(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5982568
(24)【登録日】2016年8月5日
(45)【発行日】2016年8月31日
(54)【発明の名称】携帯情報端末に用いられるウェブページの表示方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0484 20130101AFI20160818BHJP
G06F 3/0488 20130101ALI20160818BHJP
【FI】
G06F3/0484 120
G06F3/0488
【請求項の数】14
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-518785(P2015-518785)
(86)(22)【出願日】2012年11月30日
(65)【公表番号】特表2015-521773(P2015-521773A)
(43)【公表日】2015年7月30日
(86)【国際出願番号】CN2012085668
(87)【国際公開番号】WO2014008736
(87)【国際公開日】20140116
【審査請求日】2014年12月26日
(31)【優先権主張番号】201210238158.3
(32)【優先日】2012年7月9日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224353
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー (ベイジン) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 承▲誠▼
(72)【発明者】
【氏名】王 智▲傑▼
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲チャン▼
【審査官】
岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−104095(JP,A)
【文献】
特開2004−140811(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/03− 3/0489
G06F 3/14− 3/153
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法であって、
前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別するステップと、
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつけるステップと、
ユーザーが前記タップホットゾーンをクリックするとき、前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するステップと
を含み、
前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別するステップは、
小図リンク要素又は短リンク要素が存在し、かつ前記小図リンク要素又は短リンク要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小図リンク要素又は短リンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するステップと、
小のインターアクション要素が存在し、かつ前記小のインターアクション要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するステップと、
二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素が存在する場合、前記二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するステップと
を含み、
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するステップは、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素若しくはインターアクション要素に対し、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続するテキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素若しくはインターアクション要素の欄外余白を増加させ、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続するテキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素若しくはインターアクション要素の組版を作成しなおす
ことを特徴とするウェブページ表示方法。
【請求項2】
携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法であって、
前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別するステップと、
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつけるステップと、
ユーザーが前記タップホットゾーンをクリックするとき、前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するステップと
を含み、
前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別するステップは、
小図リンク要素又は短リンク要素が存在し、かつ前記小図リンク要素又は短リンク要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小図リンク要素又は短リンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するステップと、
小のインターアクション要素が存在し、かつ前記小のインターアクション要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するステップと、
二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素が存在する場合、前記二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するステップと
を含み、
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するステップは、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素もしくは四つ以上の連続する小の写真リンク要素に対し、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素もしくは四つ以上の連続する小の写真リンク要素における重要なリンクを識別し、
前記重要なリンクを表示させ、
他のリンクを非表示させ、
前記他のリンクを表示させる表示ボタン及び前記他のリンクを非表示させる非表示ボタンを増加する
ことを特徴とするウェブページ表示方法。
【請求項3】
携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法であって、
前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別するステップと、
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつけるステップと、
ユーザーが前記タップホットゾーンをクリックするとき、前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するステップと
を含み、
前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別するステップは、
小図リンク要素又は短リンク要素が存在し、かつ前記小図リンク要素又は短リンク要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小図リンク要素又は短リンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するステップと、
小のインターアクション要素が存在し、かつ前記小のインターアクション要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するステップと、
二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素が存在する場合、前記二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するステップと
を含み、
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するステップは、
四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素に対し、
前記四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素の組版を作成しなおし、
スライドできる空間を増加し、
スライドによって現在のページにおいて表示し切れないほかの中等サイズのリンク写真要素を表示させる
ことを特徴とするウェブページ表示方法。
【請求項4】
インターアクション要素の幅が32px以下である場合、前記インターアクション要素を小のインターアクション要素と定義し、
インターアクション要素の幅が32px〜120pxである場合、前記インターアクション要素を中等サイズのインターアクション要素と定義し、
写真リンク要素の幅が32px以下である場合、前記写真リンク要素を小図リンク要素と定義し、
写真リンク要素の幅が32px〜120pxである場合、前記写真リンク要素を中等サイズの写真リンク要素と定義し、
テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト以下である場合、前記テキストリンク要素を短テキストリンク要素と定義し、
テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト〜10バイトである場合、前記テキストリンク要素を中等サイズのテキストリンク要素と定義する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のウェブページ表示方法。
【請求項5】
前記タップホットゾーンにおけるインターアクション要素のタグ、写真リンク要素のタグ及びテキストリンク要素のタグに基づいて前記ウェブページにおける前記インターアクション要素、前記写真リンク要素及び前記テキストリンク要素の幅をそれぞれ計算する
ことを特徴とする請求項4に記載のウェブページ表示方法。
【請求項6】
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつけるステップは、
50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素に標識をつけ、
50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素、又は四つ以上の連続する小写真リンク要素に標識をつけ、
四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素又はインターアクション要素に標識をつけること
を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のウェブページ表示方法。
【請求項7】
携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置であって、
前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別する識別ユニットと、
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつける標識ユニットと、
ユーザーが前記タップホットゾーンをクリックするとき、前記タップホットゾーンにおける前記異なる種類の要素の表示形式を変更する変換ユニットと
を含み、
前記識別ユニットは、
小図リンク要素又は短リンク要素が存在し、かつ前記小図リンク要素又は短リンク要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小図リンク要素又は短リンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、
小のインターアクション要素が存在し、かつ前記小のインターアクション要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、
二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素が存在する場合、前記二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するように構成されており、
前記変換ユニットは、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素若しくはインターアクション要素に対し、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続するテキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素若しくはインターアクション要素の欄外余白を増加させ、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続するテキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素若しくはインターアクション要素の組版を作成しなおすように構成されている
ことを特徴とするウェブページ表示装置。
【請求項8】
携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置であって、
前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別する識別ユニットと、
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつける標識ユニットと、
ユーザーが前記タップホットゾーンをクリックするとき、前記タップホットゾーンにおける前記異なる種類の要素の表示形式を変更する変換ユニットと
を含み、
前記識別ユニットは、
小図リンク要素又は短リンク要素が存在し、かつ前記小図リンク要素又は短リンク要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小図リンク要素又は短リンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、
小のインターアクション要素が存在し、かつ前記小のインターアクション要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、
二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素が存在する場合、前記二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するように構成されており、
前記変換ユニットは、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素もしくは四つ以上の連続する小の写真リンク要素に対し、
所定バイトの連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素もしくは四つ以上の連続する小の写真リンク要素における重要なリンクを識別し、
前記重要なリンクを表示させ、
他のリンクを非表示させ、
前記他のリンクを表示させる表示ボタン及び前記他のリンクを非表示させる非表示ボタンを増加するように構成されている
ことを特徴とするウェブページ表示装置。
【請求項9】
携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置であって、
前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別する識別ユニットと、
前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつける標識ユニットと、
ユーザーが前記タップホットゾーンをクリックするとき、前記タップホットゾーンにおける前記異なる種類の要素の表示形式を変更する変換ユニットと
を含み、
前記識別ユニットは、
小図リンク要素又は短リンク要素が存在し、かつ前記小図リンク要素又は短リンク要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小図リンク要素又は短リンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、
小のインターアクション要素が存在し、かつ前記小のインターアクション要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、
二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素が存在する場合、前記二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別するように構成されており、
前記変換ユニットは、
四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素に対し、
前記四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素の組版を作成しなおし、
スライドできる空間を増加し、
スライドによって現在のページにおいて表示し切れないほかの中等サイズのリンク写真要素を表示させるように構成されている
ことを特徴とするウェブページ表示装置。
【請求項10】
インターアクション要素の幅が32px以下である場合、前記インターアクション要素を小のインターアクション要素と定義し、
インターアクション要素の幅が32px〜120pxである場合、前記インターアクション要素を中等サイズのインターアクション要素と定義し、
写真リンク要素の幅が32px以下である場合、前記写真リンク要素を小図リンク要素と定義し、
写真リンク要素の幅が32px〜120pxである場合、前記写真リンク要素を中等サイズの写真リンク要素と定義し、
テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト以下である場合、前記テキストリンク要素を短テキストリンク要素と定義し、
テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト〜10バイトである場合、前記テキストリンク要素を中等サイズのテキストリンク要素と定義する定義ユニットをさらに含む
ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のウェブページ表示装置。
【請求項11】
前記タップホットゾーンにおけるインターアクション要素のタグ、写真リンク要素のタグ及びテキストリンク要素のタグに基づいて、ウェブページにおける前記インターアクション要素、前記写真リンク要素及び前記テキストリンク要素の幅を別々に計算するように構成されている計算ユニットを
さらに含むことを特徴とする請求項10に記載のウェブページ表示装置。
【請求項12】
前記標識ユニットは、
50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素に、50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素、又は四つ以上の連続する小写真リンク要素に、
四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素又はインターアクション要素に
それぞれ標識をつけるように構成されている
ことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載のウェブページ表示装置。
【請求項13】
コンピュータに、請求項1〜6のいずれか1項に記載のウェブページ表示方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項14】
コンピュータに、請求項1〜6のいずれか1項に記載のウェブページ表示方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブページのトランスコーディング技術に関し、特に携帯情報端末に用いられるウェブページの表示方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯情報端末は普及しつつあり、多くのディスクトップ設備に設計されたウェブページは変換して各種の携帯情報端末の閲読に用いられる。しかし、変換した後ウェブページの構造がコンパクトになることがあり、閲読やインターアクションに不便であるため、タップのホットゾーン(即ちインターアクション又はタップの密集区域)に対して最適化しなければならない。
【0003】
現在の技術では、クリックできる要素の構造をコンパクトにさせないよう、元来のウェブページを一定のウェブページに変換する。しかし、現在の技術では少なくとも以下の二つの欠点がある。
(1)ウェブページの幅は一つの大きさのスクリーンを有する携帯情報端末に適応するだけで、各種類の携帯情報端末にも適応できない。
(2)ウェブページの構造は自動的に修正できず、端末スクリーンに応じて動的変化ができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、少なくとも従来の技術において存在している1つの技術的課題を解決するものである。
このため、本発明は、携帯情報端末に用いられるウェブページの表示方法を提供することを1つの目的とする。
本発明は、携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置を提供することを別の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法は、前記ウェブページのタップホットゾーンを識別するステップと、前記タップホットゾーンの中の異なる種類の要素に標識をつけるステップと、ユーザーが前記タップホットゾーンをクリックするとき、前記タップホットゾーンにおける前記異なる種類の要素の表示方法を変更するステップとを含む。
【0006】
本発明によれば、携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法は、タップホットゾーンに標識をつけることにより、ユーザーが閲読又はクリックするとき、タップホットゾーン要素の形態が変化し、ユーザーのクリックとインターアクションが便利になり、モバイル設備の使用感及びユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0007】
前記目的を実現するため、本発明の別の様態によれば、携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置は、前記ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別する識別ユニットと、前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつける標識ユニットと、ユーザーが前記タップホットゾーンをクリックするとき、前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更する変換ユニットとを含む。
【0008】
本発明によれば、携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置は、識別ユニットを用いてタップホットゾーンを識別し、標識ユニットを用いて前記タップホットゾーンに標識をつけ、ユーザーがクリックする場合、変換ユニットを用いてホットゾーン要素を変更することにより、ユーザーのクリックとインターアクションが便利となり、モバイル設備の使用感及びユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0009】
本発明の付加の方面及び利点が下記の説明において部分的に表れられ、一部分が下記の説明より明らかとなり、或は本発明の実行より了解できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のこれらの及び/又は他の態様及び利点は、添付図面を参照してなされる以下の説明から明らかになり、より容易に認識される。
【
図1】本発明の一実施形態による携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法を示すフローチャートである。
【
図2】本発明の一実施形態による携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。前記実施の形態の実例が図面において示されるが、同一の又は類似する符号が相同又は類似の部品又は相同又は類似の機能を有する部品を表す。以下、図面を参照しながら説明する実施形態が例示性のものであり、本発明を一般に理解するために用いられる。実施形態は、本発明を制限するように解釈されてはならない。
【0012】
以下の説明及び図面を参照しながら、本発明の実施形態のこれら及び他の面が明らかになる。これらの説明及び図面において、本発明の実施形態における特定の実施形態を具体的に公開することで、本発明を実施する実施形態の原理のある方式を示している。しかし、理解すべきなのは、本発明の実施形態の範囲を制限してはならない。逆に、本発明の実施形態は添付請求項に含まれる要旨及び内包範囲におけるあらゆる変化・変更及び同等物を含む。
【0013】
以下は説明書図面を参照しながら、本発明の実施形態に基づいて携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法を説明する。
携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法は、ウェブエージにおけるタップホットゾーンを識別するステップと、タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつけるステップと、ユーザーがタップホットゾーンをクリックする場合、タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するステップとを含む。
【0014】
図1は本発明の一実施形態による携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法を示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明の一実施形態による携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法は下記ステップを含む。
ステップ101:ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別する。具体的には、タップホットゾーンにおけるインターアクション要素及び連続する要素の標識に基づいてウェブページにおけるクリックできるインターアクション要素の密集区域を識別する。
ステップ102:タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつける。具体的には、識別されたタップホットゾーンに標識をつける。
ステップ103:ユーザーがタップホットゾーンをクリックするとき、タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更する。具体的には、ユーザーがタップホットゾーンを閲読又はクリックする場合、当区域を拡大又は空間交替させ、ユーザーがリンクホットゾーンを閲読又はクリックする場合、リンクホットゾーンにおける写真を拡大し、当区域における文字を拡大し、間隔を増加させ、背景ボタン及び枠を増加する。
【0015】
本発明の一実施態様によれば、本発明のウェブページにおけるタップホットゾーンを識別するステップは、小図リンク要素又は短リンク要素が存在し、かつ小図リンク要素又は短リンク要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、小図リンク要素又は短リンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、小のインターアクション要素が存在し、かつ小のインターアクション要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素が存在する場合、二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別する。
【0016】
具体的には、ウェブページのレイアウトに基づいて識別判断をし、他の出力できる要素の座標が小図リンク要素又は短リンク要素周囲10px以内に存在する場合、当区域がインターアクションを行う場合誤った区域をクリックする可能性があるため、当小図リンク要素又は短リンク要素の存在する場所をタップホットゾーンと識別する。他の出力できる要素の座標が小のインターアクション要素の周囲10px以内に存在する場合、当区域がインターアクションを行う場合二つの要素が同時に出力を表す可能性があるため、小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別する。ウェブページのレイアウトにおいて二つ又は二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素が出現する場合、当区域に対して誤ったクリック又は表示が重ねるなどの現象が発生する可能性があるため、前記二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素に存在する区域をタップホットゾーンと識別する。
【0017】
本発明の別の態様によれば、インターアクション要素の幅が32px以下の場合、そのインターアクション要素を小のインターアクション要素と定義する。インターアクション要素の幅が32px〜120pxである場合、そのインターアクション要素を中等サイズのインターアクション要素と定義する。写真リンク要素の幅が32px未満の場合、その写真リンク要素を小図リンク要素と定義する。写真リンク要素の幅が32px〜120pxである場合、その写真リンク要素を中等サイズの写真リンク要素と定義する。テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト以下の場合、そのテキストリンク要素を短テキストリンク要素と定義する。テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト〜10バイトである場合、そのテキストリンク要素を中等サイズのテキストリンク要素と定義する。
【0018】
具体的には、ウェブページにおけるタグに基づいて識別をし、Input、button、select等のインターアクションタグがあればインターアクション要素と見なし、タグにおける要素の幅のプロファイルに基づいて判断する。インターアクション要素の幅が32px以下に設定される場合、そのインターアクション要素を小のインターアクション要素と定義する。インターアクション要素の幅が32px〜120pxである場合、そのインターアクション要素を中等サイズのインターアクション要素と定義する。aタグと識別できれば、リンク要素と見なされ、その後リンク要素のプロファイルを判断し、aタグの内部が写真で、かつ写真リンク要素の幅のプロファイルが32px未満の場合、その写真リンク要素を小図リンク要素と定義する。その写真リンク要素の幅が32px〜120pxである場合、その写真リンク要素を中等サイズの写真リンク要素と定義する。aタグの内部がテキストで、かつテキストリンク要素のテキストの長さが6バイト以下に設定される場合、そのテキストリンク要素を短リンク要素と定義する。テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト〜10バイトである場合、そのテキストリンク要素を中等サイズのテキストリンク要素と定義する。
【0019】
本発明の一の実施形態によれば、タップホットゾーンにおけるインターアクション要素のタグ、写真リンク要素のタグ及びテキストリンク要素のタグに基づいてウェブページにおけるインターアクション要素、写真リンク要素及びテキストリンク要素の幅を別々に計算する。
【0020】
具体的には、Input、button、selectのようなインターアクションタグ及びaタグを識別することにより、インターアクション要素及びリンク要素を識別し、タグ内の本体に基づいて写真リンクかテキストリンクかを判断し、その後タグ内に設定される幅のプロファイルに基づいてウェブページにおけるこれらのインターアクション要素、写真リンク要素及びテキストリンク要素の幅を確認する。
【0021】
本発明の一実施形態によれば、タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつけるには、50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素に標識をつけるステップと、50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素、四つ以上の連続する小写真リンク要素に標識をつけるステップと、四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素又はインターアクション要素にそれぞれ標識をつけるステップとを含む。
【0022】
具体的には、リンク要素において50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素を一種類として標識をつける。リンク要素において50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素を別の種類として標識をつける。レイアウトにおいて50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ又は三つの連続する写真リンク要素をさらに別の種類として標識をつける。ウェブページにおいて50バイト以上の連続バイトに含まれる連続する四つ以上の小写真リンク要素を一種類として標識をつける。50バイト以上の連続バイトに含まれる四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素又はインターアクション要素を最後の一種類として標識をつける。
【0023】
本発明の一実施形態によれば、タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するには、幅が50バイト未満の二つ以上の連続するテキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素に対し、50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素、ならびに50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素を拡大する。50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素との間の欄外余白を増加する。50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続するテキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素に対して組版を作成しなおす。
【0024】
具体的には、50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、又は二つもしくは三つの連続するリンク写真要素もしくはインターアクション要素のこれらの二つの種類の標識要素に対し、これらの要素のタグ内におけるリンクされる写真又はインターアクションファイルの本体を拡大し、ウェブページレイアウトにおいてこれらの要素の欄外余白を増加し、他の要素との一定の距離を増加した後、増加・拡大した後の要素及び増加した欄外余白に適応させるように、これらの要素のレイアウトを作成し直す。
【0025】
本発明の一実施形態によれば、タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するには、50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素又は四つ以上の連続する小写真リンク要素に対し、50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素又は四つ以上の連続する小写真リンク要素における重要なリンクを識別し、当重要リンクを表示させ、他のリンクを隠し、他のリンクを表示させる表示ボタン、及び他のリンクを隠す非表示ボタンを増加する。
【0026】
具体的には、50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続するテキストリンク要素又は四つ以上の連続する小写真リンク要素のこれら二種類の要素に対し、リンクのaタグを識別し、タグ内部から重要なリンクを得、これらの重要なリンクのみ表示し、他のリンクに対し非表示に設定し、隠して表示しないか又は折り畳むかを果した後、これらのリンクを隠すのか又は表示するのかをコントロールできるように、ウェブページにおいてこれらの非表示リンクを表示するための表示ボタン及び表示したリンクを隠すための非表示ボタンを増加する。
【0027】
本発明の一実施形態によれば、タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更するステップには、四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素に対し、前記四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素に組版作成しなおすことと、スライドできる空間を増加することと、スライドによって現在のページにおいて表示し切れない他の中等サイズにリンク写真要素を表示することを含む。
【0028】
具体的には、四つ以上の連続する中等サイズのリンク写真要素に対し、ウェブページにおける前記四つ以上の連続する中等サイズのリンク写真要素のレイアウトに組版を作成しなおし、同時にウェブページにおいてスライドできる空間を増加し、これらの写真リンク要素をスライドさせ、現在のページにおいて表示し切れないリンク写真要素は下の方にスライドさせることができ、スライドによってユーザーへ表示を提供する。
【0029】
本発明によれば、携帯情報端末に用いられるウェブページ表示方法は、タップホットゾーンを識別し、標識をつけることにより、ユーザーが閲読又はクリックするとき、タップホットゾーン要素を変更し、ユーザーのクリック及びインターアクションが便利となり、モバイル設備の使用感及びユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0030】
以下は図面を参照しながら本発明の実施形態による携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置を説明する。
携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置は、ウェブページにおけるタップホットゾーンを識別する識別ユニットと、前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつける標識ユニットと、ユーザーが前記タップホットゾーンをクリックするとき、前記タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更する変換ユニットとを含む。
【0031】
図2は本発明の一実施形態による携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置の構成を模式的に示すブロック図である。
図2が示すように、本発明の一実施形態による携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置は、識別ユニット110と、標識ユニット120と、変換ユニット130と、定義ユニット140と、計算ユニット150とを含む。
【0032】
具体的には、識別ユニット110はウェブページにおけるタップホットゾーンを識別する。標識ユニット120はタップホットゾーンにおける異なる種類の要素に標識をつける。変換ユニット130はユーザーがタップホットゾーンをクリックする場合、タップホットゾーンにおける異なる種類の要素の表示形式を変更する。定義ユニット140はインターアクション要素の幅が32px以下である場合、前記インターアクション要素を小のインターアクション要素と定義し、インターアクション要素の幅が32px〜120pxである場合、前記インターアクション要素を中等サイズのインターアクション要素と定義し、写真リンク要素の幅が32px以下である場合、前記写真リンク要素を小図リンク要素と定義し、テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト以下である場合、前記テキストリンク要素を短テキストリンク要素と定義し、テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト〜10バイトである場合、前記テキストリンク要素を中等サイズのテキストリンク要素と定義する。計算ユニット150はタップホットゾーンにおけるインターアクション要素のタグ、写真リンク要素のタグ及びテキストリンク要素のタグに基づいてウェブページにおけるインターアクション要素、写真リンク要素及びテキストリンク要素の幅を別々に計算する。
【0033】
より詳細には、識別ユニット110はウェブページにおけるインターアクション要素の標識及びリンク要素の標識によってウェブページにおけるクリックできるインターアクション要素の配布が密集している区域を識別する。標識ユニット120は識別されたタップホットゾーンに標識をつける。変換ユニット130はユーザーがインターアクションホットゾーンを閲読又はクリックする場合、当区域を拡大し又は空間交替をさせる。ユーザーがリンクホットゾーンを閲読又はクリックする場合、リンクホットゾーンにおける写真を拡大し、当区域における文字を拡大し、間隔を増加し、背景ボタン、枠を増加する。定義ユニット140はウェブページにおけるタグに基づいて識別をするの使われる。Input、button、select等のインターアクションタグがあればインターアクション要素と見なされ、タグの要素の幅のプロファイルによって判断を行う。インターアクション要素の幅のプロファイルが32px以下に設定される場合、前記インターアクション要素を小のインターアクション要素と定義し、インターアクション要素の幅のプロファイルが32px〜120pxまでの間に設定される場合、前記インターアクション要素を中等サイズのインターアクション要素と定義する。aタグと識別されれば、リンク要素と見なされ、前記リンク要素のプロファイルに対し判断をする。aタグの内部が写真で、かつ写真リンク要素の幅のプロファイルが32px未満の場合、前記写真リンク要素を小図リンク要素と定義し、写真リンク要素の幅のプロファイルが32px〜120pxまでの間に設定される場合、前記写真リンク要素を中等サイズの写真リンク要素と定義する。aタグの内部がテキストで、かつテキストリンク要素のテキストの長さは6バイト以下に設定される場合、前記テキストリンク要素を短リンク要素と定義し、テキストリンク要素のテキストの長さが6バイト〜10バイトに設定される場合、前記テキストリンク要素を中等サイズのテキストリンク要素と定義する。計算ユニット150はInput、button、select等のようなインターアクションタグ及びaタグを識別することでインターアクション要素及びリンク要素を識別し、タグ内の本体に基づいて写真リンクかテキストリンクかを判断し、タグ内に設定される幅のプロファイルに基づいてウェブページにおけるこれらのインターアクション要素、写真リンク要素及びテキストリンク要素の幅を確認する。
【0034】
本発明の一の実施形態によれば、識別ユニット110は、小図リンク要素又は短リンク要素が存在し、かつ小図リンク要素又は短リンク要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小図リンク要素又は短リンク要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、小のインターアクション要素が存在し、かつ小のインターアクション要素の周囲10px以内に出力できる要素が存在する場合、前記小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別し、二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素が存在する場合、前記二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別する。
【0035】
具体的には、識別ユニット110は、ウェブページのレイアウトに基づいて識別判断をし、他の出力できる要素の座標が小図リンク要素又は短リンク要素周囲10px以内に存在する場合、当区域がインターアクションを行う場合誤った区域をクリックする可能性があるため、当小図リンク要素又は短リンク要素の存在する場所をタップホットゾーンと識別する。他の出力できる要素の座標が小のインターアクション要素の周囲10px以内に存在する場合、当区域がインターアクションを行う場合二つの要素が同時に出力を表す可能性があるため、小のインターアクション要素の存在する区域をタップホットゾーンと識別する。ウェブページのレイアウトにおいて二つ又は二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素が出現する場合、当区域に対して誤ったクリック又は表示が重ねるなどの現象が発生する可能性があるため、前記二つ以上の連続する中等サイズのインターアクション要素、二つ以上の連続する写真リンク要素又は二つ以上の連続するテキストリンク要素に存在する区域をタップホットゾーンと識別する。
【0036】
本発明の一実施形態によれば、標識ユニット120は、50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素に、50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素、四つ以上の連続する小写真リンク要素に、四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素又はインターアクション要素にそれぞれ標識をつける。
【0037】
具体的には、リンク要素において50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素を一種類として標識をつける。リンク要素において50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素を別の種類として標識をつける。レイアウトにおいて50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ又は三つの連続する写真リンク要素をさらに別の種類として標識をつける。ウェブページにおいて50バイト以上の連続バイトに含まれる連続する四つ以上の小写真リンク要素を一種類として標識をつける。50バイト以上の連続バイトに含まれる四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素又はインターアクション要素を最後の一種類として標識をつける。
【0038】
本発明に一実施形態によれば、変換ユニット130は、幅が50バイト未満の二つ以上の連続するテキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素に対し、50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素、ならびに50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素を拡大する。50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素との間の欄外余白を増加する。50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続するテキストリンク要素、二つ又は三つの連続するリンク写真要素又はインターアクション要素に対して組版を作成しなおす。
【0039】
具体的には、変換ユニット130は、50バイト未満の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素、又は二つもしくは三つの連続するリンク写真要素もしくはインターアクション要素のこれらの二つの種類の標識要素に対し、これらの要素のタグ内における写真又はインターアクションファイルの本体を拡大し、ウェブページレイアウトにおいてこれらの要素の欄外余白を増加し、他の要素との一定の距離を増加した後、増加・拡大した後の要素及び増加した欄外余白に適応させるように、これらの要素のレイアウトを作成し直す。
【0040】
本発明の一実施形態によれば、変換ユニット130はさらに、50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素又は四つ以上の連続する小写真リンク要素に対し、50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続する短テキストリンク要素又は四つ以上の連続する小写真リンク要素における重要なリンクを識別し、当重要リンクを表示させ、他のリンクを隠し、他のリンクを表示させる表示ボタン、及び他のリンクを隠す非表示ボタンを増加する。
【0041】
具体的には、変換ユニット130は、50バイト以上の連続バイトに含まれる二つ以上の連続するテキストリンク要素又は四つ以上の連続する小写真リンク要素のこれら二種類の要素に対し、リンクのaタグを識別し、タグ内部から重要なリンクを得、これらの重要なリンクのみ表示し、他のリンクに対し非表示に設定し、隠して表示しないか又は折り畳むかを果した後、これらのリンクを隠すのか又は表示するのかをコントロールできるように、ウェブページにおいてこれらの非表示リンクを表示するための表示ボタン及び表示したリンクを隠すための非表示ボタンを増加する。
【0042】
本発明の一実施形態によれば、変換ユニット130はさらに、四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素に対し、前記四つ以上の連続する中等サイズの写真リンク要素に組版を作成しなおし、スライドできる空間を増加し、スライドによって現在のページにおいて表示し切れない他の中等サイズにリンク写真要素を表示する。
【0043】
具体的には、四つ以上の連続する中等サイズのリンク写真要素に対し、まずウェブページにおける前記四つ以上の連続する中等サイズのリンク写真要素のレイアウトに再び組版をし、同時にウェブページにおいてスライドできる空間を増加し、これらの写真リンク要素をスライドさせ、現在のページにおいて表示し切れないリンク写真要素は下の方にスライドさせることができ、スライドによってユーザーへ表示を提供する。
【0044】
本発明によれば、携帯情報端末に用いられるウェブページ表示装置は、識別ユニットによってタップホットゾーンを識別し、標識ユニットによって標識をつけ、ユーザーがクリックする場合、変換ユニットによってホットゾーン要素を変更することで、ユーザーのクリック及びインターアクションが便利となり、モバイル設備の使用感及びユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0045】
本明細書の説明において、用語の「一実施形態」、「一部の実施形態」、「例示」、「具体的な例示」、又は「一部の例示」などの言葉とは、当該実施形態又は例示と合わせて説明された具体的な特徴、構成、材料又は特性が本発明の少なくとも一実施形態又は例示に含まれることを意味する。本明細書において、上記の用語の概略表現は必ずしも同じ実施形態又は例示を指さない。且つ、任意の一つ又は幾つの実施形態や例示において、説明された具体的な特徴、構成、材料又は特性を適当な方法で組み合わせることもできる。
【0046】
以上は本発明の実施形態を示して記述したが、上記の実施形態は、本発明を制限するように解釈される事が出来ず、本発明の要旨および範囲を逸脱しない範囲で実施形態における変更、入れ替えおよび修正、変型がなされることができることを当業者によって認識された。本発明の技術範囲は、特許請求の範囲及びその均等構成を基準にする。