送受信ポイントセルIDを用いて生成し、他の1つはアップリンク参照信号IDを用いて生成することもできる。
【0186】
即ち、前述した非周期的サウンディング参照信号シーケンスのシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーは、PUCCHまたはPUSCHのシーケンス設定に従うようにし、周期的サウンディング参照信号はサービング送受信ポイントに転送されるようにシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーを設定することもできる。
【0188】
図18は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境におけるPUCCHがサービング送受信ポイントでない送受信ポイントに転送されるとき、周期的SRSはサービング送受信ポイントに非周期的SRSはPUCCHと連携されて転送されることを示す図である。
【0189】
図19は、送受信ポイントが互いに同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境におけるPUCCHがサービング送受信ポイントでない送受信ポイントに転送されるとき、周期的SRSはサービング送受信ポイントに、非周期的SRSはPUCCHと連携されて転送されることを示す図である。
【0190】
図18及び
図19では、周期的SRSがサービング送受信ポイントに転送され、非周期的SRSがPUCCHと連携される状況に対して説明したが、これは1つの例示であり、これに限られない。反対の状況、即ち非周期的SRSがサービング送受信ポイントに転送され、SRSがPUCCHと連携されて転送されることもできる。非周期的SRSまたは周期的SRSがPUCCHでないPUSCHであってもよい。
【0191】
図11、
図18、及び
図19を参照すると、サウンディング参照信号を生成するステップ(S1120)で、周期的及び非周期的サウンディング参照信号のうちの1つは前述した1つの送受信ポイント、即ちサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)の物理セルIDを使用して生成し、他の1つはアップリンク参照信号IDで生成できる。また、サウンディング参照信号転送ステップ(S1140)で、前述した周期的及び非周期的サウンディング参照信号のうちの1つはサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)に転送し、他の1つは前述したアップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送することができる。
【0192】
また、
図11を参照すると、送受信ポイントのうちの1つであるeNB110は、eNB110に属する端末120に端末−特定構成情報を転送する(S1110)。ステップS1110で、端末120は端末−特定構成情報を受信する。
【0197】
併せて、端末120はPUCCHと連携されたアップリンクDM−RSに対して割り当てられた帯域と同一な周波数帯域にPUCCHを転送し、PUSCHと連携されたアップリンクDM−RSに対して割り当てられた帯域と同一な周波数帯域にPUSCHを転送する(S1130)。受信ポイントのうち、DM−RSを受信することができる送受信ポイントであるRRH112のみが受信したDM−RSを使用してPUCCHまたはPUSCHを受信できるようになる。
【0201】
ステップS1140で、<数式1>により生成されたDM−RSシーケンスはサブフレームの該当シンボルにマッピングされる。ステップS1140は、
図20のリソース要素マッパー(resource element mapper)2020を通じて実行される。
【0202】
図21及び
図22を参照したように、SRSはサブフレームの最後のシンボルに転送される。単一SRS転送で関心のある全体周波数帯域に対するチャンネル品質を推定できるように十分に広いSRS転送を行うか、または狭帯域のSRSを周波数領域でホッピングしながら転送することによって、このようなSRS転送が合わせられて関心のある全体周波数帯域をカバーするようにすることもできる。
【0203】
前述したように、SRSをリソース要素にマッピングが完了すると、SC−FDMA生成器(SC-FDMA generator;
図20に図示せず)によってSC−FDMAシンボルを生成する。生成されたSC−FDMAシンボルに該当するSRS信号を該当する送受信ポイントに転送する。
【0204】
前述した第2実施形態によれば、PUCCHまたはPUSCHの受信ポイントがサービング送受信ポイントでない異なる送受信ポイントへの設定の場合、サウンディング参照信号の受信対象がサービング送受信ポイントになるように設定する。即ちサウンディング参照信号をPUCCHまたはPUSCHと連携関係を解除して転送する。サウンディング参照信号の転送は、サービング送受信ポイントのアップリンクチャンネル状態測定を可能にする。一方、PUCCHまたはPUSCHは、チャンネルの信頼性確保及びアップリンク転送速度を高めるためのMU−MIMOを可能にするために、サービング送受信ポイントでない送受信ポイントに転送される。ここで、異なる送受信ポイントは、比較的高いジオメトリ(geometry)を有する。したがって、アップリンクのカバレッジ不足(coverage short)の克服及びアップリンク転送速度を増加させることが可能となる。
【0205】
前述した第1実施形態及び第2実施形態では、周期的または非周期的サウンディング参照信号を転送する場合、周期的または非周期的サウンディング参照信号は、PUCCH及びPUSCHとは独立的に設定されている。PUCCHまたはPUSCHの受信対象がサービング送受信ポイントでない場合、サウンディング参照信号の受信対象がサービング送受信ポイントになるようにサウンディング参照信号のシーケンスを設定する。
【0206】
第1実施形態及び第2実施形態と区分される異なる実施形態によれば、非周期的または周期的SRSを転送する場合、該当SRSの生成のためのSRSシーケンスのシーケンスグループナンバー及びベースシーケンスナンバーは、該当PUCCHまたはPUSCHシーケンスと連携して生成される。
【0207】
前述したように、サウンディング参照信号をPUCCHまたはPUSCHと連携して転送する過程を説明するために、まずアップリンク参照信号の転送方法を説明する。
【0208】
図23は、前述した端末のアップリンク参照信号転送方法を示すフローチャートである。
【0209】
図23を参照すると、ステップS2310において、端末120は、互いに異なる2つ以上の送受信ポイントのうち、1つの送受信ポイント(例えば、eNB110)からアップリンク参照信号IDを指示する端末−特定構成情報を受信する。ここで、アップリンク参照信号IDは、1つの送受信ポイント(eNB110)の物理セルIDと独立し、アップリンクチャンネルと連携している。ステップS2320において、端末120は、アップリンク参照信号IDを使用してアップリンクチャンネルと連携されたアップリンク参照信号を生成する。ステップS2330において、端末120は、このように生成されたアップリンク参照信号を上記アップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイントに転送する。
【0210】
前述したアップリンク参照信号転送方法において、アップリンク参照信号は物理アップリンクチャンネルの復調のためのDM−RS(Demodulation Reference Signal)のことがあり、物理アップリンクチャンネルはPUCCH及びPUSCHのうち、少なくとも1つ以上でありうる。
【0211】
図23に示すアップリンク参照信号転送方法によれば、アップリンク参照信号が、端末120にダウンリンクチャンネルを転送する送受信ポイントの物理セルIDと独立したアップリンク参照信号IDから生成されるところ、端末が転送するアップリンク参照信号の転送対象がダウンリンクチャンネルを転送する送受信ポイント(例えば、eNB110)でない他の送受信ポイント(例えば、RRH112)として設定できるようになる。勿論、アップリンク参照信号の転送対象が独立的に設定されればよいところ、
図4に図示してはいないが、アップリンク参照信号の転送対象がダウンリンクチャンネルを転送する送受信ポイント(例えば、eNB110)になることもできる。
【0212】
図23に示すように、アップリンク参照信号を独立したアップリンク参照信号IDから生成するとき、サウンディング参照信号も同一なアップリンク参照信号IDから生成することができる。
【0213】
そして、前述したように、同一なアップリンク参照信号IDからアップリンク参照信号とサウンディング参照信号のシーケンスを生成するようになれば、物理アップリンクチャンネルとサウンディング参照信号が連携されて受信対象が同一に設定されるようになる。即ち、アップリンクチャンネルとサウンディング参照信号が連携されて転送されるようになる。
【0214】
サウンディング参照信号は、前述したように、周期的サウンディング参照信号(periodic SRS)及び非周期的サウンディング参照信号(aperiodic SRS)のうち、少なくとも1つでありうる。
【0215】
図23に示すアップリンク参照信号転送方法によれば、アップリンク参照信号の受信対象が多様に変わってもよい。このようなアップリンク参照信号に連携してサウンディング参照信号を転送する場合、周期的または非周期的サウンディング参照信号が物理アップリンク、即ちPUCCHまたはPUSCHと連携される。この場合、多様な場合の実施形態がありうる。
【0216】
以下、
図23に図示した方法の通り、アップリンク参照信号を転送するとき、これと連携してサウンディング参照信号を転送する方法に対して、第3実施形態と第4実施形態とに分けて説明する。
【0218】
この際、第3実施形態は物理アップリンクチャンネルがPUCCHの場合、即ちサウンディング参照信号がPUCCHと連携されて転送される実施形態をいい、第4実施形態は物理アップリンクチャンネルがPUSCHの場合、即ちサウンディング参照信号がPUSCHと連携されて転送される実施形態をいう。
【0219】
図24は、少なくとも1つの実施形態に係るPUCCHと連携されたサウンディング参照信号転送方法のフローチャートである。
図24に示すSRS転送方法は、アップリンク参照信号と連携してSRSを転送する。
図24に図示したフローチャートは
図23に示すアップリンク参照信号と、それに関連した物理アップリンクチャンネル転送過程を含んでいる。
【0220】
図24を参照すると、第3実施形態に係るサウンディング参照信号転送方法のステップS2410において、端末120は、互いに異なる2つ以上の送受信ポイントのうち、1つの送受信ポイント(例えば、eNB110))からアップリンク参照信号IDを指示する端末−特定構成情報を受信する。ここで、アップリンク参照信号IDは、1つの送受信ポイント(例えば、eNB110)のセルIDと独立し、PUCCHと連携されている。ステップS2420において、端末120は、アップリンク参照信号IDを使用してサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal)の全部または一部を生成する。ステップS2430において、端末120は、アップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイント(RRH112)にPUCCHと連携された参照信号を転送する。ステップS2440において、端末120は、アップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイント(RRH112)にPUCCHを転送する。ステップS2450において、端末120は、生成されたサウンディング参照信号をアップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイント(RRH112)に転送する。
【0221】
前述した部分で、ステップS2430及びステップS2440は同時に起こることができる。また、サウンディング参照信号とPUCCHは1つのサブフレームで同時に転送できる。
【0222】
図24に示す第3実施形態によるとき、PUCCHに対する受信ポイント(reception point)は、端末が属した送受信ポイント、例えばサービング送受信ポイントとは異なる送受信ポイントとして設定される。すなわち、PUCCHシーケンスと、PUCCHに連携された参照信号転送のためのシーケンスとが生成されたとき、端末−特定PUCCHシーケンス及びPUCCHに連携された端末−特定参照信号シーケンスの設定によって、異なる送受信ポイントへのPUCCH転送が実行される。この場合、非周期的SRSまたは周期的SRSは、PUCCHとPUCCHに連携された参照信号とにより設定される。したがって、PUCCHとSRSとが、同一なターゲット送受信ポイントにアップリンクで転送される。
【0223】
図25から
図30は、
図24に示すサウンディング参照信号転送方法によりサウンディング参照信号の全部または一部がPUCCHと連携されて転送される多様な実施形態を示す図である。
【0224】
まず
図25は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境におけるアップリンク関連チャンネルの全てが、端末が属した送受信ポイントと異なる送受信ポイントに転送される例を示す図である。
【0225】
また、
図26は送受信ポイントが同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境におけるアップリンク関連チャンネルの全てが、端末が属した送受信ポイントと異なる送受信ポイントに転送される例を示す図である。
【0226】
図25及び
図26を参照すると、サウンディング参照信号とPUCCHは、サウンディング参照信号とPUCCHとの連携により同一な送受信ポイントに転送される。PUCCHとPUSCHとが、端末120が属したサービング送受信ポイント(例えばeNB110)とは異なる送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送されると、端末120のサウンディング参照信号も、PUCCHとPUSCHとともに、異なる送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送される。ここで、異なる送受信ポイント(例えば、RRH112)は、比較的高いジオメトリ(geometry)及び比較的高いチャンネル品質を有する。結果的に全てのアップリンクチャンネル(例えば、PUCCH、PUSCH、及びSRS)が異なる送受信ポイント112に転送される。
【0227】
図27は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境におけるサウンディング参照信号とPUCCHが連携されて転送される例を示す図である。
【0228】
図28は、送受信ポイントが同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境におけるサウンディング参照信号とPUCCHが連携されて転送される例を示す図である。
【0229】
図27及び
図28を参照すると、物理ダウンリンク制御チャンネル(PDCCH)と物理ダウンリンク共有チャンネル(PDSCH)は該当端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)から受信する。アップリンク共有チャンネル(PUSCH)は端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)に転送する。アップリンク制御チャンネル(PUCCH)とSRSとは端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)とは異なる送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送することができる。ここで、アップリンクチャンネルに該当するPUCCHは、ダウンリンク転送に対するACK/NACK及びチャンネル状態情報などを転送する。
【0230】
図29は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境における非周期的サウンディング参照信号のみPUCCHと連携されて転送される例を示す図である。
【0231】
図30は、送受信ポイントが同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境における非周期的サウンディング参照信号のみPUCCHと連携されて転送される例を示す図である。
【0232】
図29及び
図30を参照すると、PDCCHとPDSCHは、該当端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)から受信する。PUSCHと周期的SRSは端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)に転送する。PUCCHと非周期的SRSは、端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)とは異なる送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送することもできる。ここで、アップリンクチャンネルに該当するPUCCHは、ダウンリンク転送に対するACK/NACK及びチャンネル状態情報などを転送する。
【0234】
また、
図24で、サウンディング参照信号は、周期的及び非周期的SRSのうちの少なくとも1つであるところ、
図29及び
図30を参照して説明したように非周期的サウンディング参照信号のみPUCCHと連携して転送することができる。
【0235】
受信対象は、転送されるSRSが周期的SRSか非周期的SRSかによって異なる。例えば、周期的SRSは端末120にサービングしているサービング送受信ポイントに転送される。非周期的SRSはPUCCHで使用するシーケンスの設定に従う。したがって、PUCCHと非周期的SRSが同一なターゲット送受信ポイントに転送される。
【0237】
反対に、図面に図示してはいないが、非周期的SRSは端末にサービングしているサービング送受信ポイントを通じて転送される。周期的SRSはPUCCHで使用するシーケンスの設定に従う。したがって、PUCCHと周期的SRSとは、同一なターゲット送受信ポイントに転送がされる。
【0238】
前述した第3実施形態に係るSRS転送方法によれば、PUCCHと連携してSRSを転送してサービング送受信ポイントでない異なる送受信ポイントとのアップリンクチャンネル状態の測定を可能にすることで、アップリンクのカバレッジ短所(coverage shortage)を克服することができる。
【0239】
また、TDDシステムは、サービング送受信ポイントのダウンリンクに対するチャンネル品質、及び異なる送受信ポイント(例えば、サービング送受信ポイントとは異なる送受信ポイント)のダウンリンクに対するチャンネル品質を独立的に測定する。ここで、TDDシステムは、サービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントに対するアップリンクチャンネル品質測定及びチャンネル可逆性を用いる。また、SRS転送方法は、SRSを用いた端末の位置把握や端末のジオメトリ(geometry)を把握するようにすることができる。したがって、端末がセル境界あるいはセル中央に位置する場合、端末−特定ダウンリンク転送方法を使用するようにすることによって、ダウンリンクに対するデータ処理量(data throughput)の改善にも使用できる。
【0240】
また、少なくとも1つの実施形態では、非周期的SRSのみをPUCCHと連携して転送する。このような実施形態では、基地局からトリガリングされる非周期的SRSの転送を通じてサービング送受信ポイントでない異なる送受信ポイントのアップリンクチャンネル状態の測定を可能にする。これによって、アップリンクのカバレッジ短所を克服することができる。
【0242】
以下、
図31から
図35を参照してPUSCHとサウンディング参照信号の全部または一部が連携されて転送される第4実施形態に関して説明する。
【0243】
図31は、本発明の実施形態に係るPUSCHと連携されたサウンディング参照信号転送方法のフローチャートである。
【0244】
図24と同様に、
図31に示すSRS転送方法は、アップリンク参照信号と連携してSRSを転送する。したがって、
図24に示すフローチャートは
図23に示すアップリンク参照信号とそれに関連する物理アップリンクチャンネル転送過程を含んでいる。
【0245】
図31を参照すると、一実施形態に係るサウンディング参照信号転送方法は、ステップS3110において、端末120は、互いに異なる2つ以上の送受信ポイントのうちの1つの送受信ポイント(例えば、eNB110)からアップリンク参照信号IDを指示する端末−特定構成情報を受信する。ここで、アップリンク参照信号IDは、1つの送受信ポイント(例えば、eNB110)のセルIDと独立し、PUSCHと連携している。ステップS3120において、端末120は、アップリンク参照信号IDを使用してサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal)の全部または一部を生成する。ステップS3130において、端末120は、アップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイント(例えば、RRH112)にPUSCHと連携された参照信号を転送する。ステップS3140において、アップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイント(例えば、RRH112)にPUSCHを転送する。ステップS3150において、端末10は、生成されたサウンディング参照信号をアップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送する。
【0246】
この際、
図31に図示されたステップS3130とステップS3140は、同時に起こることができる。また、サウンディング参照信号とPUSCHは1つのサブフレームで同時に転送されることができ、サウンディング参照信号とPUSCH及びPUCCHの全てが1つのサブフレームで同時に転送されることもできる。
【0247】
第4実施形態によれば、PUSCHに対する受信ポイント(reception point)は、端末が属した送受信ポイント、例えばサービング送受信ポイントとは異なる送受信ポイントとして設定される。すなわち、PUSCHシーケンスと、PUSCHに連携された参照信号転送のためのシーケンスとが生成されたとき、端末−特定PUSCHシーケンス及びPUSCHに連携された参照信号シーケンスの設定によって、異なる送受信ポイントへのPUSCH転送が実行される。この場合、周期的SRSまたは非周期的SRSは、PUSCHとPUSCHに連携された参照信号とにより設定される。したがって、PUSCHとSRSとが、同一なターゲット送受信ポイントにアップリンクで転送される。
【0248】
この場合、PUSCHと周期的または非周期的SRSの受信対象が同一になる。PUSCHとPUCCHの受信対象が同一である場合には、になれば、第1実施形態を説明する部分で
図25及び
図26を参照して図示したSRSが転送される例が第4実施形態でも適用できる。
【0249】
図32から
図35は、前述した
図25及び
図26に示す場合の以外に、
図31に示すサウンディング参照信号転送方法によりサウンディング参照信号がPUSCHと連携されて転送される多様な実施形態を示す図である。
【0250】
まず
図32は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境におけるサウンディング参照信号とPUSCHが連携されて転送される例を示す図である。
【0251】
図33は、送受信ポイントが同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境におけるサウンディング参照信号とPUSCHが連携されて転送される例を示す図である。
【0252】
図32及び
図33を参照すると、PDCCHとPDSCHとは、該当端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)から受信する。アップリンクチャンネルの一つに該当するPUCCHは、端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)に転送する。ここで、PUCCHは、ダウンリンク転送に対するACK/NACK及びチャンネル状態情報などを転送する。PUSCHとSRSとは、端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)とは異なる送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送することができる。
【0253】
図34は、送受信ポイントが互いに異なるセルID(例えば、Cell ID #1、Cell ID #2)を使用するCoMP環境における非周期的サウンディング参照信号のみPUSCHと連携されて転送される例を示す図である。
【0254】
図35は、送受信ポイントが同一なセルID(例えば、Cell ID #0)を使用するCoMP環境における非周期的サウンディング参照信号のみPUSCHと連携されて転送される例を示す図である。
【0255】
図34及び
図35を参照すると、PDCCHとPDSCHとは、該当端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)から受信する。PUCCHと周期的SRSとは、端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)に転送する、ここで、アップリンクチャンネルの一つに該当するPUCCHは、ダウンリンク転送に対するACK/NACK及びチャンネル状態情報などを転送する。PUSCHと非周期的SRSは、端末120が属したサービング送受信ポイント(例えば、eNB110)とは異なる送受信ポイント(例えば、RRH112)に転送することもできる。
【0257】
また、
図31でサウンディング参照信号は周期的及び非周期的SRSのうちの少なくとも1つであるところ、
図34及び
図35を参照して説明したように、非周期的サウンディング参照信号のみPUSCHと連携して転送することができる。
【0258】
受信対象は、転送されるSRSが周期的SRSか非周期的SRSかによって異なる。例えば、周期的SRSは端末120にサービングしているサービング送受信ポイントに転送される。非周期的SRSはPUSCHで使用するシーケンスの設定に従う。したがって、PUSCHと非周期的SRSが同一なターゲット送受信ポイントにアップリンクで転送される。
【0260】
反対に、図面に図示してはいないが、非周期的SRSに対しては端末にサービングしているサービング送受信ポイントを通じて転送される。周期的SRSはPUSCHで使用するシーケンスの設定に従う。したがって、PUSCHと周期的SRSとは、同一なターゲット送受信ポイントにアップリンクで転送される。
【0261】
前述した第4実施形態に係るSRS転送方法によれば、PUSCHと連携してSRSを転送して、サービング送受信ポイントでない異なる送受信ポイントとのアップリンクチャンネル状態の測定を可能にすることで、アップリンクのカバレッジ短所(coverage shortage)を克服することができる。
【0262】
また、TDDシステムでは、サービング送受信ポイントのダウンリンクに対するチャンネル品質、及び異なる送受信ポイントのダウンリンクに対するチャンネル品質を独立的に測定する。ここで、TDDシステムは、サービング送受信ポイント及び異なる送受信ポイントに対するアップリンクチャンネル品質測定及びチャンネル可逆性を用いる。また、SRS転送方法は、SRSを用いた端末の位置把握や端末のジオメトリ(geometry)を把握することができる。したがって、端末がセル境界あるいはセル中央に位置するに従うダウンリンク転送時の端末−特定ダウンリンク転送方法を使用するようにすることによって、ダウンリンクに対するデータ処理量(data throughput)の改善にも使用できる。
【0263】
また、少なくとも1つの実施形態では、非周期的SRSのみをPUSCHと連携して転送する。このような実施形態では、基地局からトリガリングされる非周期的SRSの転送を通じてサービング送受信ポイントでない他の送受信ポイントとのアップリンクチャンネル状態の測定を可能にする。これによって、アップリンクのカバレッジ短所を克服することができる。
【0264】
図36は、他の実施形態に係る端末の構成を示す図である。
【0265】
図36を参照すると、少なくとも1つの実施形態によれば、端末3600は、受信部3610、制御部3620、及び転送部3630などを含む。受信部3610は、互いに異なる2つ以上の送受信ポイントのうちの1つの送受信ポイントから、サウンディング参照信号IDを指示する端末−特定パラメータを受信する。ここで、サウンディング参照信号IDは、物理アップリンクチャンネルのためのアップリンク参照信号IDと区分されて独立的に設定されている。制御部3620は、アップリンク参照信号IDを使用してサウンディング参照信号を生成する。転送部3630は、生成されたサウンディング参照信号をサウンディング参照信号IDが指示する送受信ポイントに転送する。
【0266】
図36に示すように、少なくとも1つの実施形態による端末3600は、
図4に示すサウンディング参照信号転送方法によりサウンディング参照信号を物理アップリンクチャンネルと独立して転送する。
【0267】
図37は、更に他の実施形態に係る端末の構成を示す図である。
【0268】
図37を参照すると、本発明の実施形態に係る端末3700は、受信部3710、転送部3720、サウンディング参照信号生成部3730、及びサウンディング参照信号転送部3740などを含む。受信部3710は、互いに異なる2つ以上の送受信ポイントのうちの1つの送受信ポイントからアップリンク参照信号IDを指示する端末−特定パラメータを受信する。ここで、アップリンク参照信号IDは、1つの送受信ポイントの物理セルIDと独立し、アップリンクチャンネルと連携している。アップリンクチャンネル転送部3720は、アップリンク参照信号IDを使用してアップリンク参照信号IDが指示する送受信ポイントにアップリンクチャンネルを転送する。サウンディング参照信号生成部3730は、前述した1つの送受信ポイントの物理セルIDを使用してサウンディング参照信号を生成する。サウンディング参照信号転送部3740は、生成されたサウンディング参照信号を前述した1つの送受信ポイントに転送する。
【0269】
この際、前述したアップリンクチャンネル転送部3720及びサウンディング参照信号転送部3740は、同一なハードウェアリソース、または互いに異なるハードウェアリソースでありうる。
【0270】
図37を参照すると、本発明の実施形態に係る端末は、
図11に示すサウンディング参照信号転送方法により物理アップリンクチャンネルと分離してサウンディング参照信号をサービング送受信ポイントに転送することができる。
【0271】
図38は、更に他の実施形態に係る基地局の構成を示す図である。
【0272】
図38を参照すると、更に他の実施形態による基地局3800は、制御部3810、送信部3820、及び受信部3830を含む。
【0273】
制御部3810は、前述した本発明の実行に必要とするCoMP動作及びアップリンク参照信号の転送に従う全般的な基地局の動作を制御する。
【0274】
送信部3820及び受信部3830は、前述した本発明の実行に必要とする信号やメッセージ、データを端末と送受信することに使われる。
【0275】
前述した実施形態で言及した標準規格と関連した内容は明細書の説明を簡略にするために省略したものであって、本明細書の一部を構成する。したがって、上記の標準規格と連携した内容の一部の内容を本明細書に追加するか、または請求範囲に記載することは、本発明の範囲に該当するものと解釈されなければならない。
【0276】
具体的に、添付した以下の文書は既に公開された文書の一部で、本明細書の一部を構成する。したがって、上記の標準内容及び標準文書の一部の内容を本明細書に追加するか、または請求範囲に記載することは、本発明の範囲に該当するものと解釈されなければならない。
【0277】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態は、本発明の技術思想を限定するためのものでなく、説明するためのものであり、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は以下の請求範囲によって解釈されなければならず、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【0278】
CROSS-REFERENCE TO RELATED APPLICATION
【0279】
本特許出願は、2012年6月11日付で韓国に出願した特許出願番号第10−2012−0062278号、2012年8月31日付で韓国に出願した特許出願番号第10−2012−0096443号、及び2012年12月6日付で韓国に出願した特許出願番号第10−2012−0141262号に対して米国特許法119(a)条(35U.S.C§119(a))によって優先権を主張し、その全ての内容は参考文献として本特許出願に併合される。併せて、本特許出願は米国の以外の国家に対しても上記と同一な理由により優先権を主張すれば、その全ての内容は参考文献として本特許出願に併合される。