【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、送信信号の様々なチャネルの位相を正確に制御することができない問題を解決するために、通信デバイス、ベースバンドユニット、および通信方法を提供する。
【0005】
第1の態様によれば、ベースバンドユニットと、IF/RFユニットと、デュアルカラム交差偏波アンテナとを備える通信デバイスであって、ベースバンドユニットが、光ファイバを介して、IF/RFユニットに接続され、IF/RFユニットが、ケーブルを介して、デュアルカラム交差偏波アンテナに接続され、IF/RFユニットが4つの送信チャネルを含み、デュアルカラム交差偏波アンテナが第1のグループの共偏波アンテナと第2のグループの共偏波アンテナとを備え、通信デバイスが、mが正の整数である、m個の論理ポートが存在するモードで動作し、
ベースバンドユニットが、4つの送信チャネルにそれぞれ対応する補償係数を決定し、ユーザ機器UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、第1のグループの共偏波アンテナに対応するケーブル位相差と第2のグループの共偏波アンテナに対応するケーブル位相差との間の差分である、ケーブル補償位相を決定し、m個の論理ポートと一対一対応の関係にある信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成し、4つの送信チャネルにそれぞれ対応する補償係数およびケーブル補償位相に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を補正し、4つのチャネルの補正後のベースバンド信号をIF/RFユニットに送信するように構成され、
IF/RFユニットが、4つの送信チャネルおよびデュアルカラム交差偏波アンテナを介して、4つのチャネルの補正後のベースバンド信号をUEに送信するように構成される、通信デバイスが提供される。
【0006】
第1の態様に関連して、第1の可能な実施形態においては、ユーザ機器UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、ケーブル補償位相を決定するように構成される、ベースバンドユニットは、UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答を決定し、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルが見通し線LOS経路に存在すると決定し、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、ケーブル補償位相を決定するように構成される、ベースバンドユニットを含む。
【0007】
第1の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第2の可能な実施形態においては、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、ベースバンドユニットは、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、全帯域空間相関行列を決定し、全帯域空間相関行列に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、ベースバンドユニットを含む。
【0008】
第1の態様の第2の可能な実施形態に関連して、第3の可能な実施形態においては、第1のグループの共偏波アンテナが第1のアンテナと第3のアンテナとを備え、第2のグループの共偏波アンテナが第2のアンテナと第4のアンテナとを備え、UEとベースバンドユニットとの間のチャネルが第1のチャネルと、第2のチャネルと、第3のチャネルと、第4のチャネルとを含み、第1のチャネルが第1のアンテナに対応し、第2のチャネルが第2のアンテナに対応し、第3のチャネルが第3のアンテナに対応し、第4のチャネルが第4のアンテナに対応し、
全帯域空間相関行列に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、ベースバンドユニットは、第1のチャネルと第3のチャネルとの間の相関がプリセット閾値より大きく、第2のチャネルと第4のチャネルとの間の相関が前記閾値より大きい場合、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、ベースバンドユニットを含む。
【0009】
第1の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第4の可能な実施形態においては、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、ケーブル補償位相を決定するように構成される、ベースバンドユニットは、全帯域空間相関行列に従って、第1の位相が第1のチャネルと第3のチャネルとの間の位相差であり、第2の位相が第2のチャネルと第4のチャネルとの間の位相差である、第1の位相と第2の位相との間の差分値を決定し、ケーブル補償位相を取得するために第1の位相と第2の位相との間の差分値をフィルタリングするように構成される、ベースバンドユニットを含む。
【0010】
第1の態様の第4の可能な実施形態に関連して、第5の可能な実施形態においては、ベースバンドユニットがp番目の時間中にUEからのアップリンクサウンディング信号を受信する際の、全帯域空間相関行列は、
【数1】
であり、
ここで、R(p)の要素r
ij(p)は、ベースバンドユニットがp番目の時間中にUEからのアップリンクサウンディング信号を受信する際の、UEとベースバンドユニットとの間のi番目のチャネルとj番目のチャネルとの間の相関を表し、pは正の整数であり、
第1のチャネルと第3のチャネルとの間の相関がプリセット閾値より大きく、第2のチャネルと第4のチャネルとの間の相関が前記閾値より大きい場合、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、ベースバンドユニットは、
以下の不等式が双方とも真である場合、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、ベースバンドユニットであって、
【数2】
および
【数3】
ここで、Threは閾値を表す、ベースバンドユニットを含む。
【0011】
第1の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第6の可能な実施形態においては、全帯域空間相関行列に従って、第1の位相と第2の位相との間の差分値を決定するように構成される、ベースバンドユニットは、
以下の数式に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、第1の位相と第2の位相との間の差分値Δ(p)を決定するように構成される、ベースバンドユニットであって、
Δ(p)=phase(R
20(p))-phase(R
31(p))
ここで、phase(R
20(p))は第1の位相を表し、phase(R
31(p))は第2の位相を表す、ベースバンドユニットを含み、
ケーブル補償位相を取得するために第1の位相と第2の位相との間の差分値をフィルタリングするように構成される、ベースバンドユニットは、
ベースバンドユニットであって、
pが1より大きい場合、以下の数式
【数4】
に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相
【数5】
を取得し、
ここで、
【数6】
は、UEからのアップリンクサウンディング信号が(p-1)番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相を表し、αはフィルタリング係数を表し、
pが1の場合、以下の数式
【数7】
に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号が1番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相
【数8】
を取得するように構成される、ベースバンドユニットを含む。
【0012】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のうちのいずれかに関連して、第7の可能な実施形態においては、mが2であり、
m個の論理ポートに対応する信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、ベースバンドユニットは、
以下の数式に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、ベースバンドユニットであって、
【数9】
ここで、kはサブキャリアインデックスを表し、x
0(k)、x
1(k)、x
2(k)、およびx
3(k)はk番目のサブキャリアの4つのチャネルのベースバンド信号を表し、s
0(k)およびs
1(k)はk番目のサブキャリアの2つの論理ポートにそれぞれ対応する信号を表し、dは循環遅延のポイント数を表し、N
fftはシステム高速フーリエ変換FFTのポイント数を表し、kが正の整数であり、x
0(k)およびx
2(k)は第1のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応し、x
1(k)およびx
3(k)は第2のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応する、ベースバンドユニットを含む。
【0013】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のうちのいずれかに関連して、第8の可能な実施形態においては、mが4であり、
m個の論理ポートに対応する信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、ベースバンドユニットは、第1の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第1のチャネルを生成し、第3の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第2のチャネルを生成し、第2の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第3のチャネルを生成し、第4の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第4のチャネルを生成するように構成される、ベースバンドユニットを含む。
【0014】
第1の態様の第8の可能な実施形態に関連して、第9の可能な実施形態においては、第1の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第1のチャネルを生成し、第3の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第2のチャネルを生成し、第2の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第3のチャネルを生成し、第4の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第4のチャネルを生成するように構成される、ベースバンドユニットは、
以下の数式に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、ベースバンドユニットであって、
【数10】
ここで、kはサブキャリアインデックスを表し、x
0(k)、x
1(k)、x
2(k)、およびx
3(k)はk番目のサブキャリアの4つのチャネルのベースバンド信号を表し、s
0(k)、s
1(k)、s
2(k)、およびs
3(k)はk番目のサブキャリアの4つの論理ポートにそれぞれ対応する信号を表し、kが正の整数であり、x
0(k)およびx
2(k)は第1のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応し、x
1(k)およびx
3(k)は第2のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応する、ベースバンドユニットを含む。
【0015】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施形態から第9の可能な実施形態のいずれかに関連して、第10の可能な実施形態においては、通信デバイスが基地局である。
【0016】
第2の態様によれば、プロセッサと、メモリとを備える、ベースバンドユニットであって、
実行可能な命令を記憶するように構成されるメモリは、データバスを介して、プロセッサに接続され、
メモリに記憶された実行可能な命令を実行するプロセッサは、IF/RFユニットの4つの送信チャネルにそれぞれ対応する補償係数を決定し、ユーザ機器UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、ベースバンドユニットが属する基地局のデュアルカラム交差偏波アンテナが第1のグループの共偏波アンテナと第2のグループの共偏波アンテナとを備え、第1のグループの共偏波アンテナに対応するケーブル位相差と第2のグループの共偏波アンテナに対応するケーブル位相差との間の差分である、ケーブル補償位相を決定し、mが正の整数である、m個の論理ポートと一対一対応の関係にある信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成し、4つの送信チャネルおよびデュアルカラム交差偏波アンテナを介して、4つのチャネルの補正後のベースバンド信号をUEに送信するために、4つの送信チャネルにそれぞれ対応する補償係数およびケーブル補償位相に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を補正するように構成される、ベースバンドユニットが提供される。
【0017】
第2の態様に関連して、第1の可能な実施形態においては、UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、ケーブル補償位相を決定するように構成される、プロセッサは、
UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答を決定し、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルが見通し線LOS経路に存在すると決定し、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、ケーブル補償位相を決定するように構成される、プロセッサを含む。
【0018】
第2の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第2の可能な実施形態においては、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、プロセッサは、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、全帯域空間相関行列を決定し、全帯域空間相関行列に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、プロセッサを含む。
【0019】
第2の態様の第2の可能な実施形態に関連して、第3の可能な実施形態においては、第1のグループの共偏波アンテナが第1のアンテナと第3のアンテナとを備え、第2のグループの共偏波アンテナが第2のアンテナと第4のアンテナとを備え、UEとベースバンドユニットとの間のチャネルが第1のチャネルと、第2のチャネルと、第3のチャネルと、第4のチャネルとを含み、第1のチャネルが第1のアンテナに対応し、第2のチャネルが第2のアンテナに対応し、第3のチャネルが第3のアンテナに対応し、第4のチャネルが第4のアンテナに対応し、
全帯域空間相関行列に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、プロセッサは、第1のチャネルと第3のチャネルとの間の相関がプリセット閾値より大きく、第2のチャネルと第4のチャネルとの間の相関が前記閾値より大きい場合、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、プロセッサを含む。
【0020】
第2の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第4の可能な実施形態においては、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、ケーブル補償位相を決定するように構成される、プロセッサは、
全帯域空間相関行列に従って、第1の位相が第1のチャネルと第3のチャネルとの間の位相差であり、第2の位相が第2のチャネルと第4のチャネルとの間の位相差である、第1の位相と第2の位相との間の差分値を決定し、ケーブル補償位相を取得するために第1の位相と第2の位相との間の差分値をフィルタリングするように構成される、プロセッサを含む。
【0021】
第2の態様の第4の可能な実施形態に関連して、第5の可能な実施形態においては、ベースバンドユニットがp番目の時間中にUEからのアップリンクサウンディング信号を受信する際の、全帯域空間相関行列は、
【数11】
であり、
ここで、R(p)の要素r
ij(p)は、ベースバンドユニットがp番目の時間中にUEからのアップリンクサウンディング信号を受信する際の、UEとベースバンドユニットとの間のi番目のチャネルとj番目のチャネルとの間の相関を表し、pは正の整数であり、
第1のチャネルと第3のチャネルとの間の相関がプリセット閾値より大きく、第2のチャネルと第4のチャネルとの間の相関が前記閾値より大きい場合、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、プロセッサは、
以下の不等式が双方とも真である場合、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、プロセッサであって、
【数12】
および
【数13】
ここで、Threは閾値を表す、プロセッサを含む。
【0022】
第2の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第6の可能な実施形態においては、全帯域空間相関行列に従って、第1の位相と第2の位相との間の差分値を決定するように構成される、プロセッサは、
以下の数式に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、第1の位相と第2の位相との間の差分値Δ(p)を決定するように構成される、プロセッサであって、
Δ(p)=phase(R
20(p))-phase(R
31(p))
ここで、phase(R
20(p))は第1の位相を表し、phase(R
31(p))は第2の位相を表し、pが正の整数である、プロセッサを含み、
ケーブル補償位相を取得するために第1の位相と第2の位相との間の差分値をフィルタリングするように構成される、プロセッサは、
プロセッサであって、
pが1より大きい場合、以下の数式
【数14】
に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相
【数15】
を取得し、
ここで、
【数16】
は、UEからのアップリンクサウンディング信号が(p-1)番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相を表し、αはフィルタリング係数を表し、
pが1の場合、以下の数式
【数17】
に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号が1番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相
【数18】
を取得するように構成される、プロセッサを含む。
【0023】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のいずれかに関連して、第7の可能な実施形態においては、mが2であり、
m個の論理ポートに対応する信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、プロセッサは、
以下の数式に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、プロセッサであって、
【数19】
ここで、kはサブキャリアインデックスを表し、x
0(k)、x
1(k)、x
2(k)、およびx
3(k)はk番目のサブキャリアの4つのチャネルのベースバンド信号を表し、s
0(k)およびs
1(k)はk番目のサブキャリアの2つの論理ポートにそれぞれ対応する信号を表し、dは循環遅延のポイント数を表し、N
fftはシステム高速フーリエ変換FFTのポイント数を表し、kが正の整数であり、x
0(k)およびx
2(k)は第1のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応し、x
1(k)およびx
3(k)は第2のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応する、プロセッサを含む。
【0024】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のいずれかに関連して、第8の可能な実施形態においては、mが4であり、
m個の論理ポートに対応する信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、プロセッサは、第1の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第1のチャネルを生成し、第3の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第2のチャネルを生成し、第2の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第3のチャネルを生成し、第4の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第4のチャネルを生成するように構成される、プロセッサを含む。
【0025】
第2の態様の第8の可能な実施形態に関連して、第9の可能な実施形態においては、第1の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第1のチャネルを生成し、第3の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第2のチャネルを生成し、第2の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第3のチャネルを生成し、第4の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第4のチャネルを生成するように構成される、プロセッサは、
以下の数式に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、プロセッサであって、
【数20】
ここで、kはサブキャリアインデックスを表し、x
0(k)、x
1(k)、x
2(k)、およびx
3(k)はk番目のサブキャリアの4つのチャネルのベースバンド信号を表し、s
0(k)、s
1(k)、s
2(k)、およびs
3(k)はk番目のサブキャリアの4つの論理ポートにそれぞれ対応する信号を表し、kが正の整数であり、x
0(k)およびx
2(k)は第1のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応し、x
1(k)およびx
3(k)は第2のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応する、プロセッサを含む。
【0026】
第3の態様によれば、通信方法であって、4つの送信チャネルにそれぞれ対応する補償係数を決定するステップと、ユーザ機器UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、基地局のデュアルカラム交差偏波アンテナが第1のグループの共偏波アンテナと第2のグループの共偏波アンテナとを備え、第1のグループの共偏波アンテナに対応するケーブル位相差と第2のグループの共偏波アンテナに対応するケーブル位相差との間の差分である、ケーブル補償位相を決定するステップと、mが正の整数である、m個の論理ポートと一対一対応の関係にある信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するステップと、4つの送信チャネルおよびデュアルカラム交差偏波アンテナを介して、4つのチャネルの補正後のベースバンド信号をUEに送信するために、4つの送信チャネルにそれぞれ対応する補償係数およびケーブル補償位相に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を補正するステップとを含む、通信方法が提供される。
【0027】
第3の態様に関連して、第1の可能な実施形態においては、UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、ケーブル補償位相を決定するステップは、UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、UEと基地局との間のチャネル応答を決定するステップと、UEと基地局との間のチャネル応答に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルが見通し線LOS経路に存在すると決定するステップと、UEと基地局との間のチャネル応答に従って、ケーブル補償位相を決定するステップとを含む。
【0028】
第3の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第2の可能な実施形態においては、UEと基地局との間のチャネル応答に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するステップは、UEと基地局との間のチャネル応答に従って、全帯域空間相関行列を決定するステップと、全帯域空間相関行列に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するステップとを含む。
【0029】
第3の態様の第2の可能な実施形態に関連して、第3の可能な実施形態においては、第1のグループの共偏波アンテナが第1のアンテナと第3のアンテナとを備え、第2のグループの共偏波アンテナが第2のアンテナと第4のアンテナとを備え、UEと基地局との間のチャネルが第1のチャネルと、第2のチャネルと、第3のチャネルと、第4のチャネルとを含み、第1のチャネルが第1のアンテナに対応し、第2のチャネルが第2のアンテナに対応し、第3のチャネルが第3のアンテナに対応し、第4のチャネルが第4のアンテナに対応し、
全帯域空間相関行列に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するステップは、第1のチャネルと第3のチャネルとの間の相関がプリセット閾値より大きく、第2のチャネルと第4のチャネルとの間の相関が前記閾値より大きい場合、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するステップを含む。
【0030】
第3の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第4の可能な実施形態においては、UEと基地局との間のチャネル応答に従って、ケーブル補償位相を決定するステップは、全帯域空間相関行列に従って、第1の位相が第1のチャネルと第3のチャネルとの間の位相差であり、第2の位相が第2のチャネルと第4のチャネルとの間の位相差である、第1の位相と第2の位相との間の差分値を決定するステップと、ケーブル補償位相を取得するために第1の位相と第2の位相との間の差分値をフィルタリングするステップとを含む。
【0031】
第3の態様の第4の可能な実施形態に関連して、第5の可能な実施形態においては、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、全帯域空間相関行列は、
【数21】
であり、
ここで、R(p)の要素r
ij(p)は、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、UEと基地局との間のi番目のチャネルとj番目のチャネルとの間の相関を表し、pは正の整数であり、
第1のチャネルと第3のチャネルとの間の相関がプリセット閾値より大きく、第2のチャネルと第4のチャネルとの間の相関が前記閾値より大きい場合、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するステップは、以下の不等式が双方とも真である場合、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するステップであって、
【数22】
および
【数23】
ここで、Threは閾値を表す、ステップを含む。
【0032】
第3の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第6の可能な実施形態においては、全帯域空間相関行列に従って、第1の位相と第2の位相との間の差分値を決定するステップは、以下の数式に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、第1の位相と第2の位相との間の差分値Δ(p)を決定するステップであって、Δ(p)=phase(R
20(p))-phase(R
31(p))
ここで、phase(R
20(p))は第1の位相を表し、phase(R
31(p))は第2の位相を表す、ステップを含み、
ケーブル補償位相を取得するために第1の位相と第2の位相との間の差分値をフィルタリングするステップは、
pが1より大きい場合、以下の数式
【数24】
に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相
【数25】
を取得し、
ここで、
【数26】
は、UEからのアップリンクサウンディング信号が(p-1)番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相を表し、αはフィルタリング係数を表し、
pが1の場合、以下の数式
【数27】
に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号が1番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相
【数28】
を取得するステップとを含む。
【0033】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のいずれかに関連して、第7の可能な実施形態においては、mが2であり、
m個の論理ポートに対応する信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するステップは、以下の数式に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するステップであって、
【数29】
ここで、kはサブキャリアインデックスを表し、x
0(k)、x
1(k)、x
2(k)、およびx
3(k)はk番目のサブキャリアの4つのチャネルのベースバンド信号を表し、s
0(k)およびs
1(k)はk番目のサブキャリアの2つの論理ポートにそれぞれ対応する信号を表し、dは循環遅延のポイント数を表し、N
fftはシステム高速フーリエ変換FFTのポイント数を表し、kが正の整数であり、x
0(k)およびx
2(k)は第1のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応し、x
1(k)およびx
3(k)は第2のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応する、ステップを含む。
【0034】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のいずれかに関連して、第8の可能な実施形態においては、mが4であり、m個の論理ポートに対応する信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するステップは、第1の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第1のチャネルを生成し、第3の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第2のチャネルを生成し、第2の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第3のチャネルを生成し、第4の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第4のチャネルを生成するステップを含む。
【0035】
第3の態様の第8の可能な実施形態に関連して、第9の可能な実施形態においては、第1の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第1のチャネルを生成し、第3の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第2のチャネルを生成し、第2の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第3のチャネルを生成し、第4の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第4のチャネルを生成するステップは、
以下の数式に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するステップであって、
【数30】
ここで、kはサブキャリアインデックスを表し、x
0(k)、x
1(k)、x
2(k)、およびx
3(k)はk番目のサブキャリアの4つのチャネルのベースバンド信号を表し、s
0(k)、s
1(k)、s
2(k)、およびs
3(k)はk番目のサブキャリアの4つの論理ポートにそれぞれ対応する信号を表し、kが正の整数であり、x
0(k)およびx
2(k)は第1のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応し、x
1(k)およびx
3(k)は第2のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応する、ステップを含む。
【0036】
第4の態様によれば、ベースバンドユニットであって、4つの送信チャネルにそれぞれ対応する補償係数を決定するように構成される、決定ユニットであって、ユーザ機器UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、ベースバンドユニットが属する基地局のデュアルカラム交差偏波アンテナが第1のグループの共偏波アンテナと第2のグループの共偏波アンテナとを備え、第1のグループの共偏波アンテナに対応するケーブル位相差と第2のグループの共偏波アンテナに対応するケーブル位相差との間の差分である、ケーブル補償位相を決定するようにさらに構成される、決定ユニットと、mが正の整数である、m個の論理ポートと一対一対応の関係にある信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成する、生成ユニットと、4つの送信チャネルおよびデュアルカラム交差偏波アンテナを介して、4つのチャネルの補正後のベースバンド信号をUEに送信するために、4つの送信チャネルにそれぞれ対応する補償係数およびケーブル補償位相に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を補正するように構成される、補正ユニットとを備える、ベースバンドユニットが提供される。
【0037】
第4の態様に関連して、第1の可能な実施形態においては、UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、ケーブル補償位相を決定するように構成される、決定ユニットは、UEから受信したアップリンクサウンディング信号に従って、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答を決定し、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルが見通し線LOS経路に存在すると決定し、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、ケーブル補償位相を決定するように構成される、決定ユニットを含む。
【0038】
第4の態様の第1の可能な実施形態に関連して、第2の可能な実施形態においては、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、決定ユニットは、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、全帯域空間相関行列を決定し、全帯域空間相関行列に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、決定ユニットを含む。
【0039】
第4の態様の第2の可能な実施形態に関連して、第3の可能な実施形態においては、第1のグループの共偏波アンテナが第1のアンテナと第3のアンテナとを備え、第2のグループの共偏波アンテナが第2のアンテナと第4のアンテナとを備え、UEとベースバンドユニットとの間のチャネルが第1のチャネルと、第2のチャネルと、第3のチャネルと、第4のチャネルとを含み、第1のチャネルが第1のアンテナに対応し、第2のチャネルが第2のアンテナに対応し、第3のチャネルが第3のアンテナに対応し、第4のチャネルが第4のアンテナに対応し、
全帯域空間相関行列に従って、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、決定ユニットは、第1のチャネルと第3のチャネルとの間の相関がプリセット閾値より大きく、第2のチャネルと第4のチャネルとの間の相関が前記閾値より大きい場合、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、決定ユニットを含む。
【0040】
第4の態様の第3の可能な実施形態に関連して、第4の可能な実施形態においては、UEとベースバンドユニットとの間のチャネル応答に従って、ケーブル補償位相を決定するように構成される、決定ユニットは、
全帯域空間相関行列に従って、第1の位相が第1のチャネルと第3のチャネルとの間の位相差であり、第2の位相が第2のチャネルと第4のチャネルとの間の位相差である、第1の位相と第2の位相との間の差分値を決定し、ケーブル補償位相を取得するために第1の位相と第2の位相との間の差分値をフィルタリングするように構成される、決定ユニットを含む。
【0041】
第4の態様の第4の可能な実施形態に関連して、第5の可能な実施形態においては、ベースバンドユニットがp番目の時間中にUEからのアップリンクサウンディング信号を受信する際の、全帯域空間相関行列は、
【数31】
であり、
ここで、R(p)の要素r
ij(p)は、ベースバンドユニットがp番目の時間中にUEからのアップリンクサウンディング信号を受信する際の、UEとベースバンドユニットとの間のi番目のチャネルとj番目のチャネルとの間の相関を表し、pは正の整数であり、
第1のチャネルと第3のチャネルとの間の相関がプリセット閾値より大きく、第2のチャネルと第4のチャネルとの間の相関が前記閾値より大きい場合、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように構成される、決定ユニットは、
以下の不等式が双方とも真である場合、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、UEとデュアルカラム交差偏波アンテナとの間のチャネルがLOS経路に存在すると決定するように特に構成される、決定ユニットであって、
【数32】
および
【数33】
ここで、Threは閾値を表す、決定ユニットを含む。
【0042】
第4の態様の第5の可能な実施形態に関連して、第6の可能な実施形態においては、全帯域空間相関行列に従って、第1の位相と第2の位相との間の差分値を決定するように構成される決定ユニットは、
以下の数式に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、第1の位相と第2の位相との間の差分値Δ(p)を決定するように構成される、決定ユニットであって、
Δ(p)=phase(R
20(p))-phase(R
31(p))
ここで、phase(R
20(p))は第1の位相を表し、phase(R
31(p))は第2の位相を表す、決定ユニットを含み、
ケーブル補償位相を取得するために第1の位相と第2の位相との間の差分値をフィルタリングするように構成される、決定ユニットは、
決定ユニットであって、
pが1より大きい場合、以下の数式
【数34】
に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号がp番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相
【数35】
を取得し、
ここで、
【数36】
は、UEからのアップリンクサウンディング信号が(p-1)番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相を表し、αはフィルタリング係数を表し、
pが1の場合、以下の数式
【数37】
に従って、UEからのアップリンクサウンディング信号が1番目の時間中に受信される際の、ケーブル補償位相
【数38】
を取得するように構成される、決定ユニットを含む。
【0043】
第4の態様または第4の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のいずれかに関連して、第7の可能な実施形態においては、mが2であり、
m個の論理ポートに対応する信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、生成ユニットは、以下の数式に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成され、
【数39】
ここで、kはサブキャリアインデックスを表し、x
0(k)、x
1(k)、x
2(k)、およびx
3(k)はk番目のサブキャリアの4つのチャネルのベースバンド信号を表し、s
0(k)およびs
1(k)はk番目のサブキャリアの2つの論理ポートにそれぞれ対応する信号を表し、dは循環遅延のポイント数を表し、N
fftはシステム高速フーリエ変換FFTのポイント数を表し、kが正の整数であり、x
0(k)およびx
2(k)は第1のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応し、x
1(k)およびx
3(k)は第2のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応する、生成ユニットを含む。
【0044】
第4の態様または第4の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のいずれかに関連して、第8の可能な実施形態においては、mが4であり、
m個の論理ポートに対応する信号のm個のチャネルに従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、生成ユニットは、第1の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第1のチャネルを生成し、第3の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第2のチャネルを生成し、第2の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第3のチャネルを生成し、第4の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第4のチャネルを生成するように構成される、生成ユニットを含む。
【0045】
第4の態様の第8の可能な実施形態に関連して、第9の可能な実施形態においては、第1の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第1のチャネルを生成し、第3の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第2のチャネルを生成し、第2の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第3のチャネルを生成し、第4の論理ポートに対応する信号に従ってベースバンド信号の第4のチャネルを生成するように構成される、生成ユニットは、
以下の数式に従って、4つのチャネルのベースバンド信号を生成するように構成される、生成ユニットであって、
【数40】
ここで、kはサブキャリアインデックスを表し、x
0(k)、x
1(k)、x
2(k)、およびx
3(k)はk番目のサブキャリアの4つのチャネルのベースバンド信号を表し、s
0(k)、s
1(k)、s
2(k)、およびs
3(k)はk番目のサブキャリアの4つの論理ポートにそれぞれ対応する信号を表し、kが正の整数であり、x
0(k)およびx
2(k)は第1のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応し、x
1(k)およびx
3(k)は第2のグループの共偏波アンテナにそれぞれ対応する、生成ユニットを含む。
【0046】
本発明の実施形態においては、UEからのアップリンクサウンディング信号に従って、ケーブル補償位相が決定され、送信信号の様々なチャネルの位相を正確に制御するために、4つの送信チャネルの補償係数およびケーブル補償位相に従って、4つのチャネルのベースバンド信号が補正される。
【0047】
本発明の実施形態の技術的解決法をより明確に記載するために、本発明の実施形態を記載するのに必要となる添付の図面を、以下に簡潔に記載する。以下に記載の添付の図面はいくつかの本発明の実施形態を示しているに過ぎず、当業者がいかなる発明上の取り組みをせずにこれらの添付の図面から他の図面をさらに派生し得ることは、明白である。