特許第5983757号(P5983757)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5983757
(24)【登録日】2016年8月12日
(45)【発行日】2016年9月6日
(54)【発明の名称】電気掃除機
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/16 20060101AFI20160823BHJP
【FI】
   A47L9/16
【請求項の数】3
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-542173(P2014-542173)
(86)(22)【出願日】2013年10月17日
(86)【国際出願番号】JP2013078206
(87)【国際公開番号】WO2014061742
(87)【国際公開日】20140424
【審査請求日】2014年12月8日
(31)【優先権主張番号】特願2012-230831(P2012-230831)
(32)【優先日】2012年10月18日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000176866
【氏名又は名称】三菱電機ホーム機器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守
(74)【代理人】
【識別番号】100106150
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100142642
【弁理士】
【氏名又は名称】小澤 次郎
(72)【発明者】
【氏名】近藤 大介
(72)【発明者】
【氏名】柳沢 健児
(72)【発明者】
【氏名】相馬 公義
(72)【発明者】
【氏名】大牧 清人
【審査官】 伊藤 秀行
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5029775(JP,B1)
【文献】 特開2001−231729(JP,A)
【文献】 特開2003−052590(JP,A)
【文献】 特開2011−212171(JP,A)
【文献】 特開2006−204909(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/10−9/19
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸引風を発生させる電動送風機と、
使用時と収納時とで異なる配置を取り得るように形成され、前記電動送風機を内蔵した本体と、
前記本体に設けられた集塵器と、
を備え、
前記集塵器は、
前記電動送風機が発生させた吸引風が流入するように形成された吸気口と、
前記吸気口から流入した吸引風が旋回するように前記吸気口に接続された旋回室と、
前記旋回室で旋回した吸引風から分離した塵埃を集めるように形成された集塵室と、
前記旋回室内に設けられ、前記本体が収納時の配置となったときに前記吸気口よりも下方に配置されるように形成された滞留部と、
を備え、
前記旋回室は、使用時において外周面の上側に形成され、自らの幅方向の中心に合わせた幅方向の中心を有した開口部を有し、
前記集塵室は、前記旋回室の幅方向の中心に合わせた幅方向の中心を有し、前記旋回室の外周を囲んだ電気掃除機。
【請求項2】
前記吸気口は、前記旋回室の中心軸の方向の一方から見た際に前記旋回室の一側に接続されるように形成され、
前記開口部は、前記旋回室の中心軸の方向の一方から見た際に前記旋回室の他側に形成された請求項1に記載の電気掃除機。
【請求項3】
前記集塵器は、
前記電動送風機が発生させた吸引風が前記旋回室を旋回した後に前記旋回室の中心軸に沿って流出するように形成され、前記滞留部との対向部以外の側面に孔を有した排出口、
を備えた請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電気掃除機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
サイクロン式の電気掃除機の集塵器においては、吸引風が吸気口から流入する。当該吸引風は、旋回室で旋回する。当該旋回により、塵埃が吸引風から分離する。当該塵埃は、集塵室に集められる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】日本特許第3971186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、当該電気掃除機を収納した際、吸気口が旋回室の下方に配置される場合がある。この場合、旋回室内に残っていた塵埃が吸気口に逆流する。
【0005】
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、旋回室に残っていた塵埃が収納時に吸気口へ逆流することを防止できる電気掃除機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る電気掃除機は、吸引風を発生させる電動送風機と、使用時と収納時とで異なる配置を取り得るように形成され、前記電動送風機を内蔵した本体と、前記本体に設けられた集塵器と、を備え、前記集塵器は、前記電動送風機が発生させた吸引風が流入するように形成された吸気口と、前記吸気口から流入した吸引風が旋回するように前記吸気口に接続された旋回室と、前記旋回室で旋回した吸引風から分離した塵埃を集めるように形成された集塵室と、前記旋回室内に設けられ、前記本体が収納時の配置となったときに前記吸気口よりも下方に配置されるように形成された滞留部と、を備え、前記旋回室は、使用時において外周面の上側に形成され、自らの幅方向の中心に合わせた幅方向の中心を有した開口部を有し、前記集塵室は、前記旋回室の幅方向の中心に合わせた幅方向の中心を有し、前記旋回室の外周を囲んだものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、旋回室に残っていた塵埃が収納時に吸気口へ逆流することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態1における電気掃除機の斜視図である。
図2】この発明の実施の形態1における電気掃除機の本体と集塵器との平面図である。
図3】この発明の実施の形態1における電気掃除機の本体と集塵器との側面図である。
図4】この発明の実施の形態1における電気掃除機の本体と集塵器の縦断面図である。
図5】この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の分解斜視図である。
図6】この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の分解斜視図である。
図7】この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器からアウトレットを取り外した状態の平面図である。
図8】この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の斜視図である。
図9】この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の平面図である。
図10】この発明の実施の形態1における電気掃除機の本体と集塵器の縦断面図である。
図11】この発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の横断面図である。
図12】この発明の実施の形態2における電気掃除機の集塵器からアウトレットを取り外した状態の平面図である。
図13】この発明の実施の形態3における電気掃除機の集塵器からアウトレットを取り外した状態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の斜視図である。
【0011】
図1に示すように、電気掃除機1は、電気掃除機本体2を備える。電気掃除機本体2の両側には、車輪3が設けられる。電気掃除機本体2の内部には、コードリール部(図示せず)が設けられる。コードリール部には、電源コード4が巻き回される。電気掃除機本体2の上部には、集塵器5が着脱自在に取り付けられる。集塵器5は、地面に対して所定の角度を有するように配置される。
【0012】
電気掃除機本体2の前部には、ホース差込口6が設けられる。ホース差込口6には、ホース7の一端が着脱自在に接続される。ホース7は、可撓性を有するように蛇腹状に形成される。ホース7の他端には、接続パイプ8の一端が接続される。接続パイプ8には、手元操作部9が設けられる。手元操作部9には、操作スイッチ10が設けられる。手元操作部9の他端には、延長管11の一端が接続される。延長管11は、真直ぐの円筒状に形成される。延長管11の他端には、吸引具12の長手方向中央が接続される。
【0013】
次に、図2図4を用いて、電気掃除機本体2を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体と集塵器との平面図である。図3はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体と集塵器との側面図である。図4はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体と集塵器の縦断面図である。
【0014】
図2図3とに示すように、電気掃除機本体2は、下ケース13、上ケース14、中ケース15、ハンドル16を備える。
【0015】
下ケース13は、電気掃除機本体2の下部を形成する。下ケース13の後部には、凸部13aが形成される。凸部13aは、下ケース13の後部から後方に突き出す。上ケース14は、電気掃除機本体2の上部を形成する。上ケース14の後部には、凸部14aが形成される。凸部14aは、上ケース14の後部から後方に突き出す。中ケース15は、下ケース13と上ケース14との間に配置される。ハンドル16は、下ケース13の両側にまたがるように配置される。ハンドル16は、集塵器5を避けるように屈曲して形成される。
【0016】
図4に示すように、電気掃除機本体2内の下部には、電動送風機17が設けられる。電動送風機17よりも前方には、吸入風路(図示せず)が形成される。吸入風路よりも後方には、排気風路(図示せず)が形成される。
【0017】
次に、図5図9を用いて、集塵器5を説明する。
【0018】
図5はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の分解斜視図である。図6はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の分解斜視図である。図7はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器からアウトレットを取り外した状態の平面図である。図8はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の斜視図である。図9はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の平面図である。
【0019】
図5に示すように、集塵器5は、インレット18、メッシュ19、シール体20、カップ21、アウトレット22を備える。
【0020】
インレット18の外周には、フランジが形成される。フランジは、略楕円状に形成される。メッシュ19は、風路形成部品として、インレット18の後部に着脱自在に形成される。シール体20は、メッシュ19の外周に取り付けられる。シール体20は、帯電しない軟質材で形成される。すなわち、シール体20は、メッシュ19よりも摩擦抵抗の大きい材料で形成される。カップ21は、インレット18の前部に着脱自在に形成される。カップ21の外形は、インレット18への着脱方向から見た際に略楕円状に形成される。アウトレット22は、インレット18の後部に着脱自在に形成される。
【0021】
図6に示すように、旋回室23の中心軸の方向の一方から見た際、インレット18の後部の一側には、吸気口18aが形成される。旋回室23の中心軸の方向の一方から見た際、アウトレット22の後部の中央には、排気口22aが形成される。
【0022】
図7に示すように、旋回室23の中心軸の方向の一方から見た際、シール体20の一側には、つまみ部20aが一体形成される。つまみ部20aは、シール体20の外側へ突き出すように形成される。その結果、つまみ部20aは、メッシュ19よりも外側に配置される。
【0023】
図8図9とに示すように、アウトレット22がインレット18の後部に取り付けられた際、メッシュ19とシール体20とつまみ部20aは、インレット18とは反対側から覆われる。この際、メッシュ19とアウトレット22との間の隙間は、シール体20により埋められる。
【0024】
次に、図4を用いて、インレット18、メッシュ19、カップ21、アウトレット22の各部を説明する。
【0025】
図4に示すように、インレット18は、旋回室23を備える。旋回室23は、略一定の曲率となるように形成される。旋回室23の中心軸の方向の一端壁は、メッシュ19の底面の一部で形成される。
【0026】
旋回室23の上部は、円筒部23aからなる。旋回室23の下部は、円錐部23bからなる。円筒部23aの外周面の上側には、1次開口部24が形成される。円錐部23bの下端には、2次開口部25が形成される。2次開口部25の下方には、2次集塵室26が形成される。2次集塵室26は、旋回室23と一体形成される。2次集塵室26の外周は、隔壁27で形成される。
【0027】
図4に示すように、メッシュ19の中央には、排出口28が形成される。排出口28の側面には、複数の孔が形成される。排出口28は、排気口22aに接続される。
【0028】
図4に示すように、カップ21は、旋回室23の外周の全てを囲む。その結果、旋回室23の外側には、1次集塵室29が形成される。1次集塵室29は、隔壁27によって2次集塵室26と区画される。
【0029】
次に、図1図4とを用いて、電気掃除機1の動作を説明する。
【0030】
図1において、まず、電源コード4が外部電源に接続される。当該接続により、電気掃除機1が通電状態となる。当該状態において、操作スイッチ10の操作により電気掃除機1の運転が制御される。
【0031】
この際、電動送風機17(図1においては図示せず)が駆動されると、吸引風が発生する。当該吸引風により、床面上のごみと含塵空気とが吸引具12から吸引される。当該含塵空気は、延長管11、接続パイプ8、ホース7を介して、電気掃除機本体2内に流入する。すなわち、吸引具12、延長管11、接続パイプ8、ホース7は、含塵空気を電気掃除機本体2の外部から内部に流入させるための吸引経路の一部として機能する。
【0032】
その後、図4に示すように、含塵空気は、吸入風路を経由して集塵器5に移動する。その後、含塵空気は、旋回室23内で旋回気流となる。
【0033】
この際、大きな繊維ごみ、毛髪等、比較的嵩の大きなごみ(ごみA)は、旋回室23の内側壁に押し付けられる。このため、当該ごみAは、1次開口部24で旋回気流から分離される。すなわち、当該ごみAは、1次開口部24を介して1次集塵室29内に移動する。
【0034】
これに対し、1次集塵室29内に流入しなかったごみは、旋回室23を下降する旋回気流に乗って旋回室23の下方に移動する。当該移動により、砂ごみや細かな繊維ごみ等の比較的嵩の小さなごみ(ごみB)は、2次開口部25を通過する。その後、当該ごみBは、2次集塵室26内に捕捉される。
【0035】
その後、当該気流は、旋回室23の中心軸に沿って上昇する。その後、当該気流は、排気風路側へ移動する。その後、当該気流は、電動送風機17に吸引される。その後、当該気流は、電動送風機17に排出される。その後、当該空気は、電気掃除機本体2から排出される。
【0036】
なお、集塵器5に蓄積したごみは、集塵器5からカップ21を取り外すことで、容易に捨てられる。
【0037】
次に、図10図11とを用いて、電気掃除機1の収納状態を説明する。
図10はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体と集塵器の縦断面図である。図11はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵器の横断面図である。
【0038】
図10に示すように、電気掃除機1を収納する際、電気掃除機本体2は、凸部13a、14aを下方にして配置される。その結果、吸気口18a(図10においては図示せず)は、集塵器5の下方に配置される。
【0039】
この際、図11に示すように、旋回室23内において、吸気口18aは、旋回室23の接線方向に旋回室23の一側に接続される。その結果、旋回室23内において、吸気口18aの下縁部よりも下方には、滞留部23cが確保される。このため、旋回室23に残っていた塵埃は、滞留部23cに滞留する。
【0040】
以上で説明した実施の形態1によれば、電気掃除機本体2が収納時の配置となったとき、旋回室23内において、滞留部23cが確保される。このため、旋回室23に残っていた塵埃が収納時に吸気口18aへ逆流することを防止できる。
【0041】
また、1次開口部24は、旋回室23の外周面の上側に形成される。このため、1次集塵室29内の塵埃が収納時に1次開口部24を介して旋回室23に逆流することを防止できる。
【0042】
なお、旋回室23の中心軸の方向の一方から見た際に旋回室23の上側かつ他側に1次開口部24を形成してもよい。この場合、万が一、1次集塵室29内の塵埃が収納時に1次開口部24を介して旋回室に逆流しても、当該塵埃が吸気口18aに移動することを防止できる。
【0043】
また、排出口28の側面の孔を滞留部23cとの対向部以外に形成してもよい。この場合、電気掃除機本体2を収納時の配置にした状態で電動送風機17を動作させても、滞留部23cに滞留した塵埃が排出口28から流出することを防止できる。
【0044】
また、使用者は、集塵器5からメッシュ19を取り外す際にシール体20のつまみ部20aを把持すればよい。すなわち、使用者は、メッシュ19を直接把持する必要がない。このため、使用者の手に塵埃が付着することを防止できる。
【0045】
また、つまみ部20aは、帯電しない材料で形成される。このため、使用者とつまみ部20aとの間での放電を防止することができる。
【0046】
また、つまみ部20aは、メッシュ19よりも摩擦抵抗の大きい材料で形成される。このため、つまみ部20aは、メッシュ19を取り外す際の滑り止めとしても機能する。
【0047】
また、つまみ部20aは、アウトレット22により見えない位置に配置される。このため、電気掃除機1の外観を損なうことがない。
【0048】
なお、メッシュ19以外の風路形成部品に対して、つまみ部を有するシール体を取り付けてもよい。この場合、当該風路形成部品を取り外す際、使用者の手に塵埃が付着することを防止できる。
【0049】
実施の形態2.
図12はこの発明の実施の形態2における電気掃除機の集塵器からアウトレットを取り外した状態の平面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0050】
実施の形態2のインレット18は、実施の形態1のインレット18にリブ30を付加したものである。リブ30は、案内部として、つまみ部20aの両側に配置される。
【0051】
実施の形態2においては、メッシュ19をインレット18に取り付ける際、リブ30の双方の内側につまみ部20aを配置させればよい。
【0052】
以上で説明した実施の形態2によれば、リブ30がつまみ部20aの案内となる。このため、メッシュ19をインレット18に容易に取り付けることができる。
【0053】
実施の形態3.
図13はこの発明の実施の形態3における電気掃除機の集塵器からアウトレットを取り外した状態の平面図である。なお、実施の形態2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0054】
実施の形態3のリブ30は、実施の形態2のリブ30に矢印31aを付加したものである。実施の形態3のシール体20は、実施の形態1のシール体20に矢印31bを付加したものである。
【0055】
実施の形態3においては、メッシュ19をインレット18に取り付ける際、リブ30の矢印31a先端とつまみ部20aの矢印31b先端とを対向させればよい。
【0056】
以上で説明した実施の形態2によれば、リブ30の矢印31a先端とつまみ部20aの矢印31b先端とが案内となる。このため、メッシュ19をインレット18により容易に取り付けることができる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
以上のように、この発明に係る電気掃除機は、旋回室に残っていた塵埃が収納時に吸気口へ逆流することを防止するシステムに利用できる。
【符号の説明】
【0058】
1 電気掃除機、 2 電気掃除機本体、 3 車輪、 4 電源コード、 5 集塵器、 6 ホース差込口、 7 ホース、 8 接続パイプ、 9 手元操作部、 10
操作スイッチ、 11 延長管、 12 吸引具、 13 下ケース、 13a 凸部、 14 上ケース、 14a 凸部、15 中ケース、 16 ハンドル、 17 電動送風機、 18 インレット、 18a 吸気口、 19 メッシュ、 20 シール体、 20a つまみ部、 21 カップ、 22 アウトレット、 22a 排気口、
23 旋回室、 23a 円筒部、 23b 円錐部、 23c 滞留部、 24 1次開口部、 25 2次開口部、 26 2次集塵室、 27 隔壁、 28 排出口、29 1次集塵室、 30 リブ、 31a、31b 矢印
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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