特許第5982079号(P5982079)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5982079画像伝送の方法、装置、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5982079
(24)【登録日】2016年8月5日
(45)【発行日】2016年8月31日
(54)【発明の名称】画像伝送の方法、装置、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20160818BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20160818BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20160818BHJP
【FI】
   G06F13/00 550L
   H04M1/00 R
   G06F3/0484 150
【請求項の数】18
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2016-518836(P2016-518836)
(86)(22)【出願日】2014年10月23日
(65)【公表番号】特表2016-522952(P2016-522952A)
(43)【公表日】2016年8月4日
(86)【国際出願番号】CN2014089320
(87)【国際公開番号】WO2015172522
(87)【国際公開日】20151119
【審査請求日】2014年12月19日
(31)【優先権主張番号】201410203570.0
(32)【優先日】2014年5月14日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ワン ウエイ
(72)【発明者】
【氏名】スン ポン
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ チュアングオ
【審査官】 木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−125508(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/008330(WO,A1)
【文献】 特開2004−219791(JP,A)
【文献】 特表2014−506436(JP,A)
【文献】 特開2012−141570(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/085546(WO,A1)
【文献】 特開2014−013270(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/228112(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第102314679(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06F 3/0484
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータから送信されたIP接続請求を受信するステップと、
受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得するステップと、
スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得するステップと、
IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を前記コンピュータに送信するステップと
を含むことを特徴とする画像伝送の方法。
【請求項2】
前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得するステップは、
ローカルにプリセットされたスクリーンキャプチャの画像の方向情報を保存する保存場所から方向情報を読み込むステップ、または、
前記スクリーンキャプチャの画像の縦横の比率に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するステップ、または、
ローカルの方向センサで確定した方向情報に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するステップ
を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像伝送の方法。
【請求項3】
さらに、
前記スクリーンキャプチャの画像を圧縮し、圧縮されたスクリーンキャプチャの画像を取得するステップを含み、
前記IP層を通して、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するステップは、IP層を通して、前記圧縮されたスクリーンキャプチャの画像と前記方向情報をコンピュータに送信するステップを含むこと
を特徴とする請求項1に記載の画像伝送の方法。
【請求項4】
前記IP接続請求は、IP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルのRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するステップは、IP層のRTSPセッションを通して、前記IPアドレスとUDPポート番号を有するコンピュータに前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を送信するステップを含むこと
を特徴とする請求項1に記載の画像伝送の方法。
【請求項5】
ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信するステップと、
IP層を通して前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップと、
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するステップと
を含むことを特徴とする画像伝送の方法。
【請求項6】
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するステップは、前記方向情報により、前記スクリーンキャプチャの画像を表示するためのウィンドウの比率とサイズを制御し、前記ウィンドウを通して前記スクリーンキャプチャの画像を表示するステップを含むこと
を特徴とする請求項5に記載の画像伝送の方法。
【請求項7】
前記IP接続請求は、IP層に基づくRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記IP層を通して前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップは、IP層のRTSPセッションを通して、前記UDPポート番号で、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップを含むこと
を特徴とする請求項5に記載の画像伝送の方法。
【請求項8】
コンピュータから送信されたIP接続請求を受信するための受信モジュールと、
受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得するためのIPモジュールと、
スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得するための取得モジュールと、
IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するための送信モジュールと、を含むこと
を特徴とする画像伝送の装置。
【請求項9】
前記取得モジュールは、
ローカルにプリセットされたスクリーンキャプチャの画像の方向情報を保存する保存場所から方向情報を読み込むための読込手段、又は、
スクリーンキャプチャの画像の縦横の比率に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するための比例手段、又は、
ローカルの方向センサで確定した方向情報に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するためのセンサ手段
を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像伝送の装置。
【請求項10】
前記装置は、さらに、前記スクリーンキャプチャの画像を圧縮し、圧縮されたスクリーンキャプチャの画像を取得するための圧縮手段を含み、
前記送信モジュールは、IP層を通して、前記圧縮されたスクリーンキャプチャの画像と前記方向情報をコンピュータに送信すること
を特徴とする請求項8に記載の画像伝送の装置。
【請求項11】
前記IP接続請求は、IP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルのRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記送信モジュールは、IP層のRTSPセッションを通して、前記IPアドレスとUDPポート番号を有するコンピュータに前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を送信する
ことを特徴とする請求項8に記載の画像伝送の装置。
【請求項12】
ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信するための送信モジュールと、
IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するための受信モジュールと、
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するための表示モジュールと
を含むことを特徴とする画像伝送の装置。
【請求項13】
前記表示モジュールは、前記方向情報により、前記スクリーンキャプチャの画像を表示するためのウィンドウの比率とサイズを制御し、前記ウィンドウを通して前記スクリーンキャプチャの画像を表示すること
を特徴とする請求項12に記載の画像伝送の装置。
【請求項14】
前記IP接続請求は、IP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルのRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記受信モジュールは、IP層のRTSPセッションを通して、前記UDPポート番号で、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信すること
を特徴とする請求項12に記載の画像伝送の装置。
【請求項15】
プロセッサと、
プロセッサが実行可能の命令を保存するメモリーと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、
コンピュータから送信されたIP接続請求を受信し、
受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得し、
スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得し、
IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を前記コンピュータに送信する
ように構成されたことを特徴とする画像伝送の装置。
【請求項16】
プロセッサと、
プロセッサが実行可能の命令を保存するメモリーと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、
ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信し、
IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信し、
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示する
ように構成されたことを特徴とする画像伝送の装置。
【請求項17】
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項7のいずれかに記載の方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項18】
請求項17に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は出願番号が201410203570.0、出願日が2014年05月14日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。
本開示は、通信およびコンピュータ処理分野、特に画像伝送の方法装置、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術の発展に伴い、ますます多くの端末設備が人々に様々なサービスを提供する。例えば、エンターテインメントサービス、情報検索サービスやインタラクティブサービスなどがある。端末設備には携帯電話、コンピュータやテレビなどがある。関係技術は、携帯電話とコンピュータ、携帯電話とテレビ、コンピュータとテレビをそれぞれ接続した通信が実現できる。
【0003】
本開示の発明者は、関係技術には、携帯電話はディスプレイ自動回転機能があるので、携帯電話にある画像が横向きディスプレイと縦向きディスプレイのいずれにも表示されることができる。同じ画像に対して、横向きディスプレイと縦向きディスプレイの比率が異なるので、携帯電話にある画像をコンピュータに伝送するとき、コンピュータでの表示効果が好ましくない、という問題を早急に解決すべきだと発見した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関係技術に存在する問題を克服するために、本開示は画像伝送の方法と装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第一の局面に基づき、一の画像伝送の方法を提供する。この方法は、
コンピュータから送信されたIP接続請求を受信するステップと、
受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得するステップと、
スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得するステップと、
IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を前記コンピュータに送信するステップと
を含む。
【0006】
前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得するステップは、
ローカルにプリセットされたスクリーンキャプチャの画像の方向情報を保存する保存場所から方向情報を読み込むステップ、または、
前記スクリーンキャプチャの画像の縦横の比率に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するステップ、または、
ローカルの方向センサで確定した方向情報に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するステップ
を含む。
【0007】
前記方法は、さらに、前記スクリーンキャプチャの画像を圧縮し、圧縮されたスクリーンキャプチャの画像を取得するステップを含み、
前記IP層を通して、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するステップは、IP層を通して、前記圧縮されたスクリーンキャプチャの画像と前記方向情報をコンピュータに送信するステップを含む。
【0008】
前記IP接続請求は、IP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルのRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するステップは、IP層のRTSPセッションを通して、前記IPアドレスとUDPポート番号を有するコンピュータに前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を送信するステップを含む。
【0009】
本開示の実施例の第二の局面に基づき、画像伝送の方法を提供する。この方法は、
ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信するステップと、
IP層を通して前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップと、
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するステップとを含む。
【0010】
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するステップは、前記方向情報により、前記スクリーンキャプチャの画像を表示するためのウィンドウの比率とサイズを制御し、前記ウィンドウを通して前記スクリーンキャプチャの画像を表示するステップを含む。
【0011】
前記IP接続請求は、IP層に基づくRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記IP層を通して前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップは、IP層のRTSPセッションを通して、前記UDPポート番号で、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップを含む。
【0012】
本開示の実施例の第三の局面に基づき、画像伝送の装置を提供する。この装置は、
コンピュータから送信されたIP接続請求を受信するための受信モジュールと、
受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得するためのIPモジュールと、
スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得するための取得モジュールと、
IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するための送信モジュールと、を含む。
【0013】
前記取得モジュールは、
ローカルにプリセットされたスクリーンキャプチャの画像の方向情報を保存する保存場所から方向情報を読み込むための読込手段、又は、
スクリーンキャプチャの画像の縦横の比率に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するための比例手段、又は、
ローカルの方向センサで確定した方向情報に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するためのセンサ手段を含む。
【0014】
前記装置は、さらに、前記スクリーンキャプチャの画像を圧縮し、圧縮されたスクリーンキャプチャの画像を取得するための圧縮手段を含み、
前記送信モジュールは、IP層を通して、前記圧縮されたスクリーンキャプチャの画像と前記方向情報をコンピュータに送信する。
【0015】
前記IP接続請求は、IP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルのRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記送信モジュールは、IP層のRTSPセッションを通して、前記IPアドレスとUDPポート番号を有するコンピュータに前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を送信する。
【0016】
本開示の実施例の第四の局面に基づき、一の画像伝送の装置を提供する。この装置は、
ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信するための送信モジュールと、
IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するための受信モジュールと、
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するための表示モジュールとを含む。
【0017】
前記表示モジュールは、前記方向情報により、前記スクリーンキャプチャの画像を表示するためのウィンドウの比率とサイズを制御し、前記ウィンドウを通して前記スクリーンキャプチャの画像を表示する。
【0018】
前記IP接続請求は、IP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルのRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記受信モジュールは、IP層のRTSPセッションを通して、前記UDPポート番号で、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信する。
【0019】
本開示の実施例の第五の局面に基づき、画像伝送の装置を提供する。この装置は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能の命令を保存するメモリーと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、
コンピュータから送信されたIP接続請求を受信し、
受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得し、
スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得し、
IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を前記コンピュータに送信するように構成されている。
【0020】
本開示の実施例の第六の局面に基づき、画像伝送の装置を提供する。この装置は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能の命令を保存するメモリーと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、
ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信し、
IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信し、
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するように構成されている。
【0021】
本発明のその他の実施態様は、
プロセッサに実行されることにより、前記方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。
【0022】
本発明のその他の実施態様は、
前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0023】
本開示の実施例によって提供される技術的方案は、以下の好ましい効果を含むことができる。
本実施例は、IP層を通してスクリーンキャプチャの画像を伝送し、物理層のハードウェアに制限されなく、USBと無線通信のいずれにも適用できる。そして、コンピュータにはモバイル端末のIPアドレスを保存し、アドレスを探す過程がなくてもモバイル端末にIP接続請求を送信することができ、モバイル端末が一度IP接続請求を受信すると、コンピュータのIPアドレスを取得することができ、IP接続過程を簡潔化する。その他、本実施例は、スクリーンキャプチャの画像を伝送する他に、スクリーンキャプチャの画像の方向情報も伝送することで、受信側が方向情報によりスクリーンキャプチャの画像をより良く表示し、表示効果を高めることを図る。
【0024】
以上の概要描写と後文の詳細な描写は例示的、解釈的なものであり、本開示を制限することができないと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
明細書に添付される添付図面は、明細書の一部として、本発明に合う実施例を示し、明細書と共に本発明の原理を解釈することに用いられる。
【0026】
図1図1は一の例示的な実施例により示された、スクリーンキャプチャの画像を表示する模式図である。
図2図2は一の例示的な実施例により示された、スクリーンキャプチャの画像を表示する模式図である。
図3図3は一の例示的な実施例により示された、スクリーンキャプチャの画像を表示する模式図である。
図4図4は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の方法のフローチャートである。
図5図5は一の例示的な実施例により示された、モバイル端末方向の模式図である。
図6図6は一の例示的な実施例により示された、モバイル端末方向の模式図である。
図7図7は一の例示的な実施例により示された、接続過程の方法のフローチャートである。
図8図8は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の方法のフローチャートである。
図9図9は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置のブロック図である。
図10図10は一の例示的な実施例により示された、スクリーンキャプチャの画像を表示する模式図である。
図11図11は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置のブロック図である
図12図12は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置のブロック図である。
図13図13は一の例示的な実施例により示された、取得モジュールのブロック図である。
図14図14は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置のブロック図である。
図15図15は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置のブロック図である。
図16図16は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置のブロック図である。
図17図17は一の例示的な実施例により示された装置のブロック図である。
図18図18は一の例示的な実施例により示された装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
具体的な実施方式
ここで例示的な実施例に対して詳細的な説明を行い、その例が添付図面に表示される。以下の描写は添付図面に関するとき、他の表示があるのを除いて、異なった添付図面に同じ符号が同じ或いは相似の要素を代表する。以下の例示的な実施例に描写された実施方式が本発明に一致する全部の実施方式を代表するものではない。逆に、それらは添付特許請求の範囲に詳細的に描写された本発明の一部に対応する装置と方法の例でしかない。
【0028】
モバイル端末は自身の向きにより、横向きディスプレイ或いは縦向きディスプレイのように自動的にディスプレイの表示方式を調整することができる。例えば、移動端末の横向きディスプレイで表示するスクリーンキャプチャの画像が、図1に示したものであり、縦向きディスプレイで表示するスクリーンキャプチャの画像が、図2で示したものである。図1図2を通して、横向きディスプレイと縦向きディスプレイで表示するスクリーンキャプチャの画像の縦横の比率が異なることが分かる。しかし、大部分のコンピュータは、ディスプレイウィンドウの表示比率が16:9である。コンピュータは、図1図2で示したスクリーンキャプチャの画像を受信すると、それらを16:9のディスプレイウィンドウで表示するとき、横向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像の表示効果が図1とほぼ同じであるが、縦向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像の表示効果は、図3に示されたようになる。図3を通して、スクリーンキャプチャの画像が明らかに縮小され、解像度が比較的悪いことが分かる。はっきり表示させるように、拡大する必要がある。本開示実施例において、モバイル端末は、スクリーンキャプチャの画像を伝送する他に、スクリーンキャプチャの画像の方向情報も伝送し、伝送される情報量が多くなり、コンピュータ側のディスプレイに参照情報を提供することができる。コンピュータは、方向情報により適切にスクリーンキャプチャの画像を表示し、表示効果を高めることができる。
【0029】
図4は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の方法のフローチャートであり、図4が示したように、この方法がモバイル端末で実現でき、以下のステップを含む、
ステップ401において、コンピュータから送信されたIP接続請求を受信する。
ステップ402において、受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得する。
ステップ403において、スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得する。
ステップ404において、IP層(レイヤ)を通して、受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を前記コンピュータに送信する。
【0030】
本実施例において、モバイル端末は、スクリーンキャプチャの画像を取得し伝送する他に、スクリーンキャプチャの画像の方向情報も取得し伝送する。その目的として、方向情報を相手の側のコンピュータに提供することで、コンピュータが、方向情報によりスクリーンキャプチャの画像をより良く表示し、モバイル端末の横向きディスプレイ或いは縦向きディスプレイにおける画像の表示効果が好ましくないという問題を解決することにある。さらに、モバイル端末が一度IP接続請求を受信すると、コンピュータのIPアドレスを取得することができ、後続のスクリーンキャプチャの画像の伝送が実現でき、IP接続過程を簡潔化し、効率を高める。
【0031】
モバイル端末とコンピュータは、USB(Universal Serial Bus、ユニバーサル・シリアル・バス)或いは無線で接続でき、無線接続は、wifi(Wireless Fidelity、ワイヤレス・フィディリティー)接続、ブルートゥース(登録商標)接続とNFC(Near Field Communication、近距離無線通信)接続などを含む。関係技術では、モバイル端末とコンピュータは、前記接続を通して情報を送信し伝送する。前記の接続送信は、全て物理層でなされ、相互の互換性が比較的悪い。スクリーンキャプチャの画像の伝送が各接続方式に適用され得るために、本実施例では、IP層を用いて、IP層を通してスクリーンキャプチャの画像を伝送し、各物理接続方式に互換できる。
【0032】
本実施例では、モバイル端末は、携帯電話、タブレットPCなど自動回転機能を持つ電子設備であることができる。コンピュータは、ノートパソコン、デスクトップPCなど自動回転機能を持たない電子設備であることができる。
【0033】
ステップ403において、スクリーンキャプチャの画像を取得するための多種の実現方式があり、例えば、方式A1−方式A3である。
【0034】
方式A1:モバイル端末は、専用の状況符号で目下のディスプレイ方向をマークし、そして、その状況符号をプリセットの保存場所(メモリー)に保存する。本実施例において、この状況符号をスクリーンキャプチャの画像の方向情報とすることができる。したがって、ローカルにプリセットされたスクリーンキャプチャの画像の方向情報を保存する保存場所から方向情報を読み込むことができる。
【0035】
方式A2:図1に示したように、横向きディスプレイはスクリーンキャプチャの画像の横縦の比率(アスペクト比)が16:9であり、長さが幅より大きい。図2に示したように、縦向きディスプレイはスクリーンキャプチャの画像の横縦の比率が9:16であり、長さが幅より小さい。したがって、スクリーンキャプチャの画像の長さが幅より大きいことを通して、スクリーンキャプチャの画像が横向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像と確定することができる。そして、スクリーンキャプチャの画像の長さが幅より小さいことを通して、スクリーンキャプチャの画像が縦向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像と確定することができる。したがって、スクリーンキャプチャの画像の横縦の比率に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定することができる。
【0036】
方式A3:モバイル端末がローカルの方向センサを通して、自身の回転が発生することを感知し、そして、自動的にディスプレイを回転するので、モバイル端末がローカルの方向センサを通して目下の方向を確定でき、また、方向センサが提供する方向情報により目下のディスプレイが横向きディスプレイか或いは縦向きディスプレイかを確定できる。したがって、ローカルの方向センサが確定する方向情報に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定することができる。例えば、図5図6を参照する。モバイル端末の方向が(0,45)、(125,225)或いは(315,360)にあるとき、横向きディスプレイであり、スクリーンキャプチャの画像の方向情報が横向きディスプレイの方向情報である。モバイル端末の方向が(45,125)、或いは(225,315)にあるとき、縦向きディスプレイであり、スクリーンキャプチャの画像の方向情報が縦向きディスプレイの方向情報である。
【0037】
本実施例の方向情報には、横向きディスプレイの方向情報と縦向きディスプレイの方向情報が含まれ、多種の表現形式があることができる。例えば、「0」が横向きディスプレイの方向情報を示し、「1」が縦向きディスプレイの方向情報を示す。
【0038】
ステップ403において、スクリーンキャプチャの画像を取得する過程は応用場面によって実現方式が異なってもよい。例えば、方式B1と方式B2である。
【0039】
方式B1:スクリーンキャプチャと伝送の命令を受けると、スクリーンキャプチャの操作を行い、スクリーンキャプチャの画像を取得する。その後、取得したスクリーンキャプチャの画像を送信する。この方式はワンタイムのスクリーンキャプチャの画像の取得と伝送に適用できる。
【0040】
方式B2:ローカルの画面をスクリーンキャプチャし、スクリーンキャプチャの画像を取得する。取得したスクリーンキャプチャの画像をフレームバッファー(Framebuffer)に保存する。フレームバッファーからスクリーンキャプチャの画像を取得する。この方式はリアルタイムのデュアルスクリーンの同期(2画面を同期にすること)に適用できる。同期命令を受けた後、スクリーンキャプチャを連続的に行い、一枚のスクリーンキャプチャの画像を取得すると、このスクリーンキャプチャの画像をフレームバッファーに保存する。それから、フレームバッファーからスクリーンキャプチャの画像を読み込んで伝送し、そうすると、スクリーンキャプチャと送信が同期ではない問題を緩和することができる。それに、一枚のスクリーンキャプチャの画像を送信してから、このスクリーンキャプチャの画像をフレームバッファーから削除することで、引き続き新たなスクリーンキャプチャの画像を保存することができる。
【0041】
伝送効率を高めるために、前記スクリーンキャプチャの画像を圧縮し、圧縮されたスクリーンキャプチャの画像を取得する。IP層を通して、前記圧縮されたスクリーンキャプチャの画像と前記方向情報をコンピュータに送信する。
【0042】
ステップ401において、モバイル端末がIP接続請求を受信することで、IP接続を構築することとなり、IP接続を構築する過程を簡潔化する。後続のスクリーンキャプチャの画像を伝送するために、本実施例ではセッションプロトコル(Session Protocol)を用いて伝送を行う。したがって、前記IP接続請求はIP層に基づくRTSP(Real Time Streaming Protocol、リアルタイムストリーミングプロトコル)セッション接続請求であり、RTSPセッション接続請求はスクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含む。以下にRTSPセッション接続の過程について説明する。
【0043】
モバイル端末は、RTSPサービスが起動する状態にある。コンピュータから接続請求を送信することを例として、図7を参照する。コンピュータは予めモバイル端末のIPアドレスを取得し、たとえば、USB接続とwifiスキャニングなどの方式を通して、モバイル端末のIPアドレスを取得する。
【0044】
ステップ701において、コンピュータは、モバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にRTSPセッション接続請求を送信する。そのうち、RTSPセッション接続請求がコンピュータのIPアドレスとUDPポート番号を含み、UDPポート番号がスクリーンキャプチャの画像の伝送に用いられる。
【0045】
ステップ702において、モバイル端末が、コンピュータにRTSPセッション接続応答を送信する。RTSPセッション接続応答を通して、コンピュータと各パラメーターのネゴシエーション(parameter negotiation)を行い、これは応答過程とパラメーターのネゴシエーションの過程を合併することに相当し、接続過程をさらに簡潔化する。
【0046】
ステップ703において、モバイル端末は、コンピュータのIPアドレスとUDPポート番号を保存する。これは、後続のクリーンキャプチャの画像を伝送するためである。
【0047】
図7が示した接続過程の後に、ステップ404において、IP層のRTSPセッションを通して、前記IPアドレスとUDPポート番号を有するコンピュータに前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を送信する。
【0048】
モバイル端末がコンピュータとの接続を構築した後、オフラインが生じる可能性がある。オフラインになる情況は二つある。情況1:異常オフライン、その原因はモバイル端末の故障或いはコンピュータの故障にあるかもしれない。情況2:正常オフライン、例えば、モバイル端末がコンピュータにオフラインメッセージ或いは一時停止メッセージを送信し、コンピュータがオフラインメッセージ或いは一時停止メッセージを受信してから、オフラインの操作を行う。
【0049】
以上はモバイル端末の角度からスクリーンキャプチャの画像を伝送する過程を説明し、スクリーンキャプチャの画像を受信するのはコンピュータであった。以下はコンピュータの角度からスクリーンキャプチャの画像を伝送する過程を説明する。
【0050】
図8は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の方法のフローチャートであり、図8が示したように、この方法はコンピュータで実現でき、以下のステップが含まれる:
ステップ801において、ローカルに保存しているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信する。
ステップ802において、IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信する。
ステップ803において、前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示する。
【0051】
本実施例において、コンピュータがスクリーンキャプチャの画像を受信する他に、スクリーンキャプチャの画像の方向情報も受信し、受信した情報量が増える。それに、コンピュータが受信した方向情報に基づき、スクリーンキャプチャの画像をより良く表示し、表示効果を高めることができる。また、コンピュータがIP層を通してスクリーンキャプチャの画像と方向情報を受信するので、各物理接続に互換でき、物理接続の形に制限されない。
【0052】
ステップ803において、前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示することについては、多種の実現方式があり得る。例えば方式C1と方式C2である。
【0053】
方式C1:一般的に、コンピュータのディスプレイは16:9であり、したがって、ディスプレイウィンドウも16:9である。こういうディスプレイウィンドウが横向きディスプレイのスクリーンキャプチャされた画像を表示することに比較的合致する。それ故、方向情報によりスクリーンキャプチャの画像が横向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像であることを確定すると、そのままスクリーンキャプチャの画像を表示することができる。方向情報によりスクリーンキャプチャの画像が縦向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像であることを確定すると、ディスプレイウィンドウの長さ方向にスクリーンキャプチャの画像を拡大して表示する。
【0054】
方式C2:コンピュータが前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するウィンドウの比率とサイズを制御し、前記ウィンドウを通して前記スクリーンキャプチャの画像を表示する。方式C2において、ディスプレイウィンドウの比率とサイズは固定ではなく、スクリーンキャプチャの画像の情況によって調整される。例えば、方向情報によりスクリーンキャプチャの画像が横向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像であることを確定すると、ディスプレイウィンドウの比率が16:9であり、ディスプレイウィンドウのサイズがスクリーンキャプチャの画像の解像度によって調整される。方向情報によりスクリーンキャプチャの画像が縦向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像であることを確定すると、ディスプレイウィンドウの比率が9:16であり、ディスプレイウィンドウのサイズがスクリーンキャプチャの画像の解像度によって調整される。
【0055】
ステップ801において、コンピュータは、モバイル端末のIPアドレスを保存している。例えば、コンピュータには「携帯電話アシスタント」のアプリがインストールされ、このアプリを通してモバイル端末のIPアドレスを取得することで、アドレスを探す過程が不要となる。コンピュータは、直接、保存したIPアドレスを通してモバイル端末にIP接続請求を送信することができる。そして、スクリーンキャプチャの画像を便利に伝送するために、前記IP接続請求はIP層に基づくRTSPセッション接続請求であり、RTSPセッション接続請求はスクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含む。接続過程は前文の説明を参照でき、ここでは省略する。そして、ステップ802において、IP層を通してのRTSPセッションは、前記UDPポート番号で前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信する。
【0056】
以上の説明を通して、スクリーンキャプチャの画像を伝送する複数の段階については、多種の実現方式があり、以下において、幾つかの実施例を通して、実現過程を詳細的に説明する。
【0057】
図9は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の方法のフローチャートであり、図9に示したように、以下のステップが含まれる:
ステップ901において、モバイル端末がスクリーンキャプチャと伝送の命令を受けると、スクリーンキャプチャの操作を行い、スクリーンキャプチャの画像を取得する。
ステップ902において、モバイル端末が、ローカルにプリセットされたスクリーンキャプチャの画像の方向情報を保存する保存場所から方向情報を読み込む。
ステップ903において、モバイル端末が、IP層を通してスクリーンキャプチャの画像と方向情報をコンピュータに送信する。
ステップ904において、コンピュータは、IP層を通してモバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像と方向情報を受信する。方向情報によりスクリーンキャプチャの画像が横向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像であることを確定すると、ステップ905を行い、一方、方向情報によりスクリーンキャプチャの画像が縦向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像であることを確定すると、ステップ906を行う。
ステップ905において、コンピュータがそのままディスプレイウィンドウでスクリーンキャプチャの画像を表示する。
ステップ906において、コンピュータがディスプレイウィンドウの長さに基づき、スクリーンキャプチャの画像を拡大して表示する。
【0058】
例えば、モバイル端末が伝送したスクリーンキャプチャの画像を図2に示し、コンピュータが拡大して表示したスクリーンキャプチャの画像を図10に示す。拡大された後の画像が、比較的鮮明である。
【0059】
図11は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の方法のフローチャートであり、図11に示したように、以下のステップが含まれる:
ステップ1101において、モバイル端末が、ローカルの画面をスクリーンキャプチャし、スクリーンキャプチャの画像を取得する。
ステップ1102において、モバイル端末が、取得したスクリーンキャプチャの画像をフレームバッファーに保存する。
ステップ1103において、モバイル端末が、フレームバッファーからスクリーンキャプチャの画像を取得する。
ステップ1104において、モバイル端末が、前記スクリーンキャプチャの画像の縦横の比率に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定する。
ステップ1105において、コンピュータは、IP層を通してモバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像と方向情報を受信する。方向情報によりスクリーンキャプチャの画像が横向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像であることを確定すると、ステップ1106を行う、方向情報によりスクリーンキャプチャの画像が縦向きディスプレイのスクリーンキャプチャの画像であることを確定すると、ステップ1107を行う。
ステップ1106において、横向きディスプレイに合うディスプレイウィンドウを選び、ディスプレイウィンドウでスクリーンキャプチャの画像を表示する。例えば、16:9のディスプレイウィンドウを選び、ディスプレイウィンドウのサイズがスクリーンキャプチャの画像の解像度により調整される。
ステップ1107において、縦向きディスプレイに合うディスプレイウィンドウを選び、ディスプレイウィンドウでスクリーンキャプチャの画像を表示する。例えば、9:16のディスプレイウィンドウを選び、ディスプレイウィンドウのサイズがスクリーンキャプチャの画像の解像度により調整される。
【0060】
本実施例において、ディスプレイウィンドウの比率を調整することを通して、スクリーンキャプチャの画像に合致させるので、モバイル端末がスクリーンキャプチャした画像の表示効果はコンピュータでの表示効果とほぼ一致であり、表示効果が比較的に良く、図3に示した表示効果より優れている。
【0061】
以上の説明でスクリーンキャプチャの画像の伝送を実現する過程が分かり、この過程がモバイル端末とコンピュータによって実現され、以下は二つの設備の内部構造と機能に関し、それぞれ説明する。
【0062】
図12は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置の模式図である。図12を参照し、この装置は、受信モジュール1201、IPモジュール1202、取得モジュール1203及び送信モジュール1204を含む。例えば、前記装置は、モバイル端末である。
【0063】
受信モジュール1201は、コンピュータから送信されたIP接続請求を受信する、
IPモジュール1202は、受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得する、
取得モジュール1203は、スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得する。
送信モジュール1204は、IP層を通して前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報をコンピュータに送信する。
【0064】
好ましくは、図13を参照し、前記取得モジュール1203は、読込手段12031、比例手段12032或いはセンサ手段12033を含む。
【0065】
読込手段12031は、ローカルにプリセットされたスクリーンキャプチャの画像の方向情報を保存する保存場所から方向情報を読み込む。
【0066】
比例手段12032は、スクリーンキャプチャの画像の縦横の比率に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定する。
【0067】
センサ手段12033は、ローカルの方向センサで確定した方向情報に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定する。
【0068】
好ましくは、図14を参照し、前記装置は、さらに、前記スクリーンキャプチャの画像を圧縮し、圧縮されたスクリーンキャプチャの画像を取得するための圧縮モジュール1205を含む。前記送信モジュール1204は、IP層を通して、前記圧縮されたスクリーンキャプチャの画像と前記方向情報をコンピュータに送信する。
【0069】
好ましくは、前記IP接続請求は、IP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルRTSPセッション接続請求であり、RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含む。前記送信モジュール1204は、IP層のRTSPセッションを通して、前記IPアドレスとUDPポート番号を有するコンピュータに前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を送信する。
【0070】
好ましくは、図15を参照し、前記装置は、さらに、スクリーンキャプチャモジュール1206と書込モジュール1207を含む。スクリーンキャプチャモジュール1206は、ローカルの画面に対してスクリーンキャプチャの操作を行い、スクリーンキャプチャの画像を取得する。書込モジュール1207は、取得したスクリーンキャプチャの画像をフレームバッファーに保存する。前記取得モジュール1203は、フレームバッファーからスクリーンキャプチャの画像を取得する。
【0071】
図16は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置の模式図である。図16を参照し、この装置は、送信モジュール1601、受信モジュール1602と表示モジュール1603を含む。例えば、前記装置は、コンピュータである。
【0072】
送信モジュール1601は、ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信する。
受信モジュール1602は、IP層を通して前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信する。
表示モジュール1603は、前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示する。
【0073】
好ましくは、前記表示モジュール1603は、前記方向情報により、前記スクリーンキャプチャの画像を表示するためのウィンドウの比率とサイズを制御し、前記ウィンドウを通して前記スクリーンキャプチャの画像を表示する。
【0074】
好ましくは、前記IP接続請求はIP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルRTSPセッション接続請求であり、RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含む。
【0075】
前記送信モジュールは、IP層のRTSPセッションを通して、前記IPアドレスとUDPポート番号を有するコンピュータに前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を送信する。
【0076】
以上の実施例の装置について、各モジュールが操作を実行する具体的な方式については、すでに当該方法に関する実施例において詳細な描写をしたので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0077】
図17は一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置1700のブロック図である。例えば、装置1700は、モバイルフォン、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信設備、ゲーム制御プラットフォーム、タブレット設備、医療設備、フィットネス設備や個人デジタルアシスタントなどであり得る。
【0078】
図17を参照し、装置1700は、以下の一つ或いは幾つかのアセンブリ:プロセスアセンブリ1702、メモリー1704、電源アセンブリ1706、マルチメディアアセンブリ1708、音声アセンブリ1710、入力/出力(I/O)のインターフェース1712、センサアセンブリ1714および通信アセンブリ1716を含むことができる。
【0079】
プロセスアセンブリ1702は、一般的に、装置1700の全体的な操作を制御し、その操作は、例えば、ディスプレイ、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作と記録操作に関する操作である。プロセスアセンブリ1702は、一つ或いは幾つかのプロセッサ1720を含むことができ、命令を実行し、上述方法の全部或いは一部のステップを完成する。その他、プロセスアセンブリ1702は、一つ或いは幾つかのモジュールを含むことができ、プロセスアセンブリ1702が他のアセンブリとのアクセスを行う。例えば、プロセスアセンブリ1702は、マルチメディアモジュールを含むことができ、マルチメディアモジュール1708とプロセスアセンブリ1702とのアクセスを行う。
【0080】
メモリー1704は、各種のデータを保存し、設備1700の操作を支持するために構成される。これらのデータの例は、装置1700に用いられるすべてのアプリプログラム或いは方法の命令、連絡先データ、連絡帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリー1704は、あらゆる揮発性或いは不揮発性メモリ設備或いはそれらの組み合わせによって実現でき、例えばSRAM、EEPROM、EPROM、PROM、ROM、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク或いは光レーザによって実現できる。
【0081】
電源アセンブリ1706は、装置1700の各アセンブリに電力を提供する。電源アセンブリ1706は、電源管理システム、一つ或は幾つかの電源、および他の装置1700に電力を発生、管理、分配する関連アセンブリを含むことができる。
【0082】
マルチメディアアセンブリ1708は、前記装置1700とユーザーとの間に出力インターフェースを提供するディスプレイを含む。一部の実施例において、ディスプレイは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。ディスプレイがタッチパネルを含むと、ディスプレイがタッチディスプレイとして実現でき、ユーザーの入力シグナルを受信する。タッチパネルは、一つ或いは幾つかのタッチセンサを含み、タッチ、スリップ(ドラッグ)といったタッチパネルでの手振りを感知することができる。前記タッチセンサは、タッチ、スリップ操作のエッジを感知するだけではなく、前記タッチ或いはスリップ操作に関する持続時間と圧力をチェックすることもできる。一部の実施例において、マルチメディアアセンブリ1708は、一つの内側カメラと外側カメラを含む。設備1700は、操作モデル、例えば撮影モデル或いはビデオモデルにあるとき、内側カメラ及び/或いは外側カメラは、外部からのマルチメディアデータを受信することができる。どの内側カメラも外側カメラも、固定的な光学レンズ或いは焦点と光学ズーム機能を持つことができる。
【0083】
音声アセンブリ1710は、入力及び/或いは出力の音声シグナルによって構成される。例えば、音声アセンブリ1710が一つのマイク(MIC)を含み、装置1700が操作モデル、例えばダイヤルモデル、記録モデルと音声識別モデルにあるとき、マイクが外部からの音声シグナルを受信するように構成される。受信した音声シグナルはさらにメモリー1704に保存され、或いは通信アセンブリ1716を通して送信され得る。一部の実施例において、音声アセンブリ1710は、また、一つのスピーカーを含み、音声シグナルを出力する。
【0084】
I/Oインターフェース1712は、プロセスアセンブリと周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、前記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであり得る。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、起動ボタンとロックボタンであり得るが、それらに限定されない。
【0085】
センサアセンブリ1714は、一つ或いは幾つかのセンサを含み、装置1700に各方面の状態評価を提供する。例えば、センサアセンブリ1714は、装置1700のオン/オフ状態、アセンブリの相対位置をチェックすることができる。例えば前記アセンブリが装置1700のディスプレイと小キーボードであると、センサアセンブリ1714は、また、装置1700或いは装置1700の一のアセンブリの位置変化、ユーザーと装置1700との間に接触があるかどうか、装置1700の位置或いは加速/減速、及び、装置1700の温度変化をチェックすることもできる。センサアセンブリ1714は、近距離センサを含むことができ、何の物理接触がないとき周辺の物体の存在をチェックするために構成される。センサアセンブリ1714はまた、オプトセンサを含むことができ、例えばCMOS或はCCD画像センサであり、イメージングアプリに用いられる。一部の実施例において、当該センサアセンブリ1714は、加速度センサ、ジャイロスコプックセンサ、磁気センサ、圧力センサ或は温度センサを含むこともできる。
【0086】
通信アセンブリ1716は、装置1700と他の設備との有線或いは無線方式の通信のために配置される。装置1700は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えばwifi、2G或は3G、或いはそれらの組み合わせに接続することができる。一の例示的な実施例において、通信アセンブリ1716は、放送チャンネルを通して外部の放送管理システムからの放送シグナル或いは放送に関する情報を受信する。一の例示的な実施例において、前記通信アセンブリ1716は、近距離無線通信(NFC)モジュールも含み、近距離通信を促進することを図る。例えば、NFCモジュールは、RFID技術、IrDA技術、UWB技術、BT技術と他の技術によって実現できる。
【0087】
例示的な実施例において、装置1700は、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はその他の電子デバイスにより実現することができ、上述した方法を実行するために使用される。
【0088】
例示的な実施例において、一の命令を含む非テンポラリコンピュータ読み出し可能なメモリ、例えば命令を含むメモリー1704も提供され、上述命令が装置1700のプロセッサ1720で実行されて上述方法を実現する。例えば、前記非テンポラリコンピュータ読み出し可能なメモリーは、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0089】
画像伝送の装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を保存するメモリーと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、
コンピュータから送信されたIP接続請求を受信し、
受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得し、
スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得し、
IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を前記コンピュータに送信する
ように構成されている。
【0090】
前記プロセッサは、さらに、
ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信し、
IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信し、
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示する
ように構成されている。
【0091】
前記方法はさらに、
前記スクリーンキャプチャの画像を圧縮し、圧縮されたスクリーンキャプチャの画像を取得するステップを含み、
前記IP層を通して、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するステップは、IP層を通して、前記圧縮されたスクリーンキャプチャの画像と前記方向情報をコンピュータに送信するステップを含む。
【0092】
前記プロセッサは、さらに、以下のように構成され、
前記IP接続請求は、IP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルのRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するステップは、IP層のRTSPセッションを通して、前記IPアドレスとUDPポート番号を有するコンピュータに前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を送信するステップを含む。
【0093】
不揮発のコンピュータ読み出し可能な記録媒体であって、モバイル端末のプロセッサで前記記録媒体に記録されている命令を実行するとき、モバイル端末に画像伝送の方法を実行させる。前記方法は、
コンピュータから送信されたIP接続請求を受信するステップと、
受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得するステップと、
スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得するステップと、
IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を前記コンピュータに送信するステップと
を含む。
【0094】
前記記録媒体に記録されている命令は、さらに以下のことを含む。
前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得するステップは、
ローカルにプリセットされたスクリーンキャプチャの画像の方向情報を保存する保存場所から方向情報を読み込むステップ、または、
前記スクリーンキャプチャの画像の縦横の比率に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するステップ、または、
ローカルの方向センサで確定した方向情報に基づき、スクリーンキャプチャの画像の方向情報を確定するステップ
を含む。
【0095】
前記記録媒体に記録されている命令は、さらに以下のことを含む。
前記方法は、さらに、
前記スクリーンキャプチャの画像を圧縮し、圧縮されたスクリーンキャプチャの画像を取得するステップを含み、
前記IP層を通して、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するステップは、IP層を通して、前記圧縮されたスクリーンキャプチャの画像と前記方向情報をコンピュータに送信するステップを含む。
【0096】
前記IP接続請求は、IP層に基づくリアルタイムストリーミングプロトコルのRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記スクリーンキャプチャの画像の方向情報を前記コンピュータに送信するステップは、IP層のRTSPセッションを通して、前記IPアドレスとUDPポート番号を有するコンピュータに前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を送信するステップを含む。
【0097】
図18は、一の例示的な実施例により示された、画像伝送の装置1800のブロック図である。例えば、装置1800は、一つのコンピュータとして提供できる。図18を参照し、装置1800は、プロセスアセンブリ1822を含み、さらに一つ或いは幾つかのプロセッサ、およびメモリー1832等に代表される記憶装置資源を含み、プロセスアセンブリ1822で実行可能な命令、例えばアプリプログラムを保存する。メモリー1832に保存されたアプリプログラムは、一つ或いは一つ以上の1対1組命令のモジュールを含むことができる。その他、プロセスアセンブリ1822は、実行命令によって構成され、上述方法を実行し画像を伝送する。
【0098】
装置1800はまた、装置1800の電源管理を実行するように構成される一つの電源アセンブリ1826、装置1800をインターネットに接続するように構成される一つの有線或いは無線のネットワークインタフェース1850、及び、一つの入力/出力(I/O)インターフェース1858を含む。装置1800は、メモリー1832に保存された操作システム、例えばWindows Sever TM、Mac OS XTM、UnixTMLinuxTM、FreeBSDTM或いは相似システムを操作することができる。
【0099】
画像伝送の装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を保存するメモリーと、を含み、
そのうち、前記プロセッサは、
コンピュータから送信されたIP接続請求を受信し、
受信した前記IP接続請求に基づき、前記コンピュータのIPアドレスを取得し、
スクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を取得し、
IP層を通して受信した前記IPアドレスに基づき、前記スクリーンキャプチャの画像と前記方向情報を前記コンピュータに送信する
ように構成されている。
【0100】
前記プロセッサは、さらに、
ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信し、
IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信し、
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示する
ように構成されている。
【0101】
前記プロセッサは、さらに、
前記IP接続請求は、IP層に基づくRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップは、IP層のRTSPセッションを通して、前記UDPポート番号で、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップを含むように構成される。
【0102】
不揮発のコンピュータ読み出し可能な記録媒体であって、モバイル端末のプロセッサで前記記録媒体に記録されている命令を実行するとき、モバイル端末に画像伝送の方法を実行させる。前記方法は、
ローカルに保存されているモバイル端末のIPアドレスに基づき、モバイル端末にIP接続請求を送信するステップと、
IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップと、
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するステップとを含む。
【0103】
前記記録媒体に記録されている命令は、さらに以下のことを含む。
前記方向情報により前記スクリーンキャプチャの画像を表示するステップは、前記方向情報により、前記スクリーンキャプチャの画像を表示するためのウィンドウの比率とサイズを制御し、前記ウィンドウを通して前記スクリーンキャプチャの画像を表示するステップを含む。
【0104】
前記IP接続請求は、IP層に基づくRTSPセッション接続請求であり、
RTSPセッション接続請求は、スクリーンキャプチャの画像を伝送するためのUDPポート番号を含み、
前記IP層を通して、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップは、IP層のRTSPセッションを通して、前記UDPポート番号で、前記モバイル端末から送信されたスクリーンキャプチャの画像とスクリーンキャプチャの画像の方向情報を受信するステップを含む。
【0105】
当業者は明細書を考慮に入れてここに開示された発明を実践した後、本発明のその他の実施態様を容易に想到できる。本願は、本発明に開示されていない本技術分野の公知常識あるいは慣用の技術手段を含む、本発明の一般的な原則内の、本発明のいかなる変形、用途または適応的な変化をカバーする。明細書と実施例はただ例示的なものに過ぎず、本発明の真の範囲と精神は、次の請求の範囲により示される。
【0106】
本発明は、上記記述した、且つ図面に示される正確な構造に限られていなく、しかもその範囲を逸脱しない限り、各種の修正と変化を取ることができる。本発明の範囲は、添付される請求の範囲により制限される。
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