(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的の1つは、書面が表示されている表示画面(タッチパネルディスプレイ)において取得される2つの接触位置(タッチ操作位置)の座標に基づいて、書面に含まれる表示要素(オブジェクト)を、特定の表示態様または通常の表示態様で表示する情報処理装置、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、文書情報に基づく書面が表示されている表示画面における、2つ以上の接触位置の、座標を取得する座標取得手段と、前記座標取得手段により取得される座標のうち、取得された期間の少なくとも一部が重複する2つの座標の間隔を取得する座標間隔取得手段と、前記座標間隔取得手段により取得される前記間隔が、予め定められる期間内に、予め定められる値以上減少した場合に、前記2つの座標の間に表示される、前記書面に含まれる表示要素を、その時点における表示位置に基づく位置に、前記書面における表示態様と異なる特定の表示態様で表示し、前記座標間隔取得手段により取得される前記間隔が、予め定められる期間内に、予め定められる値以上増大した場合に、前記特定の表示態様で表示されている表示要素を、その時点における表示位置に基づく位置に、前記書面における表示態様で表示する表示手段と、を有することを特徴とする情報処理装置である。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記表示手段は、前記表示要素が前記特定の表示態様で表示されている期間内に、操作者の操作に基づいて、前記書面の表示態様を変更する書面表示制御手段をさらに有することを特徴とする情報処理装置である。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置であって、前記書面は複数のページを含み、前記書面表示制御手段は、前記表示要素が前記特定の表示態様で表示されている期間内に、前記操作者の操作に基づいて、前記表示画面に表示されるページを変更する、ことを特徴とする情報処理装置である。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記表示手段は、前記特定の表示態様で表示されている表示要素の表示位置を、前記2つの座標の変化に基づいて変更する、ことを特徴とする情報処理装置である。
【0009】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記表示手段が、前記書面における表示態様で表示される表示要素を、前記特定の表示態様で表示する場合、該表示要素に対応する情報を前記文書情報から削除し、前記表示手段が、前記特定の表示態様で表示されている表示要素を、前記書面における表示態様で表示する場合、該表示要素に対応する情報を前記文書情報に追加する文書情報編集手段、をさらに有することを特徴とする情報処理装置である。
【0010】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記表示手段は、前記書面における表示態様で表示される表示要素を、前記特定の表示態様で表示する場合、該表示要素の、前記書面における表示態様による表示を停止する、ことを特徴とする情報処理装置である。
【0011】
また、請求項7に記載の発明は、コンピュータを、文書情報に基づく書面が表示されている表示画面における、2つ以上の接触位置の、座標を取得する座標取得手段と、前記座標取得手段により取得される座標のうち、取得された期間の少なくとも一部が重複する2つの座標の間隔を取得する座標間隔取得手段と、前記座標間隔取得手段により取得される前記間隔が、予め定められる期間内に、予め定められる値以上減少した場合に、前記2つの座標の間に表示される、前記書面に含まれる表示要素を、その時点における表示位置に基づく位置に、前記書面における表示態様と異なる特定の表示態様で表示し、前記座標間隔取得手段により取得される前記間隔が、予め定められる期間内に、予め定められる値以上増大した場合に、前記特定の表示態様で表示されている表示要素を、その時点における表示位置に基づく位置に、前記書面における表示態様で表示する表示手段と、として機能させるプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1、および7に係る発明によれば、書面が表示されている表示画面において取得される2つの接触位置の座標に基づいて、書面に含まれる表示要素を、特定の表示態様または通常の表示態様で表示する情報処理装置およびプログラムが提供される。
【0013】
請求項2に係る発明によれば、表示要素が特定の表示態様で表示されている期間内に、書面の表示態様が、操作者の操作に基づいて変更される。
【0014】
請求項3に係る発明によれば、表示要素が特定の表示態様で表示されている期間内に、表示画面に表示されるページが、操作者の操作に基づいて変更される。
【0015】
請求項4に係る発明によれば、特定の表示態様で表示されている表示要素の表示位置が、2つの座標の変化に基づいて変更される。
【0016】
請求項5に係る発明によれば、書面における表示態様で表示される表示要素が特定の表示態様で表示され場合、該表示要素に対応する情報が文書情報から削除され、特定の表示態様で表示されている表示要素が書面における表示態様で表示される場合、該表示要素に対応する情報が文書情報に追加される。
【0017】
請求項6に係る発明によれば、書面における表示態様で表示される表示要素が特定の表示態様で表示される場合、該表示要素の、書面における表示態様による表示が停止される。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100を示す図である。情報処理装置100は、入力部110、入力情報取得部120、入力情報処理部130、文書情報編集部140、表示処理部150、表示部160、および記憶部170を有する。入力情報処理部130は、さらに、座標間隔取得部131、および判定部132を有する。表示処理部150は、さらに、選択表示要素表示処理部151、および書面表示制御部152を有する。
【0020】
入力情報取得部120、入力情報処理部130、文書情報編集部140、および表示処理部150は、例えばCPUの一機能として実現される。記憶部170は、例えばメモリー等の記憶素子により実現される。
【0021】
表示部160は、液晶ディスプレイ等の表示装置であり、表示処理部150からの入力信号に基づく画像を表示する。入力部110は、表示部160の表示画面に設けられる静電容量式または感圧式等の一般的な方式のタッチパネルであり、操作者の指等によるその表面への接触(タッチ操作)を検出し、その検出内容に基づく電気信号を入力情報取得部120に出力する。
【0022】
入力情報取得部120は、入力部110から入力される、操作者のタッチ操作に基づく信号に基づいて、操作者による1又は複数の接触位置(タッチ操作位置)の座標を示す座標情報を、予め定められる期間ごと(例えば0.1秒ごと)に取得し、入力情報処理部130に出力する。
【0023】
入力情報処理部130は、入力情報取得部120により取得された座標情報に対する処理を実行する。具体的には、入力情報処理部130の座標間隔取得部131は、取得された期間の少なくとも一部が重複する2つの座標について、その間隔を予め定められる期間ごと(例えば0.1秒ごと)に算出して取得する。そして入力情報処理部130の判定部132は、座標間隔取得部131により算出される間隔を逐次取得して過去に取得された間隔との比較を行い、予め定められる期間内に予め定められる値以上増大しているか否か、および予め定められている値以上減少しているか否か、を判定する。
【0024】
間隔が予め定められる値以上増大している場合、入力情報処理部130は、判定の対象となった2つの座標を示す座標情報および増大した旨を通知する増大通知信号を表示処理部150に出力する。間隔が予め定められる値以上減少している場合、入力情報処理部130は、判定の対象となった2つの座標を示す座標情報および減少した旨を通知する減少通知信号を表示処理部150に出力する。
【0025】
また、入力情報処理部130は、入力情報取得部120により取得された座標情報に基づき、表示部160において表示されている書面について表示態様の変更を命令する信号を生成し、表示処理部150に出力する。これらの処理の詳細については後述する。
【0026】
文書情報編集部140は、入力情報処理部130からの入力信号に基づいて、表示処理部150による表示内容の変更に対応した、文書情報の編集処理を行う。これらの処理の詳細については後述する。
【0027】
表示処理部150は、記憶部170に記憶される文書情報や、入力情報処理部130から入力される信号に基づいて、表示部160における表示内容を示す信号を生成し、表示部160に出力する。
【0028】
表示処理部150の選択表示要素表示処理部151は、入力情報処理部130から入力される信号に基づいて、表示部160で表示される書面210において、通常の表示態様で表示されている表示要素を半透明等の特定の表示態様で表示する処理や、特定の表示態様で表示されている表示要素を通常の表示態様で表示する処理を実行する。
【0029】
表示処理部150の書面表示制御部152は、入力情報処理部130から入力される信号に基づいて、表示部160で表示される書面210について、スクロールやページ変更等の処理を実行する。
【0030】
以下、入力部110、入力情報取得部120、入力情報処理部130、文書情報編集部140、および表示処理部150における処理を具体的に説明する。
【0031】
図2〜
図5は、本実施形態に係る情報処理装置100の表示部160において表示されている画面200、およびタッチ操作を示す図である。画面200には、記憶部170に記憶される文書情報に基づく書面210が表示されている。書面210は複数のページからなり、また表示されているページには、表示要素(オブジェクト)である付箋211が付されている。
【0032】
ここで、表示部160の表示面に設けられる入力部110(タッチパネル。図示しない。)に対し、操作者の2本の指300,310がタッチ操作を行うと、入力情報取得部120は、2本の指300,310によるタッチ操作が行われた位置(接触位置301,311)の座標を取得し、入力情報処理部130に出力する。
【0033】
入力情報処理部130の座標間隔取得部131は、入力情報取得部120から入力される2つの座標について、その間隔を予め定められる期間ごとに算出する。そして入力情報処理部130の判定部132は、座標間隔取得部131により算出される間隔を逐次取得して過去に取得された間隔との比較を行う。
【0034】
間隔が予め定められる期間内に予め定められる幅以上増大している場合、入力情報処理部130は、判定の対象となった2つの座標(接触位置301,311の座標)を示す座標情報および増大通知信号を表示処理部150に出力する。間隔が予め定められる期間内に予め定められる幅以上減少している場合、入力情報処理部130は、判定の対象となった2つの座標(接触位置301,311の座標)を示す座標情報および減少通知信号を表示処理部150に出力する。
【0035】
図2の状態で、入力情報処理部130から、座標情報および減少通知信号が入力されると、表示処理部150は、判定の対象となった2つの座標(接触位置301,311の座標)の間の表示要素(付箋211)の有無を確認し、表示要素が存在する場合には、該表示要素を通常と異なる特定の表示態様で、その時点での表示位置から予め定められる幅だけずれた位置に表示する。付箋211および特定の表示態様で表示された付箋212を、
図3に示す。一方、判定の対象となった2つの座標の間に表示要素が存在しない場合、表示処理部150は表示されている書面210を縮小する。
【0036】
一方、
図3のように付箋211が特定の表示態様で表示されている状態で、入力情報処理部130から、判定の対象となった2つの座標を示す座標情報および増大通知信号が入力されると、表示処理部150は、判定の対象となった2つの座標(接触位置301,311の座標)の間の、特定の表示態様で表示された表示要素(付箋212)の有無を確認し、表示要素が存在する場合には、該表示要素を、その時点での表示位置から予め定められる幅だけずれた位置に通常の表示態様で表示する。なお、この場合のずれ幅は、上述の通常の表示形態から特定の表示形態に変更する場合と同じ幅であり、かつずれる方向は逆方向である。これで付箋212に対する選択は解除され、以降、付箋212は書面210において、通常の表示形態で表示された位置に固定される。一方、判定の対象となった2つの座標の間に特定の表示態様で表示された表示要素が存在しない場合、表示処理部150は表示されている書面210を拡大する。
【0037】
また、操作者が1本の指で入力部110(タッチパネル)上において、予め定められる操作(予め定められた領域で、指を滑らせる等)と行った場合、表示処理部150の書面表示制御部152は、書面210において表示されるページの変更、画面のスクロール等の表示態様の変更を行う。
【0038】
ここで、
図3のように特定の表示態様で表示される付箋212が存在する状態で、ページの変更、画面のスクロール等の表示態様の変更が行われても、特定の表示態様で表示された付箋212の表示の位置および表示態様は変更されない(
図4参照)。一方、2本の指300,310が入力部110に触れたまま同じ方向に移動した場合、特定の表示態様で表示された付箋212は、タッチ操作位置の座標の変化に応じて移動する(
図5参照)。
【0039】
表示処理部150により付箋211が特定の表示態様で表示された場合、文書情報編集部140は、書面210の基となる文書情報から、付箋211を示す情報を削除してもよい。すなわち、この状態で文書情報の保存が行われた場合、付箋211のない書面210を示す文書情報が記憶部170に保存される。
【0040】
一方、表示処理部150により付箋211の表示態様が特定の表示態様から通常の表示態様に変更された場合、文書情報編集部140は、書面210の基となる文書情報に、付箋211を示す情報を追加してもよい。すなわち、この状態で文書情報の保存が行われた場合、付箋211がその時点における位置に付された書面210を示す文書情報が記憶部170に保存される。
【0041】
次に、情報処理装置100の動作を、フローチャートを用いて説明する。
図6は、本実施形態に係る情報処理装置100の動作を示すフローチャートである。
【0042】
表示部160に書面210が表示されている状態で、入力部110がタッチ操作を検出すると(S601)、表示処理部150は、検出された期間の少なくとも一部が重複する接触位置の数が2であるか判定する(S602)。接触位置の数が1であった場合には、以降、表示処理部150は、接触位置の座標に基づいてページ変更や表示位置の移動等の通常の表示制御を行う(S614)。
【0043】
接触位置の数が2である場合、入力情報処理部130の座標間隔取得部131は、2つの接触位置の座標について、その間隔を所定の期間ごとに算出する(S603)。入力情報処理部130の判定部132は、座標間隔取得部131により算出される間隔について、間隔が予め定められる期間に予め定められる幅以上減少したか判定を行い(S604)、間隔が所定の幅以上減少していない場合には、間隔が予め定められる期間に予め定められる幅以上増加したか判定を行う(S605)。
【0044】
S604において間隔が予め定められる幅以上減少していた場合、表示処理部150は、判定の対象となった2つの座標の間の、通常の表示態様で表示(通常表示)されている表示要素の有無を確認し(S606)、表示要素が存在する場合には、該表示要素を通常と異なる特定の表示態様で表示(特定表示)する(S607)。一方、S606において表示要素が存在しない場合、表示処理部150は表示されている書面210を縮小する(S608)。
【0045】
S605において間隔が予め定められる幅以上増大していた場合、表示処理部150は、判定の対象となった2つの座標の間の、特定表示された表示要素の有無を確認し(S609)、表示要素が存在する場合には、該表示要素を通常表示し(S610)、表示要素は書面上に固定される。一方、S609において特定表示された表示要素が存在しない場合、表示処理部150は表示されている書面210を拡大する(S611)。
【0046】
S605において間隔が予め定められる幅以上増大していなかった場合(すなわち、間隔が予め定められる幅以上減少しておらず、かつ予め定められる幅以上増大していない場合)、表示処理部150は、判定の対象となった2つの座標の間の、特定表示された表示要素の有無を確認する(S612)。特定表示された表示要素が存在する場合には、表示処理部150は、2つの座標に応じて該表示要素の表示位置の変更等を行い(S613)、特定表示された表示要素が存在しない場合には、例えば一方の座標、もしくは2つの座標の中間の座標、等に基づいて、接触位置が1つであった場合と同様の表示制御処理を行う(S614)。以上で、情報処理装置100における処理は終了する。
【0047】
以上の構成により、書面210が表示されている表示部160において取得される2つの接触位置の座標に基づいて、書面210に含まれる表示要素を、特定の表示態様または通常の表示態様で表示する情報処理装置100が提供される。
【0048】
ここで、表示要素の選択(通常表示から特定表示への変更)および選択の解除(特定表示から通常表示への変更)は、表示要素を掴む/離す動作に近い、接触位置の間隔の変更に基づいて行われるため、操作方法が直感的であり、また「選択」「解除」等の操作メニューの表示/消去操作も不要である。
【0049】
ここで、選択される表示要素は半透明等の特定の表示態様で表示されるため、選択中においても、選択されている表示要素の内容が操作者に対し視覚的に示される。
【0050】
また、表示要素が選択された状態でページの変更等の処理を行うことで、当初表示されていたページと異なるページにおける該表示要素の表示および固定が行われる。
【0051】
なお、上記の実施形態においては、2つの接触位置の座標間の間隔の増減に基づいて表示要素の選択や選択の解除を行う構成が示されたが、さらに間隔が予め定められる数値範囲内でない場合に、表示要素の選択や選択の解除を制限する構成を設けてもよい。この構成により、例えば画面の端と端など離れた2つの接触位置における操作を表示要素の選択操作と認識することが回避される。
【0052】
また、上記の実施形態のように書面210の表示倍率が変更される情報処理装置100においては、特定の表示態様による表示を行う場合に、その時点での書面210の表示倍率を取得し、取得された倍率に基づいて特定の表示態様による表示における倍率を決定する構成を設けてもよい。
【0053】
また、上記の実施形態では2つの接触位置の座標間の間隔が増大した場合に表示要素の選択が解除される構成が示されたが、例えば指300,310がタッチパネルから離れた時に選択が解除される構成としてもよい。また、表示要素が選択された状態で予め定められる操作を行うことで、指300,310がタッチパネルから離れても選択された状態が維持される構成としてもよく、この場合、ある表示要素を選択したまま、さらに別の表示要素の選択処理が行われる構成としてもよい。
【0054】
また、タッチパネルの予め定められる位置への接触状態を維持することでページの表示位置等を固定する構成を有する情報処理装置の場合には、他の接触位置との間隔が増大/減少した際に、2つの接触位置のいずれかが表示位置の固定のための接触位置であるか否かの判定を行い、いずれかが表示位置の固定のための接触位置であった場合には選択および選択解除の処理を行わない構成としてもよい。
【0055】
さらに、ある表示要素を選択した状態で書面の表示位置もしくはページが変更された場合、該表示要素が表示されていた位置(以下、元位置)に関する情報と、新たに表示されている書面の表示位置やページとの情報と、を照合し、新たに表示されている領域のうち、構成や内容が元位置と類似している位置を、該表示要素の表示または固定が推奨される位置として表示する構成を設けてもよい。
【0056】
さらに、ある表示要素が選択された時点で、文書情報全体に対して構成や内容の探索処理を行い、構成や内容が元位置と類似している位置があった場合にその旨を通知する構成を設けてもよい。
【0057】
なお、上記の実施形態においては、タッチパネルに対する操作者の接触(タッチ)操作により表示要素の選択や選択の解除が行われる構成が示されたが、本発明はこれに限定されず、2つ以上の操作位置に基づく操作者の挙動に応じて表示要素の選択や選択の解除を行うものであれば他の構成としてもよい。例えばディスプレイの近傍における操作者の指の動きを、その表面に直接接触されることなく検出する静電容量式等のタッチパネルや、モーションキャプチャリング技術を利用した情報処理装置において、操作者の特定の挙動を検出して、検出結果に応じて表示要素の選択や選択の解除を行う構成としてもよい。
【0058】
なお、ここで述べた情報処理装置100の動作は、記憶部170に記憶されるプログラムを動作させることで実現される。このプログラムは通信によって提供されてもよいし、コンピュータによる読み取りが可能な、CD−ROM等の記憶媒体に格納されて提供されてもよい。