(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
フィーダ部材を含む格納領域をさらに備え、該フィーダ部材の少なくとも一部は、接触表面を提供して、前記ワークピースを該格納領域から前記ステージング領域まで横断させるよう誘導するように構成される、請求項1に記載の装置。
第2の面と平行に配向されるフィーダ部材であって、該フィーダ部材は、前記ステージング領域に隣接して、いくつかのワークピースを格納するように構成される、フィーダ部材と、
選択信号を受信するように構成されるセレクタデバイスであって、該セレクタデバイスは、選択信号に応答して、該いくつかのワークピースから前記ワークピースを選択するように、かつ該ワークピースを前記ステージング領域に導入するようにさらに構成される、セレクタデバイスと
をさらに備える、請求項1に記載の装置。
前記係合部材は、前記ワークピースの第1の表面に接触するときに回転可能であり、該ワークピースの第2の表面に接触するときに静止している、請求項23に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1A】
図1Aは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載の実施例を図示する線図である。
【
図1B】
図1Bは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載の別の実施例を図示する線図である。
【
図1C】
図1Cは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載および自動化搬出の実施例を図示する線図である。
【
図1D】
図1Dは、少なくともいくつかの実施形態による、緩衝化領域からのワークピースの自動化搭載の実施例を図示する線図である。
【
図2】
図2は、具体的実施形態による、ワークピースを自動的に搭載し、搬出するフローの実施例を図示する線図である。
【
図3A】
図3A〜3Dは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造の種々の実施例を図示する。
【
図3B】
図3A〜3Dは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造の種々の実施例を図示する。
【
図3C】
図3A〜3Dは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造の種々の実施例を図示する。
【
図3D】
図3A〜3Dは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造の種々の実施例を図示する。
【
図3E】
図3E〜3Gは、いくつかの実施形態による、格納領域間のワークピースの移行およびワークピースを搭載するための配向を促進するように構成される、ステージング領域および構造の種々の実施例を図示する。
【
図3F】
図3E〜3Gは、いくつかの実施形態による、格納領域間のワークピースの移行およびワークピースを搭載するための配向を促進するように構成される、ステージング領域および構造の種々の実施例を図示する。
【
図3G】
図3E〜3Gは、いくつかの実施形態による、格納領域間のワークピースの移行およびワークピースを搭載するための配向を促進するように構成される、ステージング領域および構造の種々の実施例を図示する。
【
図4A】
図4A〜4Dは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造の他の実施例を図示する。
【
図4B】
図4A〜4Dは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造の他の実施例を図示する。
【
図4C】
図4A〜4Dは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造の他の実施例を図示する。
【
図4D】
図4A〜4Dは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造の他の実施例を図示する。
【
図5A】
図5A〜5Eは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造のさらに他の実施例を図示する。
【
図5B】
図5A〜5Eは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造のさらに他の実施例を図示する。
【
図5C】
図5A〜5Eは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造のさらに他の実施例を図示する。
【
図5D】
図5A〜5Eは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造のさらに他の実施例を図示する。
【
図5E】
図5A〜5Eは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造のさらに他の実施例を図示する。
【
図6A】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6B】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6C】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6D】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6E】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6F】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6G】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6H】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6I】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6J】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図6K】
図6A〜6Kは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタの実施例を図示する線図である。
【
図7A】
図7A〜7Gは、種々の実施形態による、経路清掃機および/またはデュアルモードエフェクタの種々の実施例を図示する線図である。
【
図7B】
図7A〜7Gは、種々の実施形態による、経路清掃機および/またはデュアルモードエフェクタの種々の実施例を図示する線図である。
【
図7C】
図7A〜7Gは、種々の実施形態による、経路清掃機および/またはデュアルモードエフェクタの種々の実施例を図示する線図である。
【
図7D】
図7A〜7Gは、種々の実施形態による、経路清掃機および/またはデュアルモードエフェクタの種々の実施例を図示する線図である。
【
図7E】
図7A〜7Gは、種々の実施形態による、経路清掃機および/またはデュアルモードエフェクタの種々の実施例を図示する線図である。
【
図7F】
図7A〜7Gは、種々の実施形態による、経路清掃機および/またはデュアルモードエフェクタの種々の実施例を図示する線図である。
【
図7G】
図7A〜7Gは、種々の実施形態による、経路清掃機および/またはデュアルモードエフェクタの種々の実施例を図示する線図である。
【
図8】
図8は、いくつかの実施形態による、ステージング領域にワークピースを導入するための種々の技法および構造を図示する線図である。
【
図9A】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図9B】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図9C】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図9D】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図9E】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図9F】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図9G】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図9H】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図9I】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図9J】
図9A〜9Jは、種々の実施形態による、格納領域からのワークピースの自動化搭載の種々の実施例を図示する線図である。
【
図10】
図10は、種々の実施形態にる、ワークピースを自動的に搭載し、搬出するフローの実施例を図示する線図である。
【
図11A】
図11A〜11Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの種々の実施例を図示する線図である。
【
図11B】
図11A〜11Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの種々の実施例を図示する線図である。
【
図11C】
図11A〜11Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの種々の実施例を図示する線図である。
【
図11D】
図11A〜11Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの種々の実施例を図示する線図である。
【
図12A】
図12A〜12Cは、種々の実施形態による、ユニットに組み込まれたローダおよびアンローダの実施例を図示する線図である。
【
図12B】
図12A〜12Cは、種々の実施形態による、ユニットに組み込まれたローダおよびアンローダの実施例を図示する線図である。
【
図12C】
図12A〜12Cは、種々の実施形態による、ユニットに組み込まれたローダおよびアンローダの実施例を図示する線図である。
【
図13A】
図13A〜13Bは、種々の実施形態による、ローダおよびアンローダの組み合わせを含むユニットの実施例を図示する線図である。
【
図13B】
図13A〜13Bは、種々の実施形態による、ローダおよびアンローダの組み合わせを含むユニットの実施例を図示する線図である。
【
図14A】
図14A〜14Cは、種々の実施形態による、封入ローダおよびアンローダユニットの実施例を図示する線図である。
【
図14B】
図14A〜14Cは、種々の実施形態による、封入ローダおよびアンローダユニットの実施例を図示する線図である。
【
図14C】
図14A〜14Cは、種々の実施形態による、封入ローダおよびアンローダユニットの実施例を図示する線図である。
【
図15】
図15A〜15Fは、種々の実施形態による、コントローラからの制御信号に応答したユニットの動作の種々の状態を図示する線図である。
【
図16A】
図16A〜16Bは、種々の実施形態による、フライス盤と一体化したローダおよびアンローダユニットの実施例を図示する線図である。
【
図16B】
図16A〜16Bは、種々の実施形態による、フライス盤と一体化したローダおよびアンローダユニットの実施例を図示する線図である。
【
図17】
図17A〜17Cは、種々の実施形態による、水平フライス盤の搭載の実施例を図示する線図である。
【
図18A】
図18A〜18Bは、少なくとも1つの実施形態による、とりわけ、ワークピースを自動的に搭載する、または取り除くために好適である例示的なコンピュータシステムおよび/またはコントローラを図示する。
【
図18B】
図18A〜18Bは、少なくとも1つの実施形態による、とりわけ、ワークピースを自動的に搭載する、または取り除くために好適である例示的なコンピュータシステムおよび/またはコントローラを図示する。
【
図18C】
図18Cは、少なくとも1つの実施形態による、とりわけ、コントローラがワークピースを自動的に搭載する、または取り除くことができる、例示的なフローを図示する。
【
図19】
図19Aは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載の実施例を図示する線図である。
図19Bは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載の別の実施例を図示する線図である。
【
図20】
図20A〜20Cは、種々の実施形態による、ローダとともに使用するためのフライス加工表面を図示する。
【
図21】
図21A〜21Bは、種々の実施形態による、ワークピースを搭載するように
図20Aおよび20Bのフライス加工表面と相互作用する、ローダを図示する。
【
図22】
図22A〜22Bは、種々の実施形態による、ワークピースの搬出の準備を図示する。
【
図23】
図23A〜23Cは、種々の実施形態による、取り外されたワークピースの移送の実施例を図示する。
【
図24】
図24A〜24Bは、種々の実施形態による、搭載動作のためにローダに挿入されているフライス加工したワークピースを図示する。
【
図25A】
図25A〜25Dは、種々の実施形態による、1つの構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
【
図25B】
図25A〜25Dは、種々の実施形態による、1つの構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
【
図25C】
図25A〜25Dは、種々の実施形態による、1つの構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
【
図25D】
図25A〜25Dは、種々の実施形態による、1つの構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
【
図26A】
図26A〜26Dは、種々の実施形態による、別の構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
【
図26B】
図26A〜26Dは、種々の実施形態による、別の構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
【
図26C】
図26A〜26Dは、種々の実施形態による、別の構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
【
図26D】
図26A〜26Dは、種々の実施形態による、別の構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
【
図27A】
図27A〜27Gは、種々の実施形態による、選択・解放アセンブリの種々の実装を図示する線図である。
【
図27B】
図27A〜27Gは、種々の実施形態による、選択・解放アセンブリの種々の実装を図示する線図である。
【
図27C】
図27A〜27Gは、種々の実施形態による、選択・解放アセンブリの種々の実装を図示する線図である。
【
図27D】
図27A〜27Gは、種々の実施形態による、選択・解放アセンブリの種々の実装を図示する線図である。
【
図27E】
図27A〜27Gは、種々の実施形態による、選択・解放アセンブリの種々の実装を図示する線図である。
【
図27F】
図27A〜27Gは、種々の実施形態による、選択・解放アセンブリの種々の実装を図示する線図である。
【
図27G】
図27A〜27Gは、種々の実施形態による、選択・解放アセンブリの種々の実装を図示する線図である。
【
図28A】
図28A〜28Dは、いくつかの実施形態による、選択・解放アセンブリの実施例の種々の図を図示する線図である。
【
図28B】
図28A〜28Dは、いくつかの実施形態による、選択・解放アセンブリの実施例の種々の図を図示する線図である。
【
図28C】
図28A〜28Dは、いくつかの実施形態による、選択・解放アセンブリの実施例の種々の図を図示する線図である。
【
図28D】
図28A〜28Dは、いくつかの実施形態による、選択・解放アセンブリの実施例の種々の図を図示する線図である。
【
図29】
図29A〜29Cは、いくつかの実施形態による、ステージング領域中の実装の閉塞器部材を図示する。
【
図30A】
図30A〜30Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの別の実施例を図示する線図である。
【
図30B】
図30A〜30Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの別の実施例を図示する線図である。
【
図30C】
図30A〜30Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの別の実施例を図示する線図である。
【
図30D】
図30A〜30Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの別の実施例を図示する線図である。
【
図31A】
図31A〜31Cは、種々の実施形態による、ユニットに組み込まれたローダおよびアンローダの実施例を図示する線図である。
【
図31B】
図31A〜31Cは、種々の実施形態による、ユニットに組み込まれたローダおよびアンローダの実施例を図示する線図である。
【
図31C】
図31A〜31Cは、種々の実施形態による、ユニットに組み込まれたローダおよびアンローダの実施例を図示する線図である。
【
図32】
図32は、いくつかの実施形態による、3つよりも多くの軸を有するフライス盤の搭載経路および排出経路を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
類似の参照数字は、図面のうちのいくつかの図の全体を通して対応する部品を指す。参照数字のほとんどは、参照数字を最初に導入する図を概して識別する、1つまたは2つの左端の数字を含むことに留意されたい。
【0009】
1つ以上の実施例の詳細な説明は、添付図面とともに以下で提供される。詳細な説明は、そのような実施例と関連して提供されるが、任意の特定の実施例に限定されない。範囲は、請求項のみによって限定されず、多数の代替案、修正、および同等物が包含される。徹底的な理解を提供するために、多数の具体的詳細が以下の説明に記載される。これらの詳細は、実施例として提供され、説明された技法は、添付の詳細のうちのいくつかまたは全てを伴わずに、請求項に従って実践されてもよい。明確にするために、実施例に関係する技術分野で知られている技術的材料は、説明を不必要に曖昧にすることを回避するために詳細に説明されていない。
【0010】
図1Aは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載の実施例を図示する線
図100である。一実施例では、ローダは、フライス加工領域110に輸送するために、格納領域114中に格納された一群のワークピース104bから1つのワークピース104aを選択するように構成される。フライス工具101は、フライス加工領域110中のフライス加工部位102におけるワークピースに機械加工動作を行うように構成される。いくつかの実施例によれば、フライス加工部位102は、ワークピースを機械加工するために工具101によってアクセス可能である1つ以上の点と関連付けられることができる。フライス加工領域110は、フライス工具101に対して移動するように構成可能である任意の表面またはプラットフォームとなり得るフライステーブルによってアクセス可能なフライス盤内の位置と関連付けられることができる。ローダは、一実施形態によれば、フライス加工領域110中の目的地への搭載に備えて、選択されたワークピースを輸送することができる、ステージング領域112を含むことができる。ステージング領域112は、フライス加工領域110の中へ移送するためにローダおよび/またはワークピース104aを準備するための中間場所としての機能を果たすことができる。一実施形態によれば、ローダは、ステージング領域112においてワークピース104aに係合し、搭載力(「Fl」)107を印加して、例えば、経路118上で、ワークピース104aをフライス加工領域110の中へ押し進めるように構成される。さらに、その進行中に経路118に沿ってワークピース104aを誘導するように、1つ以上の誘導力105をワークピース104aに印加することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上のガイド部材(図示せず)によって1つ以上の誘導力105を印加することができる。1つ以上の誘導力105を提供するガイド部材は、フライス加工領域110またはステージング領域112のいずれか一方、あるいは両方と関連付けることができ、またはその中に位置することができる。少なくとも1つの実施形態では、経路118は、共通面(例えば、X−Y面)内に存在する。経路118が重力の方向と垂直な(または実質的に垂直な)面内に位置する場合において、重力は、印加された力(「Fa」)103の印加を提供することができる。これらの場合において、工具101は、概して、垂直フライス盤と関連付けられる。対照的に、経路118が重力の方向と平行な(または実質的に平行な)面内に配置されるときに、印加された力(「Fa」)103の印加を提供するように、保持部材(図示せず)を構成することができる。印加された力103は、いくつかの実施例によれば、1つ以上の誘導力(「Fg」)105の印加を維持するように、ワークピース104aがガイド部材に接触することを可能にする。これらの場合において、工具101は、概して、水平フライス盤と関連付けられる。ステージング領域112は、中間場所としての機能を果たすことができる一方で、ステージング領域は、フライス加工領域110または格納領域114の構造および/または機能とともに配置し、またはそれらと別様に関連付けられることができる。したがって、フライス加工領域110およびステージング領域112は、いくつかの実施形態によれば、同じまたは異なる構造と関連付けられることができる。または、ステージング領域112および格納領域114は、同じまたは異なる構造と関連付けられることができる。
図1Aは、ステージング領域112からフライス加工領域110へのワークピース104aの直線的移行を図示するが、種々の実施形態は面内の直線的変位に限定されないことに留意されたい。そのようなものとして、その上でワークピース104aが横断する経路118は、2または3次元に横断する、あるいは運動を含む(例えば、ワークピース104aが、Z軸での変位を含む経路上を横断することができる)、任意の経路または任意の数の経路セグメント、あるいは同等物となり得る。
【0011】
図1Bは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載の別の実施例を図示する線
図120である。示されるように、ローダは、経路119を介してワークピース104aをフライス加工領域110に移送するように構成される。フライス加工領域110中のワークピース104cは、フライス加工動作中に、工具101がワークピース104cに接触する、静止位置で締め付けられる。示される実施例では、締め付け部材122は、ワークピース104cを締め付けるために使用することができる。いくつかの実施形態では、締め付け部材122は、ガイド部材として構成することができ、または目的地であれば、ワークピースを締め付け部材122の中へ誘導するようガイド部材を含むように、あるいは他の締め付け部材(図示せず)を通してワークピースを誘導し、フライス加工領域110中で複数のワークピースフライス加工動作を提供するように構成することができる。いくつかの実施形態によれば、締め付け部材122は、例えば、フライス加工動作中に、ワークピースの1つ以上の部分を締め付け、または別様にそれらに係合して、ワークピースを固定化する把持力を付与するように構成される。締め付け部材122は、いずれか1つ以上の側面(例えば、外側面、上側面等)上でワークピースを把持するように構成することができる。「締め付け部材」という用語は、万力固定具と協働するよう構成される、または万力固定具として、締め付けジョーまたは万力ジョー等のジョーアセンブリを含む、締め付けシステムの一部を指すことができる。締め付け部材は、可動または静止ジョー、あるいはそれらの組み合わせ(例えば、1つの可動ジョーおよび1つの静止ジョー)を含むことができる。
【0012】
線
図120はまた、いくつかの実施形態によれば、締め付け部材122、経路清掃機140、および偏向器シールド124に連結されるコントローラ142も図示する。偏向器シールド124および経路清掃機140は、ワークピース104cをフライス加工するときに工具101によって生成される材料の影響を低減する、または打ち消すように構成され、それにより、材料は、水、切削液、油、金属チップ、および別様にフライス加工過程を妨害する場合がある材料を含むことができる。経路清掃機140は、経路119上の物質を除去するように、経路119に沿って、または経路119に清掃力を印加するように構成することができる。いくつかの実施例では、経路清掃機140は、材料の少なくともいくらかまたは全てを除去するように、締め付け部材122を含む経路119の複数部分に清掃力を印加することができる。偏向器シールド124は、フライス加工動作中に経路119を妨害するように構成される。つまり、偏向器シールド124は、そうでなければステージング領域112またはローダに進入する場合がある材料を偏向させるように、閉鎖状態で配向することができる。偏向器シールド124が開放状態で配向されるときに、その上でローダがワークピースをフライス加工領域110の中へ移送することができる、経路119が存在する。例えば、経路119は、隣接して配列される、いくつかの経路セグメントから成ることができ、それにより、偏向器シールド124は、フライス加工領域110とステージング領域112または格納領域114のいずれか一方との間の経路セグメントを閉塞しない。コントローラ142は、種々の構造への動作を制御するように、および種々の機能を開始するように構成される。例えば、コントローラ142は、(1.)清掃段階中に経路清掃機140を起動して経路119を清掃し、(2.)搭載段階中にローダを起動してワークピース104aをフライス加工領域110に移送し、(3.)フライス加工動作中に偏向器シールド124を閉じ、(4.)締め付け部材122を自動的に起動し、ワークピースを締め付けてフライス加工関連動作および搭載または搬出動作を行う、および他の類似機能を果たす、制御信号を生成するように構成することができる。
【0013】
図1Cは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載および自動化搬出の実施例を図示する線
図150である。示されるように、ローダ154は、1つ以上のコントローラ142からの制御信号に応答して、他のワークピース104bを含む格納領域114からステージング領域112へ、ワークピース104aを移送するように構成される。経路清掃機153は、1つ以上のコントローラ142からの制御信号に応答して、経路157aに、または経路157aに沿って清掃力を印加して、材料、破片を除去し、またはワークピースを搭載するために別様に経路を準備するように構成される。この実施例では、ローダ154はまた、ガイド部材123を介して、ワークピース104aをフライス加工領域中のテーブル110a上の目的地へ移送するように構成することもできる。この実施例では、ガイド部材123の位置が目的地である。1つ以上のコントローラ142に応答して、ガイド部材123は、ワークピース104c上に圧力を印加して、工具101を用いたフライス加工動作中にそれを静止位置で締め付けるように構成することができる。フライス加工が完了した後に、1つ以上のコントローラ142は、テーブル110a上のガイド部材123を、テーブル110bとして
図1Cで表される別の位置へ移動させるように、制御信号をテーブル移動デバイス155に伝達することができる。テーブル移動デバイス155は、とりわけ、搭載、フライス加工、および搬出を達成するためにワークピース104cおよび104dを2つ以上の空間位置に移動させることができる、フライス加工動作で使用されるデバイスを含む、任意のデバイスとなり得る。示されるように、テーブル110bは、フライス加工したワークピース104dを含み、テーブル110bから格納領域115まで延在する経路157bと整列させられる。エジェクタ156は、経路157bを介して、他の排出されたワークピース104eを含む格納領域115に輸送するために、ガイド部材123からフライス加工したワークピース104dを抽出するように構成される。いくつかの実施形態では、経路157aおよび157bは、相互に平行(または実質的に平行)となり得る。いくつかの実施形態によれば、経路157aおよび157bに適用されるような「実質的に平行」という用語は、90度未満の任意の鋭角を指すことができ、一方の経路から他方の経路へ参照された0度を含むことができる。経路157aおよび157bは、0から360度の任意の角度で、例えば、フライス加工部位102に対して半径方向に配列することができる。例えば、経路157aおよび157bが相互から180度に配置されたときに、ワークピースの搭載は、ワークピースを排出するために使用される側面とは反対の側面で起こる。経路157aおよび157bは、少なくともいくつかの実施形態によれば、ガイド部材123の表面を含んでも含まなくてもよい、共通面内に配置することができる。代替実施形態によれば、経路157aおよび157bは、非直線的に延在することができ、または3次元空間内に配置することができる。1つ以上のコントローラ142は、共通場所に配置することができ、または複数の場所にわたって分散することができる。例えば、1つ以上のコントローラ142の一部は、フライス盤の中またはフライス盤に配置することができ、1つ以上のコントローラ142の別の一部は、ローダ154を含む場所に配置することができる。1つ以上のコントローラ142は、その一部をフライス盤およびローダ154と関連付けられることができる、1つ以上のインターフェース141を介して制御信号を伝達する。例えば、インターフェース141の一部は、テーブル移動デバイス155およびガイド部材123への制御信号の伝達を促進することができる一方で、1つ以上のインターフェース141の別の一部は、経路清掃機153、ローダ154、およびエジェクタ156への制御信号の伝達を促進することができる。インターフェース141は、ソフトウェアインターフェース、またはハードウェアインターフェース、あるいはそれらの組み合わせとなり得る。いくつかの実施例では、インターフェース141は、例えば、電子通信リンクを接続して電気信号を伝えるように、コネクタを含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、インターフェース141は、例えば、ガス管線を接続して、制御信号として加圧ガスを運搬するように、コネクタを含むことができる。例えば、コントローラ142のうちの1つは、(例えば、開放または閉鎖位置のいずれか一方へ、あるいはその可変量へ)弁を起動するように電気信号を生成することができ、弁は順に、ローダ、アンローダ、フライス盤、または任意の他のデバイスの中の構成要素または従属構成要素を起動するように、インターフェース141のうちの1つを介してガスを伝達してもよい。
【0014】
図1Dは、少なくともいくつかの実施形態による、緩衝化領域からのワークピースの自動化搭載の実施例を図示する線
図190である。示されるように、コンピュータ制御のフライス盤199は、フライス加工動作中に、エンクロージャ198の内部内に材料を含有するように構成されるエンクロージャ198を含む。コンピュータ制御のフライス盤199は、フライス加工領域191と、緩衝化領域192とを含む。フライス加工領域191が、工具101と、フライステーブル110とを含む一方で、緩衝化領域192は、例えば、ステージング領域を表すことができる、プラットフォーム195上に配置されたワークピース104を含む。緩衝化領域192は、パネル193および196によって形成され、または他の障壁状構造を含んでもよい。パネル193は、ワークピース104をフライステーブル110に移送するためのドアを含むことができる。緩衝化領域192は、そうでなければ材料が自動化搭載および自動化搬出動作を妨害し得るように、殺菌性(または比較的清潔)であるように構成される。したがって、緩衝化領域192は、清潔な環境であり、実質的に材料を含まない。ローダまたはエジェクタ、あるいは両方は、緩衝化領域192内に配置することができる。あるいは、ローダまたはエジェクタは、ローダまたはエジェクタのいずれか一方の他の部分がエンクロージャ198に形成されたアクセスポータル194を通って外に延在している状態で、部分的に緩衝化領域192内に配置することができる。いくつかの実施形態では、ローダまたはエジェクタは、緩衝化領域192内に配置することができ、緩衝化領域192は、エンクロージャ198内に、またはその外部に配置することができる。そのようなものとして、自動化ローダおよびエジェクタ(またはそれらの複数部分)は、コンピュータ制御のフライス盤199と一体化することができ、それにより、そうでなければエンクロージャ198の外部で消費される場合がある空間を保存する。
【0015】
先述の内容を考慮して、種々の実施形態のローダおよびエジェクタ、ならびに同ローダおよびエジェクタを使用する過程は、不利な環境の中への自動化搭載およびそこからの自動化搬出のための構造および/または機能性を提供することができる。いくつかの実施形態では、水、切削液、油、金属チップ、種々の液体および固体、ならびに他の材料等のフライス加工過程に悪影響を及ぼす材料を低減または排除するために、経路清掃機を使用することができる。したがって、経路清掃機は、自動化搭載動作の信頼性を増進することができる。いくつかの実施形態では、ローダは、経路清掃機を含むことができ、それにより、ローダは、2つの動作モードを有することができる。動作の清掃モードでは、ローダおよび経路清掃機は、その上でワークピースが搭載される経路に清掃力を印加することができる。動作の搭載モードでは、ローダは、ワークピースをフライス加工領域へ変位させることができる。二重機能性は、そうでなければローダから分離した経路清掃機を形成するために使用され得る、リソースを保存することができる。いくつかの実施形態によれば、ローダおよび/またはエジェクタが配置される空間に進入することから上記の材料を偏向させるように、偏向器シールドを実装することができ、それにより、ローダおよびエジェクタの動作を妨害する材料の機会を低減する。
【0016】
いくつかの実施形態では、ローダは、エジェクタによるワークピースの抽出とともに、ワークピースを共通面内のフライス加工領域の中へ移送し、それにより、少なくとも場合によっては、例えば、ステージング領域とフライス加工領域(例えば、フライステーブルと同一の広がりを持つことができる、またはフライステーブルよりも広大となり得る)との間の(例えば、
図1Aから1DのZ軸での)3次元変位をなしで済ませる、および/またはフライス加工領域と排出されたワークピースが移送される格納領域との間の3次元変位をなしで済ませる。いくつかの実施形態では、フライス加工領域中のワークピースの自動化締め付けは、フライステーブルに添着された複数のワークピースを伴うフライス加工動作を促進し、それにより、そうでなければ単一のワークピースに対するフライス加工動作を伴う場合がある、清掃動作およびドア起動動作を低減する。いくつかの実施形態では、ガイド部材の一部は、デュアルモードを果たすことができる。1つのモードでは、1対のガイド部材が、搭載動作中に、他の複数対のガイド部材に向けられたワークピースのための誘導力を提供することができる一方で、別の動作モードでは、1対のガイド部材は、フライス加工動作中に、1対の締め付け部材(またはその一部)として動作することができる。
【0017】
図1Dで論議されるように、ローダまたはエジェクタ、あるいは両方は、フライス盤のエンクロージャ内の緩衝化領域内に配置することができる。あるいは、ローダまたはエジェクタは、ローダまたはエジェクタのいずれか一方の他の部分がエンクロージャから外に延在している状態で、部分的に緩衝化領域内に配置することができる。それにもかかわらず、そうでなければエンクロージャの外部で消費される場合がある空間を保存するように、自動化ローダおよびエジェクタをフライス盤に組み込む、またはフライス盤と一体化することができる。いくつかの実施形態では、少なくとも1対のガイド部材を含む面に対する角度を成して、格納領域を配置することができる。したがって、係脱するためにローダがワークピースに係合するステージング領域へ、格納されたワークピースを(すなわち、摺動することによって)重力送給することができる。場合によっては、重力送給されたワークピースは、そうでなければステージング領域にワークピースを導入することによって消費される場合がある、エネルギーを保存することができる。いくつかの実施形態では、ローダは、格納領域中の部材の空間位置を調整して、格納されたワークピースの寸法に近づけるように、およびステージング領域におけるワークピースの内側部分を通過する面と、ローダまたは経路清掃機のいずれか一方、あるいは両方を整列させるように、セルフセンタリングデバイスを実装する。経路清掃機を中心に置くことによって、同等の清掃力を生成し、ガイド部材に印加することができる。ローダを中心に置くことによって、搭載力が、ワークピースのほぼ中間部分に印加され、それにより、意図した目的地に向かう以外の方向に力を生成する場合がある、中心からオフセットされた搭載力の印加を低減する。いくつかの実施形態によれば、例えば、保持部材を使用して、垂直フライス盤または水平フライス盤のいずれか一方と相互するために、ローダを使用することができる。
【0018】
種々の実施形態では、「ローダ」という用語は、ワークピースに係合して原動力(例えば、搭載力)を印加するように協調的に相互作用し、最初の場所(例えば、ローダがワークピースに係合する点)からフライス加工領域内の点(例えば、ローダがワークピースを係脱する点)への移動に影響を及ぼす、1つ以上の構造(例えば、ローダアセンブリ)を指すことができる。ローダは、搭載力を付与するためのローダ部材と、ローダ部材を並進させる力を生成するためのローダアクチュエータとを含むことができる。いくつかの実施形態では、ローダの構成要素は、フライス加工領域の外部に配置することができ、かつコントローラを含んでも含まなくてもよい。ローダの構成要素(または主要量の構成要素)は、いくつかの実施例によれば、エジェクタを伴って、または伴わずに、緩衝化領域中に存在することができる。場合によっては、ローダは、偏向器シールドまたは他の障壁状構造を含むことができ、または別様にそれらと関連付けられることができる。「経路清掃機」という用語は、搭載動作中にその上をワークピースが進行する経路の中の接触表面に沿って、材料を減少または除去するように動作する、エフェクタ(またはその一部分)等の1つ以上の構造を指すことができる。
図1Bの経路清掃機140等の経路清掃機は、ローダまたはローダ部材と同時に動作することができる。場合によっては、清掃段階および搭載段階を組み合わせることができる。代替実施形態によれば、経路清掃機は、ローダまたはローダ部材から独立して動作する構造を含むことができる。そのようなものとして、清掃段階および搭載段階は、別個の時間のインターバル中に起こることができる。経路清掃機は、清掃力を経路の少なくとも一部分に直接または間接的に印加する、構造を含むことができる。例えば、経路清掃機は、(例えば、圧力下で)固体、液体、または気体、あるいはそれらの組み合わせ等の清掃要素を放出して、清掃要素を経路の表面に印加することができる。清掃要素は、搭載および搬出過程にあまり悪影響を及ぼさない、または悪影響を及ぼさない。清掃要素の実施例は、空気等の加圧ガスを含む。経路清掃機はまた、ブラシ、ブレード、または同等物等の機械的清掃要素を通して、清掃力を直接印加することもできる。
【0019】
「ガイド部材」という用語は、ワークピースとのローダまたはエジェクタのいずれか一方の係合中にワークピースを誘導するための1つ以上の接触表面を含む、1つ以上の構造を指すことができる。ガイド部材の接触表面は、ワークピースの進行方向に影響を及ぼすように構成することができる。または、ガイド部材の接触表面は、フライス加工動作中等に接触ワークピースを固定化するよう、比較的高い圧力の下でワークピースに係合するように構成することができる。そのようなものとして、ガイド部材は、二重動作モードを有することができる。ガイド部材は、第1に、誘導構造として動作することができ、第2に、ガイド部材は、締め付け部材として動作することができる。他の実施形態では、ガイド部材は、誘導機能のみまたは締め付け機能のみを果たすように構成することができ、あるいは誘導および締め付け以外の他の機能を果たすように構成することができる。種々の実施形態では、ガイド部材締め付け部材として動作するガイド部材は、機械的圧力を印加する万力に限定される必要はないが、フライス加工のためのワークピースを固定化するために、他の機械、電気機械、電磁、または油圧構造を使用できることに留意されたい。種々の実施形態では、「エジェクタ」という用語は、ワークピースに係合して原動力(例えば、搬出力)を印加するように協調的に相互作用し、フライス加工領域(例えば、エジェクタがワークピースに係合する点)からフライス加工領域の外部の点(例えば、エジェクタがワークピースを係脱する点)への移動に影響を及ぼす、1つ以上の構造(例えば、エジェクタアセンブリ)を指すことができる。いくつかの実施形態では、エジェクタの構成要素は、フライス加工領域の外部に配置され、かつコントローラを含んでも含まなくてもよい。エジェクタの構成要素(または主要量)は、いくつかの実施例によれば、ローダを伴って、または伴わずに、緩衝化領域中に存在することができる。場合によっては、エジェクタは、偏向器シールドまたは他の障壁状構造を含むことができる。いくつかの実施形態では、エジェクタおよびローダは、共通面内で、それぞれ、搬出および搭載を達成することができる。いくつかの実施形態では、エジェクタおよびローダは、複数の面(例えば、複数の平行または非平行面のいずれか一方)内で、または3次元空間内で、搬出および搭載を達成することができる。いくつかの実施形態では、ローダおよび/またはエジェクタは、ワークピースに係合し、搭載力を伝達することによって原動力を印加することに留意されたい。しかし、いくつかの実施形態では、ローダおよび/またはエジェクタは、他の方法でワークピースに係合する。例えば、ローダおよび/またはエジェクタは、とりわけ、把持力を印加すること、磁力を印加すること、牽引力(例えば、ワークピースを引っ張る真空等)を印加すること、ワークピースを推進するために加圧ガスを使用して力を印加することによって、係合することができる。少なくともいくつかの実施形態によれば、例えば、6面ワークピースの各表面をフライス加工する、またはそれと別様に相互作用するように、ローダを実装することができる。
【0020】
図2は、具体的実施形態による、ワークピースを自動的に搭載し、搬出するフローの実施例を図示する線図である。フロー200は、搭載段階201および搬出段階211を含み、202から始まる。随意的となり得る、203では、ガイド部材は、搭載動作中にローダに係合するように、ステージング領域等の最初の場所に隣接して設置される。例えば、ガイド部材を含むフライステーブルの輸送を引き起こして、ローダ部材と、または格納領域のフィーダ部材と整列するように、(例えば、コントローラによって)信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、203は、例えば、テーブルを移動させてワークピースの複数の列を搭載するように、搭載段階中に1回以上行うことができる。さらに、偏向シールドは、ローダ部材とガイド部材との間のアクセスを提供するように開くことができる。経路を清掃するかどうかに関して、204で判定が行われる。もしそうであれば、フロー200は206に移動し、もしそうでなければ、フロー200は継続する。206では、清掃力を、異なるときにガイド部材の複数部分に印加することができる。つまり、清掃力は、これらの部分を清掃するように、ガイド部材の複数部分に沿って掃引することができる。場合によっては、清掃力は、複数対のガイド部材内の位置から発生する。例えば、清掃力の印加は、空気等の加圧ガスをガイド部材の一部分に方向付けることを含むことができる。別の実施例では、清掃力の印加は、ガイド部材の複数部分に対して、ブラシ等の1つ以上の清掃要素を接触させることを含むことができる。清掃力の印加は、加圧ガスの使用に限定されることを目的としておらず、経路清掃機は、いくつかの実施形態によれば、ガイド部材を清掃することができる他の構造を含むことができることに留意されたい。清掃は、搭載と同時に起こっても起こらなくてもよい。次いで、フロー200は208へ移動する。
【0021】
208では、ローダ部材は、ガイド部材の複数部分を含む面内でワークピースを変位させるように起動される。いくつかの実施形態によれば、「ローダ部材」という用語は、格納領域またはステージング領域等の非フライス加工領域から、フライス加工領域へのワークピースの移送を達成するように構成される構造を構成するように、統合される、または別様にともに連結される、1つ以上の要素を含む、剛性または可撓性部材のいずれか一方を指すことができる。搭載動作が行われたかどうかに関して、210で判定が行われる。搭載動作が行われていない場合、フロー200は212へ移動し、もしそうでなければ、フロー200は継続する。212では、次のワークピースが、ローダ部材による変位のために格納領域から選択される。いくつかの実施形態によれば、選択デバイスは、一群のワークピースから次のワークピースを選択するように構成することができ、それにより、次のワークピースは、ローダ部材が動作する面の中へ下方に移動することができる。一群の中の他のワークピースが移動して、後続の搭載のために選択デバイスに係合するように、それらを解放するよう、解放デバイスを実装することができる。いくつかの実施例では、例えば、1つ以上のフィーダ部材に沿って摺動することによって、次のワークピースおよび他のワークピースが移動するように、ガイド部材の複数部分に対する角度を成して、格納領域を配向することができる。随意的である240では、例えば、他の列の中の付加的なブランクワークピースを搭載するようにフライステーブルを移動させるかどうかに関して、判定が行われる。もしそうであれば、フロー200は203に戻って継続し、次いで、フローは210へ移動する。
【0022】
搭載が完了したときに、フロー200は、搭載が完了したことをフロー200が示す、214へ移動する。例えば、フライス加工過程を開始するように、フライス盤のコントローラに伝達するための搭載完了信号をローダまたは関連コントローラによって生成することができる。さらに、フライス加工過程の前にドアを閉めるように、アクチュエータに伝達するためのドア閉鎖信号をローダまたは関連コントローラによって生成することができる。216では、フロー200は、フライス加工動作が完了したことを判定する。随意的となり得る、218では、フライス加工したワークピースが搬出領域に隣接して設置される。例えば、排出プラットフォームと整列する方式で、フライス工具の隣接から搬出領域の隣接へ、フライス加工したワークピースを含むフライステーブルの輸送を引き起こすように、(例えば、コントローラによって)信号を生成することができる。さらに、排出プラットフォームとガイド部材との間のアクセスを提供するように、偏向シールドを開くことができる。いくつかの実施形態では、218は、例えば、フライステーブルを移動させてワークピースの複数の列を搭載するように、排出段階中に1回以上行うことができる。220では、フライス加工したワークピースが取り外される。例えば、フライス加工したワークピースを抽出するようにエジェクタ部材を起動することができ、それにより、複数対のガイド部材を直線的配設で配置することができる。エジェクタ部材は、搬出力をフライス加工したワークピースに付与して、それらを排出プラットフォーム上へ搬出することができる。場合によっては、排出プラットフォームは、面と同一の広がりを持つ。搬出動作が行われたかどうかに関して、222で判定が行われる。もしそうでなければ、フロー200は、例えば、他の列から付加的なフライス加工したワークピースを搬出するように、フライステーブルを移動させるかどうかに関して判定が行われる、242へ移動する。もしそうであれば、フロー200は218に戻って継続するが、もしそうでなければ、フローは、フロー200が終了する224へ移動する。種々の実施形態では、
図2で説明されるよりも多い、または少ない動作またはステップを実装することができる。
【0023】
図3Aから5Eは、いくつかの実施形態による、自動化搭載動作を行うように構成される構造の種々の実施例を図示する。
図3Aは、いくつかの実施形態による、ローダ302に隣接して配向されたステージング領域310とともにローダ302を図示する、斜視
図300である。種々の実施形態では、ローダは、示されているよりも少ない、または多い構成要素を含むことができる。ステージング領域310は、ガイド部材312aおよび312bを含むことが示されている。いくつかの実施例では、ガイド部材312aおよび312bは、ローダ302の一部を形成する、またはローダ302に連結される。または、ガイド部材312aおよび312bは、フライス加工部位へ移動するように構成される、フライステーブル上に配置することができる。いくつかの実施形態によれば、「ステージング領域」という用語は、フライス加工領域の中へ移送するためにワークピースを準備する中間場所を指すことができる。いくつかの実施例では、ステージング領域は、ローダ302がワークピースと係合する場所である。ステージング領域310を構成する構造は、示されているものに限定されないことに留意されたい。例えば、ステージング領域310は、1つのガイド部材を含むことができ、または3つ以上のガイド部材を含むことができる。
【0024】
図3Bは、いくつかの実施形態による、ローダ302ならびにガイド部材312aおよび312bを図示する上面
図320である。また、ローダ302のローダ部材352も示されている。いくつかの実施例では、ローダ部材352は、ステージング領域310におけるワークピースの上に搭載力を付与して、フライス加工領域中にワークピースを設置するように構成される。ローダ部材352は、例えば、コントローラによって生成される、搭載信号に応答して動作することができる。ローダ302は、いくつかの実施形態によれば、アクチュエータとなり得る。ローダ302の実施例は、電気リニアモータである。他の実施例は、空気圧ベースのアクチュエータ、油圧ベースのアクチュエータ、または1つの場所から別の場所へワークピースを移動させるように構成可能である任意の他の種類のアクチュエータあるいはデバイスを含む。
【0025】
図3Cは、いくつかの実施形態による、ローダ302ならびにガイド部材312aおよび312bを図示する端面
図340である。示されるように、ローダ302は、ローダ部材354と、ローダ部材354に連結されるエフェクタ352とを含む。エフェクタ352は、ローダ部材354からワークピースへ搭載力を伝達して、ワークピースをフライス加工領域中の目的地へ輸送するように構成される構造である。ガイド部材312aおよび312bはそれぞれ、接触表面346および348を含む。接触表面346は、誘導力をワークピースに印加して、経路を下った進行を誘導するように構成される、誘導表面である一方で、接触表面348は、支持表面である。いずれか一方の種類は、清掃するように経路清掃機が清掃力を印加することができる、材料を受容してもよい。ローダ部材354および/またはエフェクタ352は、ガイド部材312aおよび312b(またはその接触表面346)の一方または両方から、距離(「W/2」)344等を置いて、幅(「W」)342のほぼ中間に配置される。ローダ調整器350は、ガイド部材312aおよび312bの空間位置を調整してワークピースの寸法に近づけるように、およびワークピースの内側部分を通過する面399と、ローダ部材354またはエフェクタ352のいずれか一方、あるいは両方を整列させるように構成される。ローダ302を中心に置くことによって、搭載力が、ワークピースのほぼ中間部分に印加され、それにより、中心からオフセットされた搭載力の印加を低減する。いくつかの実施例では、接触表面348は、搭載動作中にエフェクタ352の一部分が通過するように構成される、面398と同一の広がりを持って位置する。断面X−X’が次に論議される。
【0026】
図3Dは、いくつかの実施形態による、ローダ302を図示する断面図(「X−X’」)360であり、断面X−X’は
図3Cに示されている。ローダ部材354およびエフェクタ352は、方向364に沿って横断して、少なくともガイド部材312a上に配置されたワークピース362の一部分に係合するように構成される。ガイド部材構造および/または機能は、
図3Aから3Dに示されるものに限定されないが、他の構造を含むことができ、または誘導力を提供するように他の構成で構成できることに留意されたい。いくつかの実施形態では、ガイド部材は、レールとして動作することができ、したがって、レールと呼ぶことができる。少なくとも1つの実施形態では、ローダ部材354およびエフェクタ352は、Z軸方向へ上下に移動して、種々のサイズのワークピースに適応するように構成される。一実施例では、ローダ部材354は、正のZ軸においてより高く配向することができ、および/またはエフェクタ352は、負のZ軸において下側に延在し、表面346に隣接する表面部分よりもむしろ表面363においてワークピースに係合するように配向することができる。「エフェクタ」という用語は、ワークピースの上に搭載力を付与するように構成されるが、エフェクタ352として示される構造に限定される必要がない構造を指すことができる。例えば、ローダ部材354の端部または先端365は、エフェクタとして動作することができる。したがって、エフェクタ352は、随意的となり得る。いくつかの実施形態では、エフェクタは、デュアルモードで動作するように構成することができる。第1のモード中に、エフェクタは、清掃力を印加する一方で、第2のモード中に、エフェクタは、搭載力を印加する。少なくとも1つの実施例では、第1および第2のモードを同時に(または実質的に同時に)行うことができる。
【0027】
図3Eから3Gは、いくつかの実施形態による、格納領域間のワークピースの移行およびワークピースを搭載するための配向を促進するように構成される、ステージング領域および構造の種々の実施例を図示する。
図3Eの線
図390は、ワークピースの搭載を促進するように、エフェクタ352の点375と、ステージング領域を構成することができるガイド部材392を整列させる、整列デバイスの実装を図示する。整列デバイス391aおよび391b等の整列デバイスは、エフェクタ352およびガイド部材392またはガイド部材392のいずれか一方、および格納領域(図示せず)を整列させるように構成される。整列デバイスは、1つの時間のインターバルに格納領域からステージング領域へのワークピースの移送を促進するように、および別の時間のインターバルにステージング領域からフライス加工へのワークピースの移送を促進するように構成される。本明細書で使用されるように、「整列させる」という用語は、少なくともいくつかの実施形態では、例えば、格納領域、ステージング領域、およびフライス加工領域のうちの2つの領域の間のワークピースの移送を促進するよう協働または十分に一致させるように、格納領域の配向に対してステージング領域を配列すること(または逆も同様)、またはエフェクタの配向に対してステージング領域を配列すること(または逆も同様)を指すことができる。種々の実施形態では、相互に対するローダ302およびガイド部材392の相対的位置は、整列デバイス391aまたは整列デバイス391b、あるいは両方によって制御することができる。一実施例では、ローダ302は、静止しており、整列デバイス391bは、1つのインターバルで、ガイド部材392をX、Y、およびZ空間内の任意の配向に移動させ、面393bと同一の広がりを持つワークピースを受容するように構成される。さらに、整列デバイス391bは、エフェクタ352が横断する面393aと面393bが一致するように、ワークピースおよびガイド部材392を配向することができる。他の実施例では、ステージング領域は、静止しており、整列デバイス391aは、エフェクタ352および面393aが面393bと一致する第1の位置で、およびエフェクタおよび面393aが面393bと一致しない別の位置で、エフェクタ352、ローダ部材354、および/またはローダ302を配向するように構成される。1つの場合において、ローダ302は、一式のレール392aを介して垂直に上下に進行することができる。
【0028】
図3Fは、いくつかの実施形態による、格納領域間のワークピースの移行およびワークピースを搭載するための配向を促進する、ステージング領域の配向の種々の実施例を図示する。線
図370は、ローダ302と、ワークピースが格納領域(図示せず)から受容される、ガイド部材372の種々の発生位置371a、371b、および371cの実施例とを図示する。示されるように、ガイド部材372、ならびにそれぞれ発生位置371a、371b、および371cに対応する面373a、373b、および373cは、搭載動作中に点352を通過する面と一致するように構成される。整列デバイス(図示せず)は、エフェクタ352に隣接する位置と格納領域(図示せず)に隣接する位置との間で、ガイド部材372を移動させるように構成することができる。整列デバイスは、3次元空間内の任意の配向でガイド部材372を移動させる、または配向することができる。
【0029】
図3Gは、いくつかの実施形態による、格納領域間のワークピースの移行およびワークピースを搭載するための配向を促進するステージング領域の配向の種々の実施例を図示する。線
図380は、ローダ302、およびガイド部材382の種々の配向の実施例を図示する。ガイド部材382は、ガイド部材382の第1の端部を通過する軸384を含む第1の端部380bと、軸384の周りを回転するように構成され、さらに、第1のモードではエフェクタ352と、第2のモードでは格納領域と整列するように構成される第2の端部380aとを含む。例えば、ガイド部材382の第2の端部380aは、格納領域の表面と同一の広がりを持つ面383aと整列するように構成されることを考慮されたい。具体的には、ガイド部材382の接触表面は、面383aと整列させられる(すなわち、十分に整列させられる)。この配向において、ワークピースを格納領域からガイド部材382へ移送することができる。別の配向において、第2の端部380aは、エフェクタ352が横断する面383bとガイド部材382の接触表面とを整列させるために、軸384の周りを旋回させられる。この配向において、ワークピースをステージング領域およびそのガイド部材382からフライス加工領域まで移送することができる。
図3Gに示される実装は、図示されるガイド部材および配向に限定的であることを目的としない。
【0030】
図4Aは、いくつかの実施形態による、1対のガイド部材を図示する斜視
図400である。1対のガイド部材は、フライステーブル402に連結されるガイド部材424aおよび424bを含む。1対のガイド部材は、デュアルモードで動作するように構成することができる。つまり、ガイド部材424aおよび424bは、搭載動作中に他の複数対のガイド部材に向けられたワークピースに対する第1のモードで、誘導力を提供するように構成される(他のワークピースは、誘導目的でガイド部材424aおよび424bを使用する)。別の動作モードでは、ガイド部材424aおよび424bは、フライス加工動作中に、方向423に相互に向かって、または相互から離れるように並進または移動して、1対の締め付け部材(またはその一部)として動作するように構成することができる。この第2のモードでは、「締め付け」という用語は、ガイド部材424aおよび424bによって行われる際に、ワークピースを固定化するように機械力を提供することに限定される必要はないが、フライス加工中にワークピースを固定化することが可能な任意の構造または機能を指すことができる。
【0031】
図4Bは、いくつかの実施形態による、ローダ302および複数対のガイド部材を図示する上面
図420である。示されるように、ガイド部材の第1の一部は、ガイド部材312aおよび312bを含み、ガイド部材の第1の3部は、ガイド部材424aおよび424bを含む。いくつかの実施例では、ガイド部材312aおよび312bは、ステージング領域310中に配置することができ、ガイド部材424aおよび424bは、フライス加工領域422中に配置することができる。
【0032】
図4Cは、いくつかの実施形態による、ローダ302と、一対のガイド部材312aおよび312bならびに一対のガイド部材424aおよび424bとを図示する、斜視
図440である。また、搭載部材354およびエフェクタ352も示されている。いくつかの実施形態では、ローダ302は、ローダ部材354を含む、直線的アクチュエータとして実装される。いくつかの実施例では、ローダ部材354はピストンロッドまたは同様の構造となり得る。ローダ部材354は、ピストンロッドまたは直線的状構造に限定されることを目的とせず、ワークピースをガイド部材312aおよび312bまたはガイド部材424aおよび424bに移送するように、角度または回転原動力等の他の種類の原動力を提供することができる。エフェクタ352は、第1の1対のガイド部材312aおよび312bにおけるワークピースの上に直線的力を付与して、ワークピースをフライス加工領域中の第2の1対のガイド部材424aおよび424bに輸送するように構成される。いくつかの実施形態では、少なくとも1対のガイド部材312aおよび312bまたはガイド部材424aおよび424bは、ローダ302に連結される。他の実施形態では、1対のガイド部材312aおよび312bと1対のガイド部材424aおよび424bとの両方が、フライス加工領域中のフライステーブルと連結される。
【0033】
図4Dは、いくつかの実施形態による、ローダ302と、一対のガイド部材312aおよび312bならびに一対のガイド部材424aおよび424bとを図示する、端面
図460である。示されるように、ローダ302は、ローダ部材354と、ローダ部材354に連結されるエフェクタ352とを含む。エフェクタ352は、ローダ部材354から搭載力を伝達して、ワークピースをフライス加工領域中の目的地へ輸送するように構成される。ガイド部材312aおよび312bはそれぞれ、接触表面346および348を含み、ガイド部材424aおよび424bはそれぞれ、接触表面462および464を含む。いくつかの実施形態では、ガイド部材312aおよび312bならびにガイド部材424aおよび424b(またはそれらの複数部分)は、共通面内に配置され、またはある時点において共通面内で整列するように別様に構成可能である。少なくともいくつかの実施形態によれば、それぞれのガイド部材312および424の接触表面348および464は、面465内で整列することができる。したがって、面465は、ガイド部材312aおよび312bの接触表面346からガイド部材424aおよび424bの接触表面464まで延在することができる。ガイド部材312aおよび312bならびにガイド部材424aおよび424bの接触表面は、
図4Aから4Dで図示されるものに限定されず、他の数の接触表面、ならびに示されるもの以外の配向および形状を有することができることに留意されたい。エフェクタ352は、面456を通って延在し、表面348および464に接触する表面を有するワークピースに係合するように配向される部分を含むことに留意されたい。エフェクタ352は、底部の付近(例えば、接触表面348および464の付近)にあるワークピースの下部分においてワークピースに係合することに限定されず、ワークピースの最上部または他の部分の付近でワークピースに係合でき、エフェクタ352がワークピースの頂部または他の部分の近傍でワークピースと係合できることに留意されたい。
【0034】
図5Aから5Eは、実施形態による、搭載動作の種々の段階の実施例を図示する。
図5の線
図500は、例えば、ガイド部材の直線的配設の中で、ガイド部材512aおよび512bと整列させられたガイド部材522aおよび522bを図示する。ガイド部材522aおよび522bは、ローダ302と整列するように移動可能であり、かつフライス工具(図示せず)に隣接してガイド部材522aおよび522bを設置するように移動可能である、フライステーブル502上に配置される。具体的には、ガイド部材522aは、万力本体508aの上に配置され、ガイド部材522aのうちの1つは、締め付けデバイス506aに連結される。締め付けデバイス506aは、連結されたガイド部材522aを他方のガイド部材522aへ移動させて、静止位置でワークピースを締め付ける、または別様に固定化するように構成される。同様に、ガイド部材522bは、万力本体508bの上に配置され、ガイド部材522bのうちの1つは、締め付けデバイス506bに連結される。締め付けデバイス506bは、ガイド部材522bを他方のガイド部材522bへ移動させて、静止位置で別のワークピースを締め付ける力を印加するように構成される。いくつかの実施形態では、締め付けデバイス506aおよび506bは、コントローラの制御下にある油圧ベースの締め付けデバイスである。
図5Aに示されるように、ローダ302は、ワークピース504bをガイド部材522bへ変位させるように構成される。後に示されるように、ローダ302は、エフェクタ552を拡張して、フライステーブル502と関連付けられる経路の一部分上に配置されたガイド部材の1つ以上の部分を覆ってワークピース504bを変位させるように構成される。
【0035】
図5Bは、いくつかの実施形態による、フライステーブル上へのワークピースの変位の実施例を図示する。示されるように、ローダ部材554は、ガイド部材512aおよび512bならびにガイド部材522aおよび522bを通して、距離541までエフェクタ552を拡張し、それにより、ガイド部材522bと同一の広がりを持つ位置にワークピース504bを配置する。
【0036】
図5Cは、いくつかの実施形態による、フライステーブル上への別のワークピースの変位の実施例を図示する。示されるように、ローダ部材554は、ガイド部材512aおよび512bを通して、
図5Bの距離541よりも小さい距離543までエフェクタ552を拡張し、ガイド部材522aにワークピース504aを配置するように構成される。いくつかの実施形態では、コントローラ590は、以前の距離541、万力本体508aおよび508bの間の距離596、およびワークピース504aの長さの関数として距離543を判定するように構成される。例えば、距離543は、距離541から距離596およびワークピース504aの長さを差し引くことによって判定することができる。他の実施形態では、コントローラ590は、位置センサ(図示せず)または同等物からのフィードバックに基づいて、距離543でワークピース504aを搭載することができる。
【0037】
図5Dは、いくつかの実施形態による、フライステーブル上への別のワークピースの別の変位の実施例を図示する。示されるように、ワークピース504aは、ガイド部材524aおよび524bに配置され、ワークピース504bは、ガイド部材525aおよび525bに配置される。締め付けデバイス506aおよび締め付けデバイス506bは、それぞれのワークピース506aおよび506bの締め付けを開始する制御信号を受信するように、コントローラに連結される。この実施例では、ガイド部材524aおよび524bならびにガイド部材525aおよび525bは、クランプとして動作する。
【0038】
図5Eは、いくつかの実施形態による、別のフライステーブル上へのワークピースの搭載の実施例を図示する。示されるように、ワークピース504dは、ガイド部材525aおよび525bにおける目的地まで、ガイド部材524aおよび524bの間を進行するように設置される。万力ブリッジ555は、万力本体508aおよび508bの間に、ならびに万力本体508aとステージング領域(図示せず)との間に配置される。万力ブリッジ555は、ガイド580aおよび580bの接触表面を含み、それにより、万力ブリッジ555は、ワークピース504dがガイド部材524aおよび524bからガイド部材525aおよび525bへ移動することを可能にするように構成される。さらに、
図5Eは、ガイド部材ならびに締め付けデバイス506cおよび506dの別のセット599を図示する。セット599の中のガイド部材を搭載するために、コントローラは、セット599のガイド部材をローダ302(図示せず)と整列させるよう、テーブル移動デバイス(図示せず)をフライステーブル502へ移動させる制御信号を伝達することができる。したがって、例えば、偏向器シールドドアが開放状態である、搭載(または搬出)段階中に、各列を別々に整列させるようにテーブル移動デバイス(図示せず)を起動することによって、ワークピースの複数の列をローダと整列させることができる。
【0039】
図6Aは、いくつかの実施形態による、ワークピースを排出するように構成されるエジェクタ602を図示する線
図600である。エジェクタ602またはコントローラ(図示せず)は、締め付けデバイス506aおよび締め付けデバイス506bと通信して、関連ガイド部材からワークピース504bおよび504aを解放するように構成することができる。エジェクタ602は、排出プラットフォーム605の表面605aへの移送のために、フライステーブル502上のガイド部材の一部からワークピース504bおよび504aを抽出するように構成されるエジェクタ部材を含むことができる。示されるように、ガイド部材の一部は、直線的配設で配置される。
【0040】
図6Bは、いくつかの実施形態による、エジェクタ620が表面605aより下側に配置されている、排出部材612を含むエジェクタ620を図示する側面図である。いくつかの実施形態では、排出部材612は、(例えば、他のワークピースを介して)搬出力をワークピースに付与して、フライス加工領域またはフライステーブル502から排出プラットフォーム605へ1つ以上のワークピースを搬出するように構成される、係合部材622を含む。いくつかの実施形態によれば、係合部材622は、ワークピースの第1の表面に接触するときに回転可能となり得て、ワークピースの第2の表面に接触するときに静的となり得る。具体的実施例では、係合部材622は、排出部材612に連結される歯止めアセンブリ610を含む。歯止めマウント614は、方向609aへの接触力(「Fcon」)が歯止め部材表面615aに印加された場合に、ピン614の周りを回転して位置616で配向するように構成される、歯止め部材611を含む。しかし、方向609bへの接触力(「Fcon」)が歯止め部材表面615bに印加された場合には、歯止め部材611は静止したままであり、搬出力を1つ以上のワークピースに付与するように構成される。
【0041】
いくつかの実施形態では、歯止めアセンブリ610は、剛性(例えば、回転不可能)となり得る。そのようなものとして、エジェクタ620は、排出プラットフォーム605に対する距離623を移動して、ワークピースの底部より下側に歯止め部材611の係合部分(例えば、歯止め部材表面615b)を降下させるように構成することができる。一実施形態では、エジェクタ620は、位置調整器625を介して排出プラットフォーム605に連結される。位置調整器625は、排出プラットフォーム605からより遠くにエジェクタ620を変位させて、歯止め部材表面615bがワークピースの下を横断することを可能にするように構成される。次いで、位置調整器625は、排出するために歯止め部材表面615bにおいてワークピースに係合するように、剛性歯止めアセンブリ611を用いて排出プラットフォーム605の近くにエジェクタ620を変位させる。一実施形態では、位置調整器625は、軸627の周囲でのエジェクタ620の回転を可能にする旋回支持を含むように構成される、ギンブルまたはギンブル状構造となり得て、それにより、係合部材622は、量623等だけワークピースの底面を含む面より下側に降下させられる。したがって、係合部材622は、それとエジェクタ部材612とがエジェクタ620の本体から離れて延在するにつれて、ワークピースに強制的に係合しない。ワークピースを排出するために、エジェクタ620が距離または量623を低減するように他の方向へ軸627の周囲で旋回させられるにつれて、係合部材622が上昇させられる。次いで、エジェクタ部材612が表面605a上にワークピースを正確に置くようにエジェクタ620の本体の中へ後退するにつれて、係合部材622が、1つ以上のワークピースに係合するように設置される。
【0042】
図6Cは、いくつかの実施形態による、エジェクタ620が下面605bより下側に配置されている、排出部材612を含むエジェクタ620を図示する、下側からの斜視図である。1つ以上のブラケット621は、エジェクタ620をエジェクタプラットフォーム605に取り付けるように構成される。いくつかの実施形態では、エジェクタ620は、排出部材612としてエジェクタピストンロッドを含むエジェクタアクチュエータを使用して、実装することができる。エジェクタ620は、電気リニアモータ、空気圧シリンダ、または任意の種類の好適なアクチュエータとなり得る。エジェクタ620はまた、排出段階中に起動するためのコントローラ(図示せず)に連結することもできる。
図6Dは、いくつかの実施形態による、排出部材612に連結された歯止めアセンブリの斜視図である。
図6Eは、いくつかの実施形態による、排出部材612を含むジェクタ620の端面図である。示されるように、排出部材612は、歯止めマウント614と、歯止め部材611とを含む。歯止め部材611は、排出プラットフォーム605の表面605aを含む面を通って延在するように構成される。そのようなものとして、歯止め部材611は、ガイド部材の接触表面より上側に延在するように構成することができ、接触表面は、表面605aを含む面と同一の広がりを持つ。
【0043】
図6Fから6Kは、いくつかの実施形態による、排出段階の種々の段階を図示する線図である。
図6Fの線
図630は、排出部材がより大きい長さまで延在するにつれて、ワークピース504bの底面に接触する歯止め部材611を伴う、ガイド部材525aおよび525b上に配置された最も遠いワークピース504bを図示する端面図である。線
図630はまた、後続の論議のためにY−Y’断面も示す。
図6Gは、ワークピース504bの底面に接触する歯止め部材611を図示する、断面図(「Y−Y’」)632である。
図6Hは、排出部材612がワークピース504bの下に延在している間に、接触力(「Fcon」)を受けて回転または別様に屈服する歯止め部材611を図示する、断面図(「Y−Y’」)634である。
図6Iは、歯止め部材611が504bの表面に係合するように構成される、距離(「D」)641まで延在する排出部材612を図示する、断面図(「Y−Y’」)640である。
図6Jは、エジェクタ620に向かって後退する排出部材612を図示する、断面図(「Y−Y’」)642であり、それにより、歯止め部材611は、歯止め部材611が静止したままである方向に接触力(「Fcon」)を受容している。この進行方向で、歯止め部材611は、ガイド部材524bおよび525bからワークピースを抽出するように動作する。
図6Kは、歯止め部材611が排出プラットフォームの表面605a上に排出されたワークピース504bおよび504aを配置するように、エジェクタ620の中で完全に後退させられた排出部材612を図示する、断面図(「Y−Y’」)644である。
図5Eの万力ブリッジ555等の万力ブリッジを領域または空間645の中に実装できることに留意されたい。
【0044】
図7Aから7Fは、種々の実施形態による、経路清掃機の種々の実施例を図示する線図である。
図7Aは、ワークピースが(例えば、ステージング領域からフライス加工領域へ)横断する経路に清掃力を印加するように構成される、経路清掃機710を含むエフェクタ752の端面
図700である。経路清掃機710は、接触表面462および464等のガイド部材の複数部分に清掃力を印加して、これらの部分の上の材料を減少させるように構成される。いくつかの実施形態では、経路清掃機710は、ローダ部材754の一部の位置と関連付けられる場所で清掃力を印加するように、ローダ部材754に連結することができる。
【0045】
図7Bは、ガイド部材524aおよび524bの間等で、ガイド部材に沿って、かつガイドの間で横断する、エフェクタ752を図示する断面図(「Z−Z’」)720である。いくつかの実施形態では、エフェクタ752および経路清掃機710は、同時に移動するようにともに連結することができる。そのようなものとして、経路清掃機は、エフェクタ752および/または経路清掃機710が位置「0」から位置「L」へ掃引して再び戻る、またはその間の任意の距離まで掃引するにつれて、それぞれ、ガイド部材524b、525b、および512aの一部721a、721b、および721cに清掃力を印加することができる。経路清掃機710は、エフェクタ752に添着される、またはエフェクタ752の一部として別様に形成される必要はないが、経路清掃機710は、異なる清掃段階で清掃動作を行うように独立構造となり得る。
【0046】
図7Cおよび7Dは、いくつかの実施形態による、経路清掃機を含むように構成されているエフェクタ752を図示する。
図7Cの線
図740に示されるように、エフェクタ752は、ローダ部材754上に配置され、出力ポート755を含む。さらに、
図7Dの線
図750のエフェクタ752は、加圧ガス源に連結するように構成される、入力ポート757を含むことができる。加圧ガスは、入力ポート757に進入し、出力ポート755を介して、その上にワークピースが搭載される経路の複数部分に方向付けられる。出力ポート755は、入力ポート757に連結され、出力ポート755は、実質的にガイド部材の複数部分において終端する線と同一の広がりを持つ。一実施形態では、エフェクタ752が省略され、ガス用の内部管または導管を含むことができる、ローダ部材の端部が、デュアルモードエフェクタとして動作することができるように、ローダ部材754(または別の部材)の端部が出力ポート755を含むことができる。752のエフェクタの構造は限定されることを目的としていないが、むしろ、いくつかの実施形態によれば、経路清掃機を実装するように1つまたは多くの構造的構成を表すことに留意されたい。
【0047】
図7Eは、いくつかの実施形態による、その上でワークピースが搭載される経路を清掃するように、およびワークピースを搭載するように構成されている、デュアルモードエフェクタを図示する。第1の時間のインターバル中に、エフェクタ752は、ワークピースがステージング領域からフライス加工領域へ横断する経路に清掃力を印加するように構成される。第2の時間のインターバル中に、エフェクタ752は、ローダ部材754からワークピースへ搭載力を伝達するように構成される。
図7Eの線
図760に加えて、線759aは、エフェクタ752の進行方向を表し、線759bは、エフェクタ752の進行に対して直角の方向を表す。出力ポート755は、直交線759bからの角度(「A」)758等で清掃力を印加する方向を方向付けるように構成することができる。少なくとも1つの実施形態では、出力ポート755は、その上でワークピースが横断する経路の一部分で終端する、線759bに沿って方向付けられる。
【0048】
図7Fは、いくつかの実施形態による、加圧ガスを用いて清掃動作を行うデュアルモードエフェクタを図示する。示されるように、コントローラ790は、エフェクタ752を前進させてガイド部材の部分721aおよび721bを清掃するように構成される。空気等の加圧ガスの放出は、エフェクタ752用の加圧ガス源としてのガス送達部材を介して行うことができる。ガス送達部材の実施例は、ガス送達、または場合によっては物質を除去するための液体の送達を促進する、管774、パイプ、または任意の他の好適な導管あるいはエンクロージャを含むが、それらに限定されない。そのようなものとして、ガス送達部材は、経路の複数部分に塗布するための油等の液体も送達して、物質を除去するように構成することができる。随意で、管774は、逆の緩みを含む、ループ772を含むことができる。
【0049】
図7Gは、種々の実施形態による、経路清掃機の種々の実装の実施例を図示する。一実施例では、デュアルモードエフェクタ752は、具体的実施形態によれば、清掃および搭載が同時に起こることができるように、前方の位置まで(例えば、ワークピース362の長さよりも大きい距離を置いて)出力ポート755を拡張させるポート拡張器756導管を含む。したがって、清掃力および搭載力を同時に印加することができる。別の実施例では、ポート拡張器756導管および出力ポート755が省略され、ローダ部材754の動作とは独立して清掃動作を行うために、ローダ部材754と同様の別の拡張部材794を並行して使用することができる。拡張部材794は、ローダ部材754の前の場所で経路清掃機792およびその出力ポート795を移動させて、搭載動作と並行して、または順次に清掃動作を行うように、(例えば、ローダ部材754と同様に)拡張することができる。
【0050】
図8は、いくつかの実施形態による、ステージング領域112にワークピースを導入するための種々の技法および構造を図示する線
図800である。重力送給スタック802は、いくつかのワークピース804を格納領域の中に含み、そこからワークピース804aが、底部から除去されてステージング領域112の中へ移送される。エレベータスタック814は、いくつかのワークピース804を格納領域の中に格納するために使用することができ、そこからワークピース804cが、最上部から除去されてステージング領域112の中へ移送される。直線的スタック812は、いくつかのワークピース804を格納領域の中に格納するために使用することができ、そこからワークピース804bが除去されてステージング領域112の中へ直線的に移送される。直線的スタック812は、コンベヤベルト、または任意の他の直線的輸送技法を用いて実装することができる。ピックアンドプレース、ベルトシステム、振動表面等の他の送達および/または格納システム820、および同等物を使用することができる。
【0051】
図9Aから9Jは、種々の実施形態による、格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
図9Aは、ステージング領域910および格納領域911を含む、ローダの斜視
図900である。いくつかの実施形態では、格納領域911は、いくつかのワークピースを格納するように、およびワークピースの表面と相互作用して、いくつかのワークピースの運動の速度を遅らせる摩擦力を印加するように構成される。
図9Aのローダは、格納領域911を構成するフィーダ部材912aおよび912bと、ステージング領域910を構成するガイド部材312aおよび312bと、ローダ部材752を含むローダアクチュエータ302とを含む。いくつかの実施形態では、フィーダ部材912aおよび912bは、1対以上のガイド部材またはガイド部材表面に対して角度を成して配向される。フィーダ部材912aおよび912bは、搭載動作のためにワークピースをステージング領域910に送達するように構成される。種々の実施形態によれば、フィーダ部材の構造および/または機能性は、
図9Aから9Jに示されるものに限定される必要はない。本明細書で使用されるように、「フィーダ部材」という用語は、少なくともいくつかの実施形態では、ワークピースの進行方向に影響を及ぼすように構成することができる、1つ以上の構造を指すことができる。フィーダ部材は、水平線(例えば、X−Y面)と鋭角で整列させられる必要はなく、そのようなフィーダ部材は、例えば、X−Y面と平行に整列させることができる。場合によっては、フィーダ部材は、格納領域内または格納領域からの移行中にワークピースを誘導するための1つ以上の接触表面を含むことができる。さらに、フィーダ部材は、ワークピースをステージング領域へ、またはそれに隣接して移行させるように、原動力をそのワークピースに付与するための1つ以上の構造を含むことができる。原動力を付与するように構成されるフィーダ部材の実施例は、コンベヤシステム、ピックアンドプレース機器(例えば、ピックアンドプレースロボット)等を含む。
図9Aから9Jに示されるように、フィーダ部材912aおよび912bは、重力が運動を引き起こすのに十分な力を提供している間に、接触表面および関連誘導力を提供するように構成される。
【0052】
いくつかの実施形態によれば、
図9Aのローダは、セレクタおよびリリーサを含み、その両方は、格納領域911からステージング領域910へ1つ以上のワークピースを移送するように協働する。本明細書で使用されるように、「セレクタ」という用語は、少なくともいくつかの実施形態では、フライス加工領域へ輸送するために、格納領域911中の一群のワークピースから1つのワークピースを選択するように構成される、構造または選択デバイスを指すことができる。本明細書で使用されるように、「リリーサ」という用語は、少なくともいくつかの実施形態では、フィーダ部材912aおよび912bに沿って輸送するために格納領域911中の一群のワークピースから他のワークピースを解放して、セレクタに係合する(すなわち、次のワークピースが選択部材に係合する)ように構成される、構造または解放デバイスを指すことができる。示される実施例では、セレクタおよびリリーサは、それぞれ、選択アクチュエータ914aおよび解放アクチュエータ914bとして実装することができる。したがって、セレクタおよびリリーサは、それぞれの選択アクチュエータ914aおよび解放アクチュエータ914bに限定されない。さらに、「セレクタ」および「リリーサ」という用語は、「選択デバイス」および「解放デバイス」というそれぞれの用語と交換可能に使用することができる。選択デバイスまたは解放デバイスは、電磁ベース(例えば、ソレノイドを実装する)、空気圧ベース、油圧ベースとなり、または選択および解放の機能を実装するために好適な任意の他の類似技術に基づくことができる。
【0053】
選択アクチュエータ914aは、フライス加工領域に輸送するために格納領域911中の一群のワークピースから他のワークピースを選択するように構成される、選択部材を含む。選択部材は、ワークピースに係合して、それが下方に摺動することを防止する。コントローラの制御下で、ワークピースから選択部材を係脱するように、制御信号915のうちの1つを選択アクチュエータ914aに送達することができ、それにより、それがステージング領域910へ摺動することを可能にする。解放アクチュエータ914bは、フィーダ部材912aおよび912bに沿って輸送するために一群のワークピースから他のワークピースを解放して、選択部材に係合する(すなわち、次のワークピースが選択部材に係合する)ように構成される、解放部材を含む。解放部材は、例えば、選択された数のワークピースを除いた全てが下方に摺動することを防止するように、他のワークピースに係合する。コントローラの制御下で、他のワークピースから解放部材を係脱するように、制御信号915のうちのもう1つを解放アクチュエータ914bに送達することができ、それにより、それらが選択部材へ摺動することを可能にする。
図9Aから9Eで説明される選択および解放の構造および技法は、搭載動作を促進することの一実施例を例証するにすぎないことに留意されたい。したがって、選択および解放の構造および技法は、限定的となることを目的としていない。選択または解放、あるいは両方の他の実装が可能である。
【0054】
図9Bは、いくつかの実施形態による、ローダの端面
図901である。フィーダ部材912aおよび912bは、格納されたワークピースを支持するための接触表面913を含む。この実施例では、選択アクチュエータ914aの選択部材916aは、選択されるまでワークピースが存在する面997b内に配置される。この構成では、選択部材916aは、ワークピースの進行を妨げる。選択されたときに、選択部材916aは、後退し、少なくとも1つのワークピースが前進することを可能にする。さらに、解放アクチュエータ914bの解放部材916bは、解放されるまで格納されたワークピースが存在する面997a内に配置される。この構成では、解放部材916bは、ワークピースによる進行を妨げる。選択されたときに、解放部材916bは、後退し、他のワークピースが前進することを可能にする。
【0055】
図9Cは、いくつかの実施形態による、ローダの側面
図903である。この実施例では、距離921選択アクチュエータ914aと解放アクチュエータ914bとの間の距離921は、ワークピースの長さに合わせて調整することができる。いくつかの実施形態によれば、格納領域911および/またはフィーダ部材912aおよび912bは、角度(「A」)923を調整するように旋回点919の周囲で旋回することができる。角度923は、ワークピースが摺動する速度を増加または減少させるように、フィーダ部材912aおよび912bがワークピースの上に付与することができる、摩擦力の量を調整することができる。例えば、あまり急ではない角度923が、他のワークピース、選択アクチュエータ914a、解放アクチュエータ914b、または任意の他の構造への衝撃力を低減するために、より重いワークピースとともに使用されてもよい。別の実施例として、より急な角度923が、より軽いワークピースに使用されてもよい。(例えば、ワークピースが摺動する速度を修正するように制御することができる、可変抵抗を有する、ローラまたは車輪を使用することによって)ワークピースがフィーダ部材912aおよび912bの下方に摺動する速度を修正するように、他の構造を実装できることにも留意されたい。
図9Dは、いくつかの実施形態による、ローダの上面
図904である。その上、
図9Dは、ローダの一部として形成することができる、ガイド部材312aおよび312bを含むステージング領域910を図示する。他の実施例では、フライステーブルと関連付けられるガイド部材は、ステージング領域910を構成することができる。
【0056】
図9Eから9Jは、種々の実施形態による、選択アクチュエータおよび解放アクチュエータの種々の実装を図示する線図である。
図9Eは、ワークピース504b、504a、および504cが格納領域中に配置される、ローダの側面
図905である。具体的には、選択アクチュエータ914aの選択部材が、ワークピース504bに係合しており、それにより、それがステージング領域910へ摺動することを防止する。さらに、解放アクチュエータ914bの解放部材が、ワークピース504aに係合しており、それにより、それとワークピース504cとが摺動することを防止する。
図9Fは、ワークピース504bが搭載のために選択されている一方で、ワークピース504aおよび504cが格納領域中に配置されたままである、ローダの側面
図906である。具体的には、選択アクチュエータ914aの選択部材が、ワークピース504bから係脱し、それにより、それがステージング領域910へ摺動することを可能にする。さらに、解放アクチュエータ914bの解放部材は、ワークピース504aと係合されたままであり、それにより、ワークピース504aおよび504cが摺動することを防止する。
図9Gは、ワークピース504bが搭載のために選択されている一方で、ワークピース504aおよび504cが解放されている、ローダの側面
図907である。この場合、解放アクチュエータ914bの解放部材は、ワークピース504aと係脱し、それにより、それとワークピース504cとが選択アクチュエータ914aの選択部材へ摺動することを可能にし、ワークピース504aおよび504cがステージング領域910へ摺動することを防止する。
図9Hは、ワークピース504bがフライステーブル(図示せず)へ輸送するためにローダ部材954によって係合されている、ローダの側面
図917である。ワークピース504aおよび504cは、選択アクチュエータ914aの選択部材に係合されたままであり、ワークピース504aおよび504cがテージング領域910へ摺動することを防止する。
図9Iは、ワークピース504aが搭載のために選択されている一方で、ワークピース504cが格納領域中に配置されたままである、ローダの側面
図908である。具体的には、選択アクチュエータ914aの選択部材は、ワークピース504aに係脱し、それにより、それがステージング領域910へ摺動することを可能にする。さらに、解放アクチュエータ914bの解放部材は、ワークピース504cと係合されたままであり、それにより、それが摺動することを防止する。
図9Jは、ステージング領域970が万力本体508a上のガイド部材522と関連付けられる、ローダの側面
図909である。いくつかの実施形態によれば、ガイド部材312aおよび312bを省略することができ、それにより、ワークピースは、格納領域971からステージング領域970へ摺動し、それは、フライス加工部位を移動させるように構成される構造と関連付けられることができる。
【0057】
図10は、種々の実施形態による、ワークピースを自動的に搭載し、搬出するフローの実施例を図示する線図である。フロー1000は、1002から始まり、ワークピースの幅を調整する必要性に基づいて、ローダ構成を調整するかどうかに関する1003での判定に先行して、
図2の搭載段階201および搬出段階211を含む。もしそうであれば、フロー1000は1005へ移動し、もしそうでなければ、フロー1000は継続する。1005では、フィーダ部材の空間位置が、ワークピースの寸法に近づくように調整され、エフェクタが、フィーダ部材の中に格納されたワークピースの内側部分を通過する面と同時に整列させられる。
【0058】
図11Aから11Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの種々の実施例を図示する線図である。
図11Aは、いくつかの実施形態による、フィーダ部材がワークピースの寸法(例えば、幅)に適合するように調整されるにつれて、エフェクタ752またはローダ302のいずれか一方あるいは両方をセルフセンタリングするように構成される、セルフセンタリングデバイス1101を図示する線
図1100である。セルフセンタリングデバイス1101は、例えば、フィーダ部材912bが調整される方向に、距離の半分(「d/2」)だけエフェクタ752の位置を調整するように構成される。いくつかの実施形態では、セルフセンタリングデバイス1101は、距離が修正されるにつれて、1対のフィーダ部材の間の距離の約半分においてエフェクタ752の位置を調整するように構成される。エフェクタ752の位置は、ワークピースの内側部分に係合するように構成される。さらに、セルフセンタリングデバイス1101は、1対のフィーダ部材の間の距離がある量だけ調整されることを判定するように、および(例えば、フィード部材912aが静止している、または不動であるように構成されたときに)量の約半分だけエフェクタ752の位置を調整するように構成される。エフェクタ752がまた、清掃力を送達するように構成されたとき、セルフセンタリングデバイス1101は、清掃力がフィーダ部材またはレールの間の約半分から発生するときに、同等の清掃力がガイド部材に印加されることを促進する。いくつかの実施形態によれば、セルフセンタリングデバイス1101は、運動をエフェクタ752および少なくとも1つのフィーダ部材(例えば、フィーダ部材912bまたはその構成要素)に付与するように構成される、調整部材を含み、それにより、調整部材は、フィーダ部材が移動している速度の半分(または約半分)である速度で、エフェクタ752を変位させるように構成される。
図11Bから11Dは、調整部材をネジ部材1105として図示するが、調整部材(およびその構成要素)は、回転運動をエフェクタ752およびフィーダ部材の直線運動に変換することに限定される必要はない。むしろ、調整部材は、エフェクタ752、および随意でフィーダ部材を移動させる力を受け取るように構成される、1つ以上の構造を含むことができる。調整部材の実施例は、d/2対dの比で運動を伝えるようにプッシュ・プルロッドに連結されるレバー、ならびに、例えば、玉軸受を介して摺動可能に連結されるレールを含む、いくつかある実施例の中でも特に、エフェクタ752についてはd/2、フィーダ部材912bについてはdの変位を生じるように設計されている滑車およびケーブル(例えば、ブロックおよびタックル)のシステムを含む。
【0059】
図11Bは、具体的実施形態による、セルフセンタリングデバイス1199用の要素を図示する第1の斜視
図1120である。示される実施例では、フィーダ部材912aは、側面部材1106aに添着され、それは順に、面1102に添着される。同様に、フィーダ部材912bは、側面部材1106bに添着され、それは順に、締結具1104によって面1102に添着された摺動部材1103に摺動可能に連結される。摺動部材1103の他の端部は、締結構造1107を介して側面部材1106aに添着される。アクチュエータ支持部材1111は、ローダ302を支持するように構成され、それにより、アクチュエータ支持部材1111は、摺動部材1103に摺動可能に連結される。ネジ部材1105は、ネジナット1108aを介して側面部材1106aに連結される。
図11Cは、具体的実施例による、セルフセンタリングデバイス1199用の付加的な要素を図示する第2の斜視
図1130である。ネジ部材1105の他方の端部は、ネジナット1108bを介して側面部材1106bに摺動可能に連結される。
【0060】
図11Dは、具体的実施形態による、セルフセンタリングデバイス1199用の要素を図示する上面
図1140である。示される実施例では、側面部材1106bは、連結部材1113を介して摺動部材1103に摺動可能に連結され、アクチュエータ支持部材1111は、摺動部材1103のうちのそれぞれの上の連結部材1115を介して摺動部材1103に摺動可能に連結される。ネジ部材1105は、ネジ部材1105の長さのほぼ中間点でカラー部材1122に堅く連結される。動作中に、セルフセンタリングデバイス1199は、フィーダ部材912aおよび912bならびにエフェクタ752に連結されたネジ部材1105を旋回させる回転力を受容するように構成される。ネジ部材1105は、一方の端部における一式のネジ山1105aが、他方の端部における別の一式のネジ山1105bに対して逆のネジ山付きである(すなわち、反対のネジ山付きである)、両頭ネジである。したがって、旋回部位1168におけるネジ部材1105の各回転について、カラー1122は、ネジ部材1105の半分の回転を受ける。そのようなものとして、フィーダ部材912bがフィーダ部材912aに対して移動する距離の単位dについて、カラー1122は、距離の半分d/2だけアクチュエータ支持部材1111を移動させるように、側面1117aまたは1117bのいずれか一方に力を及ぼす。エフェクタ752は、アクチュエータ支持部材1111と一致して移動する。したがって、エフェクタ752は、フィーダ部材912aおよび912bの間の距離の約半分にとどまる。いくつかの実施形態では、ネジ部材1105を自動的に旋回させてフィーダ部材912aおよび912bの間の幅を調整するように、自動調整器1169を構成することができる。
【0061】
図12Aから12Cは、種々の実施形態による、ユニットに組み込まれたローダおよびアンローダの実施例を図示する線図である。
図12Aは、エジェクタアセンブリ1203と協働するように構成されるローダアセンブリ1201を図示する線
図1200である。この実施例では、エジェクタアセンブリ1203は、エジェクタアクチュエータ620と、エジェクタ部材612と、係合部材614とを含む。エジェクタアセンブリ1203はまた、排出プラットフォーム605も含む。ローダアセンブリ1201は、フィーダ部材912aおよび912bと、ローダ302と、プレート1102上のセルフセンタリングデバイス1199と、ローダ部材554と、エフェクタ552とを含むことができる。
図12Bは、エジェクタアセンブリ1203と同一場所に位置するように構成される、ローダアセンブリ1201を図示する斜視
図1220である。この実施例では、エジェクタ部材612および係合部材614は、ローダ部材と平行な方向に延在するように構成される。
図12Cは、エジェクタアセンブリ1203と同一場所に位置するように構成される、ローダアセンブリ1201を図示する上面
図1240である。この実施例では、ローダアセンブリ1201およびエジェクタアセンブリ1203は、緩衝化領域等の非フライス加工領域1252の中で同一場所に位置する。さらに、エジェクタ部材612および係合部材614は、ローダ部材554と平行な方向に延在するように構成される。したがって、エジェクタ部材612およびローダ部材554は、フライス加工領域1251の中へ延在することができる。いくつかの実施形態では、係合部材614は、エフェクタ552と共通する面内で横断することができる。代替実施形態によれば、エジェクタ部材612およびローダ部材554がそれぞれ、相互に対して非平行角度でフライス加工領域1251の中へ延在するように、エジェクタアセンブリ1203およびローダアセンブリ1201は、フライス加工部位に対して半径方向に配向することができる。
【0062】
図13Aから13Bは、種々の実施形態による、ローダおよびアンローダの組み合わせを含む、ユニットの実施例を図示する線図である。
図13Aは、複合ユニット(エジェクタアセンブリ1303およびローダアセンブリ1301を含む)を形成するように相互に連結される、種々のフレーム部材1302、1304、1305、および1307を含むユニット1399を図示する。
図13Bは、ユニット1399の斜視
図1320を図示する。いくつかの実施形態では、フレーム部材1302、1304、1305、および1307のうちの1つ以上は、フライス盤に連結するように構成される。
【0063】
図14Aから14Cは、種々の実施形態による、封入ローダおよびアンローダユニットの実施例を図示する線図である。
図14Aは、ユニット1399の内側に緩衝化領域を形成するためのドアを含むパネルまたはシールドの使用を図示する線
図1400である。パネル1411、1412、1414、1417、および1419は、材料がユニット1399の内部に進入することから偏向させる、または別様に妨げるように構成される。
図14Bは、封入ユニット1399の斜視
図1420である。断面
図W−W’が次に示されている。
図14Cは、ローダアセンブリ1301およびエジェクタアセンブリ1303を示すための断面図(「W−W’」)1440である。示されるように、ドア1416は、ブラケット1446に連結されは、それは順に、ピストン1444を介してドアアクチュエータ1442に連結される。コントローラ1450は、ドアアクチュエータ1442を制御してドア1416を開く、または閉じるように構成される。ドアアセンブリの一部として図示される構成要素(例えば、ピストン1444、ブラケット1446等)は、随意的であり、ドア1416を開閉するための種々の実装の実施例を表すことに留意されたい。
【0064】
図15Aから15Fは、種々の実施形態による、コントローラからの制御信号に応答したユニットの動作の種々の状態を図示する線図である。
図15Aは、搭載動作中にワークピースを受容するように、ガイド部材1522がローダアセンブリ1301と整列させられる、初期状態でユニット1399を図示する線
図1500である。コントローラ1515aは、テーブル移動デバイス1509(例えば、フライステーブル)を制御して、フライステーブル1582をユニット1399に隣接するある場所へ移動させる信号1511を伝送するように構成される。また、コントローラ1515aは、経路1512を介して、ドアを開く制御信号を伝送するように構成される。
図15Bは、エフェクタ1552が、その表面を清掃するようにガイド部材1522および1554の間を移動している、清掃状態でユニット1399を図示する線
図1520である。コントローラ1515bは、1513を介して、エフェクタ1552を制御する信号を伝送するように構成される。
図15Cは、エフェクタがワークピースを搭載するようにガイド部材の間を移動している、搭載状態でユニット1399を図示する線
図1540である。コントローラ1515cは、1543を介して、エフェクタ1552を制御する信号を伝送するように構成される。コントローラ1515cはまた、経路1541および1542を介して、それぞれ選択アクチュエータおよび解放アクチュエータに制御信号を伝送するようにも構成される。次に、コントローラ1515cはまた、経路1517を介して、ワークピースを締め付けるようにガイドを閉じる制御信号を伝送することもできる。
【0065】
図15Dは、フライス工具と接触するためにガイド部材1522がフライス加工部位へ移動させられる、フライス加工状態でユニット1399を図示する線
図1560である。コントローラ1515aは、テーブル移動デバイス1509(例えば、フライステーブル)を制御して、フライステーブル1582をフライス工具に隣接して移動させる信号1511を伝送するように構成される。また、コントローラ1515aは、経路1512を介して、ドアを閉じる制御信号を伝送するように構成される。
図15Eは、排出状態前のユニット1399を図示する線
図1580である。コントローラ1515aは、1511を介して、テーブル移動デバイス1509(例えば、フライステーブル)を制御して、フライステーブル1582を排出アセンブリに隣接するある場所へ移動させる信号を伝送するように構成される。また、コントローラ1515aは、経路1512を介して、ドアを開く制御信号を伝送するように構成される。
図15Fは、排出部材上の係合部材1594がワークピースを搬出するようにガイド部材の間で移動している、排出状態でユニット1399を図示する線
図1580である。コントローラ1515dは、経路1519を介して、エジェクタアクチュエータを制御する信号を伝送するように構成される。コントローラ1515dはまた、経路1518を介して、ガイド部材1506を開いてワークピースを解放する制御信号を伝送するようにも構成される。種々の実施形態では、コントローラ1515aから1515dは、特定の機能性を実装する命令を実行するためのプロセッサおよびメモリとして実装することができる。コントローラ1515aから1515dのうちの1つ以上は、フライス盤用のコントローラ(例えば、フライス盤と一体化した、または別様に関連付けられたコントローラ)で実装することができる。1つ以上のコントローラ1515aから1515dは、フライス盤およびローダアセンブリにわたって個々のコントローラとして分散することができ、フライス盤およびローダアセンブリのいずれか一方の外部に分散することができ、または両方である。コントローラ1515aから1515dは、フライス盤の中、ローダアセンブリの中、またはフライス盤およびローダアセンブリの両方の外部にある単一のコントローラとして、集合体で実装することができる。例えば、コントローラ1515aから1515dは、
図18Aに示されるように実装することができる。
【0066】
図16Aから16Bは、種々の実施形態による、フライス盤とのローダおよびアンローダユニットの統合の実施例を図示する線図である。
図16Aは、エンクロージャ1672を含むフライス盤1670を図示する線
図1600である。フライス盤1670は、垂直フライス盤である場合は工具1601a、または水平フライス盤である場合は工具1601bを含むことができる。エンクロージャ1672は、内部領域を取り囲み、ローダおよびアンローダユニットの複数部分または全体をエンクロージャ1672の中に配置することができる、アクセスポート1674を含むことができる。一実施形態では、本明細書で説明される搬出および搭載技法に関して、特定の工作機械1601cを実装することができる。工作機械1601cは、締め付け部材として動作するときにワークピースをガイド部材の中へ駆動する力の「衝撃」を送達するようにバネが解放されるときに、ある距離まで降下させられ、ワークピースに押し付けられるにつれて、バネ1603にエネルギーを貯蔵するように動作するバネ1603を含む。一実施形態では、コントローラは、制御信号を介して、工作機械1601cがワークピース上の1つ以上の点で衝撃力を印加している状態で、ワークピースに少量の圧力を印加するように動作する。次いで、コントローラは、制御信号を介して、ワークピースを固定化するように、より多量の圧力を印加することができる。フライス盤1670は、コントローラ1615(またはその複数部分)の制御下で、工作機械1601c等の工作機械を自動的に交換するように構成される、自動工具交換装置(図示せず)を含む。
【0067】
図16Bは、コントローラ1615または1つ以上のコントローラ1615aおよび1615bの制御下にある種々の要素を図示する、
図16Aのフライス盤1670の断面図(「U−U’」)1620である。例えば、コントローラ1615aは、インターフェース1692を介して、工具1601aまたは1601bを制御するように、締め付けデバイス1606を制御してワークピースを締め付ける、または解放するように、およびテーブル移動デバイス1609を制御してローダ1691とエジェクタ1690との間でワークピースを移動させるように、信号を交換することができる。コントローラ1615bは、他のインターフェース1692を介して、アクチュエータ1693を起動してドアを開閉する、選択アクチュエータ1694aおよび解放アクチュエータ1694bを制御して搭載動作を促進する、ローダ1691を制御して搭載および清掃動作を促進する、およびエジェクタ1690を制御してワークピースの搬出を促進する信号を交換するように構成される。いくつかの実施形態では、コントローラ1615aは、ラダーロジックに基づいて命令を実行する。例えば、コントローラ1615aは、1つ以上のプログラマブルロジックコントローラ(「PLC」)として実装することができる。インターフェース1699は、それらが相互と通信することができるように、そのコントローラ1615aおよび1615bの間で通信可能に配置される、ソフトウェアインターフェース(例えば、API)となり得る。
【0068】
図17Aから17Cは、種々の実施形態による、水平フライス盤の搭載の実施例を図示する線図である。
図17Aは、フライス加工領域1710中の1つ以上のフライス加工部位1702において水平フライス加工動作を行うように配向される、工具1701を図示する線
図1700である。一実施形態によれば、ローダは、ステージング領域1712においてワークピース1704aに係合し、搭載力(「Fl」)1707を印加して、例えば、経路1718を介して、ワークピース1074aをフライス加工領域1710の中へ押し進めるように構成される。さらに、その進行中に経路1718に沿ってワークピース1704aを誘導するように、1つ以上の誘導力(「Fg」)1705をワークピース1704aに印加することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上のガイド構造(図示せず)によって、1つ以上の誘導力1705を印加することができる。1つ以上の誘導力1705を提供するガイド構造は、フライス加工領域1710またはステージング領域1712のいずれか一方、あるいは両方と関連付けることができ、またはその中に位置することができる。場合によっては、移動を引き起こすように、連結力(「Fc」)を1つ以上の誘導力に代替することができる。連結力の実施例は、ピックアンドプレース状ローダ(図示せず)によって生成されるものである。少なくとも1つの実施形態では、経路1718は、重力の方向と平行(または実質的に平行な)面内に存在する。したがって、印加された力(「Fa」)1703の印加を提供するように、保持部材(図示せず)を構成することができる。印加された力1703は、いくつかの実施例によれば、ワークピース1704aがガイド部材に接触して1つ以上の誘導力1705の印加を維持することを可能にする。ワークピース1704aは、フライス加工動作を行うためにフライス加工部位1702と工具1701との間の領域1710aに輸送されてもよい。
【0069】
図17Bは、いくつかの実施形態による、水平フライス盤で搭載動作を行うように構成されるローダ1703を図示する線
図1720である。線
図1720は、トゥームストーン1780と、トゥームストーン1780を回転させるように構成されるインデクサ1740とを含む。この実施例では、保持部材が、バネブラケット1782を介してローダ1703に連結される弾性力生成部材1784(例えば、バネ)として実装される。ローダ部材1754は、ガイド部材1722aを介して、1対の締め付け部材として動作することができるガイド部材1722bへ輸送するために、ワークピース1704bに搭載力を印加するように構成される。
【0070】
図17Cは、一実施形態による、ガイド部材の実施例を図示する端面
図1740である。端面
図1740は、トゥームストーンと、ワークピース1740と接触するガイド部材1722aの端面図とを含む。示されるように、ワークピース1704bは、台形断面の側面1797を含むように構成され、ガイド部材1722aは、側面1796を含む。側面1797および1796は、ワークピース1704bとガイド部材1722aとの間の接触を維持するように係合する。
図17Aから17Cは、水平フライス盤の中の自動搭載の実施例を図示し、それにより、他の実施形態は、これらの示された実施例に限定されない。
【0071】
図18Aは、少なくとも1つの実施形態による、とりわけ、ワークピースを自動的に搭載する、または取り除くために好適である例示的なコンピュータシステムを図示する。いくつかの実施例では、コンピュータシステム1800は、上記の技法を行うように、および本明細書で説明される構造(例えば、コントローラ構造またはその複数部分)を実現するように、コンピュータプログラム、アプリケーション、方法、過程、または他のソフトウェアを実装するために使用することができる。コンピュータシステム1800は、1つ以上のプロセッサ1804、システムメモリ(「メモリ」)1806(例えば、メモリ1899の中で外部に分散するこができる)、記憶デバイス1808(例えば、ROM)、ディスクドライブ1810(例えば、磁気または光学)、通信インターフェース1812(例えば、モデム、イーサネット(登録商標)カード、または通信ネットワークとデータを交換するように、あるいは製造機械を制御するように構成される任意の他のインターフェース)、ディスプレイ1814(例えば、CRTまたはLCD)、入力デバイス1816(例えば、キーボード)、およびポインタカーソル制御1818(例えば、マウスまたはトラックボール)等のサブシステムおよびデバイスを相互接続する、情報を伝達するためのバス1802または他の通信機構を含む。一実施形態では、ポインタカーソル制御1818は、搭載動作および搬出動作のうちの1つ以上を構成することができる、1つ以上の専用コマンドを呼び出す。
【0072】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステム1800は、プロセッサ1804がシステムメモリ1806に記憶された1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスを実行する、特定の動作を行う。そのような命令は、静的記憶デバイス1808またはディスクドライブ1810等の別のコンピュータ可読媒体から、システムメモリ1806の中へ読み出すことができる。いくつかの実施例では、配線回路を、実装のためのソフトウェア命令の代わりに、またはそれらと組み合わせて使用することができる。示される実施例では、システムメモリ1806は、オペレーションシステム(「O/S」)1832、アプリケーション1836、および制御モジュール1838を実装するための実行可能命令のモジュールを含み、それは順に、偏向器シールドの開閉を制御するシールドモジュール1840、搭載および清掃段階を制御するローダモジュール1842、ワークピースの抽出を制御するエジェクタモジュール1844、搭載過程を促進する選択アクチュエータおよび解放アクチュエータ(「SおよびR」)モジュール1845、ワークピースの締め付けおよび解放を制御する締め付けモジュール1846、フライス加工動作を制御するフライス加工モジュール1847、およびプラットフォーム移動デバイスの関節動作を制御するプラットフォームモジュール1848を実装することができ、そのうちのそれぞれは、本明細書で説明される機能性を提供することができる。また、システムメモリ1806は、ステージング領域と格納領域またはフライス加工領域のいずれか一方との間の相対的位置を制御するように、ステージングモジュール1849を含むことができる。例えば、ステージングモジュール1849は、ステージング領域のガイド部材を上昇または降下させて格納領域からワークピースを受容する(例えば、ワークピースを受容する第1の配向とワークピースを搭載する第2の配向との間でガイド部材を旋回または回転させる)ように、実行可能命令を含むことができる。システム1800の構成要素は、1つの構造に集約することができ、または種々のコンピュータシステムまたはデバイスにわたって等、種々の構造の中で分散することができる。例えば、プロセッサおよびメモリは、コントローラを構成することができ、それにより、プロセッサと組み合わせて、本明細書で説明される機能性のうちの1つ以上を果たすように、
図18に図示されるモジュールのうちの1つ以上の実行可能命令をメモリで実装することができる。他の実施例では、図示されたモジュールは、ローダアセンブリおよびエジェクタアセンブリの種々の技法を行う(例えば、同様の制御信号を生成する)ように、機能性および/または構造を共有することができる。場合によっては、
図18に示されるモジュールの機能は、フライス盤用のロジックの中、ローダアセンブリ(および/またはエジェクタアセンブリ)用のコントローラの中、あるいはフライス盤またはローダアセンブリのいずれか一方、または両方の外部に分散することができる。
【0073】
「コンピュータ可読媒体」という用語は、少なくとも1つの実施形態では、実行のために命令をプロセッサに提供することに関与する任意の媒体を指す。そのような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含むが、それらに限定されない、多くの形態を成すことができる。不揮発性媒体は、例えば、ディスクドライブまたは同等物等の光または磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、システムメモリまたは同等物等のダイナミックメモリを含む。伝送媒体は、バスを備えるワイヤ、またはそれを通して情報を伝える(例えば、異なる圧力が異なるデータまたは情報を表す場合、液体または気体を通して)任意の他の媒体を含む、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバを含む。伝送媒体はまた、電波および赤外線データ通信中に生成されるもの等の電磁、音響、または光波の形態を成すこともできる。伝送媒体はまた、気体を含むこともでき、それにより、異なる圧力の気体が信号を表す。
【0074】
コンピュータ可読媒体の一般的な形態は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD−ROM、任意の他の光学媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを伴う任意の他の物理的媒体、RAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、時間依存性波形、またはコンピュータが命令を読み出すことができる任意の他の媒体を含む。
【0075】
いくつかの実施例では、命令のシーケンスの実行は、単一のコンピュータシステムによって行うことができ、または複数のプロセッサおよびコンピュータシステムにわたって分散することができる。いくつかの実施例によれば、通信リンク(例えば、LAN、PSTN、または無線ネットワークへのリンク)によって連結される2つ以上のコンピュータシステム1800が、相互と協働して命令のシーケンスを行うことができる。コンピュータシステムが、通信リンク1820および通信インターフェース1812を通して、プログラムコード(すなわち、アプリケーションコード)を含む、メッセージ、データ、および命令を伝送および受信することができる。受信したプログラムコードは、受信されるにつれてプロセッサ1804によって実行することができ、および/または以降の実行のために、ディスクドライブ1810または他の不揮発性記憶装置に記憶することができる。一実施形態では、システム1800(またはその一部分)は、フライス盤に組み込むことができ、またはフライス盤およびローダアセンブリの全体を通して分散することができる。
【0076】
少なくともいくつかの実施例では、上記の特徴のうちのいずれかの構造および/または機能を、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、回路、またはそれらの組み合わせで実装することができる。上記の構造および構成要素、ならびにそれらの機能性は、1つ以上の他の構造または要素と統合されてもよいことに留意されたい。代替として、要素およびそれらの機能性は、該当する場合、構成従属要素に細分されてもよい。ソフトウェアとして、上記の技法は、種々の種類のプログラミングまたは整形言語、フレームワーク、構文、アプリケーション、プロトコル、物体、または技法を使用して実装されてもよい。いくつかの実施形態では、上記の技法は、ラダーロジックまたは同等の実行可能命令で実装することができる。例えば、コントローラ1800の1つ以上の構造および/または機能は、1つ以上のプログラマブルロジックコントローラ(「PLC」)、あるいは他の同等のコントローラとして、および/または他の同等のプログラマブルハードウェアあるいはロジックを用いて実装することができる。ハードウェアおよび/またはファームウェアとして、上記の技法は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、または任意の他の種類の集積回路を設計するように構成される、任意のレジスタ転送言語(「RTL」)等のハードウェア記述言語を含む、種々の種類のプログラミングまたは集積回路設計言語を使用して、実装されてもよい。これらは、変化させることができ、提供される実施例または説明に限定されない。
【0077】
図18Bは、少なくとも1つの実施形態による、ワークピースを自動的に搭載する、または搬出するために好適なコントローラの実施例を図示する。線
図1840は、エジェクタアセンブリ1841、ローダアセンブリ1842、可動フライステーブル1845、および万力1846の締め付けジョー1845への信号を伝送および受信するように構成される、コントローラ1803を図示する。コントローラ1803は、ハードウェアまたはソフトウェア、あるいはそれらの組み合わせで実装することができる、種々のコントローラおよびロジックを含む。コントローラ1803に含まれるコントローラの実施例は、コントローラの機能性および構造の本明細書のいくつかある説明の中でも、
図15Aから15Fのコントローラ1515aから1515d、または
図16のコントローラ1615を含む。コントローラ1803の構成要素は、1つの構造に集約することができ、または種々の構造で分散することができる。本明細書の種々のコントローラは、機能性を共有する(例えば、同様の制御信号を生成する)ことができる。テーブル移動デバイスコントローラ1815aは、フライステーブル1845を移動させてガイド部材を設置する制御信号を生成するように構成される。ドア起動コントローラ1815bは、ドアおよび/または偏向シールドを開閉する制御信号を生成するように構成される。清掃コントローラ1815cは、清掃制御信号を生成するように構成される。例えば、ガスコントローラ1815fは、加圧ガスをエフェクタに印加するための弁を開閉する制御信号を生成することができ、また、清掃段階中にエフェクタを変位させるためのローダを起動する制御信号を生成するように、ローダコントローラ1815gを起動することもできる。選択および解放コントローラ1815dは、ステージング領域への前進のためにワークピースを選択する、およびステージングに備えて格納領域の中で他のワークピースを解放する制御信号を生成するように構成される。エジェクタコントローラ1815eは、フライス加工領域からフライス加工したワークピースを排出する制御信号を生成するように構成される。いくつかの実施形態では、コントローラ1803は、構成要素コントローラの動作を協調させるように構成することができる。また、コントローラ1803は、ガイド部材1843の動作を制御するように、ステージング制御信号を生成する(例えば、アクチュエータを起動して、搭載するために格納領域に隣接する第1の配向とエフェクタに隣接する第2の配向との間でガイド部材1843の端部を旋回するように、ステージング制御信号を生成する)ことができる。
【0078】
図18Cは、少なくとも1つの実施形態による、とりわけ、コントローラがワークピースを自動的に搭載する、または搬出することができる、例示的なフローを図示する。フロー1860は、1861から始まる。1862では、制御信号が、ステージング領域に対してガイド部材を設置するように生成される。例えば、フライステーブルに、ステージング領域に隣接する位置を獲得させるように、テーブル移動制御信号を生成することができる。経路を清掃するかどうかの判定が1863で行われる。もしそうであれば、フロー1860は、偏向器シールドを開くようにドア起動信号が生成され、それにより、フライス加工領域とローダアセンブリとの間にアクセスを提供する、1864へ移動する。1865では、清掃制御信号が生成される。例えば、制御信号は、エフェクタへの加圧ガスの印加をオンまたはオフにし、経路に沿ってエフェクタを変位させる部材を起動することができる。例えば、
図5Cのワークピース504a等の第2のワークピースが、
図5Cのワークピース504bを搭載した後に搭載されたときに、経路を清掃しないという判定を1863で行うことができる。この場合の清掃段階は、ワークピース504bを搭載する前に行われていてもよい。
【0079】
図18Cの1865に戻って、ステージング領域またはその構成要素を起動するかどうか(例えば、
図25Aのアクチュエータ2519aおよび2519bを起動すること等)の判定が1888で行われる。もしそうであれば、例えば、1866で格納領域からワークピースを受容するようガイド部材を配向することができるように、例えば、アクチュエータを起動して格納領域に隣接する第1の配向へガイド部材まで旋回することによって、ガイド部材の動作を制御するように、ステージング制御信号が1889で生成される。もしそうでなければ、ステージング領域をエフェクタへ配向するために、いずれの変化も必要とされない(例えば、
図9Eは、格納領域からワークピースを受容した後にワークピースを搭載するように、ステージング領域およびローダアセンブリが移動させられる必要がない場合を図示する)。例えば、ガイド部材は、1889で生成されたステージング制御信号に応答して、「上昇」させられる。
【0080】
1866では、ステージング領域への前進のためにワークピースを選択するように、およびステージングに備えて格納領域の中で他のワークピースを解放するように、選択・解放制御信号が生成される。ステージング領域への前進のためにワークピースを選択することの実施例は、
図9Fおよび27Cに示されている。ステージング領域またはその構成要素を起動するかどうかの判定が1867で行われる。もしそうであれば、例えば、アクチュエータを起動して、搭載するために格納領域に隣接する第1の配向からエフェクタに隣接する第2の配向へガイド部材を旋回することによって、ガイド部材の動作を制御するように、ステージング制御信号が生成される。例えば、ガイド部材は、搭載に備えて、ガイド部材上のワークピースをエフェクタに整列させるように配向することができる。1868では、その上でワークピースを支持するガイド部材を起動して(例えば、回転させて)、エフェクタと整列するためにガイド部材を第2の配向に移動させるように、ステージング制御信号が生成される。例えば、ガイド部は、1867で生成されたステージング制御信号に応答して「降下」させられる。ステージング領域を起動しない判定が1867で行われた場合には、ステージング領域をエフェクタへ配向するために、いずれの変化も必要とされない(例えば、
図9Fは、ワークピースをエフェクタに整列させるように、ステージング領域およびローダアセンブリが移動させられる必要がない場合を図示する)。1869では、ローダを起動して、ステージング領域からフライス加工領域へワークピースを搭載するように、搭載制御信号が生成される。1870では、搭載動作が完了したかどうかの判定が行われる。もしそうでなければ、フローは、1873に移動して、例えば、
図5Eで図示されるようなガイド部材の別のセット599の中へワークピースの別の列を搭載するように、フライステーブルを移動させるかどうかを判定する。
【0081】
図18Cに戻って、搭載が完了したことを示す信号を、1874で検出することができ、偏向器シールドまたはドアを閉じるように、ドア起動信号を生成することができる。フライス加工動作が続行し、フライス加工が完了したことを示す信号を1875で検出することができる。1876では、フライステーブルを移動させて、フライス加工領域から排出されたフライス加工した部品を格納するために、エジェクタ領域に隣接してガイド部材およびフライス加工した部品を設置するように、制御信号を生成することができる。1877では、ドアを開いてフライス加工領域とエジェクタアセンブリとの間にアクセスを提供するように、制御信号が生成され、エジェクタアセンブリを制御してフライス加工した部品を排出するように、他の制御信号が生成される。1878では、搬出動作が完了したかどうかの判定が行われる。もしそうでなければ、フローは、
図2の242と同様に1870を通過する。フロー1860は1891で終了する。
【0082】
図19Aは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載の実施例を図示する線
図1900である。
図1Aの中の要素と同様の名前または参照番号を有する、
図19Aの中の要素は、同様の機能および/または構造を有することができる(しかし有する必要はない)。一実施例では、ローダは、フライス加工領域1910への輸送のために格納領域114に格納された一群のワークピース104bからワークピース104aを選択するように構成される。フライス工具101は、ワークピースがフライス加工領域の中でのフライス加工動作のために設置される表面である、フライス加工領域中のフライステーブル1910に関連して、フライス加工部位1902でワークピースに機械加工動作を行うように構成される。いくつかの実施例によれば、フライス加工部位102は、ワークピースを機械加工するための工具101によってアクセス可能な1つ以上の点と関連付けられることができる。フライステーブル110は、フライス工具100に対して移動するように構成可能な任意の表面またはプラットフォームとなり得る、フライステーブルによってアクセス可能なフライス盤の中の位置と関連付けられることができる。示されるように、フライステーブル1920はX、Y、およびZ軸のうちの1つ以上の周りを回転することができ、または別様に配向することができる。
【0083】
図1Aと同様に、ローダは、一実施形態によれば、フライステーブル110の中の目的地への搭載に備えて、選択されたワークピースを輸送することができる、ステージング領域112を含むことができる。一実施形態によれば、ローダは、ステージング領域112においてワークピース104aに係合し、搭載力(「Fl」)107を印加して、例えば、経路118上で、ワークピース104aをフライステーブル1910上へ押し進めるように構成される。少なくとも1つの実施形態では、経路118は、共通面(例えば、X−Y面)内に存在する。
図19Aは、ステージング領域112からフライステーブル1910へのワークピース104aの直線的並進を図示するが、種々の実施形態は、面内の直線的変位に限定されないことに留意されたい。そのようなものとして、その上でワークピース104aが横断する経路118は、3次元(例えば、Z軸での変位を含むことができる)または同等物となり得る。いくつかの実施形態では、その上でワークピースが排出段階中に進行する経路は、経路118と同じ面内にある必要はない。例えば、フライス加工したワークピースは、経路118を含む面と平行な面となり得る、経路1980等の異なる面内の経路を辿ることができる。
【0084】
図19Bは、少なくともいくつかの実施形態による、ワークピースの自動化搭載の別の実施例を図示する線
図1950である。ローダ1999の一部分は、ローダ部材352(および他の物体)、ならびにガイド部材312aおよび312bの運動を引き起こすように、ローダ部材352に印加する力を駆動または生成するためのローダ力生成ユニット1903を含むことが示されている。線
図1950では、ローダ1999は、ワークピース1904cとしてワークピースをフライステーブル1960に移送するように構成される。エフェクタ352は、
図19Bで力を1904cに提供するものとして示されているが、他の実装は、エフェクタ352を使用する必要がなく、搭載力を直接印加してワークピース1904cを移動させるために搭載部材354を使用することができる。フライステーブル1960の中のワークピース1904cは、工具101がワークピース1904cに接触するときのフライス加工動作中に、静止位置で締め付けられる。示される実施例では、締め付け部材1922は、ワークピース1904cを締め付けるために使用することができる。いくつかの実施形態では、締め付け部材1922は、ガイド部材として構成することができ、またはガイド部材を含んで、ワークピースを締め付け部材1922の中へ誘導するよう(締め付け部材1922が目的地である場合)に、あるいはワークピースを他の締め付け部材(図示せず)まで誘導して、フライステーブル1960の中で複数のワークピースフライス加工動作を提供するように構成することができる。
【0085】
示されるように、フライステーブル1960は、締め付け部材1922の配向を変化させるように、X、Y、およびZ軸のうちの1つ以上の周りを回転することができ、または別様に配向することができる。したがって、フライス加工動作は、フライス加工した部分1986(平行線模様で示される)を伴うフライス加工したワークピース1904cを生産するように、任意の配向でワークピース1904cに行うことができる。フライス加工した部分1986は、フライス工具によってアクセス可能である表面(例えば、フライステーブルまたは表面1960あるいは締め付け部材1922によって遮られていない表面)を含むことができる。さらに、フライス加工したワークピース1904cは、X、Y、およびZ空間内の任意の配向で搬出することができる。いくつかの実施形態では、フライステーブル1960は、フライス加工した部分1986が負のZ方向に向かって(例えば、それに沿って重力が方向付けられる方向に)配向されるように、Y軸またはX軸のいずれか一方の周囲で約180度回転させることができる。この位置では、ワークピース1904cが解放され、下に向いているフライス加工した部分1986の上に静置する方式で、重力がワークピース1904cを搬出することを可能にするように、締め付け部材1922による1904cへの圧力を低減することができる。この配向において、フライス加工されていない部分1988は、正のZ方向に向いている。少なくとも1つの実施形態では、ワークピース1904cは、(例えば、ステージング領域において)ローダ部材354またはエフェクタ352によって係合されるようにワークピース1904cを整列させることができる空間位置へ、経路1982を介して輸送される。例えば、ワークピース1904cがガイド部材312aおよび312bに導入されたときに、ローダ1999は、フライス加工されていない部分1988がフライス工具にアクセス可能であるように、ワークピース1904cを締め付け部材1922の中へ押し進めることができる。したがって、種々の実施形態によれば、ワークピース1904cは、機械加工のためにアクセス可能である、その表面(または非常に多くの表面)のうちのそれぞれを有することができる。
【0086】
図20Aから20Cは、種々の実施形態による、ローダとともに使用するためのフライス加工表面を図示する。
図20Aの線
図2000は、トゥームストーン2011等の取付構造の周囲に配列された締め付け部材2107を図示する側面図である。トゥームストーン2011は、示される実施例によれば、X軸の周囲で締め付け部材2107を回転させるように構成される、インデクサ2013に連結される。
図20Bの線
図2020は、取付構造またはトゥームストーン2011の周囲に配列された締め付け部材2107を図示する上面図である。この位置では、締め付け部材2107は、ローダと整列してワークピース(図示せず)を受容するように構成することができる。締め付け部材2107の実施例は、Schunk, GmbH製のClamping Force Blocks KSP 160を含む。
図20Cの線
図2040は、同部分の斜視図である。
【0087】
図21Aから21Bは、種々の実施形態による、ワークピースを搭載するように
図20Aおよび20Bのフライス加工表面と相互作用する、ローダを図示する。線
図2100は、締め付け部材2017と関連付けられるフライス加工表面上にワークピース1940fを搭載する、ローダ2150を図示する側面図である。場合によっては、ローダ2150は、フィード部材912bを含む、1対のフィード部材を含み、それに沿ってワークピース1904fがガイド部材312bを含む部材を誘導する。線
図2110は、フィーダ部材912aおよび912b、ガイド部材312aおよび312b、ローダ部材354、エフェクタ352、およびローダ力生成ユニット1903から成っている、ローダ2150を示す斜視図である。ここで、エフェクタ352は、ワークピース1904fを締め付け構造へ押している。別のワークピース1940gが別の締め付け構造の中へ搭載されており、別のワークピース1940mが次の搭載サイクルまでフィーダ部材912aおよび912bの中に格納されることに留意されたい。
【0088】
図22Aから22Bは、種々の実施形態による、ワークピースの搬出の準備を図示する。
図22Aの線
図2200は、ワークピース1904fを搬出する準備をするローダ2150を図示する側面図である。
図22Bの線
図2210は、いくつかの実施形態による、下側の表面の上に落ちる方式でワークピースが取り外されるように、ワークピース1904fを解放する締め付け構造2017aを図示する側面図である。この実施例では、ワークピース1940fは、ワークピースを移動させるためのコンベヤベルトを伴うコンベヤシステム2200上へ取り外される。
【0089】
図23Aから23Cは、種々の実施形態による、取り外されたワークピースの移送の実施例を図示する。
図23Aの線
図2300は、ワークピース1904mを搭載した後のローダ2150を図示する側面図である。示されるように、ワークピース1940fは、
図22Bのコンベヤシステム2200からコンベヤシステム2312aへ移送される。
図23Bの線
図2310は、そのフライス加工した部分2399がコンベヤベルト2314に接触しているように配向されたワークピース1904fの斜視図である。コンベヤシステム2312aは、随意で、旋回部材2135を含み、付加的な進行またはローダ2150の中への挿入のために、ワークピース1904fを旋回させてワークピースを配向するために使用される表面2316を伴う。ある場合において、
図23Cの線
図2320は、コンベヤシステム2312bと関連付けられる位置へ上昇するように構成されているコンベヤシステム2312aを図示する。
【0090】
図24Aから24Bは、種々の実施形態による、搭載動作のためにローダに挿入されているフライス加工したワークピースを図示する。
図24Aの線
図2400は、コンベヤベルト2314からリターンコンベヤシステム2402のコンベヤベルト2414へ旋回および移送する、ワークピース1904fを図示する上面斜視図である。リターンコンベヤシステム2402は、フライス加工した部分2399が下を向いている状態で、ワークピース1904fをフィーダ部材912aおよび912bの中へ移送するように構成される。
図24Bの線
図2410は、ワークピース1904fが別の搭載サイクルのためにステージング領域に到達するようにフィーダ部材912aおよび912bに沿って進行する、経路を図示するローダ2150の側面図を図示する。例えば、ワークピース1904gは、フライス加工されていない側を上にしてワークピース1904fをフライステーブルへ駆動し、以前にフライス加工されていない表面にアクセスするフライス加工動作を行うように、搭載力の受容に備えて、ステージング領域中にある。
【0091】
図25Aから25Dは、種々の実施形態による、1つの構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
図25Aは、ステージング領域2510および格納領域2511を含むローダの斜視
図2500である。いくつかの実施形態では、格納領域2511は、(例えば、単一の縦列の中、または複数の列および/またはカラムの中の)いくつかのワークピースを格納するように、およびワークピースの表面(またはその一部分)と相互作用して、格納領域2511の中の1つの場所からステージング領域2510に隣接する場所等の別の場所へいくつかのワークピースを押し進める力を印加するように構成される。
図25Aのローダは、格納領域2511を構成するフィーダ部材2512aおよび2512bと、ステージング領域2510を構成するガイド部材2509aおよび2509bと、ローダ部材およびエフェクタを含むローダアクチュエータ302とを含む。いくつかの実施形態では、フィーダ部材2512aおよび2512bは、例えば、表面2504と平行に配向され、1対以上の部材または部材表面に沿ってワークピースを送給または誘導するように構成される。フィーダ部材2512aおよび2512bは、搭載動作のためにワークピースをステージング領域2510に送達するように構成される。示される実施例では、フィーダ部材2512bは、フィーダ部材2513bおよび選択・解放アセンブリ2513aから成り、それは以下で説明される。種々の実施形態によれば、フィーダ部材の構造および/または機能性は、
図25Aから25Jに示されるものに限定される必要はない。場合によっては、フィーダ部材は、格納領域内または格納領域からの移行中にワークピースを送給するための1つ以上の接触表面を含むことができる。さらに、フィーダ部材は、ワークピースをステージング領域へ、またはそれに隣接して移行させるように、原動力をそのワークピースに付与するための1つ以上の構造を含むことができる。原動力を付与するように構成されるフィーダ部材の実施例は、
図25Aに示されるようなコンベヤシステムを含む。格納領域2511は、関連フィーダ部材またはフィーダデバイスが、ワークピースに力を付与してステージング領域2510中で運動を促すように構成される表面2504を有する、コンベヤベルトである、コンベヤシステム2502を含む。アクチュエータ2519aおよび2519bは、コントローラ(図示せず)に連結され、ピストンロッドを拡張し、および戻して、軸384の周囲でそれぞれガイド部材2509aおよび2509bを回転させるように構成される。したがって、アクチュエータ2519aおよび2519bは、ガイド部材を種々の配向まで回転させるため、「整列デバイス」と呼ぶことができる。
【0092】
いくつかの実施形態によれば、
図25Aのローダは、格納領域2511からステージング領域2510へ1つ以上のワークピースを移送するように、セレクタまたはリリーサのいずれか一方、あるいは両方を含む、選択・解放アセンブリ2513aを含む。示される実施例では、選択・解放アセンブリ2513aは、それぞれ、セレクタおよびリリーサを実装するように、選択部材2516aおよび解放部材2516bを含む。いくつかの実施形態によれば、選択部材2516aおよび解放部材2516bは、それぞれ、「選択デバイス」および「解放デバイス」として実装することができ、またはその一部となり得る。選択デバイスまたは解放デバイスは、電磁ベース(例えば、ソレノイドを実装する)、空気圧ベース、油圧ベースとなり、または選択および解放の機能を実装するために好適な任意の他の類似技術に基づくことができる。選択部材2516aおよび解放部材2516bは、
図9Aから9Jで図示される選択デバイスおよび解放デバイスと同様の機能および/または構造を有することができる。
【0093】
選択部材2516aは、フライス加工領域への輸送のために格納領域2511中の一群のワークピースから1つのワークピースを選択するように構成することができる。選択部材2516aは、ワークピースに係合して、それがステージング領域2510へ前進することを防止する。コントローラ(図示せず)の制御下で、ワークピースから選択部材2516aを係脱するように、制御信号2523のうちの1つを選択アクチュエータ(図示せず)に送達することができ、それにより、それがステージング領域2510へ移送すること可能にする。解放アクチュエータ(図示せず)は、フィーダ部材2512aおよび2512bに沿った輸送のために一群のワークピースから他のワークピースを解放して、選択部材2516aに係合する(すなわち、次のワークピースが選択部材に係合する)ように構成される、解放部材2516bを含む。解放部材2516bは、例えば、選択された数のワークピースを除いた全てが前進することを防止するように、他のワークピースに係合する。コントローラの制御下で、他のワークピースから解放部材2516bを係脱するように、制御信号2523のうちのもう1つを解放アクチュエータに送達することができ、それにより、それらが選択部材2516aへ前進することを可能にする。この実施例では、選択部材2516aは、選択されるまでワークピースが存在する点を画定する、線2526a内に配置される。この構成では、選択部材2516aは、ワークピースの進行を妨げる。選択されたときに、選択部材2516aは、後退し、少なくとも1つのワークピースが前進することを可能にする。さらに、解放部材2516bは、解放されるまで格納されたワークピースが存在する線2526b内に配置される。この構成では、解放部材2516bは、ワークピースによる進行を妨げる。選択されたときに、解放部材2516bは、後退し、他のワークピースが前進することを可能にする。
図25Aから25Dおよびその後で図示される選択および解放の構造および技法は、搭載動作を促進することの一実施例を例証するにすぎないことに留意されたい。したがって、選択および解放の構造および技法は、限定的となることを目的としていない。選択または解放、あるいは両方の他の実装が可能である。
【0094】
図25Bは、いくつかの実施形態による、ローダの端面図である。フィーダ部材2512aおよび2512bは、格納されたワークピースを誘導または送給するための接触表面2525を含む。この配向において、ガイド部材2509aおよび2509bの接触表面2523は、表面2504と整列してワークピースを受容するように構成される。
図25Cは、いくつかの実施形態による、ローダの側面図である。
図25Dは、いくつかの実施形態による、ローダの上面図である。
図25Dは、ローダの一部として形成することができる、2512aおよび2512bを含む、ステージング領域2510を図示する。他の実施例では、フライステーブルと関連付けられるガイド部材が、ステージング領域2510を構成することができる。示される実施例に加えて、選択部材2516aと解放部材2516bとの間の距離「d」は、ワークピースの長さに合わせて調整することができる。随意で、ワークピースが表面2504上の格納領域を通って前進するにつれて、ワークピースを、より大きい幅「w2」から、より小さい幅「w1」の寸法へ流し込むように、「漏斗」構造2517を実装することができる。より大きい幅は、ワークピースがコンベヤベルトの下方に横断するにつれて、ワークピースが空間を交渉するために、より多くの余地を促進する。
【0095】
図26Aから26Dは、種々の実施形態による、別の構成を伴う格納領域の種々の実施例を図示する線図である。
図26Aは、フライス加工領域の中への搭載を促進する配向でステージング領域2510を含む、ローダの斜視図である。
図26Bは、いくつかの実施形態による、ローダの端面図である。
図26Cは、いくつかの実施形態による、ローダの側面図である。
図26Dは、いくつかの実施形態による、ローダの上面図である。
【0096】
図27Aから27Gは、種々の実施形態による、選択・解放アセンブリの種々の実装を図示する線図である。
図27Aは、ワークピース2704b、2704a、および2704cが格納領域中でコンベヤシステム2502上に配置される、ローダの側面
図2705である。この線図では、選択部材は、ワークピース2704bに係合しており(図示せず)、それにより、それがステージング領域2710へ前進することを防止する。さらに、解放部材は、ワークピース2704aに係合しており(図示せず)、それにより、ワークピース2704aおよび2704cが前進することを防止する。ガイド部材2709bを含むガイド部材は、ワークピースを搭載するための第2の配向にある。
図27Bは、ガイド部材2709bを含むガイド部材が、格納領域からワークピース2704bを受容するように第1の配向に配向される、ローダの側面
図2706である。
図27Cは、ワークピース2704bが搭載のために選択されている一方で、ワークピース2704aおよび2704cが格納領域中に配置されたままである、ローダの側面
図2707である。具体的には、選択部材は、ワークピース2704bを係脱し、それにより、それがステージング領域2710へ前進することを可能にする。いくつかの実施形態では、重力の印加が、ガイド部材上へのワークピース2704bの前進を支援する。さらに、解放部材は、ワークピース2704aと係合されたままであり、それにより、ワークピース2704aおよび2704cが前進することを防止する。
図27Dは、ワークピース2704bが搭載のために選択されている一方で、ワークピース2704aおよび2704cが解放されている、ローダの側面
図2717である。この場合、解放アクチュエータ2714bの解放部材は、ワークピース2704aと係脱し、それにより、ワークピース2704aおよび2704cがコンベヤを介して選択部材へ前進することを可能にし、それは、ワークピース2704aおよび2704cがステージング領域2710へ前進することを防止する。
図27Eは、ガイド部材2709bを含むガイド部材およびワークピース2704bが、搭載動作を行うためのエフェクタ752を受容するように第2の配向に回転させられる、ローダの側面
図2718である。
図27Fは、ステージング領域2710中のワークピース2704b、およびエフェクタ752より上側の垂直距離における格納領域中のワークピース2704aを示す、ローダの正面
図2719である。断面X−X’が次に論議される。
図27Gは、いくつかの実施形態による、ローダ302を図示する断面図(「X−X’」)2720である、断面X−X’は
図27Fで示されている。この図では、ワークピース2704bは、フライス加工領域2780中の万力のガイド部材506a(例えば、締め付け部材)への輸送のためにローダ部材754によって係合されている。ワークピース2704aおよび2704cは、選択部材によって係合されたままであり、それは、ワークピース2704aおよび2704cがステージング領域2710へ摺動することを防止にする。いくつかの実施形態によれば、ガイド部材を省略することができ、それにより、ワークピースは、格納領域2771から、フライス加工部位へ移動するように構成される構造と関連付けられることができるガイド部材へ前進する。
【0097】
図28Aから28Dは、いくつかの実施形態による、選択・解放アセンブリの実施例の種々の図を図示する線図である。線
図2800は、両方が
図25Aおよび26Aのフィーダ部材2512bを構成する、選択・解放アセンブリ2513aおよびフィーダ部材2513bの側面斜視図であり、選択・解放アセンブリ2513aは、表面2504を有する、コンベヤシステム2502を含む。選択部材2516aは、解放部材2516bと同様にコンベヤ表面2505上でワークピースに係合するように突出する。選択アクチュエータ2874は、選択部材2516aを起動して、(例えば、表面2504を覆って突出することによって)ワークピースに係合する、または(例えば、選択アクチュエータ2874の本体の中へ後退させられることによって)ワークピースを係脱するように構成される。解放アクチュエータ2872は、同様に解放部材2516bを起動するように構成される。
【0098】
図28Bは、いくつかの実施形態による、選択・解放アセンブリ2513aの斜視
図2801である。示されるように、選択・解放アセンブリ2513aは、支持シャフト2881を介してストレッチャ構造2870に堅く連結される、選択アクチュエータ2874を含む。選択・解放アセンブリ2513aはまた、同様に支持シャフト2881に支持される、解放アクチュエータ2872に係合するように構成される主ネジ2880も含む。示される実施例では、ノブ2810が主ネジ2872に連結され、それにより、ノブ2810に印加された回転力が、例えば、ワークピースの特定の長さに適応するように、支持シャフト2881に沿ったいずれか一方の方向へ解放アクチュエータ2872を横断させる。ノブ2810は、距離「d」を調整する電気機械手段と置換できることに留意されたい。
【0099】
図28Cは、いくつかの実施形態による、ワークピース2704bに係合する選択・解放アセンブリ2513aの正面
図2802である。示されるように、選択部材2516aは、例えば、ワークピース2704bの前面に係合するように表面2504を覆って延在して示されている。アセンブリブリッジ2529は、表面2504を覆って、高さ「h」で選択・解放アセンブリ2513aを吊るすように構成される構造である。
【0100】
図29Aから29Cは、いくつかの実施形態による、閉塞器部材を図示する。
図29Aは、いくつかの実施形態による、閉塞器部材2902aを含むガイド部材2609aの側面斜視
図2900である。閉塞器部材2902aは、ガイド部材2609aが1つの配向にあるときにワークピースの移動を遮るように、およびガイド部材2609aの別の配向中にワークピースの遮られていない移動を可能にするように構成される。
図29Aで図示される第2の配向において、停止構造2904および閉塞表面2948bは、
図3Cの接触表面348等のガイド部材2609aの接触表面と同一の広がりを持つ面2906より下側に存在するように構成される。閉塞器部材2902aの表面2948aは、ワークピースの支持を促進するように接触表面348と同一の広がりを持つ。
【0101】
図29Bは、いくつかの実施形態による、閉塞器部材2902aを含むガイド部材2609aの側面斜視
図2901である。示されるように、ガイド部材2609aは、一方の端部が格納領域に隣接している、第1の配向にある。ガイド部材2609aが回転する一方で、閉塞器部材2902aは静止したままであり、それにより、停止構造2904および閉塞表面2948bは、面2916を通過することによって経路の一部分を閉塞するように構成される。
【0102】
図29Cは、いくつかの実施形態による、ワークピース2704bを支持する第1の配向でのガイド部材2609aおよび2609の斜視
図2903である。示されるように、それぞれ、ガイド部材2609aおよび2609bの閉塞器部材2902aおよび2902bは、ガイド部材が別の構成に回転するまでワークピース2704bの移動を遮るように、停止構造2904を含む。
【0103】
図30Aから30Dは、種々の実施形態による、セルフセンタリングデバイスの別の実施例を図示する線図である。
図30Aは、いくつかの実施形態による、フィーダ部材がワークピースの寸法(例えば、幅)に適合するように調整されるにつれて、エフェクタ752またはローダ302のいずれか一方、あるいは両方をセルフセンタリングするように構成される、セルフセンタリングデバイス3098を図示する線
図3000である。セルフセンタリングデバイス3098は、例えば、フィーダ部材2712bが調整される方向に、距離の半分(「d/2」)だけエフェクタ752の位置を調整するように構成される。示されるように、フィーダ部材2712bは、フィーダ部材部分2713bと、選択・解放アセンブリ2513aとを含む。いくつかの実施形態では、セルフセンタリングデバイス3098は、距離が修正されるにつれて、1対のフィーダ部材の間の距離の約半分においてエフェクタ752の位置を調整するように構成される。場合によっては、エフェクタ752の位置は、1対のフィーダ部材の間の距離の約40%から60%にある。エフェクタ752の位置は、ワークピースの内側部分に係合するように構成される。さらに、セルフセンタリングデバイス3098は、1対のフィーダ部材の間の距離がある量だけ調整されることを判定するように、および(例えば、フィード部材2712aが静止している、または不動であるように構成されたときに)量の約半分だけエフェクタ752の位置を調整するように構成される。エフェクタ752がまた、清掃力を送達するように構成されたとき、セルフセンタリングデバイス3098は、清掃力がフィーダ部材またはレールの間の約半分から発生するときに、同等の清掃力がガイド部材に印加されることを促進する。いくつかの実施形態によれば、セルフセンタリングデバイス3098は、運動をエフェクタ752および少なくとも1つのフィーダ部材(例えば、フィーダ部材2712bまたはその構成要素)に付与するように構成される、調整部材を含み、それにより、調整部材は、フィーダ部材が移動している速度の半分(または約半分)である速度で、エフェクタ752を変位させるように構成される。いくつかの実施形態では、フィーダ部材2712aおよびガイド部材2509aは、静止しており、フィーダ部材2712b、その構成要素、およびガイド部材2509bは、ローダ302の速度の2倍である速度でともに移動する。
図30Bから30Dは、調整部材をレバー部材3032として図示するが、調整部材(およびその構成要素)は、回転運動をエフェクタ752およびフィーダ部材の直線運動に変換することに限定される必要はない。むしろ、調整部材は、エフェクタ752、および随意でフィード部材を移動させる力を受け取るように構成される、1つ以上の構造を含むことができる。調整部材の実施例は、例えば、玉軸受を介して摺動可能に連結されるレールを含む、いくつかある実施例の中でも特に、エフェクタ752については「d/2」、フィーダ部材2712bについては「d」の変位を生じるように設計されている滑車およびケーブル(例えば、ブロックおよびタックル)のシステムを含み、それにより、第1のレールの1つの点は、第2のレール上の別の点の速度の2倍で変位させられる。
【0104】
図30Bは、具体的実施形態による、セルフセンタリングデバイス3098用の要素を図示する正面斜視
図3001である。示される実施例では、フィーダ部材2712aおよびガイド部材2509aは、側面部材(図示せず)に添着され、それは順に、部材2712aおよびガイド部材2509aを静止して保つようにプレート3010に添着される。同様に、選択・解放アセンブリ2713aおよびガイド部材2509bは、側面部材3077に添着され、それは順に、プレート3010内のスロット3023の中で摺動するために摺動部材3022に摺動可能に連結され、さらにプレート3010内の穴を介して
図30Cのカラー1165に連結される。摺動部材3022およびスロット3023は、随意的となり得る。
図30Bを再び参照すると、構造3078は、均一な変位を確保するように、選択・解放アセンブリ2713aおよびガイド部材2509bと、側面部材3077等の剛性接続構造とを含む。セルフセンタリングデバイスのこの実施例での調整部材は、運動を伝えるようにプッシュ・プルロッド3042および3044に連結されるレバー3032を含む。具体的には、プッシュ・プルロッド3044は、スロット3021の中に配置され、ともに堅く連結された選択・解放アセンブリ2713aおよびガイド部材2509bを含む、構造3078に連結される。プッシュ・プルロッド3044は、点3043でレバー3032に連結される。プッシュ・プルロッド3042は、スロット3020の中に配置され、ローダ302に連結され、さらに点3040でレバー3032に連結される。レバー3032は、レバーが軸3079の周りを回転することができるように、旋回点3031に連結される。点3040は、旋回点3031からの長さ「L1」にあり、点3043は、旋回点3031からの長さ「L2」にある。長さの比L2対L1は、プッシュ・プルロッド3044上の点4046が横断する距離「d」に対して、ローダ302に連結されるプッシュ・プルロッド3042上の点3041が距離「d/2」を横断することを可能にするように判定される。再度、プッシュ・プルロッド3044は、選択・解放アセンブリ2713aおよびガイド部材2509bに連結される。ノブ3033は、レバーの配向を修正するために、主ネジ3030を介してレバー3032に連結される。再度、
図30Bは、セルフセンタリングデバイスを実装するように構造的および/または機能的に組み合わせることができる、一式の要素だけを図示する。いくつかの実施形態では、
図30Bで図示される要素の構造および/または機能性は、組み合わせることができ、他の構造および/または機能性と置換することができ、または除去することができる。したがって、
図30Bに示されるよりも多くまたは少ない要素を使用することができる。
【0105】
図30Cは、具体的実施形態による、セルフセンタリングデバイス3098用の要素を図示する後底面斜視
図3003である。ローダ302は、摺動部材3060および3062に沿って摺動するように構成される、マウント3064を介して連結される。摺動部材3060および3062は、締結具2063を介してベースプレート3010に堅く添着される。選択・解放アセンブリ2713aおよびガイド部材2509bは、構造3078の一部として、摺動部材3061に沿って摺動するように構成されるカラー3065に連結される。別の実装では、ローダ302は、摺動部材3060および3062に堅く連結される、マウント3064に堅く添着される。この場合、摺動部材3060および3062は、ベースプレート3010に添着される、ピローブロック等の締結具3063を通って摺動することができ、かつそれによって誘導することができる。摺動部材3060および3062は、締結具2063を介してベースプレート3010に堅く添着される。締結具3067は、摺動部材3061をベースプレート3010に堅く添着する。再度、
図30Cは、セルフセンタリングデバイスを実装するように構造的および/または機能的に組み合わせることができる、一式の要素だけを図示する。いくつかの実施形態では、
図30Cで図示される要素の構造および/または機能性は、組み合わせることができ、他の構造および/または機能性と置換することができ、または除去することができる。したがって、
図30Cに示されるよりも多くまたは少ない要素を使用することができる。
【0106】
図30Dは、具体的実施形態による、セルフセンタリングデバイス3098用の要素を図示する上面
図3004である。示される実施例では、丸で囲んだ文字「X」は、摺動部材3060および3062への点線で図示されるローダ302の付着点を示す。丸で囲んだ文字「Y」は、プッシュ・プルロッド3042へのローダ302の付着点を示す。丸で囲んだ文字「Z」は、摺動部材3061への構造3078の一部としての選択・解放アセンブリ2713aおよびガイド部材2509bの付着点を示す。丸で囲んだ文字「A」は、(すなわち、ベースプレート3010またはその付近での)プッシュ・プルロッド3044への構造3078の一部としての選択・解放アセンブリ2713aおよびガイド部材2509bの付着点を示す。いくつかの実施形態では、ネジ部材3030を自動的に旋回させてフィーダ部材2712aおよび2712bの間の幅を調整するように、自動調整器3099を構成することができる。
図30Dは、セルフセンタリングデバイスを実装するように構造的および/または機能的に組み合わせることができる、一式の要素だけを図示する。いくつかの実施形態では、
図30Dで図示される要素の構造および/または機能性は、組み合わせることができ、他の構造および/または機能性と置換することができ、または除去することができる。したがって、
図30Dに示されるよりも多くまたは少ない要素を使用することができる。
【0107】
図31Aから31Cは、種々の実施形態による、ユニットに組み込まれたローダおよびアンローダの実施例を図示する線図である。
図31Aは、エジェクタアセンブリ3102と協働するように構成されるローダアセンブリ3104を図示する線図である。この実施例では、エジェクタアセンブリ3102は、エジェクタアクチュエータと、エジェクタ部材612(
図31B参照)と、係合部材614とを含む。エジェクタアセンブリ3102はまた、排出プラットフォーム605も含む。ローダアセンブリ3104は、フィーダ部材と、ローダ302と、セルフセンタリングデバイスと、ローダ部材554と、エフェクタ552とを含むことができる。
図31Bは、
図31Aのエジェクタアセンブリ3102と同一場所に位置するように構成される、
図31Aのローダアセンブリ3104を図示する斜視図である。この実施例では、エジェクタ部材612および係合部材614は、ローダ部材と平行な方向に延在するように構成される。
図31Cは、エジェクタアセンブリ3102と同一場所に位置するように構成される、ローダアセンブリ3104を図示する上面図である。この実施例では、ローダアセンブリ3104およびエジェクタアセンブリ3102は、緩衝化領域等の非フライス加工領域3122の中で同一場所に位置する。さらに、エジェクタ部材612および係合部材614は、ローダ部材554と平行な方向に延在するように構成される。したがって、エジェクタ部材612およびローダ部材554は、フライス加工領域3120の中へ延在することができる。いくつかの実施形態では、係合部材614は、エフェクタ552と共通する面内で横断することができる。代替実施形態によれば、エジェクタ部材612およびローダ部材554がそれぞれ、相互に対して非平行角度でフライス加工領域3120の中へ延在するように、エジェクタアセンブリ3102およびローダアセンブリ3104は、フライス加工部位に対して半径方向に配向することができる。
図31Aから
図31Cは、セルフセンタリングデバイスを実装するように構造的および/または機能的に組み合わせることができる、一式の要素だけを図示する。いくつかの実施形態では、
図31Aから
図31Cで図示される要素の構造および/または機能性は、組み合わせることができ、他の構造および/または機能性と置換することができ、または除去することができる。したがって、
図31Aから
図31Cに示されるよりも多くまたは少ない要素を使用することができる。
【0108】
図32は、いくつかの実施形態による、3つよりも多くの軸を有するフライス盤の搭載経路および排出経路を図示する。線
図3200は、少なくとも5つの軸を提供するフライス盤3202を図示する。工具3204は、X、Y、およびZ軸といった3つの軸に作用するように構成される。回転テーブル3212は、C軸で回転し、回転テーブル3210は、B軸で回転する。したがって、フライス加工部位3220におけるワークピースをX、Y、Z、B、およびC軸で機械加工することができる。一実施形態では、回転テーブル3210が締め付け部材を搭載経路3240に整列させるときに、その経路上に部品を搭載するように、種々の実施形態のローダアセンブリを実装することができる。さらに、回転テーブル3210が締め付け部材をエジェクタ経路3242に整列させるときに、その経路上に部品を排出するように、種々の実施形態のエジェクタアセンブリを実装することができる。経路3240および3241は、フライス加工部位3220に対して半径方向となり得ることに留意されたい。種々の実施形態によれば、3つ以上または以下の軸で部品をフライス加工することができる種々の機械を用いて、ローダアセンブリおよびエジェクタアセンブリを実装することができる。
【0109】
先述の内容を考慮して、例えば、ローダ2150を2回通過する間に、ワークピースに6つ以上の側面のフライス加工を提供することができる、回転フライステーブルとともに、ローダを使用することができる。いくつかの実施形態では、前述の方法のうちの1つ以上は、手動介入を要求する必要がない。さらに、
図19Aから32に関して示される実施例は、例証的にすぎず、限定的ではない。したがって、フライス加工したワークピースを取り外し、さらなる機械可能のためにそのワークピースをローダ2150に戻すように、種々の構造および/または技法を使用することができる。説明されるコンベヤシステムは、本明細書で説明される強化フライス加工技法の一実施例にすぎない。
【0110】
一実施例では、ローダを操作する方法は、清掃力であって、複数対のガイド部材内で発生する清掃力を、ガイド部材の接触表面の複数部分に印加するステップと、ガイド部材の接触表面を含む面内でワークピースを変位させるように、ローダ部材を起動するステップとを含む。方法は、ローダ部材と同時にエフェクタを移動させることによって、清掃力を印加するステップと、エフェクタからの加圧ガスを接触表面の複数部分に方向付けるステップとを含むことができる。方法は、1対のガイド部材を起動してワークピースを締め付けるように信号を生成するステップを含むことができる。方法は、ガイド部材の接触表面を含む面内で別のワークピースを変位させるように、ローダ部材を起動するステップと、別の1対のガイド部材を起動してワークピースを締め付けるように別の信号を生成するステップとを含むことができる。方法は、フライス工具に隣接してワークピースおよび別のワークピースを輸送するように、第1のプラットフォーム信号を生成するステップを含むことができる。方法は、1対のガイド部材からローダ部材を隔離するように偏向シールドを閉じるステップを含むことができる。方法は、ローダ部材と1対のガイド部材との間にアクセスを提供するように偏向シールドを開くステップと、1対のガイド部材を輸送して、一群のワークピースを含むフィーダ部材と整列するように、第2のプラットフォーム信号を生成するステップとを含むことができる。方法は、一群のワークピースからワークピースを選択するステップと、ワークピースが、面からのある距離より、面へ摺動することを可能にするステップとを含むことができる。方法は、選択部材へ摺動するように、一群のワークピースの中の他のワークピースを解放するステップを含むことができる。方法は、距離が修正されるにつれて、1対のフィーダ部材の間の距離の約半分においてエフェクタの位置を調整するステップを含むことができる。エフェクタの位置は、ワークピースの内側部分に係合するように構成される。方法は、ある量だけ1対のフィーダ部材の間の距離を調整するステップと、量の約半分だけエフェクタの位置を調整するステップとを含むことができる。方法は、フィーダ部材およびエフェクタに連結されたネジ部材を旋回させるように回転力を受容するステップを含むことができる。ネジ部材は、一方の端部における一式のネジ山が、他方の端部における別の一式のネジ山に対して逆ネジ山付きである、両頭ネジとなり得る。方法は、フライス工具の隣接からワークピースおよび別のワークピースを輸送して、排出プラットフォームと整列するように、第3のプラットフォーム信号を生成するステップを含むことができる。方法は、排出プラットフォームと1対のガイド部材との間にアクセスを提供するように偏向シールドを開くステップと、1対のガイド部材を含むガイド部材の直線的配設から、ワークピースを含む1つ以上のワークピースを抽出するように、エジェクタ部材を起動するステップとを含むことができる。方法は、排出プラットフォーム上へ1つ以上のワークピースを搬出するように、搬出力をワークピースに付与するステップを含むことができる。排出プラットフォームは、面と同一の広がりを持つことができる。方法は、垂直フライス工具を含むフライス加工領域にワークピースを導入するステップを含むことができる。面は、印加された力としての重力の方向に対して実質的に直角である。方法は、水平フライス工具を含むフライス加工領域にワークピースを導入するステップを含むことができる。面は、印加された力としての重力の方向と実質的に平行である。方法は、保持部材を使用して、印加された力をワークピースに印加するステップを含むことができる。
【0111】
別の実施例では、フライス加工動作を制御する方法は、ガイド部材の第1の一部の間でローダ部材およびエフェクタを直線的に拡張し、エフェクタからガイド部材の第1の一部の複数部分に隣接して加圧ガスを方向付けるように、ローダアクチュエータを起動するステップと、供給源からの管を介して加圧ガス流を促進するステップと、ガイド部材の第1の一部の間でエフェクタを直線的に拡張し、1対のガイド部材の中にワークピースを搭載するように、ローダアクチュエータを起動するステップと、ガイド部材の第1の一部の間でエジェクタ部材および係合部材を直線的に拡張し、1対のガイド部材からワークピースを搬出するように、エジェクタアクチュエータを起動するステップとを含む。方法は、ローダ部材またはエジェクタ部材のいずれか一方を拡張する前にドアを開くように、ドアアクチュエータを起動するステップと、ワークピースが1対のガイド部材の中に搭載された後にドアを閉じるように、ドアアクチュエータを起動するステップとを含むことができる。方法は、別の1対のワークピースの中の別のワークピースを搭載するように、エフェクタを拡張する距離を計算するステップと、別の1対のガイド部材の中の別のワークピースを搭載する距離までエフェクタを直線的に拡張するように、ローダアクチュエータを起動するステップとを含むことができる。方法は、ガイド部材の第2の一部をエフェクタと整列させるように、プラットフォーム移動デバイスを起動するステップと、エフェクタを直線的に拡張して、ガイド部材の第2の一部の中に1つ以上のワークピースを搭載するように、ローダアクチュエータを起動するステップとを含むことができる。ガイド部材の第2の一部は、ガイド部材の第1の一部と平行に配列される。方法は、選択部材からワークピースを係脱して、エフェクタがワークピースに係合する面へ摺動するように、選択アクチュエータを起動するステップであって、選択部材は、ある角度で格納されたワークピースの一部から、ガイド部材の第1および第2の一部へワークピースを選択するように構成される、ステップと、解放部材であって、ワークピースの一部から他のワークピースを解放し、摺動して選択部材に係合するように構成される、解放部材を含む、解放アクチュエータとを含む。方法は、フライス加工部位と、ローダアクチュエータまたはエジェクタアクチュエータのいずれか一方に直線的に隣接する位置との間で、ガイド部材の第1の一部を移動させるように、プラットフォーム移動デバイスを起動するステップを含むことができる。ローダアクチュエータまたはエジェクタアクチュエータは、緩衝化領域の中にある。方法は、ワークピースをフライス加工するように工具を起動するステップを含むことができる。
【0112】
説明は、解説の目的で、本発明の種々の実施形態の徹底的な理解を提供するために特定の命名法を使用する。しかしながら、本発明を実践するために、具体的詳細が必要とされないことが明白となるであろう。実際に、本説明は、任意の実施形態の任意の特徴または側面を限定するように読まれるべきではなく、むしろ、一実施例の特徴および側面は、他の実施例と容易に交換することができる。顕著に、本明細書で説明される全ての利益が、本発明の各実施例によって実現される必要があるわけではなく、むしろ、任意の具体的実施例は、上記で論議される利点のうちの1つ以上を提供してもよい。請求項では、要素および/または動作は、請求項で明記されない限り、いずれの動作の特定の順序も暗示しない。以下の請求項およびそれらの同等物は、本発明の範囲を定義することが意図される。