(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法をサポートすることができるネットワークコンバージェンスのための方法、デバイス、および通信システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明の実施例は、以下の技術的解決策を採用する。
【0007】
1態様によれば、ネットワークコンバージェンスの方法が提供され、かつ、
アクセスユーザの認証が成功した後、アクセスユーザに対応するパケットデータネットワークPDN接続確立メッセージを受信するステップであって、メッセージは、アクセスユーザ識別子を運び、かつ第1のゲートウェイによって送信され、第1のゲートウェイは、アクセスユーザが現在位置する第1のネットワークのゲートウェイであり、かつ、アクセスユーザに対応するPDN接続によって負担されるサービスが、第1のネットワークにおけるアクセスユーザのネットワーク側のサービスを含む、ステップと、
アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始するステップと
を含む。
【0008】
1態様によれば、ネットワークコンバージェンスの方法が提供され、かつ、
アクセスユーザ認証プロセスで、アクセスユーザ識別子を取得するステップと、
アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを生成するステップであって、メッセージはアクセスユーザ識別子を運ぶ、ステップと、
第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始するステップであって、第2のゲートウェイは、アクセスユーザによってアクセスされることになる第2のネットワークのゲートウェイである、ステップと
を含む。
【0009】
1態様によれば、第1のゲートウェイが提供され、かつ、
アクセスユーザ認証プロセスで、アクセスユーザ識別子を取得するように構成された、ユーザ識別子取得ユニットと、
アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを生成するように構成された、第1のメッセージ生成ユニットであって、メッセージはアクセスユーザ識別子を運ぶ、第1のメッセージ生成ユニットと、
第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始するように構成された、第1のメッセージ送信ユニットであって、第2のゲートウェイは、アクセスユーザによってアクセスされることになる第2のネットワークのゲートウェイである、第1のメッセージ送信ユニットと
を含む。
【0010】
1態様によれば、第2のゲートウェイが提供され、かつ、
アクセスユーザの認証が成功した後、アクセスユーザに対応するパケットデータネットワークPDN接続確立メッセージを受信するように構成された、第1のメッセージ受信ユニットであって、メッセージは、アクセスユーザ識別子を運び、かつ第1のゲートウェイによって送信され、第1のゲートウェイは、アクセスユーザが現在位置する第1のネットワークのゲートウェイであり、かつ、アクセスユーザに対応するPDN接続によって負担されるサービスが、第1のネットワークにおけるアクセスユーザのネットワーク側のサービスを含む、第1のメッセージ受信ユニットと、
アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始するように構成された、課金開始ユニットと
を含む。
【0011】
1態様によれば、ネットワークコンバージェンスのためのシステムが提供され、かつ、
アクセスユーザの登録プロセスでアクセスユーザ識別子を記録するように構成された、AAAネットワーク要素と、
アクセスユーザの課金ポリシーを格納するように構成された、PCRFネットワーク要素と、
アクセスユーザの呼詳細レコードに従って、アクセスユーザに課金するように構成された、BSSと、
アクセスユーザ認証プロセスでアクセスユーザ識別子を取得し、かつ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを生成するように構成された、第1のゲートウェイであって、メッセージはアクセスユーザ識別子を運び、かつ、アクセスユーザに対応するPDN接続によって負担されるサービスは、第1のネットワークのアクセスユーザのネットワーク側のサービスを含む、第1のゲートウェイと
を含み、
第1のゲートウェイは、第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、第2のゲートウェイが、アクセスユーザに対応するPDN接続へIPアドレスを割り当て、かつ、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始するようにさらに構成され、第1のゲートウェイは、アクセスユーザが現在位置する第1のネットワークのゲートウェイであり、かつ、第2のゲートウェイは、アクセスユーザによってアクセスされることになる第2のネットワークのゲートウェイであり、
第2のゲートウェイは、アクセスユーザの認証が成功した後、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信するように構成され、メッセージは、アクセスユーザ識別子を運び、かつ第1のゲートウェイによって送信され、かつ、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。
【0012】
本発明の実施例は、ネットワークコンバージェンスのための方法、デバイス、およびシステムを提供し、ネットワークコンバージェンスのための方法は、以下を含む。アクセスユーザの認証が成功した後、第2のゲートウェイは、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信し、メッセージは、アクセスユーザ識別子を運び、かつ第1のゲートウェイによって送信され、第1のゲートウェイは、アクセスユーザが現在位置する第1のネットワークのゲートウェイであり、かつ、アクセスユーザに対応するPDN接続によって負担されるサービスは、第1のネットワークのアクセスユーザのネットワーク側のサービスを含み、かつ、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。このような方法で、第2のゲートウェイがアクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信した後、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立され、かつ、第2のネットワークが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。課金手順は、アクセスユーザに対応するPDN接続のベアラで、アクセスユーザが属する第1のネットワークの課金方法で実行される。したがって、通信システムは、アクセスユーザが属するネットワークの課金をサポートすることができる。
【0013】
本発明の実施形態の技術的解決策または先行技術の技術的解決策をより明瞭にするために、実施形態または先行技術を説明するのに必要な添付図面が以下で手短に説明される。明らかに、説明される添付図面は本発明の単にいくつかの実施形態を示すものであり、当業者は、創造的な取組みなしに、これらの添付図面に基づいて他の図面をさらに取得することができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態の技術的解決策が、本発明の実施形態の添付図面を参照して、以下で明瞭かつ完全に説明される。明らかに、説明される実施形態は、本発明のすべての実施形態ではなく、本発明の実施形態の単なる一部である。創造的取組みを伴わず、本発明の実施形態に基づいて当業者によって取得されるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲に含まれる。
【0016】
本発明の実施例は、ネットワークコンバージェンスのための方法を提供し、
図1に示すように、この方法は以下のステップを含む。
【0017】
S101:アクセスユーザの認証が成功した後、第2のゲートウェイが、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信し、ここで、メッセージはアクセスユーザ識別子を運び、かつ、第1のゲートウェイによって送信される。
【0018】
第1のゲートウェイは、アクセスユーザが現在位置する第1のネットワークのゲートウェイであり、かつ、第2のゲートウェイは、アクセスユーザによってアクセスされることになる第2のネットワークのゲートウェイである。アクセスユーザに対応するPDN接続によって負担されるサービスが、第1のネットワークにおけるアクセスユーザのネットワーク側のサービスを含む。
【0019】
S102:第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。
【0020】
このような方法で、第2のゲートウェイが、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信した後、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立され、かつ、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。アクセスユーザに対応するPDN接続を介して、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法で、課金手順が実行される。したがって、通信システムが、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って課金を実行することができ、課金の単位を改良し、それによってより正確な課金を実行する。
【0021】
アクセスユーザ識別子が、ユーザ登録の間、オペレータによってアクセスユーザのために構成され、かつ、アクセスユーザ識別子が、第2のネットワークのユーザのユーザ識別子と同一のタイプであり、したがって、アクセスユーザを、第2のネットワークのユーザとして第2のネットワークの第2のゲートウェイによって識別してもよいことに注目しなければならない。例として、Wi-FiユーザがLTEネットワークにアクセスするとき、アクセスユーザ識別子が、IMSI(International Mobile Subscriber Identity、国際移動体加入者識別番号)/MSISDN(Mobile Station International ISDN Number、モバイル局国際ISDN番号)であってもよい。実際の応用では、仮想ユーザを第2のネットワークで作成してもよく、アクセスユーザの識別子は仮想ユーザの識別子に対応し、かつ、PDN接続が確立された後、アクセスユーザおよび仮想ユーザがマッピングを形成する。特に、アクセスユーザが、アクセスユーザの認証のため、登録中に対応する第1のネットワークのユーザ識別子で(ユーザ名およびパスワードであってもよい)さらに構成される。本発明の実施例のユーザ認証は、各アクセスユーザに独立した認証である。
【0022】
それと同時に、S101の課金手順は、特に、第2のゲートウェイによって、アクセスユーザ識別子を運ぶ課金開始メッセージを生成するステップ、BSS(Business Support System、ビジネスサポートシステム)が課金手順を開始するように、BSSへ課金開始メッセージを送信するステップ、アクセスユーザ識別子を運ぶアクセスユーザの呼詳細レコードを生成するステップ、および、アクセスユーザの呼詳細レコードに従って、BSSがアクセスユーザに課金するように、BSSへ、アクセスユーザの呼詳細レコードを送信するステップを含む。第2のゲートウェイが、情報をPCRF(Policy and Charging Rules Function、ポリシーおよび課金ルール機能)ネットワーク要素と交換し、PCRFネットワーク要素はアクセスユーザの課金ポリシーを格納し、第2のゲートウェイは、課金ポリシーに従って課金を実行し、次いで、BSSへ呼詳細レコードを報告し、かつ、BSSは第2のゲートウェイによって報告された課金呼詳細レコードを統合してもよい(一つにまとめられた呼詳細レコードは、ファミリー又はドミトリーの単位での複数のユーザに対する出力であってもよい)ことに注目しなければならない。
【0023】
アクセスユーザがオフラインのとき、第2のゲートウェイは、アクセスユーザに対応するPDN接続を削除するためのメッセージを受信し、アクセスユーザ識別子を運ぶ課金停止メッセージを生成し、かつ、BSSへ課金停止メッセージを送信し、その結果、BSSは課金を停止する。このような方法で、アクセスされた第2のネットワークのアクセスユーザの課金手順が終了される。特に、第1のゲートウェイが電源オフにされるか又は故障した(例えば、異常な現象が発生する)とき、所定の期間が満了した後にデータトラフィックが存在せず、かつ、第2のゲートウェイは、これらの異常な現象に従って、第1のゲートウェイが利用可能でないと分かり、かつ、能動的に課金を停止してもよい。
【0024】
さらに、第2のゲートウェイは、PCRFネットワーク要素へ、アクセスユーザ識別子を送信してもよく、その結果、PCRFは、アクセスユーザ識別子に対応するアクセスユーザのクオリティオブサービス情報をサーチし、かつ返す。第2のゲートウェイは、PCRFネットワーク要素によって返されたアクセスユーザのクオリティオブサービス情報を受信する。アクセスユーザ識別子に対応するアクセスユーザのクオリティオブサービス情報は、PCRFネットワーク要素に記録される。次いで、アクセスユーザのクオリティオブサービス情報に従って、第2のゲートウェイは、アクセスユーザに対応するPDN接続のためのリソース管理およびスケジューリング制御を実行する。リソース管理およびスケジューリング制御のプロセスは、従来技術でのプロセスと実質的に同じであり、管理されるオブジェクトがアクセスユーザに対応するPDN接続であり、かつ、詳細は本明細書で説明されない。
【0025】
このような方法で、第2のゲートウェイは、アクセスユーザ識別子を使用することによって、アクセスユーザに対応するQoS管理手順を開始してもよく、アクセスユーザが属するネットワークのQoS管理方法をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って、QoS管理を実行してもよく、QoS管理の単位を改良し、それによって、より正確なQoS管理を実行することができる。
【0026】
アクセスユーザが2タイプのデータサービスを有してもよいことに注目しなければならない(1つは、ネットワーク側の参加なしに、アプリケーションソフトウェアによって課金され、かつ、共有サービスと称される。他方は、ネットワーク側によって課金され、かつ、アクセスユーザを区別することを要求し、かつ、プライベートサービスと称される)。特に、対応するサービスを区別するため、第2のゲートウェイは、さらに、独立したPDN接続を確立してもよい。特定のステップは次のとおりである。アクセスユーザの認証が成功する前、第2のゲートウェイは、独立したPDN接続を確立するためのメッセージを受信してもよく、独立したPDN接続によって負担されるサービスが共有サービスを含み、かつ、共有サービスは、ユーザを区別することをネットワーク側に要求しないサービスである。すべてのアクセスユーザの共有サービスを独立したPDN接続によって負担してもよく、かつ、アクセスユーザのプライベートサービスをアクセスユーザに対応するPDN接続によって負担してもよい。第2のゲートウェイによって受信される独立したPDN接続を確立するためのメッセージは、異なるPDN接続およびリンクに対応する2つのタイプのサービスを区別するために、サービス区別のための情報(例えば、APN(Access Point Name、アクセスポイント名)情報)を運んでもよい。このような方法で、通信ネットワークにおいて、アクセスユーザが属するネットワークのQoS管理方法をサポートすることに基づいて、QoS管理をサービスタイプに従って実行してもよく、QoS管理の単位を改良し、それによって、より正確なQoS管理を実行する。
【0027】
さらに、アクセスユーザに対応するPDN接続は2つより多いリンクを含んでもよく、これらのリンクは異なるプライベートサービスを負担し、かつ、独立したPDN接続も2つより多いリンクを含んでもよく、これらのリンクは異なる共有サービスを負担する。このような方法で、さらなるサービスの区別を実行してもよく、かつ、QoS管理および課金を対応するサービスに従って実行してもよい。リンクは異なるネットワークのための異なる手段を有するが、実質的に同一であり、かつ、例えば、LTEネットワークでベアラと称され、かつ、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多元接続)ネットワークでPDP(Packet Data Protocol、パケットデータプロトコル)コンテキストと称されることに注目しなければならない。
【0028】
特に、第1のネットワークからの複数のアクセスユーザが、第2のネットワークにアクセスし、かつ、アクセスユーザの数に従って、第2のゲートウェイが、対応する数のPDN接続を確立してもよく、アクセスユーザのそれぞれは対応するPDN接続に対応する。それと同時に、アクセスユーザのサービス要求に従って、課金および管理のさらなるサービスの区別を実行するために、各PDN接続が複数のリンクを確立してもよい。
【0029】
本発明の実施例は、ネットワークコンバージェンスのための方法を提供し、
図2に示すように、方法は以下のステップを含む。
【0030】
S201:第1のゲートウェイが、アクセスユーザ認証プロセスでアクセスユーザ識別子を取得する。
【0031】
S202:第1のゲートウェイは、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを生成し、ここで、メッセージはアクセスユーザ識別子を運ぶ。
【0032】
S203:第1のゲートウェイは、第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。
【0033】
第1のゲートウェイは、アクセスユーザが現在位置する第1のネットワークのゲートウェイであり、かつ、第2のゲートウェイは、アクセスユーザによってアクセスされることになる第2のネットワークのゲートウェイである。
【0034】
このような方法で、第1のゲートウェイは、第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。課金手順は、アクセスユーザに対応するPDN接続を介して、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法で実行される。したがって、通信システムが、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って課金を実行することができ、課金の単位を改良し、それによって、より正確な課金を実行する。
【0035】
ステップS201が、特に、第1のゲートウェイによって、ポータルサーバにより送信された認証リクエストメッセージを受信するステップと、第1のゲートウェイによって、認証リクエストメッセージをカプセル化して、カプセル化された認証リクエスト情報を生成するステップと、第1のゲートウェイによって、AAA(Authentication, Authorization and Accounting、認証、認可、課金)ネットワーク要素へカプセル化された認証リクエスト情報を送信し、その結果、AAAネットワーク要素がユーザ認証を開始するステップと、ユーザ認証が成功した後、アクセスユーザ識別子を運びかつAAAネットワーク要素によって送信されるカプセル化された成功認証情報を受信するステップと(アクセスユーザ識別子はアクセスユーザの登録プロセスでAAAネットワーク要素によって記録される)を含むことに注目しなければならない。特に、認証プロセスで、情報を(Remote Authentication Dial In User Service、リモート認証ダイアルインユーザサービス)カプセル化を採用することによってカプセル化してもよく、かつ、第1のゲートウェイが、AAAネットワーク要素へカプセル化された認証リクエスト情報を送信するとき、Calling-Station-ID(広帯域加入者識別子)フィールドへアクセスユーザのMAC(Medium Access Control、ミディアムアクセスコントロール)アドレスを割当てる情報が、アクセスユーザを識別するために運ばれる。アクセスユーザ認証プロセスは、第1のゲートウェイおよびAAAネットワーク要素によって合同で実行され、第1のゲートウェイは第2のネットワークに識別可能なユーザエンドデバイスを含み、かつ、例えば、ユーザエンドデバイスはCPEであってもよい。認証が完了した後、第1のゲートウェイはアクセスユーザ識別子を記録する。
【0036】
それと同時に、第2のゲートウェイは、対応するサービスを区別するために、独立したPDN接続をさらに確立してもよい。特定のステップは、アクセスユーザの認証が成功する前、第1のゲートウェイが独立したPDN接続を確立するためのメッセージを生成し、次いで、第2のゲートウェイへ独立したPDN接続を確立するためのメッセージを送信するステップを含む。独立したPDN接続によって負担されるサービスは共有サービスを含み、かつ、共有サービスはユーザを区別することをネットワーク側に要求しないサービスである。このような方法で、共有サービスを独立したPDN接続によって負担してもよく、かつ、プライベートサービスをアクセスユーザに対応するPDN接続によって負担してもよい。第2のゲートウェイへ送信される独立したPDN接続を確立するためのメッセージが、異なるPDN接続およびリンクを介して、2つのタイプのサービスを区別するために、サービス区別の情報を運んでもよい。このような方法で、通信ネットワークで、アクセスユーザが属するネットワークのQoS管理方法をサポートすることに基づいて、QoS管理がサービスタイプに従って実行され、QoS管理の単位を改良し、それによって、より正確なQoS管理を実行する。
【0037】
さらに、アクセスユーザに対応するPDN接続が、2つより多いリンクを含んでもよく、その結果、さらなる区別をプライベートサービスに実行してもよく、かつ、独立したPDN接続が2つより多いリンクを含んでもよく、その結果、さらなる区別を共有サービスに実行してもよい。特に、アクセスユーザの実際の要求に従って、第2のゲートウェイが複数のPDN接続をさらに確立してもよく、かつ、各PDN接続が、さらなるサービス区別を実行するために、複数のリンクを確立してもよく、その結果、QoS管理および課金を対応するサービスに従って実行してもよい。
【0038】
本発明の実施例は、ネットワークコンバージェンスのための方法を提供し、
図3に示すように、方法は以下のステップを含む。
【0039】
S301:第1のゲートウェイが、アクセスユーザ認証プロセスでアクセスユーザ識別子を取得する。
【0040】
S302:第1のゲートウェイは、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを生成し、ここで、メッセージはアクセスユーザ識別子を運ぶ。
【0041】
S303:第1のゲートウェイは、第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイは、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。
【0042】
S304:第2のゲートウェイは、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信し、ここで、メッセージはアクセスユーザ識別子を運び、かつ、第1のゲートウェイによって送信される。
【0043】
S305:第2のゲートウェイは、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。
【0044】
このような方法で、第1のゲートウェイは、第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。課金手順は、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法で、アクセスユーザに対応するPDN接続を介して実行される。したがって、通信システムは、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って課金を実行することができ、課金の単位を改良し、それによって、より正確な課金を実行する。
【0045】
本発明の第1のゲートウェイおよび第2のゲートウェイが、従来技術に比べて、調整されるので、適応もそれにしたがって他のプロセスに対してもなされる。例えば、本発明の実施例によるネットワークコンバージェンスのための方法の完全な手順が
図4に示される。ここで、WLAN(ワイヤレスLAN、ワイヤレスローカルエリアネットワーク)のWi-FiユーザがLTEネットワークにアクセスすることを例にとると、第1のネットワークがWLANであり、第2のネットワークがLTEであり、アクセスユーザがWi-Fiユーザであり、第1のゲートウェイがワイヤレスローカルエリアネットワークのホームゲートウェイHome GWであり、かつ、第2のゲートウェイがパケットデータネットワークゲートウェイP-GWである。Home GWは、LTE CPEおよびWLAN AP(Access Point、アクセスポイント)の機能を含んでもよく、CPEおよびAPを一体化してもよく、又は、CPEおよびAPは相互に分離され、かつ、有線の方法で相互に接続されてもよい。このような方法で、LTEネットワークにアクセスするWi-Fiユーザの信号をサポートすることができて、LTE仮想ユーザとのマッピングを形成し、かつ、アクセスするWi-FiユーザをLTEネットワークによって識別することができる。LTEネットワークでPDNに含まれるリンクがベアラと称されるので、用語「ベアラ」が、以下で、WLANおよびLTEの集中型のネットワークでリンクを表現するのに使用される。
【0046】
S401:アクセスユーザが登録し、かつアクセスユーザ識別子が生成される。例えば、本発明の実施例のWi-Fiユーザ認証方法が、ポータル(Portal)認証であり、他の認証方法がデジタル署名をサポートしてもよく、かつ、ここで、ポータル認証はユーザ名およびパスワード認証をサポートする。Wi-Fiユーザが登録するとき、オペレータは、Wi-Fiユーザのユーザ名およびパスワードを構成し、AAA(Authentication, Authorization and Accounting、認証、認可、課金)ネットワーク要素は、Wi-Fiユーザの登録情報を記録する。それと同時に、EPC(Evolved Packet Core、進化したパケットコア)ネットワークのHSS(Home Subscriber Service、ホーム加入者サービス)は、Wi-Fiユーザの仮想LTEユーザを作成し、仮想LTEユーザのIMSI/MSISDNを含んだすべての情報は、普通のLTEユーザの情報と同じであり、かつ、IMSI/MSISDNはWi-Fiユーザのアクセスユーザ識別子である。AAAへのWi-Fiユーザの登録情報への仮想LTEユーザのIMSI/MSISDN情報の付加は、Wi-FiユーザがLTEネットワークにアクセスするとき、Wi-Fiユーザを識別するために準備することである。Home GWはCPEを含んでもよく、CPEはLTE-EPCのLTEユーザであり、かつ、EPCネットワークのHSSは、CPEのユーザ情報を管理する必要がある。
【0047】
Wi-Fiユーザが登録するとき、Wi-FiユーザのQoSおよび課金ポリシー情報が、PCRFにセーブされる必要があり、かつ、その後、P-GWが、アクセスユーザ識別子として、Wi-Fi IMSIを使用して、PCRFから情報を取得する。ユーザ登録の間、BSSが、同時にAAA/HSS/PCRFネットワーク要素と相互作用する必要があり、これによって、ユーザ登録手順を実行する。
【0048】
S402:Wi-Fiユーザ認証。例えば、Home GWが開始された後、含まれたCPEモジュールは、LTEユーザ認証を実行する必要があり、かつ、後続のWi-Fiユーザ認証情報などの公開情報を負担するための、パブリックサービスPDNデフォルトベアラを確立する必要がある。パブリックサービスPDNデフォルトベアラの確立は従来技術と同じなので、詳細は本明細書で説明されない。特に、CPEおよびAPが相互に分離される場合、Home GWのCPEは、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol、動的ホスト構成プロトコル)サーバ(server)機能をサポートして、APにプライベートネットワークIPアドレスを割当てる必要があり、かつ、それと同時に、APは、DHCPメッセージにオプション(Option)60フィールドを加えてもよい(CPEを促して、APおよびWi-Fiユーザを識別するために)。CPEおよびAPが一体化されるとき、APおよびCPEは、ユーザ認証が成功した後、パブリックPDN接続の確立中に、P-GWによって割り当てられたIPアドレスを共有することに注目しなければならない。
【0049】
Wi-Fi UE(User Equipment、ユーザ装置)がサーチを通じてWLAN信号を発見した後、Wi-Fi UEは認証手順を開始し、かつ、Home GW(認証ポイントとして機能を果たす)は、AAAと相互作用して、Wi-Fi UEの認証を実行する。詳細な手順を
図5に示す。
【0050】
S4021:Home GWはWi-Fi UEにプライベートネットワークIPアドレスを割り当てる。Home GWは、DHCPサーバ機能をサポートし、かつ、IPアドレスが成功裏に割り当てられた後、Home GWは、Wi-Fi UEのMACアドレスとWi-Fi UEのIPアドレスとの間のマッピングを記録する。
【0051】
S4022:Wi-Fi UEが、HTTPサービスを開始する。
【0052】
S4023:ユーザ名およびパスワードを入力。ポータルサーバ(Portal Server)が、Wi-Fi UEへウェブページをプッシュし、かつ、Wi-Fi UEが、ユーザ名およびパスワードを入力し、かつ、ポータルサーバにユーザ名およびパスワードを送信する。
【0053】
ユーザ名およびパスワードが入力される前、Home GWが、IPアドレス識別子を通じて、ユーザの認証が失敗したと判断した場合、Home GWは、特定のポータルサーバにリダイレクトし、かつ、Home GWがポータルサーバ機能をサポートする場合、Home GWは、リダイレクトプロセスを開始せず、Wi-Fi UEにウェブページを直接プッシュすることに注目しなければならない。
【0054】
S4024:認証情報のカプセル化および送信。ポータルサーバは、Wi-Fi UEに関する認証情報を運ぶ認証リクエストメッセージを、Home GWへ送信する。Home GWは、認証メッセージにおいて、RADIUSカプセル化を実行し、Calling-Station-ID(広帯域加入者識別子)フィールドにWi-Fi UEのMACアドレスを割り当て、かつ、Home GWが開始されるとき確立されるパブリックサービスPDNデフォルトベアラを通じて、AAAにメッセージを送信する。Home GWはAAA IPアドレスを設定することをサポートし、かつ、設定方法がニアエンド設定であってもよく、かつ、リモートTR069又はOMA-DAを通じて構成してもよい。
【0055】
S4025:Wi-Fiユーザ認証。AAAが、ユーザ認証を開始し、かつ、認証が成功した後、AAAがHome GWへ認証応答メッセージを送信し、ここで、認証応答メッセージは、認証リクエストメッセージのWi-Fi UEのMACアドレスを運び、かつ、登録されたWi-Fi UEのIMSI/MSISDN情報を運ぶ。
【0056】
S4026:アクセスユーザ識別子を記録。Wi-Fi UE認証が成功したという、AAAによって送信されたメッセージを受信した後、Home GWは、Wi-Fi UE認証が成功したと記録し、かつ、その後にデータ認証を実行しない、換言すれば、IPアドレス識別子を停止し、RADIUSメッセージを解析し、かつ、Wi-Fi UEに対応するWi-Fi IMSI/MSISDN(すなわち、Wi-Fiユーザのアクセスユーザ識別子)を記録する。
【0057】
S4027:ユーザ認証が成功。Home GWは、ポータルサーバへユーザ認証成功メッセージを送信し、かつ、ポータルサーバは、Wi-Fi UEへユーザ成功ページをプッシュする。この場合、Wi-Fiユーザ認証が成功であり、アクセスユーザに対応するPDN接続をその後に確立するための根拠を提供する。
【0058】
S403:アクセスユーザに対応するPDN接続を確立。アクセスユーザに対応するPDN接続を確立する手順は、実質的に、ステップS301〜S305の手順と同じである。アクセスユーザがWi-Fiユーザであるとき、ステップS301〜S305は、
図6に示すように、さらに分析される。
【0059】
S4031:Wi-Fi UE認証が成功した後、Home GWは、Wi-Fiユーザに対応するPDNを確立するためのメッセージを送信する。Wi-Fiユーザに対応するPDNを確立するためのメッセージで、Wi-Fi UEのIMSI/MSISDN(すなわち、Wi-Fiユーザのアクセスユーザ識別子)が、PCO(Protocol configuration options、プロトコル構成オプション)フィールドで運ばれる。この中で、Wi-Fiユーザのアクセスユーザ識別子が、AAAからHome GWによって受信され、かつ、ステップS4026で記録されることに注目しなければならない。
【0060】
S4032:P-GWが、Wi-Fiユーザに対応するPDNを確立するためのメッセージを受信し、かつPCOフィールドを解析する。
【0061】
S4033:QoS情報管理を実行する。P-GWがPCOフィールドを解析し、かつ、PDNを確立するためのメッセージがWi-Fi UEに対応することを発見した場合、P-GWは、アクセスユーザ識別子として、Wi-Fi IMSIを使用して、PCRFから、Wi-Fiユーザに対応するQoS情報を取得し、かつ、対応したQoS情報管理を実行する。QoS情報管理は従来技術に属するので、詳細を本明細書で再説明しない。明らかに、PDNがLTEユーザに対応するPDNであることを、P-GWが発見した場合、手順は、従来技術のLTEユーザ管理手順と同じであり、詳細を本明細書で再説明しない。
【0062】
S4034:P-GWは、Home GWへ、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラを確立するための情報を送信する。P-GWは、IPアドレスをWi-Fiユーザに対応するPDN接続に割り当てる(このステップは、既存メカニズムと同じである)。次いで、P-GWは、Home GWへ、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラを確立するための情報を送信する。
【0063】
S4035:Home GWは、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラ情報の確立を許可するメッセージを返す。Home GWが、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラ情報の確立を許可するメッセージを返した後、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラが確立される。Home GWは、Wi-Fi UEと、アクセスユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラとの間のマッピングを記録する。
【0064】
S4036:P-GWは、Wi-Fi UE課金手順を開始する。Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラが成功裏に確立された後、P-GWは、PDN接続に対応するWi-Fi UEのIMSI/MSISDN(すなわち、アクセスユーザ識別子)を記録し、かつ、Wi-Fi UE課金手順を開始する。
【0065】
Wi-Fiに対応するPDN接続が成功裏に確立した後、サービスデータを開始してもよく、かつ、LTE-EPCネットワークが、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続を最小単位とすることによって、QoS管理および課金を実行し、それによって、Wi-Fi UEに従って、QoS管理および課金を実行する。サービスデータを開始する特定の手順は次のとおりである。Wi-Fi UEがアップリンクデータサービスを開始する。Home GWが、ユーザ認証が成功したことを識別し、識別方法がIPアドレス識別であってよく、次いで、記録された情報をサーチし、情報が上記したステップS4021で記録される。CPEがネットワーク変換を実行した後、アップリンクデータが、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラにマッピングされる。ネットワーク側のダウンリンクデータが、(Home GWネットワークのAPによって変換された)異なる宛先アドレスに従って、P-GWによって、対応するWi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラにマッピングされ、かつ、ワイヤレスローカルエリアネットワークエアインターフェースを通じて、対応するWi-Fi UEに送信される。ネットワーク変換のマッピング方法が、上記したステップS4035でHome GWによって記録される。
【0066】
S404:Wi-Fi UE課金手順を実行。
【0067】
図7に示すように、課金手順の特定の実施解決策はステップS4041〜S4044を含む。
【0068】
S4041:P-GWは、アクセスユーザ識別子を運ぶ課金開始メッセージを生成する。メッセージは、アクセスユーザ識別子としてWi-FiユーザのIMSI/MSISDNを使用し、かつ、フィールドが、拡張されて、対応するCPEのIMSI/MSISDNを運ぶ。
【0069】
S4042:課金開始。P-GWは、BSSへ課金開始メッセージを送信し、その結果、BSSが課金手順を開始する。
【0070】
S4043:P-GWは、Wi-Fiアクセスユーザ識別子を運ぶアクセスユーザの呼詳細レコードを生成する。Wi-Fi UEがサービスデータを開始した後、P-GWは、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続の単位で、課金を実行する。
【0071】
S4044:P-GWは、BSSへ、Wi-Fiアクセスユーザの呼詳細レコードを送信する。P-GWは、BSSへ、Wi-Fiアクセスユーザの呼詳細レコードを周期的に送信してもよく、かつ、BSSは、Wi-Fiアクセスユーザの呼詳細レコードを一体化して、一つにまとめられた呼詳細レコードを生成する。前述の課金方法はポストペイド課金であり、かつ、実際の応用では、課金方法はプリペイド課金であってもよいことに注目しなければならない。課金手順は、従来技術の手順と実質的に同一である。呼詳細レコードが報告されたとき、Wi-Fi IMSI/MSISDNはユーザ識別子として使用され、かつ、フィールドが拡張されて、対応するCPEのIMSI/MSISDNを運び、その結果、BSSがHome GWのユーザに従って一つにまとめられた呼詳細レコードを生成する。
【0072】
S405:Wi-Fi UEがオフラインのとき、課金を停止。Home GWが、Wi-Fi UEがオフラインであることを多様な方法で分かってもよい。例えば、Home GWとWi-Fi UEの間の心拍メカニズムを介してWi-Fi UEがオフラインであることが検出され、又は、ポータルサーバ(Portal Server)がWi-Fi UEがオフラインであることを検出し、かつ、認証ポイントHome GWへメッセージを送信し、又は、AAAがWi-Fi UE登録情報を検出し、かつ、認証ポイントHome GWへユーザ削除メッセージを送信する。Wi-Fi UEがオフラインであると分かった後、Home GWは、EPCへ、アクセスユーザに対応するPDN接続を削除するためのメッセージを送信する必要がある。この場合、P-GWは、アクセスユーザに対応するPDN接続を削除するためのメッセージを送信し、Wi-Fi UEに課金することを停止し、次いで、アクセスユーザ識別子を運ぶ課金停止メッセージを生成し、かつ、BSSへ課金停止メッセージを送信し、その結果、BSSは課金を停止する。それと同時に、P-GWは、さらに、BSSへ最終の呼詳細レコードを報告する必要がある。
【0073】
特に、PDN削除メッセージを受信したとき、P-GWは、Home GWへ、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラを削除するための情報を送信する必要がある。Home GWは、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラの削除を許可するための情報を返し、かつ、Wi-Fi UEに関する情報を削除する。
【0074】
開始された後、Home GWは、Wi-Fi UE認証などの公開情報を負担するためのパブリックサービスPDN接続を確立する必要があるだけでなく、独立したPDN接続をさらに確立してもよいことに注目しなければならない。共有サービスは、IMS(IP Multimedia Subsystem、IPマルチメディアサブシステム)サービスなどのユーザを区別することをネットワーク側に要求しないサービスである。Wi-Fiユーザに対応するPDN接続によって負担されるサービスが、ワイヤレスローカルエリアネットワークでWi-Fiユーザのネットワーク側サービスを含む。独立したサービスPDN接続が、負担のため、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続によって負担されるオリジナルのサービスの一部を区別し、かつ、LTEネットワークにアクセスするすべてのWi-Fiユーザの共有サービスが、独立したサービスPDN接続によって負担されてもよい。Home GWが、APN情報をプリセットする必要があり、かつ、APN情報が、パブリックサービスPDNの確立および共有サービスPDN接続の確立中に運ばれる必要があり、APN情報が、異なるサービスに対応するPDN接続を区別するのに使用される。
【0075】
Home GWが開始されるとき、共有サービスPDNが、対応する独立したPDN接続デフォルトベアラを確立し、かつ、EPCが、ベアラ変更メッセージを介して、独立したPDN接続デフォルトベアラに対応するTFT(traffic flow template、トラフィックフローテンプレート)情報をHome GWに通知する。TFT情報は、異なるベアラのサービスを区別するのに使用され、かつ、すべての共有サービスのTFT情報を含む(例えば、IMSシグナリング、IMSデータ、およびオペレータプライベートサービス)。例えば、さらなるサービス区別が要求される場合、IMSデータおよびオペレータプライベートサービスが区別される必要があり、P-GWは、SPI(Stateful Packet Inspection、ステートフルパケットインスペクション)/DPI(Deep Packet Inspection、ディープパケットインスペクション)を介してサービスタイプを区別してもよく、かつ、対応する専用のベアラを確立してもよい(区別は、優先度の高いTFTの原則を使用することにより実行される)。
【0076】
ここで、異なるサービスを負担するための2つのPDN接続の確立が、WLANのWi-FiユーザがLTEネットワークにアクセスすることを例にとり、さらに説明される。特定の実施解決策を
図8に示す。
【0077】
S501:独立したPDN接続を確立。Home GWが開始されるとき、パブリックサービスPDN接続が確立され、かつ、同時に、APN情報が運ばれる。これは従来技術と同じであり、したがって、詳細は説明されない。独立したPDN接続を確立するために、Home GWは、独立したPDN接続を確立するためであり、かつ、APN情報を運ぶメッセージを送信する。P-GWが、対応する独立したPDN接続デフォルトベアラを確立し、デフォルトベアラは共有サービスに対応する。次いで、ベアラ変更メッセージを送信することによって、P-GWが、Home GWに、独立したPDN接続デフォルトベアラに対応するTFT情報を通知し、TFT情報は、その後のWi-Fi UEのデータ転送中に、共有サービスを区別するのに使用される。P-GWは、ユーザ識別子として、CPEのIMSIを使用することによって、PCRFから、対応するQoSおよびTFT情報を取得する。
【0078】
S502:Wi-Fiユーザに対応するPDN接続を確立。Wi-Fi UE認証が成功したとき、Home GWは、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続を確立し、P-GWが、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラを確立し、かつ、P-GWが、アクセスユーザ識別子として、拡張フィールドで運ばれた対応するCPEのIMSIを使用することによって、PCRFから、Wi-Fi UEに関するQoSおよびTFT情報を取得する。この場合、アクセスユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラは、Wi-Fiプライベートサービスに対応する。
【0079】
S503:Wi-Fi UEのサービス実行。Wi-Fi UEがサービスデータを開始し、かつ、Home GWは、共有サービスのTFTに従って、共有サービスのPDN接続ベアラへデータをマッピングするか否かを判断し、次いで、Wi-Fi UEとPDN接続と(アクセスユーザに対応し、かつ、プライベートサービスに対応する)の間のマッピングに従って、Wi-Fi UEに対応するWi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラへ、認証が成功した、非共有サービスのデータ、および、有効ユーザのデータをマッピングする。Wi-Fi UE認証を含むパブリックデータは、パブリックサービスPDN接続デフォルトベアラにマッピングされる。
【0080】
特に、独立したPDN接続に対応する共有サービスはさらに区別される必要があり、例えば、IMSサービスシグナリングおよびメディアストリームは、異なるQoS要求を有し、かつ、一般に、異なるベアラに対応する必要がある。P-GWは、異なるサービスを区別するために、SPI(Serial Peripheral interface、シリアル・ペリフェラル・インタフェース)又はDPI(Deep Packet Inspection、ディープパケットインスペクション)をサポートする必要があり、かつ、独立したPDN接続デフォルトベアラに加えて、独立したPDN接続で、対応する専用のベアラをさらに確立する必要があり、確立されたとき、専用のベアラは、Home GWによってサービス区別のための優先度の高いTFT情報を運ぶ。サービスが、AF(Application Function、アプリケーション機能)動的PCC(Policy and Charging Control、ポリシーおよび課金制御)アーキテクチャをサポートする場合、SPI/DPIを通じたサービス区別は要求されず、かつ、サービスシグナリングベアラが確立されるとき、対応するデータプレーン専用のベアラの確立がトリガされる。
【0081】
Wi-Fiユーザに対応するPDN接続に対応するWi-Fiプライベートサービスも、さらに区別される必要があり、例えば、Wi-Fiネットワークサーバおよびオペレータプライベートサービスが区別される。P-GWは、SPI/DPIを通じてサービスタイプを区別し、かつ、Wi-Fiユーザに対応するPDN接続デフォルトベアラの外に対応する専用のベアラを確立し、かつ、同時に、専用のベアラは優先度の高いTFT情報を運ぶ。
【0082】
その後、Wi-Fi UEがサービスデータを開始するとき、Home GWは、APN情報に従って、対応するPDN接続へデータをマッピングする必要があるだけでなく、PDN接続で、ベアラTFT(traffic flow template、トラフィックフローテンプレート)情報に従って、対応するベアラへアップリンクデータをマッピングする必要がある。
【0083】
ダウンリンクデータが、異なる宛先IPアドレスに従って、P-GWによって、対応するPDN接続へマッピングされ、次いで、ベアラダウンリンクTFT情報に従って、特定のベアラへマッピングされる。
【0084】
本発明の実施例によるネットワークコンバージェンスのための方法で、第1のゲートウェイは、第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイは、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。課金手順が、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法で、アクセスユーザに対応するPDN接続のベアラで、実行される。したがって、通信システムが、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って、課金を実行することができ、課金の単位を改良し、それによって、より正確な課金を実行する。
【0085】
図9に示すように、本発明の実施例は、
アクセスユーザ認証プロセスで、アクセスユーザ識別子を取得するように構成された、ユーザ識別子取得ユニット601と、
アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを生成するように構成された、第1のメッセージ生成ユニット602であって、メッセージはアクセスユーザ識別子を運ぶ、第1のメッセージ生成ユニット602と、
第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始するように構成された、第1のメッセージ送信ユニット603であって、第2のゲートウェイは、アクセスユーザによってアクセスされることになる第2のネットワークのゲートウェイである、第1のメッセージ送信ユニット603と
を含む第1のゲートウェイ60をさらに提供する。
【0086】
このような方法で、第1のメッセージ送信ユニットは、第2のゲートウェイへアクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。課金手順は、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法で、アクセスユーザに対応するPDN接続のベアラにおいて実行される。したがって、通信システムは、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って課金を実行することができ、課金の単位を改善し、それによってより正確な課金を実行する。
【0087】
ユーザ識別子取得ユニット601は、ポータルサーバによって送信された認証リクエストメッセージを受信し、認証リクエストメッセージをカプセル化して、カプセル化された認証リクエスト情報を生成し、認証、認可、課金AAAネットワーク要素へカプセル化された認証リクエスト情報を送信し、その結果、AAAネットワーク要素がユーザ認証を開始し、かつ、ユーザ認証が成功した後、アクセスユーザ識別子を運び、かつAAAネットワーク要素によって送信されるカプセル化された成功認証情報を受信するように特に構成され、アクセスユーザ識別子は、アクセスユーザの登録プロセスでAAAネットワーク要素によって記録される。ユーザ識別子取得ユニットは、ユーザ認証プロセスで単一のユニットであってもよく、又は複数のサブユニットにより形成されてもよく、本明細書には詳細に説明されない。
【0088】
さらに、
図10に示すように、第1のゲートウェイ60は、
アクセスユーザの認証が成功する前、独立したPDN接続を確立するためのメッセージを生成するように構成された、第2のメッセージ生成ユニット604と、
第2のゲートウェイへ、独立したPDN接続を確立するためのメッセージを送信するように構成された、第2のメッセージ送信ユニット605であって、独立したPDN接続によって負担されるサービスは共有サービスを含み、かつ、共有サービスは、ユーザを区別することをネットワーク側に要求しないサービスである、第2のメッセージ送信ユニット605と
をさらに含む。
【0089】
さらなるサービス区別を実行するために、アクセスユーザに対応するPDN接続が、2つより多いリンクを含んでもよく、かつ、独立したPDN接続が、2つより多いリンクを含んでもよいことに注目しなければならない。
【0090】
本発明の実施例による第1のゲートウェイで、第1のメッセージ送信ユニットは、第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイは、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。課金手順は、アクセスユーザに対応するPDN接続のベアラで、アクセスユーザが属するネットワークの課金手順で実行される。したがって、通信システムは、アクセスユーザが属するネットワークの課金手順をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って課金を実行することができ、課金の単位を改善し、それによってより正確な課金を実行する。
【0091】
それと同時に、本発明の実施例は、
図11に示すように、
アクセスユーザの認証が成功した後、アクセスユーザに対応するPDN接続を確立するためのメッセージを受信するように構成された、第1のメッセージ受信ユニット701であって、メッセージは、アクセスユーザ識別子を運び、かつ第1のゲートウェイによって送信され、第1のゲートウェイは、アクセスユーザが現在位置する第1のネットワークのゲートウェイであり、かつ、アクセスユーザに対応するPDN接続によって負担されるサービスが、第1のネットワークにおけるアクセスユーザのネットワーク側のサービスを含む、第1のメッセージ受信ユニット701と、
アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始するように構成された、課金開始ユニット702と
を含む第2のゲートウェイ70をさらに提供する。
【0092】
このような方法で、第1のメッセージ受信ユニットは、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信し、メッセージが第1のゲートウェイによって送信され、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、課金開始ユニットが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。課金手順は、アクセスユーザに対応するPDN接続のベアラで、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法で実行される。したがって、通信システムは、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って課金を実行することができ、課金の単位を改善し、それによってより正確な課金を実行する。
【0093】
さらに、
図12に示すように、第2のゲートウェイ70は、
ポリシーおよび課金ルール機能PCRFネットワーク要素へアクセスユーザ識別子を送信し、その結果、PCRFネットワーク要素が、アクセスユーザ識別子に対応するアクセスユーザのクオリティオブサービス情報をサーチして返すように構成された、第3のメッセージ送信ユニット703と、
PCRFネットワーク要素によって返されたアクセスユーザのクオリティオブサービス情報を受信するように構成された、第2のメッセージ受信ユニット704であって、アクセスユーザ識別子に対応するクオリティオブサービス情報は、PCRFネットワーク要素に記録される、第2のメッセージ受信ユニット704と、
アクセスユーザのクオリティオブサービス情報に従って、アクセスユーザに対応するPDN接続のためのリソース管理およびスケジューリング制御を実行するように構成された、リソース管理ユニット705と、
アクセスユーザの認証が成功する前、独立したPDN接続を確立するためのメッセージを受信するように構成された、第3のメッセージ受信ユニット706であって、独立したPDN接続によって負担されるサービスは、共有サービスを含み、かつ、共有サービスは、ユーザを区別することをネットワーク側に要求しないサービスである、第3のメッセージ受信ユニット706と、
アクセスユーザに対応するPDN接続を削除するためのメッセージを受信するように構成された、第4のメッセージ受信ユニット707と、
アクセスユーザ識別子を運ぶ課金停止メッセージを生成するように構成された、第4のメッセージ生成ユニット708と、
BSSへ課金停止メッセージを送信し、その結果、BSSが課金を停止するように構成された、第4のメッセージ送信ユニット709と
を含む。
【0094】
それと同時に、
図13に示すように、課金開始ユニット702は、
アクセスユーザ識別子を運ぶ課金開始メッセージを生成するように構成された、課金メッセージ生成サブユニット7021と、
ビジネスサポートシステムBSSへ課金開始メッセージを送信し、その結果、BSSが課金手順を開始するように構成された、課金メッセージ送信サブユニット7022と、
アクセスユーザ識別子を運ぶアクセスユーザの呼詳細レコードを生成するように構成された、ユーザ呼詳細レコード生成サブユニット7023と、
BSSへアクセスユーザの呼詳細レコードを送信し、その結果、BSSが、アクセスユーザの呼詳細レコードに従って、アクセスユーザに課金するように構成された、ユーザ呼詳細レコード送信サブユニット7024と
をさらに含む。
【0095】
アクセスユーザに対応するPDN接続が2つより多いリンクを含み、かつ、独立したPDN接続が2つより多いリンクを含むことに注目しなければならない。
【0096】
本発明の実施例による第2のゲートウェイで、第1のメッセージ受信ユニットは、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信し、メッセージは第1のゲートウェイによって送信され、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、課金開始ユニットが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。課金手順は、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法で、アクセスユーザに対応するPDN接続のベアラで実行される。したがって、通信システムは、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って課金を実行することができ、課金の単位を改善し、それによってより正確な課金を実行する。
【0097】
図14に示すように、本発明の実施例は、ネットワークコンバージェンスのためのシステム80をさらに提供し、システムは、
アクセスユーザの登録中に、アクセスユーザ識別子を記録するように構成された、AAAネットワーク要素801と、
アクセスユーザの課金ポリシーを格納するように構成された、PCRFネットワーク要素802と、
アクセスユーザの呼詳細レコードに従って、アクセスユーザに課金するように構成された、BSS803と、
アクセスユーザの認証が成功した後、アクセスユーザ識別子を取得し、かつ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを生成するように構成された、第1のゲートウェイ804であって、メッセージはアクセスユーザ識別子を運び、かつ、アクセスユーザに対応するPDN接続によって負担されるサービスは、第1のネットワークのアクセスユーザのネットワーク側のサービスを含み、第1のゲートウェイ804は、第2のゲートウェイへ、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを送信し、その結果、第2のゲートウェイが、アクセスユーザに対応するPDN接続へIPアドレスを割り当て、かつ、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始するようにさらに構成され、第1のゲートウェイは、アクセスユーザが現在位置する第1のネットワークのゲートウェイであり、かつ、第2のゲートウェイは、アクセスユーザによってアクセスされることになる第2のネットワークのゲートウェイであり、第1のゲートウェイ804は、上記した第1のゲートウェイ60と実質的に同一である、第1のゲートウェイ804と、
アクセスユーザの認証が成功した後、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信するように構成された、第2のゲートウェイ805であって、メッセージは、アクセスユーザ識別子を運び、かつ第1のゲートウェイによって送信され、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始し、第2のゲートウェイ805は、上記した第2のゲートウェイ70と実質的に同一である、第2のゲートウェイ805と
を含む。
【0098】
AAAネットワーク要素801は、アクセスユーザを認証および認可し、かつ、認証応答メッセージを通じて、CPEにLTE-EPCネットワークでWi-Fiユーザの仮想ユーザ識別子を通知するようにさらに構成されることに注目しなければならない。PCRFネットワーク要素802によって記録された課金ポリシーは、プリペイド情報およびポストペイド情報を含む。それと同時に、PCRFネットワーク要素802は、アクセスユーザに対応するクオリティオブサービス情報を記録するように構成される。
【0099】
特に、第1のゲートウェイは、ワイヤレスローカルエリアネットワークのホームゲートウェイHome GWを含み、かつ、第2のゲートウェイは、パケットデータネットワークゲートウェイP-GW又はMME(Mobility Management Entity、モビリティ管理エンティティ)を含む。Home GWは、第1のネットワークのワイヤレスアクセスポイントAPと第2のネットワークのユーザエンドデバイスCPEとを含む。それと同時に、システムは2つより多いアクセスユーザを含んでもよく、アクセスユーザのそれぞれは対応するPDN接続に対応する。
【0100】
特に、本発明の実施例によるネットワークコンバージェンスのためのシステムは、第1のネットワークと第2のネットワークとを収束させることにより形成されたシステムであってもよい。第1のネットワークはWLANネットワークであってもよく、かつ、第2のネットワークは、LTE-TDD(Time Division Duplex、時分割多重)、LTE-FDD(Frequency Division Duplex、周波数分割多重)、WCDMA(登録商標)、又は、TD-SCDMA(Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access、時分割同期符号分割多重アクセス)であってもよい。対応するゲートウェイおよびネットワーク要素は、異なるネットワークに従って変更してもよい。変形例および置換えが、本発明に開示される技術範囲内の当業者により容易に把握され、かつ、詳細は本明細書に説明されない。
【0101】
本発明の実施例によるネットワークコンバージェンスのためのシステムで、第2のゲートウェイの受信ユニットが、アクセスユーザに対応するPDN接続確立メッセージを受信し、メッセージが第1のゲートウェイによって送信され、その結果、アクセスユーザに対応するPDN接続が確立された後、第2のゲートウェイが、アクセスユーザ識別子に従って、アクセスユーザに対応する課金手順を開始する。課金手順は、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法で、アクセスユーザに対応するPDN接続のベアラで、実行される。したがって、通信システムは、アクセスユーザが属するネットワークの課金方法をサポートすることができ、かつ、それと同時に、アクセスユーザに対応するPDN接続に従って課金を実行することができ、課金の単位を改善し、それによってより正確な課金を実行する。
【0102】
上記した方法の実施例を実行するステップのすべて又は一部がプログラム命令関連のハードウェアによって実行してもよいことを当業者であれば理解しなければならない。プログラムはコンピュータ可読記録媒体に格納してもよい。プログラムが実行されるとき、上記した方法の実施例のステップが実行される。記録媒体は、プログラムコードを格納することができるROM、RAM、磁気ディスク、光学ディスクを含む媒体であってもよい。
【0103】
上記した説明は、本発明の特定の実施例の方法であるが、本発明の保護範囲はこれらに限定されない。本発明に開示される技術範囲内の当業者により容易に把握される変形例又は置換えは本発明の保護範囲に含まれる。したがって、本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲の保護範囲に依存する。