特許第5984218号(P5984218)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5984218AIDSを処置するためのナフト−2−イル酢酸誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5984218
(24)【登録日】2016年8月12日
(45)【発行日】2016年9月6日
(54)【発明の名称】AIDSを処置するためのナフト−2−イル酢酸誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07C 59/64 20060101AFI20160823BHJP
   C07C 229/34 20060101ALI20160823BHJP
   C07C 233/47 20060101ALI20160823BHJP
   C07C 271/22 20060101ALI20160823BHJP
   C07C 229/46 20060101ALI20160823BHJP
   C07C 255/57 20060101ALI20160823BHJP
   C07C 59/90 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/192 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/27 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 215/14 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/47 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 491/06 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/4741 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 215/18 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 205/04 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/397 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 213/65 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/4406 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 233/64 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/4164 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 239/34 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/505 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 295/155 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/5375 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 213/55 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 239/26 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 231/12 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/415 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 241/12 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/4965 20060101ALI20160823BHJP
   C07D 487/04 20060101ALI20160823BHJP
   A61K 31/4985 20060101ALI20160823BHJP
   A61P 31/18 20060101ALI20160823BHJP
【FI】
   C07C59/64CSP
   C07C229/34
   C07C233/47
   C07C271/22
   C07C229/46
   C07C255/57
   C07C59/90
   A61K31/192
   A61K31/27
   C07D215/14
   A61K31/47
   C07D491/06
   A61K31/4741
   C07D215/18
   C07D205/04
   A61K31/397
   C07D213/65
   A61K31/4406
   C07D233/64 101
   A61K31/4164
   C07D239/34
   A61K31/505
   C07D295/155
   A61K31/5375
   C07D213/55
   C07D239/26
   C07D231/12 B
   A61K31/415
   C07D241/12
   A61K31/4965
   C07D487/04 144
   A61K31/4985
   A61P31/18
【請求項の数】7
【全頁数】400
(21)【出願番号】特願2013-518778(P2013-518778)
(86)(22)【出願日】2011年7月1日
(65)【公表番号】特表2013-535426(P2013-535426A)
(43)【公表日】2013年9月12日
(86)【国際出願番号】US2011042880
(87)【国際公開番号】WO2012003497
(87)【国際公開日】20120105
【審査請求日】2014年6月30日
(31)【優先権主張番号】61/361,314
(32)【優先日】2010年7月2日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500029420
【氏名又は名称】ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】ババオグル, ケリム
(72)【発明者】
【氏名】ビヨンソン, カイラ
(72)【発明者】
【氏名】グオ, ホンヤン
(72)【発明者】
【氏名】ハルコム, ランダール エル.
(72)【発明者】
【氏名】リンク, ジョン オー.
(72)【発明者】
【氏名】マクファーデン, ライアン
(72)【発明者】
【氏名】ミッチェル, マイケル エル.
(72)【発明者】
【氏名】ロースル, ポール
(72)【発明者】
【氏名】トリンクル, ジェイムズ ディー.
(72)【発明者】
【氏名】ビビアン, ランダール ダブリュー.
(72)【発明者】
【氏名】シュー, リャンホン
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ホンタオ
(72)【発明者】
【氏名】テイラー, ジェイムズ
(72)【発明者】
【氏名】ベーコン, エリザベス
(72)【発明者】
【氏名】ハバティン, ポール
【審査官】 緒形 友美
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2009/062285(WO,A1)
【文献】 特開2004−043416(JP,A)
【文献】 国際公開第2005/087759(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/066847(WO,A1)
【文献】 特表2006−505543(JP,A)
【文献】 国際公開第96/035678(WO,A1)
【文献】 国際公開第2009/062289(WO,A1)
【文献】 特表2014−511872(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07C 59/00− 59/90
A61K 31/00− 31/55
C07D 203/00− 491/06
A61P 31/18
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下:
【化249】
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【化250】
[この文献は図面を表示できません]

【化251】
[この文献は図面を表示できません]

【化252】
[この文献は図面を表示できません]

【化253】
[この文献は図面を表示できません]

【化254】
[この文献は図面を表示できません]

【化255】
[この文献は図面を表示できません]

【化256】
[この文献は図面を表示できません]

【化257】
[この文献は図面を表示できません]

【化258】
[この文献は図面を表示できません]

【化259】
[この文献は図面を表示できません]

【化260】
[この文献は図面を表示できません]

【化261】
[この文献は図面を表示できません]

【化262】
[この文献は図面を表示できません]

【化263】
[この文献は図面を表示できません]

【化264】
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【化265】
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からなる群から選択される合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項2】
薬学的に許容され得るキャリアと組み合わせて請求項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む薬学的組成物。
【請求項3】
ヒトにおけるHIVウイルスの増殖の処置、AIDSの処置またはAIDS発症もしくはARC症状の遅延のための、請求項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む医薬。
【請求項4】
医学療法における使用のための、請求項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む組成物。
【請求項5】
ヒトにおけるHIVウイルスの増殖の処置、AIDSの処置またはAIDS発症もしくはARC症状の遅延のための医薬の製造のための請求項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩の使用。
【請求項6】
ヒトにおけるHIVウイルスの増殖またはAIDSの予防的または治療的な処置またはヒトにおけるAIDSの発症またはARCの症状の遅延のための治療的処置において使用するための、請求項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む組成物。
【請求項7】
ヒトにおけるHIV感染の処置において使用するための、請求項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本特許出願は、2010年7月2日に出願された米国仮特許出願第61/361,314号の優先権の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染および関連疾患は、世界的な公衆衛生上の大きな問題である。ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV−1)は、ウイルス複製に必要な以下の3つの酵素をコードする:逆転写酵素、プロテアーゼ、およびインテグラーゼ。逆転写酵素およびプロテアーゼをターゲティングする薬物が広く使用され、特に組み合わせて使用した場合に有効性が示されているにもかかわらず、毒性および耐性株の出現によりその有用性が制限されている(非特許文献1;非特許文献2)。したがって、HIVの複製を阻害する新規の剤が必要である。ウイルス生活環における代替部位に指向する剤(水晶体上皮由来成長因子(LEDGF/p75)とHIV−1インテグラーゼとの相互作用をターゲティングする剤が含まれる)も必要である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】Palellaら、N.Engl.J.Med.(1998)338:853−860
【非特許文献2】Richman,D.D.Nature(2001)410:995−1001
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明の概要
1つの実施形態では、本発明は、式I:
【0005】
【化1】
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(式中、
はR1aまたはR1bであり、
はR2aまたはR2bであり、
はR3aまたはR3bであり、
3’はR3a’またはR3b’であり、
はR4aまたはR4bであり、
はR5aまたはR5bであり、
はR6aまたはR6bであり、
はR7aまたはR7bであり、
はR8aまたはR8bであり、
1aは、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
1aの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ10基で必要に応じて置換され、
1bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
2aは、
a)H、(C〜C)アルキル、および−O(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、ヘテロアリール、ハロ、ニトロ、およびシアノ;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ11基で必要に応じて置換される);
d)−OH、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O複素環、および−Oヘテロアリール;および
e)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
2bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、X(C〜C)ハロアルキル、X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
3aは、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−アリール、−(C〜C)アルキル−複素環、−(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−複素環、または−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリールであり、R3aの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、または(C〜C)アルキニルは、単独でまたは基の一部として、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1つ以上(例えば、1、2、または3個)の基で必要に応じて置換され、R3aの任意の(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、またはヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1つ以上(例えば、1、2、または3個)の基で必要に応じて置換され、R3a’はHであり、
3bは、−(C〜C14)アルキル、−(C〜C)炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−(C〜C)アルキルOH、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−(C〜C)アルキル−SO(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−SONR、−(C〜C)アルキル−NRSONR、−(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−複素環、−O(C〜C14)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR、−O(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−複素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NRSONR、−O(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SOヘテロアリール、または−SO複素環であり、R3bの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C14)アルキル、アリール、(C〜C)炭素環、ヘテロアリール、または複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、R3b’は、H、(C〜C)アルキル、または−O(C〜C)アルキルであるか、R3bおよびR3b’は、それらが結合している炭素と一緒になって複素環または(C〜C)炭素環を形成し、このR3bおよびR3b’とそれらが結合している炭素との複素環または(C〜C)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、
4aは、アリール、複素環、およびヘテロアリールから選択され、R4aの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換され、
4bは、
a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)(C〜C14)炭素環((C〜C14)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);
c)スピロ複素環および架橋複素環(スピロ複素環および架橋複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換されるか、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);および
d)アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、および架橋複素環(アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、および架橋複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択されるか、
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって大環状複素環または大環状炭素環を形成し、ここで、RおよびRとそれらが結合している炭素との任意の大環状複素環または大環状炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され得、R3’はH、(C〜C)アルキル、または−O(C〜C)アルキルであり、
5aは、
a)ハロ、ニトロ、およびシアノ;
b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ11基で必要に応じて置換される);および
c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
5bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルS(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルSO(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、または架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
6aは、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
6aの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ10基で必要に応じて置換され、
6bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OR、−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)シクロアルキルまたは複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)シクロアルキルまたは複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
7aは、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
7aの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ10基で必要に応じて置換され、
7bは、
a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、X(C〜C)ハロアルキル、X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
8aは、
a)ハロ、ニトロ、およびシアノ;
b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ11基で必要に応じて置換される);
c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
8bは、
a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される):
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択されるか、
5aおよびR6a、R6aおよびR7a、R7aおよびR8a、RおよびR、またはRおよびRのうちのいずれかは、それらが結合している原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環を形成し、ここで、5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上(例えば、1、2、または3個)の置換基で必要に応じて置換されるか、
およびR、RおよびR、またはRおよびRのうちのいずれかは、それらが結合している原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環を形成し、ここで、5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ基またはZ基で独立して置換され、2つのZ基が同一原子上に存在する場合、2つのZ基は、それらが結合している原子と一緒になって、(C〜C)炭素環または4、5、または6員の複素環を必要に応じて形成するか、
およびRまたはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環を形成し、ここで、5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ基またはZ基で独立して置換され、2つのZ基が同一原子上に存在する場合、2つのZ基は、それらが結合している原子と一緒になって、(C〜C)炭素環または4、5、または6員の複素環を必要に応じて形成し、
Xは、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−、および−(C〜C)アルキルSO−から独立して選択され、
各Zは、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから独立して選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、または複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Zは、−NO、−CN、スピロ複素環、架橋複素環、スピロ二環式炭素環、架橋二環式炭素環、NRSO(C〜C)炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、アリール、複素環、ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、ハロ(C〜C)アルキル、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、アリール、複素環、ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、−NO、−CN、−NRSONR、−−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSO複素環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)複素環、NRC(O)NR、およびNRC(O)ORから独立して選択され、
各Zは、−NO、−CN、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−C(O)NR、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)アルキル、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)アルキル、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SOハロ(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SONR、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルケニルOH、−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)ハロアルキル−Z12、−(C〜C)ハロアルキルOH、−(C〜C)炭素環−Z12、−(C〜C)炭素環OH、(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)アルキルNR、−(C〜C)アルキルNRC(O)R、−(C〜C)アルキルNRSO、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル−Z12、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O(C〜C)アルキルNR、−O(C〜C)アルキルNRC(O)R、−O(C〜C)アルキルNRSO、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル−Z12、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキルNR、−S(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(C〜C)アルキルNRSO、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルキルNR、−S(O)(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(O)(C〜C)アルキルNRSO、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SO(C〜C)アルキルNR、−SO(C〜C)アルキルNRC(O)R、−SO(C〜C)アルキルNRSO、−SONR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)NR、および−OC(O)NRから独立して選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Zは、−NOおよび−CNから独立して選択され、
各Zは、−(C〜C)アルキルおよび−O(C〜C)アルキルから独立して選択され、
各Z10は、
i)ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)
ii)−OH、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキルで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル;および
iii)アリール、複素環、およびヘテロアリール(アリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、またはCOOHで必要に応じて置換される)から独立して選択され、
各Z11は、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環、および−C(=O)−ヘテロアリールから独立して選択され、
各Z12は、−NO、=NOR、チオキソ、アリール、複素環、ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−Sハロ(C〜C)炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Z13は、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから独立して選択され、Z13の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、または複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Z14は、−NO、=NOR、−CN、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOOアリール、および−OS(O)から独立して選択され、Z14の任意の(C〜C)ハロ炭素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリール、またはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、ハロゲン、OH、およびシアノで必要に応じて置換され、
各Rは、独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリール、またはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、Rの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、ハロゲン、OH、およびシアノで必要に応じて置換され、
およびRはそれぞれ、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、複素環、ヘテロアリール、およびヘテロアリール(C〜C)アルキル−から独立して選択され、RまたはRの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、ハロゲン、OH、およびシアノで必要に応じて置換されるか、RおよびRは、それらが結合している窒素と一緒になって複素環を形成し、RおよびRとそれらが結合している窒素との任意の複素環は、ハロゲン、OH、またはシアノで必要に応じて置換され、
各Rは、−OR、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環から独立して選択され、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZで置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルで必要に応じて置換され、任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZならびにアリール、複素環、およびヘテロアリールで必要に応じて置換され、任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは1つ以上のZで置換され、
各Rは、−R、−OR、−(C〜C)アルキル−Z、−SO、−C(O)R、C(O)OR、および−C(O)NRから独立して選択され、
各Rは、H、−OR、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)の化合物である本発明の化合物またはその塩を提供する。
【0006】
本発明はまた、薬学的に許容され得るキャリアと組み合わせて式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む薬学的組成物を提供する。
【0007】
本発明はまた、哺乳動物(例えば、ヒト)におけるHIVウイルスの増殖の処置(例えば、防止、媒介、または阻害)、AIDSの処置またはAIDS発症もしくはARC症状の遅延の方法であって、式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩を哺乳動物に投与する工程を含む、方法を提供する。
【0008】
本発明はまた、医学療法で用いる(例えば、哺乳動物(例えば、ヒト)におけるHIVウイルスの増殖またはAIDSの処置(例えば、防止、媒介、または阻害)、またはAIDS発症もしくはARC症状の遅延で用いる)ための式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0009】
本発明はまた、哺乳動物(例えば、ヒト)におけるHIVウイルスの増殖またはAIDSの処置(例えば、防止、媒介、または阻害)、またはAIDS発症もしくはARC症状の遅延のための医薬の製造で用いるための式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0010】
本発明はまた、HIVウイルスの増殖またはAIDSの予防的または治療的処置(例えば、防止、媒介、または阻害)、またはAIDS発症もしくはARC症状の遅延のための治療的処置で用いる式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
【0011】
本発明はまた、式Iの化合物またはその塩の調製に有用な本明細書中に開示のプロセスおよび中間体を提供する。
一実施形態において、たとえば、以下の項目が提供される。
(項目1)
式I:
【化227】
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(式中、
はR1aまたはR1bであり、
はR2aまたはR2bであり、
はR3aまたはR3bであり、
3’はR3a’またはR3b’であり、
はR4aまたはR4bであり、
はR5aまたはR5bであり、
はR6aまたはR6bであり、
はR7aまたはR7bであり、
はR8aまたはR8bであり、
1aは、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
1aの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換され、
1bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、または−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、−(C〜C)炭素環または複素環は1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
2aは、
a)H、(C〜C)アルキル、および−O(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、ヘテロアリール、ハロ、ニトロ、およびシアノ;
c)C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);
d)−OH、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O複素環、および−Oヘテロアリール;および
e)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
2bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、X(C〜C)ハロアルキル、X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
3aは、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−アリール、−(C〜C)アルキル−複素環、−(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−複素環、または−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリールであり、R3aの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、または(C〜C)アルキニルは、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、R3aの任意の(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、またはヘテロアリールは、(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、R3a’はHであり、
3bは、(C〜C14)アルキル、(C〜C)炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−(C〜C)アルキルOH、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−(C〜C)アルキル−SO(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−SONR、−(C〜C)アルキル−NRSONR、−(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−複素環、−O(C〜C14)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR、−O(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−複素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NRSONR、−O(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SOヘテロアリール、または−SO複素環であり、R3bの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C14)アルキル、アリール、(C
〜C)炭素環、ヘテロアリール、または複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、R3b’は、H、(C〜C)アルキル、または−O(C〜C)アルキルであるか、R3bおよびR3b’は、それらが結合している炭素と一緒になって複素環または(C〜C)炭素環を形成し、このR3bおよびR3b’とそれらが結合している炭素との複素環または(C〜C)炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、
4aは、アリール、複素環、およびヘテロアリールから選択され、R4aの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換され、
4bは、
a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)(C〜C14)炭素環((C〜C14)炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);
c)スピロ複素環および架橋複素環(スピロ複素環および架橋複素環は1つ以上のZ基で必要に応じて置換されるか、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);および
d)アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、および架橋複素環(アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、および架橋複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択されるか、
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって大環状複素環または大環状炭素環を形成し、ここで、RおよびRとそれらが結合している炭素との任意の大環状複素環または大環状炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され得、R3’はH、(C〜C)アルキル、または−O(C〜C)アルキルであり、
5aは、
a)ハロ、ニトロ、およびシアノ;
b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);および
c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
5bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルS(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルSO(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
6aは、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
6aの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換され、
6bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OR、−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
7aは、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
7aの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換され、
7bは、
a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、X(C〜C)ハロアルキル、X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
8aは、
a)ハロ、ニトロ、およびシアノ;
b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);および
c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
8bは、
a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、またはヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される):
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環(任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択されるか、
5aおよびR6a、R6aおよびR7a、R7aおよびR8a、RおよびR、またはRおよびRのうちのいずれかは、それらが結合している原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環を形成し、ここで、5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の置換基で必要に応じて置換されるか、
およびR、RおよびR、またはRおよびRのうちのいずれかは、それらが結合している原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環を形成し、ここで、5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基またはZ基で独立して置換され、2つのZ基が同一原子上に存在する場合、2つのZ基は、それらが結合している原子と一緒になって、(C〜C)炭素環または4、5、または6員の複素環を必要に応じて形成するか、
およびRまたはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環を形成し、ここで、5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基またはZ基で独立して置換され、2つのZ基が同一原子上に存在する場合、2つのZ基は、それらが結合している原子と一緒になって、(C〜C)炭素環または4、5、または6員の複素環を必要に応じて形成し、
Xは、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−、および−(C〜C)アルキルSO−から独立して選択され、
各Zは、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから独立して選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、アリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Zは、−NO、−CN、スピロ複素環、架橋複素環、スピロ二環式炭素環、架橋二環式炭素環、NRSO(C〜C)炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−複素環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、ハロ(C〜C)アルキル、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−複素環、−ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSO複素環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)複素環、NRC(O)NR、およびNRC(O)ORから独立して選択され、
各Zは、−NO、−CN、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−C(O)NR、−(C〜C)ハロ炭素環、−アリール、−ヘテロアリール、−複素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)アルキル、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)アルキル、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SOハロ(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SONR、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルケニルOH、−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)ハロアルキル−Z12、−(C〜C)ハロアルキルOH、−(C〜C)炭素環−Z12、−(C〜C)炭素環OH、−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)アルキルNR、−(C〜C)アルキルNRC(O)R、−(C〜C)アルキルNRSO、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル−Z12、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O(C〜C)アルキルNR、−O(C〜C)アルキルNRC(O)R、−O(C〜C)アルキルNRSO、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル−Z12、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキルNR、−S(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(C〜C)アルキルNRSO、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルキルNR、−S(O)(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(O)(C〜C)アルキルNRSO、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SO(C〜C)アルキルNR、−SO(C〜C)アルキルNRC(O)R、−SO(C〜C)アルキルNRSO、−SONR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)NR、および−OC(O)NRから独立して選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Zは、−NOおよび−CNから独立して選択され、
各Zは、−(C〜C)アルキルおよび−O(C〜C)アルキルから独立して選択され、
各Z10は、
i)ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)
ii)−OH、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキルで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル;および
iii)アリール、複素環、およびヘテロアリール(アリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、またはCOOHで必要に応じて置換される)から独立して選択され、
各Z11は、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環、および−C(=O)−ヘテロアリールから独立して選択され、
各Z12は、−NO、=NOR、チオキソ、アリール、複素環、ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−Sハロ(C〜C)炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Z13は、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから独立して選択され、Z13の任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、または複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Z14は、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOOアリール、および−OS(O)から独立して選択され、Z14の任意の−(C〜C)ハロ炭素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリール、またはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、ハロゲン、OH、およびシアノで必要に応じて置換され、
各Rは、独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリール、またはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、ハロゲン、OH、およびシアノで必要に応じて置換され、
およびRはそれぞれ、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、複素環、ヘテロアリール、およびヘテロアリール(C〜C)アルキル−から独立して選択され、RまたはRの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、ハロゲン、OH、およびシアノで必要に応じて置換されるか、RおよびRは、それらが結合している窒素と一緒になって複素環を形成し、RおよびRとそれらが結合している窒素との任意の複素環は、ハロゲン、OH、またはシアノで必要に応じて置換され、
各Rは、−OR、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環から独立して選択され、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環は、1つ以上のZで置換され、1つ以上のZ、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルで必要に応じて置換され、任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルは、1つ以上のZならびにアリール、複素環、およびヘテロアリールで必要に応じて置換され、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZで置換され、
各Rは、−R、−OR、−(C〜C)アルキル−Z、−SO、−C(O)R、C(O)OR、および−C(O)NRから独立して選択され、
各Rは、H、−OR、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)の化合物またはその塩。
(項目2)
は、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、または−O(C〜C)アルキルであり、Rの任意の(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルケニルは、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、R3’はHである、項目1に記載の化合物。
(項目3)
式Ie:
【化228】
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の化合物またはその塩である、項目1に記載の化合物。
(項目4)
は、
a)アリール、複素環、およびヘテロアリール(任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);
b)(C〜C14)炭素環((C〜C14)炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);および
c)アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から3のいずれか1項に記載の化合物。
(項目5)
は、
a)アリール、複素環、およびヘテロアリール(任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から3のいずれか1項に記載の化合物。
(項目6)
は、
a)複素環(複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)縮合複素環(縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から3のいずれか1項に記載の化合物。
(項目7)
は、
【化229】
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である、項目1から3のいずれか1項に記載の化合物。
(項目8)
は、
【化230】
[この文献は図面を表示できません]

である、項目1から3のいずれか1項に記載の化合物。
(項目9)
は、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリールおよび複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目10)
は、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−R11、および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキル−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、および複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目11)
は、
【化231】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される、項目1から8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目12)
はハロである、項目1から8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目13)
は、
a)H、(C〜C)アルキル、および−O(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、ヘテロアリール、ハロ、ニトロ、およびシアノ;
c)C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル(任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から12のいずれか1項に記載の化合物。
(項目14)
は、
a)(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)ハロアルキル;
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキル−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
f)(C〜C)アルケニル((C〜C)アルケニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から12のいずれか1項に記載の化合物。
(項目15)
は、
【化232】
[この文献は図面を表示できません]

である、項目1から12のいずれか1項に記載の化合物。
(項目16)
はメチルである、項目1から12のいずれか1項に記載の化合物。
(項目17)
は、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(Rの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−ORおよび−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリールおよび複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル(任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から16のいずれか1項に記載の化合物。
(項目18)
は、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、およびアリール(任意のアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OR、および−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR(−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、および−(C〜C)アルキニル−複素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル(alky)((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール(アリールは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から16のいずれか1項に記載の化合物。
(項目19)
は、
【化233】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される、項目1から16のいずれか1項に記載の化合物。
(項目20)
はHである、項目1から16のいずれか1項に記載の化合物。
(項目21)
は、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
g)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル(任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
h)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルはそれぞれ、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から20のいずれか1項に記載の化合物。
(項目22)
は、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)シクロアルキル、シアノ、アリール、およびヘテロアリール(任意のアリールおよびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリールおよびヘテロアリール(アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)炭素環((C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−C(O)NR
から選択される、項目1から20のいずれか1項に記載の化合物。
(項目23)
は、
【化234】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される、項目1から20のいずれか1項に記載の化合物。
(項目24)
はHである、項目1から20のいずれか1項に記載の化合物。
(項目25)
は、
a)ハロ、ニトロ、およびシアノ;
b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);
c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);
d)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキル(alky)は、基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される、項目1から24のいずれか1項に記載の化合物。
(項目26)
は、
a)ハロおよびシアノ;
b)R11、−O−R11、および−(C〜C)アルキル−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);
d)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリールおよびヘテロアリール(アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−C(O)NR
から選択される、項目1から24のいずれか1項に記載の化合物。
(項目27)
は、
【化235】
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から選択される、項目1から24のいずれか1項に記載の化合物。
(項目28)
はHである、項目1から24のいずれか1項に記載の化合物。
(項目29)
以下:
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【化246】
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【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【化248】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される項目1に記載の化合物およびその塩。
(項目30)
薬学的に許容され得るキャリアと組み合わせて項目1から29のいずれか1項に記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む薬学的組成物。
(項目31)
哺乳動物におけるHIVウイルスの増殖の処置、AIDSの処置またはAIDS発症もしくはARC症状の遅延の方法であって、項目1から29のいずれか1項に記載の式Iの化合物もしくはその薬学的に許容され得る塩または項目30に記載の組成物を哺乳動物に投与する工程を含む、方法。
(項目32)
医学療法で用いる項目1から29のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
(項目33)
哺乳動物におけるHIVウイルスの増殖の処置、AIDSの処置またはAIDS発症もしくはARC症状の遅延のための医薬の製造のための項目1から29のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
(項目34)
HIVウイルスの増殖またはAIDSの予防的または治療的な処置またはAIDSの発症またはARCの症状の遅延のための治療的処置で用いる項目1から29のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(発明の詳細な説明)
定義
別段に記述しない限りは、本明細書中で使用される以下の用語および句は、以下の意味を有することを意図する。
【0013】
本明細書中で商標名を使用する場合、出願人は、商標名のある製品および商標名のある製品の薬学的有効成分が独立して含まれることを意図する。
【0014】
「アルキル」は、ノルマル、第二級、または第三級の原子を含む炭化水素である。例えば、アルキル基は、1〜20個の炭素原子(すなわち、(C〜C20)アルキル)、1〜10個の炭素原子(すなわち、(C〜C10)アルキル)、1〜8個の炭素原子(すなわち、(C〜C)アルキル)、または1〜6個の炭素原子(すなわち、(C〜Cアルキル)を有することができる。適切なアルキル基の例には、メチル(Me、−CH)、エチル(Et、−CHCH)、1−プロピル(n−Pr、n−プロピル、−CHCHCH)、2−プロピル(i−Pr、i−プロピル、−CH(CH)、1−ブチル(n−Bu、n−ブチル、−CHCHCHCH)、2−メチル−1−プロピル(i−Bu、i−ブチル、−CHCH(CH)、2−ブチル(s−Bu、s−ブチル、−CH(CH)CHCH)、2−メチル−2−プロピル(t−Bu、t−ブチル、−C(CH)、1−ペンチル(n−ペンチル、−CHCHCHCHCH)、2−ペンチル(−CH(CH)CHCHCH)、3−ペンチル(−CH(CHCH)、2−メチル−2−ブチル(−C(CHCHCH)、3−メチル−2−ブチル(−CH(CH)CH(CH)、3−メチル−1−ブチル(−CHCHCH(CH)、2−メチル−1−ブチル(−CHCH(CH)CHCH)、1−ヘキシル(−CHCHCHCHCHCH)、2−ヘキシル(−CH(CH)CHCHCHCH)、3−ヘキシル(−CH(CHCH)(CHCHCH))、2−メチル−2−ペンチル(−C(CHCHCHCH)、3−メチル−2−ペンチル(−CH(CH)CH(CH)CHCH)、4−メチル−2−ペンチル(−CH(CH)CHCH(CH)、3−メチル−3−ペンチル(−C(CH)(CHCH)、2−メチル−3−ペンチル(−CH(CHCH)CH(CH)、2,3−ジメチル−2−ブチル(−C(CHCH(CH)、3,3−ジメチル−2−ブチル(−CH(CH)C(CH、およびオクチル(−(CHCH)が含まれるが、これらに限定されない。「アルキル」はまた、親アルカンの同一または2個の異なる炭素原子からの2個の水素原子の除去によって誘導される2つの1価のラジカル中心(radical center)を有する飽和の分枝鎖または直鎖炭化水素基をいう。例えば、アルキル基は、1〜10個の炭素原子(すなわち、(C〜C10)アルキル)、または1〜6個の炭素原子(すなわち、(C〜C)アルキル)または1〜3個の炭素原子(すなわち、(C〜C)アルキル)を有することができる。典型的なアルキル基には、メチレン(−CH−)、1,1−エチル(−CH(CH)−)、1,2−エチル(−CHCH−)、1,1−プロピル(−CH(CHCH)−)、1,2−プロピル(−CHCH(CH)−)、1,3−プロピル(−CHCHCH−)、および1,4−ブチル(−CHCHCHCH−)などが含まれるが、これらに限定されない。
【0015】
「アルケニル」は、少なくとも1つの不飽和部位(すなわち、炭素−炭素、sp二重結合)を有するノルマル、第二級、または第三級の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖の炭化水素である。例えば、アルケニル基は、2〜20個の炭素原子(すなわち、C〜C20アルケニル)、2〜8個の炭素原子(すなわち、C〜Cアルケニル)、または2〜6個の炭素原子(すなわち、C〜Cアルケニル)を有することができる。適切なアルケニル基の例には、エチレンまたはビニル(−CH=CH)、アリル(−CHCH=CH)、シクロペンテニル(−C)、および5−ヘキセニル(−CHCHCHCHCH=CH)が含まれるが、これらに限定されない。
【0016】
「アルキニル」は、少なくとも1つの不飽和部位(すなわち、炭素−炭素、sp三重結合)を有するノルマル、第二級、または第三級の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖の炭化水素である。例えば、アルキニル基は、2〜20個の炭素原子(すなわち、C〜C20アルキニル)、2〜8個の炭素原子(すなわち、C〜Cアルキン)、または2〜6個の炭素原子(すなわち、C〜Cアルキニル)を有することができる。適切なアルキニル基の例には、アセチレン(−C≡CH)およびプロパルギル(−CHC≡CH)などが含まれるが、これらに限定されない。
【0017】
用語「ハロ」または「ハロゲン」は、本明細書中で使用する場合、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードをいう。
【0018】
用語「ハロアルキル」は、本明細書中で使用する場合、1つ以上の水素原子がそれぞれハロ置換基で置換された本明細書中に定義のアルキルをいう。例えば、(C〜C)ハロアルキルは、1つ以上の水素原子がハロ置換基で置換された(C〜C)アルキルである。かかる範囲には、アルキル基上の1個のハロ置換基からアルキル基の完全なハロゲン化までが含まれる。
【0019】
用語「アリール」は、本明細書中で使用する場合、単一の芳香環または二環または多環をいう。例えば、アリール基は、6〜20個の炭素原子、6〜14個の炭素原子、または6〜12個の炭素原子を有することができる。アリールには、少なくとも1つの環が芳香族である(例えば、1つ以上のアリールまたは炭素環と縮合したアリール)約9〜14個の原子を有するフェニル基またはオルト縮合二環式基または多環式基が含まれる。かかる二環または多環は、二環または多環の任意の炭素環部分上で1つ以上(例えば、1、2、または3個)のオキソ基で必要に応じて置換され得る。上記定義の二環式または多環式基の結合点が環(環のアリールまたは炭素環部分が含まれる)の任意の位置であり得ると理解すべきである。典型的なアリール基には、フェニル、インデニル、ナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、およびアントラセニルなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0020】
「アリールアルキル」は、炭素原子に結合した水素原子のうちの1つが本明細書中に記載のアリール基で置換された本明細書中に定義のアルキル基(すなわち、アリール−アルキル−部分)をいう。「アリールアルキル」のアルキル基は、典型的には、1〜6個の炭素原子(すなわち、アリール(C〜C)アルキル)である。アリールアルキル基には、ベンジル、2−フェニルエタン−1−イル、1−フェニルプロパン−1−イル、ナフチルメチル、および2−ナフチルエタン−1−イルなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0021】
用語「ヘテロアリール」は、本明細書中で使用する場合、単一の芳香環または複数縮合環(multiple condensed ring)をいう。本用語には、環内に約1〜6個の炭素原子ならびに酸素、窒素、および硫黄からなる群から選択される約1〜4個のヘテロ原子を含む単一の芳香環が含まれる。環が芳香族である場合、酸化形態の硫黄原子および窒素原子が存在することもできる。かかる環には、ピリジル、ピリミジニル、オキサゾリル、またはフリルが含まれるが、これらに限定されない。本用語には、上記定義のヘテロアリール基を1つ以上のヘテロアリール(例えば、ナフチリジニル)、炭素環(例えば、5,6,7,8−テトラヒドロキノリル)またはアリール(例えば、インダゾリル)と縮合して複数縮合環を形成することができる複数縮合環系(例えば、2または3個の環を含む環系)も含まれる。かかる複数縮合環は、縮合環の炭素環部分上で1つ以上(例えば、1、2、または3個)のオキソ基で必要に応じて置換され得る。上記定義のヘテロアリール複数縮合環の結合点が環(環のヘテロアリール、アリール、または炭素環部分が含まれる)の任意の位置に存在し得ると理解すべきである。例示的なヘテロアリールには、ピリジル、ピロリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、チエニル、インドリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、インダゾリル、キノキサリル、キナゾリル、5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリニルベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、およびチアナフテニルが含まれるが、これらに限定されない。
【0022】
用語「ヘテロシクリル」または「複素環」は、本明細書中で使用する場合、飽和または部分不飽和の単環系または複数縮合環系をいう。本用語には、環内に約1〜6個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄からなる群から選択される約1〜3個のヘテロ原子とを含む飽和または部分不飽和の単環(例えば、3、4、5、6もしくは7員環)が含まれる。環は1つ以上(例えば、1、2、または3個)のオキソ基で置換され得、硫黄原子および窒素原子はまたその酸化形態で存在し得る。かかる環には、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、またはピペリジニルが含まれるが、これらに限定されない。本用語には、(上記定義の通りの)複素環基が1つ以上の複素環(例えば、デカヒドロナフチリジニル)、ヘテロアリール(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロナフチリジニル)、炭素環(例えば、デカヒドロキノリル)またはアリールと、2個の隣接原子にて連結(縮合複素環)し得る複数縮合環系(例えば、2または3環を含む環系)も含まれる。上記定義の複素環式の複数縮合環の結合点は、環(複素環、ヘテロアリール、アリール、または環の炭素環部分が含まれる)の任意の位置に存在し得ると理解すべきである。例示的な複素環には、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロオキサゾリル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、ベンゾオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、クロマニル、1,2−ジヒドロピリジニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、1,3−ベンゾジオキソリル、および1,4−ベンゾジオキサニルが含まれるが、これらに限定されない。
【0023】
用語「架橋複素環」は、本明細書中で使用する場合、4、5、6、7、または8員の複素環の2個の非隣接原子で、本明細書中に定義の1個以上(例えば、1または2個)の3、4、5、または6員複素環または(C〜C)炭素環と連結した本明細書中に定義の4、5、6、7、または8員の複素環をいう。かかる架橋複素環には、二環式環系および三環式環系(例えば、2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタンおよび4−アザトリシクロ[4.3.1.13,8]ウンデカン)が含まれる。
【0024】
用語「スピロ複素環」は、本明細書中で使用する場合、3、4、5、6、7、または8員の複素環の1つ以上(例えば、1または2個)の単一原子にて本明細書中に定義の1個以上(例えば、1または2個)の3、4、5、または6員複素環または(C〜C)炭素環と連結した本明細書中に定義の3、4、5、6、7、または8員の複素環をいう。かかるスピロ複素環には、二環系および三環系(例えば、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−7−エニル)が含まれる。
【0025】
用語「大環状複素環」は、本明細書中で使用する場合、約5〜11個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄からなる群から選択される約1〜3個のヘテロ原子とを環内に含む飽和または部分不飽和の8、9、10、11、または12員環をいい、これは、大環状複素環の2個の隣接原子で1つ以上(例えば、1、2、または3個)のアリール、炭素環、ヘテロアリール、または複素環と必要に応じて縮合することができる。大環状複素環は、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のオキソ基で置換され得、また、酸化形態の硫黄原子および窒素原子が存在し得る。
【0026】
「ヘテロアリールアルキル」は、炭素原子に結合した1つの水素原子が本明細書中に記載のヘテロアリール基で置換された本明細書中に定義のアルキル基(すなわち、ヘテロアリール−アルキル−部分)をいう。「ヘテロアリールアルキル」のアルキル基は、典型的には、1〜6個の炭素原子(すなわち、ヘテロアリール(C〜C)アルキル)である。ヘテロアリールアルキル基には、ヘテロアリール−CH−、ヘテロアリール−CH(CH)−、ヘテロアリール−CHCH−、および2−(ヘテロアリール)エタン−1−イルなどが含まれるがこれらに限定されず、「ヘテロアリール」部分には、上記のヘテロアリール基のいずれかが含まれる。当業者はまた、ヘテロアリール基を炭素−炭素結合または炭素−ヘテロ原子結合によってヘテロアリールアルキルのアルキル部分に結合することができる(但し、得られた基が化学的に安定である場合)と理解するであろう。ヘテロアリールアルキルの例には、硫黄、酸素、および/または窒素を含有する5員ヘテロアリール(チアゾリルメチル、2−チアゾリルエタン−1−イル、イミダゾリルメチル、オキサゾリルメチル、チアジアゾリルメチルなど)、硫黄、酸素、および/または窒素を含有する6員ヘテロアリール(ピリジニルメチル、ピリジジルメチル、ピリミジルメチル、ピラジニルメチルなど)が含まれるが、これらに限定されない。
【0027】
「ヘテロシクリルアルキル」は、炭素原子に結合した1つの水素原子が本明細書中に記載のヘテロシクリル基で置換された本明細書中に定義のアルキル基(すなわち、ヘテロシクリル−アルキル−部分)をいう。「ヘテロシクリルアルキル」のアルキル基は、典型的には、1〜6個の炭素原子(すなわち、ヘテロシクリル(C〜C)アルキル)である。典型的なヘテロシクリルアルキル基には、ヘテロシクリル−CH−、ヘテロシクリル−CH(CH)−、ヘテロシクリル−CHCH−、および2−(ヘテロシクリル)エタン−1−イルなどが含まれるが、これらに限定されず、「ヘテロシクリル」部分には、上記のヘテロシクリル基のいずれかが含まれる。当業者はまた、ヘテロシクリル基を炭素−炭素結合または炭素−ヘテロ原子結合によってヘテロシクリルアルキルのアルキル部分に結合することができる(但し、得られた基が化学的に安定である場合)と理解するであろう。ヘテロシクリルアルキルの例には、硫黄、酸素、および/または窒素を含有する5員複素環(テトラヒドロフラニルメチルおよびピロリジニルメチルなど)、硫黄、酸素、および/または窒素を含有する6員複素環(ピペリジニルメチル、ピペラジニルメチル、モルホリニルメチルなど)が含まれるが、これらに限定されない。
【0028】
用語「炭素環」または「カルボシクリル」は、単環式環系または多環式環系としての3〜7個の炭素原子を有する飽和環(すなわち、シクロアルキル)または部分不飽和環(例えば、シクロアルケニル、シクロアルカジエニルなど)をいう。1つの実施形態では、炭素環は、3〜6個の環炭素(すなわち、(C〜C)炭素環)を含む単環である。炭素環には、二環として7〜12個の炭素原子および多環として約20個までの炭素原子を有する多環式炭素環が含まれる(多環式炭素環の最大の単環が7個の炭素原子である場合)。用語「スピロ二環式炭素環」は、二環式環系の環が単一の炭素原子にて連結された炭素環式二環式環系をいう(例えば、スピロペンタン、スピロ[4,5]デカン、スピロ[4.5]デカンなど)。用語「縮合二環式炭素環」は、二環式環系の環が2個の隣接炭素原子にて連結された炭素環式二環式環系(例えば、ビシクロ[4,5]、[5,5]、[5,6]、もしくは[6,6]系など、またはビシクロ[5,6]もしくは[6,6]系として配置された9個または10個の環原子(例えば、デカヒドロナフタレン、ノルサビナン、ノルカラン))をいう。用語「架橋二環式炭素環」は、二環式環系の環が2個の非隣接炭素原子にて連結された炭素環式二環式環系をいう(例えば、ノルボルナン、ビシクロ[2.2.2]オクタンなど)。「炭素環」または「カルボシクリル」は、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のオキソ基で必要に応じて置換され得る。単環式炭素環の非限定的な例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−シクロペンタ−1−エニル、1−シクロペンタ−2−エニル、1−シクロペンタ−3−エニル、シクロヘキシル、1−シクロへキセ−1−エニル、1−シクロへキセ−2−エニル、および1−シクロへキセ−3−エニルが含まれる。
【0029】
用語「ハロ炭素環」は、本明細書中で使用する場合、1つ以上の水素原子がそれぞれハロ置換基で置換された本明細書中に定義の炭素環をいう。例えば、(C〜C)ハロ炭素環は、1つ以上の水素原子がハロ置換基で置換されている(C〜C)炭素環である。かかる範囲には、炭素環基上の1個のハロ置換基から炭素環基の完全なハロゲン化までを含む。
【0030】
用語「大環状炭素環」は、本明細書中で使用する場合、8〜12個の炭素原子を含む飽和または部分不飽和の8、9、10、11、または12員環をいい、これは、大環状炭素環の2個の隣接原子で1つ以上(例えば、1、2、または3個)のアリール、炭素環、ヘテロアリール、または複素環と必要に応じて縮合することができる。大環状炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のオキソ基で置換され得る。
【0031】
「カルボシクリルアルキル」は、炭素原子に結合した1個の水素原子が本明細書中に記載のカルボシクリル基で置換された本明細書中に定義のアルキル基をいう(すなわち、カルボシクリル−アルキル−部分)。「カルボシクリルアルキル」のアルキル基は、典型的には、1〜6個の炭素原子である(すなわち、カルボシクリル(C〜C)アルキル)。典型的なカルボシクリルアルキル基には、カルボシクリル−CH−、カルボシクリル−CH(CH)−、カルボシクリル−CHCH−、および2−(カルボシクリル)エタン−1−イルなどが含まれるが、これらに限定されず、「カルボシクリル」部分には、上記の任意のカルボシクリル基が含まれる。
【0032】
例えば、句「(C〜C)アルキルは、単独でまたは基の一部として、必要に応じて置換される」によって説明されるように変数が置換されると理解すべきである。この句は、単独である場合に変数(C〜C)アルキルを置換することができ、変数「(C〜C)アルキル」がより大きな基の一部である場合(例えば、アリール(C〜C)アルキルまたは−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環基など)で置換することもできることを意味する。同様に、記述する場合、他の変数(例えば、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環など)を、「単独でまたは基の一部として」置換することもできる。
【0033】
2個の化学基を連結する式Iの特定の変数をいずれかの方向に配向することができると理解すべきである。したがって、式IのX基(例えば、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−、および−(C〜C)アルキルSO−)について、対称でないXの特定の意味をいずれかの方向に配向することができる。例えば、−C(O)O−を、連結する基と比較して−C(O)O−または−OC(O)−のいずれかとして配向することができる。
【0034】
当業者は、式Iの化合物の置換基および他の部分を、許容可能に安定な薬学的組成物に製剤化することができる薬学的に有用な化合物を提供するのに十分に安定な化合物が得られるように選択すべきであると認識するであろう。かかる安定性を有する式Iの化合物は、本発明の範囲内であることが意図される。
【0035】
量に関連して使用される修飾語「約」は、記述の値が含まれ、文脈によって示された意味を有する(例えば、特定の量の測定に伴う一定の誤差を含む)。用語「約」を、化学的測定の文脈で「」によって記号的に示すこともできる(例えば、50mgまたはpH7)。
【0036】
用語「キラル」は、鏡像パートナーと重ね合わせることができない性質を有する分子をいい、用語「アキラル」は、その鏡像パートナー上に重ね合わせることができる分子をいう。
【0037】
用語「立体異性体」は、同一の化学構造を有するが、原子または基の空間的配置が異なる化合物をいう。
【0038】
「ジアステレオマー」は、2つ以上のキラリティの中心または軸を有し、且つその分子が相互に鏡像ではない立体異性体をいう。ジアステレオマーは、典型的には、異なる物理的性質(例えば、融点、沸点、スペクトル特性、および反応性)を有する。ジアステレオマーの混合物は、高分解能の分析手順(電気泳動およびクロマトグラフィなど)下で分離することができる。
【0039】
「鏡像異性体」は、相互に重ね合わせることができない鏡像である化合物の2つの立体異性体をいう。
【0040】
本発明の特定の化合物は、アトロプ異性体として存在することができる。例えば、アトロプ異性体は、以下の式中のアスタリスクによって示した式IのR位の特定の置換基について存在することが発見されている。
【0041】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
アスタリスクの位置のアトロプ異性体に起因するキラリティは、本発明の特定の化合物の特徴である。したがって、本発明は、本発明の化合物の全てのアトロプ異性体(アトロプ異性体の混合物が含まれる)、アトロプ異性体に富む混合物、および単一のアトロプ異性体を含み、これらの混合物または化合物は、本明細書中に記載の有用な性質を有する。
【0042】
1つの実施形態では、式Iの本発明の化合物は、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体あたり少なくとも60%存在する。別の実施形態では、式Iの本発明の化合物は、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体あたり少なくとも70%存在する。別の実施形態では、式Iの本発明の化合物は、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体あたり少なくとも80%存在する。別の実施形態では、式Iの本発明の化合物は、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体あたり少なくとも90%存在する。別の実施形態では、式Iの本発明の化合物は、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体あたり少なくとも95%存在する。1つの実施形態では、式Iについて上記のアスタリスクで示した炭素のR置換基についての立体化学は、(R)立体化学である。別の実施形態では、式Iについて上記のアスタリスクで示した炭素のR置換基についての立体化学は、(S)立体化学である。
【0043】
用語「処置(treatment)」または「処置(treating)」は、疾患または容態に関する範囲で、疾患または容態の発症の防止、疾患または容態の阻害、疾患または容態の消失、および/または疾患または容態の1つ以上の症状の緩和を含む。
【0044】
本明細書中で使用した立体化学の定義および慣習は、一般に、S. P. Parker,Ed.,McGraw−Hill Dictionary of Chemical Terms(1984)McGraw−Hill Book Company,New York;and Eliel,E. and Wilen,S.,Stereochemistry of Organic Compounds(1994)John Wiley & Sons,Inc.,New York.に従う。多数の有機化合物は、光学活性形態で存在する(すなわち、これらは、平面偏光面を回転する能力を有する)。光学活性化合物の記載において、接頭辞(DおよびL)または(RおよびS)を使用して、そのキラル中心についての分子の絶対配置を示す。接頭辞dおよびlまたは(+)および(−)を使用して、化合物による平面偏光の回転の徴候を示し、(−)またはlは化合物が左旋性であることを意味する。(+)およびdの接頭辞を有する化合物は右旋性である。所与の化学構造について、これらの立体異性体は、相互に鏡像であることを除いて同一である。特定の立体異性体を鏡像異性体ということもでき、かかる異性体の混合物は、しばしば鏡像異性体混合物と呼ばれる。鏡像異性体の50:50混合物をラセミ混合物またはラセミ体といい、化学反応または化学的過程において立体選択や立体特異性を持っていない場合に生じ得る。用語「ラセミ混合物」および「ラセミ体」は、2つの鏡像異性体種の等モル混合物をいい、光学活性を欠く。
【0045】
保護基
本発明の文脈では、保護基にはプロドラッグ部分および化学保護基が含まれる。
【0046】
「保護基」は、官能基の性質または化合物全体の性質をマスキングまたは変化させる化合物の部分をいう。化学保護基および保護/脱保護ストラテジーは、当該分野で周知である。例えば、Protective Groups in Organic Chemistry,Theodora W. Greene,John Wiley & Sons,Inc.,New York,1991を参照のこと。保護基は、所望の化学反応の効率を補助するために特定の官能基の反応性をマスキングする(例えば、順序づけられ且つ計画された様式で化学結合を形成および破壊する)ためにしばしば利用される。化合物の官能基の保護は、保護された官能基の反応性以外の他の物理的性質(極性、親油性(疎水性)など)および一般的な分析ツールによって測定することができる他の性質を変化させる。化学的に保護された中間体自体は、生物学的に活性または不活性であり得る。
【0047】
保護された化合物はまた、in vitroおよびin vivoで変化した性質、いくつかの場合では至適化された性質(細胞膜の通過および酵素分解または隔離に対する耐性など)を示し得る。この役割では、意図する治療効果を有する保護された化合物を、プロドラッグということができる。保護基の別の機能は、親薬物をプロドラッグに変換し、それにより、in vivoでのプロドラッグの変換の際に親薬物を放出させることである。活性なプロドラッグを親薬物よりも有効に吸収させることができるので、プロドラッグは親薬物よりもin vivoで高い効力を有し得る。保護基を、in vitro(化学中間体の場合)またはin vivo(プロドラッグの場合)のいずれかで除去する。化学中間体に関して、一般に、生成物が薬理学的に無害であることがより望ましいが、脱保護後に得られた生成物(例えば、アルコール)が生理学的に許容され得ることは特に重要ではない。
【0048】
保護基は、合成手順(すなわち、本発明の化合物の調製経路または調製方法)の間の保護される基との副反応を防止するために利用可能であり、そのことが一般に公知であり且つ使用され、任意選択的に使用される。どの基を保護するのか、いつ保護するのかに関する決定のほとんどの部分について、化学保護基「PG」の性質は、保護すべき反応の化学的性質(例えば、酸性、塩基性、酸化的、還元的、または他の条件)および意図する合成方向に依存するであろう。化合物が複数のPGで置換される場合、PGは同一である必要はなく、一般に、同一ではない。一般に、PGを使用して官能基(カルボキシル基、ヒドロキシル基、チオ基、またはアミノ基など)を保護し、それにより、副反応が防止されるか、そうでなければ合成効率が促進されるであろう。遊離脱保護基を得るための脱保護の順序は、意図する合成方向および遭遇する反応条件に依存し、当業者によって決定される任意の順序で起こり得る。
【0049】
本発明の化合物の種々の官能基を保護することができる。例えば、−OH基(ヒドロキシル、カルボン酸、ホスホン酸、または他の官能基)のための保護基には、「エーテルまたはエステル形成基」が含まれる。エーテルまたはエステル形成基は、本明細書中に記載の合成スキームにおける化学保護基として機能することができる。しかし、いくつかのヒドロキシルおよびチオ保護基は、当業者によって理解されるように、エーテル形成基やエステル形成基ではなく、以下に考察のアミドと共に含まれる。
【0050】
非常に多数のヒドロキシル保護基およびアミド形成基ならびに対応する化学切断反応は、Protective Groups in Organic Synthesis,Theodora W. Greene(John Wiley & Sons,Inc.,New York,1991,ISBN 0−471−62301−6)(“Greene”)に記載されている。Kocienski,Philip J.;Protecting Groups(Georg Thieme Verlag Stuttgart,New York,1994)(その全体が本明細書中で参考として援用される)も参照のこと。特に、第1章、保護基:概説、1〜20頁、第2章、ヒドロキシル保護基、21〜94頁、第3章、ジオール保護基、95〜117頁、第4章、カルボキシル保護基、118〜154頁、第5章、カルボニル保護基、155〜184頁。カルボン酸、ホスホン酸、ホスホナート、スルホン酸のための保護基、および酸のための他の保護基については、下記のGreeneを参照のこと。
【0051】
立体異性体
本発明の化合物は、キラル中心(例えば、キラルな炭素原子またはリン原子)を有し得る。したがって、本発明の化合物には、全立体異性体(鏡像異性体、ジアステレオマー、およびアトロプ異性体が含まれる)のラセミ混合物が含まれる。さらに、本発明の化合物には、任意または全ての不斉キラル原子において富化されたかまたは分割された光学異性体が含まれる。換言すれば、描写から明らかなキラル中心は、キラル異性体またはラセミ混合物として提供される。ラセミ混合物およびジアステレオマー混合物の両方ならびにその鏡像異性体またはジアステレオマーのパートナーを実質的に含まない単離または合成された各光学異性体は全て本発明の範囲内に含まれる。ラセミ混合物を、周知の技術(例えば、光学活性添加物(例えば、酸または塩基)を使用して形成されたジアステレオマー塩の分離およびその後の光学活性物質への再変換など)によってその個別の実質的に光学的に純粋な異性体に分離することができる。ほとんどの場合、所望の光学異性体を、所望の出発物質の適切な立体異性体から出発する立体特異的反応によって合成する。
【0052】
本発明の化合物はまた、特定の場合に互変異性体として存在し得る。たった1つの非局在化共鳴構造しか描写することができないが、全てのかかる形態が本発明の範囲内に含まれる。例えば、エン−アミン互変異性体は、プリン系、ピリミジン系、イミダゾール系、グアニジン系、アミジン系、およびテトラゾール系について存在することができ、全てのその可能な互変異性型は、本発明の範囲内に含まれる。
【0053】
塩および水和物
本発明の化合物の薬学的に許容され得る塩の例には、適切な塩基(アルカリ金属(例えば、ナトリウム)、アルカリ土類金属(例えば、マグネシウム)、アンモニウムおよびNX(式中、XはC〜Cアルキルである)など)に由来する塩が含まれる。水素原子またはアミノ基の薬学的に許容され得る塩には、例えば、有機カルボン酸(酢酸、安息香酸、乳酸、フマル酸、酒石酸、マレイン酸、マロン酸、リンゴ酸、イセチオン酸、ラクトビオン酸、およびコハク酸など);有機スルホン酸(メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、およびp−トルエンスルホン酸など);および無機酸(塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、およびスルファミン酸など)の塩が含まれる。ヒドロキシ基の化合物の薬学的に許容され得る塩には、適切な陽イオン(NaおよびNX(式中、Xは、HまたはC〜Cアルキル基から独立して選択される)など)と組み合わせた前述の化合物の陰イオンが含まれる。
【0054】
治療のために、本発明の化合物の有効成分の塩は、典型的には、薬学的に許容され得るであろう(これらは、生理学的に許容され得る酸または塩基に由来する塩であろう)。しかし、薬学的に許容され得ない酸または塩基の塩はまた、例えば、本発明の式Iの化合物または別の化合物の調製または精製における用途があり得る。全ての塩は、生理学的に許容され得る酸または塩基に由来するかどうかと無関係に、本発明の範囲内に含まれる。
【0055】
金属塩を、典型的には、金属水酸化物の本発明の化合物との反応によって調製する。この方法で調製される金属塩の例は、Li、Na、およびKを含む塩である。難溶性金属塩を、適切な金属化合物の添加によってより溶解度の高い塩の溶液から沈殿させることができる。
【0056】
さらに、特定の有機酸および無機酸(例えば、HCl、HBr、HSO、HPO、または有機スルホン酸の塩基性の中心(典型的には、アミン)または酸性基への酸添加から塩を形成することができる。最終的に、本明細書中の組成物がその非イオン化形態および双性イオン形態、ならびに水和物のような化学量論量の水との組み合わせの形態で本発明の化合物を含むと理解すべきである。
【0057】
親化合物の1つ以上のアミノ酸との塩も本発明の範囲内に含まれる。アミノ酸は、典型的には、塩基性基または酸性基(例えば、リジン、アルギニン、またはグルタミン酸)または中性基(グリシン、セリン、トレオニン、アラニン、イソロイシン、またはロイシンなど)を有する側鎖を保有するアミノ酸であるが、任意の天然または非天然のアミノ酸、特に、タンパク質成分として見いだされた天然に存在するアミノ酸が適切である。
【0058】
本発明の実施形態中の基、置換基、および範囲について以下に列挙の特定の意味は例示のみを目的とし、これらは基および置換基についての他の定義した意味または定義した範囲内の他の意味を排除しない。
【0059】
同位体
本発明が天然に存在する同位体比を超えて1つ以上の同位体(重水素(HまたはD)などであるが、これに限定されない)で任意または全ての原子を富化することができる特許請求の範囲に記載の任意の化合物も含むことが当業者に理解される。非限定的な例として、−CH基を、−CDに置き換えることができる。
【0060】
式Iの化合物
式Iの化合物の特定の群は式Iaの化合物である。
【0061】
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Ibの化合物である。
【0062】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Icの化合物である。
【0063】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Idの化合物である。
【0064】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Ieの化合物である。
【0065】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Ifの化合物である。
【0066】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Igの化合物である。
【0067】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Ihの化合物である。
【0068】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Iiの化合物である。
【0069】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Ijの化合物である。
【0070】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Ikの化合物である。
【0071】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Imの化合物である。
【0072】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Inの化合物である。
【0073】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
式Iの化合物の別の特定の群は式Ioの化合物である。
【0074】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
以下に列挙した特定の意味は、式Iの化合物ならびに式Ia、Ib、Ic、Id、Ie、If、Ig、Ih、Ii、Ij、Ik、Im、In、およびIoの化合物についての意味である。
【0075】
式Iの化合物の特定の群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、またはRのうちの少なくとも1個がR1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、およびR8bから選択される化合物である。
【0076】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、またはRのうちの少なくとも2個がR1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、およびR8bから選択される化合物である。
【0077】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、またはRのうちの少なくとも3個がR1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、およびR8bから独立して選択される化合物である。
【0078】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、またはRのうちの少なくとも4個がR1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、およびR8bから選択される化合物である。
【0079】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、またはRのうちの少なくとも5個がR1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、およびR8bから選択される化合物である。
【0080】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、またはRのうちの少なくとも6個がR1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、またはR8bから独立して選択される化合物である。
【0081】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、またはRのうちの少なくとも7個がR1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、およびR8bから独立して選択される化合物である。
【0082】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、またはRのうちの少なくとも8個がR1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、およびR8bから独立して選択される化合物である。
【0083】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、およびRがR1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、およびR8bである化合物である。
【0084】
の特定の意味はR3bである。
【0085】
3bの特定の意味は、−OC(CHCHOH、−OC(CHCHOH、−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−NH、−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−N(CH、または−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−NH(フェニル)である。
【0086】
3bの別の特定の意味は、−(C〜C)アルキルOHまたは−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRである。
【0087】
の別の特定の意味はR3aである。
【0088】
3aの特定の意味は、R3aの任意の(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルケニルが−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換された(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、または−O(C〜C)アルキルである。
【0089】
3aの別の特定の意味は−OC(CH)である。
【0090】
3’の特定の意味はR3b’である。
【0091】
3b’の特定の意味は、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルである。
【0092】
3’の特定の意味はR3a’である。
【0093】
3a’の特定の意味はHである。
【0094】
式Iの化合物の特定の群は、R3bおよびR3b’が、それらが結合している炭素と一緒になって(C〜C)炭素環または複素環を形成し、(C〜C)炭素環または複素環が1つ以上のZ基で必要に応じて置換される化合物である。
【0095】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bおよびR3b’が、それらが結合している炭素と一緒になって(C〜C)炭素環または4、5、または6員の複素環を形成し、(C〜C)炭素環または4、5、または6員の複素環が1つ以上のZ基で必要に応じて置換される化合物である。
【0096】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bおよびR3b’が、それらが結合している炭素と一緒になって(C〜C)炭素環または5もしくは6員の複素環を形成し、(C〜C)炭素環または5もしくは6員の複素環が1つ以上のZ基で必要に応じて置換される化合物である。
【0097】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bおよびR3b’が、それらが結合している炭素と一緒になって5もしくは6員の複素環を形成し、5もしくは6員の複素環が1つ以上のZ基で必要に応じて置換される化合物である。
【0098】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bおよびR3b’が、それらが結合している炭素と一緒になって1つ以上のZ基で必要に応じて置換されたテトラヒドロピランまたはテトラヒドロフランを形成する化合物である。
【0099】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bおよびR3b’が炭素と結合して以下:
【0100】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し、
これらはそれぞれ1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、「*」は、式Iの化合物の炭素への結合点を示す化合物である。
【0101】
の特定の意味はR4bである。
【0102】
4bの特定の意味はそれぞれ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、または(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルは1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)である。
【0103】
4bの別の特定の意味は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換された以下:
【0104】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0105】
4bの別の特定の意味は、(C〜C)炭素環((C〜C)炭素環が1つ以上のZ基で必要に応じて置換されるか、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または5もしくは6員の複素環を必要に応じて形成する)である。
【0106】
4bの別の特定の意味は、それぞれが1つ以上のZ基で必要に応じて置換された以下:
【0107】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0108】
4bの別の特定の意味は、アリール、複素環、またはヘテロアリール(アリール、複素環、およびヘテロアリールがそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)である。
【0109】
4bの別の特定の意味は、以下:
【0110】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0111】
の別の特定の意味はR4aである。
【0112】
4aの特定の意味は、以下:
【0113】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0114】
式Iの化合物の特定の群は、RおよびRが、それらが結合している原子と一緒になって大環状複素環または大環状炭素環を形成し、ここで、RおよびRとそれらが結合している炭素との任意の大環状複素環または大環状炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され得、R3’はH、(C〜C)アルキル、または−O(C〜C)アルキルである化合物である。
【0115】
3’の別の特定の意味はHである。
【0116】
式Iの化合物の別の特定の群は、RおよびRが、それらが結合している原子と一緒になって大環状複素環または大環状炭素環を形成して、さらにZ基と縮合する化合物:
【0117】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Zは、アリール、ヘテロアリール、または(C〜C)炭素環であり、
n3は、2、3、または4であり、
W1およびW2はそれぞれ独立して、O、NH、またはCHであり、
「*」は、大環状複素環または大環状炭素環の式Iの化合物へのR結合点を示し、「**」は大環状複素環または大環状炭素環の式Iの化合物へのR結合点を示し、大環状複素環または大環状炭素環が1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)である。
【0118】
式Iの化合物の別の特定の群は、RおよびRが、それらが結合している原子と一緒になって大環状複素環を形成する化合物:
【0119】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
n1は3または4であり、n2は2、3、または4であり、n3は2、3、または4であり、Wは、O、NH、またはN(C〜C)アルキルであり、「*」は大環状複素環の式Iの化合物へのR結合点を示し、「**」は大環状複素環の式Iの化合物へのR結合点を示し、大環状複素環または大環状炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)である。
【0120】
の特定の意味は、R1bである。
【0121】
の別の特定の意味は、R1aである。
【0122】
1aの特定の意味は、Hまたは−CHである。
【0123】
の特定の意味は、R2bである。
【0124】
の別の特定の意味は、R2aである。
【0125】
2aの特定の意味は、Hまたは−CHである。
【0126】
の特定の意味は、R5bである。
【0127】
の別の特定の意味は、R5aである。
【0128】
5aの特定の意味は、Hである。
【0129】
の特定の意味は、R6bである。
【0130】
の別の特定の意味は、R6aである。
【0131】
6aの特定の意味は、Hである。
【0132】
の特定の意味は、R7bである。
【0133】
の別の特定の意味は、R7aである。
【0134】
7aの特定の意味は、H、−CH、またはハロゲンである。
【0135】
の特定の意味は、R8bである。
【0136】
の別の特定の意味は、R8aである。
【0137】
8aの別の特定の意味は、Hである。
【0138】
式Iの化合物の特定の群は、R4bが、
a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)(C〜C14)炭素環((C〜C14)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)スピロ複素環および架橋複素環(スピロ複素環および架橋複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
d)アリール、複素環、およびヘテロアリール(アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である;または、
式Iの化合物の別の特定の群は、R4bが、
a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)(C〜C14)炭素環((C〜C14)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);および
c)アリール、複素環、およびヘテロアリール(アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である;または、
式Iの化合物の別の特定の群は、R4bが、
a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)(C〜C14)炭素環((C〜C14)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
c)アリール、複素環、およびヘテロアリール(アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0139】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rは、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、または−O(C〜C)アルキルであり、Rの任意の(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルケニルは、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、R3’はHである化合物である。
【0140】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)アリール、複素環、およびヘテロアリール(アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);
b)(C〜C14)炭素環((C〜C14)炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);および
c)アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環(アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0141】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)アリール、複素環、およびヘテロアリール(アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環(アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0142】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)複素環およびヘテロアリール(複素環およびヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)ヘテロアリールおよび縮合複素環(ヘテロアリールおよび縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0143】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)複素環(複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)縮合複素環(縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0144】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)二環式アリール、三環式アリール、二環式複素環、三環式複素環、二環式ヘテロアリール、および三環式ヘテロアリール(任意の二環式アリール、三環式アリール、二環式複素環、三環式複素環、二環式ヘテロアリール、および三環式ヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)二環式アリール、三環式アリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、二環式縮合複素環、および三環式縮合複素環(二環式アリール、三環式アリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、二環式縮合複素環、および三環式縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0145】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)二環式複素環および三環式複素環(二環式複素環および三環式複素環はそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)二環式縮合複素環および三環式縮合複素環(二環式縮合複素環および三環式縮合複素環縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0146】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)二環式複素環、三環式複素環、二環式ヘテロアリール、および三環式ヘテロアリール(二環式複素環、三環式複素環、二環式ヘテロアリール、および三環式ヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)二環式縮合複素環および三環式縮合複素環(二環式縮合複素環および三環式縮合複素環縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0147】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)三環式複素環(三環式複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)三環式縮合複素環(三環式縮合複素環縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0148】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C14)炭素環((C〜C14)炭素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);および
b)アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環(アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0149】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環(アリール、ヘテロアリール、および縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択される化合物である。
【0150】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが縮合複素環(縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択される化合物である。
【0151】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、二環式アリール、三環式アリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、二環式縮合複素環および三環式縮合複素環(二環式アリール、三環式アリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、二環式縮合複素環、および三環式縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択される化合物である。
【0152】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、二環式縮合複素環および三環式縮合複素環(二環式縮合複素環および三環式縮合複素環縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択される化合物である。
【0153】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが三環式縮合複素環(三環式縮合複素環縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)である化合物である。
【0154】
10の特定の意味は、
i)ハロ、(C〜C)ハロアルキル;または
ii)−OH、−O−(C〜C)ハロアルキルで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル
である。
【0155】
10の別の特定の意味はハロである。
【0156】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rがヘテロアリールおよび縮合複素環(ヘテロアリールおよび縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択される化合物である。
【0157】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが縮合複素環(縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)である化合物である。
【0158】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、二環式アリール、三環式アリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、二環式縮合複素環、および三環式縮合複素環(二環式アリール、三環式アリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、二環式縮合複素環、および三環式縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択される化合物である。
【0159】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが二環式縮合複素環および三環式縮合複素環(二環式縮合複素環および三環式縮合複素環縮合複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択される化合物である。
【0160】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、三環式複素環(三環式複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される)から選択される化合物である:そして、
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが三環式縮合複素環(三環式縮合複素環縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択される化合物である。
【0161】
の別の特定の意味は、以下の
【0162】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0163】
の別の特定の意味は、以下の
【0164】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0165】
の別の特定の意味は、以下の
【0166】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0167】
の別の特定の意味は、以下の
【0168】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0169】
の別の特定の意味は、以下の
【0170】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0171】
の別の特定の意味は、以下の
【0172】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0173】
の別の特定の意味は、以下の
【0174】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0175】
の別の特定の意味は、以下の
【0176】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0177】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)アリール、複素環、およびヘテロアリール(任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される);および
b)アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、および架橋複素環(アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、および架橋複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0178】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、および架橋複素環(アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、および架橋複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択される化合物である。
【0179】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)複素環(任意の複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキルからそれぞれ独立して選択される1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)の基で必要に応じて置換される);および
b)縮合複素環(縮合複素環は、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0180】
の別の特定の意味は複素環である。
【0181】
式Iの化合物の別の特定の群は、R置換基が結合した式Iの炭素と比較したR置換基の立体化学が(R)立体化学である化合物である。
【0182】
式Iの化合物の別の特定の群は、R置換基が結合した式Iの炭素と比較したR置換基の立体化学が(S)立体化学である化合物である。
【0183】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0184】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、および複素環(アリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0185】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)シアノ、アリール、およびヘテロアリール(任意のアリールまたはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
f)アリールおよびヘテロアリール(アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0186】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
c)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0187】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)アリール、ヘテロアリール、および複素環(アリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
c)(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0188】
の別の特定の意味は、以下の
【0189】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0190】
の別の特定の意味はハロである。
【0191】
の別の特定の意味はフルオロである。
【0192】
の別の特定の意味はHである。
【0193】
の別の特定の意味は、H、ハロ、または(C〜C)アルキルである。
【0194】
の別の特定の意味は、Hまたはハロである。
【0195】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、(C〜C)アルキル、および−O(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、ヘテロアリール、ハロ、ニトロ、およびシアノ;
c)C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)、
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0196】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)ハロアルキル;
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキル−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
f)(C〜C)アルケニル((C〜C)アルケニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0197】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)ハロアルキル;
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキル−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
f)(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)アルケニル((C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)アルケニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0198】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
b)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0199】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
b)(C〜C)アルケニル((C〜C)アルケニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0200】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
b)(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)アルケニル((C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)アルケニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0201】
の別の特定の意味は、以下の
【0202】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0203】
の別の特定の意味はメチルである。
【0204】
の別の特定の意味はHである。
【0205】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(Rの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される)
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、または−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、またはヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0206】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、およびアリール(任意のアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、および−(C〜C)アルキニル−複素環(任意の(C〜C)炭素環、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール(アリールは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0207】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(Rの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OR、−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリールおよび複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル(任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0208】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、およびアリール(任意のアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OR、および−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR(−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OR、および−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−ORは、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール(アリールは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0209】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(Rの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリールおよび複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル(任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0210】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、およびアリール(任意のアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OR、および−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR(−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OH、および−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−ORは、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール(アリールは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0211】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
d)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0212】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、およびアリール(任意のアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、および−(C〜C)アルキニル−複素環(任意の(C〜C)炭素環、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール(アリールは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0213】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OR、−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
d)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0214】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、およびアリール(任意のアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OR、および−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR(任意の(C〜C)炭素環、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール(アリールは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0215】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR、−(C〜C)炭素環−Z、および−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
d)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0216】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、および(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、およびアリール(任意のアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−OH、および−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環−OR(任意の(C〜C)炭素環、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、基の一部として、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール(アリールは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル((C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0217】
の別の特定の意味は、以下の
【0218】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0219】
の別の特定の意味は、以下の
【0220】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0221】
の別の特定の意味はHである。
【0222】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール(任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(アリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
g)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
h)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(各(C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0223】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)シクロアルキル、シアノ、アリール、およびヘテロアリール(任意のアリール、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリールおよびヘテロアリール(アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)炭素環((C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−C(O)NR
から選択される化合物である。
【0224】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(アリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
d)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(各(C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0225】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)アリールおよびヘテロアリール(アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)炭素環((C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
d)−C(O)NR
から選択される化合物である。
【0226】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)シクロアルキル、シアノ、アリール、およびヘテロアリール(任意のアリール、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
c)−O−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
d)−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される);
e)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)アリールおよびヘテロアリール(アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)炭素環((C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
h)−C(O)NR
から選択される化合物である。
【0227】
の別の特定の意味は、以下の
【0228】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0229】
の別の特定の意味は、以下の
【0230】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0231】
の別の特定の意味は、以下の
【0232】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0233】
の別の特定の意味は、H、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、およびヘテロアリールであり、ヘテロアリールは、1つ以上のZ10基で必要に応じて置換される。
【0234】
の別の特定の意味は、H、(C〜C)アルキル、または(C〜C)ハロアルキルである。
【0235】
の別の特定の意味はHである。
【0236】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)ハロ、ニトロ、およびシアノ;
b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);
c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);
d)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0237】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)ハロおよびシアノ;
b)R11、−O−R11、および−(C〜C)アルキル−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ11基で必要に応じて置換される);
c)−C(=O)−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);
d)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリールおよびヘテロアリール(アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−C(O)NR
から選択される化合物である。
【0238】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環は、単独でまたは基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
d)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(任意の(C〜C)アルキルは、基の一部として、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)
から選択される化合物である。
【0239】
式Iの化合物の別の特定の群は、Rが、
a)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
b)アリールおよびヘテロアリール(アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキニルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
d)−C(O)NR
から選択される化合物である。
【0240】
の別の特定の意味は以下の
【0241】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0242】
の別の特定の意味はHである。
【0243】
の別の特定の意味は、H、(C〜C)アルキル、またはハロである。
【0244】
式Iの化合物の別の特定の群は、各Rが、−OR、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、またはヘテロアリールが1つ以上のZ基で必要に応じて置換される化合物である。
【0245】
1つの実施形態では、式Iの化合物には、化合物(
はR1aまたはR1bであり、
はR2aまたはR2bであり、
はR3aまたはR3bであり、
3’はR3a’またはR3b’であり、
はR4aまたはR4bであり、
はR5aまたはR5bであり、
はR6aまたはR6bであり、
はR7aまたはR7bであり、
はR8aまたはR8bであり、
1aは、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
1aの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ10基で必要に応じて置換され、
1bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、または−ハロ(C〜C)アルキル−Z((C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、または架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、炭素環または複素環を必要に応じて形成し、炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環((C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、および(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(アリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(各(C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
2aは、
a)H、(C〜C)アルキル、および−O(C〜C)アルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、ヘテロアリール、ハロ、ニトロ、およびシアノ;
c)C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリールおよび複素環およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ11基で必要に応じて置換される);
d)−OH、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O複素環、および−Oヘテロアリール;
e)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、
各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
2bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、または−ハロ(C〜C)アルキル−Z((C〜C)アルキル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、または架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、X(C〜C)ハロアルキル、X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環((C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、および(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(アリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(各(C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
3aは、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−アリール、−(C〜C)アルキル−複素環、−(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−複素環、および−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリールであり、R3aの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、または(C〜C)アルキニルは、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1つ以上(例えば、1、2、または3個)の基で必要に応じて置換され、R3aの任意の(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、またはヘテロアリールは、(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1つ以上(例えば、1、2、または3個)の基で必要に応じて置換され、R3a’はHであり、
3bは、−(C〜C)炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−(C〜C)アルキルOH、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−(C〜C)アルキル−SO(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−SONR、−(C〜C)アルキル−NRSONR、−(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−複素環、−O(C〜C)アルキル−NR、−O(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−複素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NRSONR、−O(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SOヘテロアリール、または−SO複素環であり、R3bの任意の(C〜C)アルキル、アリール、(C〜C)炭素環、ヘテロアリール、または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、R3b’は、H、(C〜C)アルキル、または−O(C〜C)アルキルであるか、R3bおよびR3b’は、それらが結合している炭素と一緒になって複素環または(C〜C)炭素環を形成し、このR3bおよびR3b’とそれらが結合している炭素との複素環または(C〜C)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、
4aは、アリール、複素環、およびヘテロアリールから選択され、R4aの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)の基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換され、
4bは、
a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、または(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)(C〜C14)炭素環((C〜C14)炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);
c)スピロ複素環または架橋複素環(スピロ複素環または架橋複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換されるか、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成する);
d)アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、または架橋複素環(アリール、ヘテロアリール、またはスピロ複素環、縮合複素環、または架橋複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択されるか、
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって大環状複素環または大環状炭素環を形成し、ここで、RおよびRとそれらが結合している炭素との任意の大環状複素環または大環状炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され得、R3b’はH、(C〜C)アルキル、または−O(C〜C)アルキルであり、
5aは、
a)ハロ、ニトロ、およびシアノ;
b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ11基で必要に応じて置換される);
c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、
各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
5bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルS(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルSO(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、または−ハロ(C〜C)アルキル−Z((C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、または架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環((C〜C)アルキルまたは(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、および(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(アリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(各(C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
6aは、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、またはヘテロアリール;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、
各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
6aの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ10基で必要に応じて置換され、
6bは、
a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、または−ハロ(C〜C)アルキル−Z((C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、またはヘテロアリールは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、または架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、炭素環または複素環を必要に応じて形成し、炭素環または複素環は、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環((C〜C)アルキルまたは(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、および(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(アリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(各(C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
7aは、
a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、複素環、およびヘテロアリール;
c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される);および
d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、
各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
1aの任意のアリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ10基で必要に応じて置換され、
7bは、
a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、または−ハロ(C〜C)アルキル−Z((C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、または架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、X(C〜C)ハロアルキル、X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環((C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上のZ基で必要に応じて置換され、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、および(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(アリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(各(C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択され、
8aは、
a)ハロ、ニトロ、およびシアノ;
b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11、および−(C〜C)アルキル−SO−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択され、アリール、複素環、およびヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ11基で必要に応じて置換される);
c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルから独立して選択され、
各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11、および−C(=O)N(R)R11から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環、およびヘテロアリールから独立して選択される)から選択され、
8bは、
a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Z、または−ハロ(C〜C)アルキル−Z((C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、またはヘテロアリールはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される):
b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、および架橋二環式炭素環(スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環、または架橋二環式炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、2つのZ基は、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を必要に応じて形成し、(C〜C)炭素環または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
c)(C〜C)アルキル((C〜C)アルキルは、1つ以上のZ基で置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニル、および−X(C〜C)炭素環((C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1つ以上のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換され、任意の(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、および(C〜C)炭素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
e)アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリール、および−X複素環(任意のアリール、ヘテロアリール、および複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);
f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニル((C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される);および
g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−SONR(各(C〜C)アルキルは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で独立して置換され、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択されるか、
5aおよびR6a、R6aおよびR7a、R7aおよびR8a、RおよびR、またはRおよびRのうちのいずれかは、それらが結合している原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環を形成し、ここで、5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上(例えば、1、2、または3個)の置換基で必要に応じて置換されるか、
およびR、RおよびR、またはRおよびRのうちのいずれかは、それらが結合している原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環を形成し、ここで、5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ基またはZ基で独立して置換され、2つのZ基が同一原子上に存在する場合、2つのZ基は、それらが結合している原子と一緒になって、(C〜C)炭素環または4、5、または6員の複素環を必要に応じて形成するか、
およびRまたはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環を形成し、ここで、5もしくは6員の炭素環または4、5、6もしくは7員の複素環はそれぞれ、1つ以上(例えば、1、2、または3個)のZ基またはZ基で独立して置換され、2つのZ基が同一原子上に存在する場合、2つのZ基は、それらが結合している原子と一緒になって、(C〜C)炭素環または4、5、または6員の複素環を必要に応じて形成し、
Xは、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−、−(C〜C)アルキルSO−から独立して選択され、
各Zは、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロ炭素環、−アリール、−ヘテロアリール、−複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから独立して選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Zは、−NO、−CN、スピロ複素環、架橋複素環、スピロ二環式炭素環、架橋二環式炭素環、NRSO(C〜C)炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−複素環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、ハロゲン、−(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、−ハロ(C〜C)アルキル、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−複素環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSO複素環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)複素環、NRC(O)NR、およびNRC(O)ORから独立して選択され、
各Zは、−NO、−CN、−NR、NRC(O)R、−C(O)NR、−(C〜C)ハロ炭素環、−アリール、−ヘテロアリール、−複素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)アルキル、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)アルキル、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SOハロ(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SONR、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Zは、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルケニルOH、−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)ハロアルキル−Z12、−(C〜C)ハロアルキルOH、−(C〜C)炭素環−Z12、−(C〜C)炭素環OH、−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)アルキルNR、−(C〜C)アルキルNRC(O)R、−(C〜C)アルキルNRSO、−アリール、−ヘテロアリール、−複素環、−O(C〜C)アルキル−Z12、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O(C〜C)アルキルNR、−O(C〜C)アルキルNRC(O)R、−O(C〜C)アルキルNRSO、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル−Z12、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキルNR、−S(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(C〜C)アルキルNRSO、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルキルNR、−S(O)(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(O)(C〜C)アルキルNRSO、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SO(C〜C)アルキルNR、−SO(C〜C)アルキルNRC(O)R、−SO(C〜C)アルキルNRSO、−SONR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)NR、および−OC(O)NRから独立して選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Zは、−NOまたは−CNから独立して選択され、
各Zは、−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキルから独立して選択され、
各Z10は、
i)ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)
ii)−OH、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキルで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル;および
iii)アリール、複素環、およびヘテロアリール(アリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、またはCOOHで必要に応じて置換される)から独立して選択され、
各Z11は、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環、および−C(=O)−ヘテロアリールから独立して選択され、
各Z12は、−NO、=NOR、チオキソ、−アリール、−複素環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−Sハロ(C〜C)炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、および−NRSOOアリールから独立して選択され、
各Z13は、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから独立して選択され、Z13の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、または複素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Z14は、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)から独立して選択され、Z14の任意の−(C〜C)ハロ炭素環は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換され、
各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリール、またはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、ハロゲン、OH、およびシアノで必要に応じて置換され、
各Rは、独立して、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリール、またはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、Rの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、ハロゲン、OH、およびシアノで必要に応じて置換され、
およびRはそれぞれ、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、複素環、ヘテロアリール、またはヘテロアリール(C〜C)アルキル−から独立して選択され、RまたはRの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、ハロゲン、OH、およびシアノで必要に応じて置換されるか、RおよびRは、それらが結合している窒素と一緒になって複素環を形成し、RおよびRとそれらが結合している窒素との任意の複素環は、ハロゲン、OH、またはシアノで必要に応じて置換され、
各Rは、−OR、(C〜C)アルキル、または(C〜C)炭素環から独立して選択され、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)炭素環は、1つ以上のZで置換され、1つ以上のZ、−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルケニル、または−(C〜C)アルキニルで必要に応じて置換され、任意のハロアルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1つ以上のZ、アリール、複素環、またはヘテロアリールで必要に応じて置換され、アリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZで置換され、
各Rは、−R、−OR、−(C〜C)アルキル−Z、−SO、−C(O)R、C(O)OR、または−C(O)NRから独立して選択され、
各Rは、−OR、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、またはヘテロアリールから独立して選択され、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環、またはヘテロアリールは、1つ以上のZ基で必要に応じて置換される)またはその塩が含まれる。
【0246】
1つの実施形態では、式Iの化合物には、以下:
【0247】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
ならびにその塩が含まれる。
【0248】
別の実施形態では、式Iの化合物には、以下:
【0249】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
ならびにその塩が含まれる。
【0250】
別の実施形態では、式Iの化合物には、以下:
【0251】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、各Rは、独立して、Hまたは(C〜C)アルキルである)ならびにその塩が含まれる。
【0252】
別の実施形態では、式Iの化合物には、以下:
【0253】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0254】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
またはその塩が含まれる。
【0256】
別の実施形態では、式Iの化合物には、以下:
【0257】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0262】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0266】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
ならびにその塩が含まれる。
【0270】
別の実施形態では、式Iの化合物には、以下:
【0271】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
ならびにその塩が含まれる。
【0272】
別の実施形態では、式Iの化合物には、実施例149に記載の化合物151〜180が含まれる。
【0273】
一般的合成手順
本発明のさらなる実施形態としてスキーム1を示し、スキーム1は、式Iの化合物を調製するために使用した過程を図解している。このスキームは、式Iの他の化合物を調製するために使用することができる。本発明のさらなる実施形態としてスキーム2〜6も示し、これらのスキームは、式Iの化合物を調製するために使用することができる過程を図解している。
【0274】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
芳香族またはヘテロ芳香族のハライドまたはトリフラート(1A)を、パラジウム触媒および銅ハライド塩(例えば、ヨウ化銅(I)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、およびジメチルホルムアミド、またはヨウ化銅(I)、ジエチルアミン、およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドなど)を使用して適切に保護されたアルキン(1B)(エチニル(トリメチル)シランなど)とクロスカップリングすることができる。クロスカップリングしたアルキン(1C)の脱保護により、対応する末端アルキン(1D)が得られる(例えば、フッ化物供給源(例えば、テトラブチルアンモニウムフルオリドなど)を使用したトリメチルシリル保護されたアルキンの脱保護など)。末端アルキル(1D)のメタル化(例えば、n−ブチルリチウムでの脱プロトン化など)により、対応する金属アセチリド(例えば、リチウムアセチリドなど)が得られ、これが適切な求電子剤(1E)に求核付加されて対応するヒドロキシアルキン付加生成物1Fが得られる。適切に置換されたフェニル求電子剤(フェニル−2−プロパノンなど)を購入するか、例えば、クロロアセトンでのベンゼンのフリーデル・クラフツアルキル化によって当業者が調製することができる。
【0275】
ヒドロキシルアルキン1Fは、適切な反応条件下(例えば、ヨウ素および重炭酸ナトリウムなど)で6−endo−dig求電子環化を受けて、対応する置換されたナフタレン(例えば、ヨードナフタレン1Gなど)を得ることができる。置換されたナフタレン1Gは、クロスカップリング反応(例えばスズ試薬(トリブチル(ビニル)スズなど)およびパラジウム触媒(ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドなど)を使用したスティルクロスカップリングなど)を受けて対応するクロスカップリングしたナフタレン(例えば、ビニルナフタレン1Hなど)を得ることができる。ビニルナフタレン1Hを、当業者に公知の方法(例えば、シャープレス不斉ジヒドロキシル化(例えば、市販のAD−mix−αを使用)など)によってジヒドロキシル化することができる。
【0276】
得られたジオール1Iを、塩化ピバロイルおよびピリジンを使用して適切な保護基(例えば、ピバリン酸エステルなど)によって第一級ヒドロキシルを保護して1Jを得ることができる。第二級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(例えば、酢酸tert−ブチルおよび過塩素酸など)を使用して対応するエーテル1K(tert−ブチルエーテルなど)に変換することができる。保護された第一級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムなど)でのピバラート保護基の脱保護など)によって脱保護して、対応する第一級ヒドロキシル化合物1Lを得ることができる。第一級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(例えば、過ヨウ素酸および三酸化クロムなど)によって対応するカルボン酸1Mに酸化することができる。
【0277】
【化61】
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適切に官能化および保護された末端アルキンのメタル化(例えば、n−ブチルリチウムでの脱プロトン化など)により、対応する金属アセチリド(例えば、リチウムアセチリドなど)が得られ、これが適切な求電子剤(例えば、1Eなど)に求核付加されて対応するヒドロキシアルキン付加生成物2Aを得ることができる。ヒドロキシルアルキン2Aは、適切な反応条件下(例えば、ヨウ素および重炭酸ナトリウムなど)で6−endo−dig求電子環化を受けて、対応する置換されたナフタレン(例えば、ヨードナフタレン2Bなど)を得ることができる。置換されたナフタレン2Bは、クロスカップリング反応(例えば、スズ試薬(例えば、トリブチル(ビニル)スズなど)およびパラジウム触媒(例えば、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドなど)を使用したスティルクロスカップリングなど)を受けて対応するクロスカップリングしたナフタレン(例えば、ビニルナフタレン2Cなど)を得ることができる。アルケニルナフタレン2Cを、当業者に公知の方法(例えば、シャープレス不斉ジヒドロキシル化(例えば、市販のAD−mix−αを使用)など)を使用してジヒドロキシル化することができる。
【0278】
得られたジオール2Dを、塩化ピバロイルおよびピリジンを使用して直交性(orthogonal)保護基(例えば、ピバリン酸エステルなど)によって第一級ヒドロキシルを保護することができる。2Eの第二級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法を使用して(例えば、酢酸tert−ブチルおよび過塩素酸を使用して)対応するエーテル2F(tert−ブチルエーテルなど)に変換することができる。ナフトール保護基を、当業者に公知の方法によって区別して脱保護し、クロスカップリング反応を受けることが公知の脱離基(例えば、トリフラート)に変換することができる。対応する活性化ナフタレン2Gは、クロスカップリング反応(ボロン酸またはエステルを使用した鈴木反応、トリアルキルスタンナン試薬を使用したスティル反応、およびアミンを使用したブッフバルト・ハートウィッグ反応などであるが、これらに限定されない)を受け、それにより、2Hの炭素が結合し、窒素が結合したR基を得ることができる。保護された第一級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムなど)でのピバラート保護基の脱保護など)によって脱保護して、対応する第一級ヒドロキシルを得ることができる。第一級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(例えば、過ヨウ素酸および三酸化クロムなど)によって対応するカルボン酸アナログ2Iに酸化することができる。
【0279】
【化62】
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置換されたヒドロキシルナフタレン2Jは、適切なハロゲン供給源および触媒(例えば、N−クロロスクシンイミドおよびジルコニウム(IV)クロリドなど)を使用したハロゲン化を受けて2Kを得ることができる。ヒドロキシルナフタレン2Kを、トリフルオロメタンスルホン酸無水物および塩基(例えば、2,6−ルチジンなど)での処理によって脱離基(例えば、トリフルオロメタンスルホン酸エステルなど)に変換して2Lを得ることができる。ナフタレン2Lは、選択的クロスカップリング反応(例えば、スズ試薬(トリブチル(ビニル)スズなど)およびパラジウム触媒(ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドなど)を使用したスティルクロスカップリングなど)を受けて、対応するクロスカップリングしたナフタレン(ビニルナフタレン2Mなど)を得ることができる。アルケニルナフタレンを、当業者に公知の方法(例えば、市販のAD mix−αを使用したシャープレス不斉ジヒドロキシル化など)によってジヒドロキシル化して2Nを得ることができる。
【0280】
得られたジオール2Nを、塩化ピバロイルおよびピリジンを使用して適切な保護基(ピバリン酸エステルなど)によって第一級ヒドロキシルを保護して2Pを得ることができる。第二級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(酢酸tert−ブチルおよび過塩素酸など)を使用して対応するエーテル(tert−ブチルエーテルなど)に変換して2Qを得ることができる。ハロゲン化したナフタレン2Qは、クロスカップリング反応(ボロン酸およびパラジウム触媒(SPhosを使用したパラジウム(II)アセタートなど)を使用した鈴木クロスカップリングなど)を受けて対応するクロスカップリングしたナフタレン2Rを得ることができる。保護された第一級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(例えば、水酸化ナトリウムを使用した塩基性条件下でのピバラート保護基の脱保護など)によって脱保護して、対応する第一級ヒドロキシル化合物2Rを得ることができる。第一級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(例えば、過ヨウ素酸および三酸化クロムなど)によって対応するカルボン酸2Sに酸化することができる。
【0281】
【化63】
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適切な条件下(例えば、四塩化チタンなど)での求電子剤(例えば、グリオキシル酸エチルなど)を使用した適切に官能化および保護されたナフトール(例えば、4A”など)との求電子芳香族置換により、4B”を得ることができる。第二級アルコールを保護基で保護し、ナフトールを、クロスカップリング反応を受けることが公知の脱離基(例えば、トリフラート)に変換して4C”を得ることができる。アルコール保護基を除去し、得られたアルコールを、酸化剤(デス−マーチンペルヨージナンなど)を使用してケトンに酸化して、例えば、4E”を得ることができる。ケトンを、不斉還元法(例えば、コリー・バクシ・柴田還元など)を使用して立体選択的に還元して4F”を得ることができる。
【0282】
第二級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(酢酸tert−ブチルおよび過塩素酸など)を使用して対応するエーテル(tert−ブチルエーテルなど)に変換して4G”を得ることができる。官能化されたナフタレン4G”は、クロスカップリング反応(ボロン酸またはエステルを使用した鈴木反応、トリアルキルスタンナン試薬を使用したスティル反応、およびアミンを使用したブッフバルト・ハートウィッグ反応などであるが、これらに限定されない)を受け、それにより、パラジウム触媒(SPhosを使用したパラジウム(II)アセタートなど)を使用して、炭素が結合し、窒素が結合した生成物が得られ、それにより、対応するクロスカップリングしたナフタレン4H”を得ることができる。保護されたエステルを、当業者に公知の方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムなど)でのエチルエステル保護基の脱保護など)によって脱保護して対応するカルボン酸4I”を得ることができる。
【0283】
ハロゲンまたは擬ハロゲン(例えば、トリフラート)を含む官能化されたナフタレン(例えば、4E”、4G”、または4H”)がクロスカップリング反応(ボロン酸またはエステルを使用した鈴木反応、トリアルキルスズ試薬を使用したスティル反応、アルキンを使用した薗頭反応、およびアミンを使用したブッフバルト・ハートウィッグ反応などであるが、これらに限定されない)を受け、類似の様式で進行させて4I”を得ることができることが当業者に公知である。
【0284】
【化64】
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官能化されたナフタレン4C”は、クロスカップリング反応(ボロン酸またはエステルを使用した鈴木反応、トリアルキルスズ試薬を使用したスティル反応、アルキンを使用した薗頭反応、およびアミンを使用したブッフバルト・ハートウィッグ反応などであるが、これらに限定されない)を受け、それにより、パラジウム触媒(パラジウムテトラキスなど)を使用して炭素が結合し、窒素が結合した生成物が得られ、それにより対応するクロスカップリングしたナフタレン5A”を得ることができる。アルコール保護基を除去し、得られたアルコールを酸化剤(デス−マーチンペルヨージナンなど)を使用してケトンに酸化して、例えば、5B”を得ることができる。ケトンを、不斉還元法(例えば、コリー・バクシ・柴田還元など)を使用して立体選択的に還元して5C”を得ることができる。第二級ヒドロキシルを、当業者に公知の方法(酢酸tert−ブチルおよび過塩素酸など)を使用して対応するエーテル(tert−ブチルエーテルなど)に変換して5D”を得ることができる。保護されたエステルを、当業者に公知の方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムなど)でのエチルエステル保護基の脱保護など)によって脱保護して対応するカルボン酸5E”を得ることができる。
【0285】
ハロゲンまたは擬ハロゲン(例えば、トリフラート)を含む官能化されたナフタレン(例えば、5A”または5D”)がクロスカップリング反応(ボロン酸またはエステルを使用した鈴木反応、トリアルキルスズ試薬を使用したスティル反応、アルキンを使用した薗頭反応、およびアミンを使用したブッフバルト・ハートウィッグ反応などであるが、これらに限定されない)を受け、類似の様式で進行させて5E”を得ることができることが当業者に公知である。
【0286】
【化65】
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6A”が安定化リン酸カルボアニオン(例えば、(ジエトキシホスホリル)酢酸エチルエステルなど)および水素化ナトリウムを使用したホーナー・ワズワース・エモンズを受けて6B”を得ることができることが当業者に公知である。オレフィンを、パラジウム担持炭素を使用した水素添加によって還元して、例えば、6C”を得ることができる。保護されたエステルを、当業者に公知の方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化リチウムなど)でのエチルエステル保護基の脱保護など)によって脱保護して対応するカルボン酸を得て、これを塩化オキサリルを使用して対応する酸塩化物に変換して6D”を得ることができる。ルイス酸(例えば、三塩化アルミニウムなど)によって触媒されたフリーデル・クラフツ反応によってテトラロン6E”が得られる。例えば、酸触媒下でのグリオキシル酸エチルとの6E”の縮合によって6F”が得られ、これをラジカル条件下(例えば、N−ブロモスクシンイミドおよびAIBNなど)で臭素付加し、アルコキシド(例えば、4−メトキシベンジルアルコールおよびLHMDSの反応由来など)を使用して6H”に変換することができる。
【0287】
ナフトール6H”を、当業者に公知の方法によってクロスカップリング反応を受けることが公知の脱離基(例えば、トリフラート)に変換することができる。化合物6I”は、クロスカップリング反応(ボロン酸またはエステルを使用した鈴木反応、トリアルキルスズ試薬を使用したスティル反応、アルキンを使用した薗頭反応、およびアミンを使用したブッフバルト・ハートウィッグ反応などであるが、これらに限定されない)を受け、それにより、パラジウム触媒(パラジウムテトラキスなど)を使用して炭素が結合し、窒素が結合した生成物が得られ、対応するクロスカップリングしたナフタレン6J”を得ることができる。
【0288】
アルコール保護基を、当業者に公知の方法によって除去し、得られたヒドロキシルを、当業者に公知の方法(酢酸tert−ブチルおよび過塩素酸など)を使用して対応するエーテル(tert−ブチルエーテルなど)に変換して6K”を得ることができる。保護されたエステルを、当業者に公知の方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムなど)でのエチルエステル保護基の脱保護など)によって脱保護して対応するカルボン酸6L”を得ることができる。
【0289】
プロドラッグ
1つの実施形態では、本発明は、本発明の化合物のプロドラッグを提供する。用語「プロドラッグ」は、本明細書中で使用する場合、生物学的系に投与した場合にHIVの複製を阻害する本発明の化合物(「活性阻害化合物」)を生成する任意の化合物をいう。本化合物を、(i)自発的化学反応、(ii)酵素触媒化学反応、(iii)光分解、および/または(iv)代謝化学反応の結果としてプロドラッグから形成することができる。
【0290】
「プロドラッグ部分」は、加水分解、酵素的切断、またはいくつかの他の過程による代謝(全身、細胞内)中に活性阻害化合物から分離される不安定性官能基をいう(Bundgaard,Hans,“Design and Application of Prodrugs” in A Textbook of Drug Design and Development(1991),P. Krogsgaard−Larsen and H.Bundgaard,Eds.Harwood Academic Publishers,pp.113−191)。本発明のプロドラッグ化合物を使用して酵素的活性化機構が可能な酵素には、アミダーゼ、エステラーゼ、微生物酵素、ホスホリパーゼ、コリンエステラーゼ、およびホスファーゼが含まれるが、これらに限定されない。プロドラッグ部分は、溶解性、吸収、および親油性を向上させて薬物送達、生物学的利用能、および効力を至適化するように働き得る。プロドラッグ部分には、活性な代謝産物または薬物自体が含まれ得る。
【0291】
例示的なプロドラッグ部分には、加水分解に対して感受性を示すか不安定なアシルオキシメチルエステル−CHOC(=O)R99およびアシルオキシメチルカルボナート−CHOC(=O)OR99(式中、R99は、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリール、またはC〜C20置換アリールである)が含まれる。アシルオキシアルキルエステルは、Farquharら、(1983)J.Pharm.Sci.72:324(米国特許第4816570号、同第4968788号、同第5663159号、および同第5792756号も)によってカルボン酸のためのプロドラッグストラテジーとして最初に使用され、次いで、リン酸塩およびホスホン酸塩に適用された。その後、アシルオキシアルキルエステルは、細胞膜を通過するホスホン酸の送達および経口生物学的利用能の増強のために使用された。アシルオキシアルキルエステルに類似の改変体(variant)であるアルコキシカルボニルオキシアルキルエステル(カルボナート)はまた、本発明の組み合わせの化合物中でのプロドラッグ部分としての経口生物学的利用能を増強することができる。例示的なアシルオキシメチルエステルは、ピバロイルオキシメトキシ、(POM)−CHOC(=O)C(CHである。例示的なアシルオキシメチルカルボナートプロドラッグ部分は、ピバロイルオキシメチルカルボナート(POC)−CHOC(=O)OC(CHである。
【0292】
リン基のアリールエステル、特にフェニルエステルは、経口生物学的利用能を増強することが報告されている(De Lombaertら、(1994)J.Med.Chem.37:498)。ホスファートに対してオルソ位にカルボン酸エステルを含むフェニルエステルも記載されている(Khamnei and Torrence,(1996)J.Med.Chem.39:4109−4115)。ベンジルエステルは、親ホスホン酸を生成することが報告されている。いくつかの場合、オルソ位またはパラ位の置換基は、加水分解を促進することができる。アシル化フェノールまたはアルキル化フェノールを有するベンジルアナログは、酵素作用(例えば、エステラーゼ,オキシダーゼなど)によってフェノール化合物を生成し、次いで、ベンジルC−O結合が切断されてリン酸およびキノンメチド中間体を生成し得る。このプロドラッグクラスの例は、Mitchellら、(1992)J.Chem.Soc.Perkin Trans.II 2345;Glazier WO91/19721によって記載されている。ベンジルメチレンに結合したカルボン酸エステル含有基を含むさらなる他のベンジルプロドラッグが記載されている(Glazier WO91/19721)。チオ含有プロドラッグは、ホスホナート薬の細胞内送達に有用であることが報告されている。これらのプロエステル(proester)は、チオール基がアシル基でエステル化されるか、別のチオール基と組み合わせてジスルフィドを形成するエチルチオ基を含む。ジスルフィドの脱エステル化または還元によって遊離チオ中間体が生成され、その後にリン酸およびエピスルフィドに分解される(Puechら、(1993)Antiviral Res.,22:155−174;Benzariaら、(1996)J.Med.Chem.39: 4958)。
【0293】
薬学的処方物
本発明の化合物を、従来のキャリアおよび賦形剤(慣習にしたがって選択されるであろうもの)を使用して製剤化する。錠剤は、賦形剤、流動促進剤、充填剤、および結合剤などを含むであろう。水性処方物を、滅菌形態で調製し、経口投与以外による送達を意図する場合、一般に、等張であろう。全処方物は、任意選択的に、賦形剤(Handbook of Pharmaceutical Excipients(1986)に記載の賦形剤など)を含むであろう。賦形剤には、アスコルビン酸および他の抗酸化剤、キレート剤(EDTAなど)、炭水化物(デキストリン、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルメチルセルロースなど)、およびステアリン酸などが含まれる。処方物のpHは、約3〜約11の範囲であるが、通常は約7〜10である。
【0294】
有効成分を単独で投与可能であるが、薬学的処方物として提供することが好ましいかもしれない。本発明の処方物(動物用およびヒト用の両方)は、1つ以上の許容され得るキャリアおよび任意選択的な他の治療成分と共に少なくとも1つの上記定義の有効成分を含む。キャリアは、処方物の他の成分に適合し、そのレシピエントに対して生理学的に無害であるという意味で、「許容され得」なければならない。
【0295】
処方物には、上記投与経路に適切な処方物が含まれる。処方物は、単位投薬形態で都合よく提供され得、薬学分野で周知の任意の方法によって調製することができる。技術および処方物は、一般に、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Mack Publishing Co.,Easton,PA)中に見いだされる。かかる方法は、有効成分を1つ以上の副成分を構成するキャリアと合わせる工程を含む。一般に、処方物を、有効成分を液体キャリア、微粉化固体キャリア、またはその両方と均一且つ密接に合わせ、その後の必要に応じた生成物の成形によって調製する。
【0296】
経口投与に適切な本発明の処方物は、個別の単位(それぞれ所定量の有効成分を含むカプセル、カシェ、または錠剤などとして、粉末または顆粒として、水性または非水性の液体の溶液または懸濁液として、または水中油型乳濁液または油中水型乳濁液として提供することができる。有効成分を、ボーラス、舐剤、またはペーストとして投与することもできる。
【0297】
錠剤を、任意選択的に1つ以上の副成分を使用して、圧縮または成形によって作製する。圧縮錠を、バインダ(binder)、潤滑剤、不活性希釈剤、保存剤(preservative)、界面活性剤、または分散剤と必要に応じて混合した自由流動形態(粉末または顆粒など)の有効成分の適切な装置での圧縮によって調製することができる。湿製錠剤を、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末化有効成分の混合物の適切な装置での成形によって作製することができる。錠剤を任意選択的にコーティングするか溝を入れることができ、任意選択的に、錠剤から有効成分が遅延放出または制御放出されるように製剤化する。
【0298】
眼または他の外部組織(例えば、口腔および皮膚)への投与のために、処方物を、例えば、0.075〜20%w/wの量の有効成分(0.1%w/w単位で0.1%と20%との間の範囲(0.6%w/w、0.7%w/wなど)の有効成分が含まれる)、好ましくは0.2〜15%w/w、最も好ましくは0.5〜10%w/w)を含む局所用軟膏またはクリームとして適用することが好ましい。軟膏に製剤化する場合、有効成分を、パラフィンまたは水混和性軟膏基剤のいずれかと共に使用することができる。あるいは、有効成分を、水中油型クリーム基剤を使用してクリームに製剤化することができる。
【0299】
必要に応じて、クリーム基剤の水相は、例えば、少なくとも30%w/wの多価アルコール(すなわち、2個以上のヒドロキシル基を有するアルコール(プロピレングリコール、ブタン−1,3−ジオール、マンニトール、ソルビトール、グリセロール、およびポリエチレングリコール(PEG400が含まれる)ならびにその混合物など))を含むことができる。局所処方物は、望ましくは、皮膚または他の患部を介した有効成分の吸収または透過を増強する化合物を含むことができる。かかる皮膚透過増強剤の例には、ジメチルスルホキシドおよび関連するアナログが含まれる。
【0300】
本発明の乳濁液の油相は、公知の様式の公知の成分から構成され得る。相は乳化剤(そうでなければ、エマルジェントとして公知)のみを含むことができるが、少なくとも1つの乳化剤と脂肪もしくは油または脂肪と油との両方との混合物を含むことが望ましい。好ましくは、親水性乳化剤は、安定剤として作用する親油性乳化剤と共に含まれる。油および油脂の両方を含むことも好ましい。まとめると、安定剤を含むか含まない乳化剤からいわゆる乳化蝋が作製され、油および脂肪を含むワックスから、クリーム処方物の油分散相を形成するいわゆる乳化軟膏基剤が作製される。
【0301】
本発明の処方物での使用に適切なエマルジェントおよび乳濁液安定剤には、Tween(登録商標)60、Span(登録商標)80、セトステアリルアルコール、ベンジルアルコール、ミリスチルアルコール、モノステアリン酸グリセリル、およびラウリル硫酸ナトリウムが含まれる。
【0302】
処方物のための適切な油または脂肪の選択は、所望の美容特性の達成に基づく。クリームは、好ましくは、チューブまたは他の容器からの漏れを回避するのに適切な硬度を有する、ベタベタせず、非染色性で、洗浄可能な生成物であるべきである。直鎖または分枝鎖で、一塩基性または二塩基性のアルキルエステル(ジイソアジパート、ステアリン酸イソセチル、ココナッツ脂肪酸のプロピレングリコールジエステル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、2−エチルヘキシルパルミタート、またはCrodamol CAPとして公知の分枝鎖エステルのブレンドなど)を使用することができ、最後の3つが好ましいエステルである。これらを、必要な性質に応じて、単独または組み合わせで使用することができる。あるいは、高融点の液体(白色ソフトパラフィンおよび/または流動パラフィンまたは他の鉱物油など)を使用する。
【0303】
本発明の薬学的処方物は、1つ以上の薬学的に許容され得るキャリアまたは賦形剤および任意選択的な他の治療薬と共に1つ以上の本発明の化合物を含む。有効成分を含む薬学的処方物は、意図する投与方法に適切な任意の形態であり得る。経口で使用する場合、例えば、錠剤、トローチ、ロゼンジ、水懸濁液または油懸濁液、分散性の粉末または顆粒、乳濁液、硬性カプセルまたは軟カプセル、シロップ、またはエリキシルを調製することができる。経口使用を意図する組成物を、薬学的組成物の製造分野で公知の任意の方法にしたがって調製することができ、かかる組成物は、美味な調製物を得るための1つ以上の剤(甘味剤、香味物質、着色剤、および防腐剤が含まれる)を含むことができる。錠剤の製造に適切な非毒性の薬学的に許容され得る賦形剤と混合した有効成分を含む錠剤が許容され得る。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤(炭酸カルシウムまたは炭酸ナトリウム、ラクトース、ラクトース一水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポビドン、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウムなど);造粒剤および崩壊剤(トウモロコシデンプンまたはアルギン酸など);結合剤(セルロース、微結晶性セルロース、デンプン、ゼラチン、またはアカシアなど);および潤滑剤(ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、またはタルクなど)であり得る。錠剤を、コーティングしなくても、公知の技術(胃腸管内での崩壊および吸着を遅延させ、それにより、長期間にわたって持続的に作用させるためのマイクロカプセル化が含まれる)によってコーティングしてもよい。例えば、時間遅延材料(モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルのみまたはワックス含有物など)を使用することができる。
【0304】
経口用処方物はまた、有効成分を不活性固体希釈剤(例えば、リン酸カルシウムまたはカオリン)と混合した硬ゼラチンカプセルまたは有効成分を水または油媒体(ピーナッツ油、流動パラフィン、またはオリーブ油など)と混合した軟ゼラチンカプセルとして提供し得る。
【0305】
本発明の水性懸濁液は、水性懸濁液の製造に適切な賦形剤と混合した活性材料を含む。かかる賦形剤には、懸濁剤(カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム、およびアカシアゴムなど)、および分散剤または湿潤剤(天然に存在するホスファチド(例えば、レシチン)、アルキルオキシドの脂肪酸との縮合物(例えば、ポリオキシエチレンステアラート)、エチレンオキシドの長鎖脂肪族アルコールとの縮合物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール)、エチレンオキシドの脂肪酸およびヘキシトール無水物由来の部分エステルとの縮合物(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアート)など)が含まれる。水性懸濁液はまた、1つ以上の防腐剤(エチルまたはn−プロピルp−ヒドロキシ−ベンゾアートなど)、1つ以上の着色剤、1つ以上の香味物質、および1つ以上の甘味剤(スクロースまたはサッカリンなど)を含むことができる。
【0306】
植物油(ラッカセイ油、オリーブ油、ゴマ油、またはココナッツ油など)中または鉱物油(流動パラフィンなど)中の有効成分の懸濁によって油懸濁液に製剤化することができる。経口懸濁液は、増粘剤(蜜蝋、固形パラフィン、またはセチルアルコールなど)を含むことができる。美味な経口用調製物を得るために、甘味剤(上記の甘味剤など)および香味物質を添加することができる。これらの組成物を、抗酸化剤(アスコルビン酸など)の添加によって保存することができる。
【0307】
水添加による水性懸濁液の調製に適切な本発明の分散性の粉末および顆粒により、分散剤または湿潤剤、懸濁剤、および1つ以上の防腐剤と混合した有効成分が得られる。適切な分散剤または湿潤剤および懸濁剤は、上記開示によって例示されている。さらなる賦形剤(例えば、甘味料、香味料および着色剤)も存在することができる。
【0308】
本発明の薬学的組成物はまた、水中油型乳濁液の形態であり得る。油相は、植物油(オリーブ油またはラッカセイ油など)、鉱物油(流動パラフィンなど)、またはこれらの混合物であり得る。適切な乳化剤には、天然に存在するゴム(アカシアゴムおよびトラガカントゴムなど)、天然に存在するホスファチド(ダイズレシチンなど)、脂肪酸およびヘキシトール無水物由来のエステルまたは部分エステル(ソルビタンモノオレアートなど)、およびこれらの部分エステルのエチレンオキシドとの縮合物(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアートなど)が含まれる。乳濁液はまた、甘味料および香味物質を含むことができる。シロップおよびエリキシルを、甘味剤(グリセロール、ソルビトール、またはスクロースなど)を使用して製剤化することができる。かかる処方物はまた、粘滑剤、保存剤、香味物質、または着色剤を含むことができる。
【0309】
本発明の薬学的組成物は、無菌注射用調製物(無菌注射用の水性または油性懸濁液など)の形態であり得る。この懸濁液を、上記の適切な分散剤または湿潤剤および懸濁剤を使用して公知の技術にしたがって製剤化することができる。無菌注射用調製物はまた、非毒性の非経口で許容され得る希釈剤または溶媒(1,3−ブタン−ジオール溶液など)の無菌注射用溶液または懸濁液であり得るか、凍結乾燥粉末として調製することができる。そのうちで、使用することができる許容され得るビヒクルおよび溶媒は、水、リンゲル液、および等張塩化ナトリウム溶液である。さらに、無菌固定油を、慣習的に溶媒または懸濁媒質として使用することができる。この目的で、任意のブランドの固定油を使用することができる(合成モノ−またはジグリセリドが含まれる)。さらに、脂肪酸(オレイン酸など)を、同様に、注射剤の調製で使用することができる。
【0310】
単一投薬形態を得るためにキャリア材料と組み合わせることができる有効成分の量は、処置される宿主および特定の投与様式に応じて変化するであろう。例えば、ヒトへの経口投与を意図する時間放出処方物は、全組成物の約5〜約95%(重量:重量)で変化し得る適切且つ都合の良い量のキャリア材料を配合したおよそ1〜1000mgの活性材料を含むことができる。投与量が容易に測定可能なように薬学的組成物を調製することができる。例えば、静脈内注入を意図する水溶液は、約30mL/時間の速度で適切な体積の注入ができる溶液1ミリリットルあたり約3〜500μgの有効成分を含むことができる。
【0311】
眼への投与に適切な処方物には、有効成分を適切なキャリア(特に、有効成分のための水性溶媒)に溶解または懸濁した点眼薬が含まれる。有効成分は、好ましくは、かかる処方物中に0.5〜20%、有利には0.5〜10%、特に約1.5%w/wの濃度で存在する。
【0312】
口腔中への局所投与に適切な処方物には、風味付けした基剤(通常、スクロースおよびアカシアまたはトラガカント)中に有効成分を含むロゼンジ;不活性基剤(ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシアなど)中に有効成分を含む香剤;および適切な液体キャリア中に有効成分を含む含嗽剤が含まれる。
【0313】
直腸投与用処方物は、例えば、カカオバターまたはサリチラートを含む適切な基剤を有する坐剤として提供することができる。
【0314】
肺内投与または鼻腔投与に適切な処方物の粒径は、例えば、0.1〜500ミクロンの範囲(ミクロン単位で0.1ミクロンと500ミクロンとの間の範囲(0.5、1、30ミクロン、35ミクロンなど)の粒径が含まれる)であり、処方物は、鼻道を介した迅速な吸入または肺胞嚢に到達させるための口腔を介した吸入によって投与される。適切な処方物には、有効成分の水溶液または油性溶液が含まれる。エアロゾルまたは乾燥粉末の投与に適切な処方物を、従来の方法にしたがって調製することができ、他の治療薬と共に送達させることができる。
【0315】
膣投与に適切な処方物を、有効成分に加えて当該分野で適切であることが公知のキャリアなどを含むペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、泡、または噴霧処方物として提供することができる。
【0316】
非経口投与に適切な処方物には、処方物を、意図するレシピエントの血液と等張にする抗酸化剤、緩衝液、静菌剤、および溶質を含むことができる水性および非水性の無菌注射液ならびに懸濁剤および増粘剤を含むことができる水性および非水性の無菌懸濁液が含まれる。
【0317】
処方物は、単位用量または複数回用量の容器(例えば、密封されたアンプルおよびバイアル)中に存在し、使用直前の無菌液体キャリア(例えば、注射用蒸留水)の添加のみを必要とするフリーズドライ(凍結乾燥)条件下で保存することができる。即時注射用の溶液および懸濁液を、前述の種類の無菌の粉末、顆粒、および錠剤から調製する。好ましい単位投薬処方物は、有効成分の本明細書中に引用した一日量、単位一日量未満、またはその適切な画分を含む処方物である。
【0318】
特に上記の成分に加えて、本発明の処方物が問題の処方物型を考慮して当該分野の従来の他の剤を含むことができる(例えば、経口投与に適切な処方物が香味物質を含むことができる)と理解すべきである。
【0319】
本発明は、さらに、獣医学的キャリアと共に少なくとも1つの上記定義の有効成分を含む獣医学的組成物を提供する。
【0320】
獣医学的キャリアは、組成物の投与に有用な材料であり、そうでなければ、獣医学分野で不活性または許容され得、有効成分に適合する固体、液体、または気体の材料であり得る。これらの獣医学的組成物を、経口、非経口、または任意の他の所望の経路によって投与することができる。
【0321】
本発明の化合物を、投与頻度を減少させるか、有効成分の薬物動態学的プロフィールまたは毒性プロフィールを改善するために有効成分が制御放出されるように製剤化することもできる。したがって、本発明はまた、徐放または制御放出用に製剤化した1つ以上の本発明の化合物を含む組成物を提供する。
【0322】
有効成分の有効用量は、処置される容態の性質、毒性、化合物が予防的に(低用量で)使用されるかどうか、送達方法に少なくとも依存し、薬学的処方物は、従来の用量漸増研究を使用して臨床医によって決定されるであろう。
【0323】
投与経路
1つ以上の本発明の化合物(本明細書中で有効成分という)を、処置すべき容態に適切な任意の経路によって投与する。適切な経路には、経口、直腸、鼻、局所(口内および舌下が含まれる)、膣、および非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内、および硬膜外が含まれる)などが含まれる。好ましい経路が、例えば、レシピエントの容態に応じて変化し得ると認識されるであろう。本発明の化合物の利点は、経口で生物学的に利用可能であり、経口投与することができるという点である。
【0324】
本発明の化合物の抗ウイルス性を、下記の試験Aを使用して決定することができる。
試験A:MT4細胞における抗ウイルスアッセイ
MT−4細胞を利用した抗ウイルスアッセイのために、0.4μLのDMSO中で3倍連続希釈した189X試験濃度の化合物を、384ウェルアッセイプレート(10濃度)の各ウェル中の40μLの細胞成長培地(RPMI1640、10%FBS、1%ペニシリン/ストレプトマイシン、1%L−グルタミン、1%HEPES)に四連で添加した。
【0325】
1mLアリコートの2×10個のMT−4細胞に、37℃で25μL(MT4)または細胞成長培地(偽感染)またはHIV−IIIb濃縮ABIストックの新鮮な250倍希釈物(MT4細胞について0.004m.o.i.)のいずれかをそれぞれ1時間および3時間予め感染させる。感染細胞および非感染細胞を、細胞成長培地で希釈し、35μLの2000個(MT4について)の細胞を、アッセイプレートの各ウェルに添加する。
【0326】
次いで、アッセイプレートを、37℃のインキュベーター中でインキュベートした。5日間のインキュベート後、25μlの2X濃縮CellTiter−Glo(商標)試薬(カタログ番号G7573,Promega Biosciences,Inc.,Madison,WI)を、アッセイプレートの各ウェルに添加した。室温で2〜3分間のインキュベーションによって細胞を溶解させ、次いで、Envisionリーダー(PerkinElmer)を使用して化学発光を読み取った。
【0327】
本発明の化合物は、以下の表中に示すように、このアッセイ(試験A)において抗ウイルス活性を示す。
【0328】
【表1-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
特定の実施形態では、化合物は、50μM未満のEC50を示す。特定の実施形態では、化合物は、30μM未満のEC50を示す。特定の実施形態では、化合物は、10μM未満のEC50を示す。特定の実施形態では、化合物は、1μM未満のEC50を示す。
【0332】
認められた特定の薬理学的応答は、選択された特定の活性化合物または本発明の薬学的キャリアが存在するかどうか、ならびに使用した処方物の型および投与様式に従うか応じて変化し得る。かかる結果の予想される変動または相違は、本発明の実施にしたがって意図される。
【0333】
本発明は、種々の特定および好ましい実施形態および技術を参照して記載している。しかし、本発明の精神および範囲内でありながら多数の変更形態および修正形態を得ることができると理解すべきである。
【0334】
本発明は、ここに、以下の非限定的な実施例によって説明されるであろう。本明細書中に提供した実施例は、本発明の化合物(すなわち、式Iの化合物)の合成および本発明の化合物の調製のために使用した中間体を記載している。
【実施例】
【0335】
実施例1。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(3K)
【0336】
【化66】
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過ヨウ素酸/三酸化クロムの保存溶液を、WO99/52850号に従って、過ヨウ素酸(11.4g、50.0mmol)および三酸化クロム(23mg、1.2mol%)を114mLの体積まで含水アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させることによって調製した。この保存溶液(0.80mL)を、含水アセトニトリル(2.0mL、0.75%HO)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エタノール(3J)(51.7mg、0.14mmol)の溶液に0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、1.5M KHPO溶液で反応を停止させた。酢酸エチルを添加し、有機層を分離し、1:1ブライン/HO(2×)、その後に飽和NaHSO/ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、50から95%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製し、生成物を凍結乾燥させて、3Kを白色粉末として得た(27.8mg)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ 7.73(d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.64(s, 1H), 7.62(d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.50−7.38(m, 3H), 7.28−7.22(m, 3 H), 5.25(s, 1H), 2.54(s, 3 H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2322ClOについて計算した[M−H]:381.88;実測値:380.9,382.9。
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エタノール(3J)の調製:
1−フェニルプロパン−2−オン(3B)の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロムの保存溶液を、WO99/52850号に従って、過ヨウ素酸(11.4g、50.0mmol)および三酸化クロム(23mg、1.2mol%)を114mLの体積まで含水アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させることによって調製した。この保存溶液(104.5mL)を、含水アセトニトリル(150mL、0.75%HO)中の1−フェニルプロパン−2−オール(3A)(5.0g、36.71mmol)の溶液に、内部温度を5℃未満に維持しながら、0℃で1時間にわたり添加した。KHPO(11.5g、50.5mmol)の水溶液(60mL)で反応を停止させた。ジクロロメタンを添加し、有機層を分離し、ブライン/HO(2×100mL)、その後に飽和NaHSO/ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、3Bを黄色油状物として得た(5.1g)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ 7.35−7.10(m, 5H), 3.65(s, 2H), 2.11(s, 3 H)。
【0337】
4−(4−クロロフェニル)−2−メチル−1−フェニルブタ−3−イン−2−オール(3D)の調製:1−クロロ−4−エチニルベンゼン(3C)(1.75mL、12.81mmol)のTHF(40mL)溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、5.13mL、12.81mmol)を0℃で添加し、1時間撹拌した。1−フェニルプロパン−2−オン(3B)(1.38g、10.25mmol)のTHF(5mL)溶液を添加し、反応混合物を室温に一晩加温した。反応混合物を飽和NHCl溶液で反応を停止させ、ジエチルエーテル(2×)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、3Dを黄色油状物として得た(2.29g)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ 7.35−7.20(m, 9H), 3.0(AB quart, J = 13.2, 9.9 Hz, 2H), 1.59(s, 3 H)。
【0338】
1−(4−クロロフェニル)−2−ヨード−3−メチルナフタレン(3E)の調製:4−(4−クロロフェニル)−2−メチル−1−フェニルブタ−3−イン−2−オール(3D)(1.77g、6.53mmol)のアセトニトリル(50mL)溶液に、重炭酸ナトリウム(1.097g、13.06mmol)、その後にヨウ素(4.974g、19.60mmol)を添加した。反応混合物を1.5時間撹拌し、次いで、ジエチルエーテルで希釈した。有機層を、1Mチオ硫酸ナトリウム溶液(50mL)で洗浄した。水層をジエチルエーテルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、シリカゲルに吸着させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン)によって精製して、3Eをオフホワイト固体として得た(1.8733g)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ 7.74(d, J = 6.6 Hz, 1H), 7.73(s, 1H), 7.48−7.40(m, 3H), 7.24−7.20(m, 2H), 7.13(d, J = 8.1 Hz, 2H), 2.64(s, 3 H)。
【0339】
1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2−ビニルナフタレン(3F)の調製:1−(4−クロロフェニル)−2−ヨード−3−メチルナフタレン(3E)(1.50g、3.98mmol)、トリブチル(ビニル)スズ(1.28mL、4.37mmol)、およびPdCl(PPh(0.279g、0.398mmol)のDMF(20mL)溶液を、アルゴン下にて90℃で一晩撹拌した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、5%LiCl溶液(2×)、ブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。混合物を濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン)によって精製して、3Fを白色固体として得た(0.9894g)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ 7.74(d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.66(s, 1H), 7.40−7.13(m, 5H), 7.15(d, J = 8.1Hz, 2H), 6.50(dd, J = 18, 11.7 Hz, 1H), 5.27(d, J = 11.7 Hz, 1H), 5.03(d, J = 18 Hz, 1H), 2.50(s, 3 H)。
【0340】
(S)−1−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エタン−1,2−ジオール(3G)の調製:tert−ブタノール(17.5mL)/HO(17.5mL)中のAD−mix−α(4.928g)の二相性混合物を0℃に冷却し、1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2−ビニル−ナフタレン(3F)(0.980g、3.52mmol)を添加した。反応混合物を0℃で6時間撹拌し、次いで、−20℃で一晩保存した。反応を0℃で10時間再開し、次いで、−20℃で一晩保存した。完了するまで反応を0℃で8時間再開した。亜硫酸ナトリウム(5.3g)を0℃で添加し、次いで、室温に加温し、30分間撹拌して白色混合物を得た。混合物をジクロロメタンおよび水で希釈した。混合物をジクロロメタン(3×)で抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、3Gを白色固体として得た(0.9813g)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ 7.72(d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.65(s, 1H), 7.50−7.303(m, 3H), 7.26−7.07(m, 4H), 4.92(dd, J = 9.9, 3.6 Hz, 1H), 3.94(dd, J = 10.2, 10.2 Hz, 1H), 3.57(dd, J = 11.1, 3.6 Hz, 1H), 2.69(s, 3 H)。
【0341】
(S)−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシエチルピバラート(3H)の調製:ピリジン(5.0mL)/DCM(15.0mL)中の(S)−1−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エタン−1,2−ジオール(3G)(0.981g、3.14mmol)の溶液に、塩化ピバロイル(0.463mL、3.77mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、酢酸エチルで希釈した。有機層を1N HCl、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、3Hを白色固体として得た(1.296g)。H−NMR:300 MHz, (CDCl):δ: 7.72(d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.46−7.37(m, 3H), 7.26−7.10(m, 4H), 4.99(dd, J = 8.7, 3.0 Hz, 1H), 4.45(dd, J = 11.7, 9.7 Hz, 1H), 4.13(dd, J = 11.7, 3.3 Hz, 1H), 2.72(s, 3H), 1.11(s, 9H)。
【0342】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エタノール(3J)の調製:(S)−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシエチルピバラート(3H)(0.4582g、1.15mmol)および過塩素酸(70%、0.138mL、2.3mmol)の酢酸tert−ブチル(10mL)溶液を、室温で3時間撹拌した。反応混合物を、固体重炭酸ナトリウム(0.5g)使用して1時間で反応を停止させた。飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エチルピバラート(3I)を得た。これをさらに精製せずに次の工程で使用した。上記反応由来の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エチルピバラート(3I)を、MeOH(1mL)およびTHF(7mL)に溶解させた。水酸化ナトリウム(2M、0.75mL、1.5mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。さらなる水酸化ナトリウム(2M、0.75mL、1.5mmol)を添加し、反応混合物をさらに24時間撹拌した。次いで、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、3Jを白色固体として得た(0.1889g)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ 7.72(d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.63(s, 1H), 7.46−7.05(m, 7H), 4.60(dd, J = 10.5, 4.5 Hz, 1H), 3.77(dd, J = 11.4, 4.2 Hz, 1H), 3.46(dd, J = 11.4, 4.2 Hz, 1H), 2.71(s, 3H), 1.00(s, 9H)。
【0343】
実施例2。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−3−メチル−1−(キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(4K)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−3−メチル−1−(キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(4L)
【0344】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−3−メチル−1−(キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)エチルピバラート(4I)(22mg、0.0468mmol)をTHF(1.0mL)に溶解させ、MeOH(0.1mL)および2.0M NaOH(94μL)を添加した。反応混合物を24時間撹拌し、2.0M NaOH(94μL)を添加した。室温で60時間の撹拌後、反応物を55℃で1時間加熱し、変換率はほとんど変化しなかった。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。上記由来の残渣を含水アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させ、HIO/CrO保存溶液(0.439M、0.266mL)を0℃で添加した。反応混合物を30分間撹拌し、さらなるHIO/CrO保存溶液(0.439M、0.266mL)を添加した。30分間の撹拌後、反応混合物の反応を飽和NaHCO溶液で停止させ、酢酸エチルで希釈した。有機層をHO/ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5から100%アセトニトリル/HO+0.1%TFA)によって精製して、4Kをフィルムとして得た(12.1mg、50%)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ 9.35(dd, J = 8.4, 1.6 Hz, 1 H), 8.86(dd, J = 5.6, 1.2 Hz, 1 H), 8.51(dd, J = 8.4, 1.2 Hz, 1 H), 8.13−8.07(m, 2H), 8.01(s, 1H), 7.95(d, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.52−7.45(m, 1H), 7.28−7.24(m, 1H), 6.83(d, J = 8.4 Hz, 1 H), 5.23(s, 1H), 2.80(s, 3H), 0.84(s, 9H). 19F−NMR:376 MHz, (CDOD)δ:−77.87.LCMS−ESI(m/z):C2626NOについて計算した[M+H]:400.5;実測値:400.1。
【0345】
化合物4L(1.8mg、32%)を、化合物4Jを化合物4Iの代わりに使用したことを除いて化合物4Kを調製するために使用した手順にしたがって調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ 9.23(dd, J = 8.4, 1.6 Hz, 1 H), 8.75(dd, J = 5.2, 1.6 Hz, 1 H), 8.48(dd, J = 8.8, 1.6 Hz, 1 H), 8.31(dd, J = 7.2, 1.2 Hz, 1 H), 8.13(dd, J = 7.6, 7.2 Hz, 1 H), 7.99(dd, J = 8.4, 5.2 Hz, 1 H), 7.96(s, 1H), 7.94(d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.5−7.45(m, 1H), 7.25−7.21(m, 1H), 6.83(d, J = 8.8 Hz, 1 H), 5.16(s, 1H), 2.75(s, 3H), 0.83(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2626NOについて計算した[M+H]:400.5;実測値:400.1。
【0346】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−3−メチル−1−(キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)エチルピバラート(4I)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−3−メチル−1−(キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)エチルピバラート(4J)の調製:
1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−オール(4B)の調製:N−クロロスクシンイミド(8.02g、60.05mmol)のジクロロメタン(475mL)溶液に、ジルコニウム(IV)クロリド(2.80g、12.01mmol)を−78℃で添加し、その後にAr下で3−メチル−ナフタレン−2−オール(4A)(9.5g、60.05mmol)を添加した。反応混合物を−78℃で5分間撹拌し、冷却浴を除去し、反応物を室温で5時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶液を使用して反応を停止させ、5分間撹拌した。混合物をHOで希釈し、ジクロロメタン(3×)で抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、4Bを白色固体として得た(9.05g、78%)。
【0347】
1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(4C)の調製:1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−オール(4B)(9.05g、46.98mmol)のジクロロメタン(235mL)溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(11.9mL、70.47mmol)を−78℃で添加し、その後に2,6−ルチジン(8.2mL、70.47mmol)を添加した。反応混合物を3時間撹拌して黄色溶液を得た。これをジクロロメタンで希釈し、HO/ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、4Cを白色固体として得た(14.75g、97%)。
【0348】
1−クロロ−3−メチル−2−ビニルナフタレン(4D)の調製:1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(4C)(14.75g、45.43mmol)、トリブチル(ビニル)スズ(14.59mL、49.97mmol)、および塩化リチウム(5.78g、136.29mmol)の溶液に、Ar下でビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドを添加した。反応混合物を、50℃で20時間加熱し、次いで、90℃で8時間加熱した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、5%塩化リチウム溶液(3×)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、次いで、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、有機スズが夾雑した4Dを得た。残渣をジクロロメタンに溶解させ、10%KF溶液と一晩撹拌した。得られた白色混合物をセライトパッドで濾過し、ジクロロメタン(2×)で抽出した。有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、4Dを淡黄色油状物として得た(10.1g)。
【0349】
(S)−1−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)エタン−1,2−ジオール(4E)の調製:tert−ブタノール(24.5mL)/HO(24.5mL)中のAD−mix−α(6.907g)の二相性混合物を0℃に冷却し、1−クロロ−3−メチル−2−ビニルナフタレン(4D)(1.00g、4.93mmol)を添加した。反応混合物を0℃で8時間撹拌した。亜硫酸ナトリウム(7.4g)を0℃で添加し、反応物を40分間撹拌して白色混合物を得た。混合物をジクロロメタンおよび水で希釈した。混合物をジクロロメタン(3×)で抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、4Eを白色固体として得た(0.920g)。
【0350】
(S)−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシエチルピバラート(4F)の調製:ピリジン(5.0mL)/ジクロロメタン(15.0mL)中の(S)−1−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)エタン−1,2−ジオール(4E)(0.920g、3.89mmol)の溶液に、塩化ピバロイル(0.574mL、4.67mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応が完了し、さらなる塩化ピバロイル(0.574mL、4.67mmol)を添加した。1時間の撹拌後、反応混合物の反応を1N HClで停止させ、酢酸エチルで希釈した。有機層を1N HCl、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、4Fを無色油状物として得た(1.139g)。LCMS−ESI(m/z):C1821ClOについて計算した[M−O]:304.80;実測値:303.0、305.0。
【0351】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)エチルピバラート(4G)の調製:(S)−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシエチルピバラート(4F)(1.13g、3.52mmol)および過塩素酸(70%、0.605mL、7.04mmol)の酢酸tert−ブチル(35mL)溶液を、室温で1.5時間撹拌した。反応混合物の反応を固体重炭酸ナトリウム(1.5g)で1時間停止させた。飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加し、反応物を酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、4Gを無色油状物として得た(1.1889g、90%)。
【0352】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−3−メチル−1−(キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)エチルピバラート(4I)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−3−メチル−1−(キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)エチルピバラート(4J)の調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)エチルピバラート(4G)(0.100g、0.265mmol)、8−キノリンボロン酸(4H)(0.069g、0.398mmol)、パラジウム(II)アセタート(0.003g、0.013mmol)、SPhos(0.011g、0.0265mmol)、およびリン酸カリウム(0.169g、0.795mmol)を添加した。バイアルを排気し、アルゴン(3×)を戻し入れた。無水THF(0.53mL)およびHO(53μL)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、50℃で2時間加熱した。反応物にPdCl(CHCN)(10mg)およびSPhos(20mg)を入れ、100℃で一晩加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、以下の分離されたアトロプ異性体を得た。アトロプ異性体4I(22.0mg)LCMS−ESI(m/z):C3136NOについて計算した[M+H]:470.62;実測値:470.1;およびアトロプ異性体 4J(5.2mg)LCMS−ESI(m/z):C3136NOについて計算した[M+H]:470.62;実測値:470.1。
【0353】
実施例3。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(5K)
【0354】
【化68】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(5K)を、化合物5Jを化合物3Jの代わりに使用したことを除いて、実施例1の化合物3Kに類似の様式で調製した。H−NMR:300 MHz, (CDOD)δ 8.54(d, 1 H), 8.08(d, 1 H), 7.86(m, 2 H), 7.57(m, 1 H), 7.40(m, 2 H), 7.20(m, 1 H), 6.88(m, 1 H), 5.21(s, 1H), 4.64(dd, 2 H), 3.58(dd, 2 H), 2.66(s, 3 H), 0.84(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2828NOについて計算した[M+H]:442.2;実測値:442.1。
【0355】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エタノール(5J)の調製
1−ブロモ−3−メチルナフタレン−2−オール(5B)の調製:3−メチルナフタレン−2−オール(4A)(2.09g、13.2mmol)を酢酸(50mL)に溶かし、これに臭素(2.11g)を添加した。混合物を室温で20分間撹拌し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、所望の生成物を得た(2.7g、80%)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ 7.98(d, 1 H), 7.60(d, 1 H), 7.58(s, 1 H), 7.53(dd, 1 H), 7.38(dd, 1 H), 6.05(s, 1 H), 2.48(s, 3 H)。
【0356】
1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−オール(5D)の調製:1−ブロモ−3−メチルナフタレン−2−オール(5B)(340mg、1.43mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸TFA塩(5C)(566mg、1.72mmol)、Pd(PPh(166mg、0.14mmol)、およびKCO(991mg、7.15mmol)をDMA(6mL)と水(2mL)の脱気溶液に添加し、マイクロ波で1時間110℃に加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、5Dを得た(136mg、29%)。LCMS−ESI(m/z):C2218NOについて計算した[M+H]:328.38;実測値:328.2。
【0357】
1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(5E)の調製:1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−オール(5D)(136mg、0.415mmol)を−78℃の2mL DCMに溶かし、これに2,6−ルチジン(72μL、0.622mmol)を添加し、その後にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(210μL、1.24mmol)を添加し、反応物を−78℃で1時間撹拌した。飽和NaCl溶液の添加によって反応を停止させた。反応物をDCMで抽出し、ブラインで洗浄し、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、所望の生成物5Eを得た(79mg、41%)。LCMS−ESI(m/z):C2317NOSについて計算した[M+H]:460.45;実測値:460.0。
【0358】
7−(3−メチル−2−ビニルナフタレン−1−イル)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン(5F)の調製:1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(5E)(89mg、0.194mmol)、トリブチル(ビニル)スズ(0.23mL、0/776mmol)、Pd(PPh(34mg、0.029mmol)、およびLiCl(16mg、0.39mmol)のジオキサン(3mL)溶液を、Ar下にて110℃で5時間撹拌した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO溶液(2×)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン)によって精製して、5Fを白色固体として得た(74mg、91%)。LCMS−ESI(m/z):C2420NOについて計算した[M+H]:338.42;実測値:338.2。
【0359】
(1S)−1−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エタン−1,2−ジオール(5G)の調製:化合物5Gを、化合物5Fを化合物3Fの代わりに使用したことを除いて実施例1の化合物3Gに類似の様式で調製した。:LCMS−ESI(m/z):C2422NOについて計算した[M+H]:372.44;実測値:372.3。
【0360】
(S)−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシエチルピバラート(5H)の調製:化合物5Hを、化合物5Gを化合物3Gの代わりに使用したことを除いて実施例1の化合物3Hに類似の様式で調製した。2つのアトロプ異性体(化合物5Hおよび6A)をこの段階で分離し、個別に先に進めた。LCMS−ESI(m/z):C2930NOについて計算した[M+H]:456.6;実測値:456.1。
【0361】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エチルピバラート(5I)の調製:化合物5Iを、化合物5Hを化合物3Hの代わりに使用したことを除いて実施例1の化合物3Iに類似の様式で調製した。LCMS−ESI(m/z):C3338NOについて計算した[M+H]:512.7;実測値:512.1。
【0362】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エタノール(5J)の調製:化合物5Jを、化合物5Iを化合物3Iの代わりに使用したことを除いて実施例1の化合物3Jに類似の様式で調製した。LCMS−ESI(m/z):C2830NOについて計算した[M+H]:428.5;実測値:428.0。
【0363】
実施例4。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(6D)
【0364】
【化69】
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(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(6D)を、実施例3の化合物5Kの調製のために使用した類似の様式で調製した。H−NMR:300 MHz, (CDOD)δ 8.58(d, 1 H), 7.83(m, 2 H), 7.66(m, 2 H), 7.38(m, 2 H), 7.17(m, 1 H), 6.80(m, 1 H), 5.18(s, 1H), 4.61(m, 2 H), 3.56(dd, 2 H), 2.63(s, 3 H), 0.84(s, 9H)。
LCMS−ESI(m/z):C2828NOについて計算した[M+H]:442.5;実測値:442.1。
【0365】
実施例5。(R)−2−tert−ブトキシ−[3−メチル−1−(5−(トリフルオロメチル)キノリン−8−イル)−ナフタレン−2−イル]−酢酸(7D)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−3−メチル−1−(5−(トリフルオロメチル)キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(7E)。
【0366】
【化70】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−3−メチル−1−(5−(トリフルオロメチル)キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(7D)を、実施例2の化合物4Kに類似の様式で調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:9.02(d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.83(dd, J = 4.8, 1.2 Hz, 1 H), 8.26(d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.99−7.88(m, 3 H), 7.77(d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.45(dd, J = 8.0, 7.2 Hz, 1 H), 7.20(dd, J = 8.0, 7.2 Hz, 1 H), 6.83(d, J = 8.4 Hz, 1 H), 5.29(s, 1H), 2.78(s, 3H), 0.75(s, 9H);19F−NMR:376 MHz, (CDOD)δ:−60.81;LCMS−ESI(m/z):C2725NOについて計算した[M+H]:468.5;実測値:468.0。
【0367】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−3−メチル−1−(5−(トリフルオロメチル)キノリン−8−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(7E)を、実施例2の化合物4Lに類似の様式で調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.82(d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.72(d, J = 5.2, 1 H), 8.26(d, J = 7.6 Hz, 1 H), 8.12(d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.89−7.73(m, 3 H), 7.40(dd, J = 7.6, 7.2 Hz, 1 H), 7.14(dd, J = 7.6, 7.2 Hz, 1 H), 6.76(d, J = 8.4 Hz, 1 H), 5.06(s, 1H), 2.70(s, 3H), 0.75(s, 9H);19F−NMR:376 MHz, (CDOD)δ:−60.87;LCMS−ESI(m/z):C2725NOについて計算した[M+H]:468.5;実測値:468.0。
【0368】
実施例6。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(8)
【0369】
【化71】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)エタノールの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)エチルピバラート(4G、1.72g、4.56mmol)を、MeOH(10mL)およびTHF(10mL)に溶解させた。水酸化ナトリウム(2M、9.13mL)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機物を乾燥させ(MgSO)、真空内で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して無色液体を得た(1.12g、84%)。H−NMR:300 MHz, (CDOD)δ:8.23(d, 1H), 7.78(d, 1H), 7.60(s, 1H), 7.52(dd, 2H), 5.69(m, 1H), 3.83(dd, 1H), 3.61(m, 1H), 2.71(s, 3H), 1.18(s, 9H)。
【0370】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロム保存溶液(26mL)を、含水アセトニトリル(50mL)(0.75%HO)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)エタノール(1.12g、3.83mmol)の溶液に0℃で添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、1.5M KHPO溶液で反応を停止させた。酢酸エチルを添加し、有機層を分離し、1:1ブライン/HO(2×)で洗浄し、次いで、飽和NaHSO/ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、白色固体を得た(0.9g、78%)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ:8.24(d, 1H), 7.73(d, 1H), 7.56(m, 3H), 6.22(br, 1H), 2.57(s, 3H), 1.23(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C1718ClOについて計算した[M−H]:305.78;実測値:304.9,306.9。
【0371】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:ヨウ化エチル(0.35mL、1.5当量)を、DMF(920mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(900mg、2.93mmol、1当量)およびCsCO(1.91g、2当量)の混合物に室温で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。酢酸エチルを添加し、有機層を分離し、ブライン(2×)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、無色油状物を得た(0.911g、93%)。H−NMR:300 MHz, (CDCl)δ:8.23(d, 1H), 7.62(d, 1H), 7.63(s, 1H), 7.46(m, 3H), 6.10(s, 1H), 4.06(dd, 2H), 2.42(s, 3H), 1.18(s, 9H), 1.08(t, 3H)。
【0372】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(8)の調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(15mg、0.045mmol、1当量)、シクロヘキセニルボロン酸(9mg、1.5当量)、Sphosプレ触媒(5mg、15%)、およびリン酸カリウム(29mg、3当量)を入れ、THF(0.2mL)および水(0.2mL)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて110℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを得た(8mg)。分析HPLC(Gemini、2〜98%ACN/HO+0.05%TFA、10分間運転):t(分)=7.06。
【0373】
エタノール(1.5mL)中の上記中間体(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(8mg、0.021mmol、1当量)および1N水酸化ナトリウム(0.42mL、20当量)の溶液を60℃で一晩加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて、8を白色粉末として得た(4.4mg)。分析HPLC(Gemini、2〜98%ACN/HO+0.05%TFA、10分間運転):t(分)=6.10.H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.83(m, 1H), 7.70(m, 1H), 7.54(m, 1H), 7.40(m, 2H), 5.82, 5.62(s, s, 1H), 2.58(m, 3H), 2.62−2.16(m, 4H), 1.92−1.80(m, 4H), 1.03(m, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2327について計算した[M−H]:351.46;実測値:351.1。
【0374】
実施例7。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−6−フルオロキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(9)
【0375】
【化72】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−6−フルオロキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−6−フルオロキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(9)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−6−フルオロキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(9)を、6−フルオロキノリン−8−イルボロン酸をシクロヘキセニルボロン酸の代わりに使用したことを除いて実施例6の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。アトロプ異性体を、フラッシュカラムクロマトグラフィによって分離した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.81(d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.62(dd, J = 4.7 Hz, 1H), 8.02(m, 1H), 7.96(m, 1H), 7.82(m, 2H), 7.76(m, 1H), 7.42(dd, J = 7.5 Hz, 1H), 7.20(dd, J = 7.8 Hz, 1H), 6.84(d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.18(s, 1H), 2.72(s, 3H), 0.82(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ:−77.9, −113.1.LCMS−ESI(m/z):C2625FNOについて計算した[M+H]:418.48;実測値:418.11。
【0376】
実施例8。(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(5−フルオロキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(10)
【0377】
【化73】
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(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(5−フルオロキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(5−フルオロキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(10)の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(5−フルオロキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(10)を、5−フルオロキノリン−8−イルボロン酸をシクロヘキセニルボロン酸の代わりに使用したことを除いて実施例6の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.81(d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.70(dd, J = 3.3 Hz, J = 4.7 Hz, 1H), 8.09(t, J = 6.2 Hz, 1H), 7.92(m, 2H), 7.78(m, 1H), 7.63(t, J = 9.0 Hz, 1H), 7.42(t, J = 7.0 Hz, 1H), 7.18(t, J = 7.8 Hz, 1H), 6.84(d, J = 7.6 Hz, 1H), 5.18(s, 1H), 2.68(s, 3H), 0.80(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ:−77.9, −123.2.LCMS−ESI(m/z):C2625FNOについて計算した[M+H]:418.47;実測値:418.1。
【0378】
実施例9。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(3,3−ジメチル−6−オキソシクロヘキサ−1−エニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(11)
【0379】
【化74】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(3,3−ジメチル−6−オキソシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(3,3−ジメチル−6−オキソシクロヘキサ−1−エニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(11)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(3,3−ジメチル−6−オキソシクロヘキサ−1−エニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(11)を、4,4−ジメチル−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)シクロヘキサ−2−エノンをシクロヘキセニルボロン酸の代わりに使用したことを除いて実施例6の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。アトロプ異性体を、フラッシュカラムクロマトグラフィによって分離した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.72(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.59(s , 1H), 7.39(m, 2H), 7.37(m, 1H), 7.02(s, 1H), 5.42(s , 1H), 2.82(m, 1H), 2.67(m, 1H), 2.58(s, 3H), 2.18(m, 2H), 1.38(s, 6H), 1.08(s, 9H). LCMS−ESI(m/z):C2529について計算した[M−H]:393.50;実測値:393.0。
【0380】
実施例10。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロペンテニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(12)
【0381】
【化75】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロペンテニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロペンテニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(12)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロペンテニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(12)を、シクロペンテニルボロン酸をシクロヘキセニルボロン酸の代わりに使用したことを除いて実施例6の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.78(m, 1H), 7.53(s, 1H), 7.40(m, 2H), 6.10−5.54(m, 3H), 2.90(m , 1H), 2.65(m, 5H), 2.57(s, 3H), 1.18(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2225について計算した[M−H]:337.44;実測値:337.1。
【0382】
実施例11.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)ナフタレン−2−イル)酢酸(13)
【0383】
【化76】
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(2S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(3−メチル−1−(4−メチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)ナフタレン−2−イル)酢酸(13)の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)ナフタレン−2−イル)酢酸を、4−メチルシクロヘキサ−1−エニルボロン酸をシクロヘキセニルボロン酸の代わりに使用したことを除いて実施例6の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.92−7.78(m, 1H), 7.70(m , 1H), 7.52(s, 1H), 7.39(m, 2H), 6.10−5.58(m, 2H), 2.56(s , 3H), 2.65−1.84(m, 6H), 1.50(m, 1H), 1.22(s, 9H), 1.14(t, 3H).LCMS−ESI(m/z):C2429について計算した[M−H]:365.49;実測値:365.1。
【0384】
実施例12。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(14)
【0385】
【化77】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(74mg、0.22mmol)および2−(4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(78mg、0.33mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に、リン酸カリウム(153mg、0.66mmol)および(2−ジシクロヘキシル−ホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)クロリドメチル−t−ブチルエーテル付加物、(SPhos)パラジウム(II)フェネチルアミンクロリド(15mg、0.022mmol)を添加し、反応物をアルゴンで10分間脱気した。反応物を、マイクロ波反応器中にて110℃に1時間加熱した。粗反応物をシリカに吸着させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して透明な白油を得た(36mg)。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.83−7.78(m, 1H), 7.70(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.53(s, 1H), 7.43−7.36(m, 2H), 5.66−5.61(m, 2H), 4.20−4.03(m, 2H), 2.66−2.60(m, 2H), 2.26−2.03(m, 4H), 1.87−1.59(m, 5H), 1.24−1.20(m, 9H), 1.19−1.11(m, 6H)。
【0386】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(14)の調製:テトラヒドロフラン:エタノール:水(2:2:1、5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(36mg、0.087mmol)の溶液に水酸化リチウム(21mg、0.88mmol)を添加し、反応物を35℃に一晩加熱した。次いで、反応物を45℃に2時間加熱し、その後に5当量の水酸化リチウムを添加し、反応物を室温で2日間にわたって撹拌した。次いで、反応物を50℃に一晩加熱した。粗反応物を、逆相HPLC(Gemini、20−100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて白色粉末を得た(8.6mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.82(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.71(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.54(s, 1H), 7.39(m, 2H), 5.66(m, 2H), 2.66(m, 1H), 2.58(s, 3H), 2.13(m, 3H), 1.64(m, 2H), 1.23(s, 9H), 1.16(s, 3H), 1.14(s, 3H).LCMS−ESI(m/z):C2531について計算した[M−H]:379.24;実測値:379.27。
【0387】
実施例13。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(15)
【0388】
【化78】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)−ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(15)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸を、4,4,5,5−テトラメチル−2−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)−1,3,2−ジオキサボロランを2−(4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに使用し、最終工程で反応物を50℃に一晩加熱し、その後に10当量の水酸化リチウムを添加し、60℃に4時間加熱し、次いで、45℃で一晩加熱したことを除いて実施例12の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸ための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.90(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.71(br d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.53(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.40(m, 2H), 5.88(s, 1H), 5.70(s, 1H), 2.73(m, 1H), 2.78(s, 3H), 2.31(m, 2H), 2.09(m, 1H), 1.73(m, 1H), 1.59(m, 1H), 1.24(s, 9H), 0.49(m, 4H).LCMS−ESI(m/z):C2529について計算した[M−H]:377.22;実測値:377.34。
【0389】
実施例14。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(キノリン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(16)
【0390】
【化79】
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(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(3−メチル−1−(キノリン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(キノリン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(16)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(キノリン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(16)を、キノリン−3−イルボロン酸をシクロヘキセニルボロン酸の代わりに使用して実施例6の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−シクロヘキセニル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。化合物はアトロプ異性体混合物である。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:9.20−8.50(m, 2H), 8.18(m , 1H), 8.08(m, 1H), 7.95(m, 1H), 7.80(m, 3H), 7.40(t.1H), 7.25(t, 1H), 7.06(m, 1H), 5.19(s, 1H), 2.62(d, 3H), 0.95, 0.86(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2626NOについて計算した[M+H]:400.48;実測値:400.2。
【0391】
実施例15。(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−((S)−1−(7−フルオロ−2−メチルキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(17)
【0392】
【化80】
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(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−((S)−1−(7−フルオロ−2−メチルキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(17)の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−((S)−1−(7−フルオロ−2−メチルキノリン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(17)を、7−フルオロ−2−メチルキノリン−8−イルボロン酸を化合物4Hの代わりに使用したことを除いて化合物4Kを調製するために使用した手順にしたがって調製した。1H NMR(400 MHz, CDOD)δ 9.09(d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.51(dd, J = 9.1, 5.6 Hz, 1H), 8.01(s, 1H), 7.95(d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.92−7.76(m, 2H), 7.58−7.43(m, 1H), 7.30(ddd, J = 8.2, 6.9, 1.2 Hz, 1H), 6.97(d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.17(s, 1H), 2.80(s, 3H), 2.79(s, 3H), 0.87(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2727FNOについて計算した[M+H]:432.5;実測値:432.1。
【0393】
実施例16。(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(18)
【0394】
【化81】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(18)の調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(実施例6の化合物)(116mg、0.348mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(96mg、0.383mmol)、Sphosプレ触媒(35mg、0.0522mmol)、フッ化セシウム(233mg、1.54mmol)を入れ、窒素をフラッシングした。ジメトキシエタン(3.0mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物をマイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5から100%アセトニトリル/HO+0.1%TFA)によって精製して、黄色粉末を得た(16.8mg)。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.93(d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.06(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.82(s, 1H), 7.81(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.45−7.35(m, 3H), 7.13(dd, J = 7.2, 7.2 Hz, 1H), 6.73(d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.16(s, 1H), 4.68−4.65(m, 2H), 3.98−3.86(m, 2H), 3.52(q, J = 5.6 Hz, 2H), 2.69(s, 3H), 1.34(t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.86(s, 9H)。
LCMS−ESI(m/z):C3032NOについて計算した[M+H]:470.5;実測値:470.1。
【0395】
実施例17。(S)−2−(1−(3−(アゼチジン−1−イル)フェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(19)
【0396】
【化82】
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1−(3−ブロモフェニル)アゼチジンの調製:ジオキサン(20mL)中の1,3−ブロモベンゼン(1.0g、4.24mmol)、アゼチジン(0.19mL、2.83mmol)、Pd(dba)(0.129g、0.142mmol)、Xantphos(0.164g、0.283mmol)、およびナトリウムtert−ブトキシド(0.816g、8.49mmol)の混合物に、窒素を15分間吹きつけた。反応混合物を100℃で3時間加熱し、次いで、室温に冷却した。得られた混合物を水および酢酸エチルで希釈し、水(2×)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、黄色油状物を得た(0.4474g)。LCMS−ESI(m/z):C11BrNについて計算した[M+H]:213.1;実測値:212.0、214.0。
【0397】
1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)アゼチジンの調製:ジオキサン(21mL)中の1−(3−ブロモフェニル)アゼチジン(0.4474g、2.11mmol)、ビス−ピナコラトジボロン(0.803g、3.16mmol)、Pd(dppf)Cl(0.172g、0.211mmol)、および酢酸カリウム(0.621g、6.33mmol)の混合物に、窒素を30分間吹きつけた。反応混合物を90℃で1.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、黄色ワックスを得た(0.6474g)。LCMS−ESI(m/z):C1523BNOについて計算した[M+H]:260.2;実測値:260.1。
【0398】
(S)−エチル2−(1−(3−(アゼチジン−1−イル)フェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−クロロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(60.5mg、0.181mmol)、1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)アゼチジン(93.7mg、0.361mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]Pd(II)メチル−t−ブチルエーテル付加物(12.2mg、0.0181mmol)、およびリン酸カリウム(153mg、0.543mmol)を入れ、THF(2mL)および水(1mL)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて110℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、いくらかの夾雑物を含む所望の生成物を得た。これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0399】
(S)−2−(1−(3−(アゼチジン−1−イル)フェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(19)の調製:THF(1.0mL)、MeOH(0.1mL)、および5M NaOH(0.1mL)中の、(S)−エチル2−(1−(3−(アゼチジン−1−イル)フェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートを含む上記残渣を、45℃で18時間加熱した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルおよび水で希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて白色粉末(4.6mg)を得た。これを逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)に再度供した。画分を含む生成物を、飽和重炭酸ナトリウム溶液と共に30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(3×)で抽出し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、アセトニトリル/水から凍結乾燥させて、アトロプ異性体混合物を白色粉末として得た(1.9mg)。1H NMR(400 MHz, CDOD)δ 7.81−7.67(m, 1H), 7.62(s, 0.6H), 7.60(s, 0.4H), 7.4−7.18(m, 4H), 6.78(s, 0.5H), 6.70(d, J = 7.7 Hz, 0.5H), 6.64−6.57(m, 1H), 5.32(s, 0.6H), 5.30(s, 0.4H), 3.90−3.83(m, 3H), 2.60(s, 3H), 2.40−2.35(m, 2H), 0.99(s, 4H), 0.97(s, 5H).LCMS−ESI(m/z):C2630NOについて計算した[M+H]:404.5;実測値:404.1。
【0400】
実施例18。(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((7R)−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(20)
【0401】
【化83】
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(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((7R)−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(20)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(130mg)を20mLのEtOHに溶解させ、1滴のHOAcを溶液に添加した。10%Pt/C(30mg)を添加し、反応物を1気圧の水素(バルーン)下にて室温で一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から20%MeOH/DCM)によって精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((7R)−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を得た(130mg)。8mgの材料を、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて白色粉末を得た(5.5mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.78(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.63(s, 1H), 7.40(m , 2H), 7.27(m, 1H), 6.70(d, J = 8.21 Hz, 1H), 6.22(d, J = 8.21 Hz, 1H), 5.26(s, 1H), 4.41(m, 1H), 4.22(m, 1H), 3.18(m, 2H), 2.83(m, 1H), 2.59(s, 3H), 2.12(m, 1H), 1.98(m, 1H), 1.70(m, 1H), 1.32(m, 1H), 1.05(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2832NOについて計算した[M+H]:446.55;実測値:446.1。
【0402】
実施例19。(2S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−(1−((7R)−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(21)
【0403】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
(2S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−(1−((7R)−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(21)の調製:0℃で、NaH(60%、5mg)を、DMF(1.5mL)中の(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((7R)−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(26mg、0.06mmol、1当量)に0℃で添加した。30分間の撹拌後、MeI(50μL、過剰量)を溶液に添加した。反応物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて、(2S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−(1−((7R)−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを白色粉末として得た(11mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.78(d, J = 8.2 Hz , 1H), 7.63(s, 1H), 7.42(m , 1H), 7.32(m, 2H), 6.70(m, 1H), 6.34(d, 1H), 5.26(s, 1H), 4.41(m, 1H), 4.22(m, 1H), 3.72(s, 3H), 3.22(m, 2H), 2.91(m, 1H), 2.59(s, 3H), 2.18(m, 1H), 2.08(m, 1H), 1.72(m, 1H), 1.39(m, 1H), 1.05(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2934NOについて計算した[M+H]:460.58;実測値:460.1。
【0404】
実施例20。(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−((7R)−6−メチル−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(22)
【0405】
【化85】
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(R)−7−(2−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−3−メチルナフタレン−1−イル)−6−メチル−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−6−イウムヨージドの調製:MeI(0.8mL、大過剰)および(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(37mg)の混合物。反応物を50℃で2日間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から20%MeOH/DCM)によって精製して、所望の材料を緑色油状物として得た(50mg)。LCMS−ESI(m/z):C3434NOについて計算した[M]+:484.61;実測値:484.3。
【0406】
(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−((7R)−6−メチル−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(R)−7−(2−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−3−メチルナフタレン−1−イル)−6−メチル−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−6−イウムヨージド(50mg)を20mLのEtOHに溶解させ、1滴のHOAcを溶液に添加した。10%Pt/C(30mg)を添加し、得られた反応混合物を水素(1気圧、バルーン)下にて室温で一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から20%MeOH/DCM)によって精製して、(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−((7R)−6−メチル−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートを灰色固体として得た(15mg)。LCMS−ESI(m/z):C3138NOについて計算した[M+H]:488.63;実測値:488.2。
【0407】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−((7R)−6−メチル−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(22)の調製:(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−((7R)−6−メチル−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−ピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)アセタート(12mg、0.021mmol)のエタノール(1mL)溶液に2N水酸化ナトリウム(1mL)を添加し、得られた反応混合物を80℃で一晩加熱した。次いで、反応混合物を濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−((7R)−6−メチル−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(22)を白色粉末として得た(2.6mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.82(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.43(m, 2H), 7.38(m, 1H), 6.92(m, 1H), 6.71(m, 1H), 5.06(s, 1H), 4.41(m, 1H), 4.28(m, 1H), 3.52(m, 1H), 3.04(m, 2H), 2.67, 2.62(s, s, 3H), 2.29(s, 3H), 2.28(m, 1H), 2.08(m, 1H), 1.72(m, 1H), 1.59(m, 1H), 0.95(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2934NOについて計算した[M+H]:460.58;実測値:461.3。
【0408】
実施例21。7−((R)−2−((S)−tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−3−メチルナフタレン−1−イル)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン6−オキシド(23)
【0409】
【化86】
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7−((R)−2−((S)−1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−メチルナフタレン−1−イル)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン6−オキシドの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)エタノール(6C、31mg、0.727mmol)のジクロロメタン(1.3mL)溶液に、3−クロロ過安息香酸(77%、36mg、0.161mmol)を添加し、反応混合物を7時間撹拌した。さらなる3−クロロ過安息香酸(26mg、0.116mmol)を添加し、反応混合物を一晩撹拌し、飽和チオ硫酸ナトリウム溶液で反応を停止させた。得られた混合物を酢酸エチルで抽出し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(4.7mg)。
LCMS−ESI(m/z):C2830NOについて計算した[M]+:443.5;実測値:443.9。
【0410】
7−((R)−2−((S)−tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−3−メチルナフタレン−1−イル)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン6−オキシド(23)の調製:含水アセトニトリル(0.75%HO、1mL)中の7−((R)−2−((S)−1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−メチルナフタレン−1−イル)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン6−オキシド(4.7mg、0.0106 mol)の溶液に、HIO/CrO保存溶液(0.439M、0.1mL、0.423mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で90分間撹拌し、さらなるHIO/CrO保存溶液(0.439M、0.1mL)を添加した。90分間の撹拌後、反応混合物の反応を飽和NaHCO溶液で停止させ、酢酸エチル(2×)で抽出した。有機層をHO、飽和NaHSO溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5から100%アセトニトリル/HO+0.1%TFA)によって精製して、黄色粉末を得た(1.2mg)。
H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.51(d, J = 6.3 Hz, 1H), 7.79(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.69(s, 1H), 7.57(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.44(d, J = 6.1 Hz, 1H), 7.43−7.37(m, 1H), 7.34(d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.25−7.13(m, 1H), 6.87(d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.06(s, 1H), 4.67−4.55(m, 2H), 3.52−3.46(m, 2H), 2.61(s, 3H), 0.97(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2828NOについて計算した[M+H]:458.5;実測値:458.1。
【0411】
実施例22。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(ジメチルアミノメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(24)
【0412】
【化87】
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(S)−エチル2−(3−(ブロモメチル)−1−(4−クロロフェニル)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(3K、43mg、0.0105mmol)のCCl(2mL)溶液に、NBS(24mg、0.13mmol)およびAIBN(触媒量)を添加した。反応混合物を5時間還流した。室温への冷却後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCOで洗浄し、DCMで抽出し、有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、12mgの所望の生成物を得た。1H−MNR 400 MHz(CDCl)δ:8.01(s, 1H), 7.77(d, J = 4Hz, 1H), 7.43−7.15(m, 7H), 5.11(d, J = 5.2 Hz, 1H), 5.06(s, 1H), 5.00(d, J = 5, 2 Hz, 1H), 4.07−4.02(m, 2H), 1.20−1.15(m, 3H), 0.96(s, 9H)。
【0413】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ジメチル−アミノ)メチル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−(3−(ブロモメチル)−1−(4−クロロフェニル)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(12mg、0.0245mmol)のTHF(1mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのTHF溶液、0.12μL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。真空下での溶媒の除去後にフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって残渣を精製して、8mgの所望の生成物を得た。LCMS−ESI(m/z):C2733ClNOについて計算した[M+H]:454.2;実測値:454.2、456.1。
【0414】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ジメチル−アミノ)メチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(24)の調製:THF(0.5mL)およびMeOH(0.5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ジメチルアミノ)メチル)ナフタレン−2−イル)アセタートの溶液に、NaOH溶液(2N、100μL)を添加した。反応混合物を室温で1日間撹拌した。反応混合物をHOAcによって中和し、濃縮した。残渣をMeOHに溶解させ、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製して所望の生成物を得た(3.7mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.12(s, 1H), 8.00(d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.65−7.52(m, 5H), 7.32−7.30(m, 2H), 5.36(s, 1H), 4.93(d, J = 6.8 Hz, 1H), 4.47(d, J = 7 Hz, 1H), 3.12(s, 3H), 2.89(s, 3H), 1.12(s, 9H)。
LCMS−ESI( m/z):C2529ClNOについて計算した[M+H]:426.2;実測値:426.1,428.1。
【0415】
実施例23。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ピリジン−3−イルオキシ)メチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(25)
【0416】
【化88】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ピリジン−3−イルオキシ)メチル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ピリジン−3−イルオキシ)メチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(25)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ピリジン−3−イルオキシ)メチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(25)を、工程2でKCOおよびピリジン−3−オールをジメチルアミンの代わりに使用したことを除いて実施例22に類似の方法によって調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.39(d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.31(s, 1H), 8.05(s, 1H), 7.96−7.86(m, 3H), 7.64−7.49(m, 5H), 7.34−7.31(m, 2H), 6.44(d, J = 7.4 Hz, 1H), 6.12(d, J = 7.6 Hz, 1H), 5.24(s, 1H), 0.92(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2827ClNOについて計算した[M+H]:476.2;実測値:476.0,478.0。
実施例24。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ピリミジン−5−イルオキシ)メチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(26)
【0417】
【化89】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ピリミジン−5−イルオキシ)メチル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ピリミジン−5−イルオキシ)メチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(26)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−((ピリミジン−5−イルオキシ)メチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(26)を、工程2でKCOおよびピリミジン−5−オールをジメチルアミンの代わりに使用したことを除いて実施例22に類似の方法によって調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.75(s, 1H), 8.60(s, 1H), 8.08(s, 1H), 7.88(d, J = 3.8 Hz, 1H), 7.60(s, 2H), 7.58−7.26(m, 4H), 5.72−5.70(m, 2H), 5.21(s, 1H), 1.02(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2726ClNについて計算した[M+H]:477.2;実測値:477.1,478.1。
【0418】
実施例25。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(モルホリノメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(27)
【0419】
【化90】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(モルホリノメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(モルホリノメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(27)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(モルホリノメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(27)を、工程2でモルホリンをジメチルアミンの代わりに使用したことを除いて実施例22に類似の方法によって調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.14(s, 1H), 7.99(d, J = 4 Hz, 1H), 7.64−7.60(m, 3H), 7.53−7.49(m, 2H), 7.29−7.27(m, 2H), 5.38(s, 1H), 4.81−4.78(m, 2H), 4.11−4.08(m, 2H), 3.81−3.78(m, 2H), 3.55−3.41(m, 4H), 1.16(s, 9H)。
LCMS−ESI(m/z):C2731ClNOについて計算した[M+H]:468.2;実測値:468.0、470.1。
【0420】
実施例26。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(メトキシメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(28)
【0421】
【化91】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(メトキシメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(メトキシメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(28)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(メトキシメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(28)を、ナトリウムメトキシドおよびメタノールをジメチルアミンおよびTHFの代わりに使用し、反応物を50℃で3時間加熱したことを除いて実施例22に類似の方法によって調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.91(s, 1H), 7.77(d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.50−7.13(m, 7H), 5.06(s, 1H), 4.84(d, J = 6.6 Hz, 2H), 4.71(d, J = 6.4 Hz, 2H), 3.32(s, 3H), 0.90(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2424ClOについて計算した[M−H]:411.1;実測値:411.0,413.0。
【0422】
実施例27。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(29A)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−エチルナフタレン−2−イル)酢酸(29B)
【0423】
【化92】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−ホルミルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:実施例22由来の(S)−エチル2−(3−(ブロモメチル)−1−(4−クロロフェニル)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(200mg、0.408mmol)のアセトニトリル(4mL)溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(478mg、4.08mmol)および4Åモレキュラーシーブ(200mg)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。さらなるN−メチルモルホリンN−オキシド(500mg、4.27mmol)を添加し、反応混合物を室温でさらに2時間撹拌した。次いで、反応混合物を濾過し、有機物を飽和NaHCOで洗浄し、DCMによって抽出し、MgSOで乾燥させた。次いで、有機層を濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、110mg(64%)の所望の生成物を得た。1H−MNR 400 MHz(CDCl)δ:10.82(s, 1H), 8.55(s, 1H), 8.01(d, J = 4 Hz, 1H), 7.55−7.23(m, 7H), 5.19(s, 1H), 4.17−4.13(m, 2H), 1.22(t, J = 7 Hz, 3H), 1.04(s, 9H)。
【0424】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−ビニルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:THF(1mL)中のメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(60mg、0.168mmol)の懸濁液に、n−BuLi(1.6Mのヘキサン溶液、90μL)を−78℃で滴下し、30分後に(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−ホルミルナフタレン−2−イル)アセタート(12mg、0.028mmol)のTHF(1mL)溶液を滴下した。反応混合物を室温に加温し、室温で2時間撹拌した。この混合物を、THF(2mL)中のメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(200mg、0.56mmol)の懸濁液へn−BuLi(1.6Mヘキサン溶液、300μL)を添加することによって作製した別の混合物に添加し、−78℃で15分間撹拌した。次いで、反応混合物を室温に加温し、室温で1時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NHClで洗浄し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、7.4mgの所望の生成物を得た。1H−MNR 400 MHz(CDCl)δ:7.95(s, 1H), 7.78(d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.57−7.50(m, 1H), 7.43−7.17(m, 6H), 5.62(dd, J = 8.1, 2 Hz, 1H), 5.25(dd, J = 5.3, 1.8 Hz, 1H), 5.07(s, 1H), 4.06−4.02(m, 2H), 1.10(t, J = 7 Hz, 3H), 0.93(s, 9H)。
【0425】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(29A)の調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−ビニルナフタレン−2−イル)アセタート(7.4mg、0.0175mmol)のTHF/MeOH(1/1、1mL)溶液に、NaOH(2N、280μL)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、温度を40℃に上昇させ、反応混合物を4時間撹拌した。次いで、反応物を冷却し、HOAcの添加によって中和した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣を逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製して、5.3mgの所望の生成物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.07(s, 1H), 7.89(d, J = 4.0 Hz, 1H), 7.60−7.54(m, 4H), 7.48−7.44(m, 1H), 7.35−7.31(m, 2H), 7.25−7.22(m, 1H), 5.76−5.71(m, 1H), 5.29−5.26(m, 1H), 5.21(s, 1H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2423ClOについて計算した[M−H]:393.1;実測値:393.0。
【0426】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−エチルナフタレン−2−イル)酢酸(29B)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(4mg、0.010mmol)のEtOH(1.5mL)溶液にRh/Al(触媒量)を添加し、得られた混合物を、水素(1気圧、バルーン)下にて室温で2時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、真空内で濃縮し、残渣を逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製して、0.8mgの所望の生成物を得た。
H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.81(d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.77(s, 1H), 7.58−7.53(m, 3H), 7.44−7.41(m, 1H), 7.33−7.20(m, 3H), 5.20(s, 1H), 3.14−3.08(m, 1H), 2.93−2.87(m, 1H), 1.34(t, J = 7.4 Hz, 3H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2424ClOについて計算した[M−H]:395.1;実測値:395.0。
【0427】
実施例28。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(ヒドロキシメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(30)
【0428】
【化93】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(ヒドロキシメチル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−ホルミルナフタレン−2−イル)アセタート(12mg、0.0283mmol)のDCM/EtOH(1/1、1mL)溶液にNaBH(2mg、0.053mmol)を0℃で添加し、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。飽和NHClの添加によって反応を停止させた。得られた混合物をDCMで抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、8mgの所望の生成物を得た。1H−MNR 400 MHz(CDCl)δ:7.85(s, 1H), 7.78(d, J = 4.0 Hz, 1H), 7.46−7.38(m, 4H), 7.30−7.26(m, 1H), 7.20−7.15(m, 2H), 5.13(s, 1H), 5.02(d, J = 6.2 Hz, 1H), 4.54(d, J = 6 Hz, 1H), 4.12−4.02(m, 2H), 3.82(bs, 1H), 1.14(t, J = 7Hz, 3H), 1.01(s, 9H)。
【0429】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(ヒドロキシメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(30)の調製:この化合物を、実施例22中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−(ジメチルアミノメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸のために使用した方法に類似の方法を使用して作製した。化合物を、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO)によって精製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.98(s, 1H), 7.78(d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.52−7.44(m, 3H), 7.39−7.35(m, 1H), 7.26−7.13(m, 3H), 5.09(s, 1H), 5.05(d, J = 7.4 Hz, 1H), 4.73(d, J = 7.2 Hz, 1H), 0.92(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2322ClOについて計算した[M−H]:397.1;実測値:396.9,399.0。
【0430】
実施例29。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−(フルオロメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(31)
【0431】
【化94】
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(S)−2−((R)−3−(ブロモメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバラートの調製:化合物を、実施例22の(S)−エチル2−(3−(ブロモメチル)−1−(4−クロロ−フェニル)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートの作製方法と同様の方法で作製した。LCMS−ESI(m/z):C3337BrNOについて計算した[M+H]:590.2;実測値:590.0、592.0。
【0432】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−(フルオロメチル)ナフタレン−2−イル)エチルピバラートの調製:(S)−2−(3−(ブロモメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバラート(15mg、0.0255mmol)のアセトニトリル(1mL)溶液に、AgF(8mg、0.063mmol)を添加した。反応混合物を室温で1日間撹拌した。次いで、反応混合物を飽和NaHCOによって洗浄し、EtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、13mgの所望の生成物を得た。LCMS−ESI(m/z):C3337FNOについて計算した[M+H]:530.3;実測値:530.1。
【0433】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−(フルオロメチル)ナフタレン−2−イル)エタノールの調製:THF(1mL)およびMeOH(0.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−(フルオロメチル)ナフタレン−2−イル)エチルピバラート(13mg、0.024 mol)の溶液に、NaOH(2N、240μL)を添加した。反応混合物を室温で1日間反応させた。反応混合物を飽和NaHCOで洗浄し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、5mgの所望の生成物を得た。LCMS−ESI(m/z):C2829FNOについて計算した[M+H]:446.2;実測値:446.0。
【0434】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−(フルオロメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(31)の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−(フルオロメチル)ナフタレン−2−イル)エタノール(5mg、0.0112mmol)の含水アセトニトリル(0.75%wt HO)溶液に、HIO/CrO(含水アセトニトリル中の0.439M保存溶液、400μL)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物を濾過し、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製して、0.8mgの所望の生成物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.51(d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.15(s, 1H), 7.92(d, J = 4.0 Hz, 1H), 7.69(d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.54(d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.43(t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.31(d, J = 4 Hz, 1H), 7.24−7.21(m, 1H), 6.88(d, J = 4.4 Hz, 1H), 6.01−5.74(m, 2H), 5.06(s, 1H), 4.59(t, J = 6.2Hz, 2H), 3.49(t, J = 6Hz, 2H), 0.81(s, 9H). 19F−NMR 400 MHz(CDOD)δ:−77.51(s, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2827FNOについて計算した[M+H]:460.2;実測値:460.1。
【0435】
実施例30。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−3−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(32)
【0436】
【化95】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−ホルミルナフタレン−2−イル)エチルピバラートの調製:化合物を、実施例27の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−ホルミルナフタレン−2−イル)アセタートと同様に作製した。LCMS−ESI(m/z):C3336NOについて計算した[M+H]:526.2;実測値:526.1。
【0437】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−3−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)エチルピバラートの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−ホルミルナフタレン−2−イル)エチルピバラート(18mg、0.0343mmol)のDCM(1.5mL)溶液に、デオキソフルオル(Deoxofluor)(20μL、0.105mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。さらなるデオキソフルオル(300μL、1.6mmol)を添加し、反応混合物を室温で週末にわたって撹拌した。反応混合物を飽和NaHCOによって洗浄し、DCMで抽出した。有機層を合わせ、真空内で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0から30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、20mgの所望の生成物を得た。LCMS−ESI(m/z):C3336NOについて計算した[M+H]:548.2;実測値:548.1。
【0438】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−3−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)エタノールの調製:化合物を、実施例29の(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−(フルオロメチル)ナフタレン−2−イル)エタノールを作製するための類似の方法によって作製した。LCMS−ESI(m/z):C2828NOについて計算した[M+H]:464.2;実測値:464.1。
【0439】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−3−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(32)の調製:化合物を、実施例29の(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−(フルオロメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための類似の方法によって作製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.66(d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.56(s, 1H), 8.15(d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.00−7.81(m, 3H), 7.69−7.54(m, 2H), 7.45(t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.04(d, J = 4.2 Hz, 1H), 5.10(s, 1H), 4.75(t, J = 6Hz, 2H), 3.68(t, J = 6.2 Hz, 2H), 1.07(s, 9H). 19F−NMR 400 MHz(CDOD)δ:−77.77(s, 2F).LCMS−ESI(m/z):C2826NOについて計算した[M+H]:478.1;実測値:478.1。
【0440】
実施例31。 tert−ブトキシ−[1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−酢酸(33)
【0441】
【化96】
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1−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−オールの調製:KCO(2M、5.3mL)およびDME(26mL)中の2,4−ジクロロフェニルボロン酸(1.0g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(300mg)、1−ブロモ−3−メチル−ナフタレン−2−オール(5B、625mg)の混合物をアルゴンで脱気し、シュレンク管中に密封した。反応物を80℃に75分間加熱し、次いで、室温に冷却した。反応物をEtOAcで希釈し、シリカゲルパッドで濾過した。シリカをEtOAcで洗浄し、合わせた有機物を濃縮した。粗残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(ヘキサン中0〜18%のEtOAc)によって精製して、784mgの所望の生成物を得た。
【0442】
1−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナートの調製:1−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナートを、4Bの代わりに1−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−オールから出発したことを除いて実施例2の化合物4Cと類似の様式で調製した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.85−7.90(m, 2H), 7.62(d, 1H), 7.55(app dt, 1H), 7.41−7.48(m, 2H), 7.32−7.49(m, 2H), 2.64(s, 3H)。
【0443】
tert−ブトキシ−[1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−酢酸(33)の調製:tert−ブトキシ−[1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−酢酸(33)を、3Eの代わりに1−(2,4−ジクロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナートから出発したことを除いて実施例1の化合物3Kと類似の様式で調製した。H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:7.84(d, 1H), 7.78(s, 1H), 7.69(d, 1H), 7.63(d, 1H), 7.47−7.54(m, 2H), 7.37(app dt, 1H), 7.16(d, 1H), 5.17(s, 1H), 2.60(s, 3H), 1.06(s, 9H)。
【0444】
実施例32。tert−ブトキシ−[1−(4−クロロ−フェニル)−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−酢酸(34):
【0445】
【化97】
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【0446】
【化98】
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4−(2−メトキシフェニル)−3−メチル−ブタ−2−エン酸エチルエステルの調製:内部温度計および滴下漏斗を取り付けた3口丸底フラスコ中で、THF(200mL)中の水素化ナトリウム(60%鉱物油溶液、4.14g)の混合物を、アルゴン下で10℃に冷却した。内部温度を室温未満に維持しながら(ジエトキシホスホリル)酢酸エチルエステル(21mL)を滴下した(発熱およびガス発生)。添加後、反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、0℃に冷却した。2−メトキシフェニルアセトン(5g)のTHF(25mL)溶液を、5分間にわたって滴下した。反応物を室温に一晩加温した。能動冷却を使用して、HO(200mL)、次いでAcOH(pH約6まで)で反応を停止させ、EtOAcで抽出した。合わせた有機物をNaHCO、水、およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して、所望の化合物を得た(5.73g)。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.24(app dt, 1H), 7.10(dd, 1H), 6.92(d, 1H), 6.88(d, 1H), 5.58(s, 1H), 4.13(q, 2H), 3.82(s, 3H), 3.46(s, 2H), 1.26(t, 3H)。
【0447】
4−(2−メトキシフェニル)−3−メチル−酪酸エチルエステルの調製:パラジウム担持炭素(10%、湿Degussa、300mg)を脱気した。アルゴンで脱気したエタノール(60mL)を添加し、その後に4−(2−メトキシ−フェニル)−3−メチル−ブタ−2−エン酸エチルエステル(5.7g、24mmol)を添加した。水素をエタノールにバブリングし、反応物を1気圧のH下(バルーン)にて一晩撹拌した。バルーンを除去し、反応物をアルゴンでフラッシングし、反応物をセライトで濾過した。セライトを酢酸エチルで洗浄し、濾液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。粗残渣をさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI(m/z):C1420について計算した[M]:236.14;実測値:236.96。
【0448】
4−(2−メトキシフェニル)−3−メチル−酪酸の調製:THF(50mL)、EtOH(50mL)、およびLiOH(1M、50mL)中の4−(2−メトキシフェニル)−3−メチル−酪酸エチルエステル(24mmol、前述の反応由来の粗生成物)の溶液を、室温で一晩撹拌した。反応物を1M HClで酸化し、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮によって所望の生成物を得た。これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI(m/z):C1216について計算した[M]:208.11;実測値:208.86
4−(2−メトキシフェニル)−3−メチル−ブチリルクロリドの調製:4−(2−メトキシフェニル)−3−メチル酪酸(24mmol、前述の反応由来の粗生成物)のジクロロメタン(36mL)溶液に、塩化オキサリル(2MのDCM溶液、36mL)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。全揮発物質を減圧下除去し、粗残渣をさらに精製せずに使用した。
【0449】
5−メトキシ−3−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフタレン−1−オンの調製:AlCl(6.4g)およびCHCl(100mL)の混合物を0℃に冷却した。混合物に、4−(2−メトキシフェニル)−3−メチルブチリルクロリド(24mmol、前述の反応由来の粗生成物)を添加した。反応物を室温にゆっくり加温し、次いで、氷上にゆっくり注ぐことによって反応を停止させた。混合物をジクロロメタン(3×)で抽出し、合わせた有機物を1M HCl、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィによる精製によって所望の生成物を得た(1.65g、4−(2−メトキシ−フェニル)−3−メチル−ブタ−2−エン酸エチルエステルからの収率36%)。LCMS−ESI(m/z):C1215について計算した[M+H]:191.11;実測値:191.19。
【0450】
(5−メトキシ−3−メチル−1−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−イリデン)−酢酸エチルエステルの調製:厚肉密封管中の5−メトキシ−3−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ナフタレン−1−オン(1.3g、6.8mmol)、グリオキシル酸エチル(3mL、50%トルエン溶液)、ベンゼンスルホン酸(100mg)、硫酸マグネシウム(5g)、およびトルエン(30mL)を、120℃に13時間加熱した。反応物を室温に冷却し、濾過し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して、所望の生成物を得た(960mg、収率51%)。LCMS−ESI(m/z):C1619について計算した[M+H]:275.13;実測値:275.26。
【0451】
(4−ブロモ−5−メトキシ−3−メチル−1−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−イリデン)−酢酸エチルエステルの調製:CCl(18mL)中の(5−メトキシ−3−メチル−1−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−イリデン)−酢酸エチルエステル(480mg)、NBS(420mg)、およびAIBN(30mg)の混合物を、3時間還流した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で反応を停止させ、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機物を水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して淡褐色固体を得た(420mg)。LCMS−ESI(m/z):C1618BrOについて計算した[M+H]:353.03;実測値:352.91。
【0452】
(1−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル)−(4−メトキシ−ベンジルオキシ)−酢酸エチルエステルの調製:4−メトキシベンジルアルコール(0.27mL、4当量)のTHF(11mL)溶液に、KHMDS(0.5Mのトルエン溶液、3.4mL、3当量)を0℃で添加し、得られた混合物を0℃で10分間撹拌した。(4−ブロモ−5−メトキシ−3−メチル−1−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−イリデン)−酢酸エチルエステル(200mg)のTHF(1mL)溶液をゆっくり添加した。0℃で3分間の撹拌後、クエン酸(1M)で反応を停止させ、EtOAcで抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(5〜20%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、157mgの淡橙色油状物を得た(収率68%)。LCMS−ESI(m/z):C2427について計算した[M+H]:411.18;実測値:411.21。
【0453】
(4−メトキシベンジルオキシ)−(5−メトキシ−3−メチル−1−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−ナフタレン−2−イル)−酢酸エチルエステルの調製:(1−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル)−(4−メトキシ−ベンジルオキシ)−酢酸エチルエステル(157mg、0.38mmol)のジクロロメタン(3.8mL)溶液を、アルゴン下にて−78℃に冷却した。この溶液に2,6−ルチジン(0.1mL)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.1mL)を添加し、−78℃で2.5時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム(3mL)を添加し、反応混合物を室温に加温し、ジクロロメタンで希釈した。ジクロロメタンを分離し、水層をCHClで抽出し、合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して、所望の生成物を得た(128mg、収率62%)。LCMS−ESI(m/z):C2525NaOSについて計算した[M+Na]:565.11;実測値:565.23。
【0454】
[1−(4−クロロフェニル)−5−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル]−(4−メトキシベンジルオキシ)酢酸エチルエステルの調製:(4−メトキシ−ベンジルオキシ)−(5−メトキシ−3−メチル−1−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−ナフタレン−2−イル)−酢酸エチルエステル(128mg、0.236mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(74mg、2当量)、EtOH(0.5mL)、KCO(2M、0.5mL)、およびトルエン(1.3mL)の溶液を、シュレンク管内にてアルゴンを使用して室温で脱気した。次いで、Pd(dppf)Clを添加し(17mg)、管を密封した。反応物を60℃に14時間加熱した。LCMSによる反応混合物の分析によって変換率40%が示され、視覚分析では相当な量のパラジウム黒が示された。粗混合物を、Pd(PPhを入れた新規の密封性の管に、ミクロフィルターを介してシリンジで濾過して入れ、管を密封し、100℃に16時間加熱した。反応物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトで濾過した。濾液を濃縮し、粗残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して、所望の生成物を得た(60mg、収率50%)。LCMS−ESI(m/z):C3029ClNaOについて計算した[M+Na]:527.99;実測値:527.44。
【0455】
[1−(4−クロロ−フェニル)−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−ヒドロキシ−酢酸エチルエステルの調製:[1−(4−クロロ−フェニル)−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−(4−メトキシ−ベンジルオキシ)−酢酸エチルエステル(58mg、0.115mmol)のジクロロメタン(3mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(58μL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、飽和NaHCOで慎重に反応を停止させた。水層をジクロロメタンで2回抽出し、次いで、合わせた有機層を水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して、所望の生成物を得た(23mg)。
【0456】
tert−ブトキシ−[1−(4−クロロ−フェニル)−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−酢酸エチルエステルの調製:[1−(4−クロロ−フェニル)−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−ヒドロキシ−酢酸エチルエステル(23mg)および過塩素酸(70%(3μL))の酢酸tert−ブチル(1mL)溶液を室温で2時間撹拌した。2時間後、明らかに反応が停止したので、3μLのさらなる過塩素酸を添加した。さらに2時間後、さらなる変換は認められなかった(LCMS分析)。飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加し、混合物を酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濃縮した。粗混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して、tert−ブトキシ−[1−(4−クロロ−フェニル)−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−酢酸エチルエステル(9mg)および7mgの回収された出発物質を得た。回収された出発物質を、類似の反応条件に再度供して、さらなる3mgの所望の生成物を得た。
H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.10(s, 1H), 7.39−7.48(m, 3H), 7.25(s, 1H), 7.17(app t, 1H), 6.78(app t, 2H), 5.09(s, 1H), 4.06−4.20(m, 2H), 3.99(s, 3H), 2.61(s, 3H), 1.185(t, 3H), 0.98(s, 9H)。
【0457】
tert−ブトキシ−[1−(4−クロロフェニル)−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−酢酸(34)の調製:THF(0.3mL)およびEtOH(0.1mL)中のtert−ブトキシ−[1−(4−クロロ−フェニル)−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル]−酢酸エチルエステル(12mg)の溶液に、0.1mLの1M LiOHを添加した。反応物を室温で30分間撹拌し、次いで、0.3mLのTHF、EtOH、および1M NaOHをそれぞれ添加した。反応物を70℃に2.5時間加熱し、次いで、室温に冷却した。pH約5までギ酸を添加した。反応混合物をHPLC(Gemini、50−100%MeCN/HO、0.1%TFA含有)によって直接精製した。生成物を凍結乾燥させて白色粉末を得た(8mg)。
H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:8.09(s, 1H), 7.49−7.58(m, 3H), 7.32(br d, 1H), 7.26(app t, 1H), 6.91(d, 1H), 6.81(d, 1H), 5.19(s, 1H), 3.99(s, 3H), 2.57(s, 3H), 0.99(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2016ClOについて計算した[M−OtBu]:339.79;実測値:339.07。
【0458】
実施例33。エチル2−(5−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート(35)
【0459】
【化99】
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エチル2−(5−ブロモ−3−メチル−1−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)ナフタレン−2−イル)−2−((4−メトキシベンジル)オキシ)アセタート
エチル2−(5−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート(35)の調製:エチル2−(5−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート(35)を、1−(2−ブロモフェニル)プロパン−2−オンを出発物質として1−(3−メトキシフェニル)プロパン−2−オンの代わりに使用して実施例32のエチル2−(6−メトキシ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートと同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.11(s, 1H), 8.01(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.85(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.40(t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.23(d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.81(d, J = 7.6 Hz, 2H), 5.61(s, 1H), 4.62(q, J = 11.2 Hz, 2H), 4.26−4.15(m, 2H), 3.75(s, 3H), 2.62(s, 3H), 1.18(t, J = 6.8 Hz, 3H)。
【0460】
実施例34。エチル2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(36A)およびエチル2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(36B):
【0461】
【化100】
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エチル2−(5−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:エチル2−(5−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートをエチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの代わりに使用して、実施例67のエチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートと同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.20(s, 1H), 8.08(d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.95(dd, J = 7.4, 0.8 Hz, 1H), 7.48(t, J = 8.4 Hz, 1H), 4.42(q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.54(s, 3H), 1.40 t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0462】

エチル2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(36A)およびエチル2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(36B)の調製:エチル2−(5−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(1.2g、2.56mmol)および4−クロロフェニルボロン酸(440mg、2.81mmol)のトルエン溶液に、2M炭酸カリウム(2.8mL、5.63mmol)およびPdCl(dppf)(187mg、0.256mmol)を添加し、反応物をアルゴンで10分間脱気した。反応物を室温で4時間撹拌した。反応物を濾過し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、濃縮した。粗反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)およびその後の逆相HPLC(Gemini、40−100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて、670mgのエチル2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(36A)を黄色油状物として得(H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.20(s, 1H), 8.13(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.85(d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.68(t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.51(d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.39(d, J = 8.4 Hz, 2H), 3.95(q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.41(s, 3H), 1.14(t, J = 7.2 Hz, 5H))、109mgのエチル2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(36B)を白色固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.72(s, 1H), 7.59−7.56(m, 1H), 7.50(t, J = 8.0 Hz, 2H), 7.46−7.44(m, 5H), 7.43(d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.28(d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.94(q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.42(s, 3H), 1.14(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0463】
実施例35。2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(37)
【0464】
【化101】
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エチル2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートの調製:エチル2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートをエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの代わりに使用して、実施例67のエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートと同様に調製した。粗生成物を使用して次の反応を続行した。
【0465】
2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(37)の調製:テトラヒドロフラン:エタノール:水(2:2:1、3mL)中のエチル2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(30mg、0.061mmol)の溶液に水酸化リチウム(7mg、0.31mmol)を添加し、反応物を50℃に一晩加熱した。粗反応物を逆相HPLC(Gemini、40−100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて白色粉末を得た(5.9mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.07(s, 1H), 7.77(d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.58(s, 2H), 7.55(as, 1H), 7.32(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.26(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.18(m, 1H), 5.17(s, 1H), 2.67(s, 3H), 0.99(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2321BrClOについて計算した[M−H]:460.8;実測値;460.2。
【0466】
実施例36。2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(38)
【0467】
【化102】
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2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(38)の調製:2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(38)を、エチル2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートをエチル2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの代わりに使用して、実施例35の2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸と同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.59(m, 4H), 7.53(d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.45(d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.35(m, 3H), 7.28(m, 1H), 5.18(s, 1H), 2.51(s, 3H), 0.99(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2926Clについて計算した[M−H]:491.13;実測値:491.42。
【0468】
実施例37。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−5−(3−(ジメチルアミノ)プロパ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(39)
【0469】
【化103】
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エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−5−(3−(ジメチルアミノ)プロパ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(100mg、0.20mmol)およびN,N−ジメチルプロパ−2−イン−1−アミン(0.065mL、0.61mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液に、ヨウ化銅(8mg、0.04mmol)およびPdCl(PPh(14mg、0.02mmol)を添加した。反応物を100℃に一晩加熱した。室温への冷却後、反応物にPdCl(PPh(14mg、0.02mmol)、ヨウ化銅(8mg、0.04mmol)、N,N−ジメチルプロパ−2−イン−1−アミン(0.065mL、0.61mmol)、およびトリエチルアミン(1mL)を入れた。反応物を100℃に一晩加熱した。次いで、反応物にN,N−ジメチルプロパ−2−イン−1−アミン(0.065mL、0.61mmol)を添加し、100℃に一晩加熱した。粗反応混合物をシリカゲルに吸着させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン、メタノール/酢酸エチル)によって精製して黄色油状物を得た(6.5mg)。
LCMS−ESI(m/z):C3035ClNOについて計算した[M+H]:492.22;実測値:492.15。
【0470】
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−5−(3−(ジメチルアミノ)プロパ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(39)の調製:テトラヒドロフラン:エタノール:水(2:2:1、4mL)中のエチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−5−(3−(ジメチルアミノ)プロパ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(6.5mg、0.013mmol)の溶液に水酸化リチウム(2mg、0.066mmol)を添加し、反応物を50℃に一晩加熱した。反応物を、逆相HPLC(Gemini、40〜60%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて白色粉末を得た(1.2mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.14(s, 1H), 7.74(d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.58(s, 2H), 7.56(as, 1H), 7.33(m, 3H), 5.18(s, 1H), 4.42(s, 2H), 3.04(s, 6H), 2.67(s, 3H), 0.99(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2831ClNOについて計算した[M+H]:464.19;実測値:464.51。
【0471】
実施例38。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,5−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(40)
【0472】
【化104】
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エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,5−ジメチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:トルエン:エタノール(2:1、3mL)および水(1mL)中のエチル2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(100mg、0.204mmol)および2,4,6−トリメチル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナン(0.086mL、0.61mmol)の溶液に、炭酸カリウム(282mg、2.04mmol)およびPdCl(dppf)(15mg、0.02mmol)を添加し、反応物をアルゴンで10分間脱気した。反応物を、マイクロ波反応器中にて100℃に20分間加熱した。粗反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、黄色油状物を得た(32mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.08−7.87(m, 2H), 7.87(s, 1H), 7.65−7.35(m, 1H), 7.26(m, 2H), 7.15(d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.09(d, J = 8.0 Hz, 1H).5.10(s, 1H), 4.14(m, 2H), 2.69(s, 3H), 2.65(s, 3H), 1.20(t, J = 6.8 Hz, 3H), 0.99(s, 9H)。
【0473】
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,5−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(40)の調製:テトラヒドロフラン:エタノール:水(2:2:1、3mL)のエチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,5−ジメチルナフタレン−2−イル)アセタート(32mg、0.075mmol)の溶液に水酸化リチウム(9mg、0.377mmol)を添加し、反応物を50℃に一晩加熱した。反応物を、逆相HPLC(Gemini、40−100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて白色粉末を得た(16.8mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.86(s, 1H), 7.54(m, 3H), 7.29(m, 2H), 7.16(t, J = 8.8 Hz, 1H), 7.08(d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.17(s, 1H), 2.69(s, 3H), 2.65(s, 3H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2424ClOについて計算した[M−H]:395.15;実測値:394.97。
【0474】
実施例39。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(41)
【0475】
【化105】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(41)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(41)を、ピリミジン−5−イルボロン酸を2,4,6−トリメチル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナンの代わりに使用して実施例38の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,5−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸と同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:9.27(s, 1H), 8.95(s, 2H), 7.60(s, 2H), 7.58(s, 1H), 7.54(s, 1H), 7.43(m, 3H), 7.36(d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.20(s, 1H), 2.55(s, 3H), 1.00(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2726ClNについて計算した[M+H]:461.16;実測値:461.45。
【0476】
実施例40。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(42)
【0477】
【化106】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−フルオロ−3−
メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(42)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(42)を、6−フルオロ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンを5−ブロモ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンの代わりに使用して実施例35の2−(5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸と同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.67(s, 1H), 7.57(s, 2H), 7.55(as, 1H), 7.45(dd, J = 9.8, 2.8 Hz, 1H), 7.32(d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.27(dd, J = 9.4, 5.2 Hz, 1H), 7.11(td, J = 9.0, 2.4 Hz, 1H)5.16(s, 1H), 2.60(s, 3H), 0.98(s, 9H). 19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ:−118.01(s).LCMS−ESI(m/z):C2321ClFOについて計算した[M−H]:399.12;実測値:399.19。
【0478】
実施例41。2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(43):
【0479】
【化107】
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2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(43)の調製:2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(43)を、1−(3−フルオロフェニル)プロパン−2−オンを1−(2−ブロモフェニル)プロパン−2−オンの代わりに使用し、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸を4−クロロフェニルボロン酸の代わりに使用して実施例40の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.67(d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.93(s, 1H), 7.79(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.75(d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.59(dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1H), 7.42(d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.07(td, J = 9.2, 2.8 Hz, 1H), 6.98(m, 1H), 5.21(s, 1H), 4.71(m, 2H), 3.64(t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.77(s, 3H), 0.93(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ:−116.92(s).LCMS−ESI(m/z):C2827FNOについて計算した[M+H]:460.18;実測値:460.15。
【0480】
実施例42。2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(44)。
【0481】
【化108】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(44)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(44)を、1−(2−フルオロフェニル)プロパン−2−オンを1−(3−フルオロフェニル)プロパン−2−オンの代わりに使用して2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(43)と同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.68(d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.56(d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.10(s, 1H), 7.78(d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.43 m, 1H), 7.19(m, 2H), 6.73(M, 1H), 5.23(s, 1H), 4.67(m, 2H), 3.57(t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.75(s, 3H), 0.85(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ:−125.97(t, J = 7.54 Hz).LCMS−ESI(m/z):C2827FNOについて計算した[M−H]:458.18;実測値:457.76。
【0482】
実施例43。2−tert−ブトキシ−2−(5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(45)
【0483】
【化109】
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2−tert−ブトキシ−2−(5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(45)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(45)を、1−(2−クロロフェニル)プロパン−2−オンを1−(3−フルオロフェニル)プロパン−2−オンの代わりに使用して実施例40の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.14(s, 1H), 7.64(m, 1H), 7.54(m, 2H), 7.50(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.23(m, 3H), 5.27(s, 1H), 2.64(s, 3H), 1.03(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2321Clについて計算した[M−H]:415.09;実測値;415.09。
【0484】
実施例44。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(46)
【0485】
【化110】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−
メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(46)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(46)を、1−(2−フルオロフェニル)プロパン−2−オンを1−(3−フルオロフェニル)プロパン−2−オンの代わりに使用して実施例40の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.94(s, 1H), 7.59(s, 2H), 7.57(m, 1H), 7.35(d, J = 8.8 Hz, 1h), 7.27(m, 1h), 7.16(m, 1H), 7.07(d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.21(s, 1H), 2.66(s, 3H), 1.01(s, 9H). 19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ:−126.85(dd, J = 10.2, 5.3 Hz).LCMS−ESI(m/z):C2321ClFOについて計算した[M−H]:399.12;実測値:399.14。
【0486】
実施例45。2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(47)
【0487】
【化111】
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2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(47)の調製:2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(47)を、1−(2−クロロフェニル)プロパン−2−オンを1−(3−フルオロフェニル)プロパン−2−オンの代わりに使用して実施例41の2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.65(d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.33(s, 1H), 7.76(d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.69(d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.60(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.39(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.19(t, J = 8.4 Hz, 1H), 6.91(d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.24(s, 1H), 4.70(m, 2H), 3.61(t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.82(s, 3H), 0.93(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2825ClNOについて計算した[M−H]:474.16;実測値:474.08。
【0488】
実施例46。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(48)
【0489】
【化112】
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エチル2−(6−メトキシ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの調製:エチル2−(6−メトキシ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートを、6−メトキシ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンを5−メトキシ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンの代わりに使用して実施例32のエチル2−(5−メトキシ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの調製と同様に調製した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.93(d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.56(s, 1H), 7.25−7.21(m, 3H), 7.07(d, J = 2.4 1H), 6.82(d, J = 8.8 Hz, 2H), 5.57(s, 1H), 4.62−4.55(m, 2H), 4.27−4.13(m, 2H), 3.93(s, 3H), 3.77(s, 3H), 2.53(s, 3H), 1.18(t, J = 6.8 Hz, 3H)。
【0490】
エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの調製:エチル2−(6−メトキシ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジル−オキシ)アセタート(100mg、0.184mmol)および4−クロロフェニルボロン酸(58mg、0.37mmol)の1,2−ジメトキシエタン(2mL)溶液に2M炭酸カリウム(0.368mL、0.74mmol)およびPd(PPh(21mg、0.018mmol)を添加し、反応物をアルゴンで15分間脱気した。混合物を、マイクロ波反応器中にて120℃に20分間加熱した。粗反応物をシリカに吸着させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して黄色油状物を得た(66mg)。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.58(s, 1H), 7.39(dd, J = 8.2, 1.6 Hz, 1H), 7.31−7.26(m, 2H), 7.13−7.07(m, 4H), 7.01(dd, J = 8.2, 2.4 Hz, 1H), 6.94(dd, J = 9.2, 2.8 Hz, 1H), 6.78(d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.77(m, 1H), 4.50(s, 1H), 4.42(ABd, J = 11.2 Hz, 1H), 4.34(ABd, J = 11.2 Hz, 1H), 4.20−4.15(m, 2H), 3.91(s, 3H), 3.81(s, 3H), 2.60(s, 3H), 1.21(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0491】
エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートおよびエチル2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−5−(4−メトキシベンジル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート(185mg、0.37mmol)のジクロロメタン溶液にトリフルオロ酢酸(0.185mL、2.4mmol)を0℃で添加し、反応物を室温に2時間にわたって加温した。能動冷却しながら飽和重炭酸ナトリウムで反応を停止させ、ジクロロメタンで抽出し、濃縮した。粗反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、次いで、逆相HPLC(Gemini、20−100%ACN/HO+0.1%TFA)によってさらに精製して、以下の2つの生成物を得た:エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート:27mg透明油状物。LCMS−ESI(m/z):C2219ClOについて計算した[M+H−HO]:367.09;実測値:367.05:およびエチル2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−5−(4−メトキシベンジル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート:105mg(褐色油状物として)。LCMS−ESI(m/z):C3027ClOについて計算した[M+H−HO]:487.15;実測値:486.90。
【0492】
エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(27mg、0.07mmol)のtert−ブチルアセタート(1.0mL)溶液に70%過塩素酸(0.012mL、0.14mmol)を添加し、反応物を室温で1.5時間撹拌した。固体重炭酸ナトリウムで反応を停止させ、水(2mL)を添加し、1時間撹拌した。生成物を酢酸エチルで抽出し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して無色油状物を得た(16.2mg)。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.48(s, 1H), 7.41−7.36(m, 3H), 7.19(d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.06(d, J = 9.2 Hz, 1H), 6.99(br s, 1H), 6.86(d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.00(s, 1H), 4.12−4.02(m, 2H), 3.82(s, 3H), 2.52(s, 3H), 1.13(t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.91(s, 9H)。
【0493】
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(48)の調製:テトラヒドロフラン:エタノール:水(2:2:1、2.5mL)中のエチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(16.2mg、0.037mmol)の溶液に水酸化リチウム(4mg、0.183mmol)を添加し、反応物を50℃で一晩加熱した。反応物を逆相HPLC(Gemini、20〜90%ACN/H0+0.1%TFA)によって精製して白色粉末を得た(12mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.60(s, 1H), 7.55(m, 3H), 7.30(m, 1H), 7.17(d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.13(d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.94(dd, J = 9.2, 2.8 Hz, 1H), 5.15(s, 1H), 3.90(s, 3H), 2.58(s, 3H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2424ClOについて計算した[M−H]:411.14;実測値:411.14。
【0494】
実施例47。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−5−(4−メトキシベンジル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(49)
【0495】
【化113】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−5−(4−メトキシベンジル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−5−(4−メトキシベンジル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(49)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−5−(4−メトキシベンジル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(49)を、エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−5−(4−メトキシベンジル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートをエチル2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの代わりに使用して実施例46の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸のための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.75(s, 1H), 7.54(m, 3H), 7.32(d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.22(m, 2H), 7.07(d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.76(d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.12(s, 1H), 4.38(s, 2H), 3.90(s, 3H), 3.72(s, 3H), 2.52(s, 3H), 0.97(s, 9H)。
LCMS−ESI(m/z):C3232ClOについて計算した[M−H]:531.20;実測値:531.01。
【0496】
実施例48。6−ブロモ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(50)
【0497】
【化114】
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6−ブロモ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(50)の調製:フラスコにトリフルオロメタンスルホン酸(450g、3mol)を入れ、氷水浴を使用して0℃に冷却した。類似の様式で実施例32に記載のように調製した4−(3−ブロモフェニル)−3−メチルブタン酸(15.5g、60mmol)を、DCM(30mL)溶液としてゆっくり添加して、透明な暗褐色溶液を得た。15分後、反応物を500mLのCHClで希釈し、約1Lのクラッシュアイス上にゆっくり注いだ。得られたスラリーを、溶液が室温に加温されるまで撹拌すると、2相になった。層の分離後、水層をCHClで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥後に減圧下で乾燥させた。Iscoカラムクロマトグラフィ(50%DCM/hex定組成)による精製によって、定量的収率の表題化合物を淡黄色無定形固体として得た。LCMS−ESI(m/z):C1111BrOについて計算した[M]:239.11;実測値:239.20。
【0498】
実施例49。7−ブロモ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(51)
【0499】
【化115】
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7−ブロモ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(51)の調製:類似の様式で実施例32に記載のように調製した4−(4−ブロモフェニル)−3−メチルブタン酸(6.43g、25.0mmol)のHSO(25mL)溶液を、75℃で3時間撹拌した。混合物を氷上にゆっくり注いだ。得られたスラリーをEtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗材料をカラムクロマトグラフィ(EtOAc/ヘキサン)によって精製して、5.74g(96%)の表題化合物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.10(d, J = 2 Hz, 1H), 7.54(dd, J = 8, 2 Hz, 1H), 7.11(d, J = 8 Hz, 1H), 2.91(d, J = 16 Hz), 2.71(d, J = 13 Hz), 2.58(m, 1H), 2.28(m, 2H), 1.12(d, J = 6 Hz, 3H)。
【0500】
実施例50。(6−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルナフタレン−2−イルオキシ)トリイソプロピルシラン(52)
【0501】
【化116】
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(6−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルナフタレン−2−イルオキシ)トリイソプロピルシラン(52)の調製:
工程1:6−メトキシ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イルトリフルオロメタンスルホナートの調製:0℃に冷却した6−メトキシ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(10.06g、53mmol;1−(3−メトキシフェニル)プロパン−2−オンから出発して実施例48の6−ブロモ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(50)と同様に調製)の溶液に、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン(19.6g、95.4mmol)を添加し、その後にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(13.3mL、79.4mmol)を添加した。得られた溶液を室温に1.5時間にわたってゆっくり加温し、次いで、1M HCl(100mL)の添加によって反応を停止させた。分離後、水層をDCM(3×100mL)で抽出し、合わせた有機物をブラインで洗浄した。減圧濃縮後、残渣をヘキサンに溶かした。得られた沈殿固体を濾過によって除去し、母液をMgSO無水物で乾燥させ、次いで、減圧濃縮した。得られた残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(3%−35%EtOAc/Hex)によって精製して、9.88g(57%)の表題化合物を無色シロップとして得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.28(s, 1H);6.75(m, 2H);5.74(d, J = 4 Hz, 1H);3.82(s, 3H);2.77(m, 1H)2.89(dd, J = 15.2, 10 Hz;1H);2.61(dd, J = 15.2, 10 Hz;1H);1.14(d, J =7.2 Hz, 3H)。
【0502】
工程2:4−(4−クロロフェニル)−7−メトキシ−2−メチル−1,2−ジヒドロナフタレンの調製:6−メトキシ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1−イルトリフルオロメタンスルホナート(9.88g、30.7mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(6.23g、39.9mmol)、およびKCO(12.7g、91.9mmol)を、肉厚の耐圧フラスコ中にて室温でトルエン/エタノール/水の混合物(80mL/40mL/40mL)に合わせた。混合物へのArでの30分間吹き付け後、PdCl(dppf)(1.12g、1.53mmol)を一度に添加し、フラスコを密封し、50℃に2.5時間加熱した。室温に戻した後、層を分離し、水層をEtOAcおよびHex(それぞれ2×50mL)で抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、セライトパッドで濾過し、MgSO無水物で乾燥させた。得られた溶液を減圧下でシリカゲルに吸着させ、Yamazenカラムクロマトグラフィ(0〜15%EtOAc/Hex)によって精製して、7.7g(88%)の表題化合物を無定形白色固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.32(d, J = 8 Hz, 2H);7.26(d, J = 8Hz, 2H);6.87(d, J = 8.4 Hz, 1H);6.57(d, J = 2.8 Hz, 1H);6.62(dd, J = 8.4, 2.8 Hz, 1H);5.74(d, J = 2.8 Hz, 1H);3.79(s, 3H);2.81(ABq, J = 20.8, 12.4 Hz, 1H);2.60(m, 1H);2.59(ABq, J = 8.4, 2.8 Hz, 1H);1.14(d, J = 6.4 Hz, 3H)。
【0503】
工程3:3−ブロモ−4−(4−クロロフェニル)−7−メトキシ−2−メチル−1,2−ジヒドロナフタレンの調製:4−(4−クロロフェニル)−7−メトキシ−2−メチル−1,2−ジヒドロナフタレン(5g、17.6mmol)のDCM(120mL)溶液を氷水浴中で冷却後、固体ピリジニウムペルブロミド(6.2g、19.3mmol)を一度に添加した。暗青色溶液を30分間撹拌し、飽和Na(200mL)の添加によって反応を停止させた。反応物を水およびDCMでさらに希釈後、分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた桃色有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させた。濾過および減圧濃縮後、得られた残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(0〜10%EtOAc/Hex)によって精製して、5.5g(86%)の表題化合物を橙色ゲルとして得た。LCMS−ESI(m/z):C1817BrClOについて計算した[M+H]:364.68;実測値:364.89。
【0504】
工程4:2−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレンの調製:3−ブロモ−4−(4−クロロフェニル)−7−メトキシ−2−メチル−1,2−ジヒドロナフタレン(5.5g、15.1mmol)のトルエン(100mL)溶液を、Arで真空フラッシングした。DDQ(5.2g、22.7mmol)を添加し、混合物を1.5時間加熱還流した。不均一な赤褐色混合物を室温に冷却し、トルエンを減圧下除去した。得られた残渣をDCM(300mL)に溶かし、濾過して沈殿したDDHQを除去した。得られた母液をシリカゲルに吸着させ、Yamazenカラムクロマトグラフィ(15%DCM/Hex)によって精製して、5.21g(95%)の表題化合物を無定形黄色固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.66(s, 1H);7.49(br d, J = 2 Hz, 2H);7.24−7.18(m, 3H);7.07(d, J = 2 Hz, 1H);6.97(dd, J = 9.2, 2 Hz, 1H);3.91(s, 3H);2.60(s, 3H)。
【0505】
工程5:6−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルナフタレン−2−オールの調製:容器に三臭化ホウ素(1MのDCM溶液、0.7mL、0.7mmol)を入れ、−78℃に冷却した。2−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレン(0.1g、0.28mmol)を、DCM溶液(0.5mL)として添加した。反応物を、3.5時間にわたって室温にゆっくり加温した。この手順を、1gおよび4.1gの2−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−6−メトキシ−3−メチルナフタレンのスケールで、他の試薬のスケールを適切に調整して2回繰り返した。3ロットを合わせ、0℃に冷却し、MeOHを使用して反応体積をゆっくり2倍にした。室温への加温後、混合物を減圧濃縮し、残渣をEtOAc(150mL)に溶かし、飽和NaHCO(150mL)で処理し、次いで、溶液がpH約7になるまで、固体NaHCOを少しずつ処理した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮した。得られた残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(5〜25%EtOAc/Hex)によって精製して、4.54g(91%)の表題化合物を無色シロップとして得た。LCMS−ESI(m/z):C1713BrClOについて計算した[M+H]:348.64;実測値:348.79。
【0506】
工程6:(6−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルナフタレン−2−イルオキシ)トリイソプロピルシラン(52)の調製:6−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルナフタレン−2−オール(4.5g、12.9mmol)をDCM(65mL)に溶かした。この溶液にTIPSCl(4.1mL、19.4mmol)、DBU(3.5mL、23.2mmol)、およびDMAP(0.16g、1.3mmol)を添加した。室温で一晩の撹拌後、DCMを減圧下除去し、残渣をヘキサン(200mL)に溶かした。この溶液を1M HCl(100mL)で洗浄し、層を分離した。ヘキサンでの水層の抽出後、合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮した。得られた残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(2−5%DCM/Hex)によって精製して、5.12g(79%)の表題化合物を無色シロップとして得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.61(s, 1H);7.49(br d, J = 8.4 Hz, 2H);7.23(br d, J = 8.4 Hz, 2H);7.17(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.16(d, J = 2.4 Hz, 1H);6.95(dd, J = 8.8, 2.4 Hz;1H);2.60(s, 3H);1.30(hep, J = 7.2 Hz, 3H);1.12(d, J = 7.2 Hz, 18H)。
【0507】
実施例51。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(53)
【0508】
【化117】
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工程1:エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリイソプロピル−シリルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:−78℃に冷却した(6−ブロモ−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルナフタレン−2−イルオキシ)トリイソプロピルシラン(2.5g、4.9mmol)のTHF(50mL)溶液に、n−BuLi(1.6Mのヘキサン溶液、4.6mL、7.4mmol)を滴下した。得られた溶液を−78℃で30分間撹拌後、シュウ酸ジエチル(1.7mL、12.4mmol)を添加した。−78℃で45分後、冷浴を除去し、反応物を室温に1時間加温する。5%クエン酸(50mL)溶液を添加し、層を分離した。EtOAcでの抽出後、合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮した。得られた残渣を、Yamazenカラムクロマトグラフィ(0〜10%EtOAc/Hex)によって精製して、2.10g(81%)の表題化合物を無色シロップとして得た。LCMS−ESI(m/z):C3038ClOSiについて計算した[M+H]:526.16;実測値:526.89。
【0509】
工程2:エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:0℃に冷却したエチル2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリイソプロピルシリルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(5.11g、9.7mmol)のTHF(25mL)溶液に、TBAF(1MのTHF溶液、10.7mL、10.7mmol)を添加した。15分後、N−フェニル−ビス(トリフルオロメタン−スルホンイミド)(5.2g、14.6mmol)のTHF(20mL)溶液を添加して透明な黄色溶液を得た。固体炭酸カリウム(2.7g、19.4mmol)を添加し、冷浴を除去した。室温で4時間後、反応物をEtOAcおよび1M NaOH(各100mL)で希釈し、5分間強く振盪した。層を分離し、EtOAcで水層を抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮した。得られた残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(0〜20%EtOAc/Hex)によって精製して、3.12g(64%)を淡黄色の無定形固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.80(s, 1H);7.76(d, J = 2.4 Hz, 1H);7.67(d, J = 9.6 Hz, 1H);7.48(br d, J = 8.4 Hz, 2H);7.30(dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H);7.25(br d, J = 8.4 Hz, 2H);3.95(q, J = 7.2 Hz, 2H);2.53(s, 3H);1.15(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0510】
工程3:(S)−エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:−20℃に冷却したエチル2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(1g、2mmol)および(R)−(+)−2−メチル−CBS−オキサアザボロリジン(0.11g、0.4mmol)のトルエン(7mL)溶液に、新たに蒸留したカテコールボラン(0.29mL、2.6mmol)のトルエン(3mL)溶液を添加した。3時間後、飽和NaCO(10mL)を添加し、混合物を室温に加温し、層を分離した。EtOAcでの抽出後、合わせた有機層を、洗浄物が有色でなくなるまでさらに飽和NaCO(15mLずつ)で洗浄し、その後、飽和NHCl(15mL)で1回洗浄した。MgSO無水物での乾燥後、溶液を減圧下でシリカゲルに吸着させ、Yamazenカラムクロマトグラフィ(10〜65%EtOAc/Hex)によって精製して、0.61g(61%、98%ee)の表題化合物を無色の無定形固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.72(s, 1H);7.69(d, J = 2.4 Hz, 1H);7.50(m, 2H);7.37(d, J = 9.2 Hz, 1H);7.30(m, 2H);7.19(dd, J = 9.2, 2.4 Hz, 1H);5.21(d, J = 2 Hz, 1H);4.21(m, 2H);3.25(d, J = 2 Hz, 1H);2.53(s, 3H);1.22(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0511】
工程4:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:過塩素酸(70%、0.28mL、3.2mmol)を、(S)−エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(0.82g、1.6mmol)の酢酸tert−ブチル(5mL)溶液に室温で添加した。3時間後、固体NaHCOを添加し、スラリーを30分間強く撹拌した。混合物がpH約8になるまで飽和NaHCOをゆっくり添加した。EtOAcでの有機層の抽出後、合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮した。得られた残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(0〜35%EtOAc/Hex)によって精製して、0.52g(57%)の表題化合物を無定形固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.69(s, 1H);7.66(d, J = 2.4 Hz, 1H);7.51(m, 2H);7.44(m, 1H);7.34(d, J = 9.4 Hz, 1H);7.27(m, 1H);7.15(dd, J = 9.4, 2.4 Hz, 1H);5.12(s, 1H);4.17(m, 2H);2.63(s, 3H);1.23(t, J = 7.2 Hz, 3H);1.01(s, 9H)。
【0512】
工程5:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−4−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(0.060g、0.11mmol)、ピリジン−4−イルボロン酸(0.020g、0.16mmol)、およびPd(PPh(0.012g、0.011mmol)のDME(1mL)溶液を2M KCO(0.16mL、0.32mmol)で処理し、Arを10分間吹きつけた。110℃で20分間のマイクロ波加熱後、反応混合物を減圧下でシリカゲルに吸着させ、Yamazenカラムクロマトグラフィ(15−100%EtOAc/Hex)によって精製して、0.043g(82%)を無色ガラスとして得た。LCMS−ESI(m/z):C3031ClNOについて計算した[M+H]:488.20;実測値:488.70。
【0513】
工程6:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(53)の調製:THF/MeOH/HO(各1mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−4−イル)ナフタレン−2−イル)アセタート(0.043g、0.088mmol)の溶液を、LiOH・HO(0.025g、0.59mmol)で処理し、50℃に一晩加熱した。得られた溶液をDMFで希釈し、分取逆相HPLC(Gemini column、15から100%MeCN/HO、0.1%TFA)によって精製した。適切な画分の凍結乾燥によって0.021gの53をオフホワイトの無定形粉末として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:8.77(br s, 2H);8.37(br s, 1H);8.17(br s, 2H);7.91(s, 1H);7.76(dd, J = 8.8, 2.4 Hz, 1H);7.62−7.54(m, 3H);7.46(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.38(br d, J = 8.8 Hz, 1H);5.25(s, 1H);2.61(s, 3H);0.99(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C5651Clについて計算した[2M−H]:917.31;実測値:917.51。
【0514】
実施例52。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(54)
【0515】
【化118】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(54)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(54)を、工程5でピリジン−3−イルボロン酸をピリジン−4−イルボロン酸の代わりに使用して実施例51の化合物53に類似の様式で調製した。表題化合物(0.024g)を、白色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C5651Clについて計算した[2M−H]:917.31;実測値:917.39.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:9.08(s, 1H);8.74(d, J = 5.2 Hz, 1H);8.61(d, J = 8 Hz, 1H);8.19(s, 1H);7.93−7.88(m, 1H);7.84(s, 1H);7.66−7.53(m, 4H);7.44−7.35(m, 2H);5.24(s, 1H);2.59(s, 3H);0.99(s, 9H)。
【0516】
実施例53。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(55):
【0517】
【化119】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(55)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(55)を、工程5でピリミジン−5−イルボロン酸をピリジン−4−イルボロン酸の代わりに使用して実施例51の化合物53と類似の様式で調製した。表題化合物(0.004g)を、白色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C5449Clについて計算した[2M−H]:919.30;実測値:919.76.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:9.16(s, 1H);9.12(br s, 2H);8.19(br s, 1H);7.85(br s, 1H);7.67(dd.J = 9.2 H, 1.6 Hz, 1H);7.61−7.54(m, 3H);7.43(d, J = 9.2 Hz, 1H);7.41−7.37(m, 1H);5.24(s, 1H);2.60(s, 3H);0.99(s, 9H)。
【0518】
実施例54。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1H−ピラゾール−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(56):
【0519】
【化120】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1H−ピラゾール−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1H−ピラゾール−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(56)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1H−ピラゾール−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(56)を、工程5で1H−ピラゾール−5−イルボロン酸をピリジン−4−イルボロン酸の代わりに使用して実施例51の化合物53に類似の様式で調製した。表題化合物(0.004g)を白色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C5249Clについて計算した[2M−H]:895.30;実測値:895.45.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:8.23(br s, 1H);7.93(d, J = 9.6 Hz, 1H);7.79(s, 1H);7.68(s, 1H);7.61−7.53(m, 3H);7.40−7.35(m, 1H);7.30(d, J = 9.6 Hz, 1H);6.78(s, 1H);5.22(s, 1H);2.57(s, 3H);0.99(s, 9H)。
【0520】
実施例55。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(57)
【0521】
【化121】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(57)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(57)を、工程5で4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをピリジン−4−イルボロン酸の代わりに使用して実施例51の化合物53に類似の様式で調製した。表題化合物(0.004g)を白色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C2626ClNについて計算した[M+H]:449.95;実測値:449.57.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:8.03(br s, 2H);8.00(br s, 1H);7.71(s, 1H);7.59−7.52(m, 4H);7.38−7.34(m, 1H);7.26(d, J = 9.6 Hz, 1H);5.20(1H);2.56(3H);0.98(s, 9H)。
【0522】
実施例56。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(58)
【0523】
【化122】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,6−
ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(58)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(58)を、3,6−ジメチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(1−(3−メチルフェニル)プロパン−2−オンから調製)から出発し、実施例50の工程5および6ならびに実施例51の工程2および5を省略して実施例51の化合物53のために記載した経路に類似の経路を使用して調製した。実施例51の工程3を、室温での、EtOH中のNaBHでの処理に代えてラセミ材料を得た。表題化合物(0.075g)を白色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C2424ClOについて計算した[M−H]:395.14;実測値:394.96.H−NMR:400 MHz, (CDCl 3)δ:7.69−7.61(m, 1H);7.58(s, 1H);7.54(s, 1H);7.53−7.46(m, 2H);7.30−7.23(m, 1H);7.21(d, J = 8.4 Hz, 1H);7.14(d, J = 8.4 Hz, 1H);5.27(s, 2H);2.56(s, 3H);2.48(s, 3H);1.01(s, 9H)。
【0524】
実施例57。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリミジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(59)
【0525】
【化123】
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工程1:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(0.56g、1mmol)のDME(6.5mL)溶液を、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.51g、2mmol)、酢酸カリウム(0.20g、2mmol)、およびPdCl(dppf)(0.073g、0.1mmol)で処理し、Arを10分間吹きつけた。密封容器中での100℃で3時間の加熱後、混合物を室温に冷却し、減圧下でシリカゲルに吸着させた。Yamazenカラムクロマトグラフィ(2〜35%EtOAc/Hex)による精製によって、0.46g(85%)の表題化合物を無色油状物として得た。これは、少量のピナコールが夾雑していた。材料を、さらに精製せずに次の反応で使用した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.28(s, 1H);7.69(s, 1H);7.63(br d, J = 8.4 Hz, 1H);7.51−7.42(m, 3H);7.29−7.26(m, 1H);7.22(d, J = 8.4 Hz, 1H);5.13(s, 1H);4.15(m, 2H);2.61(s, 3H);1.38(s, 12H);1.21(t, J = 7.2 Hz, 3H);0.99(s, 9H)。
【0526】
工程2:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリミジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ナフタレン−2−イル)アセタート(0.072g、0.13mmol)、2−ブロモピリミジン(0.032g、0.20mmol)、PdCl(dppf)(0.005g、0.007mmol)を3/1のPhMe/EtOH(1mL)に溶かした。得られた溶液を2M KCO(0.35mL、0.70mmol)で処理し、密封し、Arを10分間吹きつけた。50℃で2.5時間の加熱および室温への冷却後、粗反応混合物をYamazenカラムクロマトグラフィ(20−100%EtOAc/Hex)によって精製して、0.042g(64%)の無色フィルムを得た。LCMS−ESI(m/z):C2929ClNについて計算した[M]:489.01;実測値:489.51。
【0527】
工程3:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリミジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(59)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリミジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(59)を実施例51の工程6に類似の方法を使用して調製して、0.021gの59をオフホワイトの無定形粉末として得た。LCMS−ESI(m/z):C2726ClNについて計算した[M+H]:461.96;実測値:461.34.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:8.92(s, 1H);8.87(d, J = 4.4 Hz, 2H);8.36(dd, J = 9.2, 1.6 Hz, 1H);7.94(s, 1H);7.61−7.55(m, 3H);7.43−7.36(m, 2H);7.34(t, J = 4.4 Hz, 1H);5.24(s, 1H);2.59(s, 3H);1.0(s, 9H)。
【0528】
実施例58。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピラジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(60)
【0529】
【化124】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピラジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピラジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(60)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピラジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸を、工程2で2−クロロピラジンを2−ブロモピリミジンの代わりに使用して化合物59に類似の様式で調製した。表題化合物(0.026g)を、淡黄色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C2726ClNについて計算した[M+H]:461.96;実測値:461.30.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:9.23(s, 1H);8.67(s, 1H);8.56(s, 2H);8.05(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.89(s, 1H);7.61−7.54(m, 3H);7.42(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.39(br d, J = 8.8 Hz, 1H);5.23(s, 1H);2.60(s, 3H);1.00(s, 9H)。
【0530】
実施例59。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−(イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(61)
【0531】
【化125】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−(イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−(イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(61)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−6−(イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(61)を、工程2で8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピラジンヒドロブロミド(Guzi,T.J,Paruch,Kら、US 20070105864,p.121を参照のこと)を2−ブロモピリミジンの代わりに使用して化合物59に類似の様式で調製した。表題化合物(0.017g)を淡黄色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C2927ClNについて計算した[M+H]:500.7;実測値:500.0.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:9.00(d, J = 1.2 Hz, 1H);8.39(d, J = 4.4 Hz, 1H);8.20(dd, J = 8.8, 1.2 Hz, 1H);8.11(d, J = 4.4 Hz, 1H);8.06(d, J = 1.2 Hz, 1H);7.99(s, 1 H);7.62−7.56(m, 3H);7.38(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.36(br d, J = 8.8 Hz, 1H);5.25(s, 1H);2.58(s, 3H);0.99(s, 9H)。
【0532】
実施例60。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(4−メチルピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(62)
【0533】
【化126】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(4−メチルピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(4−メチルピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(62)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(4−メチルピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(62)を、工程2で5−ブロモ−4−メチルピリミジンを2−ブロモピリミジンの代わりに使用して化合物59に類似の様式で調製した。表題化合物(0.015g)を白色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C2828ClNについて計算した[M+H]:475.99;実測値:475.69.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:9.13(br s, 1H);8.77(br s, 1H);7.87(s, 1H);7.81(s, 1H);7.60−7.54(m, 3H);7.42−7.37(m, 3H);5.25(s, 1H);2.59(s, 3H);2.50(s, 3H);1.00(s, 9H)。
【0534】
実施例61。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(63)
【0535】
【化127】
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工程1。(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(0.070g、0.13mmol)のNMP(1mL)溶液を、LiCl(0.008g、0.19mmol)、Pd(PPh(0.014g、0.013mmol)、および2−(トリブチルスタンニル)ピリジン(85%、0.071mL、0.19mmol)で処理した。10分間の混合物へのAr注入および100℃で10分間のマイクロ波加熱後、反応混合物を室温に冷却し、Yamazenカラムクロマトグラフィ(20−100%EtOAc/Hex)による精製のためにシリカに直接ロードして、0.015g(25%)を無色フィルムとして得た。LCMS−ESI(m/z):C3031ClNOについて計算した[M+H]:488.20;実測値:488.90。
【0536】
工程2。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(63)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(ピリジン−2−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(63)の調製を実施例51の工程6に類似の方法を使用して調製して、0.0041gの63をオフホワイトの無定形粉末として得た。LCMS−ESI(m/z):C2827ClNOについて計算した[M+H]:460.97;実測値:460.70.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:8.75(d, J = 4.4 Hz, 1H);8.49(br s, 1H);8.07−7.96(m, 3H);7.87(s, 3H);7.60−7.53(m, 3H);7.46(t, J = 5.6 Hz, 1H);7.40(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.39(br s, 1H);5.23(s, 1H);2.59(s, 3H);0.99(s, 9H)。
【0537】
実施例62。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(64)
【0538】
【化128】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(64)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(64)を、工程1で1−メチル−4−(トリブチルスタンニル)−1H−イミダゾールを2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに使用して化合物63に類似の様式で調製した。表題化合物(0.026g)を白色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C2728ClNについて計算した[M+H]:463.98;実測値:463.86.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:6.46(br s, 1H);8.24(br s, 1H);7.73(br s, 1H);7.65(s, 1H);7.62−7.51(m, 4H);7.36−7.25(m, 2H);5.21(s, 1H):3.85(s, 3H);2.56(s, 3H);0.97(s, 9H)。
【0539】
実施例63。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(65)
【0540】
【化129】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(65)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(65)を、工程1で1−メチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−イミダゾールを2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに使用して化合物63に類似の様式で調製した。表題化合物(0.026g)を白色無定形粉末として単離した。LCMS−ESI(m/z):C2728ClNについて計算した[M+H]:463.98;実測値:463.81.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:8.54(s, 1H);7.99(s, 1H);7.84(s, 1H):7.62−7.50(m, 3H);7.45−7.32(m, 3H), 5.24(s, 1H);3.80(s, 3H);2.60(s, 3H);0.99(s, 9H)。
【0541】
実施例64。2−(1,6−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(66)
【0542】
【化130】
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工程1。エチル2−(6−ブロモ−3−メチル−1−(ペルフルオロブチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−(6−ブロモ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート(0.78g、1.7mmol;1−(3−ブロモフェニル)プロパン−2−オンから出発する実施例32の(1−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル)−(4−メトキシベンジルオキシ)酢酸エチルエステルと同様に調製)のDCM(17mL)溶液を−78℃に冷却し、DIPEA(0.44mL、2.6mmol)およびペルフルオロブタンスルホン酸無水物(0.68mL、2.2mmol)で処理した。得られたスラリーを室温に一晩ゆっくり加温した。飽和NaHCOを添加し、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(0〜15%EtOAc/Hex)で精製して、0.52g(95%)の表題化合物を黄色固体として得た。これをさらに精製せずに使用した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.97(d, J = 6.4 Hz, 1H);7.94(d, J = 9.2 Hz, 1H);7.66(dd, J = 9.2, 6.4 Hz, 1H);7.59(s, 1H);5.78(br s, 1H);4.31(m, 1H);4.22(m, 1H);3.39(br s, 1H):2.50(s, 3H);1.20(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0543】
工程2。エチル2−(6−ブロモ−3−メチル−1−(ペルフルオロブチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:エチル2−(6−ブロモ−3−メチル−1−(ペルフルオロブチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(0.52g、0.84mmol)のDCM(8.5mL)溶液を、デス−マーチンペルヨージナン(0.43g、1.01mmol)で室温にて処理した。1.5時間後、飽和NaHCOと飽和Naとの1/1混合物(10mL)を添加し、スラリーを室温で10分間撹拌した。反応物を水およびDCMでさらに希釈し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機物を水、ブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させた。減圧濃縮後、残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(0〜15%EtOAc/Hex)を使用して精製して、0.38g(73%)の表題化合物を無定形固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.04(s, 1H);7.97(d, J = 9.2 Hz, 1H);7.72(d, J = 9.2 Hz, 1H);7.68(s, 1H);4.41(q, J = 7.2 Hz, 2H);2.50(s, 3H);1.39(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0544】
工程3。エチル2−(1,6−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:エチル2−(6−ブロモ−3−メチル−1−(ペルフルオロブチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(0.379g、0.612mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(0.105g、0.67mmol)、炭酸カリウム(0.254g、1.84mmol)、およびPd(dppf)Cl(0.022g、0.031mmol)の溶液を、PhMe(3mL)、EtOH(1.5mL)および水(1.5mL)中で調製した。暗褐色溶液にアルゴンを10分間吹きつけ、次いで、室温で2.5時間撹拌した。精製後、生成物は、一置換物と二置換物との混合物であると判断された。混合物を反応条件に再度供し、50℃に2時間加熱した。室温への冷却後、反応物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を減圧下でシリカゲルに吸着し、Yamazenカラムクロマトグラフィ(0〜20%EtOAc/Hex)によって精製して、0.145g(53%)の表題化合物を無定形固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.98(s, 1H);7.78(s, 1H);7.64−7.56(m, 4H);7.48−7.41(m, 4H);7.30−7.22(m, 2H);3.91(q, J = 7.2 Hz, 2H);2.51(s, 3H);1.12(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0545】
工程4。エチル2−(1,6−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:EtOH(2mL)およびDCM(1mL)中のエチル2−(1,6−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(0.145g、0.31mmol)の溶液を0℃で、NaBH(0.018g、0.048mmol)で一度に入れて処理した。反応物を室温に30分間にわたって加温し、飽和NaHCO(3mL)で処理した。混合物を30分間強く撹拌し、次いで、EtOAcおよび水で希釈した。EtOAcでの抽出後、有機物をブラインで洗浄し、NaSO無水物で乾燥させ、濃縮して0.121g(84%)の表題化合物を白色泡状物として得た。これをさらに精製せずに次の工程で使用した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.94(s, 1H);7.73(s, 1H);7.60(d, J = 8.4 Hz, 2H);7.56−7.42(m, 6H);7.38−7.30(m, 2H);5.23(s, 1H);4.20(m, 2H);2.52(s, 3H);1.21(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0546】
工程5および6。2−(1,6−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(66)の調製:工程5を実施例51の工程4と同様に行った。工程6を、60℃で一晩加熱しながら実施例51の工程6と同様に行い、0.053gの表題化合物を白色無定形粉末として得た。LCMS−ESI(m/z):C5850ClNaOについて計算した[2M−2H+Na]:1007.82;実測値:1007.05.H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.93(br s, 1H);7.23(s, 1H);7.60(br d, J = 8.8 Hz, 2H);7.58−7.49(m, 3H);7.43(br d, J = 8.8 Hz, 2H);7.39(br d, J = 8.8 Hz, 1H);7.32(br s, 1H);5.30(s, 1H);2.60(s, 3H);1.03(s, 9H)。
【0547】
実施例65。2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(67)
【0548】
【化131】
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8:2−(tert−ブトキシ)−2−(6−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
工程1〜4。メチル2−(6−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの調製:p−メトキシベンジルアルコール(5.9mL、47.2mmol)をTHF(180mL)で希釈し、Ar雰囲気下で−78℃に冷却した。KHMDS(0.5M PhMe溶液、71mL、35.4mmol)を20分間にわたって滴下し、溶液をこの温度で20分間静置して乳白色懸濁液を得た。(E)−エチル2−((3R,4R)−4−ブロモ−6−クロロ−3−メチル−1−オキソ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−イリデン)アセタート(4.22g、11.8mmol;1−(3−クロロフェニル)プロパン−2−オン)から出発する実施例32の(4−ブロモ−5−メトキシ−3−メチル−1−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−イリデン)酢酸エチルエステルと同様に調製)の溶液をTHF(50mL)中で調製し、内部温度が−65℃未満に維持される速度で反応物に添加した。5分後、プロピオン酸(10mL、134mmol)を添加し、反応物を1.5時間にわたって室温に加温後、水(150mL)で希釈した。酢酸エチルでの水層の抽出後、飽和NaHCO、水、およびブラインで合わせた有機物を洗浄した。MgSO無水物での乾燥および減圧濃縮後、得られた残渣をYamazenカラムクロマトグラフィで溶離して、分離不可能な生成物の混合物(5.56g)を得た。この混合物は、エチル2−(6−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート、4−メトキシベンジル2−(6−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート、エチル2−((3R,4R)−4−ブロモ−6−クロロ−3−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート、および4−メトキシベンジル2−((3R,4R)−4−ブロモ−6−クロロ−3−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートを含んでいた。この材料をクロロホルム(60mL)に溶かし、室温にてDBU(5.1mL、33.9mmol)で処理した。1時間後、5%クエン酸溶液を添加し、水相をDCMで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮した。Yamazenカラムクロマトグラフィによる溶離後、1.68gの材料が回収された。この材料は、主に、エチル2−(6−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートおよび4−メトキシベンジル2−(6−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの混合物であった。この材料をTHF/MeOH/HO(それぞれ10/5/5mL)に溶かし、LiOH一水和物(0.86g、20.5mmol)で処理した。混合物を50℃に1.5時間加熱し、冷却後、2M HCl溶液で酸性化した。水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮して、2−(6−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)酢酸(0.658g)を白色泡状物として得た。これをさらに精製せずに次の工程で使用した。2−(6−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)酢酸(0.658g、1.7mmol)をDCMおよびMeOH(各20mL)で希釈し、反応物が鮮黄色を維持するまでTMSCHN(ヘキサン中2M)で処理した。45分後、反応物が淡黄色に消失する(任意の残存TMSCHNが分解したことを示す)まで氷酢酸を滴下した。反応物を減圧下でシリカゲルに吸着させ、Yamazenカラムクロマトグラフィによって精製して0.649g(4工程で14%)の表題化合物を無定形白色固体として得た。これをさらに精製せずに使用した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.54(s, 1H);8.18(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.63(d, J = 1.6 Hz, 1H);7.33(dd, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H);7.27(d, J = 8.8 Hz, 2H);7.09(s, 1H);6.90(s, J = 8.8 Hz, 2H);5.38(s, 1H);4.65(AB d, J = 11.2 Hz, 1H);4.59(AB d, J = 11.2 Hz, 1H);3.83(s, 3H);3.73(s, 3H);2.39(s, 3H)。
【0549】
工程5。メチル2−(6−クロロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの調製:Ar下のメチル2−(6−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート(0.649g、1.62mmol)のDCM(16mL)溶液を−78℃に冷却し、2,6−ルチジン(0.56mL、4.9mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.15mL、2.4mmol)で処理した。4時間後、飽和NaHCO溶液を−78℃で添加し、反応物を撹拌しながら室温に加温した。水およびDCMでの希釈後、水層をDCMで抽出し、合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(5〜25%EtOAc/hex)を使用して精製して、0.765gの表題化合物を無定形固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.97(d, J = 9.2 Hz, 1H);7.78(d, J = 1.6 Hz, 1H);7.60(s, 1H);7.53(dd, J = 9.2, 1.6 Hz, 1H);7.24(d, J = 8.8 Hz, 2H);6.82(d, J = 8.8 Hz, 2H);5.62(s, 1H);4.66(ABd, J = 11.2 Hz, 1H);4.59(ABd, J = 11.2 Hz, 1H);3.78(s, 3H);3.75(s, 3H);2.55(s, 3H)。
【0550】
工程6。メチル2−(6−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの調製:メチル2−(6−クロロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート(0.106g、0.2mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(0.038g、0.24mmol)、およびPd(PPh(0.23g、0.02mmol)をDME(1mL)中で合わせ、2M KCO溶液(1.2mL、0.6mmol)で処理した。得られた混合物にArを10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波反応器中にて100℃で20分間加熱した。得られた混合物をシリカゲルに直接ロードし、Yamazenカラムクロマトグラフィ(3〜25%EtOAc/Hex)で精製して、0.051gの表題化合物を無定形泡状物として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.67(d, J = 2.4 Hz, 1H);7.60(s, 1H);7.42(dd, J = 8, 2.4 Hz, 1H);7.32(dd, J = 8.2, 2.4 Hz, 1H);7.28(dd(obscured), J = 8.2, 2.4 Hz, 1H);7.22(dd, J = 8.8, 2 Hz, 1H);7.15(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.08(br d, J = 8.4 Hz, 2H);6.99(dd, J = 8, 2 Hz, 1H);6.79(br d, J = 8.4 Hz, 2H);5.05(s, 1H);4.46(ABd, J = 11.6 Hz, 1H);4.35(ABd, J = 11.6 Hz, 1H);3.82(s, 3H);3.72(s, 3H);2.57(s, 3H)。
【0551】
工程7。メチル2−(6−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:メチル2−(6−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートのDCM(1mL)溶液を、室温にてトリフルオロ酢酸(0.052mL、0.67mmol)で処理した。45分後、反応物をDCMで希釈し、飽和NaHCOで処理した。分離後、有機層を減圧下でシリカゲルに直接吸着させた(absorbed)。Yamazenカラムクロマトグラフィによる精製によって0.039gの無色フィルムを得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.76(d, J = 1.6 Hz, 1H);7.60(s, 1H);7.52−7.45(m, 2H);7.34−7.27(m, 2H);7.25(dd(obscured)J = 8.8, 2 Hz, 1H);7.20(d, J = 8.8 Hz, 1H);5.23(s, 1H);3.74(s, 3H), 2.49(s, 3H)。
【0552】
工程8および9。2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(67)の調製:工程8を、実施例51の工程4と同様に行った。工程9を、スケールを適切に調整して実施例51の工程6と同様に行って、0.006gの表題化合物のラセミ混合物を白色無定形粉末として得た。LCMS−ESI(m/z):C2321Clについて計算した[M−H]:415.09;実測値:415.56.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:7.85(d, J = 2 Hz, 1H);7.70(s, 1H);7.59−7.50(m, 3H);7.36−7.23(m, 3H);5.20(s, 1H);2.56(s, 3H);0.97(s, 9H)。
【0553】
実施例66。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(68A)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(68B)
【0554】
【化132】
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工程1:(±)−(S)−メチル2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの調製。メチル2−(6−クロロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート(1.24g、2.32mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸塩酸塩(0.70g、2.79mmol)、およびPd(PPh(0.27g、0.232mmol)をDME(6.2mL)中で合わせ、2M KCO(4.6mL、9.3mmol)で処理した。Arでの10分間吹き付け後、反応物をマイクロ波反応器中にて100℃で20分間加熱した。次いで、反応混合物をシリカゲルに直接吸着させ(absorbed)、Yamazenカラムクロマトグラフィ(20〜59%EtOAc/Hex)によって精製して、2つのジアステレオマー対を白色無定形固体として得た。Antiラセミ体:0.348g;H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.70(d, J = 4.4 Hz, 1H);7.75(d, J = 2 Hz, 1H);7.63(s, 1H);7.35(d, J = 8 Hz, 1H);7.15(d, J = 8.8 Hz, 2H);7.09(d, J = 4.4 Hz, 1H);7.06(dd, J = 8, 2 Hz, 1H);6.99(d, J = 8 Hz, 1H);6.95(d, J = 8.8 Hz, 1H);6.81(d, J = 8.8 Hz, 2H);4.97(s, 1H);4.57(t, J = 5.6 Hz, 2H);4.53(AX d, J = 11.2 Hz, 1H);4.24(AX d, J = 11.2 Hz, 1H);3.81(s, 3H);3.58(s, 3H);3.33(t, J = 5.6 Hz, 2H);2.59(s, 3H)。
Synラセミ体:0.166g;H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.64(d, J = 4 Hz, 1H);7.74(d, J = 2 Hz, 1H);7.62(s, 1H);7.57(d, J = 8 Hz, 1H);7.08(br d, J = 4 Hz, 1H);7.04(dd, J = 8, 2 Hz, 1H);7.03(d, J = 9 Hz, 1H);6.87(d, J = 9 Hz, 1H);6.77(d, J = 8.4 Hz, 2H);6.57(d, J = 8.4 Hz, 2H);5.04(s, 1H);4.52(m, 2H);4.23(AM d, J = 12.4 Hz, 1H);3.99(AM d, J = 12.4 Hz, 1H);3.71(s, 3H);3.67(s, 3H);3.31(m, 2H);2.56(s, 3H)。
【0555】
工程2。(±)−(S)−メチル2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートを実施例65の工程7と同様に調製して、0.238gを無定形泡状物として得た。LCMS−ESI(m/z):C2521ClNOについて計算した[M+H]:434.89;実測値:434.53。synラセミ体を同一の様式で処理して、0.106gの無定形泡状物を得た。LCMS−ESI(m/z):C2521ClNOについて計算した[M+H]:434.89;実測値:434.57。
【0556】
工程3。(S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを、スケールを適切に調整して実施例51の工程4と同様に調製して、0.154gのanti鏡像異性体を無色フィルムとして得た。これを100%MeOHで溶離するChiracel OJ−Hカラム(4.6×250mm、15mL/分)での分取HPLCによって分離して、0.063gの(R)−メチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートおよび0.057gの(S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを無色フィルムとして得た。LCMS−ESI(m/z):C2929ClNOについて計算した[M+H]:490.99;実測値:490.59。syn鏡像異性体を類似の様式で処理して、0.047gの無色フィルムをラセミ混合物として得た。LCMS−ESI(m/z):C2929ClNOについて計算した[M+H]:490.99;実測値:490.62。
【0557】
工程4。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(68A)を、スケールを適切に調整して実施例51の工程6と同様に調製して、0.043gの淡黄色無定形粉末を得た。LCMS−ESI(m/z):C2825ClNOについて計算した[M−H]:474.96;実測値:474.37.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:8.58(d, J = 5.2 Hz, 1H);7.93(d, J = 2 Hz, 1H);7.75(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.60(d, J = 5.2 Hz, 1H);7.34(d, J = 8 Hz, 1H);7.20(dd, J = 8, 2 Hz, 1H);6.88(d, J = 8.8 Hz, 1H);5.16(s, 1H);4.64(m, 2H);3.52(t, J = 5.6 Hz, 2H);2.68(s, 3H);0.92(s, 9H)。
【0558】
工程5および6。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(68B)の調製:トルエン(0.5mL)およびEtOH(0.25mL)中の(S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(0.020g、0.041mmol)の溶液を、トリメチルボロキシン(0.021mL、0.123mmol)、S−Phosプレ触媒(0.001g、0.002mmol)、およびKCO(2M、0.105mL、0.21mmol)で処理した。混合物にArを10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波反応器中にて100℃で30分間加熱した。反応混合物をシリカゲルに直接ロードし、Yamazenカラムクロマトグラフィを使用して溶離した。回収した材料をTHF/MeOH/HO(各1mL)に溶かし、LiOH・HO(0.030g、0.72mmol)にて50℃で一晩処理した。分取HPLCによる精製後に0.007gの(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(68B)を得た。LCMS−ESI(m/z):C2930NOについて計算した[M+H]:456.55;実測値:456.15.H−NMR:400 MHz, (CDCN)δ:8.56(d, J = 4.8 Hz, 1H);7.79(s, 1H);7.72(br d, J = 8, 1H);7.65(s, 1H);7.53(br s, 1H);7.30(d, J = 8 Hz, 1H);7.08(d, J = 8 Hz, 1H);6.76(d, J = 8 Hz, 1H);5.15(br s, 1H);4.62(m, 2H);3.49(t, J = 6 Hz, 2H);2.65(s, 3H);2.44(s, 3H);0.92(s, 9H)。
【0559】
実施例67。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(69)
【0560】
【化133】
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工程1。エチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートの調製:エチル2−(7−ブロモ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタート(4.0g、8.7mmol)のCHCl(40mL)溶液に、トリエチルアミン(1.46mL、10.5mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.0MのCHCl溶液、9.6mL、9.6mmol)を−78℃で添加した。15分後、飽和NHCl溶液を添加した。混合物を室温に加温した。層を分離し、乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗生成物をさらに精製せずに使用した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.30(s, 1H), 7.77(m, 3H), 7.35(d, J = 9 Hz, 2H), 6.94(d, J = 9 Hz, 2H), 5.73(s, 1H), 4.73(m, 2H), 4.36(m, 2H), 3.89(s, 3H), 2.67(s, 3H), 1.32(t, J = 7 Hz, 3H)。
【0561】
工程2。エチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジル−オキシ)アセタート(前工程からの8.7mmol)のCHCl(40mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(TFA)(4mL)を添加した。1.5時間後、水を添加した(40mL)。層を分離した。有機層を飽和NaHCO溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗生成物をさらに精製せずに使用した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.21(s, 1H), 7.65(m, 3H), 5.79(s, 1H), 4.27(m, 2H), 2.48(s, 3H), 1.20(t, J = 7 Hz, 3H)。
19F−NMR:377 MHz, (CDCl)δ:−73.0。
【0562】
工程3。エチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:エチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(約8.7mmol)のCHCl(40mL)溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(4.07g、9.6mmol)を添加した。1.5時間後、飽和Na溶液(20mL)および水(20mL)を添加した。混合物を30分間強く撹拌した。層を分離し、有機層を乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗材料をカラムクロマトグラフィ(EtOAc/ヘキサン)によって精製して3.22g(79%)表題化合物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.22(s, 1H), 7.70(m, 3H), 4.41(q, J = 7 Hz, 2H), 2.47(s, 3H), 1.39(t, J = 7 Hz, 3H).19F−NMR:377 MHz, (CDCl)δ:−73.2。
【0563】
工程4。エチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:PhCH(1.2mL)、EtOH(0.6mL)、HO(0.6mL)中のエチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(235mg、0.50mmol)の溶液に、4−クロロフェニルボロン酸(86mg、0.55mmol)、KCO(207mg、1.5mmol)、およびPdCldppf(11mg、0.015mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、HOおよびEtOAcで希釈した。層を分離し、有機層を乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗材料をカラムクロマトグラフィ(EtOAc/ヘキサン)によって精製して、129mg(60%)の表題化合物および37mgのビスカップリングした生成物(エチル2−(1,7−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート)を得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.60−7.72(m, 4H), 7.45(m, 2H), 7.23(m, 2H), 3.93(q, J = 7 Hz, 2H), 2.48(s, 3H), 1.13(t, J = 7 Hz, 3H)。
【0564】
工程5。エチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(1.6g、2.78mmol)のEtOH(10mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH)(157mg、4.17mmol)を添加した。20分後、飽和NHCl溶液を添加し、EtOAcを添加した。層を分離し、有機層を乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗材料をさらに精製せずに使用した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.64(m, 2H), 7.45(m, 3H), 7.39(s, 1H), 7.28(m, 2H), 5.18(s, 1H), 4.17(m, 2H), 2.48(s, 3H), 1.20(t, J = 7 Hz, 3H)。
【0565】
工程6。エチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートの調製:エチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(約2.78mmol)のt−BuOAc(14mL)溶液に、過塩素酸(HClO)(334μL、5.56mmol)を添加した。3時間後、水を添加した。層を分離し、有機層を乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗材料をカラムクロマトグラフィ(EtOAc/ヘキサン)によって精製して877mgの表題化合物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.62(m, 2H), 7.51(m, 4H), 7.27(m, 2H), 5.09(s, 1H), 4.15(m, 2H), 2.59(s, 3H), 1.19(t, J = 7 Hz, 3H), 1.00(s, 9H)。
【0566】
工程7。エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(30mg、0.061mmol)のTHF(1mL)溶液に、2−メチルブタ−3−イン−2−オール(15mg、0.18mmol)、CuI(1mg、0.006mmol)、Pd(PPh(3mg、0.003mmol)、およびEtN(50μL、0.36mmol)を添加した。反応混合物を65℃で1時間撹拌した。飽和NHCl溶液を添加した。層を分離し、有機層を乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗材料をカラムクロマトグラフィ(EtOAc/ヘキサン)によって精製して22mgの表題化合物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.73(d, J = 9 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.57(m, 2H), 7.48(m, 1H), 7.40(d, J = 9 Hz, 1H), 7.29(d, J = 9 Hz, 1H), 7.24(s, 1H), 5.15(s, 1H), 4.16(m, 2H), 2.57(s, 3H), 1.51(s, 6H), 1.20(t, J = 7 Hz, 3H), 0.99(s, 9H)。
【0567】
工程8。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(69)の調製:2:2:1のTHF/MeOH/HO(全部で1mL)中のエチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(22mg、0.045mmol)の溶液に、NaOH溶液(4M、0.2mL)を添加した。反応混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を部分的に濃縮し、MeCNおよびHOで希釈し、逆相HPLC(MeCN/HO)によって精製して12mgの表題化合物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 7.73(d, J = 9 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.57(m, 3H), 7.38(d, J = 9 Hz, 1H), 7.30(d, J = 9 Hz, 1H), 7.26(s, 1H), 5.16(s, 1H), 2.60(s, 3H), 1.51(s, 6H), 0.98(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=3.40。
【0568】
実施例68。2−(1,7−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(70)
【0569】
【化134】
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2−(1,7−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
2−(1,7−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(70)の調製:2−(1,7−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(70)を、工程4の副生成物であるエチル2−(1,7−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートから出発する実施例67の工程5,6、および8の方法によって調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.88(d, J = 8 Hz, 2H), 7.72(m, 2H), 7.58(m, 3H), 7.44(m, 3H), 7.38(d, J = 8 Hz, 2H), 5.19(s, 1H), 2.62(s, 3H), 0.98(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=3.83。
【0570】
実施例69。2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(71)
【0571】
【化135】
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2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(71)の調製:2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(71)を、工程7をスキップした実施例67の方法によってエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.71(m, 2H), 7.58(m, 3H), 7.52(dd, J = 9, 2 Hz, 1H), 7.33(m, 2H), 5.15(s, 1H), 2.59(s, 3H), 0.97(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=3.67。
【0572】
実施例70。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(72)
【0573】
【化136】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(72)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3,3−ジメチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(72)を、実施例67の方法によってt−ブチルアセチレンを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 7.70(d, J = 8 Hz, 1H), 7.65(s, 1H), 7.57(m, 3H), 7.33(m, 2H), 7.19(s, 1H), 5.16(s, 1H), 2.59(s, 3H), 1.27(s, 9H), 0.97(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=3.78。
【0574】
実施例71。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((1−ヒドロキシシクロ−ペンチル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(73)
【0575】
【化137】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(73)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(73)を、実施例67の方法によって、1−エチニルシクロペンタノールを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.73(d, J = 9 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.56(m, 3H), 7.39(d, J = 8 Hz, 1H), 7.30(d, J = 8 Hz, 1H), 7.26(s, 1H), 5.17(s, 1H), 2.60(s, 3H), 1.93(m, 4H), 1.78(m, 4H), 0.98(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=3.56。
【0576】
実施例72。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロペンチルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(74)
【0577】
【化138】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロペンチルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロペンチルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(74):2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロペンチルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(74)を、実施例67の方法によってエチニルシクロペンタンを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。
H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.56−7.71(m, 6H), 7.32(m, 1H), 7.19(s, 1H), 5.16(s, 1H), 2.79(m, 1H), 2.59(s, 3H), 1.57−1.75(m, 8H), 0.97(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=4.10。
【0578】
実施例73。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロプロピルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(75)
【0579】
【化139】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロプロピルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロプロピルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(75)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロプロピルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(75)を、実施例67の方法によってエチニルシクロプロパンを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 7.69(m, 2H), 7.57(m, 3H), 7.32(m, 2H), 7.18(s, 1H), 5.16(s, 1H), 2.59(s, 3H), 1.42(br m, 1H), 0.97(s, 9H), 0.83(br m, 2H), 0.68(br m, 2H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=3.78。
【0580】
実施例74。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(76)
【0581】
【化140】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(76)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(76)を、実施例67の方法によってトリブチル(ビニル)スズを使用するがトリエチルアミンを使用せずにエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.74(d, J = 9 Hz, 1H), 7.65(m, 2H), 7.55(m, 3H), 7.32(d, J = 9 Hz, 1H), 7.13(s, 1H), 6.65(dd, J = 18, 11 Hz, 1H), 5.71(d, J = 18 Hz, 1H), 5.19(d, J = 11 Hz, 1H), 5.17(s, 1H), 2.59(s, 3H), 0.98(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=3.99。
【0582】
実施例75。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−(2−メチルプロパ−1−エニル)ナフタレン−2−イル)酢酸(77)
【0583】
【化141】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−(2−メチルプロパ−1−エニル)ナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−(2−メチルプロパ−1−エニル)ナフタレン−2−イル)酢酸(77)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−(2−メチルプロパ−1−エニル)ナフタレン−2−イル)酢酸(77)を、実施例67の方法によって4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチルプロパ−1−エニル)−1,3,2−ジオキサボロランおよびKCOを溶媒混合物としてトリエチルアミン、およびトルエン、エタノール、水の代わりに使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.69(d, J = 8 Hz, 1H), 7.61(s, 1H), 7.54(m, 3H), 7.27(m, 2H), 7.02(s, 1H), 6.23(s, 1H), 5.18(s, 1H), 2.57(s, 3H), 1.83(s, 3H), 1.68(s, 3H), 0.97(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=3.98。
【0584】
実施例76。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,7−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(78)
【0585】
【化142】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,7−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,7−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(78)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,7−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(78)を、実施例67の方法によって溶媒混合物としてトリメチルボロキシンおよびKCOをトリエチルアミン、およびトルエン、エタノール、水の代わりに使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.65(d, J = 8 Hz, 1H), 7.61(s, 1H), 7.53(m, 3H), 7.27(m, 2H), 6.98(s, 1H), 5.15(s, 1H), 2.56(s, 3H), 2.30(s, 3H), 0.96(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=4.06。
【0586】
実施例77。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン−4−イル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(79)
【0587】
【化143】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン−4−イル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン−4−イル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(79)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン−4−イル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(79)を、実施例68に記載の方法によって4−エチニル−1−メチルピペリジン−4−オールを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.77(d, J = 9 Hz, 1H), 7.70(br s, 1H), 7.58(m, 3H), 7.41(d, J = 8 Hz, 1H), 7.30(m, 2H), 5.16(s, 1H), 3.35(m, 4H), 2.89(s, 3H), 2.60(s, 3H), 2.15(m, 4H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3135ClNOについて計算した[M+H]:520.2;実測値:520.1。
【0588】
実施例78。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(80)
【0589】
【化144】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(80)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(80)を、実施例67の方法によって4−エチニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.76(d, J = 8 Hz, 7.68(s, 1H), 7.57(m, 3H), 7.42(d, J = 9 Hz, 1H), 7.30(m, 2H), 5.16(s, 1H), 3.85(br m, 2H), 3.65(br m, 2H), 2.60(s, 3H), 1.92(br m, 2H), 1.77(br m, 2H), 0.98(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,3.5分間運転):t(分)=2.41。
【0590】
実施例79。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−((1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)エチニル)ナフタレン−2−イル)酢酸(81)
【0591】
【化145】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−((1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)エチニル)ナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−((1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)エチニル)ナフタレン−2−イル)酢酸(81)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−((1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)エチニル)ナフタレン−2−イル)酢酸(81)を、実施例67の方法によって5−エチニル−1−メチル−1H−イミダゾールを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.80(br s, 1H), 7.87(d, J = 8 Hz, 1H), 7.76(s, 1H), 7.58(m, 5H), 7.48(s, 1H), 7.33(d, J = 8 Hz, 1H), 5.18(s, 1H), 3.92(s, 3H), 2.63(s, 3H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2928ClNについて計算した[M+H]:487.2;実測値:487.2。
【0592】
実施例80。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−エチル−3−ヒドロキシペンタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(82)
【0593】
【化146】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−エチル−3−ヒドロキシペンタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−エチル−3−ヒドロキシペンタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(82)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−エチル−3−ヒドロキシペンタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(82)を、実施例67の方法によって3−エチルペンタ−1−イン−3−オールを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.74(d, J = 8 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.58(m, 3H), 7.40(d, J = 8 Hz, 1H), 7.30(m, 2H), 5.17(s, 1H), 2.59(s, 3H), 1.69(m, 4H), 1.01(m, 6H), 0.98(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,3.5分間運転):t(分)=2.64。
【0594】
実施例81。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((1−ヒドロキシシクロヘキシル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(83)
【0595】
【化147】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((1−ヒドロキシシクロヘキシル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((1−ヒドロキシシクロヘキシル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(83)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((1−ヒドロキシシクロヘキシル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(83)を、実施例67の方法によって1−エチニルシクロヘキサノールを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.75(d, J = 8 Hz, 1H), 7.68(s, 1H), 7.58(m, 3H), 7.40(d, J = 8 Hz, 1H), 7.31(d, J = 8 Hz, 1H), 7.28(s, 1H), 5.17(s, 1H), 2.60(s, 3H), 1.91(m, 2H), 1.57−1.71(m, 8H), 0.98(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,3.5分間運転):t(分)=2.66。
【0596】
実施例82。2−(7−((1−アミノシクロヘキシル)エチニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(84)
【0597】
【化148】
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2−(7−((1−アミノシクロヘキシル)エチニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
2−(7−((1−アミノシクロヘキシル)エチニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(84)の調製:2−(7−((1−アミノシクロヘキシル)エチニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(84)を、実施例67の方法によって1−エチニルシクロヘキサンアミンを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.82(d, J = 8 Hz, 1H), 7.72(s, 1H), 7.56(m, 3H), 7.47(d, J = 8 Hz, 1H), 7.37(s, 1H), 7.31(d, J = 8 Hz, 1H), 5.20(s, 1H), 2.60(s, 3H), 2.11(m, 2H), 1.63−1.85(m, 8H), 0.99(s, 9H)。
LCMS−ESI(m/z):C3132ClOについて計算した[M−NH:487.2;実測値:487.2。
【0598】
実施例83。2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(85)
【0599】
【化149】
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2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(85)の調製:2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(85)を、実施例67の方法によって2−メチルブタ−3−イン−2−アミンを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.81(d, J = 8 Hz, 1H), 7.72(s, 1H), 7.57(m, 3H), 7.45(d, J = 8 Hz, 1H), 7.35(s, 1H), 7.30(d, J = 8 Hz, 1H), 5.16(s, 1H), 2.62(s, 3H), 1.68(s, 6H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2828ClOについて計算した[M−NH:447.2;実測値:446.9。
【0600】
実施例84。(S)−2−((R)−7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(86)
【0601】
【化150】
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(S)−2−((R)−7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
(S)−2−((R)−7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(86)の調製:(S)−2−((R)−7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(86)(相対立体化学を有するラセミ体)を、実施例67の方法によって2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸を使用してエチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートから調製した。その後は、工程7で2−メチルブタ−3−イン−2−アミンを使用して実施例67の方法に従う。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.72(d, J = 6 Hz, 1H), 8.00(s, 1H), 7.96(d, J = 8 Hz, 1H), 7.83(m, 2H), 7.52(dd, J = 8, 2 Hz, 1H), 7.46(d, J = 8 Hz, 1H), 7.07(s, 1H), 5.21(s, 1H), 4.73(m, 2H), 3.68(t, J = 6 Hz, 2H), 2.78(s, 3H), 1.61(s, 6H), 0.92(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3335について計算した[M+H]:523.3;実測値:523.1。
【0602】
実施例85。2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(クロマン−6−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(87)
【0603】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(クロマン−6−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(クロマン−6−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(87)の調製:2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(クロマン−6−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(87)を、実施例67の方法によってクロマン−6−イルボロン酸を使用してエチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートから調製した。残りは、工程7で2−メチルブタ−3−イン−2−アミンを使用して実施例67の方法に従う。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.77(d, J = 8 Hz, 1H), 7.66(s, 1H), 7.48(s, 1H), 7.45(m, 1H), 7.23(m, 1H), 6.90(m, 2H), 5.31(s, 1H), 4.28(t, J = 5 Hz, 1H), 2.87(m, 2H), 2.58(s, 3H), 2.08(m, 2H), 1.68(s, 6H), 0.99(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3133について計算した[M−NH:469.2;実測値:469.2。
【0604】
実施例86。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−フェニルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(88)
【0605】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−フェニルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−フェニルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(88)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−フェニルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(88)を、実施例67の方法によって2−フェニルブタ−3−イン−2−オールを使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートから調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.76(d, J = 8 Hz, 1H), 7.69(s, 1H), 7.64(d, J = 8 Hz, 2H), 7.57(m, 3H), 7.46(d, J = 8 Hz, 1H), 7.33(m, 5H), 5.18(s, 1H), 2.61(s, 3H), 1.75(s, 3H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3330ClOについて計算した[M−OH]:509.1;実測値:508.8。
【0606】
実施例87。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(89)
【0607】
【化153】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(89)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(8mg、0.017mmol)のEtOH(1mL)溶液に、ロジウム担持アルミナ(2mg)を添加した。反応物を水素ガスでフラッシングし、次いで、水素雰囲気下で1時間撹拌した。反応物を濾過し、減圧濃縮して、7mgの表題化合物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.68(d, J = 8 Hz, 1H), 7.63(m, 1H), 7.61(s, 1H), 7.53(m, 2H), 7.30(m, 2H), 7.05(s, 1H), 5.12(s, 1H), 2.65(m, 2H), 2.59(s, 3H), 1.66(m, 2H), 1.19(s, 6H), 0.96(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,4.0分間運転):t(分)=3.52。
【0608】
実施例88。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−シクロペンチルエチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(90)
【0609】
【化154】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−シクロペンチルエチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−シクロペンチルエチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(90)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−シクロペンチルエチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(90)を、実施例87の手順を使用して2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロペンチルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸から調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.69(d, J = 9 Hz, 1H), 7.63(s, 1H), 7.56(m, 3H), 7.29(m, 2H), 6.99(s, 1H), 5.18(s, 1H), 2.60(m, 2H), 2.58(s, 3H), 1.71(m, 3H), 1.52(m, 6H), 1.07(m, 2H), 0.98(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5.0分間運転):t(分)=4.54。
【0610】
実施例89。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−(1−ヒドロキシシクロペンチル)エチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(91)
【0611】
【化155】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−(1−ヒドロキシシクロペンチル)エチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−(1−ヒドロキシシクロペンチル)エチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(91)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−(1−ヒドロキシシクロペンチル)エチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(91)を、実施例87の手順を使用して2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−((1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸から調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.78(d, J = 8 Hz, 1H), 7.67(d, J = 8 Hz, 1H), 7.58(s, 1H), 7.51(m, 2H), 7.29(m, 2H), 7.07(s, 1H), 5.05(s, 1H), 2.70(m, 2H), 2.62(s, 3H), 1.75(m, 4H), 1.61(m, 6H), 0.94(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,4.0分間運転):t(分)=3.69。
【0612】
実施例90。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−シクロプロピルエチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(92)
【0613】
【化156】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−シクロプロピルエチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−シクロプロピルエチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(92)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(2−シクロプロピルエチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(92)を、実施例87の手順を使用して2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(シクロプロピルエチニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸から調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.73(d, J = 9 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.60(m, 3H), 7.35(m, 2H), 7.06(s, 1H), 5.21(s, 1H), 2.72(t, J = 7 Hz, 2H), 2.62(s, 3H), 1.48(m, 2H), 0.94(s, 9H), 0.65(m, 1H), 0.37(m, 2H), 0.01(m, 2H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5.0分間運転):t(分)=4.02。
【0614】
実施例91。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−エチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(93)
【0615】
【化157】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−エチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−エチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(93)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−エチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(93)を、実施例87の手順を使用して2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸から調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.74(d, J = 8 Hz, 1H), 7.67(d, J = 8 Hz, 1H), 7.59(s, 1H), 7.53(m, 2H), 7.29(m, 2H), 7.04(s, 1H), 5.07(s, 1H), 2.60(m, 5H), 1.15(t, J = 7 Hz, 3H), 0.94(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,4.0分間運転):t(分)=3.81。
【0616】
実施例92。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−イソブチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸 (94)
【0617】
【化158】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−イソブチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−イソブチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(94)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−イソブチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(94)を、実施例87の手順を使用して2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−7−(2−メチルプロパ−1−エニル)ナフタレン−2−イル)酢酸から調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.66(m, 3H), 7.55(m, 2H), 7.28(m, 2H), 6.97(s, 1H), 5.13(s, 1H), 2.59(s, 3H), 2.44(d, J = 7 Hz, 2H), 0.96(s, 9H), 0.83(m, 6H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,4.0分間運転):t(分)=3.03。
【0618】
実施例93。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(95):
【0619】
【化159】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−(ジメチルアミノ)−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(95)の調製:2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(12mg、0.026mmol)のMeOH(1mL)溶液に、酢酸(100μL)、ホルムアルデヒド(50μL、37%水溶液)、およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(10mg)を添加した。30分後、反応混合物を濾過し、逆相HPLC(MeCN/HOw/0.1%TFA)によって精製して4mgの表題化合物を得た。
H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.85(d, J = 8 Hz, 1H), 7.74(s, 1H), 7.57(m, 3H), 7.51(d, J = 8 Hz, 1H), 7.40(s, 1H), 7.31(d, J = 8 Hz, 1H), 5.16(s, 1H), 2.97(s, 6H), 2.62(s, 3H), 1.75(s, 6H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3035ClNOについて計算した[M+H]:492.2;実測値:492.0。
【0620】
実施例94。2−(7−(3−アセトアミド−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(96)
【0621】
【化160】
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2−(7−(3−アセトアミド−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(96)の調製:2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(12mg、0.026mmol)のCHCl(1mL)溶液に、トリエチルアミン(50μL)および無水酢酸(10μL)ならびに微量のDMAPを添加した。30分後、反応混合物を濾過し、逆相HPLC(MeCN/HOw/0.1%TFA)によって精製して10mgの表題化合物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.73(d, J = 9 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.58(m, 3H), 7.40(d, J = 9 Hz, 1H), 7.32(d, J = 9 Hz, 1H), 7.27(s, 1H), 5.16(s, 1H), 2.60(s, 3H), 1.90(s, 3H), 1.61(s, 6H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3033ClNOについて計算した[M+H]:506.2;実測値:506.0。
【0622】
実施例95。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(97)
【0623】
【化161】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(97)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(97)を、実施例94に記載の方法によってクロロギ酸メチルを使用して2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸から調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.72(d, J = 8 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.57(m, 3H), 7.40(d, J = 8 Hz, 1H), 7.31(d, J = 9 Hz, 1H), 7.26(s, 1H), 5.16(s, 1H), 3.60(s, 3H), 2.60(s, 3H), 1.58(s, 6H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3033ClNOについて計算した[M+H]:522.2;実測値:522.1。
【0624】
実施例96。(S)−2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(98)
【0625】
【化162】
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(S)−2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
(S)−2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(98)の調製:(S)−2−(7−(3−アミノ−3−メチルブタ−1−イニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(98)を、実施例67の方法によって工程5(NaBH工程)の代わりに(S)−エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートのための実施例51の工程3の還元方法を使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートから調製した。残りは、工程7中で2−メチルブタ−3−イン−2−アミンを使用して実施例67の方法に従う。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.81(d, J = 8 Hz, 1H), 7.72(s, 1H), 7.57(m, 3H), 7.45(d, J = 8 Hz, 1H), 7.35(s, 1H), 7.30(d, J = 8 Hz, 1H), 5.16(s, 1H), 2.62(s, 3H), 1.68(s, 6H), 0.98(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2828ClOについて計算した[M−NH:447.2;実測値:446.9。
【0626】
実施例97。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(99)
【0627】
【化163】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(99)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(99)を、実施例67の方法によって工程5(NaBH工程)の代わりに(S)−エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートのための実施例51の工程3の還元方法を使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートから調製した。残りは、工程7で2−メチルブタ−3−イン−2−オールを使用して実施例67の方法に従う。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.73(d, J = 9 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 7.57(m, 3H), 7.38(d, J = 9 Hz, 1H), 7.30(d, J = 9 Hz, 1H), 7.26(s, 1H), 5.16(s, 1H), 2.60(s, 3H), 1.51(s, 6H), 0.98(s, 9H).HPLC(Kinetex 2.6u,50×4.6mm,2−100%MeCN/HO+0.05%HOAc,5分間運転):t(分)=3.40。
【0628】
実施例98。(S)−2−(7−((1−アミノシクロヘキシル)エチニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(100)
【0629】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−(7−((1−アミノシクロヘキシル)エチニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
(S)−2−(7−((1−アミノシクロヘキシル)エチニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(100)の調製:(S)−2−(7−((1−アミノシクロヘキシル)エチニル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(100)を、実施例67の方法によって工程5(NaBH工程)の代わりに(S)−エチル2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートのための実施例51の工程3の還元方法を使用してエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートから調製した。残りは、工程7で1−エチニルシクロヘキサンアミンを使用して実施例67の方法に従う。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:7.82(d, J = 8 Hz, 1H), 7.72(s, 1H), 7.56(m, 3H), 7.47(d, J = 8 Hz, 1H), 7.37(s, 1H), 7.31(d, J = 8 Hz, 1H), 5.20(s, 1H), 2.60(s, 3H), 2.11(m, 2H), 1.63−1.85(m, 8H), 0.99(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3132ClOについて計算した[M−NH:487.2;実測値:487.2。
【0630】
実施例99。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(101)
【0631】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0632】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパン−2−オンの調製:2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)酢酸(18.46g、97.89mmol)の無水酢酸(463mL)溶液にN−メチルイミダゾール(3.9mL)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム溶液との間で分配し、有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、無色油状物を得た(14.5g、79%)。1H NMR(400 MHz, CDCl)δ 7.23(dd, J = 6.9, 2.1 Hz, 1H), 7.14 − 7.00(m, 2H), 3.66(s, 2H), 2.19(s, 3H)。
【0633】
エチル4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−メチルブタ−2−エノアートの調製:トリエチルホスホノアセタート(25.3mL、126.2mmol)の無水テトラヒドロフラン(250mL)溶液に60%水素化ナトリウム(5.15g、126.2mmol)を0℃で添加し、得られた混合物を30分間撹拌した。テトラヒドロフラン(10mL)中の1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパン−2−オン(15.7g、84.13mmol)を添加し、反応混合物を2時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で反応を停止させた。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、E/Z異性体の混合物を得た(17.2g、80%)。E異性体:H NMR(400 MHz, CDCl):δ 7.19(dd, J = 7.0, 2.1 Hz, 1H), 7.12 − 6.97(m, 2H), 5.64(d, J = 1.2 Hz, 1H), 4.13(dq, J = 14.4, 7.2 Hz, 3H), 3.36(s, 2H), 2.03(s, 3H), 1.26(dd, J = 15.9, 7.2 Hz, 3H);Z異性体:H NMR(400 MHz, CDCl):δ 7.28(dd, J = 7.1, 2.1 Hz, 1H), 7.15 − 6.98(m, 2H), 5.79(s, 1H), 4.17(dq, J = 14.3, 7.1 Hz, 2H), 3.37(s, 2H), 1.79(s, 3H), 1.29(dd, J = 15.1, 7.2 Hz, 3H)。
【0634】
6−クロロ−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−1−オールの調製:エチル4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−メチルブタ−2−エノアート(9.7g、37.8mmol)の濃硫酸(40mL)溶液を、50℃で一晩撹拌した。反応混合物を氷上に注ぎ、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して淡黄色固体を得た(1.57g)。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.83(d, J = 10.4 Hz, 1H), 7.75(d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.11(s, 1H), 6.67(s, 1H), 2.42(s, 3H)。
【0635】
エチル2−(6−クロロ−7−フルオロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:無水ジクロロメタン(100mL)中の6−クロロ−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−1−オール(2.24g、13.78mmol)の混合物に、ジクロロメタン中の1Mの塩化チタン(IV)溶液(13.78mL、13.78mmol)を−40℃で添加し、45分間撹拌した。ジクロロメタン(5mL)に溶解させたグリオキシル酸エチル(1.69g、16.54mmol)を15分間にわたって添加し、−40℃で1時間撹拌した。ロッシェル塩溶液の添加によって反応を停止させ、室温で2.5時間撹拌した。得られた混合物を水で洗浄し、水層をジクロロメタン(2×)で逆抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、5〜30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製してオフホワイト固体を得た(2.53g)。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:8.48(s, 1H), 7.89(d, J = 10.5 Hz, 1H), 7.70(d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.11(s, 1H), 5.67(s, 1H), 4.30(dq, J = 10.8, 7.1 Hz, 1H), 4.15(dq, J = 10.8, 7.1 Hz, 1H), 3.61(s, 1H), 2.52(s, 3H), 1.20(t, J = 7.1 Hz, 3H).LCMS−ESI(m/z):C1513ClFOについて計算した[M+H]:311.7;実測値:311.0。
【0636】
エチル2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−(6−クロロ−7−フルオロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(4.13g、13.22mmol)の無水ジクロロメタン(120mL)溶液に、イミダゾール(1.215g、17.85mmol)を0℃で添加し、その後にクロロトリエチルシラン(2.55mL、15.2mmol)を添加した。濁った反応混合物を1.5時間撹拌し、水で反応を停止させ、ジクロロメタンで希釈した。混合物を1N HCl溶液/ブラインで洗浄し、有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して橙色油状物を得た。これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0637】
上記の残渣を、無水ジクロロメタン(130mL)中のトリエチルアミン(2.21mL、15.86mmol)に溶解させ、ドライアイス/アセトン浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸無水物(2.45mL、14.54mmol)を20分間にわたって滴下し、1時間撹拌した。ブラインで反応を停止させ、室温で15分間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、1N HCl溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液/ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して橙色油状物を得た。これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0638】
上記残渣をテトラヒドロフラン(100mL)に溶解させ、48%フッ化水素酸(16.77mL、462.7mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、固体重炭酸ナトリウムで反応を停止させ、30分間撹拌した。水および飽和重炭酸ナトリウムを添加し、混合物を酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、5〜30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製してオフホワイト固体を得た(4.89g)。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:7.87(d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.76(d, J = 10.1 Hz, 1H), 7.59(s, 1H), 5.76(d, J = 2.0 Hz, 1H), 4.36 − 4.18(m, 2H), 3.42(d, J = 2.4 Hz, 1H), 2.48(s, 3H), 1.20(t, J = 7.1 Hz, 3H)。
【0639】
エチル2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:エチル2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(4.89g、10.99mmol)の無水ジクロロメタン(100mL)溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(5.59g、13.18mmol)を0℃で5分間にわたって少しずつ添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、チオ硫酸ナトリウム溶液および飽和重炭酸ナトリウム溶液で反応を停止させ、30分間撹拌した。混合物をエチルエーテルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液(3×)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、白色沈殿を含む黄色油状物を得た。混合物をジエチルエーテルに懸濁し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製してオフホワイト固体を得た(4.60g)。1H NMR(400 MHz, CDCl)δ:7.93(d, J = 7.0 Hz, 1H), 7.78(d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.67(s, 1H), 4.41(q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.47(s, 3H), 1.40(t, J = 7.1 Hz, 3H)。
【0640】
(S)−エチル2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(4.60g、10.79mmol)および(R)−2−メチル−CBS−オキサアザボロリジン(0.598g、2.16mmol)の無水トルエン溶液に、カテコールボラン(1.55mL、14.67mmol)のトルエン(10mL)溶液を−40℃で40分間にわたって添加した。反応混合物を1時間撹拌し、炭酸ナトリウム溶液で反応を停止させ、酢酸エチルで希釈し、−20℃で20分間、次いで室温で45分間強く撹拌した。水層を除去し、有機層を炭酸ナトリウム溶液(4×)、飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製してオフホワイト固体を得た(4.44g)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ:7.87(d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.76(d, J = 10.0 Hz, 1H), 7.59(s, 1H), 5.76(d, J = 1.7 Hz, 1H), 4.38 − 4.17(m, 2H), 3.43(d, J = 2.3 Hz, 1H), 2.48(s, 3H), 1.20(t, J = 7.1 Hz, 3H).鏡像体過剰率は、キラルカラム分析(Chiralpak AD−H、ヘプタン:エタノール(80:20))によって95%と決定された。
【0641】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(4.44g、9.99mmol)のtert−ブチルアセタート(100mL)溶液に、70%過塩素酸(1.20mL、19.98mmol)を添加した。反応混合物を2.5時間撹拌し、固体重炭酸ナトリウムで反応を停止させ、45分間撹拌した。水および固体重炭酸ナトリウムを慎重に添加し、さらに15分間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸溶液(2×)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して淡橙色油状物を得た(4.26g)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ:7.86(d, J = 7.2 Hz, 4H), 7.74(d, J = 10.2 Hz, 4H), 7.58(s, 4H), 7.26(s, 3H), 5.69(s, 4H), 4.26 − 4.08(m, 9H), 2.53(s, 12H), 1.20(s, 34H), 1.17(t, J = 7.1 Hz, 13H)。
【0642】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(110mg、0.199mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(55mg、0.220mmol)、PdCl(dppf)(16mg、0.02mmol)、フッ化セシウム(133mg、0.876mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(1.0mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて110℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを得た(9.7mg)。H NMR(400 MHz, CDOD):δ 8.49(d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.97(d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.74(s, 1H), 7.46(d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.27(d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.14(d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.66(d, J = 11.5 Hz, 1H), 5.13(s, 1H), 4.56(dd, J = 9.9, 5.9 Hz, 2H), 3.96(dd, J = 10.8, 7.1 Hz, 1H), 3.76(dd, J = 10.7, 7.1 Hz, 1H), 3.38(t, J = 5.8 Hz, 2H), 2.74(s, 3H), 0.98 − 0.85(m, 12H).LCMS−ESI(m/z):C3030ClFNOについて計算した[M+H]:523.0;実測値:522.1,524.1。
【0643】
他のアトロプ異性体である(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートも単離した(16.4mg)。H NMR(400 MHz, CDOD):δ 8.47(d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.94(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.77(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.70(s, 1H), 7.25(d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.18(d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.56(d, J = 11.4 Hz, 1H), 5.15(s, 2H), 4.52(t, J = 5.4 Hz, 2H), 4.22 − 4.04(m, 2H), 3.37(t, J = 5.8 Hz, 2H), 2.61(s, 3H), 1.20(t, J = 5.9 Hz, 3H), 0.70(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3030ClFNOについて計算した[M+H]:523.0;実測値:522.1,524.1。
【0644】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(101)の調製:テトラヒドロフラン(1.0mL)およびメタノール(0.2mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(9.7mg、0.186mmol)および5M水酸化ナトリウム(74μL、0.372mmol)の溶液を、50℃で一晩加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(6.7mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.69(d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.12(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.96(s, 1H), 7.81(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.80(d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.45(d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.73(d, J = 11.2 Hz, 1H), 5.21(s, 1H), 4.75−4.70(m, 2H), 3.66(t, J = 6 Hz, 2H), 2.76(s, 3H)0.92(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 3F), −119.2(dd, J = 10.6, 7.9 Hz, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2826ClFNOについて計算した[M+H]:494.95;実測値:494.4,496.1。他のアトロプ異性体である(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を、類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDOD):δ 8.59(d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.10(d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.07(d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.88(s, 1H), 7.63(d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.43(d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.68(d, J = 11.2 Hz, 1H), 5.20(s, 1H), 4.68(t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.58(t, J = 5.9 Hz, 2H), 2.71(s, 3H), 0.85(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ:−77.7(s, 3F), −120.0(br s, 1F)。
LCMS−ESI(m/z):C2826ClFNOについて計算した[M+H]:494.95;実測値:494.4,496.1。
【0645】
実施例100。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−6−イソプロピル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(102)
【0646】
【化167】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(184.2mg、0.368mmol)、イソプロペニルトリフルオロホウ酸カリウム(60mg、0.405mmol)、BrettPhosパラダサイクル(41mg、0.0552mmol)、フッ化セシウム(623mg、0.405mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(1.0mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して無色油状物を得た(60mg)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 7.85(d, J = 7.1 Hz, 13H), 7.71(d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.70(s, 1H), 5.35(s, 1H), 5.32(s, 1H), 4.18(dt, J = 19.3, 11.4 Hz, 2H), 2.53(s, 3H), 2.21(s, 3H), 1.24 − 1.12(m, 12H)。
【0647】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(プロパ−1−エン−2−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−6−(プロパ−1−エン−2−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(92.3mg、0.182mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(50mg、0.200mmol)、Sphosパラダサイクル(18.4mg、0.0273mmol)、フッ化セシウム(122mg、0.801mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(1.5mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、夾雑物を含む(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(プロパ−1−エン−2−イル)ナフタレン−2−イル)アセタート(10mg)を得た。逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって再精製し、凍結乾燥させて夾雑物を含む黄色粉末を得た(4.3mg)。LCMS−ESI(m/z):C3335FNOについて計算した[M+H]:528.6;実測値:528.1、529.1。
【0648】
他のアトロプ異性体である(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(プロパ−1−エン−2−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートも単離した(4.3mg)。LCMS−ESI(m/z):C3335FNOについて計算した[M+H]:528.6;実測値:528.1、529.1
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−6−イソプロピル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エタノール(1.5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(プロパ−1−エン−2−イル)ナフタレン−2−イル)アセタート(4.3mg、0.007mmol)および10%パラジウム/炭素(5.0mg)の混合物を、水素雰囲気下(1気圧)で2時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、濃縮してフィルムを得た。これをさらに精製せずに次の工程で使用した(4.2mg)。LCMS−ESI(m/z):C3337FNOについて計算した[M+H]:530.6;実測値:530.2。
【0649】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−6−イソプロピル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(102)の調製:テトラヒドロフラン(1.0mL)およびメタノール(0.1mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−6−イソプロピル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(4.2mg、0.007mmol)および5M水酸化ナトリウム(31μL、0.16mmol)の溶液を、50℃で一晩加熱した。反応混合物を酢酸で酸性化し、濃縮し、DMFに溶解させ、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(2.6mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.67(d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.94(s, 1H), 7.84(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.80(d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.78(d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.43(d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.47(d, J = 12.4 Hz, 1H), 5.21(s, 1H), 4.75−4.70(m, 2H), 3.66(t, J = 6 Hz, 2H), 3.3−2.2(m, 1H), 2.75(s, 3H), 1.33(d, J = 8.4 Hz, 3H), 1.31(d, J = 8.8 Hz, 3H), 0.92(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ:−77.6(s, 3F), −121.4(dd, J = 10.6, 7.9 Hz, 1F).LCMS−ESI(m/z):C3133FNOについて計算した[M+H]:502.69;実測値:502.1(M+H)。
【0650】
実施例101。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(103)
【0651】
【化168】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−6−ビニルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(213.6mg、0.426mmol)、トリブチル(ビニル)スズ(0.137mL、0.469mmol)、BrettPhosパラダサイクル(47mg、0.0639mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。DMF(2.0mL)および炭酸ナトリウム(5.0mg、0.0639mmol)を添加し、マイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%塩化リチウム溶液(2×)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して無色油状物を得た(149.5mg)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 7.64(d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.62(d, 1H), 6.95(dd, J = 17.7, 11.3 Hz, 1H), 6.00(d, J = 17.7 Hz, 1H), 5.52(d, J = 11.3 Hz, 1H), 4.33 − 4.03(m, 2H), 2.53(s, 3H), 1.20(s, 9H), 1.17(t, J = 7.1 Hz, 3H)。
【0652】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−6−ホルミル−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:三口丸底フラスコに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−6−ビニルナフタレン−2−イル)アセタート(95mg、0.193mmol)、メタノール(1mL)、およびジクロロメタン(1mL)を入れ、−78℃に冷却した。オゾンを、青色が持続するまで(2分間)反応混合物にバブリングした。反応物を、青色が消失するまで酸素を吹きつけ、硫化メチル(0.06mL、0.828mmol)で反応を停止させた。混合物を室温で1時間撹拌し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して無色油状物を得た(74mg)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 10.45(s, 1H), 8.37(d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.80(s, 1H), 7.75(d, J = 11.7 Hz, 1H), 5.72(s, 1H), 4.39 − 4.00(m, 2H), 2.56(s, 3H), 1.20(s, 9H), 1.17(t, J = 7.1 Hz, 3H)。
【0653】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−(ジフルオロメチル)−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−6−ホルミル−3−メチル−1−(トリフルオロメチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(37.3mg、0.075mmol)のジクロロメタン(0.5mL)溶液に、デオキソフルオル(28μL、0.151mmol)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で2.5時間撹拌し、次いで、シリカゲルカラムに直接ロードし、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して無色油状物を得た(32.7mg)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.06(d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.75(s, 1H), 7.73(d, J = 10.7 Hz, 1H), 6.99(t, J = 54.8 Hz, 1H), 5.72(s, 1H), 4.36 − 3.93(m, 2H), 2.56(s, 3H), 1.20(s, 9H), 1.17(t, J = 7.1 Hz, 3H)。
【0654】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−(ジフルオロメチル)−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(53.6mg、0.104mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(31.3mg、0.125mmol)、Sphosパラダサイクル(10.5mg、0.0156mmol)、フッ化セシウム(69.5mg、0.458mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(1.0mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを得た(10mg)。LCMS−ESI(m/z):C3131NOについて計算した[M+H]:538.6;実測値:538.1。
【0655】
他のアトロプ異性体である(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートも単離した(12.0mg)。LCMS−ESI(m/z):C3131NOについて計算した[M+H]:538.6;実測値:538.1。
【0656】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(103)の調製:テトラヒドロフラン(1.0mL)およびメタノール(0.1mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(10.0mg、0.0186mmol)および5M水酸化ナトリウム(74μL、0.372mmol)の溶液を、50℃で一晩加熱した。反応混合物をメタノールに再懸濁し、約1mLに濃縮した。DMF(0.3mL)を添加し、約0.3mLに濃縮した。酢酸を添加し、DMFでさらに希釈し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(9.8mg)。
H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.70(d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.24(d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.10(s, 1H), 7.82(t, J = 7.1 Hz, 2H), 7.46(d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.04(t, J = 54.5 Hz, 1H), 6.71(d, J = 12.2 Hz, 1H), 5.24(s, 1H), 4.81 − 4.64(m, 2H), 3.67(t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.79(s, 3H), 0.93(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −77.77(s), −114.82 − −118.07(m), −123.29(m).LCMS−ESI(m/z):C2927NOについて計算した[M+H]:510.5;実測値:510.1。
【0657】
実施例102。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(104)
【0658】
【化169】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−エチル−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エタノール(2.0mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−6−ビニルナフタレン−2−イル)アセタート(23mg、0.050mmol)および10%パラジウム担持炭素(5mg)の混合物を、水素雰囲気下で4時間撹拌し、次いで、セライトパッドで濾過した。濾液を濃縮して薄膜(23mg)を得た。これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0659】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−エチル−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(23.4mg、0.0473mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(14.3mg、0.568mmol)、Sphosパラダサイクル(4.8mg、0.0071mmol)、フッ化セシウム(31.6mg、0.208mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(1.0mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(1.7mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C3235FNOについて計算した[M+H]:516.6;実測値:516.1。他のアトロプ異性体である(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートも単離した(2.6mg)。LCMS−ESI(m/z):C3235FNOについて計算した[M+H]:516.6;実測値:516.1。
【0660】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(104)の調製:テトラヒドロフラン(1.0mL)およびメタノール(0.1mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(1.7mg、0.005mmol)および5M水酸化ナトリウム(21μL、0.101mmol)の溶液を50℃で一晩加熱した。反応混合物を酢酸で酸性化し、濃縮し、DMFに溶解させ、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(1.3mg)。
H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.68(d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.93(s, 1H), 7.87 − 7.77(m, J = 7.0 Hz, 3H), 7.46(d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.49(d, J = 12.1 Hz, 1H), 5.21(s, 1H), 4.73(d, J = 6.3 Hz, 2H), 3.67(t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.83 − 2.72(m, 6H), 1.28(t, J = 7.5 Hz, 4H), 0.92(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −77.86(s), −121.37(d, J = 7.9 Hz).LCMS−ESI(m/z):C3031FNOについて計算した[M+H]:488.6;実測値:488.1。
【0661】
実施例103。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シクロプロピル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(105)
【0662】
【化170】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−シクロプロピル−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(122.5mg、0.245mmol)、シクロプロピルボロン酸(23mg、0.269mmol)、BrettPhosパラダサイクル(27mg、0.0368mmol)、フッ化セシウム(164mg、1.08mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(1.5mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を15分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、夾雑物を含む無色油状物を得た(83.1mg)。
分析HPLC(Gemini、2〜98%ACN/HO+0.05%TFA):t(分)=5.53。
【0663】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シクロプロピル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−シクロプロピル−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(83.1mg、0.164mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(45.4mg、0.180mmol)、Sphosパラダサイクル(16.5mg、0.0246mmol)、フッ化セシウム(110mg、0.722mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(1.5mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を15分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シクロプロピル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを得た(2.2mg)。
LCMS−ESI(m/z):C3335FNOについて計算した[M+H]:528.6;実測値:528.1、529.1。他のアトロプ異性体である(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−6−シクロプロピル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートも単離した(2.8mg)。LCMS−ESI(m/z):C3334FNOについて計算した[M+H]:528.6;実測値:528.1、529.1
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シクロプロピル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(105)の調製:テトラヒドロフラン(0.5mL)およびメタノール(0.1mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シクロプロピル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(2.2mg、0.0042mmol)および5M水酸化ナトリウム(171μL、0.083mmol)の溶液を、45℃で一晩加熱した。反応混合物を濃縮し、酢酸で酸性化し、DMFで希釈し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(2.2mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.67(d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.89(s, 1H), 7.82−7.78(m, 2H), 7.54(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.44(d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.47(d, J = 12.4 Hz, 1H), 5.20(s, 1H), 4.76−4.49(m, 2H), 3.66(t, J = 6 Hz, 2H), 2.73(s, 3H), 2.15−2.10(m, 1H), 1.04(d, J = 8.4 Hz, 2H), 0.92(s, 9H), 0.86−.83(m, 2H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 3F), −121.8(dd, 1F).LCMS−ESI(m/z):C3131FNOについて計算した[M+H]:500.6;実測値:500.1。
【0664】
実施例104。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(106A)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(106B)
【0665】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−シアノ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(180mg、0.359mmol)、シアン化亜鉛(II)(25mg、0.215mmol)、BrettPhosパラダサイクル(26mg、0.0359mmol)、重炭酸ナトリウム(3mg、0.0359mmol)を入れた。DMF(1.5mL)を添加し、混合物をマイクロ波にて110℃で1.0時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%塩化リチウム溶液(2×)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して無色油状物を得た(129mg)。
分析HPLC(Gemini、2〜98%ACN/HO+0.05%TFA):t(分)=5.01。
【0666】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−シアノ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(129mg、0.262mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(72.6mg、0.289mmol)、Sphosパラダサイクル(26mg、0.0393mmol)、フッ化セシウム(175mg、1.15mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(1.5mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を15分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、夾雑物を含む(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを得た(36.6mg)。LCMS−ESI(m/z):C3130FNについて計算した[M+H]:513.6;実測値:513.1。他のアトロプ異性体である(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−6−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートも単離した(36.8mg)。LCMS−ESI(m/z):C3130FNについて計算した[M+H]:513.6;実測値:513.1。
【0667】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(106A)の調製:テトラヒドロフラン(1.5mL)およびメタノール(0.3mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(36.8mg、0.0718mmol)および5M水酸化ナトリウム(290μL、1.44mmol)の溶液を、35℃で一晩加熱した。反応混合物を濃縮し、酢酸で酸性化し、DMFで希釈し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(26.9mg)。H−NMR:400 MHz (CDOD)δ: 8.70(d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.53(d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.11(s, 1H), 7.82−7.75(m, 2H), 7.44(d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.83(d, J = 11.2 Hz, 1H), 5.24(s, 1H), 4.76−4.68(m, 2H), 3.66(t, J = 6 Hz, 2H), 2.79(s, 3H), 0.92(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.8(s, 3F), −115.5(br s, 1F)。
LCMS−ESI(m/z):C2926FNについて計算した[M+H]:485.5;実測値:485.1。副生成物である(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(106B)も単離した(2.8mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.70(d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.44(d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.09(s, 1H), 7.82−7.80(m, 2H), 7.44(d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.68(d, J = 13.2 Hz, 1H), 5.24(s, 1H), 4.76−4.70(m, 2H), 3.66(t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.78(s, 3H), 0.93(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 3F), −118.4(br s, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2928FNについて計算した[M+H]:503.5;実測値:503.1。
【0668】
実施例105。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(メチルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)酢酸(107):
【0669】
【化172】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−6−(メチルカルバモイル)−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(131.8mg、0.263mmol)、THF中の2Mメチルアミン(0.66mL、1.32mmol)、ヘキサカルボニルモリブデン(0.069g、0.263mmol)、BrettPhosパラダサイクル(29mg、0.0395mmol)、およびトリエチルアミン(0.128mL、0.921mmol)を入れた。トルエン(1.5mL)を添加し、混合物をマイクロ波にて140℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製してオフホワイト固体を得た(19.2mg)。LCMS−ESI(m/z):C2226NOSについて計算した[M+H]:524.5;実測値:524.0。
【0670】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(メチルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−6−(メチルカルバモイル)−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(19.2mg、0.0367mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(11.1mg、0.044mmol)、Sphosパラダサイクル(3.7mg、0.0055mmol)、フッ化セシウム(25mg、0.161mmol)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(0.5mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、30〜80%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(メチルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)アセタートを得た(6.6mg)。LCMS−ESI(m/z):C3234FNについて計算した[M+H]:545.6;実測値:545.1。
【0671】
他のアトロプ異性体である(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(メチルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)アセタートも単離した(7.5mg)。LCMS−ESI(m/z):C3234FNについて計算した[M+H]:545.6;実測値:545.1。
【0672】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(メチルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)酢酸(107)の調製:テトラヒドロフラン(1.0mL)およびメタノール(0.3mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−6−(メチルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)アセタート(6.6mg、0.012mmol)および5M水酸化リチウム(48μL、0.242mmol)の溶液を、55℃で3時間、次いで48℃で一晩加熱した。さらなる5M水酸化リチウム溶液(60μL)を添加し、反応混合物を60℃で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸で酸性化し、濃縮し、DMFで希釈し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(5.0mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.70(d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.35(d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.07(s, 1H), 7.82−7.80(m, 2H), 7.44(d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.66(d, J = 12.8 Hz, 1H), 5.24(s, 1H), 4.76−4.70(m, 2H), 3.66(t, J = 6 Hz, 2H), 2.94(s, 3H), 2.78(s, 3H), 0.92(s, 9H)。
19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.6(s, 3F), −115.5(dd, J = 12.4, 7.16 Hz, 1F)。
LCMS−ESI(m/z):C3030FNについて計算した[M+H]:517.6;実測値:517.1。
【0673】
実施例106。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(108)
【0674】
【化173】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(108)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(108)を、1−(3,4−ジフルオロフェニル)プロパン−2−オンを1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパン−2−オンの代わりに使用して出発させることを除いて実施例99の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.69(d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.96(s, 1H), 7.83−7.78(m, 3H), 7.45(d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.77(d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.74(d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.20(s, 1H), 4.75−4.70(m, 2H), 3.66(t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.76(s, 3H)0.92(s, 9H)。
19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.9(s, 3F), −138.8−−138.9(m, 1F), −139.8−−139.9(m, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2826NOについて計算した[M+H]:478.5;実測値:478.1。他のアトロプ異性体である(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を、類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.60(d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.12(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.89(s, 1H), 7.77(dd, J = 11.1, 8.2 Hz, 1H), 7.66(d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.45(d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.71(dd, J = 12.3, 7.9 Hz, 1H), 5.19(s, 1H), 4.69(t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.60(t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.71(s, 3H), 0.86(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −78.04(s), −139.49(s), −140.31(s).LCMS−ESI(m/z):C2826NOについて計算した[M+H]:478.5;実測値:478.1。
【0675】
実施例107。(R)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(109)
【0676】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(109)の調製:(R)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(109)を、(S)−2−メチル−CBS−オキサアザボロリジンを(R)−2−メチル−CBS−オキサアザボロリジンの代わりに使用したことを除いて実施例106の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.59(d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.10(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.88(s, 1H), 7.76(dd, J = 11.1, 8.2 Hz, 1H), 7.63(d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.44(d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.71(dd, J = 12.4, 7.9 Hz, 1H), 5.19(s, 1H), 4.68(t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.59(t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.70(s, 3H), 0.85(s, 8H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −77.84(s), −139.69(s), −140.48(s).LCMS−ESI(m/z):C2826NOについて計算した[M+H]:478.5;実測値:478.1。
【0677】
他のアトロプ異性体である(R)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を、類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.70(d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.96(s, 1H), 7.86 − 7.76(m, 3H), 7.45(d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.76(dd, J = 12.2, 7.9 Hz, 1H), 5.20(s, 1H), 4.74(dt, J = 12.4, 6.3 Hz, 2H), 3.66(t, J = 5.9 Hz, 2H), 2.76(s, 3H), 0.92(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −77.78(s, 3F), −138.70 − −139.02(m, 1F), −139.80 − −139.99(m, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2826NOについて計算した[M+H]:478.5;実測値:478.1。
【0678】
実施例108。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(110)
【0679】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(110)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(110)を、1−(2,4−ジフルオロフェニル)プロパン−2−オンを1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパン−2−オンの代わりに使用して出発することを除いて実施例99の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.70(d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.16(s, 1H), 7.82(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.80(d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.45(d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.17(ddd, J = 8.0, 8.0, 2.4 Hz, 1H), 6.43(d, J = 10.0 Hz, 1H), 5.23(s, 1H), 4.71−4.70(m, 2H), 3.66(t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.76(s, 3H)0.93(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.9(s, 3F), −112.86(d, J = 7.9 Hz, 1F), −120.76(dd, J = 9.0, 9.0 Hz, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2826NOについて計算した[M+H]:478.5;実測値:478.1。
【0680】
実施例109。(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(111)
【0681】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(111)の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(111)を、2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)酢酸を2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)酢酸の代わりに使用したことを除いて実施例99の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ: 8.59(s, 1H), 8.30(s , 1H), 8.11(d, J= 8.21 Hz, 1H), 7.46(d, J = 5.47 Hz, 1H), 7.19(m, 2H), 6.35(m.1H), 5.38(s, 1H), 4.64(m, 2H), 3.57(m, 2H), 2.78(s, 3H), 1.16, 0.98(s, 9H)。
LCMS−ESI(m/z):C2826ClFNOについて計算した[M+H]:494.95;実測値:494.11。
【0682】
実施例110。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(112)
【0683】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(112)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(112)を、2−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)酢酸を2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)酢酸の代わりに使用したことを除いて実施例99の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.66(d, J = 5.76 Hz, 1H), 7.90(s , 1H), 7.80(d, J= 6.65 Hz, 3H), 7.42(d, J = 7.82 Hz, 1H), 6.46(d, J = 11.73 Hz, 1H), 5.21(s, 1H), 4.71(m.2H), 3.63(t, J = 6.26 Hz, 2H), 2.75(s, 3H), 2.39(s, 3H), 0.92(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2929FNOについて計算した[M+H]:474.54;実測値:474.14。
【0684】
実施例111。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(113A)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(113B)
【0685】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(113A)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(113A)を、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートを(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの代わりに使用したことを除いて実施例104の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.64(d, J = 5.48 Hz, 1H), 8.22(s , 1H), 7.92(t, J= 7.75 Hz, 1H), 7.76(d, J = 7.82 Hz, 1H), 7.68(t, J = 10.56Hz, 1H), 7.38(d, J =7.72 Hz, 1H), 6.98(m, 1H), 5.21(s, 1H), 4.71(m.2H), 3.60(t, J = 5.86 Hz, 2H), 2.82(s, 3H), 0.92(s, 9H)。
19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.8(s, 3F), −115.5(br s, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2926FNについて計算した[M+H]:485.52;実測値:485.09。
【0686】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(113B)の調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートを(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの代わりに使用したことを除いて実施例104の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.64(d, J = 5.48 Hz, 1H), 8.32(s , 1H), 7.78(d, J= 7.82, 1 H), 7.72(d, J= 5.87 Hz, 1H), 7.50(t, J = 8.21 Hz, 1H), 7.40(d, J = 8.22 Hz, 1H), 6.68(m, 1H), 5.21(s, 1H), 4.75(m.2H), 3.60(t, J = 5.87 Hz, 2H), 2.82(s, 3H), 0.92(s, 9H)。
LCMS−ESI(m/z):C2928FNについて計算した[M+H]:503.53;実測値:503.12。
【0687】
実施例112。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(114)
【0688】
【化179】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(12mg、0.023mmol、1当量)、ピリミジン−5−イルボロン酸(5mg、1.5当量)、Sphosパラダサイクル(3mg、0.1当量)、フッ化セシウム(12mg、3当量)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(0.5mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)アセタートを得た(4mg)。LCMS−ESI(m/z):C3433FNについて計算した[M+H]:566.63;実測値:566.3。
【0689】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(114)の調製:テトラヒドロフラン(0.5mL)およびエタノール(0.5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)アセタート(4mg)および2M水酸化ナトリウム(0.5mL)の溶液を、50℃で3時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(1.2mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 9.23(d, J = 5.09 Hz, 1H), 8.82(s, 1H), 7.96(s, 1H), 8.60(m, 1H), 7.80(m, 1H), 7.52(d, J = 5.08 Hz, 1H), 7.32(m, 2H), 7.19(s, 1 H), 6.82(m, 1 H), 5.02(m, 1H), 4.76(m, 2H), 3.50(t, J = 6 Hz, 2H), 2.37(s, 3H)0.92(s, 9H)。
19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 6F), −115.9(m, 1F).LCMS−ESI(m/z):C3239FNについて計算した[M+H]:538.58;実測値:538.03。
【0690】
実施例113。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(115)
【0691】
【化180】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(115)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(115)を、2−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)酢酸を2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)酢酸の代わりに使用したことを除いて実施例99の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.69(d, J = 5.87 Hz, 1H), 8.18(s , 1H), 7.80(m , 2H), 7.42(d, J = 7.72 Hz, 1H), 7.26(t, J = 7.43 Hz, 1H), 6.78(d, J = 9.38 Hz, 1H), 5.22(s, 1H), 4.64(m, 2H), 3.62(t, J = 5.86 Hz, 2H), 2.80(s, 3H), 0.98(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 3F), −127.87(d, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2826ClFNOについて計算した[M+H]:494.95;実測値:494.07。
【0692】
実施例114。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(116)
【0693】
【化181】
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1−(2−クロロ−3−メチルフェニル)プロパン−2−オンの調製:Smithプロセスバイアルに、1−ブロモ−2−クロロ−3−メチルベンゼン(528mg、2.57mmol、1当量)、トリブチルメトキシスズ(1.11mL、1.5当量)、4−メチルペンタ−4−エン−2−オン(0.42mL、1.5当量)、PdCl(23mg、5%)、およびトリ(o−トリル)ホスフィン(79mg、10%)、トルエン(1mL)を入れ、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、油浴中にて100℃で5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、1−(2−クロロ−3−メチルフェニル)プロパン−2−オンを得た(375mg、収率80%)。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ: 7.19−7.02(m, 3H), 3.82(s, 2H), 2.38(s, 3H), 2.18(s, 3H)。
【0694】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(116)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(116)を、1−ブロモ−2−クロロ−3−メチルベンゼンを2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)酢酸の代わりに使用して(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.59(d, J = 5.08 Hz, 1H), 8.26(s , 1H), 7.68(m , 2H), 7.34(d, J = 8.21 Hz, 1H), 7.08(d, J = 8.60 Hz, 1H), 6.72(d, J = 8.50 Hz, 1H), 5.16(s, 1H), 4.62(m, 2H), 3.56(t, J = 6.26 Hz, 2H), 2.72(s, 3H), 2.42(s, 3H), 0.92(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2929ClNOについて計算した[M+H]:490.99;実測値:490.33。
【0695】
実施例115。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,5,6−トリメチルナフタレン−2−イル)酢酸(117)
【0696】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,5,6−トリメチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)アセタート(16mg、0.031mmol、1当量)、メチルボロン酸(4mg、2当量)、Sphosパラダサイクル(2mg、0.1当量)、フッ化セシウム(19mg、4当量)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(0.5mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,5,6−トリメチルナフタレン−2−イル)アセタートを得た(7mg)。LCMS−ESI(m/z):C3236NOについて計算した[M+H]:498.62;実測値:498.1。
【0697】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,5,6−トリメチルナフタレン−2−イル)酢酸(117)の調製:テトラヒドロフラン(0.5mL)およびエタノール(0.5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,5,6−トリメチルナフタレン−2−イル)アセタート(7mg)および2M水酸化ナトリウム(0.5mL)の溶液を、50℃で3時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(4.7mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.64(d, J = 5.86 Hz, 1H), 8.15(s, 1H), 7.76(t, J = 8.90 Hz, 2H), 7.43(d, J = 8.99 Hz, 1H), 7.07(d, J = 8.99 Hz, 1H), 6.65(d, J = 8.60 Hz, 1H), 5.21(s, 1H), 4.70(m, 2H), 3.64(t, J = 7.77 Hz, 2H), 2.79(s, 3H), 2.67(s, 3H), 2.43(s, 3H), 0.92(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3032NOについて計算した[M+H]:470.57;実測値:470.39。
【0698】
実施例116。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(118)
【0699】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−((R)−5−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(118)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−シアノ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(118)を、Zn(CN)をメチルボロン酸の代わりに使用し、DMFをDMEの代わりに使用したことを除いて実施例115の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,5,6−トリメチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。分析HPLC(Gemini、2〜98%ACN/HO+0.05%TFA,7分間運転):t(分)=4.00。
H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ: 8.59(d, J = 5.48 Hz, 1H), 8.09(s , 1H), 7.64(d, J = 8.21 Hz, 1H), 7.62(d, J = 4.08 Hz, 1H), 7.36(d, J = 8.21 Hz, 1H), 7.19(d, J = 8.61 Hz, 1H), 7.12(d, J = 8.98 Hz, 1H), 5.16(s, 1H), 4.62(m, 2H), 3.56(t, J = 5.86 Hz, 2H), 2.72(s, 3H), 2.62(s, 3H), 0.92(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3029について計算した[M+H]:481.55;実測値:481.32。
【0700】
実施例117。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(119)
【0701】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(10mg、0.019mmol、1当量)、メチルボロン酸(2mg、1.5当量)、Sphosパラダサイクル(1.3mg、0.1当量)、フッ化セシウム(14mg、4当量)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(0.5mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて120℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)アセタートを得た(6mg)。LCMS−ESI(m/z):C3133FNOについて計算した[M+H]:502.59;実測値:502.1。
【0702】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(119)の調製:テトラヒドロフラン(0.5mL)およびエタノール(0.5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)アセタート(6mg)および2M水酸化ナトリウム(0.5mL)の溶液を、50℃で一晩加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(4.7mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.67(d, J = 5.47 Hz, 1H), 8.12(s, 1H), 7.78(t, J = 5.87 Hz, 2H), 7.43(d, J = 8.82 Hz, 1H), 7.11(t, J = 8.21 Hz, 1H), 6.63(d, J = 8.60 Hz, 1H), 5.22(s, 1H), 4.70(m, 2H), 3.64(t, J = 5.86 Hz, 2H), 2.79(s, 3H), 2.38(d, J = 1.47 Hz, 3H), 0.92(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 3F), −131.6(d, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2929FNOについて計算した[M+H]:474.54;実測値:474.33。
【0703】
実施例118。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(120)
【0704】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(120)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(120)を、エチルボロン酸をメチルボロン酸の代わりに使用したことを除いて実施例117の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸を作製するための手順に従って調製した。分析HPLC(Gemini、2〜98%ACN/HO+0.05%TFA、7分間運転):t(分)=4.00。
H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.67(d, J = 5.47 Hz, 1H), 8.14(s, 1H), 7.81(t, J = 8.21 Hz, 2H), 7.46(d, J = 8.21 Hz, 1H), 7.16(t, J = 8.23 Hz, 1H), 6.67(d, J = 9.0 Hz, 1H), 5.22(s, 1H), 4.71(m, 2H), 3.66(t, J = 5.86 Hz, 2H), 2.79(m, s, 5H), 1.23(t, J = 7.82 Hz, 3H), 0.93(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 3F), −133.06(d, 1F).LCMS−ESI(m/z):C3031FNOについて計算した[M+H]:488.56(M+H);実測値:488.37。
【0705】
実施例119。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(121)
【0706】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチル−6−ビニルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(99mg、0.19mmol、1当量)、カリウムビニルトリフルオロボラート(28mg、1.1当量)、Sphosパラダサイクル(13mg、0.1当量)、フッ化セシウム(114mg、4当量)を入れ、窒素でフラッシングした。ジメトキシエタン(2mL、Na/ベンゾフェノンから蒸留)を添加し、混合物に窒素を10分間吹きつけ、次いで、マイクロ波にて110℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチル−6−ビニルナフタレン−2−イル)アセタートを得た(69mg、収率71%)。LCMS−ESI(m/z):C3233FNOについて計算した[M+H]:514.60;実測値:514.1。
【0707】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−ホルミル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチル−6−ビニルナフタレン−2−イル)アセタート(32mg、0.062mmol、1当量)を2mL THFに溶解させた。この溶液を、水(1mL)中のNaIO(40mg、3当量)およびKOsO・2HO(2.3mg、0.1当量)の混合物に室温で添加した。室温で30分間の撹拌後に反応が完了した。反応混合物を濾過し、濾液を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−ホルミル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを淡黄色油状物として得た(26mg、収率81%).LCMS−ESI(m/z):C3131FNOについて計算した[M+H]:516.57;実測値:516.1。
【0708】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−ホルミル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(8mg)を0.5mL DCMに溶解させた。デオキソフルオル(50μL、過剰量)を溶液に添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを淡黄色油状物として得た(6mg、収率76%)。LCMS−ESI(m/z):C3131NOについて計算した[M+H]:538.57;実測値:538.34。
【0709】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(121)の調製:テトラヒドロフラン(0.5mL)およびエタノール(0.5mL)および2M水酸化ナトリウム(0.5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(6mg)の溶液を50℃で2時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(4.7mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.69(d, J = 5.48 Hz, 1H), 8.26(s, 1H), 7.84(d, J = 8.22 Hz, 1H), 7.80(d, J = 5.87 Hz, 1H), 7.43(m, 2H), 7.34, 7.21, 7.07(t, J = 54.74 Hz, 1H), 6.90(d, J = 9.38 Hz), 5.25(s, 1H), 4.73(m, 2H), 3.64(t, J = 5.86 Hz, 2H), 2.83(s, 3H), 0.93(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 3F), −113.97 to −116.29(m, 2F), −131.6(s, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2927NOについて計算した[M+H]:510.52;実測値:510.36。
【0710】
実施例120。(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(122)。
【0711】
【化187】
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【0712】
【化188】
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エチル4−(4−ブロモフェニル)−3−メチルブタ−2−エノアートの調製:0℃で、THF(250mL)中の60%w/w NaH/鉱物油(7.13g、0.176mol)の懸濁液を、トリエチルホスホノアセタート(39.5g、0.176mol)のTHF(72mL)溶液を30分間にわたって滴下して処理した。反応物をさらに30分間撹拌し、1−(4−ブロモフェニル)プロパン−2−オン(25.0g、0.117mol)のTHF(108mL)溶液を1時間にわたって滴下した(添加中に反応物を0℃に維持した)。反応物を一晩撹拌しながら23℃に加温した。翌日、飽和NHCl(250mL)を添加した。2時間後、反応物をHO(250mL)およびヘキサン(100mL)で希釈した。有機相を回収した。水層をEtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、粗4−(4−ブロモフェニル)−3−メチルブタ−2−エノアートをEおよびZ幾何異性体の混合物として得た。残渣をさらに精製せずに次に進めた(約30グラム;収率は決定しなかった)。以下に報告したH NMRは、EおよびZ異性体の両方を含む粗混合物に由来する。
H NMR(400 MHz, CDCl)δ 7.43(d, J = 8.6 Hz, 1.6H), 7.39(d, J = 8.6 Hz, 0.4H), 7.12(d, J = 8.2 Hz, 0.4H), 7.04(d, J = 8.2 Hz, 1.6H), 4.42−4.21(m, 2H), 3.96(s, 0.4H), 3.38(s, 1.6H), 2.10(s, 2.4H), 1.77(s, 0.6H), 1.37−1.23(m, 3H)。
【0713】
7−ブロモ−3−メチルナフタレン−1−オールの調製:上記由来の粗エチル4−(4−ブロモフェニル)−3−メチルブタ−2−エノアート(約30グラム)を含むフラスコを、濃HSO(120mL)で処理し、50℃に2.5時間加温した。反応物を、約500mLのクラッシュアイスに注いだ。氷が解けた後、褐色懸濁液を2回のEtOAc(それぞれ、500mLおよび100mL)で抽出した。2つの抽出物を合わせ、飽和NaHCOで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、約55mLに濃縮した。残渣をDCMで処理し、シリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を得た(16.6g、収率60%((2工程にわたる1−(4−ブロモフェニル)プロパン−2−オン由来))).H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.29(d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.57(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.50(dd, J = 8.6, 2.0 Hz, 1H), 7.17(s, 1H), 6.67(s, 1H), 2.42(s, 3H)。
【0714】
3−メチルナフタレン−1−オールの調製:7−ブロモ−3−メチルナフタレン−1−オール(100mg、0.421mmol)、10%w/wPd/C(45mg、42.1μmol Pd)、および無水EtOH(2.0mL)のスラリーを真空下から、バルーンのHを数回パージして戻した。懸濁液を、Hバルーン下にて23℃で一晩撹拌した。反応物をセライトで濾過し、ケーキをEtOAcで洗浄した。濾液を濃縮し、DCMに溶解させた。溶液を12gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を得た(収率は見出さなかった)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.10(d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.72(d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.47−7.39(m, 2H), 7.22(s, 1H), 6.67(s, 1H), 2.45(s, 3H)。
【0715】
エチル2−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:DCM(5.0mL)を含むフラスコに、TiCl(DCM中の1.0M、3.16mL、3.16mmol)を入れた。−40℃(ドライアイス/CHCN浴)への冷却後、3−メチルナフタレン−1−オール(500mg、3.16mmol)のDCM(5.0mL)溶液を5分間にわたって滴下した。反応物が深紫色に変化した。30分後、グリオキシル酸エチル(323mg、3.16mmol、グリオキシル酸エチルの50%w/wトルエン溶液からN下でPから新たに蒸留した)のDCM(2.0mL)溶液を迅速に添加した。反応物を0℃に加温した。1時間後、氷酢酸(1.0mL)を添加した。5分後、CHCN(5.0mL)を導入し、その後にHO(10mL)を導入した。反応物は紫色から黄色−橙色に移行した。反応物を23℃に加温し、30分間撹拌した。反応物をHO(15mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。合わせた抽出物を飽和NaHCO(20mL)で洗浄し(これにより、有機相が橙色から黄色へ脱色された)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮し、DCM(10mL)で処理し、再度濃縮した。残渣をDCMに溶解させ、24gの「gold」ISCOシリカゲルカラムにロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、所望の生成物を得た(622mg、収率76%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.41(s, 1H), 8.20(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.67(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.46(dd, J = 8.8, 8.0 Hz, 1H), 7.40(dd, J = 8.2, 8.0 Hz, 1H), 7.20(s, 1H), 5.68(s, 1H), 4.31−4.08(m, 2H), 3.94(s, broad, 1H), 2.52(s, 3H), 1.18(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0716】
エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(622mg、2.39mmol)の酢酸tert−ブチル(12mL)溶液を、23℃にて70%HClO(20μL)で処理した。3時間後、反応物を、飽和NaHCO(25mL)に5分間にわたってゆっくり添加した。得られた系をDCM(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。ヘキサン(10mL)を添加し、混合物を再度濃縮した。残渣をベンゼンに溶解させた。溶液を24gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン→酢酸エチル)によって精製して所望の生成物を得た(286mg、収率38%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 9.00(s, 1H), 8.26(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.65(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.44(dd, J = 8.2, 8.0 Hz, 1H), 7/39(dd, J = 8.8, 8.0 Hz, 1H), 7.17(s, 1H), 5.52(s, 1H), 4.25−4.06(m, 2H), 2.59(s, 3H), 1.33(s, 9H), 1.20(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0717】
エチル2−tert−ブトキシ−2−(4−フルオロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(1.50g、4.74mmol)のCHCN(37.5mL)溶液を0℃に冷却した。セレクトフルオル(1.70g、4.74mmol)を添加し、反応物を23℃に加温した。2時間後、反応物を23℃で飽和NaHPO(70mL)およびHO(30mL)の混合物にゆっくり添加した。さらなるHO(40mL)を添加し、系をDCM(3×40mL)で抽出した。合わせた有機相をヘキサン(20mL)で処理した。分離した相を除去した。残存する有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。濾液を濃縮し、ベンゼンに溶解させた。溶液を24gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を得た(1.26g,79%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.83(s, 1H), 8.23(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.93(d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.51(dd, J = 6.9, 6.9 Hz, 1H), 7.45(dd, J = 6.9, 6.9 Hz, 1H), 5.46(s, 1H), 4.23−4.14(m, 2H), 2.49(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 1.31(s, 9H), 1.20(t, J = 7.1 Hz, 3H). 19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −137.3(app.s)。
【0718】
エチル2−tert−ブトキシ−2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:フラスコにCsCO(2.45g、7.53mmol)およびN−フェニルトリフリミド(phenyltriflimide)(2.69g、7.53mmol)を入れた。エチル2−tert−ブトキシ−2−(4−フルオロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(1.26g、3.76mmol)のTHF(38mL)溶液を23℃で添加した。30分後、反応物を、2M NaHSO(30mL)および飽和NaHPO(100mL)の予め撹拌した混合物に23℃でゆっくり添加した。系を、酢酸エチル/ヘキサン混合物(10:1)(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をヘキサンから再度濃縮した。残渣をベンゼンに溶解させた。溶液を40gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン→酢酸エチル/ヘキサン1:4)によって精製して所望の生成物を得た(1.75g、99%超)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.11−8.02(m, 2H), 7.66−7.60(m, 2H), 5.72(s, 1H), 4.27−4.10(m, 2H), 2.44(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 1.21(s, 9H), 1.18(t, J = 7.0 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −123.1(app.s, 1F), −73.4(s, 3F)。
【0719】
エチル2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(1.75g、3.76mmol)のDCM(30mL)溶液に、23℃で3分間にわたってTFA(3.0mL)を滴下して処理した。16時間後、反応物をHO(60mL)で希釈し、系をDCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して所望の粗生成物を得た(約1.54g得られた)。これを次の反応で使用した。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.11−8.06(m, 1H), 7.67−7.64(m, 1H), 7.61−7.52(m, 2H), 7.41(d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.79(s, 1H), 4.34−4.22(m, 2H), 2.40(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 1.22(t, J = 7.4 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −122.6(app.s, 1F), −73.3(s, 3F)。
【0720】
エチル2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:エチル2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(約1.54g、3.76mmol)のDCM(60mL)溶液を、デス−マーチンペルヨージナン(1.91g、4.51mmol)で23℃にて処理した。4時間後、橙色反応物を、10%Na(28mL)に23℃でゆっくり添加した。5分間の撹拌後、反応物をHO(40mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をベンゼンに溶解させた。溶液を40gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン→酢酸エチル/ヘキサン1:4)によって精製して所望の生成物を得た(1.08g、収率70%(2工程にわたるエチル2−tert−ブトキシ−2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート由来))。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.16−8.08(m, 2H), 7.76−7.68(m, 2H), 4.41(q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.39(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 1.40(t, J = 7.1 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −122.3(app.s, 1F), −73.3(s, 3F)。
【0721】
(S)−エチル2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(1.08g、2.64mmol)のPhMe(20mL)溶液を、−40℃(ドライアイス/CHCN浴)に冷却した。(R)−CBS触媒(146mg、0.528mmol)を導入した。蒸留カテコールボラン(423μL)を、5分間にわたって滴下した。30分後、反応物を−20℃に加温し、EtOAc(20mL)で処理した。次いで、15%NaCO(10mL)を添加した。反応物を23℃に加温し、強く撹拌した。30分後に有機相を回収した。これを、層が無色になるまで10mLずつの15%NaCOを使用してそれぞれ30分間洗浄した(強く撹拌)(初期の洗浄によって緑がかった暗褐色になる傾向があった)。6回のかかる洗浄後、有機相を飽和NHCl(20mL)で30分間処理した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。残渣をヘキサンで処理し、再度濃縮した。材料をベンゼンに溶解させた。溶液を40gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン→酢酸エチル)によって精製して所望の生成物を得た(1.02g、収率94%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.11−8.06(m, 2H), 7.67−7.64(m, 2H), 5.79(s, 1H), 4.33−4.22(m, 2H), 2.40(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 1.22(t, J = 7.4 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −122.6(app.s, 1F), −73.1(s, 3F)。
【0722】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(1.02g、2.49mmol)の酢酸tert−ブチル(20mL)溶液を、70%HClO(20μL)で23℃にて処理した。5時間後、反応物を飽和NaHCO(40mL)に5分間にわたってゆっくり添加した。得られた系をDCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をベンゼンに溶解させた。溶液を40gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン→酢酸エチル/ヘキサン1:4)によって精製して所望の生成物を得た(942mg、収率81%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.11−8.02(m, 2H), 7.65−7.60(m, 2H), 5.72(s, 1H), 4.25−4.13(m, 2H), 2.45(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 1.21(s, 9H), 1.18(t, J = 7.0 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −123.1(ap s, 1F), −73.3(s, 3F)。
【0723】
(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:以下の反応を三連で行った。密封可能な管に、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸一塩酸塩(160mg、0.636mmol)、S−Phosパラダサイクル(71.3mg、0.106mmol)、およびCsF(354mg、2.33mmol)を入れた。管を真空下に置き、次いで、アルゴンを戻し入れた。(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(247mg、0.530mmol)の1,2−ジメトキシエタン(Na°/ベンゾフェノンから蒸留、1.25mL)溶液を添加した。系を1分間撹拌して固体のいかなる塊も除去し、次いで、箔で包んだ。反応物を強く撹拌しながら120℃に1.5時間加熱した。3つの反応物を23℃に冷却し、ブライン(30mL)およびHO(30mL)の混合物への添加によって合わせた。系をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。ヘキサンを添加し、系を再度濃縮した。残渣をDCM/PhH 1:1に溶解させた。溶液を24gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン→酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを得た(163mg、収率21%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.16(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.61−7.18(m, 6H), 6.92(d, broad, J = 8 Hz, 1H), 5.25(s, broad, 1H), 4.75−4.60(m, 2H), 4.30−4.00(m, 2H), 3.55−3.40(m, 2H), 2.68(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 1.20−1.00(m, 3H), 0.90(s, 9H). 19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −122(s, broad)C3030FNOについて計算したLCMS−ESI(m/z):488.2(M+H);実測値:488.3(M+H)。他のジアステレオマーも得た;(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(208mg、収率27%):
H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.13(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.50−7.16(m, 6H), 6.88(d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.15(s, 1H), 4.72−4.60(m, 2H), 4.30−4.00(m, 2H), 3.49−3.38(m, 2H), 2.61(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 1.27−1.19(m, 3H), 0.83(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −124(app.s, broad).LCMS−ESI(m/z):C3031FNOについて計算した[M+H]:488.2;実測値:488.3。
【0724】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(122)の調製:THF(6.0mL)およびEtOH(無水、2.0mL)中の(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(163mg、0.334mmol)の溶液を、HO(2.0mL)中のLiOH一水和物(400mg、9.48mmol)で処理した。混合物を100℃で2時間強く撹拌した。さらなるLiOH一水和物(600mg、14.2mmol)およびHO(500μL)を添加し、さらに4時間加熱し続けた。反応物を23℃に冷却し、0.45ミクロンのフィルターパッドで濾過した。濾液をC18 Geminiカラム(溶離液:HO/CHCN 95:5→0:100(0.1%v/vTFA含有))で精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸をモノトリフルオロ酢酸塩として得た(124mg、64%)。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.68(d, J = 5.8 Hz, 1H), 8.20(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.87(d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.81(d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.60(dd, J = 7.9, 7.4 Hz, 1H), 7.48(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.36(dd, J = 7.9, 7.4 Hz, 1H), 6.98(d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.19(s, 1H), 4.77−4.70(m, 2H), 3.67(dd, J = 7.2, 5.9 Hz, 2H), 2.67(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 0.97(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −77.7(s).LCMS−ESI(m/z):C2827FNOについて計算した[M+H]:460.2;実測値:460.2。他のジアステレオマーである(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を、類似の様式で(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートから調製した。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.56(d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.05(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.94(dd, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.88(s, 1H), 7.54(d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.38(d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.25(ddd, J = 8.7, 8.6, 2.4 Hz, 1H), 6.49(dd, J = 10.3, 2.4 Hz, 1H), 5.22(s, 1H), 4.67(dd, J = 5.8, 5.8 Hz, 2H), 3.55(dd, J = 5.8, 5.8 Hz, 2H), 2.70(s, 3H), 0.83(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −105.6(s, 1F), −77.6(s, 3F)。
LCMS−ESI(m/z):C2827FNOについて計算した[M+H]:460.2;実測値:460.5。
【0725】
実施例121。(±)−(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(123)
【0726】
【化189】
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エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:1−(4−フルオロフェニル)プロパン−2−オンを使用したことを除いて実施例146の2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートと類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 7.79(dd, JHH = 9.0 Hz, JHF= 5.4 Hz, 1H), 7.66(s, 1H), 7.65(dd, JHF = 9.0 Hz, JHH= 2.3 Hz, 1H), 7.38(ddd, , JHH = 9.0 Hz, , JHF = 8.0 Hz, , JHH = 2.3 Hz, 1H), 5.72(s, 1H), 4.25−4.10(m, 2H), 2.54(s, 3H), 1.20(s, 9H), 1.18(t, J = 7.0 Hz, 3H). 19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −112.0(ddd, , JHF = 9.0, 8.0, 5.4 Hz , 1F), −73.4(s, 3F)。
【0727】
(±)−(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートを出発物質として使用し、S−Phos−パラダサイクルを触媒として使用したことを除いて実施例99の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートと類似の様式で調製して、生成物をラセミ体として得た。C3030FNOについて計算したLCMS−ESI(m/z):488.2(M+H);実測値:488.2(M+H)。他のジアステレオマー(±)−(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートも、シリカゲルクロマトグラフィによって単離した。LCMS−ESI(m/z):C3031FNOについて計算した[M+H]:488.2;実測値:488.2。
【0728】
(±)−(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(123)の調製:(±)−(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを出発物質として使用したことを除いて実施例99の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して、所望の生成物のラセミ体をモノトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.68(d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.02−7.97(m, 2H), 7.81−7.75(m, 2H), 7.43(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.32(ddd, J = 5.4, 5.4, 2.4 Hz, 1H), 6.54(dd, J = 10.0, 2.3 Hz, 1H), 5.24(s, 1H), 4.78−4.67(m, 2H), 3.67−3.62(m, 2H), 2.77(s, 3H), 0.93(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −105.6(s, 1F), −77.6(s, 3F).LCMS−ESI(m/z):C2827FNOについて計算した[M+H]:460.2;実測値:460.4。
【0729】
他のラセミ体である(±)−(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.61(d, J = 5.8 Hz, 1H), 8.18(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.71(d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.58(dd, J = 7.0, 6.8 Hz, 1H), 7.51(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.34(dd, J = 7.0, 6.8 Hz, 1H), 6.96(d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.20(s, 1H), 4.72(dd, J = 6.2, 6.2 Hz, 2H), 3.64(dd, J = 6.2, 6.2 Hz, 2H), 2.64(d, JHF = 3.2 Hz, 3H), 0.86(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −77.8(s)。
LCMS−ESI(m/z):C2827FNOについて計算した[M+H]:460.2;実測値:460.4。
【0730】
実施例122。(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−7−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(124)
【0731】
【化190】
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(±)−(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−(7−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−3−メチル−1−(トリフルオロ−メチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートを出発物質として使用したことを除いて実施例99の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートと類似の様式で調製した。LCMS−ESI(m/z):C3031ClNOについて計算した[M+H]:504.2;実測値:504.2。他のラセミ体(±)−(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)(7−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートもシリカゲルクロマトグラフィによって単離した。LCMS−ESI(m/z):C3031ClNOについて計算した[M+H]:504.2;実測値:504.2。
【0732】
(±)−(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−7−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(124)の調製:(±)−(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−7−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(124)を、(±)−(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−7−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを出発物質として使用したことを除いて実施例99の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して、所望の生成物のラセミ体をモノトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.69(d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.99−7.93(m, 2H), 7.81−7.75(m, 2H), 7.48−7.43(m, 2H), 6.90(d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.22(s, 1H), 4.77−4.67(m, 2H), 3.67−3.62(m, 2H), 2.77(s, 3H), 0.93(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −77.6(s).C2826ClNOについて計算したLCMS−ESI(m/z):476.2(M+H);実測値:476.1(M+H)。他のラセミ体である(±)−(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.55(d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.00(d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.88−7.84(m, 2H), 7.48(d, broad, J = 4 Hz, 1H), 7.40(dd, J = 8.6, 1.8 Hz, 1H), 7.34(d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.85(d, J = 1.8 Hz, 1H), 5.20(s, 1H), 4.68−4.62(m, 2H), 3.54−3.47(m, 2H), 2.69(s, 3H), 0.80(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2827ClNOについて計算した[M+H]:476.2;実測値:476.4。
【0733】
実施例123。エチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(125)
【0734】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
3−メチル−4−フェニルブタン酸の調製:3−メチル−4−フェニルブタン酸を、1−フェニルプロパン−2−オンを使用したことを除いて実施例32の4−(2−メトキシ−フェニル)−3−メチル−酪酸と類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 7.31−7.14(m, 5H), 2.65(dd, J = 13.3, 6.7 Hz, 1H), 2.53(dd, J = 13.3, 7.4 Hz, 1H), 2.38(dd, 14.9, 5.5 Hz, 1H), 2.28(app.sext.J = 6.7 Hz, 1H), 2.17(dd, 14.5, 7.8 Hz, 1H), 0.98(d, J = 6.6 Hz, 3H)。
【0735】
3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンの調製:3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンを、3−メチル−4−フェニルブタン酸を使用したことを除いて実施例48の6−ブロモ−3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンと類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.02(d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.47(dd, J = 7.4, 7.4 Hz, 1H), 7.31(dd, J = 7.4, 7.4 Hz, 1H), 7.24(d, J = 7.4 Hz, 1H), 3.01−2.95(m, 1H), 2.76−2.66(m, 2H), 2.37−2.27(m, 2H), 1.15(d, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0736】
エチル2−(4−メトキシベンジルオキシ)−2−(1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−(4−メトキシベンジルオキシ)−2−(1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを、3−メチル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンを使用したことを除いて実施例32の(1−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル)−(4−メトキシ−ベンジルオキシ)−酢酸エチルエステルと類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.51(s, 1H), 8.24(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.65(d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.48−7.36(m, 2H), 7.27(d, 8.5 Hz, 2H), 7.18(s, 1H), 6.89(d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.30(s, 1H), 4.67−4.55(m, 2H), 4.27−4.08(m, 2H), 3.82(s, 3H), 2.40(s, 3H), 1.19(t, J = 7.0 Hz, 3H).
エチル2−(4−メトキシベンジルオキシ)−2−(4−ブロモ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−(4−メトキシベンジルオキシ)−2−(1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(102mg、0.268mmol)のCHCl(5.0mL)溶液を、固体NaHCO(46mg、0.281mmol)で処理した。CHCl(1.0mL)中のBr(45mg)を、23℃で5分間にわたって滴下した。15分後、10%Na(10mL)を添加した。反応物をCHClで2回抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をDCMに溶解させた。溶液を、12gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を得た(83mg、67%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.69(s, 1H), 8.29(d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.22(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.59(dd, J = 7.4, 7.4 Hz, 1H), 7.47(dd, J = 7.8, 7.8 Hz, 1H), 7.26(d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.91(d, J = 8.6 Hz, 2H), 5.47(s, 1H), 4.67−4.56(m, 2H), 4.26−4.08(m, 2H), 3.81(s, 3H), 2.60(s, 3H), 1.20(t, J = 7.1 Hz, 3H)。
【0737】
エチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(125)の調製:エチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(125)を、エチル2−(4−メトキシベンジルオキシ)−2−(4−ブロモ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを使用したことを除いて実施例67のエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートと類似の様式で調製した。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.39(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.57−7.42(m, 4H), 7.36−7.24(m, 3H), 5.16(s, 1H), 4.24−4.09(m, 2H), 2.75(s, 3H), 1.23(t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.00(s, 9H)。
【0738】
実施例124。2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(126)
【0739】
【化192】
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2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(126)の調製:エチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(30mg、71.4μmol)、LiOH一水和物(15mg、0.357mmol)、HO(500μL)、EtOH(無水、500μL)、およびTHF(500μL)の溶液を密封管に入れ、100℃に加熱した。反応が完了した後、これを23℃に冷却し、0.45ミクロンのフィルターで濾過し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって直接精製した。生成物含有画分を合わせ、凍結乾燥させて表題化合物を得た(親形態)(11.5mg、40%)。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.38(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.63−7.47(m, 4H), 7.38−7.20(m, 3H), 5.30(s, 1H), 2.69(s, 3H), 1.00(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2221BrClOについて計算した[M−CO−H]:415.2;実測値:415.0。
【0740】
実施例125。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(127)
【0741】
【化193】
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エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(25mg、51μmol)、トリメチルボロキシン(21μL、0.153mmol)、PdCl(dppf)(3.7mg、5.1μmol)、KCO(70mg、0.510mmol)、PhMe(500μL)、EtOH(無水、250μL)、およびHO(250μL)の懸濁液を、密封容器中にて100℃で3時間撹拌した。反応物を23℃に冷却し、HOで希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して粗生成物を得た(収率は見いだされなかった)。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.08(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.48−7.44(m, 3H), 7.29−7.26(m, 4H), 5.15(s, 1H), 4.20−4.12(m, 2H), 2.65(s, 3H), 2.55(s, 3H), 1.21(t, J = 7 Hz, 3H), 1.00(s, 9H)。
【0742】
2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(127)の調製:THF(500μL)、EtOH(無水、250μL)、およびHO(250μL)中の粗エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)アセタートの溶液をLiOH一水和物(61mg、1.45mmol)で処理し、密封容器中にて100℃に4時間加熱した。反応物を23℃に冷却し、0.45ミクロンのフィルターで濾過し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって直接精製した。生成物含有画分を合わせ、凍結乾燥させて表題化合物を得た(親形態)(8.0mg、40%(2工程で))。H NMR(400 MHz, DMSO−d)δ 12.73(s, broad, 1H), 8.15(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.72−7.62(m, 2H), 7.57−7.47(m, 2H), 7.39−7.32(m, 2H), 7.19(d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.07(s, 1H), 2.63(s, 3H), 2.51(s, 3H), 0.93(s, 9H)。
LCMS−ESI(m/z):C4848ClNaOについて計算した[M−H]:813.3;実測値:813.2。
【0743】
実施例126。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(128)
【0744】
【化194】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(128)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(128)を、鈴木カップリング反応においてカリウムビニルトリフルオロボラートを使用したことを除いて実施例125の2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸と類似の様式で調製して表題化合物(親形態)を得た。H NMR(400 MHz, DMSO−d)δ 12.78(s, broad, 1H), 8.13(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.73−7.65(m, 2H), 7.54−7.48(m, 2H), 7.41−7.36(m, 2H), 7.20(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.11(dd, J = 18.0, 11.7 Hz, 1H), 5.87(d, J = 11.4 Hz, 1H), 5.41(d, J = 18.0 Hz, 1H), 5.09(s, 1H), 2.50(s, 3H), 0.94(s, 9H). LCMS−ESI(m/z):C5048ClNaOについて計算した[2M−2H+Na]:839.3;実測値:839.2。
【0745】
実施例127。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−エチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(129)
【0746】
【化195】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−エチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(129)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−ビニルナフタレン−2−イル)酢酸(5.0mg、12μmol)、5%w/w Rh/Al(10mg)、およびEtOH(無水、2.0mL)の懸濁液の排気およびパージを数回行った(真空/Hバルーン)。懸濁液を、Hバルーン下にて6時間急速に撹拌した。HO(500μL)を添加し、反応物を0.45ミクロンのフィルターで濾過した。濾液を逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって直接精製した。生成物含有画分を合わせ、凍結乾燥させて表題化合物を得た(親形態)。H NMR(400 MHz, DMSO−d)δ 12.71(s, broad, 1H), 8.13(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.70−7.62(m, 2H), 7.60−7.47(m, 2H), 7.34−7.33(m, 2H), 7.20(d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.06(s, 1H), 3.40−3.20(m, 2H), 1.25(t, J = 7.4 Hz, 3H), 0.93(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C5052ClNaOについて計算した[2M−2H+Na]:841.3;実測値:841.3。
【0747】
実施例128。エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−ホルミル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(130)
【0748】
【化196】
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エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−ホルミル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(130)の調製:HO(500μL)、EtOH(無水、500μL)、およびPhMe(1.0mL)中のエチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(75mg、0.153mmol)、KCO(317mg、2.29mmol)、PdCl(dppf)(11.2mg、15.3μmol)、およびカリウムビニルトリフルオロボラート(103mg、0.766mmol)の溶液を、密封容器中にて100℃に4時間加熱した。反応物を23℃に冷却し、HO(30mL)で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮し、減圧下でMeOHを蒸発させた(2×)。残渣をMeOH(3.0mL)およびDCM(3.0mL)で処理し、−78℃に冷却した。溶液のO中にオゾンを5分間拡散させた。最後の拡散から10分後、反応物をDMS(100μL)で処理し、0℃に加温した。10%Na(2.0mL)を添加し、反応物を23℃で数分間撹拌した。反応物をHOおよびDCMで希釈し、次いで、セライトで濾過した。濾液をDCM(2×)で抽出した。有機相を合わせ、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。DCMを添加し、溶液を12gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン 3:97定組成)によって精製して所望の生成物を得た(34mg、収率51%)。H NMR(400 MHz, DMSO−d)δ 11.01(s, 1H), 8.73(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.56−7.22(m, 7H), 5.16(s, 1H), 4.24−4.12(m, 2H), 2.81(s, 3H), 1.23(t, J = 7.0 Hz, 3H), 1.00(s, 9H)。
【0749】
実施例129。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(3−(ジメチルアミノ)プロパ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(131)
【0750】
【化197】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(3−(ジメチルアミノ)プロパ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(131)の調製:エチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(40mg、81.7μmol)、N,N−ジメチルプロパルギルアミン(26μL、0.245mmol)、PdCl(PPh(5.7mg、16.3μmol)、CuI(3.1mg、16.3μmol)、およびTHF(1.00mL)の溶液を、密封容器中にて70℃で18時間加熱した。変換が完了したので、容器にさらなるPdCl(PPh(5.7mg、16.3μmol)およびCuI(3.1mg、16.3μmol)を入れ、100℃にさらに26時間加熱した。反応物を23℃に冷却した。THF(1.0mL)、EtOH(無水、500μL)、およびHO(500μL)を添加し、その後にLiOH一水和物(100mg、2.37mmol)を添加した。反応物を100℃に4時間加熱した。23℃への冷却後、粗反応物を0.45ミクロンのフィルターで濾過し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって直接精製した。生成物含有画分を合わせ、凍結乾燥させて表題化合物を得た(モノトリフルオロ酢酸塩)(6.8mg、15%)。H NMR(400 MHz, DMSO−d)δ 12.92(s, broad, 1H), 10.26(s, broad, 1H), 8.30(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.71−7.62(m, 3H), 7.47−7.43(m, 2H), 7.34(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.22(d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.03(s, 1H), 4.56(s, 2H), 2.96(s, 6H), 2.72(s, 3H), 0.90(s, 9H).19F NMR(377 MHz, DMSO−d)δ −74.1(s)LCMS−ESI(m/z):C2831ClNOについて計算した[M+H]:464.2;実測値:464.0。
【0751】
実施例130。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(132)
【0752】
【化198】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(132)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(132)を、2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(3−(ジメチルアミノ)プロパ−1−イニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を使用したことを除いて実施例127の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−エチル−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI(m/z):C2835ClNOについて計算した[M+H]:468.2;実測値:468.2。
【0753】
実施例131。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(133)
【0754】
【化199】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(133)の調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−ホルミル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(6.0mg、13.9μmol)、EtOH(無水、500μL)、NaBH(OAc)(8.8mg、41.7μmol)、および氷酢酸(4μL、70μmol)の懸濁液を、N,N−ジメチルアミンのMeOH溶液(2M、35μL、69.5μmol)で処理した。溶解性を改善するためにDCM(50μL)を添加した。反応物を密封し、70℃に加熱した。変換率が限定されていたので、さらなるMeOH中のN,N−ジメチルアミン(2M、170μL、0.337mmol)、氷酢酸(20μL、0.35mmol)、NaBH(OAc)(50mg、0.236mmol)、およびDMF(500μL)を添加した。加熱し続けた。変換した後、LiOH一水和物(200mg、4.7mmol)およびHO(1.0mL)を添加した。反応物を密封し、100℃に一晩加熱した。その後、反応物を0.45ミクロンのフィルターで濾過し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって直接精製した。生成物含有画分を合わせ、凍結乾燥させて表題化合物を得た(モノトリフルオロ酢酸塩)(1.0mg、13%).LCMS−ESI(m/z):C2631ClNOについて計算した[M+H]:440.2;実測値:440.0。
【0755】
実施例132。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(モルホリノメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(134)
【0756】
【化200】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(モルホリノメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(134)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(モルホリノメチル)ナフタレン−2−イル)酢酸(134)を、還元的アミノ化工程でモルホリンを使用したことを除いて実施例131の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−((ジメチルアミノ)メチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI(m/z):C2833ClNOについて計算した[M+H]:482.2;実測値:482.0。
【0757】
実施例133。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(135)
【0758】
【化201】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(135)の調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−ホルミル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(6.0mg、14μmol)、NaBH(1.5mg、40μmol)、THF(250μL)、およびEtOH(無水、500μL)の溶液を、23℃で1時間撹拌した。HO(500μL)およびLiOH一水和物(50mg、1.18mmol)を添加した。反応物を密封し、100℃に加熱した。2時間後、反応物を23℃に冷却し、0.45ミクロンのフィルターで濾過し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって直接精製した。生成物含有画分を合わせ、凍結乾燥させて表題化合物を得た(親形態)(2.6mg、43%)。H NMR(400 MHz, DMSO−d)δ 12.76(s, 1H), 8.27(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.72−7.65(m, 2H), 7.58−7.48(m, 2H), 7.39−7.33(m, 2H), 7.18(d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.07(s, 1H), 5.01(d, broad, J = 2.7 Hz, 2H), 2.62(s, 3H), 0.94(s, 9H)。
LCMS−ESI(m/z):C2424ClOについて計算した[M−H]:411.1;実測値:410.9。
【0759】
実施例134。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−フェニルナフタレン−2−イル)酢酸(136)
【0760】
【化202】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−フェニルナフタレン−2−イル)酢酸(136)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−フェニルナフタレン−2−イル)酢酸(136)を、鈴木反応でベンゼンボロン酸を使用したことを除いて実施例125の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して表題化合物(親形態)を得た。H−NMR:(400 MHz, MeOH−d):δ 7.67−7.55(m, 5H);7.50−7.48(m, 1H);7.41−7.39(m, 1H);7.33−7.23(m, 6H);5.31(s, 1H);2.28(s, 3H);1.02(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2926ClOについて計算した[M−H]:457.2;実測値:457.2。
【0761】
実施例135。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(137)
【0762】
【化203】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(137)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(137)を、鈴木反応で2−(N,N−ジメチルアミノ)−ピリジン−5−イル−ボロン酸を使用したことを除いて実施例125の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 8.02−8.00(m, 1H);7.78(m, broad, 1H);7.72−7.69(m, 1H);7.67−7.65(m, 1H);7.52−7.49(m, 1H);7.45−7.36(m, 4H);7.23(d, J=8.0 Hz, 2H);5.11(s, 1H);2.29(d, J=1.2 Hz, 3H);0.93(d, J=1.2 Hz, 9H).LCMS−ESI(m/z):C3032ClNについて計算した[M+H]:503.2;実測値:503.3。
【0763】
実施例136。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(ピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(138)
【0764】
【化204】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(ピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(138)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(ピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(138)を、鈴木反応でピリジン−3−イル−ボロン酸を使用したことを除いて実施例125の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た(モノトリフルオロ酢酸塩)。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 12.8(s, broad, 1H), 8.80(d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.62(d, J = 12.9 Hz, 1H), 7.97−7.92(m, 1H), 7.76−7.69(m, 3H), 7.60−7.54(m, 1H), 7.47−7.40(m, 3H), 7.28(d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.18(d, J = 9.4 Hz, 1H), 5.15(s, 1H), 2.25(s, 3H), 0.96(s, 9H).19F−NMR:(377 MHz, DMSO−d):δ −74.7(s)LCMS−ESI(m/z):C2827ClNOについて計算した[M+H]:460.2;実測値:460.2。
【0765】
実施例137。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(139)
【0766】
【化205】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(139)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(139)を、鈴木反応でピリミジン−5−イル−ボロン酸を使用したことを除いて実施例125の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た(モノトリフルオロ酢酸塩)。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 12.87(s, broad, 1H), 9.39(s, 1H), 8.89 −8.86(m, 2H), 7.76−7.68(m, 2H), 7.58−7.55(s, 1H), 7.49−7.44(m, 3H), 7.28(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.20(d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.15(s, 1H), 2.27(s, 3H), 0.97(s, 9H).19F−NMR:(377 MHz, DMSO−d):δ −73.9(s)LCMS−ESI(m/z):C2726ClNについて計算した[M+H]:461.2;実測値:461.2。
【0767】
実施例138。2−(1,4−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(140)
【0768】
【化206】
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2−(1,4−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(140)の調製:2−(1,4−ビス(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(140)を、鈴木反応で4−クロロベンゼンボロン酸を使用したことを除いて実施例125の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た(モノトリフルオロ酢酸塩)。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 12.82(s, 1H), 7.75−7.63(m, 4H), 7.55(dd, J = 8.2, 2.4 Hz, 1H), 7.46−7.31(m, 5H), 7.26−7.21(m, 2H), 5.14(s, 1H), 2.24(s, 3H), 0.96(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C5850ClNaOについて計算した[2M−2H+Na]:1007.2;実測値:1007.1。
【0769】
実施例139。1−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)プロパ−2−エン−1−オール(141)
【0770】
【化207】
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1−ヒドロキシ−3−メチル−2−ナフトニトリルの調製:フェニル−2−プロパノン(24.93g、0.178mol)を、エチルシアノアセタート(19.8mL、0.180mol)、酢酸(8.0mL、0.14mol)、酢酸アンモニウム(2.82g、0.0370mol)、および80mLのベンゼンとディーン・スタークトラップおよび冷却装置によって冷却された冷却器を備えた丸底フラスコ中で組み合わせた。反応物を160℃に4時間加熱した。混合物を熱源から取り出し、過剰量(約50mL)のベンゼンを留去することによって混合物を濃縮することができるようにトラップから排出した。溶液は、粗(E)−エチル2−シアノ−3−メチル−4−フェニルブタ−2−エノアートを含んでいた。濃縮した混合物を熱源から取り出し、調整して240℃に加熱した。アセトアミド(50.9483g、0.862mol)を添加し、混合物を240℃で60〜90分間加熱している間に得られた任意のエタノールを蒸留するためにクライゼンヘッドを取り付けた。混合物を約100℃に冷却し、室温の水に注いで反応を停止させた。塊状の橙色固体が形成され、これを濾過によって除去し、氷冷無水EtOHと共に摩砕した。固体を濾過によって除去し、この過程を4回繰り返してさらなる材料を回収した。得られた生成物は淡黄色微粉であった(13.20g、収率36%)。H−NMR:(300 MHz, DMSO−d):δ 11.28(s, 1H);8.24(d, J = 8.4 Hz, 1H);7.80(d, J = 8.0 Hz, 1H);7.62−7.58(m, 1H);7.52−7.48(m, 1H);7.34(s, 1H);2.47(s, 3H)。
【0771】
4−ブロモ−1−ヒドロキシ−3−メチル−2−ナフトニトリルの調製: 1−ヒドロキシ−3−メチル−2−ナフトニトリル(1.065g、5.8mmol)をCHCl(24mL)に溶解させ、重炭酸ナトリウム(952mg、11.3mmol)および臭素(330μL、6.43mmol)と組み合わせ、室温で一晩撹拌した。10mLの10%チオ硫酸ナトリウムの添加によって反応を停止させ、混合物を、脱色が最大になるまで撹拌した。固体を濾過によって粗生成物として取り出した(1.47g、収率97%)。H−NMR:(300 MHz, DMSO−d):δ 8.334(d, J = 8.0 Hz, 1H);8.166(d, J = 8.4 Hz, 1H);7.81−7.77(m, 1H);7.65−7.61(m, 1H);2.65(s, 3H)。
【0772】
4−ブロモ−2−シアノナフタレン−1−イルペルフルオロブタンスルホナートの調製:4−ブロモ−1−ヒドロキシ−3−メチル−2−ナフトニトリル(518mg、1.97mmol)のジクロロメタン溶液(20mL)を、−78℃でトリエチルアミン(800μL、5.37mmol)で処理した。この冷却溶液に、ノナフルオロブタンスルホン酸無水物(1.10g、1.97mmol)をDCM乳濁液として滴下した。15分後、反応物を室温に加温した。飽和重炭酸ナトリウムで反応を停止させ、23℃で一晩撹拌した。混合物をDCMで希釈し、ブラインで洗浄し、EtOAcおよびヘキサンを使用したシリカゲルでクロマトグラフィを行って所望の生成物(330mg、収率31%)および回収された出発物質(245mg、収率47%)を得た。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 8.42(d, J = 8.4 Hz, 1H);8.11(d, J = 8.8 Hz, 1H);8.05−8.01(m, 1H);7.99−7.95(m, 1H);2.81(s, 3H)。
【0773】
4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2−ナフトニトリルの調製:2〜5mLマイクロ波バイアル中の4−ブロモ−2−シアノナフタレン−1−イルペルフルオロブタンスルホナート(3.99g、7.33mmol)の50−50(v/v)EtOH−トルエン溶液(4mL)に、4−クロロフェニルボロン酸(1.65g、10.55mmol)およびジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(165mg、0.171mmol)および6mLの2M KCOを添加した。バイアルを密封し、60℃で30分間熱的に加熱した。混合物を減圧濃縮し、EtOAcに再溶解させ、飽和NHClおよびブラインで洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、EtOAcおよびヘキサンを使用したシリカゲルでクロマトグラフィを行って、生成物の混合物を得た。次いで、この混合物を、ヘキサン原液(50mL)を使用した熱濾過によって精製して、所望の純粋な生成物を得た(731mg、収率28%)。第2の生成物(600mg)を熱濾過の反復によって得た。これは出発物質が夾雑していた。H−NMR:(400 MHz, MeOH−d):δ 8.361(d, J=8.4Hz, 1H);7.89−7.85(m, 1H);7.69−7.62(m, 3H);7.56−7.49(m, 3H);2.81(s, 3H)。
【0774】
4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2−ナフトアルデヒドの調製:DIBAL−H(11.2 ml、1.0MのDCM溶液)を、4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2−ナフトニトリル(2.01g、5.63mmol)のDCM溶液に−40℃でゆっくり添加した。混合物を撹拌し、3〜4時間にわたって23℃に段階的に上昇させた。次いで、混合物を0℃に再冷却し、EtOAc(15mL、18.9mmol)の添加によって反応を停止させ、20〜30分間強く撹拌した。この混合物を、30mLの飽和NHClに注ぎ、10〜15分間撹拌した。短いセライトパッドでの濾過およびその後のDCMでの抽出後、抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮した。ヘキサン中のEtOAcを使用したシリカゲルでのクロマトグラフィにより、所望のアルデヒドを得た(1.56g、収率77%)。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 9.81(s, 1H);8.36(d, J=8.8Hz, 1H);7.83−7.79(m, 1H);7.64−7.62(m, 1H);7.60−7.56(m, 2H);7.44−7.39(m, 3H);2.775(s, 3H)。
【0775】
1−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)プロパ−2−エン−1−オール(141)の調製:4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2−ナフトアルデヒド(500mg、1.39mmol)のTHF(15mL)溶液に、ビニルマグネシウムブロミド(1.40mL、1MのTHF溶液、1.4mmol)を0℃で添加し、混合物を撹拌し、23℃に4時間加温した。10mLの飽和NHCl水溶液の添加によって反応を停止させ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空内で濃縮し、ヘキサン中のEtOAcを使用したシリカゲルでクロマトグラフィを行って所望の生成物を得た(401.8mg、収率75%)。H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 8.40(d, J=8.8 Hz, 1H);7.57−7.53(m, 1H);7.50−7.44(m, 2H);7.36−7.32(m, 1H);7.25−7.15(m, 4H);6.18−6.10(m, 1H);5.42−5.40(m, 1H);5.19−5.03(m, 2H);2.79(s, 3H)。
【0776】
実施例140。メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(142)
【0777】
【化208】
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(1−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アリルオキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランの調製:1−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)プロパ−2−エン−1−オール(1.47g、3.79mmol)およびトリエチルアミン(2.3mL、16.5mmol)の撹拌DCM溶液(32mL)に、TBDMS−OTf(2.0mL、11.65mmol)を23℃で添加し、反応物を撹拌し、TLCによってモニタリングした。45分後、さらなる2mLのTBDMSOTfを添加し、混合物を一晩撹拌した。次いで、暗色混合物を10%NaHCOで反応を停止させ、色が消えた。混合物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮した。ヘキサン中のEtOAcを使用したシリカゲルを使用したカラムクロマトグラフィにより、所望のシリル化された生成物を得た(1.60g、収率84%)。H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 8.39(d, J = 8.4 Hz, 1H);7.55−745(m, 3H);7.34−7.30 m, 1H);7.26−7.24(m, 1H);7.24−7.18(d, J = 8.0 Hz, 1H);7.16−7.14(m, 1H);6.09−6.01(m, 1H);5.32−5.30(m, 1H);5.13−5.03(m, 2H);2.77(s, 3H);0.87(s, 6H);0.83(s, 9H)。
【0778】
2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセトアルデヒドの調製:(1−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アリルオキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(1.6g、3.19mmol)の50−50(v/v)(MeOH/DCM)溶液を、−78℃で5〜10分間オゾン分解した。混合物を1mLのDMSの添加によって反応を停止させ、次いで、23℃に加温した。DCMでの希釈後、混合物を10%Na水溶液(5×20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮した。ヘキサン中のEtOAcを使用したシリカゲルクロマトグラフィにより、所望のアルデヒドを得た(1.27g、収率79%)。H−NMR:400 MHz, (CDCl):δ: 9.94(s, 1H);8.41−8.36(d, J = 8.0 Hz, 1H);7.60−7.55(m, 1H);7.53−7.45(m, 2H);7.39−7.32(m, 2H);7.29−7.24(m, 2H);5.16(s, 1H);2.63(s, 3H);0.86(m, 15H)。
【0779】
2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)酢酸の調製:2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシリル−オキシ)アセトアルデヒド(0.65g、1.29mmol)のDCM溶液(8.0mL)を、2−メチル−2−ブテン(1.5mL、14.1mmol)、リン酸二水素ナトリウム(8.0mL、1.0M)、および亜塩素酸ナトリウム(1.37g、14.46mmol)と合わせ、一晩強く撹拌した。混合物をDCMで200%希釈し、2M NaHSOでpH5以下の酸性に調整し、DCM(3×20mL)で抽出した。抽出物を合わせ、乾燥させ、減圧濃縮した。H NMR分析によって粗混合物が所望のカルボン酸(0.741g)を含むことが認められ、これを精製せずに使用した。H−NMR:(400 MHz, CDOD):δ 8.35(d, J = 8.4 Hz, 1H);7.58−7.51(m, 3H);7.46−7.44(m, 1H);7.39−7.33(m, 1H);7.31−7.22(m, 2H);5.33(s, 1H);2.72(s, 3H);0.825(s, 9H);−0.03(s, 3H);−0.26(s, 3H)。
【0780】
メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセタートの調製:粗2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)酢酸(0.740g、1.4mmol)を20mL DCM−MeOH(50−50、v/v)に溶解させ、TMS−ジアゾメタン溶液(7.0mL、2.0Mのヘキサン溶液)と合わせ、23℃で6時間撹拌した。反応物を氷上で冷却し、TFA(500μL)をゆっくり添加して反応を停止させ、同時に、反応混合物から黄色が消えた。混合物をDCMで希釈し、ブラインで洗浄し、次いで、乾燥させ、減圧濃縮した。ヘキサン中のEtOAcを使用したシリカゲルクロマトグラフィによる精製により、精製された材料(537.8mg、収率78%)が2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセトアルデヒドから得られた。H−NMR:(400 MHz, MeOH−d):δ 8.39(d, J=8.0 Hz, 1H);7.58−7.54(m, 1H);7.50−7.47(m, 2H);7.37−7.33(m, 2H);7.27−7.21(m, 2H);5.31(s, 1H);3.69(s, 3H);2.67(s, 3H);0.83(s, 9H);−0.04(s, 3H);−0.27(s, 3H)。
【0781】
メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセタート(537.8mg、1.01mmol)を4.0mL TFAに溶解させ、60℃に加熱した。反応物をHPLCによってモニタリングし、TFA添加直後に暗色に変化した。HPLCによって1時間後に反応が完了し、熱源を除去し、トルエン(20mL)で希釈し、減圧濃縮した。この希釈/濃縮をさらに2回繰り返し、各サイクルで退色するのが認められた。EtOAcおよびヘプタンを用いたシリカゲルを使用したカラムクロマトグラフィによる精製により、所望の生成物を得た(297.9mg、0.71mmol)。H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 10.34(s, broad, 1H);8.40(d, J=8.0 Hz, 1H);7.60−7.56(m, 1H);7.52−7.46(m, 2H);7.38−7.35(m, 1H);7.32−7.28(m, 2H);5.26(s, 1H);3.74(s, 3H);2.62(s, 3H)。
【0782】
メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(142)の調製:メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(298mg、0.71mmol)をt−BuOAc(18.0mL、134mmol)に溶解させ、7滴の過塩素酸を添加した。反応の進行を、HPLCおよびTLCによってモニタリングした。4.5時間後、混合物を氷で覆われた飽和NaHCOに添加し、10〜15分間撹拌した。この混合物をEtOAcで抽出し、抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮した。ヘキサン中のEtOAcを使用したシリカゲルでの精製により、所望の生成物およびいくつかの出発物質を得た。H−NMR:(400 MHz, CDCl): δ 8.39(d, J=8.8 Hz, 1H);7.57−7.48(m, 3H);7.45−7.42(m, 1H);7.35−7.31(m, 1H);7.28−7.18(m, 2H);5.20(s, 1H);3.70(s, 3H);2.72(s, 3H);0.99(s, 9H)。
【0783】
実施例141。2−(4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(143)
【0784】
【化209】
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2−(4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(143)の調製:2−(4−(6−アミノピリジン−3−イル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(143)を、鈴木反応でメチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートを出発物質として使用し、2−アミノピリジン−5−イル−ボロン酸ピナコラートエステルを使用したことを除いて実施例125の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た(モノトリフルオロ酢酸塩)。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 8.06−7.86(m, 4H), 7.76−7.68(m, 2H), 7.56−7.37(m, 5H), 7.26(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.17−7.13(m, 1H), 5.13(s, 1H), 2.33(s, 3H), 0.96(s, 9H).19F−NMR:(377 MHz, DMSO−d):δ −74.2(s).LCMS−ESI(m/z):C2828ClNについて計算した[M+H]:475.2;実測値:475.2。
【0785】
実施例142。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(144)
【0786】
【化210】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(144)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(144)を、鈴木反応でメチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートを出発物質として使用し、2−(1H)ピリドン−5−イル−ボロン酸ピナコラートエステルを使用したことを除いて実施例125の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た(親形態)。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 12.8(s, broad, 1H), 11.8(app.s, broad, 1H), 7.67−7.30(m, 10H), 7.23(d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.11(s, 1H), 2.36(s, 3H), 0.95(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2827ClNOについて計算した[M+H]:476.2;実測値:476.2。
【0787】
実施例143。2−(4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(145)
【0788】
【化211】
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2−(4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(145)の調製:2−(4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(145)を、鈴木反応でメチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートを出発物質として使用し、2−アミノピリミジン−5−イル−ボロン酸ピナコラートエステルを使用したことを除いて実施例125の2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3,4−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た(モノトリフルオロ酢酸塩形態)。
【0789】
H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 12.8(s, broad, 1H), 8.26−8.24(m, 2H), 7.75−7.67(m, 2H), 7.55(dd, J = 7.8, 2.0 Hz, 1H), 7.53−7.41(m, 4H), 7.24(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.16(s, broad, 2H), 5.13(s, 1H), 2.34(s, 3H), 0.95(s, 9H).19F−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ −74.9(s).LCMS−ESI(m/z):C2727ClNについて計算した[M+H]:476.2;実測値:476.2。
【0790】
実施例144。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(146)
【0791】
【化212】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−4−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(146)の調製:メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(10.5mg、22.1μmol)、[1H]ピリミジン−2−オン−5−イル−ボロン酸(25mg、0.11mmol)、PdCl(dppf)(3.2mg、4.4μmol)、KCO(46mg、0.33mmol)、PhMe(500μL)、EtOH(無水、250μL)、およびHO(250μL)の懸濁液を100℃に30分間加熱したが、変換は不十分であった。反応物を氷酢酸(60μL、1.05mmol)およびKF(40mg、0.688mmol)で処理した。さらなるPdCl(dppf)(3.2mg、4.4μmol)および[1H]ピリミジン−2−オン−5−イル−ボロン酸(7mg、30μmol)を添加し、反応物を100℃に加熱した。2時間後、反応物をHO(15mL)および氷酢酸(0.2mL)に添加した。系をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗材料を、THF(750μL)、EtOH(無水、750μL)、HO(500μL)、およびLiOH一水和物(50mg 1.2mmol)で処理した。懸濁液を100℃に30分間加熱した。反応物を23℃に冷却し、0.45ミクロンのフィルターで濾過し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって直接精製した。生成物含有画分を合わせ、凍結乾燥させて表題化合物を得た(親形態)(3.8mg、36%(2工程で))。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 12.8(s, broad, 1H), 8.29(app.s, broad, 1H), 7.75−7.68(m, 2H), 7.58−7.44(m, 4H), 7.43−7.38(m, 2H), 7.25(d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.12(s, 1H), 2.38(s, 3H), 0.96(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2726ClNについて計算した[M+H]:477.2;実測値:477.2。
【0792】
実施例145。2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−シアノ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(147)
【0793】
【化213】
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2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−4−シアノ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(147)の調製:メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(10.5mg、22.1μmol)、CuCN(9.8mg、0.11mmol)、およびNMP(500μL)の懸濁液を、マイクロ波で200℃に加熱した。反応物を23℃に冷却し、EtOH(2.5mL)で処置し、0.45ミクロンのフィルターで濾過し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって直接精製した。生成物含有画分を合わせ、pHが明らかに塩基性を示すまでLiOH一水和物で処理した。加温によって混合物を濃縮してほとんどの水および全てのCHCNを除去した。溶液をEtOH(無水、500μL)およびTHF(1.0mL)で処理した。懸濁液を23℃で1時間撹拌した。これを0.45ミクロンのフィルターで濾過し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって直接精製した。生成物含有画分を合わせ、凍結乾燥させて表題化合物を得た(親形態)(5.2mg、55%(2工程で))。
H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 13.12(s, 1H), 8.16(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.82(dd, J = 7.8, 7.7 Hz, 1H), 7.77−7.70(m, 2H), 7.60(dd, J = 8.0, 80 Hz, 1H), 7.48(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.43(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.33(d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.07(s, 1h), 2.83(s, 3H), 0.95(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C4843Clについて計算した[M−H]:813.3;実測値:813.3。
【0794】
実施例146。エチル2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(148)
【0795】
【化214】
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エチル2−(7−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:1−(4−クロロフェニル)プロパン−2−オンを使用したことを除いて実施例99のエチル2−(6−クロロ−7−フルオロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートと類似の様式で調製した。H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 8.42(s, broad, 1H), 8.18(d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.59(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.38(dd, J = 8.6, 2.0 Hz, 1H), 7.18(s, 1H), 5.68(s, 1H), 4.33−4.10(m, 2H), 2.53(s, 3H), 1.20(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0796】
エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチル−ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−(7−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートを使用したことを除いて実施例120のエチル2−tert−ブトキシ−2−(1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートと類似の様式で調製した。H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 9.01(s, 1H), 8.22(d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.56(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.35(dd, J = 8.6, 2.0 Hz, 1H), 7.13(s, 1H), 5.49(s, 1H), 4.22−4.08(m, 2H), 2.56(s, 3H), 1.31(s, 9H), 1.19(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0797】
エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートを、エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを使用したことを除いて実施例67のエチル2−(7−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−ナフタレン−2−イル)−2−(4−メトキシベンジルオキシ)アセタートと類似の様式で調製した。H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 8.00(d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.73(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.65(s, 1H), 7.49(dd, J = 8.6, 2.0 Hz, 1H), 5.72(s, 1H), 4.26−4.08(m, 2H), 2.54(s, 3H), 1.20(s, 9H), 1.17(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
19F−NMR:(377 MHz, CDCl):δ −73.2(s)。
【0798】
エチル2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:エチル2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートを、エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートを使用したことを除いて実施例99の2−(6−クロロ−7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートと類似の様式で調製した。H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 8.05(d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.79(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.74(s, 1H), 7.58(dd, J = 8.6, 2.0 Hz, 1H), 4.41(q, J = 7.0 Hz, 2H), 2.48(s, 3H), 1.40(t, J = 7.0 Hz, 3H).19F−NMR:(377 MHz, CDCl):δ −73.2(s)。
【0799】
エチル2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(148)の調製:エチル2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(148)を、エチル2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートを使用したことを除いて実施例67のエチル2−(7−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートと類似の様式で調製した。H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 7.78(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.73(s, 1H), 7.50−7.22(m, 6H), 4.12(q, J = 7.0 Hz, 2H), 2.49(s, 3H), 1.13(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0800】
実施例147。2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(149)
【0801】
【化215】
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エチル2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:EtOH(無水、1.0mL)およびDCM(1.0mL)中のエチル2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(26mg、67μmol)の溶液を、23℃にてNaBH(5.1mg、0.134mmol)で処理した。1時間後、飽和NHCl(1.0mL)を添加した。反応物を一晩撹拌し、次いで、HO(10mL)で希釈した。混合物をDCM(3×)で抽出し、合わせた有機物を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して表題化合物を得た(28mg、収率99%超)。H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 7.72(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.65(s, 1H), 7.51−7.22(m, 6H), 5.19(s, 1H), 4.35−4.17(m, 2H), 2.49(s, 3H), 1.20(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0802】
エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを、ラセミ体エチル2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートを使用したことを除いて実施例51の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−(4−クロロフェニル)−3−メチル−6−(トリフルオロメチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートと類似の様式で調製した。材料をさらに特徴づけずに粗材料のままで続行した。
【0803】
2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(149)の調製:2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(149)を、エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートを使用したことを除いて実施例124の2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た(親形態)。H−NMR:(400 MHz, DMSO−d):δ 12.86(s, broad, 1H), 7.94(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.83(s, 1H), 7.73−7.67(m, 2H), 7.56−7.49(m, 2H), 7.40(d, J =8.2 Hz, 1H), 7.11(d, J = 1.6 Hz, 1H), 5.00(s, 1H), 2.57(s, 3H), 0.93(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2321Clについて計算した[M−H]:415.1;実測値:415.3。
【0804】
実施例148。(R)−2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(150A)および(S)−2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(150B)
【0805】
【化216】
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メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの2つの鏡像異性体のキラルクロマトグラフ分離:MeOH/EtOH(1:1 v/v(全部で1.8mL))中のラセミ体(36mg)の溶液を、OJ−Hパッケージングキラルカラムでその2つの鏡像異性体に予備的に分離した。
(R)−メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(6.1mg)。
H−NMR:(400 MHz, CDCl):δ 10.34(s, broad, 1H);8.40(d, J=8.0 Hz, 1H);7.60−7.56(m, 1H);7.52−7.46(m, 2H);7.38−7.35(m, 1H);7.32−7.28(m, 2H);5.26(s, 1H);3.74(s, 3H);2.62(s, 3H).(S)−メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(4.8mg)。
【0806】
(R)−2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(150A)の調製:(R)−2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(150A)を、(R)−メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートを使用したことを除いて実施例124の2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た(親形態)。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.38(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.63−7.47(m, 4H), 7.38−7.20(m, 3H), 5.30(s, 1H), 2.69(s, 3H), 1.00(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2221BrClOについて計算した[M−CO−H]:415.2;実測値:415.0。
(S)−2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(150B)の調製:(S)−2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(150B)を、(S)−メチル2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートを使用したことを除いて実施例124の2−(4−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸と類似の様式で調製して表題化合物を得た(親形態)。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.38(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.63−7.47(m, 4H), 7.38−7.20(m, 3H), 5.30(s, 1H), 2.69(s, 3H), 1.00(s, 9H).LCMS−ESI(m/z):C2221BrClOについて計算した[M−CO−H]:415.2;実測値:415.0。
【0807】
実施例149。化合物151〜180
化合物151〜180を、上記実施例と類似の方法によって調製した。
【0808】
【表2-1】
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【0809】
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0810】
【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0811】
【表2-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0812】
【表2-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0813】
【表2-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0814】
【表2-7】
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実施例150。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(181)の調製
【0815】
【化217】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−ホルミル−3−メチル−1−(トリフルオロメチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−6−ビニルナフタレン−2−イル)アセタート(0.60g、1.3mmol、実施例101由来の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−6−ビニルナフタレン−2−イル)アセタートと同様に調製)のTHF(7mL)溶液を、予め調製していた水(5mL)中のKOsO・2HO(0.023g、0.063mmol)およびNaIO(0.81g、3.8mmol)の混合物で室温にて処理した。得られた懸濁液は、濃厚で不透明になった。20分間の強い撹拌後、懸濁液をセライトパッドで濾過し、濾液を白色になるまでEtOAcのバッチで洗浄した。回収した母液を、水およびEtOAcでさらに希釈した。分離後、水層を無色になるまでEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO無水物で乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をYamazenカラムクロマトグラフィ(15〜35%EtOAc/hex)によって精製して、0.348g(60%)の所望の材料を淡黄色無定形固体として得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl)δ:10.19(s, 1H);8.31(br s, 1H);8.16(d, J = 8.8 Hz, 1H);8.05(dd, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H);7.85(s, 1H);5.76(s, 1H);4.28−4.10(m, 2H);2.61(s, 3H);1.22(s, 9H);1.18(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0816】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(181)の調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−ホルミル−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートを、実施例101での(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(7−フルオロ−6−ホルミル−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(ジフルオロメチル)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸への変換に類似のスケールに適切に調整した一連の合成工程で処理して0.039gの表題化合物(TFA塩)を淡黄色無定形粉末として得た。LCMS−ESI(m/z):C2928NOについて計算した[M+H]:492.2;実測値:492.1。H−NMR:400 MHz, (CDOD)δ:8.67(d, J = 4.4 Hz, 1H);8.13(s, 1H);8.08(s, 1H);7.85−7.99(m, 2H);7.46(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.40(d, J = 8.8 Hz, 1H);7.07(d, 8.8 Hz, 1H);6.90(t, JHF = 56 Hz, 1H);5.26(s, 1H);4.77−4.69(m, 2H);3.67(t, J = 6 Hz, 2H);2.80(s, 3H);0.93(s, 9H)。
【0817】
実施例151。(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(4−カルバモイル−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(182)の調製
【0818】
【化218】
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エチル2−(4−ブロモ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートの調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(1.24g、3.92mmol)のCHCl(20mL)溶液を、固体NaHCO(843mg、9.80mmol)で処理した。次いで、Br(750mg、4.70mmol)のCHCl(5.0mL)溶液を、23℃で2分間にわたって滴下した。30分後、反応物を10%Na溶液(10mL)で処理した。最大に脱色されたのち、反応物をHO(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をDCMで処理し、シリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を得た(1.50g、収率97%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 9.18(s, 1H), 8.28(d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.20(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.56(dd, J = 8.6, 8.6 Hz, 1H), 7.45(dd, J = 8.6, 8.6 Hz, 1H), 5.60(s, 1H), 4.24−4.06(m, 2H), 2.77(s, 3H), 1.31(s, 9H), 1.20(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0819】
エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートの調製:フラスコに、N−フェニル−トリフルオロメタンスルホンイミド(2.70g、7.57mmol)、CsCO(2.47g、7.57mmol)、およびTHF(20mL)を入れた。エチル2−(4−ブロモ−1−ヒドロキシ−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(1.50g、3.78mmol)のTHF(25mL)溶液を、23℃で撹拌しながら添加した。30分後、反応物を2M NaHSO(30mL)および飽和NaHPO水溶液(100mL)の予め混合した溶液に23℃で5分間にわたって添加した。系をEtOAc/ヘキサン(10:1、3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮し、ヘキサンに溶解させ、および再度濃縮した。残渣をベンゼンで処理し、シリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン→酢酸エチル/ヘキサン1:4)によって精製して所望の生成物を得た(1.37g、収率69%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.41(d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.06(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.70(dd, J = 8.8, 8.8 Hz, 1H), 7.64(dd, J = 8.8, 8.8 Hz, 1H), 5.77(s, 1H), 4.28−.4.02(m, 2H), 2.66(s, 3H), 1.21(s, 9H), 1.20(t, J = 7.0 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −73.2(s)。
【0820】
エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(1.37g、2.60mmol)のDCM(30mL)溶液を、23℃にてTFA(3.0mL)で処理した。2時間後、反応物をHO(30mL)で希釈した。有機相を回収し、水層をDCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して所望の生成物を粗残渣として得た(1.22g)。これをさらに精製せずに次の反応で直ちに使用した。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.41(d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.09(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.71(dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 7.66(dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 5.84(s, 1H), 4.34−4.20(m, 2H), 2.63(s, 3H), 1.22(t, J = 7.0 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −73.0(s)。
【0821】
エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(粗生成物、1.22g、約2.60mmol)のDCM(60mL)溶液を、23℃にてデス−マーチンペルヨージナン(1.32g、3.12mmol)で処理した。30分後、10%Na(30mL)を23℃で添加した。系をHO(20mL)で希釈し、DCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をベンゼンで処理し、濾過し、シリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を得た(1.18g、収率98%(エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートからの2工程で))。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.43(d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.13(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.77(dd, J = 8.6, 8.2 Hz, 1H), 7.71(dd, J = 8.6, 8.6 Hz, 1H), 4.42(q, J = 7.0 Hz, 2H), 2.57(s, 3H), 1.39(t, J = 7.0 Hz, 3H). 19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −73.3(s)。
【0822】
(S)−エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(1.18g、2.52mmol)のPhMe(20mL)溶液を、−40℃(ドライアイス/CHCN)に冷却した。(R)−CBS触媒(140mg、0.504mmol)を導入し、その後に蒸留カテコールボラン(原液、402μL、3.77mmol)を5分間にわたって導入した。30分後、反応物を約−20℃に加温した。EtOAc(20mL)を添加した。次いで、15%NaCO(10mL)を添加した。反応物を、23℃に一晩加温しながら強く撹拌した。翌日、洗浄液が無色になるまでさらに15%NaCO(10mLずつでそれぞれ30分間)で有機相を洗浄した(強く撹拌しながら)。5回目の洗浄後、有機相を飽和NHCl(10mL)で1回(10分間)洗浄し、次いで乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。残渣をヘキサンに溶解させ、再度濃縮した。残渣をベンゼンで処理し、濾過し、シリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を得た(886mg、収率75%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.41(d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.09(d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.71(dd, J = 8.6, 8.2 Hz, 1H), 7.66(dd, J = 8.6, 8.6 Hz, 1H), 5.84(d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.34−4.20(m, 2H), 3.41(d, J = 2.4 Hz, 1H), 2.63(s, 3H), 1.22(t, J = 7.0 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −73.0(s)。
【0823】
(S)−エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1(トリフルオロメチルスルホニルオキシナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタートの調製:(S)−エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(880mg、1.87mmol)の酢酸tert−ブチル(20mL)溶液を、23℃にて70%HClO(40μL)で処理した。5時間後、反応物を23℃で飽和NaHCO(50mL)に5分間にわたってゆっくり添加した。系を10分間撹拌し、次いで、DCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をヘキサンで処理し、再度濃縮した。残渣をベンゼンで処理し、濾過し、シリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を得た(816mg、収率83%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.40(d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.06(d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.70−7.58(m, 2H), 5.77(s, 1H), 4.27−4.09(m, 2H), 2.66(s, 3H), 1.21(s, 9H), 1.20(t, J = 7.0 Hz, 3H). 19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −73.2(s)。
【0824】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(4−カルバモイル−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(182)の調製:(S)−エチル2−(4−ブロモ−3−メチル−1(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−tert−ブトキシアセタート(200mg、0.380mmol)の乾燥THF(7.6mL)溶液を、−78℃に冷却した。tert−ブチルリチウム(1.7Mのペンタン溶液、446μL、0.759mmol)を、N下で3分間にわたって滴下した。10分後、トリメチルシリルイソシアナート(62.0μL、0.456mmol)を迅速に添加した。反応物を23℃に加温した。1時間後、系を氷酢酸(87.0μL、1.52mmol)で処理し、その後にEtOH(無水、1.9mL)で処理した。反応物を30分間撹拌し、次いで、飽和NaHCO(20mL)およびHO(10mL)で希釈した。系をDCM(3×15mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をベンゼンで処理し、シリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して所望の生成物を得た(75mg、収率40%)。H NMR(400 MHz, CDCl)δ 8.10−8.05(m, 1H), 7.96−7.86(m, 1H), 7.64−7.58(m, 2H), 6.19(s, broad, 1H), 6.06(s, broad, 1H), 5.75(s, 1H), 4.30−4.07(m, 2H), 2.53(s, 3H), 1.21(s, 9H), 1.20(t, J = 7.0 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −73.2(s)。
【0825】
実施例153。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−4−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(183)の調製
【0826】
【化219】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−4−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:容器に2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸一塩酸塩(49mg、0.193mmol)、S−Phos−パラダサイクル(22mg、32.2μmol)、およびCsF(108mg、0.708mmol)を入れた。容器から排気して減圧下にし、アルゴンを戻し入れた。(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(4−カルバモイル−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(182、79mg、0.161mmol)の1,2−DME(Na/ベンゾフェノンから蒸留、1.4mL)溶液を添加した。容器を密封し、強く撹拌しながら120℃に3時間加熱した。反応物を23℃に冷却し、ブライン(8mL)およびHO(8mL)で希釈した。系をDCM(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をDCMに溶解させ、再度濃縮した。残渣をベンゼンで処理し、シリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−4−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(3.4mg)を半純粋形態で得た。LCMS−ESI(m/z):C3133について計算した[M+H]:513.2;実測値:513.1。他のジアステレオマーである(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−4−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートもフラッシュカラムから半純粋形態で得た(1.3mg、収率は見いだされず)。LCMS−ESI(m/z):C3133について計算した[M+H]:513.2;実測値:513.1。
【0827】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−4−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(183)の調製:THF(1.0mL)およびEtOH(無水、500μL)中の(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−4−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロ ピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(3.4mg、半純粋)の溶液を、HO(500μL)に予め溶解させたLiOH・HO(100mg)に添加した。混合物を60℃で4日間強く撹拌した。反応物を23℃に冷却し、EtOH(無水、1.0mL)で希釈し、濾過した(0.45ミクロンのフィルター)。濾液をC18 Geminiカラム(溶離液:HO/CHCN 95:5→0:100(0.1%v/v TFA含有))で精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−4−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸をモノトリフルオロ酢酸塩として得た(1.5mg、収率は見いだされていない)。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.72−8.69(m, 1H), 8.06−7.26(m, 6H), 6.98(d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.25(s, 1H), 3.66−3.32(m, 2H), 3.30−3.16(m, 2H), 2.78(s, 3H), 0.94(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −77.5(s).LCMS−ESI(m/z):C2929について計算した[M+H]:485.2;実測値:485.1。他のジアステレオマーである(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−4−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸を、類似の様式で(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−4−カルバモイル−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートから調製した。H NMR(400 MHz, CDOD)δ 8.66−7.19(m, 7H), 6.96(d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.25(s, 1H), 3.67−3.32(m, 2H), 3.30−3.14(m, 2H), 2.72(s, 3H), 0.77(s, 9H).19F NMR(377 MHz, CDOD)δ −77.6(s).LCMS−ESI(m/z):C2929について計算した[M+H]:485.2;実測値:485.1。
【0828】
実施例154。(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(184)の調製
【0829】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートを、スケールを適切に調整して実施例120中のエチル2−tert−ブトキシ−2−(4−フルオロ−3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートと同様の様式で調製して無定形白色固体を得た。これは、少量のPhNH(Tf)が夾雑していた。LCMS−ESI(m/z):C1615Sについて計算した[M−C+H]:392.4;実測値:392.6。
【0830】
エチル2−ヒドロキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニル−オキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(6.0グラム、約13mmol、半純粋)のDCM(60mL)溶液を、23℃にてTFA(6.0mL)で処理した。反応物をHO(60mL)で希釈し、有機相を回収した。水層をDCM(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣(5.5グラム)を、さらに精製せずに次の反応で使用した。H NMR(400 MHz, CDCl):δ 8.08−8.06(m, 1H), 7.81−7.78(m, 1H), 7.69(s, 1H), 7.62−7.55(m, 2H), 5.81(app.s, 1H), 4.35−4.21(m, 2H), 3.26(app.s, broad, 1H), 2.50(s, 3H), 1.21(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0831】
エチル2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタートの調製:エチル2−ヒドロキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(5.5g、粗生成物)のDCM(160mL)溶液を、23℃にてデス−マーチンペルヨージナン(7.18g、16.9mmol)で処理した。1時間後、反応物を10%Na(100mL)に5分間にわたってゆっくり添加した。30分後、反応物をDCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をベンゼンで処理し、濾過し、シリカゲルカラムに湿式でロードし、フラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、所望の生成物を半純粋形態で得た(3.9g)。H NMR(400 MHz, CDCl):δ 8.11−8.08(m, 1H), 7.86−7.83(m, 1H), 7.76(s, 1H), 7.66−7.60(m, 2H), 4.41(q, J = 7.4 Hz, 2H), 2.50(s, 3H), 1.40(t, J = 7.4 Hz, 3H).19F NMR(377 MHz, CDCl)δ −73.3(s)。
【0832】
(S)−エチル2−ヒドロキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:エチル2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)−2−オキソアセタート(1.31g、3.3mmol)をトルエン(20mL)に溶解させ、−40℃に冷却した。20分間の撹拌後、(R)−(+)−2−メチル−CBS−オキサアザボロリジン(219mg、7.5mmol)およびカテコールボラン(750μL、7.04mmol)を添加し、混合物を−40℃で撹拌した。−40℃で2時間後、15%NaCO(12mL)の添加によって反応を停止させ、混合物を室温に加温した。混合物を15%NaCO(8×12mL)および飽和NHCl(24mL)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮した。ヘキサン中のEtOAcを使用したシリカゲルを使用したクロマトグラフィにより、所望の(S)−エチル2−ヒドロキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(976mg、1.8mmol)を収率74%で得た。H−NMR:400 MHz, (CDCl):δ 8.08−8.06(m, 1H);7.81−7.79(m, 1H);7.69(s, 1H);7.60−7.57(m, 2H);5.81−5.80(m, 1H);4.35−4.19(m, 2H);3.42(d, J = 2.4 Hz, 1H); 2.50(s, 3H);1.21(t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0833】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートの調製:t−BuOAc(32.0mL、381mmol)中の(560mg、1.42mmol)の撹拌溶液に4滴(触媒量)の70%HClOを添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を氷冷飽和NaHCO溶液に注ぐことによって反応を停止させた。EtOAc(3×20mL)での抽出、硫酸ナトリウムでの乾燥、およびヘキサン中のEtOAcを使用したシリカゲルでのカラムクロマトグラフィにより、所望の生成物(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチル−スルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタートを得た(455mg、71%)。H−NMR:400 MHz, (CDCl):δ 8.06−8.03(m, 1H);7.81−7.78(m, 1H);7.67(s, 1H);7.59−7.53(m, 2H);5.73(s, 1H);4.25−4.10(m, 2H);2.55(s, 3H);1.21(s, 9H), 1.17(t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0834】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(184)の調製:新たに蒸留したDME(5.0mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(3−メチル−1−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタレン−2−イル)アセタート(555mg、1.23mmol)を、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(368mg、1.46mmol);S−Phosパラダサイクル(155mg、0.23mmol)、およびCsF(743mg、4.89mmol)の混合物を入れた5〜10mLマイクロ波バイアルに添加した。次いで、この不均一な混合物に、125℃で60分間マイクロ波を照射した。次いで、混合物をEtOAcで400%に希釈し、飽和NHCl、ブラインで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。粒径15μmのシリカゲルカラムを使用したISCOでのクロマトグラフィにより、所望のアトロプ異性体(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(184)(79.7mg、0.17mmol、14%)および望ましくないアトロプ異性体(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(109.9mg、0.234mmol)を分離した。H−NMR:400 MHz, (CDCl):δ 8.66(d, J = 4.4 Hz, 1H);7.77(d, J = 8.0 Hz, 1H);7.72(s, 1H);7.50(d, J = 8.0 Hz, 1H);7.36−7.33(m, 1H);7.13−7.01(m, 4H);5.09(s, 1H);4.58−4.52(m, 2H);4.03−3.78(m, 2H);3.38−3.23(m, 2H);2.79(s, 3H);0.97(s, 9H);0.96(t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0835】
【化221】
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(S)−エチル2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(184)(49.0mg、0.104mmol)のDCM溶液(10mL)に、TFA(650μL、0.0084mmol)を添加し、室温で一晩撹拌した。混合物を飽和NaHCOの氷冷溶液に注ぐことによって反応を停止させ、EtOAcで抽出して粗(S)−エチル2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタートを得た(30.3mg、70%)。H−NMR:400 MHz, (CDCl):δ 8.67(d, J = 4.0 Hz, 1H);7.79−7.76(m, 2H);7.48(d, J = 7.6 Hz, 1H);7.38(t, J = 7.8 Hz, 1H);7.16−7.10(m, 3H);6.97(d, J = 8.4 Hz, 1H);5.36(s, 1H);4.58−4.55(m, 2H);3.89−3.72(m, 2H);3.38−3.31(m, 2H);2.69(s, 3H);1.05(t, J=7.0 Hz, 3H).LCMS−ESI(m/z):C2624NOについて計算した[M+H];414.17;実測値:414.1。
【0836】
(S)−エチル2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ペンチルオキシ)アセタートの調製:(S)−エチル2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−ヒドロキシアセタート(57.6mg、0.139mmol)を2.0mLのtert−ペンチルアセタートおよび500μLのDCMでスラリーにし、1滴の70%過塩素酸で処理した。混合物を5時間撹拌した。氷冷飽和NaHCOに注ぐことによって反応を停止させた。この混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮した。ヘキサン中のEtOAcを使用したシリカゲルクロマトグラフィにより、所望の(S)−エチル2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ペンチルオキシ)アセタートを得た(58mg)。H−NMR:400 MHz(CDCl):δ 8.66(s, 1H);7.77−7.75(m, 2H);7.49(d, J=8.0 Hz, 1H);7.35(t, J= 7.6 Hz, 1H), 7.13−7.07(m, 3H);7.02(d, J = 8.4 Hz, 1H);5.08(s, 1H);4.45(t, J= 5.6 Hz, 2H);4.02−3.76(m, 2H);3.39−3.29(m, 2H);2.79(s, 3H);1.28−1.24(m, 2H);0.97−0.84(m, 9H);0.70(t, J = 7.0 Hz, 3H). LCMS−ESI(m/z):C3134NOについて計算した[M+H]: 484.25;実測値:484.14。
【0837】
(S)−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ペンチルオキシ)酢酸(185)の調製:(S)−エチル2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ペンチルオキシ)アセタート(58mg、0.12mmol)を、THF(6.0mL)、MeOH(2mL)および水(2mL)に溶解させた。LiOHを添加し(209mg、4.98mmol)、混合物に100℃で45分間マイクロ波を照射した。次いで、混合物をEtOAcで400%に希釈し、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧濃縮した。粗生成物をMeOHに溶解させ、分取HPLCによって精製し、凍結乾燥させて(S)−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3−メチルナフタレン−2−イル)−2−(tert−ペンチルオキシ)酢酸(185)をTFA塩として得た(11.6mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.67(d, J = 5.6 Hz, 1H);7.97(s, 1H), 7.94(d, J = 8.0 Hz, 1H);7.87(d, J = 8.4 Hz, 1H);7.81(d, J = 5.6 Hz, 1H);7.51−7.47(m, 2H);7.28−7.25(m, 1H); 6.93(d, J = 8.8 Hz, 1H);5.19(s, 1H);4.76−4.67(m, 2H);3.67(t, J=6.0 Hz, 2H);2.78(s, 3H);1.29−1.12(m, 2H);0.93(d, J = 8.4 Hz, 6H);0.62(t, J = 7.0 Hz, 3H).LCMS−ESI(m/z):C2930NOについて計算した[M+H]:456.55;実測値:456.11。
【0838】
実施例156。(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−((ジメチルアミノ)メチル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(186A)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−(ヒドロキシメチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(186B)の調製
【0839】
【化222】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−(ジメチルアミノメチル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートおよび(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−(ヒドロキシメチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートおよび(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−(ヒドロキシメチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−ホルミル−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(18mg、0.035mmol、1当量)およびジメチルアミンHCl塩(9mg、3当量)を、1mL MeCN中にて室温で1時間混合した。反応物を0℃に冷却し、NaHB(OAc)(22mg、3当量)を反応物に添加した。反応物を0℃で撹拌し、次いで、室温に1時間加温した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて以下を得た。(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−((ジメチルアミノ)メチル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの黄色粉末(5mg);LCMS−ESI(m/z):C3237FNについて計算した[M+H]:545.66;実測値:545.21;および(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−(ヒドロキシメチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(4mg)、LCMS−ESI(m/z):C3132FNOについて計算した[M+H]:518.59;実測値:518.12。
【0840】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−((ジメチルアミノ)メチル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(186A)の調製:テトラヒドロフラン(0.5mL)およびエタノール(0.5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−((ジメチルアミノ)メチル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(5mg)および2M水酸化ナトリウム(0.5mL)の溶液を50℃で2時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(3.4mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.55(d, J = 5.08 Hz, 1H), 8.10(s, 1H), 7.58(d, J = 8.21 Hz, 1H), 7.53(d, J = 4.69 Hz, 1H), 7.25(d, J = 8.22 Hz, 1H), 7.18(dd, J = 7.82 Hz, 1H), 6.78(d, J = 8.60 Hz, 1H), 5.15(s, 1H), 4.55(m, 2H), 4.44(m, 2H), 3.48(t, J = 5.87 Hz, 2H), 2.81(s, 6H), 2.72(s, 3H), 0.82(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 3F), −126.37(s, 1F).LCMS−ESI(m/z):C3134FNについて計算した[M+H]:517.60;実測値:517.17。
【0841】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−(ヒドロキシメチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(186B)の調製:テトラヒドロフラン(0.5mL)およびエタノール(0.5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−6−(ヒドロキシメチル)−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(4mg)および2M水酸化ナトリウム(0.5mL)の溶液を、50℃で2時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5〜100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥させて黄色粉末を得た(2.1mg)。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.57(d, J = 5.08 Hz, 1H), 8.07(s, 1H), 7.71−7.66(m, 2H), 7.34(d, J = 8.22 Hz, 1H), 7.25(dd, J = 7.82 Hz, 1H), 6.66(d, J = 8.60 Hz, 1H), 5.14(s, 1H), 4.62(m, 2H), 3.54(t, J = 5.87 Hz, 2H), 2.70(s, 3H), 0.83(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.7(s, 3F), −132.63(d, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2929FNOについて計算した[M+H]:490.53;実測値:490.1。
【0842】
実施例157。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(187)の調製
【0843】
【化223】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸の調製:表題化合物を、1−ブロモ−3−クロロ−2,4−ジフルオロ−ベンゼンを1−ブロモ−2−クロロ−3−メチルベンゼンの代わりに使用したことを除いて実施例114の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(116)を作製するための類似の手順に従って調製した。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.72(d, J = 5.48 Hz, 1H), 8.16(s, 1H), 7.81(m, 2H), 7.46(d, J = 8.21 Hz, 1H), 6.65(d, J = 10.56 Hz, 1H), 5.22(s, 1H), 4.72(m, 2H), 3.66(dd, J = 5.87 Hz, 2H), 2.81(s, 3H), 0.93(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.8(s, 3F), −118.07(d, 1F), −123.12(s, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2825ClFNOについて計算した[M+H]:512.94;実測値:512.1。
【0844】
実施例158。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(188)の調製
【0845】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(188)の調製:実施例117の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(119)の調製と類似の手順に従って、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−1−((R)−2,3−ジヒドロ−ピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(実施例157由来)を(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−クロロ−1−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタートの代わりに使用した。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.69(d, J = 5.47 Hz, 1H), 8.10(s, 1H), 7.81(m, 2H), 7.44(d, J = 8.21 Hz, 1H), 6.41(d, J = 10.95 Hz, 1H), 5.21(s, 1H), 4.72(m, 2H), 3.66(dd, J = 5.86 Hz, 2H), 2.78(s, 3H), 2.32(s, 3H), 0.93(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.8(s, 3F), −117.62(s, 1F), −126.33(s, 1F).LCMS−ESI(m/z):C2928NOについて計算した[M+H]:492.53;実測値:492.06。
【0846】
実施例159。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(189)の調製
【0847】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(189)の調製:実施例118の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−6−エチル−5−フルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)酢酸(120)の調製と類似の手順に従って、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチルナフタレン−2−イル)アセタート(実施例157由来)を(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(6−クロロ−1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−フルオロ−3−メチル−ナフタレン−2−イル)アセタートの代わりに使用した。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 8.59(d, J = 5.47 Hz, 1H), 8.00(s, 1H), 7.69(m, 2H), 7.33(d, J = 8.21 Hz, 1H), 6.32(d, J = 11.34 Hz, 1H), 5.11(s, 1H), 4.61(m, 2H), 3.55(dd, J = 5.48 Hz, 2H), 2.73(m, 2H), 2.68(s, 3H), 1.18(dd, J = 7.42 Hz, 2H), 0.93(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.6(s, 3F), −119.81(s, 1F), −128.26(s, 1F).LCMS−ESI(m/z):C3030NOについて計算した[M+H]:506.55;実測値:506.1。
【0848】
実施例160。(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチル−6−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(190)の調製
【0849】
【化226】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチル−6−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3−メチル−6−(ピリミジン−5−イル)ナフタレン−2−イル)酢酸(190)の調製:実施例158の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(1−((R)−2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5,7−ジフルオロ−3,6−ジメチルナフタレン−2−イル)酢酸(188)の調製と類似の手順に従って、ピリミジン−5−イルボロン酸をメチルボロン酸の代わりに使用して、最終的に表題化合物を得た。H−NMR:400 MHz, (CDOD):δ 9.22(s, 1H), 8.99(s, 1H), 8.74(d, J = 5.87 Hz, 1H), 8.24(s, 1H), 7.84(d, J = 7.82 Hz 1H), 7.78(d, J = 5.48 Hz 1H), 7.46(d, J = 8.12 Hz, 1H), 6.69(d, J = 11.34 Hz, 1H), 5.26(s, 1H), 4.78(m, 2H), 3.66(dd, J = 5.86 Hz, 2H), 2.82(m, 2H), 0.93(s, 9H).19F−NMR:377 MHz, (CDOD)δ: −77.6(s, 6F), −118.79(s, 1F), −125.06(s, 1F).LCMS−ESI(m/z):C3228について計算した[M+H]:556.57;実測値:556.10。
【0850】
実施例161。以下は、ヒトにおいて治療的または予防的に使用するための式Iの化合物(「化合物X」)を含む代表的な薬学的投薬形態を示す。
【0851】
【表3-1】
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【0852】
【表3-2】
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上記処方物を、薬学分野で周知の従来の手順によって得ることができる。
【0853】
全ての刊行物、特許、および特許文献は、個別に参考として援用されるかのように本明細書中で参考として援用される。本発明は、種々の具体的且つ好ましい実施形態および技術を参照して記載されている。しかし、本発明の精神および範囲内でありながら多数の変形形態および修正形態を得ることができると理解すべきである。