特許第5983350号(P5983350)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5983350-PCVバルブの取付け構造 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5983350
(24)【登録日】2016年8月12日
(45)【発行日】2016年8月31日
(54)【発明の名称】PCVバルブの取付け構造
(51)【国際特許分類】
   F01M 13/00 20060101AFI20160818BHJP
【FI】
   F01M13/00 J
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-256711(P2012-256711)
(22)【出願日】2012年11月22日
(65)【公開番号】特開2014-105580(P2014-105580A)
(43)【公開日】2014年6月9日
【審査請求日】2015年2月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000011
【氏名又は名称】アイシン精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100114959
【弁理士】
【氏名又は名称】山▲崎▼ 徹也
(72)【発明者】
【氏名】吉良 直樹
(72)【発明者】
【氏名】西垣 篤史
【審査官】 中川 康文
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−097244(JP,A)
【文献】 特開2009−150351(JP,A)
【文献】 特開昭55−153839(JP,A)
【文献】 特開2003−301709(JP,A)
【文献】 実開昭61−122313(JP,U)
【文献】 特開平10−103040(JP,A)
【文献】 特開2009−150289(JP,A)
【文献】 米国特許第3946710(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0144376(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01M 11/00−13/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関のシリンダヘッドとの間に内部空間を形成する樹脂製カバーと、
前記樹脂製カバーに形成されたバルブ取付け用の貫通孔と、
前記樹脂製カバーの外側から前記貫通孔に挿通されるバルブケース部分を有するPCVバルブと、
前記貫通孔に挿通された前記バルブケース部分に前記樹脂製カバーの内側から螺合され、前記内部空間に少なくとも一部が露出する金属製固定具と、を備え
前記金属製固定具が、前記樹脂製カバーにインサート成形された筒状ネジ部分と、前記内部空間に突出するように前記筒状ネジ部分から延設された受熱部分とを一体に備え、
前記バルブケース部分が、前記筒状ネジ部分に螺合するネジ部を備えているPCVバルブの取付け構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のシリンダヘッドとの間に内部空間を形成するカバーと、前記カバーに形成されたバルブ取付け用の貫通孔と、前記カバーの外側から前記貫通孔に挿通されるバルブケース部分を有するPCVバルブ(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーションバルブ)と、を備えているPCVバルブの取付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
PCVバルブは、例えば内燃機関の圧縮・燃焼行程で燃焼室からクランクケース内に漏れ出たガスであるブローバイガスを吸気系に還元するにあたって、その還元流量を調節するために装備してある。
ただし、PCVバルブはシリンダヘッドの外部に設けられ、PCVバルブ自身が外気に曝されるため、特に寒冷時などにおいてはブローバイガスに含まれる水分がPCVバルブに付着して凍結し、PCVバルブの正常な作動が妨げられるおそれがある。
【0003】
このため、凍結した水分を内燃機関に発生する熱で解凍できるように、例えばシリンダヘッドとの間に内部空間を形成するカバーにPCVバルブを取り付けてある。
このカバーをアルミ合金など熱伝導率が高い金属で形成してある場合は、内燃機関に発生する熱を、金属製のカバーを介してPCVバルブに効率良く伝導して、凍結した水分を早期に解凍することができる。
しかしながら、カバーを金属に比べて熱伝導率が低い樹脂で形成してある場合は、凍結した水分の解凍効率が悪くなる。
【0004】
特許文献1には、内燃機関に発生する熱を樹脂製カバーに取り付けたPCVバルブに効率良く伝導することができるPCVバルブの取付け構造が記載されている。
この取付け構造では、PCVバルブのうちの、シリンダヘッドと樹脂製カバーとの間の内部空間に露出させる部分を熱伝導率が高い金属で形成してある。その金属部分を内部空間の高温雰囲気が保有する熱で加熱することにより、PCVバルブへの伝熱効率を高めて凍結した水分を解凍できるように構成してある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】2009−150289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ただし、シリンダヘッドと樹脂製カバーとの間の内部空間に露出させる金属部分を形成してあるPCVバルブは、そのような金属部分を備えない例えば全体を樹脂で形成してあるPCVバルブに比べて製造コストが高くなる。
PCVバルブは内燃機関の形式に応じて設計されるから、このような金属部分もPCVバルブ毎に設計しなくてはならず、PCVバルブを装備するに当たって製造効率及びコストの面において不都合が生じていた。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、樹脂製のPCVバルブであっても内燃機関に発生する熱を効率良く伝導させ、凍結を早期に解消するPCVバルブの取付け構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によるPCVバルブの取付け構造の特徴構成は、 内燃機関のシリンダヘッドとの間に内部空間を形成する樹脂製カバーと、前記樹脂製カバーに形成されたバルブ取付け用の貫通孔と、前記樹脂製カバーの外側から前記貫通孔に挿通されるバルブケース部分を有するPCVバルブと、前記貫通孔に挿通された前記バルブケース部分に前記樹脂製カバーの内側から螺合され、前記内部空間に少なくとも一部が露出する金属製固定具と、を備え、前記金属製固定具が、前記樹脂製カバーにインサート成形された筒状ネジ部分と、前記内部空間に突出するように前記筒状ネジ部分から延設された受熱部分とを一体に備え、前記バルブケース部分が、前記筒状ネジ部分に螺合するネジ部を備えている点にある。
【0009】
本構成のPCVバルブの取付け構造であれば、貫通孔に挿通されたバルブケース部分に螺合させた金属製固定具の少なくとも一部を内部空間に露出させて、金属製固定具を内部空間の高温雰囲気が保有する熱で加熱することができる。
【0010】
このような金属製固定具は、何れのPCVバルブ或いはバルブケース部分に対しても適用可能であり、共通部品として用いることができる。そのため、PCVバルブ自身は金属を用いることなく安価に製造することが可能になる。また、金属製固定具も共通化することで製造単価が下がり、在庫管理も容易となるから、PCVバルブの取付け構造をより効率化することができる。
【0011】
【0012】
本構成であれば、バルブケース部分が備えるネジ部を、樹脂製カバーにインサート成形された筒状ネジ部分に螺合する操作で、PCVバルブを樹脂製カバーに簡便に取り付けることができる。
また、内部空間に突出する受熱部分を筒状ネジ部分から延設してあるので、受熱面積を広く確保することができる。このため、内部空間の高温雰囲気が保有する熱を広い受熱面積で受熱して筒状ネジ部分を加熱することができる。
したがって、本構成のPCVバルブの取付け構造であれば、凍結防止効果をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】PCVバルブを装備してある内燃機関の断面図である。
図2】PCVバルブの取付け構造を示す断面図である。
図3】第2実施形態におけるPCVバルブの取付け構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1図2は、本実施形態のPCVバルブ取付け構造を備えた車両のエンジン(内燃機関)Eを示す。
エンジンEは、図1に示すように、シリンダヘッド1、シリンダブロック2、クランクケース3、オイルパン4の夫々を上下に重ね合わせた形態で連結してある。
シリンダヘット1の上部にシリンダヘッドカバー5を備えている。シリンダヘッドカバー5はナイロン等の樹脂で形成されている。
【0015】
クランクケース3の内部にはクランク軸6が回転自在に支持され、シリンダブロック2に形成した複数のシリンダボアにピストン7が摺動自在に嵌め込まれている。ピストン7とクランク軸6はコネクティングロッド8で連結してある。
【0016】
シリンダヘッド1には、吸気バルブ9と排気バルブ10とが開閉自在に備えられ、これらの上部位置にクランク軸6と平行姿勢となる吸気カム軸11と排気カム軸12とが回転自在に支持されている。
【0017】
シリンダヘット1の一方の側面にはインテークマニホールド14が接続され、他方の側面にはエグゾーストマニホールド15が接続されている。シリンダヘッド1の上面には燃焼室20の混合気に点火する点火プラグ16を備えている。
【0018】
シリンダヘット1に設けた吸気路には燃焼室20に燃料を供給するインジェクタ17を備え、この吸気路にインテークマニホールド14を接続してある。インテークマニホールド14の上流側にはサージタンク18を備え、さらにサージタンク18の上流側にスロットルバルブ19を接続してある。
【0019】
図示しないが、クランク軸6の回転に同期して吸気カム軸11と排気カム軸12とを回転させるために、クランク軸6の軸端に備えたクランクスプロケットと、吸気カム軸11及び排気カム軸12の軸端に備えたカムスプロケットとに亘って無端チェーンを巻回してある。点火プラグ16とインジェクタ17はECU等の制御装置(図示せず)により制御されるように設けてある。
【0020】
このような構成により、エンジンEの稼動時には、クランク軸6の回転と同期して吸気カム軸11と排気カム軸12とが回転すると共に、吸気カム軸11の外周のカム部からの押圧力により所定タイミングで吸気バルブ9の吸気ポートを開放する。これと同様に、排気カム軸12の外周のカム部からの押圧力により所定タイミングで排気バルブ10の排気ポートを開放する。
【0021】
制御装置は、吸気バルブ9が開放される所定のタイミングでインジェクタ17により燃料を燃焼室20に供給し、燃焼室20の混合気が圧縮される所定のタイミングで点火プラグ16により混合気に点火する制御を行う。
【0022】
シリンダヘッドカバー5の内部で吸気カム軸11及び排気カム軸12の上方の夫々には、カム軸11,12と平行な姿勢で給油管21を配置してある。この給油管21にはオイルを下方に向けて噴霧する噴霧ノズル21Aを設けてある。
【0023】
これにより、エンジンEが稼動する際には、油圧ポンプ(図示せず)により給油管21の夫々に供給されたオイルが噴霧ノズル21Aから吸気カム軸11と排気カム軸12とに噴霧される。
なお、図示しないが、シリンダヘッド1にはオイルを排出する排出口を形成してあり、この排出口から排出されたオイルをオイルパン4に戻す油路を形成してある。
【0024】
エンジンEの稼動時には、燃焼室20に導入された混合ガスの一部がピストン7の外周とシリンダ内周との間隙からクランク室13に漏出する。このように漏出した未燃混合ガスがブローバイガスと称される。
エンジンEは、ブローバイガスをエンジンEの吸気系に還元し、新しい混合ガスと共に燃焼室20に導入して燃焼させるブローバイガス還元装置を備えている。
【0025】
ブローバイガス還元装置は、クランク室13に発生するブローバイガスを、シリンダヘッドカバー5の上部に装備したオイルセパレータ40にガス抽出経路22により供給し、オイルミストが分離されたブローバイガスをガス空間Sに移送して貯留する。
ガス空間Sに貯留されたブローバイガスは、PCVバルブ30を通してガス還元経路23に送り出し、エンジンEの吸気系(具体的にはサージタンク18)に還元して混合気と共に燃焼室20で燃焼させる。
【0026】
オイルセパレータ40は、図2に示すように、ガスケット24を挟んでシリンダヘッドカバー5の上面に固定され、ブローバイガスに含まれるオイルミストを分離除去するサイクロン型の分離ユニット43を内部に備えている。
【0027】
オイルセパレータ40は、ガス空間(内部空間)Sを内部に形成する上部ケース部41と、分離ユニット43を内部に設けてある下部ケース部42とを一体に備え、上部ケース41と下部ケース43との中間部分に隔壁44を形成し、隔壁44の下側で分離ユニット43の外周側に供給空間Tを形成してある。
上部ケース41,下部ケース42,分離ユニット43及び隔壁44の夫々は、シリンダヘッドカバー5と同様に、ナイロン等の樹脂材料で形成してある。
【0028】
分離ユニット43は、円筒部43Aの下側に漏斗状部43Bが一体形成されていると共に、円筒部43Aの外周に供給空間Tに連通する開口部43Hが形成され、シリンダヘッドカバー5の内部に連通する孔部43Cが漏斗状部43Bの下端に形成されている。分離ユニット43の円筒部43Aの上部位置の隔壁44には貫通孔44Aが形成されている。
【0029】
このような構成から、供給空間Tにブローバイガスが供給された場合には、オイルミストを含むガスが開口部43Hから分離ユニット43の円筒部43Aの内部に接線方向に導入され、この導入によりガスが旋回する。
このガスの旋回による遠心力の作用でオイルミストを凝集分離し、凝集したオイルを漏斗状部43Bの内面から孔部43Cに送り、孔部43Cを通してシリンダヘッドカバー5の内部に送り出す。また、オイルミストが除去されたブローバイガスは隔壁44の貫通孔44Aからガス空間Sに導かれる。
【0030】
PCVバルブ30は、上部ケース部41のガス空間(内部空間)Sに連通する状態で当該上部ケース部41に取り付けられている。
したがって、上部ケース部41が、エンジンEのシリンダヘッド1との間にシリンダヘッドカバー5と共に内部空間(ガス空間S)を形成する樹脂製カバーに相当し、バルブ取り付け用の貫通孔41Aを横向きに形成してある。
【0031】
PCVバルブ30は、バルブ本体31と、バルブ本体31の内部に収容してある弁体32と、弁体32のバルブ本体31からの脱落を防止する支持部材33と、弁体32を閉じ方向に付勢するバネ34とを備え、支持部材33には孔部33Aが形成されている。
【0032】
バルブ本体31は、ガス還元経路23に接続される接続用筒部31Aと、弁体32の収容部を形成してある筒状本体部31Bと、例えば六角形状の異径の環状鍔部31Cとを一体に備え、筒状本体部31Bの外周部に雄ネジ部31Dを形成してある。
バルブ本体31,弁体32,支持部材33及びバネ34は樹脂材料で構成されるものを想定しているが、これらの全部または一部を金属材料で構成しても良い。
【0033】
筒状本体部31Bが、バルブ取り付け用の貫通孔41Aに上部ケース部41の外側から挿通されるバルブケース部分に相当し、環状鍔部31Cと上部ケース部41との当接で挿通深さが規制される状態で貫通孔41Aに挿通してある。
PCVバルブ30は、貫通孔41Aに挿通した筒状本体部31Bの雄ネジ部31Dに上部ケース部41の内側から金属製固定具25を螺合して、上部ケース部41に固定してある。
【0034】
金属製固定具25は、筒状本体部31Bの雄ネジ部31Dに螺合する雌ネジ部26Aを形成してある筒状ネジ部分26を備えている。
金属製固定具25は、筒状ネジ部分26の一部がガス空間Sに露出するように、上部ケース部41に回り止め状態でインサート成形してあり、全体を例えばアルミ合金や銅合金などの熱伝導率が高い金属で形成してある。
【0035】
筒状ネジ部分26のうちの、上部ケース部41に埋入されていない部分と雄ネジ部31Dが螺合されない雌ネジ部分とを含む一部をガス空間Sに露出させて、ガス空間Sのブローバイガスを含む高温雰囲気が保有する熱で金属製固定具25を加熱できるように構成してある。
【0036】
このような金属製固定具25は、何れのPCVバルブ30或いは筒状本体部(バルブケース部分)31Bに対しても適用可能であり、共通部品として用いることができる。そのため、PCVバルブ30自身は金属を用いることなく安価に製造することが可能になる。また、金属製固定具25も共通化することで製造単価が下がり、在庫管理も容易となるから、PCVバルブ30の取付け構造をより効率化することができる。
【0037】
バルブ本体31は、環状鍔部31Cと筒状ネジ部分26とで上部ケース部41の貫通孔41A周りを挟み込む状態で上部ケース部41に固定してある。
したがって、上部ケース部41のうちの、環状鍔部31Cと筒状ネジ部分26とで挟み込まれている部分41Bが、固定用筒部31Bと貫通孔41Aとの隙間を密封する環状のシール材として機能している。
【0038】
〔第2実施形態〕
図3は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、金属製固定具25が、一部がガス空間Sに露出するように上部ケース部41にインサート成形された筒状ネジ部分26と、ガス空間Sに筒径方向に沿って下向きに突出するように筒状ネジ部分26から延設された板状の受熱部分27とを一体に備えている。
【0039】
受熱部分27は、ガス空間Sにおけるブローバイガスの通流の妨げになりにくい形状で形成してあるのが好ましい。また、受熱部分27を、ガス空間Sにおけるブローバイガスの通流路を形成する流路形成部材として設けてあってもよい。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
【0040】
〔その他の実施形態〕
1.本発明によるPCVバルブの取付け構造は、バルブケース部分に樹脂製カバーの内側から螺合してある金属製固定具の全体を樹脂製カバーの内部空間に露出させてあってもよい。
2.本発明によるPCVバルブの取付け構造は、バルブケース部分を樹脂製のシリンダヘッドカバーに形成されたバルブ取付け用の貫通孔に挿通し、そのバルブケース部分にシリンダヘッドカバーの内側から螺合してある金属製固定具の少なくとも一部をシリンダヘッドカバーの内部空間に露出させてあってもよい。
3.本発明によるPCVバルブの取付け構造は、PCVバルブを装備してある各種内燃機関に適用することができる。
【符号の説明】
【0041】
1 シリンダヘッド
25 金属製固定具
26 筒状ネジ部分
27 受熱部分
30 PCVバルブ
31B バルブケース部分
31D ネジ部
41 上部ケース部(樹脂製カバー)
41A バルブ取付け用の貫通孔
E 内燃機関
S ガス空間(内部空間)
図1
図2
図3